私がメンバー登録をしている保守派のポッドキャストチャンネルのデイリーワイヤー(DW)がコメディー映画を制作した。DWは数年前からポッドキャストやニュース記事だけでなく、ハリウッド映画界から締め出された保守派俳優などを雇ってサスペンスドラマや西部劇などのストリーミング映画を作ってきた。しかし最近映画プロダクションの予算をかなり引き揚げて色々な映画を発表している。来年の4月には白雪姫も公開予定だ。また虹色に染まってる子供向けテレビ番組に対抗して独自に子供向け番組の制作も始めた。12月1日にオンディマンドストリーミングで公開される映画Lady Ballers(レイディーボーラー)を左翼リベラルのLGBT雑誌LGBTQ Nationが紹介していたので読んでみたい。Rightwingers made a “comedy” movie attacking trans women in sports & it looks terrible (msn.com)。下記はDWの共同経営者ジェラミー・ボーリングのXより。

LGBTQネイションはこの映画を「極右翼反トランスのデイリーワイヤー」による反トランスジェンダー映画だと言っている。出演者にはリア・トーマスと対戦したこともあり、今や女子スポーツを守る運動をしているライリー・バーカー(旧姓ゲインズ)を含め、「女とは何ぞや」のドキュメンタリーで一躍スターになったマット・ウォルシが長髪のヒッピーのノンバイナリー(?)役で出演。

記事はトランスの男性や男児をバカにした映画でかなりひどそうと書いている。私は予告編を見たが、予告だけでもかなり面白そうだ。

Lady Ballers』と題されたこの映画の予告編は、シスジェンダーの男性たちがトランス女性になりすまし、このスポーツを支配する目的で女子バスケットボールのリーグに1チームとして参加することを決意する様子を描いている。記事からちょっと引用しよう。今回のDeepLの翻訳は酷すぎたので日本語として通じるようにかなり書き換えた。

予告編では、この映画を「今年最もトリガーを引き起こすコメディ」と呼んでいるが、これは革新派な人々は敏感過ぎる(トリガー)「雪片」のようにもろいという右派の説を揶揄したものだ。しかしこれは皮肉だ、なにしろ『デイリー・ワイヤー』こそがトランスジェンダーの存在を恐れるあまり、起きてもいないことを題材に映画まで作ってしまったのだから。

予告編には、トランス活動家のディラン・マルバニー(プロのスポーツ選手ではまったくない)をあざ笑うシーンや、テッド・クルーズ上院議員(テキサス州選出)がカメオ出演しているシーンもある。また別のシーンでは、俳優たちが 「トランスエイジ」になり、大人として子供たちのスポーツチームでプレーすることも可能だとトランスのアイデンティティーの概念を軽んじる場面もある。そして予告編は、野球の試合中に大人が子供に大怪我を負わせるシーンに切り替わる。

記事はこの映画はシス女性はスポーツに適しておらずシス男性のほうが自然に優れているという前提で作られていると語る。いや、女子がスポーツに適していないのではなく、女子スポーツと男子スポーツは全く別物であるという話をしているのだ。子供が大人に勝てないからといって子供はスポーツに適していないなどという人はいない。次元の違う話をして誤魔化さないでもらいたいもんだ。

映画ではDWのポッドキャスターであるベン・シャピーロやマイケル・ノールズや上院議員のテッド・クルーズなどもちょい役で登場する。

私はすでにメンバーなので映画を観たらまたその感想を書くつもりだが、LGBTQ雑誌がわざわざ予告編をこき下ろしているということは結構波紋を呼びそうだ。


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