オバマ政権、性同一性障害の女子生徒を男子扱いせよと学校に圧力をかける

身体的には女子なのに自分は男子だと主張する、いわゆる性同一性障害の女子生徒が修学旅行の際に男子生徒と別室になったことに異議を唱えて、女子生徒の親が性差別を主張して学校側を訴えている訴訟において、オバマ政権はこの女子生徒を男子生徒として扱うよう学校に圧力をかけているという。
オバマ政権の司法省は過去二年にわたりカリフォルニア州にあるアーケディア市教育委員会に対し、性同一性障害の女子生徒に男子専門の施設を使わよと命じ、そうしないことは性別のステレオタイプに従わない生徒に対する性差別だと圧力をかけている。
そして司法省はさらにもって生まれた性とは異性と主張する生徒に対し、学校区が男子施設使用の許可を与えるだけでなく、生徒が望むのであればプライベートな施設も提供すべきだとしている。
オバマ政権には常識が通じないらしい。
ここで少し疑問に思うことがあるのだが、性同一性障害というのはいったい何なのだろうかと思い、色々調べてみたところ、これは精神病の一種であるらしいことがわかった。もって生まれた医学的な性別と自分の精神的な性別が一致しないという障害であるが、もしこれが本当に精神病であるならば、正しい対応はその障害に迎合するのではなく、障害そのものを治療することにあるはずだ。自分を男子を錯覚している女子を男子として扱うなど以ての外である。それを両親が率先して学校に要求するなど親としてあるまじき態度である。
私が思うに、この女子生徒は本当は学校で男子生徒と同じ施設を使いたいなどとは思っていないはずだ。彼女は自分が他の女の子たちと比べ男っぽいことに悩んでいるはずで、学校で自分だけが特別扱いされることなど望んでいるはずはない。思春期の女子である我が子に男子と同じ更衣室やシャワールームを使わせろなどと本気で求める親はわが子のことより自分らの変態的政治思想を重んじているとしか思えない。
ところで性同一性障害と診断されて、性転換手術まで受けたにもかかわらず、後悔している人たちが結構いるということを知ったので、そのことについては次回改めて書きたいと思う。


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強姦の被害者が罰せられる国,アラブ首長国連邦の野蛮な法律

今日のニュースでUAE(アラブ首長国連邦)のドバイでノルウェー人の女性が強姦の被害を警察に届けたところ、結婚外性交渉をした罪で16ヶ月の禁固刑を言い渡されるという記事を読んで、ああ、またかと思ってしまった。

以前にもオーストラリアの女性が自分が働くドバイのホテルで同僚数人に睡眠薬を飲まされた挙句に集団強姦され、肋骨を折るほどの重傷を負ったにもかかわらず、被害を警察に届けたところ、やはり結外性交渉をした罪で10ヶ月の禁固刑にしょされ、恩赦で8ヶ月で釈放されたという事件や、お酒を飲んだ帰りに三人の地元男性に誘拐され数時間に渡って集団暴行にあったイギリス女性が、許可なしに飲酒した罪に問われ罰金を要求されたというを読んだことがある。(幸いにして警察は彼女が強姦された話を信じなかったため、彼女は結婚外性交渉の罪には問われなかった。)

UAEは国際的なビジネスで栄えており、ドバイには近代的なビジネス街が立ち並び、ホテルやバーなども西洋風で外国人の居住者の数が地元民を上回るという。それで外国人、特に西洋人たちは、ドバイの法律が自分らの国の法律と同じようなものだと勘違いするケースが多く、UAEの法律が回教によって仕切られているという事実に無知な人が多いのだ。

はっきり言って、イラク戦争以来、イスラム教の男尊女卑な女性にたいして非常に理不尽な法律について無知な西洋人が多いということのほうが私には不思議なのだが、外国へ行くならその土地のことを多少は知った上で行くのが訪問者としての責任だ。

強姦された女性が反対に罪に問われて禁固刑になるような国では被害者は泣き寝入りをせざる終えない。イスラム教の法律では強姦はイスラム教徒の男性4人の証言がなければ強姦としては認められないというばかげたしきたりがある。それを重々承知の地元男性はそういう事情を知らない隙だらけの外国人女性を食い物にしているのである。表沙汰にならないだけで、いったいこれまでどれだけの外国人女性が集団暴行の犠牲になってきたかわからない。もし女性たちが今でもUAEに住んでいるとしたら、彼女たちが真実を語ることは不可能である。

私は外国人女性はどんな事情があってもドバイへ行くべきではないと思う。一人で行動していなくても、泊まっているホテルの従業員から案内のガイドや一緒に働く同僚やバスやタクシーの運転手らから襲われる例が後を絶たないからである。

私が読んだ何件かの事件でも、加害者が被害者と顔見知りであるとか、ホテルのバーなどで隣通しになった人などから睡眠薬を飲まされた上に集団強姦されるというのが多い。以前のオーストラリア人女性の場合は、自分の勤めるホテルのバーでお酒を飲んでいたところに同僚が話しかけてきて知らないうちに薬を盛られたと言っているし、今回のノルウェー人の女性も出張中のドバイで同僚とお酒を飲んだ際に薬を盛られて強姦されたと語っている。イギリス人女性の場合はちょっと事情が違うが、彼女はバーにいた男性に薬をもられた言っている。

以前にアメリカの女性兵士がバスの運転手に襲われた事件では、兵士が反対に運転手を素手で取り押さえて警察に突き出すというハッピーエンドで済んだが、彼女が兵士ではないか弱い女性だったらどういうことになっていたのか、結末は容易に想像がつく。またUAEのホテルのプールで水着姿で涼んでいた西洋人女性記者がホテル従業員に強姦されたという事件もあった。

いい加減我々は学ぶべきだ。イスラム諸国では文明社会の常識は通用しない。我々が普通と思う法や規律は存在しないのである。そんな国に経済的な機会があるからといって外国人女性がのこのこ行ってはいけないのである。それを承知であえて行くというのであれば、それなりの対策を整えた上で行ってほしい。それにしたってどれだけ安全なのかわからないが。
私は絶対に行かないからね!

アップデート:この記事を読んだ翌日の7月22日、この女性は宮廷から恩赦をもらい無事にノルウェーに帰国することになった。多分国際社会からの批難を受けて国の評判に拘ると恩赦にしたのかもしれない。ま、この件はそれで済んだかもしれないが、UAEは犠牲者を罰する法律を見直すべきである。


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大統領自らが人種戦争を煽る意味はなにか?

アメリカの人種問題は日本人や他国民が考えているほど単純なものではない。多くの日本人はアメリカの左翼リベラルメディアの報道を鵜呑みにして、黒人がひどい差別を受けていると考えているかもしれないが、実はそんなことは全くない。だいたい黒人が大統領に選ばれる時代に何が黒人差別なんだ、とカカシは聞きたいね!
ハリウッド映画ひとつとってみても、アメリカにおける黒人の立場がどれだけ向上したか分かるはずだ。昔(1960年代くらいまで)は主流映画の登場人物はほぼ全面的に白人で、黒人が登場した場合は女中とか掃除夫とかいった特定の職種に限られていた。1970年代以降は黒人が重要な役で登場することが増えたが、それでも役割は黒人としての役割であり、その人が偶然黒人だったという設定はあまりなかった。それが1980年以降は黒人のスターが一挙に増えた。エディ・マーフィーとかウエスリー・スナイプ、デンゼル・ワシントン、ウィル・スミスといった役者らの役は特に黒人である必要性を感じない。たとえばメン・イン・ブラックのウィル・スミスの役は白人でも黒人でも関係なく成り立つ。
ハリウッド映画はアメリカ社会の実態を完全に反映しているわけではないが、テレビのバラエティー番組で黒人と白人の男女が一緒に踊っていたというだけで苦情の電話が殺到した時代から考えると、黒人の主役をごく普通に受け入れられるようになったアメリカにおける人種間関係が過去と同じだと考えるのが如何に馬鹿げているかが分かるはず。
にもかかわらず、今回のトレボーン・マーティンとジョージ・ジマーマンのような事件が起きると、ただの正当防衛事件が人種差別問題へと話題が変わってしまうのは何故かといえば、黒人が「犠牲者」と思われる事件が’起きると、それを悪用して人種間問題を拡大し自分らの政治的影響力を増大させようする左翼リベラル市民運動家が居るからである。そして左翼リベラルの主流メディアが彼らに迎合して人種差別意識を扇動するような記事を書きたてるからだ。
多くの主流メディアはマーティンのことを黒人と表現しながら、ジマーマンのことは「自称ヒスパニック」もしくは「白人系ヒスパニック」と表現して、ジマーマンがヒスパニック系の少数民族であることを過小評価している。ジマーマンは父親が白人で母親やペルー人の混血。ジマーマンが白人なら白人の母親を持つオバマも白人ということになる。しかるにオバマは黒人でジマーマンは白人というのはどういう理屈なのだ?
オバマ自身、白人の片親を持つジマーマンではなく、両親黒人のマーティンのほうへの一方的な同情心を示し、自分に息子が居たらトレボーンのような子だっただろうとか、今回の演説では35年前の自分もトレボーンのような目にあったかもしれないなどと語り、ジマーマンを襲って射殺されたマーティンに肩入れしている。
はっきり言ってアメリカ国家の大統領であるはずのオバマがひとつの人種にのみ同情心を示すことの意味は深い。これはアメリカの黒人たちが常に感じている対白人もしくは非黒人に対する嫌悪感や脅威を確認したことになり、黒人による非黒人への暴力をも半ば奨励したようなものである。
だが、今回のオバマ王の声明は黒人市民への同情を示すというより、次回の選挙で黒人票を得ることが本当の目的だ。黒人市民運動家は民主党の票獲得には欠かせない強い味方である。黒人の候補が民主党から出るとは限らない次回の選挙において、民主党は黒人の味方であるという印象を強化するためには、常に黒人は人種差別の被害者であり民主党だけがその苦痛を理解できるのだと強調する必要があったのだ。
ジマーマン無罪判決を抗議するデモ行進が全国各地で計画されているが、その際にデモに隠れて暴動を起こそうというけしからん黒人たちも集まってくる。事実数十人から時には100人以上に及ぶ黒人暴徒が商店や通行人を襲う事件があちこちで頻発している。左翼リベラルメディアはその恐ろしい事実をほとんど報道しないが、ローカルニュースやツイッターやソーシャルメディアを通じて、少しづつだがニュースは広まっている。
もし今後、オバマ王の言葉に勇気付けられた黒人の若者たちが、次々に「トレボーンの仕返しだ」といって暴虐な行為を続け、司法省も警察もメディアも完全無視した場合、いったいアメリカはどうなるのだろうか? それこそジマーマンのように武装して自分の身は自分で守らねばならんと思う国民が増えるのではないか?
黒人暴徒の暴走を黙認すれば、それこそ黒人だというだけで犯罪者という目で見られる無実な国民が増えるはずである。そうなって一番迷惑なのは善良な黒人市民である。
人種戦争が起きて得をするのはオバマ王ならびに左翼プロ市民のみ。一般国民にとっては恐ろしい脅威である。


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オバマの連邦政府一律予算削減が裏目に出る

Sequestration (シクエストレーションもしくはシークエストレーション)とかFurlough (フォーロー)とかいうのは最近になってカカシが学んだ言葉である。オバマが大統領になってからというもの不思議な言葉がいくつも飛び出してくる。以前にも書いたが、このシクエストレーションというのは一律予算削減の意味で、フォーローというのは無給自宅待機の意味。連邦政府公務員は7月から何かしらの無給自宅待機を強制されている。省によってそのやり方は違うが、防衛省は週一で今年度の終わりの9月30日までの11週間が強いられている。事実上20%の減給である。
来年度のシクエストレーションは今年度よりも大幅なものだというから、いったいどれだけの減給を強いられるのかと心配していたのだが、シクエストレーションはオバマが思ったほど共和党攻撃に役立っていない。いや、それどころか、シクエストレーションはオバマに全面的な責任があると多くの公務員が思い始めている。そこでオバマ王政権は一律削減という強行な態度を多少和らげて、なるべく苦痛を伴わない削減を考え始めているという
それで数々の省ではフォーローの日にちを減らすかキャンセルするかの対策をとりはじめている。
連邦政府の無駄遣いを減らすという目的での予算削減なら我々も大歓迎なのだが、この度のシクエストレーションはわざと無駄なものでも必要なものでも一律に減らし、連邦政府機関全体で苦痛を分かち合うしくみになっている。
そもそもオバマがこのようなばかげた提案をした理由というのも、連邦政府予算を国民が一番苦痛を感じるところから削減することによって予算削減がどれほど国民にとってよくないものであるかを思い知らせることにあった。連邦政府予算を削減すると、国民はこんなに迷惑するのだ、だから国家予算削減は悪なのだ、それを提案する共和党は悪なのだ、不景気を乗り切るのは増税しかないのだ、と国民に訴えるのが狙いだった。
共和党は連邦政府の予算削減は無駄からはぶいていけばいいのであり、国民の生活に支障を起こすような削減をする必要はないと主張してきた。実際共和党はシクエストレーション直前にオバマ王に不必要で一番国民に悪影響を及ばないプログラムから削減しようと提案したが、オバマ王は断固としてその提案を拒絶した。
実際防衛省の公務員は強制自宅待機について、減給のみならず軍隊の任務遂行に多大なる悪影響を及ぼすと訴えてきたが、その度に「オバマ大統領は国民が一番苦痛を感じるやりかたでの削減を望んでいる。悪影響が出なければ意味がない」と上部から言われている。
オバマの当初の狙いは、この苦痛をすべて共和党のせいにすることにあったのだが、もし防衛省の公務員が言われているようなことを他の省の公務員も言われているとしたら、我々の苦痛の原因は全てオバマ王にあると人々は思い始めているはずである。
実際このシクエストレーションは通称「オバマのシクエストレーション」といわれており、オバマに責任があると思う国民が圧倒的であり、よしんば議会を責める人がいても、すべてが共和党のせいだという人はまずいない。シクエストレーションによって共和党の不人気を促進するというオバマ王の狙いは完全に裏目に出たのである。


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アジアナ航空、事故の根源は韓国のパイロット訓練にあり

この間、サンフランシスコで起きたアシアナ航空のボーイング777着陸失敗事故について色々不思議な点が多いが、このウォールストリートの記事読んでいてちょっと解らない点がいくつかあった。

アシアナ航空214便が危険なまでに低速・低空飛行でサンフランシスコ国際空港に向けて降下していたときに操縦かんを握っていた機長のイ・カングク氏は、777型機の熟練パイロット監督の下、胴体幅の広い同型機の操縦訓練の最終段階を半分ほど終えたところだった。(略)
事故発生以来、アシアナ役員はパイロットは両者とも経験豊富で、同社の訓練制度も全ての国際的・国内的な要件を満たしていると繰り返し主張している。

イ機長が訓練中で777型機の飛行時間は48時間程度だったという話は聞いていたが、訓練中だったというからには監督していた教官が一緒だったはずで、どうしてその教官が訓練生の間違いに最後まで気がつかなかったのかという疑問が生まれる。
それについて、ネット上で出回っている興味深いメールを読んでいて、はは〜んなるほどね、と思うことがあった。
内容からいって著者は旅客機パイロット訓練に携わったことのあるプロらしいことがわかる。実際にこの人物が本当にパイロット教官だったのかどうかは確認できないが、他で読んだものなどからもこの人物の書いてることには信憑性が伺われる。
匿名のメールなのでブラウン機長と仮名をつけておこう。メールの日付は2013年7月8日。 UALの機長(スタンダードキャプテン)の座を引退した後、ブラウン機長はボーイング社系統のアルテオン社でシミュレーショーン飛行の教官となり、アシアナ航空勤務になった。
ブラウンは、アシアナ航空担当になってすぐ、パイロットたちの基礎知識のなさに愕然としたという。他の会社では普通な副機長から機長へと十年から二十年かけて昇格していくというような規則はなく元軍人の操縦士が優先的に高位に付き、また右座席から左座席(副機長から機長)への昇格もアメリカなどと比べると極端なほどの速さで進んでいた。 これはアシアナだけでなく、六ヶ月後に大韓航空に移ってからも事情は全く同じだったという。急速に拡大するアシアナ航空は必要な人材の訓練を急速にする必要があったからだろう。ブラウンは合計「なが〜い5年間」を韓国で過ごしたが、まるで地雷だらけの環境での仕事だったという。
韓国ではパイロット達の間で非公営のウェッブサイトがあり、そこにパイロット達がそれぞれの教官による訓練や試験問題などを掲載し、他の訓練生たちが予習できるようになっているのだという。ブラウンはこれは会社公認のものではないと思うというが、二〜三回の訓練時間が終わると、すぐにブラウンのデータベースが作成されていた。これは他のすべての教官についても同じだ。
日本人の感覚としては、大学受験などで受ける大学の過去の試験をもとに勉強するのは普通なので、それぞれの教官の訓練や試験の仕方を学ぶことはそれほど悪いことだとは思わない。ブラウンはある例をあげ、最初の数回はすべてのパイロットが失敗したのに、ちょっと経つと全員が成功したという。どうやら誰かが回答をサイトにアップしたらしい。それでもパイロット達が知識を学んだのであればそれはそれでいいのかもしれないが、韓国のパイロットたちは事前に答えの解っていない緊急事態に全く応対できなかったという。
ところでアシアナや大韓航空が外国から教官を招待したのは、諸外国から強制されての事だった。韓国航空会社の国際線進出が拡大されるにつれ、韓国機は機長の操縦ミスによる事故が多いことが諸外国から注目されるようになった。それでアメリカのFAA、トランスポートカナダ、ヨーロッパから、パイロットの技術を向上させなければ諸外国への乗り入れを差し止めると勧告されたのである。
それで大韓航空とアシアナはそれぞれボーイングやエアバスの元パイロットをアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして欧州などから教官として招き、訓練を始めた。ブラウンが韓国にいた2003年から2008年当時、アシアナには60人くらい、大韓航空には40人くらいの教官がいた。
しかし韓国側からは外国人教官による訓練に対する抵抗が非常に大きく、欧米では普通の技術の習得を強制した有能な教官が次から次へと落第生を出し過ぎるという理由で解雇になったという。ブラウンがいうに韓国のパイロットたちは極々基礎的な技術である、目で確認するアプローチが出来なかったというのだ。
ブラウンの生徒たちは、今回着陸失敗したアシアナのパイロット同様、着陸の際3マイル付近までは標高1000フィートを保ち、3マイル地点で一分間に600から800フィートの割で下降するという計算が出来なかった。ブラウンはこうした基礎的技術を習得できないパイロットを年に3〜5人失格にした。だが、ある年、特にひどいパイロットを失格にしたところ、このパイロットは社内でも高位につく重役だった。ブラウンが一時帰国して韓国に戻ろうとしたとき、大韓航空はブラウンのビサを拒否した。ブラウンが失格にしたパイロットは別の教官から合格点をもらい、今でも旅客機を操縦しているというのだから恐ろしい。
ブラウン機長はこのメールを他のパイロット宛に書いているので、専門用語が多くパイロットではないカカシには難解な箇所がいくつもあるが、ブラウンが試験をした多くのパイロットが基礎的な着陸技術を持っていなかった。要するにアシアナにしろ大韓航空にしろ、実際にパイロットの技術向上には全く興味がなく、諸外国から送られて来た教官から合格点をもらって国際空港への乗り入れ差し止めを防げればそれでいいと思っているのだ。
今回の事故についてブラウンはこういう事故がもっと起こらないことのほうが不思議だという。韓国のパイロット訓練が極端に改良されない限り、今後こういう事故は次々に起こるだろうとブラウンは言う。
しかし韓国人は頭がいいのに何故飛行機の操縦が出来ないのだろうとブラウンは首をひねる。パイロットたちは皆マニュアルを丸暗記していたが、それを実際に応用するとなるとまるで駄目だった。特にクロスウィンドの着陸計算は彼らにとってまるで解らない謎だった。
彼が教えたパイロットで一番優れていた韓国人は実はアメリカ生まれのアメリカ育ちの韓国系アメリカ人。このパイロットは何をやらせても優秀点で合格したという。ということは韓国人という人種に問題があるのではなく、韓国の暗記重視の教育に問題があるのではないかとブラウンは言う。
日本も韓国もそういう点では共通するものがあるが、東洋の教育はとにかく詰め込み式のものが多く、創造力を養う教育になっていない。また、上の人には逆らわないという文化が根強いため、組織のやり方が不合理でもそれを指摘するのは難しい。やたらに会社お方針を批判したりすれば解雇の恐れがある。
また韓国では個人パイロットがあまり存在しない。アメリカでは子供時代からパイロットを夢見て個人的にパイロットスクールへ行ったりする人が結構いるが、韓国では個人小型飛行機の飛行は違法なんだそうだ。それでも韓国政府が若者をリクルートして海外でパイロット訓練を受けさせたりすることもある。ブラウンはそういう海外訓練組は往々にして元軍隊のパイロットたちより成績が良かったという。戦闘機を操縦できるパイロットが民間小型飛行機のパイロットより腕が落ちるというのはどういうことなのだろう?
さて、最後に飛行時間の計算だが、最近はオートパイロットが発達しているため、離陸後はずっと自動操縦になる。ということはソウルからサンフランシスコまでの10時間の飛行中、実際の飛行時間は3〜4分! 今回のパイロットは合計48時間の飛行時間があったというが、国際線となれば四回くらいしか飛んでいないことになり、実際の操縦時間は離陸着陸をあわせて6分として合計たったの24分!
と、ここで最初に私が不思議に思った疑問について考えてみよう。訓練中だったパイロットは別として、訓練にあたっていた教官が何故訓練生の間違いに気がつかなかったのか。この教官の「熟練」度とはどのくらいのものだったのだろうか? もしかしてこの教官はブラウン機長が失格にしたあの低能パイロットだったりして、、
もう韓国の飛行機には乗らないぞ!


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フロリダ銃携帯青年正当防衛事件、ジョージ・ジマーマン無罪!

フロリダで隣近所警備のボランティアをしていたジョージ・ズィマーマン青年が、近所をうろついていた怪しげな若者トレボーン・マーティンを射殺し殺人罪に問われていた裁判の判決が本日出た。判決は無罪!
この事件についてはカカシが「続惨事を無駄にしないリベラル」で書いたが、背景を簡単に説明すると、去年の3月、ボランティアで隣近所警備をしていた銃刑携帯許可証を持っていたズィマーマンは、近所をうろついていたトレボーン・マーティン(17歳)なる若者に目をつけた。マーティンの挙動を怪しく思ったズィマーマンは警察に通報したが、電話口の警官はズィマーマンに尾行を止めるようにと忠告した。
ズィマーマンによると、警察の警告に従って尾行を止め、マーティンを見失ったこともあり、自分の車に戻ろうとした。その時、マーティンが突然薮から飛び出しズィマーマンに詰め寄ったという。そこで多少口論した後、マーティンはズィマーマンに襲いかかりズィマーマンを地面に叩き付けズィマーマンに馬乗りになって殴り掛かった。ズィマーマンは身の危険を感じて持っていた銃でマーティンを射殺した。
ズィマーマンは当初から正当防衛を主張しており、事件当初捜査にあたった地元警察もズィマーマンの証言を信じて一旦逮捕したズィマーマンを即釈放した。
ところが、この事件は人種差別者による殺人だったという抗議の声が黒人運動家の間からあがり、オバマ大統領までが一緒になってトレボーンが黒人差別の犠牲者だったと黒人市民を煽ったため、フロリダ警察は世論の圧力に負けてズィマーマンを殺人の疑いで正式に逮捕。今回の裁判に及んだというわけだ。
アメリカには何かと言うと人種差別を持ち出して少数民族の感情を煽り立てるリベラル運動家が居る。彼らの社会的地位は非常に高く、黒人が加害者で白人や非黒人が被害者の場合、黒人が逮捕されない場合は非常に多い。オバマ王が大統領になってから、この傾向はさらに悪化し、黒人集団による白人や他の非黒人への暴力が後を断たない。実際に黒人による非黒人への犯罪は白人や他人種による黒人への犯罪より断然多いのである。よって黒人が住まない住宅街で見知らぬ黒人がうろついていたら誰でも警戒する。これは悲しいが実情なのだ。これは黒人差別とかなんとかいうことではない。
この事件について日本語で書いているマーシュなるブログを見つけたのでちょっと引用すると、、

この問題は、黒人側に立たないと理解できない。
黒人側としては、見た目で犯罪者扱いされ、自己防衛を理由に殺されることに納得がいかないからだ。
「銃が奪われそうでこわい」と思い、過剰な恐怖心で銃を撃ってしまったのなら、それこそ黒人差別でもある。
白人ならば、たとえ殴り合いになったとしても、「銃を奪われて殺される」とまで思わなかった可能性もある。
ジマーマンは彼を見つけたとき、町を荒らすドラッグ・ディーラーか何かではないかと決めつけ、警察に通報した。
しかし、マーティンはコンビニに飲み物を買いに行っていただけだった。

そうかあ? 私だったら私を地面に叩き付けて私に馬乗りになって何度も殴り、私の持つ銃を奪い取ろうとする人間が黒人でも白人も、それをいうなら日本人でも恐怖を感じるね。
正直な人なら、普通に道を歩いていて数人の黒人グループと行き当たるのと数人の白人グループと行き当たるのとで、どちらに危険を感じるかと聞かれた場合、誰でも、それは黒人グループだと答えるはずである。これは聞かれた人が黒人でも、その人が正直ならそう答えるはずである。事実黒人による犯罪で一番被害に遭うのはだれあろう善良な黒人市民なのだから。
ところで注目してほしいのは、ズィマーマン自身白人ではないということだ。主流メディアはズィマーマンが白人崇高主義の黒人差別者だという印象を与えるため、ズィマーマンがラテン系の少数民族であることをほとんど無視して白人であるかのうように報道している。マーティンが有色人種ならズィマーマンも有色人種なのである。無論だからといってラテン系のズィマーマンが黒人に対して差別意識を持っていないということにはならないが、検察側がいうようにズィマーマンが人種差別者で、それが動機でマーティンを射殺したという証拠もない。
アメリカの法律では弁護側はズィマーマンが正当防衛でマーティンを殺害したと証明する必要はない。検察側の主張である、ズィマーマンが殺意をもってマーティンを殺害したという説には充分納得がいかない、ということさえ証明できればいいのである。
この事件は最初から最後まで黒人市民運動家による言いがかりだと感じていた我々は、今回の陪審員の賢明なる判決にホッと胸をなで下ろした。なぜならば、ズィマーマンが無罪だということだけでなく、これを機会にフロリダの銃携帯法や自衛法を改悪しようという動きに釘をさしたことにもなるからである。
とにかくよかった。


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オバマが大統領だからといって自分が提案したオバマケアを一部修正する権限はない!

オバマ王は本気で自分が王様だと思っているらしい。オバマ王は自分が提案したオバマケアと呼ばれる国民皆保険制度の一部を一年間見送ると勝手に発表した。だが議会で通った法案は議会にのみ修正権限があるのであり、いくらオバマ王が自分で提案した法案だからといって自分勝手に修正する権限はないのである。スティーブ・キング下院議員はオバマ王に対し、法案修正は議会を通すべきだと主張した

「オバマ大統領には自分の法案を調整する権限を憲法上持ち合わせていない。」とキング議員は主張。「憲法上、大統領が法律を簡単に免除する権限はない。どれほど自分の法案を差し止めたいと望んだとしても、それが出来るのは議会だけだ。

「二年前、オバマ政権は国土安全保障省の役人を通して国家の移民法を施行しないと発表した。今回政権はブログにおいて財務省の副長官を通じて大統領自身の健康保険法の雇用主に対する罰則を施行しないと発表した。我が国は憲法共和制度であり、議会が設立した法律によって統制されている国だ。役人たちのメモやブログで統制されているのではない!」

さて、オバマ王が見送るとした法律の一部というのは、就業時間が週に30時間以上の従業員が50人以上居る企業の雇用主に対し健康保険の提供を強制するもので、それに従わない企業は高額な罰金が課せられるという部分だ。この施行は来年の1月1日から施行される予定だったが、オバマ王はこれを一年間見送ると発表したのである。ただし個人による健康保険介入強制部分はそのまま施行される予定だ。
となると、一番被害を被るのは今現在保険に介入していない個人、もしくは企業によって時間を削減され保険を失った従業員たちである。なぜならば、最近オバマケアのせいでかなりの損害を受けると考えた大手の保険会社が個人向けの保険を取りやめる方針を次々と発表。既存の保険会社も、オバマケアが強制するサービスの供給を恐れてその保険料を大幅に値上げすることになった。これまで予算の都合で保険に入らない選択ととっていた人々は、法律上保険加入を強制され、それに従わない場合は税金によって罰金を取られることになったのである。
いったいこれの何が保険制度改良なのだ?何が「お手軽医療保険」なのだ?
日本の皆さんは、日本の保険制度を考えてオバマケアがそれと同じような制度だとお考えかもしれない。だからアメリカ市民がどうして国民皆保険に反対するのか理解できないかもしれない。だがオバマケアは日本の国民保険とは雲泥の差がある。いや、差というよりも全く異質なもので誰にも理解できない化け物である。
オバマケアによって得をする国民は唯の一人も存在しないのである!
オバマ王が法律の一部を差し止めるなどと、憲法も議会も無視して勝手なことを言っているのも、オバマ王に政治献金する企業から苦情が殺到したからだ。今オバマケアを実施すれば次回の選挙に響くと考えたオバマ王は次回の選挙の後まで法律施行を見送ろうと考えたのである。
だが、自分で良しとして通した法律の施行が選挙で不利になるというのは、いったいどういう法律なのだとカカシは聞きたい!本当に国民の医療保険を改良する法律であるならば、オバマ自身が本気でそうなると信じているのであれば、自分から率先して保険に加入してしかるべきだし、自分を支持する企業らも真っ先に加入を希望するはずである。それが何故政治献金を多額にしている企業はオバマケアから免除されるのだ?これではオバマケアは保険制度改良法どころか、自分の言いなりにならない企業への罰則でしかない。

「俺様の言う通りにせんのなら、オバマケアを強制するぞ!」

オバマ王の望む国家はオバマの独裁である。最初から国民皆保険などオバマは考えていなかったのだ。オバマはこの法律を悪用して国民を独裁しようというのが狙いだったのである。
民主党が多数議席を握る上院なオバマのこの独裁を黙認するのであろうか。
多分ね。


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エジプトのクーデターを傍目にヨットで遊びほうけるケリー米国務長官、一方空気の読めないオバマ王のモスレム同胞団応援発言

エジプトで反政府の軍隊がクーデターを起こしているというのに、なんとアメリカのジョン・ケリー国務長官はヨット遊びに余念がなく、モルシ大統領が反政府軍に拘束されたという今になっても、休暇から戻って来る気配がない。オバマ大統領は大統領でエジプト市民が政府の悪政に怒り狂っているというのに、いまだにアルカイダを生んだモスレム同胞団を支持する声明を発表。このままではエジプトのアメリカ大使館はリビアのベンガジの二の舞になりかねない。


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荒れるエジプトでまたも西側女性記者が集団強姦に遭う

一年前にモスラム同胞隊の代表として「民主投票」で選ばれたモルシ大統領の辞任を要求してここ数日大型デモがおきているが、二年前にアメリカの女性記者ララ・ローガンが集団暴行された同じタルヒール広場で今度はオランダ人女性記者が集団暴行にあうという事件がおきた。記事によると被害にあったのはディナ・ザカリアさん22歳で、エジプト25ニュースの記者。タヒリール広場で取材中に五人の男から暴行され、手術を受けるほどの重傷を負ったとある。
またかよ、だから女性記者(特に白人のうら若き女性)をエジプトへ行かせるなと何度も書いてるじゃないかあ、、、といい加減あきれかえっているのはカカシだけではない。保守派コラムニストのデビー・シュラセルなる女性も「強姦されたオランダ人記者に流す涙なし」とかなりキツい事を書いている。
シュラセルはエジプトに取材にいく西側の女性記者たちはこぞってリベラルで、エジプトやアラブ諸国でおきている動乱をナイーブに自由を求める市民運動か共産主義革命か何かと思い込んで反政府側を応援する気持ちで行っている人が多いと言う。二年前に被害にあったララ・ローガンしかり、その後に続いて被害にあった数人の西側女性記者たちしかりである。そして今回のディナ・ザカリアもそうに違いないとシュラセルはいう。

強姦されたオランダ人記者に流す涙なんかないわ。彼女もイスラムの民主主義抗議者たちを応援していたに違いないもの。彼らの多くがモスラム同胞団のモルシに投票しておいて、今になって抗議デモをやっているのよ。なぜならモルシ並びに彼が率いる党が彼らが思ったような党じゃなかったから。驚きよね!
私は女性のことを家畜以下のセックスおもちゃくらいにしか思ってないようなイスラム圏の国々に出かけて行って、彼らが西洋の紳士みたいに振る舞うとおもってる記者がどうなったって知ったこっちゃないわ。そんなことを期待してエジプトなんかに行って、モスレムの革命派を応援してそんな目にあったからって一滴の涙も出ないわ。強姦された西洋人の女たちはリベラル妄想を持って自分らが神の仕事でもしてるかのように野蛮人を応援し、その野蛮人を民主主義者だと思い込んでる。でも奴らは民主主義者なんかじゃないただの野蛮人なのよ。そういう「民主主義者」によって人々が「解放される」っての?わらっちゃうわ。

シュラセルは名前から言ってユダヤ系。文章からもかなり信心深いユダヤ教徒をおもわせる。だから彼女のモスラムに対する嫌悪感は理解できる。
だが、エジプトで暴行を受けている女性は何も能天気な西側女性記者に限らない。本日の新聞によると、地元女性への暴行もひどい勢いで頻発しており、ここ4日間の間でわかっているだけでも何と91件もの婦女暴行事件が起きている。しかもこれらの暴行は非常に暴力的な集団強姦で、一人の女性に何十人ひどい時には100人近い野郎どもが数十分から一時間半に渡り素手のみならず刃物や鞭やこん棒などを使って女体を虐待しまくるという恐ろしい攻撃である。暴行を受けた女性達は手術を要する重傷を負う事も稀ではない。また、これらの女性達の救出に当たったボランティアの人々も暴徒から凶器で攻撃を受けるのはごく普通である。
シュラセルはホスニ・ムバラクが大統領だった時代にはこんなことは起きなかったと言う。確かにムバラクは独裁者だったが、軍隊や警察の忠誠心を握っていたので普通の犯罪は厳しく取り締まられていた。ところが今は治安維持にあたるはずの警察も軍隊もモスレム同胞隊とうまくいっていない。そんな動乱のなかで女性への犯罪など野放し状態である。
エジプトの事態は悪化の一方をたどっている。モスレム同胞のモースィ大統領を支持したオバマの手先と見られているエジプト大使(女性)の身の安全が気遣われる今日この頃である。


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