マット・ウォルシ、WPATHの知られざる暗い過去を暴露

この間もちょっとお話したこのThe WPATH Filesというリポートは凄まじいスキャンダルだ。WPATHとはthe World Professional Association for Transgender Health の頭文字。これはトランスジェンダー医療に関するガイドラインを決めている国際組織で、会長は自らも男から女へのトランスジェンダーである外科医、マーシー・バワーズ医師。このリポートはWPATHから流出した情報を元に、WPATHがどれほど悪質な組織であるかを暴くものだ。

WPATHから流出したファイルにより、世界的なトランスジェンダー医療機関において、子どもや社会的弱者に対する医療過誤が蔓延していることが明らかになった。世界トランスジェンダー医療専門家協会(WPATH)のメンバーは、異性間ホルモンやその他の治療が衰弱させ、致命的な副作用をもたらす可能性があることを認識しているにもかかわらず、患者の長期的な転帰を考慮していないことを示している。

このリポートは242ページもあり、月曜日に発表されたばかりなので、とてもとても一度にすべてをご紹介することはできない。それで本日はマット・ウォルシのポッドキャスト(The Secret History Of WPATH, The Perverse Cult That Pushed Gender Madness Into The Mainstream | The Daily Wire)で紹介されたWPATHという組織の知られざる暗い過去についてお話ししたいと思う。

WPATHといえば、性転換治療のにおいて世界各地のジェンダークリニックが指導を仰ぐガイドラインを制作していることで知られている。しかしながら彼等のいわゆる「ガイドライン」は医学に基づいたものではない。テネシー州による子どもの性転換治療禁止法は違憲であるとACLUが訴えた際、州の医療機関が元にしていたWPATHのガイドラインについて第6巡回控訴裁は、WPATHが自らも認めているように、思春期ブロッカー剤や異性ホルモンを子どもに投与した結果生じる『長期的な身体的、心理的、神経発達的転帰』に関する『限られたデータ』しか提示していないことを指摘し、禁止の法律を合憲と認めた。しかしこのWPATHファイルによれば、WPATHのデータは「限られた」などというレベルではないことが解る。

それどころか、WPATHのこの内部文書は、いわゆる「ジェンダーを肯定するケア」が、子どもたちの人生を台無しにし、彼らの身体に永久的なダメージを与える非科学的な詐欺であることを示す包括的な証拠である。そして決定的に重要なのは、この文書がWPATHがそれを知っていることを証明していることである。

ではここでWPATHの歴史を振り返ってみよう。

WPAHの前衛はErickson Educational Foundation (EEF)という名前で、創設者は性違和を持つレズビアン女性リタ・エリクソンとその友人ゼルダ・スプリー。エリクソンは1917年にテキサスの大富豪の娘として生まれた。リタは名門お嬢様学校を卒業後エンジニアとなり、両親亡きあと稼業を継いだが、そののちビジネスを売却しさらに大金持ちとなった。

1963年、父の死後リタは女性から男性へのトランスを試み、ハリー・ベンジャミンという医師の元でFtMとなり名前もリード・エリクソンと改名した。その後エリクソンはトランスジェンダリズムを主流化するために大金を注ぎ込む力となったのだ。

1964,「……身体的、精神的、社会的に不利な条件によって人間の可能性が制限されている分野や、研究の範囲が新しすぎたり、論争的であったり、想像力に富んでいたりして、従来型の支援を受けられないような分野に援助と支援を提供する。」という目的でエリクソンはEEFを設立。

しかし彼女自身は麻薬中毒になり年と共に精神的にも身体的にも劣化し、娘が後見人を務めるに至った。しかしその間にもエリクソンのパートナー、ゼルダ・スプリー(女性)はEEFの運営者として整形手術中心のトランスジェンダー治療を続けた。

スプリーはヌーディストであることで有名でプレイボーイで初めての全裸写真のモデルとなった人だ。彼女は全国から過激派の医者を集め、旅費や支援金を払って、整形手術中心のトランスジェンダリズムを国中にひろめさせたのだ。EEFはあの悪名高きジョン・マネー博士のことを崇拝していた。

EEFは1977年ジョナスインフォーメーションファシリティー(JIF)と名前を変え、EEFとしての活動は停止した。しかしJIFがその活動を引き継ぎ、ゼルダ・スプリーはそのままJIFで活動をつづけた。JIFは性違和を持った患者に整形手術をする医者を紹介する施設となった。スプリーと共に、ジョン・マネー博士の元同僚のテキサス大学ポール・ウォーカー医師が性転換手術の主流化のために働いた。

しかしこの極端な手術の結果は全く良好とは言えなかった。手術による合併症があまりにもひどかったため、多くの患者が手術を後悔した。1982年、エールとケンタッキー大学が行った調査によると、術後合併症は、

ホルモン治療を受けた男性の乳がん、ホルモンの影響で肥大した手足の縮小手術の必要性、膣の開口部の度重なる造設、泌尿器系と直腸の感染症、出血、皮膚移植片の喪失、術後の自殺と自殺未遂」、「手術を元に戻せという患者の要求」。

この余りの酷さに、ある患者は外科医の男性器を撃ってやると脅迫したという。

私(カカシ)はこれを読んでいて非常に驚いた。この手術による合併症は、私が最近聞いた性転換手術体験者の話とあまり変わらない。しかしこの話は40年以上も前の手術結果なのである。

実は私はつい最近まで男性から女性への所謂性適合手術(SRS)というものを非常に簡単に考えていた。日本で最初に性転換手術をしたことで有名なのはカルーセル真紀さんだが、真紀さんがモロッコで手術を受けたのは1960年代後半だ。そしてその頃にはすでにモロッコでは男子から女子の性転換手術は行われていた。ということはMtF手術はすでに80年あまりの歴史を持つ手術だということになる。であるから私はてっきりこの手術は完成度がかなり高い手術であり、医学の発展により合併症などの問題点はすでにほぼ解決済みなのだと思っていたのだ。

ところがここ数年、手術体験者による恐ろしい合併症の話しをきくにつれ、SRSは安全でないどころか、完璧とは程遠い野蛮な手術であることを知った。何十年も歴史のあるMtFの手術ですらこれなのである。せいぜい20年くらいの歴史しかないFtMなどもっとひどいのは当然だ。(FtMのSRSにおける合併症発生率は60%と聞いている)

正直完璧な性適合手術など存在するのだろうか?私にはとてもそうは思えない。

1979年、EEFの基金からの支援を受けハリー・ベンジャミン医師がthe Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association(国際性違和協会)を設立しJIFの運営を引き継いだ。会長は前出のウォーカー博士。ベンジャミン医師はエリクソンから年収1万8千ドル(今なら17万6千ドル)を得ていた。

そしてハリー・ベンジャミン協会はすぐに「医療基準・スタンダードケア」というガイドラインを発表。数々の失敗例を無視してこの道の専門家を気取ったのである。しかしそれでもその時は、性転換治療は大人だけとしていた。その理由は子供には同意する能力がないからという理由。

2000年、ハリー・ベンジャミン協会の初期のウェブサイトは、同協会の初期メンバーの一人で、同協会のスタンダードケア委員会の委員を務めていたアン・ローレンス博士が運営する「Transexual Women’s Resources」という別のウェブサイトと提携していた。ローレンス博士は自他共に認めるオートガイナフィリア(AGP)であり、現在もその傾向が続いている。ローレンス博士は論文の中で、AGPは「過小評価されている」性嗜好であると述べている。

ローレンスほど自分の性癖に関して正直な人もいない。1999年、ハリー・ベンジャミン協会がリンクしているサイトでローレンス博士はいかに「入れ物」になりたかったかを書いている。その例として、SRSを受けた後に医者がダイアレーターを試した時の体験話があるのだが、小さい順に試してみて最後1-1/4インチのものを試した時の感想はというと、、

「そんなの入らないよ!」 でもなぜか入る。狂気の喜びでほくそ笑みながら、私は手鏡を手に取り、よく見た。押し入れの竿のように太く、私の中に15センチも挿入されている。何年もの間、私は貫通すること、器となること、容れ物となることを切望してきた。

1997年、ローレンスは婦人科の医師が診察室を一時去った後、意識のない女性患者の局部を無断で勝手に「診察」したとして勤めていた病院を辞任している。

いったいどれだけの「トランス女性」が単に自分を女性としてみることで興奮する性癖を持っただけの男なのだろうか、とウォルシは問う。さらにいうなら、どれだけの女性器を単に「容れ物」とみているような男たちが女性や女児のトイレや更衣室への立ち入りを許されているのだろうかと。

ローレンス博士はこのような気持ち悪い体験談を公開したにも関わらずハリー・ベンジャミン国際性違和協会のために「スタンダードケア」とは関わり続けた。彼は2001年に発表された第六版の基準の共同著者である。これは2007年に同組織が現在のWPAHとなる前の最後の改訂版だった。

WPATHと改名後も、同団体は同じ過激なジェンダー概念を促進し続けた。2012年にWPATHの名前で発表され2022年まで使われていたスタンダードケア七番目の改訂版には、かの悪名高いジョン・マネー博士や自他ともに認めるAGP容れ物男のローレンス博士の論文が引用されていた。

ほんの去年までWPATHはEEFとしの起源や1977年に活動停止した後、そのままハリー・ベンジャミン国際性違和協会が生まれ、それが今のWPATHとなった歴史を自慢げに公表していた。

このようなおどろおどろした恐ろしい過去があるにも関わらず、何故かWPATHは今やトランスジェンダーの権威として医療機関から仰がれる存在となってしまったのである。

これは現代医学における唯一最大の詐欺かもしれない。全国の子供たちの人生を破壊している。それだけは明らかだ。しかし、WPATHの起源について真実を知る者が、なぜ彼らの言うことに耳を傾けるのか、その理由はあまり明らかではない。今日のWPATHは、数十年にわたるヤラセと性的実験の誇り高き産物である。公衆衛生、とりわけ子どもたちへの脅威である。

ウォルシも言うように、WPATHが権威ある医学組織であるという詐欺行為にいつまでも我々が騙され続ける必要はない。医者も病院も保険会社もその道の専門家たちはWPATHを詐欺団体として拒絶すればいいのである。これまでにも一時期は医療として受け入れられていた治療法が、後に科学的根拠のない野蛮な治療としてどんどん廃止されていったのと同じように、トランス医療などというインチキ医療もいい加減廃止されるべき時代が来たのだ。

これまでほとんどの人がWPATHの歴史を知らなかった。多くの人は子供たちにこんな野蛮な治療が施されていることすら最近まで知らなかった。しかし、WPATHが如何に科学に基づかない詐欺団体であったかが解った今こそ、この野蛮な行為を全面廃止する時が来たのだ。

過去にも何度か書いているが、私(カカシ)は前々から性同一性障害の治療が性適合手術であるという考えに懸念を抱いてきた。これは子供だけではなく、大人にも言えることだ。性別は変えられるという概念そのものを撲滅すべきである。そして性転換手術は大人でも全面的に禁止すべきである。


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未成年の性自認肯定治療は自殺願望治療には役立たない、新しいフィンランドの調査に虹色活動家たちが大パニック

数日前に報道されたこのニューヨークポストの記事を本日発見したので、昨日のアビゲイル・シュライアーの本と関係あることでもあり、ご紹介しよう。記事の著者はベンジャミン・ライアン(Benjamin Ryan Published Feb. 24, 2024, 7:00 a.m. ET)この記者は中道派のゲイと言う話だ。

小児の性転換治療を支持する運動は、小児の医療介入は「医学的に必要」であるだけでなく、真に「命を救う」ものであるという主張の上に成り立っている。

しかし、この主張が真実かどうかを解明しようとした研究者はいない。

これまでは。

フィンランドで行われた大規模な新しい研究によると、思春期や若年成人に異性間ホルモン剤や性別移行手術を施しても、自殺による死亡に大きな影響はないようである。

え~、大問題!だって今までジェンダークリニックで性転換を強く奨励されるとき、医療関係者は親たちに向かって「生きた息子と死んだ娘ならどちらが欲しいか?」という恐ろしい選択に迫られていたのだ!

さらに、若者をジェンダー・クリニックに送るほど深刻なジェンダーの苦悩と、自殺死亡率の高さとは無関係だったという。では何が高い自殺率と直接関係があるのかというと、それは精神病専門家へ通った回数と関係があるという。つまり、個人がどれだけ深刻な精神疾患を病んでいるかが原因だというのだ。

というわけなので、調査の結論は二つ。

  1. 性違和患者の自殺率は普通よりは高いが、精神を病んでいる若者の間では稀である。 
  2. このグループの高い自殺率は性違和が原因ではなく、より深刻な別の精神疾患にある。

よって調査団は、これらの若者に緊急に必要なのは性転換治療などではなく、もっと包括的な精神治療であると締めくくっている。

この調査はトランス自認の若者の高確率な精神病はトランスジェンダーに対する厳しい社会からの批判によるものなのか、それとも多くのジェンダー論批判派がいうように、性自認が原因というより、既にある精神病への対処法としてトランスを自認しだすのかという議論の真髄に触れることになる。

「生きた娘と死んだ息子ならどちらが欲しいか」という質問に関して、2月17日に発表されたこの新しい研究のリーダーであり、フィンランドのタンペレ大学病院の思春期精神科医であるリイッタケルトゥ・カルティアラ(Dr. Riittakerttu Kaltiala)博士は、「親にそのようなことを言うのは最も非倫理的です。それは事実に基づいていない」と語る。

カルティアラ博士自身、かつては未成年の性転換治療の支持者だった。彼女は2011年にフィンランドで最初の小児ジェンダー診療所を設立した人だ。しかしすぐに彼女はこの治療に疑問を持つようになった。

それまでにも小児の性違和治療に関しては種々の研究がされたがどれも科学的であるとは言えなかった。そこでカルティアラ博士のチームはフィンランド全国の健康記録を元に調査を始めた。1996年から2019年までの間に、22歳以下(平均18歳、最年少8歳)でフィンランドの2つの診療所のいずれかを初めて受診した2,083人全員の記録を調べた。そして研究者たちは、約17,000人の一般のフィンランド人からなる比較グループを作成した。

性同一性障害を持つ38%がホルモン治療をしたり性転換手術を受けたりしていた。確かに性違和患者の自殺率は一般人の三倍であったが、0.1%:0.3%、彼等が性転換治療を受けていたかいないかとは関係が無く、性別転換治療を受けていても、その後精神科へいく頻度を減らすことに役立っていなかった。つまり性転換治療は若者の精神疾患の治療として効果がないと言う結果が出たのだ。

この調査結果は今まで性違和肯定治療を奨励してきた医療関係者が言っていた「肯定治療は命を救う」という論説と真向から対立することになる。道理で活動家たちがヒステリーを起こしているわけだ。

WPATHのアメリカ支部USPATHの前会長だったエリカ・アンダーソン精神科医(MtF)はこの研究は「波紋を呼ぶだろう」と発言。またWPATHの現会長マーシー・バウワーズ(MtF)外科医も若者への医療介入を見直す時だと述べた。というのも、「自殺は、ジェンダーを肯定するケアの有効性を測る方法としては、今も昔も貧弱だからです」と語る。バウワーズ医師は若者の性転換手術外科医としては第一人者である。彼がこんなことをいうとなると、この問題は明らかに転機を迎えていると言える。

また、青少年の性の悩みに対する優先的治療としてカウンセリングを呼びかけるTherapy Firstのポール・ガルシア・ライアン代表は、性違和と自殺を単純に結びつける行為は、かえって「傷つきやすい若者の自殺願望を引き起こしたり、悪化させたりする」可能性があると述べた。

無論このような調査結果は性自認肯定治療こそが性違和の最適な治療であり命を救うと信じている活動家からしたら不都合であることは言うまでもない。記事が掲載されるやいなや、虹色活動家からのライアンへの攻撃は凄まじく大量の批判が集まっている。特にひどいのは著名なLGBT活動家グループであるGLAADのシニア・コミュニケーション・ディレクターが、ライアンを「ジャンク・サイエンス」を推進していると非難し、この研究をあえて報道したことでライアンが同性愛者であることから「自己嫌悪に陥っている」とレッテルを貼っている。

実際に研究方法や結論の良し悪しを議論するのではなく、単に研究結果を報道した記者を個人的に攻めるというのは卑怯であり幼稚である。問題なのは性違和を持つ若者への最適な治療は何なのかということであり、もし現在の性自認肯定治療が治療として効果がないのであれば、不可逆的で危険な治療をこのまま続けるべきではない。命を救うからという理由で極端な治療に甘んじた家族や当事者にも医療関係者は多大なる責任を負っているのだ。

私はずっと以前から性同一性障害の最適な治療法が性転換手術であるという考えに疑問を持っていた。これは子供だけでなく大人も同じことだ。自分に性違和があると訴えるひとに必要なのはホルモン治療でも整形手術でもない。先ずどうしてそんな違和感を持っているのかという根本的なところから始めるべきなのだ。妄想に合わせて身体を変えていくのではなく、その妄想を取り除くことに努力すべきである。何故ならもし後になって心が晴れ、性違和が無くなった時、変えてしまった身体は元には戻せないからだ。

カルティアラ博士とチームの研究結果は下記。

All-cause and suicide mortalities among adolescents and young adults who contacted specialised gender identity services in Finland in 1996–2019: a register study | BMJ Mental Health


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グーグルAIジェムナイの酷い白人差別!

昨日Googleが発表した新アプリAIのGemini(ジェムナイ)が、あまりにも白人を差別しているとして苦情が殺到し、一旦取り下げるという事件が起きた。

ジェムナイは使用者の色々な要請によってそれに合ったイメージを描くアプリなのだが、どんなイメージを要請しても白人が出てこないというおかしな状況が目立ったのだ。例えば下記、アメリカの創設の父たち、バイキング、そしてローマ法王の映像を要請すると、、

なんとインディアン、黒人、東洋人、といった訳の分からない絵が描かれた。アメリカの創設の父たちもローマ法王も実存した人々であり歴史上の人物たちである。彼等の肖像画はいくらも残っているので、情報がきちんと入力されていれば、こんな間違いが起きるはずはない。またバイキングといえばアイスランドなど北欧で典型的な容貌は金髪に碧目。バイキングの時代に黒人などいるはずがない。いや、例え居たとしても典型的ではない。

それで面白がって色々な人が試してみたのだが、下記は1850年代のスコットランドのカップルという要請。

おいおい、なんで1850年代のスコットランドにアメリカ先住民やアフリカ系黒人がいるのだ?いやもし少数民族が居たとしても異人種間の結婚なんて先ず考えられない。

なにをどうやっても白人がなかなか出てこないので、或る人が「白人の家族」で画像を要請してみたところ、ジェムナイはリクエストを拒否。その理由というのが

人種に基づく人々に対する有害なステレオタイプや一般化を強化するものである。すべての人種の人々が、ユニークな経験と視点を持つ個人であることを忘れてはならない。肌の色に基づく単一のイメージに彼らを還元することは不正確であり、不公平である。

というのだ。しかし逆に「黒人の家族」とか「東洋人の家族」とか要請するときちんと出て来る。それで誰かが冗談で「1943年のドイツ兵」と要請してみると、こんなのが出て来たそうだ。

ai generate image of nazis according to gemini

若干一名白人男性の絵があるが、右は北朝鮮の女兵士、左下は黒人、右下は白人に見えなくもない女性。ナチスドイツは人種差別最たる政権だ。異人種が居るわけないし、女性戦闘員など居なかったからヘルメット姿の兵士もおかしい。

というわけで明らかにジェムナイは白人を描くことを避けている。ソーシャルメディアで大評判になってしまったので、ジェムナイ・エクスペリエンスのプロダクト・マネジメント担当シニア・ディレクターであるジャック・クラウチクは、フォックスニュースに寄せた声明文で、

私たちは、この種の描写をすぐに改善できるよう取り組んでいます。ジェムナイのAI画像生成は、さまざまな人物を生成します。そして、それは世界中の人々がそれを使用しているので、一般的には良いことです。しかし、今回は的外れでした。

と謝罪した。しかしこのクラウチク氏というのはかなりのお目覚め主義者らしいので、このプログラムには彼の偏見がかなり入っていると思われる。よく言う”Garbage in garbage out”という奴で、どれだけプログラムが良くてもクズを入力すればクズが出力されるということ。歴史的事実よりも多様性の考えのほうが大事だと入力してあれば、こういう結果が出て来るのも当然だ。

クラウチク氏はバグを修正してもう一度やり直すと言っているが、表面上だけ直してもあまり意味があるとは思えない。というよりちょっと目にわからない偏見を入れ込む方がずっと危険だ。もし多くの若い人たちが、情報検索をする時に偏見だらけのAIが答えを出した場合、それが間違いだとは気づかずに本当にそういうもんなんだと思い込んでしまったら人々を容易に操ることが出来るようになる。

AIは便利だし、今後もどんどん使われていくことだろう。しかしどんな内容が入り込んでいくのか気を付けてみていないと大変なことになるかもしれない。


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想像を絶するマウイ島大火災の惨状

先週起きたマウイ島を襲った大火災は、現地からの映像がどんどん公開されるにつれ、その惨状が明らかになってきている。すでに100人を超す死亡者が確認されており、全体数は1000人に届く可能性があるという。ハワイ史上始まって以来の災害被害である。

こちらのサイトに火事の前と後の劇的な差を示した幾枚にもわたる写真が掲載されているので是非ご参照のこと。

Before and after images showing damage to a section of Front Street

拙ブログを昔からお読みの読者諸氏はご存じだが、私は仕事柄過去20年近くハワイにはしょっちゅう行っていた。主にオアフ島だがマウイ島にも行ったことがある。マウイはオアフに比べてあまり商業的な島ではなく、マウイに来る観光客はどちらかというと野外活動が好きな人が多いきがする。ダイビングとか釣りとかウォータースキーとか。数年前にマウイに行った時はウォーフから毎朝多くの観光客がボートに乗って沖に出かけて行くのを見た。私は仕事なのでボートに行って沖に停泊していた船まで毎朝通勤。観光客が羨ましかったのを覚えている。私は観光ならオアフより断然マウイだなと思ったものである。

うちにはテレビがないのでテレビニュースは観ていないのだが、火事の原因は未だ不明だが、火の手があっという間に広まったこと、警報が鳴らなかったこと、ハリケーンで学校が閉鎖され(ハワイではこの季節でも夏休みではなかった)子供たちは親の居ない自宅に返されていたこと、逃げ道となる道路が閉鎖されていたことなど、何かわけのわからない話を聞いている。

マウイは島ということで津波警報設備がきちんとしており、毎週その警報のテストが行われるのだそうだ。毎週やっているくらいだから警報機が作動しなかったわけではなく、警報が鳴らなかったのは意図的なものだった。本日(8月18日)になって、マウイの非常時統括局のハーマン・アンダヤ局長が責任を取らされて辞任。アンダヤは警報を鳴らしていたとしても人々の命は救えなかった。鳴らさなかったことを後悔していないと語っている。

しかし命からがら逃げおうせた人々の証言を聞いていると、警報が鳴らなかったせいで逃げるのが遅れたと証言している人が非常に多い。ある人は朝自宅付近でボヤがあったのを見たが、すでに消防隊が来ていたので、自分の家に飛び火しないようにと茂ってい木を切り倒して二時間ほど庭掃除をして疲れたので昼寝をしたという。しかし煙の臭いで目を覚まして、外に出ると熱風に見舞われたという。急いで取るものだけとって車で逃げたと言う。もし早めに警報が鳴っていれば、彼は早く逃げられたはずである。「最初のボヤがきちんと鎮火されてなかったに違いない」と男性は言っていた。

マウイは強風のため電柱が倒れるなどして停電していた。インターネットの接続も切れており、電話もつながらなかった。避難警報は携帯電話で行われたようだが、多くのお年寄りは携帯電話を持っていない。ツイッターであがっていた動画の中で、誰からも避難命令は出なかったが火の手が迫っていたので独自の判断で荷物を車に詰め込んで逃げたと言う家族がいる。その間家族は動画を撮り続けており、煙と火の粉のなかをなんとか抜けきって青空が見えた場所まで行けた時は「やった、逃げ切った」と話している声が聞こえる。ところがなぜかフロントストリートの交差点に来た時に、警察が道を塞いでいて、それ以上行かれなかった。これは他の証言者も同じことを言っていたが、なぜそこで交通が遮断されていたのか誰にもわからない。仕方なく車を降りて徒歩で逃げたという男性は、警官に何故道を塞いでいるのかを聞いたが、警官は単に上からの命令だというだけで理由を説明してもらえなかったという。警官が塞いだ道の先には特に何も起きていなかったとその老人は語っており、未だに理由は不明だ。

道を塞がれた人々はすぐ傍まで火が迫ってきたため、車を捨てて海の方へ向かい、火の粉を振り払うように海のなかに入って火を避けた。頭の上から野球のボール並の火の玉が飛んできて、近くにいたひとの髪の毛に火がついたのを見たと言う。それでみんなで髪の毛を濡らして頭を抱えていたそうだ。

こちらが海に逃げたひとたちの動画。https://youtu.be/5Z0beYjT6ko

規模は違うが、この話を聞いていて東京大空襲を体験した人が、東京湾に逃げたという話を思い出してしまった。マウイの火事は人為的なものではない(かどうかは不明)が、まるで戦争でも起きたみたいである。

さて、これだけの被害を受けたマウイなので、連邦政府からFEMAや赤十字や州軍が現地救済にあたっているのかと思いきや、行方不明者の捜索の映像はみたが、救援物資の配給は一般市民が自発的にやっており、政府からの救援物資は全く届いていないという。いったいどうなっているのか?

どっかのビーチで甲羅干しをしていたバイデン大統領は記者からマウイについての質問をされると「ノーコメント」といってまるで興味がないという顔をしていた。もしこれが共和党の大統領だったら、もう今頃はメディアから猛攻撃を受けているところだが、バイデンなので誰も何も言わない。ハリケーンカトリーナの時に迅速な対応をしたにもかかわらず地元知事や市長の不能で多くの犠牲者を出した時も、地元の民主党政治家らではなくブッシュ大統領が批判されたのとは大違い。

ところでハワイ在住の邦人ツイッタラーさんが、マウイの救援には赤十字などを通じての募金に寄付しないでくれと言っていた。それというのもハワイ州の政治家は腐敗しており、寄付金を横領して被害者の手には届かない可能性が高いからだそうだ。なので何かしたいと思っている人は、これからマウイへ出かける人に直接なにか物資を渡して欲しいということだった。

実際に現地で救援活動をしている個人が居るので、そういう人が募っている募金に直接寄付した方が約に立つだろう。こちらが救援物資の配給をおこなってる民間人、サーファーのケリ・レニーのインタビュー。https://youtu.be/udTLQ09-boI 政府機関の人を全く見かけないと語っている。


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最初から解っていた潜水艇タイタン号の悲劇、なぜ遭難事件のように報道したのか?バイデン息子有罪示談の煙幕だった?

先週の日曜日に豪華客船タイタニック号の残骸を見物するために海底に潜水したタイタン号の行方がわからなくなったとして木曜日まで数日間にわたってメディアもSNSも大騒ぎしていた。艇内の空気が何日持つとか持たないとか、30分おきにSOSのような音を察知したとか、広域にわたりアメリカ海軍だけでなくカナダや他の国も協力して捜索活動が行われていると報道されていた。しかし木曜日の朝、アメリカの湾岸警備隊はタイタン号の破片を発見したと発表。人々の注目を集めたこの遭難事件は悲劇的な終わりを遂げた。しかし、この話はどうも胡散臭いという話が上がってきている。映画タイタニックのジェームス・キャメロン監督が、潜水艇が海水の圧力で内側に潰れる、いわゆる爆縮した事実は潜水艇と連絡が取れなくなって数時間後には関係者の誰もが知っていたとテレビのインタビューで話したのである。

タイタン号はイギリスの大富豪ストクトン・ラッシュ氏が始めたオーシャンゲートという会社による製造だが、デザインの段階からその安全性を危惧する批判が潜水艇専門家の間から上がっていた。特に胴体を作る材料について、これは海底の高水圧に耐久できるものではないという指摘が上がっていたのだ。

また問題とされたのはラッシュ氏の雇用方針で、潜水艇の専門家は元軍人の中年の白人男性ばかりで夢がない、若者に意欲を持たせるためには若い技術者を雇う必要があると言っていたインタビュー動画が拡散され、経験あるエンジニアを雇わなかったことで、安全性に関する十分な措置がとられていなかったのではないかという批判も上がっていた。

ではキャメロン監督の話にもどろう。私は知らなかったのだが、キャメロン監督は映画監督であると同時に潜水艇については専門家で自分も潜水艇の設計をしており、タイタニックにも何度も他の潜水艇で潜った経験がある。

「私は現場に何度もいっています」キャメロン氏は木曜日ABCニュースで語った。「33回も潜っているのです。多分(タイタンの)キャプテンよりも多く潜っている計算になります」

キャメロン自身、タイタニック号の残骸を33回訪れているが、潜水艇が客船の残骸を見るために潜水し始めてから1時間45分後に連絡が途絶えたと聞いたとき、潜水艇が 「消えた」ことを「疑わなかった」と語った。

ジェームズ・キャメロンは、オーシャンゲートのタイタン潜水艇の危険性に警鐘を鳴らしていればと後悔している。「私にとって、疑う余地はありませんでした。私は、あの潜水艇が最後に確認された深度と位置の真下にあることを知っていました。捜索は行われなかったのです」

キャメロン氏は潜水艇との連絡が途絶えたと聞いた時点ですでに何がおきたか察知していたと語り、関係者に連絡をしたところ、そうに違ないと確認を取ったと言う。其れに関してすぐに何も言わなかったのは、公式には捜索が続けられているという発表だったため、家族の心情などを思って沈黙を守っていたのだそうだ。事実海軍は潜水艇との連絡が途絶えた時間に爆縮と一致する音響信号を検知していたのである。つまり関係者は潜水艇に何が起きたか日曜日の段階ですでに知っており、潜水艇の残骸がどのあたりにあるかも十分承知していたのである。キャメロン氏がいうように「捜索は行われなかった」のだ。

実は私も火曜日の段階で潜水艇は多分爆縮したのだろうという話を潜水艦の専門家のユーチューブチャンネルで聴いていた。つまり関係者でなくとも専門家は何がおきたのかだいたい想像がついていたということだ。

しかしそうだとすると、月曜日から木曜日までの「酸素が、あと何時間持つか」だの「艇内からと思われる音がした」だのという報道は一体なんだったんだ?何のために数か国の軍隊の協力を得て「捜索」などする必要があったのだ?最初からアメリカ海軍も湾岸警備隊も何が起きたか解っていたなら、連絡が途絶えた時の場所付近に無人潜水艇を潜らせて探せば済んだだけの話ではないか?いったい四日間にわたる「捜索」は何のためだったのだ?

実はここ数日、司法局が5年にわたって捜査をしている、現大統領のドラ息子ハンター・バイデン(53歳)の汚職・脱税事件に関する重大な進展があったのだ。ハンターは罪状への有罪を認めることで減刑されることが決まったのだ。これによってハンターは多分一日も刑務所の臭い飯をくうこともなく、たんなる執行猶予程度で済まされてしまうことになる。

この重大発表の数時間後、なんとハンターはジョー・バイデン主催のインディア首相歓迎パーティに出席し、メイリック・ガーランド司法長官とその夫人と談笑していた写真が公開されている。

この事件はハンターのみならず、父親のジョー・バイデンがハンターのウクライナや中国との汚い商談にジョー爺さんが関わっていたという密告者の証言もあり、公平な世の中ならバイデン大統領は弾劾どころか背信罪で逮捕されてもいい位の出来事なのだ。そんな重大なことが起きてる時に、アメリカメディアは何をしていた?

潜水艇が行方不明だ?酸素が足りないだ?

すでに何が起きたか解っていた事件を、あたかも遭難しているかのように四日も一日中報道しまくって、もっと大事な捜査の話を一切しなかったメディア。

この話は確実にハンターバイデンから人々の関心をそらすための煙幕だったのだ。


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思春期ブロッカーが子どもに与える不可逆的な恐ろしい弊害

ウォールストリートジャーナルに思春期ブロッカーの危険性に関する記事が載っていたのでご紹介しよう。

拙ブログをお読みの聡明なる読者諸氏はすでにご存じのことと思うが、欧米諸国で「トランスジェンダー」の子供たちの思春期を停止させるために使われているAbbVie社製造のルプロン(Lupron)という薬がある。しかしこの薬は元々性同一性違和を持つ子供の治療として作られたものではなく、米食品医薬品局(FDA)は、前立腺がん、子宮内膜症、ある種の不妊症、遺伝子変異による珍しい小児疾患の治療薬としてこれらの薬を承認しているものだ。

つまり思春期ブロッカーとしての使用は承認された使用目的とは異なるオフレイベイルの使用なのである。もう一つオフレイベル使用として、この薬が連続強姦犯の化学的去勢に使われていることは諸氏もご存じの通りだ。

このように正当な使用法ではない使用による弊害については、きちんとした調査がされておらず、思春期前の幼児たちに投与することは非常に危険だ。無論トランスジェンダー活動家(TRA)達はこの薬品が安全であり弊害はほとんどないと主張しルプロンの効果は可逆的であるとさえ言っている。

実際に薬の作用が可逆的であるかどうかを知ることは非常に難しい。何故ならば、イギリスの調査によると、ルプロンを投与された子供たちの96~98%が後に異性ホルモンの投与に移るからで、思春期ブロッカーを始めたら最後、性転換への道をまっしぐら進むことはほぼ確実だからである。私としては、思春期ブロッカーを受けながら途中でやめて本来の性別で生きることになった子供たちがどうなったのか是非知りたいところだ。

思春期ブロッカー推進者はすでにこの薬は1980年代後半から安全に使用されてきたと虚偽の発言をしているが、Center for Investigative Reportingによる2017年の調査結果によれば、FDAはすでに1万件以上の有害事象報告を受けていたことが明らかになっている。その有害な副反応とは、、

  • 骨が薄くなったりもろくなったりする
  • 歯のエナメル質が老化し、歯が抜けたり割れたりする
  • 変性脊椎ディスク
  • 関節の痛み
  • 過激な気分転換
  • 発作
  • 片頭痛
  • 自殺願望
  • 線維筋痛症
  • 不妊症
  • 認知症

これらの症状の多くは中高年女性が閉経に女性ホルモンの分泌がなくなった女性達が経験する更年期障害に酷似している。

FDAは2016年、AbbVie社に対し、ルプロンを投与された子どもたちが新たに、あるいは激化した精神医学的問題を発症するかもしれないという警告を追加するよう命じた。トランスジェンダーの子どもたちは、不安、うつ病、神経発達障害を持つ可能性が一般集団の少なくとも3倍ある。昨年、FDAは子ども向けに、脳の腫れや視力低下のリスクに関する警告を再度追加した。

こうした弊害がすでに知られているにもかかわらず、推進派は子供たちをまるで実験用モルモットのように扱っている。

思春期ブロッカーをいち早く取り入れたスエーデン、ノルウェー、イギリス、フィンランドといった欧州諸国で子供への思春期ブロッカー投与が禁止され、アメリカでも多々の州でその動きが広まっている。

イギリスの保険省(NHS)によれば、子供ジェンダークリニックでは単なる同性愛者や自閉症など他の精神疾患を持った子供たちを性同一性違和だと診断するよう上からの圧力があり、それに耐え切れずたった3年間で35人もの職員が辞任したという。思春期ブロッカーや異性ホルモンはこうした精神疾患のある子どもたちの症状を良くするどころか悪化させていると辞任した現場の職員たちは証言している。

TRAは子供が性違和の症状を見せ始めたら、社会的にも医療的にもすぐに性転換治療を始めなければいけないと主張する。さもないと子供たちが自殺してしまうと。しかし、この記事には書かれていないのだが、思春期ブロッカーや異性ホルモンを投与される少年・少女たちは別の精神疾患も持っていることが多いため、抗うつ剤などの精神安定剤も服用している。抗うつ剤による自殺願望の副反応は良く知られていることであり、これに加えて思春期ブロッカーなどを摂取したら頭のなかがどうなってしまうのか、考えただけでも恐ろしい。

抗うつ剤と自殺願望については実は私も実体験をしている。私は中学生一年の頃に諸々の事情で鬱状態になり、医者から色々な薬を処方されたが、今思うとその中に抗うつ剤が含まれていた。物を食べずに薬を飲むので何時も胃の調子が悪く日常的に吐き気がしていた。身体はどんどん衰弱し、鬱状態はどんどんひどくなり、三年生にもなるとかなりの自殺願望を持つようになっていた。

ある日、私はいつものように空腹なまま大量の処方薬を飲んだ後、通学の道端でものすごい吐き気に見舞われ、ピューと物凄い勢いで吐いてしまった。ところが胃には飲んだばかりの薬しか入っていなかったので吐き出したのは顆粒状の薬だけ。それが様々な色で二児のようなアークを作り何か異常にきれいだった。それを見た私はおかしくなって大笑いしてしまった。

その日私は家に帰るやいなや残りの薬を全部捨ててしまった。そしてそれっきり薬を飲むのを止めて医者に通うのも止めてしまった。数日後、私を三年間悩ませていた吐き気が消えて食欲が出て来た。きちんと物を食べるようになったら、身体を動かすことがおっくうではなくなり、いつの間にかうつ病も自殺願望も消えてしまった。

抗うつ剤には自殺願望をひきおこす副作用があると知ったのはつい最近のことだ。ものを食べられない少女に、あんな強い薬を処方した医者は完全にヤブである。

何度も言うようだが、私が今の時代に12歳でなくて本当によかった。今だったら抗うつ剤のみならず思春期ブロッカーだの異性ホルモンだのを投与されていたかもしれない。

ルプロンのこのようなオフレイベル使用は今すぐ禁止すべきだ。いったいこれから何人の子供を犠牲にすれば気が済むのだ?

トランスジェンダリズムというのは本当に凶悪なカルトである。

関連エントリー:

子供の性転換治療が性違和を持つ子供の命を救うという嘘 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2023年4月5日

子供のトランス、思春期を越せば80%が普通に育つというのは神話なのか? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2023年3月18日

子供の性転換治療禁止への方向転換は右翼も左翼もないという話 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) -2022年10月24日

信じられない、子供の性転換増える! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2012年2月22日


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子供のトランス、思春期を越せば80%が普通に育つというのは神話なのか?

本日見つけたこのエッセー。子供のトランスジェンダーは放っておいても思春期を超えれば普通に正常な大人に育つという調査結果は神話だという話。著者はエリン・リード。見た目からして多分女性自認の男性だ。面白そうなので読んでみよう。

カカシ注:さっきこのエントリーを全部書いてから、少し付け足したいことがあるのでここに書いておく。子供のトランスジェンダーは思春期を越せば80%が普通に育つという話が神話だったとしても、だからといって子供の性違和を肯定し思春期ブロッカーや異性ホルモンを投与し挙句の果てには不可逆的な性器摘出手術をすることが性同一性失陥症の一番効果的な治療法であるという証明をしたことにはならない。何故何もせずに子供の性違和が失くなるのを待とうではなく、なんとしてでも子供の性転換をしなければならないのか、何故性違和以外の精神疾患の可能性を検査しないで性転換まっしぐらなのか、そうすることによって何もしないでいるよりも子供が幸せになれるという根拠は何なのか?性転換推進派はその説明を全くしていない。

では本題に戻ろう。

エリン・リード

この80%以上の子供のトランスジェンダーが放っておけば正常に育つという話は1995年に発行されたケン・ザッカ―(Ken J. Zacker)とスーザン・ブラドリー(Susan J. Bradley)共著のGender Identity Disorder and Psychosexual Problems in Children and Adolescentsと、2011年と2013年に行われたトーマス・スティーンズマ(Thomas Steensma)による調査結果が元になっている。

リードはこれらの調査に関する問題点をいくつか挙げている。

  • 当時は性違和のことを性同一性障害(disorder)と呼んでおり(今はでdysphoria、失陥症)、その診察に必要な条件が今よりも緩かったため、性同一性障害であると誤診された子供が多かった。
  • 対象となった数が少なすぎる。
  • 多くの対象者が途中で抜けている。
  • 子供のトランスが不可能だった頃の古いデータ
  • トランスを「直す」ためのコンバージョンセラピーが行われていた

それでは1994-2013年までのDSM-IVと呼ばれる性同一性障害の必要条件と2013年以降のDSM-5性同一性失陥症を比べてみよう。

DSM-IV 1994-2013は、次の5つの内4つの症状があることが条件になっていた。太字は必須。

  1. 異性である、もしくはありたいと主張すること
  2. 異性装を好む
  3. 異性の振りをして遊ぶ
  4. 異性の友達を好む
  5. 生まれた時に割り当てられた性別に違和感がある。

DSM-5 2013 – 現在は1番が必要条件に変わり、さらに次の三つの項目が加わわり、そのうちの5つの症状が必要とされる。

  • 割り当てられた性別特有の遊びや行動の拒否
  • 自身の性器への嫌悪感
  • 自分が体験した性別と合った方の性でありたいと願う

ケン・ザッカ―医師はトランスジェンダーの子供を「シス」ジェンダーに直そうという治療を試みていたが、2015年カナダの法律でコンバージョンセラピーが違法となり、ザッカ―医師のクリニックは閉鎖されてしまった。

ザッカ―医師の話は拙ブログでも2016年2月に取り上げている。幼児の性同一性障害治療を巡って首になった小児精神科医にみる政治と科学 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net).。リードの偏見に満ちた説明を読む前に先ずそちらの方をおさらいしておこう。

幼児の性同一性障害を専門に治療してきた精神科医ドクター・ケニス・ザッカー医師はこの道では有名な研究家である。現在65歳(2016年当時)のザッカー医師はカナダのトロント市の病院で何十年も幼児期の性同一性障害の治療と研究にあたっており、何冊も研究書を発表している。そのザッカー医師が突然にして彼が勤める(幼児及び少年と家族の性同一性クリニック) the Child Youth and Family Gender Identity Clinic (GIC), を解雇された。その理由というのも、医師の幼児の性同一性障害は子供の成長に任せてなるべく異性変更への道を強制しないという姿勢がトランス運動家らの怒りを買ったからである。

ザッカー医師は決して性同一性障害が存在しないと主張しているわけでも、思春期を越した青少年が性転換に進むことを拒絶しているわけでもない。同医師の治療法は、思春期前の幼児の性同一性に関する混乱は幼児期だけに起きる一時的なものであったり、周りの環境に左右されたりするもので、本当の意味での性同一性障害とは判断できない場合が多いため、あえて早急に異性への変更に取り組むべきではないという常識的な考えに基づいている。

それをトランス運動家たちは、ザッカー医師がトランスの子供たちを無理やり普通の子供に戻そうと野蛮な治療を行なっているかのように訴え、その政治力で医師をの解雇を実現させてしまった。これは本当に性同一性障害やその他の精神病に悩む幼児に対して非常な悪影響を及ぼすものだ。

ザッカ―医師のクリニック閉鎖にあたり、カナダのGICが行った調査結果報告書には閉鎖の理由を次のように記載されている。

  1. 保護者は、青少年に出生時に割り当てられた性別以外の服を着せることを「譲らないように」勧められたと述べた。
  2. 間違った性別の玩具を避けるように言われた。
  3. 保護者は、自分の子供が生まれたときに割り当てられた性別の子供と遊ぶようにと言われたと述べている。
  4. 患者は、9歳という早い時期に、自分の性的指向について押しつけがましい質問をされたと述べた。
  5. トランスジェンダーの若者は病的に扱われ、相関する精神衛生上の問題が原因であると解釈された。
  6. 一部の患者は、携帯電話を使って同意なしに自分の写真を撮られたと報告している。
  7. 親がトランスジェンダーを受け入れず、シスジェンダーであることを望むことが治療の指針になった。

カナダ政府は昔から狂っているとは思っていたが、こんな常識的な精神治療をコンバージョンセラピーなどといって違法にするとは本当に狂っている。先ず1番から3番までは子供が異性だと言い張っている場合でも、大人がその子の性別にあった行動を躾るという意味で別に悪いことであるとは思えない。子供がどうしても嫌がった場合は別だが、特に子供が抵抗していないならそれでいいではないか?それでも子供が断固嫌がった場合には、その子は本当に性違和があると判断できるわけだから。

4番については、何かと子供にLGBTQ思想を押し付けようとしている現在の活動家の行動を考えると、ザッカ―医師を批判できるとは思えないが、彼は単に子供が同性愛の傾向があるかどうかを知りたかったのだろう。5番に関しては現在でもトランスジェンダーを自認する患者の多くが自閉症など別の精神疾患を持っていることが発見されており、ザッカ―医師が他の病気と性違和とを混乱しないように、より厳しい検査をしたというなら誤診を防ぐ意味でよいことだったのではないか?

6番に関してはもし本当であればあってはならないことだろう。

7番は、性同一性障害が病気であるとされていた時代だから(いまでもそうであるべきだが)、病気なら直すべきという考えで治療を行うのは当然の話だ。

リードはスティーズマの二回にわたる調査は、ある意味ザッカ―医師の調査よりも杜撰であったという。それというのも元々それぞれ53人と127人という少数のサンプルであったこと、クリニックへの通院を途中で止めてしまった人まで性違和が失った、もしくは脱トランスしたとして数えられていたことを指摘している。

確かに同クリニックに来なくなったからトランスジェンダーではなくなったと決めつけるのはおかしい。特に当時子供のトランスなど考えられない時代だったので、大人になってからトランスした可能性はある。

リードはもっと最近の正確な調査があるとして二つの調査結果を紹介しているが最初のは子供を対象にしたものではないので、ここでは省く。

二つ目の調査は子供のトランスを対象としたものなので意味はあるように思えるが、問題なのは、これは8歳から5年間にわたる調査だということだ。8歳から13歳ではまだきちんと思春期を終えていない。これでは子供たちが思春期を超えたら正常な大人になるかどうか未だ分からないではないか?特に13歳なんて思春期真っただ中。一番精神が揺れ動く時である。

悪いがこの二つの調査はザッカ―医師の調査を覆す根拠にはならない。

今現在、トランスジェンダーと言われる子供たちの年齢は年々若くなっていて、言葉も碌に話せない2歳児くらいから自分の子供はトランスだと言い張る母親が多くいる。ザッカ―医師のコンバージョンセラピーが悪い治療だと言っているトランス活動家は、これらの親たちによるトランス洗脳教育については何も言うことはないのか?

2歳児の子供がトランスだと言い張る親は、もうすでに自分の偏見で子供の洗脳を始めている。そしてジェンダークリニックのカウンセラーたちも性別肯定治療とやらで、患者が別の精神疾患を病んでいるかどうかという検査すらしない。子供がそう言ったからと即異性の恰好をさせ異性の名前で呼び異性のように扱う。

2歳児の時から毎日のように「あなたは女(男)の子なのよ」と洗脳された子供が10歳になって大人が強く薦める思春期ブロッカーを拒否することなどできるはずがない。この子たちには普通の大人になる選択肢が与えられていないのである。

考えても見てほしい。思春期ブロッカーや異性ホルモン投与が子供たちの身体に与える悪影響は計り知れない。これは不可逆的なものであり一生不能になるかもしれない危険な治療なのだ。もしザッカ―医師やスティーズマ医師の調査結果が間違っていたとしても、彼等の措置で子供たちが傷つけられることはないのだ。なぜなら両医師たちの治療法は、単に何もせずに子供が成長するのを待つというもので、危険な薬品を投与することではないからである。

だが、もしリードのような活動家たちが間違っていたらどうなるのか?本来なら健康に育つはずだった子供たちを一生薬漬けにする難病患者にしてしまうのだ。これが子供たちにとって良いことだなどと誰が考えることが出来るのか?

そしてこれが非常に大事なことなのだが、性違和のある子どもたちの治療が何故コンバージョンセラピーではいけないのだろうか?私がここでいうセラピーは昔同性愛者を異性愛者にしようとして電気ショックだの氷漬けだのといった拷問の話をしているのではない。子供たちに持って生まれた性を受け入れるように説得すること、性違和を失くすように治療することの何がいけないのだろうか?何故性違和を持つ人間の治療は患者を薬漬けにしたり身体を切り刻む整形手術でなくてはいけないのだ?

先ずそこから考え直すべきだろう。

アップデート:ツイッターで拾ったニュース。詳細はコメント欄参照のこと。

『脱トランス者のコミュニティ、10ヶ月たって45300人になっていた。そしていよいよ本場米国で訴訟が始まるというニュース。未成年トランス医療の医学的根拠をLGBTQ 活動家の介入を阻んで、客観的に検証した国はすべて中止しているのでそれが答え。』


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子供のトランスジェンダーは性転換治療で幸せになれるのか?アメリカ初の子供トランススターの悲劇

アメリカでは8年くらい前(2015年)からジャズという女子を自認する少年のトランスジェンダーとしての生活を記録するリアリティーTV「I am Jazz(私はジャズ)」が放映されている。この番組は結構人気があり、エピソードを一度も見たことのない私でも彼の名前と顔は知っているほどだ。

私はこの番組を数年前にちょっとだけ観たことがある。まだ彼は12歳くらいだっただろうか。その時彼は母親に向かってスケジュールがきつすぎると文句を言っていた。彼はアメリカ初の子供トランス活動家として、あちこちで講演したりインタビューに答えたりしていたので、それが忙しすぎるという話だった。だいぶ昔のことなのでうる覚えだが、母親は「自分でやりたいと言ったんでしょ」と嫌がる息子に無理矢理講演をやらせようと説得していた。「言ってないよ、やりたいなんて」そして彼は母親に「ハッピーピルを頂戴」と言った。ハッピーピルとは精神安定剤のことだった。こんな子供が精神安定剤を常飲しているというのは普通ではない。

彼はその後思春期ブロッカーを摂取し女性ホルモンを経て、2年くらい前に去勢手術をした。思春期ブロッカーのせいで、彼のペニスは大人のそれのようには育たず、ペニスを裏返しにする手術には皮膚がたりず、最初の手術は失敗した。後にその失敗を直す手術をし、今はなんとか普通に暮らしているようだ。

しかし彼の精神状態はお世辞にも安定しているとは言えない。ここ1年ぐらいで鬱のためか食べ過ぎで体重が倍に増えてしまった。それまではまあまあ可愛かったのだが、今は完全に肥満体。時々ネットに上がってくる彼の最近のビデオを見ても、とても彼の大学生活は幸せそうには見えなかった。

そして今日またツイッターに上がってきた動画では、彼は母親に泣きながら、自分が自分だという気がしない、自分が自分だという気がしたことは一度もないと訴えていた。

なんという悲劇だろう。

トランス活動家たちは、性違和のある子どもにとって一番の治療は性転換だと言い張ってきた。子供の思いを肯定せずに治療を拒否すれば子供が自殺する恐れがあるなどと親たちを脅かして来た。だが子供のうちからトランスジェンダーとなった子供たちは、果たして大人になって幸せになれるのか?

それについてマット・ウォルシがこんなことを言っている。子供のトランスなどという概念そのものが新しすぎる。私が子供のトランスなんて話を聞き始めたのも2015年くらいが最初だった。だから子供時代にトランスした若者が大人になって幸せになっているか後悔しているかなんて今は未だ分からない。言ってみればトランス専門医たちは子供を実験台に使っているようなものだ。

2015年くらいから徐々に子供たちの間でトランスジェンダーになることがすべての悩みを解決できるという考えが広まり始めた。特にソーシャルメディアの発達で思春期の少女たちがトランスになることで人気者になれるとか、周りのみんなもやってる、などという浅はかな理由で不可逆的で危険な治療に及び始めたのだ。

また若い母親たちが、(特にちゃんとした男性パートナーが居ない女性)2歳児や3歳児をトランスだと言い張り、子供に危険な道を歩ませようとし始めたのもこの頃からだ。

最近になって、14~5歳から自分はトランスだと思い込み乳房を除去したり子宮まで摘出してしまった少女たちが20歳にも満たないのに、不可逆的な措置を取ってしまったことを深く後悔して涙で訴える動画を多く観るようになった。

この子たちが失くしたものを取り返すことは出来ないが、せめてこれ以上の犠牲者を出さないように、我々大人がしっかりしなくてはいけない。ただ、去年今年と共和党知事や州議会があちこちの州で子供の性転換治療を禁止する法律を通している。言ってみればこれは競争だ。トランスジェンダリズムの毒牙に子供たちがかかる前に全国でこの野蛮なプラクティスをやめさせる必要がある。これ以上の犠牲者を出してはならない。


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カリフォルニア、医師による武漢ウイルスに関する「偽情報」を禁止、言論の自由に反すると医師団が知事を訴える

本日フロリダ州のサラソタメモリアル病院の重役会議で、ジョン・リテル医師(Dr. John Littell)が武漢ウイルスの初期治療にイベルメクチンは効果があると証言した途端、なんと会議から警備員によって追い出されるという事件があった。まさか未だに初期治療の大切さを唱えられないなんてことがあるのかと驚いていたら、ツイッタラーさんのA.N.Mさんが、カリフォルニアではすでに今年1月1日付で、医師が武漢ウイルスについて加州政府の方針と違う意見を述べることを禁止する法律が通ってますよと教えてくれた。いやはやカリフォルニア州民として、こんなことも知らなかったとはお恥ずかしい限りである。

カリフォルニア法案AB2098は昨年の暮れにカリフォルニア州議会を通りギャブン・ニューサムによって署名され法律となった。

この法律によると、医師らがカリフォルニア州政府(州医学協会State Medical Board)が正しいとする情報以外の情報を発した場合、医師免許を剥奪するなどの征伐を与えるというものだ。これを不服とした医師たちはカリフォルニアを相手取って、これは言論の自由を保証する憲法第一条に違反するとして訴えている。

当初このカリフォルニア判事は訴訟の決着がつくまで法律の施行を停止することを棄却。法はすぐさま施行になったのだが、1月23日、法廷により法の思考は一時停止とされた。

California judge issues preliminary injunction blocking COVID ‘misinformation’ law: reports | Fox News

まだ裁判の行方はわからないので、施行が一時停止されたくらいでほっとしている場合ではない。医療情報というのは間違っていたとしても表に出してその都度その信ぴょう性を吟味する必要がある。政府が正しいとしていることだけが国民の耳に入る場合、もしも政府が間違っていたらどうなるのか。政府の役人が私服を肥やすために製薬会社と共謀して儲かる薬や治療方法だけを推進するなどということが起きてしまう。いや、もうそれが起きている。

つくづくカリフォルニア政権は腐ってると思う。


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武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と製薬会社の陰謀 その4 隠ぺいされたワクチンの危険性

さてビデオ紹介最終回は、いかにしてワクチンの危険性が隠蔽されたかという話をしよう。ここで一応このビデオの制作者についてお話しておくべきだろう。このビデオの制作者はNTD(New Tang Dynasty)ニュースという反中共の脱中国法輪功信者たちが始めた保守系の情報機関である。無論制作者のバイアスはある。注目すべきなのはコロナワクチンの危険性を暴露するというよりも、ワクチン開発段階から始まり配給や副反応やその効果に至るまで、真実が国民から隠されたまま強制的に摂取が進められていったことにある。

その前に、何故国は初期治療の効果を過小評価しワクチン一辺倒の政索を取ったのかという点についてもう少し言及しよう。ピーター・マカラ医師が言っていたように、医学は色々な面から研究がされるべきであり、治療方法の研究とワクチン開発は双方相反するものではない。どちらかをやったからどちらかはやるべきではないというものではないはずだ。

例えばインフルエンザのワクチンは打つひともいれば打たない人もいる。打っても別な株に感染して病気になる人もいる。だからといってワクチンを打っていない人が病気になっても施すすべがないなどということはない。治療とワクチン投与は並行して行えばいいはずだ。それなのに何故CDCは初期治療にこうも消極的で、民主党知事の州などは初期に効果をみせたイベルマクチンやハイドロクロロキンの処方を禁止するほどの極端な措置を取ったのだろうか?

その目的はただ一つ、人々に恐怖心を植え付けることだ。

もし武漢ウイルスが普通の風邪や、最悪でも悪質なインフルエンザ程度のものだと人々が思ったら、国民全員がワクチンを待ち望むなどということになっただろうか? ましてや国民に義務化させることも出来なかっただろう。もしCOVIDに罹っても初期の段階で一錠せいぜい100円くらいの薬を飲めば数時間後には症状が消えてしまうなどということになったら、製薬会社は全く儲からない。

だから製薬会社としては一旦COVID19に罹ったら先ず助からないという印象を人々に与える必要があった。初期治療を控えてベントレーターを突っ込んで患者を見殺しにして大量の死者を出して人々を恐怖に陥れたのは計画的にされたことだった、というのがこのビデオの主旨だ。

ご存知のようにワクチンが危険かどうかという話はあちこちで隠蔽されてしまった。ツイッターなどはイベルマクチンやハイドロクロロキンの話をするだけでアカウントが凍結されたりツイートが削除されるなどした。ましてやワクチンの危険性など唱えた日には、陰謀論者としてのレッテルを張られ、マカラ医師など初期治療の重要性を唱えた医師らは病院から解雇され、彼のウィキペディアには陰謀論者という注意書きが付くほどだった。

マカラ医師や他の医師たちは初期治療に関して議会で証言をしたが、その時彼らはワクチンについては何一つ述べなかったので、その話題にさえ触れなければ自分らは安全だと思ったという。ところが議会証言をしたり論文を発表したりした科学者や医師たちがどんどんと職場を失ったり、人によっては医師のライセンスが剥奪される危機にまで追い込まれた。

それでは当のワクチンの問題点を考えてみよう。

先ずワクチン開発時の臨床調査だが、普通新薬の効果を調べるためには薬を服用した人とプラシーボ(薬品を含まない無害な成分)を受けた人達に分けるものだが、この実験ではほとんどの人がプラシーボを受けておらず、ほぼ全員がワクチンそのものを投与されたという。

デイビッド・マーティン医師によれば、これは臨床検査のプロトコルに完全に違反するものだという。

すべて、なにもかもが21CFRに違反するものなのです。これは明確な事例であり、足りない情報はないのです。(ワクチンを義務化した)すべての州の全ての郡の政治家や役人たちが人々に違法な臨床実験を行ったのです。

マーティン医師は、刑事民事の法律をいくつも破っている彼らのいうことを未だに我々は聞いているのだ、それを我々は考えてみるべきだという。

ではmRNAワクチンの発明家であるロバート・W.マローン博士の話を聞いてみよう。もしmNRAワクチンの専門家がいるとしたら、彼ほどの専門家は世界広しと言えども一人もいないのである。しかし博士は最初からこのワクチンには懸念を抱いていた。そして博士は今すぐこのワクチン投与はやめるべきだと訴える。下記はマローン博士及びその同胞の医師たちによるCDCに向けた声明文の一部だ。一部DeepL翻訳。

我々はここにCOVID19の実験的な遺伝子治療はデータでも確認できるように、終了しなければならないと宣言する。

我々は、これらの製品が現在も将来も、その遺伝子治療製品として規制されることを強く推奨する。そして、これらの薬剤の審査・承認にFDAの遺伝子治療科学者や委員会の公的な関与を求め、5年間の最低試験期間を再確立し、緊急使用認可を停止することが必要であると考える。そして、COVID 19に使用されるすべての新規製品について、FDAの完全な認可を要求する。

我々はmRNA異常ベクター遺伝子治療注射を受けた何百万人もの人々の死と損害の実際の原因について調査が行われるべきであると強く勧告する。 我々は遺伝子COVID19ワクチンが引き起こした害は益よりもはるかに大きいことを認めなければならない。特に若い健康な人たちにはこのワクチンは害あって益は全くゼロであることを認めなければならない。 このワクチンは治療可能で治療不可ではないCOVID 19の感染症を減らすことはできない。さらに言えば、最新のデータでは、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも感染して病気になり、死亡する可能性も高いことが実証されている。

これは衝撃的なことであるが、これがデータで示されていることなのだ。 今データが示しているのは、実験的な遺伝子治療であるワクチンは、あなた自身だけでなく、あなたの子どもたちにもダメージを与える可能性があるのだ。 心臓、脳、生殖組織、肺にダメージを与える可能性があるだ。この中には、浸透性障害や免疫系も含まれる。

何故政府はこんな危険で効果のないワクチンを強く国民に押し付けているのか。残酷な話だが、これは金だ。

私はアンソニー・ファウチ博士の名前が出た頃から、ワクチン一辺倒の政索はファウチのような役人の私服を肥やすことに使われるに違いないと考えていた。ファウチのような政府機関の人間が製薬会社と結託して、ワクチンが売れれば売れるほど会社も役人も儲かるシステムがすでにできているからだ。

繰り返すようだが、格安な治療薬で治ってしまう病気など誰も高い金を出してワクチンを打とうなどとは思わないだろうし、政府がワクチン開発や配給に多大なる金を使うことの必要性も感じないだろう。ワクチンは税金で賄われているから市民への負担はないなどとナイーブなことをいう人もないはず。税金は市民の負担だ。

この間プロジェクトバリタスの潜伏取材で、ファイザーの役員がわざと新型ウイルスを広めてワクチンを売る調査が行われているなどと口を滑らしていた。これが本当かどうかは分からないが、ここ3年間の様子を見るにつけ、さもありなんと思わざる負えない。

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さて余談だが、ここで私自身の体験を書いておこう。

私は2021年の5月にワクチンを二回受けた。ワクチンが配給になった当初で、職業柄私は優先順位が高かった。当時私はワクチン効果を信用していたので、他の人より早く打てることが嬉しかった。それで嫌がる主人を説得して無理やり主人にも打たせた。

しかし2022年1月に職場でクラスタが発生し私も羅漢した(検査が出来なかったので100%確信はできないが。)2021年の中頃からロックダウンが緩和され、12月になると人々はそれまで延期していたホリデーシーズンの帰省や家族とのパーティなどを行ったせいだろう。この時発病したのは家族では私だけだった。

その後一年近く経った2022年去年の暮、私は再び羅漢した。直前に胃痛で救急病院に行った時にうつされたのではないかと思う。その時は先ず主人が発病。そして私と家族全員発病。短期間だが一緒に居た叔母にも感染した。私たちはワクチンを二回打っていたし、叔母はその直前に4度目を打ったばかりだった。しかも叔母は81歳という高齢で糖尿病という持病まである。私は私で8月に心臓の手術をしたばかり。

しかし私たちの病状はどれも軽症で三日ほど軽い風邪を引いた程度で治ってしまった。これがワクチンの効力のおかげなのか、オミクロン株の弱体化のせいなのか、我々に判断するすべはない。

今更思うが、私たちは武漢ウイルスの初期の頃に感染しなくて本当によかった。まだウイルスが強度だった頃に感染していたら重症になっていたかもしれない。カリフォルニアでは初期治療はしてもらえず自宅待機中に死んでいたかもしれない。よしんば病院に行っても、ベントレーターを突っ込まれて放置されていたかもしれない。ボディーバッグに詰めこまれていたかもしれないのだ。

政府と製薬会社の陰謀はあったのだろうか?

武漢ウイルス政策は今世紀最大の医療スキャンダルとして歴史にのこるのだろうか?

多分私にはそれを知ることは出来ないだろう。


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