サダム・フセインの最期

昨日から今日にかけてテレビではサダム・フセインの処刑模様が何度も報道された。さっきミスター苺がインターネットで実際にフセインが死ぬ場面の映像があるというので見せてもらった。(残酷なシーンなのでリンクはつけません。)私は普通こういうビデオは見ないことにしているが、フセインの場合は奴の死を自分の目で確かめたいという気がしたので、最後まで見ることにした。
サダム・フセインは冷戦時代にアメリカがコントロール出来ると考えていた独裁者の一人だ。先の防衛長官であるラムスフェルド氏が民間人だった頃イラクを訪れフセイン大統領と握手をしている写真を見た人は多いと思う。当時のアメリカはイランの脅威を牽制するために、イランの宿敵イラクを援助していた。これは決してアメリカがサダム・フセインが話の分かるやつだと思っていたからではなく、イランがイラクとの戦争で忙しければアメリカにちょっかいを出す余裕はないだろうという下心があってのことだ。それに、イラクがソ連と仲良くするのを防がなければならないという思惑もあった。
だが、自分達に比較的友好的だというだけで独裁者と仲良くすることの弊害を我々は後から後から思い知らされた。フィリピンのマルコスしかり、パナマのノリエガしかり、イランのシャーしかり、、例をあげたら切りがない。アメリカが自分らの都合で独裁者を支持すれば、その国の庶民はアメリカがいるから自分らが独裁者のために弾圧されるのだ思い込む。そうした独裁国家からはテロが生まれやすい浄土となり、テロリストは国の独裁者とその共犯者のアメリカを憎むようになる。
2001年の911事件がなければ、アメリカ人もそして世界の諸国もイスラム教過激派の脅威に気が付かなかったかもしれない。911がなければアメリカは国益のために独裁者を支持する行為がいずれは自分の首を締めることになるのだということを認識できなかっただろう。そういう意味で911はウエイクアップコール(目覚まし用の電話)だったといえる。
ブッシュ大統領がイラクを民主化したいという一見気違い沙汰に見える野心をもったのはこれが理由だ。たとえフセインイラクを倒しても、アメリカがたてた傀儡政府の独裁でイラクを牛耳れば、結局はイラク市民の反感を買いテロリストがイラク市民の身も心も蝕む状況を作ってしまう。そのようなことを起こさないためにもイラクはイラク市民の手で統治できる民主主義にしなければならない、というのがブッシュ大統領の見解だ。
フセインイラクの独裁政治にはアメリカも少なからず加担した。そしてアメリカは高い値段でその代償を払った。フセインの死でイラク戦争がどうかわるのか分からない。だが、フセインが生きている限り、バース等の再来が可能だと思っていた残党はかなり気落ちしていることだろう。これによって最後の最後まで希望を失わなかったスンニ抵抗軍の気もかわるかもしれない。
これを期に、イラクが独立国家として宗派間争いなどという無意味なことをやってないで、イラク国建設に力をいれてくれることを切に願うものである。


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夏のシドニーに行くはずだったのに、、

今日は忙しいのでブログエントリーはお休みにしようと思ったのだが、この笑える記事をみつけてしまったので紹介しときます。

[ベルリン 29日 ロイター] オーストラリアのシドニーにいるガールフレンドに会うために、航空券をオンライン予約したドイツ人男性が行き先を「Sydney」ではなく「Sidney」とスペルを誤入力してしまったため、オーストラリアのシドニーから1万3000キロも離れている米モンタナ州のシドニーに行くというハプニングがあった….

途中経由でアメリカのポートランド空港についた時もアメリカ経由でオーストラリアに行けると思ってきがつかなかったってんだから間抜けな男だ。シドニーで落ち合うはずだったガールフレンドはこんなボーイフレンドをもって後悔してるかも、、、


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おせち料理に見る日本人の心

本日ミスター苺と一緒に色々なスーパーを飛び回っておせち料理の材料を集めて参りました。
え、カカシさん、おせちなんて作るの? と言われそうだが、実は作るのです!
アメリカに移住してから私は日本を恋しいと思ったことはほとんどないのだが、お正月だけはどうしても日本風のお祝いをしたくなる。12月になると年末の慌ただしい商店街とか、町内会で父が先導してやっていた餅付きなどがなつかしくてたまらなくなる。日本にいる時は一瞥もくれなかったおせち料理も自分では食べなくても食卓に並ばないとどうも正月気分にならない。それで私はロサンゼルスのリトル東京にある日本食スーパーに行って出来合いの御節料理を買い込んでは、自分では食べきれずに日本人の女友達と一緒に豆きんとんを食べながらおとそを飲んだりしていた。
しかし、私がおせちに興味を持ちはじめたのは日本のバブルが弾けた後の1990年代初期の頃だった。当時は南カリフォルニアに住む日本人の数が激減し、世界中に手を広げていたヤオハンなどが店を閉めてしまい、ほかの店が開いた頃だった。
そんなある年の暮れ、私は小東京にあるちいさなスーパーに買い物に行ったのだが、どこにもおせち料理がおいてない。店員をしていた日系の若い男の子に「おせちはどこにあるの?」と聞くと「え? おせち? なにそれ?」と聞き返してくる。ショックを受けた私は「あんたそれでも日本人?」というと「ボク、アメリカジン」と日本語で言い返されてしまった。ううう、、、(涙)
小さい店だからないのだろうと気を取り直して、おおきな日本食スーパーへ足を運んだがそこでもうってない。かろうじて日本語のわかる店員にきくと早めにだしても腐るから30日まで売り出さないという。「だっておせち料理を作る人は一週間前から料理をはじめるのに、30日まで材料が買えなかったら待ちあわないでしょうに」というと「今時つくるひとなんかいないでしょう」といわれてしまった。
仕方なく30日に買い物をしたが、需要が少ないため供給もすくなくその値段の馬鹿高かったこと!一万円くらいの予算ではおつまみ程度のものしか買えない。しかもどうせ自分だけで食べるのだからとちょっとだけ買ったおせちをミスター苺に味見させたのが悪かった。おせち料理に魅せられたミスター苺は私の買った少量のおせちをたった一回の食事で平らげてしまったのだ。
これでは正月がくる度におせち料理で破産してしまう。仕方ないのでせめてミスター苺のすきな栗きんとんだけでも自分で作ろうと思い立ったのが、苺畑家のおせち料理伝統の始まりである。
しかしこれが思った以上に大変だった。実家でも忙しい母はおせち料理などつくらなかったので、おせちの作り方などカカシは全く知らなかった。くりきんとんの作り方など母はおろか日本人の友達や親戚に聞きまくったが誰もしらず、友達の友達という人から聞いてやっとわかったことがある。
ひとつでも自分で作ってみると、欲が出てきて、その後はどうせならすべて自分で作ってみようという気になり、料理の本を買い込んだり友達とレシピの交換をしたりして自分なりにおせちは三重の箱をきちんとうめられるくらいに腕があがった。
ところでここ数年気が付いたことがある。一時期は30日までおせち料理を出さなかった店で25日頃からおせち料理がおかれるようになったのだ。しかも、出来合いのものばかりではなく、おせち料理を作るのに必要な材料がおせちコーナーとしてもうけられた場所で大量に売られるようになったのである。日本ではどうなのかわからないが、ロサンゼルス界隈では自分でおせちを作ろうという日本人が増えたようだ。
数年前までは栗の甘露煮や練りごまをみつけるのに一苦労したものだが、いまやくちなしの実(くりきんとんを黄色く染める)などがきちんと売られていた。外国にいるとお正月が恋しくなるのはどうやら私ひとりではないようだ。


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サドルの挑戦、受けて立とうじゃないの!

English version of this story can be found here.
モクタダ・アル・サダル派の連中は激怒している。なぜかというとアメリカ軍がサドルの片腕をぶっ殺した からである。殺されたサドルの幹部はアメリカ軍のいうところの「路肩改良爆弾の製造者」で10月に警察署長を殺したとされる容疑者だった。
マフディ軍は殺されたサヘブ・アル・アミリ(Saheb al-Amiri)はマフディ軍のメンバーではなかったとしながら、彼の死を報復すると息巻いているのだから訳がわからない。ロイターなどはマフディ軍の脅迫を真に受けてはアメリカ軍がマフディ軍の爆弾製造者を殺すのは危険だなどと警告している。まったくロイターときた日には我々にアメリカ軍の公表よりサドルのプロパガンダを信じろといいたいらしい。

シーア聖職者上層部でアメリカ軍に対抗するサドルの民兵2004人が待機するナジャフ。サドルはバグダッドにも勢力の基点がある。

サドルのマフディ軍による再度のアメリカ軍対抗紛争はアメリカ軍にとって非常な頭痛の種となるだろう。 国中に散らばる13万5千からなる(マフディ軍のメンバーは)シーア対スンニの争いを握っている。

だがこれは本当だろうか? 本当にこれは我々にとって「頭痛の種」だろうか? いや、これはむしろ我々にとってこの上なく好都合な出来事なのではないだろうか。何しろ相手がこっちに報復すると豪語しているのだからこちらからマリキ首相のお伺いなどたてずにマフディ軍を蹴散らす絶好の機会となるからだ。
もし、サドルが勇敢なる麻薬漬けマフディ軍に命令してアメリカ軍を攻めたならば、ナジャフの戦い三度目の正直で今度こそ奴らがアラーと面会する夢を実現させることができる。マリキ首相はとっくの昔にサドルとの親密な関係で公平な判断などできなくなっている。そんなマリキはすでにナジャフを占領してイラク政府なんぞ屁でもないといってるマフディ軍をアメリカ軍に無視しろなどと言える立場ではない。特にシーア派最大の政党SCIRIがマリキがサドルの、ひいてはイランの言いなりになっているとしてマリキ首相の辞任を強く要請 してるような状態を考えれば、まず無理である。

議会に30議席を持ち6つの省の大臣を持つサドル派はマリキ首相がブッシュと先月会見して以来マリキ政権をボイコットしている。

マリキ首相にできることといったら、サドルとその男たちが陽炎のような存在となるのを黙って見守ることくらいしかない。
こうしてみると、我々の立場は11月の時よりかなり向上しているといえる。

  • もっとも暴力的で破壊的なシーア民兵の勢力を著しく弱めることができる。
  • マリキのパトロンを傷つけることで彼自身に大打撃をあたえることができ、彼を政権から追放しやすくなる。
  • サドルを殺すことでイランに大きな損害を与えることができる。

残念なことに、すべてのプレーヤーが同じことを考えているだろうから、サドルがアメリカ軍やイラク軍を攻めてこちらから反撃する口実をやすやすと与えるとは思えない。しかしポーカーに例えるならば数カ月前に比べてアメリカの手中にあるカードはかなり良くなってきているといえる。

我々のもともとのカードは決して悪かったわけではないが、アメリカ軍はまたまた良いカードを拾ったといえる。アメリカ軍がイラクで大勝利する可能性はここ数日で急上昇したといえる。


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イスラム教議員批判は人種差別ではない!

アメリカ初のイスラム教徒議員が、就任式の宣誓を従来の聖書ではなくコーランを使ってやるつもりだと発表して以来、賛否両論色々でている。私は反対派だが、それについてはすでに何回か取り上げているので是非過去ログを読んでいただきたい。特に二番目は背景を知るのには大切。
『コーラン宣誓』でみた日本人の誤解
米初のモスレム議員聖書宣誓を拒否
アメリカのイスラム化を狙うCAIR
さて、ミネソタのイスラム教の新議員キース・エリソン氏(民主)をとりわけ批判しているのはバージニア州の共和党議員バージル・グッド氏(Rep. Virgil H. Goode Jr.)。これについて22日付けのワシントンポストの社説はグッド議員を「人種差別者」といって批判している。

人種偏見は色々な姿に変装して現れる。それらは暗号だったり、潜伏していたり、信じられないくらい馬鹿だったりする。バージニア南部の一片を代表するバージル・H・グッドJr議員が示した人種偏見は三つ目のカテゴリーにぴったりあてはまる。他民族恐怖症の妄想状態にあったと見えて、グッド氏は合衆国へのイスラム教移民によって迫る危機と堕落の脅威に対して熱弁を振るった。「今のアメリカ合衆国の価値観と信仰を守るための厳しい移民制度を取り入れ手おかなければ、来世紀にはもっとく多くのイスラム教徒が移民して来るだろう」と氏は彼の地元住民に当てた手紙に記した。

社説はグッド氏はアメリカの価値観とは寛容、多様性、宗教の自由だと教えた授業中に居眠りでもしていたんだろうとおちょくっている。そしてアメリカにとって危険なのはグッド氏のような偏見を持った考えがアメリカの価値観だと世界が誤解して、あたかもアメリカがイスラム教に宣戦布告をしたかのように思われることにあるとしている。
これが他の宗教の話なら、私もワシントンポストの社説に同意したかもしれない。だが、ことイスラム教に関してはグッド氏の懸念を単なる被害妄想で片付けることはできない。イスラム教移民が20%を占めるようなフランスや他のヨーロッパ諸国において、一世代前に受け入れた多量のイスラム教移民がどれだけ深刻な問題をおこしているかワシントンポストも無知ではないはず。それだけでもグッド氏の懸念は決して行き過ぎではない。
しかしもっと身近で差しせまった心配はグッド氏が批判しているエリソン議員本人にある。Jihad Watchの著者、ロバート・スペンサー氏は、エリソン議員がネイション・オブ・イスラム(アメリカの黒人イスラム過激派グループ)の長年のメンバーであること、イスラム過激派テログループのモスラム・ブラザーフッドなどと深い絆のあるアメリカのイスラム教市民団体CAIRとも深いつながりがあることなどをあげ、エリソン氏の危険な考えについてワシントンポストが一言も言及していないことを指摘している。
上記のリンクからスペンサー氏作成のビデオを見ることができるが、エリソン議員がコーランをつかって宣誓をすると発表した際、参加していた支持者の間から「アラー・アックバー(神は偉大だ)」という大斉唱が聞こえてくるのは非常に無気味だ。
グッド議員が支持者に出した手紙の内容をすべて読んだわけではないので、彼が移民全体に関してどのような意見を持っているのかは定かではない。だがグッド氏の懸念と批判をただ人種偏見だとか差別主義だとか脊髄反射でいう前に、エリソン議員がアメリカの憲法や道徳や価値観を尊重する意図があるのかどうかワシントンポストは問いただす義務があるのではないか? 
この間も私はダラスの記者がイスラム教批判の記事を書いて地元イスラム教市民団体から苦情をもらった時、ではあなた方はアメリカはシャリア法のもとで生きるべきだと考えるのか、という質問にはっきりイエスともノーとも答えられなかったことを書いた。エリソン議員にもアメリカはこの質問をすべきである。本来ならば議員の選挙運動の時に地元新聞がこの質問をすべきだったのだ。だが、ライバル議員によるこのような質問はすべて異教徒への偏見だ、人種差別だ、被害妄想だ、といって片付けられてきちんと報道されなかった。
アメリカ初のカトリック教徒大統領だったケネディ大統領が大統領に立候補した時、彼は彼の忠誠はアメリカにあるのかそれともローマにあるのかと問いただされた。モルモン教徒である共和党の議員で、2008年の大統領選出馬の意志表示をしているミット・ロムニー議員も同じようにモルモン教の教えとアメリカの憲法とどっちを重んじるかという質問に何度も答えている。
それならば、なぜエリソン議員だけがイスラム教だというだけで特別扱いを受けるのだ? はっきり言って、イスラム過激派テロリストと戦争状態にあるアメリカでは、イスラム教こそカトリックやモルモンなどよりも問題にされていい宗教のはずだ。これはアメリカの存続がかかっているのだ。グッド議員がいうように、今はっきりさせておかなければ、今後もっと増えるだろうイスラム教移民にアメリカは適切な対処ができなくなるだろう。
ワシントンポストの社説がいうような、アメリカがイスラム過激思想を大手を広げて寛容に受け入れ、イスラム教批判者は人種偏見者といって黙らされるなどというメッセージを世界のイスラム教徒に広めるほうがアメリカにとってはよっぽども危険なことである。


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栄養足りない北朝鮮兵

今日の読売新聞でエンジンのない小型船で漂流していた北朝鮮軍の兵士二人が北朝鮮側に送還されたという記事を読んだのだが、記事の内容よりもついていた写真に驚いてしまった。
送還される北朝鮮兵の左右にアメリカ兵と韓国兵が一緒に付き添いで歩いているのだが、その体格の差はあまりにも劇的で、まるで大人と子供のようだ。アメリカ兵が北朝鮮兵より大きいのは人種が違うから仕方ないとしても、同じ民族の韓国兵の体格の良さに比べて北朝鮮兵の貧弱な体はなんだろう。よっぽど栄養が足りないのではないかと思ってしまう。
この朝鮮兵が特に小さいのかもしれないが、2005年の北韓人権市民連合の国際会議報告書によれば、脱北者の難民を対象にした調査によると、北朝鮮の17歳の男児の平均体重はたった42.6kgだという。
北朝鮮の最近の状態を考えると給料をもらっているはずの兵士ですら食料が十分に採れてないのではないかと判断できる。下記の写真は縮小版だが、元記事のリンクへいくと拡大判をみることができる。

北朝鮮の兵士

韓国側から送還される北朝鮮兵(中央)と、つきそいの米韓軍人

 【ソウル=福島恭二】聯合ニュースによると、在韓国連軍司令部は27日、北東部の江原道束草沖で韓国軍に救助された北朝鮮軍の兵士2人を板門店を通じて北朝鮮側に送還した

 2人は10代後半。9日夜、エンジンのない小型船で漂流していたところを韓国海軍に救助された。手足に凍傷などがあり、韓国軍の病院で治療を受けていた。板門店では、1人は担架で搬送されたが、残りの1人は歩いて北朝鮮側に渡った。


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イラク米兵に完全無視されたジョン・ケリー

カリフォルニアの大学で学生たちに勉学の大事さを演説した時、勉強しないとイラクへいくはめになると語って米軍陣から総すかんを食ったジョン・ケリー民主党議員元大統領候補。2008年の再出馬に備え傷付いた関係をなんとか取り繕おうこのクリスマスシーズン、イラクまで出かけていって軍人たちのご機嫌とりをしようとしたが誰にも相手にされずひとりさみしくクリスマスの夕飯を食べることになったようだ。
ハーバード大学教授で今は陸軍キャプテンとしてイラク勤務中のブロガー、 Ben of Mesopotamiaのベンがケリーのイラク訪問の詳細を書いている。
ベンによるとケリー議員がくる前から前線基地の司令官たちはこぞってケーシー将軍にすでに別の特別ゲストが訪問中でそちらの接待で手があかないからケリーの接待はできないと申し出たらしいという噂でもちきりだった。
こちらのイラク勤務の別のブロガー、ブラックファイブのマットはこう語る。(Hat tip Ben)

おい、今、司令官、どの司令官でもいいからグリーンゾーンでじょ〜ん・け〜り〜の接待を誰かにやらせようっていう会議からかえってきたとこだ。
冗談抜きで「おいおい、お前ら全員同時に用があるってこたあないだろうが、頼むよ!」とCG(ケーシー将軍)はいっていた。
糞ケリーはエンバシーアネックスの宮廷で俺たちが無視するなか、ひとり座り込んでコーヒーすすってインゲン豆を食べるはめになりそうだぜ。
俺は一緒に写真とるつもりだ。

ケリーの乗ったヘリコプターでは行き先の暗号が「むじな(臆病者の意味)61番」と名付けられたとか、操縦士がケリーをおちょくった写真にサインしてもらったとかいろいろな噂が流れた。土曜日の21時、ケリーが演説をするという連絡を受けたベンが指定された場所にいくと、メディアは全くきておらず、いたのは義務で来ていた空軍テレビネットワークだけ。格好つけてパイロットが着る上着を着て訪れたケリーは「だ〜めだこりゃ〜」と出ていってしまった。
翌日の日曜日、ケリーは兵士らの食堂で食事をした。普通はアメリカから議員がきた場合にはその議員の出身地の兵士らが議員をかこって同じテーブルに座るのが慣習だ。しかし、グリーンゾーンの警備担当の憲兵はケリーが代表するマサチューセッツ州からの隊であったにもかかわらず、誰一人としてケリーと一緒に座ろうとしなかった。これとは対照的にフォックステレビ局の人気司会者ビル・オライリーが来た時は400人以上の兵士が集まって大騒ぎになったそうだ。

ジョン・ケリー

ひとりさみしく食事をするケリー議員


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中山首相補佐が拉致問題記事で米紙に抗議投稿

先日カカシが日本右翼は拉致問題を政治利用しているか?で紹介したニューヨークタイムスに載った拉致問題の記事だが、中山首相補佐がニューヨークタイムスと提携しているインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に抗議の手紙を投稿したようだ。(Hat tip 阿比留瑠比さん)
 

第一に、北朝鮮による日本人拉致問題が(政府によって)政治的な思惑のために利用されているという事実はない。この問題は、自国民の救出の問題である。
 日本人拉致被害者の多くは北朝鮮に30年近くも監禁され、全ての自由を奪われている。拉致被害者が自由と尊厳を取り戻すためにあらゆる支援を受けるのは当然である。拉致被害者の救出は日本政府の使命である。
 第二、拉致問題はまさに現在進行中の問題である。たった5名の拉致被害者が2002年に帰国しているだけであり、北朝鮮は、それ以外の拉致被害者が死亡あるいは入国していないとする自らの主張を裏付ける説得力ある証拠を示していない。
 最近、国連総会で北朝鮮の人権状況決議が採択されたことも、拉致問題を解決する必要性が国際的に認識されつつあることの表れである。   
内閣総理大臣補佐官(拉致問題担当)中山恭子

阿比留瑠比さんによれば、拉致問題対策本部は拉致被害者家族の要望と、中山氏の考えで北朝鮮からのプロパガンダにもきちんと答えていくことにしたとある。ニューヨークタイムスが北朝鮮のプロパガンダを掲載したとはいわないが、それに近い報道であったことは確かだ。
私のアメリカ人の友達の間でも日本が戦後どれだけ中国、韓国、北朝鮮に対して戦時中の旧日本政府の所行について謝罪を繰り返し経済援助をしてきたか全く知らない人が多い。ましてや拉致問題などほとんどの人が知らない。であるからニューヨークタイムスが拉致問題はすでに決着がついているなどと書けば、読者はみな「へえそうなのか」と簡単に信じてしまう。
しかしどうせなら編集者への手紙などという読者の投書欄などではなく、反論としてコメント欄に載せてもらうくらいはしてほしかった。日本政府ならそのくらいの幅をきかせてもよかったような気がする。


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こころのこもった贈り物、ポストクリスマス感想

このあいだどなたかのカリフォルニアの青い空というブログを読んでいたら贈り物の芸術というエントリーがあった。著者のヒロコさんがお友達の家に訪れた時なにげなく褒めた手作りのネックレス、おともだちは覚えていてクリスマスの同じものを作って送ってくれたという。
贈り物というのは高価なものである必要はない。その人にあったものは何だろうと考えて選んでくれた贈り物が最善なのだ。
うちはミスター苺の家族とクリスマスを一緒にすごすのが習慣になっている。ミスター苺の家族はユダヤ系なのだが完全に世俗主義。ユダヤ教に関する儀式をするのは冠婚葬祭の時がせいぜい。だから今の時期はユダヤ教とならハニカを祝うはずなのになぜかクリスマスパーティをする家族。(笑)
ま、それはともかく、クリスマスパーティではプレゼント交換をするのだが、クリスマスの前になると家族のメンバーたちは「欲しいものを教えて」といってくる。家族なんだから何が欲しいか想像つくでしょうが、と思うがこれがなかなか難かしい。人によっては「僕はこのコンピューターゲームがほしい」とはっきりいってくるひともいるが、ミスター苺も私もそういうリストの交換はすきではない。そんなことをするなら自分たちで自分の好きなものを買えばいいじゃないか、と思ってしまう。
そうかといって全く想像力のない家族にヒントを与えるのも難かしい。もう苺畑家に嫁いで何年もたっているというのに家族はまだ私の趣味がわかってない。しょうがないので私はすきな歌手の名前とアルバム名までつけてこのなかから選んでねといってリストをおくっておいた。
ところが、、クリスマス当日の私がもらったプレゼントとは、コーヒーのつめあわせ、石けんのつめあわせ、チーズのつめあわせ、、、、、ううううう、、、、これじゃあまるでお歳暮ではないかあ〜! クリスマス直前にデパートに行ってお歳暮コーナーにつんであった詰め合わせを適当につかんだようなギフト。(アメリカだからお歳暮ってこたあないけど)
自分達でよい贈り物が思い付かないなら、せめて私のあげたリストから選んでほしかった。私は別にこれらの贈り物がいけないといっているのではない。決して値段が安すぎるとか質が悪いというわけではない。もしこれを仕事関係のひとや遠い親戚からもらったというのであれば十分にありがたい贈り物である。しかし個人的な趣味やし好を知っているはずの家族からこういう出来合いのものをもらうと、私への贈り物は土壇場の苦し紛れに選んだことがみえみえだ。
ま、私は嫁だからこういうことになるのかとも思うが、実はそれがそうではない。長男のミスター苺が義母からもらったのはソーセージの詰め合わせ、次男のみかん君はビールの詰め合わせをもらっていた。どういう家族なんだこれは!
かくいう私も義弟へのプレゼントには途方にくれてしまいアマゾンの商品券でごまかしてしまったけど。(笑)
かなり苺畑家にぴったりの嫁だったりして、、
みなさんのクリスマスはいかがでしたか?


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イラン核兵器開発に夢中で石油生産をおざなりに

喜多さんとこでイランの石油生産状態がよくないという記事を読んだ。以下ワシントンポストに載ったこの記事によると、全米科学アカデミーが発表した情報ではイランの石油輸出の売り上げは激減しており、このままだと2015年には石油輸出による収入はほとんどなくなってしまうというのである。(訳はもちろん喜多竜之介さん)

イランは毎年石油輸出で約&500億を稼いでいる。減少は年間10-12%と予測されている。5年を経ずして、輸出は半減し、2015年には消滅するだろう、と(ジョン・ホプキンス大学の経済地理学者ロジャー・)スターンは予測した。
彼は、石油生産は減少傾向にあり、ガスも石油も高額の補助金を付けて国内では販売されているのだ、と語った。同時に、イランは石油生産施設に再投資を怠っている。
イランは一日に約370万バレルを生産しており、OPECが定めたイランの割当量よりもおよそ30万バレル少ない。
この不足分は年間約$55億の損失となる、とスターンは言った。2004年のイランの石油売上は、政府収入の内65%だった。

であるからアメリカがイランを今すぐ攻めたりしなくても、数年ほうっておけばイランは自滅するだろうとスターン博士はいう。はっきりいってこれは興味深い発見である。イランは核兵器開発やテロリスト援助に夢中になりすぎて古くなった石油生産施設へのメインテナンスも技術高進もしていないため、生産が他国より遅れているのだろう。それに加えてイランには石油精製工場が極端に少ない。だから石油産出国でありながら精製後のガソリンはほとんど輸入に頼っているという皮肉な状態がおきている。
とするならば、スターン博士のいうようにじっと待っていなくてもこちらから意味のある経済制裁を施してイラン崩壊をお手伝いするという手もある。以前にも書いた通りイランに出入りする石油タンカーを完全封鎖してしまうことだ。原油は売れないガソリンは手に入らないとなればイランの経済崩壊は2015年まで待つまでもない。
国際社会が真剣になれば、イランの核開発を阻止することは案外容易にできるのかもしれない。問題はその意志が国連にあるのかどうかということだが、、、
追伸:ミスター苺にいわせるとイランに12番目のイマームが訪れてイランをすくってくれる日は近いので、2015年の心配などする必要はないと、アフマネジャド大統領は考えているのだろうとのこと。これだから狂信国は恐い、、


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