お惚けトランスジェンダー活動家がうっかり漏らした本音、LGBT理解増進法の隠されたアジェンダ


先日ご紹介した「女性スペースを守る会」について、昨日ツイッターでLGBT理解増進法を推進している神原元という弁護士といくつかやり取りをした。他のツイッタラーさんたちの話ではこの神原弁護士は結構左翼の活動家として有名(悪名?)高いひとらしい。彼と色々やりとりをしていて非常に興味深いことが解ったので、皆さんにもお話したいと思う。では先ず私との最初のやり取りはこちら。

弁護士神原元@kambara:女性スペースを守る会がなすべきことは、日本中の警察署に申し入れをして、LGBT理解増進法ができても現場の運用を変えないことを約束させること、それに尽きるんじゃないか? 警察署は「もちろん、そう致します」と言うであろうから、それでこの運動は終了ですよ。


苺畑カカシ@ichigobatakekak
警察は法を施行するのであり、法の解釈をするのは司法なはず。だからまず立法機関が女装男子を女子専用施設に入れないのは差別にならないという条項を理解増進法に明記すべき。弁護士のくせにこんなこと言うなんて信じられない。

聡明なる読者諸氏はすでに私の立場をよくご理解してくださっていると思うが、我々の懸念は理解増進法などというものが出来て性自認のみ女性の男性が女子施設に侵入してくることを危惧している。ところが神原弁護士はそんな我々の心配は老婆心だと言い張る。

何度も指摘しているが、左翼の議論の仕方は先ず最初に自分らの本意を述べずにあからさまな嘘をつくことだ。無論神原のようなベテランになってくると、その嘘のつき方も結構上手になる。その典型的な例がこれ。

弁護士神原元@kambara:現行法上、男性が犯罪目的で女性トイレに入ったら住居侵入罪になりますね。それ以上の規制は必要ない筈。

確か我々は現行法について議論しているのではなく、理解増進法という新しい法律について議論していたはず。現行法で違法とされる行為が合法になったらどうするのか、そのために安全弁を作っておかなければならないと言っているのにそれに関しては議論しない。

他のツイッタラーさん達も、理解増進法で自認トランスジェンダーが女子施設に入ってくるのを容認されたら、あからさまに男性である女装男が女子施設に入ってきても通報することが出来なくなり、警察も逮捕をためらうのではないかと質問しても、警察が被疑者を逮捕しないなんてことはないの一点張り。

私が実際に犯罪が起きたかどうかも分からない状況で警察がやたらに被疑者を逮捕するなんてことは出来ないし、よしんば逮捕しても起訴は出来ない。そうなったら反対に通報した女性達がヘイトクライムで逮捕されるなんてことになりかねないというと、

弁護士神原元@kambara7·3h:LGBTへの理解を増進する法律が出来たからといって、刑事実体法にはなんの変更もありませんから、通報行為がヘイトクライムに当たることは絶対にありませんね。 日本の法曹有資格者として断言しますよ。 安心して通報されたらよいのですよ。

とこんな頓珍漢な答えが返ってきた。神原氏は、まだ日本ではトランス活動がどんなものか知らない人達を相手に話をしてきているので、こんな中身のない保証で一般女性が納得すると思っているらしいが、性自認法が通っても女性に危害が及ぶなどということは全くないから安心しろ、と言っていた欧米の活動家たちに騙されて、理不尽な法律がどんどん通って惨事が起きてる状況をずっと見て来た私にそんなことを言っても通じない。

それで私は、もしこの法律が女性に危害を及ぼすものではないというのであれば、女性専用施設を守るという項目を法律に付け区分けることの何が問題なのかと質問すると、

苺畑カカシ@ichigobatakekak: それに、女性専用施設は生得的女性だけのために守られなければならないと明記することで誰に不都合なのか?痴漢目的で女性施設に入ろうとする痴漢だけではないか?

弁護士神原元@kambara7:トランス女性の一部は、現状でもなんの問題もなく女性トイレを使用しているものと思われます。 その方々に対して、新たに法律を制定して利用を禁止するとすれば、人権制限に当たるので、きちっとした立法事実の立証が必要なのですよ。

出たア~神原氏の本音。つまり、彼は今トランス女性がこっそりと女性施設を使っていて女性達がそれを黙認している状況を公認すべきだと言っているのだ。そして理解増進法を使ってそれを実現させようとしているのである。つまり、神原氏の理解する理解増進法とはまさに性自認法に他ならないのである!

この「立法事実の立証が必要」というのを神原氏はよく言うのだが、私は弁護士ではないのでそれがどういう意味なのか検索したところ

「立法事実」とは、立法的判断の基礎となっている事実であり、「法律を制定する場合の基礎を形成し、かつその合理性を支える一般的事実、すなわち社会的、経済的、政治的もしくは科学的事実」(芦部信喜、判例時報932号12頁)といわれている。簡単に言えば、どうしてその法律が必要であるのかということを支えている事実ということになろうか。

ということだった。つまり「女性スペースを守る」という法律を作ることの必要性が述べられていないと言っているわけだ。いや、それはおかしいだろう。これだけ諸外国で自称女性の男性たちが女子すぺーしに侵入して女性達の安全を脅かしている例があるというのに、立法事実がないって何を惚けているんだ?

もちろん神原氏のような20年も弁護士をやっていて左翼活動を長年やってる人が諸外国の状況を知らないはずはない。女性スペースを守る会の滝本弁護士に対して滝本氏が立法事実を提示していないと何度も繰り返すことで、滝本氏が実際にその正当性を述べていないかのような印象操作をしているが、女性スペースのサイトをちゃんと読めば、なぜ女性スペースが必要なのか子供でも理解できる。

英米で男女共同施設を強く推していた政治家や活動家たちの中に多くの性犯罪者が紛れ込んでいたのは偶然ではない。滝本氏がそうだと言っているわけではないが、頑なに女子専用施設保持を阻止しようとする男性たちにはかなり怪しげな魂胆があると考えて間違いはない。


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違う意見を絶対に許さない不寛容なリベラル、ヒップホップ界の宇多丸とDJOasisの違い

ツイッターでヒップホップ歌手の宇多丸という人のラジオトークが上がってきた。彼が自分の番組で音楽仲間のDJ Oasis(以後オアシスと略)という人のトランスジェンダーに関するツイートについて批判したものだ。宇多丸はかなり辛辣にオアシスを批判していたので、いったいどんなひどいことをツイートしたのだろうか読んでみたら非常にまともなことをしか書いてなかった。では先ず問題とされたオアシスのツイートより。

DJ Oasis
@djoasisthefunkp
·
Sep 27
「トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして」を観た。これを観ればこれまでの辛い環境、差別的歴史、守るべきTの人が居る事が当然理解出来る。ここに出て来る人達は皆守られるべきTの人だろう。問題なのはTという事を利用して性犯罪やスペースの侵害をしようとしている人間が居るという事。

犯罪は性別、性自認、時と場所を問わず問題提起されるべき事。Tという事を利用され犯罪を犯そうとしている人間に対しTの人達は当事者としてもっと問題提起するべきなんじゃないか?そして生物学的女性への差別、侵害、それも問題提起していいんじゃないだろうか?

この作品に出てる人は明確な考えを持ち発言も出来る人。ならば自分達の権利だけでなく多くの問題提起も出来る人達なんじゃないだろうか。Tが利用され起きる犯罪を無くす為、生物学的女性と共生出来るコミュニティを作る為に世を変えるのはこういう当事者の人達がその発言をする事なんじゃないだろうか

何故当事者にはそういう発言をする人が少ないんだろうか。何故どんな事も「差別」「差別者」で済ます人が居る事に「それで終わらすべきじゃない」とメッセージを出さないんだろうか。そういう点がこの作品に無かった事が残念だ。自分は勉強不足の人間だ。でも勉強不足の人間から出る率直な意見なんだ。

これのどこが悪いのか私には解らないが、宇多丸が何故これが差別的だと思ったのか、彼の長ったらしいトークから抜粋しよう。宇多丸はつい最近までトランスジェンダーに関してはほとんど何も知らなかったとしたうえでこのように述べる(強調はカカシ)

当然、この番組はカルチャーキュレーション番組、文化の番組ですけども。だからこそ、そういうところの勉強は怠らない。それはもちろん今後も、たとえばジェンダーのこと、たとえばセクシズム的なこと、性差別に関しても私は昭和のシス男性で……シスジェンダーというのはつまり、自分の性自認と生物学的な性別が一致しているということですけども。

まあ、多数派にして男性ということで、この社会の中でははっきりと抑圧をするような立場であって。我々は……図らずもですよ? 自分がそう意図をしていなくても、社会の構造として。というので、とにかく謙虚に耳を傾け、勉強していくことは必須であろうと。(略)

(オアシス)自身も「トランス差別をしている」という意識とか意図はないと思うんですよ。彼の言っていることはいわゆる「セルフID危険視論」っていうのがあって。要するに自分で性自認を決められるということにあると、たとえば……これはその方々の主張ですよ? たとえば、そういう女性に限定されるような空間……たとえば公共浴場であるとか、そういうところに「私は女です」と勝手に自ら言っている男が入ってきて、性暴力とかそういったことが起きてしまうではないかっていうようなことを言っているんですが。

でも、この論理自体もパッと聞いて「あれ?」って思う人、いると思うんですけども。「あれ? その性暴力をしているのは『男』なのでは?」っていう。「トランスジェンダー女性」には何の責任もないことですよね。女性に嫌がらせをしたいとか、性的に何かをしたいっていう意図で性別移行をする人って、いないと思うんですけども。だから、それをやるのは明らかに「男性」ですよね。おそらく、それは「シス男性」ですよね? なので、ちょっとそれは問題の論点が違うだろうと。

もちろん、たとえばそういう危険性をどう防ぐのか?っていう個別の議論はあってしかるべきでしょうし。女性が安心していろんなところに行けるっていうのは当然、あれでしょうけども。そのことをトランスジェンダーという人々に対して責を負わせるというのは完全に筋違いですし。

宇多丸はオアシスの書いた文章を読んだのだろうか?オアシスの発言にはトランスジェンダーへの差別的なものは何もない。トランスジェンダーの人たちには差別されている人もいるだろうし辛い環境の人もいるだろうとしたうえで、トランスジェンダー界隈の人たちこそ、積極的に性犯罪を犯す自称トランスたちを批判すべきなのではないかと問題提起をしているだけだ。差別だ差別だと騒いでいるだけでは理解は得られないと言っているのだ。

宇多丸もオアシスが観たという「トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして」 を観たという。宇多丸の傲慢なことろは、同じ映画を観たひとは全く同じ感想を持つと思い込んでいる点だろう。同じものを観ても全く違う印象を持つ人や意見を持つ人がいるなど信じられないようだ。それでオアシスとは何度かコラボをしているというのに、このままオアシスの意見が変わらないのであれば今後一緒に仕事はできないだろうなどと言っている。多種多様を常に言っているリベラルにしては偏狭だな(皮肉です)。

宇多丸はオアシスが前記のツイートを訂正して謝罪すべきだと言う。

だからちょっと、わかりません。ここから先は。どういう風に、オアシスさんがどの程度考えを改めてくれるとか……それは彼の問題でもあるので。あるいは、ちゃんと訂正をして謝罪をしてくれるところまで行くのかはわかりません。僕としてはそこまで行かないとこの件は決着がつかないと思うけど。で、これを今、放送上で言っていることでちょっと刺激しちゃっているところもあるかもしれないけど。でも僕は、話ができる仲間だと信じたいというか。ヒップホップシーンの自浄の力を信じたいというか。進歩する力を信じたいというか。僕らの世代のヒップホップをやっている人間であってもね。ここんところ、評判が悪かったから。

オアシスの他のツイートを見る限り、彼の考えは結構一貫して保守的なので、彼がこの発言を本当に悪いと思って撤回するとは思えない。もしそれをするとしたら、宇多丸みたいな音楽関係の人たちから撤回しなければ今後仕事はしないというような圧力をかけられた場合のみだろう。

オアシスがツイートしたのは昨日のことなのでまだどうなるか解らないが、アメリカで芸能人がこういう発言をしたら即座にキャンセルされるだろう。日本ではまだそこまで行っていないのだとしたら非常に喜ばしいことだが、宇多丸のような同じ業界の人たちがオアシスに撤回しろ、謝罪しろ、と圧力をかけたらどうなるかは分からない。オアシスという人がどのくらいその業界で顔が効くかにもよるが、彼のキャリアに響く可能性はある。

以前にも言ったがトランス界隈は絶対服従を求めるので、どれほどトランスジェンダーに理解を示しても、最後の最後まで100%服従しない人間には容赦がない。オアシスさんがその圧力に負けないことを祈ろう。


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「女性スペースを守る会」活動始まる

先日弁護士の滝本太郎氏が「女性スペースを守る会」という運動を始めた。こちらがそのサイト。女性スペースを守りたい方は、ご賛同を!|女性スペースを守る会|note.

では先ず同会の設立趣意書から。

当会は、いわゆるLGBT新法などにより、女性トイレ等を女性自認者(いわゆるトランスジェンダー女性=身体違和は不要で、性指向は女・男・両性である身体的・法的な男性)が使うことが公認されて良いかを問い、諸々の課題がある『性自認』について立ち止まって十分な国会審議を求める会です。

滝本氏は各党の政治家にトランスジェンダー方針についてどのような見解を持っているのか質問状を送り、その答えを受け取り次第同サイトに掲載すると言っている。これは非常に良い運動だと思うので、滝本弁護士には頑張ってもらいたい。

また滝本氏が自分のブログでトランスジェンダーについて多くの人が持っている18項目の誤解について述べている。t滝本氏はこの問題に関してはまだ初心者ということなのだが、それでも結構色々な人の意見を聞いているようだ。

例えば、

✕ 女性自認者(トランスジェンダー女性)が、あやしい目的のために女性専用エリアに入ることはあり得ない。

◯ 違います。女性自認者の中にも、性的指向は女性に向いている方がもちろんいます。通例の男性同様に、中にはあやうい方もいましょう。これらは当然の事理です。こう述べることは差別でも何でもありません。

トランス活動家(TRA)は常に真のトランスジェンダーは性犯罪を犯さないという前提で始める。しかし、トランスだからといって性犯罪を犯さないという保証は全くない。トランスジェンダーの性指向は男とは限らず、いやむしろ女性や女児に向けられていることの方が多く、トランスジェンダー「女」の犯罪率は一般男性と変わらないかそれ以上であることが解っている。

TRA常套手段のお惚けについても、

✕ トランスジェンダーの専門家は、女性自認者はほとんど女湯に入ることなど求めていない、丸裸になる場所ではトラブルになり易いからそんなことはないと言っています。ですから論点ではないとみて良いのではないですか。

◯ 違います。一部でもそれを主張する人がいることに注意すべきでしょう。信頼性ある女性自認者ばかり考えるのでは、「世の中にはホント色々な人がいる」ことを前提に定められなければならない法制定の議論として正しくないです。 スローガン「トランス女性は女性だ」にて女性としての扱われる権利を主張するのですから、その論理は女湯にも妥当します。おいおいトラブルが起きていくとみなければなりせん。 「女性という自認」という外から分からないことで要件が成立するのですから、女性や業界関係者が不安に思うのは当然です。

この件に関しては諸外国ですでに自称トランスの女装男たちによる犯罪が頻発していることから、日本でも起きると想定するのが妥当。法律が通ってしまってからでは遅い。

そして最後に一番大事だと思われるのがこの点。強調はカカシ。

✕ 「トランスジェンダー女性は、女性」なのに「女性トイレに入れない」というのはマジョリティーである女性の横暴で、差別ではないのですか。

◯ 違います。「女性だ」は、身体的・法的にも男性である以上、「尊重してくれ」という主張、スローガンに止まります。女性自認者は、「性の多様性」としてある男性の一つの類型ですから、マジョリティーである通例男性の中のマイノリティーの課題です。それを、女性トイレに入れるようにすることで解決するのは筋違いです。「多様性」と言っていながら、突然「女性だ」と白黒の発想になり、女性スペースを利用できる筈とすることは矛盾しています。解決方法としては、女性トイレはそのままに、当面は男性トイレを男女トイレとして違和感を少しでも減らす、さらに別に共用トイレを多く設置していけば、トランスジェンダー女性(女性自認者)の法益も相当に守れます。

不当な差別ではありません。女性は今も様々に差別されている実態にあり、さまざまな性犯罪におびえています。女性の横暴などでは、決してありません

私は滝本氏のいう「女性自認者は男性の一つの類型である」という理論に感心した。先日同ブログでも紹介したサラ・ダンスキー女史が言っていた「トランス女性は女性のサブカテゴリ―ではない」というのと同じで、トランス女性はあくまでも男性の多様性の一種だという考え方だ。

無論滝本氏の活動はすでに色々な方面から攻撃を受けている。特に弁護士団体からの誹謗中傷が酷い。

弁護士神原元@kambara7·某弁護士団体のメーリスで滝本さんが総スカンを食らってる案件ですよね、これ。 弁護士のメーリスで賛同が得られないとTwitterに復帰して自信を取り戻し。またメーリスで叩かれるの繰り返し。そして、こういう方々にネチ絡み。 何やってるんですか?貴方は。

滝本さんの主張は弁護士の人権団体ではほとんど支持されていませんね。理由は簡単、立法事実がないから。 かなり前に、トランス女性のトイレ利用を制限する立法事実はあるのか滝本さんに問うた。回答はなかったのだが、その後別の場面で「実験するわけにいかない」と主張した。 立法事実はないのだ

とか、


大野友也@ono_tomoya
·実験せずともアメリカではトランスジェンダーに性自認に一致するトイレを使用させよと判決が出ているわけで、そのアメリカの実態を調査すれば済むはずですが、滝本氏はそれをしないわけですから、たちが悪いですね。なおアメリカの裁判所も「犯罪が増えるという証拠はなく推測に過ぎない」としてます。

などが典型。弁護士の悪い癖だが、裁判での裁断が一番正しいと思い込んでいる点。裁判官も人間の集まりだ、偏見もあるし間違いも犯す。アメリカの裁判所が何を言っているかではなく、こうした法律が通ったアメリカで何が起きているかを言及すべき。

それにしても日本でもついにこんな議論を交わさなければならない日が来たということか。しかし日本は諸外国ですでに試して失敗している例から学ぶことが出来る。だから日本の政治家たちは安易におかしな法律を通してしまわないよう国民の声に耳を傾けてほしいものだ。そういう意味で滝本氏の運動は非常に大事だ。頑張ってほしい。


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ファーウェイ副会長の釈放で中国で人質に取られていたカナダ籍男性二人も釈放される

昨日、2018年から1000日間スパイ容疑で中国の刑務所に拘留されていた二人のカナダ人男性Michael Kovrig氏とMichael Spavor氏が釈放されカナダのカルガリーの無事到着した。この二人は2018年12月にカナダでファーウェイの孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)がカナダで詐欺などの疑いで拘束された直後に、中国当局から人質として捕らえられていたのだ。

中国で拘束されていたカナダ人も出国 ファーウェイ副会長の釈放後

朝日新聞 2021年9月25日 11時28分

 カナダのトルドー首相は24日、中国で2018年12月から拘束されていたカナダ人男性2人が解放され、中国を出国したと明らかにした。AP通信によると、米国で詐欺罪などで起訴され、カナダで身柄を拘束されていた中国通信機器大手・華為技術ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)が米司法省司法取引に合意し、同日釈放されており、トルドー氏の発表はその数時間後のことだった。カナダで拘束のファーウェイ副会長、米と司法取引 中国へ向けて出国

 孟氏が拘束された当時、中国側は強く反発。直後にカナダ人男性2人を拘束した。このうち1人に今年8月、懲役11年の判決が言い渡された。孟氏の拘束に対する報復とみられていた。(大部俊哉

Michael Kovrig (left) and Michael Spavor (right)
Michael Kovrig (left) and Michael Spavor (right) were detained in December 2018. Composite: AFP Photo/CrisisGroup/Julie David de Lossy/AP

実は右側のマイケル・スぺ―ヴァ―さんのことは私が好きなウィンストン・スターゼルというチャイナヴロガーのチャンネルで紹介されていたので知っていた。スぺ―ヴァ―さんは長年中国北部の北朝鮮国境あたりに住んでいた人で、ウィストンとパートナーのマットが中国北部の旅をした時、ガイドとして二人を色々案内してくれた人物だったのだ。

ウィストンは二人のマイケルが当局に拘束されてからは、マイケルの名前を伏せ「カナダ人の友達」とだけ語っていた。名前や顔を出してこれ以上マイケルやその家族に被害が及ぶのを防ぐためと、ウィンストン自身も中国から脱出せざる負えない状況にあったため、あまり中国当局を刺激するような発言は出来なかったからだ。

中共当局による二人の逮捕は国際社会からは人質外交だとして批判されていたが、中共は二人の逮捕は 孟晩舟副会長の逮捕とは無関係だと主張していた。しかし今回の二人の釈放について中共は何の説明もしていない。スぺ―ヴァ―は先月懲役11年の刑を言い渡されたばかりだった。

二人が帰ってきたことは非常に喜ばしいことではあるが、結果的に孟氏との人質交換になってしまったことは残念だ。

中国という国は政治で外国から圧力を加えられると、すぐに中国と商売をしている無関係なビジネスや中国在住の無関係な外国人に圧力をかけるという卑怯な外交手段を使う。 私は今時中国と取引した企業や中国に在住している人の気が知れない。

ともかく二人のマイケルが無事でよかった。


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典型的藁人形論で女装変態男の女性施設許容を求める詭弁

今日もツイッターで上がってきた女装変態男をどうしても女性施設に入れたい人のエッセーを読んでみた。題して、「トランスを排除しないと女性スペースの安全は保てない」は主張として正当性を保てるか?その主張はフェミニズムか?ぽてとふらい著。

著者は反トランスジェンダーの理論を四つカテゴリーに分けて理論を進めている。

  1. トランス女性は「性犯罪者」である男性と見分けがつかない?
    • 「トランス女性は確実にシス女性と見分けがつく容姿をしているはずだ」というバイアス
    • シス女性の多様性の忘却
  2. 「女らしくない容姿を排除」すれば解決?
  3. トランス女性を排除できなくなれば犯罪目的の男性を排除できなくなる、は本当か?
  4. 男性さえ排除すれば女性だけのスペースは安全?
    • 犯罪者は犯罪を起こすまでは犯罪者ではない
  5. トランス女性の権利を擁護することは”ミソジニー”か?
  6. 終わりに:トランス女性の権利を守ることは全ての女性の権利を守ることに繋がる。

そういうことなので、私も彼の目次に従って彼への反論をしていこう。

1.トランス女性は「性犯罪者」である男性と見分けがつかない?

「トランス女性は確実にシス女性と見分けがつく容姿をしているはずだ」というバイアス(略)

ここから見えてくるのは、トランス女性は一律に”女”として通用しない、ありていに言えば”本当の女”とは明らかに違う、言い換えれば”男らしい”見た目をしているはずであり、だから確実に見分けられるという、バイアスが存在している事です。

しかし、これは明らかにトランス女性の実態に即していません。(略)現実は当然そんな事にはなってないので、この方法ではトランス女性と男性を見分けることはできません。(略)

シス女性の容姿も、トランス女性と同じで多様であり、中には男性と見分けがつきにくい、あるいはまったくつかないシス女性も存在します。(略)現実の世界においては、トランス女性と男性どころか、シス女性と男性でさえ確実には見分けられないのです。トランス女性のスペース利用において問題となる”パス度“(女性に見えるか、見えないか)の尺度は、現実の世界ではシス女性にも降りかかっていることを、忘れてはいけません。

我々はトランスジェンダー女性が実際に女性に見えるかどうかという話など最初からしていない。もし自称女性の男性を女子施設に許容したならば、痴漢目的で女性施設に入ってくる男性でも自分は女性だと言い張りさえすれば、その人間を女子施設から排除することが出来なくなることを問題視しているのだ。

男性と間違われるほど男っぽい女性が居たとしても、彼女が自分が女性であることを証明することが出来さえすれば不都合はあっても間違いでしたで済まされる。だが、通報された人が実際に男性だった場合、性自認法なるものがあったら、どれほど女性に脅威を及ぼす人間でも女性は彼らを排除できなくなるのである。この著者はその問題を完全に無視している。

2:「女らしくない容姿を排除」すれば解決?

ならば、見分けがつかない存在を全て排除してしまえばどうか?つまり、女らしく無い見た目の女は、女性だけのスペースを利用する権利を制限してしまえ、という案です。トランス女性とシス女性を見分けることが不可能で、シス女性と男性を見分けることも不可能である、ならば”男らしい”見た目を排除すればよいのか?という話になるのは当然です。

完全なる藁人形理論。我々が求めているのは男っぽく見える人たちの排除ではなく、男性体の人間の女子施設立ち入りを禁じることだ。どう見ても女性に見えない人が(髭面すね毛男)が女子施設に堂々と入ってきても、自分が女性だと言い張りさえすれば女性が何も出来ないような社会にしないようにと主張しているだけ。

実際女性に見える女装男が存在するからといって、男性体の男でも女性に見えさえすれば女性施設への立ち入りは許されるなどということになれば、外見だけで判断することになり問題は拡大する。だからみかけはどうあれ男性体の人は女性施設に入らないでくれと言っているのだ。

3:トランス女性を排除できなくなれば犯罪目的の男性を排除できなくなる、は本当か?

法的に言えばトランス女性がトイレを使用しても、それは正当な理由であり、問題は無いと考えられます。

防犯・犯罪検挙という観点で言えば、たとえトランス女性が女子トイレを使用するようになったとしても、不審な人物や犯罪者が捕まえられなくなるなどということは、法的に考えてもあり得ません。

これは、たとえシス女性であっても、不審な行為を行っている人や、性犯罪に関わる行為を行っている人は、法的に検挙可能であるという事実からも、容易に類推される事です。逮捕できるかできないかは、そのスペースの利用権を持っているか、持っていないか、では無く、不法行為を働いているかいないか、によるものだからです。

日本ではまだ自称女性の男性が女子施設を使うことは違法のはずだ。著者が完全に無視している点は、生得的女性が他の女性に性犯罪を犯す可能性は限りなくゼロに近いが、たとえ性転換手術をしていたとして生得的男性が犯す性犯罪率は一般男性と全く変わらないという事実だ。

トランス女性と性犯罪者の区別がつかないから駄目なのではなく、トランス女性は一般男性と同じように性犯罪を犯す確率が高く、しかもその被害者は圧倒的に女性であるという点が問題なのである。統計的に見て生得的女性が女性に性犯罪を犯す率は限りなくゼロに近い。

その空間に居るべきではない人間を排除できなければ女性が犯罪の被害者になる可能性は非常に高まるのだ。犯罪が起きてしまってから対処しても遅いのである。だからその場に居るべきでない人間を最初から排除することが犯罪防止にとっては非常に大事なことなのだ。

4:男性さえ排除すれば女性だけのスペースは安全?

今回検討している論法において、そもそもなぜトランス女性を排除するのか?そうすれば、男性の侵入を防ぐことができ、そうすれば性犯罪も防げる、という考え方に基づいています(略)果たしてこれは本当に正しいのか?少し考えてみます。

この論理展開の裏側には「女性を加害するのは男性である」「女性は女性を加害しない」という暗黙の了解が存在しているのは間違いありません(このバイアスは、フェミニズムにおいて過去に繰り返し内部批判がされているものです)。

現状において、性犯罪で検挙される人に男性が多いのは事実です。また、被害者が女性に大きく偏っているのも事実です。しかしながら、たとえばトイレや脱衣所で大きな問題となる盗撮事件では、実際には女性が盗撮の加害者であるケースも以前から言われています(商業的に女性に報酬を支払って盗撮させたり)。また、女性による性加害も、統計上はっきりと存在しています。

「女性による性加害が統計上はっきりと存在する」と言いながらその統計を提示しないのは卑怯な手口だ。実際の統計を出すならば、性犯罪の90%以上が男性によるものでその被害者は女性か女児または男児である。繰り返すが女性が女性を加害する率は限りなくゼロに近いのだ。これについては拙ブログでも何度も取り上げて来た。

性犯罪者=男性という構図は偏見でもなんでもない統計上の事実なのである。

誰も男性を女子施設から排除したからといって性犯罪を根絶できるとは言っていない。しかし性犯罪を防ぐための最低限の方法として男性と女性の施設を分けることが得策であると我々常識人はずっと主張してきたし、これまで往々にそれは成功してきた。

5:犯罪者は犯罪を起こすまでは犯罪者ではない

この手の議論をする際に忘れがちであり、かつ重要な点ですが、犯罪者は犯罪を起こすまでは犯罪者では無い(言い換えれば犯罪を起こした人が犯罪者である)という点です。これは現代社会にとって基礎の基礎であるはずです。

しかし、以前ツイッター上である人がこの基礎の基礎を指摘した時、「性犯罪を放置するのか」といったようなバッシングが起きました。では、特定の容姿や属性を持っているだけで、頻繁に警察に職務質問をされたり、あるいは犯罪者では無いのに通報されたり、場合によっては”強制排除”という名のリンチを受けたりする社会は、果たして全ての女性にとって公平な社会であり得るのでしょうか?

著者が完全に無視している点は、現法では男性が女子施設に立ち入る行為そのものが犯罪だということだ。その犯罪行為を犯罪ではないとしてしまえば、その後に起きるもっと深刻な犯罪を防ぐことができなくなる。

ロサンゼルスの女湯に侵入した露出狂男はこれまでにも公衆わいせつ罪で何度もつかまっていた常習犯だった。だが、女性を自認するだけで女子施設への立ち入りが許されれば、こういうわいせつ行為をする性犯罪者も犯罪者として扱われなくなるのだ。「犯罪を犯したものが犯罪者」だと言うが、既存の犯罪を犯罪ではないとしてしまえば犯罪者も犯罪者ではないということになるのだ。

6:トランス女性の権利を擁護することは”ミソジニー”か?

トランス女性が安全に、安心して女性だけのスペースを使えるようになることは、ひいては全ての女性が安全に、安心して女性だけのスペースを使えるようになることであると、考えます。そのような主張がミソジニーであるとは決して考えません

トランス女性は女性ではない、彼らはただの女装男性だ。そんな男が自分らは女性だと主張し、それを認めろと女性に要求する行為そのものが男尊女卑以外のなにものでもない。

終わりに:トランス女性の権利を守ることは全ての女性の権利を守ることに繋がる。

これまで、トランス女性を排除しても”女性”の安全は向上しないし、トランス女性を排除することははっきりとフェミニズムに反する行動であること、「トランスを排除しないと女性スペースの安全は保てない」は主張として正当性を保てないことを、少し長いですが述べてきました。

トランス女性を排除することで生みだされる見せかけの”安全”は、実際には安全ではありません。
それは、”パス度”に不安を抱えるトランス女性が自主的に女性だけのスペースの使用を諦めている現状においても、安全性が十全に確保されていないという事実からも明らかです。

それどころか、このような排除の言説は、規範からはずれたシス女性をもまとめて排除する、権利が守られない女性を生みだす明らかに反フェミニズム的な代物です。
ですので私は「トランスの権利を叫ぶ事は“女性”の権利をないがしろにしたミソジニー」であるという主張は、はっきりと間違いであると主張します。そして、むしろこのような排除理論こそ、極めてミソジニーで家父長制的な「女性の統制」に基づいた差別的な代物である、と考えます。

私が繰り返しはっきり言っておきたい事は、トランス女性もシス女性も全ての女性が安全に使える女性だけのスペースは、間違いなく全ての女性の権利を守るものであるという事です。
そのような主張を、一体どう解釈したら女性の権利をないがしろにしているというのでしょうか?

もしトランス女性が自分らが本当に女性だと思っているなら、男性が女子専用施設に入りやすくなる法律を歓迎するはずがない。こんな詭弁を平気で言えることこそ、この著者が男性であることの証拠である。私はこのエッセーを全文読んでいて吐き気を催している。


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フェミニスト作家、トランス戦争停戦提案を拒否。人間性に妥協はない

今日はカラ・ダンスキーという作家のエッセーを紹介したい。今年の4月にアンドリューサリバンがA Truce Proposal In The Trans Wars(トランス戦争、和平提案)というエッセーを書いたことへの返答である。アンドリュー・サリバンと言えばゲイ作家で同性婚の頃によく聞いた名前だ。ダンスキーのエッセーを読む前に先ずサリバンの提案とやらを読んでみたが、それ自体には問題があるようには思えない。

  • 子供と大人の扱いは区別する:18歳以上の大人が何をしようと本人の自由。性移行に関するすべての医療を開放すること。
  • トランス女性と女性の両方の権利を守る:ほとんどの場合トランスと女性の権利は衝突しないが、シェルターなど女性のみの施設は守られるべき。刑務所ではトランス女性は他の危険な犯罪者とは分けられるべきだが、女性とトランス女性は一緒にすべきではない。
  • 未成年の治療は限定し安全を保つべき:未成年への治療を全面的に禁止するのはプライバシーの侵害であり、政府にそのような権限を与えるべきではない。だが第二次性徴を止めるブロッカーなどの処方は安易に行われるべきではなく、充分な精神カウンセリングをした後に限定的にされるべき。
  • 同性愛者や性別不適合の子供たちを守る:世の中のステレオタイプの性別に嵌らない子供たちは成長するまでほうっておいてあげるべき。特にどちらかのワクに嵌める必要はない。人口のたった1%にも満たないトランスジェンダーの子供を守るためといって、自分が男になるか女になるかなどという議論を学校でするのは子供たちを混乱させるだけである。そのような議論は学校でされるべきではない。

サリバンの提案はまともなものだと思うが、サリバンはこのような提案はトランスジェンダー活動家にもフォックスニュース右翼にも受け入れられないだろうと言う。しかし彼に言わせればこの妥協案こそトランスジェンダーの威厳を保ったまま、女性の権利と安全を守る最良の手段だと語る。

さてそれではダンスキーの反論を読んでみよう。

まずのっけからダンスキーは妥協案という概念そのものに疑問を投げかける。

なんだって我々女性が我々の人間性において妥協しなければならないのだ?

ダンスキーは自分は左派寄りだが、これまでに色々な政策の面で右派との妥協には応じて来たという。しかしこと女性や少女たちの権利やプライバシーや安全と人間性そのものにおける性自認がもたらす「妥協」とは単なる政治見解の違いにおける妥協とは全く異なるものだと語る。

先ずサリバンは冒頭から女性には女性という枠のなかにトランスジェンダー女性という集合が含まれるという前提で話を進めている。これを認めてしまったら女性というカテゴリーそのものが消えてしまうのだ。もうこの時点で妥協などありえないとダンスキーは言う。

問題なのは、サリバンがこの討論が権利が相反する二つのカテゴリーの人々との間で起きているとしていることだ。ダンスキーに言わせればトランスなどというカテゴリーは存在しない。これはごく少数の大金持ちの男たちが広めた神話だと主張する。

妥協というの意見の違う二つのグループが争いを止めるために何らかの条件に同意して成り立つものだが、トランス問題ではきちんと同意できる争いそのものが存在していない。争いがあるとしたら、それは一部の男性は女性なのかということだけで、それはまともな論争ではないからだ。もちろんこれらの男性が本当に女性であるのなら、女性の空間に入ってくることはゆるされるべきだ。しかし彼らは女性ではない。そして彼らはそれを知っているのだ。

サリバンは生物学的に男と女が違うということを無視している。なぜ我々は事実に反する妥協をしなければならないのか?

妥協策を探すことに興味のある人々は自分に質問すべきである。いったいどれだけの人間性を犠牲にするつもりなのかと。もしその質問の答えがゼロ以上であるなら、我々はすでに人間性と事実そのものを捨て去る決意をしたのだと認めなければならない。すまないねアンドリュー。でも私は今日妥協する気はない。

さて、読者諸氏はどう思われるかな?


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ニューヨーク市のワクチンパスポート強制でレストラン入店を断られた黒人女性三人がアジア人店員に暴行、BLMが店の前で嫌がらせデモ

先日ワクチンパスポート提示を強制し始めたニューヨーク市のイタリアンレストランで、枠パスを持っていなかった黒人客が入店を断られ、怒った黒人女性三人がよってたかって店員に殴りかかるという事件が起きた。店員は打撲がひどく入院する結果に。三人の女性たちは障害罪で逮捕されたが、ブラックライブスマターの連中が店はワクパスを口実に黒人差別をしたとして店の前で大声を張り上げる嫌がらせデモを行った。

三人の女性たちと話をしたというBLMのメンバーは、店員が三人に向かってニガーと呼んで侮辱し三人に襲いかかったので三人は自衛のために殴り返したと主張。レストランは警備カメラのテープを公開しろと大騒ぎをした。しかし実際に店側が公開したビデオを観てみると、三人の言い分とは全く違う様子が映っている。

こちらのサイトでビデオが観られる

ニュースによると、この三人は大きなグループの中の三人で、この三人はワクパスを持っていたため中に通された。後から来た男性数人がワクパスを持っていなかったため入店を断られた。ビデオを観れ貰えばわかるが、ワクパスを持っていた客を店員が店内に案内し、案内の終わった受付の女性は彼女たちの横を通って何も言わずに店の外に出た。だが、なぜか店内にいた三人がこの女性を追いかけて外に出、女性に突然襲い掛かる様子が映っている。つまりBLMの男が言っていたのとは全く反対で、受付嬢はこの三人に殴りかかるどころか言葉さえ交わしていないのだ。

実は、今月からニューヨーク市でワクパス強制を行うことになったという発表があった時から、このような事件が起きることは十分に予測できた。何故かと言えば、メディアの報道とは裏腹に、武漢ウイルスのワクチン接種を拒否しているのは共和党の田舎者白人たちではなく、接種率が一番低いのは黒人層だからである。共和党支持者たちはワクチン接種を連邦政府が国民に強制することには反対しているが、彼らがワクチン接種を拒否しているわけではないのだ。今アメリカではだいたい60%くらいが接種済みだが、黒人層ではなんと、たった28%しか接種していない。アメリカでは18歳以上の大人は予約もなしで薬局で無料でワクチンを接種できるので、未接種ということは自ら選んで受けていないということになる。

選挙の際に身分証明書を提示するのは黒人差別につながると大騒ぎしていた民主党は、なぜかレストランでのワクパス強制には全く抵抗がない。だが黒人のワクチン接種率を考えれば、大半の黒人がレストラン等でサービスを断られることになる。これは黒人差別と言われてもしょうがいないのではないか?

もちろんBLMのデモはお門違いである。レストラン側は市の規則に従っていただけであり、特に黒人客を選んで差別したわけではない。もしBLMが本気で差別されたと考えているなら、レストランではなくそんな差別的規則を作ったニューヨークのディブラジオ市長に文句を言うべきだ。

ところでここに面白いことがある。以前にワシントン州で反ワクチン強制のデモにアンティファがなだれ込み、アンティファによって抗議者の一人が撃たれるという事件が起きた。確かその話はしたと思うが、アンティファは何故かバイデン政権のワクチン強制を強く支持している。

去年起きた数々の暴動ではアンティファとBLMは強力しあっていたが、この件に関しては意見が真っ二つに割れている。個人的にはBLMとアンティファが内輪もめして共倒れしてくれることを望んでいる。

ともかく、バイデン政権はワクチン未接種の市民を悪者扱いしているので、それが原因で黒人層によるバイデン政権離れが起きる可能性は高くなってきた。


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白人女性失踪で騒ぐメディアだが黒人女性失踪には無関心?MSNBCの女性司会者の詭弁

ここ数日アメリカではギャビー・ぺティート(22歳)という若い女性の失踪事件でメディアは大騒ぎをしている。若い女性が失踪するなんてよくあることで、何故この事件がそんなに騒がれるのか不思議と言えば不思議。

これがどういう事件なのかをちょっと説明すると、今年の7月にギャビーとその婚約者のブライアン・ランドリー(23歳)がキャンプ用に改造したミニバンで自然公園巡りの旅に出た。二人はその様子を自分たちのインスタグラムやユーチューブにアップしていた。彼らはSNSで数十万人のフォロワーが居たそうで、自然公園巡り界隈ではちょっとした人気ものだったらしい。

ところが8月の中旬に、二人が大ゲンカしているのを見かけた人が警察を呼んだ。その時の様子を撮影した警官のボディキャムビデオがSNSに流れてるが、どうやら運転中のブライアンにギャビーが殴りかかり、ハンドルを取ろうとした模様。実際ブライアンの顔にはギャビーによるひっかき傷があった。ギャビーの半狂乱の様子がビデオに映っている。

この時何故この警官がギャビーを保護しなかったのかは不明だが、警官は二人を一応別々にしようとして、ブライアンはホテルに、ギャビーはミニバンに残った。

数日後それまでしょっちゅうギャビーと連絡を取り合っていたギャビーの母親が、ギャビーと全く連絡が取れなくなった。さらに数日後ブライアンは一人で自分の実家に帰宅した。ギャビーの行方についてギャビーの両親の再三にわたる質問にブライアンは全く答えず、ギャビーの両親は失踪届を出す。ブライアンはその後行方をくらます。そしてつい2~3日前、二人のファンだった別のユーチューバーが白いミニバンを発見。残念なことにそのすぐそばでギャビーの遺体も発見された。ブライアンは未だに消息不明。

私はテレビを全然観ない人間だが、それでもネットのニュースでこの話は上がってきていたので、全く興味のない私ですら知っているほどだからメディアがどれほど騒いだかはお察しいただけると思う。さてここからが本題。

MSNBCにジョイ・リードという黒人女性司会者がいる。リードがこの件に関して、メディアが騒いでいるのはギャビーが白人女性だからで、これが黒人女性だったら完全に無視されると言い出した。リードはこれを「白人女性失踪症候群」と呼ぶ。

「この事件が注目を浴びていますが、どうしてメディアはピープルオブカラー女性が失踪した時に同じように報道しないのでしょうか?

実はその答えには名前があります。『白人女性失踪症候群』といってあの偉大な故グウェン・アイフィルが名付けたもので、レイシー・ピーターソンやナタリー・ホロウェイといった白人女性が失踪した時のメディアや人々の感心は強いのに、ピープルオブカラーの事件は無視される現象を説明したものです。」

たしかに白人女性の失踪事件は黒人女性の失踪事件よりも大々的に報道される。だがそれはリードが考えるような理由ではない。

先ずリードが出した三件で共通しているのは、失踪した人たちが若く美しい女性達だったということ。これが平凡な中年女性がハイキング中に行方不明になったなんて事件なら、たとえそれが白人女性でも地方局以外では取り上げないだろう。ましてやこれが男性なら白人でも完全無視されること間違いなしである。

リードはメディアが人種差別者の集まりで、黒人の命などなんとも思っていないから黒人被害者の報道は少ないのだといいたいのだろうが、もしそれが本当なら去年一年中、黒人犯罪者が警官に射たれる度に大騒ぎをしたメディアをどう説明するのだ?同時期にもっと多くの白人容疑者が警官に殺されているのに、そんな話は一度も聞かなかったのに。

実はメディアが完全無視する黒人被害者像というのはある。それは加害者が黒人の場合である。例えば聖人のような扱いになったジョージ・フロイドや名前は忘れたが警官に撃たれて半身不随になった黒人男性など、彼らの名前は大々的に報道されたが、彼らに暴力を振るわれた女性達のことはメディアは完全に無視である。去年警官に射殺されたすべての黒人男性たちは凶悪な犯罪者で、警官に殺されるまで多々の犯罪を犯して来たが、頻繁な家庭内暴力はつきものである。にもかかわらず、彼らによって被害を受けた女性達の存在は全く報道されない。

それをいうならシカゴやデトロイトで毎日のように起きる殺人事件の被害者たちのほとんどが黒人だが、これらの事件はまるで報道されない。もしリードが本気でメディアが黒人の犠牲者についてもっと取り上げるべきだと思っているなら、リード自身が自分の番組で毎日のようにどれだけの黒人が犯罪の犠牲になっているか報道したらいいではないか?リードは仮にもジャーナリストのはしくれだろう、だったら自分で失踪した黒人女性の事件をどんどん取り上げればいいではないか。自分のインスタには2百万人のフォロワーが居るとこの間も自慢していたくらいなのだから。

だがリードをはじめリベラルメディアはこうした黒人被害者のことは無視するのだ。なぜなら被害者の話をするためには加害者の人種も暴露しなければならないからで、そうすると黒人による黒人への犯罪の実態が人々に知れ渡ってしまう。これは黒人のイメージに良くない。だからメディアは黒人被害者を無視するのだ。

メディアは真実になど興味はない。常に人々の感心の方向を自分らの都合のいいように操っている。もしリードがそれが気に入らないというなら、自分でその方向を変えていけばいいではないか?白人女性失踪症候群なんて馬鹿げた現象の裏に隠れてないで。


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武漢ウイルス自然抗体はワクチンの27倍も効果がある!

本日ツイッターで上がってきたジョンホプキンス大学の教授であるマーティ・マカリー医師のエッセー。ワシントンポストの記事は課金制なので読めないのだが、彼自身が色々ツイートしているのでそこから引用する。

「自然抗体は信頼性がない」という説は間違っている。その考えは捨てるべきだ。最新の調査によれば有症状のCovidに対し(自然抗体)はワクチンの27倍も効果があるという結果がでた。このデータは微小なものではない。科学を選り好みするのは不誠実である。

自然抗体は信頼性がないという説は非常な損害をもたらした。

マカリー医師は、去年の12月から4月にかけて、自然抗体を持つワクチンを必要としていない人々にワクチンを打ったため、本当に必要としている人々にワクチンが生き渡らずに多くの人が不必要に亡くなったと指摘。また、多くの若い男性が二回目のワクチンでひどい副作用を体験したが、自然抗体を持っている人に二回目のワクチンをうたないことで防ぐことができたという。

同医師によれば、過去に蔓延した二つのコロナウイルス、SARSとMERSの場合でもすでに感染して完治した人たちの抗体は長期にわたって効果があっただけでなく、重症化する再感染はほぼ見られなかったという。自然抗体を無視することは看護師や学生や兵士らの人生を破壊することに繋がるとマカリー医師は主張する。

マカリー医師はもういい加減に自然抗体の重要性を認めるべきだと言う。

武漢ウイルスがアメリカで蔓延し始めた当初から、主流メディアもビッグテックもロックダウン以外の武漢ウイルス対策をずっと無視してきた。なぜか治療薬として効果がありそうだというイベルマクチンやハイドロクロロキンの効果を述べる記事やユーチューブビデオなどは即座に削除し投稿者のアカウントを凍結するなどの妨害をした。トランプ大統領が感染してハイドロクロロキンを含む多種の薬品による治療で、たったの4日で回復した後ですら、多くの州でハイドロクロロキンの処方は禁止されたままだった。人々は治療対策について語ることさえ許されなかった。

トランプ大統領のワープスピード作戦でワクチンが至上始まって以来の最短期間で開発されるまで、バイデンはじめ民主党議員らや主流メディアもビッグテックも、そんなに早くワクチンが開発できるはずはないとけあざ笑い、開発後もそんな早く開発されたものは信頼できないと言い続けて来た。ところがバイデン政権になった途端、あれだけ効果がない危険だと言っていたワクチンを、あたかも魔法の薬であるかのように言い出し国民への強制を始めた。これではワクチンを信用しない国民が多くてもしょうがない。

はっきり言って左翼連中にはこの病気の蔓延を止める気持ちがあるとは思えない。いや、それどころか彼らはこの病気を言い訳にしていつまでも緊急事態ということにしてアメリカ国民の自由を奪おうとしてるとしか考えられない。そうでなければ効果があるかもしれない治療方法をことごとく隠蔽してきたことの理由が説明できない。

バイデン政権はじめ多々の民主党知事たちにとって武漢ウイルスは神からの贈り物だ。なにしろこの病気のおかげで今まで実現が難しかった社会主義の独裁政策を次々に実現することが出来るのだから。彼らの独裁に抵抗するためには、いい加減に我々一般市民がワクチン強制やマスク強制に抵抗し、「もうたくさんだ!」とマスクを脱ぎ捨てることから始めるしかないだろう。


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支配階級意識が丸見えなバイデン政権と民主党

先日アメリカの下院議員でAOCの愛称で知られるアレキサンドラ・オカ―ジオ・コーテズ(31歳)が1席350万円のパーティーに出席し、そこで「金持ちに課税せよ!」と赤文字で書かれた一着何十万円というドレスを着ていたことが話題になっている。ニューヨーク14区代表のAOCは候補者の頃から労働者階級出身で庶民の声を反映させると唱えて28歳の若さで下院議員に当選した。彼女の出身地はニューヨークの下層階級地区と言われていたが、実は彼女の両親は割合裕福な中流階級で、育ちはニューヨーク郊外のまあまあな住宅街であることが後に暴露された。確かに彼女はバーテンダーをしていた時期もあったが、20代の女性がカクテルバーに数年勤めたくらいで労働階級出身とは言い難い。

ところでAOCが出席したこのメトロポリタンゲラの目的はメトロポリタン美術館への募金。上流階級の人々が美術を楽しむための募金であり、庶民とはおよそ縁のないものである。出席者も芸能人やらビジネス界のそうそうたるメンバーで、超お金持ちばかりが集まるこのパーティーでAOCの「金持ちに課税せよ!」というメッセージは空しい。しかし、AOCのバカげたドレスもさることながら、この上流階級パーティの選民意識は他でも現れていた。それはマスクである。

アメリカのセレブリティや大企業はバイデン政権が推進するマスク着用やワクチン強制を積極的に応援している。ところが、豪華な衣装に身を固めた芸能人たちの写真が発表されるにつけ、出席者の誰もがマスクを着けていないことが指摘された。マスクをつけているのは給仕の人や警備員だけなのだ!

つまりマスクの規則は下々の使用人のみに当てはまり、上流階級の支配層には当てはまらないというわけだ。

先日行われた911の追悼式典でも、団体写真を撮る直前までバイデン他政治家たちの誰もマスクをしていなかったのに、いざカメラが回り始めたら皆マスクを着用。他にも、ロックダウンを強制したカリフォルニア知事などが自分らは屋内レストランでマスクなしのどんちゃん騒ぎをやったりしたことが指摘されている。

ワクチン強制にしてもそうだ。

バイデン政権は連邦政府職員にはワクチン接種を強制しておきながら、一部の労働組合員には接種を免除したりしている。特に教員労働組合員は特別扱いだ。もしワクチンが効果があるなら、なぜ労働組合に入っているとワクチンの必要がなくなるのか説明してほしい。

警察予算を削るという話にしてもそうだ。民主党の議員達は庶民を守る警察の予算を削り、庶民を無防備にしている。にもかかわらず自分らは警察の予算を使って自分らの護衛に使っているのだ。庶民はどんな危険な目に遭っても構わない。自分らだけが安全ならそれでいいというあからさまな選民意識がここにもある。

結局のところ、バイデン政権や民主党にとって法律はすべての国民に平等に施行されるのではなく、エリートクラスの支配階級と庶民との間で完全なダブルスタンダードが存在するのだ。そして選ばれた自分らが下々のものと同じ法律で裁かれるなどということはあり得ないと信じて疑わないのだ。

我々アメリカ人は、こんな奴らに政治を任せていていいのか?国民をコントロールすることを優先させて、国民の安全や生活などまるで興味のエリート気取りの政治家たちにアメリカを乗っ取られてもいいのか?

次回の選挙では、ともかく下院と上院を共和党が奪い返す必要がある。これ以上アメリカを支配階級と被支配階級とに分けさせないように。


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