LGBTQ+のQ+に小児性愛は含まれるのか含まれないのか?

本日ツイッターで冨田格(いたる)@itaru1964さんが自認女性の男性弁護士である弁護士仲岡しゅん(うるわ総合法律事務所)@URUWA_L_Oの非常に不誠実なツイートを紹介していた。

一部で論争を呼んでいるようなので表明しておきますが、ぺドフィリアをLGBTと関連させて話をするのは、断じてやめていただきたい。 ぺドフィリア、特に典型的には成人男性から女児に対する性的欲求など、極めて男性的で異性愛的な性的嗜好であり、違う次元のものをLGBTと混同させてはいけない。

この人は以前にも男性器のついたまま女子トイレやお風呂に入りたいなんて言ってるトランスジョセーは居ないと嘯いていた。この人は状況によってコロコロ言い分を変える非常に不誠実な人だ。

これに対して冨田格(いたる)@itaru1964さんはこうコメントしている。

そこに何が含まれているのか明確にしないまま、LGBTに「Q+」を勝手に加えてきたのは活動家側なのに、小児性愛の問題に注目が集まった途端に「Q+」をなかったことかのように語るのは、いくら何でも都合が良すぎると思うな。 こういうやり方をする人を信頼するのは無理。LGBTQ+思想活動家は、「Q+」に何が含まれているのか、その定義を明らかにせよ。 できるものならば。

冨田さんはオープンにゲイの男性で、ずっとLGBT運動に批判的な立場である。特にTRAによる子供の洗脳に関して声を上げてくれている。

LGBTQ+活動家には戦闘部隊と広報部隊の二つがある。戦闘部隊は過激な変態性を隠さずに理不尽な要求をし反対派を暴力で弾圧する部隊。もうひとつは仲岡のような一見まともなことを言っているかのように見える広報部隊だ。広報部隊はあたかも戦闘部隊が存在していないかのようにふるまう。戦闘部隊は小児性愛も含めてツイッターやTikTokなどで一般社会ではとても受け入れられないようなハチャメチャな要求をしている。しかしほとんどの人はそんなことを知らない。それで広報部は「そんな極端な主張をしている人はいない。トランスヘイターの被害妄想だ」と言い続けられるのだ。

2~3年前にLibsofTikTokがツイッターでLGBTQ+戦闘員たちをどんどん暴露したことをLGBTQ+活動家たちが激怒したのも活動家の隠れた本音が世間に知られてしまったからである。普段は正当部隊の存在を否定しているくせに、実は戦闘も広報も仲間であるから、もし一般人が少しでもLGBTQ+に抵抗してデモでもしようものなら、戦闘部隊が武装してやってきて暴力行為に及ぶのである。それでいてこうしたデモで起きる暴力について「過激派右翼保守のデモで暴力沙汰」とあたかも暴力を振るったのはLGBTQ+に反対するジェンダークリティカルの方であるかのように言い、左翼メディアもそのまま報道するのだ。

しかしもうそんな小細工は通用しない。活動家たちが本音を言ってるのをあまりにも多くの人が聴いてしまったから。

実は8月当初にツイッターで私に絡んで来た「さつき」という人がいたが、この人は私にしつこく小児性愛を持つこと自体は変態ではなく差別されるべきではないと主張していた。そういう感情を持つだけで行動にさえ移さなければそれでいいのだと主張していた。今そのツイートを探してたら彼のアカウントは凍結されていた。多分誰かが通報したのだろう。

カカシ注:以降は私に事実誤認があったため、別エントリーで説明している。王谷晶さんへの苦情はペドフィリアを擁護したことではなく、彼女が普段からペドとクィアは区別すべきと主張していたことへの苦情だった。ここで訂正して謝罪する。

昨日その「さつき」という人が村上さつきという翻訳者であることを知った。村上さつきが訳したイン・クィア・タイムという本の帯にコメントを書いた王谷晶という人を巡って出版社はペドフィリアを促進するのかという批判が殺到したようだ。それに関して出版社の「ころから」社は下記のような声明文を発表した。

以下のことを社として明確にしておきたいと考えます。
「ころからは、ペドフィリアを含むあらゆる内心の自由について、いかなる制限もなく保障されるべきだと考えております。」

以上、ご理解いただければ幸甚です。

2023年8月
ころから株式会社
代表取締役 木瀬貴吉

ネット検索で王谷昌を検索してみたところ、彼はツイッターでよく書いているようなのだが、私はブロックされていて読めない(笑)。しかし王谷が何を言ったのかはころから社の声明文ではっきりしている。出版社が公式声明文でここまでクィアに関する本に関して書いているということは、明らかにLGBTQ+のQ(クィア)にはペドフィリアも含まれるということになる。

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我々はLGBTQ+活動家の二枚舌に騙されてはならない。もちろん彼等のいうQ+にはペドフィリアも含まれている。これには獣姦(Z)も死姦(N)も含まれる。以前にもJobRainbowという埼玉県からLGBTQ+理解増進法を委託された企業がPZNを奨励していたという話を紹介したことがある(Q+って何?埼玉県が委託したLGBTQ事業者がSNS上の批判者に訴訟をちらつかせて威嚇する – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))が、批判が集まると「それは含まれない」と言い訳するのはあまりにも見苦しいし不誠実だ。

冨田さんも言っているように、もしQ+にPZNが含まれないと言うなら、Q+の正しい定義を明記してはどうなのだ?

「LGBTQ+思想活動家は、『Q+』に何が含まれているのか、その定義を明らかにせよ。 できるものならば。」


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カリフォルニア州知事ギャブン・ニューサム、州政府が強制する過激派左翼教育に反旗を翻す学校区や親たちを脅迫する

前回の続きでカリフォルニアの義務教育カリキュラムについてお話しよう。先日も150人からの父母がロサンゼルス教育委員会のビルの前で抗議デモを行ったという話はしたが、実は時を同じくしてカリフォルニアの首都サクラメントでも同じような抗議デモが起きていた。保護者達の要求は行き過ぎたLGBTQ+教育を辞めること、子供が性違和を言い出したら三日以内に親に知らせること、批判的人種理論を教えないことなどである。

こうした動きのなか、カリフォルニアのロブ・ボンタ司法局長はすでにこうした方針を決議したテメキュラ教育委員会を人権侵害の疑いで捜査し始めた。

「LGBTQ+の生徒をターゲットにした政策を採用する学区の増加は重大な懸念である。「私の事務所は状況を注意深く監視しており、トランスジェンダーや性別不適合の生徒の安全やプライバシーを損なう地区を容認するつもりはない。私たちは、学校の方針が生徒の市民権を侵害しないよう、引き続き尽力していく」

局長が言う「プライバシー」というのは、子供が学校で性違和を言い出し異性の代名詞や名前を使いだしたことを両親及び保護者に内緒にするという意味である。トランスジェンダー活動家(TRA)達は、トランスの子供たちは自殺願望傾向があると常に我々を脅かしているにもかかわらず、子供がそんな状況であることを親から隠すべきだとするのはどういうことだ?自分の子供が自殺の恐れがあるような危険な精神状態であるなら、先ず親が第一に知らされてしかるべきではないか。

州政府のLGBTQ+方針に反対している親や学校区はLGBTQ+当時者の生徒を敵視しているのではなく、その親たちの権利のために立ち上がっていると主張している。

火曜日のテメキュラ・バレー学区の会合で、ジョセフ・コムロスキー理事長は、ニューサム、ボンタ、トニー・サーモンド州教育長を、理事会メンバーを違法に脅し、脅迫しようとしていると非難した。

「もし(この方針が)違法であれば、今頃閉鎖されているはずです」と、コムロスキーは親権者通知について語った。「彼らは何もしていません。彼らは学区を荒らしたいだけなのです。」

テメキュラバレー学校区は去る7月、新しい教科書とカリキュラムを巡って州政府とやりあった。特にコムロスキー理事長は教科書に1978年にゲイとして初めて議員になったサンフランシスコ市議会委員ハービー・ミルクに関する供述があったことについて、30代で16歳の少年と関係を持っていた「ペドファイル・小児性愛者」について教えるのかと厳しく批判した。ニューサム知事はこうした批判を「攻撃的」であり「無知」であると批判。「ここはテキサスやフロリダじゃない。黄金の州だ我々の子供たちには学ぶ自由がある、おめでとうコムロスキーさん、あなたは私の注意をひいた」と脅迫ともとれる発言をした。

いや、テキサスやフロリダでないからといってカリフォルニアの父母たちが子どもたちへのLGBTQ+教育を支持しているというわけではない。知事は州が決めた教科書を使わないなら学校区に150万ドルの罰金を課すと脅した。学校区は折れて州規定の教科書を使うことにしたが、一部人権とゲイ人権運動に関してはさらに審議が済むまで延期すると発表。

しかし州知事はこれでは満足せず「歴史を「歴史を白紙に戻し、本を検閲し、偏見を永続させるデマゴーグは決して成功してはならない。「理事会の多数派のふざけた態度のせいで、テメキュラは公民権調査の責任を負うことになる。」と脅迫した。

知事の言う「歴史」とは批判的人種理論という、アメリカは奴隷制度の上に成り立った国だとか、白人は皆人種差別者だとか、ハービー・ミルクのようなゲイがアメリカにどれだけ貢献したかというような嘘ばかりである。また本を検閲しているというのも、子供たちに同性愛セックスのやり方を指南するような性的なものであり、凡そ子供が読むにふさわしくないもののことをさすのだ。

マンモス大学の世論調査(Monmouth University poll)によるとニュージャージー州の77%は子供が異性と自認し始めたら親に連絡すべきだと答えたと言う。NJ州も決して保守派の州ではない。親への連絡は共和民主双方とも過半数以上が支持している。 

保守派のNPOであるカリフォルニアポリシーセンター(California Policy Center)は州司法局は法を使って学校区に対して報復と威圧しようとしていると語る。ボンタ司法局長はチノ学校区に向けて親への通知を義務付けることは生徒のプライバシーの権利を損害するものだとする手紙を送った。

「生徒の許可なくトランスジェンダーであることを公表することは、生徒がハラスメントを受けやすくなることによってカリフォルニア州の差別禁止法に違反する可能性があり、生徒のプライバシー権を侵害する可能性がある。」

生徒が学校ですでに自分はトランスジェンダーだと公表して異性装をしたり異性の名前や代名詞を使っているのに何がプライバシーの侵害だ。学校中の人間が知っているのに親にだけ知らせないなんて馬鹿げた理屈があるものか。

父母の権利団体は、父母が子供に対して法的権限を行使する権利を制限しようとする動きは、100年にわたる連邦最高裁判所の判例に違反すると反論している。具体的には、1997年のワシントン対グラックスバーグ事件での高裁判決を引き合いに出し、憲法と憲法修正第14条のデュー・プロセス条項が、”子供の養育、養育、教育を指揮する両親の基本的権利 “を保護しているとしている。

一方カリフォルニアの民主党州議会は、今後学校区が州規定のカリキュラムを拒否するのが困難となる決議案を提案中だ。法案1078は地方学校区が州規定カリキュラムを拒否した場合、州が学校区に罰金を課せるようにすること、もうひとつSB 596は教育委員会メンバーや教師らに「真剣な警戒心をもたせること」「多大なる精神的打撃を与えること」を刑事犯罪とし最高一年の禁固刑と1000ドルの罰金を課すというもの。950ドルまでの万引きを軽犯罪と買い替え、毎日のように何万ドルという損害をだし州全体の治安が乱れに乱れていると言う時に、小学生に同性愛セックスを教えない学校区の人間を一年の禁固刑に処すだ?いったいカリフォルニア州議会と知事は州民を何だと思っているんだ!

このSB596の恐ろしいところは、学校のカリキュラムに異論を唱える父母たちが、学校区の会議などで意見を述べると法的に裁かれる可能性があることである。これは明らかに人びとの言論の自由を迫害するものだ。これでは誰も州の教育政策にクチを挟めなくなる。

提案者のアンソニー・ポタンティノ州上院議員はこれは教育委員会の委員や教師らが脅迫されないために必要なのだと語る。ポタンティノはLGBTQプライド月間だけですでに2022件もの脅迫状が学校関係者や教師らに送られてきていると語る。

「あまりにも多くの学校職員が、自分たちの仕事をするために脅迫され、嫌がらせを受けている」と述べた。「教育者は、カリフォルニア州の基準に従って教科指導を行うことを理由に、脅迫や嫌がらせを受けるべきではありません。SB596は、教育者が安全に教育者であり続け、生徒の成長を支援できるようにするものです。」

ポタンティノのいう「脅迫や嫌がらせ」というのは多分、父母からの正当な苦情のことをさすのだろう。彼等のいう脅迫だの嫌がらせが実際そんなものであったためしがないからだ。しかしながらそんな手紙が本当に2200件も届いていたというなら、カリフォルニア州の父母たちは行き過ぎなLGBTQ+教育に相当腹を立てているという証拠だ。学校職員や教師らが身の危険を感じるからという口実で父母たちを黙らせようという魂胆が見え見えである。なんという独裁政権なのだろう。

この問題は多分、州に反対する学校区や父母たちから州を訴えるという方向に進展するだろう。そしてそれは非常にいいことだと思う。これまで一般の父母たちは学校でどんな過激なことが教えられていたか知らなかった。だから盲目的に学校を信用していた。そんな親たちがニューサムの独裁政治によってだんだんと目を覚ますことになるだろう。

Newsom Ups Ante in Clash With School Boards (msn.com)


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ロサンゼルス、行き過ぎたLGBTQ+教育に抗議する親たちのデモ行進。ANTIFAも現れ逮捕者もでる

最近、カリフォルニア州のあちこちの教育委員会で義務教育(小1から高3まで)におけるLGBTQ+及び批判的人種理論を巡る子供たちの洗脳に反対する親たちによる抗議運動が高まっているが、何と昨日(8月22日)遂にロサンゼルスでも抗議デモが行われ、150人以上の保護者達が現れデモ行進。無論LGBTQ+支持のANTIFA暴力団も現れて小競り合いが起き、双方で3人の逮捕者が出た。(ロサンゼルスタイムス)

デモ参加者は、LGBTQ+コミュニティに関する議論や性教育を学校から排除することを要求した。また、子どもが学校で、生まれたときに割り当てられた性別と異なる方法で自認したいと申し出た場合、学区が保護者に通知することも求めている。

「私たちは、急進的な洗脳教育システムが学問の世界から浸透し、今や幼稚園から12歳まで浸透していると考えています。サンディエゴの親であり、SoCal Parent Advocatesの創設者であるベン・リチャーズ氏は、「私たちは、子供向けのポルノ・スマットブックを学校から排除しようとしてきました。「そして、私たちに内緒で、私たちに隠れて、子どもたちにセックスの話をさせたくないのです」。

デモの様子を見ていて気付いたのは、親たちがおそろいの”Leave Our Kids Alone”(子供たちに手を出すな)と書かれたTシャツを着ていたことだ。実はこのTシャツは以前に同じくカリフォルニアのグレンデール市での抗議デモでも見かけたものである。前もってこうしたTシャツまで用意しているところを見ると、この保護者運動は結構組織的なものであることがわかる。

参加した保護者達もロサンゼルス地区だけではなく、サンディエゴあたりから来た人もいたようだ。グレンデールのデモの時も外部の学校区から来た活動家たちが参加しているという話だったが、どうやらカリフォルニアには過激リベラル教育に反対するかなり資金のある組織が存在するようである。

ムリエタ(Murrieta)区のリベラル派教育委員の一人、ナンシー・ヤングによれば、最近ムリエタやチノ(Chino)やテマキュラ(Temecula)といった学校区で一斉に「反トランスジェンダー」の方針が決議されたのは偶然ではないと語る。これらの方針は最近新しく教育委員会の委員に選ばれたメンバーたちによる提案であり、ティム・トンプソン牧師のような「右翼組織」と強い関係があると語る。

そうだとすれば、これは非常に良い傾向である。長年にわたり組織的な根回しと言う点では保守派は左翼リベラルにずっと負けて来た。何十年にもわたる左翼の教育界乗っ取り運動のせいで大学はほぼ皆左翼に乗っ取られてしまったし、その影響はすでに小中高の教育委員会でも顕著になっていた。

しかし最近のあまりにも行き過ぎたLGBTQ+アジェンダには普段は比較的リベラルな親たちでさえ、何かおかしいと感じるようになっていた。それで心配した親たちが民主共和を問わず、団結して草の根運動を始めたのである。そして彼等が最初に実行したことは、地元の学校区教育委員会の委員に立候補し、地元の教育から少しづつ変えていくという作戦だ。その結果がムリエタでありチノでありテマキュラなのだ。しかしこれらの学校区はカリフォルニアでも比較的保守派の強い地区であるが、その運動をリベラル派の多いグレンデールやロサンゼルスにまで持ち込もうというのだから、彼等も結構行動力ある。

カリフォルニアのギャブン・ニューサム州知事は昨年、トランスジェンダーの子供に関して、子供の性転換を禁止する州からの子供たちに性転換治療を許可するという過激な法律に署名している。

「我々はジェンダー肯定治療も含め治療を必要としている誰もが罰せられるようなことがあってはならないと信じる。」とニューサム知事。

しかしカリフォルニアでも子供の性転換治療は決して支持を得ていない。

「この1年で、ここカリフォルニアでは、過激派やヘイト・グループによる反LGBTQの暴言が激増し、その結果、物理的な脅迫や嫌がらせ、暴力行為に発展しています」と、イクオリティ・カリフォルニアの渉外担当マネージング・ディレクター、トム・テンプラーノは語った。

「小学校の前でプライドフラッグが燃やされたり、グレンデール・ユニファイドの教育委員会で殴り合いの喧嘩が起きたり、フレズノのような場所では、オープンで肯定的な教会が窓ガラスを割られたりしています」と彼は付け加えた。

一般人が女性空間を守ろうとか、子供を過激なLGBTQ+思想から守ろうという運動をすると、かならず黒装束でやって来て暴力行為で運動を阻止しようとするLGBTQ+ANTIFAの連中の暴力行為を棚にあげて良く言うよと言いたい。

ロサンゼルス学校区は去る6月、学校区のすべての学校でLGBTQ+に関する授業をカリキュラムに含めるよう奨励する決議を全員一致で可決したばかりだが、それに反対して北ハリウッド小学校の父母数十人がデモを行った。(Los Angeles Unified School District unanimously passes resolution to bring LGBTQ education to all schools – ABC7 Los Angeles)すぐ近くの西ハリウッドはサンフランシスコの次に大きいと言われるLGB界隈であることを考えると、これは非常に興味深い。LA学校区に言わせると生徒の25%がLGBTQ+だと言い張る。しかもLGBTQ+生徒は他の生徒に比べて虐めの対象になりやすく自殺の危険性もあると主張する。

「本校を含むすべての学区は、LGBTQ+の青少年を支援する立場に立ち続け、すべての生徒が学校コミュニティの大切な一員として学業と社会的情緒の両面で成長するために必要なリソースを確保しなければならない。

この決議を承認することで、理事会は地区に対し、”すべてのLGBTQ+の生徒と職員が、安全で、意見を聞き、尊重されていると感じられるよう、また、精神的な問題を抱えるLGBTQ+の生徒のために利用可能なすべてのリソースを職員が知っているよう、私たちのコミットメントを新たにすること “を求めた。」

ロサンゼルス学校区の25%の生徒がLGBTQ+だなんてことがあるはずがない。もし生徒達が自分はその界隈の何かであると自認しているとしたら、それは学校における執拗なまでの洗脳によるものだ。本当にLGBTQ+の生徒がいじめの対象になるというなら、自分からそんなことを言い出す生徒がそんなにいると言うこと自体おかしな話である。

さて、ロサンゼルスでのデモに対してロサンゼルスの教師たちの労働組合(UTLA Union Teachers of Los Angeles)が声明文を出したが、その中でUTLAは保護者達のデモのことを「ホモフォビックなデモ」や「ファシスト運動」などと言って罵倒した。

(略)UTLAの35,000人以上の公立学校教育者は、LGBTQIA+コミュニティの権利と保護を剥奪しようとするあらゆる努力を非難する。

今日、市役所とLAUSDの前で行われた集会は、私たちのクィアやトランスの兄弟を脅し、威嚇しようとするものです。私たちは、LGBTQIA+コミュニティを狙う者を許さない。私たちは、LGBTQIA+個人とその教育関係者を脅し、Doxしようとする彼らの凶悪な試みには屈しない。

極右運動が “親の権利 “という旗印のもと、教育委員会の前で同性愛嫌悪の集会を開くことは、ロサンゼルス中の親に対する侮辱である。

何千人もの親たちが、クィア/トランスの子どもたちのために、それ以上のことをしている。当学区の保護者の多くは、自らもLGBTQIA+コミュニティのメンバーである。私たちの学校では、保護者の参加は大切にされ、高く評価されている。

この街のファシスト運動は、権利のために戦っているのではない。

彼らはLGBTQIA+コミュニティの抑圧を求めている。彼らは、クィアとトランスの歴史が抹消されることを望んでいる。LGBTQIA+の教育者、親、生徒を教室から追い出したいのだ。すべては、異なるものを恐れ、社会の進歩を後退させようと戦い、自分たちの歪んだ世界観に合わない者を服従させようとする憎悪に満ちたアジェンダのためである。

だからこそ、彼らは本を禁止し、カリキュラムから人種に関する正確な歴史を削除しようと戦ったのだ。サティコイ小学校やグレンデール統一校、その他の学校を攻撃したのもそのためだ。今日、彼らが市役所とLAUSD本部の前にいたのもそのためだ。

UTLAは、私たちのコミュニティを守り、多様なアイデンティティが認められる、教育者、生徒、家族のための聖域としての学校を守ることを約束します。私たちは、クィアとトランスの歴史と文化を中心に据えて闘います。私たちは、すべての人が歓迎され、すべての人が愛され、すべての人が安全な、解放された世界を築く。

繰り返すが教育委員会前でのデモで暴力を振るっているのは右翼保守のグループなどではない。デモをしている保護者達は単にビルの前で集会を開いただけであり、暴力を振るっているのは教育委員会が支持している左翼過激派のANTIFAやLGBTQ+活動家の暴力団たちである。

しかしこんなふうに教師の組合が子どもたちを心配する父母たちを敵視しているということ自体非常な問題だ。教師たちはデモをしているのは過激派右翼の団体で本当の保護者達ではないと言いたいようだが、グレンデール市でのデモを見る限り集まっていた多くは地元の父母たちである。何故それが解るのかというと、以前にも書いた通りグレンデールには大きなアルメニア人移民界隈があるからで、集まったひとたちの多くがアルメニア人だったことからである。確かに他所の地区から来た人もいただろうが、UTLAがいうような右翼団体は見られなかった。


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マウイ大火事、地元民の声

実は昨日から今日にかけてカリフォルニア南部は非常に珍しい気候に見舞われた。乾季の8月にメキシコからハリケーンがやってきたのだ。こんなことは100年来の出来事だそうで40年以上もカリフォルニアに住んでいる私も体験したことが無かった。幸運なことにカリフォルニアに届いたころには、ハリケーンヒラリーはトロピカルストームに格下げされており、私の住む地域では大雨は降ったが風もなくこれといった被害はなかった。他の砂漠地域や海岸沿いではかなりの浸水があったようだが、恐れていたよりもひどい嵐ではなかった。今はもう雨は止みお日様が照っている。そんな中、なんとマグネチュード5.1と言う地震まで起きたのだが、震源地が遠かったようでこれも私のところは大した揺れではなかった。今のところ地震による被害は報告されていない。

さて、カリフォルニアの話はこのくらいで、大火事で大打撃を受けたマウイの話をしよう。今日はマット・ワラス(MattWallace)さんというツイッタラーさんが自分のツイッタースレッドにあげていたマウイ現地の人からの手紙からご紹介しよう。これについては及川さんがユーチューブでも説明してくれているのでご参照のこと。

手紙の主はラハイナ市に9代も住んでいるという人で色々詳しく説明してくれている。先ずラハイナと言う場所はハワイといっても砂漠気候で乾いた土地だという。植民地時代に水源が他の州に回されてしまい今でも乾いたままだ。毎年のように強い風で電線が切れて山火事が起きるので、もうだいぶ前から電線を地下に埋めてほしいと地元の人びとは政府に訴えてきたが、常に予算がないと言われてそのままになっていた。案の定今回もハリケーンによる時速70マイルの風のせいで気が倒れ、火災が発生した。しかしいつも山だけで燃えている火災が今回は何故か住宅地にまで及んでしまった。これについて数々の問題点を著者は指摘している。

電気会社による停電が遅れた

すでに雨を伴わない強風が向かっていることは分かっていたのに、電機会社による停電が遅れたせいで電線が切れて火災が生じた。ハワイの電気会社HECO (the electric company) のシーリー・キモラ局長によれば、医療施設への電気が止ると困るからだということだったが、火事で病院が燃えてしまったら元も子もない。これはおかしな言い訳だと著者は言う。

警報が鳴らなかった

救急対策局のハーマン・アンダヤ局長によれば、警報を鳴らさなかったのは人々が津波と間違えて燃えている山の方は避難してしまうのを恐れたからだなどと言っていたが、責任をとってカジノ翌日に健康上の理由で辞任した。携帯サービスもダウンしており島民への連絡が取れないにもかかわらず、メガホン使ったパトカーによる警告すらもなかった。其れで多くの人は火事がすぐ傍まで迫っていることを知らずに家にいたのだ。初期に始まったボヤは消防署が100%鎮火したと発表していた。

避難道路が塞がれていた

これは幾人かの証言ですでにわかっていることだが、なぜかマウイ警察はラハイナへ入ってくる道路は許可していたにもかかわらず、町から出る道路を閉鎖してしまった。これは倒木や電柱が倒れているからという説明がされていた。しかしこのせいで町から出ようとする人々の車まで一本しかない道路が完全に渋滞で塞がってしまった。

市の水源が遮断されていた

水道局のカレオ・マニュエル(Kaleo Manuel)局長は消防隊による水使用を遅くまで許可しなかった。おかげで不必要に消防隊が危険にさらされた。住宅街でも水がなく、人々は自分の家を守ることが出来なかった。

外出禁止命令が出ていた

単に燃えている付近の交通を止めるだけでよかったのに、ラハイナ市全体を遮断して外出禁止令をだし軍隊が戒厳令を敷いていた。これが午後10時から朝6時まで続いたという。そしてこの間メディアからの報道は全くなかった。

当局は死者数について嘘をついている

さっきラハイナ市のMayor Bissen市長の記者会見を観たが、未だにどれだけの市民が亡くなったのか正確な数が発表されていない。特に学校が早く終わって親の居ない家で缶詰になって逃げ遅れた子供たちの数に関しては市長は全く分からないと肩をすくめている。ラハイナ市はそんなに大きな市ではない。地元の学校名簿でも調べれば、誰が生存しているか誰が行方不明かは簡単に解るはずだ。いまだに発表された死亡者数は111人とかだが、地元の人たちは火事当日に数百人の遺体を目撃しているという。噂では遺体は冷房のないコンテナに詰め込まれてどこかに隠されているのではないか、それでほとぼりが冷めたら発表するつもりなのではないかとのことだ。

FEMAが救援物資の配給を遅らせている

この話もレベルニュースの報道で少しは聴いていたが、連邦政府の救援物資供給をするFEMAがオアフなど他の島から送られてきた物資を公式なものではないとして没収してしまったという。埠頭が閉められ道が塞がれているため地元のボランティアが物資配給をすることを阻まれているのである。それでボランティアの人たちはラハイナから離れた浜辺に行って物資を下ろして陸路を使って配給するなどしているというのだ。

海軍は何をしている?

マウイといえばアメリカ最大の海軍基地があるパールハーバーと目と鼻の先だ。PHから海軍兵を調達するなど朝飯前のはずである。火の粉を逃れて海へ飛び込んだ人たちが何時間も海で浮かんでいた間にも、海軍からの援助は全くなく、6時間くらいしてからやっと湾岸警備隊のボートが来たと生存者は証言している。あの強風のなかいくら浅瀬でもいつまでも海に浮かんではいられなかったはず。体力のないお年寄りや子供たちはどうなったのだろうか?当初の報道では湾岸警備隊が全員救ったと言っていたが、そんなことわかるものか。どれだけの人が海に逃げたかわからないのに全員救えたかどうかなど確認のしようがないはずだ。

火災が起きたと言うだけでもひどいのに、なんという有様だろう。ハワイ住民がハワイ政府は腐敗していると言っていたが、だったらどうしてそういう人たちを選挙事に選んできたのだ?彼等に投票してきたハワイ州民にもかなりの責任はある。

追記:マウイ付近にあるのは海軍基地だけではなく、アメリカ最大の海兵隊基地、陸軍基地もある。下記、Military.comより

現在、ハワイはアメリカ太平洋軍司令部(USPACOM)の本部となっている。USPACOMは陸軍、海軍、海兵隊、空軍の各部隊で構成され、すべてハワイに本部を置いている。

沿岸警備隊もハワイ諸島に独自のサービスを提供しており、大きな存在感を示している。


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想像を絶するマウイ島大火災の惨状

先週起きたマウイ島を襲った大火災は、現地からの映像がどんどん公開されるにつれ、その惨状が明らかになってきている。すでに100人を超す死亡者が確認されており、全体数は1000人に届く可能性があるという。ハワイ史上始まって以来の災害被害である。

こちらのサイトに火事の前と後の劇的な差を示した幾枚にもわたる写真が掲載されているので是非ご参照のこと。

Before and after images showing damage to a section of Front Street

拙ブログを昔からお読みの読者諸氏はご存じだが、私は仕事柄過去20年近くハワイにはしょっちゅう行っていた。主にオアフ島だがマウイ島にも行ったことがある。マウイはオアフに比べてあまり商業的な島ではなく、マウイに来る観光客はどちらかというと野外活動が好きな人が多いきがする。ダイビングとか釣りとかウォータースキーとか。数年前にマウイに行った時はウォーフから毎朝多くの観光客がボートに乗って沖に出かけて行くのを見た。私は仕事なのでボートに行って沖に停泊していた船まで毎朝通勤。観光客が羨ましかったのを覚えている。私は観光ならオアフより断然マウイだなと思ったものである。

うちにはテレビがないのでテレビニュースは観ていないのだが、火事の原因は未だ不明だが、火の手があっという間に広まったこと、警報が鳴らなかったこと、ハリケーンで学校が閉鎖され(ハワイではこの季節でも夏休みではなかった)子供たちは親の居ない自宅に返されていたこと、逃げ道となる道路が閉鎖されていたことなど、何かわけのわからない話を聞いている。

マウイは島ということで津波警報設備がきちんとしており、毎週その警報のテストが行われるのだそうだ。毎週やっているくらいだから警報機が作動しなかったわけではなく、警報が鳴らなかったのは意図的なものだった。本日(8月18日)になって、マウイの非常時統括局のハーマン・アンダヤ局長が責任を取らされて辞任。アンダヤは警報を鳴らしていたとしても人々の命は救えなかった。鳴らさなかったことを後悔していないと語っている。

しかし命からがら逃げおうせた人々の証言を聞いていると、警報が鳴らなかったせいで逃げるのが遅れたと証言している人が非常に多い。ある人は朝自宅付近でボヤがあったのを見たが、すでに消防隊が来ていたので、自分の家に飛び火しないようにと茂ってい木を切り倒して二時間ほど庭掃除をして疲れたので昼寝をしたという。しかし煙の臭いで目を覚まして、外に出ると熱風に見舞われたという。急いで取るものだけとって車で逃げたと言う。もし早めに警報が鳴っていれば、彼は早く逃げられたはずである。「最初のボヤがきちんと鎮火されてなかったに違いない」と男性は言っていた。

マウイは強風のため電柱が倒れるなどして停電していた。インターネットの接続も切れており、電話もつながらなかった。避難警報は携帯電話で行われたようだが、多くのお年寄りは携帯電話を持っていない。ツイッターであがっていた動画の中で、誰からも避難命令は出なかったが火の手が迫っていたので独自の判断で荷物を車に詰め込んで逃げたと言う家族がいる。その間家族は動画を撮り続けており、煙と火の粉のなかをなんとか抜けきって青空が見えた場所まで行けた時は「やった、逃げ切った」と話している声が聞こえる。ところがなぜかフロントストリートの交差点に来た時に、警察が道を塞いでいて、それ以上行かれなかった。これは他の証言者も同じことを言っていたが、なぜそこで交通が遮断されていたのか誰にもわからない。仕方なく車を降りて徒歩で逃げたという男性は、警官に何故道を塞いでいるのかを聞いたが、警官は単に上からの命令だというだけで理由を説明してもらえなかったという。警官が塞いだ道の先には特に何も起きていなかったとその老人は語っており、未だに理由は不明だ。

道を塞がれた人々はすぐ傍まで火が迫ってきたため、車を捨てて海の方へ向かい、火の粉を振り払うように海のなかに入って火を避けた。頭の上から野球のボール並の火の玉が飛んできて、近くにいたひとの髪の毛に火がついたのを見たと言う。それでみんなで髪の毛を濡らして頭を抱えていたそうだ。

こちらが海に逃げたひとたちの動画。https://youtu.be/5Z0beYjT6ko

規模は違うが、この話を聞いていて東京大空襲を体験した人が、東京湾に逃げたという話を思い出してしまった。マウイの火事は人為的なものではない(かどうかは不明)が、まるで戦争でも起きたみたいである。

さて、これだけの被害を受けたマウイなので、連邦政府からFEMAや赤十字や州軍が現地救済にあたっているのかと思いきや、行方不明者の捜索の映像はみたが、救援物資の配給は一般市民が自発的にやっており、政府からの救援物資は全く届いていないという。いったいどうなっているのか?

どっかのビーチで甲羅干しをしていたバイデン大統領は記者からマウイについての質問をされると「ノーコメント」といってまるで興味がないという顔をしていた。もしこれが共和党の大統領だったら、もう今頃はメディアから猛攻撃を受けているところだが、バイデンなので誰も何も言わない。ハリケーンカトリーナの時に迅速な対応をしたにもかかわらず地元知事や市長の不能で多くの犠牲者を出した時も、地元の民主党政治家らではなくブッシュ大統領が批判されたのとは大違い。

ところでハワイ在住の邦人ツイッタラーさんが、マウイの救援には赤十字などを通じての募金に寄付しないでくれと言っていた。それというのもハワイ州の政治家は腐敗しており、寄付金を横領して被害者の手には届かない可能性が高いからだそうだ。なので何かしたいと思っている人は、これからマウイへ出かける人に直接なにか物資を渡して欲しいということだった。

実際に現地で救援活動をしている個人が居るので、そういう人が募っている募金に直接寄付した方が約に立つだろう。こちらが救援物資の配給をおこなってる民間人、サーファーのケリ・レニーのインタビュー。https://youtu.be/udTLQ09-boI 政府機関の人を全く見かけないと語っている。


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キャンセルカルチャーに立ち向かうアメリカ

ジェイソン・アルディーンのTry that ina small townという曲が人種差別の歌だと言い掛かりをつけられ、カントリーミュージックテレビ局がビデオ放映を中止するなどしてアルディーンに圧力をかけたが、左翼の必死のキャンセル努力とは裏腹に曲自体は大ヒットである。

Chart (2023)Peak
position
カナダ Canada (Canadian Hot 100)[45]9
グローバル200 Global 200 (Billboard)[46]2
ニュージーランドヒットシングルスNew Zealand Hot Singles (RMNZ)[47]26
オランダグローバルNetherlands Global (Dutch Top 40)[48]28
イギリスシングルスヒットUK Singles Sales (OCC)[49]9
アメリカビルボード上位100US Billboard Hot 100[50]1
アメリカカントリーエアプレイUS Country Airplay (Billboard)[51]20
アメリカ人気カントリーソングスUS Hot Country Songs (Billboard)[44]1

アルディーンはキャンセルカルチャーの圧力に屈せず謝罪を全くしていない。反対にアルディーンの曲をかけない決断をしたCMTの方が視聴者からボイコットの対象になっているくらいだ。CMT Suffers Huge Blow After Boycott Calls Over Jason Aldean Music Video Ban (msn.com)

CMTは自分らの視聴者を理解していない。カントリーファンは愛国心の強い人が圧倒的に多いのだ。アルディーンの歌はアメリカが犯罪者の暴力で破壊されつつあるのを憂う歌だ。そんな歌を締め出したらファンが怒るのは当然だろう。女装男のディランモルベイニーと提携して破産寸前に追い込まれているバドライトもうそうだが、大企業は消費者をバカにした態度をもういい加減やめたらどうなのだろうか。

さて、もう一人、こちらも危うくキャンセルされそうになった歌手の話をしよう。こちらは詳しいことをBlahさんがツイッターで説明してくれている

この歌手の名前はNe-Yoというラッパーだ。数日前のインタビューでトランスジェンダーに批判的な発言をしたのが今回の炎上の原因。

「親がちょっと親としての役割を忘れかけてるんじゃねぇかなって思うよ。お前の5歳児がさ、『ダディ、ぼくはおんなのこなんだ』って言って、それ認めちゃうんかよって。5歳だぞ…許可すりゃ一日中キャンディばっか食べてる年齢だ…まだ車の運転もできないのに、性別は決められるってのかよ?一体いつから5歳、6歳、12歳の子供に生涯を変える選択をさせるのを良しとするようになったんだ?いつからだよ?わからん。」 (略)

「もしも自分の息子が『ダディ、ぼく、おんなのこになりたいの』って言ってきたら、『息子よ、おんなのこって何だろうね?』と訊いてやるんだよ。息子はどうすると思う?人形遊びをしたいかもしれない。いいんだよしても。人形で遊べばいい。でもお前は人形遊びをする男の子ってだけだ。『ピンクが着たい』って?いいじゃねぇか、ピンクを着れば。でもお前はピンクを着てる男の子だよ。」

普段は政治的なことを言わない芸能人が、こうやってたまに本音でいいことを言うというのはこれまでにもあったことなのだが、大抵の場合1日も経たないうちに左翼メディアやSNSで叩かれて、必死に謝罪して「ごめんなさい、勉強します、許してください」で幕を閉じるので、どうせ今回もそういうことになるんだろうと思っていた。NeYoはアルディーンと違って黒人ラッパーなのでなおさらだ。

案の定翌日にはNeYoからの謝罪声明がツイッターに掲載された。

「反省に反省を重ね、子育てと性自認に関する私のコメントで傷つけてしまった方々に深くお詫び申し上げます。私は常にLGBTQI+コミュニティにおける愛と包括性を提唱してきたので、私の言葉がいかに無神経で攻撃的なものと解釈されたかは理解しています。 ジェンダー・アイデンティティは微妙なニュアンスを持つものであり、正直なところ、私自身このトピックについてもっと深く学ぶべきだと認めます。そうしていずれ、一層の共感を持って対話に臨めるようになればと思います。 私は愛を持ってすべての人の表現の自由と幸福の追求を支持していく所存です。」

彼のファンは怒ったが、まあどうせそんなことになるだろうと思っていた私は驚かなかった。しかしNe-Yoは黒人ラッパーで、マッチョな文化のある黒人界隈ではトランスジェンダリズムはさほど人気はない。特に彼のファンは多分彼と同じ意見をもっているはず。だからNe–Yoは謝罪などせずに持論を貫き通しても決して彼の人気には悪影響など及ぼさないはずだ。だから人々は非常に落胆した。

ところがその翌日、Ne-Yoは自分の言葉で今度はインスタグラムで謝罪を撤回。先の謝罪文は自分が書いたものではなく、彼の事務所の広報部が書いたものであり自分の本意ではないことを明らかにした。

親愛なるみんな、どうしてる。Ne-Yoだ。普段はあんまり自分が何を思ってるとか何をどうするとかについて話さねぇんだけど、っていうのもみんなそれぞれ意見なんて持ってるし、なにも特別なことじゃないからな。 でもこれは俺が強く感じてることだから言わせてくれ。パブリシストのコンピュータからじゃなく、俺の口から直接聞いてもらいたい。(略)

だけど、誰かが俺に質問を投げかけたら、俺には俺の意見がある。俺は子供達が人生を台無しにするような決断をするのを、決して見過ごせない。俺はそれは絶対にできない。だめだ。

それで俺がキャンセルされるって言うんなら、世界はもうNe-Yoを必要としてないのかもしれねぇな。でも俺は全く構わない。俺はハスラーでなんとでもやっていける、俺には養わなきゃいけない子供達がいるからな。何があっても俺はやる。

ブラボー!Ne-Yoさん、良く言ってくれた。キャンセルカルチャーの圧力に負けないでくれてありがとう。

私はヒップホップは全然興味ないのでNe-Yoがどのくらいの大物ラッパーなのかは知らないのだが、だいぶ人気のある人らしい。こういう人気のある人が父親の責任についてこうして語ってくれるというのは非常に頼もしい。

キャンセルカルチャーと戦うためには、キャンセルに参加しないことが一番大事なことだ。大物芸能人が人種差別だのトランス差別だの言われても怯まず謝罪せず毅然とした態度を示し、それでもファン達から見放されない例がいくつも出てくれば、レコード会社や事務所がパニックを起こして芸能人たちと即座に手を切るなどということはなくなるだろう。さらにCMTのように手を切ったおかげでかえってウ経済的なダメージを受けるとなれば、左翼に染まっている大企業も早々簡単にキャンセルに参加することは出来なくなる。

だから今回この二人の大物がキャンセルカルチャーに立ち向かってくれたことは非常に喜ばしい限りだ。


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女性は若いうちに結婚して子供を産むべき

実は本日ツイッターで誰かがこんなことをつぶやいていた。

「多くの人が悩む問題に無神経に触れる言動が、単なる『あいさつ』程度に扱われる現状はもはや社会問題だと思います。『彼氏/彼女できた?』とか『結婚はまだ』などというのも挨拶程度に言うべき言葉じゃないよね。 」

それに対して私は、

「まだ結婚しないの、子供まだ?とかいう質問は必要だと思ってる。そうやって社会が圧力かけてたから人々が頑張って結婚して子供産んだんだよ。おせっかいおばさんがお見合い進めてくれて助かった人はいくらもいるんだわ」

と書いたところ、案の定、フェミニストと思われる女性達から苦情が殺到した。

いつもそうなのだが、私が少しでも伝統的な女性の役割について肯定的な話をすると、フェミニストさんたちから一斉攻撃を受ける。しかも彼女達の攻撃からは単に意見が違うというのではなく、ものすごく感情的で憎悪すら感じとれる。彼女達の平凡な女性の幸せに対する憎悪は尋常ではない。

私が結婚もせずに若い頃に好き勝手なことをやって自由気ままに生きて来たと思った人からは、

「自分は好きに生きたけど年食って既得権益が見えてきた途端に『インフラも福祉もボロボロで国が終わる!いかん!下の世代に産めよ増やせよと言わねば!』というのは自分の安泰な老後のために若いあなた達は私達の味わった楽しみを諦めて人生を犠牲にしてねという意味でしかないので卑怯だと思うんだよ…

という感想をもらった。反対に私が子だくさんで孫に囲まれているとでも思ったのか、こんな返答をくれたもいた。。

凄い、相手のプロフィールも知らないのに、出産可能な年齢か勝手に判断して手遅れとか批難。まさに女の敵は女、そのもの。出産出来た女からのマウントって?最悪。相手が子沢山だったらどうするのだろう?アタマ、頭、悪過ぎ。男には好かれるな、女を攻撃する女だから。恥を知れ。

彼女の年齢については、この直前のやりとりで彼女が子どもを産むほど若くはないと言ったので、それではもう手遅れですね、と私が答えたことに関する返答だ。

この人たちは私個人がどんな人生を送ってきたかについては全く反対の印象を持っているが、何故か若い時に結婚して子供を産むと言う平凡な女の幸せへの憎悪は同じようだ。

ま、私の人生はどちらかと言えば最初の人の印象のほうに近いが、別に好き勝手に自由に暮らしていたというわけでもない。確かに20代の頃は子供が欲しいと思わなかったのでずっと避妊をしていたが、30代になって子供は欲しいと思っていた。しかし40歳までは産めると思っていたので特に焦っていなかった。何年経っても出来ないので遂にお医者に診てもらった時は手遅れだったのだ。

そういう背景があるから、もしもっと若い頃に年を取ると妊娠しにくくなるよとか、40歳まで産めるとか神話だよ(産める人もいるが普通は非常に難しいし危険)とか助言してくれる人が傍にいたら私の人生も随分違うものになっていただろうと思う。

だから私は経験ある周りのおばさん達が若い女性に対して結婚や出産をせっつくのは、人生の先輩として義務だとさえ思うのだ。

ところで上記のこのお二人、プロファイルを見る限りすでに中年のご婦人のようだが、とても幸せな人生を送ってきた人たちのようには見えないね。

追記:ところで健康上の理由で子供が出来ない人に対して「お子さんはまだ?」と聞くのは残酷ではないかという質問だが、確かに一生懸命頑張ってるのに授からないのは辛い。私にもそういう時期があった。私はそういう時は「コウノトリがまだ来ないので」とか「神の御心にお任せしてますので」と言って来た。そういうと私は頑張ってるけど出来ないのだということが解ってもらえるので、それ以上は聞かれなかった。そういう年ごろを過ぎてからは「お子さんはいるの?」と聞かれるようになったが、「いません」というとそれで済んでいた。だからそんなに気にするほどのことはないと私は思う。


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「バービー」はフェミニストの映画?いやパロディーでしょ

デイリーワイヤーのベン・シャピーロなど保守派のコメンテーターたちがこの映画はフェミニストのプロパガンダ映画だと言っていたので全く観るつもりはなかったのだが、同じくデイリーワイヤーのマイケル・ノールズが、いや、そうじゃない、この映画は一見フェミニストを持ち上げているように見えるが実はフェミニストをおちょくったパロディーなのだと言っていた。また別の保守派YouTubeチャンネルでは、これはフェミニストプロパガンダだが制作者の意図に反して非常に面白いコメディーになっていると言っていたので、これは観るしかないだろうと思って観て来た。

結論からいうと、私はマイケル・ノールズの言う「これはフェミニストをおちょくったパロディー」という意見に同意する。

あらすじ:バービーランドに住むバービーたちは全て完璧で最高の生活を送っている。洋服は常に美しく最高のファッション。それぞれのバービーが壁のないプラスチックのバービーハウスに住んでいる。バービーランドはバービーたち女性人形がすべてを取り仕切っており、大統領も学者もお医者もすべてバービー。ケンたちはバービーたちを引き立てる飾りに過ぎず全く権力を持たない。しかし金髪のケンはバービーを愛していて常にバービーの気を引こうと必死だが、バービーは全然興味なく、毎日ガールズナイトでディスコパーティーに明け暮れる。

そんなバービーがある日突然何かに憑かれたのように死を意識するようになる。そして人間の母と子の夢を見る。予告編でもあるようにかかとが地面についたり完璧なバービーの世界が少し歪んでいるのだ。そこでバービーは問題を解決するためにバービーランドに住む変なバービーに相談にいく。変なバービーは現実の世界へ行って、夢に出て来た女の子を探しだせという。そこでバービーは現実社会へと旅立つが、なぜかケンもついてきてしまう。

バービーとケンが訪れた現実社会は、バービーランドとは反対にすべて男性によって牛耳られている。それを知ったケンはこの家父長社会に感激し、バービーを残して一人バービーランドへ帰る。現実社会で色々あったバービーが人間の母子を連れてバービーランドに帰ってみると、何とケンがバービーランドのリーダーになり、バービーたちを召使のように扱っていたのである!バービーはケンからバービーランドの主権を取り戻そうと実社会の母子と一緒に計画するのだが、、あらすじ終わり

まずこれがフェミニストの映画ではないと思う最初の手がかりは、予告編にもあるように何もかも女性が仕切っているバービーランドに住んでいながら主役のバービーが突然、死を意識するところである。バービーランドはフェミニスト天国であり何の落ち度もないのだ。そんな国に住んでいるのに何故わざわざ不完全な現実社会に行かなければならないのか?

現実社会に行ったバービーは公園で遊ぶ子供たちやベンチに座っている老婆に見入る。幸せそうな人もいれば悲しみにくれている人もいる。バービーはそんな人たちを観て感動してしまうのだ。でも何故?全部女性が仕切って居て完璧なバービーランドから来たのに、どうしてこんな不揃いな人たちを観て感動したりするのだろうか?

注意:この先ネタバレあり!

バービーはすぐに自分の持主である中学生くらいの少女に出会う。しかし少女は自分はバービーなんて5歳くらいから遊んだことはないと言い、完璧な女性像を描く「典型的バービー」は現実の女性とは大違いで、かえって少女たちから夢を奪っていると説教されてしまい大いに傷つく。

バービー人形と他のお人形の違いは、それまでお人形と言えばみんな赤ちゃんや子供の人形だったのが、バービーは大人の女性だということ。それまでのお人形は遊ぶ子供の年齢に合わせたもので、同時に女児たちがお母さんを真似する遊びのためのものだった。言ってみればお人形遊びやおままごとというのは将来女児たちがお母さんになるための修行の始まりだったと言ってもいいだろう。ところがバービー人形は違う。彼女は大人の女性だ。独立心旺盛でお医者さんだったり弁護士だったり大統領だったりするのだ。彼女は単に完璧に美しいだけでなく立派なキャリアもあるのだ。そのうえハンサムなボーイフレンドのケンという男性まで侍らせている。まさにフェミニストの夢だろう。

ところが現実社会に行ったバービーは少女たちがバービーの完璧すぎるフェミニスト像に絶望し希望を失っていることを知るのだ。

バービーの世界はプラスチックのファンタジーの世界だ。本当の女性は典型的バービーのように美しくもなければキャリアで成功しているわけでもない。いやよしんば美人でキャリアを持っている、いってみればこの役を演じている女優のような女性の人生もバービーランドのバービーたちのように完ぺきではない。フェミニストが言うようなすべてを完璧に持ち合わせている女性などこの世に存在しないのである。

反対に現実社会でケンは男性が権力を握っていることを知る。バービーやケンの製造会社マテルの重役はすべて男性。バービーランドのケンたちはただハンサムなだけで何も出来ないお飾りなのだが、現実社会では男達が生きがいのある仕事をしているのを見て感動する。しかし現実を理解できないケンは現実社会では男だというだけでなんでもやらせてもらえるのだと勘違いしてしまう。現実社会の男性は男性だから高い地位についているのではなく、実力があるからその地位についているのだということが理解できない。それというのもバービーランドのバービーたちはバービーだというだけで権力があるからである。バービーたちの職業は本物ではない。彼女達の肩書には中身がない。バービーランドでバービーたちがケンたちより権力があるのは、そういうふうに作られたからであって、実際にバービーたちにバービーランドを仕切る才能があるわけではないのだ。

ケンはバービーより一足先にバービーランドに帰ってケンが仕切る社会を作り出す。ケンは他のケン達に「現実社会では男が尊敬されているんだ!」と興奮して語る。どうやったのかケンはバービーたちを洗脳してケンたちに仕えることに満足させてしまう。どうしてそんなことが可能なのかは全く説明されないが、まあそれはいいとしよう。

結局現実社会から戻ったバービーは洗脳されていない他のバービーと、現実社会から連れて来た母親と娘のペアの協力を得てバービーランドを元のバービー支配下に戻すことができる。しかしその時、ケンはバービーに自分は別にバービーランドを支配したかったわけではないと告白。ただ単にバービーから尊敬されてバービーに愛してもらいたかっただけだと語る。

男性は女性の尻に敷かれて生きたいのではない。だが男性がすべてを支配したいわけでもない。ただ女性から尊敬されたいだけなのだ。これがフェミニストの考える理想的男性像だろうか?

私がこの映画がフェミニストの映画だと思わない最大の理由は、最後にバービーがバービーランドを出て現実社会で生きて行こうと決めるところだ。バービーランドはフェミニストの理想社会へと戻ったのだ。典型的バービーは大統領になってその社会を仕切ればいいではないか?それなのに彼女は不完全な現実社会へと出かけていくのだ。

何故?

彼女が最後に行った場所。それは産婦人科だったのだ!

バービーはバービーランドでフェミニストの理想的社会に生きるよりも、現実社会で子供を産むことを選んだのである。これでもこの映画はフェミニスト映画と言えるだろうか?


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小児性愛嗜好は実行に移さなくても駄目なのか、答え「駄目です!」

だいぶ前からLGBTQ+のQ+には小児性愛が含まれるのかという話のなかで、含まれたとして何が悪いのか、小児に性愛を持つこと自体は実行に移さない限り構わないではないかという人の意見を聞くようになった。だが私はその度に小児に性愛を持つこと自体が悪なのであり、そのような欲望を正当化してはいけないと言って来た。しかし誰に性愛を感じるかは人の自由であって、それを行動に移さない限り誰に加害をするわけでもない、その気持ちまで規制すべきではないと反論する人が少なからずいるのである。それで本日は、なぜそのような欲望を正当化してはいけないのか、その話をしたいと思う。

先日も小児性愛を差別すべきではないと言うブログエントリーを読んだ。読んでて気持ち悪くなったので読者諸氏にはお勧めしない。

「ペドフィリアは危険」の「根拠」としてよく挙がるのが、ペドファイルの欲望の対象が、性的同意が可能であるとみなすべきでない年齢であることだろう。ペドファイルは、その「定義」上、現実的には絶対に性的同意を得られない対象へ欲望が向いている。

だが同意を得られない対象と言うなら、子供だけでなく面識のないアイドルやすでに亡くなった人への性愛も危険だと言えるのだろうかとブログの著者は問いかける。

自分が求めてるのは、「同意のない行為」がなされることを阻止すること。性的同意のない対象への行為を非難することと、性的同意のない対象へ欲求をおぼえることは区別して語れるし、きちんと区別して語るべきことではないのか。(略)そもそも、あなたが本当は問題にしたいのは、「ペドファイル」の欲望ではなくて、「チャイルド・マレスター」による性暴力ではないのか。(略)加害しそうなひとやしたひとを必要な教育やケアへつなぎ、性暴力やそれを繰り返すことを共同体として防いでいくことではないのか。

著者は「同意の得られない対象への性愛(ペドフィリア)」を悪とするのではなく、「同意の得られない行為」を阻止すべきなのだと主張するが、同意のない性行為への欲望が行為に移るのを阻止するメカニズムとは何であろうか?

ある対象が性愛となるということは、その対象との性的欲望を満たしたいという気持ちがあるということだ。無論小児への性的虐待は違法である。だが法律に出来ることは実際に犯罪が起きてしまってから犯人を罰することだけであり、犯人が行為に及ぶことを阻止するためには、物理的にそういう欲求を持っている人を彼等の対象となる子供たちに近づけないこと以外にない。

だがもっと大事なことは、本人が自分の持っている欲望は悪であると意識することだ。もし本人にそれが出来ないのなら、せめて社会がそのような欲望を許さない姿勢をはっきり見せることである。ペドフィリアをLGBと同じような性指向であるかのように扱いQ+に含んで社会的に許容されるべき指向であるかのように認めるなどとんでもないことだ。

普通、道徳心のある文明人が犯罪を犯さないのは何故か?文明社会のいて普通の人がものを盗まないのは何故だ?無論窃盗は違法だが、監視カメラもなく無人の野菜売り場でも人々がお金を置いて野菜を持っていくような場所が存在出来るのは何故だ?それは誰もみていなくても罰せられる可能性が全くなくても、盗みは悪いことだという共通した道徳観念が社会にはあるからだ。

しかし社会におけるこの道徳的共通観念がなくなり法がきちんと機能しなくなるとどうなるか。それは今のサンフランシスコの無法ぶりをみていればよくわかるはずだ。

小児性愛は行動に移そうが移すまいがその欲望自体が悪なのである。社会がそのように判断しているからこそ多くの小児性愛者はそれを行動に移すことをためらうのだ。もしこれで社会がそれも正当な性指向のひとつだなどと認めたらどうなる?違法である今でさえ多い小児性虐待が爆発的に増えるのは火を見るよりも明らかである。

現にTQ+の活動家たちが子どもを性的に手懐けようと必死ではないか?

我々は決してこのような変態達の口車に乗ってはいけない。

付け足し:いままさにツイッターで子供に性行為は同意できないというツイートに対してこんなのがかえってきた。結局どんなきれいごとを言おうと本心はこういうことなのだ。

なんなんちゃんキューテストフォーエバーインザ・ワールド2023@vegan@NANANANANNNANNM

なぜ絶対合意できないと言えるんや? 判断能力なんて個別で異なるやろ。 判断能力で決めるなら知的障害者と健常者の恋愛は健常者側が変態って事やな。 ましてや知的障害者同士は恋愛するなって事やな。


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LGBTQ+支持のゲイ俳優も容赦なく攻撃するキャンセルカルチャー

私が好きなミュージカル俳優/歌手にジョン・バローマン(John Barrowman)という男性がいる。彼はスコットランドのグラスゴー出身だが、子供の頃に家族と一緒にカリフォルニアに移住、アメリカに帰化して、いまやアメリカ人俳優として舞台やテレビドラマやトークショー司会やコンサート歌手と、幅広い分野で活躍をしている。今日はその彼が一年ちょっと前にセクハラの汚名を着せられて、もう少しでキャンセルされそうになったというお話をしたい。

ジョン・バローマンの大ブレイクは1989年、彼がまだ22歳の頃にイギリスの大物舞台女優イレイン・ペイジに見い出され、ペイジ主演のエニシングゴーズ(Anything Goes)でペイジの相手役ビリー・クローカー役に抜擢されたことに始まる。その後イギリスのウエストエンドやニューヨークのブロードウェイの舞台で大活躍をするが、アメリカの視聴者にも知られるようになったのは2005年に再出発したドクターWHOでキャプテン・ジャック・ハークネス役を演じたのが最初だろう。その後も何度もドクターWHOに同役でゲスト出演しドクターWHOのスピンオフ番組トーチウッドの主演を演じた。最近ではヒーローものシリーズのアローで悪役を演じたりしている。彼は一応アメリカ人俳優ではあるが、出身地の母国UKでの活躍のほうが目立ち、イギリスの朝番組や音楽番組の司会などでも忙しかった。しかし常にアメリカ人キャラクターを保っており、イギリスの番組でもずっとアメリカ訛りで通している。

ドクターWhoのキャスト(左端がノエル・クラーク)とジョン・バローマン(右)

Josh Barrowman in Doctor Who

さて、そんな彼がトラブルに巻き込まれたのは2021年の春、ドクターWHOで共演したノエル・クラーク(Noel Clarke)が20人からの女性からセクハラされたと告発されたのがきっかけだ。このことでクラークの過去が色々掘り起こされ、そのなかでクラークが2015年にコンベンションかなにかでバローマンがドクターWHOの撮影現場で何度か局部をさらけ出したという話をしている動画が浮上し話題となってしまったのだ。これについてはバローマンは2008年にドクターWHOの制作者から注意を受けており、その時から何度も謝罪しており、他のインタビューや自叙伝でも色々と書いている。クラーク以外の共演者たちもバローマンの行動について面白おかしい思い出として話をしている。つまり仲間内やファンの間では広く知られていることであり新しいニュースではなかった。しかしクラークのセクハラスキャンダルが出た時点でクラークよりも遥かに知名度のあるバローマンの方にゴシップ雑誌やSNSやユーチューブチャンネルなどが食いついてしまったのだ。

おかげでドクターWHOのTime Fracture劇場版からバローマンのシーンがカットされてしまったり、トーチウッドの特別番組がキャンセルされたりジャック・ハークネスの劇画発売が発売直前にドタキャンされたりした。2021年後半、もうバローマンのキャリアはこれで終わりかと思われるほどひどい状態となってしまった。

バローマン本人は下記のように声明文を出しただけで、しばらくの間、特にこれといった発言をしなかった。

今にして思えば、私の高揚した行動によって動揺を招いたかもしれないことは理解していますし、以前にも謝罪しています(略)2008年11月の(最初の)謝罪以来、私の理解と行動も変わりました。

これは正しい行動だったと思う。こんなくだらないことで騒ぎ立てる奴らにはいくら謝罪しても意味がないからだ。かえって弱みを見せればその分叩かれるだけである。

バローマンは翌年2022年初期に、ロレイン・ケリーと言うスコットランドで人気の朝番組でスキャンダル初のインタビューを受ける。ロレインはもともとバローマンとは友人関係にあり、このインタビューもかなり同情的なものだった。これがスコットランドの番組であること、インタビュアーがスコットランド人であることなどから、普段はアメリカ人キャラクターを崩さないバローマンだが、この時はスコットランドのお国訛りで話している。

バローマンはインタビューでこれは15年前の出来事であり、身内だけの撮影現場でのことで、周りも皆ふざけていて誰もきにしていなかったこと、その後も色々な場所で何度も謝罪しており自分の自叙伝にも書いていることを説明し、ちょっとしたおふざけがまるで深刻なセクハラでもあるかのようにゴシップ紙に大袈裟に脚色されて書かれてしまったと怒りをぶつけた。無論今ならそんなことはしないが、過去を変えることは出来ないと語った。

興味深かったのはバローマンが「キャンセルカルチャー」という言葉を何度か使ったことだ。この言葉は主に保守派の人たちが使い出した言葉で、特にLGBTQ+に関して批判的なことを言った人たちがキャリアを破壊されてきたことに使われてきた。イギリスではJKローリングのようにトランスジェンダーに批判的な発言をした人たちが攻撃され色々な場でキャンセルされてきた。

ここではっきりさせておかなければならないのは、ジョン・バローマンは自分がゲイであることを最初からオープンにしていただけでなく、LGBTQ+活動にも積極的に参加していたということである。キャプテン・ジャック・ハークネスのキャラクターはバイセクシュアルで、彼には女性ファンも多いが男性ファンもかなりいる。そんな彼でさえもこのキャンセルカルチャーは容赦なく攻撃したのだ。

左翼リベラルたちはキャンセルカルチャーなどというものは存在しない。これは右翼保守の陰謀論だとか被害妄想だとか言って来た。だからそれをゲイでLGBTQ+の熱烈支持者であるバローマンが使ったのは皮肉である。保守派を黙らせるための手段がまわりまわって自分らの仲間をも攻撃し始めたというわけだ。

私はこの件でBBCは非常に偽善的だと思った。この話が広まった際に、BBCはあたかもバローマンの過去の行動を全く知らなかったかのように言っているが、すでに2008年の段階でBBCは彼に注意までしていたという事実があり、それでことは解決していたはずである。バローマン主演のトーチウッドが始まった時には、バローマンの現場での行為は有名だった。いくら注意を促したとはいえ人気があるからといって穏便に済ましていたものを、今になってあたかも驚いたようにふるまうのは卑怯だろう。そんなに許せないことだったなら、なぜ当時彼を首にしなかったのだ?当時は大したことだとは思わなかったのなら、今の価値観で15年以上も前のことを蒸し返すのはおかしいだろう。

それにBBCの番組では男女の裸体など普通に放映している。イギリスのテレビはアメリカと違って、セックスに関する描写がおおらかである。アメリカでは普通のネットワーク番組では男性の局部どころか臀部すらも映さない。だがイギリス国営放送のBBCでは男性の正面からの全裸など普通に映される。そういう局で、バローマンがうちわの仲間たちの間で裸になったからなんだというのだ?

BBCが支持しているLGBTQ+のプライド月間では、全裸の男たちが子どもたちの前で男性器をひけらかしているではないか。ああいう行為を批判しないなら、バローマンの行為だけ批判するのはおかしいだろう。

結局バローマンはどうなったのかというと、ロレインでのインタビューでも謝罪をちょっとした後は、新しく始まるテレビ番組のレギュラーになった話や自分のコンサートツアーの宣伝でインタビューの大半が埋まった。この後にも他の番組でのインタビューで、やはり冒頭でスキャンダルの話をちょっとした後は、今後のイベントの宣伝をしていた。司会者たちが好意的であったことから考えて、ああ、これで終わったんだなと感じた。イギリスメディアはバローマンを許したのだ。

そして一年後の今、バローマンのフェイスブックを覗いてみると、コンサートやコンベンション出演の予定がぎっしり詰まっている。どうやらバローマンはキャンセルカルチャーの攻撃を生き延びたようである。


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