違法に子供の性転換治療を行っている病院を内部告発した医師が反対に連邦司法局から捜査対象に!

昨日Xでジャーナリストのクリストファー・ルフォが、違法に子供のトランス治療を行っていたテキサスの病院を内部告発した医師のインタビューを行っていたのを聞いた。この医師は当初匿名で病院を告発したのだが、その後連邦政府の司法局から捜査対象になり、弁護士費用やその他で財産を全て使い果たしてしまったという。このままでは刑事事件容疑者として起訴される可能性も出て来たため、思い切って名乗り出ることにしたそうだ。デイリーワイヤーの記事から読んでみる。(A Doctor Blew The Whistle On His Hospital’s Transgender Clinic. Now The Feds Are Trying To Ruin His Life. | The Daily Wire

彼の名前はイーサン・ハイム(Eithan Haim)医師。去年の6月23日、ハイム医師は長い研修医期間を卒業し正式な外科医となる卒業式の日だった。家族も集まっている式場に出かける用意をしていた時、突如ノックの音が。現れたのは保健福祉省の捜査官二人で、彼等はハイム医師は医療記録に関する事件で刑事犯罪の捜査対象になっていると警告した。

ハイム医師には身に覚えのないことではあったが、思い当たることがあった。それはその一か月ほど前、彼は自分の勤めるテキサス州の病院で州法で禁じられている子供の性転換治療が行われていることを内部告発していたからである。

彼はもともとトランスジェンダーに関する政治問題に関わるつもりは毛頭なかった。しかし彼が研修医を務めるBaylor College of Medicine病院で起きていたことを目撃した彼は黙っていることはできないと決心したのだ。

2022年9月、デイリーワイヤーの取材チームがテネシー州のVanderbilit University病院で行われている子供の性転換手術の実態を暴露した時、ハイム医師は自分には関係ないと思っていた。それというのもテキサス州では司法局長が子どもの性転換は児童虐待だという声明文を出しており、彼の勤めるテキサス子供病院も今後断じてそのような治療はしないと公式声明をだし、ジェンダー肯定医療供給を停止すると発表したからである。

しかしその後、彼は同僚の研修医から同病院では秘密裡に子供へのホルモン投与が行われているという事実を知る。表向きはこのような供給は停止されたことになっていたが、裏では続行されているだけでなく、病院の主要プログラムとして奨励されていたというのだ。

「これは大スキャンダルですよね?」と彼は言った。「医師として、医師として、このことを世間に公表するのが私の責任だ。私がしなければ、この虐待は続くことになる。私の子供たちのような未来の世代は、私が何かをするチャンスがあったかのに沈黙を守る決意をしたと知ったら、決して私を許すことはできないだろうと思いました。」

そして医師はこのようなことに対しては、彼のような普通の医師が声をあげなければならないのだと決心した。

彼の告発記事は2023年5月16日、クリストファー・ルフォのSex-Change Procedures at Texas Children’s Hospital | City Journal (city-journal.org)で発表された。その二日後テキサス議会は子供の性転換を禁止するSB-14という法律を通した。ハイム医師はこの法案が会ったことすら知らなかったのだが、ルフォはこの記事を議会の投票の前に発表すれば、民主党議員のなかにも法案に賛成する人たちが出てくるだろうとタイミングを計ったのである。そしてルフォの思惑は成功した。四人の民主党議員が共和党議員と一緒に賛成投票をしたのだ。

これによってテキサス州は病院の捜査をおこなった。そして同病院は再び今度こそ子供の性転換プログラムを停止すると発表した。

ところがこれで事は収まらなかった。2023年5月19日、地元郡検事のクリスチャン・メネフィーは、「リークした者は罰せられなければならない 」と公言した。

「誰かがヒューストンの病院から子供の医療記録を右翼活動家にリークした。被害者を助ける代わりに、ケン・パクストンは病院を調査し、ジェンダーを肯定する医療が児童虐待であるというニセの主張を推し進めている」とメネフィーは書き、テキサス小児病院と協力して「なぜこのようなことが起こったのかを完全に調査し、情報が公開された場合は影響を受けたすべての家族に通知する」と付け加えた。

「私は、彼らが発見したことを米国保健福祉省に完全に開示することを期待している」とメネフィーは言った。「もし病院の職員がこれらの医療記録を漏らしたのであれば、彼らは解雇されなければならない。」

ハイムの弁護士チームはルフォの記事で暴露された情報に患者の個人情報は一切含まれていないと主張しているが、バイデン政権はそうは思わなかったようだ。

ハイム医師の妻は弁護士。それで二人は捜査官が現れた当日、連邦捜査官の質問には弁護士を雇うまでは一切応じないと断った。

「私たちが暴露したことが違法となることが決まったのに、なぜ私が脅迫されて沈黙しなければならないのか」とハイムは言った。「私にとっては、これは、プログラムの存在について国民に嘘をついている可能性のある他の病院で、このようなことが起こらないようにするための政治的な調査であることは明らかです」

ルフォは絶対に自分の情報源を暴露しないと主張しており、彼の記事やインタビューからもハイム医師の素性は明かされていなかった。よって連邦政府はどのようにして彼の正体を暴いたのかは不明である。

ハイム医師は未だ起訴されてもいないが、その弁護士費用にすでに250万ドルを使いはたしてしまったと言う。それで今個人的に募金を募っている。しかし彼はこれは犠牲を払うだけの価値のある闘いだと語る。

(私たち夫婦は)これが今後何十年も財政的な重荷を背負うことになるという事実を受け入れた。これは我々が背負わなければならない戦いだ。この人たちに屈するようなことはあり得ない。

とハイム医師は自分の固い決意を表明した。

トランスジェンダリズムに抵抗した勇気ある人々が多大なる代償を支払わされている。これでは市井の民がやたらなことを言えないのは当然だ。トランスジェンダリズムに抵抗することはバイデン政権の怒り触れる政治犯罪なのだ。バイデン政権は子供の性転換医療をする病院や製薬会社から多額のわいろを受け取っているのだろう。なにせバイデン政権の軍医総監からして60過ぎの妻子持ち自称女の女装男だし、政権内にはLGBTQ界隈の権力が非常に強い。

アメリカのあちこちの州でテキサスと同じような法律がどんどん通っているが、実際に病院がその法律に従わず、しかも内部告発した医師がこのような目に逢うのであれば、法律などどれだけ通してみても意味がない。なんとしてでも今年の選挙ではバイデン政権を倒し、正常な共和党政権に代わってもらうしかない。

関連記事:‘They’re Siccing Their DOJ On People’: Shapiro Interviews Whistleblower Targeted By DOJ For Exposing Child Trans Surgeries | The Daily Wire


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いかにトランスジェンダー活動家はゲイ権利運動、フェミニズム、メディア、そして議会を攻略し、そして勝ったか

2022年にも私はいかにしてトランス活動家が女性の地位を破壊するか、その手口を紹介 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)というエントリーで、トランスジェンダー活動家の視点から、彼等がどうやってフェミニスト団体を乗っ取っていったかという話を紹介したが、今回はOsamu@orpheonesqueJul 26, 2021さんがXで2021年に紹介した記事を再掲されていた。Osamuさんの許可を頂いたのでこちらで紹介させてもらおう。

Osamuさんが紹介してくれているのはこちらの書籍、「TRANS/gressive: How Transgender Activists Took on Gay Rights, Feminism, the Media & Congress… and Won! — 「いかにトランスジェンダー活動家はゲイ権利運動、フェミニズム、メディア、そして議会を攻略し、そして勝ったか!」これ、陰謀論ではなく、奪取した側の物語。」(2017年発行)

著者はクイア理論についての著作もある、トランスアクティヴィストの Riki Wilchins 。冒頭の章は、女性だけの音楽フェスティバルとして有名だったミシガンウーミン音楽祭をトランス排除としてどのように抗議し、中止に追い込んだかの成功体験の叙述から始まる。(略)

最後まで勝利の凱歌なので、そ—の語りにのっかって読めば思わず高揚感が伝染するが、ここで語られていないが、別の当事者が伝える裏側の——しばしば暴力を伴う——話を思うと背筋が凍る。

このミシガンウーミン音楽祭(通称ミシフェスト)に関しては拙ブログでも2015年に紹介している。トランスジェンダー活動家(TRA)によるミシフェストへの嫌がらせは長期にわたって行われたが、時として器物破損などの暴力行為も行われた。これを自慢げに語るあたり、やっぱりTRAというのは女だけの催しを潰すことに快感を覚える変態男たちの集まりだということがわかる。

興味深いのは著者のキウィルキンズがアメリカフェミニズムの「総本山」全米女性協会(National Organization for Women・NOW)に取り入る時に使った手段だ。ウィルキンズはフェミニスト達が女装男性を蔑視していることに気付き、意図的に男性的な恰好をし男性的にふるまって女性達との力関係を築いていった。

それで私(ウィルキンズ)は血の滴る赤い文字付の黒い*MenaceのTシャツを着た。私の髪は短かかったし全く化粧もせず、胸のある男が出来る精一杯の男に見えるようにした。(略)私は自分の傷や痛みを全てみせ、彼女等の罪悪感と良心に訴えた。そして我々の抱える問題は実は彼女たちの問題でもあると示した。

リッキー・ウィルキンズ

この写真だけだと女性に見えなくもないが、彼の講演動画観ると、この人は容貌も声も話し方もまるで男なので、単に胸があるというだけで男に見せるための努力など全く必要ない。もともと男だから当然だが。しかし彼の場合、最近の活動家のようなゴテゴテ化粧のピエロのようではない。

彼がNOWに取り入った方法は二つある。ひとつは元々リベラルがモットーとしている寛容や受容を持ち出す、トランスジェンダーを受け入れることは道徳的行為だと説得すること。そしてトランスジョセーたちもまた女性達と同じように家父長制の抑圧の被害者であると訴えることだった。

「方法2は、きわめて非従順的かつ、この上なく倒錯的なポストモダン的議論を構築すること、それによって、トランス包摂の問題を生み、そもそもプレゼンのようなものを余儀なくしていたパラダイムを掘り崩すことだた。方法2のほうがもっと楽しい。」 「この議論が勝ちに有効だったかは分からない。→

「しかし、私は彼女たちに、『ジェンダー・トラブル 』からそのままのJ. バトラーの8小節を歌い、4声のハーモニーをそこに組み込んだ —— 硬直したジェンダー体制は、す べ て の 女性、ゲイ、トランスジェンダーの人々、クロスドレッサーを、女々し少年を、レズビアンの女性を抑圧する…」

このやり方は成功をおさめ、1997年にはNOWがトランスセクシュアル及びトランスジェンダーを支援することを決議。「フェミニストのジェンダーイシューとTのジェンダーシューを合体させたこの決議が後々、この種のもののモデルになっていく」

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ウィルキンズはその後もBDSMのコミュニティ、フリーセックス擁護団体、そして DSD (当時はIntersexの名)の団体をどんどん包括していく。

ジェンダーを専門に研究してきた人以外は、トランスジェンダリズムの台頭はせいぜいここ14~5年くらいだと思いがちだが、実はその下地はすでに1970年代から作られており、ウィルキンズのような精力的な活動かによって1990年代にはその確たる基盤ができていたのである。

1990年代、ジェンダー擁護は2つの源から驚くべきエネルギーを注入された:

精力的なトランスジェンダーの権利擁護運動の予期せぬ台頭と、ポストモダニズム、特にクィア理論による学界の驚くべき征服である。

この書籍が発行された2017年当時のウィルキンズのインタビュー記事には、なぜ彼がトランスジェンダー運動にフェミニズムやLGBやその他の団体を巻き込んだのかという動機が書かれている。

ウィルキンズは今やいくつもの組織の創設者や責任者であるが、彼が一番最初に創設したのがザ・トランスセクシュアル・メネス(The Transsexual *Menace)で彼は共同創設者だった。これは当時評判になった男性自認女性の殺人事件がきっかけとなり、国中のトランスジェンダー活動家を組織しトランスへの暴力に対抗しようというものだった。

彼女(ウィルキンズ)が共同設立した、トランスおよびジェンダー・バリアント(変異系)の人々の権利を保護する法律を推進するためのロビー活動団体GenderPACを率いるうちに、彼女はジェンダーを、トランスセクシュアルだけでなく、すべての人々に影響を与える問題だと考えるようになった。

「私は常にジェンダーの仕事をしていましたが、トランスという包装をしていました」とウィルキンズは言う。しかし、組織内の多くの人々は、トランスの人々だけに焦点を当てることを望んでいた。その意見の相違が、最終的に彼女がロビーを去ることになった。

「ジェンダーは、特にクィア・コミュニティにおいて、多くの人々に影響を与えていると思います。そして、私たちは彼ら全員を受け入れる必要があると思います」と彼女は言った。「それはいつも人気があるわけではありません。人々はシンプルでわかりやすい、アイデンティティに基づいた運動を望んでいるのです」

しかし結局ウィルキンズがやったことはトランスジェンダー活動にフェミニストや同性愛者たちを受け入れたというより、こうした運動のなかにトランスジェンダリズムを無理やりねじ込んで乗っ取ってしまった言った方が正しい。

何故女性のためのフェミニスト運動が女装男たちの親衛隊となり下がったのか、何故同性愛者のプライドパレードがいつの間にか女装趣味の幼児性愛男たちの集まりになり、ゲイやレズたちが脇役になってしまったのか(イギリスではプライドパレードから追い出されたレズビアングループまであった)。

2017当時の彼はAdvocateという同性愛者向け雑誌のコラムで「トランスの人々に対する暴力や差別」そして職場での差別や「ホルモン治療の差し控えによるトランスの若者に対する医療虐待」についても書いていた。つまり彼は未成年者の性転換治療の推進者でもあったわけだ。

というわけだから現在彼がどんな活動をしているかといえば、言わずと知れた未成年の性転換推進運動である。最近の彼のリンクデンを見てみるとホワイトハウズや米国疾病予防管理センターCDCといった政府機関や、女性や健康の事務局、黒人やラテン系市民団体や慈善事業、といった団体で「研修やブリーフィングを行ったりパートナーシップを組んだりしている」という。恐ろしい~!

トランスジェンダリズムは昨日今日突然湧いてでたものではない。ウィルキンズのような人間が何十年も前から根回しをしてこつこつと築き上げてきたものなのだ。だから我々批判派がちょっとやそっとがんばったからといってすぐに打倒できるような代物ではないのだ。

こうしたことを知るうえでも、ウィルキンズの作品は一読の価値があるだろう。


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左翼リベラルは右翼保守を理解してない、マット・ウォルシ批判を観て感じたこと

デイリーワイヤーのレイディーボーラーズの批評を色々観ていたら、女性自認の男性ユーチューバー二人の動画を発見した。二人ともそれぞれ一時間近くかけて映画をこき下ろしていたが、この二人に共通しているのは彼等がまるで右翼保守の思想とはどういうものなのか理解できていないということだった。

Dead DomainというチャンネルはわざわざDWに年間100ドル以上もする会費を払ってメンバーになり、DW制作の子供番組を全部みるなどの執着ぶり。特にマット・ウォルシに対する執念はすごいもので、10年以上も前にさかのぼってマットのブログを何十ページも読み漁り彼が20代の頃にやっていたラジオ番組を聴くなど非常に研究熱心である。名前が解らないのでチャンネル名からドメインと呼ばせてもらおう。

ドメインは自認女性トランスジェンダーの男性である。長髪で化粧をしているが声からも容姿からも男性であることは一目瞭然。彼は自分の肩に自信があるらしく、何かと肩を露出する服を着ているが、単なるタンクトップなどではなく、その上からショールを羽織っておいて時々それをずらして肌を露出する行為が非常にいやらしく気になる。見せるなら見せる、隠すなら隠すで統一して欲しい。この仕草はどうでもいいようで実はステレオタイプの女性の仕草に見えて非常に反感を覚えた。

ドメインは映画批判にしろマット批判にしろ色々研究している割には何も理解出来ておらず非常に表面的だなという印象を受けた。ドメインのそれぞれ一時間近くにわたる批評動画を観ていて感じたことは、彼は一旦批評の対象を「○○フォーブ」「○○差別」と決めつけると、それ以上の深堀をしないということだ。

マットの書いたものや話の内容を10年以上も遡って調べた割には、結局マットは昔からトランスフォーブだったという結論しか出していないのだ。マットが何故ドメインの言う「トランスフォーブ」の考えを持っているのかとういことにはまるで興味がないらしい。私から言わせればマットは昔から一貫しているというだけであり、それ自体が悪いとは思えない。彼はカトリック教徒であり、その教えに忠実に従っているだけだ。

私がマットの名前を始めてみたのは2015年のことである。当時5歳の娘を男の子として育てているというウィティントン夫妻の話を調べていた時に彼のブログに遭遇したのだ。

アメリカメディアにはこの夫妻のしていることが幼児虐待だと指摘するものは居ないのか?そう思って色々さがしていたら、ようやく一人私と同じことを書いてるマット・ウォルシという男性のブログを発見した。

マット曰く、この年頃の子供は親の言うことはほとんど本当だと信じ込む。だから親に言われれば、太っちょの白ひげの赤い服を着た爺さんが暖炉の煙突から毎年一回贈り物を届けにくるなんて話しも簡単に信じる。

このウィティントン夫妻は色々なメディアで取り上げられているが、つい最近もフォックニュースが好意的に報道していた。娘は思春期ブロッカーと男性ホルモンのせいで13歳の今は男の子のような風貌になっている。

結局マットは昔から子供の性転換治療に反対しているのであり、ポッドキャストで人気者になる前から各地の市議会や教育委員会に行って子供へのトランス洗脳教育をやめさせようと熱心に運動を続けて来た。今彼が住むテネシー州を始め多くの州で子供のトランス治療が見直しされているのも、彼の功績であるといっても過言ではない。それまでにもアメリカ国内で子供の性転換への批判はあるにはあったが、彼のように実際に実行している病院の内部会議を暴露したり、自分のプラットフォームを使ってアメリカの小児科の実態を多くの人に拡散したのは彼が最初だろう。そして彼の「女とは何ぞや」ドキュメンタリーの影響は多大だ。

だからマット・ウォルシを語るなら、彼のそうした運動に焦点を当てるべきなのにもかかわらず、ドメインはマットの人柄を批判することに終治している。もし彼を本気で批判したいなら、単にトランスフォーブと言っておしまいにするのではなく、彼の運動の何がいけないのかについて語るべきだ。5歳の子供をトランスさせるべきではないということの何がいけないのか、そこから始める必要がある。

マットが社交的ではないことや、トークショーで感情的になったなどということは、はっきり言ってどうでもいいことだ。彼の話かたよりも彼が何を話していたか、その内容を批判すべきだ。

ドメインが理解できないのは、右翼保守の多くがトランスジェンダリズムに異論を唱える理由である。我々がTGイズムを受け入れられないのは、それが嘘で成り立っている概念だからだ。マットはドメインが批判していたドクターフィルの番組でも「もしこれが四角を三角だと認めろという話だったとしても私は同じように異論を唱える。」と言っている。ジョーダン・B・ピーターソン教授も本人が好む代名詞を使うことを拒否する理由は、嘘の強制に屈服できないからだと言っていた。

ところでドメインにしても、もうひとりのMtFユーチューバーにしても、レイディーの中の左翼リベラルの表現がステレオタイプすぎて如何に保守派がリベラルを理解していないかがわかると言っていたが、それも誤りだ。なぜなら映画のなかのリベラルのセリフはそのまま普段からリベラルが普通に言っていることだし、学校教育でも行われていることだ。学校の図書館にどんな本が置いてあるか、「性教育」の教材がどんな内容なのか我々はもう知っている。マット演じるヒッピーについても、髪の毛を紫に染めたトランスアライの動画が毎日のようにTikTokに上げられており、それに比べたらマットの演技は誇張どころかおとなしいくらいだ。

レイディーの中で女性の振りをすることに慣れ過ぎて、自分が女なのではないかと考え出すキャラクターが出て来るが、それに対する主役のコーチの反応は、彼の混乱した精神を治療するためにいくらでも協力はするが彼を女だと認めることはできないというもの。それに関してもドメインらは「何故彼がトランスだと肯定してやらないんだ」と問いかけていた。なぜってそれは、我々はTGイズムを認めていないからだ。性違和は精神の病気でありカウンセリングなど治療が必要だと考えるからだ。本人の妄想を肯定することは本人のためにならないと思うからだ。そんなことも理解できないのか?

ドメインらTRAはTGイズムにドップリつかりすぎているせいで、自分らが一般のひとたちからどういうふうに見られているかを知らないのである。だからデイリーワイヤーによる描写が極端だとか誇張している風に見えるのだろう。そしてそれはDWがトランスフォーブだからだという結論だ。

考えが浅すぎる。


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日本、少女の危険な性転換実態を暴露した翻訳本が活動家の圧力で刊行中止に追い込まれる、日本にもある恐ろしいキャンセルカルチャー

拙ブログでも3年前に紹介したアビゲル・シュライヤー著”Irreversible Damage, The Transgender Craze Seducing Our Daughters“の翻訳本『あの子もトランスジェンダーになった』が来年1月に角川文庫KADOKAWAから出版される予定だったが、日本のLGBTQ+活動家らの圧力がかかって出版は中止に追い込まれた。下記はKADOKAWAのサイトより。


学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ

来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行を中止いたします。

刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。
本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。

皆様よりいただいたご意見のひとつひとつを真摯に受け止め、編集部としてこのテーマについて知見を積み重ねてまいります。
この度の件につきまして、重ねてお詫び申し上げます。

2023年12月5日
株式会社KADOKAWA
学芸ノンフィクション編集部

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出版中止に追い込んだ活動家たちのほとんどは原本がどんな内容なのか知らないで、ただデマだとか反トランスだとかいう米国の活動家の言い分を信じて騒いでいるのだろう。一部の人たちだけが十分知ったうえで未成年の間で広まっているトランスジェンダーブームの現実を日本人から隠しておきたいと思っているに違いない。

活動家が騒ぐのはしょうがないとして、そんな活動にいとも簡単に屈してしまった角川文庫の情けなさよ。

翻訳本は刊行中止でも原著は取り寄せられるので、英語でもなんとか読んでみたいと思う方々は是非とも読んでいただきたい。出来れば今後読みたいという人達の圧力で他の出版社からの出版が実現することを祈りたい。その間にささやかながら拙ブログで、この本に関する紹介を少しづつでもしておこう。

先ずは著者の紹介から。

アビゲイル・シュライアーはウォール・ストリート・ジャーナルのライター。 コロンビア大学でユーレッタ・J・ケレット・フェローシップを受け学士号、オックスフォード大学で理学士号、イェール大学法律大学で法学博士号を取得。

この本はここ10年来急速に激増している思春期前後の少女たちの性転換願望の理由を言及したものだ。ネットに蔓延る男性体への憧れを示す内容に、周囲に溶け込めない思春期の少女たちがいとも簡単に誘惑されていく危険性を描いたものである。

拙ブログでも何度かRapid Onset Gender Dysphoria (ROGP)急速性性違和症候群についてはお話している。これはそれまで特に異性的な性表現を全くしたことのなかった子供が思春期間近になって突然自分は異性だと言い出す症候群のことを指す。そしてそのほとんどが少女であり、そういうことを言い出す少女たちの周りにはネットにしろ実社会にしろ必ずといっていいほど他にもトランスジェンダーを自称する少女たちが存在している。つまり、シュライアーはトランスジェンダーになる少女たちは周りに感化されており、彼女たちのトランス願望は社会的感染性があるのではないかと主張しているのである。

私が持っている原著はハードカバーが出た2020年の一年後2021年出版のペイパーバック(文庫本)だが、その前書きに初版での評判や批判に関する供述があるのでそれをここでご紹介しよう。アメリカで起きたことは日本でもそっくりそのまま起きているからだ。

「この本は出版されるべきではない」とまだ製本もされておらず糊付けされる前から出版社に殺到した手紙の数々は嘆願した。「家族から受け入れられず肯定されないトランスジェンダーの子供達は非常に高い率で鬱になったり依存症になったり自殺したりする可能性があるのです。この本はこうした若いトランスジェンダーたちの危機をさらに悪化させることになります」これらの抗議者の誰も私の本を読んでいなかった(なぜなら発売前で誰も読んでなかったからだ)事実は、その脅威に対する確信も、ゆりかごの中でそれを窒息させるという決意も、弱まらせることはなかったようだ。

今日本で角川に圧力をかけた抗議者たちもきっと同じような人たちなんだろう。本が出版された後も、名だたる雑誌や新聞社は本の批評を拒否した。アマゾンも予約の期間が始まる前から広告を拒んだ。「本書は性的指向を診断、治療、質問すると主張している」からだというのが理由。だが本書は性指向についてなどまるで触れていない。それでアマゾンで本書を検索すると、トランスジェンダー推進の本ばかりがお薦めに上がってくるようになった。

本が出版されると主流メディアからは完全無視されたが、ネットメディアが色々と取り上げてくれるようになり、シュライアーはアメリカ最大人気のポッドキャスター、ジョー・ローガンの番組に招待され約2時間にわたってインタビューを受けた。ローガンのプラットフォームであるスポティファイに務める若い従業員たちはこれに激怒。このインタビュー番組の放映を止めさせようとしたが成功しなかった。

医学界の学者たちも完全無視を決め込んだ。しかしこのような言論弾圧にもめげず、子供達をトランスジェンダリズムに奪われた保護者達がソーシャルメディアで本の宣伝をしたりGoFundMeで募金運動を始め、そのお金でビルボードの宣伝をしようと計画したが、GoFundMeは即その募金アカウントを閉鎖してしまった。

2020年、本が物凄い勢いで売れて四か月が経った頃、この本が大型小売店ターゲットで売られていることを知ったTwitterユーザーが子どもを傷つける内容の本を売っているとしてターゲットに苦情を述べると、たった二人のユーザーの苦情でターゲットは本書の販売をやめてしまった。

この焚き書の成功に気を良くしたACLUのトランスジェンダー部門副部長は「アビゲイル・シュライアーの本の目的は人々をトランスにしないための危険な論争である。「この本の販売を止めることに私は100%命を懸ける」と息巻いた。UCバークレー大学の英文学の教授などは「アビゲイル・シュライアーの本を盗んで焚火で焼いてしまえ」と文字通りの焚き書を扇動した。

しかしこういったトランスジェンダー活動家の運動にも拘わらず、本書は地道に支持者を得ていった。シュライアーは先に述べたジョー・ローガンはじめメーガン・ケリーやベン・シャピーロといった人気ポッドキャスト番組に次々に招ばれインタビューを受けた。またニューヨークポストで本の抜粋が紹介されるなどした。ターゲットにも本の販売を再開しろと大量の手紙が殺到した。内容に関わらずアメリカ人は特定の本を読むなと命令されるのは嫌いなのである。そしてなんと24時間以内にターゲットは本発売を再開した。

ザ・エコノミスト誌は本書を「今年の本(2020年)」と発表。「予想通り物議を醸したが、この本には一滴の悪意も感じない」と記した。ザ・タイムスオブロンドンも本書を2020年「最高の本」リストに記載。この件に関してはイギリスのメディアの方がアメリカメディアよりも勇気があったとシュライアーは語る。確かにイギリスの方が未成年のトランス治療が始まったのが早かったし、その分その弊害が話題になるのも早かった。

本書が話題になるなか、医学界でも同じような現象を目にした学者たちによる論文が発表され、シュライアーの説が裏付けされた。また脱トランス者の数も増え続け、ユーチューブでも脱トランスした若い女性達の証言を目にすることが多くなった。有名なケースではイギリスのケイラ・ベル16歳(2020年当時)のジェンダクリニックを相手取った訴訟だ。

この裁判の中でベルが治療を受けたクリニックでも、なぜ少女の性転換者の数が激増したのか不明であるとしながら、クリニックは治療を求める患者を誰一人断っていないことを認めた。イギリス法廷はトランスジェンダーのホルモン治療は生殖機能を喪失させ、性機能を不能にし、治療が患者の精神状態を良くするという根拠がないと判断した。

イギリスメディアはこの判決は画期的な事件であるとしてザ・タイムスオブロンドンやザ・オブザーバー、ザーエコノミストやザガーディアンなどが報道した。それまで「ヨーロッパではあ~」と常に欧州のケースを引き合いに出して来たアメリカメディアはこの判決を完全無視した。

シュライアーのところには保護者から感謝のメールや助を求めるメールが殺到している。今やトランスジェンダー推進の場と化した公立学校だが、ロサンゼルスの学校では、いつもの容疑者、中絶施設で悪名高いプランドペアレントフッドが学校内の保健室でホルモン剤の配給を始めているという。

これは単なる無害な流行なのだろうか?お祭り騒ぎなのか?進歩の証? この危険な本を読んで、あなた自身で判断していただきたい。


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トランスジェンダー選手をおちょくった保守系映画に発狂するリベラル

私がメンバー登録をしている保守派のポッドキャストチャンネルのデイリーワイヤー(DW)がコメディー映画を制作した。DWは数年前からポッドキャストやニュース記事だけでなく、ハリウッド映画界から締め出された保守派俳優などを雇ってサスペンスドラマや西部劇などのストリーミング映画を作ってきた。しかし最近映画プロダクションの予算をかなり引き揚げて色々な映画を発表している。来年の4月には白雪姫も公開予定だ。また虹色に染まってる子供向けテレビ番組に対抗して独自に子供向け番組の制作も始めた。12月1日にオンディマンドストリーミングで公開される映画Lady Ballers(レイディーボーラー)を左翼リベラルのLGBT雑誌LGBTQ Nationが紹介していたので読んでみたい。Rightwingers made a “comedy” movie attacking trans women in sports & it looks terrible (msn.com)。下記はDWの共同経営者ジェラミー・ボーリングのXより。

LGBTQネイションはこの映画を「極右翼反トランスのデイリーワイヤー」による反トランスジェンダー映画だと言っている。出演者にはリア・トーマスと対戦したこともあり、今や女子スポーツを守る運動をしているライリー・バーカー(旧姓ゲインズ)を含め、「女とは何ぞや」のドキュメンタリーで一躍スターになったマット・ウォルシが長髪のヒッピーのノンバイナリー(?)役で出演。

記事はトランスの男性や男児をバカにした映画でかなりひどそうと書いている。私は予告編を見たが、予告だけでもかなり面白そうだ。

Lady Ballers』と題されたこの映画の予告編は、シスジェンダーの男性たちがトランス女性になりすまし、このスポーツを支配する目的で女子バスケットボールのリーグに1チームとして参加することを決意する様子を描いている。記事からちょっと引用しよう。今回のDeepLの翻訳は酷すぎたので日本語として通じるようにかなり書き換えた。

予告編では、この映画を「今年最もトリガーを引き起こすコメディ」と呼んでいるが、これは革新派な人々は敏感過ぎる(トリガー)「雪片」のようにもろいという右派の説を揶揄したものだ。しかしこれは皮肉だ、なにしろ『デイリー・ワイヤー』こそがトランスジェンダーの存在を恐れるあまり、起きてもいないことを題材に映画まで作ってしまったのだから。

予告編には、トランス活動家のディラン・マルバニー(プロのスポーツ選手ではまったくない)をあざ笑うシーンや、テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)がカメオ出演しているシーンもある。また別のシーンでは、俳優たちが 「トランスエイジ」になり、大人として子供たちのスポーツチームでプレーすることも可能だとトランスのアイデンティティーの概念を軽んじる場面もある。そして予告編は、野球の試合中に大人が子供に大怪我を負わせるシーンに切り替わる。

記事はこの映画はシス女性はスポーツに適しておらずシス男性のほうが自然に優れているという前提で作られていると語る。いや、女子がスポーツに適していないのではなく、女子スポーツと男子スポーツは全く別物であるという話をしているのだ。子供が大人に勝てないからといって子供はスポーツに適していないなどという人はいない。次元の違う話をして誤魔化さないでもらいたいもんだ。

映画ではDWのポッドキャスターであるベン・シャピーロやマイケル・ノールズや上院議員のテッド・クルーズなどもちょい役で登場する。

私はすでにメンバーなので映画を観たらまたその感想を書くつもりだが、LGBTQ雑誌がわざわざ予告編をこき下ろしているということは結構波紋を呼びそうだ。


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テキサスの高校、男子自認の女子生徒が男役から降ろされた事件、日本文化との違いを考える

アップデート:11月17日現在。この学校はあまりにも批判を浴びたため、女子生徒は主役に返り咲いた。Transgender student reinstated to role in Oklahoma the musical following uproar (msn.com)

11月11日

先日テキサス州の高校で、男子を自認する女子生徒が学校の演劇部で上演する「オクラホマ」の主役に選ばれたのもつかの間、最近出来たテキサスの条令で男子と女子の違いは生得的性で分けられるという規則に従って生得的女子である彼女は男役から降ろされるというニュースを読んだ。これはちょっとやり過ぎだろう。その規則はスポーツ競技やお手洗いや更衣室に関する規則であり、演劇部での配役にまで影響があるというのはおかしくないか?

実は私は随分前からアメリカの方が日本よりも男と女という性別のステレオタイプに拘りがあるように感じていた。特に同性愛について寛容であるようで、実はそうでもない。

この間も書いた通り私は高校時代に演劇部に所属していたが、うちの高校は女子の数が男子の数より圧倒的に多く、その比率は4:1だった。それでクラブ活動では男子はほとんどスポーツ競技に取られてしまい、演劇だの合唱だのといったクラブには男子が入ることは先ずなかった。しかし当時は宝塚が大人気の頃である。我々も宝塚のようなロマンチックなお芝居をしたいと思うと、どうしても女子が男役をやるしかない。それで声もひくく男っぽく見えた私は当然のことながら男役を演じる羽目になった。(別に嫌ではなかったが)日本には女子校や男子校が多いので、異性の役を演じることに違和感がない。だいたい歌舞伎や宝塚が日本の文化として受け入れられているのだから当然と言えば当然のことだろう。

ところが欧米社会にはこういう伝統がない。シェークスピアの時代には女性が舞台に立つのは破廉恥であるとして男性が女性役を演じていたが、それも次第に女優の登場で廃れていった。今やシェークスピアも女性役は女性が演じている。そして何故かそうなってしまうと異性を演じるのはオペラの少年役を女性歌手が演じる時以外はほぼタブーとなってしまった。何故なんだろう?

何十年も前のイギリスの映画で、主役の男性が恋に落ちた女性が実は男性だったという筋の話があった。私はその映画を観た時、この「女性」が最初にシルエットで登場した時から、この俳優は男だと解っていた。しかし非常に美しい人だったので女役を演じているのだろうと思っていた。そしたら映画の真ん中あたりで実は男性だったということが暴露され、主人公が大ショックを受けるというシーンが出て来た。私はこの役柄が女性だと思っていたので驚いたが、この俳優をずっと女優だと思い込んでみていた他の観客たちがハッと一斉に息をのむ声が聞こえ、彼等がいかに驚いたかが察せられた。後で一緒にいた男友達にその話をすると「いや、男が女役を演じるなんてあり得ないよ。僕はすごくびっくりした。てっきり女だと思っていた」と言われた。

アメリカでKPopが人気を博する以前は、日本のジャニーズのようなボーイバンドは「女々しくて気持ち悪い」と思われる傾向にあった。今ではあまりあからさまにそういう表現をする人はいないが、ちょっと前までは少しでもなよなよした男に向かって「ゲイ!」と言って蔑むのは結構普通だった。まだガラケイ電話が普通だった頃、私の同僚アメリカ人男性が日本人の恋人からもらった飾りを携帯に付けてもっていたら、他の同僚から「ゲイ!」といってからかわれていたくらいだ。

それでふと思ったのだが、もしかして今のアメリカのトランスジェンダリズムはこれらのステレオタイプに対する反動なのではないだろうか。男が女っぽかったり女が男っぽかったりすると何かおかしいという先入観が強すぎるから、ちょっとでもその枠に嵌らないと自分は異性なのではないかと思い込んでしまうのかも。いや、異性であると言い放てば自分の趣味を大っぴらにしてもゲイだのなんだのからかわれずに済むという考えなのかも。裏を返せばアメリカって今でも同性愛者に対する非常に根強い偏見を持っているという意味なのではないだろうか。最近同性愛者の間でトランスジェンダリズムほどホモフォビアの概念もないと言われるようになったのはそういうことなのかもしれない。

スポーツやトイレや更衣室で男女を分けるのは当然のことだが、演劇に関してはその役に一番合った人が演じればいい。トランスジェンダーだろうと何だろうと役柄として成立すればそれでいいのではないだろうか?


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アメリカ国内で高まるユダヤ人差別を批判しないバイデン政権、積極的に取り締まるディサンティス・フロリダ州知事

ハマスによるイスラエルへのテロ襲撃があって以来、欧米諸国でイスラム教移民らによる反ユダヤ人デモが盛んに起きているが、アメリカ国内でも特に大学キャンパスを中心にあからさまな反ユダヤ人活動が繰り広げられている。英語でやユダヤ人差別のことをAntcemetism(アンタイセメティズム)という。

先日この高まる反ユダヤ運動についてバイデン政権は心配しているかという質問がホワイトハウス報道官ケリー・ジェーン・ピエールに向けられた時の彼女の返答があまりにも頓珍漢だったためかなりの批判を浴びている。

「一つ二つ問題があります。(と言って持っていた紙を数枚めくりながら)いいですか、信頼性のある脅威はありません。常にこの信頼性があるかどうかが大事です。ですから危険があるのかどうかきちんと確認する必要があります。でもですね、ムスリムたちはずっと不均衡な憎しみのこもった攻撃に耐えてきています。(略)」

なんでユダヤ人への攻撃の話をしているのに、ムスリムへの攻撃へと話がすり替わるのだ?第一アメリカでムスリム差別など起きていない。これに関してはさすがに民主党内からも批判が上がった。フロリダの民主党下院議員ジェラッド・モスコビッチ(Rep. Jared Moskowitz (D-FL))は自身のTwitter(X)で、

何という軟弱な答えだ。それになんで本を見てるんだ?何か許可された答えがあるのか?単純な答えは「はい、反ユダヤ思想の高まりは心配しております」だ。もちろん我々はムスリムアメリカ人への憎悪は心配している。もっとちゃんとやれ」

これはピエール報道官も不味かったと思ったのか、後で質問を聞き間違えたと言い訳し、自分は何度も反ユダヤ思想を批判しているし、バイデン大統領も一生かけて反ユダヤ主義と闘って来たなどと釈明している。

読者諸氏もご存じと思うが、民主党にはモスコビッチ議員はじめユダヤ系の議員が多い。また民主党支持者の間にも非常に多くのユダヤ系有権者がいる。他の面では非常に左翼リベラルなユダヤ系も、ことイスラエルのこととなると必ずしも意見は一致しない。また歴史上常に差別を受けて来たユダヤ人からすると、このようなバイデン政権の態度には不安な気持ちになることだろう。

これとは対照的にフロリダ州のディサンティス知事はが大学でハマス支持の活動をしている学生グループは解散させるように大学側に圧力をかけている。(DeSantis administration moves to disband Pro-Palestinian student groups at colleges (msn.com

ディサンティス知事の教育省局長は少なくとも二つの学生グループをテロリズムを支持してるとして解散させる動きを見せている。パレスチナ支持の運動は言論の自由では守られていないという理屈だ。

FOXニュースが入手した書簡のコピーによると、フロリダ州教育長のレイ・ロドリゲス氏は大学当局に書簡を送り、パレスチナの正義のためのNational Studentsの2つの支部を「活動停止させなければならない」と述べたという。

ロドリゲス氏の書簡は、National Students for Justice in Palestineの行動は、合衆国憲法の下で保護されている言論の自由には当たらないということを暗に示している。ロドリゲス氏の書簡には、大学の指導者に対する警告が含まれており、州当局は「憲法修正第1条で保護された言論の枠を超え、テロリスト集団への有害な支援にまで踏み込んだキャンパス・デモを取り締まるため、あらゆる手段を駆使している」と述べている。

「これらの手段には、必要な雇用上の不利益処分や学校関係者の停職処分も含まれる」

ディサンティス知事は他でも、親ハマス運動をしている外国人の居住ビザや留学生の学生ビザを取り上げ、本人のお金で国へ送り返すべきであると何度も語っている。ハマスはアメリカにとっても敵であり、これらの人びとがアメリカ国内で大々的に抗議デモをするのは危険だ。本来ならばバイデン政権がこういうことを言わなければならないはずなのに、どうもバイデン政権の態度は煮え切らない。もし民主党がユダヤ系アメリカ人よりも反ユダヤ系移民たちの方に迎合しなければならないと思っているのだとしたら、アメリカは私が思っていたよりもっと危険な状況にあると言える。

よく反イスラエル運動は反ユダヤ主義ではないという人がいる。我々はユダヤ人が嫌いなのではなくシオニズムを批判しているのだと。だがシオニズムとは何かと言えば、それはユダヤ人がユダヤ国家を持つということだ。特定の民族だけが独立国を持ってはいけないというなら、それはまさにその民族への差別でしかない。だから反シオニズム=反ユダヤ民族なのだ。これは言い逃れのしようがない。

実は欧米ではユダヤ人差別は昔から普通にあった。だからこそドイツではナチスがユダヤ人を収容所送りにして奴隷労働として働かせることを一般のドイツ人が支持出来たのだ。しかしここで覚えておかなければならないのは、ナチスがユダヤ人差別を行う前までは、ドイツ国内でユダヤ人へ結構融和していた。持前の商売上手から経済的にも政治的にも成功しているユダヤ系ドイツ市民は結構いたのである。だがユダヤ人が嫌いだったヒットラーがドイツの経済問題の原因はユダヤ人にあるというプロパガンダを流しブラウンシャツ暴力団を使ってユダヤ人に暴力を使った嫌がらせを始めた。もともとユダヤ人に偏見を持っていたドイツ人や金持ちユダヤ人に嫉妬していたドイツ人たちは積極的にこのユダヤ人迫害に参加したのだ。

アメリカ国内でもユダヤ人差別は普通にあった。昔は商工会や紳士クラブやゴルフ場などでユダヤ人が会員になれないところもあった。ホテルでもユダヤ人が泊まれないところはいくらもあった。ヨーロッパから移住してきたユダヤ人たちは、この差別を避けるためにユダヤ系のファーストネームはやめて子供にイギリス風のアイゼックやアービンなどという名前を付け始めたが、そういう人が多くいすぎてかえってこれらの名前はユダヤ人の名前として知られるようになってしまったくらいだ。

ではどうやってユダヤ系のアメリカ人はアメリカ社会で受け入れられるようになったのか。それはユダヤ系は商売がうまく優秀な人が多いため、ユダヤ人の間でビジネスクラブなどを作るようになり、そっちでは誰も差別しなかったため、非ユダヤ人もどんどん参加するようになり、差別的紳士クラブはどんどんつぶれてしまったからだ。ユダヤ人は医者や弁護士といった専門職に就くことも多く、億万長者の実業家も増え、被差別者から権力者へと変わり。だんだんとアメリカ社会で尊敬される立場へと変わっていったのだ。MGMスタジオなどハリウッドなどほとんどユダヤ系で支配されるようになった。

しかしだからといってユダヤ系への差別意識が全く失くなったのかと言えばそんなことはない。アメリカのエリート層の間では未だにユダヤ人への差別意識が残っている。ヒラリー・クリントンがユダヤ人嫌いなのは有名。また、黒人層の間でもユダヤ人嫌いは割と普通にある。オバマ大統領の側近で今は日本のアメリカ大使であるラーマ・エマニュエルがユダヤ系であることから、結構オバマ支持の黒人たちは腹を立てていたものである。

黒人層がユダヤ系を嫌うのはお金の問題。昔ユダヤ系移民は貧困層でビジネスをやっていた。移民一世が最初から金持ち層と商売をできるはずはないので、最初は貧困層でアパート経営をしたり酒屋経営をしたりしていた。だがそのうちに商売上手のユダヤ人がアパートの管理人になったり、金貸しになったりして、貧困層の黒人らの反感を買うに至ったのだ。これと全く同じ構図が今は東洋人と黒人で再現されている。

そして近年最も問題になっているのは、イスラム圏からの移民が激増したことにある。イスラム教徒は創設者のモハメッドからしてユダヤ教徒を憎んでいるので、アメリカに来たからといってそれがなくなるわけではない。移民を受け入れる際には民族間のごたごたも輸入する羽目になるのだということを欧米諸国はもっと真剣に考えるべきだったのだが、時すでに遅しである。

しばらく前まではアメリカで「ナチ」と呼ばれるのは最高の侮辱だった。だからTRA/ANTIFAどもが反対派に対して「ファシスト!」「ナチ」と罵倒していたのである。ところが二週間前からナチスは称賛へと変わってしまった。あっという間に反ユダヤ主義は良いことになってしまったのだ。

昨日もニューヨークの大学で数名のユダヤ人学生がハマス支持の学生集団に追いかけられ、大学構内の図書館に逃げ込みバリケードをし、そのドアを反ユダヤ学生たちが叩いてユダヤ人学生たちを威嚇するという事件が起きたばかり。そのほかにもコーネル大学ではユダヤ人は死ねなどと言う落書きが沢山書かれたりしている。以前に誰かが鍵十字の落書きをした時は「黒人差別だ」と言って大騒ぎしたくせに、ユダヤ人差別は学校側もお咎めなしだ。

誰かの代名詞を間違えたというだけでヘイトスピーチだのなんだのと言っていた学校側も、ユダヤ人差別は「言論の自由」で片付けようとする。彼等のいう反差別なんて蓋を開ければこんなもんだ。ところでTwitter(X)で「すべての差別は許さない」と言っていたトランスジェンダー活動家の口から「ユダヤ人差別は許さない」と言う声が聞こえてこないのも、やはり彼等のいう反差別とは意見の違う人を黙らせる手段でしかなかったということの証明だ。


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戸籍の性別変更特例法、最高裁が生殖機能を失くす手術要件を違憲との判決

あ~あ、遂に日本もここまで来てしまったのか。

25日の最高裁判定では、性同一性障害特例法の規定のうち「生殖腺がないことまたは生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」を「違憲」、「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること」は「高裁差し戻し」と判断している。

これで男性器付き自称女が女湯や女子トイレに入って来れる日に一歩近づいたというわけだ。ツイッターではトランスジェンダー活動家(TRA)の弁護士などが、この判決があったからといってそんなことにはならないと言っている。何故かというと外性器の手術を必要とするかどうかの判決は高裁に差し戻しとなったからだ。しかし、これは女性が偽ペニスを持っているかどうかという話であり、これはもともと特例法の必要条件ではなかったはず。問題になるのは男性の方だ。男性器が無くなれば必然的に生殖機能はなくなる。だが生殖機能を失くすことを強制するのは違憲だというなら、必然的に特例法で去勢を強制するのも違憲だということになる。現状を見る限りこの要件が無くなるのは時間の問題だ。

またTRA弁護士が、それでも女湯やトイレなどは施設経営者の判断に任されることになるので心配は要らないなどと言っているが、戸籍がきちんと女性の人間を、いくら男性器が付いているからと言って女子施設に入れなければ、それこそ差別だということになる。なぜなら女性には二種類あり同じ扱いではないということになってしまうからだ。そういう理由で施設を訴える人間が必ず出て来て、アメリカ各地の韓国系スーパー銭湯のように、中で生物学的男女を分けるのは違法だなんて判決が出て来ることは目に見えている。日本のTRAは欧米のTRAのマニュアル道理に活動しているので間違いない。

さて、これに関して「女性の定義を守る会」の女性達が抗議の記者会見を開いた。

「女性の定義を守る会」は、LGBT理解増進法の議論の際に女性の立場から反対の声を拾い上げる団体がなかったことから、SNS上の匿名女性有志が設立。女性の定義を生物学的分類に基づく原点に戻し、女性差別を解消することを目的としており、性同一性障害特例法の廃止や性別記載変更禁止法の制定を求めている。(略)

「女性の定義を守る会」の青谷ゆかり共同代表は、「内心の自由は保証されるべきですが、たとえ手術で生殖能力がなくなろうと、それは姿かたちを女性に似せているだけで、女性と見なすことはできません。女性スペースの利用は生物学的女性に限定すべき。最高裁の決定は身体的弱者である女性の生存権や尊厳を軽視しており、女性の人権を侵害するもので、断固として受け入れることはできません」と主張。性別変更については例外も含め認めない姿勢を取っている

まさしく青谷ゆかりさんのおっしゃる通りだ。私は昔から特例法事態が悪いと言って来た。一旦人間の性別は変えられるとしてしまった以上、その要件がどんどん緩和されるのは設立当時から想像できたからだ。

私は以前にその話をTwitterでした時に、「女性スペースを守る会」の男性弁護士の方から、特例法を廃止したら性自認至上主義が進むだけだ、特例法こそが最後の防波堤なのだから特例法を批判しないでもらいたいと言われた。しかし今回の判決でも明らかになったように特例法は防波堤の役割も果たしていない。手術要件が無くなれば結局性自認だけで誰でも好き勝手に戸籍の性別を変えることができるようになる。他の条件もどんどん緩和され、結局は性自認のみのいわゆるセルフIDが日本でも横行するようになるのだ。

青谷女史も最終的には特例法を廃止する方向で進むべきだとしている。特例法が通った時、手術をした人の暮らしにくさばかりに焦点が当てられ、戸籍変更による社会への悪影響は一切吟味されなかった。多くの人は最近になるまでそんな法律が通っていたことさえ知らなかったのだ。

青谷女史は海外で起きている様々な問題や子供の性転換という危険な医療についても言及し問題点を訴えた。

 今後は国に対し、「女性のあらゆる領域に対して『生物学的性別』に基づいた分類を実施すること」「特例法によって戸籍変更を行った者の実態並びに現実に起きている問題の調査の実施」「特例法そのものが女性・女児の生存権や尊厳について議論されたことがないことを踏まえ、女性の当事者団体を交えて廃止に向けた議論を行うこと」などを求めていくとしている。

私は「女性の定義を守る会」の行動を全面的に応援する。女性スペースを守るためには世の中には男女の身体の違いで分けなければならない場所と状況がある。戸籍上の性別が変えられるなどという法律があっては、それを守っていくことは不可能だ。

今現在戸籍を変更して異性として埋没している人はそのままにして、今後はそれを不可能にしていくべきだ。高裁で性器の手術は不必要という判決が出る前に、私は特例法は女性の人権を害するものだとして特例法撤廃を求める裁判を起こす必要があると思う。


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13日の金曜日、ハマス主導者世界中のイスラム教徒に総動員をよびかける

ツイッター(X)を見ていると、パリ、ロンドン、シドニー、ニューヨーク、ウィーンなど欧米諸国の大都市ですでに親パレスチナのイスラム教徒らの大集会が起きている。すでにパリやロンドンでは集会が暴動にかわり機動隊と衝突している。

ハマス主導者のKhaled Meshaalは去る10日、全世界にいるイスラム教徒に向けて本日に13日の金曜日を「ジハードの日」として、モスクでの礼拝が終る午後から暴動をおこせと扇動しているのだ。これを受けてアメリカ国内の各大都市で重度の警備体制が敷かれている。

ニューヨーク市警はタイムズ・スクエアでの大規模なデモを準備中で、エリック・アダムス・ニューヨーク市長は 「我々のコミュニティにおける暴力を促す憎悪のメッセージに深く心を痛めている 」と述べた。アダムズ市長の懸念はニューヨーク州知事のキャシー・ホーチュル氏にも伝えられたが、ホーチュル氏は、当局は現在、「特定な脅威 」を示す情報は持っていないと付け加えた。(略)

ニューヨーク市警の重要対応部隊とテロ対策部隊は出動態勢にあり、すべての警官に制服を着用して出頭するよう伝えている。また、Fox 5によると、ニューヨーク州は州警察をフル稼働させ、州兵に主要地域のパトロールを指示したという。

昨日元ホワイトハウスのシークレットサービスメンバーだったダン・バンジーノがNY市警は連邦政府とは別の独自の諜報網を持っているため、彼等がこれだけの体制を敷くと言うことはかなり深刻な脅威がせまっていることを意味すると言っていた。

すでにアメリカ各地の大学ではロサンゼルスのUCLAを含めイスラム教徒たちによる大々的な集会が開かれている。反イスラエルラリーが行われた大学は、ブルックリン大学、ハンター大学、コロンビア大学などである。大学構内で親パ学生に襲われたユダヤ人学生も出ている。

カリフォルニア州でもロサンゼルス市警、サンタモニカ、ビバリーヒルズなど警備を強化している。ビバリーヒルズからそう遠くないフェアファックスという町はユダヤ人街であり、ユダヤ寺院などもあるためその警備も強化しているという。かくいう苺畑家の近くにも我々夫婦が結婚式を挙げた寺院が歩いていける距離にある。ここは大都市ではないし、周りはキリスト教徒がほとんどだから大丈夫だとは思うが、油断はできない。 

ユダヤ教では金曜日の日没から土曜日の日没まではサバスで、土曜日は寺院に歩いていくのがしきたりとなっている。ユダヤ寺院に多くの信者が集まるときこそ非常に危ない状態であることはわかる。

ハマスはこれがイスラエルとハマスだけの戦いで終わる以上自分らに勝ち目がないことを知っている。だから中東のアラブ諸国や欧米のイスラム移民たちも巻き込んで世界戦争を巻き起こそうと企んでいる。しかしそれはうまくいくだろうか?

第二次世界大戦直前、アメリカ国内はヨーロッパの戦争に巻き込まれなくないと思っていた。ルーズベルト大統領(民主)はなんとかアメリカを参戦させたいと思っていたが、アメリカの世論も野党も乗りきではなかった。それが一気に変わったのが日本軍による真珠湾攻撃である。日本にはそれなりの理由があったとはいえ、後から考えればあれは非常にまずい攻撃だった。なぜならアメリカという眠れる巨人を揺り起こしてしまったからだ。

今のアメリカの世論は戦争反対のムードである。ロシア・ウクライナ戦争でさんざん国内の資源を持っていかれ40年以来のインフレで人々は苦しんでいる。これに加えて中東戦争になど巻き込まれてはたまったものではない。だがもしパレスチナの名のもとにアメリカ国内で暴動やテロが起きた場合には他人事では済まされない。

911を覚えているか?

ジョージ・W・ブッシュはビル・クリントン時代のボスニア戦争に非常に批判的だった。国益にならない戦争をいつまでも続けるべきではないとし、ブッシュは自分が大統領になったらボスニアに居るアメリカ兵を全部帰国させると公約。自分は平和主義だと言って選挙に勝ったのである。ところが彼が大統領になった途端に911同時多発テロ。なんとブッシュ大統領の二期はアフガニスタン及びイラク戦争と戦争づくめの時代になってしまったのだ。

もしハマス親派がアメリカでテロを起こしたら、アメリカはそのスポンサーであるイランを放っておけなくなる。すでに共和党議員のなかにはイランを空爆しろなどと異性のいいことを言ってる人がいるくらいだ。

BLM・ANTIFA・TRAがハマスを熱狂的に支持。驚かないけどね

ニューヨークの大学で行われた親ハマス集会では黒装束のANTIFA/TRAがボディーガードとして現れた。Andy Ngô 🏳️‍🌈 on X: “Student groups at @CUNYLaw put out a statement expressing they stand “unequivocally and unapologetically” with Palestine in their “armed resistance” following the atrocities against civilians. Some attention is being focused on law schools in the U.S. that elevate a culture of… https://t.co/aSbggBsCUE” / X (twitter.com)

ANTIFAは自分らは反ファシストで常に自分らの気に入らない人たちをナチスと呼んでいるにもかかわらず、ナチスと同様反ユダヤであることに全く矛盾を感じないようだ。また私が観た映像では「パレスチナ支持のクィアー」などという虹色集団が居た。こいつらイスラム圏でLGBTQ+界隈がどういう目にあうのか知らないらしい。その虹色旗をもってガザにでも応援に行ったらどうなのだ?

下記はBLMがXで発表した画像。

Image

「私はパレスチナと共にある」と書かれパラグライダーで降りてくるハマスのテロリストの絵とパレスチナの旗が描かれている。そしてそのコメントには「これこそがすべてだ」と書かれている。

BLMもANTIFAもTRAもテロリストなのである。彼等自身がそう言っているのだから信用しよう。


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トランスジェンダーに聞いてはいけない20の質問、(誰が決めるんだよ!)

重たい話が多くなるので、今日はどうでもいい話をしよう。PCを立ち上げたらホームページに上がってくるどうでもいいニュースのなかに、「トランスジェンダーに聞いてはいけない21の質問」という見出しが合った(実際には20だったけど)。どうせくだらないことなんだろうとは思ったが一応読んでみる。いくつかの質問というか意見は重複しているので同じ内容のものはまとめておく。

1.あなたの本名は何?

「本人が異性の名前を名乗っているのに、本名を聞くということはその人の新しいアイデンティティーを否定することになり、相手を尊重していないことになるから。」ま、本名なんて別にどうでもいいけどね。

2.手術はしたの?

「これはプライベートなことなのできくべきではない。人によっては色々な都合で手術を受けられないこともある。」でも身体をいじっていないのであればただの異性装と同じだ。男性が女子空間には入れない場所ではこれは重要な情報であり、場合によっては質問者には質問する権利も義務もある。

3番と17番。トランスに見えないけど?(異性だと)すぐ解ったけど?

「これはトランスジェンダーは特定の風貌をしていなければならないという押し付けを意味する。人にはそれぞれのジェンダー表現がある。」いや、それなら何がトランスなんだってことになる。髭面胸毛男が口紅つけてかつら被ってミニスカートとかもトランスなのか?それもジェンダー表現?正直私ならこんなくだらないことは言わない。何故ならトランスが何かというはっきりした定義がないから、トランスはどういう恰好をしているかなんて固定観念も持ってない。

4.トイレはどっちを使うの?

「この質問は本人を問い詰める状況に置くので良くない。」いや、問い詰めて当然でしょう。こっちの身の安全にかかわることなんだから。これを聞かれて困る人は周りの迷惑もかえりみずに異性トイレを使っている人だけだ。

5.トランスとは絶対デート出来ない

「これはあからさまに偏見を表わす言い方だからダメ」私なら相手から誘われたり聞かれたりしない限り当人の前でそんな失礼なことは言わないね。だってそれは禿げの男性に向かって聞かれもしないのに「禿げとは付き合えません」というのと同じで、トランス云々以前の問題だ。ただし自分から相手に「トランスとデートできるか?」と聞いてこの答えをもらったなら聞いた方の責任。

6.あなたは勇気がある。

「一見褒めてるようでバカにしてる感じがするからダメ。」いや、今やトランスといえばちやほやされる世の中で、トランスだとカムアウトするのに勇気など要らないから、私は絶対に言わないね。これはアライに対しても常に警戒網を張っている証拠。トランスはまるで腫物扱いだ。

7.間違った性別で生まれるってどんな感じ?

「トランスは間違った性別で生まれたのではない。彼等は彼等として生まれたのだ。この質問をするということは何が正しい性別であるかを押し付けることになり、彼等のアイデンティティーを軽視するものだ」まるで意味解らん。生まれた性別が間違っていないなら何にトランス(移行)するのだ?間違った身体(性別)で生まれたんだと言ってるのはトランス活動家達の方でしょうが、自分らで言ってるんだから聞かれたってしょうがない。私なら「何故自分が間違った身体で生まれたと解るのか?」と聞くけどね。

8.親御さんはどう思ってるの?

「この質問はトランスになるためには親の承諾があるはずだという思い込みがある。しかし両親の承諾は必ずしも存在しない」いやそうじゃない。単純に子供が異性だと言い出したら親はどう思うかという疑問でしょ。大抵の親は嫌なはず。ハリウッドリベラルなら大喜びかもしれないが。

9.セックスはどうするの?

そんなこと私には興味ない。でも今後トランスしようと思ってる人には興味ある質問かも。だったらちゃんと答えてあげる必要があるのでは?

10番と16番.自分がトランスだってどうしてわかるの?自分が女性・男性だってどうしてわかるの?

「個人によってこの過程は違うので、この質問をするということは何か一定の決まりがあるかのように決めつけている」いや基準が無ければ何がトランスで何がそうではないかはっきりわからないではないか。女性とはなんぞやという質問にも答えられないのなら、自分が女性か男性かの判断もできるはずがない。結局トランスジェンダーをはっきり定義することから逃げようとしているだけだ。

11番と19番.前の君の方がすきだったな。前の君はすごく美人だったのに。

「本人の真のアイデンティティーを否定するものだから駄目」これを言う人は多分本人と親しい関係にあったひとだろう、例えば親とか兄弟とか。自分を愛する人の気持ちくらい素直に受け入れたらどうなのだ?それに本当にすごい美人だった女性がFtM治療の末に醜い禿げ頭の中年太りおっさんになった例をいくつか見てるからね。

12番と18番.一時的なものなんじゃないの?気持ちが変わったらどうするの?

「これは本人の意思次第で性別をいつでも変えられるという間違った前提で話している。それより何に元気づけられてトランスを表現するようになったか聞くべき」いや、そうじゃないでしょ。脱トランスする人はいくらもいるし、今までそんな兆候のなかった人が突然自分はトランスだと言い出したら、こういう質問は非常に自然。

13.でもあなたってごく普通の女性・男性に見えるけど?

この質問はどういう状況でされたのだろうか?例えば男性に生まれて見かけもふるまいも完全に男性の人が、「私はトランスだ」と言ったら、え、でも、あなたって、、となるのは当然。反対にホルモン治療や手術で完全に異性としてパスする人が「実は私トランスなの」と言ったら、え、でも、あなたって、、となるかもしれない。だからこの質問の何が悪いのか全く理解不能。本文では何が悪いのかという説明がなく、こういう質問より個人の経験について学び本人の気持ちを尊重しろとある。意味わからん。

14.あなたは絶対に異性になれない

当人から理不尽な要求があったか、性転換は可能かという討論中でもない限り、本人に向かって言う必要はないだろう。

15.あなたの代名詞を正しくいうのは難しい

「正しい代名詞を使うのは非常に重要、間違えたらすぐに正して、それについて拘らないこと」非常に大事だと言ってる以上相手が間違えたら恐縮するのは当然だ。そんなに大事なら名札でもつけといてくれ。私は無視するけどね。

20.トランスジェンダーなんて信じない

「トランスジェンダーは存在する。この発言はトランスの存在を否定するものでトランスの実体験を無視するものだ」自分がトランスジェンダーだと思っている人がいるという事実は否定しない。しかし私はトランスジェンダーなるもの、つまり性別を転換した人なるものが存在することは否定する。性違和があってホルモン治療や局所手術によって異性に見えるようになり、戸籍も変更したという人たちは存在する。だが彼等はトランスジェンダーなるものではない。真実を言うなと言われてもその要求にこたえることはできない。

結論

この20の要求は結局トランスジェンダー活動家による我儘な要求であり、これに従おうなんて思ってる人は信念のない左翼リベラルだけだろう。いつも思うのだが、左翼活動家ってのは他人に命令するのが好きだな。いったい彼等になんの権限があって他人に色々指図できるのだ?

それに私の周りにトランス自認の人が居たとしても私に興味があるのは、その人が身体男性だった場合にどちらのトイレを使うかということだけだ。そのほかのことは私には無関係なので話題にもならない。この人たちってはっきり言って自意識過剰だよ。


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