右翼と左翼、生きる世界が違うアメリカ

ちょっと前にサンフランシスコに8年住んでいるという日系帰化人と結婚している邦人女性が、時々白人から差別を受けるという話をしていて、私は40余年もロサンゼルス近郊に住んでいるが差別なんてめったにされないけどなあと思ったが黙っていた。私には彼女の体験が嘘だという実証はないし、第一彼女の交流関係ではそういうこともあるのかもしれないと思ったからだ。同じカリフォルニアでも北と南は文化が違うし、サンフランシスコは超リベラルだから、もしかして左翼リベラル白人たちは表向きはともかく、裏に回ると意外と差別主義なのかもしれない。

そういえば昔ニューヨークに留学していた日本人男性が、アメリカの白人て表向きはどんなに友好的でも裏に回れば有色人種を差別していると言っていたが、彼は超左翼リベラルだったので、多分ニューヨークで付き合った白人たちも左翼リベラル系ばかりだったのだろう。左翼リベラルの反差別主義なんて本当は表面的なものだけなのだということなのかもしれない。

何度となく拙ブログでもお話しているが、左翼リベラルの多くは右翼保守の考え方を理解していない。その理由は明白で、左翼リベラルが優勢な土地柄だと、彼等は自分らの考えは一般常識だと思っているから時と場合を弁えずに自分らの思想を話題にする。友達の誕生日、誰かの引退パーティー、卒業記念演説、なんでもありで「トランプは独裁者だ~」などとやりだすのである。だが、右翼保守の人たちは行儀がいいので、不適切な場所での政治討論はしないし、誰かが始めても反論したりせずに無視するか適当に話を合わせて退散する。職場などでやたらに政治見解を表明すると仕事を首になる可能性もあるので、一般に我々は左右色々と意見の分かれる問題は話題にしないのである。だから左翼リベラルのひとたちは自分らの考えが挑戦されることがないので、それが普通だと勘違いするわけだ。

超リベラルな人が周りのユダヤ人は皆停戦を求めていると勘違いしたりするのも、その人が熱烈なパレスチナ支持なのを知っている周りのユダヤ人たちはその人に本音など言わないからだろう。もしその人が私の仕事関係の人だったとして、私の前で「イスラエルって本当に酷いわよね。早く停戦すべきだわ!そう思うでしょ?」と聞かれたら「そうね、早く戦争が終わるといいわね」のような当たり障りのないことを言ってその話はさっさと終わらすと思う。その人と議論などしてみても意味はないし、政治の話で仕事関係や友人関係を壊したくないからだ。

ところで左翼リベラルの反差別主義なんて表面的で裏を返せば白人至上主義も真っ青な人種差別思想だということがはっきりしたのは、今起きているあからさまなユダヤ人差別。アメリカ各地で文字通りユダヤ人のジェノサイドを呼びかけて憚らない連中が大勢いる。そしれそれに抗議をしているのは一部左翼のユダヤ系以外はほぼ全員右翼保守の人びとである。

追記:

さっきよもぎねこさんの2017年のエントリーを読んでいたら、当時の私のコメントがあった。このエントリーは非常に面白い逸話で、よもぎねこさんのご親戚がユダヤ人ビジネスマンにひどい目に合わされたという話。是非一読の価値あり。よもぎねこです♪ 神戸のシャイロック 反ユダヤ主義雑感 (fc2.com)2017年1月16日付け。

で、そのエントリーに当時私がコメントしているのだが、その中に我ながら凄いことを言っている部分があったのでここで紹介しておく。

(前略)第二次世界大戦以前の欧州では、ユダヤ人は普通にドイツ人としてオーストリア人としてポーランド人として同化し地元の人々ともご近所付き合いをしていました。彼らは自分らをその国の人間として考えていました。ところがナチスがユダヤ人を弾圧し始めたらそれまで近所付き合いをしていた人たちまでが手のひらを返すようにユダヤ人迫害に手を貸したのです。

だからユダヤ人はどの国に住んでいても自分らがユダヤ人であることを忘れてならない。血筋は守らなければならない、という考えの人が多いわけです。

アメリカのリベラル派ユダヤ系は自分らがリベラルだから自分らの身は安全だと思っているなら、これは大間違いだと思いますね。ユダヤ系アメリカ人がイスラエルに忠誠を持つ必要はありません。むしろアメリカに忠誠をもってしかるべきです。しかし最近のリベラル派の反ユダヤ意識は単にイスラエル国家だけに向けられているのではないということをリベラル派ユダヤ系が理解できていないのは恐ろしいと思います。


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左翼リベラルは右翼保守を理解してない、マット・ウォルシ批判を観て感じたこと

デイリーワイヤーのレイディーボーラーズの批評を色々観ていたら、女性自認の男性ユーチューバー二人の動画を発見した。二人ともそれぞれ一時間近くかけて映画をこき下ろしていたが、この二人に共通しているのは彼等がまるで右翼保守の思想とはどういうものなのか理解できていないということだった。

Dead DomainというチャンネルはわざわざDWに年間100ドル以上もする会費を払ってメンバーになり、DW制作の子供番組を全部みるなどの執着ぶり。特にマット・ウォルシに対する執念はすごいもので、10年以上も前にさかのぼってマットのブログを何十ページも読み漁り彼が20代の頃にやっていたラジオ番組を聴くなど非常に研究熱心である。名前が解らないのでチャンネル名からドメインと呼ばせてもらおう。

ドメインは自認女性トランスジェンダーの男性である。長髪で化粧をしているが声からも容姿からも男性であることは一目瞭然。彼は自分の肩に自信があるらしく、何かと肩を露出する服を着ているが、単なるタンクトップなどではなく、その上からショールを羽織っておいて時々それをずらして肌を露出する行為が非常にいやらしく気になる。見せるなら見せる、隠すなら隠すで統一して欲しい。この仕草はどうでもいいようで実はステレオタイプの女性の仕草に見えて非常に反感を覚えた。

ドメインは映画批判にしろマット批判にしろ色々研究している割には何も理解出来ておらず非常に表面的だなという印象を受けた。ドメインのそれぞれ一時間近くにわたる批評動画を観ていて感じたことは、彼は一旦批評の対象を「○○フォーブ」「○○差別」と決めつけると、それ以上の深堀をしないということだ。

マットの書いたものや話の内容を10年以上も遡って調べた割には、結局マットは昔からトランスフォーブだったという結論しか出していないのだ。マットが何故ドメインの言う「トランスフォーブ」の考えを持っているのかとういことにはまるで興味がないらしい。私から言わせればマットは昔から一貫しているというだけであり、それ自体が悪いとは思えない。彼はカトリック教徒であり、その教えに忠実に従っているだけだ。

私がマットの名前を始めてみたのは2015年のことである。当時5歳の娘を男の子として育てているというウィティントン夫妻の話を調べていた時に彼のブログに遭遇したのだ。

アメリカメディアにはこの夫妻のしていることが幼児虐待だと指摘するものは居ないのか?そう思って色々さがしていたら、ようやく一人私と同じことを書いてるマット・ウォルシという男性のブログを発見した。

マット曰く、この年頃の子供は親の言うことはほとんど本当だと信じ込む。だから親に言われれば、太っちょの白ひげの赤い服を着た爺さんが暖炉の煙突から毎年一回贈り物を届けにくるなんて話しも簡単に信じる。

このウィティントン夫妻は色々なメディアで取り上げられているが、つい最近もフォックニュースが好意的に報道していた。娘は思春期ブロッカーと男性ホルモンのせいで13歳の今は男の子のような風貌になっている。

結局マットは昔から子供の性転換治療に反対しているのであり、ポッドキャストで人気者になる前から各地の市議会や教育委員会に行って子供へのトランス洗脳教育をやめさせようと熱心に運動を続けて来た。今彼が住むテネシー州を始め多くの州で子供のトランス治療が見直しされているのも、彼の功績であるといっても過言ではない。それまでにもアメリカ国内で子供の性転換への批判はあるにはあったが、彼のように実際に実行している病院の内部会議を暴露したり、自分のプラットフォームを使ってアメリカの小児科の実態を多くの人に拡散したのは彼が最初だろう。そして彼の「女とは何ぞや」ドキュメンタリーの影響は多大だ。

だからマット・ウォルシを語るなら、彼のそうした運動に焦点を当てるべきなのにもかかわらず、ドメインはマットの人柄を批判することに終治している。もし彼を本気で批判したいなら、単にトランスフォーブと言っておしまいにするのではなく、彼の運動の何がいけないのかについて語るべきだ。5歳の子供をトランスさせるべきではないということの何がいけないのか、そこから始める必要がある。

マットが社交的ではないことや、トークショーで感情的になったなどということは、はっきり言ってどうでもいいことだ。彼の話かたよりも彼が何を話していたか、その内容を批判すべきだ。

ドメインが理解できないのは、右翼保守の多くがトランスジェンダリズムに異論を唱える理由である。我々がTGイズムを受け入れられないのは、それが嘘で成り立っている概念だからだ。マットはドメインが批判していたドクターフィルの番組でも「もしこれが四角を三角だと認めろという話だったとしても私は同じように異論を唱える。」と言っている。ジョーダン・B・ピーターソン教授も本人が好む代名詞を使うことを拒否する理由は、嘘の強制に屈服できないからだと言っていた。

ところでドメインにしても、もうひとりのMtFユーチューバーにしても、レイディーの中の左翼リベラルの表現がステレオタイプすぎて如何に保守派がリベラルを理解していないかがわかると言っていたが、それも誤りだ。なぜなら映画のなかのリベラルのセリフはそのまま普段からリベラルが普通に言っていることだし、学校教育でも行われていることだ。学校の図書館にどんな本が置いてあるか、「性教育」の教材がどんな内容なのか我々はもう知っている。マット演じるヒッピーについても、髪の毛を紫に染めたトランスアライの動画が毎日のようにTikTokに上げられており、それに比べたらマットの演技は誇張どころかおとなしいくらいだ。

レイディーの中で女性の振りをすることに慣れ過ぎて、自分が女なのではないかと考え出すキャラクターが出て来るが、それに対する主役のコーチの反応は、彼の混乱した精神を治療するためにいくらでも協力はするが彼を女だと認めることはできないというもの。それに関してもドメインらは「何故彼がトランスだと肯定してやらないんだ」と問いかけていた。なぜってそれは、我々はTGイズムを認めていないからだ。性違和は精神の病気でありカウンセリングなど治療が必要だと考えるからだ。本人の妄想を肯定することは本人のためにならないと思うからだ。そんなことも理解できないのか?

ドメインらTRAはTGイズムにドップリつかりすぎているせいで、自分らが一般のひとたちからどういうふうに見られているかを知らないのである。だからデイリーワイヤーによる描写が極端だとか誇張している風に見えるのだろう。そしてそれはDWがトランスフォーブだからだという結論だ。

考えが浅すぎる。


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キャンセルカルチャー推進者たちが突然言論の自由を言い出す偽善に騙されるな!

本日11月11日にはアメリカはVeterans Day、イギリスではArmistice Day といい第一次世界大戦の終結に連合軍とドイツとの間で休戦条約が結ばれた日を記念して戦没者追悼をする日である。この日は欧米の民主主義が独裁主義から守られた日であるといってもいい。そういう日にモスリムを中心に反ユダヤ人の抗議運動が計画されている イギリスの内務省長官はこのデモは禁止されるべきだと発言。でも主催者側は言論の自由をかかげて許可されるべきだと主張している。

先日ピアース・モーガンの番組でモーガンとダグラス・マレーがこれについて話していたが、マレーは言論の自由はすべての言論を許容するものではないとし、他人への暴力を扇動する行為は言論の自由では保証されていないと語った。世界各地(特に欧米)で起きているパレスチナ支持のデモ行進は薄く隠された反ユダヤ人運動である。いや薄くも隠されていない。彼等はあからさまに「川から海へ、パレスチナに自由を!」”From the river to the sea, Palestine will be free”と叫んでいる。この川とはヨルダン川のことであり海とは地中海だ。つまりこれはイスラエルの領土全般を指すのだ。彼等はあからさまにイスラエル国家殲滅を唄っているのである。

本日テレグラフに掲載されたコラムから読んでみよう。Yesterday’s cancel culture zealots are today masquerading as free speech warriors. Don’t fall for it (msn.com)著者はトム・スレーター。

私は夢を見ているのだろうか?覚醒した(WOKE)左派が突然、表現の自由を心配している。キャンセルカルチャーを神話と呼び、検閲の台頭を真珠を握り締めるような道徳的パニック(被害妄想)として退けて何年も過ごしてきた人たちが、いまや異論や抗議への締め付け、とりわけスエラ・ブレイバーマン(イギリス内務省長官)による明日の「親パレスチナ」休戦記念日の行進を禁止しようとする動きに憤慨している。

う~ん、DeepLの翻訳はなんかぎこちないなあ。イギリス人の話方は皮肉っぽい表現が多いから翻訳は難しい。要するに何かにつけて自分らが気に入らない発言をヘイトスピーチだと言って発言者のキャリアを奪うような攻撃をしておきながら、キャンセルカルチャーなんてものは存在しない、すべて保守派の被害妄想だ、フリースピーチはヘイトスピーチだとまで言っていた左翼連中が、ブレイバーマン内務省長官が休戦記念日のデモ行進はやめさせるべきだと言った途端、言論の自由弾圧だと文句を言い出したという意味だ。

極左翼活動家でガーディアンのコラムニスト及びテレビタレントでもあるオーウェン・ジョーンズは行進を禁止するのは「意図的なヒステリックな運動だ」と批判している。オーウェンは普段は左翼が言論の自由を脅かす危険な権威主義者だと言ってる人たちが、平和的なデモ行進を自分らが気に入らないからといって禁止せよといっていると語った。

ノヴァラメディアのアシュ・サーカーは「なぜイスラエル支持者は違う意見にこうも不寛容なんだろう」とツイートしている。

最近政府が支援金を出している研究革新省(UK Research and Innovation)でEDI(平等・多様性・包括性)のアドバイザーとして任命された二人がハマスを支持するような発言をしたとして政府から警告の手紙が出されEDIグループが解散したことについて、大学の組合UCUのジョー・グレイディー組合長は「言論の自由と学問の自由に対し恐ろしい影響」を及ぼすと科学省長官に手紙を書いている。

これまで言論の自由を鼻で笑っていた連中が、自分らが好き勝手な暴言を言えなくなると、突然言論の自由が大切だと言い出したわけである。

これまで散々他人の言論の自由を踏みにじってきたオーウェン・ジョーンズは昨晩、自分らは真の言論の自由の熱意を持っていると述べ、左派に対して「実際の言論の自由」を求めるキャンペーンを展開するよう呼びかけた。UCUはこのビデオの一部をソーシャルメディアに掲載したが、大量の批判コメントが殺到したため削除した。

このビデオが炎上したのも当たり前だ。これまで大学組合は左翼以外の違う意見を全く受け入れてこなかった。散々違う意見をヘイトだなんだと悪者扱いしておいて、大学構内における言論弾圧の批判に対しては、大学ではそのような問題は生じていないとすっとぼけてきたのである。

2020年、ジョーンズはサーカー組合長に関する批判をツイートしたオックスフォードの従業員を首にしようとした。UCUはイスラエル支持学者や教授をブラックリストに載せるBDS運動に支援金を出していた。またトランスジェンダー概念に批判的な教授らへの攻撃もすさまじく、サセックス大学のキャサリーン・ストック教授は.何か月にもわたる嫌がらせに耐え切れず辞任に追い込まれた。

抗議運動をする権利に関しても、左翼連中はコロナ禍でロックダウンに反対する人たちの運動が制限された時に何も言わなかった。政府による市民の行動の制限という歴史始まって以来の弾圧への抵抗は左翼にとっては支持する価値はなかったらしい。それでいて「川から海へ」というイスラエル殲滅を唄いながらテロリスト集団のハマスの旗を振りながら行進する運動は自由の戦士として尊敬されるべきだというのである。

しかし、スレーターはジョーンズらの行動が一貫していないというのは正しくないと言う。いやむしろ非常に一貫している。「二重基準」という点において。彼等の言う言論の自由とは自分らに賛成する言論なのであり、反対意見には言論の自由などないという姿勢は一貫しているというわけだ。

スレーターはハマス支持者の言論もまもられるべきだという考えで、悪いスピーチに対抗するのは良いスピーチだという。パレスチナ支持者の本音を暴露し、それに対抗していくことこそ真の言論の自由を守るということになるというのである。

しかし、表現の自由に関するトーリー党の二重基準は、覚醒した左翼の偽善に比べれば屁でもない。彼らは言論の自由を信じていない。彼らは言論の自由を信じている。そして我々は、彼らがそうでないふりをするのを許してはならない。

私はハマス支持の行進は禁止されるべきだと言う内務省長官の意見に賛成だ。まずArmitice dayはイギリスの戦没者を追悼する日であり、イギリス国家への尊敬心を表わす日である。パレスチナ支持なら別の日にやればいいのであって、なぜこのような神聖な日にやらなければならないのか。これはイギリスという国家を侮辱する行為だ。それにダグラス・マレーも言っているように、他民族の絶滅を唱えテロリストを讃える運動は言論の自由で守られていない。このような脅迫運動が正当なものであるという扱いをされれば、ユダヤ人差別をイギリス政府が認めているということになってしまう。そんなことを許したら、今後ソーシャルメディアでも「ユダヤ人を殺しに行こう」「ユダヤ人経営のビジネスを破壊しよう」などという発言が横行し、ユダヤ系市民の身が危険にさらされることになる。

イスラエルから拉致された人質の写真ポスターを剥がしている人たちだが、最近Twitterではこうした人の顔を晒すアカウントがある。最近の顔面認証アプリが性能が良く、自分顔をネットで掲載したことのある人はすぐに誰なのか特定されてしまう。私は一度主人の同窓会に同席して団体写真に加わったことがあったが、その写真が私のフェイスブックのタイムラインに上がってきたときは驚いた。

というわけでポスターを破ったり、自分のソーシャルメディアでハマス支持をしたりユダヤ人差別をしたりしている人たちが次々に解雇されている。私はこれらの人びとに同情は微塵も感じない。今までちょっとしたことで人種差別者の汚名を着せられてキャンセルされたひとたちのことを思えば、実際にテロ支持をしている人たちがキャンセルされるなど当然である。ダグラス・マレーやディサンティス知事が言っているように、これらの人びとが移民であるなら、さっさと本国へ強制送還すべきだ。帰化人であれば国籍も剥奪すべきだ。何故ならアメリカ国民になる条件としてアメリカ政府を覆すような団体を支持していないことが含まれているからで、テロリストを支持するということは、その条件を満たしていないからである。


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キャンセルカルチャー推進者のワシントンポストがキャンセルカルチャーを批判

ワシントンポストがキャンセルカルチャーを批判しているというので読もうと思ったら課金制だったので、それについて書いている別の記事から読んでみた。下記はWaPoの元記事より抜粋。

「イスラエルは、この甚大な犠牲に対して全責任を負う」とワークマン(という法律学校学生)は書いている。「この国家公認の暴力体制が、抵抗を必要とする状況を作り出した。パレスチナの抵抗を非難するつもりはない」。

しかし、この投稿には結果が伴う: ワークマンは法律学校卒業後(内定のあった)職を失った。

「これらのコメントは、ウィンストン・アンド・ストローンの(法律)事務所としての価値観に深く反するものです。従って、当事務所はこの法科大学院生の採用内定を取り消しました」。

イスラエル・ガザ戦争はまだ1週間目に入ったばかりだが、イスラエルを批判したことで職を失ったり、懲罰や反発を受けたりした人が米国や世界中にいる。反発の矛先は、法学部の学生や航空会社のパイロット、バスケットボールのライターやアダルトコンテンツのインフルエンサーなど、さまざまな背景を持つ人々に向けられている。

この間もハーバード大学のいくつかの学生グループがハマス支持の声明文に連名したことで、大企業のCEO達から学校側にブラックリストを作るために名前を公表しろという要請があったと言う話をしたが、一方的なイスラエル批判を表明した人々が色々と大変なことになっているらしい。

米国を拠点とする団体StopAntiSemitism(ユダヤ人差別を止めよう)は、モスタファ・エッゾがエア・カナダのパイロットの制服を着てパレスチナの色を身に着けているインスタグラムのスクリーンショットを公開した。彼はまた、ヒトラーに言及した “世界をクリーンに保て “というサインを持つ姿も目撃されている。

いつからリベラル新聞がヒトラーに同情的になったのだろうか?またハーバードなどエリート大学へ多額の寄付をしてきたユダヤ系の富豪達が今後一切同校に寄付はしないと発表した。(Pro-Palestinian letter from Harvard students provokes alumni outrage | Reuters

10月9日(ロイター通信) – ハーバード大学の著名な卒業生たちは9日、この地域を巻き込んでいる暴力の原因はイスラエルにあると非難する学生たちの親パレスチナ派の声明を非難し、署名者たちに対する措置を講じるよう大学側に求めた。

ハーバード大学は一応ハマスによるテロ行為を批判する声明文を出したが、学生たちのイスラエル批判については言及しなかった。これに対してハーバード大学出身の経済学者で、クリントン政権やオバマ政権で財務長官などの要職を歴任したサマーズ氏は、火曜日に自身のXソーシャルメディア・アカウントにこう書き込んだ。

ラリー・サマーズ元ハーバード大学長は火曜日、アイビーリーグの同校を再び非難した。ハマスによるイスラエル攻撃に関する同校の声明は、ユダヤ国家に全面的に責任を負わせるという学生の手紙を非難するには至らなかったと述べた。(略)

「ジョージ・フロイドの死後やロシアのウクライナ侵攻後、テロリストが音楽祭に出席していたイスラエル人数百人を殺害し、レイプし、人質に取ったときに、なぜハーバード大学の声明のような道徳的明瞭さに近づくものを見つけられないのだろうか?」とサマーズは尋ねた。

サマーズ氏は月曜日、ハーバード大学の管理者に対し、土曜日の朝に起きたハマスによる襲撃事件(その結果、少なくとも1000人のイスラエル人が死亡した)でイスラエルを非難した35の学生団体の声明を非難するよう要求した。

このことについてXではわが友Blah@yousayblahちゃんがこんなことを書いている。

ハーバードや他有名大に億単位で寄付をしてきたユダヤ系超大口ドナー達が、パレスチナ派の学生やデモを見て「教育に失望」し次々寄付の継続を取りやめたというけど。 彼らは保守派が大学から締め出され教授にイビられモブに囲まれキャンセルされ職を追われてきたここ十数年、一言も声を上げなかった。

ラリー・サマーズのようなリベラルユダヤ系エリートがIvy Leagueを誇り、左傾化し活動家と化した学生達の暴力的なデモを擁護する様を見てきた。彼らを愚鈍化させ分断し保守を排除するCRTもDEIも彼らは問題視しなかった。 今更、「大学で何を学んでるんだ?」じゃないんだよ。

全くその通りである。大学側が正しい左翼思想を持っていれば意見の違う人間を暴力で威嚇し(保守派スピーカーの演説を暴力で阻止したり)他人のキャリアを潰しても許されると教えていた時に、自分らが排除される立場でないからと沈黙を守ってきた、いやかえって賛同してきた、ことの結果がこれではないか。右翼保守思想をどんどん取り除けば、残った左翼思想の人々の間で権力争いが起きるのは当然のことだ。常に世界中で排斥されてきたユダヤ系の人びとが今までそれに気づかなかった方がおかしいのだ。

私はずっと何故ユダヤ系アメリカ人はこうも左翼系が多いのか不思議だった。私からすれば左翼によるユダヤ人差別は明白だったからだ。BLMを熱烈に支持していた芸能人や大企業の中にも多くユダヤ系が含まれている。こうした人々が今更BLMがハマス支持をしたことにショックを受けているのを見ると、ばっかじゃないの、と思ってしまうのだ。LGBTQ+の奴らがハマスを支持していることに関しては、もうあきれてものが言えない。

ただ欧州と違ってアメリカにはユダヤ系が非常に多く、しかも彼等が権力の座に多くいることは救いと言えば救いだ。これを機に、アメリカ左翼のユダヤ人差別にもっと多くの人びとが気付いてくれるとよいのだが。

他人の言論を弾圧し続ければ、いずれ自分の言論も弾圧されるようになるのだ。それがキャンセルカルチャーというものではないか?


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仁藤夢乃がイスラエル大使館前でハマス支持を表明、驚かないけどね

昨日共産主義テロ集団のBLMやANTIFAがハマス支持を表明した時、私は全く驚かなかったが、ツイッター(X)でかの有名(悪名?)なリベラルフェミニストの仁藤夢乃女史がイスラエル大使館の前でイスラエルによるガザ空爆を抗議するデモを行ったと自慢げに言っているのを見かけた。

ハマスの行ったことは許されることではありませんが、報復という名の下にイスラエル軍によってガザの人々の命が脅かされています。電気も水も止められ、空爆によって町が破壊され、封鎖された壁の中で逃げ場がない状況でたくさんの人が負傷し、殺されています。 イスラエルはさらなる攻撃を続け、地上戦も始めるのではと言われています。戦争反対、人を殺すなという声を多くの人と共にあげたいです。

ここ日本にも反対している市民がいることを可視化し、日本政府にも停戦の呼びかけを求めたいです。 ガザで何が起きているのか、日本では報道もじゅうぶんでなく知らない人も多いと思います。イスラエル・パレスチナでこの1週間で3000名が死亡しているという報道もあります。人道支援に入っている国連の職員や救急隊員なども殺害されています。

一人でも多くの人にこの現状を知り、共に声を上げてもらいたいです。

#1016イスラエル大使館行動 #FreeGaza 投稿した動画でもその様子が確認できますが、平和を求める(もちろん非暴力の)行動なのに、現場についたらデモに参加する人々が柵で囲われており、警察が20人以上で、イスラエル大使館に近づけないようにガードしていました。 私もデモに加わる前に、イスラエル大使館方面に歩いていこうとしたら、道路を通してもらえませんでした。(そのときの動画、警察とのやりとりは次の投稿に載せます) 警察官は「抗議があるから警備している」と話していましたが、何を守ろうとしているのか。「戦争反対」の声を上げる市民の行動が監視され制限される日本の状況を実感しました。 イスラエル大使館前での行動は明日10/15 13:00-18:00、10/16 18:00〜は大きな集会があります。周りの人と問題意識を共有し、共に声を上げましょう。

私は昔から「テロは悪い、だが、、」という人を信用していない。テロは悪いピリオド! その後には「でも、、元はと言えばイスラエルが、、、」と続くならそんな話を聞く気はない。何が戦争反対だ。これはイスラエルが始めたことじゃない。このままイスラエルがなにもせずにハマスを見逃せば、第二第三の攻撃を受け何万というイスラエル人が殺されるのだ、仁藤はイスラエルにそれを甘んじろというのか?イスラエルのやっていることは報復ではない。イスラエルは今後ハマスが同じことを繰り返さないための対策を取っているに過ぎない。報復をするつもりならすぐさま地上軍を送ってガザ市民を無差別に虐殺し女子供を生きたまま焼き殺していたはずだ。だがイスラエル軍はハマスのような野蛮人ではない。イスラエル国内ですらガザ市民を皆殺しにしろなどという声を上げる人はいない。欧米十でデモをやってるイスラム教徒は皆ユダヤ人を皆殺しにしろとわめいているが。

それから仁藤は忘れているがハマスはアメリカ人を含む多くの一般市民をガザに連れ込んで人質にしている。ほとんどの人質は女子供である。フェミニストともあろう人がこれについて何も言わないのは何故だ?イスラエルの空爆で犠牲になるのはガザの女子供たちだ。だったら何故パレスチナ領事館に行って早急に人質の女子供を開放してイスラエルからの空爆を避けろと抗議デモをしないのだ?

ま、こういう愚かな人がこういうことをやるというのは全く驚かない。私はだいたい仁藤夢乃がフェミニストだというのさえ信じていない。何故なら本当にフェミニストならトランスジェンダリズム推進者の弁護士を自分の弁護団に入れたりするはずはないし、イスラエルでどれだけの女性がハマスによって凌辱されたかについて多少なりとも怒りを示すべきだからだ。だいたい家父長制度大嫌いなはずの彼女がイスラムのような名誉殺人を許すような男尊女卑典型の文化を支持すること自体矛盾している。

仁藤夢乃はフェミニストなどではない。ただの左翼工作員である。


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アメリカの大手企業取締役たち、ハマス支持の声明文を発表したハーバード大学生たちの名前を公表するよう大学側に要請、彼等を将来雇わないため

さっきツイッター(X)を読んでいたら、昨日、ハーバード大学の学生たちが今回のハマスの卑怯で残忍な奇襲攻撃の責任は全面的にイスラエルにあるという声明文に連名していたひとつのグループがこの声明文から名前を取り下げたいと書いているのも見かけた。それに対してニュースキャスターのメーガン・ケリーが「お金を損するとわかったら突然引き下げるの?臆病者」と言った内容のツイートをしていた。一体何のことなんだろうと思ったら、なんと億万長者のヘッジファンドの取締役CEOのビル・アックマン及び数人の指導者たちがハーバード大学にこの声明文に連名している31の団体に所属する学生の名前を公表しろと要請しているという。CEO達は将来この学生たちを雇わないようブラックリストに載せるつもりだというのだ。

「テロリストの行動を支持する声明を発表する際に、企業の盾の後ろに隠れることはできない」と、アックマンは以前ツイッターとして知られていたXへの投稿で述べた。

「もしメンバーがこの書簡を支持するのであれば、署名者の名前を公表し、彼らの意見が公になるようにすべきだ」とアックマンは述べた。パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのCEOであるアックマンは、この書簡に署名したハーバード大学のグループに属する学生を、自分の会社や他の会社が「うっかり雇わない」ようにしたいと述べた。

アックマン氏の他にもFabFitFun、EasyHealth、Dovehill Capital Managementといった大企業のCEOたちも学生たちの名前を公表するよう要請している。

「今後絶対に雇わないためにもこの人たちの名前を知りたいです」とレストランチェーンのSweetgreenのCEOはXに書いている。

しかしこうした批判のなかにも、これらのグループ内でも意見の違いはあり、内容を理解せずに安易に連盟を許可してしまったグループもあるのではないか、名前を公開したら彼等の身に危険が及ぶのではないかと心配する人もいる。ハーバード大学の元学長であり、米財務長官のサマーズ氏は「個人を悪者扱いするのは建設的ではない。」と語っている。また当初は名前の公表に賛成だったというローレンス・トライブ

「この見当違いのキャンペーンに巻き込まれた学生の何人かは、おそらく声明の存在すら知らなかっただろう。また、自分が何に署名しているのかに目を向けず、ましてや理解していなかった学生もいたに違いない。「私は今、彼らの名前を公表し、テロリストが罪のないイスラエル人に行ったことを彼らが実際に支持したとほのめかすことで、彼らに永久的なペナルティを科すのは過剰反応だと思う。

うんにゃ、そうはいかんね。これまでどれだけの人たちが些細なことでキャンセルされてきたのだ?その時これらの学生たちはキャンセルされた人たちに少しでも同情したか?いやいやこれらの左翼団体の学生たちは率先して他人のキャンセルを煽ってきたWOKE連中だ。キャンセルカルチャーを始めた奴らが自分らの行為だけはお咎めなしなんてそうは問屋が卸すものか。

ハーバードのようなエリート校に通う学生は世間知らずの金持ちのボンボンばかりなのだろう。有名校に通いながらハマスが何かもしらないとは情けない。ところで今や共産主義の手先となっているユダヤ人差別に反対するADLは、さすがに今回は全面的にイスラエルを支持しており、ハマス支持の学生たちを糾弾している。

ここで多くの左翼の反ユダヤ主義者達はちょっと考えるべきである。アメリカはイスラエルの次にユダヤ人の多い国だ。しかもアメリカのユダヤ系には権力者や企業のCEOなどが多くいることも覚えておくべきである。

ところでブラックライブスマターのBLMもハマスを全面支持すると声明文を出した。これらの多くのユダヤ系がCEOをしている大手企業はこれまでどれだけBLMに寄付して来たことだろう?BLM自体がテロ軍団だからハマスを支持するのは当然だが、ユダヤ系左翼たちは左翼にはびこる反ユダヤ主義とどう折り合いをつけるつもりだろうか?


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立派な革新派活動家になるための革新派詭弁口座、2023年改訂版

最近復活したツイッター(X)アカウントでまた見かけた革新派(左翼リベラル)の投稿を見ていて、2005年にヤフー掲示板で書いた「革新派詭弁口座」を思い出したので、これまでにも何回かアップデートしているが、改めて2023年版を書いてみようと思う。

初級編:スローガン作戦

初心者の革新派同士の諸君は、相手とまともに議論をしても勝ち目がない。そういう君たちに最も効果のあるやり方は、スローガンをしっかり暗記し、それを何度もくりかえすことである。例えば「トランスジョセーはジョセーです」「トランス権利は人権です!」「トランス差別に反対します!」など。

この際なるべく相手に理解しがたい「ミスジェンダー」だの「クィアー・クエスチョンニング」といった言葉使いをすると効果がある。君たちがわかっていようといまいと問題ではない。相手を混乱させるのが目的だからである。

ここで大事なのは決して相手の質問に答えようなどとしないことである。初心者の君たちにはまだスローガンの中身を説明する技術はない。質問を受けたら相手が質問すること自体おかしいというふりをし「そんなこともわからんのか、あんぽんたん!」「こんなことは常識だ」と繰り返し質問をはねつけよう。

それでもしつこい相手には、「人種差別者!」「ターフ!」「ファシスト!」「ネトウヨ!」と繰り返そう。

中級編:質問攻め作戦

一旦スローガンを覚えたら中級編は質問攻め作戦である。この作戦は相手に色々質問して相手の時間を無駄に使わせることが目的である。

先ず相手のいってることに、「そんな話は聞いたことがない。」といちゃもんをつける。相手が調べてきて「ここに書いてあるぞ」と乗ってきたらしめたものである。ここで注意すべきことは相手の書いたことに関する議論などしていはいけないということだ。相手の出した証拠は無視して次の質問をする。

その答えがかえってきたらまた別の質問をする、というふうに繰り返し、相手が本来なにを言おうとしていたのか本人にも読者にも分からなくさせことができれば成功である。例えば「イタリアは移民のせいで治安が悪くなったなんて話は聞いたことがない。データを出せ」とやる。

相手が調べて出してくる資料には目もくれず、それはただの新聞記事、公式データはないのか、などといちゃもんをつけて突っ返す。そうしているうちに相手が疲れてきて「自分で調べろ」と言って来たら「データがないんだろ、それみたことか、論破した!」と言って逃げる。これがきちんと出来れば革新派詭弁中級は合格である。

上級編:おとぼけ、こじつけ、歪曲作戦

上級編はおとぼけ、こじつけ、歪曲作戦。この技術取得は非常に難かしい。革新派でもこのような効果的な技術をつかえる人は少ない。これが出来れば立派な革新派左翼リベラルプロ市民と呼べる。

革新派諸君は決して保守派の言う事実になどに注意を払ってはならない。革新派にとって事実とは革新派の目的を促進するものだけである。

おとぼけ(ガスライティング): 例え討論の相手から事実を突きつけられても、そんな事実はないと断固とぼけるのは非常に効果がある。自信をもって否定すれば、相手も傍観者も相手の言っていることに疑いを持つからである。例えばトランスジェンダーの女性施設許容を批判されたら、男性器がついたまま女子トイレに入りたいなんて言ってるトランスジェンダーは居ないと断言しよう。義務教育で行き過ぎたLGBTQ+教育がされていると指摘されても、そんな事実は全くないと否定しよう。こうすることによって相手を防衛の姿勢に追い込むのだ。それで相手は如何に自分の事実が正しいかを証明しなければならなくなる。そしてここで中級編の技術を駆使してとどめを指すのだ。

こじつけ: これは事実とは似て非なるものを無理やり結び付けて相手の信用度を落とすやりかただ。例えば、相手が性違和を病む患者には精神カウンセリングセラピーが必要だと言った場合、このセラピーをコンバージョンセラピーと呼び、昔同性愛者を治すという名目でされた電気ショックのような野蛮な治療と同じであるかのような印象をもたせる。事情を良く知らない人に反対派の意見は危険であるという印象をもたせるのが目的である。

歪曲:歪曲は相手が言ったことをこちらの都合のいいように言い換えて、それを何度も繰り返すことで注意を払っていない一般市民に相手が非常識なことを言っていると思わせる技術である。例えば、男性体の人は自認がどうあれ女子施設に入れるべきではないと言われたら、「反対派はトランスジェンダーをトイレから排除しようとしている、トランスジェンダーにトイレを使わせまいとしている」という風に歪曲するのである。反対派が問題はトランスジェンダーではなくなりすましにあるのだ、と何度言おうと反対派は「トランスジェンダーを排除している!」と繰り返し、相手が差別者である印象を強めるのである。

革新派諸君、君たちが一番心得なければならないことは、真実とはリベラル主義を促進するものであり、リベラル主義を後退させるものは虚偽である、ということだ。だから女性を自認する男性が女子施設で女性を脅かしたとか、スポーツでトランス女性が不当に勝利しているなどということはすべて「事実」ではない!


カカシが提示した詭弁講座の初級から上級まで完全にマスターできればスターリンや習近平も誇れる立派な革新派プロ市民になれるであろう。


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キャンセルカルチャーに立ち向かうアメリカ

ジェイソン・アルディーンのTry that ina small townという曲が人種差別の歌だと言い掛かりをつけられ、カントリーミュージックテレビ局がビデオ放映を中止するなどしてアルディーンに圧力をかけたが、左翼の必死のキャンセル努力とは裏腹に曲自体は大ヒットである。

Chart (2023)Peak
position
カナダ Canada (Canadian Hot 100)[45]9
グローバル200 Global 200 (Billboard)[46]2
ニュージーランドヒットシングルスNew Zealand Hot Singles (RMNZ)[47]26
オランダグローバルNetherlands Global (Dutch Top 40)[48]28
イギリスシングルスヒットUK Singles Sales (OCC)[49]9
アメリカビルボード上位100US Billboard Hot 100[50]1
アメリカカントリーエアプレイUS Country Airplay (Billboard)[51]20
アメリカ人気カントリーソングスUS Hot Country Songs (Billboard)[44]1

アルディーンはキャンセルカルチャーの圧力に屈せず謝罪を全くしていない。反対にアルディーンの曲をかけない決断をしたCMTの方が視聴者からボイコットの対象になっているくらいだ。CMT Suffers Huge Blow After Boycott Calls Over Jason Aldean Music Video Ban (msn.com)

CMTは自分らの視聴者を理解していない。カントリーファンは愛国心の強い人が圧倒的に多いのだ。アルディーンの歌はアメリカが犯罪者の暴力で破壊されつつあるのを憂う歌だ。そんな歌を締め出したらファンが怒るのは当然だろう。女装男のディランモルベイニーと提携して破産寸前に追い込まれているバドライトもうそうだが、大企業は消費者をバカにした態度をもういい加減やめたらどうなのだろうか。

さて、もう一人、こちらも危うくキャンセルされそうになった歌手の話をしよう。こちらは詳しいことをBlahさんがツイッターで説明してくれている

この歌手の名前はNe-Yoというラッパーだ。数日前のインタビューでトランスジェンダーに批判的な発言をしたのが今回の炎上の原因。

「親がちょっと親としての役割を忘れかけてるんじゃねぇかなって思うよ。お前の5歳児がさ、『ダディ、ぼくはおんなのこなんだ』って言って、それ認めちゃうんかよって。5歳だぞ…許可すりゃ一日中キャンディばっか食べてる年齢だ…まだ車の運転もできないのに、性別は決められるってのかよ?一体いつから5歳、6歳、12歳の子供に生涯を変える選択をさせるのを良しとするようになったんだ?いつからだよ?わからん。」 (略)

「もしも自分の息子が『ダディ、ぼく、おんなのこになりたいの』って言ってきたら、『息子よ、おんなのこって何だろうね?』と訊いてやるんだよ。息子はどうすると思う?人形遊びをしたいかもしれない。いいんだよしても。人形で遊べばいい。でもお前は人形遊びをする男の子ってだけだ。『ピンクが着たい』って?いいじゃねぇか、ピンクを着れば。でもお前はピンクを着てる男の子だよ。」

普段は政治的なことを言わない芸能人が、こうやってたまに本音でいいことを言うというのはこれまでにもあったことなのだが、大抵の場合1日も経たないうちに左翼メディアやSNSで叩かれて、必死に謝罪して「ごめんなさい、勉強します、許してください」で幕を閉じるので、どうせ今回もそういうことになるんだろうと思っていた。NeYoはアルディーンと違って黒人ラッパーなのでなおさらだ。

案の定翌日にはNeYoからの謝罪声明がツイッターに掲載された。

「反省に反省を重ね、子育てと性自認に関する私のコメントで傷つけてしまった方々に深くお詫び申し上げます。私は常にLGBTQI+コミュニティにおける愛と包括性を提唱してきたので、私の言葉がいかに無神経で攻撃的なものと解釈されたかは理解しています。 ジェンダー・アイデンティティは微妙なニュアンスを持つものであり、正直なところ、私自身このトピックについてもっと深く学ぶべきだと認めます。そうしていずれ、一層の共感を持って対話に臨めるようになればと思います。 私は愛を持ってすべての人の表現の自由と幸福の追求を支持していく所存です。」

彼のファンは怒ったが、まあどうせそんなことになるだろうと思っていた私は驚かなかった。しかしNe-Yoは黒人ラッパーで、マッチョな文化のある黒人界隈ではトランスジェンダリズムはさほど人気はない。特に彼のファンは多分彼と同じ意見をもっているはず。だからNe–Yoは謝罪などせずに持論を貫き通しても決して彼の人気には悪影響など及ぼさないはずだ。だから人々は非常に落胆した。

ところがその翌日、Ne-Yoは自分の言葉で今度はインスタグラムで謝罪を撤回。先の謝罪文は自分が書いたものではなく、彼の事務所の広報部が書いたものであり自分の本意ではないことを明らかにした。

親愛なるみんな、どうしてる。Ne-Yoだ。普段はあんまり自分が何を思ってるとか何をどうするとかについて話さねぇんだけど、っていうのもみんなそれぞれ意見なんて持ってるし、なにも特別なことじゃないからな。 でもこれは俺が強く感じてることだから言わせてくれ。パブリシストのコンピュータからじゃなく、俺の口から直接聞いてもらいたい。(略)

だけど、誰かが俺に質問を投げかけたら、俺には俺の意見がある。俺は子供達が人生を台無しにするような決断をするのを、決して見過ごせない。俺はそれは絶対にできない。だめだ。

それで俺がキャンセルされるって言うんなら、世界はもうNe-Yoを必要としてないのかもしれねぇな。でも俺は全く構わない。俺はハスラーでなんとでもやっていける、俺には養わなきゃいけない子供達がいるからな。何があっても俺はやる。

ブラボー!Ne-Yoさん、良く言ってくれた。キャンセルカルチャーの圧力に負けないでくれてありがとう。

私はヒップホップは全然興味ないのでNe-Yoがどのくらいの大物ラッパーなのかは知らないのだが、だいぶ人気のある人らしい。こういう人気のある人が父親の責任についてこうして語ってくれるというのは非常に頼もしい。

キャンセルカルチャーと戦うためには、キャンセルに参加しないことが一番大事なことだ。大物芸能人が人種差別だのトランス差別だの言われても怯まず謝罪せず毅然とした態度を示し、それでもファン達から見放されない例がいくつも出てくれば、レコード会社や事務所がパニックを起こして芸能人たちと即座に手を切るなどということはなくなるだろう。さらにCMTのように手を切ったおかげでかえってウ経済的なダメージを受けるとなれば、左翼に染まっている大企業も早々簡単にキャンセルに参加することは出来なくなる。

だから今回この二人の大物がキャンセルカルチャーに立ち向かってくれたことは非常に喜ばしい限りだ。


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アメリカ高校生男子の65%が保守派寄り

Tag: 世論調査

本日拾ったニュース。High school boys are trending conservative | The Hill。これによるとアメリカ高校生男子の約65%が保守派寄りの傾向があり、これに対して女子の場合はたったの31%が保守派寄りだという。

普通若い子はリベラル寄りになると思いがちだが、最近は男の子に限っては比較的保守派の子が増えているという。

もともとリベラルな民主党支持には若い女性が多いことは知られているが、最近特に民主党からの男離れが酷くなっているらしく、特に男らしさが尊重される黒人やラテン系が民主党から共和党に移る率が女性よりも高くなっている。

ジョーダン・ピーターソンやプレーガ―大学のデニス・プレーガ―やスティーブン・クラウダ―など、何百万というフォロワーのいるユーチューブやランブルチャンネルでもその視聴者の大多数が若い男性である。またデイリーワイヤーのベン・シャピーロも視聴者の86%は男性で、18歳から44歳が一番多いという。

いや、面白い。私はベン・シャピーロが共同創設者のデイリーワイヤーのメンバーでシャピーロもピーターソンも愛聴しているし、またスティーブン・クラウダ―のメンバーでもある。プレーガ―U(プレーガ―大学)はあまり観てないが、昔はプレーガ―のトークラジオをよく聴いていた。こうしてみると、どうも私は男性が好きなものが好きな傾向があるようだ。

ヘリテージ基金(Heritage Foundation)のデラーノ・スクワイヤース(Delano Squires)はこれに関して保守派はもともと男らしさを受け入れる傾向にあるとし、リベラルの機動力はフェミニズムにあると語る。

男の子たちのリベラル離れは納得がいく。学校教育はそれに関わる人たちが圧倒的に女性だ。学校の先生もカウンセラーも女性ばかり。それで教育の場ではあたかも男性が男性らしくあることが悪いことであるかのように教えられる。「有害な男らしさ”toxic masculinity”」などと言って男の強さが忌み嫌われる傾向があるのだ。最近のリベラルは女みたいな男を奨励するので、自分は女だとか言い出す少年が出て来るのである。

男はもともと乱暴な生き物だ。だから暴力的なビデオゲームやアクション映画が好きなのであり、こうしたメディアむの愛好家は圧倒的に若い男たちなのだ。ところが最近のゲームや映画の世界でもやたらと強い女の存在が強調され、男たちは脇に追いやられている。最近崩壊したアニータ・先―シアンのフェミニストフリークエンシーなど、自分らはゲームなどしないくせに、ゲーム内の女性の描写が女性差別だのなんだのとクレームをつけ、危機に瀕する美女を格好いい男が救うというシナリオをことごとく書き換えさせたり、最近のスターウォーズやインディアナジョーンズなどでも、鼻持ちならない女性キャラクターが愛されてきた男性キャラクターをコケにする内容ばかりだ。それで結局何が起きたかと言えば、ブスの女性キャラが活躍するゲームや映画からファンがどっと去ってしまうという現象だ。最新のインディアナジョーンズのずっこけぶりは前代未聞である。

ここまで馬鹿にされれば、男の子たちが道を見失うのも無理はない。それで男は男らしく強くあるべきだと言ってくれる保守派に男の子たちが魅かれるのは当然の成り行きだろう。


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ホワイトハウスの庭園でトップレスになった女性自認男、左右から猛攻撃を受けて謝罪にならない動画をあげる

先日、ホワイトハウスの庭園で行われたプライド月間イベントで上半身裸になって偽乳房を揉みしだいた動画を挙げた女性自認男の行動に関して、保守派からの批判は当然のことながら、左翼リベラル及びトランス界隈からすらも、あまりにも時と場合を弁えない不適切な行為として猛批判を浴びている。

この自称女の男の名前はローズ・モントヤ。トランスジェンダー活動家界隈では結構有名で、私も前々から色々噂は聞いている。我々保守派からすれば、モントヤの行為は特に驚くべきことではない。我々は前々からTRAは子供を腐敗すると言い続けて来たし、昨今のプライド活動は子供を標的にして性的な行為をする危険なものになっていると訴えて来た。モントヤの行動は単にそれを象徴するものだ。

モントヤは当初、保守派からの批判に対して全く反省の色をみせず、自分は乳房を除去した「トランス男性」への同胞の意思を示した「乳首を開放せよ」運動の一貫だったと主張していた。これはおこるべきしておきた事件である。

モントヤが場所柄もわきまえずにあんな破廉恥な行為に出たというのも、そしてそれが許されると考えたというのも、最近どれだけTRAがアメリカで特別扱いされてきたかを証明するものだ。過激な行為は容認すればするほど過激になっていく。だれも境界線を引かなければこういう連中が頭に乗るのは当然のことである。

しかし、いくら何でも今回のことはやり過ぎということで、ホワイトハウス自体がモントヤらの行為を強く批判。今後これらの人びとのホワイトハウスへの立ち入りは禁止するとジョンピエール報道官は宣言した。しかしすでにダメージは起きてしまった。だいたいこんな奴らをホワイトハウスに招待することが良いことだと思ったバイデン政権にこそ非があるわけで、今更こいつらを出禁にしたところで全く意味はない。

今回のモントヤの行動は、さすがのTRA界隈でもやりすぎだという批判が出ている。それでなくてもトランスジェンダーは子供を腐敗すると叩かれている時期であるのに、ファミリーフレンドリーとして子供も招待されていたプライドイベントで裸になるとはどういうことだ、と右からも左からも批判されたモントヤは自宅にまでメディアが押しかけ、謝罪に追い込まれ「謝罪」動画を上げたが、これが全く謝罪になっていなかった。

先ずモントヤは昨今反トランスやトランスへの暴力的な法律などが通るなか、自分の声を聞いてもらうためにホワイトハウスに招かれたことを光栄に思うと言った後、そのうれしさのあまり、その場の雰囲気に飲まれて、その場にそぐわない行為をしてしまったと説明。しかしながらそれ自体が悪かったという謝罪をせず、自分の行為がここまで反響を呼ぶとは思わなかったと言い訳に入った。そして謝罪を始めるのだが、彼が最初に謝罪したのは「色付の兄弟や姉妹たち」。黒人のトランスジェンダーは常に攻撃の対象にされていると、全く関係のない人種問題を持ち出し黒人のTRAからの同情を買おうと思ったんだろう。もうここですでに彼は間違っている。

次にモントヤは今回のことで迷惑をかけた自分の友達や家族、それからLGBT界隈に向けて謝罪した。そして最後にバイデン大統領と国民に対して「最後になりましたが」と謝罪した。おいおい、それは順序が逆だろうが!

彼が最初に謝るべきなのは自分を招待し自分の発言の場を与えてくれたバイデン大統領とジル夫人だ。彼の行動がホストであるバイデン大統領にどれだけ恥をかかせたか解っているのか?そしてアメリカ国民全体に対してだろうが。彼の行為は大統領官邸という聖なる場を汚したのみならず、アメリカ国民全体に恥をかかす行為だったのだ。そういう根本的なことをモントヤは理解できていない。

彼が全く反省していないことがわかるのは次の部分で、未だに自分の行動がこれほどまでに反響を呼ぶとは思っていなかったと言っている点である。そして「私のトランスとしての喜びの瞬間が、邪悪な人々によって反対派の武器として使われるとは思いもよりませんでした」と悪いのは自分ではない、自分の行動を悪用したアンチが悪いのだと続けている。彼は単に自分の行動によって自分の友達や家族に迷惑がかかったということに謝罪しているだけであって、自分の行動そのものが悪かったという意識は全くないのである。

モントヤはこの機を使って他の人たちにトランスジョイに分かりやすく教育していきたいという。どうしてこの人たちは常に相手に「教育」しようとするのかね。本当に自分らがどれだけ特権階級だと思い込んでいるのか、思い上がりにもほどがある。

そして最後にわらっちゃったのは、メディアに対して自分や家族のプライバシーを守って欲しいと言ったことだ。大衆の面前で偽乳房をさらけ出して揉みしだいた人間がプライバシーも何もあるもんか、ばっかじゃないの!

アップデート:2024年3月18日、このイベントに参加した別のドラアグクィーンがいくつもの性犯罪で告発された。こちらローリングストーンの独自取材による。Actor and Drag Star Shangela Accused of Multiple Sexual Assaults (rollingstone.com)

告発されたのはダリアス・ジェレミー・ピアース43歳。Darius Jeremy (“DJ”) Pierce。ルポールのドラアグレースという番組に出演して一躍人気を得た。彼は四人の人(性別不明)たちからホテルやトイレなどで酔っぱらって同意できない状態の時に強姦された、もしくはされそうになったというもの。

以前にも番組のADに強姦したとして民事裁判で賠償金を払ったこともある。


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