大量に違法移民やモスリム難民を受け入れて成功した国はない

先日埼玉県でクルド人たちが集まって「日本人死ね」と騒いだ動画はネットで世界中に広がり、アメリカでも本日のスティーブン・クラウダ―のポッドキャストで紹介された。(イギリスのオリ・ロンドンも自分のXで紹介していた。)スティーブンは世界中で起きている違法移民による暴力的な問題動画のなかで、日本でのクルド人による暴力やイスラム教徒の黒人が神社を破損した動画などもあげて、違法移民、特にモスリム移民を多く受け入れると碌なことはないという例として挙げたのだ。

クルド系移民の暴徒が日本の警察を愚弄し、中指を立て、日本人を殺せと罵声を浴びせる。アラブ系移民はここ数カ月、日本各地で暴力と不安を引き起こし、大混乱を引き起こしている。

私はもう10年以上前からアフリカや中東からの大量な移民受け入れは危険だと言い続けて来た。2007年ごろから始まった西欧の難民救済活動で、スエーデンを始めフランスやベルギーやイタリアやドイツやギリシャやイギリスがどうなったか、もう聡明なる読者諸氏はよくご存じだろう。

違法移民を多く受け入れて必ず起きる問題は、治安の悪化、地元福祉やインフラ資源の枯渇、異宗教や異文化による地元文化崩壊などが挙げられる。

治安の悪化

これはもう言うまでもないことだが、合法移民と違法移民とでは多々の面でかなり異なる。特に治安に関しては二つのグループでは雲泥の差がある。もちろん合法移民がすべて品行方正であるわけではないが、他国に入国する時点できちんと法律を守って正規の手続きを得て入ってきた人と、他国の法律を無視して無理やり入ってきた人とでは、最初から法律に関する考え方が違う。

合法移民は移住先の国に根を下ろすつもりで来ている。だから移住先は合法移民にとっては第二の故郷なのであり、その社会の一員になろうとしているわけだから、地元社会の秩序は自分にとっても大事な問題だ。

しかし違法移民は最初から地元社会の治安になど興味はない。彼等の目的は単に移住先の福祉やインフラを自分勝手に使って楽をしようと思って来ただけで、地元の文化にも社会秩序にも融合する気のない部外者だ。だからゴミのポイ捨てどころか道端での排泄すら躊躇なくやるし、気が向いたらその場で寝そべって寝てしまう。他人のものは平気で盗み、婦女暴行など日常茶飯事。酔っ払い運転で何人殺しても全然気にならない。彼等は文字通り野蛮人なのだ。文明という概念すらもちあわせない犬猫以下の存在である。

地元福祉やインフラ資源の枯渇

今ニューヨークでは違法移民をどこへ住まわせるかで大問題となっている。すでにホテルは満杯。地元の老人たちが追い出されて老人ホームがあてがわれたり、この間は寒気を避けるためと学校の講堂が一時的に違法移民の避難所になったりした。

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長はNY市はすでに違法移民対策に12兆ドルの予算をつぎ込んでおり、連邦政府からの援助がなければ、もうお手上げ状態であると言っている。

何故国境地域でもないニューヨーク市にこんなにも違法移民が集まっているのかというと、アリゾナやテキサスやフロリダが違法移民に強硬な姿勢をとっているのとは裏腹に、ニューヨークは違法移民の聖域だとバイデン大統領就任時に世界中に宣伝してしまったからだ。それで国境沿いの知事たちが、だったらあなた方で引き受けてくださいとばかりに、新着違法移民をどんどんバスでニューヨークに送り込んでいるからである。

正直これは知事たちによる良い作戦だったと思う。国境沿いにないリベラルな州では、自分らに関係がないと思っている間は難民救済などときれいごとを言っていられたが、実際にナンミンが自分らの文字通り正面玄関に大量に現れてみて、こりゃまずいと気づいたからだ。

もうこの違法移民問題は国境沿いの州だけの問題ではなく、全国的な問題だと人々は気づいている。

異宗教や異文化による地元文化崩壊

これまでは違法移民に関する問題点を書いてきたが、合法移民だからすべて良いというわけでもない。いったいどういう人たちを自国に受け入れるべきか、これは宗教や文化があまりにも違う人たちを受け入れると後々大変なことになるという話をしたい。

ロンドンでは何週間にもわたってモスリム移民が何万人も集まって反ユダヤ・キリスト教デモを行っている。彼等はイスラエル・ハマス戦争を口実にしているが、彼等の真の目的は地元イギリス人に対するモスリムの権力誇示にある。もう我々は貴様らが無視できない数に達しているのだ、貴様らの国を我々が乗っ取る日は目の前なのだと言いたいのである。

こうした移民は民主主義はただの多数決だと思ってる。だから自分らの数が増えれば何でも自分らの思い通りにしていいのだと本気で思ってる。我々が少数派の人権も守らなければならないなどといって、移民の人権を守ろうとしても、彼等は自分らが多数派になった時に我々の人権を守ろうなどとは考えもつかない。

モスリム移民は数がすくないうちはおとなしくしている。彼らは力関係に敏感だからだ。しかし人口が増えて来ると積極的に自分らの権利を主張しはじめる。文明社会の包括性や寛容に付け込む。彼等にとって文明社会の寛容は弱さであり愚かさとしてうつる。それにイスラム教徒は特別なのだから異教徒から良くされるのは当然だと思っているので、特別な配慮などしてもらっても感謝どころか、自分らの優越感の正当性を確認するとしか考えない。だからさらに図に乗るのだ。

アメリカのミシガン州ディアボーン市は大半がソマリア移民である。去年同市では市内の公共施設での虹旗掲揚を禁止した。これには地元の及び国内のLGBTQ+団体が抗議の声をあげた。特に今まで少数派として一緒に活動してきたのに、多数派になったら突然LGBTQ+を迫害する態度を裏切りだと言う記事を読んだ時は笑ってしまった。あんたらイスラム教が同性愛をどう思っているか知らなかったのか?もし彼等がLGBTQ+団体と何かの件で共闘していたとしても、それは彼等がLGBTQ+を利用していただけであって、最初から裏切るつもりだったのは明らかだったはず。そんなことも知らなかったのかと呆れてしまった。

今アメリカで、イスラエルに批判的な左翼リベラル連中がイスラム教徒と一緒になってイスラエルに抗議しているが、特にシオニズムに反対するユダヤ人とか、パレスチナ支持クィアー、などと言ってる連中はおめでたいとしか言いようがない。

ロンドン出身で何年も中国に住んでいたイギリス人ブロガーが、久しぶりに妻とロンドンを訪れ、その様変わりぶりに驚いていた。昔行ってたパブはことごとくモスクやケバブレストランに代わり、イギリスの郷土料理を出すレストランを全く見つけることができなかったのだ。イギリス訪問初めての中国人妻に本場のイギリス料理を食べさせてやろうと思った彼の思惑は完全にはずれ、結局唯一アラブ料理ではないレストラン、中華料理の店に入ったというオチ。

日本も油断しているとこうなる。間違いない。


View comments (2)

親パレスチナ運動は金になる?ニューヨークや中国共産党が資金供給

先日民主党下院リーダーのナンシー・ペロシ議員(民・カリフォルニア)が自分の家のドライブウエイで中国人の親パレスチナ支持者たちによって嫌がらせをされるという事件が起きた。その時に腹を立てたペロシ議員は「出ていけ、中国へ帰れ!お前たちの国へ帰れ」と怒鳴ったことで人種差別だのなんだのと批判されている。私はペロシ議員のファンではないが(大嫌いだ)この場合は彼女の言ったことは正しい。イスラム教徒のウイグル人を自国で文字通りジェノサイド(民族浄化)している中国人が、ハマステロリストと戦うイスラエルを支援しているアメリカ政府を批判する資格などない。

これに関してスティーブン・クラウダ―(Steven Crawder)がポッドキャストで、中国共産党はアメリカ国内における親パレスチナ運動に資金供給をしているというので、ちょっと検索してみたところ、親パレスチナ運動には数年前からかなりの金が注ぎ込まれていることを発見した。

ニューヨーク市は2010年から反イスラエルのモスリム団体に資金援助をしていた!

これはちょっと前のニューヨークポストの記事(2023年11月4日)なのだが、Pro-Palestine rally sponsors raked in $9M in city funds (nypost.com)だが、ニューヨーク市は2010年から900万ドルという資金を四つの反ユダヤ運動非営利団体に供給していたという。これらの2023年10月7日のハマスによるイスラエル人虐殺を公に祝福していた団体である。

ポスト紙が市の記録を調査したところ、425万ドル(約半分)以上の現金が、市議会議員が地元の支持を集め、再選を目指す際の票を動かすために毎年支出する政治資金を通じて流されたことがわかった。

また、2021年11月の総選挙で社会主義者やその他の極左議員が大量に議会に流入した後、議会のいわゆる「裁量資金」のうち200万ドル近くが反イスラエル団体に贈られた。

残りの446万ドルは、市の機関が発注した政府契約を通じて非営利団体に支払われた。

この非営利団体のなかでもニューヨーク市のブルックリンに拠点を持つザ・アラブアメリカン協会過去2年間の3百万ドルを含む合計6.8百万ドルを受け取った。この団体は去年10月21日にブルックリンをパレスチニア人で溢れさせると叫び、イスラエル殲滅のサインを掲げイスラエルの旗をゴミ箱に捨てる絵のついたポスターを掲げながら行進した団体である。

ニューヨーク市議会は2015年にリンダ・サーサワーという過激派が率いるザ・アラブアメリカン協会への援助金を停止しようと考えたが、サーサワーが代表を辞任したことで議会はサーサワーの行動のみで団体全体を罰するべきではないという結論を出し、支援は継続された。

ニューヨーク市から支援金をもらっているその他のモスレム団体。

  • ムスリム・アメリカン・ソサエティー・オブ・ニューヨークは、ベイリッジの集会を共同主催した、ブルックリン南部に拠点を置くもう一つの団体である。同団体は、市との契約と議会から26万ドル以上の資金援助を受けている。
  • クイーンズ区を拠点とするDesis Rising Up and Moving (DRUM)は、39万ドル以上を受け取り、10月20日にブライアント・パークで開催されたDemocratic Socialists of America主催の集会に協賛した。
  • 極左の億万長者ジョージ・ソロスが多額の資金を提供し、ハマスの血なまぐさい攻撃を正当化するいくつかの非営利団体を後援しているアドボカシー・グループ、タイド・センターは、教育省や他の市機関との契約を通じて120万ドル以上を稼いだ。この非営利団体は現在も市と取引をしているが、契約の大部分は10年以上前に結ばれたものだ。

中国は親パレスチナの歴史が長い

次にこちらの記事。China has a history of being pro-Palestinian, but now faces diplomatic conundrum | China | The Guardian Helen Davidson and Amy Hawkins

中国共産党はいち早くハマスとイスラエルの停戦を唱え始めたが、中国は毛沢東の時代から二か国解決を唱えて来た。しかし共産党はかなりイスラエル政府にも接近しており、パレスチナとイスラエルに関しては中立を保とうという危ない綱渡りもやっている。中国はアメリカに対抗して中東でも影響力のある国になろうとしているのだ。

10月7日の後イスラエルがガザで反撃を始めると、イスラエルは過剰防衛をしているとして16日の段階ですでに習近平は停戦を言い出した。私は見落としていたが、なんと中国は2023年11月に国連安全保障理事会の議長国に選ばれていた。中国は11月の段階で停戦条令に投票した120国のひとつである。

この記事によれば、中国はパレスチナの味方をしているというよりも、中東における中国の影響力を拡大したいと思っているようで、イランにも働きかけ、これ以上紛争を拡大しないように圧力をかけているという。ザ・ランド・コーポレーションの政治学者レイモンド・クオ博士によれば、中国はこの地域にあまり影響力がないため、停戦の仲介人となることで、停戦条令に反対しているアメリカが全ての悪の根源だという印象づくりをしたいのではないかと語る。

中国が最優先としているのは中国こそが世界で抑圧されている発展途上国の救世主であるという立場に立つことである。無論抑圧者というのはアメリカやイスラエルといったアメリカの同盟国のことを指す。こうやってガザ民に同情を示すことで自国がやっているウイグル人弾圧から話題をそらそうというわけだ。

共産党のプロパガンダしか聞いていない中国市民の間では反ユダヤ主義が高まっている。もともと中国には反ユダヤ主義があったが、今回はそれに拍車がかかっている。普段はソーシャルメディアを厳しく規制している共産党も反ユダヤ主義メッセ―ジは奨励している。アメリカの若者が好んで使うTikTokが中国発アプリであり、TikTokで反ユダヤ親モスレムメッセージが蔓延しているのも決して偶然ではない。

中国共産党のメッセージはイスラエルはアメリカの歩兵であり、アメリカが世界征服をするために中東におかれた布石であるというものだ。だからアメリカに居る五毛(中国工作員)達がアメリカ国内でも反ユダヤ、親パレスチナ運動を活発に行っているというわけである。

サンディエゴに中国人移民殺到

イスラエルの問題とは直接関係ないが、サンディエゴに中国からの違法移民が殺到しているという話は以前にもした。サンディエゴはメキシコと国境を接する都市である。昨日Xで、サンディエゴ住まいの人がミッションバレーというサンディエゴのホテル街にあるラマダインというビジネスホテルに大量の中国人違法移民がバスで連れて来られたという動画をあげていた。しかもラマダインの周りは金網のフェンスが建てられ外からは見えないようになっているという。

私は仕事柄サンディエゴには何度も行っており、ミッションバレーにあるヒルトンやマリオットには長期滞在したことがある。こんな近くまで違法移民の波が押し寄せてきていると思うと背筋がぞっとする。

アメリカは中途紛争やウクライナに構っているよりも、アメリカ国内の違法移民対策に緊急に注意を払わないと、闘かわずして中国やアラブ諸国にアメリカを乗っ取られてしまう。


View comment

日本民族の血をひかない女性がミス日本になってはいけないのか?

五歳の時に両親共に日本に移住して帰化し日本国籍のあるウクライナ出身の女性がミス日本に選ばれたことで色々と話題を呼んでいる。欧米メディアでも取り上げられた。下記はイギリスのニュース。

BBC

Ukrainian-born model winning Miss Japan re-ignites identity debate

Shaimaa Khalil – Tokyo correspondent

Thu, January 25, 2024 at 2:12 AM PST·2 min read

Carolina Shiino Miss japan 2024
The newly-crowned Miss Japan, Carolina Shiino, is flanked by her court after her coronation in Tokyo

彼女が全く日本民族の血を引いていないことから、彼女が日本の美女を代表するのはおかしいのではないかという議論が色々交かわされており、日本でも支持派と批判派が議論を繰り返している。

個人的には私は帰化人の参加を許可した以上、彼女が勝つかどうかは審査員の判断次第であり、批判されるいわれはないと思う。もし日本民族だけが勝つべきだというなら、最初から参加資格は先祖代々日本に住む日本民族のみとするべきなのであり、参加はさせるが日本民族以外は勝ち目がないなんてのは差別というものである。

Xでは同じく帰化人のアンちゃんさんと言う人が

日本国籍のない日本代表ヌートバー選手はめっちゃ歓迎されていたけど、日本国籍のある日本代表ミスジャパンの椎野さんはXで叩かれてる。理由は何? どっちも日本が大好きで、日本の文化や伝統を大事にしている。しかも、椎野さんは日本育ち、日本語が流暢です アンちゃん(Anne Crescini

とポストすると、イギリス在住のめいろまさんが、

「日本の美」とは何かの問題だからです。日本人なら感覚で理解ができる。言わなくてもわかっている。この感覚が自然にわからないのは貴殿が日本社会の空気や日本人の感覚を理解できていないからです。めいろま(谷本真由美)

と返しているのを読んだ。めいろまさんは普段から辛口の意見を言う人だが、今回はちょっと言い方がきつすぎるなと感じた。アンちゃんさんはガイジンだから、いくら帰化しても日本の美が理解できないのだという言い方はかなりの侮辱だ。私もアメリカに帰化した身だがアメリカ生まれアメリカ育ちのひとに負けないくらいアメリカの良さを知っていると自負している。こういうことは外国出身なのにわざわざその国に帰化しようと思うくらいその国を愛している人に対していう言葉ではないと思う。

最近は諸外国でも移民が増えているせいで、欧州代表の美女が黒人だったりアラブ系だったりすることはもう珍しくなくなっている。ま、いってみればそれが多様性というものだろう。問題なのはミス日本は日本の美を代表しなければいけないのか、それとも国際的美人の基準で判断されるべきなのかということだろう。

日本では昔から白人美女がコマーシャルなどに多く起用されているし、欧米人のスタイルを持つハーフのモデルなど普通だ。肌も色白が良いとされてきたし、だいたいカロさんが日本で人気モデルをやっていると言うこと自体、日本人の目から見て美人だと思われている証拠だ。だから彼女はスタンダードな美女と言えるのではないだろうか?

純粋なる伝統的な日本美人ではないといえば、2015年にも混血女性がミスユニバース日本代表になったことがあった。

Miss Japan bashed for ‘not being Japanese enough’

By 

Social Links forMelissa Cáceres

Published March 24, 2015, 4:26 p.m. ET

Ariana MiyamotoMiss Universe Japan/Facebook

当時も彼女が十分に日本人らしくないという批判もあったが、少なくとも彼女の場合は半分は日本人の血を引いているということで、今回のカロさんとは違うという意見もある。

しかし美の基準というのは難しい。これは時代によっても文化によっても違う。例えば江戸時代の浮世絵に描かれる美女たちは面長で鼻筋が通っていて一重の切れ長の目と相場は決まっているが、今の時代にああいう顔は美女とは思われないだろう。ところが欧米ではああいう顔が日本人の顔だという先入観がある。それで欧米で活躍する東洋人モデルは我々の感覚では美人とは思えない人が多い。

ともかくミス日本は判定の基準を純粋な大和なでしこにするのか、人種に囚われない一般的な美女にするのか、それをはっきりさせておけばいいと思う。日本で移民が増えればこういう問題は今後もどんどん起きる。いまのうちに審査基準を明確にしておくべきだろう。

付け足し:もう何十年も前のことになるが、リトル東京にミス二世コンテストを観に行ったことがある。日系人の間ではアメリカ生まれの日系人二世以上はまとめて「ニセイ」という慣習がある。なので参加資格はアメリカ二世以上で少なくとも1/4は日本人の血を引いている独身の若い女性ということだった。ほとんどの参加者は普通に日本人顔だったが、中には完全に白人に見える人もいて、あの人はニセイ代表にふさわしくないのではないかと観客の間からも批判は出ていたのを思い出した。


Comment

イギリスのピアノ弾き生配信ユーチューバーが偶然言論の自由戦士になってしまった中国共産党との闘い

この話は数日前から世界中で評判になってしまったイギリスで起きた事件で、先日は妙佛さんのユーチューブでも紹介されるほどにまでなっていた。ことの発端はこちらの動画を観ていただくと良く分かるが、簡単に説明するとイギリスで二百万人のフォロワーを持つ人気ユーチューバーのドクターKが駅に設置してあるピアノを弾きながら生配信をしていたところ、傍にに中国人らしき人々が居たのでドクターKが話かける。赤いドレスの女性ともう一人の男性はドクターKと親し気に話し、中国人男性は自分もピアノが弾けるよといって弾いたりして和気あいあいとやっていた。この時ドクターKは「日本から来たの?」と聞き、帽子をかぶった女性が「いいえ、中国人です」と話しているのが聞こえる。下記がその時の動画。これは生配信前のものだ。

ところが生配信が始まってしばらくすると、別の女性がドクターKに近づき、ドクターKは自分らの肖像権を犯している、いますぐ撮影をやめてほしいと言い出す。この女性の英語が下手すぎたためドクターKは最初何を言われているのか理解できず戸惑っていた。そこへピアノを弾いていたのとは違う若い男が近づいてきてドクターKの音楽は楽しんでいるが自分らの顔を映されるのは困ると言い始める。その理由をドクターKが聴くと、男性は「私たちの法律では、、」と言い出す。

これにカチンときたドクターKは、「ここは公共の場だ。イギリスで中国共産主義の法律は通用しない、映るのが嫌なら別の場所へ移動すればいいだろう」とやりかえした。私はビデオを一回しか見ていないので詳細は覚えていないが、そのうちにドクターKが一人の女性が持っていた赤い旗に触って、「これはCCP(中国共産党)の旗だよな」という。すると若い中国人男性が突然大声で「彼女に触るな!」と怒鳴り始め、その後は何を言っても「彼女に触るな!」をくりかえすだけ。

結局中国人達は警察を呼ぶが、かけつけた婦人警官は中国人たちのいう「人種差別だ」という言葉に圧倒されてドクターKに撮影をやめるように言う。とまあこういった具合。詳しい説明は下記参照。

黙っていれば済んでいたものを、この中国人達が大騒ぎをして警察まで呼んでしまったため、このビデオは拡散され大炎上。それでドクターKはポッドキャストにゲスト出演したり、昨晩はピアース・モーガンのショーに出演するまでの大評判になってしまった。

この動画が問題になったのは、イギリスでは昨今激増した移民たちの横暴な態度に多くのイギリス人が不満をもっていたことの現れではないかと思う。これは特に中国人だったからとかいうことではなく、外国人がイギリス人に外国の法律を振りかざして言うことを聞かせようとしたということで多くのイギリス人の反感を買ったのだ。

ドクターKは途中で「郷に入れば郷に従え」という意味で”When you are in Rome, do as Romans do(ローマに来たらローマ人のようにふるまえの意味)”というが、怒鳴った男性は「あなたはローマ人か」などと頓珍漢な質問をしていて笑ってしまった。

妙佛さんが言うに、これは多分中国共産党のお偉方かなにかがやって来て、「あのピアノ煩いな、やめさせろ」と下っ端の中国人に命令したのだろうとのこと。最初にドクターKに話かけた女性は丁寧な話仕方をしていたのだが、後から来た男が乱暴な口調を使ったことでことがエスカレートしてしまったようだ。

妙佛さん曰く、こういう場合は、スタッフがあのピアニストは有名人なんですとお偉方に説明していれば、お偉方もじゃあこちらから挨拶に行くかということになったはずで、やめさせろと言われて、かしこまりましたと言いなりになった下っ端の男性が悪いのだという意見もあるそうだ。中国人は地位や名声に弱い。非常に薄っぺらな人種なのだ。

ま、ともかく黙っていれば誰も気にしなかったのに、ギャーギャー騒いだせいで余計に有名になってしまったというバカな中国人たちの話であった。

アップデート:1月26日現在。ミスターKは中国人ファンや台湾人ファンたちから色々助言を受けたそうで、本日同じ場所でプーさんのぬいぐるみを持って生配信を始めた。なんかどっかで聞いたような話だな(笑)。


View comments (3)

テキサス対バイデン政権、国境を巡って内乱直前

メキシコと国境を接するテキサスでは違法移民の流入が深刻な問題となっている。それでテキサス州知事は国境にレイザーワイヤーの壁を作り、違法移民が入ってこないようにしているのだが、なんと連邦政府管轄の国境警備隊がこのレイザーワイヤーを切って違法移民を入国させている。それでテキサス州は連邦政府相手にレイザーワイヤーを切るのをやめさせるように訴えたのだが、最高裁は連邦政府にはワイヤーを切る権限があると判決を下した。しかしそれで黙って引き下がるアボット知事ではない。彼は車いすの上からさらなるレイザーワイヤーの設置を命令した。こちらの記事より参照。GOP governors rally behind Texas as Abbott defies Biden: ‘Dereliction of duty’ | Fox News

全国の共和党知事たちはアボット知事を支持。違法移民の大量流入はテキサスだけの問題ではないからだ。フロリダの最近大統領選から撤退したロン・ディサンティス知事やサウスダコタのクリスティ・ノーム知事、オクラホマ州のケヴィン・スティフ知事などもアボット知事を支持する声明文を出している。

「もし(連邦)憲法が、侵略から自国を守るために各州を無力化するものであるなら、そもそも憲法は批准されなかっただろうし、テキサス州は連邦に加盟していなかっただろう」とデサンティスはソーシャルメディアに書いた。

「バイデンが法律を無視する一方で、テキサス州は法律を守っている。フロリダ州はテキサスを人員と資産で支援し続ける」と付け加えた。

アボット知事は長文に渡る声明文のなかで、連邦政府は個々の州との契約を破っていると議論している。

「米国行政府には、現在施行されている移民法を含め、州を保護する連邦法を執行する憲法上の義務がある。「バイデン大統領はこれらの法律の執行を拒否し、違反さえしている。

「ジェームズ・マディソン、アレクサンダー・ハミルトン、そして合衆国憲法を書いた他の先見者たちは、外部からの脅威を止めるために何もしない無法な大統領のなすがままに州を任せるべきではないと予見していた。

サウスダコタのノーム知事もテキサスには侵略者から州を守る権利があると語っている。

「(アボット知事)がテキサス州が自州を守るために憲法上の権限を行使するのは、まさに正しいことです。バイデン政権は国家安全保障の危機を作り出し、アメリカ人を危険にさらした。彼らの失敗は違憲の職務怠慢です」

アボット知事は数々の面でバイデン政権と真向から対立している。バイデン政権にはテキサス州軍を連邦政府の管轄に置くことができるが、もしそんなことをしたら、それは連邦政府がテキサス州に戦争を射かけたも同じである。

民主党の議会議員たちはアボット知事を批判しているが、ニューヨークやマサチューセッツの民主党知事たちはどう考えているのだろうか?

今やニューヨークはテキサスからバスで送り込まれた違法移民が街にあふれかえり、治安や衛生面でも大きな問題を起こしている。イリノイ州のシカゴでは空港に違法移民を一時宿泊させたりしているし、マサチューセッツでは一般の民家に違法移民を違法移民に明け渡すボランティアを探しているなどという信じられないことまで起きている。

アメリカ憲法補正案第三条に平和時に軍隊が許可なく民家を軍隊の宿所にしてはならないという項目がある。アメリカが独立する前、アメリカ国内にイギリス軍隊の基地がなかったため、イギリス軍隊はアメリカ人民家を一時的に宿泊させる義務があるとされており家主には拒否する権利がなかった。そして軍人たちの食費などは家主持ちであった。しかも家主やその家族は自分らの家であるにもかかわらず軍人らの召使のように扱われたのである。だからこそ独立後のアメリカの憲法には政府が勝手に民家を軍事利用してはならないという項目があるのだ。

違法移民を民家に家主の許可もなく住まわせるというのは、この憲法補正案第三条に触れる可能性が十分にある。アメリカ社会でもっとも大事なのは人々が財産所有権である。政府の都合で勝手に人びとの財産を取り上げるのは完全に憲法違反である。

すでに民主党知事や市長のいる市民たちは、この違法移民の激増に辟易している。バイデン政権にとっても国境をまもらないことが有利になるとは思えない。これまで国境の問題は国境を面する州だけのことで自分らには関係がないと思っていた人々も、実際に自分らの町に英語も碌に話せない犯罪者たちがうろうろするようになると、ちょっと待てよ、なんでこうなるんだ、となるはずだ。

トランプ候補は国境の厳しい取り締まりを公約している。トランプ大統領の第一期では長距離の国境の壁が建設され、メキシコ政府と合意しアメリカ入国を求める難民申請者はメキシコで待機することになっていた。それを根底から覆したのがバイデンであり、その結果が今なのだ。

いい加減民主党にばかり投票している市民は、自分らの票が直接自分らの生活に悪影響を与えているのだということに気付くべきである。老人ホームや高校が違法移民の宿泊施設になり、税金を払っている市民が追い出される状態に甘んじてもいいのか?バイデン政権を支持するということは今後もどんどんその状態が悪化するということなのだ。


Comment

移住先の文化に溶け込まないなら何故移住するの?

昨晩ちょっと面白いXポストを見つけたのでそれに関する感想を述べてみたい。このポストを書いた女性Sさんはカナダに数年住んでいるらしく永住権も持っているとのこと。彼女はカナダに移住すると決めた時の考えを書いていた。

ワーホリなどで短期間の滞在であれば、なるべく現地の文化を吸収しようという努力をするのも解るが永住となったらそんなに気張らずに何十年たっても日本語片言の中華やのおばちゃんみたいでも別にいいのではないか、日本人同士で付き合って日系企業で働いてもいいじゃないか、そうやって日系コミュニティーを形成していけばいいというような内容だった。

これは私にも同調できることは結構ある。私も語学留学でアメリカに最初に来た時は、時間が限られていることでもあり、日本人とばかり付き合って時間を無駄にしてはいけないと大分気張った覚えがある。しかしいざ永住すると決めてからは、別にわざわざ日本食を避けるとか日本文化を避けたりする必要はないと思うようになった。なにしろ先は長い、生きやすいように好きなように生きればいいのだ、それが出来るのがアメリカだから、と思ったのだ。

だから私は彼女の意見には賛成なのではあるが、ちょっと気になったのはこの部分だと思う。

日本人は郷に入れば精神でやたら現地の人と馴染むことを重視するというかそっちの方がえらいと思ってるフシあるけど、同国人同士でつるんでなにが悪い。同じ言葉を持つ者同士でしか分かり合えないことだって少なからずあるし、他の国の人たち、全然同国人同士で仲良くしてるし。(略)

アメリカはよくメルティングポットとか言われてるけど、カナダは良くも悪くも各国独立してる感じなんだよな。かなり濃くそれぞれの文化を残したままそれぞれに存在してる感じっていうか? 混ざりあうことが悪いとは言わないけど、混ざりあわなければならないわけでもない。

私は同国人同士で仲良くすることが悪いとは全く思わないし、他の移民も同国人同士で固まって住んでる人も多いからそれ自体はいいと思う。ただ、彼女の書き方だと、なんか地元に溶け込む努力を全くする必要がないという印象を受ける。カナダは最近非常に移民が多くなった。それで色々と問題が生じている国でもある。もちろんアメリカでも同じことが言えるのだが。その一番の理由が異民族がそれぞれ出身国の人びとで固まってしまい、それぞれの混ざりあいがないことにある。

アメリカでいえばミシガンのディアボーン市など、70%以上がソマリア出身のイスラム教徒だ。イギリスなども移民だけの地区がいくつもあり、英語も通じないし内部では好き勝手なシャリア法廷なども作って地元の警察や法律を無視したりしている。

私は移民たちがいつまでも母国の文化にしがみついて、母国出身者としか付き合わないのは、移住先の国に対して非常に失礼だと思う。もちろんちゃんと税金払って犯罪も犯さずに建設的な市民でいる以上、別に地元の文化を受け入れてなくてもいいじゃないかと言われそうなのだが、そういう人が増えれば増えるほど地元の文化というものが破壊されていく。日本にもいるでしょ、ゴミ出しの規則まもらなかったり、除夜の鐘が煩いといってみたり、、

アメリカは移民の国だが、100年前の移民たちの多くは英語を覚えてアメリカ人になろうという努力をした。アメリカには色々な民族の血が混じってるのは、異人種間の交流が頻繁にあったからだ。

外国に住むということは、母国では得られない何かを求めてのことではないのか?例えば戦争や貧困や宗教弾圧を避けるためとか、母国ではないキャリアの機会が豊富などなど。だが日本のように豊かで平和で安全な国からわざわざ外国へ移住したのに、中華屋のおばちゃんみたいに生きるのなら日本で済んだ方が良くないか?

もっとも日本人はSさんが言うように郷に入れば郷に従えという考えの人が多いので、中国や韓国のひとたちのような日本人コミュニティーなんてものはあまりない。カリフォルニアだとガーディナとかトーレンスあたりに日系人が多いとはいうものの、そんなに日本人は固まって住んでいない。だから二世の時代には完全にアメリカ人になってしまっている。

はっきり言って今のカナダやアメリカは日本を後にしてまで移住するだけの価値があるようには思えない。もし私が今18歳だったら移住なんか考えないと思う。


Comment

ニューヨークの学校が違法移民収容所に!生徒達が追い出される・国境に押し寄せる中国人違法移民

きょうは移民に関する二つの話題をご紹介しよう。まず昨日、LibsOfTikTokが次々にニューヨーク市の現場からの動画をアップしていた。なんとニューヨーク市の公立高校は違法移民を収容するために生徒達を追い出して、ベッドやその他生活必需品を運び込んでいるというのだ。

バイデン政権になってからというもの、メキシコ国境はカリフォルニアもアリゾナもテキサスも違法移民の乱入でごったがえしている。違法移民たちは最初から自分らが何処へ行きたいのか知っており、ついた早々違法移民聖域を名乗り出ているニューヨークへ向かうのである。ニューヨークでは住居も食費も医療費も無料だという情報が中南米に流れているからだ。実際そうなのだからしょうがない。

ナンミンが高校へ避難、生徒達はリモート授業

ニューヨークタイムスによると500家族約2000人の違法移民が巨大なテント村から予測される豪雨と強風から逃れるために一時的に移動されたようだ。移民たちは一時的に南ブルックリンにある元飛行場の滑走路にテントを張って住んでいた。

昨夜、12台以上のバスが連なって近隣の高校、ジェイムス・マディソン高校へ違法移民たちを運び込んだのだ。LibsOfTikTokに寄せられたいくつもの動画は、その様子を示すものだったが、動画を撮っていた父母たちは撮影しないように局員から言われたそうだ。

一か月前に10歳と5歳の息子と一緒にエクアドルから来たという38歳の男性は、テントは強風に耐え切れない恐れがあるため避難しろと言われたという。

エリック・アダムス市長はこの避難は人々の安全を保つための一時的なものだと記者団に語った。マンハッタンの非常事態管理局とでもいうか、そこの責任者の話によると、難民たちがテントを張ってるザ・フロイドベネット空港の滑走路は歴史的建造物なのでテントをはるために釘を打つことはできないため、強風にあおられてテントが吹き飛ばされる危険性があるのだそうだ。そういう歴史的価値のある場所に違法移民を大量に住まわせていたことにも問題があるのではないか?

ニューヨーク市は過去2年にわたり激増しているナンミンの扱いに困り、今や7万人がホームレスシェルターやテントやホテルなどに収容されている。昨日市は60日間以上ホテルに泊まっていた40家族を退去させた。しかし市はホテルから出た家族の移転先を保証する義務がある。

ナンミンたちは高校の体育館で一夜を過ごした後は、またテント村に移転する予定だという話だったが、学校側は水曜日の授業はリモートですることに決定。

これについては地元の保護者や政治家たちからも大きな批判の声が上がっている。LibsOfTikTokに動画を送ってきた父母たちもカンカンである。南ブルックリン代表のマイケル・ノヴァクホヴ市議員(共和)は水曜日にナンミンを学校へ避難させることに抗議してデモを予定しているという。イナ・ヴァー二コヴ市議員(共和)もソーシャルメディアでジェイムス・マディソンの生徒たちは移民危機によって罰せられていると語った。

Xでもナンミンたちを収容できる場所が足りなくなったら次は一般人の住居に入れろと言ってくるぞというポストがあった。

数年前にイタリアでは押し寄せるナンミンを収容するために民間のホテルが政府に押収されるという事件があったが、ニューヨークでは税金を払って来たお年寄りの介護施設から入居者が追い出されてナンミンを収容するといった状況がすでに起きている。

増える中国からの違法移民

ここ数か月、カリフォルニアのメキシコ国境から中国人の違法移民が大量に入って来て、サンディエゴで落ち着いているという話をよく耳にするようになった。

昨日Xで国境で一時的に取り押さえられた中国人たちの画像が上がってきたが、難民にしては皆清潔な服装で高価なキャリーケースなどを持っており、まるで観光旅行にでも来たような出で立ちの人間ばかりだった。だいたいなんで中国からの難民がメキシコ国境から陸路で入ってくるのだ?

下記は去年12月初期に撮られた動画。中国人の若い男たちがずらっと並んでいる。

そしてこちらのMuckraker.com@realmuckrakerのリポートによれば、コロンビアのとあるホテルは北米へ向かう中国人ナンミンで一杯で、ホテル中に中国語の案内があるという。明らかに中国人の間ではどのルートを使ってアメリカへ向かえばいいかというガイドがきちんとあり、中国人達は組織的にアメリカに送り込まれているのだ。

国境での中国人たちの身なりが清潔なのも、彼等はコロンビアだけでなく、道なりに色々な支援組織によって宿泊や食事などの供給がされているからだろう。無論お金は払っているだろうが。

最近のアメリカは空路による入管審査は非常に厳しい。観光だといってあてもなく何か月も滞在するような外国人は入れてもらえない。しかし陸路を使ってガバガバなメキシコ国境を使えば、いくらでも入国することが出来る。

アメリカに入ってくる自称ナンミンは中南米の暴力団員や中東やアフリカからのモスリムテロリストや中国人スパイなどもたくさん含まれている。そういう人間をどんどん取り入れて何も対策を建てないバイデン政権は、いったいこのアメリカをどうしようというのだ?

我々アメリカ人は戦わずして国を乗っ取られる。


Comment

アメリカの大学が反ユダヤ主義の温床になるのは何故か、元DEI(多様性・平等・包括性)指導者が語る

ここ数日、アメリカ各地のエリート大学の学生たちが大量に繰り出してパレスチナ支持というより反ユダヤ教デモを行っており、それを見た多くのアメリカ人は驚きの念を隠せない。しかしここに一人「私は驚かなかった」と言っている女性がいる。彼女の名前はタビア・リーさん。彼女はカリフォルニア州のシリコンバレーにあるディアンザカレッジ(DeAnza)大学の元DEI指導員だった人だ。DEIとはDiversity(多様性)Equity(平等)Incusion(包括性)の頭文字だ。リーさんは2021年まで同大学のDEIディレクターだった。では彼女がどんな体験をしたのかちょっと読んでみよう。

I was a DEI director — DEI drives campus antisemitism

Opinion by Tabia Lee• ニューヨークポストより

リーさんは2021年にディアンザカレッジにDEI部の部長として採用された。彼女は黒人女性なので書類の上では理想の人事と思われた。しかし彼女はDEIを文字通りに解釈していた。つまり本当の意味での多様性や平等や包括性を実施しようとしたのである、ユダヤ人学生も含めて。これが彼女の間違いだった。

DEIは正しくは有毒な批判的社会正義と理解すべきであり、実際にはDEIと正反対のことが要求される。

リーさんが雇われる前から、ユダヤ人学生たちはあらゆる差別と嫌がらせに耐えていた。学校はハヌカというユダヤ教のお祭りを主催しておきながらハヌカ関係の飾り付けをするどころか、かえってパレスチナ支持学生たちの抗議デモを奨励した。生徒会ではイスラエルは人間性を攻撃していると責めイスラエル製品ボイコットの規則を通した。

何人ものユダヤ人学生がリーさんにキャンパスは非常に反ユダヤ教徒の環境になっていると訴えた。それでリーさんはこの悪を正そうと大学にユダヤ人の演説者を招き、違った意見をきくことによって多様性と包括性を実施しようとした。ところがリーさんは「汚いシオニスト」と罵倒され、学校側は演説者を招待することを拒否した。

彼女はさらに学校側に反ユダヤ思想を糾弾するようにと要請したが、彼女の要求は拒絶されただけでなく、ユダヤ人は白人抑圧者でありユダヤ人差別などに拘るなと何度も忠告を受けた。

最悪の場合、DEIは、世界は抑圧する者と抑圧される者という2つのグループに分かれているという揺るぎない信念の上に成り立っている。

ユダヤ人は抑圧者のカテゴリーに分類され、イスラエルは「虐殺、入植、植民地主義国家」の烙印を押される。

(この世界観では、イスラエルやユダヤ人を批判することは容認されるだけでなく、賞賛に値する(ちょうどアメリカや白人を攻撃してもいいのと同じように)。

であるから積極的に彼等を責めないことは人種差別抑圧者の味方をすることになるというわけだ。弁護するなどとんでもないというわけである。彼女はそれまでこんなにもあからさまで極端な人種や宗教差別を見たことが無かったと言う。結局リーさんは解雇された。多分ユダヤ人を弁護しすぎたからだろう。

その後彼女は自分の体験が特別なものではないことを知った。彼女はアメリカ中の数えきれないほどの大学で全く同じように反ユダヤ主義が奨励されていることを知ったのだ。ある調査では大学のDEI関係者によるイスラエル関係のツイートの96%がイスラエル国を批判するものだった。そしてそれはハマスがイスラエルを襲撃する前のことなのである。

DEI活動家はユダヤ人学生を沈黙させあからさまにハマステロリストを支持している。今週の火曜日、100以上の公立私立大学からなる全国医学生グループがパレスチナ解放支持を表明した。

これではユダヤ人患者は医療関係者をどうやって信用したらいいのだろうか?これはユダヤ人の命に係わる。こんな憎悪に満ちた人々が医療関係者となることが許されてもいいのだろうか?

これもすべてDEIがユダヤ人は抑圧者だという教えが元凶である。最初は単なる思想だったが、今やそれが暴力的な攻撃の呼びかけへと変わった。特定の属性を持つグループを悪者扱いする思想は結局は敵とみなす人々への暴力へと繋がるのだ。憎悪と分離を奨励する概念はいずれコントロールできない力へと変化する。

リーさんは教育の場からDEI思想を排除すべきだと語る。名前とは裏腹にこれは人々を分離させ憎悪を増幅させる。今すぐそうしなければユダヤ人への憎悪はとんでもないレベルに増幅するだろうと。

ユダヤ人が抑圧者だなんてことがあるはずがない。もしそれが本当なら、これらの学生たちが反ユダヤ運動をこうもあからさまに行って全く罰せられない訳はないからである。しかし、今イスラム学生たちと一緒になってユダヤ人差別をやっている白人やLGBTQ+の馬鹿どもは次は自分らだということに気付いているのだろうか?

実は私は欧米諸国で起きている白人差別について書こうと思っていたところだ。今や欧米社会は長年にわたる誤った移民政策で白人が圧倒的多数を占めなくなってきている。先進国は少子化が深刻であるが、移民たちは産児制限などしない。だからどんどんと人口分布が変化し、アメリカなどはすでに白人は全非白人を合わせると過半数でもないのである。

欧米諸国は文明国として例え少数民族でもだからといってその人権を侵害してはいけないという基本にのっとって法律を作りそれを守っているが、他の民族や宗教は他宗教や他民族の人権なんぞ何とも思っていないのだ。そんな連中が多数派になったらどうなると思うのか?

ユダヤ人の次はリベラルだろうとLGBTQ+だろうと白人が狙われる。そしてその次は多分東洋人。すでに東洋人なんか白人並の扱いすらされていないのだからユダヤ人の次は東洋人かもしれない。ともかくユダヤ人に起きてることだからなんどと呑気なことを言ってると、ゲシュタポの軍靴は我々の家にやってくるだろう。


View comments (3)

BLM暴動より数倍深刻なフランスのイスラム移民暴動

以前私はよくフランスに居るイスラム移民による問題を色々書いていた。しかしあまりにも日常的でマンネリ化してしまったので、それにあまり触れる機会が無くなった。しかしだからと言ってフランスにおけるイスラム移民による問題がなくなっていたわけではない。いやそれどころか、もっとひどい状態になっている。今回「非武装のアルジェリアン移民の少年が警官に射殺された」事件をきっかけに起きている暴動はその規模や暴力性から言って、あれだけひどかった2020年のアメリカのBLM暴動よりもさらに輪をかけて悲惨な状況になっている。

動画元主が書いているとおり、9%が都市全体を崩壊させる。 フランスが炎上中。 移民がフランスの人口に占める割合は9%、その内アフリカ圏からの移民は44%、なかでもアルジェリアからが全体の13%を占める。警察官に射殺された17歳の青年もアルジェリア系の家族出身だった。@vismogliさん)

フランス暴動まとめ 3日目 (髙安カミユ(ミジンコまさ)@martytaka777さん)

  • 公道で2560件の火災
  • 1350台の車両が放火
  • 250の建物や店舗が放火
  • 略奪:数千件

今回の暴動の主体は10代の未成年が多く、フランスの学生の中には、特に学校の授業を妨害したり、教師に暴力的行為をする移民系連中には、AfrocentrismやIslamismに感化され、そして政府や教育機関での左翼的思想のせいで反フランス、反政府、非服従のなのもと自分たちは何しても良いと考えてる層がいる(フランス在住CRISTALINE@sh29leさん)

暴動のきっかけはアメリカのジョージ・フロイドや他の黒人容疑者が警官によって撃たれた事件とよく似ていて、スピード違反か何かで警官に呼び止められた容疑者の17歳のアルジェリア系移民の少年が、警官二人による要請を無視して車のアクセルを踏んだとたんに警官が発砲。救急車が駆け付けたが少年はその場で死亡した。

少年が撃たれた瞬間のビデオを観たが、私の独断ではこれは警官の正当防衛だと思う。というのも車は十分に武器なのであって、もし警官が車に魅かれて殺されると判断したとしたら、発砲は十分に正当である。しかしアメリカと同じようにメディアは事情がはっきりしないうちに、これが非武装少年を人種差別の警官が訳もなく殺したと発表している。

はっきり言って直接のきっかけが何であったかはもうどでもよい。事情がどうあれ殺されたのがアルジェリア移民だったという事実だけで、日ごろの鬱憤ばらしとばかりにアフリカ系モスレム若者による暴動は始まってしまった。年齢からいってこれらの若者たちは多分移民二世だろう。

これは多くの移民二世に見られることなのだが、親たちは自分らの貧しい母国から逃れて豊かな先進国へ移住する。しかし先進国で成功できるような学歴も手に職もない移民たちの多くは移住先でも貧困生活をするか政府のお世話になって生活保護などを受けるしかない。そんな家庭に育つ二世たちは学校へ行っても家庭でのサポートがないため学力も伸びない。結局学校に興味を失くして落ちこぼれる。かれらは親の母国語でも生まれ育った国の言葉でも読み書きもまともに出来ない中途半端な状態になる。それで10代後半になっても学校へも行かず、かといってきちんとした仕事にもつけず、結局街でチンピラ生活を続けることになるのだ。現にツイッターではこの暴動中にもイスラム移民と思われるブルカ姿の中年女性たちが銀行に集まって生活保護支給金を引き出しに並んでいる姿が上がっていた。

モスレム移民はどこの国へ行ってもその移住先で融和せず、自分らのコミュニティーを作ってしまうことで知られている。そして彼等の間での犯罪率は他の移民をはるかに上回る。特に女性への性暴力はひどいものだ。政治的にも彼等は数が少ないうちはおとなしくしているが、だんだん増えてくると自分らの要求をどんどん押し通そうとしてくる。日本で土葬させろだの給食をハラルにしろだの言い出してるのを見ていれば解るはずだ。

ゲートウェイパンディットによれば 現在45000人の機動隊員が出動、1300人以上が逮捕されているが、暴動は全く収まりそうにない。今現在100以上の都市が燃えているという。France 24によれば、マルセイユでは金曜日略奪者が狩猟用ライフルを略奪したという。ツイッタービデオでは男が自動小銃を撃っているビデオもあり、ウクライナから違法銃が流れてきている可能性があるという。


View comments (2)

時代劇や史実番組で行われる人種挿げ替えがもたらす危険

先日ご紹介したネットフリックスのクレオパトラシリーズの放映が遂に始まったが、RottenTomatoesという批評家と視聴者の反響を示す指標では、批評家11%、視聴者2%というRT史上最低の結果が出た。これはつまり、観た人ほぼ全員がこの番組に悪評価を下したということになる。この番組は放映前からクレオパトラをアフリカ系黒人が演じているということでかなりの批判があり、特に現エジプト人からなぜエジプト系やギリシャ系の女優を使わなかったのだと不満の声が上がっていた。

Netflix’s ‘Queen Cleopatra’ docuseries slammed by both critics and audience for being historically incoherent

Netflixのアデラ・ジェイムス演じるクレオパトラ

ローマやエジプトの古代歴史に詳しいユーチューバー(多分ギリシャ系)の話を聞くと、北アフリカ系黒人は主役のアデラ・ジェイムスだけでなく、エジプト人とされる人々の役は全てアフロ黒人が演じているという。当時のエジプトの支配階級はマセドニア人(現在のギリシャ)であり、アフロ黒人ではない。なぜエジプト王家の話なのにエジプト系俳優が一人も起用されていないのか、とそのユーチューバーは怒っていた。

Elizabeth Taylor as Cleopatra in the 1963 epic drama film directed by Joseph L. Mankiewicz.

Elizabeth Taylor as Cleopatra in the 1963 epic drama film directed by Joseph L. Mankiewicz.

しかしエリザベス・テーラーがクレオパトラを演じた時は人種が違うなどという批判はなかったではないかという問いに対して、エジプト人芸人Bassem Youssefはハリウッドは昔からそういうことには無頓着であり、当時のエジプト人もそれがいいと思っていたわけではないと語っていた。しかし、そういう彼の顔立ちは、中東系とはいえイタリア人やギリシャ人と言っても通用するヨーロッパ系に見えるし、肌はどちらかと言うと白人に近く目は青い。今のエジプト人でもこうなのだ。古代エジプトのマセドニア人であったクレオパトラがエリザベス・テーラーとアデラ・ジェイムスのどちらに似ていたかと言えば、明らかにテーラーの方に似ていたはずだ。

Bassem Youssef

Photo courtesy of Mustapha Azab Bassem Youssef

拙ブログでも何度かお話しているように、昨今のハリウッドやイギリスのドラマにおける人種挿げ替えの勢いは凄まじい。リトルマーメイドやティンカーベルのような架空のファンタジーキャラクターなら人種などどうでもいいという理屈も通るかもしれないが(通らないと私は思うが)、時代劇など史実を元に実在した歴史上の人物で肖像画などからその容貌が広く知れ渡っているような人たちですら黒人が演じるという本当におかしな状況になっている。

つい先日も、ウィリアム・F・バックリーJr.(1925ー2008)という1955年にナショナル・レビューを設立した保守派作家の役を黒人が演じているお芝居のコマーシャルを観た。彼は1950年代から2008年に亡くなる寸前までテレビなも多く出演しており、その教養あふれる上流階級人らしい彼独特の話方に関しては、まだまだ記憶に新しい人々が多く居る。彼の友人だった保守派の人びとも未だに作家や評論家として活躍しているわけで、全くイメージの違う人を配役することの意味がわからない。私の今は亡き我が友人はバックリーと面識もあり、彼の物真似が非常にうまかった。

しかし問題なのはイメージが違うなどという表面的なことだけではない。ほぼ単一民族だけの社会ではよそ者を忌み嫌うのはごく普通である。だいたいつい数十年前までどんな社会でもよそ者差別は普通だった。海岸沿いで貿易港などがあり諸外国の人びとが入り混じる都市ならともかく、小さいコミュニティーでは誰もが何世代も前からの知り合いだ。だからよそ者を警戒するのは当然の’話だ。

それと昔の社会はどこの社会でも階級制度というものがあった。自分らが付き合う相手は同じ階級のものだけであり、ましてや結婚などということになれば位が高ければ高いほど相手の家柄を選ばなければならない。位の違うひとたちとの付き合いは同じ階級の人びととのそれとはまるで違う。身分の違うもの同士の対等なつきあいなどというものは存在しなかったのである。

そういう社会を背景にした物語で、全く違う人種や階級の人間が、あたかも対等であるかのように自然な付き合いをする描写があった場合、歴史を良く知らない観客は昔の欧米社会についてどんな印象をもつだろうか?何も知らない観客は中世のイギリスやフランスの宮廷には普通にアフリカ系黒人の貴族が出入りし、貴族も商人も農民もみな同じようにふるまい、諸外国からの移民で街は溢れかえっていたと思ってしまうのではないか?だがそうだとしたら、当時全く文化の違う諸外国からの移民がヨーロッパの宮廷でヨーロッパ人と同じようにふるまうだけの教養を持っていたということになってしまい、当時の中東アラブの奴隷商人やアフリカ大陸からの黒人奴隷らの存在はかき消されてしまう。

つまり史実上の人物や当時の社会を無視した人種挿げ替えは当時の社会構成や文化全体を否定することになり、欧州及びアフリカや中東の歴史まで書き換えてしまうことになるのだ。

今の世の中でも人種差別が消えたわけではない。いや、それどころか人権屋が常に現社会の人種差別について声高に訴えている。しかし、ドラマの世界を信じるならば、中世や近代歴史の欧米で多人種が仲良く全く問題なく共存していたのに、昨今の人種差別は何時頃から始まったのであろうか、何故昔は人種差別がなかったのに突然現代になって人種差別が始まったのだ、そしてその原因は何なのだ?というおかしな疑問が生まれてしまう。よしんば昔から人種差別はあったと考えたとしても、ドラマの世界を見る限り、いまとそんなに違わない程度のものだったと判断せざる負えなくなり、欧米の人種問題は昔から全く変わっていないという印象を持ってしまう。実際はまるで違うにもかかわらずである。

それともうひとつ、昨今の人種挿げ替えはほぼ元の役が何人であろうと黒人が配役される。そして白人役を黒人が演じるのは構わないのに黒人役を白人が演じたら大問題になる。この間も書いた通り、現代のハワイ諸島民の役を実際のハワイ島民が配役されたにもかかわらず、役者の肌の色が白すぎると言って大騒ぎする黒人活動家たち。ハワイ諸島民はアフロ黒人ではなくヨーロッパの植民地時代が長く続いたせいで肌の色もまちまちであることなど完全無視。それでいて、非白人の有色人種(エジプト人)をあり得ない人種のアフロ黒人が演じることは全く問題がないと言い張り、当のエジプト人からの非難を「黒人差別だ」だとしてエジプト人ファン全般を侮辱するという傲慢さ。このままでいくと、そのうち「ショーグン」や「ラストサムライ」のリメイクが行われたら日本人役は全員黒人がやるのではないかとさえ思われるほどだ。

黒人俳優を多く起用したいというなら、黒人独自の歴史を語ればよい。近代の黒人英雄の遺伝はいくらもある。奴隷から政治家になったフレドリック・ダグラスやジム・クロー時代に育ちながら最高裁判事にまでなったクレアランス・トーマス判事の話など探せばいくらでもあるはず。なぜ他民族の歴史を乗っ取らなければならないのだ?何故他人の創造物を破壊しなければならないのだ?

今回のクレオパトラシリーズの大不評が良い例であるなら、今後このような人種挿げ替えはどんどん拒絶されていくだろう。そうなって反感を買うのは単に与えられた仕事をしていた黒人俳優たちのほうである。

追記:これを書いてからクレオパトラのプロデューサー、ジェダ・ピンケット・スミス(ウィル・スミスの悪妻)は、クレオパトラの失敗は白人至上主義のせいだと言っているという記事を見つけた。Jada Pinkett Smith claims her Cleopatra documentary FAILED due to WHITE SUPREMACISM (msn.com)。苦情の多くは非白人のエジプト人からなのに、なんでもかんでも白人至上主義の性にするな!歴史的にも間違いだらけの駄作を作った責任をちゃんと取るべきである。

ネット仲間のBlahさんがおもしろい動画を紹介してくれてるので張っておく。(5) 🇺🇸 🇯🇵Blah on Twitter: “ポリコレ改変が大好きなNetflix、今度はシャーロット王妃を黒人にして炎上。 シャーロット王妃黒人説は一部で根強く、原作者も賛同も、歴史家はこの説を強く否定。奴隷制廃止前に黒人系王族は無理があると批判の声。 ↓リプ欄で恒例のポリコレ映画ミーム集 https://t.co/PAqdaduhUg” / Twitter


View comments (2)