崩壊するオバマケア国民皆保険、最初から計画的だった!

オバマ就任早々の2008年からオバマが国民皆保険を目指して始めたオバマケアは、今に至って完全なる崩壊状態にある。当初オバマはオバマケアによってそれまで保険に加入していない低所得者や持病もちの人々でも格安の保険に加入が可能になり、すでになんらかの保険に加入している人々の保険料も大幅に減ると詠っていたが、蓋を開けてみれば人々は自分が気に入っていた保険を解除され主治医にも通えなくなり、保険料は何倍にも値上がりするという散々たる結果を生んだ。しかし、これがオバマ大統領の失態と見るのは軽率だ。民間保険の崩壊、それこそがオバマ王が最初から企んでいた計画だったのである。
先ずオバマケア加入者の保険料が来年からどのくらい値上がりするのか州別に羅列すると、、
アーカンサス 11.7%
コロラド 21.6%
コネチカット 23.2%
デルウェア 22.3%
フロリダ 19.1%
アイダホ 23%
ケンタッキー 27.1%
メイン 19%
メリーランド 28%
ミネソタ 57.8%
ニューヨーク 20%
オレゴン 20%
テネシー 50.9%
さて、ここで、オバマケアとはいったいどんなものなのかということをおさらいしておこう。これは日本の国民保険のようなものではない。オバマケアにはエクスチェンジというシステムがあり、エクスチェンジには民間の保険会社がいくつか参加している。一般国民はこのエクスチェンジの保険会社から自分に合った保険会社を選べるという仕組みになっている。適合する保険の保険料が高額すぎて払えない場合は、政府からいくらかの補助が出ることになっているが、補助の対象になる人々の数は限られている。
問題なのは、オバマケアは経費が嵩む割には収益が少ないということで、エクスチェンジに参加する保険会社が次々に脱退してしまい、ここ2~3年のうちに保険を何度も解約される国民が増えた。日本で言う社会保険のような雇用主を通じて保険に加入していない、自営業や職員が少数の中小企業などが大きな打撃を受けている。
オバマケアは最初から失敗するように仕組まれていた。なぜならば、オバマ王及び後継者のヒラリー・クリントンの目的は政府が管理する国営保健制度の施行だからだ。
拙ブログでもカカシは2009年(6・11・2009)にそのことを指摘していた。

日本の読者諸君は覚えていないかもしれないが、クリントン大統領の時代に夫人のヒラリーが提案した国営健康保険、いわゆるヒラリーケアは、国民の間でものすごい不人気だった。(略)民主党はこの以前の失敗を教訓として、今度は国民に選択の余地を与えるとか、(public option)とか民間保険企業と競争する(compete)とかいう、いかにも自由市場を思わせる言葉を掲げ上げて、事実を覆い隠し、選択の余地も競争もなにもあったもんじゃない国営健康保険によって健康保険乗っ取りを計っているという。
国営保険プランは利益の有る無しに関わらず、巨額な国税の援助によって経営されるので、実質的利益に頼る民間企業では連邦政府財務庁に支えられた底なし政府プランには立ち向かえない。それで一見国営保険の方が安くて色々な医療を提供してくれるように見えるため、何百万という国民が国営システムの方に導かれることとなる。ここに深い落とし穴があるということも知らずに。

ではどのようにオバマは政府による保険制度乗っ取りを企んだのかというと、、

  1. 第一に、国民に最低限の健康保険の加入を強制する。そして企業にもすべての従業員に健康保険を提供することを要求する。(略)政府が要求する保険加入を拒否した個人や保険提供に見合わない企業は厳しく罰せられる。(略)保健料が高すぎて、政府が要求する最低限の民間保健に入れない人や、税金控除もできなくなり、保険料のかさむ保健をすべての従業員に提供するなど不可能な企業らは(略)
    個人なら保険料の安い国営保健に加入するだろうし、企業なら罰金を払っても従業員への保健制度を全面的に廃止したほうがかえって経済的だという結論をだすようになるだろう。(略)企業は政府に罰金(税金)を払うことで、企業提供の保険制度は崩壊する。
  2. 第二に、連邦レベルで全国一律の保険料が課される。健康だろうと病気持ちだろうと若かろうと年寄りだろうと、個人の保険料が一律になるとしたら、結果的に若くて健康な人が年を取って病気勝ちな人間の保険料を賄うということになる。
  3. 第三に、オバマ王は個人が州を越境して安い保険に加入することを禁止する。安い保険料をもとめて消費者が買い物する自由を奪おうというのである。
  4. 第四に、「公衆選択」(public option)と呼ばれる一部の人だけが加入している既存のメディケアーのような国営保険を全国民に提供する。前記の三項目が民間保険企業を完全に破壊してしまうわけだから、国民は国営の健康保険を選ばざる負えなくなるというわけ。なにが「選択」なんだよ、いい加減にしろよと言いたいね、全く。

事実メディケアはここ数年で増大しており、州ごとの負担はかなりなものになっているらしい。カカシが何故国営保険は危険だと思うのか、その理由もこのエントリーで書いている。

国民が政府に医療判断を任せたらどういうことになるか、考えただけでも恐ろしい。景気がいい時はいいが、国が経済難になってきたら、先ず最初に削られるのが医療だろう。80歳過ぎの年寄りは癌の治療などしてもすぐ死ぬのだから無駄だとか、エイズの治療は高くつくし、放っておけば2〜3年で死ぬから経費節約になるとか国が判断したらどうなるのだ? 
また国民全員が国民保険に入るとなると、政府に批判的な意見を言う人間の医療申告は何故か拒否されるとか、拒否されないまでも、何故かちんたら時間がかかって許可がなかなか降りないなんてことになりかねない。オバマをファシストなどと言ってたどっかの零細ブロガーが更年期障害でホルモン治療を受けたいと言っても拒否されて、ブログが余計ヒステリックなるなんてこと、あり得るなあ。
ファシストオバマならやりかねないことだ。
命を政府に預けてしまったら、自由の国アメリカはおしまいだ。アメリカ国民よ、オバマの二枚舌に騙されてはならない。国営健康保険制度は絶対に許してはならない!

オバマ王の任期中にはまだ国営保険制度の施行は間に合わなかった。だがヒラリーが大統領になればその道まっしぐらに進むことは間違いない。だいたい英語でいうシングルペイヤーシステムという国民保険はもともとヒラリーのアイデアだったのだから。ヒラリーが1980年代から目指していた念願のヒラリーケアが実現される日は近い。
恐ろしいや~!


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イスラムテロリストの暴虐が続く中、セルフィーを撮っておどける馬鹿殿オバマ王

全く不人気なオバマケアの加入を推進するため、オバマ王は志村ケンの馬鹿殿さながらにホワイトハウスでおどけているビデオをオバマケア宣伝ビデオとして発表。偶然と言うかその日はイスラム国を名乗るテロリストISISが人質に取っていたアメリカ人女性ケイラ・ミューラーさんがヨルダンの空爆によって死んだと発表した日だった。
オバマ政権はイスラム過激派をテロリストと呼ばず、単なる犯罪者だと主張する。フランスでユダヤ系マーケットが襲われてユダヤ人の人質が殺されたのも、偶然不運にもそこにいた客が殺されただけで、特に狙われたわけではないなどとほざいている。アメリカで黒人不良が警察官に正当防衛で殺されてもヘイトクライムだと大騒ぎする人間が、被害者がユダヤ人となると完全無視。注意を払う必要もないという無頓着さ。
オバマがホワイトハウスでセルフィーを撮ったり、鏡の前でクールなポーズを取ったりしている間にも、、イスラム過激派の西洋諸国への攻撃は続いている。
昨日のバレンタインズデイでもイスラム過激派がデンマークのコペンハーゲンで乱射事件を起し、別々の場所であわせて二人の市民が殺されるという事件がおきた。ひとつはモハメッド風刺漫画を描いた漫画家主催の言論の自由の会合が開かれているカフェに何者かが銃を乱射し参加していた映画監督Finn Norgaard氏を殺した。もうひとつはユダヤ寺院で80人が参加するバミツパのお祝いを警護していた警備員Dan Uzan氏が射殺された。地元デンマーク警察はその後すぐに、容疑者の一人と見られる男を追い詰め、一時立ち往生の末容疑者を射殺した。また警察はインターネットカフェに居た二人の人間も容疑者として逮捕した。
カナダでもバレンタインズデイを狙ったテロが未遂に終わるという事件が発生している。関係者による非公式な話しによると、容疑者はカナダのショッピングモールで爆破テロを実行する計画だったが、事前に警察への通報があり、事件は未然に防がれた。
カナダの王室騎馬警察によるとアメリカ人のLindsay Kantha Souvannarath(女性 23歳)とランドル・スティーブン・シェパード(男性20歳)は殺人陰謀の疑いで逮捕された。もうひとりの容疑者(19歳)は警察にカナダの自宅を取り囲まれた際に銃による自殺をした。
もしもこのテロが実行されていたら大量の犠牲者が出ただろうと司法大臣のピーター・マッケイ氏は語っている。しかし氏は同時に、この犯罪は地元のおちこぼれ不良による大量殺人計画で文化的な動機はない、テロとは無関係である、とも語っている。どうして事件が起きたばっかりの翌日に取り調べも十分にされないうちから「テロとは無関係」と結論づける必要があるのか?アメリカにしてもヨーロッパにしても、やたらイスラム過激派のテロ行為をなるべく過小評価しようという傾向があるのは歯がゆい。もっとも上記の二人は名前だけから判断するとイスラム系とは言い難いので本当に無関係なのかもしれない。しかし最近はISISはインターネットを使ってアラビア人でない外国人の勧誘を積極的に行なっているので、民族がアラブ系でないからといってイスラムテロリストとは無関係と簡単に結論付けてしまうのは危ない。
一方ISISはシリアの基盤からイラクやアフガニスタン、アルジェリア、エジプトやリビアまで手を伸ばしつつある。オバマがホワイトハウスでおどけている間にもテロ軍団の間の手は世界中に伸びているのである。セルフィーなんか撮ってる場合か、この馬鹿!
注:私のブログ紙面をオバマ王のような馬鹿殿の姿で汚したくないので、オバマのビデオはあえて掲載しないがリンク先へ行けば見ることが出来るのでご参照のこと。これが大統領たるもののすることか?
レーガン大統領だったら考えられない。
アップデート、ネット友達のマイクさんがISISがエジプトのキリスト教徒21人を斬首したという記事を紹介している。日本語の記事はこちら

【2月16日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は15日、リビアで拘束したエジプトのキリスト教の一派であるコプト教の信者らを斬首する場面を写したとする映像を、インターネット上で公開した。
 映像では、浜辺で黒装束の男らがオレンジ色の服を着て手錠をかけられた人質を斬首する場面が写っている。撮影場所は、リビアのトリポリ(Tripoli)県内とされている。
 ネット上の機関誌ダビク(Dabiq)最新号でイスラム国は、リビアでエジプト人21人を人質に取っていると述べていた。複数のアングルから撮影された15日の映像には、少なくとも10人が斬首される様子が写されている。
 この映像は「血で署名された十字架の民へのメッセージ」と題され、最初の数秒間にスクロール表示される文章は、人質を「十字架の民、敵のエジプト教会の信者」と紹介している。


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オバマケア創設者「オバマケアが通ったのはアメリカ人が馬鹿だから」、、

ここ数日、オバマ王と民主党がオバマケアを発案するにあたり、非常に貢献したオバマケア創設者と言われるMIT大学経済学部教授ジョナサン・グルーパーが去年、学会のパネルで「オバマケアが通ったのは有権者が馬鹿だから」と発言していたビデオが浮上し大騒ぎになっている。
ビデオの中で、教授はオバマケアの保険料は結局は税金なのだが、税金だと最初から認めてしまったら法律が通らないので、それを隠しておく必要があったと認めている。だからCBOと呼ばれる議会予算委員会を騙す必要があったとさえ。

「この法案は議会予算委員会が強制加入のことを税金と読まないようにわざと紛らわしく書かれているのです。「もしCBOが強制加入を税金だと訳したらこの法案は駄目になってましたよ、いいですか、「透明度に欠けることが大きな有利となりましたね。アメリカ有権者の馬鹿さ加減というか、要するにそれがこの法律を通すには欠かせない非常に大事な要因だったといえます。」

つまりだ、有権者がオバマケアとは単に国民皆保険という税金値上げであり、健康な若者から病気がちな老人や低所得者への富の分配に過ぎず、そのことを国民がきちんと理解していたなら、この法律は通らなかったと言うのである。

健康な人が支払って病人が受け取るということがはっきりしている法律だったら通りませんでしたよ。

オバマケアの父として崇め奉めたて40万ドルもの金でコンサルタントとして起用された経済学者が裏でこんなことを言っていたことが暴露され、オバマ政権も民主党下院議長のナンシー・ぺロシも大慌て。当の教授は後にテレビインタビューで、学会のパネルメンバーとして軽々しい発言をしてしまったと一応詫びを入れているとはいえ、グルーパー教授が有権者を馬鹿扱いしていたのはこのときだけでなかった。教授があちこちの講演で同じようなことを言っているビデオが次々と明るみに出てきている。教授は今年の初めにも新聞のインタビューで、こんなことも言っている。

この法律はお金を節約するようには設計されていません。健康を良くするために設計されているのであり、お金の節約をするものではありません。

ペロシにいたっては、「グルーパー、そんな人しりません!」と「オバマケアの執筆にグルーパーなる人は全く関わっていない」と記者会見でうろたえぶりを隠せない。しかしぺロシのオバマケアを説明するウェッブサイトでグルーパー教授の分析は教授の名前入りで専門家の分析としてでかでかと出ていることが暴露されてしまい、「そんな人知りません」は通らなくなってしまった。まったくペロシもどうしてそんなすぐばれる嘘をつくのかね?
オバマ王政権は教授と距離を置こうと必死だが、40万ドルでコンサルタントとして雇った事実は今更隠せない。
結局民主党なんてこんなものなのだ。文字通りやつらは有権者を馬鹿にしているのである。
主流メディアはこのことをあまり大きなスキャンダルとして取り扱っていないので、共和党の選挙運動や保守派ブログやラジオトークショーなので、民主党がいかに有権者を馬鹿にしているかという典型的な例として、このビデオを執拗に放映する必要がある。
共和党は、次回の大統領選では共和党の圧倒的多数議席を保ち、共和党の大統領を断じて選ばねばならんのだということを国民の皆さんにご理解願うよう努めるべきである!


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オバマケアの計算違い

この間の最高裁の判決で国民皆保険を唄ったオバマケアの以外な落とし穴が発見された。もともとオバマケアは三脚椅子方針と言われ、保険会社が既存の病気を拒絶出来ない、国民の強制介入、そして政府による援助の三つで成り立つことになっていた。ところが、この連邦政府による援助に問題が生じた。
オバマケアではエクスチェンジと呼ばれる保険システムを設立させた州には連邦政府から運営援助金が支払われることになっていた。エクスチェンジのある州内で運営する民間の保険会社にオバマケアに即した保険を配給させ州民はその中から自分にあった保険を選べるようにする、自分にあった保険の保険料が高過ぎて払えない州民には連邦政府から一部保険金への補助が出るというシステムになっていたのだ。
ところが、オバマケアに反対な多くの州が自らエクスチェンジを設立するのを拒絶したため、連邦政府は止む負えず連邦政府運営のエクスチェンジを設立した。ところがオバマケアの法律によると、連邦政府のエクスチェンジを通じて保険に加入した人は連邦政府からの補助金の対象にならないとなっている。期待したほど州によるエクスチェンジが見らず、このままでは補助金を出すことが出来ないと悟ったオバマ政権は税務署を使って連邦政府のエクスチェンジで登録した市民が保険金が払えない場合は税金を一部控除する方針を設定した。
今回の最高裁の判決はこの裏口解決は違法だというもの。
オバマ政権は議会を通さずオバマの一存で法律を勝手気ままに変更してきたが、遂に裁判所はオバマ政権にそのような権限はないと釘を指したのである。
オバマ政権は、これは文法上の間違いだったと言っているが、実際はオバマ政権の完全な計算違いだったのだ。なんでも自分が一番頭がいいと思って法律を無視してごり押しするからこういうことになるのだ!
しかし政府からの補助金という三脚の一本が取れたいま、オバマケアはどういうことになるのだろうか?今後のなりゆきが注目される。


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いかにオバマ王とその家来たちが世間知らずかが明らかになったドラッジ批判

先日ドラッジリポート(オンラインニュース)の経営者であるマット・ドラッジがツイッターで「今さっきオバマケアに加入しないための罰金を支払った。自由税金とでも呼ばせてもらおう」と書いたことがきっかけで、ホワイトハウスや左翼リベラルメディアから「ドラッジは嘘つきだ!」という批難が殺到した。彼らの言い分は、個人の強制保険加入は今年始まったばかりで、2014年の納税申告は2015年の春までする必要はない。その罰金を今年支払うというのは理屈に合わない、というもの。だが実は、この批判にこそオバマ初め左翼リベラル連中がいかにアメリカの中小企業について無知であるかが現れているのだ。
マット・ドラッジはドラッジリポートの個人経営者である。アメリカの個人経営者は三ヶ月ごとに納税をする義務がある。であるから今年の納税申告は来年の春でも、今年にかかる税金は前もって年内に支払う必要があるのである。ドラッジを批判した連中はそのことを全く知らなかったというわけ。
それでホワイトハウスのドラッジ批判をハッフィントンポストが右、もとい左、に習えで大批判。それを焼き直してトーキングポイントが後に続いた。
オバマのホワイトハウスが嘘をつくのは定番だが、それをそのまま鵜呑みにして繰り返すメディアなんてジャーナリズムとは言えない。ただの政権プロパガンダに過ぎない。
以前にラムスフェルド前防衛長官が「未知の未知」ということを言った事がある。自分が知らないことがあるという事実を知らないと、相手が言っていることにも一理あるのかもしれないという考えさえも浮かばないので、裏も取らずに相手を批判して大恥をかいてしまうというわけ。もっとも左翼リベラルに「恥じ」という観念はないので特に意味はないのかもしれないが。


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民主党オバマケアの犠牲者を嘘つき呼ばわり

オバマケアについてオバマ王は何度も国民に言い続けた、自分が気に入った保険はそのまま変えなくていい、気に入ったお医者さんを諦める必要もないという約束が大嘘だったことは、オバマケアの施行によって何百万という国民が実感していることだが、その自分の体験談をテレビで証言した癌患者の女性が民主党の政治家やリベラル左翼メディアから猛攻撃を受け嘘つき呼ばわりされている
カカシ注:英語だと(”If you like the plan you have, you can keep it. If you like the doctor you have, you can keep your doctor, too. “)だが、私のは意訳。
ジュリー・ブーンストラさんは元教職員で白血病患者。オバマケアが始まってから加入していた医療保険を解約されてしまった。オバマケアのエクスチェンジが提供する保険は自己負担が多過ぎてとても払いきれない。全国でジュリーさんのような目に合っている重病患者は何十万、いや何百万といる。
さて、ミシガン州の上院議員の座は今年秋の選挙でかなり注目されている。現職の民主党のカール・レビンが引退するため、共和党が議席を奪い取れる可能性があるからである。特に民主党の候補者であるゲリー・ピータースはそのオバマケア支持の立場がかなりの不人気。それに目をつけた共和党支持の市民団体は、オバマケアのせいで加入していた医療保険を失って不可欠な治療を受けられなくなってしまったジュリーさんの証言を政治コマーシャルに起用し、オバマケアの恐ろしさを訴え、こんな法律を支持するピータースを議員に選ぶな、とやってのけたのである。
黙っていないのは民主党。上院議員のリーダーのハリー・リード議員は議会でオバマケアの犠牲者と名乗る人々はみんな嘘つきだと暴言を吐いた。ピーターズ候補は有権者たちの心配に答えるどころか、コマーシャルを流したテレビ局に対し、虚偽の報道をしたとして広告を取り下げろと脅迫。ジュリーさんのことを右翼だとかコーク兄弟の手先だとか誹謗中傷をして彼女を沈黙させようとしている。
左翼メディアはオバマケアで大儲けをする保険会社ブルークロス社の数字を借りて来て、ジュリーさんはオバマケアのおかげで保険料がずっと安くなることを理解していない、算数も出来ない無知な大バカものだと批難した。
ジュリーさんを批難するオバマ王も民主党議員もそして左翼リベラルメディアも、オバマケアのエクスチェンジには、ジュリーさんに見合った以前の保険と同じようなプランがあると主張する。だからジュリーさんがオバマケアのせいで保険を失ったとか、オバマケアのせいで必要な治療が得られず死ぬかもしれないという証言は大嘘だというもの。
だがそれが事実だとして、何故ジュリーさんは今まで自分が気に入っていた保険を諦めて訳のわからないオバマケアのエクスチェンジで新しい保険を探す必要があるのだ?
オバマケア支持者が完全に無視している点は、オバマが何百回と繰り返した『気に入った保険は変えなくていい、気に入ったお医者さんを諦める必要はない』という約束が完全に破られたという点なのである。
何故重病患者のジュリーさんが治療に最適な医療保険を放り出して、一から自分に合った医療保険を難解で複雑なオバマケアのエクスチェンジを通じて買い替えなくてはならないのだ? 難病を抱えているというだけでも大変な患者さんたちが自分にあった保険を選んで契約を成立させるために、何時間も通じないお役所仕事の医療保険電話案内で待たされたり、常にダウンしているウェッブサイトの網の目をくぐって、何週間いや時には何ヶ月もかけて医療保険を取り替えなければならない理由は何だ? それでなくても病気で苦しんでいるひとたちに、どうしてそんな重荷を課す必要があるのだ?
ところで事実を無視しているのは無論左翼メディアの方。確かにブルークロスのプランでは保険料自体は下がるのだが、保険料でカバーされるサービスが極端に減る。いままでは保険が効いていた処方薬や治療に保険が効かない。また保険で払う割合も大幅に減ったため患者の自己負担が非常に大きい。しかも、これまでの保険のように毎月の出費がだいたい同じだったのに比べ、新しい保険が払う割合が治療法によってまちまちなため、ジュリーさんにはいったい毎月どれだけの経費がかかるのか予算が立てられない状態。
気に入った保険は変えなくてもいいという約束はどうなったわけ?
オバマケア以前のアメリカ市民の多くは自分達が加入している(していた)医療保険に満足していた。それでも多くのアメリカ人がオバマケアを支持したのは、自分らの医療保険には変化がなく、オバマケアは現在保険に入る事の出来ない低所得者や持病あるひとたちを救う制度だと思ったからだ。それが蓋を開けてみたら全く違う制度だったということに気がついて今やパニック状態。
オバマ王は自分の嘘の悪影響が大統領選挙のある2016年前にあまりおおっぴらにならないように例外をあちこちに作り保険会社や雇用主に課せられた締め切り日を議会を通じずに勝手に違憲の延期をしたりしてごまかしている。一般市民への悪影響が出始めると、今度はこっそりと消費者の強制締め切り日を二年間先送りすることにした。選挙直前に失業したり保険を失う国民の数が急激に増えるのを防ぐためである。保険の施行を選挙後にしてしまえば、悪影響のすべての責任を次期大統領になすりつけることができるという計算だ。この陰謀を、どの主流メディアも報道していないのは、オバマ王にはその権限がないことを話題にしたくないからである。
オバマ王も民主党も施行されて困るような法律を何故通したのだ?
その答えは簡単である。オバマ王の最終目的は最初から政府が完全に管理する国民保険の設立である。オバマケアのエクスチェンジはその途中経過に過ぎないのだ。アメリカ国民が政府経営の国民保険を最初から支持するはずはない。だから、オバマケアによって民間医療保険制度を完全に破壊した時点で、政府管理の国民保険を国民に強制するという策略である。
だからオバマケアが機能しないのは失敗ではなく全くの計算通りの成り行きなのである。すべての国民に低価で良質な医療保険を提供することなどというのは大嘘で、オバマ王の最終目的は国民保険の設立なのだ。
そのことを国民が理解して2014年の中間選挙でも2014年の全国選挙でもオバマケア支持の民主党議員たちをこぞって追い出して欲しいものだ。無論それまで民主党や左翼リベラル運動家たちの犠牲者攻撃は激化するだろう。


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健康保険を失うのは「たったの5%」という偽善

さすがのオバマ王も、自分の気に入った保険や医者は変えなくてもいいという約束が守れなくなったことを認めはじめたが、今度は『しかし保険を失ったのはたったの5%』という嘘をつきはじめた。この5%という数はかなり眉唾だが、それ以上に、医療保険に入っていない少数のアメリカ人を救うためという肩書きで始めたはずのオバマケアが、少数の犠牲をたったの5%と切り捨てる偽善には呆れかえる。
保険を失うのは取るに足らない5%という偽善
ちょっと前のナショナルレビューオンラインの記事がオバマの偽善を指摘している。
オバマの理屈は、オバマケアで保険を失なったもしくは失う人々は、雇用主を通じてはいれる団体保険ではなく、個人的に民営の保険に入っていたひとだけで、それは国民全体の約5%にすぎないというものだ。しかし実際に個人保険に入っている/た人の数は全体の8%でオバマのいう5%より3%も多いのだという。オバマケアで保険を失う人が個人保険に入っている/た人だけだというオバマの発言が正しかったとしても、それは250万人の国民にあたる。
2009年の国民調査で健康保険に加入していなかった人々の数は500万人強。ただし、これには経済的に余裕があるのに保険加入していない人も含まれるため、実際に既存の持病があるとか経済的に貧しいという理由で保険に入れなかったひとはその半数の250万人程度だという話。だとすると、今回保険を失った人たちの数と同等だ。オバマケア以前に保険に入れなかった5%は大事なのに、オバマケアで保険を失った5%はとるにたらないとはどういう理屈だ?
健康保険を失う国民は5%どころではない
オバマケアによって人々が今まで持っていた保険を失うのは手違いでも見通しのつかなかった間違いでも何でもない。いや、それどころか、オバマケアは人々が既存の保険を失うように最初から計画されていたのである。
オバマケアによって今もっている健康保険を失うのは、個人保険に入っている少数の人々だけではない。当ブログでも何度か指摘しているように、オバマケアは従業員に団体保険を提供している雇用主にも多大なる変更を求めている。現在その影響があまり現れていないのは、オバマによる違法な先送りのため、雇用主による健康保険変革がまだ本格的に行われていないからである。
来年になって企業の保険変革が始まれば、この変革によって健康保険を失う人々の数は国民の70%にも及ぶという。
いったいこれのどこが国民皆保険なのか?
国民皆保険は富の分配に他ならない
無論これは、オバマの狙いが最初から国民皆保険などでなく、国民皆保険を使ってアメリカを社会主義経済に変革しようというものだったということに気がつけば全て筋妻があう。国民にとって医療は非常に大切なものだ。国民が個人的に選べる保険を国民から取り上げることによって、国民が国営の保険に頼らざる負えなくする。政府に医療を依存すれば、国民は政府の奴隷と化すのである。オバマの狙いはそこにあるのだ。
ここでカカシが2009年の6月に書いたエントリーから引用

国民が政府に医療判断を任せたらどういうことになるか、考えただけでも恐ろしい。景気がいい時はいいが、国が経済難になってきたら、先ず最初に削られるのが医療だろう。80歳過ぎの年寄りは癌の治療などしてもすぐ死ぬのだから無駄だとか、エイズの治療は高くつくし、放っておけば2〜3年で死ぬから経費節約になるとか国が判断したらどうなるのだ? 
また国民全員が国民保険に入るとなると、政府に批判的な意見を言う人間の医療申告は何故か拒否されるとか、拒否されないまでも、何故かちんたら時間がかかって許可がなかなか降りないなんてことになりかねない。オバマをファシストなどと言ってたどっかの零細ブロガーが更年期障害でホルモン治療を受けたいと言っても拒否されて、ブログが余計ヒステリックなるなんてこと、あり得るなあ。
ファシストオバマならやりかねないことだ。
命を政府に預けてしまったら、自由の国アメリカはおしまいだ。アメリカ国民よ、オバマの二枚舌に騙されてはならない。国営健康保険制度は絶対に許してはならない!


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医療保険キャンセル続出に愕然とするオバマ支持者たち

はっきり言って、「だから言ったじゃないの♫」と言いたくなるのだが、2009年にオバマの言葉を信じてオバマケアを支持してオバマに投票した支持者たちが、次々に医療保険のキャンセル通知を受け取り愕然としている
オバマケアによって今まで入っていた保険をキャンセルされた多くの人々は、オバマケアのエクスチェンジというプランに参加している保険会社から新しい保険を購入した場合、保険料が二倍以上で自己負担が5から10倍というひどい保険に入らされる。
添付した記事にはオバマケアのおかげでそういう目に会った人々の話が幾つか載っているが、なかでも笑ってしまったのはこの発言。
「ほとんどの若者や中流家庭の市民は何百万という保険未加入の人々がアフォーダブルケア(オバマケア)法によって政府援助の保険に入れるようになることを喜んでいました。ただ、雇用主提供の保険を持っていない限り、その支払いをするのが我々だということには気がつきませんでした。」
はあ、じゃあ誰が払うと思ってた訳?
政府が援助するということは、税金が援助するということであり、その税金を払うのは国民だ。健康保険に入れない低所得者層は所得税を払っていない人がほとんど。ということは所得税が払える中流層以上の国民にツケが回ってくるのは当たり前だ。それが増税という形で起きようと、保険料引き上げという形で起きようと同じ事。誰かが払わなければならないことは最初から解っていたはず。
それが解らずにオバマの言葉を鵜呑みにして今更ショックを受けるというのも、気の毒だが、自業自得でもある。
問題は最初から反対していた我々まで道連れにされることだ。


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オバマケアで失われる命

オバマケアによって個人で健康保険に入っていた何百万というアメリカ人が保険会社から契約破棄の通知を受け取っている中、難病にかかっているがん患者など、今必要な治療を受けられなくなって困っている人の話を続けて二件ほど聞いた。
病院か専門医か、二つに一つを迫られる女性
エディ・リトルフィールド・サンドビーさん、ステージ4膀胱癌患者。診断後5年の生存率はたったの2%と言われるこの難病と7年間闘って来たサンドビーさんは、オバマケアのおかげで大事な医療保険を失った。彼女の治療は非常に複雑で、癌専門の医者と癌治療専門の病院が必要だった。ところが、オバマケアのエクスチェンジといわれるシステムで提供されている保険プランでは、彼女が必要としている両方を同時に覆うプランがない。つまりA保険では医者はカバーするが、病院は駄目。B保険では病院はいいが医者は駄目、というふうに、両方必要な人には非常に困った状況がおきてしまったのだ。
彼女の保険を扱っていたユナイテッドヘルスケア保険会社は、今年の一月、オバマケアのおかげで馬鹿高くなった税金や個人保険扱い経費に悲鳴をあげて、カリフォルニアの個人保険市場から撤退すると宣言した。
オバマ支持の左翼リベラルサイト、シンクプログレス誌は、サンドビーが保険を失った本当の理由はユナイテッドヘルスケアがカリフォルニアの保険市場の競争に負けたからであって、こはユナイテッドの経営方針の問題でありオバマケアとは関係がない、サンドビーがオバマケアを責めるのは筋違いだとサンドビーを攻撃した。
無論ユナイテッド、、がカリフォルニア市場で競争できなくなったのも、オバマケアがブルークロス・ブルーシールドをエクスチェンジ参加を許可し、他の民営保険会社を市場から閉め出したことが本当の理由。だから確かにユナイテッドが個人市場から撤退したのはユナイテッドの決断でも、そうせざるおえなくなったのはオバマケアのせいなのだから、サンドビーがオバマケアを責めるのは妥当である。シンクプログレスのような左翼リベラルの子供騙しの屁理屈は人を馬鹿に仕切っている。
高額な保険料を払えず死を選んだ男性
ビル・エリオットさんもオバマケアで保険を失った癌患者のひとり。オバマケアのエクスチェンジで提供されている保険に入った場合、エリオットさんはこれまでより約13万円以上の保険料を毎月支払わなければならなくなるだけでなく、年間約百三十五万円の自己負担が強制される。
エリオットさんは、そんな経済的負担を家族に負わせるくらいなら、(保険に加入しないことで課される)年間95ドルの罰金を払って後は自然に運命を任せることにしたとテレビのインタビューで答えた。
エリオットさんは2009年にオバマの「気に入った保険に入っている人は、そのまま保険を保持する事が出来る」と言うオバマ候補の言葉を信じてオバマに投票したという。
「オバマには完全に騙されました」と悔しそうなエリオットさん。
最近になってやっと、オバマは嘘を突き通せないことに気がついたのか、保険を失った人には気の毒に思う、という謝罪になっていない言いいわけをした。
「まったく人を馬鹿にしてますね。気に入った医師は失わずに済むと41回も繰り返して約束したくせに」
オバマの嘘を信じてオバマケアが国民の医療保険制度を改善すると本気で信じた人たちがナイーブだったのは確かだが、悪いのは騙された方ではなく騙したほうだ。
全国でサンドビーさんやエリオットさんのような立場に居る人はどれだけいるのだろうか?にもかかわらずオバマ王は「保険を失った人々には気の毒だが、そういう人は人口の5%にも満たない。」と取るに足らないことでつべこべ言うなという姿勢。
5%の国民の苦悩などどうでもいいというのか?少数民族の人権を唱える人にしては冷たい言い分ではないか?だが、この5%という数字も眉唾である。気に入った保険や医者は失わなくて済むといった約束が大嘘だったことを考慮に入れると、この5%という数字がどこから出て来たのかよくよく考える必要がある。
実は影響を受けるのは国民の5%という提言が、大嘘であるという事実はすでに証明済み。その話はまた次回に回そう。


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オバマケアサイトの大失敗の原因は何か?

サタデーナイトライブ(SNL)というコメディ番組は愉快な政治コメディーをすることで知られているが、そのSNLがオバマケアのウェッブサイトの問題について、保険省の長官に称したコメディアンが「一度に6人の人しかアクセスできないデザインになっています。」と言ったスキットがあった。無論これは冗談だったのだが、オバマケア開始の初日に申し込みを完成させることが出来た人の数はなんと本当にたったの6人だった。6百万人ではない。6人である。一桁である!
実際にオバマケアが始まって数週間、今まで持っていた保険を失った人の数はオバマケアに申し込めた人の数の百万倍である。いまだにウェッブサイトはダウンしたまま。11月の終わりまでに修復できるとオバマ政権は言っているがどうなることやら。なにせお役所仕事である。
ところでオバマケアサイトのこの大大失敗の原因はなにかというと、オバマケアサイトは政府の数ある省のデータベースから資料を集める必要があるのだが、数ある省はそれぞれ別々のデータベースを使っており、省によっては1970年代の技術でプログラムされているものまであり、現在のプログラムとではうまくつながらない。前面サイトの技術は高性能でも、それとつながっている他のデータベースが古くては、数あるデータベースのひとつでも立ち止まったら、そこでサーチエンジンが止まってしまうというわけ。これを修復するには末端の技術のアップグレードが必要で、オバマケアが始まる前からこの問題はすでに熟知されていたはずだった。なのに三年間、誰もこの問題を解決しようとしなかったのである。オバマケア法が通過した2010年からの三年間、いったいオバマの雇ったソフトウェア社は何をやっていたんだ、と誰もが聞きたいところだ。 (請け負ったソフトウェアの会社の社長婦人はオバマのミッシェル婦人の大学時代の同級生だったという話もある。)
しかも腹が立つのは、この問題を解決すべく、修復に雇われたのは誰あろうもともとの問題をつくったクオリティーソフトウェアサービス株式会社(QSSI)で、その親会社であるユナイテッドヘルスサービス社の重役のアンソニー・ウェルターズはオバマの選挙運動に多額の献金を集めた人物。
全くオバマ政権は腐りきっている。


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