中国人旅行客が増えても日本が儲からない仕組み

ちょっと前、中国人が運転する車が高速を反対に走って事故を起こし、乗客の中国人観光客が何人か怪我をするという記事を読んだ。中国は日本とは通行が逆だから運転手が日本での運転に慣れていなければ間違えた可能性もあるが、それよりも運転手は本当に観光客だったのだろうかとふと思った。

この記事によると運転手も観光客でレンタカーを運転していたらしいが、乗っていたのが運転手合わせて6人。しかも乗客の国籍がバラバラ。こういう仲間で観光するかなあ?もしかしてこれって中国人ツアーで運転手はガイドだったのではと思ったのだ。

実は最近訪日する中国人旅行者が増えているにも拘わらず、日本における消費高はそれほど増えていないという記事を読み、それには中国人がイタリアでやっているようなからくりがあることが解った。

訪日外国人旅行客3119万人のうち、最も多い中国人旅行客はその4分の1以上の838万人。中国人旅行客が増えるきっかけとなったのは2000年、中国からの団体旅行客の解禁だった。

解禁後、中国人団体客を日本の旅行会社が受け入れるはずでしたが、それができなかった。理由は単純です。日本の旅行会社は、東京と大阪を周る4泊5日のツアーで20万円以上を見込んでいましたが、中国政府から、それでは客が集まらないということで、3分の1の7万5000円くらいに下げられてしまったのです。そんな額ではツアーは成り立たません。日本の旅行会社は匙を投げた形でした」

と語るのは、インバウンド評論家の中村正人氏である。昨年末に『間違いだらけの日本のインバウンド』(扶桑社新書)を出版した。本著では、日本のインバウンドの問題点を浮き彫りにしている。

日本の旅行会社の代わりを買って出たのが在日中国人経営の旅行会社。しかし日本の旅行会社がそんな低価格では無理だと言っているのに中国人が出来る理由とはなにか?

先ず中国人は「免税店の売上に応じたコミッション(手数料)でツアー代金の不足分を補った」のだという。中国人は爆買いをするので、ツアーバスが契約を結んでいる免税店に客を連れて行き客はそこで買い物をするというわけ。

この記事では中国人は人間関係を保つためにお土産をたくさん買って帰ると書かれているが、実際は転売が理由なのは拙ブログの読者諸氏はもうご存知だろう。

問題なのは買い物客は旅行会社が契約を結んでいる特定の場所でしか買い物をしないため、地元の商店街が潤うということはない。こういうのを “ゼロドルツーリズム” というのだそうだ。

儲からないのは小売店だけではない。中国人客にとって問題なのは日本の高い交通費と宿泊費。中国政府による関税により爆買いは一時期に比べて減ったとはいえ、個人で旅行に来る中国人は宿などどうでもいいからなるべく多くの観光地を巡りたいと考えている。そこに目を付けたのが在日中国人たちによる違法民泊と白タク。

日本にはこうした商売には規制があるにはあるが、中国人たちはアプリを使って日本にくる事前に打ち合わせや代金の精算を済ましてしまっているので、日本国内では違法民泊や白タクの取り締まりは難しいようだ。

せっかく中国から旅行客が来ても、結局中国人同士で商売をして、日本は観光地を汚されるだけで何の収益もない。このまま観光業が中国人に乗っ取られたくなかったら日本政府はこうした違法商売を徹底的に取り締まる必要がある。特にネット上での取引を監視する中国語の出来る職員を雇い、違法なアプリはどんどん摘発すべきだろう。こういうところからやっていかないと日本は中国に乗っ取られてしまう。

イタリアの二の舞は踏まないでもらいたい。


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ソレイマニ司令官の死とイランの誤算

久しぶりにビクター・デイビス・ハンソン氏のイラン分析をご紹介しよう。ハンソン氏によると、今回のイランとアメリカの衝突はかなりイランの方に誤算があり、今後の方針を決めるにはトランプのアメリカではなくイランの方こそ色々とジレンマがあるという。

先ず第一にイランはトランプ政権を甘く見ていた。私の感覚からしてトランプはブッシュ大統領がやったような大々的な戦争は好まない人物だ。しかしだからと言って彼には全く戦闘意欲がないのかと言えばそうではない。イランはトランプがこれまで自制して取り立てて激しい反撃をしてこなかったことや、トランプが下院で弾劾されたことでトランプの実権が弱まっていると判断した。それでイランによるアメリカ軍への攻撃がここ数か月エスカレートしていき、年末の大使館襲撃へと進んだのだ。

しかしトランプ大統領はイランに恐れおののいて反撃を自制していたのではない。様子を見て一番効果的な作戦と時期を見計らっていただけなのである。

イランにとって一番いい戦争はアメリカを挑発してアメリカがその挑発に乗って大々的な戦争を始めることだ。そうやって意味のないコソボ戦争のような空爆を繰り返したり、リビアのような不思議な状況になったり、アフガニスタンやベトナムのように長期にわたる泥沼戦争に引き込んだり、あわよくば1979年の大使館襲撃みたいなことになればいいと狙っていた。そうしているうちにトランプ政権の信用度が落ちイランに友好的な民主党政権が生まれると。

ところが蓋を開けてみれば全く状況が違う。イランはトランプがイランの挑発に全く乗ってこなかったことをトランプの弱さと見ていたのだが、今回のソレイマニ司令官殺害でわかるように、トランプは大量の兵士を動員せずとも無人機を使っていくらでもイランに大打撃を与えることが出来ることが明白になった。

ハンソン氏によれば、トランプは戦争などする気はさらさらない。トランプはイランを侵略して民主主義に変えようなどという野心もない。 ブッシュ時代のネオコンはトランプに全く影響力を持っていない。 アメリカは自国でいくらもエネルギーが足りてるのでイランの石油に頼る必要もない。なのでアメリカにとってイランは煩い存在ではあるが必要な存在ではないのだ。イランさえ黙っていてくれればこちらは全く興味のない存在だ。

しかしイランが色々攻撃してくればこちらからも応戦をしないわけにはいかない。といって大戦争になれば国民の支持は得られないだろうが、今回のような攻撃なら戦争嫌いな保守派や独立派の支持も得られる。また国際社会も単なる正当防衛なら文句はないだろう。

ところが、イラン側はそういうわけにはいかない。重要人物をこんなセンセーショナルに殺された以上、イラン側はなにか派手に報復しなければ面子丸つぶれだ。しかしイランにいったい何が出来るのか?

イランがテロやサイバー攻撃に走れば、政治的支持は得られず空爆される恐れもあり、すでにもろい国内のインフラがさらに弱められる。

イランにはいくつか選択肢があるが、どれもこれもイラン政権にはあまり魅力ある方法とはいえない。

核武装解除の協議に戻るという方法もあるが、そんなことをやったら面目丸つぶれだ。どのような協議も国内全体に検査官が入り込み、100%の透明度が要求される。せっかく2015年にオバマから大金をむし取ったことを思うと完全なる後退だ。

しばらくおとなしくしているという方法もある。しかしすでに経済制裁への道は進んでいる。何もしないでいれば再び経済制裁の憂き目を見る。その前にトランプを弱体化させる必要があるのだ。しかしトランプが中東で大戦争をせず、圧倒的有利な空爆だけの反応でイランに大打撃を与えているという状態ではトランプが弱体化する可能性は低い。

もしヒズボラがイスラエルを攻撃したりすれば、イスラエルからの報復は猛烈なものになり、近隣のアラブ諸国はひそかに歓迎するだろう。

つまるところイランは国内の経済は破綻状態、国際社会からの支持も得られない、といった中で 図らずも攻撃側という立場に立ってしまったのだ。

ハンソン氏から見ると今のところイラン側の方が失態を続けているという。


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トランス活動は変態痴漢男たちのためにある

このエントリーは長くなりそうなので、最初から結論を述べよう。私はトランス活動家は変態の集まりだと信じる。そして彼らの目的はトランス差別云々を排除することではなく、自分たちのような変態性癖の人間が子供や女性を性的に虐待しやすい世の中をつくることだ。トランスジェンダーアジェンダをポリコレとして世間一般に認めさせ、自分らへの批判をヘイトと決めつけて弾圧することにより、自分らの犯罪が容易になることこそ彼らの究極的な目的なのだ。私が何故そう確信するのか、彼らが要求するトランス許容トイレ法セルフID子供向けトランス教育などひとつひとつを突き詰めて、どれも変態たちが子供や女性たちに近づきやすくする策略であることを証明したい。

トランス許容トイレ法

トランスジェンダーに同情的な人々や理解を示そうとしていた人々は、活動家がトランス女を女子施設に入れろと要求してきた当初、トランスが問題なのではなくトランスに紛れて入ってくる変態とトランスの区別がつかないことが問題なのだと言ってきた。しかし私は最初からこの理論には疑問を持っていた。

トランスジェンダーなる人々の存在は何も今に始まったことではない。そういう名前で呼ばれていなかっただけで、異性の恰好をしたり異性のような生き方を選んだ人は少ないながら存在していた。しかしそうした人たちはこれまで異性トイレに入れろなどと要求してこなかった。何故だろう? これは私の推測だが、本当のトランスセクシャルの人たちはそのことで注目されたくないのではないだろうか。多くのトランスは外見上異性と見分けがつかなくなるよう努力し、静かに外見に合う方の施設を使っていた。だからMtFにしてもFtMにしてもパス度の高い人は特別な法律など要らない。

ではトランス許容などという特別な法律が必要なのはどういう人間なのか?これは外見上どうみても異性に見えないひとたちだ。はっきり言ってホルモン治療中でまだ女性に見えるFtMが好んで男子トイレに入りたがるとは思えない。となるとこれはどう見ても男に見える女装男が女子トイレ(及び女子専用施設)に入りやすくするための法律としか思えない。

明らかな男が女子専用施設への立ち入りに挑戦されずに安易に入れるようになる法律。これで一番得をするのは誰か?女子や女児を狙った変態痴漢男たちである。

セルフID

最近アメリカでは違法移民が多すぎるせいなのか、普通の運転免許証では身分証明書として不十分ということで、リアルIDなるものがないと他州に行かれないという規則が出来た。それで私もミスター苺も新しい証明書を取るために役所に行ったのだが、その際に我々は自分が自分であることを証明する必要があった。

自分が自分であることを証明するための先ず一番大切なのは性別だ。ここがはっきりしないと先へは進めない。どう見ても男性の証明書が女性となっていたら、その人間が当人であるという証明が出来ない。ところがイギリスでは単に本人が異性だと言い張りさえすれば簡単に合法的に性別を変えられるという信じられない法律が通りつつある。

この法律の問題点は、もし自分のIDを本人の言い分だけで簡単に変えられるというのであればIDなど全く意味がなくなるということだ。例えば、男性のA男が強姦を犯し、警察はA男という男を探しているとする。A男はその場を去った後に合法に女性のA子とIDを変えてしまったら、強姦犯のA男を探しても見つけることは出来なくなる。また、よしんば警察がA子を逮捕出来たとしても、裁判でA男とA子が同一人物であるという証明はどのようにするのか。

私はトランスジェンダー活動家でセルフIDを推す人間の本当の目的は自分らの犯罪を隠すことが目的だと確信する。

つまりこの法律で一番得をするのは誰か?自分の性犯罪前科を隠しながら犯罪を繰り返すことが容易になる変態痴漢男たちである

子供向けトランス教育

これについて説明など全く必要ないと思うが、最近幼稚園児を対象にしたドラアグクィーンストーリーアワーなるものがカナダやアメリカで行われるようになった。この主旨は子供が小さいころからトランスへの偏見を持たせないようにするということが表向きの理由だが、幼稚園児に本を読んでるケバケバに化粧した女装男たちの中に、幼児性虐待前科のある男たちやゲイバーでAVそこのけの演技をしてる男たちなどが混じっている。

このイベントはトランスジェンダーと言う隠れ蓑を着た幼児性愛者を子供たちに近づける恰好の口実になる。これで一番得をするのはだれか?子供相手に性暴力を振るいたい小児性愛者という変態痴漢男たちだ。

トランスジェンダーのすべてのアジェンダが変態痴漢男のためのもの

トランスジェンダー方針のひとつでも女性や子供や一般社会の役にたつことがあるだろうか?誰かがそのために幸せになったり暮らしやすくなったりするだろうか?普通のトランスセクシャルの人たちにとってもやたらに彼らに注目が集まり、放っておいて欲しかった人々には迷惑だろう。単に商売でドラアグショーに出演していたパフォーマーたちも変態と一緒にされて迷惑してるだろう。

何かの方策がどこかひとつの方向に向かっている場合、それはもう偶然として片づけることは出来ない。これらの方針によって誰が一番得をするのか、それを考えた場合、そのどれもが変態痴漢男であれば、これはもうこれらの方針は変態痴漢男のために作られていると結論づけるしかない。

それを無視するのは犯罪だ。

追記

実はトランス許容トイレを推進していた人のなかに性犯罪の前科がある人間が居たというのはアメリカとイギリスで起きている。またセルフIDを推してる政治家のなかにペドフォリアが居たことも事実だし、ドラアグクィーンストーリーアワー出演者にペドフォリアが居たことも事実だ。これだけ性犯罪者が紛れ込んでるアジェンダは前代未聞だろう。それだけでも我々が一ミリも譲歩できないことは確実である。


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米軍に殺されたソレイマニ司令官とは何者だったのか?

イラク戦争当時は私もイラクやイラン関係の人間の名前は結構追っていたつもりだったが、今回トランプ大統領の命令で退治されたソレイマニ司令官と言う人がどういう人物だったのかということに関しては恥かしながら全く知識がなかった。種々のメディアで彼はイランの最高指導者のハメネイ師に次ぐ第二の権力者であったと報道している。

CNNの記事によると、カサム・ソレイマニはイランでは英雄としてかなり信望の合った人物らしい。 ハメネイ師からも「生きる殉教者」として称えられていたという話だ。同司令官はイランの革命防衛隊クォッズというエリート軍隊のトップで、いわゆる諸外国でのテロ行為を指揮していた男だった。

ソレイマニ司令官の軍人としてのキャリアは1980年初期に始まる。彼は順調に出世して中東にイランの影響力を及ぼす重要な人物になっていた。人望も厚く部下からは慕われていたという話だが、まあイラン関係者の言うことなので真相は解らない。

米防衛庁によれば、ソレイマニ司令官と彼の部隊はアメリカ軍及び同盟軍の何百という兵士の死と何千という負傷者出して張本人だという。同司令官はイランの「影の指揮者」と言われ、1998年からクォッズ部隊の指揮を取っていた。ということはイラク戦争中にイラクの親イラン派の教育や作戦や資金援助をしていたと考えられる。私が2007年頃にイラクにイラン戦闘員が入ってきてはイラク兵やアメリカ兵を殺してイランに舞い戻っているという話を書いたことがあるが、彼らを指揮していたのが誰あろうソレイマニだったというわけだ。

Iranian Quds Force commander Qassem Soleimani was killed by a US airstrike at Baghdad airport.

トランプ大統領はソレイマニが何百というアメリカ兵を殺したと言っていたのはこういうことだったのだ。また、同司令官はイスラム国テロリストの創設にも拘わっていたと噂される。イラクで暗躍するイスラム国の裏にはイランが居ることは前々から言われていたことだが、その黒幕はソレイマニだったようだ。

ソレイマニ自身もイランとイラクを行ったり来たりしていたらしく、今回もバグダッド空港に居ることが解り米軍に狙われたのだ。

ところでソレイマニのクォッズ部隊の影響は中東だけではなく世界中に広がっていた。拙ブログでも2010年にイランのクォッズがベネズエラに影響を及ぼしているという話を紹介したことがある。また2011年にはサウジのアメリカ大使アデル・アルジュバーをアメリカの首都ワシントンの高級カフェで暗殺しようとしたこともある。

米防衛庁によれば、ソレイマニはイラクにいるアメリカ外交官や兵士を殺す計画を立てていたとし、過去数か月にわたるイラク内のアメリカ基地への攻撃も彼の命令によるものだとしている。12月27日の攻撃ではアメリカ民間人警備員一人とイラク人が殺されている。

金曜日の米軍による空爆でソレイマニと共に殺されたのはアブ・マフディ・アルムハンディスというイラク人でイラン親派のPMFというグループの副指揮者。


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トランプ大統領、予告通りイランに報復、米軍イラン司令官の車を空爆

今日は時間がないので一応ニュースのみ。後で感想を書こう。下記はNHKニュースより引用。

アメリカ国防総省はトランプ大統領の指示で、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官への攻撃を実施し、殺害したことを明らかにしました。イランの最高指導者は報復措置を取る考えを示しており、アメリカとイランの衝突につながることへの懸念が高まっています。

イラクの首都バグダッドの国際空港近くで3日、車列が攻撃を受け、複数の死傷者がでました。アメリカ国防総省は声明を発表し、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の実力者として知られるソレイマニ司令官を標的にした攻撃を実施し、殺害したことを明らかにしました。

攻撃はトランプ大統領の指示で行われたということで、国防総省は、ソレイマニ司令官がイラクなどでアメリカの外交官や軍人を攻撃する計画を進め、多くのアメリカ人を死傷させたと主張しています。

そして「今回の攻撃はこの先のイランによる攻撃を防ぐためだった」として攻撃の正当性を強調したうえで「アメリカは、国民と国益を守るためには世界のどこにおいても必要なあらゆる措置を取る」と警告しています。

これに対し、イラン国内からはアメリカを強く非難する発言が相次いでいます。このうちイランの最高指導者ハメネイ師は「ソレイマニ司令官の殉職は、アメリカに抵抗する意欲を倍増させるものだ。犯罪者には厳しい報復が待ち受けている」と述べ、アメリカに対して報復措置をとる考えを示しました。また、ロウハニ大統領は、「アメリカによる身の毛もよだつ犯罪行為に対しイランは間違いなく仕返しをする」と述べています。

こうした中、イラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館は3日、「緊張が高まっている」として、イラクに滞在しているアメリカ国民に対し、直ちに国外に退避するよう呼びかけました。アメリカ軍が直接、イラン国民からも人気が高い当局の実力者を殺害し、イランが報復措置に言及していることで、両国の衝突につながることへの懸念が高まっています。


さすがNHKだけあって、全く背景の説明がない。イランがアメリカに報復すると言っていると報道するのはいいが、この攻撃こそが先日アメリカ大使館がイランの先導で襲われたことへの報復だったという説明をしないのはおかしいだろう。

ここ数か月の間、親イラン派のイラクテロリストたちがイラン先導のもとにアメリカ軍基地を何回も攻撃している。このソレイマニ司令官の命令のもとで数百人のアメリカ兵が殺されている。これはその報復であり、今後のアメリカの被害を抑えるためのものでもある。

それにしてもトランプの対応は早い。二日前に「イランには高い代償を払わせてやる、これは警告ではない、脅しだ」と言ったと思ったらもうすぐ攻撃。しかも大々的に。ソレイマニ司令官はバグダッド空港に居たということだから、イラク内での軍事作戦に直接関与するつもりだったのだろう。それにしてもこんな高官がどこにいたのか、どの車に乗っていたのか、ピンポイントで攻撃できるというのは凄いものだ。口で何と言おうとイラン上層部はかなりビビってるはずである。


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米空挺部隊82師団750兵がイラクに出動、続いて4000兵も出動予定

このミリタリータイムスの記事紹介をツイッターでした人は「もう戦争やる気だねこりゃ」とコメントしていた。

記事によると、陸軍空挺隊 82師団の約750兵が4000兵の米軍兵と続いてクエートに向かって出動予定とのことだ。マーク・エスパー防衛庁長官によれば、最近のイラクで起きた事件に対応するため速攻部隊である82師団が米軍中央指令地区(CENTCOM)に出動することになった書類で発表した。先ず750人が近日中に出動される。

これにより過去6か月あまり続いているイラン対策としてのCENTCOM地域動員は14000兵となる。

年末の大使館攻撃について、トランプ大統領はイランを厳しく罰すると断言していたので、本気で戦争をやるつもりなのかもしれない。

アップデート:下記はロイターの記事より引用。

[ワシントン 2日 ロイター] – エスパー米国防長官は2日、イランとの関係を巡って「状況は一変した」と明言した上で、場合によってはイランへの先制攻撃を余儀なくされる恐れもあると警告した。

両国関係を巡っては、イラク北部の米軍基地が昨年末に攻撃され複数の米国人が死傷したことを受け、緊張が高まっている。

長官は記者団に対し「状況は一変した」とした上で、イランやその支援組織が新たな攻撃を画策している可能性があると指摘。「こうした兆しは何も今に始まったことではなく、2、3カ月前から見られることだが、もし実際に攻撃されれば米国は対処する。攻撃といった言葉や一定の種類の兆候が確認された場合、先制攻撃を行い、米軍や米国市民の生命を保護する」と語った。


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トランス女性がトランスフォビアによって殺されているという神話

ここ数年トランス活動家たちがトランスジェンダー追悼の日とかいう日を作って、過去一年間に殺されたトランスジェンダー女性の名前を公表している。過去二年分ぐらいを注意して読んでみたが、どうも胡散臭い内容だった。その話はあとでするが、先ずはこの記事。これによれば、2007年から2017年のイギリスにおける統計によれば、 彼らが殺される確率よりも彼ら自身が殺人を犯す確率の方が58%も高いという結果が出た。 

以前にもトランスジェンダー女性(女装男)による犯罪率は一般男性と変わらないどころか、性犯罪とくに小児性愛者による虐待はかえって多いくらいだという話を紹介したことがあるが、この記事でもトランスによる凶悪犯罪がいくつか紹介されているが、それについてはまた別の機会にお話ししよう。

実はトランス活動家の主張とは裏腹にトランスジェンダー女性が殺される確率というのはそれほど高くない。

アメリカのFBIの統計によれば、一般のアメリカ人が殺人被害者になる率は10万ににあたり5人、男性の場合は6.6人、女性は1.8人である。トランス活動家によれば昨年2019年に殺されたトランスジェンダーは24人。アメリカの人口140万人とすると彼らの殺される率は10万につき1.7人となり、一般の女性が殺される確率より低いということになる。

さて、ではトランス女が殺された状況について考えてみよう。実は先日カナダのトロントで、ジュリー・バーマンというトランスジェンダー活動家(女装男)が自宅で何者かによって殺されているのが発見された。ツイッターなどのSNSではトランスフォブの仕業だと大騒ぎしていたが、すぐに犯人が捕まり被害者と知り合ったばかりの男性であることが解った。さらにこの男は自身もトランス活動家であり自分の女装姿をフェイスブックなどにアップしていたことが解っている。この二人がどういう関係にあったのかはわからないが、トランスフォビアが原因でないことだけは確かだ。

この件でもわかるように、トランス女が殺されたからといってその原因がトランスフォビアにあると結論づけるのは難しい。私が読んだ過去二年間に渡るトランス殺人でも、殺された状況がはっきりしないものが多く、しかも、彼らが非常に危険な生活習慣を持っていたことが伺われるものが多かった。

例えば、トランスジェンダーが売春をしている率は11%で一般人の6%を大きく上回る。また去年殺された24人の9割が黒人男性だったが、黒人男性は犯罪の多い地域に住んでいる人が多いので、トランスでなくても殺される確率は高い。この記事には書かれていないが、麻薬依存の人も多いので麻薬売買の取引のいざこざで殺される人も結構いると考えられる。

トランスジェンダーがトランスフォビアによって危険にさらされているというのは嘘だ。彼らが特に多く殺されているという事実もないし、トランスが男子トイレでセクハラされているとか襲われているという事実も全く証明されていない。それどころかトランス女となのる変態女装男による犯罪はいくらでも見つけることが出来る。

どうしてこういう変態を女性空間に受け入れる必要があるだろうか?いや、それをいうなら女装変態男から婦女子を守るために彼らの侵入を断じて阻止することこそ大人の責任であると言える。


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イラクのアメリカ大使館襲撃される、トランプ大統領の迅速な対応で暴動は鎮圧(ベンガジとは大違い)

本日(アメリカ時間12月31日)イラクのバグダッドにあるアメリカ大使館が親イランテロリストたちに囲まれ外壁が壊され建物が一部焼かれるという事件が起きた。下記はNHKの記事から。

アメリカ軍が、イラク国内のイランが支援する武装組織の拠点を空爆したことに対し、武装組織の支持者らが首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で激しい抗議デモを行いました。トランプ大統領は「イランが仕組んだものだ」と非難し、アメリカとイランの間で緊張が高まることが懸念されます。

イラクでは先月、北部のキルクーク近くにあるイラク軍基地にロケット弾が撃ち込まれて駐留するアメリカ軍関係者に死傷者が出たことから、アメリカ軍は報復措置としてイランが支援するイスラム教シーア派の武装組織がイラクなどに築いた拠点を空爆しました。

これを受けてイラクの首都バグダッドのアメリカ大使館の前では31日、攻撃を受けた武装組織の支持者らが抗議デモを行い、大使館の敷地を囲む壁に火を放ったり、石を投げたりしました。

実は私がこの事件を知ったのが、なんとトランプ大統領自らのツイート。その時はすでに米海兵隊員100人が援軍として大使館に向かっていた。数時間のうちに事件は終結。再びトランプ大統領が大使館は大丈夫だとツイートした。またイラク大統領の協力にも感謝するとも書かれていた。そしてイランに対しては、

奪われた命も破損された建物も、イランにすべての責任を負わせる。奴らは大きな代償を払うことになる。これは警告ではない、脅しだ!新年おめでとう‼

さっすがトランプ大統領、歯に衣を着せたいいかたはしないね。このテロ攻撃によって民間警備員が一人殺されたらしい。なにせ集まって来たのが六千人ともいわれているのでどれだけの犠牲者が出たのかはまだ確かではない。ただ、危険な地域であるので警備もかなり厳しかったらしく、またすぐに100人の援軍がヘリコプターで駆け付けたこともあり、大使や職員たちの命は無事だった。トランプの迅速な対応はオバマ前大統領のベンガジ襲撃の時とは大違いだ。

もっと詳しいことを書きたいのだが、いまのところ詳細がわからないので後々書いていこう。本日は大晦日。年越しそばをつくらなくては。


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英雄から容疑者へ、アトランタオリンピック爆弾犯人に仕立て上げられた男の悲劇。リチャード・ジュエル

本日の映画紹介はクリント・イーストウッド監督の「リチャード・ジュエル」。

この話は1996年のアトランタオリンピックで 死者二人負傷者100人以上を出した 爆弾テロ事件をめぐり、最初は爆弾の第一発見者として英雄扱いされた会場警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が、2~3日のうちにFBIの第一容疑者となってメディアやFBIに何週間にも渡って執拗に攻められた気の毒な男性の話で実話である。

きっかけは色仕掛けで近寄って来た地元新聞記者キャシー・スクラッグス(オリビア・ワイルド)に口の軽いFBI職員トム・ショウ(ジョン・ハム)がうっかりジュエルが容疑者だと漏らしてしまい、それをスクラッグスが実名で報道したものだから大騒ぎ。まだ起訴もされていないのにジュエルはメディアに容疑者扱いされ、何週間にも渡ってFBIやメディアに散々叩かれることとなった。私もこの事件はよく覚えているが、あのメディアサーカスは異常だった。

FBIがジュエルを犯人扱いしたのは、彼のプロファイルが単独テロ犯罪者のプロファイルと一致しているというだけの理由だった。物的証拠は全くなかったにも拘わらず、ジュエルの生い立ちだの過去の仕事だのが毎日のように報道された。ジュエルの家の前には報道陣が押しかけ犬の散歩にも出られないひどい状況だった。まだ何も解っていない時から、いくら何でもあれはやりすぎだろうとニュースを観ながら思ったものだ。

ジュエルが容疑者扱いされた理由のひとつとして南部蔑視があると思う。FBIは地元警察ではないので、地方人の関して偏見を持っていてもおかしくない。またジュエルは小太りで南部訛り丸出しだったので、彼を田舎者扱いしたFBIやメディアの持つ犯人像と一致したのだろう。

ジュエルは当時30代半ばの独身男で母親ボビ(キャシー・ベイツ)と二人暮らしだった。事件当初はオリンピック会場の警備員だったが、もともと警察官志望で地方警察で巡査をしていたこともあるが、全く融通が利かないため色々問題を起こし首になった。その後も大学の警備員の職につくが、ここでも学生たちに必要以上の厳しい態度を取ったり、高速を走る学生の車を止めるなど、無茶な行為をしたため首になっていた。こうした過去が、警官にあこがれるあまり英雄になりたがってわざと爆弾を仕掛けて第一発見者になろうとしたのではないかと疑われる要素となった。

ジュエルの良いところでもあり悪いところでもあるのは、彼がどんな仕事でも真剣に取り組むということだ。例えば、警備員になる10年前、法律事務所で事務員をしていた時、事務員としては最下位のメールルームクラークだったジュエルは、事務所の弁護士の一人だったワトソン・ブライアント(サム・ロックウエル)と出会う。ジュエルは観察力が抜群でブライアントの引き出しにセロテープが足りなくなっているのに気づきすぐに足したり、ゴミ箱にスニッカーズキャンディーバーの包装紙が捨てられているのを見ていくつもスニッカーズを引き出しに置いておくなどしたため、ブライアントはジュエルにレーダーとあだ名をつけた。口は悪いが根はやさしいブライアントとの出会いは後にジュエルの人生を変える大事な出来事だった。

ジュエルはまた勉強家でもあり、警察官にあこがれていたため、テロや爆弾や犯人像などといった犯罪に関する本もたくさん読んでいた。オリンピック会場のコンサート広場に置かれていた爆弾の入ったバックパックを発見できたのも、彼が人一倍観察力がありテロリストに関する知識を持っていたからなのである。 そしてまた彼は射撃も得意でしょっちゅう射撃の練習をしており、家にも多くの銃砲を所持していた。このように彼の知識の豊富さや観察力や射撃の腕などがかえって災いし、FBIはジュエルは爆弾犯人にピッタリだとこじつけをしたのだ。

このジュエルの無実を信じ彼の弁護士となるのが、10年前に出会ってその後ずっと会っていなかったブライアント。彼はその時はすでに独立しており、従業員は秘書のナディア・ライト(ニナ・アリアンダ)だけという流行らない法律事務所を営んでいた。

ジュエルが無罪なのは、ちょっと捜査すればすぐにわかることだった。FBIほどの資源がある組織がそのことに気が付かないなど考えられない。では一体何故FBIは執拗にジュエルを犯人扱いしたのだろうか?

ジュエル役のハウザーは本当に地方都市に居そうな太っちょ警備員をうまく演じている。私が好きなのはジュエルはお人好しだしちょっとやりすぎな面もあるが、決してFBIやメディアが思うような馬鹿な男ではないこと。いや、実は結構頭が切れる。見かけや南部訛りで偏見を持って馬鹿にしてるFBIのトム・ショウの小細工にも騙されない。

ところで悪役のショウを演じるジョン・ハムは凄いハンサムだし、記者役のオリビア・ワイルドもすごい美人。悪役二人が美男美女で主役がふとっちょ男というのも面白いもんだ。メディアや一般人がいかに見かけに騙されるかがわかるというもの。余談だがキャシー・スクラッグス当人はすでに他界しているが、彼女の描写がひどいと言って遺族がイーストウッド監督に謝罪を求めているという話だ。はっきり言って彼女のやったことを考えたらあの程度は生ぬるいと思うがね。

すべての登場人物に無駄がなく、演技も申し分ない。特に弁護士役のサム・ロックウエルと母親役のキャシー・ベイツが光る。憎たらしいジョン・ハムや自分のやったことの恐ろしさに気づくオリビア・ワイルドも説得力ある。

本当はキャッツを観に行く予定で映画案内を観ていたのだが、映画館でこの映画を上映してることを知って気が変わった。観てよかった!


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イタリアのアパレル業界、「イタリア製」に隠された中国の侵略

イタリアにおける中国人移民の話はもう2007年の拙ブログでしたことがある。当時から中国人移民によるイタリア産業進出により地元産業との間でかなりの摩擦が生じているという話はしたが、正直な話、私は中国人がイタリア人より勤勉なだけだろうといった甘い分析をしていた。中国人がイタリアで特にイタリアの特産である革製品やアパレル産業で成功している裏にはもっと複雑なからくりがあり、個人が勤勉に商売をして成功しているなどという甘いものではなかったのだ。

2007年頃のイタリアに合法に移住していた中国人の数は全体人口の割合から言って1%にも満たず問題になるような数ではないと思われた。しかし地域的には合法の中国人に加え違法中国人がその四倍はいるという話であり、当時からすでに問題になっていた。

しかし中国人の数が多いということよりも、中国人の商売のやり方が問題だった。何故か中国人の企業はイタリア企業に比べてコストが低く、イタリア製品のまがい物や粗悪品がどんどん格安な値段で売られるようになり、何も知らない観光客が地元製品を買わなくなっていったからである。

近年イタリアには中国の金持ちが観光客としてたくさんやってくるようになった。彼らは高価な商品を爆買いすることで有名なので、イタリア政府は中国人観光客を歓迎している。しかし中国人観光客がわざわざイタリアに来てメイドインチャイナの安物を買って喜ぶはずがない。せっかくイタリアに来たのだからイタリア製を買いたいのは当然。

また中国内でもイタリア製品は人気があり、かなりのイタリア製品が中国に輸出されているという。無論中国には偽物が出回っていることは中国人も十分承知しているので、商品はイタリア製でなければ意味がない。

ところがこの「イタリア製」というのが曲者なのだ。

私が最初の記事を書いた2007年、ドルチェ&ガバナ、グッチ、そしてプラダといった有名ブランドの下請け工場における労働環境の劣悪さが問題視された。確かにイタリア国内で仕立てられてはいるが、実際に作っているのは中国からの移民。しかもそのほとんどが違法移民であることから正規の賃金ももらわず、危険な環境で長時間の就労をさせられていることが暴露されたのだ。「贅沢品を支える奴隷労働」ということでロサンゼルスタイムスや地元のテレビ番組などでも告発された。

もともと中国の温州では外国ブランドの下請け工場がいくつもあった。ただヨーロッパユニオンの規定で最後の仕上げが行われた国の国名が記されることになったため、ネームブランドは国内の工場を使うようになった。しかし、そこで働いているのは中国人移民たち。しかもその移民たちがどこから来たかと言えば、そう、その通り、温州! なんのことはない、工場をイタリアに移しただけで作ってるのは同じひとたち。これがイタリア製だっていうんだから笑っちゃう。

さて、それが10年以上も前の話だが、状況は全く変わっていない。いや、よくなるどころかかえって悪くなっている。確かに大手ブランドは労働法に触れないように色々対策を取っているようだが、イタリア国内の中国企業による革製品や洋服は未だに低賃金中国人労働者によって作られているのだ。

いまやイタリアのプラトには中国系工場がたちならび、完全に中華街になっている。2016年プラトの中国人人口は6.5%と言われていたが、違法移民を合わせるとその四倍はいると言われている。そうだとすれば、プラトの人口の1/4を中国人が占めることになる。しかも彼らは地元政治家に賄賂を渡してかなり悪質な脱税をしているという話だ。イタリア財政省の調べによると中国銀行のミラノ支店から5億ドルという怪しげな送金が中国にされていたことが明らかになっている。

こうした工場では中国から安い記事を輸入して仕立てだけをイタリアでしてイタリア製として売っているのだ。素材や人材や建物などで経費を最低限に抑えているので、一般イタリア産業が競争できない状況にあるわけである。

はっきり言ってイタリアのおける中国進出はこれからも速度を落としそうにない。それというのも中国の「一帯一路」政策により、米国やヨーロッパユニオンの反対を押し切ってイタリアは中国と新シルクロード協定を結んだのである。そして今年(2019年)の11月には中国の警察がイタリア警察と合同パトロール演習まで行った。

このままではイタリアへの中国侵略は歯止めが利かなくなる。今後イタリアはどうなってしまうのだろうか?

参考記事:

What Really Goes into “Made in Italy” Fashion?

Defying Allies, Italy Signs On to New Silk Road With China

Chinese police officers join Italian police for joint patrol

Italy’s China City: Sweatshops to Wedding Shops


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