ウィスコンシン州美人副知事に対する悪質な侮辱に無言の左翼リベラルメディア

サンドラ・フルークなるプロ左翼市民に対する些細な侮辱を大げさに騒ぎ立てた左翼リベラルメディアだが、もっと悪質な攻撃を受けているのが保守派の女性だと完全にだんまりを決め込むのが左翼メディア。
ウィスコンシン州では共和党のウォーカー知事による経済立て直しに腹を立てた労働組合暴力団員たちが、ウォーカー知事を弾劾しようと躍起になっているが、同じく保守派の副知事、レベッカ・クリーフィッシ女史も弾劾せんと猛攻撃を行っている。
無論左翼リベラルはちょっとでも左翼リベラルの女性が右側から責められると、些細な事で女性蔑視だセクシストだといって大騒ぎするが、相手が保守派女性となったらその攻撃の仕方は紳士淑女の保守派には絶対に出来ないような悪質なものばかりだ。
同州マディソン市のラジオDJ、ジョン・スライ・シルベスターなる奴は、クリーフィッシが保守派ラジオトークショーホスト全員にオーラルセックスをしてあげたとか、大勢の男性をならべて次々に集団セックスを行ったとか、女史が癌生存者であることをおちょくったり女史の家族を侮辱したりした。「あんたの旦那があんたの親友と寝てることを願うね。」などと言ったりしている。
そしてさらにシルベスターは、クリーフィッシさんの娘や息子が母親の悪質な行為を毎日嫌というほど聞かされて学校でいじめられて帰ってくる事を望むなどとけしからんことを言っているのだ。
左翼連中は公人はどれだけ侮辱されてもいいが、一般市民への侮辱はオフリミットだと言っていなかったか?だからラッシュ・リンボーは責められるべきなのだと。クリーフィッシ副知事は公人でも彼女の夫や子供達は一般市民だ。その人たちへの侮辱はどうなるのだ?
あ、そうでしたね、
ザッツトータリーディファレント!


Comment

プロパガンダで悪いか! 海兵隊を好ましく描写したケイティ・ペリーのミュージックビデオ

ケイティー・ペリーという若手歌手は今アメリカで人気があるみたいだ。私のように芸能ニュースに疎い人間にはポップ界で誰が人気者かなんてことはわからないが、その彼女の新しいミュージックビデオでは、失恋した彼女が海兵隊に入隊し基礎訓練を体験している姿が好意的に描写されている。本来ならば、フェミニスト諸君はこういう独立心のある強い女性を敬うべきであるが、当ブログでもしょっちゅう書いてるように、アメリカのフェミニストは左翼第一でフェミニズムは二の次。左翼の大嫌いな軍隊を美化しているとして、悪名高いフェミニスト作家のナオミ・ウォルフは、ペリーのビデオは親海兵隊のプロパガンダだとフェイスブックで批判した。

ケイティー・ペリーのビデオ観た? まるっきり親海兵隊プロパガンダじゃないの!海兵隊からお金もらって作ったのかどうか是非知りたいものだわね。なんたる恥知らず。私は彼女はとても好きな歌手だったけど、暴力を美化する行為に私と同じように腹が立ったなら、彼女のボイコットを提案するわ。

下記が問題のビデオ。

私はペリーなる歌手のことなど全然しらないが、確かに海兵隊に女性をリクルートするには完璧なビデオだ。これを親海兵隊プロパガンダだというならそれはそうかもしれない。だが、だったら何が悪いんだ、と私は聞きたいね!
ウルフはご自分は女性蔑視や差別が横行し婦女暴行も日常茶飯事というオキュパイなんたらに参加して、わざと警察官を挑発した姿をビデオに撮って自分をニュースの中心にし、それをネタにして本まで書いてる人間だ。自分の行動をルポしてリポーター気取りの人間が他人のミュージックビデオをプロパガンダだといって批判する権利があるのかと批判する記事もある。
左翼リベラルはプロパガンダの専門家だ。自分らのすることなすこと全てプロパガンダではないか。最近のハリウッドの戦争映画なんて反戦反米プロパガンダばっかである。それがたま〜に親米や親米軍の映画やビデオが出て来ると「プロパガンダだ、プロパガンダだ!」と言って大騒ぎ。プロパガンダが気に入らないってんならてめえらのやってることは何なんだよ!

カカシ注:はい、声を揃えて言いましょう。せ〜の、ザッツトータリーディファレント!!!!


Comment

続惨事を無駄にしないリベラル、黒人少年の死を政治に利用するオバマ王

カカシが去年書いた「惨事を無駄にしないリベラル、、、」でも指摘したように、左翼リベラルはなにか社会的に悲劇的なことが起きるとすぐに保守派が作り出した険悪な環境に責任があると言い張る。事件そのものの真相も明らかにならないうちから、こういう事件は保守派がしょっちゅう人種差別を煽っているからだと言い出すのだ。
それでいて自分らが常にやっている人種差別行為や発言は完全無視。常に悪いのは右翼や保守派で自分らの行為はなぜか「事情が違う」のだ。

“That’s totally different!”(ザッツトータリーディファレント!事情が全く違うだろうが!)

というのが奴らの口癖。
ここ数日、フロリダ州で射殺された黒人少年について世間は大騒ぎしている。しかもまだ事情がはっきりしないうちからオバマ王自らが乗り出して来て、この事件は人種差別が原因だと言い出す始末。撃った方の男性は正当防衛を主張しているというのに、これでは加害者とされた男性の公平な裁判など望めない。

【ニューヨーク=柳沢亨之】米フロリダ州で17歳の黒人少年を射殺した男が、正当防衛を理由に釈放されたことで、全米各地で黒人らが「人種差別的措置だ」として抗議運動を激化させている。

 オバマ大統領も少年に同情する言葉を述べ、徹底捜査を求めた。
 米メディアによると、釈放された男(28)は父が白人、母が南米出身。2月下旬にフロリダ州中部サンフォードで、高校生トレイボン・マーティン君を不審者と思い込んで追いかけ、もみ合いの末射殺した。男は警察に拘束されたが、「先に暴行を受けていた」と主張。警察は、発砲は自衛目的だったとして男を釈放した。
 すると、この決定に反発し、男の訴追を求める署名150万人分がインターネット上で集まったほか、21日以降はニューヨークやフィラデルフィアで最大数千人規模の抗議集会が開かれた。23日には、フロリダ州内の約50校で黒人生徒らが授業をボイコットした。

この読売新聞の記事はかなり偏向があると思うが、マーティンを射殺したジョージ・ズィマーマンという男性はマーティンの挙動不振を懸念して彼の後をつけていたことは認めているが、警察に連絡した際に尾行は止めろと言われたので、途中で止めて自分の車にもどろうとしたところでマーティンに後ろから襲われたと語っている。
当初警察はズィマーマンの正当防衛説に納得してズィマーマンを逮捕しなかった。マーティンがズィマーマンに馬乗りになってズィマーマンが助けを求めているところを目撃したという人もいるが、その反対にズィマーマンがマーティンに襲いかかったと証言している目撃者も居るので、いったいどちらが本当なのか今のところよくわからない。
ところで、黒人市民の間からズィマーマンがマーティンを最初に尾行した動機が白人の間では普通な人種差別が原因で、逮捕されなかったのもズィマーマンが白人だったからだという声が上がった。しかしズィマーマンはラテン系である。ラテン系は黒人と同じでアメリカでは少数民族であり、一般の白人による黒人差別という計図は当てはまらない。しかしそこはさすが左翼リベラルメディア。ズィマーマンの片親が白人だということで、何故かラテン系白人という訳の解らないカテゴリーに彼を当てはめて、よってこれは白人対黒人という人種差別が動機だと言い張っている。
普段ちょっとでも少数民族の血が混じっていると、すぐに少数民族を主張する左翼リベラルが、都合のいい時だけは白人の血を持ち出す。アメリカで始めての黒人大統領と威張っているオバマですら母親は白人だ。片親が白人だというならオバマ王とてそうではないか? 白人の血が混じっていれば自動的に人種差別者ということになるなら、オバマ王はどうなるのだ? (口を揃えて言いましょう、せ〜の、ザッツトータリーディファレント!)
善良な黒人市民が黒人ギャングらによって射殺される例など無数にある。そういう事件は悲劇ではないのか?それを言うなら、黒人が白人を人種を動機にして殺す率の方がその反対よりも圧倒的に多いのだ。だがそれは左翼リベラルにとって悲劇にならない。
たとえば同じフロリダ州でイギリスの白人観光客二人が黒人青年に射殺された事件など典型例である。何の理由もなく単に被害者の顔が気に入らないというだけで不良な黒人に惨殺された白人青年二人。彼らの親族や友達は、この残忍な事件に関してオバマ大統領が全く無関心でいることに腹を立てている。黒人少年のマーティンの死は悲劇でもイギリス白人観光客の死などどうでもいいというのかと。
無論、オバマにとってイギリス人の死などどうでもいいのである。何故ならイギリスの観光客がアメリカの地元黒人に殺されたなんて話はオバマの政治的立場には何の利用価値もないからだ。いや、かえってそんな話に焦点を当てたらアメリカの黒人は暴力的だというステレオタイプを強調することになってしまうから無視しておきたいのだ。
黒人運動家の間ではアル・シャープトンなどが暴徒を煽動して暴動を起こそうなど呼びかけている。新ブラックパンサーという黒人暴力団はズィマーマンの首(生きていようと死んでいようと)に賞金をかけたりしてズィマーマンの暗殺を促している。映画監督のスパイク・リーなどズィマーマンの住所をツイッターで発表したりした。(後になって住所は無関係な老夫婦の家だということが解り、リーは謝罪したが、実際にズィマーマンの家だったらいいのか?)
左翼リベラルはやたらに保守派政治家やトークショーの言動について暴力を煽っている責め立てるが、黒人運動家や市民団体のこのあからさまな暴力煽動についてはまるで批判していない。だってそれは、もう一度いいましょう。

ザッツトータリーディファレント!

事情も解らないうちから殺されたのが黒人で殺したのが白人なら白人は裁判もしないうちから暴徒によってリンチされて吊るし上げを食ってもいいというなら、事情も解らないうちから白人を殺した黒人が暴徒にリンチで殺された古き悪しき時代と何の変わりがあるというのだ?
「疑わしきは罰せず」というのが文明社会の掟ではかったのか? 何故なんの事情も解らないうちから悪者を決めつける? ズィマーマンは有罪かもしれないし無罪かもしれない。だがそれは人種差別意識丸出しの市民運動家に煽動されたリンチマブが決めることではない。ましてや法治国家である一国の大統領が肩入れすることではない!


Comment

運動不足と肥満は癌になりやすい

本日はルナ伯母さんの更年期ブログと癌と肥満の関係について同時掲載する。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
最近アメリカでは2004年から2008年にかけて癌で死亡する人がどんどん減っています。しかし心配なのは、運動不足や肥満によって癌にかかる人が増えたということです
肥満で癌にかかるやすくなる理由として、ホルモン増加やインシュリン率の変化が考えられます。また運動不足によって慢性的に緊張して炎症を抑える組織を破壊したりします。
全体的に癌の発生率は減っていますが、調査によると癌にかかる人の1/4から1/3の人が運動不足や肥満が癌の要因と考えられています。アメリカでは人口の1/3がやや肥満か超肥満と言われていますから、これは非常に心配な現実ですね。
肥満が高血圧や糖尿や心臓病の要因になるということは広く知られていますが、癌の原因にもなるというのは私は初耳です。このことは一般にもあまり良く知られていないようですね。
太っていると癌にかかりやすくなるだけでなく、かかってからの治り方もよくないそうです。毎年癌死亡の約1/3の57万2千件が肥満や運動不足が大きな要因となったと思われています。これは喫煙者の脂肪率と同率です。
最近は癌にかかったからと言って必ず死ぬとは限りません。いえ、医学の発達によって癌にかかっていても治療しながら長く生きながらえることが出来るようになりました。しかし、回復を妨げる理由として不健康な生活習慣の影響がどんどん明らかになってきています。肥満やインシュリン抵抗性が癌生存者の回復を妨げる非常に大きな原因となっています。
更年期の女性にとって怖いのは閉経後の乳癌ですが、最近はホルモン治療と乳がんの関係が解って来て、やたらなホルモン治療が減ったこともあり全体的に乳がんの率は減っています。乳がんだけでなく、全体的に癌による死亡率は減っています。最近は癌の要因がかなり解って来ており、定期的な診断で癌になりそうな腫瘍を早期に取り除いたり、タバコなど癌にかかりやすい生活習慣を止めることで癌を防ぐことが出来るようになってきました。ですから全体的に癌死亡患者の率は癌の種類によって違いますが、平均して2004年から2008年にかけて1.6%の率で減っているそうです。
結論から言って、タバコを吸わず、健康な体重を保ち、適度に運動することが、癌の予防になり、よしんば癌にかかっても生存率が高いということです。健康な生活をしていれば健康でいられるって、、なんか当たり前だろって気がしますけどね。


Comment

左翼リベラルと呼ばれて当惑したという左翼リベラル

去年の一月、ツイッターにおいて私が書いた「惨事を無駄にしないリベラル、アリゾナ銃撃事件を保守派のせいにする」に対して批判をしている人たちがいた。そのうちの一人の佐久間裕美子という人が、上記の私のエントリーとツイッターでのやり取りについて自分のブログに書いていたのをヒョンなことから本日発見した。一年以上も前の話ではあるが、現在ラッシュ・リンボーに向けられている左翼リベラルによる偽善的な批判と当時アリゾナでおきた襲撃事件後のサラ・ペイリンや茶会党に向けられた批判とに共通する点が多くあるのであえて書く事にした。アリゾナの事件については上記の添付先の「惨事を、、、」を参照されたし。
私は当時この佐久間という女性も含め、数人と交わしたツイッターでのやりとりについてここで書いている

yumiko sakuma @ichigobatakekak ネオコンかどうかはさておき、事実誤認や恣意的な翻訳、論拠を示さない決め付けが多いのが気になりました。が、エンターテイメントとして興味深く読ませていただきました。

ichigobatakekak 苺畑カカシ
@yumikosakuma どこが事実誤認なのか、どの翻訳がおかしいのか、何が根拠のない決め付けなのか、そういう具体性を示さない批判には答えようがない。議論を避けるのは左翼リベラルの常套手段だからおどろかないけどね。

しかし私は佐久間という人がどんな人なのか全くしらなかったので、彼女の漠然とした批判についてこんなふうに書いた。

、、、、サクマさんは本当にリベラルが規則破りの常習犯だということをご存知ないのかもしれない。エーコーンや労働組合のSEIUの暴力団たちのあからさまな選挙妨害とか本当に聞いた事もないのかもしれない。

ところが、彼女のブログに書かれているプロフィールを読んでみたら、なんと「佐久間裕美子 ニューヨーク在住ライター。テーマは旅、人、カルチャー。1973年生まれ。東京育ち。1998年からニューヨーク在住。」というわけで、彼女と一緒に私のブログエントリーを批判した他の数人と同じニューヨークのエリート意識まるだし作家連中の一人だったと言う訳。道理で書く事に個性がないと思った。でもだとしたら彼女の無知さ加減は言い訳にならない。
面白いのは、彼女は私に「左翼リベラル」と呼ばれたことに当惑したということだ。リンクもつけずに他人の書いたエントリーを批判する行為自体、左翼リベラル典型な行動なのだが。

先日、ツイッターのタイムラインで話題になっていた見知らぬブログに、ついコメントともつかないようなコメント(「つい読みふけってしまった」)をしてしまったのがきっかけで、ご自分で「アメリカの極右翼です」とおっしゃっている方に、「左翼リベラル」と呼ばわりされる羽目になった。(略)実際のところ、自分が「左翼リベラル」だと意識することは、ほとんどない。
アメリカに暮らす一人の人間として、医療は政府がやるべきことだと思っているし、そういってきたから、そういう意味では左ってことになるかもしれないけれど、(略)そもそも、「右」「左」という分け方自体がもう今の時代にものすごくナンセンスな気がする。
ちなみに、他人のブログを批判したり、攻撃したりすること自体もあまり好きではないので、どうしても奥歯にモノが挟まったような言い方になってしまうけれど、私が一番びっくりしたのは、例のツーソンの事件を受けて、暴力を煽るような表現を規制する動きが出たことについて「惨事を無駄にしないリベラル」というタイトルで、右派に対する言論弾圧だ、という趣旨のエントリーが書かれていたことである。
ひとつの事象について、これだけまったく違う見方ができるということが驚きであった。
自分の主義主張と違う人を殺そうとした若者がいた、という事実に、右派だろうと、左派だろうと、政治家たちも衝撃を受けたから、規制しようという流れになったのではないかと思うのだが。(略)
政治の本来の目的が、人々の暮らしを改善することだということを考えると、主義主張に対するレッテル貼りほど無駄なことはないんじゃないかと思うのだが、どうでしょうか。

こうやって意見に右も左もないと言って自分はいかにも中庸ですという振りをするのも左翼リベラルの常套手段だから驚きはしないのだが、もし彼女が言うように「自分の主義主張と違う人を殺そうとした若者がいた、という事実に、右派だろうと、左派だろうと、政治家たちも衝撃を受けたから、規制しようという流れになった」というのが本当ならば、何故保守派のサラ・ペイリンや茶会党の表現ばかりが責められて、全く同じ表現もしくはそれ以上に悪質な表現をしてきた左翼リベラル連中の行為は全く責められないのか佐久間は考えたことはないのだろうか? 右派も左派もないというなら、なぜメディアによる攻撃は常に対右派だけなのだ?
左翼リベラルのレッテルに当惑した佐久間について、ミスター苺は、ニューヨークリベラルは常に自分らの間だけで暮らしているから、事実そういった仲間内では佐久間は中庸と言えるのかもしれないと言う。だから左翼リベラルばかりの仲間内の殻の外にある本当のアメリカを佐久間は知らないのだと。
ところで私は政治家には人々の生活を改善しようなんて余計なことを考えないで、人々の暮らしの邪魔にならないように必要な仕事だけしてくれることを期待する。やたらに改善しようなんて傲慢なことを考えるからオバマ大統領のような独裁がまかり通るのだ。


Comment

一般選挙に向けて左翼リベラルの熾烈な言論弾圧

二週間前のラッシュ・リンボーが避妊運動家サンドラ・フルークを侮辱した事を口実に、左翼リベラル運動家たちはメディアマタースという左翼団体の先導を受け、リンボーの人気ラジオ番組を打ち切らせようと猛烈な攻撃を仕掛け始めた。いや、始めたという言い方には語弊がある。何故ならメディアマタースのデイビッド・ブロックという男は、クリントン政権時代に一躍人気者となったリンボーに腹を立て、2004年から20年以上に渡ってリンボーの番組を打ち切らせようと執拗に攻撃してきた男だからである。
数日前ブロックは、ポリティコドットコムにおいて、リンボーの番組スポンサーが左翼リベラルの圧力に負けてどんどん番組から降りて行くことによって、リンボー番組の終わりは近いと宣言した。

ラッシュ・リンボーのラジオショーの糧となっていた財政モデルは、ここ数週間のうち少なくとも100社に渡る番組スポンサーの離脱によって崩れつつある。(中略)

メディアマタースフォーアメリカは、「ザ・ラッシュ・リンボー・ショー」を組織創設の2004年当初から観察してきたが、フルークに対してされたような口調や期間での攻撃は、リンボーはじめ他のメディア人物からも、これまでにされた例は記憶にない。
その理由から、メディアマタースは他の無数の団体と共に番組スポンサーに対し、リンボーの番組を経済的に援助することがいかに彼らの銘柄にとって不利益であるか教育を始めた。
スポンサーがリンボーに対して取っている行為が憲法で保証されている言論の自由を迫害するものだという神話がある。だが事実はその反対である。これこそが憲法第一条の力を示威(じい)するものなのである。

さて、これに対して番組から、同じくポリティコ紙面において反論が載った。
メディアマタースの言う財政モデルとはブロックの銘柄支持のみであり彼らの目的は言論弾圧以外の何者でもない、と番組報道官のフライアン・グリンクリッチ(Brian Glicklich)は語る。ブロックによる番組スポンサーへの圧力は何も今日に始まったわけではなく、今年の一般選挙に向けてすでに三年前から着々と計画されていたものだ、今回のフルーク事件はその計画を実行に移すための単なる口実に過ぎないとグリンクリッチは言う。グリンクリッチはまた、保守派の口調に対して猛烈な批判をするメディアマタースは味方の同じような言葉使いには無頓着だと指摘する。

事情が違う、と彼らは言う。だが彼らが言う場合には常に何やら不可能な屁理屈によって事情が違うということになる。だが事実は彼らは単なる偽善者なのだ。

しかしメディアマタースの悪質さは偽善などでは留まらない。ブロックはリンボーの番組スポンサーを「教育」し始めたと書いているが、そのやり方がえげつないのだ。

メディアマタース暴力団の要求は単純だ。『我々の敵を糾弾せよ、さもなくば敵とみなす』というもの。彼らは対象となるスポンサーの電話番号やメールアドレスやフェイスブックやツイッターのリンクを配布し順繰りに数々の小企業に対して番組から降りろと脅迫する。

お客さんはメールにしろ電話にしろ抗議の数に圧倒されて会社と連絡がつながらない。また、会社の社員達は抗議者への対応に手一杯で接客する余裕がなくなってしまうのである。「これがお前の言う教育なのか、デイビッドさんよ」とグリンクリッチ。
商売にとって宣伝は非常に大事だ。企業が宣伝する場所を選ぶ時は特にこれといった政治的な考えなど考慮にいれていない。単に一番効果的により多くの消費者の耳に宣伝が届く場所を選んでいるに過ぎない。その企業から宣伝場所を奪うということは、企業に対する営業妨害に他ならない。

メディアマタースは企業にお客さんに話しかけてはいけないというのだ。こうしてビジネスが縮小され従業員がリストラされたり会社自体が倒産したりしたら、メディアマタースは誰を責める?多分自分たちではないだろう。

以前にも書いた通り、ザ・ラッシュ・リンボー・ショーはアメリカ一の人気ラジオ番組であり何百万という聴取者がいる。リンボーショーのスポンサーになりたがっている企業はいくらもある。特に今回の話題でかえって聴取者が増えているくらいなので、実際にブロックのいうように100社のスポンサーが離脱したとしても、スポンサーになりたくてうずうずしていた他の会社が取って代わるだけだから番組自体は特に痛くも痒くもない。
それよりも、一番被害を被っているのはグリンクリッチが指摘しているようにメディアマタースの攻撃対象となり、番組スポンサーを降りざる負えなくなった小企業である。大企業ならちょっとくらいの嫌がらせや脅迫を乗り切るだけの経済的な余裕はある。だが、地方で二つ三つの寝具店を営むような中小企業にとってメディアマタースの脅迫を乗り切る力はない。そうやって中小企業が効果的に宣伝する場所を奪う行為が言論の自由を保証する「憲法第一条の力を示威(じい)するもの」だなどとデイビッドの野郎は平気で嘯(うそぶく)のである。
さて、これとは別に、圧倒的左翼リベラルの権威下にあるカリフォルニアはロサンゼルスにおいて、市議会は地方テレビ局やラジオステーションに対し「人種差別」や「男女差別」的な言葉使いを規制する議案を通した。

市議会は13−2の投票で「ロサンゼルス市のラジオやテレビ局の経営者は番組出演者が人種差別や男女差別的な侮蔑語を公共の電波において使用しないよう極力の注意をはらうことを促す」規制案を通した。

だが差別的な言葉使いというのは、非常に主観的な判断を要する。例えば保守派DJがオバマの政策は国のためにならないと言ったとしよう、左翼リベラルに牛耳られている市議会の判断によれば、オバマ大統領は黒人だからオバマへの批判はすべて人種差別的な発言だと言えばそれで通ってしまう。同じように男女差別にしろ批判の対象が左翼リベラル女性なら、これはすべて女性蔑視だといって批判されることは必定だ。
ところが何故か保守派への攻撃は保守派の黒人をアンクルトムだの家事専門の黒人奴隷に対する侮蔑的な呼び名を使ったり、ペイリンのような保守派女性を女性性器を表す侮蔑後で侮辱しても、公人への批判は許されるとかなんとか屁理屈こねて無視されることは目に見えている。
左翼リベラルは常に反対意見の弾圧に余念がない。彼らは多様性だの自由だの民主主義だのといった体のいい言葉を振り回すが、彼らほど独裁的で弾圧的な思想を持つ人もいない。
だが私はアメリカ市民は左翼リベラルが思うほど馬鹿ではないと信じる。左翼リベラル連中やメディアマタースのような暴力団が我々の言論の自由を弾圧しようとすればするほど、アメリカ市民は彼らの悪質な本性に気がつくはずである。今こそ保守派ラジオやブログや他のメディアは、左翼リベラルの攻撃に断固立ち向かう勇気が必要なのである。


Comment

苦学生が聞いて呆れる、納税者に自分の避妊費用を負担させろといいながら、自分は金持ちの恋人と世界旅行

三年間で三千ドルにも及ぶ避妊費用を奨学金で大学に行っている自分のような苦学生が負担するのは非常に困難だとして議会で証言したサンドラ・フルークなる自称一介の女子大生(本当は30歳のリベラル政治活動家)は最近金持ちの恋人と連れ立ってスペイン旅行をしたという。自分には避妊薬を買う金がないからジョージタウン大学が負担すべきだと言っていたフルークだが、スペイン旅行をするお金はあるわけね。
女性蔑視の発言が問題になっているビル・マーは、サンドラ・フルークを一般市民と言ったが実はとんでもない。フルークはオバマ再選運動のれっきとした工作員である。
フルークはもともと避妊権利活動家だったが、議会での証言後有名になったこともあり、現在元オバマ大統領のコミュニケーション局長で毛沢東の崇拝者アニタ・ダンが経営するSKDKニッカーボッカーというPR会社がフルークの活動PRを無料で担当している。
また、ビル・オーラーリーによると、フルークの恋人はウィリアム・マターパール(William Mutterperl)という金持ちで、ここ数年、民主党候補何人にも政治献金をしているバリバリの民主党運動家である。
オーラーリーはフルークに関して自分のフォックスニュースの番組のなかで下記のように語った。

「六日間に渡って我々は30歳のジョージタウン法律学校の学生がオバマ再選の主流な選手になると言って来た。「昨晩、我々は彼女が無料でただでSKDKnickerbockerというPR会社からPR援助を受けることになったと報道した。これは良い事だ。なにしろご存知のようにサンドラには避妊薬を買うお金もないのだから。しかしサンドラの話は避妊に留まらない。現在彼女は春休みで恋人とカリフォルニアで過ごしているが、この恋人はウィリアム・マターパールという民主党の実力者であり、すくなくとも56回も民主党候補や支持団体に政治献金を送っている。 それ自体は決して悪い事ではない。私は単にその事実を指摘しているにすぎない。」

明らかにフルークには有力なスポンサーが着いている。避妊薬を買うお金がないといいながら、フルークは全国を飛び回り、テレビやラジオを含めあちこちの舞台に出演し演説をぶっている。誰がこの費用を払っているのだ?
オラーリーはさらにフルークが浮上したタイミングも都合が良過ぎると語る。フルークはオバマ政権がカトリック教会に避妊や堕胎を保険で負担する法律を強制しようとして非常な批判を浴びている最中に都合良く現れた。
フルークの挑発的な発言にリンボーが軽々しく乗ってしまったことで、一見すると正義の味方オバマ王が颯爽と現れてフルークの女性としての名誉を守る、というふうに見えるが実はそうではない。
オラーリーはフルークはオバマ王の手先であり、有権者はこのような小細工に騙されてはならないと語る。問題なのは一ヶ月で2290兆ドルの国家赤字をだしたオバマ王なのだ。その事実から目をそらしてはならないと。


Comment

コメディアンの言論の自由は保証されているが、政治評論家のそれは保証されていないというビル・マーの屁理屈

保守派政治評論家でラジオ・トークショーホストのラッシュ・リンボーがオバマケアを支持するジョージタウン法律学校の女子大生を「あばずれ」とか「娼婦」とかいって侮辱したことで、大統領を始め左翼リベラル達は一週間に渡ってリンボーを猛攻撃したという話はすでにした。
当初のヒステリアに押されてリンボーのラジオ番組のスポンサーが二つか三つ降りるなどしたので、左翼リベラル連中はこれでリンボーも終わりとばかりに大喜びをしたのも束の間、この事件でかえって番組の聴取者が増えたとリンボーは言っている。先週も書いた通り、リンボーの番組はトークショーではアメリカ一の人気があるので、新しいスポンサーを探すのに苦労はないはずだ。特に聴取率があがったとなればなおさらだ。
それに比べてリンボーを批判したオバマの人気度はがた落ち。しかもリンボーへの一方的な攻撃に激怒した保守派市民の間から、リンボーの言葉使いがそんなにひどいというなら、サラ・ペイリンのことを女性性器を表す下品な言葉で罵ったコメディアンのビル・マーなどはどうなるんだ、何故オバマは左翼リベラルの女性蔑視の言葉使いは批判しないのだ、という声が強く聴かれるようになった。その批判があまりにも高まったため、オバマのシニアアドバイザーのデイビッド・アクセルロードはビル・マーのケーブルテレビ番組への出演をキャンセルした。
これについてCNNテレビ司会者のウォルフ・ブリッツアーは、民主党による「女性への戦争」キャンペーンの最近の犠牲者はビル・マーだと語り、リンボーはそうだとしたら非常に面白い展開となったと言っている。
さて、これについて、突然攻撃の矛先が自分に向けられた当のビル・マーの反応はというと、自分はコメディアンであり、コメディアンが政治家や公人を批判するのと、政治評論家のようなリンボーが一般人を攻撃するのとではまるで違う、比べる方がおかしいと言っている。言論の自由は市民が政治家を侮辱する権利を守るもので、法律学校の生徒をリンボーのような鎮痛剤依存症人間が侮辱する権利を守るためにあるのではない。といった屁理屈をごねた。
しかし、議会で証言したジョージタウン法律大学のサンドラ・フルークという女性は大学生とはいっても30歳の左翼政治活動家であり、およそ一般市民とは言い難い、いわゆるプロ市民。知名度は違うがサラ・ペイリンなどと同じような立場の人間で、公人といってもいい存在だ。だいたい議会で証言するという行為によって、フルークは単なる一般人の立場を捨てて公人になったと解釈されてしかるべきである。
また、言論の自由がコメディアンには当てはまるが政治評論家に当てはまらないというのはおかしな理屈だ。政治家への批判は誰によってされても保証されるべきである。時の政権への批判や反対意見こそ保証されなければ言論の自由など意味がない。
それにビル・マーはコメディアンではあるが、政治討論をする番組の司会者でもある。つまり、政治を題材としたエンターテイメント番組の司会であるという点では立場上ラッシュ・リンボーと何ら変わりがない。
娯楽番組としての政治批評をしているビル・マーがペイリンを侮辱する行為が憲法の言論の自由で保証されているなら、リンボーが公人であるフルークを批判する行為も同じように保証されてしかるべきだ。それを左翼リベラルのマーの言論は保証されて右翼保守のリンボーの言論は保証されないなどという偽善を平気な顔をして言えるマーという男はさすが左翼リベラルだけある。
リンボーの言動が一般市民によって批判され、スポンサーが数々と降りて聴取者が激減したというのであれば、それはそれで自由市場による決断であるから仕方ない。だが、リンボーを批判しているのは、リンボーが政策を批判した大統領や民主党であり、民主党べったりの左翼リベラルメディアである。言論の自由が保証しているものがあるとしたら、まさにこうした政権に対する批判こそ保証されなければならないはずだ。
一方、ビル・マーへの批判は政権や政党から出ているものではなく、保守派一般市民の間から出ているものだ。マーのファン達はペイリンへの下品な侮辱を聴いて喜ぶかもしれないが、そういう行為をしている人間やそれを喜んで聞いている人間達に、リンボーによる左翼プロ市民への侮辱を批判する権利はない。自分と同じ意見なら保証するが反対意見は弾圧するというのであれば、言論の自由など存在しないも同然だ。
幸いなことに、アメリカの一般市民はビル・マーが考えるほどアホではないので、こんな屁理屈は通用しないだろう。


View comment

オバマ陣営の「共和党は女性の敵」というスローガンが裏目に出た一週間

共和党大統領候補たちの最初の弁論会が開かれたとき、クリントン大統領(民主)の主席補佐官だった司会者のジョージ・ステファノポリスが突然避妊の話を持ち出した。候補者たちの間では避妊の話など全くでていなかったので、何故ステファノポリスが突然こんな場違いな質問をするのか皆首をひねった。 しかし数週間後、オバマ王が、自分が発案したオバマケアと呼ばれる国民皆保険の新しい規則に、宗教で禁じられていようといまいと、すべての雇用主が従業員の避妊や堕胎を健康保険で支払わなければならないと発表してはじめて、人々は「ははーん、そういうわけだったのか」と納得がいったのである。
アメリカの保守派は信心深い人が多く、特に避妊や堕胎には非常に神経質になる人が多い。それが無宗教なリベラルや無所属の人々から見ると、保守派の信心深さは「過激な右翼」という印象を与えることがある。オバマ王および民主党の狙いはここにあった。
オバマ王の代になって国家赤字が歴史上最高になり、ガソリンの値段がブッシュ時代の二倍以上にあがり、失業率も前代未聞のこのときに、女性の避妊治療を国民保険が払うか払わないかなどということが話題になること事態おかしい。だが民主党は単に話題を変えるというだけでなく、話題の焦点を女性に絞ることにより、あたかも共和党が過激な宗教右翼で女性の敵であるという印象付けをしようとしたのである。
先週議会で避妊にかかる費用が三年間で3000ドルという話をした女子大生にしても、わざと過激な発言をして保守派を挑発するのが目的だった。残念なことにラッシュ・リンボーがその挑発にまんまと乗せられて、この女子大生を「あばずれ」とか「娼婦」とか呼んだことで、民主党はこれを利用していかに共和党が男尊女卑の偏見に満ち満ちているかを証明できると大喜びした。アメリカのフェミニスト団体のNOW(ナウ)などは、リンボーの発言は「神からの贈り物だ」といって歓喜した。
ところが、蓋を開けてみると、結果は民主党が望んでいたこととは正反対のものとなった。本日発表されたCBSの世論調査によると、オバマの支持率はこれまでで最低の41%にまで落ちてしまったのだ。
今朝、ラッシュ・りんポーのラジオ番組を聴いていたら、リンボーはざまあみろ、と言わんばかりに大喜びしていた。ま、そりゃそうだろうな。
しかし何故、民主党による「共和党は女性の敵だ」というキャンペーンンは効き目がなかったのだろうか?
まず、アメリカ国民はオバマ王や民主党が思うほど馬鹿ではない。人々は今回の選挙の焦点は経済であることを十分に理解している。保険が避妊や堕胎を含むべきだなどという話は先ず失業率を減らし、国家赤字を減らし、ガソリンの値段を下げてからにしてくれと言うのが本音だろう。
それにだ、オバマ王によるカトリック教会への強制的な態度も批判を浴びた。避妊云々よりも、宗教の自由というアメリカ憲法の第一条を踏みつけにするオバマ王の姿勢はカトリック教徒のみならず、一般のアメリカ人の間でも非常な反感を買ったのである。
そして、最後に左翼リベラル連中がりんポーの言葉使いを批判しすぎたことがかえって裏目に出た。 自分らがしょっちゅうやっていることを棚にあげ、リンボーの言葉尻をつかんで鬼の首でも取ったように大騒ぎをしたことが、かえって左翼リベラル連中のこれまでの女性蔑視の行動を暴露する結果となってしまったからだ。
それというのも、これまで保守派はリンボーも含めティパーティーのメンバーなどに対して、左翼リベラルのトークショーホストや新聞や政治家たちは当ブログでは再掲できないようなひどい侮蔑語を浴びせてきた。サラ・ペイリンやミッシェル・モルキンのことを女性の性器をあらわす非常に下品な言葉で侮蔑するなど左翼リベラルにとっては日常茶飯事。リンボーおよびティーパーティー全体のことをナチスと呼んでみたり、「お前ら死ね!」なんて脅迫をツイッターなどでするのは普通である。
リンボーへの批判の声が聞かれると同時に、これまで自分らが散々ひどいことを言われてきた保守派たちは、リベラル連中の悪態を次々に暴露した。インターネットの時代だ。過去にひどい発言をしていれば、特にそれを悪いことだと思っていない連中のことだから、音声にしろ映像にしろ色々記録は残っている。リンボーの発言がそんなにひどいものだというなら、ビル・マーなんていうリベラルコメディアンの発言はどうなるんだ、というわけである。
リベラルコメディアンでトークショーの司会などもしている毒舌のマーは、オバマ選挙運動に100万ドルの献金をしたといって自慢していたので、リンボーの言葉使いは批判しても自分に献金するコメディアンの発言は批判しないのか、とオバマ王への批判も高くなっている。
いつまでも共和党を悪者扱いする小細工がものを言うと思ったら大間違いだ。オバマ王よ、観念せよ!


Comment

嘘だらけ、HBOテレビのサラ・ペイリン攻撃プロパガンダドラマ

2008年の一般選挙で共和党ジョン・マケインの副大統領候補として指名されたサラ・ペイリンの選挙運動をドラマ化したHBO局制作の「ゲームチェンジ」は、何の事はない、単なるサラ・ペイリン攻撃に過ぎないという批判が殺到している。
今日も朝のラジオトークショーでドラマの一部が紹介されたが、その描写はあまりにもアホらしくて聞いてられない。私が聴いた部分では、ペイリンがアメリカが第二次世界大戦でドイツと闘ったということさえ知らなかったとか、911同時多発テロはサダムフセインの仕業だと思っていたとか、いい加減にしろよ、ということばかり。
ビッグガバーメントのトレーシー・ドレイクが、「ゲームチェンジの上位10の嘘」と題して、この番組の嘘を暴露しているので紹介しよう。
「ゲームチェンジ」の嘘上位10:
第10位:HBOはマケイン・ペイリンの選挙運動について公平な立場で均衡の取れた扱いをした。という嘘
ドレイクによると、「均衡のとれた」描写などひとつもないという。

数年に渡ってペイリンのキャリアを追って来た立場から言わせてもらうと、ジュリアン・モーア扮する「ペイリン知事」なる人物は私の知っているペイリンとは似ても似つかない。

一部の人間を抜かして、ほとんどの共和党政治家が悪者扱いされており、登場人物の一人などディック・チェイニー前副大統領のことを「ダースベーダー」と呼んだりしている。また、マケイン・ペイリンの選挙演説に集まったティーパーティーのメンバーがオバマ候補のことを「テロリスト」「イスラム教徒」などとヤジを飛ばすシーンが出て来たりする。ティーパーティーのメンバーはオバマのことを社会主義だと批判したことはあっても、テロリストとかモスレムなどといって侮辱した事実はない。
また、マケインがペイリンにラッシュ・リンボーや他の過激派に感化されないようにと忠告する場面なども左翼の立場に立ったものでおよそ均衡の取れた見解とは言い難い、とドレイクは言う。
第9位:ペイリンは謙虚心がなく物忘れがひどいという嘘。
ドラマはペイリンのことを自分勝手で下品で不謙虚で馬鹿で物忘れがひどくて冷酷で精神的に不安定と描写している。 かろうじて母親として子供たちに深い愛情を持っているという点だけは認めてはいるが、それにしても、子供達と離れていると機能不能になるというアホみたいな描写がある。

私はペイリンを個人的には知らないが、ペイリンを知っている人たちからは上記のような話は一度も聴いた事がない。 それどころか全く正反対である。

ペイリンは利己主義どころか他の人の為に自分のキャリアを犠牲にする。謙虚心が無い人間が長時間電話で支持者と話をしたり握手したりするか、とドレイクは問う。また左翼リベラルの過激派俳優のアレック・ボールドウィンでさえ、バラエティ番組で一緒になったペイリンのことを「礼儀正しく謙虚な人だった」と語っている。
また「ゲームチェンジ」では、ペイリンは物忘れがひどいということになっており、マーク・ワレスがスティーブ・シュミットにペイリンは討論会で自分が教えた情報のどれも覚えていなかったと語るシーンがあるが、左翼リベラル雑誌ミズマガジンのイレイン・ラファーティー記者は、ペイリンの記憶力の良さは有名だが自分はそれを目の当たりにしたとし、非常に頭のいい人だと感心したと書いている。
第8位:ペイリンが合法な人工中絶を支持する政治家と一緒の舞台に立つのを拒んだという嘘。
HBOは番組制作において歴史的に正しい事実を調査したと語っているが、これは真っ赤な嘘である。もしペイリンがプロチョイス(人工中絶支持者)と舞台を共にするのを拒んだというのが本当だとしたら、ペンシルベニアやフロリダでプロチョイスのジョー・リーバーマンと一緒の舞台に立ったりしたのは何故なんだ?ペイリンはフェミニスト団体NOWのロサンゼルス支部長の紹介を受けたこともある。ペイリンは自分と意見の異なる人々を拒絶したりなどしない。左翼リベラルじゃあるまいし。
第7位:ペイリンがアラスカを脱出したいと思っていたという嘘。
ドラマの中で、ペイリンが選挙運動員のシュミット氏の耳元に「アラスカには戻りたくないわ。」と囁くシーンがある。モーアの演技力のなさもさることながら,ペイリンがアラスカにそんなに戻りたくないと思っているなら,何故知事を辞めた今でも家族と一緒にアラスカに住んでいるのだ、とドレイクは問う。いや、それどころか、ペイリンは「サラ・ペイリンのアラスカ」というアラスカの良さを紹介するドキュメンタリーに家族と一緒に出演したりしている、これをどう説明するのだ?
6位:マケイン選挙運動陣営がペイリンを選んだのはペイリンが女性だったからという嘘。
元マケイン選挙運動員でドラマの参考人でもあるシュミット氏は、ドラマの中にあるようなマケインが「女性を探せ」と言った事実は無かったと認めている。しかし些細なことなので特に問題はないと思ったと語っている。些細な事どころか、マケインが女性票を集めるために実力もないのに女性だというだけでペイリンを選んだとしたら大問題である。無論オバマ陣営はそれを主張したいのだ。
第5位:ペイリンが不法にアラスカ州警備隊員を首にしたという嘘。
ドラマの中でシュミットがペイリンに「あなたはすべての疑いから晴れたということは出来ない。あなたが権限を悪用したという調査結果が出ている。」というシーンがあるが、そんな調査結果は存在しない。それどころか、ペイリンに課された疑いはすべて2008年の選挙の前にすべて無実であったことが明らかになっている。
しかもHBOは、そもそもペイリンが知事としての権限を悪用したという調査を始めたのが民主党のオバマ支持者の政治家だったと言う事実を完全無視。しかもその政治家はオバマが大統領になってから褒美として優遇されている。ペイリンへの疑いは元々政治的な動機による魔女狩りだった、などという事実にはHBOは全く触れていない。
上位四つの嘘については次回に続く。


Comment