多くのアメリカ人が共和党の反トランスジェンダリズム方針を支持

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アメリカ人の大多数が共和党が推し進めている反トランス方針を支持しているという記事を見つけたので紹介する。Anti-trans laws backed by GOP find support in Washington Post-KFF poll – The Washington Post

これはワシントンポストKFF調査で、特に子供に影響のあることに関してはアメリカ人は共和党が推し進めている学校でのジェンダー教育やスポーツ参加や医療を規制する方針を支持している傾向にあることがわかった。

性別が生まれた時に定められていると答えた大人は57%。出生時とは違うこともあるとしたのは43%。これは若い人でも半数以上が性別は出生時に決まっていると答えている。

去年ピューリサーチセンター(Pew Research Center )が行った調査では同じ質問で60%の大人が性別は出生時に定められていると回答しており、2017年の54%から6%も上がっていた。

このポストKFF調査は去年(2022年)の11月から12月にされたもので、今年にはいってすでに400以上の反トランス法が発案されており、去年の150法案を大きく上回っている。

この記事は中立を装っているが、読んでいくと明らかにトランスジェンダー活動家の立場から書かれていることが解る。だいたい生得的性別のことを「生まれた時に割り当てられた性別」などと書いていることからそれは明らか。それで記事はトランスジェンダーに関するアメリカ人の考え方は複雑で時として矛盾があるとしている。その矛盾というのは、アメリカ人はトランスジェンダー差別は良くないと答えているにもかかわらず、子供への思春期ブロッカーなどには反対していることだという。いや、差別をしないことと子供への危険な治療を支持しないことは矛盾しないだろう。何でもトランス活動家の言いなりになって子供たちを虐待することが差別をしないことではない。

記事は、同性愛者への見解が時と共に変わったのように、トランスジェンダーへの見解も変わっていくかどうかは、未だ答えが出ていないと語る。特に今共和党がやっていることは子供の安全を口実にトランスジェンダーへの差別を促進していると言いたげだ。それというのも、同性愛者も昔は子供に悪影響を与えるという偏見を持たれていたからである。

しかし、時と共にその誤解が溶け偏見がなくなっていた同性愛者達と違い、TQ+以降の人びとは、トランス活動家らによる性的に過激な実態を人々が知れば知るほどその嫌悪感が増しているように思われる。去年のピューリサーチの調査でも解るように性別は出生時に定められていると答えた数が2017年から6%も増えていることから考えて、トランスジェンダーへの人びとの考えは否定的に変わっていると考えられる。

スポーツ

女子スポーツへの女子自認男子参加については、回答者の60%が、高校大学を含めプロ競技でも女子スポーツに男子は参加すべきではないと答えている。これに関してはすでに21の州でトランス自認男子の女子スポーツ参加を禁止する法律が通っている。去る4月、下院議会は全国的に男子の女子競技参加を禁止する法律を提案した。トランスに同情的なバイデン政権でさえも種目や年齢によってある程度の規制を許可している。

医療

同調査では70%の回答者が「ジェンダー肯定治療」に反対している。これには10歳から14歳児への思春期ブロッカー及び、15歳から17歳までのホルモン治療を含む。ただし、60%がジェンダー肯定に関するカウンセリングやセラピーは支持している。17州で子供のホルモン治療は禁止されている。

ジェンダー教育について

75%の回答者が幼稚園から小学校三年生までの子供にトランスジェンダーについて教えるのは適切ではないと答えた。またほとんど同じ率の回答者が4年生や5年生でも適さないと答えている。ただ中学生になるとそれが半々になり、高校生に対しては75%が教えるべきだと答えた。8つの州でLGBTQ+に関する教育を規制しており、フロリダ州では高校生まで禁止している。

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この記事を読んでいると、少しづつではあるがアメリカは正しい方向に向かっているように見える。この数年トランスジェンダーのアジェンダがあっという間に全国的に広がり、その一番の犠牲になっているのが子どもたちである。そのことに多くの人びとが気付き始めたのも、一般の草の根運動が実を結び各州の共和党議会が乗り出して方針を変えて行っているからだ。リベラル州が州民の理解も同意も得ないままどんどんとトランスアジェンダの法律を通してしまったのと違って、共和党が法律を提案する際には色々な議論がされている。そのおかげで多くの人びとが如何にトランスジェンダリズムが狂気に満ちているかを知るところとなったのである。


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ジェンダーレストイレわずか四か月で廃止に、だから言ったじゃないの!

Who’s bright idea was it anyway? 一体誰の素晴らしいアイデアだったわけこれは?こうなることは最初から解っていたことじゃないか。誰もが予測できたことにどれだけの無駄なお金を使ったのだ?

『「ジェンダーレストイレ」わずか4カ月で廃止 新宿・歌舞伎町タワー 「安心して使えない」抗議殺到の末に

2023年8月3日 22時02分

 東京・新宿の高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」で、多様性を認める街づくりの象徴として設置された性別に関わらず使用できるトイレが改修されてなくなった。4日、男女別のトイレに変わる。

 4月の開業直後から「安心して使えない」「性犯罪の温床になる」などと抗議が殺到したためで、わずか4カ月で新たな試みが失敗に終わった。

注目されたのは飲食店が集まる2階の個室トイレ。「ジェンダーレストイレ」の名称で性別に関係なく使える個室8室のほか、女性用2室、男性用2室、多目的トイレ1室がコの字形に並ぶ設計だった。

 東急は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰ひとり取り残さない」の実現を目指して、開業時に設置していた。

 ところが、利用者の受け止めは違った。個室扉の前まで誰でも入れることや手洗い場が共用だったため、「化粧直しがしにくい」「男性に待ち伏せされたら怖い」といった声が交流サイト(SNS)で相次いだ。

 タワー側は開業5日後、警備員を巡回させるなどの防犯対策を発表。しかし懸念の声はやまず、7月下旬から女性専用エリアと男性専用エリア、多目的トイレに分割する間仕切り工事に着手した。ジェンダーレストイレはなくなり、女性用7室、男性用3室、多目的2室の計12室となった。

 東急の広報担当者は「さらに安心して快適にご利用いただけるトイレを目指して改修工事を実施した」と説明した。(三輪喜人)』

イギリスでも数年前に同じことをやって散々たる結果となり、今や新築する公共施設では男女別のトイレ設置が義務付けられるようになり、学校などで男女共同便所にしたところはすべて男女別に戻すことになったという例があるのに、なんで日本でも同じ間違いを繰り返したのだ?

元々何故トイレが男女別になったのかという歴史を少しでも振り返ってみたのか?社会は伊達や酔狂でトイレを男女に分けたのではない。女性達が女性の安全とプライバシーを守るために長年かけてやっと獲得したのが女子専用トイレなのだ。それを何の根拠もなく何十年も時間を逆戻りして大失敗に終わりましたとは、なんという情けない。


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「トランスジェンダリズムが原因でアメリカが大変なことになっているというのはデマです!」え?私在米ですけど、、

先日日本のトランスジェンダー活動家の畑野とまとさんという人、トランスジェンダー関係でアメリカが大変なことになってるなんてデマですとツイートして、在米の人たちから「は、私在米ですけど大変なことになってますよ」という返事が殺到していて可笑しかった。(強調はカカシ)

良く言われるのですが…海外では大変なことになっている!と…。それ本当にデマです。たぶん、或る意味一番それらで大変なのは日本であり、何故かといえば反トランスだけを煽って男女平等の話を一切しない異常事態だからです。

アメリカに住んでいるけど大変な事になっているぞぉ!と豪語するお方…でも、実際の統計を見るとトランスジェンダーが差別されているという認識を持っている人の方がUSでも圧倒的におおく、住んでいるからって全米のことをしたり顔で言えるのか?って話で…。

そもそも、国民の半分弱が反LGBTQ+みたいな国において「大変なことになっている!」って言うことがどういうことなのか?という話。たしかに黒人トランス女性がたくさん殺されて、差別を受けているし…。どんどんトランス医療を禁止する地域が出てきているし大変なのは確かだけど…

あれだけアンチが居る国において、衝突も起こるしトラブルももちろんおこる。しかしながら、全米で160万人居ると言われるトランスジェンダーの本当にほんのちょっとの問題を「大問題」の様に騒ぎ立てるのは、あきらかに差別からくる話ですよね?と

とまとさんは、他の人のツイートに直接答えずにこのように「何々と言ってる人がいますが、、」という風に反応しているので、だんだん自分が最初に何を言っていたのか分からなくなっているようだ。しかし最後のほうを読んでいると、とまとさんが考える在米の人がいう「大変なこと」とは、トランスジェンダーが引き起こす取るに足らない衝突やトラブルのことで、「大変なこと」だの「大問題」というようなものではないと解釈できる。

とまとさんが「ほんのちょっとしたこと」と考える衝突とかトラブルとはいったいどういう問題なのだろう?まさかとまとさんはYMCAのプール更衣室で女性自認の男性が10代の少女や80歳の老女を怖がらせ、苦情を言った女性達が反対にプールや水泳チームから追い出されたことを言っているのではないだろうな?スケートボードやサイクリングやあらゆる部門で自認女性の男が優勝や賞金をかっさらっていることや、エリート大学の水泳女子チームの選手たちが男性器付きの自称女男の前で脱衣を強制されたことや、女性自認男子バレー選手のスパイクを受けて後遺症が残る怪我をした女子大学バレーボール選手のことは「ほんのちょっとした衝突やトラブル」に含まれているのか?美人コンテストのどう見ても男に見える男が参加して市代表に選ばれてることや、女性自認の性犯罪者が女子刑務所に収監されて女子受刑者を強姦した事件(複数件ある)や、学校全体で子供たちをトランスジェンダーに仕立て上げる洗脳教育で多くの少年少女たちが自分をトランスジェンダーと思い込んで危険な医療措置を受けていること、それに反対する親たちが親権を失う危機に瀕していることなどを、彼は「ほんのちょっとの問題」だと思っているのか?

とまとさんは自他ともに認めるトランスジェンダー活動家である。活動家なら諸外国の活動家との交流もあるだろう。彼は自分のツイートでピューリサーチの世論調査を引用したり、他の英字記事もよく引用しているので、英語で情報を得ることも出来る用だ。にも拘わらず諸外国で大変なことが起きているのはデマだなどと言えるのは、引用記事は見出しだけ読んで自分の話に都合のよいものだけを張り付けて実際には中身を読んでいないのか、でなければ大嘘をついているのかどちらかだろう。どちらにしてもTRAを名乗りながら、全くお粗末な理論を唱えるものだ。

TRAの理屈はこうやってちょっと突っつけば縫い目からほつれてしまう。だから彼等は絶対に反対派と議論などしないのだ。いや、出来ないのだ。


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トランスジェンダリズムの害について米国下院議会で証言した勇気ある女性たち

アップデート:国際水連はトランスジェンダー選手を許容するため新しくオープンカテゴリーを設けると発表。国際水連はすでに一年前男子として思春期を迎えた選手の女子競技参加を禁止する方針を取っていたが、今回正式にトランス自認の選手が参加できる枠を新設するとととなった。World Aquatics announces ‘open category’ to include trans swimmers: ‘Our sport must be for everyone’ | Fox News

日本の福岡で開催された世界水泳大会で、フサイン・アル・ムサラム会長は、2022年6月の方針変更を受けて設立された委員会が、トランスアスリートを含むカテゴリーを創設するという目標に向けて取り組んできたことを発表した。

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先日米国下院議会のJudicial Committeeはトランスジェンダリズムに関しての現状について多々の証人を呼び公聴会を開いた。その中で女子スポーツに女子自認の男子が参加することに関する弊害、そして未成年の性転換治療に関する賛成意見と反対意見が紹介された。これらについて、よもぎねこさんやBlahさんらが詳しく紹介してくださっているので、それを読みながら私もお話しようと思う。

まずよもぎねこさんが紹介してくれているペン大学の水泳チームの話から。これは、悪名高い女性自認男水泳選手リア・トーマスとペンシルぺニア大学の水泳チームで一緒だったの元チームメイト二人の証言だ。この中のひとりポーラ・スキャンラン(Paula Scanlan)はマット・ウォルシの「女とは何ぞや」の映画の中で匿名で内部告発をしたが、最近トーマスと競争し同点になった元水泳チャンピオンのライリー・ゲインズ(Riley Gainsの影響で自分も名乗り出て活動を始めた女性である。

ライリー・ゲインズも語っているが、女子選手たちは身体的にずっと有利な男子選手と競争させられるということのほかに、身長190センチもある男性器丸出しの男の前で着替えを強制されるという辱めを受けたのである。ポーラ達チームメートはトーマスが女子チームに入ってくることに関して、コーチから彼の入部に関する異論は受け付けないこと、彼と一緒に着替えるのに抵抗のある女子は学校側がカウンセリングを提供すると言われたという。

みなさんがご存じないのは、ペンシルベニア大学水泳部の女性たちの経験です。チームメイトと私は、身長6フィート4インチの生物学的男性で、男性器が完全にそのままの遼の前で、週に18回も服を脱ぐことを強要されたました。

これを避けるために、トイレの個室で着替える子もいれば、家族用のトイレを使う子もいました。私たちが運動部に懸念を表明しようとしたとき、私たちは遼が泳ぐことと私たちのロッカールームにいることは譲れないことだと言われ、男性の前で服を脱ぐという考えに馴染むよう再教育を試みる心理学的サービスを提供されました。

(トーマスではなく、苦情を言う)私たち女性の問題とされたのです。私たちは順応し、移動し、黙ることを期待された。私たちの感情などどうでもよかったのです。大学は、男性の感情やアイデンティティを正当化するために、女性をガスライティングし、恐怖を煽っていたのです」

女性達の尊厳を侮辱しておいて、女性達に我慢しろ、さもないと卒業後の就職にも響くぞと脅かされて沈黙を余儀なくされたのだ。これが女性差別でなくて何なのだ?

この記事には書かれていないが、ポーラは以前にマット・ウォルシのインタビューで、チームメートの一人が男子と競技することの理不尽さに激怒して学校側に直談判に行ったが、彼女は帰ってくるとトーマスの入部は良いことだと完全に考えが変わってしまっていたという。いったいどんな「再教育」がされたのだろうか?

次の証言はすでに拙ブログでも何度か取り扱った脱トランス女性のクロエ・コールだ。彼女の証言の内容は全文をBlahさんがツイッターで掲載してくれているでご参照のこと。

クロエは12歳の時に自分はトランスジェンダーだと親に宣言。13歳で思春期ブロッカーを処方され13歳で男性ホルモンテスタストロンを摂取。15歳で乳房切除手術を受けたが、一年も経たないうちにすべてが間違いだったことに気付いた。

私はダイニングテーブルの上に置手紙をして、自分はトランスジェンダーだと告白しました。両親はすぐに心配し、医療の専門家の助けを借りる必要があると感じたようでした。しかし、それは間違いだったのです。家族全員が即座に、イデオロギーに突き動かされた欺瞞と強要の道を歩むことになりました。

私が受診した一般的な専門家は、両親に「すぐに思春期抑制剤(ブロッカー)を飲ませる必要があります」と言いました。 彼らは両親に簡単な質問をしました:「 死んだ娘さんと生きているトランスジェンダーの息子さん、どちらを選びますか?*」と。 (*=トランス医療における常套句で、子供の主張するジェンダーを肯定しなければその子は自殺してしまうだろう、ならば性別を移行させてやる方が本人のメンタルヘルスも回復し希死念慮もなくなる、という意味) その選択は両親の警戒を解くのに十分でしたし、今考えても両親を責めることはできません。私たち全員が、いわゆるジェンダー肯定治療(ジェンダー・アファーミング・ケア)*の犠牲になった瞬間でした。 (*=欧米で広く支持されてきた療法で、患者の経験や感覚を尊重し本人の主張するジェンダーに寄り添った医療やサポートを行う)

Blahさんが文章内で指摘しているようにこの「死んだ娘と生きてるトランス息子のどちらを選ぶ?」という文字通り殺し文句は「自死の切り札」として子供の性転換治療に懸念を示す親たちを説得するために使われる常套手段である。今すぐにでも性転換治療を行わなければ子供は自殺してしまうと親たちを脅すのである。しかしクロエは医者たちの話とは正反対に精神状態は悪化し16歳の頃に本当に自殺を考えるようになったという。

しかし手術後、16歳の時、私は自殺したいと思うようになりました。今は良くなっていますが、両親はもう少しで、医師から約束された死んだ娘を手に入れるところでした。私の主治医は、彼らが避けたいと言っていた悪夢そのものを作り出すところだったのです。

ここでいうジェンダー肯定治療というのは要するに、子供が自分が異性だと言い出したら周りはそれを肯定し、その性に合うように身体を改造してしまうという恐ろしい措置のことを言う。肯定治療などと綺麗な言葉を使って親や本人を騙すために作られた言葉だ。

この公聴会では性転換治療の弊害に関する証言に対し、民主党からトランスジェンダーの息子を持つという母親の証言も出された。彼女の名前はミリアム・レイノルズ(Myriam Reynolds彼女の証言全文はこちら

レイノルズは自分はテキサス住まいのキリスト教保守であると強調した後、同時にトランスジェンダー息子の母であると言って話を始めた。レイノルズの息子は11歳の時に自分はトランスジェンダーだと宣言した。彼女は「自分も夫も即彼を肯定する必要があると思った」という。私はこの部分を読んで、彼女が宗教保守派であるというのは疑わしいと思った。普通の保守派の両親なら自分は男の子かもしれないと娘が言ったら「何馬鹿なこと言ってんの。あなたは女の子よ。単にお転婆なだけ」というはずだからだ。

私はこれが単なる一時的なものだと願いました。でもそうでないことは解っていました。兆候はすでにあったのに気が付かなかっただけなのです。私たちは彼はおてんばなのだと思ってました。ピンク色や女の子らしい色を拒絶し、男の子たちのフットボールチームにただ一人の女の子でした。親友は全て男の子。思い返すと沢山の兆候があったのです。

もしレイノルズ夫妻がこれが娘の一時的な気の迷いだと本気で願ったのなら、その時期が過ぎるのを優しく見守るべきだった。しかし夫妻は娘が他の子に比べて男勝りでおてんばでピンク色が嫌いだというくらいの理由で彼女がトランスだと思い込み「専門家」の助言を仰いで思春期ブロッカー及びホルモン治療を始めてしまった。

レイノルズ夫人は今は「息子」は幸せで元気にやっていると語る。そしてこの治療は命を救うものであり、だからジェンダー肯定治療を必要な子供たちが政府に邪魔されずに受けられるようにしてほしいと語った。

これに対してクロエは涙ながらにこのように語った。

レイノルズ夫人が我が子のために不安なのは理解しました。これは言っておきたいのですが、私は彼女を憎んでいません。ここにいる誰も彼女を嫌悪したりはしていないと思います。実際、私は彼女の中に自分の母親と父親を見ています。そして、明らかに彼女は子供を心から愛している。それに、彼女はできる限りでベストを尽くしている。ただじゅうぶんな術はなくて…気の毒だと思います。 子供を救いたいと願うすべての親には、最大限の援助とガイダンスがあって然るべきです。 しかしながら、私は、彼女の子供が私と同じ結果になることを望みません。誰であっても性別移行やデトランスを後悔してほしくない。なぜって、それは信じられないほど困難で、他にはない苦痛が伴い、容易なことではないからです。 彼女のお子さんが幸せで満ち足りた青年時代を過ごせるようにと願います。それがたとえどんな形であろうとも。

クロエはなんとしっかりした若い女性なのだろう。そして、なんという優しい心を持った女性なのだろう。彼女の証言を聞いていて私も涙ぐんでしまった。レイノルズ夫妻は確かに自分らは「息子」のために正しいことをしていると思っているのだろう。周りの専門家たちがそういうのだから親としてはそう信じてしまったとしても無理はない。不幸なことにレイノルズは間違っている。アメリカでは未成年の頃に極端な性転換治療を受けた子供たちが次々に後悔し脱トランスをしている。そして未成年に性転換手術を行った医者たちがクロエを含め三人の脱トランス者によって訴えられている。

事の重大さを理解できない無知なツイッタラーたちが、彼女の証言も碌に聴かずにプロパガンダだなんだと言っているが、大事なのは若いお子さんを持つ親御さんの耳にこの話が届くことにある。もしも自分の子供がトランスジェンダーだと宣言したら、学校の先生やカウンセラーや「専門家」の圧力に負けずに自分の子供はトランスジェンダーではないとはっきり抵抗できる知識を持っていることが大切だ。

クロエの両親やレイノルズ夫婦のように、子供が言い出すまでトランスジェンダーが何かもしらないようでは、すでに最初の戦いで負けているのだ。そこから挽回するのは至難の業である。

この公聴会の模様はテレビでも中継されたし左翼のメディアでも否定的とはいえ一応報道はされた。これによって、より多くの人びとがトランスジェンダリズムの狂気に気付いて、それを拒否するようになってくれたることを望む。

参考資料:

: Former UPenn female swimmer testifies that teammates of Lia Thomas were forced to undergo ‘re-education’ to make them ‘comfortable with the idea of undressing in front of a male’ | The Post Millennial | thepostmillennial.com

Growing Opposition to Transgender Ideology in Canada, Led by Trudeau’s Push (msn.com)


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トランスの犯罪をなかったことにしたいトランス活動家の詭弁

先日北海道のすすき野で、殺害された男性の首を持って帰るという猟奇的な殺人事件が起きた。しかし詳細が解ってくると犯人の動機は猟奇的なものではなく、殺人の動機の裏には痛ましい事実がることが解った。先ずはNHKニュース記事から。

今月2日、札幌の繁華街 ススキノのホテルの客室で頭部を切断された男性の遺体が見つかった事件で、札幌市内に住む29歳の女の容疑者とその父親の2人が死体遺棄などの疑いで警察に逮捕されました。警察は今後、詳しいいきさつについて調べることにしています。

逮捕されたのは札幌市厚別区の職業不詳、田村瑠奈容疑者(29)と、父親で医師の田村修容疑者(59)の2人です。

警察によりますと、2人は今月1日の深夜から2日未明にかけて、札幌市中央区にあるホテルの客室で北海道 恵庭市の会社員、浦仁志さん(62)の頭部を切断し、持ち去ったなどとして死体遺棄や損壊などの疑いがもたれています。

犯人親子が逮捕される前から、この話は被害者の浦仁志の変態的性癖が話題になっていた。この男性は妻子もある一見普通の会社員だったが、週末など女装をして札幌の繁華街で女装イベントなどでも常連で界隈では結構名が知られていたようだ。殺された日もコロナ禍で中断されていた四年ぶりの女装イベントに出席し、色々なSNSに彼の女装姿の写真が上がっていた。

浦は前々から女装して界隈に現れ、女性に近づいたり女子トイレに入ろうとして店から出禁にされたりと色々問題を起こしていたらしい。犯人の瑠奈の祖父によれば、浦は女装姿で瑠奈に近づき油断させ強姦に及んだという。そしてその後も浦は瑠奈に交際を迫り、強姦時に撮影した写真を使って瑠奈をゆすっていたという。これが本当のことならこんな男殺されて当たり前だ。

さて、私が興味深く思ったのは、この事件に対するLGBT活動家たちの反応である。私がツイッターでよくお見掛けするトランスジェンダー活動家の畑野トマトさんなどがいい例だ。

トマトさん:札幌の殺人事件のニュースをネタに、どうにかして差別ネタにつなげられないかと奮闘している人が大勢いますが…。対象者がトランスジェンダーであるかどうかなどは、個々の事象においてはどうでも良いことであり、その人が犯罪をおかしたのかどうか?という話だけで、その犯罪は集団には関係無いのです。最初から「ホラ!○○はやっぱり悪い奴がいる!」といった言説にのせて、その集団全てを排除しようとすること自体が差別だ!と何度言えばわかるのか?本当に、KKKなどが「黒人が○○をした!」などと言って黒人差別を正当化するのと全く同じロジック…。個は集団の代表になりません。

牟田和恵@peurekaさん:純粋にアカデミックな疑問なんですが、トランスジェンダーを広く定義(あるいは定義することが差別だと)しておられる高井 能川小宮先生はじめの先生方は、今回の札幌の事件についてどう考えておられるんでしょうか? 被害者は犯罪目的のただの女装者でトランスではないと片付けていいんでしょうか?

トマトさん:どう考えるとかってアカデミックな人たちってその程度のことも解らないの?個別の犯罪があったからといって、それをクラスターとして考えるとかって「差別」以外の何物でものでも無いでしょ?個別の事象を持って、クラスターの排除をもくろむのは差別ですよ。

トマトさんが言うように、浦が実際にトランスジェンダーだったかどうかはどうでもいい。問題なのはこの男が女装をして周りの人間を、特に容疑者の瑠奈を含めて女性達を、油断させたということにある。浦の写真をいくつか観る限り、彼は女性には見えない。本来なら彼は単なる女装変態男として警戒されるべき人間だったはずだが、昨今トマトさんのような人活動家が、トランスジェンダーを犯罪者扱いするなと騒いで、トランス自認する男性を女性空間に入れないのは差別だの排除だの言って、警戒する女性達を悪者扱いしてきたことを忘れてはいけない。いまさら犯人が唯の女装犯罪男かトランスジェンダーかはどうでもいいなどと無責任なことを言ってもらいたくない。

もちろん個は全体の代表とは言えない。トマトさんがいくらトランスジェンダーの代表面をしてみても、彼がトランス全てを代弁しているわけではないのは明らかだ。しかし、それを認めるなら、トランスジェンダーにも性犯罪者は居ると認めてはどうなのだ?しかも諸外国の統計からトランスを自認する男性の性犯罪率は一般男性に比べて3倍も多いのである。そうした事実を無視して、あたかもトランスジョセーは女性にとって危険ではないかのように言うのは女性の安全とプライバシーを無視した女性蔑視である。

我々は最初からトランスジェンダーを差別すべきだと言っているのではなく、女装して女性に近づく男には女性は警戒心を解いてはいけないと言っているのだ。その男がトランス自認であろうとただの女装変態男であろうと関係ない。男はみんな狼よという心がけを忘れてはいけないのだ。そうすることは誰に対する差別でもない。

ところで黒人の話がでたので言わせてもらう。黒人の犯罪率が他の人種よりもずっと高いことは統計上の事実である。しかも黒人による東洋人を狙った犯罪は近年激増している。特にカリフォルニアのように黒人の居住区と東洋人のそれが被る場合、東洋人が黒人による加害の被害になる可能性は非常に高いのだ。毎日のように黒人男性が東洋人女性(特にお年寄り)を通りざまに殴るビデオが出回っていても、個は全体を代表しないからと言って、東洋人に黒人を警戒するのは差別だと言い張るのか?

悪いが私は自分の身を守ることの方が先決だ。もし向こうから目つきの悪い黒人が近づいてきたら、さっさと道を渡るか、建物や柱などを間にはさんでその人の手の届く場所ですれ違わないように十分な警戒をする。用心に越したことはないからだ。

追記:以前にトランスジェンダーとなりすまし犯罪者との区別はどうつけるのかという質問に対して、小山エミなどは、その区別は簡単だ、犯罪を犯した人間が犯罪者だ。と言っていた。だがこれは正しくない。何故なら、犯罪を犯した人間が犯罪者であることは確かだが、その犯罪者がただのなりすましなのか、それとも本物のトランスジェンダーなのかは本人以外の誰にもわからないからだ。


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カリフォルニアの学校区でなにがおきているのか?

ちょっと前からカリフォルニア州各地の学校区で超リベラルな行き過ぎたLGBTQ+に関する教育が父母や学校区委員たちの間で色々と問題が起きており、時として州政府と学校区で揉める事態に発展している。

グレンデール市の問題については拙ブログでもお話したが、サンフランシスコお住まいの中村マコさんがツイッターでチノでの問題について詳しく説明してくれているので紹介したいとおもう。(スレッドはこちら。)しかしその前にやはりカリフォルニアのテメキュラバレーの教育委員会で起きたお話からしておこう。

こちらでは州が始めた小学校1年生から4年生までの社会科の授業で、同性愛の権利をめぐる活動の歴史について教えるかどうかという話で委員会が十分に保護者達の意見を聴いていないという理由で拒否したという話。ただ教師の間からも一部父母の間からも委員会の決断に不満の声があがり、議会での話し合いはかなり激しい争いとなった。

特に委員長のケネス・コムロスキー博士が悪名高いペドファイルの話を小学生に教えるのは不適切と言ったことで、ホモフォビアだのなんだのといった批判が飛び交った。博士が言うペドファイルとは1977年にサンフランシスコでゲイとして初めて政治家になったハービー・ミルク市会議員のことだ。ミルクは30代の時に未成年の少年としばらく同性していたことがある。少年は当時16歳だったのでこれが当時の法に触れたかどうかは微妙なところだ。

それはともかく、ミルクは有名なゲイ活動家で、サンフランシスコで同性愛者禁止の条令を強く推した人物である。しかしそれが仇となりミルクは市長のジョージ・マスコ―二と共に同じく市会議員だった保守派の男に暗殺されてしまった。

この争いがかなり激しくなったため、ギャブン・ニューサム市長が緊急にビデオ演説をして双方をなだめるまでになってしまったのだ。無論知事の姿勢は同性愛について教えるべきだというもので、テメキュラの教育委員会に罰金を課すとまで言って脅迫している。ではチノ市について。

引用はじめ:

𝕄𝕒𝕜𝕠 ℕ𝕒𝕜𝕒𝕞𝕦𝕣𝕒@Mak0Nakamura

今、カリフォルニアのいくつかの地方都市では子どもを極端なLGBT思想から守る運動が起きている。 大きくニュースになったものは、グレンデール(Glendale)次がテメキュラバレー(Temecula Valley) そして昨日のチノ(Chino) 以下、昨日のチノの件を解説します。

チノはサンバーナディーノ郡にある人口約90000人の都市。18歳未満人口は約25% チノバレー教育委員会(Chino Valley Unified School District)は 児童生徒が -トランスジェンダーであることを認識したり、暴力に巻き込まれる、自殺相談、があった場合3日以内に保護者に書面通知するよう学校に義務付け

名前や代名詞(HE/SHE)を変更したい、生物学上の性別と一致しない性別に基づいたスポーツ、トイレ、更衣室へのアクセスを求める場合、学校は保護者に通知 という至ってまともなポリシーを承認。

この件に関する会議に参加していたカリフォルニア州教育長のトニー・サーモンドの意見陳述がはじまって1分位でギャラリーからブーイングが入りつまみ出された (チノ側は話が長いから出てってもらったと言ってる) ってのがこのニュース。 でもこの記事で知れるのはこれだけじゃない。

この教育長はインタビューに(以下意訳) 「追い出されるのは仕事のうちで屁でもない」 「だけど児童生徒のプライバシーが奪われ、弱者である性的マイノリティの彼らが【虐待】されることは受け入れられない」 と応えている。要は↑の至ってマトモな保護者通達ポリシーを【虐待】って言ってんの

チノバレー教育委員会側は 「我々は彼(州教育長サーモンド)が児童生徒たちにとって危険な存在だと考えている。州教育長(及び州教育委員会)は子供の思想をねじまげるようなことを推進し続け、保護者を追い出し、家族間に亀裂を生む政策を続けている」 と断言。

チノバレー教育委員会は2021年にトランスジェンダーの学生が自身の性自認に応じたトイレや更衣室の使用を禁止しようとした。 ところが州司法長がこの提案は州の教育法に違反するため訴訟すると警告され断念。 その州司法長官ロブ・ボンタは今回の件も速攻警告 *問題のこいつです↓

カリフォルニアの子どもLGBT関連のあれこれに関して、今最もヤバい側にHOTな人物はカリフォルニア州司法長官Rob・Bonta /ロブ・ボンタ フィリピン系アメリカ人 言うまでもなく極左活動家

チノバレーの保護者通知ポリシーは -学生のプライバシー権と教育の機会を侵害する可能性がある -自分の性自認をいつどのように、誰と共有するかを選択する各児童生徒の権利は保護されなければならない 要は【 子供の性自認はプライバシーに関わることであり、親には言う必要ない】ってこと。

ロブ・ボンタはチノバレーのポリシーは児童生徒の同意なしに性同一性の開示し、生徒の自由を奪い自主性を侵害し有害な状況に子供を陥れる危険なものであり(長いから中略) あらゆる教育 課外活動に完全に参加 する権利など、全ての権利を保証しろと述べた。 これは言うまでもなくあらゆる教育 ↓ LGBT性教育 課外活動に完全に参加 ↓ トランス女性の女子スポーツ参加 ってこと。

更にロブ・ボンタは(意訳) 自分の事務所は、カリフォルニアの児童生徒の法的権利を保護し、トラウマや暴力にさらされることから守ることに多大な関心を持っており 【 生徒の公民権を守るために適切な行動をとることをためらわない】 とつけ加えた。 要は訴えるぞ?っていう脅し。

冒頭のテメキュラバレー内容が不適切だとテメキュラバレー教育委員会が判断したテキストを、州が州の予算で買い、教育委員会の承認なしに勝手に配布する計画があるそうです

引用おわり

私はトニー・サーモンド委員長の話を少しきいたが、性自認に悩んで自殺を考える子供が多くいると、またまた根拠のない死の切り札をだしてきた。はっきり言って子供が自殺したいと思うほどなやんでいるのなら先ず最初にその話をしるべきなのは保護者のはずである。

また学校内で異性を自認する生徒がトイレや更衣室を使ったり、スポーツに参加しているなどというしているなどという事実があるなら、そのほかの親たちにも知る権利があるはずである。

どうしてカリフォルニア州政府は、子供の教育を親抜きでしたがるのか。


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思春期ブロッカーを摂取し去勢後に後悔した若い脱トランスの悲劇

以前にも思春期ブロッカー摂取後乳房除去手術まで受けて後悔した16歳の少女の話をしたことがあるが、今回は13歳から思春期ブロッカーを摂取し、19歳で去勢手術を受けた後に後悔した脱トランスの青年についてお話したい。Detransitioned boy castrated by doctors warns kids about perils of gender ideology: ‘Patient for life’ (msn.com)

この青年コービー(仮名)は11歳ごろから女っぽい少年だった。トランス活動家のいう幼いトランスのチェックリストにすべてチェックできるような子供だったという。女っぽい男は愛されないと感じていた。しかし今は男としての自分を取り戻そうと努力しているという。「でも難しいです。僕には女性のようなヒップもあるし睾丸もない。頭蓋骨も十分に男として育たなかったから」

コービーは今思うと医療によるトランスはある意味自傷だったのではないかと語る。何故なら彼は自分の内面にある同性愛偏見(ホモフォビア)に苦しんでいたからだ。不幸なことに彼がそれに気づいたのは去勢手術を受けてしまってからだった。

彼が自分はトランスジェンダーなのではないかと思ったのはユーチューブでトランスジェンダーについて観たのがきっかけだ。

Kobe shares his story detransitioning and discovering himself in an interview with Fox News Digital. Photos used with permission to Fox News Digital

それを観てコービーは自分が考えていたような恥かしく忌まわしいゲイ男性にならなくて済むんだと思ったという。

コービーは11歳の時に親に自分はトランスだとカムアウトした。無論親は最初は拒絶したが、オンラインで学んだ「死の切り札」を使って親を説得した。この「死の切り札」とは、俗にいう「死んだ息子と生きてる娘とどちらが大切だ?」という自分の命を人質にとる脅迫のことである。ネットにはすでに思春期ブロッカーを摂取しているすこし年上の子供たちが、どうやって反対する親を説得するかという悪知恵を幼い子供たちに吹き込んでいるのだ。コービーは自分には自殺願望など全くなかったと語る。

コービーは13歳で思春期ブロッカーを使い16歳で女性ホルモンを摂取、19歳で去勢手術をした。

「僕は精神健康に役立つことを期待してました。でも何の役にも立たなかった。僕はこの時間を無駄にしてしまっただけです。そして僕は一生難病患者になってしまったんだ。」

身体の成長は思春期ブロッカーのせいで永久に止ってしまった。そして副作用で慢性的に背中の痛みに苦しめられている。思春期ブロッカーは骨の密度の成長を止めてしまうため骨粗鬆症になる患者が多いことは広く知られている。

コービーはブロッカーは成長を阻止しただけでなく人生までも止めてしまったという。やる気や幸せまでも抑制してしまったというのだ。コービーは性機能も性感も大幅に失くしてしまった。精神的にも身体的にも常に苦痛を感じている。

女性ホルモン(エストロゲン)に至っては、認知に大きな悪影響を与え、常に頭がボーっとしている感じがし、話の途中で何を言っていたか忘れてしまったりした。ホルモンを辞めて何か月か経った今ですらも時々思考が途中で止ってしまうという。

「常に脳に霧がかかっているようで、ある時は発狂状態にまでなりました。ホルモン交換治療を受けてる僕の知り合いの男性の多くが同じ経験をしています。エストロゲンは人をキレさせるんです」

これを読んでいて思い当たることがある。トランスジェンダリズムに反対する女性や保守派の人びとが演説などをすると、決まって集まってくるトランスジェンダー活動家達が居るが、彼等は髪の毛をピンクや紫に染めてピエロのような恰好をしているだけでなく、その眼付が尋常ではないのだ。彼等は常に相手に向かって唾を飛ばしながらわめいているが、一体何が言いたいのかさっぱりわからない。彼等は決して落ち着いて向き合って討論をしようなどとはしない。これは女性から男性のFtMでも男性から女性のMtFでも同じく言えることで、彼等に共通しているのは非常に狂暴的であるということだ。

またエストロゲンによって新陳代謝が崩れてしまい肥満に悩むあまり危険な摂食障害を起こしてしまったという。私が知っているブロッカーを摂取した二人の少年のケースでも、二人とも肥満に悩んでいた。

コービーの主治医は去勢手術を美化してコービーに薦めた。計画は最初からブロッカーそしてエストロジェンそして性適合手術(SRS)だった。これは思春期ブロッカーは子供たちが自分の性別をはっきり決められるまでの休憩のようなもので、辞めれば普通に元の性で思春期を迎えられるという活動家達の表向きの発言とは違っている。

これも以前に聞いた話だが、ブロッカーを受けた患者のほぼ100%が性転換手術へと進むというのも、医者たちは最初から彼等を元の性に戻すつもりなど全くないからなのだろう。

コービーの手術を承認した医師の診断書にはホルモン交替治療は成功しコービーは精神的にも安定していると書かれていた。しかしコービー自身に言わせると、それは嘘だという。

「どれもホントじゃありませんでした。僕は安定してなかった。死にたかった。常に自分じゃないものになろうとしていた。本当にひどかった。本当にひどくて、あ、すいません、エストロゲンで、何でしたっけ、考えを忘れました。」

SRS手術は医療保険の関係で延期されたため、睾丸摘出手術をすることになった。当時の彼はテスタストロンが悪の根源だと思い込んでいた。また医者もSRSの過程として役に立つと言った。しかしそうはならなかった。睾丸を摘出してしまったため、身体が男性ホルモンを生産することが出来なくなった。それでコービーは現在人工的にテスタストロンを摂取しているのだという。

「正直な話、再び生きていると感じられるようになりました。元気が出て来ました。如何に異性ホルモンが身体に悪いかという証拠です。本当に悪いのです。」

手術の痕は、いまだに時々激しい痛みを感じることがあるという。特に性的に興奮すると痛むという。また排尿にも影響がある。

「手術の後、多くの人が自ら命を絶つことになるのだと知りました。正直なところ、もし僕の性器を女性器のように反転させることが許されていたら、数年後に僕はここにいなかったと思う。」

女性ホルモンが精神を不安定にするとか、SRS手術後に自殺する人が多いという話を聞くと、先日亡くなったりゅうちぇる氏のことを考えずにはいられない。彼もまたホルモン治療の副作用の犠牲になったのではないだろうか?

コービーの家族は彼を受け入れ女性としてパスするようにもなっていた。しかし彼は幸せではなかったという。最初はその気持ちを否定しようとしたが、色々考えているうちにトランスジェンダリズムと言う概念がいかに非常識なものであるかに気付いたという。

「トランス女性には生理があるといったり、女性スポーツや女性更衣室では男性器がむき出しになるのが当然で、トランス女性は女性刑務所に入るのが当然だとか言ったしてる。トランスジェンダーの権利が、実際の女性の権利を追い越しているのを目の当たりにしました。それを正当化することはできなかったのです」

コービーは今後のプランとして、科学が好きなので動物の世話をするキャリアを目指したいという。生物学を勉強して絶滅危機にある動物たちを救いたいのだそうだ。コービーはトランスで居る間、トランスで居ることばかりを考えていて他に趣味も興味もなかったため、今はそうしたことに再び取り組んでいきたいという。

僕は自分が経験したことに対して、とても強いと思っています。僕は思いやりのある人間です。性同一性障害やあらゆることで苦しんでいる子供たちのことを気にかけています。彼らには助けが必要だと思います。でも(性転換)は助けになるとは思わない

トランスジェンダー活動家は子供の頃に性転換を始めて後悔をする人の数は非常に少ないと言っているが、マット・ウォルシも言っていたように、思春期ブロッカーを使ってこんな幼いころから性転換させるなどということが起き始めたのがつい最近のことだ。その影響がどのようなものであるかなど何十年も経たなければ正確に把握することなどできない。しかしその間にもすでに20歳にもならない若者たちが、自分らの間違いに気づき後悔し一生苦しまなければならない痛みを感じているのである。

私は昔から性同一性障害の治療がSRSであるということに多大なる懸念を抱いていた。大人の場合でも許されるべきだとは思わない。ましてや性欲を感じたこともないような幼い子供たちから一生、生殖機能を奪い取り性的快楽を感じることもできないように傷つけてしまうなんて許されていいはずはない。

Continue readi


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Q+って何?埼玉県が委託したLGBTQ事業者がSNS上の批判者に訴訟をちらつかせて威嚇する

この記事を読むまで、どうして最近になってLGBTQのQとかQ+についてる+ってどういう意味なのかという話がツイッター上で上がってくるようになったのか分からないでいた。しかし記事を読んで納得がいった。LGBTQについての過去記事を巡り、複数のネットユーザーが「異常性愛を肯定」と問題視という記事によると、「埼玉県からLGBTQ(※1)事業を委託された事業者の代表が、SNS上で多数の個人に『法的措置を行う』とメッセージを送信、波紋が広がっている。」とのこと。このENCOUNTの記事を紹介していたツイッタラーさんのところへもこのメッセージが届いたという。

問題なのは埼玉県が事業を委託したこのJobRainbowという企業が自分らの雑誌に掲載した過去の記事「LGBTPZN(※2)とは?」のなかにペドフィリアを含むいくつかの変態的性嗜好を肯定するような内容があったことから、この事業が変態的性嗜好を促進する事業なのではないかと埼玉県民の間からも不安の声が上がっており、SNSでそれらを指摘する投稿が多くあったため、JobRainbownoの代表が投稿者に訴訟をちらつかせた威嚇メッセージを送ったようだ。

(※1)LGBTQ:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字に、それ以外の性自認や性的指向を示すQを加えた用語。Qは「クィア(規範的ではない包括的な性の在り方全般)」または「クエスチョニング(性自認や性的指向が定まっていない状態)」を表す。クィアに明確な定義はなく、後述のPZNを含めるか否かは議論が分かれる。

(※2)LGBTPZN:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字のLGBTと、ペドフィリア(小児性愛)、ズーフィリア(動物性愛)、ネクロフィリア(死体性愛)の頭文字のPZNを足した用語。一般に、LGBTは性自認や性的指向、PZNは精神障害に分類される。

埼玉県はQが何を意味するのか曖昧なまま条令にQという頭文字を使ってしまったため、JobRainbowがそのQに何を含めようが彼等の判断次第ということになってしまう。後にJobRは元記事を修正したらしいが、修正前の記事がこちらの記事に掲載されているのでちょっと読んでみよう。

この記事では性行為は相手の同意が必要であるが、小児性愛や動物性愛や死体性愛の場合は相手の同意を得ることが難しいとしたうえで、(強調はカカシ)

しかし日本では思想の自由が認められています。性愛感情を抱くことは罪ではありません。「ペドフィリアは精神障害に認定されているじゃないか」という意見に関しては「同性愛」もかつて「障害」とされていたことを忘れてはいけません。

性的感情と性行為が結び付けられ、なにもしていなかろうがペドフィリア・ズーフィリア・ネクロフィリアだから犯罪者だ、と思われ苦しむ人がいるのも事実です。

「LGBTとPZNは違う一緒にするな」「いや広い意味ではマイノリティーとして連帯していくべきだ」と言った対立が数多くみられますが、それこそが「LGBTPZN」を利用して内部分裂を図ろうとした人の思うツボでしょう。

まずはどのような嗜好であっても、感情に止める限りは、簡単に他者によって否定されてはならないのではないか、と慎重に検討するべきかもしれません。

と述べている。もしもこれがJobRの公式な見解であるのならば、これは由々しき問題だ。こんな業者に県の事業を委託した埼玉県には大いにはきちんとした釈明が必要だ。当のJobRはこの件について下記のように説明している。

「現在、インターネット上で、弊社が掲載しております『LGBTPZNとは?』の記事につきまして、『LGBTQにはPZNが含まれる』やJobRainbow社がこういった概念を広げようとしている、との誤った情報が拡散されております」「今回の誤った情報拡散を受け、弊社としてこのような誤った情報が再度広まらないように、注意喚起とともに加筆修正を行いましたが、その修正以前の記事においても、弊社がLGBTQにPZNが含まれていると主張したことや、PZNという概念を広げようとする趣旨を記載したことは一切なく、変わらず、性的な加害は許されざる行為であること、このワードが差別と分断を目的として作られたことを解説しております」

いやいや、これは非常に苦しい言い訳だろう。もしも最初の「LGBTPZNとは?」の記事が、単に同事業への投稿記事であり同社の志向とは無関係だというのならともかく、そうした説明もなく同社の志向であるかのように掲載されており、おかしいのではないかと指摘されるまでそのままになっていたことを考えると、少なくとも彼等は「PZN」が変態嗜好であるとは考えていないと解釈することが出来る。

これについて埼玉県側は何を言っているかというと、

 埼玉県県民生活部人権・男女共同参画課の担当者は、「JobRainbowが公開している『LGBTPZNとは?』の記事に関する件については把握しております。当課でも修正前の記事を確認しましたが、P:ペドフェリア(小児性愛)、Z:ズーフィリア(動物性愛)、N:ネクロフェリア(死体性愛)を肯定しているものではありませんでした。同社からは、ツイッターで、該当記事の一部文言を切り取って、誤った印象を与えるような情報拡散が行われていたことから、同社が加筆修正あるいは削除したものであり、デマを拡散されたとの認識から法的措置を含めた対応をする旨をツイッターで情報を拡散した人物に通告したと聞いております」と回答。

「このこと自体は私人同士の意見の相違についてSNS上でやりとりをしているものと認識しており、県として何か言うべきものではないと考えております。県としては、JobRainbowがLGBTQにPZNを含めている、あるいはPZNという概念を広げようとしているとは認識しておらず、また、本事業を実施する能力を有していると判断しております」としている。

として引き続き、この事業にこの企画を委託する姿勢を変えていない。JobRの元記事を読んでJobRがPZNを肯定しているものではないと判断できる神経はどうかしている。もしもJobRにその意図がないなら、なぜLGBTの後にPZNを連ねたのだ?LGBTと無関係な嗜好なら、なぜその並びで一緒に語り、PZNはLGBTとは違うとかマイノリティーとして連帯していくべきだという議論自体が「内部分裂を図る」ものになると主張したのだ?明らかにPZNを含むとした考えも内部の考えであるという主張ではないか?

JobRがこの修正前の記事のなかでQという言葉を使っていないことも興味深い。埼玉県はLGBTとせずにあえてQという嗜好を加えている。そのなかに何が含まれるのか、埼玉県もJobRも明確にしていない以上、何を言われても文句は言えない。

埼玉県の公金はこうやってその作為がQuestionable(怪しげ)な企業の利権のために使われていくのだ。


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国際自転車競技連合(UCI)イギリスに続いて生得的男子の女子競技参加を禁止、男子枠をオープンカテゴリーに!

本日サイクリングの世界で次々と素晴らしいニュースが入ってきた。今朝、ベルジャンワッフルライドという自転車競技で8月から女子枠は生得的女子のみ参加を許可し、男子枠をオープンカテゴリーにして誰でも自由に参加できる枠に変えるという報道があったそしたら午後になって、なんと国際自転車競技連語(UCI)も来週の月曜日7月17日から同じ規則を施行するという発表があった!すでにイギリスではさる5月にエリート競技におけるトランス選手の規制方針が打ち出されていた国際競技の場合は国際大会の規則に従うとされていたので、BCとUCIの足並みがそろったこととなる。それで気になるのが次々に女子自認選手による優勝が起きているアメリカではどうなるのかだが、本日アメリカのUSA CyclingもUCIの新しい規則に従って規則を改める方針であると発表した!!!

なんという素晴らしい展開だろう!信じられない!

ここ数年、欧米のサイクリング競技では女子自認の男子選手による活躍が目に余るようになっていた。最初の頃はメジャーではないアマチュアレベルの競技での偽女による優勝が目立っていたが、最近ではエリートレベルの競技にも自称女子の男子が参加することが多くなり、数か月前にアメリカのニューメキシコで開かれたUCI公認のツアーオブザジラ(Tour of the Gila)でオースティン・キリップというトランス選手が優勝したことで同大会は世界中の批判を浴びていた。

今回の決断についてUCIはこれまでの規定である血漿中テストステロンの目標濃度を2.5nM/Lに2年間保つというだけでは、男子の運動能力が女子並に下がるという決定的な根拠を得ることは不可能であると判断したためと説明している。

2018年にトランスとして初めて女子シニアの部サイクリング世界大会で優勝したレイチェル・マキノン(現在はブロニカ・アイビー)はトランス選手の数は少ないため女子競技全体に与える影響は極めて少ないなどと言っていた。しかしその後イギリスのエミリー・ブリジスなど男子枠でも十分上位成績を出せる選手がどんどん女子枠に参加するようになり、女子サイクリング競技のメダルは次から次へと女装男子によって奪われてしまった。

私はこのまま女子サイクリングは女装男たちによって破壊されてしまうのだろうかと懸念していたのだが、やっと人々は正気に戻りつつあるようだ。

まだまだ他の競技では偽男による勝利が発表されているが、そういう卑怯な男たちが増えれば増えるほど、それぞれの競技協会はUCIと同じような規則を作っていくしかなくなるだろう。ともかく今日は良い日だった。

アップデート:7・17・23 トランス自認男性として初めて国際サイクリング競技で優勝したレイチェル・マッキノン改めブロニカ・アイビーはこの規則変更にかんかんに怒ってる

「アタシは女子として登録しUCI証明書には女子とあるのよ。アタシは女子のスプリント競技に登録したのよ。登録料だって払ったわ!「でも、今度から男子/オープンのカテゴリーに強制参加させられるという侮辱を受けるのよ。シス女性はその枠には一人もいない、トランス男性とシス男性だけよ。そんなのオープンじゃないわ!」

いや、レイチェル、じゃないブロニカ、「シス」女子も参加したいと思えば出来る。それをしないのは彼女たちの自由。参加したい人達が誰でも参加できるのがオープンという意味なんだよ。アイビーはこの方針変更はUCIがトランスジョセーは本物の女性だと信じていない証拠だと言っている。当たり前だ、トランス活動家以外そんなことを信じている人間は一人もいないのだ!

また今年UCI公認の国際競技ツアーオブザジラでトランスとして初めて優勝したオースティン・キリップもこれは右翼の差し金だと怒っている。

UCIが以前から掲げていた方針と枠組みを反故にする決定を下したことに打ちのめされている。プロレースでの旅のおかげで、私は世界を見ることができ、生涯の友情を築くことができ、そして最も重要なこととして、私が深く充実していると思うことに全力を尽くすことができた。私や他の人たちがレースを通じて見つけたような喜びを追い求める機会を、誰も否定されるべきではない。

実力に自信があるならオープン枠でいくらも競争すればいいではないか?オープン枠で勝てば全く同じ体験が出来るんだから。いかさまで勝てなくなったからって何が「打ちのめされてる」だ、お前のおかげで打ちのめされた女子選手たちにそれを言って見ろ!


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理解増進法が通ったら女装男が女子トイレにはいってくるというのはデマじゃなかったね

経産省トイレ利用制限訴訟 性同一性障害の原告逆転勝訴 最高裁

毎日新聞 2023/7/11 15:02

 戸籍上は男性で、女性として生きる50代の性同一性障害の経済産業省職員が、女性トイレの利用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(今崎幸彦裁判長)は11日、経産省の利用制限を認めない判決を言い渡した。2審・東京高裁判決(2021年5月)は制限の合理性を認めて原告側敗訴としていたが、原告側の逆転勝訴が確定した。経産省は制限の見直しを迫られる。

 最高裁が性的少数者の職場環境の在り方に判断を示すのは初めてで、裁判官全員一致の意見。今崎裁判長は補足意見で「判決は不特定多数の人が利用する公共施設のトイレ利用の在り方に触れるものではない」と付言したが、判決と同様に人間関係が限られた職場では性的少数者への対応を迫られる可能性がある。

非常に残念で理不尽な判決だ。そもそも人間関係が限られている場所で省の方が彼のトイレ使用を制限していたのは、現場の女性達の支持が得られなかったからではないのか?思うに限られた人しか使わないトイレであれば、男女共用でもあまり気にならない場合はいくらでもある。最初にこの男性が女装をすると宣言した時に、現場の女性職員達が特に気にしないと言っていれば、省としても別に彼を遠く離れた場所のトイレを使わせる必要はなかったはず。彼が女性職員からの信頼があつく、あの人ならトイレを共用しても心配ないと思われている人なら、最初からこんな制限配慮は必要なかったはずだ。

『同小法廷は判決理由で、原告がホルモン投与を受け、職場でのトラブルもなく、特段の配慮をすべき他の職員が確認されていなかったと指摘した。 人事院判定について「具体的な事情を踏まえることなく同僚に対する配慮を過度に重視し、職員の不利益を不当に軽視した」として「裁量権を逸脱したもので違法」と結論付けた』裁判例結果詳細 | 裁判所 – Courts in Japan

これに関して千田有紀さんが詳しく説明してくれているのでそちらから読んでみよう。

先ず千田女史は最高裁は判決のなかでトイレを含め、不特定又は多数の人々の使用が想定されている公共施設の使用の在り方について触れるものではないと述べており「これをもって『身体が男性でも、性自認に基づいて誰でも女性トイレにも入っていいという判決がでた』と考えるのは間違いである」としたうえで、それぞれの判事の意見書において、女性に何が求められているかという話をしている。

先ず私が読んでいて一番腹が立ったのは宇賀克也裁判官による「研修の必要性を」という内容である。判事らは経産省の職場において原告がすでに何年も女装をし別の階とはいえ女子トイレを使用していたにもかかわらず特に問題は起きておらず今後もトラブルが生じる具体的な恐れはなかったと判断している。であるから「性自認に基づくトイレを他の女性職員と同じ条件で使用する利益を制約することを正当化することはできない」とした。そして同僚の女性達が違和感や羞恥心を持ったとしても、経産省が女性達に対して「早期に研修を実施し、トランスジェンダーに対する理解の増進を図りつつ、かかる制限を見直すことも可能であった」というのである。つまり、女子トイレに女装男が入ってくることで嫌な思いをするのは入ってくる男性が悪いのではなく、嫌だと思う女性が悪いのだから研修を受けて嫌だと思う気持ちを失くす努力をすべきだったというのである!

これはアメリカのペン大学の水泳チームに女性自認のペニス付男リア・トーマスが入部するときに、チームの女子で不安な人はカウンセリングを受けろと言われたのと同じであり、彼女たちにトーマスを拒否する選択肢はあたえられなかった。

次に長嶺安政裁判官「女性たちの違和感が消えたかどうか、調べるべきだった」という意見。

経産省は女性と原告の間の調整を取ろうとしたようだが、トイレの制約から考えれば、不利益を被ったのは原告だけだった。急な性別移行の話に混乱はあったかもしれない。しかし4年が経過した時点で、女性職員が当初抱いた違和感があったとしても、消えたのかを調査を行い、対応を見直すべきだった。

経産省内部でも人事異動はあるだろうし、新しい職員も入ってくるはずである。その度に省はいちいち女性たちの意見を聞くべきだったというのか?原告を良く知っていて別に気にしないという女性だけであれば、最初からこんな訴訟は起きなかっただろう。だが、今いる女性達が気にしなくても、外部の部署の女性達がトイレを使う可能性もあるし、また来客があった場合などはどうするのだ?経産省という公的な役所のトイレに関して、現場の女性達が気にしなければそれで良いなどという判定は最高裁が決めるにはあまりのも杜撰すぎる。

渡邉惠理子裁判官「女性も多様である」も長嶺安政裁判官と同じで、「事情を認識し、理解することにより」「誤解に基づく不安などの解消のためトランスジェンダーの法益の尊重にも理解を求める方向」が大事であるとし、ここでも原告ではなく不快感を持つ女性の方が変わるべきだという意見。

若干、今崎幸彦裁判官「その先の問題を議論すべき」だけは、女性だけが変わるべきという考えではないが、それでもこの判決で原告の言い分を認めたのだからあまり意味はない。

最高裁は、この判決は不特定多数が使う公共トイレに関する判決ではないとはしているが、戸籍を変更していない男性器付きの男性が女子トイレを自由に使えないことは違法であるという判決を下したのである。いくら性同一性障害の診断書を持っていようと現場で女性らしい恰好で過ごして周りもそれを許容していたとしても、だからといって男性の女性トイレ使用を規制することは違法だという判例を作ってしまったことは非常に危険なことだ。こんな愚判決は今後さらに深刻な問題を呼ぶだろう。この判事たちは最高裁の判決が将来の判決にどれだけの影響を与えるか、その重大性を理解していないのか?

ところでこの原告はツイッターをやっているが、私はこの2~3年、何度もこの原告とやりとりをしたことがあり、その度に非常に気色の悪いセクハラを体験した。それでもブロックしなかったのは、この裁判に興味があったからである。千田女史もこのように語っている。

Twitterではいま、ガレソさんが原告のアカウントを紹介したことで、原告のフォロワーがすでに1.5倍に膨れ上がり、ちょっとした騒ぎになっている。

「判決言い渡しが迫ってきた………緊張をほぐすために、ひとこといいですか? おならプーおしっこじょー」「判決です。みなさんさようなら。主文 原判決を破棄し、上告人は死刑」「きんたまキラキラ金曜日」。

千田女史はこの原告の発言に非常に寛容だが、私には彼が単に下品であるというだけでなく、常に女性に対して性的な嫌がらせ(要するにセクハラ)をすることに快感を持っている変態であるように思える。はっきり言ってこんな変態とトイレを共用しなければならなくなる経産省の女性陣には同情する。

ちなみにこの変態は公衆トイレで女子トイレを使っていると言っている。彼が男とばれて警察に捕まったら、今回の判決を用いて言い逃れが可能になるのだろうか。興味深いところである。


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