ツイッターでよくトランスジェンダリズムについてお話をしてくれる@tarunynorzo さんが、いち早く子供の性転換治療を始めたスウェーデンやフィンランドが、最近方向転換をして子供の性転換治療をやめたという話を紹介してくれているので、ご本人の了承もえてこちらに引用したいと思う。

これは元の@justdaというイギリスのツイッタラーさんの英語の連ツイを@tarunynorzoさんが訳して紹介してくれたもの。トランスジェンダー活動家(TRA)は、何かとジェンダー批判(GC)側は極右翼にたぶらかされていると主張するが、こと子供の性転換に関しては右も左もない。現にスウェーデンでもフィンランドでもイギリスでも、TRAに批判的なのは保守派政党とは限らないのである。

スウェーデン、フィンランド、イギリスにおける性別嫌悪/違和のホルモン治療に関する政策の変更に直面したときのTRAの話題の一つは、これらの変更は単に右翼政府による政治的決定であると主張することであった。スウェーデンが思春期ブロッカーを止めたのは2021年。

『先月、スウェーデンでは極右政党の支持を受けた新政権が誕生しましたが、ジェンダー移行に関する政策の変更は、すべて社会民主党と緑の党の連立政権が続いている間に行われたものであることが事実です。

(スウェーデンの)前政権はかなりトランスフレンドリーで、2018年当時は実際に性別適合手術の対象年齢を18歳から15歳に引き下げ、親の同意の必要性をなくす法案を検討していたのだそうです。

その後、児童精神科医のクリストファー・ギルバーグやアヴィ・リングなどの専門家から反論があり、テレビのドキュメンタリー番組『The Trans Train』が放映されました。政府は新しい法律を棚上げし、代わりに3つの政府機関に治療実践の見直しを依頼しました。

その結果、6大病院のジェンダー・クリニックは、子どもへのホルモン治療を中止することになりました。

これらの改正はすべて、実際にトランスジェンダーの閣僚を擁する社会民主党政権のもとで行われました。これらは、科学的根拠の偏りのない検討と、開かれた議論の結果です。

フィンランドのガイドラインは、2020年に「医療における選択のための協議会」が発表したものです。当時の政権も社会民主党を中心とした連立政権でした。

フィンランドは、スウェーデンに比べてトランスジェンダーへのサポートが手薄でしたが、現政権は改革案を提示している。新しいガイドラインが発行される前、フィンランドには子どもの移行に積極的な病院があり、懸念を抱く臨床医からの改善を求める圧力がありした。

イギリスは2010年から保守党政権が続いていますが、アメリカの共和党とは異なり、イギリス保守党は近年、LGBTの権利に反対しているわけではありません。

タヴィストック・ジェンダークリニック閉鎖の決定は、証拠に基づき、超党派で行われた独立したレビューの勧告を反映したものです。

重要なのは、成熟した民主主義国家でありながら、他の点では全く異なる政治文化を持つ3カ国が、子どもの医療移行を支持する証拠を検証し、それが不十分であると判断したということです。

北欧諸国の中で最もトランスジェンダーの推進が極端なノルウェーの政治状況を調べてみたところ、トランス推進法案の多くが可決された2013年から2021年まで保守派主導の連立政権が続いていました。

最近アメリカでも子供のホルモン治療や思春期抑制剤や少女の乳房除去な子宮摘出といった野蛮な行為が全国各地の小児科病院で行われていることが知られるようになり、保守派トークショーホストのマット・ウォルシなどが中心になってこれをやめさせようと運動を始めた。先日もテネシーのナッシュビルで「子供の性転換をやめさせよう」という集会が開かれたが、そのなかに元民主党大統領候補者のひとりタルシー・ギャファード女史が参加した。彼女は最近民主党の行き過ぎたLGBTQ+方針に嫌気がさして離党したばかり。

アメリカでも行き過ぎなLGBTQ+教育やTRAに関しては民主党支持者にも共和党支持者にも批判的な人はいくらも居る。これは右翼とか左翼の問題ではないのだ。それが証拠に共和党の知事たちが州内における女性スポーツ擁護や男女別施設などの新政策を立てる時、反対するのは民主党の政治家たちではなく、民間の大企業や活動家たちである。民主党の議員たちは、この問題にあまり首を突っ込みたがらない。彼らは知っているのだ、もしこの問題が選挙運動の争点になった場合TRA側に立った方に勝ち目がないことを。

私は欧米諸国でTRA狂気から人々は目を覚まし始めていると感じている。TRAがこれまで成功を収めて来た理由は、ほとんどのことが人々の目に触れない水面下で行われてきたことにある。TRAは大企業を説得してトランスジェンダーリズムこそが流行の先端だとばかりにそのキャンペーンを始めた。莫大な資産を使って地方議員や教育委員会を抱き込み子供たちの洗脳を始めた。しかし、一旦彼らの悪行が日の目に晒されてしまうと、彼らは吸血鬼のごとく灰と化すのだ。

トランスジェンダーリズムの悪から子供たちを、そして社会を救えるのは右翼でも左翼でもない。それは正気な社会を取り戻したいと思っている私たち一人ひとりによる地道な草の根運動なのである。


1 response to 子供の性転換治療禁止への方向転換は右翼も左翼もないという話

苺畑カカシ2 years ago

https://www.pinknews.co.uk/2022/10/25/kemi-badenoch-equalities-minister-trans/
Prime minister Rishi Sunak appoints anti-trans Tory MP Kemi Badenoch as equalities minister

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