同性パートナーシップを通すと女子トイレが町から消える。包括性や多様性という女性排除政策に騙されるな!

先日オープンした新宿東急の歌舞伎町タワーの共用トイレは日に日にその使いにくさを巡って批判が集まっているが、このタワーの所在地は渋谷区である。それについてこんなツイートを目にした。

東急不動産の拠点は渋谷。 長谷部渋谷区長(博報堂出身)は、2015年全国に先駆けてパートナーシップ条例制定。 東京レインボーパレードを代々木公園で毎年開催。公衆トイレの女性専用トイレがなくなったのも渋谷。 長谷部氏と東急不動産岡田社長は10年来の友人。色々繋がる…。bluuue sky @pink499621751

世界中にトランスジェンダリズム推進のためにLGBTQ+α差別禁止法を広めている国際経済開発機構OECDの作戦のひとつに同性パートナーシップの法的承認という項目がある。

  1. 同性パートナーシップの法的承認。
  2. 生殖補助医療への平等なアクセス。
  3. トランスジェンダーであることを非病理化する。
  4. 法的性別再認定に医学要件が無い事
  5. 出生証明書およびその他の身分証明書で非バイナリーの性別オプションを許可

私はアメリカで同性結婚が合法化する以前に、多々の州でパートナーシップ制度が出来た時は、これは喜ばしいことだと歓迎した。なぜなら男女の結婚には子供を産み育てる家族形成の目的があるが、同性間のユニオンにはそれがない。しかし二人の赤の他人同士が家族になりたいというなら、それなりの制度があっても良いはずだと思ったからである。しかし私のこの考えはすぐに変わった。なぜならパートナーシップが認められた州では、活動家は息もつかずにパートナー制度を認めたのだから同性婚も認めろと言い出したからである。なんだ目的はやはり同性婚だったのか、パートナーシップなんてただの布石にすぎなかったんだなと理解したからだ。今思えば同性婚ですらトランスジェンダリズムへの布石だったわけだが。

同性パートナーシップ制度がトランスジェンダリズム推進のためのステップであるということがわかれば、なぜパートナーを認めた自治体で男女別トイレがどんどん消えていくのかがわかる。彼等の目的は男女の境界線を一つ一つ消していくことだからだ。

前回にもご紹介した埼玉県の男女共用施設施行も全くこの筋書き通りだ。同パートナーシップをいち早く制定した埼玉県では今年の7月からトイレだけでなく、更衣室や銭湯に至るまで男女共用施設を作っていく計画である。歌舞伎町タワーの例でもわかる通り、男女共用施設の増設は女子専用施設排斥につながる。

私は以前に、パートナーシップ制度やLGBTQ+αの設立は、必ずや女性施設排斥に繋がると主張してきた。例え名前だけ女性施設が残っていても、女性を自認する男性達が入ってくることは拒絶できなくなる、文句を言った女性の方が差別をしたとして罰せられるようになると。しかし推進派の人びとは、各自治体におけるこうした制度はすでに10年近く前から通っており、それでも何も問題は起きていないではないかと言い張った。どれだけ同じ制度で諸外国で大問題がおきているという話をしても推進派たちはまるで耳を傾けない。

だが現状を見てほしい。

日本と言う国は不思議な国で、腰を上げるのはゆっくりでも、一旦やり始めると迅速に徹底的にやってしまうという国民性がある。LGBT差別禁止法が通ってしまったら、日本がアメリカやイギリスのようになるまでにはさほど時間はかからないだろう。

埼玉県ではパブリックコメントで80%以上の人が新制度に反対しているという。にもかかわらず埼玉県は県民の意思を無視して強行する気らしい。もうすでにLGBT団体との利権関係が確立してしまっているのだ。

もし日本に保守派の市民団体があるのなら、もっと地方政府やメディアに働きかけて、これが如何に邪悪な制度であるかを訴えてほしい。ほとんどの人が気が付かないうちに、国中から男女別トイレが消えるのはもうそれほど遠い未来のことではない。


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ツイッターでアンケート、男女共に圧倒的多数が男女共同トイレは絶対に嫌と回答

最近歌舞伎町タワーに出来た男女共同トイレや、女性専用トイレのなくなった渋谷区のトイレの話などをよく聞くようになったが、そういう話をすると「男女共同トイレは悪くない増やすべきだ」と意固地になる男が必ず寄ってくる。それで、どうせなのでツイッターという媒体を使って、一般の男女は男女共同トイレについてどのような意見を持っているのかアンケートを取ってみることにした。その結果が下記。回答者は女性が310人、男性が440人。

男女共同トイレをどう思いますか?

  • 絶対に嫌:   女性 92.9%、男性 73.1%
  • 別に構わない: 女性 5.5% 男性 23.3%
  • 共同トイレの方を好む 女性 1.6%、男性 3.6%

予想通り、90%を超える圧倒的多数の女性が絶対嫌だと回答。男性も大多数が絶対に嫌だと答えている。コメント欄にも異性と隣り合わせで排泄するのは嫌だと答えた人が男女供に多かった。ま、当たり前だろう。

二つ目の別に構わないが男性の方が4倍多いというのも、まあわかる。男性はプライバシーの面では女性と一緒は嫌だと思ったとしても危険を感じるわけではない。共用トイレでも構わないと答えた人でも、もし専用トイレが傍にあったらそちらを使うと答えた人もいた。

驚いたのは共同トイレの方を好むと答えた女性が5人もいたということ。これって本当に女性の答えだろうか?女性が共同トイレを好む理由が全く理解できないのだが。ま、不特定多数対象なので本当に女性が答えたのかどうかは分からないが。しかし男性の方でも共同トイレの方を好む人がさほど居ないというのは嬉しい結果だ。やはりそんなことを考える人は男性のなかでもごく僅かの人間なのだろう。

女子のなかに共同トイレを好むと答えた人が一人でも居たことは驚きではあるが、それ以外はこの結果は全くの予想通りだった。

さてと、そうなると一体どうして多々の自治体で男女共同トイレを増やす傾向があるのだろうか?よしんば男女共同トイレが必要だという理由があったとしても、単に増設するというのであれば解るが、女子トイレを潰して共同トイレだけにするのは何故なのだ?いったいこんなトイレで誰が得をするのだ?

以前にトランスジェンダー活動家のマニュアルに男女共同トイレを増やすという項目があるというのを読んだことがある。活動家の狙いは男女の境界線をどんどん失くしていくことにあるようだ。しかし、こんな変態以外は誰も得をしない共同トイレの建設は市民は断固反対すべきである。例え行政が一度作ったトイレを壊して男女別に作り替えなければならなくなったとしても、絶対に男女共同トイレを許容してはならない。一度許してしまえば全国的にひろまってしまうのは時間の問題だ。

アップデート:4/25/23の記事 埼玉県、LGBT推進条例でトイレ・更衣室・公衆浴場などの男女共用化を義務化へ、県民から多数寄せられた女性の安全に対する懸念は完全無視。

LGBTQ条例基本計画案に関して掲載された埼玉県【画像:埼玉県のホームページから】

 埼玉県が進めるLGBTQ条例基本計画案「性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」に関する施策推進会議が24日、さいたま市内で行われた。LGBTQ(性的マイノリティー)当事者の権利をめぐり、近年、各方面でさまざまな議論が起こっているが、とりわけ大きな関心を集めているのがオールジェンダートイレに関する問題だ。県民からのパブリックコメントでは女性の安全に対する懸念も多数寄せられたが、県では可能な限りオールジェンダートイレを増やしていくとしている。(取材・文=佐藤佑輔)

男女共用で、身体の性と性自認が一致しないトランスジェンダーの当事者を始め、誰もが利用しやすいトイレとして近年急速に増えているオールジェンダートイレ。一方でスペースの都合などの理由から、オールジェンダートイレの増加に伴って女性専用トイレの減少や廃止も進んでおり、性犯罪などのリスクが高まるのではとの見方もある。先月には、渋谷区・幡ヶ谷に新たに設置された公衆トイレに女性専用トイレがないとして批判が殺到。

今月14日に新たに新宿区に開業した複合高層ビル「東急歌舞伎町タワー」でも一部の階でオールジェンダートイレが採用されており、物議を呼んでいる。  埼玉県「性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」においても、富士見市議会の加賀ななえ議員が「女性の生存権や恐怖を軽視した形で議論が進められている」として2月に問題提起の訴えをネット投稿、大きな話題となっていた。県では2月1日から28日までの1か月間、県民からパブリックコメントを募集。417件の意見が寄せられ、この日の施策推進会議ではその内容とそれに対する県の対応や考え方が提示された。  

公開された全83ページもの資料の中で、最も多い73件の意見を集めたのは、「身体が男性であるトランス女性が男性身体のまま女性用スペースを使用すること」についての反対を示したもの。これに対し、県側は「自らの性自認は尊重されるべきものですが、どんな場合でも性自認が戸籍上の性別に優先されるということにはなく」「法律による規制を上回ることはないため、性の多様性の尊重を理由に、違法性が阻却されることはありません」として「修正なし」の立場を取っている。

ちなみに「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」では、成人要件や手術要件などの条件を満たしている場合に限り、戸籍の性別変更を認めている。  この他「性自認は個人の判断で決めることができ、特別な診断書等が不要な場合が多いです。こうなると、性犯罪目的の偽りのLGBTQが増える可能性があります」「女性専用としてすでにあるものの排除はしないでください」という意見に対しても、同様の文言で「修正なし」としている。  

パブリックコメントの募集終了後、3月16日付けで知事決裁した「性の多様性への合理的な配慮に関する指針」では、既存の施設・設備の整備として「可能な限り性別に関わらず利用できるエリア(トイレ、更衣室など)を設け、その旨表示を行うものとする」、新設・改修の予定があるものについても「性別に関わらず使用できるトイレや更衣室などの設置を検討するものとする」と明記。「性別に関わらず利用できるエリアの利用については、必ずしも全ての当事者が希望するものではないことに留意する」「当事者のニーズに応じ個別対応が可能か検討するものとする」といった記述はあるものの、あらゆる公共施設で可能な限りオールジェンダートイレを増やしていくとしている。  この日の会議では、「女性用スペースが脅かされるのではないか」という県民の声について、委員や県職員らが「どんな場合でも性自認が優先されるわけではない。公衆浴場などでは法律を上回ることはない」との認識を共有した一方、オールジェンダートイレについての明確な言及はなかった。計画が抽象的な議論に留まっていることについて「合理的配慮は一律で言えることではない」「できればふわっと、議論の余地のあるところは宿題として、まずは計画を作らなきゃ進まない」との発言もあった。  

会議を傍聴した富士見市議会の加賀議員は「委員会は推進派のメンバーばかりで、反対派や慎重派の人間がいない。身体的な性別の判断は施設管理者に委ねられており、行政が人任せなのは無責任です。パブリックコメントには氏名や住所の記載が必要で、女性の安全や子どもへの影響を懸念する人たちが自らの身分や立場を明かしてまで勇気を出して意見したのに、コピペの回答はあまりにもひどすぎる」と語った。  県では今後のスケジュールとして、6月に議会への報告を経て、7月の公表を予定している。


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終わりが見えないバドライトのボイコット、お目覚め主義に怒り爆発のアメリカ庶民

先日から偽女性男のディラン・モルベイニーと提携したバドライトビールに対するボイコットが続いているという話をした。これに関してはもうすでに二回も書いているので背景は下記をご参照のこと。

顧客を理解できないバドライトビールのお目覚め主義、ボイコット始まる (biglizards.net)

バドライトビール副社長退陣、ボイコットの効果あり? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

バドライトの親会社アナハイザーブッシュはすでにバドライトのマーケティング副社長、および本社のマーケティング重役まで首にしており、何とか消費者を取り戻そうとオールアメリカンなコマーシャルまで始めたが、このボイコットは終わりを見せない。

先日もケンタッキーで行われた歌手のモーガン・ウォレンのコンサートで、多々のビール会社の売店がでていたがバドライトの屋台だけが全く客が並んでいない写真がネットに出回り話題になった。

アナハイザーブッシュのCEOは先週謝罪ともなんとも使いない声明文を発表したが、消費者は全く受け入れていない。

カリフォルニア人民共和国とも言われる民主党の我が州でも、私が行った三つのスーパーで次のような状況だった。

  • ボンズ(Vons)大型のスーパーマーケット。バドライト及びバドワイザーの瓶と缶ビールが正面入り口の真ん前に置かれ大セールになっていたが誰も買っていないかった。
  • ラルフス(Ralphs)小型スーパー。ビール棚はコロナとモデロがいっぱいいっぱいに並び、バドライトは棚から降ろされて床に並べて売られていた。
  • ターゲット(Target)庶民デパートの食品売り場、ビールはコロナとモデロにほぼ全面的に棚が奪われ、バドライトは橋の方に押しやられていた。

またバーやレストランでもアナハイザーブッシュを注文する人が激減。バーなどで男性がバドライトを飲んでいると他の客から冷やかされるなどの行為が頻発し、見かねたバーのオーナーがバドライトを巡って政治の話をする不寛容な人は店から出て行って欲しいと表明したところ、お客がごっそり出て行ってしまい、お店は商売あがったりになったという。特に喧嘩でもしてない限り、多少の冷やかしなど放っておけばいいのに、やたらに包括性だの許容性だのと言い出すからこういうことになるのだ。まったく店の顧客を理解していないオーナーである。

日本ではアメリカ大使のラマー・エマニュエルが日本でLGBT差別禁止法を通せと言って躍起になっているそうだが、当のアメリカではLGBTへの風当たりはどんどん強くなってきている。それというのも、数年前まで今のLGBTがLGBだった頃には、一部の人たちが集まって年に一度ゲイプライドパレードをする程度のことで、一般庶民には全く無関係だと思われていたのに、トランスのTが加わった途端、プライド月間とか言って一か月間もLGBTだなんだかんだと騒ぐだけでなく、トランスジェンダー可視化月間だのトランスジェンダー追悼の日だのなんだのと毎日年がら年中LGBTがどうしたこうしたという話ばかり聞かされて、人々本当にうんざりしてるのだ。

拙ブログでもお話したように、LGBTQ+α団体による子供の洗脳や危険な性転換措置なども人々のしるところとなり、アメリカ各地の州でLGBTQ+αの暴走を止めようという法律が通っている。エマニュエル大使の母国アメリカではLGBT差別禁止法など存在しないだけでなく、反LGBT活動法がどんどん通っているのである。

今回のバドライトボイコットは、LGBTに対する庶民の怒りが頂点に達しつつある象徴ともいえる。日本はバイデン政権の圧力に等負けてLGBT差別禁止法など作ってしまうと、アメリカが共和党政権に変わった際に梯子をしたから外される可能性がある。

日本はアメリカで何が起きているのか、もっと慎重に学んでほしいものだ。

アップデート:4/30/23  バドライトは元顧客をとりもどそうと必死に保守的なCMを発表。この間の馬のCMに続き、カントリーソングをBGMに若い普通の男女が雨のなかビールを飲むCMを発表したが、ユーチューブのコメント欄は閉鎖。否定的なコメントを恐れているのだろう。https://youtu.be/Yvuj-OBQCP4

アップデート:5/10/23 バドライトのセールスは減る一方で全く回復する見通しがつかない。バドライト販売業者はコンビニや酒屋やスーパー及びレストランやバーからの注文が途切れ商売あがったりの状態。バド社は販売業者に無料でビールを配ったりしているがなしのつぶてである。裏庭バーベキューの季節が近づいているというのに、このままでは本当にバド社は潰れてしまうかも。

Anheuser-Busch gives away free Bud Light to ‘make amends’ to distributors after Mulvaney controversy: Report (msn.com)

アップデート:5/22/23 バドライトはバーや小売店で売れ残った賞味期限切れのビールを買い取ることになった。すでに一か月以上続いているこのボイコット。まったく終わる気配がない。バドライトは新しい戦略を立てる必要がある。Bud Light Buying Back Unsold Beer as Company Scrambles After Backlash (msn.com)


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保守派ポッドキャスター、マット・ウォルシに賭けられたファトワ、イスラムテロリストより怖いトランスジェンダーテロリズム

先週私が毎日聴いているデイリーワイヤー(Daily Wire)のポッドキャスター、マット・ウォルシのツイッター口座が乗っ取られた。本日マットは自分のポッドキャストで事の詳細を説明した。

事の起こりは先週の日曜日、彼が三人の子供たちと一緒に教会からの帰宅時、彼に声をかける人があった。ウォルシは地元では著名人なので、道で声を掛けられることは特に珍しいことではなかった。しかしこの男性は最初は友好的な会話をしていたにもかかわらず、途中からウォルシはヘイトを広めており、この教会は愛を広める場所なのでウォルシは歓迎できないと言った。ウォルシは子供の前でそのようなことを言うのは許せないと男に言ってその場を立ち去った。

心の中では怒り狂っていたが、子供たちの前で怒りを見せてはいけないと平気なふりをしようとしたが、車の中で息子が泣き始めた。「なんであの人はあんなひどいことを言うの?」ウォルシは「世の中には真実を受け入れられない人がいるんだよ」と息子に説明した。

そしてその晩、ウォルシは自分のツイッターにログインできないことに気付いた。自分のパスワードが効かないのである。これは口座(アカウント)を乗っ取られたなと思い、即デイリーワイヤーに連絡しようとしたところ、自分のスマホが使えなくなっていた。後になって分かったことだが、これはスィム略奪というもので、彼のスマホの情報がごっそりと赤の他人に乗っ取られたのである。

最近はスマホで何でもできる時代になったのは便利は便利だが、一旦その中に保管されている情報が抜かれると個人は丸裸にされてしまう。なぜならツイッターもグーグルもフェイスブックもアマゾンも何もかも提携しており繋がっている。スマホの名簿やスマホに記載していたメモなどから、個人の住所や納税の情報や家族構成などすべてが盗まれてしまうのだ。

それでなくともウォルシは去年公開された「女とは何ぞや」の映画の成功のため、トランスジェンダー活動家から目の仇にされている。すでにいくつも彼や彼の家族を狙った脅迫が起きており、ウォルシは四六時中自宅に警備員を付けているくらいだ。

トランスジェンダー活動家はソーシャルメディアを通じて文字通りマット・ウォルシ暗殺を扇動している。これはイスラム教祖によるファトワと全く同じである。

しかしウォルシへの攻撃はこれだけではない。ビッグテックもTRAと共謀してウォルシのユーチューブチャンネルを完全無収益にした。ウォルシほどの大物になると、ユーチューブの広告収益は月々10万ドルにも及ぶのだそうだ。(すっご!)ユーチューブはウォルシに女性自認男のディラン・モルベイニーらの代名詞を彼ではなく彼女にすること、トランスジェンダーの自認を尊重することなどを条件に収益を戻すと提案したが、ウォルシは「ノーサンクス」と言って断り、結局今後ユーチューブにおけるポッドキャストは辞める方針を明らかにした。

こう考えると、以前にスティーブン・クラウダ―がデイリーワイヤーとの契約で、ソーシャルメディアから収益を外されたり凍結された時にデイリーワイヤーが個人にペナルティーを付けるのは、結果的にDWもビッグテックの管轄下にあることになると批判していたのが正しかったという気がする。ウォルシはこのせいでDWからの収益も大幅に減らされることになるわけだから。

しかしデイリーワイヤーは考え直す必要があるだろう。保守派のポッドキャスターを多く抱えるDWは、キャスターたちがビッグテックから排除される可能性を知ったうえで彼等の言論の自由を守る必要がある。DWがビッグテックの言論弾圧に従うなら、DWも他のリベラルメディアとなんら変わらないことになってしまうからだ。今後もデイリーワイヤーはさらにビッグテックから標的にされるだろう。DWで働く誰も安全ではない。

ウォルシも指摘するようにTRAが彼をこれほどまでに攻撃するのは、彼がいかに効果的にTRAに打撃を与えているかという証拠だ。ウォルシが始めたと言ってもいい未成年への危険な性転換措置禁止運動は、非常な成功を収めており、今後もアメリカ全国に広がることだろう。そしてウォルシが地道に地方の教育委員会や市議会に出かけて行って演説してきたことにより、本当の意味での草の根運動が起きている。

アメリカにおけるトランスジェンダリズムは岐路を迎えているのだ。


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トランスアライが理解する反トランスジェンダー運動とはどんなものか、CNNのコラムから

今日見つけたCNNの記事、Opinion: What the anti-trans movement is all about (Jack Turban – Ziad Reslan)「反トランスジェンダー運動とはどんなものか」がおもしろそうなので読んでみたい。CNNに掲載された記事であるから親トランスジェンダリズムであることに間違いはないが、トランス支持者が今時我々ジェンダークリティカルと呼ばれるジェンダー論批判家たちのことをどのように理解しているのかを知るのも悪くはない。

拙ブログでも何度か書いているように、今アメリカでは未成年の性転換医療措置を違法化する動きがあちこちで起きている。先日もインディアナ州やアイダホ州で「ジェンダー肯定治療」とトランス支持者が呼ぶ児童の性器切除措置が違法となった。カンサス州議会は民主党のローラ・ケリー知事の拒否権を覆して、幼稚園から大学生まで男子の女子スポーツ参加を禁止した。そして先週は連邦下院議会が女性自認男子の女子スポーツ参加を禁止する法律を提案、上院議会で審議される予定である。

共和党議員らは、これらの法案は公平さと子供を守るためのものだと言っているが、コラムの共著者、ジャック・ターバンらは、これらの法律はそのようなことをするものではないと主張する。

ターバンらはこれと同じような理屈が1990年代に同性愛者を差別するために使われたという。ターバンは、共和党は単に同性愛者への差別政策を包装を変えてトランスジェンダーに置き換えただけだというのだ。

1980年から1990年にかけて、コロラド州の各地の市で同性愛差別禁止法が通り始めた。これに苛立った保守派はColorado for Family Values.「家族の価値のためのコロラド」という団体を設立した。

確かに私(カカシ)も90年代にはよくファミリーバリューという伝統的な家族の価値観という言葉をよく聞いた覚えがある。ターバンによれば、この団体は徐々に同性愛者たちに寛容になっていく有権者をどうやって説得するかを考えるために作られたものだったという。

その作戦には主となる二つの方法があった。一つは「平等さ」に訴える理論だ。つまり今まさに日本でも取りざたされているLGBT差別禁止法は、同性愛者を優遇するものであり平等の権利を与えるものではないという理論である。もう一つは同性愛者達は子供を腐敗させるグルーマーの集まりであるという理論。

これらの作戦は成功し、コロラド州では*補正案条項2と呼ばれる法律が通ってしまった。

*修正条項2は、1992年にコロラド州の有権者によって可決された投票条例で、同州がゲイ、レズビアン、バイセクシャルに対する反差別保護を制定することを禁止するものであった。コロラド州の有権者は、修正案2を承認したとき、法的・憲法的な闘いを開始した。この修正案が可決されたことで、ゲイ、レズビアン、バイセクシャルの権利をめぐる全米規模の議論が始まり、その後の法廷闘争は、同性愛者に関わる最初の訴訟として連邦最高裁判所に持ち込まれた。最高裁は最終的に修正条項を違憲とし、米国におけるLGBTの権利を求める現在の闘いの先例となった。

差別禁止法は異性愛者から何も奪わなかったにも関わらず、コロラドフォーファミリーバリューは公平さの理屈を使って有権者を説得してしまったのだとターバンは言う。そして今また同じ作戦がトランスジェンダーを差別するために使われているというのがターバンの主張だ。

読者諸氏もよく覚えていらっしゃるスール対コネチカット教育委員会の裁判(女子スポーツを救えるのは16歳の女子高生? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))では、Alliance Defending Freedom (自由を守る同盟)という団体が二人の女性自認男子生徒が生得的女子の陸上競技に参加するのは不公平であるとして州の運動競技委員会(Interscholastic Athletic Conference)を相手どって訴訟を起こした。ターバンは無論CNNであるから、二人の男子生徒が黒人だったこともあり、これは人種差別もあったのではないかなどと勝手な邪推をしている。二人の男子生徒は高校生であり、高校の女子競技ではホルモン値の規定すらない。単に自分らを女子だと自称しているだけの高校生男子が女子競技に参加して公平であるはずがない。

しかしターバンは二人のトランス自認男子は「シスジェンダー」(生得的女子)から何も奪っていないという。なぜならこの訴訟が起きた数日後に女子学生は男子学生に55メートル走で勝っているからだと。へえ~、訴訟が起きた数日後にトランス自認男子が負けるなんて随分都合がいいタイミングだね。残念ながらこの訴訟は棄却されてしまったが、その後また見直しがされることになったので、まだこの訴訟は続いている。

ターバンはトランス選手がタイトルを得ることは非常に稀であり、多くの政治家は自分が代表する州のトランス選手の名前を一人として挙げられず、せいぜい大学水泳競技で優勝したリア・トーマスを知ってるくらいだという。ターバンは保守派のいう公平なスポーツとはトランス選手が絶対に勝たない状況のことだなどという。

いや、我々はトランスジェンダーがスポーツに参加すべきではないとも、優勝してはいけないなどとも言ってない。彼等が自分の生得的性別に合った方の競技に参加してくれさえすればそれでいいのである。しかしターバンは男子選手禁止法は公平性とは無関係だと言い張る。これは単に保守派政治家が少数派市民が多数派から不公平に権利を奪っているという不誠実な理屈を使って有権者の票を獲得する企みなのだというのだ。

しかしこの理屈には無理がある。なぜなら男女の運動神経の差は歴然であり、誰がみてもこの競争は不公平である。陸上競技で男子エリート選手と女子とではその差はくらべものにならない。この二人の男子生徒もその前の年には男子競技に参加していた。そして州での順位は80位とかだった記憶がある。つまり男子では予選にすらひっかからないような選手だったのに、翌年女子枠に入ったらすんなり優勝をかっさらうという事実がすでに、如何に男子の運動能力が女子よりも優れているかを証明している。時々女子も勝っていたとしたら、この男子たちがその時だけさぼったか不調だったかのどちらかだろう。

さて、保守派の作戦の第二の方法として、LGBTQが子供を腐敗させるというのがあるとターバンは言う。確かに同性愛者に対する偏見が非常に大きかった頃は、同性愛者は子供を誘惑するとか、同性愛者はペドの集まりだなどと思われていたこともある。しかし多くのLGBの人たちが、その偏見を覆すために、同性愛者は単に性指向が同姓であるというだけで、変質者ではないというイメージを作ることに努力してきた。そしてそれは概ね受け入れられるようになっていた。

しかし今、LGBTQと呼ばれる人々は子供たちにとって危険な存在だという主張が保守派の間で言われるようになってきた。ターバンはこれもまたひと昔前に同性愛者にむけられた偏見と同じだと言いたいのだろう。だが残念なことに、これは偏見ではない。

確かに同性愛者が皆変質者の集まりで子供を誘惑し洗脳するという考えは概ね偏見だった。しかしこれには全く根拠がなかったわけではない。もう教育界ではLGBを正常化しようという動きはすでにあったし、水面下では同性婚の合法化の運動もすでに始まっていた。だから保守派たちが同性愛者全体を恐れたのも単なる被害妄想ではなかったのである。

しかし現在のLGBTQ活動は水面下どころかどうどうと幼稚園児から高校や大学に至るまで、何かといえばLGBTQ教育を押し付けている。

幼い子供に同性愛セックスの手ほどきをする本まで教材として使われている。家族向けといって幼稚園児の前で裸同然のドラアグクィーンが性行為を模写した踊りをする。ドラアグクィーンストーリーアワーなどといって、保育園児相手に同性愛やトランスジェンダーの話を読んで聞かせる。こうしたことが公然と行われているのだ。

これでは保守派にLGBTQは子供をグルーミングしていると言われても文句はいえない。なぜならそれが事実だからだ。にもかかわらずターバンは1990年代の保守派の理論が人々に恐怖をあおるプロパガンダだったのと同じで、今のLGBTQに対する批判も不誠実な虚偽の言い掛かりだというのである。

そしてもちろんトイレの問題。ターバンは保守派の、トイレは生まれた時に「割り当てられた」性別のトイレを使うべきであり、そうしないとトイレでの障害率が増えるというのは嘘だといいはる。それどころかトランスジェンダーの若者こそ性犯罪の被害者になる率は高いと主張する。はっきり言って私はこの調査は信じない。だいたいこの「性犯罪」が何なのか、そしてそれは誰によって行われたのかがはっきりしないからだ。

例えばこの調査では何とアメリカの中学一年から高校三年までの3673人のトランスジェンダーとノンバイナリの男女を対象に調査を行ったとある。アメリカ全土にそんなにもトランスやノンバイナリの生徒がいるということ自体がおかしいが、ま、それはいいとしよう。

2017年の一年間で、トランスジェンダーボーイズ(男子自認の女子)の27.0%、生得的女子のノンバイナリーの18.5%、女子自認男子の17.6%、生得的男子ノンバイナリの17.6%が何らかの性暴力にあったという。これらの若者は規制された更衣室やトイレを使った場合の方が、規制なしの場合よりも暴力を受ける率が高かったという。しかしノンバイナリを名乗る男子の場合は制限は特に問題なかったという。

私がこの調査を信じない理由は、先ず最初に述べた通り、2017年のアメリカで3673人ものトランスやノンバイナリが存在しているということ自体が嘘だと思うことと、女子トイレや更衣室を使った男子自認の女子の27%もが女子施設内で性暴力の被害を受けたとなどということは到底信じられない。女性の犯す性犯罪は極めて少なく、男子と比べて9:1以下の割合だ。にもかかわらず27%ものトランス自認女子が他の女子生徒から性加害を受けたというのか?信じられない。

だいたいこれらの加害は警察沙汰になったのか?なっていないなら何故なのだ?

これだけLGBTQが幅を利かせている世の中で、もしも本当にトランスジェンダー生徒が女子トイレや男子トイレで性加害を受けたなどということがあれば学校側が黙っているはずはない。なぜなら今の教育現場はLGBTQ一色であり、その活動に役に立つ事件なら大々的に発表するからだ。これが反対の場合、例えば女装男子が女子トイレで女子を襲ったとなると、学校側は必死で隠蔽しようとするが。

この調査はアンケートであるから、本人が被害に遭ったと言えば被害として数えているだけで、いったいどんな被害なのかもわからない。もしかしたら単に冷やかされたとか、多少どつきまわされたくらいのことかもしれない。明らかに強姦などの恐ろしい行為ではない。

しかし高校の女子トイレで女装男子に強姦された女子の事件は犯人は逮捕もされており、全くの事実である。

トランスの若者が性被害に遭う可能性が高いというのは本当だと思う。それはトランスの若者は他の子よりも危険なライフスタイルを持っているからである。以前にも話した通り、こうした子供たちはネットで子供を狙う多くの大人たちの餌食になることが多々あるのだ。トランスだから家族にわかってもらえないと悩み、ネットで出会った大人たちに誘惑されて会いにいって誘拐され売春させられるとか、女の子が男性ホルモンを摂取すると極度の性欲に耐え切れず、危険な性行為に及んでしまうとか、色々である。

ターバンは1990年代のコロラドのファミリバリューは過激な言葉で感情に訴えたことで成功した、そして近年の反トランスジェンダリズム運動も全く同じ手口が使われているのだという。特に効果的なのは「ジェンダー肯定治療」に対してである。保守派は「肯定治療」を「性器切除」と言い、児童虐待だと言って、主流の小児科医が奨励しているまっとうな治療を批判するのだという。

そしてターバンは、歴史を知らないと歴史は繰り返されると強調。今日の人びとは保守派がどんな汚い手を使ってトランスジェンダーを攻撃するか、1990年代に行わ多と同じ偽情報拡散やLGBTQ界隈に対して恐怖をあおる作戦を見破らなければならないという。補正条項2は結果的に最高裁によって却下されたが、今の保守派が多数を握る最高裁ではそれは望めないかもしれない。もし人々が目を覚まさずこの現実を見据えなければ、共和党の誤った感情的な理論に押し通されてしまうだろう。我々は恐ろしいアメリカの歴史の中に突入しつつあると締めくくる。

当たり前のことながら、同性愛者を差別すべきではないという法律に反対するのと、男女の差を無視して男子を女子施設に入れたり、男子を女子競技に参加させたり、子供の生殖器を切除するといった恐ろしい現実に反対するのとでは程度が違いすぎる。同性愛差別禁止法への反対は単なる同性愛者への偏見で片付けられたかもしれない。だが後者の場合は偏見ではなく事実だ。いったいターバンはなにをして保守派が偽情報を流しているというのだ?

ターバンの言葉を信じるなら、

  • 男女の運動神経には全く差がない。
  • 女子施設に男子を許容しても女子への性暴力など起きない。
  • 思春期前の子供の生殖機能を永久に奪うことは児童虐待ではない

という三つのことを真実としなければならないのだ。

しかしこの記事で解ることは、ターバンも認めている通り、今保守派は勝ちつつあるということだ。保守派のLGBTQ界隈の活動が如何に危険なものであるかというメッセージが多くの人に届きつつあるということだ。だからこそターバンのようなLGBTQ活動家達は恐怖を感じているのだ。

こういう時が一番危ない。敵(TRA)は必死だ。そして敵は手段を択ばない。彼等は大量殺人も含むテロ行為すらいとわない輩である。ここはジェンダークリティカルの我々にとっても正念場である。


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バドライトビール副社長退陣、ボイコットの効果あり?

アップデート:4月24日現在。バドワイザーはアリッサ・ハイナーシャイドに続き、ダニエル・ブレイクも解任された。この人はアナハイザーブッシュのメインストリームマーケティングの担当者で、ハイナーシャイドがバドライトのマーケテイング担当だったことに比べ、親会社のマーケティング責任者であり、ずっと高い地位にある重役である。ここまでの人が解任されるということは、アナハイザーブッシュもこのボイコットにかなりの危機感を持っているという証拠である。

本日(4月23日)、バドライトのマーケティング担当副社長であるアリッサ・ハイナーシャイド(Alissa Heinerscheid)は無給休暇を取ると発表。事実上の解任となった。

詳しいことの経緯は、4月の10日にこのエントリーでも書いたが(顧客を理解できないバドライトビールのお目覚め主義、ボイコット始まる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)ビール市場アメリカ第一の売り上げを誇っていたおっさんビール、バドライトはティックトックの人気女装男ディラン・モルベイニーと提携したことで消費者の怒りを買い、全国的なボイコットにあっていた。今回のボイコットは人々の想像を絶する莫大な規模で行われ、バトライトの製造会社アナハイザーブッシュ社はここ二週間で60億ドルの損失を出したと言われている。

私はビール飲みではないので知らなかったのだが、バドライトはブルーカラーの中年男性たちに非常に人気があったらしく、これは保守やリベラルといった政治色は一切関係のない幅広い層に愛されていたようだ。その消費者を一瞬にして失ってしまった今回の宣伝は、近年におけるマーケティング上最悪の失態と言ってもいいだろう。

バドライトのボイコットが党を超えていると感じるのは、完全なる民主党統括の輪がカリフォルニアですら、その影響を感じるからだ。先日私は近所の大型スーパーに行ったところ、入り口に入ったところのど真ん中にバドライトの青いケースとバドワイザーの赤いケースが山積みになっており、大セールが行われていた。いつもはビール売り場のど真ん中を占めているのだが、その日だけは別売り。にもかかわらず、ビールを買っている客の姿はなく、私は興味があったのでしばらく眺めていたが、誰も一瞥もくれなかった。

また別の日、レジに並んでいると、中年のおっさんがビールを大量にカートに入れて並んでいた。ビール以外は一ダースの卵だけ。しかしビールは札幌ビールが2ケース、モデロが1ケース。これだけのビール飲みなら値段と質から言って普段はバドライトを飲んでそう。つい「バドはなしですか?」と聞きたくなってしまった。

そして本日、近所の小さなスーパーに行くと、ビールの棚はバドとほぼ同じ価格のモデロとブルームーンが棚一杯を仕切っており、辛うじてすこし輸入ビールがあるだけだった。バドは棚から降ろされたケースが二つあっただけだ。

この状況だけでは何とも言えないかもしれないが、実はアメリカ中のスーパーで同じことが起きている。またバーなどでもバドの売れ行きが全く伸びないため、在庫がなくなり次第、バドの発注は極端に減るだろう。

面白いのは共和党のドナルド・トランプ・ジュニア(トランプの息子)が自分のポッドキャストで、バドワイザーは共和党に多額の献金をしている数少ない保守的な会社だ、ボイコットはやめてくれと言っていた。しかし同じく保守のマット・ウォルシは、アナハイザーブッシュは保守派だからこそ、その裏切りは許してはならないのだという。例えばNIKEのように元々リベラルでほぼ100%の献金お民主党に送っているような会社に対して保守派がボイコットなどしてみてもまるで効き目はない。

だがバドワイザーのように広く保守派からも愛されている商品の場合は保守派にも力があるのだ。もちろんポリコレな企業など他にもいくらでもある。ミラーライトもプライド月間に献金するなどLGBT支持に熱心だ。しかし問題はそこではない。気に入らない企業をすべてボイコットするなどということは不可能だ。しかしどれか一つに焦点を当てて徹底的なボイコットを行えば我々の声は届く。つまりバドライトを見せしめにするのだ。そしてその効果はかなりの物だったと言える。

バドワイザーは慌てて伝統的なオールアメリカンの愛国心をそそるようなコマーシャルを放送し始めたが時すでに遅し。色々なサイトでそのパロディー動画がつくられるなどしておちょくられている。多くの人びとがバドライト社長自ら土下座して謝るまで許さないと言って居る。

まさかバド社が謝るとは思えないが、それでもポリコレを推進していた女副社長の退陣は大きい。これによってボイコットが収まるとは思えないが、先ずは一つ目の勝利である。


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男女共用トイレ推進派の矛盾だらけの屁理屈

最近欧米でも日本でも何故か男女共用トイレの設置が猛スピードで行われている。単に男女共用トイレが増えるだけなら別に良いが、それが女性トイレを失くして行われているということは問題だ。断言するが、普通の女性で女子専用トイレよりも男女共用トイレに入りたいなどと言う女性は存在しない。アンケートを取ってデータを集める必要などない。男女共用でも別に気にしないという女性はいるかもしれないが、女子専用トイレを失くして全部男女共用トイレにしてほしいなどと本気でいう女性は世界広しといえども一人も存在しない。保証する。

であるにもかかわらず、なぜこうも躍起になって地方自治体は男女共用トイレの設置、というより女子専用トイレの廃止に進んでいるのだろうか?

こちらよもぎねこさんが紹介してくれた渋谷区で女性トイレがなくなったというNHKの記事。これはどうしてそういうことになったのか、そしてそれが如何に良いことであるかという内容である。

きっかけになったのはこちらのトイレ。
先月22日に渋谷区幡ヶ谷に設置されました。

性別などを問わず、誰でも利用できる「共用トイレ」として個室が2つ。
そして、男性用の小便器2つがあるスペースが設けられています。
一方で、女性専用のスペースはありません。

なぜこんなへんてこなデザインなのか、渋谷区の言い分はこう。

渋谷区 公園課長
「女性用のトイレを無くすということではなく『共用トイレを増やす』ということなんです。男性用の小便器を別に設けたのは、共用トイレを効率よく使ってもらえるようにするためです。ただ、『女性専用トイレを残してほしい』という声があることは受け止め、あり方は検証していきますし、防犯面についても警察との連携や防犯カメラの設置など対策を進めています」

なんで作ってしまってから「あり方は検証していきます」なのだ?そういうことは作る前にやることだろうが。それにこれは「女子トイレを無くすことではなく」と言いながら、記事内では「区は現在、『誰もが安心して快適に使えるトイレ』を目指して、17か所のトイレの建て替えを進めています」とある。建て替えるということは、既存のトイレを潰して女子トイレのない共用トイレにするということであり、文字通り女子トイレを無くすことになるのだ。まったく役人どもの詭弁には呆れる。これは公園の公衆トイレであり、警備員がいるわけでもなく、女子専用がなくなって一体誰が安心して快適に使えるというのだ?いったい誰のためのトイレなのだ?

このデザインには真ん中に空洞があり、男女用と女子用の個室を作る面積は十分にある。障碍者用トイレは男女それぞれの区画に作ればいいのであり、特に男女共用トイレがある必要はない。個室が男子側にも女子側にもあり、それぞれの個室に独立した手洗い場所があれば、異性の介護士が被介護者と一緒に入ることもできるので、無理に男女共用として健常者の痴漢男を誘発する必要はない。

さて、この渋谷区のデザインもひどいが、歌舞伎町タワーのデザインはもっとひどい。

下記のイメージはしろくまハングリーさんのこちらのサイトからお借りした。

このサインをみて一体自分はどちらのトイレを使えばいいのかわかる人がいるなら教えてほしい。あまりにも混乱を招くため、今は警備員が常駐して入ってくる人に小便か大便かを聞いて案内するのだそうだ。急いでトイレに行きたい人にそんなプライベートなことをいちいち警備員に告げたい人がいるだろうか?

第一トイレ前に警備員を常備しなければならないほど、危険なトイレであるということ自体問題ではないか?

このトイレの見取り図を見たが、特に障碍者用や家族連れトイレがあるというわけでもなく、単に個室がすべて男女共用になったというだけで、こういうデザインにしなければならない理由が全くみつからない。

私は日本のことはよくしらないが、このあたりはもともと治安が悪く女性は行くべきではない地域らしい。女性客はもともと少ないのだから女子トイレはそんなに要らないという理屈ならそれはそれでいい。だったら男女共用ではなくこの階は男子専用と障碍者トイレのみにして、女子トイレは限られた階に女子専用トイレを設けた方がずっと親切だ。こんなトイレ、男も女も使いにくいだけだ。

何故男女共用トイレが必要なのか

ツイッターで女性達が男女別トイレの必要さを説くと、必ずと言っていいほど変な男たちが付きまとい、いかに共用トイレで差支えないかという話を始める。しかし彼等が絶対に説明できないのは、なぜそんなに共用トイレが必要なのかということだ。

女性であれば男女共用トイレが性犯罪を誘発することくら本能的に理解できる。男女別にしてある今ですら女装男が女子トイレに忍び込む現実があるのに、男女共用だったら鍵を掛けずに個室で待ち伏せして、ドアを開けた女子を引き入れることは簡単だし、女子が入った個室を見張っていて、女子が出てきた瞬間に中に押し込むことも容易に出来る。共用トイレにしてもそういうことは起きないから心配するな、などという男性の言い分など我々女性にとっては何の気休めにもならない。

だいたいどうして共用トイレなるものが必要なのだ?共用トイレが危険かどうかの議論の前に先ずそこから話を始めなければならない。もし男女別トイレも共用トイレも機能的に大差ないのであれば、わざわざ女子が嫌がる共用トイレを設置する必要はない。どうしても共用トイレを作る必要があるというなら、女子トイレを犠牲にしてまで作るだけの利点があるということを設計者側は説明すべきである。

NHKの記事によれば、諸外国ではトランスジェンダーの人への配慮などから男女共用トイレが増えているという話をしているが、諸外国といってもそれは西欧と北米の一部の国だけであり、しかも数年前に男女共用トイレを強行して大失敗したイギリスなどは、公共施設における男女別トイレの設置を義務付ける方針に変わっている。日本はいったいどの国をお手本にして男女共用トイレを作ろうとしているのだ?

矛盾だらけなのは、共用トイレの必要性を唱える人は外国ですでにそうなっている国があるが問題はないという。それでこちらが実は外国ではすでに多々の問題が生じているとデータまで出して反論しても、いや、日本は外国とは違うからと言い訳する。ちょっと待てよ、日本は外国に合わせるべきだと言いながら、外国での失敗例は無視するのか?都合のいいところだけは「おーべーでは~」というくせに、都合が悪くなると「日本は違うから~」となるのはどういう理屈だ?日本を外国と同じくしたいのか、したくないのか?

私はお爺ちゃんの介護をしているので、お爺ちゃんが公衆トイレに行く時はいつも心配だ。彼はまだ自分で用は足せるが、自宅のトイレと公衆トイレでは使い方が違うため混乱することが多い。また、手洗いの場所で迷ったりもする。病院のトイレなど個室のところでは私が同伴することも結構あるので、異性の介護士が被介護者と一緒に入れるトイレがあるのは助かる。しかしそういうトイレは男女共用トイレではなく、障碍者用もしくは多目的トイレだ。一人が用を足せるに十分なだけの個室の共用トイレがいくるあっても、そんなトイレに同伴者は一緒に入れない。また異性の子供を連れた親にしても、そんな狭いトイレに一緒にはいることは不可能だ。

もう一度問う。一人用の個室ばかりが並ぶトイレと男女共用にする利点はどこにあるのだ?

ここで引き合いに出されるのは言わずと知れた「心が女」という男性達である。しかしこれもおかしな話だ。もともと歌舞伎町には女性客が少ないから女性専用トイレは必要ないというなら、トランスジェンダーなる人口の0.1%にも満たない人のためにトイレをデザインする正当性はどこにあるのだ?それともなにかい、人口の50%を満たす女性のプライバシーや安全よりも人口の0.1%にも及ばないフェチ男性の気持ちのほうが大事だとでもいうのかい?

トランスジェンダー当事者のなかでも男女共用施設を必要としているのはごくわずかだ。諸々の措置を取って異性として通るトランスの人たちは、それぞれの風貌に見合った方の男女別トイレに入ることが出来る。だから男女別で困るのは性移行が中途半端でどうみても異性に見えない人たちだけなのだ。そんな人たちは(特に男性の場合)異性装をしているだけですでに自分をアウティングしているのだから、身体に合った方のトイレを使ったからと言って誰も驚きはしないし、特に小便器を使った場合は、周りも「なるのどそういう人か」と納得するだけの話だ。

つまり、この世の中に男女共用施設を必要としている人間など居ないのである。

では何故こんなにも一生懸命に男女共用トイレを作ろうとする輩がいるのか。はっきり言う。そいつらは女性と一緒のトイレに入って女性や女児を性加害したいと思ってる男たちなのだ。すでにイギリスで男女共用トイレを推進した地方議員数人が児童性虐待罪に問われているという話は拙ブログでもご紹介した通り。

日本の皆さん、騙されてはいけない。男女共用トイレを推進する男に碌なのは居ない。それを肝に銘じておくべきだ。地元の公衆トイレで女子トイレが消えたら、躊躇なく地元政治家たちに苦情を述べるべきだ。女性の尊厳と安全がかかっているのだ、この戦い負けるわけにはいかない。

アップデート:実際に中の様子を撮影した人がいたのでツイッターをリンクします。洗面所で男性が用もないのにたむろしてる様子がうかがわれ、こんなトイレは怖くて女性は入れないと思った。


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民主党よ、トランスジェンダリズムの丘で死にたいのか?

いつもいつもトランスジェンダーの話ばかりするのは嫌なのだが、次から次へと色々な話題が溢れて来て無視することが出来ない。とはいえ最近私は、このトランスジェンダー活動(TRA)に関しては、アメリカでもかなり風向きが変わってきた気がする。それというのもTRA達の活動が最近とみに過激で暴力的になってきており、彼等は世論の変化にかなりの危機感を持っているのではないかと思われるのだ。

先日も女子自認男子による女子競技スポーツを禁止しようと大学を巡る講演ツアーをしているライリー・ゲインズさんがサンフランシスコ大学の教室に閉じ込められたという話はしたが、ここ数日、デイリー・ワイヤーのマット・ウォルシやマイケル・ノールズの講演でも同じようにTRA学生たちが暴れて、ノールズの講演後、外では放火があったりして講堂に居た観客が数時間外に出られないという状況が生じた。ウォルシに至ってはツイッター口座が乗っ取られ、スマホの情報が何者かによって抜かれ、広域に渡る個人情報が盗まれたという。ウォルシはすでに「女とは何ぞや」の映画の影響で家族も脅迫されており、自宅に46時中警備員を付けるなどの警戒を余儀なくされている。

すでにここ数件起きた乱射事件や乱射未遂事件の犯人のうち四人はトランスジェンダーであり、ネットにも武器を持った女装男がTERF(反TRA)はぶっ殺すという動画を挙げていたり、今日も今日とて、女子トイレから自分を追い出そうとする女はぶっ殺す、トランスはみんな武装してその準備をすべき、などといってる中年女装男のビデオが上がってきた。

女性達が集まって女性達だけの講演をやろうとすると、必ず黒装束のTRA/ANTIFAが集まって女性に暴力を振るうのは、すでに日常茶飯事になっている。

イギリスでのTRA/ANTIFA暴徒の暴力的な行為は私も長年追って来たが、アメリカ国内ではこんなにひどいことはなかった。彼等の行動は最近とみに過激になり悪質になっている。しかし裏を返せば、彼等も必死なのではないだろうか。聖書で言うところの壁に書かれた文字を察しているのでは?

各地で次々に通る反TRA法

もうすでに拙ブログでも色々紹介しているが、共和党が多数議席を持つ州を中心に、男子の女子競技参加禁止、未成年のトランス治療禁止、未成年相手のドラアグクィーンショーや子供相手のドラアグ読書会の禁止、といった反TRAの法律がどんどん通り始めている。また小学校でLGBTQ+α関係の授業を禁止する州も増えている。

そしてついに本日、アメリカ連邦政府下院は、男子による女子競技参加を禁止する法案を通した。法案は共和党と民主党ではっきり問われており、越党して賛成票を投じた民主党議員は皆無だった。この案は上院へ行くが、上院は民主党が多数派なので、この法案が通る可能性はまずない。よしんば通ったとしてもTRAをごり押ししているバイデン爺さんが署名する可能性はゼロである。

変わりつつある世論

この見出しには弊害があるかもしれない。世論が変わりつつあるというよりも、今までトランスジェンダーは気の毒なひとたちだと同情していた人々や、自分には関係ないし面倒臭いことには巻き込まれたくないと思っていた人たちまでもが、おい、お前らちょっといい加減にしろよ、という気持ちになってきたように思うのだ。

二週間くらい前から始まったバドライトビールのボイコットなどがいい例だ。バドライトは労働層の共和党男子が好んで飲むビール。そのビールがディラン・モルベイニーという女装男と提携したことで多くの男たちが腹を立て一斉にボイコットを始めた。ほんの一時的なものかとも思われたが、他にいくらも同質で同党値段のビールはあるせいか、このボイコットはちょっとやそっとでは収まりそうにない。

また超リベラルのユーチューブチャネルのヤングタークスの副司会をしているアナ・キャスピアンがツイッターで「女性のことを『子を産む人』などというのは女性を冒涜するものだ」と発言したことで、TRAやそのアライたちから一斉に叩かれたが、彼女は謝罪を断固拒否、「私は決して謝らない。特に性別学的女性だから劣ると言われ続けて来た身としては。私は女性だ謝罪などしない」

私は彼女の最初のツイートより、彼女が散々叩かれた後でも絶対に謝罪しないと断言したことの方に興味がある。なぜなら、これまでなら左翼リベラルの人が口をすべらせて、うっかりトランスジェンダーを批判しようものなら迅速かつ猛烈な批判の嵐に見舞われ、それに耐え切れず、数日後にはひれ伏さんばかりの謝罪をする姿を何度もみてきたからだ。キャスピアンは何故謝罪しないのか。それは彼女に信念があるからというより、そろそろ本音を言っても大丈夫な時期が来たと判断したからではないのか?私はキャスピアンに同情する気は毛頭ない。なぜなら同じことを言って叩かれたJ.K.ローリング女史のことをキャスピアンが擁護するのを聴いたことがないからだ。

ニュースキャスターのメーガン・ケリーも同じようなことを言っていた。スカイニュースオーストラリアでゲスト出演した時の彼女の爆発ぶりは凄かった。

彼女曰く、自分も最初はトランスジェンダー女性のことを理解しようと思っていた。女性とは言わないがトランス女性と呼び、代名詞も尊重しようと思っていた。だがそういうことはすべて序の口だったと気づいた。それは出産や授乳や生理や女子スポーツといったものを破壊するための手段だった。もうたくさん、男に生まれた人間が女になれるなんてことは絶対にない!と物凄い勢いでまくし立てた。そして最後に彼女は「私は何と呼ばれても構わない。真実のために戦う」と叫んだのだ。

これは非常に大事な点だ。多くの人たちが「トランスフォーブ」だ「ターフだ」と呼ばれてプラットフォームを失い、職を失い、ウォルシのように命を狙われてきた。TRAは我々を経済的に社会的に暴力的に脅迫することで我々を黙らせてきた。にもかかわらず、女たちは「私はお前たちを恐れていない!」と言い出したのだ。TRAにとってこんな恐ろしいことがあるだろうか?

民主党はこの丘で死にたいのか?

さてここで私は民主党に聞きたい。この活動は党の生命をかけてまで支持すべき活動なのか?俗に言われる英語的言い回しをするならば、民主党はこのトランスジェンダリズムという丘で死にたいのか?

トランスジェンダリズムによる子供虐待や女性差別は民主党も共和党も関係ないはずだ。民主党の女性なら女装男たちとお風呂やトイレに一緒に入ってもいいなどと思っているわけではない。民主党支持者だからと言って自分の息子や娘が自分のしらないうちにトランスジェンダーにされてしまうのを支持できるわけでもない。民主党なら女性スポーツが女装男に奪われてもよいなどとおもっているわけではない。数日前も息子をトランスジェンダリズムに奪われた男性が、ずっと民主党を支持していたが、もう二度と民主党には入れないと言って居る手記を読んだばかりだ。ではいったい民主党は何故こんなにも躍起になってTRAを奨励するのだろうか?

共和党が賢ければ、どんどん反TRAに関する法案を提案し、反対する民主党にそれを弁護させればいい。どんどん民主党に詰めよって、なぜ彼等が女性や子供を虐待し差別したいのかを言わさればいい。

もうすでにアメリカの世論は反TRAに傾いている。


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ネットにはびこる恐ろしいトランスポルノに娘たちを洗脳された親たちの苦悩

私は最近、当事者の生きずらさだの、女子トイレを使えない苦しさだのといった話を読むと吐き気がする。何故ならこの人たちの話はいつも自分中心であり、自分の気持ちが傷つかないように周りが腫物でも触るかのようにふるまわなければいけないという勝手な理屈だからである。この人たちは自分の決断が周りの人間をどれだけ傷つけているか解ってない。思春期の子供たちが突如としてトランスジェンダーだと言い出した親たちの苦悩などまるで解っていないのだ。

本日はトランスジェンダリズムに子供を奪われた二組の親たちの話をしよう。以前にもこうした話は紹介しているが、これは非常に大事なことなので読者諸氏にも知っておいてもらいたい。さっきツイッターでこの話をちょっとしたら、日本の方から私の周りでそんな話は聞かないし、日本では心配ないと思うといって居る人がいた。しかしどうか解ってほしい。そんな考えは甘いのだ。トランスジェンダーを理由にLGBT差別など全くない日本で女子専用トイレがどんどん消されている現実を考えてほしい。インターネットに国境はない。油断をしていると日本でも絶対に同じことが起きる!

疑う余地のないトランスジェンダーとポルノの深い関係

最初の話は、インターネットにはびこるトランスジェンダーポルノに思春期の娘を洗脳されたという女性の話。彼女の娘は思春期女子の間で流行している急進性性同一性障害[Rapid Onset of Gender Dysphoria (ROGD)]を患っている。母親にしてみれば娘のROGDは青天の霹靂だった。ある日突然娘は男の名前を名乗り、少女の服をすべて捨て、髪を短くし、チェストバインダー(バストを平らにするさらしのようなもの)なしで外出しなくなった。しかし娘が自分はトランスだと言い出すまでには二年間にわたる綿密な洗脳があったのだと母親は語る。

ROGDの少女たちは幼い頃から自分を異性だと思っているわけではない。そしてこれは少女たちが自ら選んでそうなるわけでもない。

「むしろ、インターネットや仲間内で、手入れされた植物のように、慎重に製造され、育てられるのです。きれいな鉢を置き、土を入れ、種を植え、丁寧に水を注ぎ、鉢を日光に当てて、強く大きく成長させます。彼女の性格は、不機嫌で、闘争的で、無関心なものに変化します。彼女はもはや陽気ではなく、トランスであることに関連しない限り、何事にも興味を示さなくなります。」

母親は娘がどのように洗脳(グルーミング)されていったかを詳しく説明する。

始まったのは娘が13歳の頃だった。これはROGD患者には珍しいことではない。娘はよく友達と遊ぶ時にリーダーシップを取ることから友達から男の子っぽいとからかわれたことから始まった。娘の生理が始まったのもこの頃だ。特に彼女の生理は重く、大人の女性へと変わっていく自分のに不快感をもっていた。昔ならこのような思春期の不快感はごく普通のこととして扱われたが、インターネットではトランスジェンダーの始まりと扱われる。

7年生(中学一年)の時、学校の性教育授業の後、十数人の女生徒たちは彼女の家に集まり、自分がどのLGBTQ+αのカテゴリーに属するかと話始めた。それぞれの子が自分はレズだのパンセクシュアルだの言い出したが、娘はレズかパンセクシュアルだと言った。自分はシスだと言った5人の少女たちは、他の少女たちから「ベイシック」と言ってバカにされたという。

この会話を心配した母親は学校主催の「セックストーク」というセミナーに参加した。その中でジェンダーは流動的だが不動である、ジェンダーには46種類ある、自己紹介の時には代名詞をはっきりさせるべきなどといったもので、母親はこの矛盾だらけのセミナーで色々質問したが、他に誰も質問する人はなく、雰囲気で黙らされた。

娘は8年生(中二)になると成績が落ち始めた。娘は自分は少年だと自称する年上の女の子に執着しはじめた。母親の心配は募った。それで母親は娘の持っている携帯やiPadなどを調べ始めた。だが最初は特におかしなものは見つからなかった。しかしある晩、娘がパニックに陥り、娘は母親に悩みを打ち明けてくれた。その時娘は母親に自分が参加しているすべてのソーシャルメディアのパスワードを母に教えた。

母親はこれらのサイトを検索するにあたり、胸が悪くなるほど気色の悪いものばかりで、肉体的に病気になっていくほどショックを受けた。

娘の好きな子は娘より3歳年上の男子自認の少女で、彼女は娘にディルドを使って自慰をしている10分間のビデオを送っていた。その子は娘にフィスティングを含む多々のセックスのしかたについて数人の13歳少女たちとオンラインチャットをしていた。この子は子供の頃に性虐待を受けたという話もしており、公演で出会った見知らぬ人と大麻を吸ったり性行為に及んだことなども話していた。

幼い少女たちはこの年上の少女を聖人のようにあがめていた。そして彼女の言葉に一語一句聞き入り果てしなくつづく麻薬に酔って踊ったり、英雄のコスプレをして股間を誇張したり、麻薬の話をするティックトックビデオに見入っていた。娘は年上の子の好むものはすべて好むようになった。

どうりで娘は別人のようになってしまったわけだ。娘のすべての機器にはどれも暴力的なゲイポルノやアニメポルノが保存されていた。またポルノ書籍のサイトではSM書籍の記録があった。

13歳の娘はこんな恐ろしい蜘蛛の巣に囚われてしまっていたのだ。

娘はペニスの絵を壁や靴などあちこちに描くようになった。

母親は娘のチャットグループにアクセスしてみた。そこでは国中あちこちから聞いている若い少女たちに裸の写真をネットにアップするように促されていた。「心は男の子なんだから女の子の身体はあなたのものじゃない。お金のために売ったからってどうってことはない」などとアドバイスを受けた女の子たちが裸の写真を晒し、大人の男のパパを探して欲しいものをアマゾンから買ってもらうようにとまで示唆されていた。ただ、顔を出すと身元がばれるので身体だけにするよう気を付けるようにというアドバイスまであった。

母親は娘がティックトックでフォローしている子たちをすべて観てみた。そこにはMtFyaFtMや14歳くらに若い女の子たちが乳房振ったり舌でオーラルセックスの真似をしたりしていた。ネットで人気を得たい少女たちはどんどん過激な映像をあげ、大人の男たちや捕食者たちのフォロワーを増やしていった。

娘の携帯には大人の男たちの名前もあり、どこの誰ともわからない州外の人たちの名前が沢山はいっていた。

ついに母親は子供から携帯を奪い、インターネットへのアクセスを禁じた。ネットに繋がらない新しい携帯を娘に買い与えたが、娘は親の目を盗んで友達から古い携帯をもらったりして反抗した。

今15歳になる娘のトランスアイデンティティーが自然に起きたものだと言えるだろうか、と母親は問いかける。

教えてほしい。今15歳の娘のトランスアイデンティティは自然に発生したものでしょうか?トランスジェンダーとしてのアイデンティティは、正真正銘、本当の自分なのでしょうか?自分が本当は男の子であるという彼女の自己実現は、祝福されるべきものなのでしょうか?あなたも私も良く知っているように、彼女は、幼い弱い子どもを食い物にする人たちによって、意図的にゆっくりと、計画的に変容させられたのです。

母親はまた娘の部屋に隠されていた携帯を発見した。娘はインターネットにアクセスさせてくれるなら、普通の女の子に戻ると言っている。娘は単に18歳まで時間稼ぎをしているだけなのか、本気で脱トランスする気なのか母親には解らない。今後どうしたものなのかもまだわからない。ただはっきりしていることは、ROGDは自然になるものでも真実でもない。誰かが種を植え、誰かが水をまき、誰かが太陽にあてて注意深く育て上げたのだ。

そして子供たちは不慮の犠牲者たちなのだ。

我が子の性転換を親に隠した学校

二つ目の話は17歳の娘が、学校で自分の名前を男の子に変えて呼ばれるようになり、代名詞も彼を使うようになっていたのを、学校が母親に知らせていなかったという話。

突然学校から電話がかかって来て娘の社交的性転換を聞かされた母親は、学校へ赴き、娘のトランスアイデンティティーを肯定することはできないという話をしたが、すでに学校側は親を説得するムードだったという。

母親は娘には自閉症の毛があり、このような扱いは娘にとって良くないことだと思っていた。

この子も最初の話と同じで幼い頃に性違和など全く持ち合わせていなかった。親は思春期についても娘に話、娘は特に不快感を見せなかった。しかし娘には色々と複雑な精神疾患があった。

娘が12歳の頃、母親と娘はそれまで住んでいた家を出て新しい地域に引っ越した。これによって娘は親に反抗的になり、時々暴力を振るったりもした。この手記で母親は語らないが、多分離婚して母親が娘を引き取ったのだろう。

娘は部屋に引きこもり自分の電子端末に釘付けになっていった。母親は四苦八苦して娘を部屋からだそうとした。一時はワイヤーレスのラウターを車に隠したりした。

娘は13歳ごろから自分の性指向の話を始め、特に誰を好きになったこともないので、自分はバイセクシュアルかエイセクシュアルなのではないかと言い始めた。母親は何であっても構わない、そのうち分かることだから急いで決めることはないと宥めた。

14歳になると、今度は自分はジェンダーフルーイドだとか、そしてノンバイナリーとか言い出した。そしてそのうち他の中性的な名前で呼んでほしいといいだした。しかしそれにはすぐに飽きて、そのうち男の子の名前を考え出した。

母親は娘のジェンダー混乱について理解を示そうとはしたが、男の子の名前で呼ぶことはしなかった。娘がそれに怒ったので、名前ではないハニーと言った言い方に変え代名詞は使わないようにした。

高校2年生の時、娘は友達に自分はトランス男だとカムアウトしたと告げ、学校における自分の名前を正式に変えてもいいかと聞いた。しかし未成年でそのようなことをするのは娘のためにならないと思った母親は大人になってから変えるならよいと言った。

しかし娘が学校で名前を変えるのは18歳以上の証人が居ればすむことだった。母親は大学に行くようになったらどんな名前で呼ぼうとかまわないが、今は未だしないでくれと嘆願した。

母親は学校にも相談に行ったが、学校側は子供の意思を尊重すべきだといって母親の心配をとりあわなかった。それだけでなく、なんと学校側はソーシャルサービスに母親を通報したりした。

そして娘は母親をトランスフォーブだ偏狭者だと呼び、トランスジェノサイドに加担しているなどといってなじった。

母親は娘がどのように自分を表現するかは自由であり、それを支持すると言った。しかし「あなたが男の子だという振りはできない。私はそこで線を引くわ」と言った。

ソーシャルサービスは、これは所が口を出す事件ではないと判断したが、一応マーメイドのガイドラインには外れていると学校に連絡した。マーメイドはすでに学校のガイドラインでは使わないことになっているにもかかわらずである。

二週間ほど前、母親は学校から彼女が学校に述べた苦情をすべて却下するという連絡をうけ、娘のトランスアイデンティティーを肯定し続けると告げられた。学校は母親と娘の関係を悪くしようとしているように思えた。

学校は、この子にとって唯一安全で幸せな場所だと言われました。私は悪夢のような日々を送っており、何をするにしても、子供を失敗させるか、私たちの関係を壊してしまうかのどちらかのリスクがあると感じています。この状況を打破し、彼女が本当に必要としている助けを得ることができることを願っています。そうすることで、彼女は自分が何者であるか、何を望んでいるのか、納得できるようになると思います。

 

子供をトランスジェンダリズムに奪われた親の話はどれも似たようなものだ。自分の子供だけは大丈夫だと思っていたとしても、12~3歳の子供が外へもでずに部屋に閉じこもってスマホばかりいじくりまわしていたら、大人は非常な警戒をすべきである。この小さな端末から恐ろしい魔の手が伸びてきて、子供の心を虜にしているかもしれないからだ。


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トランスジェンダリズムにビジネスパートナーを奪われた人気ユーチューバーのジレンマ

今アメリカではユーチューブでも人気最大と言われ、登録者数1億4千6百万人というミスタービーストが話題に上っている。ミスタービーストは若い子になると8歳くらいから20代前半くらいの若い層に人気のあるチャンネルだ。私は彼のチャンネルを観たことはないが、子供に人気があるだけあって、色々「何々を試してみた」といった軽いノリのものが多いようだ。

彼には三人の仲間がいて、いつも四人で色々な冒険をして視聴者を楽しませてきた。彼等のチャンネルでは政治的なことは全くなく、親が子供に見せても特に悪影響はないだろうと思うような無害なチャンネルだったらしい。

ところが数か月前からミスタービーストの最も古い友達で同チャンネルにも最初から出演しているクリス・タイソンという男性の容姿が少しづつ変わってきていることに視聴者は気づいた。クリスはもともと南部特有の男らしい感じの人で短髪に口ひげを生やし、言葉使いもかなりラフなキャラで人気があった。2年くらい前に結婚して一児の父でもあり、自分のソーシャルメディアには若い奥さんと息子の写真が良く載せられていたが、最近妻子との写真がめっきりでなくなってきたのと、彼が結婚指輪を外したことなども話題になり、結果的に彼は奥さんとは離婚調停中であることを告白。それと同時に自分はトランスジェンダーとして女性ホルモン接種をしていることもカムアウトした。

この公表によりミスタービーストのファン達は壮絶となった。そしてミスタービーストには気の毒だが、批判的な意見のほうが支持的な意見を大きく上回っている。

トランスジェンダリズムは単なる性指向ではなく政治活動でもある。特に性転向中の人はその話ばかりし始めるし、チャンネルの中でも必然的にその話がでるだろう。クリスはすでに子供の性転換治療が子供の命を救うなどと言い始めていることもあり、これまで子供が観るのを安心して許可していた親たちの間から、今後ミスタービーストは子供に見せるべきではないのではないかという心配の声が上がっている。

ここで気の毒なのはミスタービースト本人である。彼は親友とファンとの間に挟まれて今は未だどうすべきか模索中と言った感じだ。今のところはクリスを擁護し、クリスへの批判を「トランスフォビック」などと言っている。しかしこれは賢いやり方ではないだろう。

ミスタービーストのチャンネルは政治色の全くないチャンネルとして人気を博して来た。ごくごく普通のお兄ちゃんたち4人が色々若い男性特有の馬鹿げたことをやって笑いを取ってきたのだ。それが突然ポリコレでも最たるものであるトランスジェンダリズムに冒されてしまった。ファンたちの落胆は相当なものである。

またクリスには小さい息子がいることも批判の的だ。2年前に結婚する前に自分がトランスだと気づかなかったのか?何故結婚して子供が生まれてからそんなことをするのだ?自分のことばかりで妻子の気持ちなどまるで無視ではないか。

明らかにクリスはミスタービーストにとって重荷になるだろう。とはいえ、今クリスを解雇すれば、トランス界隈からトランスフォーブと責め立てられて吊し上げを食うだろう。ではいったいミスタービーストはどうしたらいいのか。

私はトランスジェンダーたちの身勝手には本当に腹が立つ。妻子を捨てて、自分のビジネスパートナーに迷惑をかけて、それでも自分の変態的な性指向だけにのめりこむ。そして周りにもその身勝手さを正しいことであるかのように受け入れろと要求するのだ。


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