最近私が何気なしに書いたツイートがなんと2~3日のうちに1500を超えるリツイートされるという不思議な現象が起きた。その元ツイートというのがこちら。
イギリスではなんと辞書の「女性」の定義がヘイトスピーチとして除去されるという摩訶不思議なことが起きた。だから言ったんだよ、ヘイトスピーチなんてのは言論弾圧の言い訳でしかないってね。
実はこれは ケイティー・ホプキンズの英語のツイートをリツイートしたものだったのだが、ちょっとはしょって訳してしまったため誤解が生じてしまった。原文はこちら。
In the U.K. – a poster featuring the dictionary definition of a woman has been removed as hate speech. I repeat. The dictionary definition of a woman. Is now hate speech.(イギリスでは、辞書の女性の定義を提示したポスターがヘイトスピーチとして撤去されました。繰り返します。辞書の女性の定義はいまやヘイトスピーチなのです。)
これはまずいと思って翌日補正したのだが、その時にはすでに1000回以上のリツイが起きており、このツイートはおかしいという意見も多少あった。下記がその補正。
撤去されたのは辞書による女性の定義が書かれた看板であり、辞書から女性の定義が除去されたわけではありません。誤解を招く書き方をして申し訳ありませんでした。
私の最初の書き方はちょっと誤解を招くものがあったとはいうものの、辞書にある女性の定義を示しただけの看板がヘイトだとか反トランスだとか言いがかりをつけられて除去されたというのは事実。
ポスターの作者はキーンミンシュル夫人という女性でハロップ教授のクレームは「馬鹿げている」まるで「オーウエリアンだ」と抗議している。夫人は、最近女性という言葉が色々な意味で使われるようになったため、女性の人権についての会話を始めるために掲げたのだと言っている。
四人の子持ちである夫人は「我々は『女性』という言葉が『ヘイトスピーチ』とされる新しいミソジニーの側面に立たされている。」と語る。「女性たちはもうたくさんだと思ってます。トランス活動家たちはこういうことをするんです。こうやって女たちを沈黙させるのです。」「何が起きているのか、みなさんに目を覚ましてもらいたいです。」
この会合を主催したのは、ウーマンズプレースUK(女性の場の意味)というフェミニストグループ。彼女たちは提案されている性自認法の改正にあたり、その影響について女性の声を聴くという話をしたかったのだと語っている。特に自称トランス女による女性刑務所における女子受刑者への暴行といった事件も含め、女性のみの場所にトランスを入れることの問題点について語りあう予定だったという。
しかしながら、反対派は彼女たちのグループを「反トランスジェンダー」とし、主催者たちはフェミニストやLGBTQのふりをしている差別者たちだと主張する。
最後に、これに関して海外クリスチャン事情のブログ主さんがとても良いことを書いているので引用する。
「女性と自認するが男性器を持つ生物学的男性」がフルに「女性としての扱いを受ける」ことを要求し、女性に限定されたスペースの使用を求めるとき、そこに必ず不安や恐怖を感じる女性たちがいる。こんな、ごくごく当たり前のことを、多くの人たちがトランス活動家たちに遠慮して言えず、最後になって同じセクマイであるレズビアンたちが言い出すというのも、なんとも皮肉です。
それにしてもこれらの事象からよくわかることがあります。それは、トランス運動の本質は、きわめて男性的な「征服」と「支配」にあるということです。例えば、生物学的に男性としてあらゆる特徴を備えていながら「女性として自認」することのみをもって、周囲の全ての人間に対し、「自分を女性と認識しそのように扱え」と強要し、反対する者は片端から「フォブ」と指弾する。また、自らの男性的特徴はそのままで、更衣室などの「女性のための空間」を次々と「侵略」していき、さらには「女性のためのスポーツ競技」さえにも進出し、女性競技者たちを打ち負かす。なんのことはない、これって昔の征服者である「男」たちがやってきたこととまるで同じではないですか!他人をねじ伏せ、支配し、その領域に進出し、打ち負かす。上記レズビアン活動家たちが、「トランス運動は…..保守的な運動である。」といみじくも看破したのも、偶然とは思えません。