本当の女性虐待よりネット上の言葉の暴力を規制すべきと言う現代フェミニストの偽善

ブレイトバートニュースでMilo Yiannopoulosが、国連フェミニスト団体がネット上での女性に対する暴力を規制すべきという訴えをしている記事を報告している。
この「女性や少女に対するネット上の暴力」云々というキャンペーンは、彼女達の求める言論規制にに従わないサーチエンジンは政府によってアクセスを禁じるべきという訴え。で、どのような女性にたいする暴力的な言論や画像や動画が規制されるべきだというのかといえば、

UNはどのような内容を規制すべきだというのだろうか?ISISの勧誘ビデオ、たとえば女性を強姦と奴隷の生活におびき出すような?シリアからの処刑ライブストリーム?復讐ポルノやスナッフビデオ?ウェッブは危険でトラウマを起す内容には事欠かない。不均衡に女性に悪影響を及ぼす内容が満載されている。

とミロは書く。全くその通りだが、フェミニストがそんなことに興味があるはずがない。国連フェミニストたちが規制したいのはフェミニストの発言に対する批評である。国連で発言したフェミニストのアニータ・サーキーシアンによると、ネット上の「ハラスメント」は違法とか合法に関わらず、毎日のように「嘘つき」「お前は駄目な奴だ」といった暴力的で嫌悪に満ちた発言やそうした発言を含むビデオに問題があるという。
ユーチューブでフェミニスト関連のビデオを見ていると、確かに馬鹿げたフェミニストの考えを批判するビデオがいくらでもある。しかしどのビデオでもフェミニストたちを暴力で脅迫するような内容は見当たらない。実際フェミニストたちの主張は馬鹿げたものが多いから、暴力的な脅迫などしなくても、いくらでもいわゆる「つっこみ」を入れる隙がある。彼女達の言ってることをそのまま繰り返すだけで、いかに彼女達が馬鹿げているかが顕著になるので批評すら必要ない気もする。
ま、とにかく、であるのでフェミニストたちはそういう真実の暴力や脅迫の犠牲にはなっていないので、彼女達はハラスメントとか脅迫の定義を変えようとしているのだ。つまり、アニータ・サーキーシアンによれば「お前は駄目な奴だ」という単なる批判が「ハラスメント」ということになり規制の対象になるというのである。
ゾーイ・クィンというフェミニストはパトレオンというサイトで月々3000ドルも集めて、世界中を飛び回っていかに自分が「ハラスメント」の犠牲になっているかという講演を行なっている。だが、実際に彼女が誰によってどのような犠牲になっているかその実態はつかめていない。
つまるところ、フェミニストたちは実際に世界で起きている恐るべき女性虐待には全く目を向けず、自分たちのフェミニストアジェンダへの批判の声を押しつぶそうとしているのである。ひ弱な女性たちが自分らの弱さを認められずに「いじめないで~」と悲鳴を上げているだけなのだ。
彼女達は口だけは威勢がいいが、実際に女性虐待の悪と戦う勇気などまるで持ち合わせていない。本当の悪には立ち向かう勇気がないから存在しない架空の悪と戦おうとする。そしてその戦い方は反対意見との議論ではなく、反対意見弾圧である。自分らの勝手な妄想をただただ独り言のようにつぶやき、いやが鳴るたて、聞きたくない我々に無理やり押し付ける。自分だけで正義ぶってる偽善者なのである。


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なぜ共和党下院ジョン・ベイナー議長は辞任を余儀なくされたのか

胎児の臓器を販売していたことが暴露されたプランドペアレントフッド(PP)への予算振り当てを巡ってあくまでも波風立てたくない体制派の幹部と保守派のメンバー達との間で亀裂が生じている共和党議会だが、遂に下からの圧力に耐えかねて下院のジョン・ベイナー議長は辞任を余儀なくされた。これによって事なかれ主義でオバマに媚びているミッチ・マカーノ上院与党代表も苦しい立場に置かれたことになる。

ワシントン(CNN) 米連邦議会下院のジョン・ベイナー議長(共和党)は25日の記者会見で、今年10月末に議長を退任し、下院議員も辞職すると表明した。引退については24日夜から考慮し、25日朝に決断したとしている。

下院議長は現職大統領に職務遂行が不可能な不測の事態が起きた場合、大統領権限の継承順位で副大統領に次ぐ重職となっている。
11月に65歳となるベイナー議長は政府予算案の編成などをめぐって共和党の保守派との対立が目立ち、政権寄りなどとの批判を浴びてきた。政府機関の閉鎖の危機が生じかねない予算案の債務上限額の引き上げなどに関する党内調整が来週、新たな山場を迎える中での議長退任の表明となった。
来年11月に大統領選を控え、共和党はベイナー氏の退任表明を受けて政権奪取をにらんだ挙党態勢の立て直しを早急に迫られる結果となった。

議会提案の予算案が大統領によって承認されないと政府機関閉鎖という状態が起きる。どんな事情で閉鎖が起きても主流メディアは共和党を責めるので、共和党幹部はまた閉鎖が起きて共和党が責められては困るという弱腰でオバマ大統領が必ず否決するといきまいている予算案を提出することができないでいるのだ。しかし大統領の否決が怖くて予算案提出が出来ないというのなら、共和党は大統領の言いなりではないか?いったい何のための議会なんだと聞きたいね全く。これなら民主党議会のほうがよっぽども背筋が通っていた。
フォックスニュースの世論調査によると62%の共和党支持有権者が共和党幹部に不満を抱いているという結果が出ている。この中に我輩カカシも当てはまる。オバマの暴走を止めて正しい方角へ政権を戻して欲しいと思って共和党に投票したのに、多数派議席を握った共和党はオバマをとめるどころかオバマに迎合してオバマ王の言いなり。オバマケアも移民法改正もオバマのやりたい放題である。
ベイナー議長が辞めただけでは共和党保守派議員の不満は納まらないだろう。そもそもベイナーが辞任に追い込まれたのも、上院リーダーのミッチ・マカーノ議員の指導力が足りなかったからだという声もある。マカーノの優柔不断な態度が保守派の共和党内部での不満を高めている。それがベイナーへの圧力となったという見方が強い。ということはベイナーの次はマカーノにもやめてもらおうという動きが出てくるだろう。
1995年に共和党下院議長のニュート・ギングリッチが率いる議会の予算案を巡って政府機関閉鎖という状況が起きたとき、否決権を使ったクリントン大統領ではなく予算案提出をした共和党議会が一方的に責められ国民の顰蹙を買ったことがある。そういう歴史があるので、今でも共和党幹部は政府間閉鎖は共和党にとって非常に恐ろしい危機だという恐怖感をぬぐえないのだ。
しかし、政府機関閉鎖はそれほど共和党に悪影響を及ぼしていない。保守派政治評論家のベン・シャピーロによると、オバマケアを巡って起きた2013年の閉鎖のときも当時の世論調査では53%の国民が共和党に責任があると答え、オバマが悪いと答えたのはたった29%だったにも関わらず、閉鎖中にオバマの支持率は45%から40%に下がり、2014年の中間選挙では共和党が圧勝し多数議席を握るに至った。
であるから共和党は閉鎖を恐れてPP補助差し止め案を諦めるべきではないのだ。オバマ王がPPを補助するというのであれば、オバマ王にPPを弁護させればいい。その際共和党はいかにPPが悪の団体であるかを徹底的に国民にアピールすればいいのである。前回も述べたように63%だかの国民がPP補助差し止めに反対しているというが、それはほとんどの国民がPPの実態を知らないからなのだ。
主流メディアも民主党もフェミニストたちもPPは低所得の女性たちの健康管理の援助をする団体だと言い張っている。産児制限や女性特有の癌検査などを主体にし、未婚の母となった若い女性へのカウンセリングや、母体に危険を及ぼす妊娠中絶手術も行なう女性のための施設という肩書きが信じられているが、実態は全く別。PPでは乳がんなどの癌検査は行なっていない。妊婦へのカウンセリングも人工中絶以外にはしない。PPは単なる中絶施設であり、PPへ相談に行った女性が中絶以外の処置を得ることは皆無なのである。しかもPPは多くの州で違法となっている末期妊娠中絶も行い、中絶中に生きて生まれた胎児を見殺しにしてその新生児の臓器を販売していたことが最近暴露されたのだ。
もし国民がこの事実をしっかり把握していたら、63%もの有権者が血税を使ってこのような団体を支持するとは思えない。であるから共和党はオバマ王やヒラリー・クリントンや民主党議員たちに何故PPを支持するのかと挑戦すべきなのだ。それが原因で政府機関閉鎖になったら、オバマ王にその正当性を説明させるべきである。何故国民の税金を使ってこのような悪営利企業を援助する必要があるのか、はっきり弁護してもらおうではないか。
ベン・シャピーロも指摘しているが、体制派保守派は主流メディアの偏見や民主党の不公平さに不満を述べながらも、何故か彼らの見方を完全に受け入れる傾向にある。政府機関閉鎖はどんな場合でも必ず共和党に不利になるという見方もまさにその一例である。
政府機関閉鎖といっても実際には国民の生活にはそれほど支障を来たさない。国家にとって重要とされる機関は例外なので、防衛省はそのままだし郵便も厚生年金支払いも止まらない。連邦政府経営施設である自然公園は閉鎖されるとはいえ、わざわざ立ち入り禁止にしない限り一般人の使用は可能だ。(前回はオバマがこれみよがしに自然公園やモニュメントの前に柵を張って、すべて共和党が悪いという印象を与えようとしたが、その下心がみえみえで、かえって国民から非常な顰蹙を買った。)
共和党から大統領に立候補しているテキサス代表テッド・クルーズ上院議員はPP補助差し止め案運動を筆頭するものと思われている。8月にクルーズ議員は出来る限りの手段を使ってPPへの補助を差し止めるべきだと語っている。しかしその動きをさえぎっているのが誰あろう上院議会代表ミッチ・マカーノ議員。国内でも国外でも非常な危機状態を迎えている現状で、PPだけのために国家予算が通らずに政府が閉鎖されるというようなことがあってはならないというのが表向きの理由だ。しかしだとしたら、誰もが賛成できる予算案をすべて提出した上で、PPのためだけに国家予算の通過を妨害しているのはオバマ大統領なのだと国民に訴えればいいではないか?
何故、PPのような悪の団体を守るために国家予算を人質にするのだ、とオバマ大統領のその正当性を説明させればいいのだ。政府機関閉鎖が共和党だけの責任だとされることを恐れるのではなく、その責任を押し付けられないように共和党は責任をオバマに押し付ければいいのだ。実際にそうなのだから。
共和党はさっさとマカーノ議員を排斥して上院下院ともに、オバマ王に立ち向かえる勇気あるリーダーを選出してもらいたい。


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中絶した胎児の臓器販売がばれたプランドペアレントフッド、政府からの補助金は停止されるべきとフィオリナ候補

共和党から大統領に立候補しているカーリー・フィオリナ女史は、前回のフォックスニュース主催の討論会で中絶した胎児の臓器を販売していたことがばれたプランド・ペアレントフッドへの政府からの補助金は差し止めるべきだと主張した。これに対してプランド、、の方はフィオリナが表現した隠しビデオの内容は事実ではないと反撃している。
プランドペアレントフッドというのは妊娠人工中絶施設で一応非営利団体として政府から多額の補助金をもらって経営されているが、最近になって中絶した胎児の臓器を病院や医療研究所に販売していたということが、保守派の団体が臓器の顧客を装って隠し撮りしたビデオによって暴露された。これについて詳しく日本語で書いているサイトがあるのでご参照のこと。

2014年7月、PPが堕胎する女性に赤ちゃんの臓器や細胞の販売を持ち掛けているのではないかとの噂に動き出したのは、医療専門家とジャーナリストで構成され、医学の倫理と進歩について監視活動を続けている「The Center for Medical Progress」という団体であった。2名がバイオ医薬品企業の社員のふりをし、ロサンゼルスのレストランでPPのシニアディレクターであるデボラ・ニューカトラさんとビジネスランチ。それを隠しカメラが撮影し続けたのであった。

グラスのワインをかたむけながら説明するデボラさん。「堕胎した赤ちゃんから摘出された臓器や細胞を欲しがっている人が世の中には大勢おり、時には下肢や筋肉まで求められている。中絶を行うウチの施設では、潰さないよう気を付けながらそれらを摘出している。特に心臓、肺、肝臓に関しては評判がよい」などと語っている。

アメリカの連邦政府は人工中絶を合法として認めているが、多くのアメリカ人が宗教的な理由から中絶には反対している。単に中絶を合法とするだけならまだしもだが、PPのような中絶施設を税金で補助するというのは中絶反対の有権者にとっては非常な憤りを感じる。しかも、そのPPは非営利団体と名乗りながら、堕胎した胎児の臓器を販売して大儲けしていたというのだから許せない、と思うのは当然。フィオリナはそういう保守派の人々にPP政府補助金の差し止めを訴えているのである。
共和党議会もPPへの補助差し止めの法案をすでに提出しているが、上院のミッチ・マカーノ議員は腰抜けなので、上院でこの案が通ることは先ずないだろう。よしんば通ったとしても、オバマ大統領は大統領否決権を使って否決すると宣言している。
8月に行なわれた世論調査では63%の有権者がPPへの補助金差し止めに反対と答えているが、主流メディアが臓器販売の隠しビデオについてほとんど報道していないので、どれだけの有権者が臓器販売スキャンダルを知っているのかかなり怪しい。共和党議会がオバマや民主党に屈せずに法案を推し進めれば、メディアもスキャンダルについて語らざる終えなくなる。そうなれば国民のPPへの支持も減るのではないだろうか。
共和党の体制派ははなからこの法案を通す戦いには尻込みしている。だが、保守派共和党員の間からは、これは戦う価値のある法案だという声が高まっている。それでもマカーノ議員が提案を進めるのを拒否すれば、共和党上院リーダーの座を失う可能性がある。私はいい加減マカーノにはやめてもらいたいと思っているので、これはいい機会かもしれない。


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共和党大統領候補討論会でカーリー・フィオリナ女史の人気急上昇

共和党でトランプと並んでビジネス界から大統領に立候補しているカーリー・フィオリナ女史は、この間の共和党候補者討論会での活躍で人気が急上昇中である。女性蔑視のトランプは何かとフィオリナ女史を侮辱しているが、フィオリナ側は挑発に乗らずにマイペースを守っているのが好感を呼んでいるようだ。
立候補当初、政治体験のまるでないフィオリナは主流メディアからは完全無視されていた。フィオリナの考えには同調できる保守派ですら、フィリナが有力候補になる可能性は疑っていた。しかし討論会後フィオリナの人気は15%も上昇。今やトランプについで支持率ナンバー2となっている。それに比べてトランプはかろうじて一位の座を保っているとはいいながら、その支持率は24%も下降。そろそろ不人気の兆しが見えはじめたようだ。
22日にサウスカロライナで行なわれたイベントでも、フィオリナはトランプの名をほんの数回しか口にしなかった。「ドナルド・トランプは心配になってきてるようですね。」トランプについての質問でフィオリナは答えた。「私は彼の神経を逆撫でしてるのかもしれません。」
ところでトランプについては目障りなことがもうひとつ起きている。クラブフォーグロウス(Club for Growth )という保守派団体が、過去のトランプの姿勢を強調して反トランプの政治コマーシャルを発表したのである。
このCMではトランプが国民健康保険や税金や他の政策について民主党寄りであることを指摘。しかもトランプ自身が昔、自分はどちらかというと民主党に同調すると語った映像も写し、トランプは共和党候補にふさわしくないことを強調している。ひとつのCMではトランプがクリントン夫婦と一緒に写っている写真を出し、トランプは外部者どころか実はどこにでもいる内部政治家に過ぎないと締めくくっている。
「実は(トランプ)は最低の政治家です。」クラブフォー、、のスポークスマンのDoug Sachtleben氏は言う。「彼は当選するためには何でも約束しますが、選ばれたら最後その全く反対のことをやるのです。」クラブフォー、、はこの広告キャンペーンはまだまだ序の口で、他の保守派団体とも協力して今後も反トランプ運動を拡大していくつもりだと語っている。
昨日トランプはこの団体に対して名誉毀損で訴訟を起すと声明文を送った。しかし大統領に立候補している立場のトランプはいわゆる公共人。候補者としての資格を批判されるのは当たり前なので、この団体が虚実の発言をしてトランプに害を与えているのでない限り、訴訟など起しても意味がない。第一、この程度の批判も受け止められずに金の力で(訴訟には金がかかるので)反対意見を弾圧させようという行為はトランプをかえって不利な立場に追い込む可能性がある。
私個人はフィオリナ贔屓だが、トランプもフィオリナも共和党候補にはならないと思う。ただ、フィオリナの場合は副大統領や国務長官になる可能性はかなり強い。トランプは周りと協力するということをしないので、候補にならなければ政権に残るということは先ず考えられない。


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