トランス思想が原因で自分の創設したダンスカンパニーを追い出された女性振付師

先日イギリスのダンサー・振付師のローズィー・ケイさんのインタビューを聴いた。彼女は若い頃からバレエを習い、プロダンサーとして長年海外やイギリス国内で活躍していたが、2004年に自分のダンスカンパニー、ローズィー・ケイ―・ダンスカンパニーを創設した。最初は彼女自身、そのうちに一人二人をメンバーが増え、だんだんと大きな組織になっていった。

そんな折、ローズィーは資金集めをするためにカンパニーを慈善事業にするべきだというアドバイスを受けた。しかしそうするためにはイギリスの法律で創設者がそのまま取締役をやることはできなかったため、彼女は自らその座を退き、信用できる人員を役員に選んだ。それで書面上ローズィーは自分の会社の社員の立場になった。しかしこれは彼女の会社であり、会社の資金繰りや運営には彼女は深くかかわっていたし、創作的決断はすべて彼女が行っていた。

ローズィーは2年ほど前、ロミオとジュリエットを現代のイギリスの下町を舞台にした作品の制作途中だった。コロナ禍で舞台はどこも苦しい状況にあったため、彼女は仕事にあぶれていたあまり経験のない若いダンサーたちにも機会を与えようと何人か採用した。ところがこの新人ダンサーたちのムードが彼女がこれまで出会ったダンサーたちと違っていた。

彼女はリーダーとして新人たちがうちとけてくれる方法を考えていたが、なにせコロナ禍真っ最中だったため、みんなが一緒に食事をすることも出来ず、彼女は彼女で父親が病気で末期状態ということもあり、なかなかうまくいかなかった。

しかしそれだけでなく、ローズィーにはこの新しい世代の若者たちの態度がどうもしっくりこなかった。それというのも、彼女がダンサーたちを指導しているとき、何か注意をするとダンサーたちは嫌な顔をした。ローズィーはこの道25年のベテラン。振付師に注意されて嫌な顔をするなんて考えられない。第一コロナ禍でダンサーは仕事に飢えていたはず。そんな時経験もない新人が一流プロダクションで踊れるなど感謝すべき立場のはずなのに、彼らは振付師でありディレクターでもあるローズィーに対して全く尊敬の念をみせなかった。

そんな時事件が起きた。ローズィーはある日、若者たちを自宅に招待してパーティを開いた。夜もだいぶ更けて来てみなそろそろ出来上がってきたころ、誰かが次の題目は何を考えているのかと質問した。

ローズィーは次の題目としてバージニア・ウルフ著の「オーランド」の舞台化を考えていると話した。オーランドは不思議な話で、オーランドは何世紀も生きる不老不死の人物。私は映画を見たが確か彼はエリザベス朝の貴族として生まれた男性。ところがある日突然何故か途中で女性になってしまう。話のなかで何故そうなったのかという説明がない。しかし女性となったオーランドはそのまま何百年も生き続け最後は20世紀で終わる。

ローズィーはそろそろオーディションの広告を出そうと思っていると話した。ところがこの募集広告における言葉使いを巡って、まだカンパニーに入ったばかりの新人からクレームがついた。オーランド役はトランスジェンダーであるべきだという話しになったのである。

しかし彼女は女性と男性は違うこと、女性の身体を無視して誰もが女性になれるという考えは危険だという話を始めた。オーランドの面白いところは、男性貴族として生まれたオーランドは何の苦労もなく生きていたが、女性になった途端に自分の父親の財産を相続できないなどの差別にあう。これは社会が男と女をどれほど区別して扱っているかという話でもある。それにウルフの時代にはトランスジェンダーなどという概念すらなかった。だから女になりたい男の話などという設定にしたら話はまるで意味をなさないのだ。

話がすすむにつれて、若い子たちがどんどん喧嘩腰になっていくのが感じられた。どれだけローズィーが説明しようとしても、もう新人たちは彼女を完全に敵視していることがわかった。ローズィーは次の公演に彼等を必要としていたので、なんとかその場を収めようとしたがうまくいかなかった。

翌日彼女は取り締まり役員たちから自分が捜査対象になっていることを告げられた。捜査の結果、ローズィーの無実は認められ、ローズィー自身もダンサーたちに謝罪し、すべては収まったかに見えた。

ところがその後、その結果を不服とした自称ノンバイナリーのダンサーが抗議。外部の捜査員や弁護士がローズィーが設立しローズィーによって利益を得た会社のお金を使って雇われ、ローズィーの二度目の捜査が始まった。そして信じられないような酷い罪を着せられた。

自称ノンバイナリーのダンサーたちはローズィーが頻繁に元の性の代名詞を使うことを不満とし、ローズィーが険悪な職場を作っていると訴えた。しかしローズィーからすれば、振り付けをしている忙しく集中している間に、個々の好む代名詞など思い出せないし、「ハイ、男子はこちらから、女子はこっち」などと言ってる時にいちいちノンバイナリーだなんだのと考えている余裕はなかったと言っている。

このまま会社に残って何も言えない状況で仕事をすることは出来ないと決心したローズィーは自らが設立した会社を辞めて、心機一転、新しい会社を設立。再びダンスカンパニーを一からやり直すことにした。

彼女の新しいカンパニーでは女性が女性であるがゆえの経験を正面に押し出した作品を作り上げていくつもりだという。

これはインタビューアーの一人が言っていたのだが、自分が20歳の新人で、仕事にあぶれている時に未経験の自分を雇ってくれた20年も先輩のしかも有名な振付師が、親切にも自分たちを自宅に招待してくれて、お酒までふるまってくれているのに、その彼女の政治的な意見がどれほど気に入らないにしろ、それを責めるようなこと本人に向かって言うなんて想像もできないと言っていた。

全くその通りだ。自分がどれほど強い気もちを持っていたにしろ、自分はただの新人。ダンサーとしての能力もまだまだ未熟。その時分が有名な振付師の元で修行をさせてもらい、しかも大舞台に立たせてもらえるという時に、恩を仇で返すようなことが出来るその神経は理解に苦しむ。

こういう若者たちは学校で自分らのいう我儘が常に許されてきたのかもしれない。特に左翼思想は何を言っても受け入れられてきたため、その思想に誰かが反論するなど考えてもみなかったのかもしれない。もしこれが正気の世の中であったら、職を追われるのは振付師の方ではなく新人ダンサーの方だったはず。

しかしこれらの若者にとって、トランスジェンダリズムという考えは絶対的な善なのである。これは共産主義政権下で共産主義に批判的な上司を告発するのと全く同じだ。絶対的力のあるトランスジェンダリズムに少しでも歯向かう人間は誰であろうと許されない。即座に沈黙させる必要があるのだ。

最近プロジェクトベリタスの創設者ジェイムス・オキーフが重役会議で委員たちの裏切りにあい、自らが創設してここまでにした会社を追い出されるという事件が起きたばかりだが、ローズィー・ケイにしてもジェイムス・オキーフしても、これらの会社のブランドは創設者その人だ。彼女たちを追い出してもその会社は成り立たない。

ローズィー・ケイの居ないローズィー・ケイカンパニーなんてありえないだろう。慈善事業の資金減は寄付金だ。寄付をするひとたちはローズィーに会社だから寄付をしてきたのであり、彼女が居なくなった会社に何故寄付をする必要があるだろう?

いったいローズィーを追い出した若いダンサーたちは今後どうするつもりなのだろうか?

ローズィーには才能がある。だから彼女は再び新しい会社を始めることが出来る。だが経験もなく口うるさいだけの無能なダンサーたちに将来はあるのだろうか?

もしローズィーがこのままキャンセルされずに新しいダンスカンパニーを成功させることが出来たなら、イギリスにもまだまだ希望は持てるかもしれない。


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トイレが詰まって下水大工事に発展

大丈夫、汚い話はしません。

苺畑家では二年前の夏に風呂場のリモデルをした。古い家なのであちこちガタがきているが、得に風呂場の状態はひどかった。それでコロナ禍で在宅勤務が増えていたのを利用して風呂場全体の改築を行ったのである。その時に無論古いトイレも付け替え、下水パイプも新しいものに取り換えた。

便器のモデルは業者が勝手に選んで備え付けた。日本のようにスマート便器などないアメリカなので、私は便器など、どれも同じだろうと思って特に気を付けていなかった。ところがこれが大間違いだった。

リモデルをした業者は一番安物の便器を付けたらしく、座り心地もわるいし、便座を止めているネジがプラスチックですぐに緩くなり、座る度に便座が動く。また水を流すのがレバーではない大と小に分けた押しボタン式なのだが、小の方を推しても水圧が低すぎてきちんと流れない。結局大の方を推すか小を何度かおすかするので水は全く節約にならなかった。

しかしそんなことは大した問題ではない。トイレを新しくして一年半後、トイレが詰まった。昔のトイレは10年間使ったが一度も詰まったことはなかった。リモデルをした業者に連絡したが、すぐに連絡が付かなかった。トイレは何日も待っているわけにはいかないので近所の別の業者に来てもらった。

もし詰まっているのが便器の中とすぐ下のパイプのあたりだけならば、汚物を押し出せばすむことなので1万円程度でなおしてくれるという。パイプは取り替えたばかりだし、多分これは便器のせいだろうと思い、直してもらった。きちんと流れるようになったので満足していたら、半年後にまた詰まった。前に直してくれた業者をまた呼んで同じ措置を取ってもらったのだが、もしもう一度詰まったら、便器を取り替えた方がいいと言われた。そしたら案の定3か月もしないうちにまた詰まった。同じ業者が来てくれたが、一応、応急措置として掃除はするが、家の中と下のパイプは正常でどこも悪くない。もし便器そのものに問題があるのではないとしたら、家から外の下水道に繋がるパイプとの間で何か問題がおきている可能性があるという。便器は挿げ替えた方がいいとしても、その前にパイプの中を調べた方がいいと言われた。それで一応見積もりを書いてもらい、直す用意ができたら連絡してほしいと言われてその時は終わった。

トイレの買い替えはかなりお金がかかるので、どうしようかなあなどと思っている間におとといの夜、また詰まってしまった。ああ、これはついに駄目だなと覚悟を決めて業者を呼んだ。

家の下や外の状態を色々調べていた業者は、どうもパイプの位置がおかしいという。私も見せてもらったが家から外の下水道につながるはずのパイプが家の方を向いているのである。これでは水が外へ流れず家の方に逆流してしまう。

パイプの中にカメラを通して、私にも中を見せてくれたが、確かにパイプの中に水が貯まったままである。これでは詰まるのは当然だ。

「いったいどこの業者ですか、こんなひどい付け方するなんて」と呆れられてしまった。

「直せますか?」

「大丈夫ですよ。穴を掘ってパイプをきちんとつけ直さなければなりませんが。その後で詰まってる汚物も押し流す必要があります。」とひとつひとつを計算機で叩いていく業者のお兄さん。

「なんか大工事ですね、一日で終わります?」

「まあ、まだ午前中ですから、なんとか夕方までには」

「おいくらになるんでしょう?」

「そうですねえ、、、これくらい」

とみせてくれた数字を見て卒倒しそうになった。

  • 便器取り換え料、750ドル。
  • カメラでの検査料、150ドル。
  • パイプ挿げ替え料、1750ドル。
  • パイプ清掃料、350ドル
  • 合計3000ドル

ひょえ~、血圧が200ぐらいに上がりそう!

「前の業者に行って、お金返してもらうべきですね。これは本当酷いんで」

あ~あ、私ってどうしてこう業者選びが下手なんだろう。去年の夏に雇った庭師のアミーゴには散々お金を払った末、仕事途中で逃げられてしまったし、リモデルの業者の配管工は信じられないほどいい加減な仕事をするし。

この時期にこんな出費。あ~、脱力。

しかし下水というものは、問題があるのに放っておくというわけにはいかない。何しろトイレにも行かず風呂にも入らない生活などできるはずがないのだから。

ま、かなりの出費をしてしまったが、それでもこれで下水問題が解決したのであれば一安心。今後何年もこの問題で悩むことはなくなる。この家を売ることになっても水回りだけは大丈夫と太鼓判を押せることにもなるし。

家を買う人は本当に水回りの状況をきちんと調べた方がいいですよ。


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礼儀正しくしてる時期はとっくに過ぎた。マット・ウォルシのディラン・モルベイニー批判が意地悪過ぎると批判する保守派たちに反撃するコメンター達

しょっとややこしい題名になってしまったのだが、解りやすく箇条書きにしよう。

  • 数日前マット・ウォルシが「女の子○○日目」動画で一躍スターダムにのし上がった女装男ディラン・モルベイニーの最新の整形後動画に対して、お前は美しくなどないと痛烈な批判をした
  • 対し、リベラルではなく右翼保守のインフルエンサーたちがこぞってウォルシの口調が厳しすぎると批判した。中でも私が愛聴しているイギリス人コメディアン二人のトリガーノメトリー(Trigernometry)がイギリス人特有の皮肉たっぷりの口調でマットを批判した。
  • ところがトリガーノメトリーの動画に寄せられた4000以上のコメントをいくつか拾って読んでみると、マット・ウォルシの意見に大賛成のものばかりだった。

さて、では事の最初からご説明しよう。読者諸氏はディラン・モルベイニーという女装男をご存じだろうか。彼はほんの一年前までは鳴かず飛ばずのブロードウェイ俳優だった。コロナ禍で劇場が閉まり、食い扶持に困ったのか、インスタグラムで「女の子1日目」などといって女性になるための日記を動画に挙げたところ、これが大ヒット。モルベイニーはもともと役者なのでぶりっ子の女の子を演じるのが非常に上手だった。私はそのやり方があまりにも大袈裟だったので、てっきりパロディーだと思っていたのだが、どうやらモルベイニーは本気らしく、すくなくとも本気で自分は女になろうとしているとして、動画上でタンポンの話をしたり化粧品の話をしたりして、いくつもの大手企業のスポンサーが付き、果てはホワイトハウスに招待されて大統領にインタビューするまでに至った。

そして最近彼は顔を女性らしくする整形手術を受けて、その結果をミュージックビデオよろしく発表。そして自分は普通の女性より美しい、女性達の旦那を乗っ取れるくらい美しいというビデオを公開。マット・ウォルシはその動画を観て怒りを隠せない様子で批判したのだ。

ディラン、それが君にとって最も美しい姿だというなら、君の最も醜い姿は想像したくもない。(略)君は男らしくないかもしれないが、決して女らしくもない。君は気味悪く、人工的で、製造され、生気がなく、地に足のついてない、奇形だ。君は何かの人間ディーブフェイクだ。(略)君が得られるものは最高でも良くてちゅうぶらりんだ。しかもそのちゅうぶらりんの状態ですら、君はしょせん男だ。単に誰からも尊敬されず真面目に取り合ってもらえないだけの男だ。

なんとこのマットの動画はツイッターだけでも2億回再生されたのだそうだ。それで無論LGBTQ+αやTRAからの批判がでたのは予想通りのことだが、何故か普段はマットと同意見の右翼保守派の間ですらも、マットの発言は厳しすぎる、意地悪過ぎる、下品だという批判が沸き上がって、日本語で言うところの大炎上である。マットを批判した保守派のなかには私が結構よく聞いているポッドキャスターたちもいたので個人的にはちょっと失望した。

私もよく聞いているユーチューバーのTheQuateringのジェラミーやティム・プールなどがマットの言ったことに間違いはないと認めながらも、言い方が意地悪だとかそんなやり方で相手の同意は得られないとか、特にトリガーノミトリ―の二人の皮肉を込めた批判には苛立ちを感じた。しかしながら、先ほども言ったように、トリガーノミトリ―のコメントセクションの殆どがマットの意見に賛成しているのだ。下記にいくつか拾ってみよう。

ディランは大人の「女の子」を気取る大人の男だ。マットはかなり遠慮しているわ。女性としてこの茶番はもう沢山。親切にしろとか言われたくないわ。

マットはこの馬鹿げたことを終わらるために、この先どうするかを示しているんだよ。彼ははっきりと正直に言えばどうなるかをみせているのだ。

ウォルシは無防備な見解に関して記帳な意見を十分礼儀正しいし優しくのべている。

もう俺たちは「誰かの気持ちを変えさせる」なんて時期はすぎちまったんだよ。奴らは我々の子どもたちを狙っているんだぞ。比喩的にも文字通りにも。

あなたたちはこれに関して完全な見直しをすることが必要だ。マットのあなたたちへの反応はドンピシャだよ。

あなたたちが解らないのは、もうこれはすでに行き過ぎてるんだよ。今更礼節なんて言ってる場合じゃない。もう戻れない地点まで来てしまったんだよ。

まだわからないの?奴らに1インチでも譲れば1マイルとられるんだってことが。マットの言い方は個人的だったかもしれないけど、これはディランみたいなやつらがどれだけ長いこと個人的になってきたかへの反応よ。ただ一つ言い方がまずかったとしたら、キャンセルと言う言葉かしら。人々はもうびくびくしながら歩くのにうんざりしてるのよ。

とまあこんな感じだ。もっともこれらのコメントのなかには、マットのファンもかなり混じっているから、トリガーノミトリ―のファンの本当の意見かどうかは分からない。

実は私もマットと同じ意見だ。私は昔からアメリカの右翼保守は左翼リベラルに遠慮しすぎると思って来た。特に言葉使いに関しては、リベラル達が気まぐれに始める新しい造語を、自分らは差別者とよばれたくないばっかりにすすんで使おうとするのが保守派である。例えば、生得的と言わずに生まれた時に割り当てられた性だの、女性と言わずにシスウーマンだの、ミスジェンダーだのターフだの、我々保守が受け入れるべきではない概念を表す言葉ですらあたかも当たり前のように使いはじめたりする。

その結果我々は何を得たというのだ?敵は少しでも我々の立場を理解しようとしたか?我々に歩み寄ろうとし方?事実はその真逆だ。奴らは余計にいい気になって自分らのより一層理不尽な要求を求めて来る。

あれだけ左翼リベラルとして性的マイノリティーの味方をしてきたJKRだって、ほんの少しの意見の違いでまるで今世紀最悪の魔女のように扱われている。マット・ウォルシがモルベイニーに理解をしめしたところで誰がウォルシを理解しようなどと思うだろうか?

いい加減に誰かが、もうたくさんだ、と声を上げる時なのだ。

ディラン・モルベイニーは女なんかじゃない。奴の整形した顔は美しくない。その厳しい現実を声高に述べることは意地悪でもなんでもない。

いや真実とは時として非常に意地悪なものなのだ。


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カリフォルニア、医師による武漢ウイルスに関する「偽情報」を禁止、言論の自由に反すると医師団が知事を訴える

本日フロリダ州のサラソタメモリアル病院の重役会議で、ジョン・リテル医師(Dr. John Littell)が武漢ウイルスの初期治療にイベルメクチンは効果があると証言した途端、なんと会議から警備員によって追い出されるという事件があった。まさか未だに初期治療の大切さを唱えられないなんてことがあるのかと驚いていたら、ツイッタラーさんのA.N.Mさんが、カリフォルニアではすでに今年1月1日付で、医師が武漢ウイルスについて加州政府の方針と違う意見を述べることを禁止する法律が通ってますよと教えてくれた。いやはやカリフォルニア州民として、こんなことも知らなかったとはお恥ずかしい限りである。

カリフォルニア法案AB2098は昨年の暮れにカリフォルニア州議会を通りギャブン・ニューサムによって署名され法律となった。

この法律によると、医師らがカリフォルニア州政府(州医学協会State Medical Board)が正しいとする情報以外の情報を発した場合、医師免許を剥奪するなどの征伐を与えるというものだ。これを不服とした医師たちはカリフォルニアを相手取って、これは言論の自由を保証する憲法第一条に違反するとして訴えている。

当初このカリフォルニア判事は訴訟の決着がつくまで法律の施行を停止することを棄却。法はすぐさま施行になったのだが、1月23日、法廷により法の思考は一時停止とされた。

California judge issues preliminary injunction blocking COVID ‘misinformation’ law: reports | Fox News

まだ裁判の行方はわからないので、施行が一時停止されたくらいでほっとしている場合ではない。医療情報というのは間違っていたとしても表に出してその都度その信ぴょう性を吟味する必要がある。政府が正しいとしていることだけが国民の耳に入る場合、もしも政府が間違っていたらどうなるのか。政府の役人が私服を肥やすために製薬会社と共謀して儲かる薬や治療方法だけを推進するなどということが起きてしまう。いや、もうそれが起きている。

つくづくカリフォルニア政権は腐ってると思う。


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武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と製薬会社の陰謀 その4 隠ぺいされたワクチンの危険性

さてビデオ紹介最終回は、いかにしてワクチンの危険性が隠蔽されたかという話をしよう。ここで一応このビデオの制作者についてお話しておくべきだろう。このビデオの制作者はNTD(New Tang Dynasty)ニュースという反中共の脱中国法輪功信者たちが始めた保守系の情報機関である。無論制作者のバイアスはある。注目すべきなのはコロナワクチンの危険性を暴露するというよりも、ワクチン開発段階から始まり配給や副反応やその効果に至るまで、真実が国民から隠されたまま強制的に摂取が進められていったことにある。

その前に、何故国は初期治療の効果を過小評価しワクチン一辺倒の政索を取ったのかという点についてもう少し言及しよう。ピーター・マカラ医師が言っていたように、医学は色々な面から研究がされるべきであり、治療方法の研究とワクチン開発は双方相反するものではない。どちらかをやったからどちらかはやるべきではないというものではないはずだ。

例えばインフルエンザのワクチンは打つひともいれば打たない人もいる。打っても別な株に感染して病気になる人もいる。だからといってワクチンを打っていない人が病気になっても施すすべがないなどということはない。治療とワクチン投与は並行して行えばいいはずだ。それなのに何故CDCは初期治療にこうも消極的で、民主党知事の州などは初期に効果をみせたイベルマクチンやハイドロクロロキンの処方を禁止するほどの極端な措置を取ったのだろうか?

その目的はただ一つ、人々に恐怖心を植え付けることだ。

もし武漢ウイルスが普通の風邪や、最悪でも悪質なインフルエンザ程度のものだと人々が思ったら、国民全員がワクチンを待ち望むなどということになっただろうか? ましてや国民に義務化させることも出来なかっただろう。もしCOVIDに罹っても初期の段階で一錠せいぜい100円くらいの薬を飲めば数時間後には症状が消えてしまうなどということになったら、製薬会社は全く儲からない。

だから製薬会社としては一旦COVID19に罹ったら先ず助からないという印象を人々に与える必要があった。初期治療を控えてベントレーターを突っ込んで患者を見殺しにして大量の死者を出して人々を恐怖に陥れたのは計画的にされたことだった、というのがこのビデオの主旨だ。

ご存知のようにワクチンが危険かどうかという話はあちこちで隠蔽されてしまった。ツイッターなどはイベルマクチンやハイドロクロロキンの話をするだけでアカウントが凍結されたりツイートが削除されるなどした。ましてやワクチンの危険性など唱えた日には、陰謀論者としてのレッテルを張られ、マカラ医師など初期治療の重要性を唱えた医師らは病院から解雇され、彼のウィキペディアには陰謀論者という注意書きが付くほどだった。

マカラ医師や他の医師たちは初期治療に関して議会で証言をしたが、その時彼らはワクチンについては何一つ述べなかったので、その話題にさえ触れなければ自分らは安全だと思ったという。ところが議会証言をしたり論文を発表したりした科学者や医師たちがどんどんと職場を失ったり、人によっては医師のライセンスが剥奪される危機にまで追い込まれた。

それでは当のワクチンの問題点を考えてみよう。

先ずワクチン開発時の臨床調査だが、普通新薬の効果を調べるためには薬を服用した人とプラシーボ(薬品を含まない無害な成分)を受けた人達に分けるものだが、この実験ではほとんどの人がプラシーボを受けておらず、ほぼ全員がワクチンそのものを投与されたという。

デイビッド・マーティン医師によれば、これは臨床検査のプロトコルに完全に違反するものだという。

すべて、なにもかもが21CFRに違反するものなのです。これは明確な事例であり、足りない情報はないのです。(ワクチンを義務化した)すべての州の全ての郡の政治家や役人たちが人々に違法な臨床実験を行ったのです。

マーティン医師は、刑事民事の法律をいくつも破っている彼らのいうことを未だに我々は聞いているのだ、それを我々は考えてみるべきだという。

ではmRNAワクチンの発明家であるロバート・W.マローン博士の話を聞いてみよう。もしmNRAワクチンの専門家がいるとしたら、彼ほどの専門家は世界広しと言えども一人もいないのである。しかし博士は最初からこのワクチンには懸念を抱いていた。そして博士は今すぐこのワクチン投与はやめるべきだと訴える。下記はマローン博士及びその同胞の医師たちによるCDCに向けた声明文の一部だ。一部DeepL翻訳。

我々はここにCOVID19の実験的な遺伝子治療はデータでも確認できるように、終了しなければならないと宣言する。

我々は、これらの製品が現在も将来も、その遺伝子治療製品として規制されることを強く推奨する。そして、これらの薬剤の審査・承認にFDAの遺伝子治療科学者や委員会の公的な関与を求め、5年間の最低試験期間を再確立し、緊急使用認可を停止することが必要であると考える。そして、COVID 19に使用されるすべての新規製品について、FDAの完全な認可を要求する。

我々はmRNA異常ベクター遺伝子治療注射を受けた何百万人もの人々の死と損害の実際の原因について調査が行われるべきであると強く勧告する。 我々は遺伝子COVID19ワクチンが引き起こした害は益よりもはるかに大きいことを認めなければならない。特に若い健康な人たちにはこのワクチンは害あって益は全くゼロであることを認めなければならない。 このワクチンは治療可能で治療不可ではないCOVID 19の感染症を減らすことはできない。さらに言えば、最新のデータでは、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも感染して病気になり、死亡する可能性も高いことが実証されている。

これは衝撃的なことであるが、これがデータで示されていることなのだ。 今データが示しているのは、実験的な遺伝子治療であるワクチンは、あなた自身だけでなく、あなたの子どもたちにもダメージを与える可能性があるのだ。 心臓、脳、生殖組織、肺にダメージを与える可能性があるだ。この中には、浸透性障害や免疫系も含まれる。

何故政府はこんな危険で効果のないワクチンを強く国民に押し付けているのか。残酷な話だが、これは金だ。

私はアンソニー・ファウチ博士の名前が出た頃から、ワクチン一辺倒の政索はファウチのような役人の私服を肥やすことに使われるに違いないと考えていた。ファウチのような政府機関の人間が製薬会社と結託して、ワクチンが売れれば売れるほど会社も役人も儲かるシステムがすでにできているからだ。

繰り返すようだが、格安な治療薬で治ってしまう病気など誰も高い金を出してワクチンを打とうなどとは思わないだろうし、政府がワクチン開発や配給に多大なる金を使うことの必要性も感じないだろう。ワクチンは税金で賄われているから市民への負担はないなどとナイーブなことをいう人もないはず。税金は市民の負担だ。

この間プロジェクトバリタスの潜伏取材で、ファイザーの役員がわざと新型ウイルスを広めてワクチンを売る調査が行われているなどと口を滑らしていた。これが本当かどうかは分からないが、ここ3年間の様子を見るにつけ、さもありなんと思わざる負えない。

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さて余談だが、ここで私自身の体験を書いておこう。

私は2021年の5月にワクチンを二回受けた。ワクチンが配給になった当初で、職業柄私は優先順位が高かった。当時私はワクチン効果を信用していたので、他の人より早く打てることが嬉しかった。それで嫌がる主人を説得して無理やり主人にも打たせた。

しかし2022年1月に職場でクラスタが発生し私も羅漢した(検査が出来なかったので100%確信はできないが。)2021年の中頃からロックダウンが緩和され、12月になると人々はそれまで延期していたホリデーシーズンの帰省や家族とのパーティなどを行ったせいだろう。この時発病したのは家族では私だけだった。

その後一年近く経った2022年去年の暮、私は再び羅漢した。直前に胃痛で救急病院に行った時にうつされたのではないかと思う。その時は先ず主人が発病。そして私と家族全員発病。短期間だが一緒に居た叔母にも感染した。私たちはワクチンを二回打っていたし、叔母はその直前に4度目を打ったばかりだった。しかも叔母は81歳という高齢で糖尿病という持病まである。私は私で8月に心臓の手術をしたばかり。

しかし私たちの病状はどれも軽症で三日ほど軽い風邪を引いた程度で治ってしまった。これがワクチンの効力のおかげなのか、オミクロン株の弱体化のせいなのか、我々に判断するすべはない。

今更思うが、私たちは武漢ウイルスの初期の頃に感染しなくて本当によかった。まだウイルスが強度だった頃に感染していたら重症になっていたかもしれない。カリフォルニアでは初期治療はしてもらえず自宅待機中に死んでいたかもしれない。よしんば病院に行っても、ベントレーターを突っ込まれて放置されていたかもしれない。ボディーバッグに詰めこまれていたかもしれないのだ。

政府と製薬会社の陰謀はあったのだろうか?

武漢ウイルス政策は今世紀最大の医療スキャンダルとして歴史にのこるのだろうか?

多分私にはそれを知ることは出来ないだろう。


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武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と薬品会社の陰謀 その3 ワクチン洗脳はじまる

2021年になると、全世界が同時にまるで示し合わせたようにワクチンを推進し始めた。初期治療は完全無視され、ワクチンだけが最後の望みであるというメッセージが積極的に広められた。当初の報道ではワクチンの副作用は過小評価され、その深刻な副反応については人々に告げられなかった。

しかしワクチン推進の空気のなかでも、コロナワクチンは危険であるという声も聞かれた。マイケル・イアドン(Michael Yeadon, PhD、アレルギー・呼吸器専門家。元ファイザー社代表取締役)は当時下記のような声明文を出した。翻訳は一部DeepL.

私たちは、ファイザー、モデナ、バイオテック、ヤンセン、アストラゼネカPhizer, Moderna, BioNTech, Janssen, AstraZene)とその支援者たちが、安全性と有効性に関する情報を患者や医師から隠蔽し、故意に省略したことを宣言し、詐欺罪で直ちに起訴すべきであると主張する。

これらの製品の投与後まもなく、何千人もの患者が死亡したことが分かっている。 相関関係は因果関係ではないが、注射と事象の関係を調べるために合理的な基準が適用されているが、これらの製品が死亡の原因であることは絶対に明らかである。

これらの製品の機構設計は、多くの点で故意に欠陥がある。第一に、有毒なウイルススパイクタンパク質を人体に発現させ、注射部位に留まると言われたのとは異なり、全身に広く分布していることである。 毒性スパイクがどのくらいの期間にどのくらいの量を作ることができるかという制限はなく、それが毒性の原因となっている。

臨床実験も十分ではなかった。ブラインドテストがされていなかった。多くの患者が統計調査のデータから外された。これは詐欺を意味する。私たちは何度もこれらの製品は安全であると保障された。しかし初期段階でこれらが安全でないことは、彼らも十分承知だったはずである。これらのワクチンはほとんどウイルス拡散阻止や病気予防に効果が無いように見える。またこれらの会社はこれが予測できない問題だと主張することはできない。なぜならこの製品が非常に毒素の高いものであることは周知の事実だからである。

アメリカ政府はそれまでかなりの成果をみせていた初期治療をすべて捨て去り、すべてをワクチン一本に賭けようと決めたのである。心臓外科医で初期治療を推進していたピーター・マカラ医師は、自分は医師だ、医師はすべての卵を同じ籠に入れるのは好まない、色々な可能性を残しておきたいものだ、と語る。マカラ医師は大事なアメリカ人の命をギャンブルに賭けようという政府のやり方に胸が悪くなったという。

ワクチンが広く打たれるようになった2021年3月までには、すでに1600人の死者が出ていた。しかしCDCの公式発表では、すべての死亡者を調査した結果、ワクチンによる死は一つもなかったと記された。

ロバート・F・ケネディー、ワクチン投与が始まって8か月間で、死亡率、過去30年間で打たれたすべてのワクチンで出た死者よりも多くの死者が出ていると語る。アメリカだけで17000人が記録されているが、本当はその40倍の死者が出ていると思われる。

私(カカシ)は当時、私の職場は何故かワクチン優先順位が高かったので、ワクチンが支給され始めた2021年の㋄にすぐにワクチンを接種した。主人は元々色々なアレルギーがあるためインフルエンザのワクチンを打ったことがなく、コロナワクチンも打ちたがらなかった。しかし私は副作用は最小限であるという主治医のお墨付きをもらって嫌がる主人を無理やり近所の薬局に連れて行きワクチンを打たせた。

大統領を始めテレビではニュースでもバラエティーショーでも子供番組ですらも、ワクチン打て打て運動が盛んだった。そしてバイデン政権はついにアメリカ国民にワクチンを義務化した。100人以上の従業員の居る企業は全員ワクチンを接種しなければならないとしたのである。(これに対抗してベン・シャピーロのデイリーワイヤーが政府を相手取って、ワクチンの義務化は違憲であると訴訟を起こし勝訴している。)

この頃から劇場や球場など、レストランなどでも、ワクチンパスポートを提示しないと何処へも入れないようになっていった。私の同僚で断固ワクチン接種を拒否した男性が居たが、彼は解雇こそされなかったが、それまで所属していた企画部から外され、なんの仕事も与えられないいわゆる窓際族になってしまった。

しかしこの頃から、それまで健康だった若者がワクチン接種後に急死するというニュースが多く聞かれるようになった。ワクチンを打たないと仕事が出来ないということになり、ワクチンを接種した旅客機のパイロットや、プロのスポーツ選手などが次々に不審な死を遂げ、後遺症で仕事が出来なくなる人も多く出て来た。

トランプ大統領がワクチン制作に力を入れたことは当時の考えとしては間違っていたとは思わない。トランプはファウチという似非医者を信用していたのだから仕方ない。それに2020年後半の選挙のために、なんとしてでも一期目にワクチンを完成させる必要があったというのは同意できないが理解はできる。

このビデオの後半20分は、いかにワクチン開発において、安全性を保つために踏まなければならない適切なプロトコルが守られていなかったかが語られている。


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武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と薬品会社の陰謀 その2,初期治療が阻止される

武漢ウイルス政府と薬品会社の陰謀その2は、初期治療の効果が観られたにもかかわらず、なぜか政府はそれをしなかったという話をしよう。

ユナイテッドメモリアルメディカルセンターの臨床医師のジョセフ・バロン医師は、初期患者にハイドロクロロキンを処方した結果すべての患者が回復したとテレビのインタビューで答えている。メンドアージェントケア救急病院の医師アンソニー・カーディロ医師もズィンク(Zink)とHCQを併用することで患者は完治するとローカルニュースのインタビューで答えている。

私の治療した患者のすべてが非常に重病でしたが、薬を処方して8時間から12時間で全く症状が失くなりました。

心臓外科医のピーターA.マカラ(Peter A. Mccullough)医師は2020年の11月に、COVIDの感染状況からワクチンに効果はないと確信していた。トランプ大統領もHCQの効果について何度も推薦したが、なぜかドクターファウチを中心とする医療機関はこの治療法に懸念をみせていた。それでもマカラ医師は患者に早期治療を施し成功していた。マカラ医師は数々の医師たちと協力して患者たちを入院させずに完治させていた。90歳を超える患者までもが入院せずに済んでいた。

マカラ医師の調査によれば、入院せざる負えなくなった患者は初期治療を受けなかった人たちだけであるという。先に紹介したエリンさんも騙る。ベントレーターは間違った治療法だった。ベントレーターを付けられた100%の患者が死亡していた。しかし、現場では他に選択肢がなかった。なぜならクォモがHCQなど初期治療に必要な薬品の使用を禁止したからだ。

ところが2020年10月初期、全米健康機関NIHが発表したCOVIDの治療にかんするガイドラインは初期治療を完全に無視したものだった。(下記は意訳)

そこにははっきりと示されていました。だれかがCOVID19に罹ったら、家に帰って謹慎する。そしてなにも、なにも、なにも、しない。日に日に悪くなっていくのに何の治療もしない。病院へ行くほどひどくなっても幾日も幾日も何の治療もされない。そしてついに酸素が必要になってやっと治療が始まる。レムデゼビアーというかなり毒素の強い抗ウイルス薬を与えるという。そんな末期にはウイルスはそんなに再生産されていません。待ってください、もっと前にウイルス再生産防止薬を使わず、酸素不足になってからそんな薬を使う? もうこれは血栓です、レムデゼビアの時じゃありません。もう末期です。

当時私(カカシ)は初期症状を訴えた患者が日本でもアメリカでも病院に受け入れられずに、そのまま自宅待機中に亡くなったという話をいくつも聞いた。そして現場の医師がベントレーターは正しい治療法ではないと言っているのも聞いていた。

末期症状になってから患者が慌ててウーバーや救急車で病院に行くとなれば、すでに自宅で家族に感染させ、途中でウーバー運転手や救急隊員を感染させる危険性が高まる。そしてその状況で入院した60万の患者たちが再び家族に会うことなく亡くなってしまったのだ。

マカラ医師は、これは後の歴史研究からによって、この時代が人類の歴史の中で、最も極悪非道で虚無的で無慈悲な時代として語り継がれるだろうと語る。一番無防備の人びとを孤立させ、感染させ、苦しめ、死なせたのか、「全くの犯罪だ」とマカラ医師は言う。


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武漢ウイルス、早期治療よりもワクチン推進へ、最初から仕組まれていた薬品会社と政府の陰謀 その1、医療崩壊という嘘、ある看護婦の証言

アップデート:2023年9月23日現在、アメリカのFDAは武漢ウイルスの初期治療としてイベルマクチンとハイドロクロロキンの使用をこっそりと認可した。

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本日、アメリカ及び世界中が巻き込まれた今世紀最大の医療ミス武漢ウイルス政策とmRNAワクチンについて非常に強烈なドキュメンタリーを観たのでそれをご紹介したい。多分誰かが日本語訳をしてくれると思うが、それに先駆けて、私の記憶が新しいうちにその内容を少しづつご紹介していこう。

このドキュメンタリーは大きく分けて2020年初期のアメリカ政府による大失策と、ワクチン発明後の悪政の二つに焦点を当てている。しかし、ドキュメンタリーの主旨は初期の政索も実は後のワクチン大量摂取にむけての準備だったのだというもの。あたかも薬品会社が金儲けをするために危険な病気が故意に蔓延させられたような気にさえなる報道である。

蔓延初期、医療崩壊という嘘、看護婦、エリン・オルシェスキさんの証言(Erin Olszweski)

エリンさんは看護婦でイラク戦争体験のある元軍人で三人の男児の母。エリンさんは武漢ウイルス蔓延初期、ニューヨークの病院の実態を内部告発したことで知られる。

アメリカ国内で最大の犠牲者数を出したのがニューヨーク。ニューヨーク知事による武漢ウイルス対策の失態については拙ブログでも当時いくつか紹介した。

武漢ウイルスで浮き彫りになった、高税を無駄にしてきた民主党ニューヨーク州の実態 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

武漢ウイルス対策でも無駄が多いニューヨーク州、クォモ知事の失態続く – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

ニューヨークの病院が武漢化している?最前線の看護婦が内部告発 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

エリンさんは看護婦という立場から感染病が蔓延した2020年の2月ごろからずっと状況を観察していたが、3月になって国中がロックダウンした時、これはおかしいと思った。ロックダウンは大勢の患者が出て医療崩壊が起きないようにするためだと言われていたが、エリンさんが勤めていた病院ではそのようなことは起きてなかった。

患者の急増もなく、患者の波も来ませんでした。反対に看護婦たちは(暇で)自宅待機させられていたくらいです。もうこの時点で私は何かおかしいと思っていました。私たちが忙しくないのに何故ロックダウンするのでしょうか?

ロックダウンのためにかえって病人や死人が増えていました。ロックダウンのせいで治療が必要な人まで家に閉じ込められてしまい病院に来ることができませんでした。それでその人たちは自宅で亡くなっていたのです。人々は家でどんどん病気になっていきました。

そのうちにエリンさんはニューヨークが悲惨な状況にあるという話を聞いた。戦地の前線で戦った体験もあるエリンさんは、ここは自分が何かの役に立てるのではないかと夫と子供たちに別れを告げてニューヨークに乗り込んだ。

彼女はタイムススクエアーのマリオットマーキーホテルに案内された。*ここは私(カカシ)も泊まったことがあるが、マンハッタンの真ん中にある高級ホテル。ブロードウェイは目と鼻の先。

ニューヨークに着いてすぐやる気満々だったエリンさんだが、何もしないまま2~3日待たされた。エリンさんはそこで待機中の他の看護婦たちに出会ったが、人に寄っては20日以上、長い人は4週間以上も待機中だった。

これは2020年4月初期のことだ。これはパンデミックの真っ最中で、医療器材が足りていないとか人手が足りていないと言われていた時期だ。

人手は足りていましたし、機材も足りていました。でもこれらはきちんと利用されていませんでした。これが私の最初の警鐘でした。

戦地では戦地に着いたらすぐ戦争です。すぐ仕事にかかるのが普通です。これはくじ引きのようなもので、私は震源地の震源地と言われるエルムハースト病院へ配置されました。そこはニュースで遺体の袋が冷凍庫に保存されているなどと大々的に報道されていた病院です。ああ、なんて運だろうと思いました。(略)この話はそこから始まります。

エリンさんは配置された病院で、人々はCOVIDで死んでいるのではなく、適切な治療がされていない。必要な薬品があたえられずに死んでいるのだということを知った。

患者たちはベントレーターを付けるために麻酔を与えられて身動きが取れなくなっているだけだ。誰も気にしていなかった。エリンさんが様子をみに行った患者の袋には少なくとも2~3週間は取り除かれていない便が貯まっていた、彼らは死ぬまで放置されていたのだ。全部が全部そうだったとは言わないが、それが普通になっていたとエリンさんは言う。

エリンさんが担当していた患者の一人はだいぶ回復して元気になっており、ズームで家族と話したりしていた。彼女はこの人は生き延びられると希望を持っていた。ところがある時、突然彼女はその患者の担当から外された。そして20分後に患者が亡くなったと聞かされた。あまりのショックの彼女は泣きながらその時の様子をビデオに撮った。

おかしいじゃないの、彼らは彼を殺したの?何かおかしい。あの人たちは彼になにをしたの?

病院は患者になにもせず、ただベントレーターを付けて放置したまま死なせていたという。そうしておいて家族には出来る限りのことをしたと伝えていたのだという。

彼女はその時、自分の話を証拠もなく信じる人はいないだろうと気づいた。そこで彼女はとある弁護士に相談し覆面捜査を始めることにした。

隠しカメラでとらえられた映像には、看護婦の一人が「ここに四人の患者がいるが、彼らはCOVID患者ではない。ここはCOVID専門病棟のはずだ。非COVID患者用の階が閉鎖され、皆ここへ運ばれてきた。ここはCOVID専用だ、非COVID患者はくるべきではない。」と語っている姿が映っている。

もう一人の看護婦もまた、別の階で担当していた心筋梗塞の患者もCOVID病棟に運ばれてきて、COVIDに感染してしまったと語る。「私たちがCOVIDを彼に与えてしまったのよ!」

エリンさんは音声録音用のソフトを携帯に設置して声を録音しだした。

一つの音声録音ではベントレーターを必要としない患者に無理矢理ベントレーターを付け、ベントレーターなしで回復に向かっていたその患者がベントレーターのせいで肺炎になり亡くなってしまったという37歳の患者についての会話が録音されている。

看護婦の一人は、ベントレーターを必要としない患者に無理矢理ベントレーターが与えられている状況を嘆いていた。

実は私(カカシ)は当時、どこかの病院に勤める看護婦の話をテレビで観た覚えがある。その時その看護婦は患者にベントレーターを付けようとすると、患者が「つけないでくれ、それを付けられたら死んでしまう」と必死に訴えた。その看護婦は泣きながら患者にベントレーターを付けた。確かにベントレーターを付けられて生き延びた患者は居なかったからだ。

その話を聞いた時、私は死の直前に居る患者のみがベントレーターを付けられ、なんとか呼吸できるようにして楽にさせてあげているのだと思っていた。まさか患者の男性が恐れていた通り、ベントレーターが患者を殺しているなどとは思いもよらなかった。

エルムハースト病院には呼吸器官専門の医者は2~3人しかおらず、他の医師たちはインターンや眼科医など何をやっているか解っていないような人たちばかりだった。それで彼らはベントレーターの正しい使い方を知らず、無茶苦茶なやり方で患者の肺を損傷して死なせてしまっていたのだ。

当時、一つの州でCOVIDで34人以上が亡くなると、その地域が非常地域と指定され政府から補助金をもらうことが出来た。そしてベントレーターが足りないと言って病院にベントレーターが送られてくることで病院は政府からさらに補助金を受け取ることが出来たのだ。

救急病院に運ばれてくる患者たちには入院以外の選択肢はなかった。患者たちは入院しなければ死んでしまうと言われた。

恐怖は非常に強い感情である。人は何が起きているか解らない時には私たちのような専門家を信頼します。しかし誰も真実を語っていなかったのです。

トランプ大統領はベッドが足りていないというクォモ知事の要請をうけて海軍病院船コンフォートをニューヨークに送り込んだ。コンフォートはCOVIDで一杯になっている病院の負担を緩和するために、非COVID患者を収容するために提供されたのだが、一度も使われることはなく、待機命令が出された。

患者たちはすべてエルムハースト病院に入院させられ、魚の缶詰のように詰め込まれた。それというのもこれには金銭的な動機があったからだ。

病院は入院患者ひとりにつき$1万3千ドルを請求で来た。ベントレーターを付ければ$3万9千$だ。死亡患者ひとりについき1万ドルの補助金が出る。病院では何が起きても医師も看護婦も誰も責任を負わされなかった。

この間看護婦たちは週に1万ドルの給料をもらっていた。医師になると5万から6万の給与が支払われた。そして、すべてのスタッフには沈黙命令が出ており、内部の状況を少しでも漏らしたら解雇された。

結局最後には私もそれで解雇され、私のニューヨークでの時間は終わりました。」

私(カカシ)は当時のことを結構覚えているが、クォモ知事はベッドが足りないと言って、大枚の税金をはたいて野外病院を建設したにもかかわらず、その病院は全く使われずにCOVID感染患者が介護施設に送り返されたという話を聞いた。私は当時クォモが無能の知事なのだと思っていたが、真実はもっと悪質なものだった。

私は去年心臓の手術で入院したが、麻酔から覚めた時、口にベントレーターを突っ込まれた。それが非常に苦痛だったので私は自由になる手でそれを引っ張り出そうとし、看護婦に腕を押さえつけられた。意識がもうろうしているなか、私はかなりの抵抗をしたのを覚えているが、その後再び意識を失ったので、多分私も強度の鎮静剤を打たれたのだろう。あんなもの意識がしっかりしていたら耐えられるものではない。

ところで私は当初から病院が患者で一杯になっていて医療崩壊状態にあるという話には懸念を抱いていた。なぜならカリフォルニアの病院でも患者数が減って看護婦や医師が無給自宅待機処分になっていたからだ。その時の説明は、COVID一色の病院体制のため、元来なら病院に来るはずの他の患者が自宅謹慎しているからだということだった。

看護婦たちが暇なことのもうひとつの証拠は、当時数々インスタグラムなどに看護婦や病院スタッフによるへたくそなダンス動画がアップされたことだ。患者が一杯で医療崩壊を起こしつつある病院で、呑気にダンスを踊っている暇があるのはおかしいだろ。マット・ウォルシも当時言っていたが、そのダンスというのも全員が同じ振り付けで踊っていることから、誰かが振り付けをし、練習し、ビデオを撮るという時間があったということになる。何故医療崩壊中の病院でスタッフがそんなことをしている余裕があるのだ?

それにしてもCOVID患者一人につき何万ドルという収入になるというなら、他の病気の患者もCOVIDということにして死なせてしまった方が病院としては儲かるという仕組みだったとは驚く。いくら多額のボーナスをもらっていたとはいえ、医師や看護婦たちがそれを受け入れていたということに、私は怒りで胸が壊れそうだ。


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風向きが変わった気がするJ.K.ローリング女史への攻撃

トランスフォビックと呼ばれてトランスジェンダー活動家(TRA)から目の仇にされているJ.K.ローリング女史だが、最近になって彼女を擁護するコラムがニューヨークタイムスに掲載されたことが話題になっている。これは、来週公開される「J.K.ローリングの魔女裁判」というインタビューシリーズに先駆けてのものだ。

これはオピニオンなのでNYTの公式な姿勢ではないが、それでもこういう意見を掲載したというだけでも昨今の風潮からはちょっと外れた現象である。著者はパメラ・ポール。題してIn Defense of J.K. Rowling(J.K.ローリングを擁護するの意)。以後翻訳はDeepLを一部使用。

“トランスの人々は保護を必要とし、また保護に値する”

“トランスジェンダーの大半は他者への脅威がゼロであるばかりか、弱者であると信じています。”

“私は全てのトランスが自分にとって本物で快適だと感じる生き方をする権利を尊重します”

“男性に虐待されたトランス女性には共感と連帯感しかありません”

先ずポールはローリング女史がこれまでトランスジェンダーに関してひとことも批判的なことは言っていないこと、それどころか上記のようにトランスに同情的な発言を何度もしていることを記して、にもかかわらず煩いLGBT活動家らによってあることないこと虚偽の情報が拡散され、ハリポタの熱狂的ファンですら活動家の嘘を鵜呑みにして女史を責めるようになったことを指摘する。

ポールはこれまで女史が受けて来た理不尽な批判や脅迫などを挙げ、これがいかに馬鹿げており危険であるかを語る。

だが全くトランスジェンダーに批判的な発言をしていないローリング女史がこれほどまでにTRAから目の敵にされるのは何故であろうか?彼女もその責任の一旦を背負っているのではないか?

答えは簡単だとポールは言う。

答えは簡単だ。彼女は、家庭内虐待のためのシェルターや性差のある刑務所など、生物学的女性だけの空間の権利を主張しているからだ。その人の法的な性別を決定する際に、自己申告の性自認では不十分だと主張してきたからだ。生物学的な女性について「生理のある人」といった表現に懐疑的であるためだ。

なぜなら、彼女は自分自身を擁護し、さらに重要なこととして、トランス活動家から攻撃を受けている離脱者やフェミニスト学者を含む他の人々を支援してきたからである。そして、トランスジェンダーについて扇動的な発言をしたレズビアンのフェミニスト、マグダレン・バーンズの仕事をツイッターでフォローし、賞賛していたからだ。

ローリング女史は特にトランスが就職や家探しの際に差別されるべきだとも、トランスジェンダーが存在すべきではないとも言っていない。

例えば、先日拙ブログでも紹介したハッフィントンポストのE.J.ロゼッタ記者も、12週間にわたる調査の結果、JKRがトランスフォブである証拠はひとつも見つけることが出来なかったと女史へのそれまでの批判を謝罪したほどだ。「あなた方は間違った魔女を燃やしている。」

にも拘わらず、TRAたちは女史の発言がトランスジェンダー当事者を危険にさらしていると言い張る。先日起きた自認女子のティーンの殺人事件まで、女史のヘイトスピーチが原因だとまで言い出す始末だ。

ところで、今回のドキュメンタリーでローリング女史をインタビューする人の背景が興味深い。彼女の名前はメーガン・フェルプ・ロパー。メーガンはウエストボロ教会というキリスト教系の過激派カルトの家庭に育った。メーガン自身はハリポタのファンだったが、家族からハリポタのなかで黒魔術が奨励されていることや、同性愛者擁護の姿勢から、ローリングは地獄に落ちると言われ、自分もそれを信じていたという。ウエストボロ教会はアメリカでも悪名高い反同性愛主義の偏狭カルトである。

しかし後にメーガンは カルトから脱退しローリングについて考えを変えた。「JKローリングの魔女裁判」は9時間にわたる彼女によるローリング女史とのインタビューが題材となっている。そしてこの番組のなかで、なぜ女史がこんなにもTRAから嫌われ叩かれるのかを深く掘り下げて考える。

ローリング女史は自分は見せしめに使われているという。確かに彼女は金持ちだ。ボディガードを雇うことも出来る。だから彼女自身が沈黙させられているというわけではない。しかし、女史のような有名人でさえもこのような扱いを受けるのであれば、駆け出しの作家や市井の女性達など、どんな目に合わされるか解らない。女史はプライベートに何人もの女性たちから黙っていろと警告されたことがあると聞いているという。

例えば、レズビアンでフェミニストのスコットランド国民党のジョアンナ・チェリー議員は、性同一性障害の診断を受けることなく、トランスジェンダーの女性として3ヶ月間生活しただけで女性であることを申告だけで合法的に証明できるという「セルフID」法のスコットランドでの可決に公然と疑問を呈した後、職場でのいじめや殺害予告に直面し、国会での司法・内務審議官という前座のポジションからも外されたと報告している。

TRAがローリング女史を目の仇にするのは、彼女がトランス批判と解釈されるようなことを言ったからではない。活動家が断固許せないのは、ローリング女史は敬虔な左翼リベラルとして左翼の言いなりにならないことだ。それどころか女史は左翼活動家からの圧力に屈せず脅迫を恐れず、自分の主張を貫き通していることだ。ファシストが絶対に受け入れられないのは自分らの権力に屈しない個人なのだ。

ハリー・ポッターが多くの青少年の胸に感銘を与えたのは、ハリーやハーマイオニーやウィーズリーといった、普通では人気者になりそうもないような地味な子たちが魔法の力を使って悪者を退治していくといった弱者の立場に立った物語だったからだろう。ローリング女史はもともといじめっ子が嫌いなのである。

彼女が左翼リベラルなのは、声のない弱い人たちのために声を上げることこそが自分の責任だと思うからこそだろう。ところが本当の左翼リベラルは非常に弾圧的であり個人の意見を尊重しない全体主義だ。女史が目の仇にされるのは彼女がその全体主義の思想に100%従わず、彼らのどんな脅迫にも怯まないことにあるのだ。

さて、私(カカシ)が興味深いと思っているのはこの記事の内容ではない。ここに書かれているようなことは我々がもう何年も言い続けて来たことだ。興味深いのはニューヨークタイムスのような左翼主流メディアがこのようなオピニオン記事を掲載しても大丈夫だと判断したことである。

先のハフポの記事といい、NYTの記事といい、主流メディアがトランスジェンダー活動家の意図に真っ向から反抗する記事を掲載したのだ。

私は左翼メディアが突如として良心に目覚めたなどと思うほどナイーブ(お人よし)ではない。彼らがこのような記事を掲載しても大丈夫だと思ったほど、TRA及びLGBT活動家の権力が衰えているということが大事なのだ。

先日もBBCラジオでハリポタの世界を舞台にしたホグワーツのゲーム制作者がインタビュー中にローリング女史をトランスフォブと呼び、それに対して司会者が何の抗議もしなかったことで300近い苦情の電話が局に寄せられたという。そして局はツイッターを通じて自分らのバイアスについて公式に謝罪したのである!私から言わせたら300程度の苦情電話くらい無視すればいいと思うが、BBCが謝罪すべきであると判断したほど、世の中の風潮が変わってきているのだと考えることもできる。

先日のスコットランドの性別認定改定法(GRR)が世界的に批判されイギリス政府によって阻止されたことや、その後のスコットランド警察の方針転向など、人々はだんだんとトランスジェンダリズムの悪夢から目を覚ましつつあるのかもしれない。

そういう時に何故日本は差別禁止法なんてものが提案されているのか、ま、その話はまた次回に回そう。


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J.K.ローリング女史の勝利、スコットランドのスタージョン首相が辞任を発表

今日はJ.K.ローリング女史を巡る二つのお話をしたいと思う。先ずは非常に良いニュースから。性自認法を強く推進したスコットランドのスタージョン首相が本日辞任を発表した。

英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は15日午前、辞任を発表した。与党・スコットランド国民党(SNP)が後任党首を選ぶまで、留任するという。スタージョン氏はSNPを率いて、2014年に自治政府の首相となった。スコットランド初の女性首相で、在任期間は最長だった。

イエーイ!

スタージョン首相はトランスジェンダー政策を強く推進し、市民の意見を無視して性別認定改訂案(GRR)を強行してイギリス連邦政府に拒否権を使われるという無様な状態になっていた。それが原因かどうかは分からないが、ともかく彼女がスコットランドの首相を辞めるというのは、GRRをめぐって彼女の辞任を強く訴えていたローリング女史や女性達の勝利と言えるだろう。

連続強姦魔でもう少しで女性刑務所送りになるところだったアイラ・ブライソンの前妻は「こうなることは時間の問題だった、彼女は行き過ぎだった、とてもうれしい」と語っている。

二つ目はこれと関連するのだが、本日ツイッターでJ.K.ローリング女史とやりあって彼女をナチスと呼んだり命を脅迫したドラアグクィーンがローリング女史から訴訟を起こすぞと警告されたのち、公に謝罪するというニュースを読んだ。誰かがその謝罪ツイートを紹介してくれたので、そこへ行ってスレッドを読んでいたら、JKRはお金にものをいわせて一個人を訴えて脅しているが、そういう行為はアメリカでは違法だと言ってるツイートがあった。

それで私は「名誉棄損も命の脅迫もアメリカでは違法だよ」とツイートを返すと、JKRのように常にトランスジェンダーの命を軽んじる発言をしている人間がどんな脅迫を受けても自業自得だというので、いったい彼女がどんな発言をしたのか一つでも言って見ろと挑戦してみた。彼女が女を自認する強姦魔を女子刑務所に入れるなと言ってるのはきいたことがあるがと付け加えると、その男の返事が信じられないものだった。

そいつらは囚人だ。犯罪者だ。犯罪者が普通に刑務所の体験をしていることを嘆いてるだけだ。トランスだろうとなんだろうと強姦魔が刑務所にいるのは当然。JKRは犯罪者の側に立ってるのだ。

犯罪者にも人権はある。犯罪を犯したからといって女性が男性から強姦される危険にさらされていいということにはならない。犯罪者を拷問するのはアメリカでもイギリスでも違法だ。例え戦争中の捕虜に対してですらそんな扱いをすることは許されない。にもかかわらず、この男性は犯罪者がどんな目に逢おうと自分は知ったことではない、犯罪を犯した以上、危険人物と同室になったからなんだというのだという姿勢を通した。そしてそんな犯罪者の肩を持つJKRこそが悪人なのだと主張した。

実はこういうことをいう人に私は他にも遭遇している。この会話は男性とのものであったが、JKRが女子囚人を守ろうとしている話をした時、左翼のエリートリベラル女性が「たかが囚人じゃないの」と本気で言っているのを聞いたことがあるのだ。

私はこれは階級差別の最たるものだなと感じる。実は多くのイギリス人はローリング女史を成り上がりものとしてバカにしている。イギリスは今でも階級社会だ。スコットランドの田舎者で暴力を振るう夫と別れてシングルマザーとして生活保護も受けたことのあるローリング女史のことをイギリスのエリートリベラル達は少なからず蔑んでいるのだ。

ローリング女史はお城に住んでいる大富豪である。刑務所にいる女性達のことなど放っておいても誰も何も言わないだろう。貧困のため売春に走ったり、悪い男に騙されて暴力を振るわれたり、麻薬に走ったり、追い詰められて犯罪を犯してしまった、そんな女たちのことなんか忘れていても誰も何とも思わなかっただろう。それなのに、彼女はこういう底辺に居る女たちのために声を挙げたのだ。彼女はGRRの問題がおきてから昨日今日たちあがったわけではない。もう25年も前から彼女は犯罪を犯した女性たちの更生のために自費を使って慈善事業を運営してきたのだ。政府から金だけもらって大した活動もしていない誰かさんとは大違いなのである。

そんなことも知らないでローリング女史が犯罪者の味方をしてるって?

だったら複数の女性を強姦して自分は女だと言い張ってる犯罪者たちを本人が希望しているからというだけで女子施設へ送り込もうというお前たちは何なんだ?お前たちこそなんで強姦魔の味方をするのだ?

トランスジェンダー活動家は人権を普段から振りかざしているくせに、実際に声もない市井の女性達の人権になど興味がない。ましてや女子刑務所にいるような底辺の女性達には同情心すら持たないのだ。それでいてトランスジョセーなるものが男子収容所に居ると他の男子囚人から危害を受ける可能性があるなどという。彼らの理屈でいくなら、犯罪を犯した以上凶悪犯と同室になろうが自業自得ではないか。

嬉しいことにスコットランドの刑務所は今後囚人は身体の性に合った方に収容する方針をあきらかにしたし、性自認のみで性別を変えられるという法律を推進したスタージョン首相は辞任に追い込まれた。すくなくともスコットランドにおいては、ローリング女史及び女性達の勝利である。


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