カリフォルニアの学校区でなにがおきているのか?

ちょっと前からカリフォルニア州各地の学校区で超リベラルな行き過ぎたLGBTQ+に関する教育が父母や学校区委員たちの間で色々と問題が起きており、時として州政府と学校区で揉める事態に発展している。

グレンデール市の問題については拙ブログでもお話したが、サンフランシスコお住まいの中村マコさんがツイッターでチノでの問題について詳しく説明してくれているので紹介したいとおもう。(スレッドはこちら。)しかしその前にやはりカリフォルニアのテメキュラバレーの教育委員会で起きたお話からしておこう。

こちらでは州が始めた小学校1年生から4年生までの社会科の授業で、同性愛の権利をめぐる活動の歴史について教えるかどうかという話で委員会が十分に保護者達の意見を聴いていないという理由で拒否したという話。ただ教師の間からも一部父母の間からも委員会の決断に不満の声があがり、議会での話し合いはかなり激しい争いとなった。

特に委員長のケネス・コムロスキー博士が悪名高いペドファイルの話を小学生に教えるのは不適切と言ったことで、ホモフォビアだのなんだのといった批判が飛び交った。博士が言うペドファイルとは1977年にサンフランシスコでゲイとして初めて政治家になったハービー・ミルク市会議員のことだ。ミルクは30代の時に未成年の少年としばらく同性していたことがある。少年は当時16歳だったのでこれが当時の法に触れたかどうかは微妙なところだ。

それはともかく、ミルクは有名なゲイ活動家で、サンフランシスコで同性愛者禁止の条令を強く推した人物である。しかしそれが仇となりミルクは市長のジョージ・マスコ―二と共に同じく市会議員だった保守派の男に暗殺されてしまった。

この争いがかなり激しくなったため、ギャブン・ニューサム市長が緊急にビデオ演説をして双方をなだめるまでになってしまったのだ。無論知事の姿勢は同性愛について教えるべきだというもので、テメキュラの教育委員会に罰金を課すとまで言って脅迫している。ではチノ市について。

引用はじめ:

𝕄𝕒𝕜𝕠 ℕ𝕒𝕜𝕒𝕞𝕦𝕣𝕒@Mak0Nakamura

今、カリフォルニアのいくつかの地方都市では子どもを極端なLGBT思想から守る運動が起きている。 大きくニュースになったものは、グレンデール(Glendale)次がテメキュラバレー(Temecula Valley) そして昨日のチノ(Chino) 以下、昨日のチノの件を解説します。

チノはサンバーナディーノ郡にある人口約90000人の都市。18歳未満人口は約25% チノバレー教育委員会(Chino Valley Unified School District)は 児童生徒が -トランスジェンダーであることを認識したり、暴力に巻き込まれる、自殺相談、があった場合3日以内に保護者に書面通知するよう学校に義務付け

名前や代名詞(HE/SHE)を変更したい、生物学上の性別と一致しない性別に基づいたスポーツ、トイレ、更衣室へのアクセスを求める場合、学校は保護者に通知 という至ってまともなポリシーを承認。

この件に関する会議に参加していたカリフォルニア州教育長のトニー・サーモンドの意見陳述がはじまって1分位でギャラリーからブーイングが入りつまみ出された (チノ側は話が長いから出てってもらったと言ってる) ってのがこのニュース。 でもこの記事で知れるのはこれだけじゃない。

この教育長はインタビューに(以下意訳) 「追い出されるのは仕事のうちで屁でもない」 「だけど児童生徒のプライバシーが奪われ、弱者である性的マイノリティの彼らが【虐待】されることは受け入れられない」 と応えている。要は↑の至ってマトモな保護者通達ポリシーを【虐待】って言ってんの

チノバレー教育委員会側は 「我々は彼(州教育長サーモンド)が児童生徒たちにとって危険な存在だと考えている。州教育長(及び州教育委員会)は子供の思想をねじまげるようなことを推進し続け、保護者を追い出し、家族間に亀裂を生む政策を続けている」 と断言。

チノバレー教育委員会は2021年にトランスジェンダーの学生が自身の性自認に応じたトイレや更衣室の使用を禁止しようとした。 ところが州司法長がこの提案は州の教育法に違反するため訴訟すると警告され断念。 その州司法長官ロブ・ボンタは今回の件も速攻警告 *問題のこいつです↓

カリフォルニアの子どもLGBT関連のあれこれに関して、今最もヤバい側にHOTな人物はカリフォルニア州司法長官Rob・Bonta /ロブ・ボンタ フィリピン系アメリカ人 言うまでもなく極左活動家

チノバレーの保護者通知ポリシーは -学生のプライバシー権と教育の機会を侵害する可能性がある -自分の性自認をいつどのように、誰と共有するかを選択する各児童生徒の権利は保護されなければならない 要は【 子供の性自認はプライバシーに関わることであり、親には言う必要ない】ってこと。

ロブ・ボンタはチノバレーのポリシーは児童生徒の同意なしに性同一性の開示し、生徒の自由を奪い自主性を侵害し有害な状況に子供を陥れる危険なものであり(長いから中略) あらゆる教育 課外活動に完全に参加 する権利など、全ての権利を保証しろと述べた。 これは言うまでもなくあらゆる教育 ↓ LGBT性教育 課外活動に完全に参加 ↓ トランス女性の女子スポーツ参加 ってこと。

更にロブ・ボンタは(意訳) 自分の事務所は、カリフォルニアの児童生徒の法的権利を保護し、トラウマや暴力にさらされることから守ることに多大な関心を持っており 【 生徒の公民権を守るために適切な行動をとることをためらわない】 とつけ加えた。 要は訴えるぞ?っていう脅し。

冒頭のテメキュラバレー内容が不適切だとテメキュラバレー教育委員会が判断したテキストを、州が州の予算で買い、教育委員会の承認なしに勝手に配布する計画があるそうです

引用おわり

私はトニー・サーモンド委員長の話を少しきいたが、性自認に悩んで自殺を考える子供が多くいると、またまた根拠のない死の切り札をだしてきた。はっきり言って子供が自殺したいと思うほどなやんでいるのなら先ず最初にその話をしるべきなのは保護者のはずである。

また学校内で異性を自認する生徒がトイレや更衣室を使ったり、スポーツに参加しているなどというしているなどという事実があるなら、そのほかの親たちにも知る権利があるはずである。

どうしてカリフォルニア州政府は、子供の教育を親抜きでしたがるのか。


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思春期ブロッカーを摂取し去勢後に後悔した若い脱トランスの悲劇

以前にも思春期ブロッカー摂取後乳房除去手術まで受けて後悔した16歳の少女の話をしたことがあるが、今回は13歳から思春期ブロッカーを摂取し、19歳で去勢手術を受けた後に後悔した脱トランスの青年についてお話したい。Detransitioned boy castrated by doctors warns kids about perils of gender ideology: ‘Patient for life’ (msn.com)

この青年コービー(仮名)は11歳ごろから女っぽい少年だった。トランス活動家のいう幼いトランスのチェックリストにすべてチェックできるような子供だったという。女っぽい男は愛されないと感じていた。しかし今は男としての自分を取り戻そうと努力しているという。「でも難しいです。僕には女性のようなヒップもあるし睾丸もない。頭蓋骨も十分に男として育たなかったから」

コービーは今思うと医療によるトランスはある意味自傷だったのではないかと語る。何故なら彼は自分の内面にある同性愛偏見(ホモフォビア)に苦しんでいたからだ。不幸なことに彼がそれに気づいたのは去勢手術を受けてしまってからだった。

彼が自分はトランスジェンダーなのではないかと思ったのはユーチューブでトランスジェンダーについて観たのがきっかけだ。

Kobe shares his story detransitioning and discovering himself in an interview with Fox News Digital. Photos used with permission to Fox News Digital

それを観てコービーは自分が考えていたような恥かしく忌まわしいゲイ男性にならなくて済むんだと思ったという。

コービーは11歳の時に親に自分はトランスだとカムアウトした。無論親は最初は拒絶したが、オンラインで学んだ「死の切り札」を使って親を説得した。この「死の切り札」とは、俗にいう「死んだ息子と生きてる娘とどちらが大切だ?」という自分の命を人質にとる脅迫のことである。ネットにはすでに思春期ブロッカーを摂取しているすこし年上の子供たちが、どうやって反対する親を説得するかという悪知恵を幼い子供たちに吹き込んでいるのだ。コービーは自分には自殺願望など全くなかったと語る。

コービーは13歳で思春期ブロッカーを使い16歳で女性ホルモンを摂取、19歳で去勢手術をした。

「僕は精神健康に役立つことを期待してました。でも何の役にも立たなかった。僕はこの時間を無駄にしてしまっただけです。そして僕は一生難病患者になってしまったんだ。」

身体の成長は思春期ブロッカーのせいで永久に止ってしまった。そして副作用で慢性的に背中の痛みに苦しめられている。思春期ブロッカーは骨の密度の成長を止めてしまうため骨粗鬆症になる患者が多いことは広く知られている。

コービーはブロッカーは成長を阻止しただけでなく人生までも止めてしまったという。やる気や幸せまでも抑制してしまったというのだ。コービーは性機能も性感も大幅に失くしてしまった。精神的にも身体的にも常に苦痛を感じている。

女性ホルモン(エストロゲン)に至っては、認知に大きな悪影響を与え、常に頭がボーっとしている感じがし、話の途中で何を言っていたか忘れてしまったりした。ホルモンを辞めて何か月か経った今ですらも時々思考が途中で止ってしまうという。

「常に脳に霧がかかっているようで、ある時は発狂状態にまでなりました。ホルモン交換治療を受けてる僕の知り合いの男性の多くが同じ経験をしています。エストロゲンは人をキレさせるんです」

これを読んでいて思い当たることがある。トランスジェンダリズムに反対する女性や保守派の人びとが演説などをすると、決まって集まってくるトランスジェンダー活動家達が居るが、彼等は髪の毛をピンクや紫に染めてピエロのような恰好をしているだけでなく、その眼付が尋常ではないのだ。彼等は常に相手に向かって唾を飛ばしながらわめいているが、一体何が言いたいのかさっぱりわからない。彼等は決して落ち着いて向き合って討論をしようなどとはしない。これは女性から男性のFtMでも男性から女性のMtFでも同じく言えることで、彼等に共通しているのは非常に狂暴的であるということだ。

またエストロゲンによって新陳代謝が崩れてしまい肥満に悩むあまり危険な摂食障害を起こしてしまったという。私が知っているブロッカーを摂取した二人の少年のケースでも、二人とも肥満に悩んでいた。

コービーの主治医は去勢手術を美化してコービーに薦めた。計画は最初からブロッカーそしてエストロジェンそして性適合手術(SRS)だった。これは思春期ブロッカーは子供たちが自分の性別をはっきり決められるまでの休憩のようなもので、辞めれば普通に元の性で思春期を迎えられるという活動家達の表向きの発言とは違っている。

これも以前に聞いた話だが、ブロッカーを受けた患者のほぼ100%が性転換手術へと進むというのも、医者たちは最初から彼等を元の性に戻すつもりなど全くないからなのだろう。

コービーの手術を承認した医師の診断書にはホルモン交替治療は成功しコービーは精神的にも安定していると書かれていた。しかしコービー自身に言わせると、それは嘘だという。

「どれもホントじゃありませんでした。僕は安定してなかった。死にたかった。常に自分じゃないものになろうとしていた。本当にひどかった。本当にひどくて、あ、すいません、エストロゲンで、何でしたっけ、考えを忘れました。」

SRS手術は医療保険の関係で延期されたため、睾丸摘出手術をすることになった。当時の彼はテスタストロンが悪の根源だと思い込んでいた。また医者もSRSの過程として役に立つと言った。しかしそうはならなかった。睾丸を摘出してしまったため、身体が男性ホルモンを生産することが出来なくなった。それでコービーは現在人工的にテスタストロンを摂取しているのだという。

「正直な話、再び生きていると感じられるようになりました。元気が出て来ました。如何に異性ホルモンが身体に悪いかという証拠です。本当に悪いのです。」

手術の痕は、いまだに時々激しい痛みを感じることがあるという。特に性的に興奮すると痛むという。また排尿にも影響がある。

「手術の後、多くの人が自ら命を絶つことになるのだと知りました。正直なところ、もし僕の性器を女性器のように反転させることが許されていたら、数年後に僕はここにいなかったと思う。」

女性ホルモンが精神を不安定にするとか、SRS手術後に自殺する人が多いという話を聞くと、先日亡くなったりゅうちぇる氏のことを考えずにはいられない。彼もまたホルモン治療の副作用の犠牲になったのではないだろうか?

コービーの家族は彼を受け入れ女性としてパスするようにもなっていた。しかし彼は幸せではなかったという。最初はその気持ちを否定しようとしたが、色々考えているうちにトランスジェンダリズムと言う概念がいかに非常識なものであるかに気付いたという。

「トランス女性には生理があるといったり、女性スポーツや女性更衣室では男性器がむき出しになるのが当然で、トランス女性は女性刑務所に入るのが当然だとか言ったしてる。トランスジェンダーの権利が、実際の女性の権利を追い越しているのを目の当たりにしました。それを正当化することはできなかったのです」

コービーは今後のプランとして、科学が好きなので動物の世話をするキャリアを目指したいという。生物学を勉強して絶滅危機にある動物たちを救いたいのだそうだ。コービーはトランスで居る間、トランスで居ることばかりを考えていて他に趣味も興味もなかったため、今はそうしたことに再び取り組んでいきたいという。

僕は自分が経験したことに対して、とても強いと思っています。僕は思いやりのある人間です。性同一性障害やあらゆることで苦しんでいる子供たちのことを気にかけています。彼らには助けが必要だと思います。でも(性転換)は助けになるとは思わない

トランスジェンダー活動家は子供の頃に性転換を始めて後悔をする人の数は非常に少ないと言っているが、マット・ウォルシも言っていたように、思春期ブロッカーを使ってこんな幼いころから性転換させるなどということが起き始めたのがつい最近のことだ。その影響がどのようなものであるかなど何十年も経たなければ正確に把握することなどできない。しかしその間にもすでに20歳にもならない若者たちが、自分らの間違いに気づき後悔し一生苦しまなければならない痛みを感じているのである。

私は昔から性同一性障害の治療がSRSであるということに多大なる懸念を抱いていた。大人の場合でも許されるべきだとは思わない。ましてや性欲を感じたこともないような幼い子供たちから一生、生殖機能を奪い取り性的快楽を感じることもできないように傷つけてしまうなんて許されていいはずはない。

Continue readi


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Q+って何?埼玉県が委託したLGBTQ事業者がSNS上の批判者に訴訟をちらつかせて威嚇する

この記事を読むまで、どうして最近になってLGBTQのQとかQ+についてる+ってどういう意味なのかという話がツイッター上で上がってくるようになったのか分からないでいた。しかし記事を読んで納得がいった。LGBTQについての過去記事を巡り、複数のネットユーザーが「異常性愛を肯定」と問題視という記事によると、「埼玉県からLGBTQ(※1)事業を委託された事業者の代表が、SNS上で多数の個人に『法的措置を行う』とメッセージを送信、波紋が広がっている。」とのこと。このENCOUNTの記事を紹介していたツイッタラーさんのところへもこのメッセージが届いたという。

問題なのは埼玉県が事業を委託したこのJobRainbowという企業が自分らの雑誌に掲載した過去の記事「LGBTPZN(※2)とは?」のなかにペドフィリアを含むいくつかの変態的性嗜好を肯定するような内容があったことから、この事業が変態的性嗜好を促進する事業なのではないかと埼玉県民の間からも不安の声が上がっており、SNSでそれらを指摘する投稿が多くあったため、JobRainbownoの代表が投稿者に訴訟をちらつかせた威嚇メッセージを送ったようだ。

(※1)LGBTQ:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字に、それ以外の性自認や性的指向を示すQを加えた用語。Qは「クィア(規範的ではない包括的な性の在り方全般)」または「クエスチョニング(性自認や性的指向が定まっていない状態)」を表す。クィアに明確な定義はなく、後述のPZNを含めるか否かは議論が分かれる。

(※2)LGBTPZN:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字のLGBTと、ペドフィリア(小児性愛)、ズーフィリア(動物性愛)、ネクロフィリア(死体性愛)の頭文字のPZNを足した用語。一般に、LGBTは性自認や性的指向、PZNは精神障害に分類される。

埼玉県はQが何を意味するのか曖昧なまま条令にQという頭文字を使ってしまったため、JobRainbowがそのQに何を含めようが彼等の判断次第ということになってしまう。後にJobRは元記事を修正したらしいが、修正前の記事がこちらの記事に掲載されているのでちょっと読んでみよう。

この記事では性行為は相手の同意が必要であるが、小児性愛や動物性愛や死体性愛の場合は相手の同意を得ることが難しいとしたうえで、(強調はカカシ)

しかし日本では思想の自由が認められています。性愛感情を抱くことは罪ではありません。「ペドフィリアは精神障害に認定されているじゃないか」という意見に関しては「同性愛」もかつて「障害」とされていたことを忘れてはいけません。

性的感情と性行為が結び付けられ、なにもしていなかろうがペドフィリア・ズーフィリア・ネクロフィリアだから犯罪者だ、と思われ苦しむ人がいるのも事実です。

「LGBTとPZNは違う一緒にするな」「いや広い意味ではマイノリティーとして連帯していくべきだ」と言った対立が数多くみられますが、それこそが「LGBTPZN」を利用して内部分裂を図ろうとした人の思うツボでしょう。

まずはどのような嗜好であっても、感情に止める限りは、簡単に他者によって否定されてはならないのではないか、と慎重に検討するべきかもしれません。

と述べている。もしもこれがJobRの公式な見解であるのならば、これは由々しき問題だ。こんな業者に県の事業を委託した埼玉県には大いにはきちんとした釈明が必要だ。当のJobRはこの件について下記のように説明している。

「現在、インターネット上で、弊社が掲載しております『LGBTPZNとは?』の記事につきまして、『LGBTQにはPZNが含まれる』やJobRainbow社がこういった概念を広げようとしている、との誤った情報が拡散されております」「今回の誤った情報拡散を受け、弊社としてこのような誤った情報が再度広まらないように、注意喚起とともに加筆修正を行いましたが、その修正以前の記事においても、弊社がLGBTQにPZNが含まれていると主張したことや、PZNという概念を広げようとする趣旨を記載したことは一切なく、変わらず、性的な加害は許されざる行為であること、このワードが差別と分断を目的として作られたことを解説しております」

いやいや、これは非常に苦しい言い訳だろう。もしも最初の「LGBTPZNとは?」の記事が、単に同事業への投稿記事であり同社の志向とは無関係だというのならともかく、そうした説明もなく同社の志向であるかのように掲載されており、おかしいのではないかと指摘されるまでそのままになっていたことを考えると、少なくとも彼等は「PZN」が変態嗜好であるとは考えていないと解釈することが出来る。

これについて埼玉県側は何を言っているかというと、

 埼玉県県民生活部人権・男女共同参画課の担当者は、「JobRainbowが公開している『LGBTPZNとは?』の記事に関する件については把握しております。当課でも修正前の記事を確認しましたが、P:ペドフェリア(小児性愛)、Z:ズーフィリア(動物性愛)、N:ネクロフェリア(死体性愛)を肯定しているものではありませんでした。同社からは、ツイッターで、該当記事の一部文言を切り取って、誤った印象を与えるような情報拡散が行われていたことから、同社が加筆修正あるいは削除したものであり、デマを拡散されたとの認識から法的措置を含めた対応をする旨をツイッターで情報を拡散した人物に通告したと聞いております」と回答。

「このこと自体は私人同士の意見の相違についてSNS上でやりとりをしているものと認識しており、県として何か言うべきものではないと考えております。県としては、JobRainbowがLGBTQにPZNを含めている、あるいはPZNという概念を広げようとしているとは認識しておらず、また、本事業を実施する能力を有していると判断しております」としている。

として引き続き、この事業にこの企画を委託する姿勢を変えていない。JobRの元記事を読んでJobRがPZNを肯定しているものではないと判断できる神経はどうかしている。もしもJobRにその意図がないなら、なぜLGBTの後にPZNを連ねたのだ?LGBTと無関係な嗜好なら、なぜその並びで一緒に語り、PZNはLGBTとは違うとかマイノリティーとして連帯していくべきだという議論自体が「内部分裂を図る」ものになると主張したのだ?明らかにPZNを含むとした考えも内部の考えであるという主張ではないか?

JobRがこの修正前の記事のなかでQという言葉を使っていないことも興味深い。埼玉県はLGBTとせずにあえてQという嗜好を加えている。そのなかに何が含まれるのか、埼玉県もJobRも明確にしていない以上、何を言われても文句は言えない。

埼玉県の公金はこうやってその作為がQuestionable(怪しげ)な企業の利権のために使われていくのだ。


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国際自転車競技連合(UCI)イギリスに続いて生得的男子の女子競技参加を禁止、男子枠をオープンカテゴリーに!

本日サイクリングの世界で次々と素晴らしいニュースが入ってきた。今朝、ベルジャンワッフルライドという自転車競技で8月から女子枠は生得的女子のみ参加を許可し、男子枠をオープンカテゴリーにして誰でも自由に参加できる枠に変えるという報道があったそしたら午後になって、なんと国際自転車競技連語(UCI)も来週の月曜日7月17日から同じ規則を施行するという発表があった!すでにイギリスではさる5月にエリート競技におけるトランス選手の規制方針が打ち出されていた国際競技の場合は国際大会の規則に従うとされていたので、BCとUCIの足並みがそろったこととなる。それで気になるのが次々に女子自認選手による優勝が起きているアメリカではどうなるのかだが、本日アメリカのUSA CyclingもUCIの新しい規則に従って規則を改める方針であると発表した!!!

なんという素晴らしい展開だろう!信じられない!

ここ数年、欧米のサイクリング競技では女子自認の男子選手による活躍が目に余るようになっていた。最初の頃はメジャーではないアマチュアレベルの競技での偽女による優勝が目立っていたが、最近ではエリートレベルの競技にも自称女子の男子が参加することが多くなり、数か月前にアメリカのニューメキシコで開かれたUCI公認のツアーオブザジラ(Tour of the Gila)でオースティン・キリップというトランス選手が優勝したことで同大会は世界中の批判を浴びていた。

今回の決断についてUCIはこれまでの規定である血漿中テストステロンの目標濃度を2.5nM/Lに2年間保つというだけでは、男子の運動能力が女子並に下がるという決定的な根拠を得ることは不可能であると判断したためと説明している。

2018年にトランスとして初めて女子シニアの部サイクリング世界大会で優勝したレイチェル・マキノン(現在はブロニカ・アイビー)はトランス選手の数は少ないため女子競技全体に与える影響は極めて少ないなどと言っていた。しかしその後イギリスのエミリー・ブリジスなど男子枠でも十分上位成績を出せる選手がどんどん女子枠に参加するようになり、女子サイクリング競技のメダルは次から次へと女装男子によって奪われてしまった。

私はこのまま女子サイクリングは女装男たちによって破壊されてしまうのだろうかと懸念していたのだが、やっと人々は正気に戻りつつあるようだ。

まだまだ他の競技では偽男による勝利が発表されているが、そういう卑怯な男たちが増えれば増えるほど、それぞれの競技協会はUCIと同じような規則を作っていくしかなくなるだろう。ともかく今日は良い日だった。

アップデート:7・17・23 トランス自認男性として初めて国際サイクリング競技で優勝したレイチェル・マッキノン改めブロニカ・アイビーはこの規則変更にかんかんに怒ってる

「アタシは女子として登録しUCI証明書には女子とあるのよ。アタシは女子のスプリント競技に登録したのよ。登録料だって払ったわ!「でも、今度から男子/オープンのカテゴリーに強制参加させられるという侮辱を受けるのよ。シス女性はその枠には一人もいない、トランス男性とシス男性だけよ。そんなのオープンじゃないわ!」

いや、レイチェル、じゃないブロニカ、「シス」女子も参加したいと思えば出来る。それをしないのは彼女たちの自由。参加したい人達が誰でも参加できるのがオープンという意味なんだよ。アイビーはこの方針変更はUCIがトランスジョセーは本物の女性だと信じていない証拠だと言っている。当たり前だ、トランス活動家以外そんなことを信じている人間は一人もいないのだ!

また今年UCI公認の国際競技ツアーオブザジラでトランスとして初めて優勝したオースティン・キリップもこれは右翼の差し金だと怒っている。

UCIが以前から掲げていた方針と枠組みを反故にする決定を下したことに打ちのめされている。プロレースでの旅のおかげで、私は世界を見ることができ、生涯の友情を築くことができ、そして最も重要なこととして、私が深く充実していると思うことに全力を尽くすことができた。私や他の人たちがレースを通じて見つけたような喜びを追い求める機会を、誰も否定されるべきではない。

実力に自信があるならオープン枠でいくらも競争すればいいではないか?オープン枠で勝てば全く同じ体験が出来るんだから。いかさまで勝てなくなったからって何が「打ちのめされてる」だ、お前のおかげで打ちのめされた女子選手たちにそれを言って見ろ!


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理解増進法が通ったら女装男が女子トイレにはいってくるというのはデマじゃなかったね

経産省トイレ利用制限訴訟 性同一性障害の原告逆転勝訴 最高裁

毎日新聞 2023/7/11 15:02

 戸籍上は男性で、女性として生きる50代の性同一性障害の経済産業省職員が、女性トイレの利用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(今崎幸彦裁判長)は11日、経産省の利用制限を認めない判決を言い渡した。2審・東京高裁判決(2021年5月)は制限の合理性を認めて原告側敗訴としていたが、原告側の逆転勝訴が確定した。経産省は制限の見直しを迫られる。

 最高裁が性的少数者の職場環境の在り方に判断を示すのは初めてで、裁判官全員一致の意見。今崎裁判長は補足意見で「判決は不特定多数の人が利用する公共施設のトイレ利用の在り方に触れるものではない」と付言したが、判決と同様に人間関係が限られた職場では性的少数者への対応を迫られる可能性がある。

非常に残念で理不尽な判決だ。そもそも人間関係が限られている場所で省の方が彼のトイレ使用を制限していたのは、現場の女性達の支持が得られなかったからではないのか?思うに限られた人しか使わないトイレであれば、男女共用でもあまり気にならない場合はいくらでもある。最初にこの男性が女装をすると宣言した時に、現場の女性職員達が特に気にしないと言っていれば、省としても別に彼を遠く離れた場所のトイレを使わせる必要はなかったはず。彼が女性職員からの信頼があつく、あの人ならトイレを共用しても心配ないと思われている人なら、最初からこんな制限配慮は必要なかったはずだ。

『同小法廷は判決理由で、原告がホルモン投与を受け、職場でのトラブルもなく、特段の配慮をすべき他の職員が確認されていなかったと指摘した。 人事院判定について「具体的な事情を踏まえることなく同僚に対する配慮を過度に重視し、職員の不利益を不当に軽視した」として「裁量権を逸脱したもので違法」と結論付けた』裁判例結果詳細 | 裁判所 – Courts in Japan

これに関して千田有紀さんが詳しく説明してくれているのでそちらから読んでみよう。

先ず千田女史は最高裁は判決のなかでトイレを含め、不特定又は多数の人々の使用が想定されている公共施設の使用の在り方について触れるものではないと述べており「これをもって『身体が男性でも、性自認に基づいて誰でも女性トイレにも入っていいという判決がでた』と考えるのは間違いである」としたうえで、それぞれの判事の意見書において、女性に何が求められているかという話をしている。

先ず私が読んでいて一番腹が立ったのは宇賀克也裁判官による「研修の必要性を」という内容である。判事らは経産省の職場において原告がすでに何年も女装をし別の階とはいえ女子トイレを使用していたにもかかわらず特に問題は起きておらず今後もトラブルが生じる具体的な恐れはなかったと判断している。であるから「性自認に基づくトイレを他の女性職員と同じ条件で使用する利益を制約することを正当化することはできない」とした。そして同僚の女性達が違和感や羞恥心を持ったとしても、経産省が女性達に対して「早期に研修を実施し、トランスジェンダーに対する理解の増進を図りつつ、かかる制限を見直すことも可能であった」というのである。つまり、女子トイレに女装男が入ってくることで嫌な思いをするのは入ってくる男性が悪いのではなく、嫌だと思う女性が悪いのだから研修を受けて嫌だと思う気持ちを失くす努力をすべきだったというのである!

これはアメリカのペン大学の水泳チームに女性自認のペニス付男リア・トーマスが入部するときに、チームの女子で不安な人はカウンセリングを受けろと言われたのと同じであり、彼女たちにトーマスを拒否する選択肢はあたえられなかった。

次に長嶺安政裁判官「女性たちの違和感が消えたかどうか、調べるべきだった」という意見。

経産省は女性と原告の間の調整を取ろうとしたようだが、トイレの制約から考えれば、不利益を被ったのは原告だけだった。急な性別移行の話に混乱はあったかもしれない。しかし4年が経過した時点で、女性職員が当初抱いた違和感があったとしても、消えたのかを調査を行い、対応を見直すべきだった。

経産省内部でも人事異動はあるだろうし、新しい職員も入ってくるはずである。その度に省はいちいち女性たちの意見を聞くべきだったというのか?原告を良く知っていて別に気にしないという女性だけであれば、最初からこんな訴訟は起きなかっただろう。だが、今いる女性達が気にしなくても、外部の部署の女性達がトイレを使う可能性もあるし、また来客があった場合などはどうするのだ?経産省という公的な役所のトイレに関して、現場の女性達が気にしなければそれで良いなどという判定は最高裁が決めるにはあまりのも杜撰すぎる。

渡邉惠理子裁判官「女性も多様である」も長嶺安政裁判官と同じで、「事情を認識し、理解することにより」「誤解に基づく不安などの解消のためトランスジェンダーの法益の尊重にも理解を求める方向」が大事であるとし、ここでも原告ではなく不快感を持つ女性の方が変わるべきだという意見。

若干、今崎幸彦裁判官「その先の問題を議論すべき」だけは、女性だけが変わるべきという考えではないが、それでもこの判決で原告の言い分を認めたのだからあまり意味はない。

最高裁は、この判決は不特定多数が使う公共トイレに関する判決ではないとはしているが、戸籍を変更していない男性器付きの男性が女子トイレを自由に使えないことは違法であるという判決を下したのである。いくら性同一性障害の診断書を持っていようと現場で女性らしい恰好で過ごして周りもそれを許容していたとしても、だからといって男性の女性トイレ使用を規制することは違法だという判例を作ってしまったことは非常に危険なことだ。こんな愚判決は今後さらに深刻な問題を呼ぶだろう。この判事たちは最高裁の判決が将来の判決にどれだけの影響を与えるか、その重大性を理解していないのか?

ところでこの原告はツイッターをやっているが、私はこの2~3年、何度もこの原告とやりとりをしたことがあり、その度に非常に気色の悪いセクハラを体験した。それでもブロックしなかったのは、この裁判に興味があったからである。千田女史もこのように語っている。

Twitterではいま、ガレソさんが原告のアカウントを紹介したことで、原告のフォロワーがすでに1.5倍に膨れ上がり、ちょっとした騒ぎになっている。

「判決言い渡しが迫ってきた………緊張をほぐすために、ひとこといいですか? おならプーおしっこじょー」「判決です。みなさんさようなら。主文 原判決を破棄し、上告人は死刑」「きんたまキラキラ金曜日」。

千田女史はこの原告の発言に非常に寛容だが、私には彼が単に下品であるというだけでなく、常に女性に対して性的な嫌がらせ(要するにセクハラ)をすることに快感を持っている変態であるように思える。はっきり言ってこんな変態とトイレを共用しなければならなくなる経産省の女性陣には同情する。

ちなみにこの変態は公衆トイレで女子トイレを使っていると言っている。彼が男とばれて警察に捕まったら、今回の判決を用いて言い逃れが可能になるのだろうか。興味深いところである。


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独立記念日直前、立ち直れないバドライトの崩壊

いよいよ今年も後半期に入ったが、アメリカは7月と言えば7月4日は独立記念日。今年は記念日が火曜日ということもあって、金曜日あたりから休暇を取っていつか連休夏休みを取ってる人が多いようだ。夏と言えばなんといっても野外バーベキュー。とくに独立記念日はバーベキューの日と言って過言ではない。苺畑家も明日のためにホットドッグとハンバーガーを仕入れて来た。(いつもは自家製ポテトサラダを作るのだが、今年は手抜きして既製品。)そしてもちろんバーベキューに欠かせないのがビールである。ビール会社にとって夏は稼ぎ時。すでに明日のバーベキューのためにビールを買うお客さんでスーパーや酒屋さんでは長蛇の列ができている。

しかしそのなかで一社、バドライトだけは冷蔵戸棚の場所も失い、生暖かいまま床の上に積まれて寂しく売れ残っている。3月にトランスジェンダーティックトッカ―のディラン・モルベイニーを宣伝に起用したバックラッシュで始まったボイコットは、なんと四か月経った今も収まりを見せない。7月になっても売り上げを取り戻すことが出来なければバドライトはもうダメだろうと専門家たちは言っている。はっきり言って私は今までこんなに大成功したボイコットを見たことがない。

ニュースウィークの記事から読んでみよう。ボイコット前のバドライトはライトビア市場ナンバー1の売り上げを誇っていた主流ブランドだった。元アナハイザーブッシュの重役アンソン・フレリック(Anson Frericks)氏は独立記念日を待つまでもなく、もうバドライトは終わっていると痛烈に批判しアナハイザーブッシュの最高取締役CEOブレンダン・ウィットワース(Brendan Whitworth)氏は辞任すべきだとデイリーメイルのインタビューに答えている。 フレリック氏はモルベイニーを起用したことは誤った判断だったと指摘。この決断は同社になんと2兆ドルの損害を与えたと言う。

ウィットワース氏は6月30日に「私たちは今後、私たちが最も得意とすること、つまり、すべての人のために素晴らしいビールを醸造し、消費者にとって重要な瞬間に私たちの居場所を獲得することに集中していきます」と声明文を出したが、フレリック氏は「予想通り、優柔不断だ」と批判する。

「どういう意味ですか?何の意味もない。アンハイザー・ブッシュの株主と取締役会は、ウィットワースにこの判断を仰ぐべき時であることは明らかだ。「アンハイザー・ブッシュの株主と取締役会は、ウィットワースに退陣を求める時です。」

最近ウィットワース氏は色々なメディアに出演したが、6月28日にCBSモーニングの番組で、モルベイニー起用を後悔しているかという質問に直接答えず次のようにお茶を濁した。

今、大きな社会的対話が行われており、ビッグブランドはその渦中にいます。私たちの業界やバドライトに限ったことではありません。だから、私たちが理解しなければならないのは、消費者であり、彼らが何を求め、何に関心を持ち、ビッグブランドに何を期待しているのかということを、深く理解し、評価することなのです。

なんだこの答えにならない答えは?こんなんで消費者に許してもらえると思っているのか?しかもバドライトは懲りずにプライドイベントのスポンサーを大々的に続けていた。

バドライトの業績不良は色々なところですでに影響が出ており、バドライトを主流顧客にしていたボトル工場が二つ閉鎖され600人からの従業員がリストラされてしまった。単なる休業ではなく閉鎖されたということは全く見通しが立たないことを意味する。すでにディストリビューターたちの間では仕事がなくなり失業者もたくさん出ている。アナハイザーブッシュは大企業であるから、もしこのまま経営が傾き続ければ、どれだけの人が職を失うか解らない。もし立て直しを本気で考えているなら、CEOの辞任は免れないだろう。

ウィットワース氏は本当に馬鹿である。ボイコットが始まった当初、ビール広告に政治色を混ぜるべきではなかった、申し訳ないと一言謝ってしまえば済んだものを、大企業だから乗り越えられると消費者をバカにして高をくくったのが運の付だ。もう今更彼が辞めたくらいでは持ち返せないかもしれないところまで来てしまっている。

この問題の渦中にいる当のディラン・モルベイニーは問題が起きてからバドライトからは何の応援のメッセージ受け取っていないと発言。LGBT界隈もモルベイニーにだけ責めを負わせたとして批判されているという有様。どっちつかずのおかしなことをやるから双方から叩かれてしまったというわけ。

今回のボイコット成功は色々な意味で意義があった。今回のことでトランスジェンダーに批判的な人々にも力があるということが解った。今まで、多くの常識ある人々がトランスジェンダリズムはおかしいと思いながらも声を上げられずにいた。そう思っているのは自分だけなのではないか、自分ひとりが声を上げてみても何も変わらないのではないか、差別者だと糾弾されてしまうのではないか、と思っていた人々が、ボイコットが成功するにつれ自分は一人ではないと悟るようになった。そしてこれまでポリコレを喉に押し込まれてきた人々が自分らにも反論する権利はあるのだと知ったのだ。

バドライトボイコットの成功がターゲットボイコットへと結びつき、スタバや他の企業がLGBTQ+界隈への迎合に消極的になることに繋がった。今後もどんどん企業がLGBTQ+に迎合することはビジネスにとって害毒であると言う風潮が広まって欲しい。大企業がLGBTQ+を見放せば、ここ10年近く過激になって図に乗っているTRA運動も一気に廃れるだろう。


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保護者を中心に北米で増える反LGBTQ+活動

数日前、カリフォルニアのグレンデール市の教育委員会の前で二度目の抗議デモがあった。ほんの一週間前にも子供を守ろうという保護者達と、親LGBTQ+ANTIFA連中との小競り合いがあったばかりだが、今回は学校区が6月をプライド月間として正式に学校区の教育プログラムに入れることへの抗議デモだった。抗議者の中には「子供に手を出すな”Leave Kids Alone”と印刷されたTシャツを着てる人々も多くいた。前回と比べて今回はLGBTQ+教育に反対する人々の数の方が親LGBTQ+よりも圧倒的に多かった。また100人以上のグレンデール警察が出動したこともあり、抗議デモは比較的平和に終わった。

グレンデール市はロサンゼルス郡の一部であり、民主党で反トランプのアダム・シフ下院議員の選挙区でもある。市民の多くが民主党支持者であるが、アルメニアからの移民が非常に多いことでも知られている。アルメニア人たちは敬虔なキリスト教徒が多く文化的に非常に保守的である。

一方、アメリカよりもずっと過激な親LGBTQ+法があるカナダでも、最近モスレム移民やキリスト教徒らが団結して子どものへのLGBTQ+教育を抗議するデモをおこなったり、高校で生徒達が学校のLGBTQ+教育に抗議して授業を放棄するウォークアウトを行ったりした。

ここ数年、反LGBTQ+運動はカナダでもアメリカでも徐々に広がってきているが、過去一年特にその数が増えたように感じる。 これはLGBTQ+活動家の間でも感じられているようで、今日読んだこの記事、過激派グループによるヘイトが煽るアンチLGBTQ+運動増加の傾向を調べた調査結果がそれを如実に表している。この記事は見出しからも解るように親LGBTQ+側から書かれたものであるが、過去一年間にわたって反LGBTQ+と思われる抗議運動について詳しく書かれていて興味深い。

この調査はADL(The Anti-Defamation League)とGLAADという超過激派左翼のLGBTQ+応援団体によって2021年4月から2022年6月にかけて起きた反LGBTQ+抗議に関してまとめられた調査である。同調査によるとこの間に365件にわたるアンチLGBTQ+事件が起きたが、そのうちの約三分の一がドラアグショーに反対するものだったという。そして半分近くの49%が過激派団体と関わりのある個人によって行われたものであり、ほとんどが口頭による嫌がらせだが、40件は器物破損、11件が傷害だった。 これらの事件はワシントンDCからカリフォルニア、フロリダなど全国46の州から集計されたものである。

調査によれば、こうしたアンチデモは子供を手名付ける「グルーミング」や小児性愛「ペドフィリア」といったものに結び付けられる傾向にあり、191件の嫌がらせや器物破損や暴力はこれらに反対するという名目で行われたものだった。

ADLとGLAADはその調査において、「反LGBTQ+の 『グルーミング 』陰謀論は、LGBTQ+コミュニティの真の目的が児童への性的虐待を助長することであると偽っている」と指摘している。(強調はカカシ)

この例として去年の12月にオハイオ州のコロンブス市でホーリードラアグストリータイムというイベント会場となったキリスト教会へ続く道で行われた抗議デモを挙げている。記事によれば50人からの武装した人々が集まったという。集まった抗議者たちの中には「グルーマーズは歓迎しない」と書かれたサインを掲げていた人もいたそうだ。調査書にはプラウドボーイズやペイトリアットフロントやホワイトライブスマターなどといった「過激派右翼グループ」のメンバーも混ざっていたとあるが、正直私はこの調査書の信ぴょう性をかなり疑う。

右翼保守のグループが本当に集まったのかどうか疑わしかったので、この事件の起きた当時の様子を報道したAPの記事読んでみたところ、やはり思った通り事実はかなり違っていた。この教会でのイベントは土壇場でキャンセルされてしまったのだが、それは反対派によるデモが原因ではなく、教会内でパフォーマンスをするはずだったドラアグクィーンたちと、イベントの警備にあたるはずだったボランティアとの間で警察を呼ぶ呼ばないで意見が割れたことが原因だった。パフォーマーたちは警察の警備が無ければ不安だと言い、ボランティアたちは警察が来るのに反対したのだ。

ここでちょっと考えてみよう。普通まっとうなイベント主催者ならイベントに反対する「暴力的な」過激派がやってくると考えた時、警察の警部に反対したりするだろうか?

私がこれまでみてきたLGBTQ+活動家とその反対派との衝突では、警察の存在が希薄なため、大抵の場合活動家による一方的な暴力に一般市民(特に女性達)が圧倒されるものがほとんどだった。それを考えると警察が出動して困るのはアンチの方ではなく活動家の方なのである。いったいこのボランティアたちはどういう種類の人間なのだ?この調査書ではアンチのことばかり過激派と呼んでいるが、活動家にも悪名高いANTIFAのような過激派暴力団が混ざっていたのではないのか?

同調査書によれば138件がドラアグショーに抗議するものだったが、33件は学校や教育に関するものだった。そして23件は医療関係の施設や保険会社や基金などに関するものだったという。

同記事では故意に隠しているが、アンチが抗議を行う場合すべてに共通するものがある。それは子供への影響である。調査書では単にドラアグショーとしているが、反対派が抗議をしたのはただのドラアグショーではなく子供向けのきわどく性的なパフォーマンスである。また教育現場における抗議は、行き過ぎたLGBT+教育や男女共同トイレや更衣室や男子の女子スポーツ参加などに対してだ。そして医療関係への抗議は、未成年の性転換治療や手術に対しての抗議である。

去年の8月、ボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているというTikTok動画がきっかけとなり、ボストン病院は無数の爆破予告を受けたと言う。しかし私はこれも信じない。なぜなら調査書はボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているとするTikTokの情報は偽情報だと決めつけているからである。これは読者諸氏もよくご存じのように嘘でもなんでもない。病院はTikTokの動画がアップされた後必死で削除したが、実は病院のウエッブサイトで子供の性転換治療を宣伝していたことが明るみに出ているのだ。だから私は病院側が爆破予告を受け取ったと言うのも全く信用していない。

調査書はオンラインにおいてもLGBTQ+の人びとへの中傷誹謗が増えているとしているが、我々ジェンダークリティカルへの(特に女性)に対する執拗なまでの嫌がらせや暴力や身元晒しなどを考えたら、彼等にどんな批判が集まろうと私には全く同情できない。もし彼等が受けたという誹謗中傷がヘイトスピーチだというなら、彼等が我々女性達にしてきた誹謗中傷も同時にヘイトとして批判すべきである。常に一方通行の批判になど私は耳を傾けるつもりはない。

ま、それはともかく、この調査書から学ぶべき大事な点は、一般市民は活動家達の一方的な活動を黙って指をくわえて見ているつもりはないということだ。調査書のいうような過激派右翼ではなく、ごく一般の市民が活動家の行き過ぎた子供への攻撃に反旗を翻したということだ。そしてその動きは活動家たちも脅威を感じるほど大きくなっているということなのである。

「子供に手を出すな!」

Leave Kids Alone!


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連邦地裁判事アーカンサスの子供性転換禁止法を永久に差し止める、他州にも影響あり

予測していたとはいえ悪いニュース、本日全国でもいち早く子供の性転換治療を禁止する法律をとおしたアーカンサス優の子供の性転換治療禁止法が永久的に施行禁止され、事実上覆される結果となった。アーカンサス州での法律が可決されて以来19の州で同じような法律が通っているが、そのほとんどで訴訟が起きており、一時的に施行停止になっている州もいくつかある。(強調はカカシ)

ムーディ連邦地裁判事命令の中で、この禁止法はトランスジェンダーの若者と家族の適正手続きと平等保護権を侵害していると判断した。また、この法律は、医療提供者の憲法修正第1条の権利にも違反していると述べた。

「子供たちを守ったり、医療倫理を守ったりするよりも、禁止されている医療が患者の精神的な健康や幸福を向上させることを示す証拠があり、それを禁止することによって、州は自らが推進すると主張する利益を損なっている」と、ムーディは判決文に書いている。

ムーディ判事の判決は、アラバマ州やインディアナ州で同様の禁止令を一時的に阻止した他の判決でも、裁判官が述べたことを繰り返したものである。

無論アーカンサス州のティム・グリフィン司法局長は米国第8巡回区控訴裁判所(the 8th US Circuit Court of Appeals)に控訴する予定であると話している。

同法律は2021年に共和党議会がアサ・ハッチンソン前知事(共和党)の拒否を覆して通したものだった。これについて今やトランスジェンダリズムの奴隷と成り下がったアメリカ市民自由連盟(ACLU)の執行役員ホーリー・ディクソンは、、

「この決定は、明確なメッセージを送るものです。この医療に関する恐怖を煽り、誤った情報を流すことは、精査に耐えるものではなく、トランスの若者を傷つけるものであり、止めなければなりません。「科学、医学、法律は明確です。アーカンソー州の若い人々が成長し、健康でいられるようにするためには、ジェンダー肯定治療が必要です。」

と述べている。何が科学だ、何が医学だ。未成年が性転換治療治療で実際に元からあった精神疾患が改善され安定した大人になったという証拠などひとつもないのだ。元ジェンダークリニックではたらいてちた職員の話では、思春期ブロッカーを受け異性ホルモンの受けた患者で精神状態が改善された例はひとつもないという。それどころかホルモンによって変形してしまった生殖器に絶望して、それこそ自殺を図る子もいるというのだ。こんな野蛮な治療が医学と言えるのか?何がジェンダー肯定治療だ、いい加減にしろ!

などと感情的になっている場合ではない。この判決は予期していたものだ。これは元々法律が通ったからといってそこで終わるような問題ではない。この問題は女子スポーツの男子参加と同じで最終的には最高裁判所で争わなければならない重大な問題なのである。しかしそれには時間がかかる。

私はその間にどれだけの子供が犠牲になるかと思うと非情に心苦しいのだが、昨日お話した脱トランス患者たちによる訴訟や体験談は非常に大事だ。この訴訟が最高裁に行くまでの間、反性転換治療の活動を我々一般人は根気よく続けていく必要がある。幸いマット・ウォルシを始め脱トランスの活動家や子子供を危険にさらされている親たちが草の根レベルでどんどん反対運動を始めている。

何と言っても一番大切なのは子供がこの恐ろしいトランスジェンダリズムというイデオロギーに汚染されないようにすることである。先のジェンダークリニック元従業員によると、子供はジェンダークリニックの門をくぐったが最後、三日後にはホルモン治療が始まってしまうという。だから学校などでこの子はトランスジェンダかもしれないなどと言われたら親は絶対にジェンダー専門家に子供をみせてはいけない。精神カウンセラーでも学校が推薦するようなところへ連れて行っては行けない。一旦子供がトランスジェンダーだと診断されたら、親が子どもを救う手立ては非情に限られてしまうからだ。

だから今フロリダ州で行われているような幼稚園や小学校などでLGBT関係の授業をしてはいけないという法律は非常に大事だ。そして多くの’親たちに学校で何が行われているのか知ってもらうことが必用だ。

多くの親たちは子供が自分は異性かもしれないと言って初めてこの問題に直面する。だから自分ではどうしていいかわからず、学校のカウンセラーなどの言いなりになってしまうのだ。そうならないためにも、活動家の父母たちが教育委員やPTAで発言を繰り返し、子供たちがこの恐ろしいカルトに誘惑されないように活動していかなければならないのだ。

つけたし:すばらしいビデオを見つけたので張っておく。日本語字幕あり。

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カリフォルニア州、子供の性転換を肯定しない親は親権を失う法律が下院を通過

先日カリフォルニアで現在18歳の少女が13歳の時に大した問診もなく乳房を切除されてしまったとして医者及び病院を訴えるという記事を読んだ。(強調は原文のまま)

13歳で乳房を摘出された少女が病院提訴/少女「未成年は飲酒、タバコ、タトゥー等が禁じられるのに、なぜ性転換手術を受けさせるの?」/米で訴訟相次ぐ

原告レイラ・ジェーンの代理人弁護士の一人、チャールズ・リマンドリ氏は声明で、被告らは思春期抑制薬とホルモン剤を処方し、その後両乳房切除術を行った際に「イデオロギー的で利益を追求した医療虐待」を行ったと述べた。

現在 18 歳のジェーンは、11 歳のときにネット上の人々の影響を受け、両親に自分が男の子であることを告げ、医師の指導を求めるようになった。

3人の医師はジェーンが異性間ホルモンを投与するには若すぎると述べたが、最終的に彼女は他の数人の医師に紹介され、思春期ブロッカーとホルモンを処方された。6か月後に彼らは彼女の胸を切除した。

「被告らは、彼女がトランスジェンダーであるという誤った信念に導かれた心理的出来事に疑問を呈したり、引き出したり、理解しようとしたりはせず、彼女の多面的な併発症状の提示を評価、治療することもなかった」と訴状は述べている。

彼女はその後「脱性転換」、つまり女性としての自覚を再開した。彼女は現在、社会不安障害などの精神的健康上の問題で心理療法を受けている。

ジェーンさんは声明で「法律では、子どもたちはタトゥーを入れる、友人と車を運転する、飲酒、タバコを吸う、さらには投票するなど、長期にわたる影響をもたらす可能性のある重大な決断を下せるほど成熟していない」と述べた。「では、なぜ13歳の子供が自分の身体を切断するという決断をすることが許されるのでしょうか?」

ジェーンさんの代理人は「カイザーは、インフォームド・コンセントもなしに、罪のない子供たちに薬物や手術などの取り返しのつかない性模倣治療を施すというインチキ行為を続けている」と述べた

今回訴えられているカイザーパーマネンテ病院(Kaiser Foundation Hospitals, Permanente Medical Group)と医者たちは、別の脱トランス女性からも訴えられている。

さて、この記事をツイッターで紹介していた藤栄道彦(@michihikofujieiという自称漫画家でツイッターには15万7千人もフォロワーが居る)という男はこんなバカげたことを書いている。

いや、医者じゃなくてお前とお前の親の責任。 親の責任の方が大きいけど、少なくとも医者に過失は無いぞ。

私はこの男がアメリカの実情も知らないで馬鹿なことをいっていると思ったので、実際アメリカでは(特にカリフォルニアでは)子供の性転換肯定の親への強制圧力がいかにひどいか、時と場合によっては性転換治療を拒めば親権を失う危険を伴うのだと説明した。しかし藤栄は責任は本人と親のみにあり医者には全くないと頑固に言い張る。挙句の果てに、もし健康な腕を切り落としてくれという患者の要求に医者が従った場合でも同じことが言えるのかと言う質問にも、「言える」とぬかしおった。この男、どう考えても頭のネジが一つはずれている。

こちらの記事によると。やはり私が思った通り、家族は少女の性転換を始めないと少女が自殺してしまうかもしれないと脅かされていたという。

ジェーンが性転換治療を始めた頃にはまだ法律にはなっていなかったが、今現在カリフォルニアでは子供の性転換を肯定しない親から親権を奪える法律がすでに州議会の下院を通過している。カリフォルニアは下院も上院も知事も民主党なので、下院を通った法案が法律になるのは時間の問題である。

この法案AB957が通れば、親が子供の性転換を肯定しないことは児童虐待と見なされるというもの。

AB 957の修正後は、「子どもの健康、安全、福祉の一部として、子どもの性自認を親が肯定することを含む」とされ、カリフォルニア州家族法全体の定義と適用が変更される。

カリフォルニア州の裁判所は、カリフォルニア州家族法3011条に基づき、親がLGBTQ+の思想を否定した場合、子供を両親の家から連れ出す完全な権限を与えられることになる。

子どもの健康、安全、福祉」の定義を変更することで、学校、教会、病院、その他子どもと関わる組織は、未成年者の「性別移行」を肯定することを義務づけられるか、児童虐待の罪に問われる危険がある。

AB 957は、カリフォルニア州の裁判所に対して、性別の「不確認」の「証拠」を提供する団体を拡大する可能性もある。

カナダではすでに父親が娘の男性ホルモン投与を阻止しようとして逮捕され罰金が課され禁固刑になる寸前だ。カリフォルニアがそうなる日も非常に近い。だからこそこの訴訟は非常に大事だ。

子どもを危険で不可逆的な手術から救いたければ、こんな野蛮な行為に至る医師たちを罰するか、法律をつくって未成年の性転換手術を違法にするしか道はないのだ。


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ホワイトハウスの庭園でトップレスになった女性自認男、左右から猛攻撃を受けて謝罪にならない動画をあげる

先日、ホワイトハウスの庭園で行われたプライド月間イベントで上半身裸になって偽乳房を揉みしだいた動画を挙げた女性自認男の行動に関して、保守派からの批判は当然のことながら、左翼リベラル及びトランス界隈からすらも、あまりにも時と場合を弁えない不適切な行為として猛批判を浴びている。

この自称女の男の名前はローズ・モントヤ。トランスジェンダー活動家界隈では結構有名で、私も前々から色々噂は聞いている。我々保守派からすれば、モントヤの行為は特に驚くべきことではない。我々は前々からTRAは子供を腐敗すると言い続けて来たし、昨今のプライド活動は子供を標的にして性的な行為をする危険なものになっていると訴えて来た。モントヤの行動は単にそれを象徴するものだ。

モントヤは当初、保守派からの批判に対して全く反省の色をみせず、自分は乳房を除去した「トランス男性」への同胞の意思を示した「乳首を開放せよ」運動の一貫だったと主張していた。これはおこるべきしておきた事件である。

モントヤが場所柄もわきまえずにあんな破廉恥な行為に出たというのも、そしてそれが許されると考えたというのも、最近どれだけTRAがアメリカで特別扱いされてきたかを証明するものだ。過激な行為は容認すればするほど過激になっていく。だれも境界線を引かなければこういう連中が頭に乗るのは当然のことである。

しかし、いくら何でも今回のことはやり過ぎということで、ホワイトハウス自体がモントヤらの行為を強く批判。今後これらの人びとのホワイトハウスへの立ち入りは禁止するとジョンピエール報道官は宣言した。しかしすでにダメージは起きてしまった。だいたいこんな奴らをホワイトハウスに招待することが良いことだと思ったバイデン政権にこそ非があるわけで、今更こいつらを出禁にしたところで全く意味はない。

今回のモントヤの行動は、さすがのTRA界隈でもやりすぎだという批判が出ている。それでなくてもトランスジェンダーは子供を腐敗すると叩かれている時期であるのに、ファミリーフレンドリーとして子供も招待されていたプライドイベントで裸になるとはどういうことだ、と右からも左からも批判されたモントヤは自宅にまでメディアが押しかけ、謝罪に追い込まれ「謝罪」動画を上げたが、これが全く謝罪になっていなかった。

先ずモントヤは昨今反トランスやトランスへの暴力的な法律などが通るなか、自分の声を聞いてもらうためにホワイトハウスに招かれたことを光栄に思うと言った後、そのうれしさのあまり、その場の雰囲気に飲まれて、その場にそぐわない行為をしてしまったと説明。しかしながらそれ自体が悪かったという謝罪をせず、自分の行為がここまで反響を呼ぶとは思わなかったと言い訳に入った。そして謝罪を始めるのだが、彼が最初に謝罪したのは「色付の兄弟や姉妹たち」。黒人のトランスジェンダーは常に攻撃の対象にされていると、全く関係のない人種問題を持ち出し黒人のTRAからの同情を買おうと思ったんだろう。もうここですでに彼は間違っている。

次にモントヤは今回のことで迷惑をかけた自分の友達や家族、それからLGBT界隈に向けて謝罪した。そして最後にバイデン大統領と国民に対して「最後になりましたが」と謝罪した。おいおい、それは順序が逆だろうが!

彼が最初に謝るべきなのは自分を招待し自分の発言の場を与えてくれたバイデン大統領とジル夫人だ。彼の行動がホストであるバイデン大統領にどれだけ恥をかかせたか解っているのか?そしてアメリカ国民全体に対してだろうが。彼の行為は大統領官邸という聖なる場を汚したのみならず、アメリカ国民全体に恥をかかす行為だったのだ。そういう根本的なことをモントヤは理解できていない。

彼が全く反省していないことがわかるのは次の部分で、未だに自分の行動がこれほどまでに反響を呼ぶとは思っていなかったと言っている点である。そして「私のトランスとしての喜びの瞬間が、邪悪な人々によって反対派の武器として使われるとは思いもよりませんでした」と悪いのは自分ではない、自分の行動を悪用したアンチが悪いのだと続けている。彼は単に自分の行動によって自分の友達や家族に迷惑がかかったということに謝罪しているだけであって、自分の行動そのものが悪かったという意識は全くないのである。

モントヤはこの機を使って他の人たちにトランスジョイに分かりやすく教育していきたいという。どうしてこの人たちは常に相手に「教育」しようとするのかね。本当に自分らがどれだけ特権階級だと思い込んでいるのか、思い上がりにもほどがある。

そして最後にわらっちゃったのは、メディアに対して自分や家族のプライバシーを守って欲しいと言ったことだ。大衆の面前で偽乳房をさらけ出して揉みしだいた人間がプライバシーも何もあるもんか、ばっかじゃないの!

アップデート:2024年3月18日、このイベントに参加した別のドラアグクィーンがいくつもの性犯罪で告発された。こちらローリングストーンの独自取材による。Actor and Drag Star Shangela Accused of Multiple Sexual Assaults (rollingstone.com)

告発されたのはダリアス・ジェレミー・ピアース43歳。Darius Jeremy (“DJ”) Pierce。ルポールのドラアグレースという番組に出演して一躍人気を得た。彼は四人の人(性別不明)たちからホテルやトイレなどで酔っぱらって同意できない状態の時に強姦された、もしくはされそうになったというもの。

以前にも番組のADに強姦したとして民事裁判で賠償金を払ったこともある。


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