韓国人もびっくり、聖火リレーで見せた中国人の野蛮ぶり

先日聖火リレーが長野を発って韓国のソウルで行われたという新聞記事を読んだが、そこでも中国留学生が一万人あまり現れて中国国旗を振りまくって脱北者やチベット支持者と小競り合いがあったと書かれていた。浜村淳さんのラジオ番組では、中国人に平和的にデモをしていた韓国人や外国人が殴る蹴るの乱暴をうけるケースもあったときいたが、太田述正さん紹介の朝鮮日報の記事では在韓中国人の理不尽な行動に韓国の世論が反中国へと急変したと書かれている。

韓国の対中世論の劇的な変化

・・・北京五輪の聖火リレーが行われた27日、五星紅旗(中国国旗)がソウルの都心部を覆うと、市民の間で「どこからあれほど多くの中国の青年が現れたのか」と いう驚きの声が上がった。ソウル市民は中国の青年たちによる行動を「愛国心」と理解した。しかし、翌朝には彼らを見る視線は冷淡なものに変わっていた。

・・・世論が急変したきっかけとなったのは、ソウル市中区のプラザホテルで起きた無差別暴行をとらえた動画だった。動画には中国人とみられる100人余りがホテルのロビーに押し寄せ、チベット支援団体のメンバー数人を壁側に追いやり、国旗のポールや手足で暴行を加える場面が映っていた。止めようとした制服姿の義務警察(兵役中の男性が行う警察業務)が殴られもした。中国人らは「殺せ」「謝れ」などと叫んだ。・・・ある大学教授は「外国で自国の聖火を迎える立場ならば、五星紅旗だけでなく、太極旗(韓国国旗)やオリンピック旗も持参するのが常識的な行動だ。五星紅旗だけを持参し、暴力行為まで見られた今回の事態は、民主主義を経験していない中国人が異なる意見を受け入れられないことも原因ではないか」と話した。

中国国内で反政府意見を弾圧するという行為だけでも問題なのに、外国でまで自国民のボランティアを募って反中国意見を暴力で弾圧しようというのだから中国という国は本当にしょうがない。それにしても中国がオリンピック開催国として国際社会の一員であることを証明したかったのであれば、これほど裏目に出る行為はないだろう。
独裁国家ではよくあることなのだが彼らは自分らの力を過大評価してやり過ぎる傾向がある。独裁社会の性質として支配階級は反対意見を受け入れないから建設的な助言を支配者にする政治家も存在しない。もし外交のプロが中国の政治家のなかに存在していれば、諸外国でチベットシンパの暴力的なデモが起きているなら、諸外国の警備体制にその対応を任せ中国はあくまでも被害者を気取るべきであることに気がついていたはずだ。そうすれば「こういう過激派が中国の治安を乱すので中国もその鎮圧に苦労してるんですよ。」と諸外国に訴えることができたからだ。
ところが中共はチベット人に扮した中国人に騒動をおこさせたところまでは良かったのだが、外国へ聖火警備隊を送り込んで平和的に抗議をしている地元民に暴力をふるったり、警備隊を受け入れない国では在外の中国人を募って暴力行為をさせたりと、やり過ぎな行為が仇となってかえって諸外国の反感を買うこととなってしまった。
こういうところに中国の外交の未熟さが歴然と現れてしまったのである。中国はオリンピック開催国として交際社会の一員であることを証明するどころか、一連の事件を巡って、いかに中国が国際社会進出にはまだまだほど遠いかということを証明するに至った。
しかし問題なのは、日本を初めアメリカでも格安の品物はほとんどが中国製。中国製品をボイコットしようにもあまりにも多すぎてとてもボイコットは無理。せいぜい食料品くらいは中国製品を避けているが、ズボンのベルトから石けんの受け皿や電気のコードに至まで中国製品に頼らなければ生きていけないこの情けなさ。我々消費者は安価に惑わされて中国の人権迫害に長年目をつむってきた。しかしここ最近日本からの中国野菜輸入はなんと40%も減ったという。これは政治家が出来ないことを消費者自らがボイコットという形でおこなったすばらしい例だろう。
韓国でも北朝鮮からの避難民のことなどもふまえて、決して中国が韓国の友人などではないことに気がつくべきだ。中国と一緒になって日本を責めているより、韓国と日本は協力しあって中共や北朝鮮の独裁政権と立ち向かうべきなのである。今年のオリンピックが全世界に中国の野蛮ぶりを見せる機会となるのであれば、なまじオリンピックも悪くないかもしれない。


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地元民の神経を逆撫でした中国愛国者たちのオリンピック熱

日本での聖火リレーの模様を朝日新聞で読んでいたら、在日中国人留学生たちが中国政府からあてがわれたそろいのジャージーを着て中国国旗持参で聖火ランナーを取り囲み、リレーも式典も地元日本人には全く見えなかった書かれている。
確かに中国は開催国だが、聖火は中国の所有物ではない。諸外国での聖火リレーでリレーに関われるのが中国人だけなら、外国で走る意味がないではないか。だったら聖火リレーなんか中国国内だけでやればよかったのだ。
しかし、中国政府はこれで宣伝効果を得たと考えているかもしれないが、日本在住の中国人たちはちょっと自分らの立場を軽々しく考えすぎていないだろうか?私が在日中国人ならかなりのバックラッシュを心配するところだ。
2〜3年前だが、アメリカで移民法改正案が提案されたとき、カリフォルニア在住の違法移民が何万とロサンゼルスのダウンタウンに繰り出しメキシコの旗を掲げてデモ行進をしたことがある。このデモ行進の目的がアメリカの違法移民の立場を向上させることが目的だったとしたら、それは完全な逆効果だった。
地元のアメリカ市民たちは大量のメキシコ国旗を振り回しながらスペイン語で抗議をしている外国人たちを見て、彼らを野放しにすれば自国はメキシコ人に乗っ取られてしまうという脅威感を持ってしまったからである。
それでなくてもカリフォルニアの各地では英語が通じない場所が増えている。中南米のひとたちは働きものなのでアメリカ人がやりたがらない低賃金の職につく。それはそれでいいのだが、カリフォルニアのファストフードやガソリンスタンドの店員はほとんどがメキシコ人でまともな英語がはなせるひとが非常に少ない。自然と伝達に障害が生じるため元々外国人に偏見をもっている地元民からしてみれば外国人労働者は忌々しい存在なのである。その人たちがメキシコ国旗を振り回して我が物顔で町に繰り出して反感を得ない訳がない。
すでに日本では中国からの毒餃子に関する中国の不誠実な態度が非常な反感を買っている。それにあわせて在日外国人への参政権などといった理不尽な提案までだされている。そのときに中国人留学生が中国政府の命令通り大量に集まって制服を着てのデモ行進をおこなったら、日本人の在日中国人に対する感情は逆撫でされるだけである。これが在日中国人にとっても日本と中国との交流関係にもプラスにはるとはとても考えられない。
中共のやり方が気に入らなくて中国を出たひとたちまでが、オリンピックフィーバーに浮かれて安易に中国政府プロパガンダの片棒を担ぐ形になっているのは非常に嘆かわしい。中国政府は中国市民のことなどなんとも思っていない。そんな政府に利用されて自分らの外国での立場を悪くしてしまうことは愚かな行為だ。中国文化を誇りに思い中国という母国を愛することには敬意を表するが、その愛国心を中国共産党にいいように利用されていることに在日中国人たちは気がつくべきだろう。


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なぜ人権擁護審議会を単に無視できないのか?

カナダの人権擁護審議会(HRC)に訴えられているジャーナリストのエズラ・レバント(Ezra Levant)氏が、カナダのHRCに与えられている多大なる権限について説明している
日本で提案されている人権擁護法が同じような権限を持つかどうかはわからないが、国連の法律をモデルにしているならありえることだ。いつもながら、カナダの悪例を反面教師として読者の皆さんと一緒に勉強したいと思う。
HRCは普通の法廷ではないので、単純にHRCの訴えを無視して特に出頭命令や書類提出などの要請に一切応じなかった場合どうなるのか、高い金額を出して弁護士を雇ってまで弁護にあたる必要があるのかどうか、といった疑問は誰でも持つ。それに対してレバント氏は、このように説明している。
確かにHRCの苦情を無視することはできるが、だからといってHRCが無視してくれるとは限らない。いや、それどころかHRCには警察にすら与えられていない信じられないような多大なる権限が与えられているという。
例えばアルバータ市のHRCはレバント氏の職場に令状なしで立ち入り捜査及び書類押収をする権限があるという。アルバータの法律23条ではHRCにはレバントしの自宅への立ち入り捜査も許可されているのだという。

あなたが出頭しなければ、あちらからやってきます。

HRCは正式な法廷ではない。従って法廷の命令に従わなくても「法廷侮辱罪」には問われない。 しかしHRCの判決は正式な法廷に提出される。そうなるとHRCの判決を無視することは法廷を無視することと同じであり、これを繰り返すと禁固刑が言い渡されることになる。
HRCが課す罰金には二通りある。ひとつは政府に支払うものと、もうひとつは苦情を訴えた原告側に払う場合だ。レバント氏は定かではないが、こうした罰金は普通の借金などと同じように最終的には法廷命令がでるだろうから、支払いを無視しても、銀行口座が凍結されたり給料から強制的に差し引かれることになるだろう。
弁護士ぬきでHRCに出頭することは無論可能だ。日本の法廷がどうなっているのか私にはわからないのだが、カナダやアメリカには2〜3十万円くらいまでの低金額の民事訴訟を取り扱うスモールクレイムスコートという法廷がある。こういう裁判では原告も被告も弁護士抜きで当人だけで裁判官の前でお互いの陳述をし、裁判官が判決を下す。問題になっている金額そのものが低いので裁判官に仲裁を頼む形になっている。
ところがHRCはこのような法廷とは違う。先ず第一に取り扱われる金額が高額であること、HRCの委員は原告と裁判官を兼ねており、およそ中立的な立場にはないこと、彼らには限りない資源があり、疑わしきは罰せずといった原則は存在しないこと、どういった証拠が取り入れられるかといった厳格な規則がないことなどが大きな違いだ。HRCとの公聴会できちんとした議論を提示できないと後の正式な裁判での控訴で不利になる可能性もある。
日本で人権擁護法が通れば、カカシのようなブロガーが「中国聖火防衛隊のやり方は野蛮だ」といったことが、在日中国人の気に障り、中国人への人種差別だと人権擁護審議会に苦情が訴えられた場合、私の職場や自宅に審議会の役員による手入れ捜査が令状もなくおこなわれ、私は自費で弁護士を雇い仕事を休んで審議会に出頭し、それでも負けたら銀行口座は差し押さえられ給料から罰金を天引きなんてことが簡単に起きてしまうとレバント氏は警告しているのだ。
これが言論弾圧でなくてなんだろう?これこそ人権侵害でなくてなんだろう?
人権擁護法絶対反対!


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民主党の指名候補、代議員制度を復習

先日ヒラリーがペンシルベニア州の予選で勝ったことについて、私の尊敬する産経新聞の古森さんが詳しく説明しているので、本日はそこから主に引用してアメリカの代議員制度について読者の皆さんと一緒に復習したいと思う。

民主党の指名候補は8月末にコロラド州デンバーで開かれる同党の全国大会で正式に決められる。各州からの代議員の投票で決まるのが原則である。この代議員総数は4049だからその過半数となる2025以上を獲得した候補が指名を受けることとなる。この代議員の大多数、5分の4ほどはすでに各州の予備選や党員集会で一定候補への支持を表明した一般代議員たちである。そうした一定候補支持の一般代議員を選ぶのが予備選でもあるわけだ。しかし残りの代議員800人ほどは、スーパー・デリゲート(特別代議員)と呼ばれ、州レベルだけでなく、民主党政権の元閣僚など一定の政治業績を残した人物が任命されている。この特別代議員も一般代議員と同じく全国大会では指名候補に一票を投じる権利がある。

 さてこれまでに確実となった両候補の代議員数は、クリントン候補は1486人、オバマ候補は1629人だとされる。このうちもう絶対に揺るがない一般代議員の比だと、クリントン1243、オバマ1414となる。一般代議員は各州でどの候補を支持するかを宣言したうえで全国大会へと送られるから、全国大会での支持候補がだれかはもう決まっているし、変更はできない。一方、特別代議員はそうした拘束はない。全国大会の場にのぞんでからでも自分の自由意思で投票できるのだが、事前の段階で自分の支持候補がだれかを表明する特別代議員も多いのだという。この特別代議員ではクリントン候補は243、オバマ候補は215とされる。要するに大接戦なのである。

ペンシルベニア州の代議員の数は188人なので、ヒラリーとオバマの差がたった180以下という現状ではヒラリーのペンシルベニアでの勝利は大きい。しかし、ペンシルベニアは勝った方がすべての代議員を獲得するのではなく、勝利の割合で代議員数が分担されることになっている。

だからクリントン候補がペンシルベニア州で勝利を飾っても、オバマ候補が何十人かの代議員を獲得することは疑いない。クリントン候補がここで一気に逆転というわけにもいかないのである。

 そのうえに5月6日にはノースカロライナ、インディアナ両州での予備選挙が催される。
 このうちノースカロライナ州は代議員134人を選出する重要州だが、南部のこの州ではオバマ氏が断然、優位に立っている。要するに、クリントン候補にとって、こんご残された予備選で一般代議員の獲得レースでいまの劣勢を確実に逆転できるという見通しは非常に険しいのである。

とはいうものの、ヒラリーがまだまだ勝てる可能性のあるうちにあきらめるはずがない。しかしこのままオバマとヒラリーの泥試合が続くのは民主党にとって良いことではない。なにしろ二人の支持者の間で険悪がムードが増してきて、どちらかが勝った場合、それぞれの支持者はマケインを応援すると言い出す始末。
そこで焦った主流メディアはヒラリーにあきらめろと圧力をかけ始めた。ニューヨークタイムスなどヒラリーが圧倒的に優勢だった頃はヒラリーを公式に支持したくせに、いまになってヒラリーに撤退しろと呼びかけている。

おもにヒラリー・ロダム・クリントン上院議員によっておこなわれている否定的な選挙運動はクリントン議員だけでなく、競争相手や2008年の選挙で民主党にとっても害あって益なしであることをクリントン議員が認めるべき時期はとっくにすぎている。大事な予選の前夜、クリントン夫人は民主党候補として真っ先に911の血塗られたシャツを振りかざした。1929年の金融恐慌や真珠湾やキューバミサイル危機や冷戦や911攻撃をおもいおこさせるクリントンのテレビ広告はオサマ・ビンラデンのビデオも含めてまるで(共和党選挙運動アドバイザーの)カールローブの台本から抜き取ったかのようだった。

大統領になろうという人間が非常事態にどのように反応するか、それを競争相手の候補者が指摘することが否定的な選挙運動だという指摘はおかしくないか?ヒラリーが勝っている間は全く問題なかったニューヨークタイムスがオバマが優勢になってくると手のひらを返したようなこの仕打ち。
しかし、アメリカの有権者にとっては民主党候補指名が決着がつかないおかげでオバマの金メッキがはがれてきて非常に良い状況になってきていると思う。オバマはもともと英語でいうところの空の背広。つまり、外見だけで中身がないという人間だ。その化けの皮がはがれきたというだけの話だ。
ヒラリーの汚いやり方は主流メディアも充分に知っていたはず。それなのにヒラリーこれまで批判せず持ち上げてきた彼らがいまさらヒラリー批判に回っても白々しいとした言いようがない。


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護衛艦「あたご」半年ぶりに舞鶴に帰港

日本時間の22日、横須賀に二ヶ月近くも釘付けになっていた海上自衛隊の護衛艦「あたご」が去年の10月ハワイへ発ってから半年ぶり母港の舞鶴に帰港した。
数日前、「あたご」が横須賀を出た時、横須賀の友人からやっと「あたご」が舞鶴に帰れることになったというメールをもらっていたのだが、本日舞鶴の友人から先日「あたご」が無事帰港したと連絡があったので、読者の皆さんはニュースなどでご覧になったかもしれないが、一応ご報告という形で書いておこう。
下記は西日本新聞より。

千葉県・野島崎沖で2月に漁船と衝突した海上自衛隊のイージス艦「あたご」が22日、母港の舞鶴基地(京都府)へ半年ぶりに帰港した。

 今後、事故で生じた艦首の傷の修理や、船体などの定期検査を受ける予定という。
 あたごは昨年10月下旬、舞鶴基地を出て、米・ハワイでの派遣訓練を終えて海自横須賀基地(神奈川県)へ向かう途中、漁船「清徳丸」と衝突した。
 その後、横須賀基地に停泊し、第3管区海上保安本部(横浜)の捜査を受けていたが、洋上検証が終わり、今月18日に同基地を出港した。

乗組員はもちろんのこと、ご家族の方々もほっとしておられることだろう。なにはともあれ一応よかった。


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ヒラリー、ペンシルベニアの予選大勝利!

イエ〜イ!ヒラリーがペンシルベニア洲で行われた大統領予選選挙でオバマに10点の差で勝た!

ペンシルベニア州予備選、クリントン氏勝利

(CNN)米大統領選は22日、ペンシルベニア州で民主党予備選を行い、ヒラリー・クリントン上院議員が勝利した。選挙戦で劣勢が伝えられていたクリントン氏だが、今回の勝利で踏みとどまった形だ。
クリントン氏は支持者らを前に、大統領就任の初日から働く用意があると自信を表明するとともに、ホワイトハウスへの道が「ペンシルベニアの心臓部を貫いている」と述べ、今後も支持するよう呼びかけた。
一方、今回は黒星を喫したオバマ氏は、選挙戦全体でリードを維持していく意向を表明。予備選・党員集会で勝利した州がクリントン氏の2倍にのぼり、世論調査の支持率や獲得代議員数でもクリントン氏をしのいでいることを強調した。
開票率93%の段階の得票率は、クリントン氏が55%、ライバルのバラク・オバマ上院議員が45%。クリントン氏がオバマ氏に巻き返すためには、オバマ氏に2けた台の差で勝利する必要性が指摘されていた。
出口調査の結果によると、オバマ氏は新しい有権者の間で圧倒的な支持を集め、クリントン氏は選挙戦終盤にどちらに投票するか決断した有権者の間で人気が高かった。また、有権者が重視している課題のトップは景気であることが明らかになった。
CNNの独自集計によると、オバマ氏の獲得代議員数は1685人で、クリントン氏は1544人。同州の代議員数は158人で、残りの予備選のうち最大の票田。

ちょっとカカシさん、ヒラリーおばさんだけは勘弁してくれって言ってたのはどこのどなた?
いやはや自分でもまさかヒラリーの勝利を祝うようになるとは思わなかった。しかしオバマという男は知れば知るほど嫌な奴だ。オバマが大統領になるくらいならヒラリーの方がよっぽどましである。
この間のヒラリーとの討論会でABCテレビのリポーターがオバマにちょっと厳しい質問をして以来、オバマときたら選挙運動の先々でジャーナリストが自分に不公平に厳しい質問をしているといって愚痴をこぼしている。これまでずっとオバマ贔屓の主流メディアに完全に甘やかされてしまったオバマはあの程度の質問ですでにビビっているのだからしょうがない。ブッシュ大統領がどれだけ主流メディアに責め立てられてると思ってるのだ?こんなんで本気で大統領をやろうっていうのだから信じられない。
ライバルのヒラリーも「台所の熱さに耐えられないなら、出て行け」とオバマの軟弱さを批判。「私は台所は居心地がいいわ」と釘をさした。
とは言うものの、カカシは決してヒラリーを応援しているわけではない。私が喜んでいるのは、ヒラリーがペンシルベニアの予選で勝つことによって、ヒラリー対オバマの泥試合はまだまだ続く。そうなれば共和党の候補者であるマケインは何もしないで民主党の候補者がお互いを破壊し合うのを高見の見物といけるからだ。
この調子で二人のやり合いが夏の民主党大会まで続いてくれれば、今回の大会はアメリカの歴史上でも稀なブローカーコンベンションとなる。ブローカーコンベンションとは以前にも説明した通り、党大会で実際に投票が行われて大統領指名が決められることである。普通は大会までには候補がほとんどひとりにしぼられてしまうため、党大会は単なる形だけの投票で終わるのだが、今回は本当に意味のある選挙になるかもしれない。
非常に楽しみ!


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ミスター苺、親中共コメンターにもの申す!

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下記はカカシの英語版ブログに寄せられた親中共コメンターのコメントへのミスター苺による反論である。
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中共人権迫害の実態の主題は今日起きているレッドチャイナの暴虐について、特に2008年のオリンピック開催地に選ばれてからの中共の反応について述べることにあった。カカシはいくつもの例をあげて中共の悪行を暴露した。それに対してこのコメンターはこう書いた。

あなたのすべてのポイントが本当だとしても、共産主義者は中国人が誇りを持てる国を建設したとは思いませんか?中国は70年前に存在していた国とは全く違う国になったじゃないですか?世界的な経済、軍事大国へと育ったじゃないですか?自国の二十分の一にも足らない隣国に征服されるような国ではなくなったじゃないですか?交易相手のフランスやイギリスやオランダに顔を泥に押し付けられていた時代には考えられなかったことです。銃口によって無理矢理アヘン中毒の国にされるような危険もありません。占領軍によって10万人の首が斬られるようなこともありません。

ここで共産党による功績として挙げられたすべてのことは、同じようにロシアの共産党やドイツのナチス党にも言えたことだ。コメンターが一つ忘れたことといえば、電車が時間表通りに走るようになったということくらいだろう。
これらのことは単なる近代化の要素であり、近代化が独裁政権を通ることによってのみ現実とされるなどという考えは馬鹿馬鹿しい。近代化は社会主義が存在するずっと以前に自由民主主義によって発明されたことは誰でもしっている。

私は共産主義を弁護しているように見られてますが、そんなことをするつもりは全くありません。でも香港にしても台湾にしても今日の中国の偉大さの足下にも及びません。

弁護する気がないならなんでするんだよ。「偉大」さっていうけどね、単に徴兵した兵士が大勢いて核兵器がたくさんある軍隊があるって言うだけで偉大なんて言えるのか。それにしたって技術はすべて西側諸国から盗んだかソビエトのお下がりを買い取っただけにすぎないじゃないか。
一体他にどんな「偉大さ」のことを語っているんだ?どでかいだけの墓みたいな形の役所ビルの偉大さのことか?汚染がひどくて川が干上がり、近隣の民が食中毒をおこし、外国に毒野菜を売るはめになってる公害の偉大さのことか?

もうあとひと世代もすれば、中国は完璧な民主主義とはいかないまでも、もっと自由でオープンな社会になると期待します。

だがそうなるためには現存する機関の悲劇的な崩壊が起きなければならない。そんなことになれば大量の飢餓、流行病、中国文化の死滅、何百万という中国人の死も免れないだろう。なんという期待すべき未来だろうか!
それにしたってうまくいくとは限らない。そんなふうに崩壊した後の社会に続くのは独裁政権であって自由社会じゃない。それに俺たちは一度でもそんな巨大な崩壊した社会に面したことがない。しかもおそろしい核兵器や生物兵器や化学兵器があり、文字通り何百万人というAK-47を持った元軍人がいる国が崩壊したらどういうことになると思う?彼らが暴力団などの用心棒になることは間違いない。よくそんな社会を落ち着いて期待していられるな。
そんな最期の日が訪れるのを横で傍観したり、侵略された近代化前の種族の落ち度を探す前に、どうしてそんな地獄が最初から起きないようにつとめようとはしないのだ?自由、個人主義、資本主義を脅かす共産主義と戦おうとはしないのだ?
蒋介石が毛沢東に勝っていれば、中国は共産主義になったりせずに近代化することができたはずだ。それは台湾を見ていればわかる。
俺たちはみなファシストや共産主義者が近代人であることは知っている。だが彼らは自由主義者でもなければ、自由経済主義でもなければ、寛容主義でもなく、暴虐的で殺人狂で拡大主義で個人の権限などはなから考えちゃいない、基本的な悪なのだ。
こんなことがいまだにわからない人がいるなんて信じられない。もう俺たちの社会的DNAの中に組み込まれていても良さそうなもんだ。
社会主義のみが現代社会への入り口じゃない!それどころか社会主義は現代社会への一番悪い入り方だ。なぜならその動きの性質そのものが現代化を凍結しそれ以上の成長を拒むからだ。
レッドチャイナは発展的じゃない。レッドチャイナは育たない。片田舎でまだ前近代社会の生活をしている人々に20世紀の価値観を押し付ける以外には。そして19世紀の産業革命メンタリティーで20世紀の生産力を取り入れれば信じられないほどの公害が生まれるという訳だ。
自由と個人主義なくしては中共は決してポストモダンの社会に加わることは出来ない。中共は決して旧ソビエト連邦以上のレベルに届くことはない。中国がいまだに存在できるのは西側諸国から発展技術を盗んでいるからにすぎないのだ。
共産主義ユートピアは魂を殺す。旧ソ連や北朝鮮やキューバやベネズエラがそうであるように。
2008年に住むポストモダンの人間がポストモダンな基本的に個人主義による発明であるパソコンで、こうも熱烈に一世紀も前の社会主義の偉大さを語れるなんて信じがたい。.

基本的にこれが私の先のコメントの要点です。つまり中国は国際オリンピック協会(IOC)によって2008年にオリンピック開催国として選ばれたのです。 しかもボイコットの話は即座に始まりました。オリンピックがもうはじまろうという今となって反中の狂信はフル回転を示しています。まさしくギアーアップです。

政治はオリンピックの外でされるべきです。反中狂信は政治アジェンダに支持された多くの面から行われています。「オリンピック精神」もなにもあったものじゃありません。

だが、国際オリンピック協会が中共をオリンピック開催国に選んだことそのものが政治的な目的だったのだ。
中共はオリンピックなんか開くに値する国じゃない。奴ら世界貿易機関のメンバーシップにも値しなかったように。それなのに開催国に選ばれたのは、ポストモダン社会の利益を与えれば中国が奇跡的に21世紀の世界に入り「光を見る」という国際社会のナイーブな政治的考えから開催国の権限が中共に与えられたのだ。
だが中共は21世紀の光をみるどころか、1936年のナチス政権下のオリンピックをお手本にし、1920年代のソ連の経済政策を忠実に真似る行為にでたのだ。は、驚きだね!

あなた(カカシ)も書いてるように、反中国のアジェンダはチベット問題が起きるずっと以前に起き中国はそれに反応せざる終えなかったのです。

カカシは中共が「反応せざる終えなかった」云々とは書いていない。そういうのは自分でひどいことをやっておいて被害者に「ほらみろ、おれにこんなことをさせやがって!」という奴らのいう理屈だ。
反スターリン政策がスターリンにグーラグで何百万という人々を殺させた。反クメール・ルージュ運動がポルポトに「インテリ」と呼ばれる外国語が話せるとか字が読めるとか眼鏡をかけているというだけで殺させることになったという理屈だよ。
それをいうなら反帝国主義が大英帝国に銃口を向けさせて中国にアヘンを買わせたともいえる。何にでも使える便利な口実だなんだよ。
中国の暴虐を弁護するためにどんなことが言われているのか聞いてみたことがあるのか?これなんか最高だよ。コメンターはジョージ・フリードマンの書いてるStratForを引き合いに出してしてこんなことを書いてる。

もし中国がチベットから撤去すれば、市民の動きを阻止する軍隊がいなくなり、北京は多くの人々が(インドから)チベットに流れ込むのを恐れているのです。もしそのような移住がおこればチベットはインドの延長となりインド権力の先端となるでしょう。そのようなことがおきればインドのフロンティアは中国の中心部である SichuanとYunnan を直接見下ろすことになるのです。

無論、目的が帝国主義の中国が全世界を独裁することにあるというなら、このような事態が望ましくないというのはまさしくそうだろうよ。イスラム教原理主義者も全く同じ圧力を感じているだろうからな。
だがインドは民主主義の国だ。 俺たちは中共に沿ってるそういう自由民主主義の国を支持すべきなんじゃないのか?俺は中共の独裁者が民主主義を恐れる理由はわかる。だがなんだってこのブログのコメンターがそれを恐れる理由があるっていうんだ?

中国はダライ・ラマをインドの操り人形だと考えています。彼らからしてみればインドはその気になればダライ・ラマを沈黙させられるのにそうしないのはインドが彼に共謀しているからだと、、、

もちろんインドは中国では犯罪とされている宗教の自由に「共謀している」だろうさ。

中国は2008年オリンピックを勝ち取ったのです。他の国が気分を害したのは事実でしょう。(特に開催国に選ばれなかった国は)中国は冷戦時代から遥かに進歩しました。2008年開催国となったことがその進歩の証です。

レッドチャイナの弁護人がどれほど理屈をひしゃげるか見ていると驚くよ。俺たちが宗教や言論や報道の自由を支持するのは2008年のオリンピック開催国に選ばれなかったからだって言うのか?
StratForの理屈は何だよ?レッドチャイナは中国の真ん中にあるチベットの自由を許すのが怖い、なぜなら自由は中共の独裁を脅かすからだ。事実フリードマンが書いてるのはそれだけだ。西側諸国がその帝国主義を支持すべきだなんてことは書いてない。
かつてアメリカ人や他の西洋人が自由を求める人々を支持する理由があると考えた時があった。それが留置されたり処刑されたりする理由ではなく。俺はアメリカが情けないよ。
中共の暴虐な犯罪を弁護する代わりに、何百万という人々が大量に死ぬような未来を受け入れる代わりに、なぜ自由、個人主義、ユダヤ・キリスト教を基盤とした宗教、本当の意味での資本主義などが中国で栄えることを応援しないのだ?なぜ60年来の中国の悪夢から中国人を救うことに努力しないのだ?
それこそが正しく大切な行いのはずだ。それこそがアメリカ人たるもののすべきことのはずだ。


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そこのけそこのこけオリンピックが通る! 中共人権迫害の実態

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先日から私とミスター苺が経営している英語版のブログ、Biglizards.net/blogにおいて、中共、特にオリンピック関係の話を英語で紹介しているという話はしたが、それに寄せられた親中共へのコメントから、カカシはアメリカの読者は中共の悪行についてかなり無知なのではないかと考えた。そこでオリンピックに備えるという口実でいかに中共が自国のジャーナリストやキリスト教徒や仏教徒やオリンピック関係の予定地に住んでいるという不運な立場に置かれた一般市民を虐待しているかその実態を紹介した。これはその翻訳版である。日本の読者の皆様はすでにご存知のことと思うが、このようなことはほとんどアメリカの主流メディアでは報道されていないので復習のつもりで読んでいただきたい。
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私の前回のエントリー「チベット暴動はやらせ、中共によるチベット弾圧の口実か」 に寄せられたコメントを読んで、アメリカの読者の皆さんはここ一ヶ月あまりに起きている中共によるチベットへの弾圧行為をご存じないのではないかと気がついた。いやそれをいうなら、読者諸君は中国共産党政府がこれまで2008年8月のオリンピックに向けて自国の市民に対して、強制立ち退きなどを含めキリスト教徒や仏教徒への迫害など、まるでご存じないのだと思うので、今日はそれについて改めてお話ししたいと思う。
2001年に北京が2008年の夏期オリンピック開催地に選ばれてからというもの、チベット問題が始まる何年も前から、北京オリンピックをボイコットしようという呼びかけは日本の保守派ブログの間ではすでに起きていた。もう読者の皆さんは「国境なき記者団」による下記の「ボイコット、北京」のロゴを何回かご覧になったことと思う。

Olympic handcuffs

ボイコット北京 2008年


国境なき記者団(Reporters Without Borders)とは報道の自由を訴える国際的な組織であり、中国でのオリンピックをボイコットしようと一年以上も前から運動を初めている。
反中共精神は日本の右翼の間では非常に強い。彼らの多くは1930年代の大日本帝国による中国侵略を、中国を古い封建制度から近代化するために救済したのだと信じているくらいだ。無論そのような考えは偏見に満ちた見解かもしれないが、 日本右翼による中国の共産主義が悪であるという考えは完全に正しい。
話を先に進める前に私の履歴について少し述べておこう。私は冷戦時代に日本で生まれ育ち、後にアメリカに帰化した。私は常にソビエト共産主義を心から憎んできたし、そのいとこにあたる中国共産主義も同等に憎んでいる。そして北朝鮮やカンボジアやベトナムのマルクス/毛沢東主義も大嫌いである。
言うまでもないが、私は中国人を嫌っている訳ではない。私には中国人の友達が何人もいるが、彼らほど中国共産党を嫌っている人々もいないだろう。私は毛沢東やその後継者が自国の民やチベット人、モンゴル人などの少数民族に対して行ってきた悪行に心から憤りを感じている。
そこで私は中共がいかにしてオリンピック「準備」のためにひどいことをしているか、ここに提示する。オリンピック準備という口実で彼らがどんなことをしているか読者諸君が少しでも知れば、中共に少しでも言い分があるなどとは考えられなくなるはずだ。

強制立ち退き

中共政府はオリンピック関係の土地にたまたま住んでいるという不運な人々を強制的に立ち退かせている。国営の建設会社は住民に充分な立退料を払わないため、多くの住民が立ち退きを拒否している。 だが拒否するとどうなるか? こうなるのである。

Olympic removal

建築業者に家を破壊されて呆然とする住民


2007年の元記事へのリンクは切れているので、下記は「日本は日本、大陸は大陸」ブログのサイトから引用した。

来年夏の北京五輪に向け、建設ラッシュが続く北京の南部、豊台区のマンション建設現場で、立ち退きに反対する住民の家屋の取り壊しが29日始まり、自宅の屋根の上で抵抗していた住民2人が農薬を飲み、一人が意識不明の重体となった。開発業者は移転を拒む家の周囲を2〜4メートル掘り下げ、 “陸の孤島”として立ち退きを迫っている。10月の中国共産党大会で打ち出された「民生」重視も掛け声倒れのようだ。

 この日は開発業者が雇った数百人の保安要員らが周囲を立ち入り禁止にし、住民に退去を要求した。しかし、殷永利さん(53)と妻の廬桂敏さん(50)は自宅屋根に上って抵抗。業者側が引きずりおろそうとした時、夫婦は農薬を飲んだ。殷さんは病院に運ばれたが意識不明、芦さんも手当てを受けた。その後、消防車が放水する中、シャベルカーとブルドーザー3台が一気に取り壊した。
 夫婦は30年以上も住み続けており、「政府の開発許可も出ていないマンション建設だ」として立ち退きを拒否してきた。廬さんは病院で「中国共産党に希望を抱いていたが、これほどやられるとは思いもしなかった」と怒りをぶちまけた。

これは決して特別な例ではない。このような強制立ち退きは北京ではここ数年日常茶飯事に行われているのである:

ジニーバに本部を置く国連機関の「居住権と立ち退きセンター」(COHRE) は2005年、中国に対して名誉とはいえない「居住権違反大賞」を授与した。センターのスコット・レキー所長は「北京政府はオリンピック施設を建てるため少なくとも40万人を立ち退かせたことを認めている」と語った….COHERはさらに「800年の歴史を持つJiaodoku 地域は2003年7月に真っ平らにされてしまい、オリンピック関係の建設のため、2000家屋以上が破壊された」と報告している。

上記の夫婦のように切羽詰まった中国の市民たちは中国政府への最後の抗議として自殺に走る例が後を絶たない。

もうひとつ大きく報道された事件に2003年10月1日のものがある。北京在住のYe Guoqiangさんは中国政府によるオリンピック建設のために強制立ち退きをさせられたことに抗議し、Jinshui橋から飛び降り自殺をはかった。 彼は落下から命は取り留めたが、違法抗議活動をしたとして拘束された。Guoqiangさんはひとりではなかったようだ。2003年11月、北京住民1200人以上がインターネットで署名をしGuoqiangさんへの支持を示した。 2003年10月にはほかに7人の抗議者が社会に不穏を起こしたとして起訴され、2004年にはさらに二人が逮捕された。2004年、別の抗議者 Ye Guozhu さんは自分の家と経営していたレストラン二軒を破壊されたことに抗議した罪で拘束され4年の禁固刑を課せられた。天南門では2004年の9月から12月にかけて毎日のように破壊と立ち退きを抗議するデモが行われていた。

反体制者の取り締まり

オリンピックに向けて中共は ジャーナリストへの弾圧を強化した そしてオリンピックで訪れる人々に余計なことを言いそうな職業の人間への弾圧も徹底的に行われた。インターネットの使用者への取り締まりもここ数年いっそう厳しくなった。国際社会からは「オリンピック精神」などかけらもないやり方だとの批判も聞かれる。
オリンピック関係の土地からの強制立ち退きのほかにも、北京の地方政府は町のイメージアップのために再教育強制労働キャンプ送りの対象を拡大し、無許可の広告活動やチラシを配ったり、白タクシー、無許可屋台、乞食物乞いなどの罪も強制労働キャンプ送還への対象に含めることにした。
中共の宗教弾圧は悪名が高いが、ここ数年その弾圧は急激にエスカレートしてきている。2008年2月7日付けクリスチャンポストによれば:

中華援助年間リポートが水曜日に発表した報告によると、中国は2006年に比べ去年キリスト教徒への取り締まりをよりいっそう厳しくし、取り締まりを受けた信者の数は全体的に増加したとある。

2007年における18地区において60件の民家協会への取り締まりが行われ、2006年の46件から増加した。迫害された人数も前の年の665人に比べ788人と増加した。そして逮捕されたり拘束された人の数は650人から693人と6.6パーセントの増加となった。
….
中国政府は民家協会のリーダーたちを対象にするだけでなく、最近は都市で起きているキリスト教活動を阻止することに力をいれている。報告されている60件の迫害事件のうち半分を超す58.3パーセントが都市部で起きている。 迫害された人の数も全体の599人のうち76パーセントが都市部在住だった。
中国政府はキリスト教印刷物も対象にし、キリスト教関係の書物の印刷、運送、販売などに関する7件の事件が報告されている。

この印刷物に関する事件のなかでアメリカの新聞だけを読んでいては決して知ることの出来ない信じられないようなことが去年起きた。

キリスト教徒のビジネスマンで民家協会のリーダーとしても名の知れたでZhou Hengさんは、2007年8月31日、3トンの聖書を受け取った罪で正式に逮捕された。

Zhouさんは政府登録の本屋を営んでおり、キリスト教関係の書物を合法に中国国内で販売している。Zhouさんはバスの駅へ3トンの聖書を引き取りにいったところで逮捕された。聖書は韓国の協会から地域の信者に無料で配られるために送られてきたものだという。しかし政府は国で定めた協会以外での聖書の印刷や規定された数以上の配給は禁止している。
Zhouさんは牢獄で他の囚人や看守から殴る蹴るの暴行を受けたと言われている。公安公共省(PSB)はいまだに判決も出さないが、Zhouさんを釈放してもいない。

チベット暴動の演出

中国には言論も報道も中央政府が統括している。政治思想もスポーツもどんな仕事にも登録証明が必要で何もかも厳しく取り締まられている。書店までもが登録を必要とされ政府許可のない聖書をうっただけで経営者が逮捕されてしまうという国だ。共産党が市民の宗教をコントロールし、無論ひと家族に何人子供が生めるかまで取り決めしている。中国では令状もないまま逮捕され、無期限に判決もないまま拘束され、殴られ、人々は他にどうしようもない、共産党の意のままなのである。
これでも中国は「独裁政権」ではないというのか?
こうした流れで考えれば、オリンピックによって前代未聞の国際社会からの注目を浴びている中国共産党が、目の上のたんこぶであるチベット人に克つを入れてやろうとしたとしても不思議でもなんでもない。この際だから中国に恥をかかせるチベット人はとことん弾圧してやろうと考えたのも理解できるというものだ。しかし、非暴力が売り物の平和的なチベット僧侶を暴力で弾圧するためには何か口実が必要だ。どうしたものだろうか?
こう考えれば解決策は明白なはずだ。チベットで「暴動」を演出し、それがチベット僧侶の先導によっておきたことにし、一気に軍隊を送り込む。そして外国でもいくつか「チベット人」による聖火をもぎ取ろうとするような暴力的な騒ぎを起こさせることによってチベット人の理不尽を国際社会に訴える。世界のエリートメディアはこぞってこれを報道し、中国の弾圧を正当化してくれるというお膳立てだ。問題なのは侵略者で征服者の中国ではなく、チベット人のほうなのだと。「奴隷の立場に抵抗しているチベット人こそが問題なのであり、チベット人を迫害している中国がわるいのではない!」というわけだ。
これなら1950年代から60年代にかけて人種差別に抗議して抵抗運動を行った黒人に向かって、差別をされている黒人が悪く差別的な法律を通して黒人を弾圧した白人が悪いのではないと言っているのと同じだ。
しかし当ブログに寄せられたいくつかのコメントを読んでいると、中国共産党のプロパガンダはかなり効果が上がっているようだ。
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次回はこのエントリーに寄せられたコメントへのミスター苺の反論を掲載する。乞うご期待。


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ヒラリーがまともに見える、オバマの醜態

先日のバラク・オバマの失言といい、昨日のヒラリーとの討論会での狼狽えぶりといい、オバマは最近その未経験ぶりがもろに表に出て難しい立場に追い込まれている。
先週の土曜日、オバマ議員はサンフランシスコ後援会の前で何故自分はいわゆるレーガン民主党といわれる白人の労働者階級からの支持を得られないのかとについて説明した時、こんなことを言った。

ペンシルベニアの片田舎の町にいくとですね、西部の多くの小さな町がそうであるように、25年前になくなった職に未だに取って替わるものがないんですね。だからそういう卑屈になった人たちが銃とか宗教とかに固執したり、自分とは違うひとを嫌ったり、移民に嫌悪をみせたりして鬱憤をはらしてるのも理解できます。

これを聞いたペンシルベニアの人々は、自分たちが銃所持の権利を主張するのも信心深いのも卑屈になったせいではない!労働者をばかにするにもほどがある!と激怒。この機会を見逃してなるものかと、早速ヒラリー・クリントンはペンシルベニアの市民のインタビューを集めてオバマは一般市民の生活を理解できないエリート主義者だとテレビ広告を作ってオバマを攻撃。それに怒ったオバマがヒラリーに「恥を知れ」と怒鳴る場面も見られた。

 大統領選の民主党候補指名を争うオバマ上院議員が13日、ライバルのヒラリー・クリントン上院議員に対し「恥を知れ」と珍しく怒りを爆発させた。オバマ氏の失言を執拗(しつよう)に追及するクリントン氏の戦術が腹に据えかねたようで、民主党内の亀裂を懸念する声がさらに強まってきた。…….
 東部ペンシルベニア州で13日開かれた集会で、オバマ氏は「マケイン氏の批判は予想していた。しかし同僚のクリントン氏まで同じ論点で批判していることには失望した」と語り、「恥を知れ」と繰り返した。(共同)

これに加えて水曜日に行われたオバマとヒラリーの討論会でも、オバマはいつになく手厳しいABCテレビ局の司会者の質問にたじたじとなり、その経験のなさがあからさまになった。まず司会者のひとり、チャールズ・ギブソンがオバマの先の発言について次のような質問をした。

ギブソン(司会者): あれは失言だとおっしゃいましたね。いいたいこととは違う言葉使いをしてしまったと。しかし多くの有権者から話を伺いましたが、この洲(ペンシルベニア)の人たちが馬鹿にされてると感じ、あなたはの言ったことは本心だったと考えていることはご存知ですか。

オバマ: はい。皆さんのご怒りはごもっともです。私が間違った言い方をしたのはこれが最初ではありませんし、これが最後でもないでしょう。
しかし、私がいわんとしたことをはっきり申し上げておきます。…..
私の言いたかった点はワシントンが人々に耳を傾けていないと感じるとき、景気はよくなると毎年毎年約束され、それが何十年も続いているのに一向によくなる気配がない。そういう時に人々は宗教のような一貫しているものに目を向けるようになる。
人々は「ここに何らかの憩いの場を見いだすことができる。これだけは頼りになる」と思うようになるわけです。人々は銃法のような世代から世代へ受け継がれてきたことへの票をより心配するようになる。これらは非常に大切なことだからです。……
ギブソン: クリントン議員?
クリントン: 私の祖父はスクラントン出身の工場の労働者でした。11歳の時にスクラントンレース工場に働きに出て、一生そこで働きました。ほとんど週6日労働でした。
祖父はコートストリートメソジスト協会の熱心な信者で、三人の息子を育て三人とも大学にいかせたことを誇りに思っていました。
私は私の祖父にしても私の父も、そして私が長年にわたって光栄にもお会いできた多くのペンシルベニアの人々もワシントンが耳を傾けてくれないからといって宗教に固執したりしているとは思いません。宗教とはよいときも悪いときも信じるものだという基本へのある意味で誤解だと思います。
同じように、人々が狩りや銃といった伝統に固執するは政府に不満をもっているからだとは考えません。人々がそんなふうに生きているとは信じられません。
もちろんそれは人々が政府に不満を抱いていないという意味ではありません。政府に不満を持つ理由はいくらでもあります、特に現政権に対しては。
……
ここ数週間ペンシルベニアをあちこち行ったり来たりして….お合いした多くのすばらしい人々からきいたことは、我が政府に関してどんな不満があるにしろ人々はしぶとく積極的で、人々からより優れたものを引き出してくれ、機会を与えてくれるリーダーを迎える用意ができていることです。

これはクリントンに一本ありという答えだな。オバマはペンシルベニアの人々は経済の低迷に卑屈になって宗教や銃に固執しているとバカにしたのに対して、ヒラリーは人々はしぶとく積極的で強い指導者を期待しているのだと有権者を尊敬した言い方をしている。人々は弱いから自分が救ってやるというオバマの見下したエリート意識丸出しの態度とは対照的で非常に効果のある答え方だ。
さて続けてギブソンは以前から問題になっているオバマの恩師ジェラマイアー・ライト牧師の人種差別的な発言についてオバマに質問した。

ギブソン:オバマ議員、….後に行った演説のなかであなたはジェラマイアー・ライト牧師が人々を怒らせるようなお説教を祭壇からしたのは聞いたことがないと言いました。
しかし一年前あなたが立候補を発表した際、ライト牧師への招待を取り消しました。….牧師によるとこれは彼の言葉ですが、あなたは牧師に「あなたはお説教でたまに乱暴なことをいうから、公の場所には現れないほうがいいと思って決めた」と言ったそうですね。牧師のどんな言葉を知っていて招待を引き下げたのですか?
オバマ:それは、、
ギブソン: それに牧師がお説教で乱暴になることを知っていたなら、なぜ彼のそんな言動からあなたが正式に距離を置くのに一年以上もかかったのですか?
オバマ: それは、私はユートゥーブで公開され何度も映されるはめになった言葉については見たことがなかったことをわかってください。….
しかしチャーリー、すでに私はこれについては詳細にわたって説明しています。ライト牧師は問題のあることを言う人ですが、それは多くのアメリカ市民を怒らせたような言葉とは違うのです。ですから私はこれらの発言については問題があると言いましたし私が同意できることではないとも言いました。そしてきちんと距離を置きました。….

ジェラマイアー・ライト牧師の暴言についてはギブソンもいうように一年以上も前から話題に上っていた。主流メディアで取り上げられてからも、すでに数週間もたっているのだから、オバマも、もう少しましな答えが出来てもよさそうなものだ。
オバマが「距離を置いた」としているのはYouTubeで放映されて問題になった発言だけであり、ライト牧師自身から距離をおこうとはしていない。協会そのものを脱会する気もないことは、問題の発言は特別で普段はそんなことは言わない人なのだと言っていることや、ライト牧師の協会はエイズ患者の救済に積極的だなどと説明していることからも伺える。
さてこれについて、以前にヒラリーがライト牧師が自分の協会の牧師だったら、自分はそんな協会からは脱会していると発言したことに関してギブソンは8000人からいる協会のメンバーがすべて協会から立ち去るべきだったというのかという質問をした。

クリントン: 私は個人的な質問をされたのです。チャーリー、ですから個人的な答えを返したのです。明らかに協会や牧師の選択は自分の信仰が協会に何を求めているかとか、協会で得る仲間意識などにも基づいているものです。しかし、911事件後の最初の説教でライト牧師は、アメリカを責めました。私の町であるニューヨークへの攻撃についてそのようなことは我慢できません。ですから私ならそういう協会には残らなかっただろうと、多分それはどれだけ協会で良いことが行われていたとしても、…..牧師は選ぶことが出来ます。家族は選べませんが牧師は選べます。直接質問をされたので、私ならそんな協会には留まらなかっただろうと答えたまでです。

これもいい答えだ。オバマを攻撃するのと同時に自分の愛国心も主張している。ヒラリーもなかなかやるな。愛国心といえば、オバマが胸に星条旗のピンをつけていないことなども討論会では話題に上ったが、もうひとりの司会者のステファノポリス(彼は元ビル・クリントンの側近だった。)がまたまた厳しい質問をした。

ステファノポリス:…愛国心というテーマに関してですが、ウィリアム・エアース(William Ayers)という1970年代にウェザーアンダーグランウンドのメンバーだった男性がいます。彼はペンタゴン、首都そしてその他の建物に爆弾を仕掛けました。 それについて彼は一度も謝ったことがないばかりか、911の後で「爆弾をしかけたことは後悔していない、充分やれなかったと感じている。」とニューヨークタイムスに語っています。
あなたの上院議員選挙運動の初期での会合が彼の家で開かれ、あなたの選挙事務所も友好的な関係にあると語っています。この友好関係について有権者に説明していただけますか。民主党の人々に何故これが問題ではないのか説明してください。
オバマ:この人はうちの近所にすんでるひとで、シカゴの大学の英文学の教授です。私は彼とは知り合いですが公式な支持をもらっているわけではありません。彼と常時考えを交換するような間柄でもありません。
それに40年前に、私が8歳だった時に、憎むべき行為をした人間を知っているということが、私や私の価値観になんらかの悪影響を与えるというのは理屈にあいません。ジョージ。

そうかなあ。単に近所に住んでいる顔見知りだというだけならどうということはないが、私は40年前だろうと100年前だろうと何百人という人が死ぬかもしれなかったテロ行為をしておいてそれを反省するどころか、もっとやれば良かったなんて未だに公言しているような人間の家にはお茶に招ばれても絶対に行かないだろう。ましてや大事な選挙運動の会合をそんな人間の家で開くとなれば、自分がその人間の考えに同意しているか、少なくとも特別問題視していないことの現れだ。これが国の大統領になろうとしている人間の近所付き合いだとしたら非常に問題だと私は思うね。
もしも共和党の候補者が40年前に黒人協会に放火した犯罪者の家で会合を開いたなどということがあったら、「近所に住むただの知り合いで、特に考えを交換したりしていない」とか自分は8歳のときの出来事だから興味ないとかいって言い訳になるだろうか?その関係がわかった時にその候補者の選挙運動は終わってしまうだろう。
ところが、こういうオバマの怪しげな人間関係はアメリカの主流メディアでは問題にならないどころか、それを指摘したギブソンやステファノポリスのほうに批判を向けている。
しかしオバマに同情的なニューヨークタイムスでも今回の討論会でのオバマのパフォーマンスはかなり弱かったと評価している。


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政教分離はどうなった? イスラム教公立学校を認めるミネソタ州

ミネソタにはイスラム教徒が多く住んでおり、なにかと自分らの権利を主張して無理難題をふっかけ、それが拒絶されると人種差別だ宗教弾圧だ人権迫害だといって大騒ぎをしているという話はここでも何度かしてきた。下記はその一部である。
イスラム教スーパー店員ベーコンの販売を拒否!
イスラム教徒のタクシー運転手の乗車拒否
アメリカのイスラム化を狙うCAIR
ミネアポリス空港イスラム教タクシー運転手の乗車拒否に厳しく対処
そのミネソタで、今度は州民の税金で経営されている公立学校で、イスラム教学校が経営されているという話が地元の新聞のコラムニスト、キャサリン・カーストンによってスタートリビューンで暴露された
私が上記に挙げた例でも背後にモスラムアメリカンソサエティー(The Muslim American Society、MAS)という市民団体が存在する。この団体は実はモスラムブラザーフッド(the Muslim Brotherhood)というハマスなどのテロリストたちを生み出しているテロ養成グループのアメリカ版看板団体である。
MASは2007年の大会でシェイク・カリード・ヤシン(Shayk Khalid Yasin)という悪名高い男を講演者として招いた。この男は英国やオーストラリアで、妻に暴力を振るうのは許されるとか、同性愛者は死刑になるべきだとか、エイズはアメリカの陰謀だとかめちゃくちゃなことを言ってる過激なイスラム師教である。
このMASミネソタ支部は何かとミネソタでシャリア法を広めるのに熱心だが、カーストンは今回彼等が先導してなんとミネソタにイスラム教を教えるいわゆるマドラスを州の税金で経営される公立学校として州に認定させてしまったことを学んだのだ。
ツインシティーの郊外にあるこの学校の名前はTarek ibn Ziyad Academy、略してTIZA,
昔スペインを征服したモスラム将軍の名前からとったもので、生徒全員もしくはほとんどがイスラム教徒であり、校長はいイマームと呼ばれるイスラム師教、学校のスポンサーはイスラムリリーフUSA、学校の建っている土地はMASが持っている。
この小学校で5年生の臨時教員をつとめた女性の話によると、学校では一日に5回のお祈りの時間がもうけられており、その前には教師の指導で子供たちは足を洗う。イスラム教では聖なる日とされる金曜日には体育館で集会がもうけられそこでイスラム教の教えが説かれるという。
断っておくが、アメリカでは宗教学校そのものが存在することは違法でも何でもない。それが私立の学校であれば何を教えようと学校の判断に任せられる。だが、それが税金を使った公立学校となってくるとそうはいかない。教育と宗教は完全に分離しなければならないという最近の風潮から、公立学校では聖書研究部がひらけないとか、学校内では生徒たちが個人的にキリスト教のお祈りをするのさえいけないとか、うるさくいわれている。学校によっては十戒を取り除いたりクリスマスツリーを排除したりしているところさえあるのである。
そこまで宗教を公立学校から閉め出そうとしている教育委員会が、あからさまなイスラム宗教学校を公立学校として認定しているというのはどういうことなのだ?完全に州法に違反するはずである。
TIZAのザマン(Zaman)理事長はカーストンの「イスラム教徒への明らかな偏見」は心配であると意思表示をし、カーストンからの取材を拒んだ。そして記事が掲載された直後ザマン理事長はカーストンが個人的に自分と学校を宗教を理由に攻撃したとし「悪質で、文明社会では受け入れられない」と糾弾した。
こういう話になると必ず乗り出してくるアメリカのイスラム過激派グループCAIRがついに、キャサリン・カーストンへの猛攻撃をはじめるべくお出ましである。
人権擁護市民団体を装うCAIRのミネソタ支部はツインシティーの小学校に向けられた脅迫について刑事犯罪がおかされている恐れがあるとしてFBIに調査を求めた。CAIRは小学校の子供たちの安全が脅かされるおそれがあると心配しているのだという。「我々は人々にはまあだ明らかにされていないこの件に関して光をあてたいと思う」とCAIRの代表者は語った。
私はこの件が大っぴらになるのはいいことだと思う。なぜなら政教分離というのは単にキリスト教迫害に他ならず、イスラム教徒からの脅迫に恐れおののいて何でもかんでもいいなりになっているミネソタ教育委員会の情けない現状に「光を当てる」いい機会だからである。
こんなことがアメリカで許されるなら、アメリカも欧州やカナダのようになるのは時間の問題だ。キャサリン・カーストンはガードマンを雇って今後もミネソタのイスラム教暴虐を暴露し続けてほしい。本当に身の安全が心配されるのはイスラム批判をするジャーナリストたちのほうだろう。


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