独立記念日直前、立ち直れないバドライトの崩壊

いよいよ今年も後半期に入ったが、アメリカは7月と言えば7月4日は独立記念日。今年は記念日が火曜日ということもあって、金曜日あたりから休暇を取っていつか連休夏休みを取ってる人が多いようだ。夏と言えばなんといっても野外バーベキュー。とくに独立記念日はバーベキューの日と言って過言ではない。苺畑家も明日のためにホットドッグとハンバーガーを仕入れて来た。(いつもは自家製ポテトサラダを作るのだが、今年は手抜きして既製品。)そしてもちろんバーベキューに欠かせないのがビールである。ビール会社にとって夏は稼ぎ時。すでに明日のバーベキューのためにビールを買うお客さんでスーパーや酒屋さんでは長蛇の列ができている。

しかしそのなかで一社、バドライトだけは冷蔵戸棚の場所も失い、生暖かいまま床の上に積まれて寂しく売れ残っている。3月にトランスジェンダーティックトッカ―のディラン・モルベイニーを宣伝に起用したバックラッシュで始まったボイコットは、なんと四か月経った今も収まりを見せない。7月になっても売り上げを取り戻すことが出来なければバドライトはもうダメだろうと専門家たちは言っている。はっきり言って私は今までこんなに大成功したボイコットを見たことがない。

ニュースウィークの記事から読んでみよう。ボイコット前のバドライトはライトビア市場ナンバー1の売り上げを誇っていた主流ブランドだった。元アナハイザーブッシュの重役アンソン・フレリック(Anson Frericks)氏は独立記念日を待つまでもなく、もうバドライトは終わっていると痛烈に批判しアナハイザーブッシュの最高取締役CEOブレンダン・ウィットワース(Brendan Whitworth)氏は辞任すべきだとデイリーメイルのインタビューに答えている。 フレリック氏はモルベイニーを起用したことは誤った判断だったと指摘。この決断は同社になんと2兆ドルの損害を与えたと言う。

ウィットワース氏は6月30日に「私たちは今後、私たちが最も得意とすること、つまり、すべての人のために素晴らしいビールを醸造し、消費者にとって重要な瞬間に私たちの居場所を獲得することに集中していきます」と声明文を出したが、フレリック氏は「予想通り、優柔不断だ」と批判する。

「どういう意味ですか?何の意味もない。アンハイザー・ブッシュの株主と取締役会は、ウィットワースにこの判断を仰ぐべき時であることは明らかだ。「アンハイザー・ブッシュの株主と取締役会は、ウィットワースに退陣を求める時です。」

最近ウィットワース氏は色々なメディアに出演したが、6月28日にCBSモーニングの番組で、モルベイニー起用を後悔しているかという質問に直接答えず次のようにお茶を濁した。

今、大きな社会的対話が行われており、ビッグブランドはその渦中にいます。私たちの業界やバドライトに限ったことではありません。だから、私たちが理解しなければならないのは、消費者であり、彼らが何を求め、何に関心を持ち、ビッグブランドに何を期待しているのかということを、深く理解し、評価することなのです。

なんだこの答えにならない答えは?こんなんで消費者に許してもらえると思っているのか?しかもバドライトは懲りずにプライドイベントのスポンサーを大々的に続けていた。

バドライトの業績不良は色々なところですでに影響が出ており、バドライトを主流顧客にしていたボトル工場が二つ閉鎖され600人からの従業員がリストラされてしまった。単なる休業ではなく閉鎖されたということは全く見通しが立たないことを意味する。すでにディストリビューターたちの間では仕事がなくなり失業者もたくさん出ている。アナハイザーブッシュは大企業であるから、もしこのまま経営が傾き続ければ、どれだけの人が職を失うか解らない。もし立て直しを本気で考えているなら、CEOの辞任は免れないだろう。

ウィットワース氏は本当に馬鹿である。ボイコットが始まった当初、ビール広告に政治色を混ぜるべきではなかった、申し訳ないと一言謝ってしまえば済んだものを、大企業だから乗り越えられると消費者をバカにして高をくくったのが運の付だ。もう今更彼が辞めたくらいでは持ち返せないかもしれないところまで来てしまっている。

この問題の渦中にいる当のディラン・モルベイニーは問題が起きてからバドライトからは何の応援のメッセージ受け取っていないと発言。LGBT界隈もモルベイニーにだけ責めを負わせたとして批判されているという有様。どっちつかずのおかしなことをやるから双方から叩かれてしまったというわけ。

今回のボイコット成功は色々な意味で意義があった。今回のことでトランスジェンダーに批判的な人々にも力があるということが解った。今まで、多くの常識ある人々がトランスジェンダリズムはおかしいと思いながらも声を上げられずにいた。そう思っているのは自分だけなのではないか、自分ひとりが声を上げてみても何も変わらないのではないか、差別者だと糾弾されてしまうのではないか、と思っていた人々が、ボイコットが成功するにつれ自分は一人ではないと悟るようになった。そしてこれまでポリコレを喉に押し込まれてきた人々が自分らにも反論する権利はあるのだと知ったのだ。

バドライトボイコットの成功がターゲットボイコットへと結びつき、スタバや他の企業がLGBTQ+界隈への迎合に消極的になることに繋がった。今後もどんどん企業がLGBTQ+に迎合することはビジネスにとって害毒であると言う風潮が広まって欲しい。大企業がLGBTQ+を見放せば、ここ10年近く過激になって図に乗っているTRA運動も一気に廃れるだろう。


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保護者を中心に北米で増える反LGBTQ+活動

数日前、カリフォルニアのグレンデール市の教育委員会の前で二度目の抗議デモがあった。ほんの一週間前にも子供を守ろうという保護者達と、親LGBTQ+ANTIFA連中との小競り合いがあったばかりだが、今回は学校区が6月をプライド月間として正式に学校区の教育プログラムに入れることへの抗議デモだった。抗議者の中には「子供に手を出すな”Leave Kids Alone”と印刷されたTシャツを着てる人々も多くいた。前回と比べて今回はLGBTQ+教育に反対する人々の数の方が親LGBTQ+よりも圧倒的に多かった。また100人以上のグレンデール警察が出動したこともあり、抗議デモは比較的平和に終わった。

グレンデール市はロサンゼルス郡の一部であり、民主党で反トランプのアダム・シフ下院議員の選挙区でもある。市民の多くが民主党支持者であるが、アルメニアからの移民が非常に多いことでも知られている。アルメニア人たちは敬虔なキリスト教徒が多く文化的に非常に保守的である。

一方、アメリカよりもずっと過激な親LGBTQ+法があるカナダでも、最近モスレム移民やキリスト教徒らが団結して子どものへのLGBTQ+教育を抗議するデモをおこなったり、高校で生徒達が学校のLGBTQ+教育に抗議して授業を放棄するウォークアウトを行ったりした。

ここ数年、反LGBTQ+運動はカナダでもアメリカでも徐々に広がってきているが、過去一年特にその数が増えたように感じる。 これはLGBTQ+活動家の間でも感じられているようで、今日読んだこの記事、過激派グループによるヘイトが煽るアンチLGBTQ+運動増加の傾向を調べた調査結果がそれを如実に表している。この記事は見出しからも解るように親LGBTQ+側から書かれたものであるが、過去一年間にわたって反LGBTQ+と思われる抗議運動について詳しく書かれていて興味深い。

この調査はADL(The Anti-Defamation League)とGLAADという超過激派左翼のLGBTQ+応援団体によって2021年4月から2022年6月にかけて起きた反LGBTQ+抗議に関してまとめられた調査である。同調査によるとこの間に365件にわたるアンチLGBTQ+事件が起きたが、そのうちの約三分の一がドラアグショーに反対するものだったという。そして半分近くの49%が過激派団体と関わりのある個人によって行われたものであり、ほとんどが口頭による嫌がらせだが、40件は器物破損、11件が傷害だった。 これらの事件はワシントンDCからカリフォルニア、フロリダなど全国46の州から集計されたものである。

調査によれば、こうしたアンチデモは子供を手名付ける「グルーミング」や小児性愛「ペドフィリア」といったものに結び付けられる傾向にあり、191件の嫌がらせや器物破損や暴力はこれらに反対するという名目で行われたものだった。

ADLとGLAADはその調査において、「反LGBTQ+の 『グルーミング 』陰謀論は、LGBTQ+コミュニティの真の目的が児童への性的虐待を助長することであると偽っている」と指摘している。(強調はカカシ)

この例として去年の12月にオハイオ州のコロンブス市でホーリードラアグストリータイムというイベント会場となったキリスト教会へ続く道で行われた抗議デモを挙げている。記事によれば50人からの武装した人々が集まったという。集まった抗議者たちの中には「グルーマーズは歓迎しない」と書かれたサインを掲げていた人もいたそうだ。調査書にはプラウドボーイズやペイトリアットフロントやホワイトライブスマターなどといった「過激派右翼グループ」のメンバーも混ざっていたとあるが、正直私はこの調査書の信ぴょう性をかなり疑う。

右翼保守のグループが本当に集まったのかどうか疑わしかったので、この事件の起きた当時の様子を報道したAPの記事読んでみたところ、やはり思った通り事実はかなり違っていた。この教会でのイベントは土壇場でキャンセルされてしまったのだが、それは反対派によるデモが原因ではなく、教会内でパフォーマンスをするはずだったドラアグクィーンたちと、イベントの警備にあたるはずだったボランティアとの間で警察を呼ぶ呼ばないで意見が割れたことが原因だった。パフォーマーたちは警察の警備が無ければ不安だと言い、ボランティアたちは警察が来るのに反対したのだ。

ここでちょっと考えてみよう。普通まっとうなイベント主催者ならイベントに反対する「暴力的な」過激派がやってくると考えた時、警察の警部に反対したりするだろうか?

私がこれまでみてきたLGBTQ+活動家とその反対派との衝突では、警察の存在が希薄なため、大抵の場合活動家による一方的な暴力に一般市民(特に女性達)が圧倒されるものがほとんどだった。それを考えると警察が出動して困るのはアンチの方ではなく活動家の方なのである。いったいこのボランティアたちはどういう種類の人間なのだ?この調査書ではアンチのことばかり過激派と呼んでいるが、活動家にも悪名高いANTIFAのような過激派暴力団が混ざっていたのではないのか?

同調査書によれば138件がドラアグショーに抗議するものだったが、33件は学校や教育に関するものだった。そして23件は医療関係の施設や保険会社や基金などに関するものだったという。

同記事では故意に隠しているが、アンチが抗議を行う場合すべてに共通するものがある。それは子供への影響である。調査書では単にドラアグショーとしているが、反対派が抗議をしたのはただのドラアグショーではなく子供向けのきわどく性的なパフォーマンスである。また教育現場における抗議は、行き過ぎたLGBT+教育や男女共同トイレや更衣室や男子の女子スポーツ参加などに対してだ。そして医療関係への抗議は、未成年の性転換治療や手術に対しての抗議である。

去年の8月、ボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているというTikTok動画がきっかけとなり、ボストン病院は無数の爆破予告を受けたと言う。しかし私はこれも信じない。なぜなら調査書はボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているとするTikTokの情報は偽情報だと決めつけているからである。これは読者諸氏もよくご存じのように嘘でもなんでもない。病院はTikTokの動画がアップされた後必死で削除したが、実は病院のウエッブサイトで子供の性転換治療を宣伝していたことが明るみに出ているのだ。だから私は病院側が爆破予告を受け取ったと言うのも全く信用していない。

調査書はオンラインにおいてもLGBTQ+の人びとへの中傷誹謗が増えているとしているが、我々ジェンダークリティカルへの(特に女性)に対する執拗なまでの嫌がらせや暴力や身元晒しなどを考えたら、彼等にどんな批判が集まろうと私には全く同情できない。もし彼等が受けたという誹謗中傷がヘイトスピーチだというなら、彼等が我々女性達にしてきた誹謗中傷も同時にヘイトとして批判すべきである。常に一方通行の批判になど私は耳を傾けるつもりはない。

ま、それはともかく、この調査書から学ぶべき大事な点は、一般市民は活動家達の一方的な活動を黙って指をくわえて見ているつもりはないということだ。調査書のいうような過激派右翼ではなく、ごく一般の市民が活動家の行き過ぎた子供への攻撃に反旗を翻したということだ。そしてその動きは活動家たちも脅威を感じるほど大きくなっているということなのである。

「子供に手を出すな!」

Leave Kids Alone!


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連邦地裁判事アーカンサスの子供性転換禁止法を永久に差し止める、他州にも影響あり

予測していたとはいえ悪いニュース、本日全国でもいち早く子供の性転換治療を禁止する法律をとおしたアーカンサス優の子供の性転換治療禁止法が永久的に施行禁止され、事実上覆される結果となった。アーカンサス州での法律が可決されて以来19の州で同じような法律が通っているが、そのほとんどで訴訟が起きており、一時的に施行停止になっている州もいくつかある。(強調はカカシ)

ムーディ連邦地裁判事命令の中で、この禁止法はトランスジェンダーの若者と家族の適正手続きと平等保護権を侵害していると判断した。また、この法律は、医療提供者の憲法修正第1条の権利にも違反していると述べた。

「子供たちを守ったり、医療倫理を守ったりするよりも、禁止されている医療が患者の精神的な健康や幸福を向上させることを示す証拠があり、それを禁止することによって、州は自らが推進すると主張する利益を損なっている」と、ムーディは判決文に書いている。

ムーディ判事の判決は、アラバマ州やインディアナ州で同様の禁止令を一時的に阻止した他の判決でも、裁判官が述べたことを繰り返したものである。

無論アーカンサス州のティム・グリフィン司法局長は米国第8巡回区控訴裁判所(the 8th US Circuit Court of Appeals)に控訴する予定であると話している。

同法律は2021年に共和党議会がアサ・ハッチンソン前知事(共和党)の拒否を覆して通したものだった。これについて今やトランスジェンダリズムの奴隷と成り下がったアメリカ市民自由連盟(ACLU)の執行役員ホーリー・ディクソンは、、

「この決定は、明確なメッセージを送るものです。この医療に関する恐怖を煽り、誤った情報を流すことは、精査に耐えるものではなく、トランスの若者を傷つけるものであり、止めなければなりません。「科学、医学、法律は明確です。アーカンソー州の若い人々が成長し、健康でいられるようにするためには、ジェンダー肯定治療が必要です。」

と述べている。何が科学だ、何が医学だ。未成年が性転換治療治療で実際に元からあった精神疾患が改善され安定した大人になったという証拠などひとつもないのだ。元ジェンダークリニックではたらいてちた職員の話では、思春期ブロッカーを受け異性ホルモンの受けた患者で精神状態が改善された例はひとつもないという。それどころかホルモンによって変形してしまった生殖器に絶望して、それこそ自殺を図る子もいるというのだ。こんな野蛮な治療が医学と言えるのか?何がジェンダー肯定治療だ、いい加減にしろ!

などと感情的になっている場合ではない。この判決は予期していたものだ。これは元々法律が通ったからといってそこで終わるような問題ではない。この問題は女子スポーツの男子参加と同じで最終的には最高裁判所で争わなければならない重大な問題なのである。しかしそれには時間がかかる。

私はその間にどれだけの子供が犠牲になるかと思うと非情に心苦しいのだが、昨日お話した脱トランス患者たちによる訴訟や体験談は非常に大事だ。この訴訟が最高裁に行くまでの間、反性転換治療の活動を我々一般人は根気よく続けていく必要がある。幸いマット・ウォルシを始め脱トランスの活動家や子子供を危険にさらされている親たちが草の根レベルでどんどん反対運動を始めている。

何と言っても一番大切なのは子供がこの恐ろしいトランスジェンダリズムというイデオロギーに汚染されないようにすることである。先のジェンダークリニック元従業員によると、子供はジェンダークリニックの門をくぐったが最後、三日後にはホルモン治療が始まってしまうという。だから学校などでこの子はトランスジェンダかもしれないなどと言われたら親は絶対にジェンダー専門家に子供をみせてはいけない。精神カウンセラーでも学校が推薦するようなところへ連れて行っては行けない。一旦子供がトランスジェンダーだと診断されたら、親が子どもを救う手立ては非情に限られてしまうからだ。

だから今フロリダ州で行われているような幼稚園や小学校などでLGBT関係の授業をしてはいけないという法律は非常に大事だ。そして多くの’親たちに学校で何が行われているのか知ってもらうことが必用だ。

多くの親たちは子供が自分は異性かもしれないと言って初めてこの問題に直面する。だから自分ではどうしていいかわからず、学校のカウンセラーなどの言いなりになってしまうのだ。そうならないためにも、活動家の父母たちが教育委員やPTAで発言を繰り返し、子供たちがこの恐ろしいカルトに誘惑されないように活動していかなければならないのだ。

つけたし:すばらしいビデオを見つけたので張っておく。日本語字幕あり。

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カリフォルニア州、子供の性転換を肯定しない親は親権を失う法律が下院を通過

先日カリフォルニアで現在18歳の少女が13歳の時に大した問診もなく乳房を切除されてしまったとして医者及び病院を訴えるという記事を読んだ。(強調は原文のまま)

13歳で乳房を摘出された少女が病院提訴/少女「未成年は飲酒、タバコ、タトゥー等が禁じられるのに、なぜ性転換手術を受けさせるの?」/米で訴訟相次ぐ

原告レイラ・ジェーンの代理人弁護士の一人、チャールズ・リマンドリ氏は声明で、被告らは思春期抑制薬とホルモン剤を処方し、その後両乳房切除術を行った際に「イデオロギー的で利益を追求した医療虐待」を行ったと述べた。

現在 18 歳のジェーンは、11 歳のときにネット上の人々の影響を受け、両親に自分が男の子であることを告げ、医師の指導を求めるようになった。

3人の医師はジェーンが異性間ホルモンを投与するには若すぎると述べたが、最終的に彼女は他の数人の医師に紹介され、思春期ブロッカーとホルモンを処方された。6か月後に彼らは彼女の胸を切除した。

「被告らは、彼女がトランスジェンダーであるという誤った信念に導かれた心理的出来事に疑問を呈したり、引き出したり、理解しようとしたりはせず、彼女の多面的な併発症状の提示を評価、治療することもなかった」と訴状は述べている。

彼女はその後「脱性転換」、つまり女性としての自覚を再開した。彼女は現在、社会不安障害などの精神的健康上の問題で心理療法を受けている。

ジェーンさんは声明で「法律では、子どもたちはタトゥーを入れる、友人と車を運転する、飲酒、タバコを吸う、さらには投票するなど、長期にわたる影響をもたらす可能性のある重大な決断を下せるほど成熟していない」と述べた。「では、なぜ13歳の子供が自分の身体を切断するという決断をすることが許されるのでしょうか?」

ジェーンさんの代理人は「カイザーは、インフォームド・コンセントもなしに、罪のない子供たちに薬物や手術などの取り返しのつかない性模倣治療を施すというインチキ行為を続けている」と述べた

今回訴えられているカイザーパーマネンテ病院(Kaiser Foundation Hospitals, Permanente Medical Group)と医者たちは、別の脱トランス女性からも訴えられている。

さて、この記事をツイッターで紹介していた藤栄道彦(@michihikofujieiという自称漫画家でツイッターには15万7千人もフォロワーが居る)という男はこんなバカげたことを書いている。

いや、医者じゃなくてお前とお前の親の責任。 親の責任の方が大きいけど、少なくとも医者に過失は無いぞ。

私はこの男がアメリカの実情も知らないで馬鹿なことをいっていると思ったので、実際アメリカでは(特にカリフォルニアでは)子供の性転換肯定の親への強制圧力がいかにひどいか、時と場合によっては性転換治療を拒めば親権を失う危険を伴うのだと説明した。しかし藤栄は責任は本人と親のみにあり医者には全くないと頑固に言い張る。挙句の果てに、もし健康な腕を切り落としてくれという患者の要求に医者が従った場合でも同じことが言えるのかと言う質問にも、「言える」とぬかしおった。この男、どう考えても頭のネジが一つはずれている。

こちらの記事によると。やはり私が思った通り、家族は少女の性転換を始めないと少女が自殺してしまうかもしれないと脅かされていたという。

ジェーンが性転換治療を始めた頃にはまだ法律にはなっていなかったが、今現在カリフォルニアでは子供の性転換を肯定しない親から親権を奪える法律がすでに州議会の下院を通過している。カリフォルニアは下院も上院も知事も民主党なので、下院を通った法案が法律になるのは時間の問題である。

この法案AB957が通れば、親が子供の性転換を肯定しないことは児童虐待と見なされるというもの。

AB 957の修正後は、「子どもの健康、安全、福祉の一部として、子どもの性自認を親が肯定することを含む」とされ、カリフォルニア州家族法全体の定義と適用が変更される。

カリフォルニア州の裁判所は、カリフォルニア州家族法3011条に基づき、親がLGBTQ+の思想を否定した場合、子供を両親の家から連れ出す完全な権限を与えられることになる。

子どもの健康、安全、福祉」の定義を変更することで、学校、教会、病院、その他子どもと関わる組織は、未成年者の「性別移行」を肯定することを義務づけられるか、児童虐待の罪に問われる危険がある。

AB 957は、カリフォルニア州の裁判所に対して、性別の「不確認」の「証拠」を提供する団体を拡大する可能性もある。

カナダではすでに父親が娘の男性ホルモン投与を阻止しようとして逮捕され罰金が課され禁固刑になる寸前だ。カリフォルニアがそうなる日も非常に近い。だからこそこの訴訟は非常に大事だ。

子どもを危険で不可逆的な手術から救いたければ、こんな野蛮な行為に至る医師たちを罰するか、法律をつくって未成年の性転換手術を違法にするしか道はないのだ。


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ホワイトハウスの庭園でトップレスになった女性自認男、左右から猛攻撃を受けて謝罪にならない動画をあげる

先日、ホワイトハウスの庭園で行われたプライド月間イベントで上半身裸になって偽乳房を揉みしだいた動画を挙げた女性自認男の行動に関して、保守派からの批判は当然のことながら、左翼リベラル及びトランス界隈からすらも、あまりにも時と場合を弁えない不適切な行為として猛批判を浴びている。

この自称女の男の名前はローズ・モントヤ。トランスジェンダー活動家界隈では結構有名で、私も前々から色々噂は聞いている。我々保守派からすれば、モントヤの行為は特に驚くべきことではない。我々は前々からTRAは子供を腐敗すると言い続けて来たし、昨今のプライド活動は子供を標的にして性的な行為をする危険なものになっていると訴えて来た。モントヤの行動は単にそれを象徴するものだ。

モントヤは当初、保守派からの批判に対して全く反省の色をみせず、自分は乳房を除去した「トランス男性」への同胞の意思を示した「乳首を開放せよ」運動の一貫だったと主張していた。これはおこるべきしておきた事件である。

モントヤが場所柄もわきまえずにあんな破廉恥な行為に出たというのも、そしてそれが許されると考えたというのも、最近どれだけTRAがアメリカで特別扱いされてきたかを証明するものだ。過激な行為は容認すればするほど過激になっていく。だれも境界線を引かなければこういう連中が頭に乗るのは当然のことである。

しかし、いくら何でも今回のことはやり過ぎということで、ホワイトハウス自体がモントヤらの行為を強く批判。今後これらの人びとのホワイトハウスへの立ち入りは禁止するとジョンピエール報道官は宣言した。しかしすでにダメージは起きてしまった。だいたいこんな奴らをホワイトハウスに招待することが良いことだと思ったバイデン政権にこそ非があるわけで、今更こいつらを出禁にしたところで全く意味はない。

今回のモントヤの行動は、さすがのTRA界隈でもやりすぎだという批判が出ている。それでなくてもトランスジェンダーは子供を腐敗すると叩かれている時期であるのに、ファミリーフレンドリーとして子供も招待されていたプライドイベントで裸になるとはどういうことだ、と右からも左からも批判されたモントヤは自宅にまでメディアが押しかけ、謝罪に追い込まれ「謝罪」動画を上げたが、これが全く謝罪になっていなかった。

先ずモントヤは昨今反トランスやトランスへの暴力的な法律などが通るなか、自分の声を聞いてもらうためにホワイトハウスに招かれたことを光栄に思うと言った後、そのうれしさのあまり、その場の雰囲気に飲まれて、その場にそぐわない行為をしてしまったと説明。しかしながらそれ自体が悪かったという謝罪をせず、自分の行為がここまで反響を呼ぶとは思わなかったと言い訳に入った。そして謝罪を始めるのだが、彼が最初に謝罪したのは「色付の兄弟や姉妹たち」。黒人のトランスジェンダーは常に攻撃の対象にされていると、全く関係のない人種問題を持ち出し黒人のTRAからの同情を買おうと思ったんだろう。もうここですでに彼は間違っている。

次にモントヤは今回のことで迷惑をかけた自分の友達や家族、それからLGBT界隈に向けて謝罪した。そして最後にバイデン大統領と国民に対して「最後になりましたが」と謝罪した。おいおい、それは順序が逆だろうが!

彼が最初に謝るべきなのは自分を招待し自分の発言の場を与えてくれたバイデン大統領とジル夫人だ。彼の行動がホストであるバイデン大統領にどれだけ恥をかかせたか解っているのか?そしてアメリカ国民全体に対してだろうが。彼の行為は大統領官邸という聖なる場を汚したのみならず、アメリカ国民全体に恥をかかす行為だったのだ。そういう根本的なことをモントヤは理解できていない。

彼が全く反省していないことがわかるのは次の部分で、未だに自分の行動がこれほどまでに反響を呼ぶとは思っていなかったと言っている点である。そして「私のトランスとしての喜びの瞬間が、邪悪な人々によって反対派の武器として使われるとは思いもよりませんでした」と悪いのは自分ではない、自分の行動を悪用したアンチが悪いのだと続けている。彼は単に自分の行動によって自分の友達や家族に迷惑がかかったということに謝罪しているだけであって、自分の行動そのものが悪かったという意識は全くないのである。

モントヤはこの機を使って他の人たちにトランスジョイに分かりやすく教育していきたいという。どうしてこの人たちは常に相手に「教育」しようとするのかね。本当に自分らがどれだけ特権階級だと思い込んでいるのか、思い上がりにもほどがある。

そして最後にわらっちゃったのは、メディアに対して自分や家族のプライバシーを守って欲しいと言ったことだ。大衆の面前で偽乳房をさらけ出して揉みしだいた人間がプライバシーも何もあるもんか、ばっかじゃないの!


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LGBTQ+押し付け教育に反旗を翻すアメリカの若い世代

Tag:世論調査

「代名詞はUSAだ!」学校のプライドイベントに反抗する中学生たち、PTAが緊急会議

マサチューセッツ州バーリントン市教育委員会において先日の13日の夜、LGBTQ+界隈への支持に関して緊急会議が開かれた。それというのも、数日前に同学校区のマーシャル・シグモンド中学校で行われたプライドイベントにおいて、一部の生徒達が自分の代名詞はUSAだと叫びながらレインボー旗を引き下ろすなどプライド展示物を破壊したからである。‘USA are my pronouns’: Middle schoolers protest Pride decorations in Massachusetts school district | KOMO (komonews.com)

この事件が起きたのはプライド月間二日目のことで、同学校のスペクトラムクラブは学校の許可を得て校内にプライド旗をかざったが、一部の生徒たちがこれに抗議をして旗を引き下ろしたり展示物を破損したりしたという。

当日生徒たちはレインボーの服を着ることが奨励されていたにもかかわらず、赤白青の星条旗を彩った服や黒い服を着て登校。学校中を「私たちの代名詞はUSA!」と叫びながら練り歩いたという。

バーリントン教育委員会はこの「不寛容」な行為に対処するため父母らを集めて緊急会議をひらいたのである。

学校側は生徒達の行動が一方的に「不寛容」であるとか「ホモフォーブ」であると決めつけているが、なぜ生徒達が自分の代名詞はUSAだなどと言いたい気持ちになったのか、そこのところをよく考えるべきではないのか。確かに学校の許可を取った飾り付けを破損する行為はよくないが、同学校では先日の戦没者追悼の日に特別な展示物を飾ったであろうか?もし生徒達がその日に星条旗で構内をかざろうと提案したら学校側は許可しただろうか。

それにしても学校で普段から散々LGBT洗脳教育を受けているにもかかわらず、子供たちがそれに応じずに抗議をしたというのは非常に興味深い現象である。

ミシガン州の市議会全員一致で公共施設におけるプライド旗掲揚を全面的に禁止

市の住民の50%がイスラム教徒であるミシガン州のハムトラムック市議会は、木曜日3時間にわたる審議の末、全員一致で宗教の中立をまもるため市内の公共施設におけるプライド旗の掲揚を全面的に禁止する条例を通した。これはプライド旗に限らず、国旗や軍旗以外の宗教的な旗の掲揚を全面的に禁止するものだ。City votes unanimously to ban Pride flag to “respect the religious rights of our citizens” (msn.com)

左翼リベラル連中は普段は宗教と政治は別にすべきだと言っておきながら、LGBTカルトだけは特別扱いしろと要求する。プライド旗を許すなら南部軍の旗も許されなければならないはずだ。ことLGBTに関してはキリスト教徒よりイスラム教徒のほうがしっかり抗議している。

余談だが、先日プライドに完全に迎合していたキリスト教会に落雷があり、教会が全焼するという事故があった。神の怒りに触れたのかな?Pro-LGBT Church Destroyed After Act of God – Not Even Fact-Checkers Can Deny This One (ijr.com)

アメリカ世論、69%が女装男子の女子スポーツ参加に反対、2年前から5%増加

USAトゥデイ紙によると、最近行われた電話世論調査で、女子を自認する男子による女子競技参加に反対するアメリカ人が2年前にくらべて5%増えて69%となったという。Americans less supportive of transgender athletes playing for teams of their choice, poll finds (msn.com)

「ギャラップ社の年次調査「Values and Beliefs」から得られたこの結果は、アメリカ人がこの問題をトランスジェンダーの市民権というよりも、競技の公平性の問題として捉えていることを示唆している、と世論調査会社のシニアエディター、Jeff Jonesは述べた。

トランスジェンダーの選手が自分の性自認に沿ったチームでプレーできるようになることについては、トランスジェンダーの人を知っていると答えた人の間でも支持率が下がったとジョーンズは述べている。

同様に、トランスジェンダーの選手が自分の性自認に合ったチームでプレーすることを支持するアメリカ人は、2年前の34%から、わずか26%であることが調査結果で示された。」

いまやアメリカ人の1.6百万人がトランスを自認していると言われており、18歳未満ではなんと5人に一人がトランスだと自認しているという。この数はどう考えても異常だろう。やはり学校で子供たちに洗脳教育が行われていることの現れとしか思えない。

悪名高いLGBT団体のHuman Rights Campaign によると、共和党は次の選挙に先駆け、すでに各地の州議会で500以上の「反LGBT法」を提案しているが、そのうちのおよそ40が学校におけるトランス自認男子の女子競技参加を禁止するものだという。(トランスジェンダーが女子選手より有利であるという科学的根拠はないにもかかわらず、、と記事にはある)

女子自認男子の女子競技参不支持率のうちわけは、共和党(93%)無所属(67%)民主党(48%)となっており、支持率は全体的に下がっている。直接トランスジェンダーの知り合いがいると答えた人でも、トランスの女子競技参加を支持すると答えたのは30%で、2年前の40%よりも10%減っている。

ただひとつ支持率が増えた層は19歳から29歳の若い大人で、こちらは35%から41%へと増えている。このグループはトランスジェンダーを道徳的に受け入れられると答えた率が一番高い60%だった。

しかし全般的に性別を変えられるということが道徳的に受け入れられないと答えた率は55%で道徳的に受け入れられると答えた43%を大きく上回った。

20代の若者がトランスジェンダリズムを受け入れていることは将来非常に心配ではある。しかし同性愛結婚の時と違ってトランスジェンダリズムの悪影響は人々の生活に密接にかかわっている。昔はよく「マリーとベティーが結婚したからといってあなたにどんな悪影響があるの?」などと言われたが、ジョンがマリーになって女子スポーツに参加したらどんな悪影響があるかは一目瞭然である。スポーツに興味のない人たちは自分らには関係がないと思っているかもしれない。だが、エリート競技のキャリアを目指している若い少女や女性達にとってこれは全く他人事ではない。自分と無関係な人たちが結婚するとかしないとかとは全く度合いの違う問題である。

この世論調査には10代の子供たちの声は反映されていないので、彼等がどう思っているのかは分からないが、最初にあげた話のように、ジェンZと呼ばれる世代はミレニアムと呼ばれる20代よりも保守的な傾向があると言われている。なんといっても女子スポーツで一番の悪影響を受けるのはこの世代であるからそれも納得がいくというものだ。

付け足し:同じ世論調査のなかで同性愛を受け入れる感情がかなり減ったことも記されている。

2022年には71%だった同性間の関係が2023年には64%のアメリカ人が受け入れられると信じていることがわかりました。ゲイとレズビアンの関係に対する見解が7ポイント低下したことは、世論調査の対象となったすべての社会問題の中で最も急な低下となります。同性関係を道徳的に受け入れることは、63%の回答者が同性関係を “道徳的に受け入れられる “と答えた2019年以来の低水準に落ち込んでいます。

それでも、この世論調査は、同性関係が過去数十年に比べてはるかに好意的に捉えられていることを示しています。2012年には、54%のアメリカ人がゲイやレズビアンの関係を容認すると回答しました。2002年には、38%のアメリカ人が受け入れていました。同様に、6月5日のギャラップ社の世論調査によると、アメリカ人の71%が同性婚を支持しており、過去最高となりました。

関連エントリー:アメリカ人の大半はトランスジェンダー概念を拒絶している – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


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スタバら大企業プライド月間参加に消極的、空気が読めないホワイトハウスのプライド狂乱

六月といえばLGBTQ+プライド月間とやらで活動家たちは大騒ぎをしているが、今年のプライド月間は何かが違う。例年であるならば大手小売店は大々的にプライド月間を祝い、店内にもでかでかとプライドの旗だのポスターだのが飾られクリスマスよろしく「プライド月間セール」なるものが繰り広げられるものなのだが、今年のプライド月間不思議に地味である。

6月に入った初日には、野球の大リーグやオンラインゲームのXBoxなど、自社のロゴを虹色にするなど例年通りのプライド宣伝が始まったと思いきや、二日目にはすでに元のロゴに戻ってしまった。私自身も近所のバーンズ&ノーブル書店における地味で目立たないプライドポスターやショッピングモールの申し訳程度の飾りつけお話した。そして本日、常にWOKEポリコレ最先端を行ってるスターバックスでは、なんと全支店からプライドに関する飾り付けや期限限定商品を全面的に取り下げるよう業務命令がだされたというのだ。

顧客層に保守派おっさんが多いバドライトや家族向け対象のターゲットと違って、スターバックスの客層は裕福の左翼リベラルがほとんどなのではないか?そんな客層にはプライド商品はかえって人気がありそうなものだ。それを全面的に取り下げるとはどういうことだろう?

実は昨日、私はお爺ちゃんの散歩につきあって折り返し地点にあるスターバックスに入った。朝早かったので出勤前の若い男女が入れ代わり立ち代わり入って来てコーヒーをテイクアウトしていたが、それとは別に店の中の大テーブルを囲んで東ヨーロッパ系移民一世の中高年おっさんたちがわいわいとコーヒーを楽しんでいた。そのほかにも煙草を吸いたいおっさんたちのグループがテスタバの近所にある床屋の前のベンチにすわってワイワイとコーヒーを楽しんでいた。東欧の中高年男性はおよそプライド月間に興味を持つような人たちではない。そんな話をツイッターでしたら、あれ、うちの近所もそんな感じですよ、と同じくロサンゼルス近郊にお住まいの二人の男性からコメントがあった。なるほどスターバックスの客は何も裕福層の若い左翼リベラルだけではないようだ。かく言う我々も決して左翼リベラルではないが、スターバックスにはしょっちゅう行っている。

スターバックス社は結構自社の客層を正確に把握しているのかもしれない。

子ども向けサタニストデザインのプライド商品を売り出したおかげで大ボイコットの憂き目にあっているターゲットでは、目立つプライドコーナーを店の奥の方に隠して規模も縮小し目立たないようにしている。そのことでLGBTQ+界隈から批評が集まっているが、ターゲット側は、いくつかの支店にむけて爆弾予告などけしからん脅迫を受け客や従業員の安全を保つためにプライド商品のほとんどを取り下げざるおえなくなったのだと説明している。

私は保守派による脅迫があったという話は常に眉に唾をつけて聞くようにしているが、脅迫があったというのは事実なようである。あったにはあったが、脅迫状を送ったのは反プライドの保守派ではなく、LGBTQ+活動家たちなのではないかという話が浮上している。

実はターゲットがいくつかの爆弾予告を受け取ったのは子供向けプライド商品を取り下げた後のことであり、その前ではない。KLFYという地方局ニュースによると、複数のニュース関係組織にもターゲット宛てとされる爆弾予告が送られてきたという。そのメッセージは、

  • お稀らはLGBTQ+コミュニティーを裏切った!
  • 我々を駆除しようという極右翼過激派の望みにひれ伏すなんて、お前らは情けない臆病者だ。
  • 我々は不寛容や無神経を容認しない。我々を支持しないなら我々に敵対するものとみなす。よって我々はこれらの場所に爆弾を設置した。今すぐ避難しろ。経済的打撃以外は望んでいない。

地元警察によれば、警告のあったそれぞれの視点をくまなく調べたところ、どこにも爆弾は設置されていなかったことがわかった。どうやら質の悪いいたずらだったようである。しかし脅迫状の内容から言って明らかに右翼保守によるものではない。もちろん、右翼保守らによる嫌がらせであった可能性も考えられる。

何にしろターゲットとしては、こんな面倒くさいことにいつまでもかかわっていたくないというのが本音だろう。もっともターゲットは店先での展示は縮小したとはいえ、本社によるLGBTQ+α団体への多額の寄付はやめていない。目立たないようにこっそりWOKEに迎合しておけば、なんとかこの苦境を乗り切れると思っているのかもしれないが、果たしてそうだろうか?

さてこのようにLGBTQ+αへの風当たりを気にして注意深くなっている企業が増えている今日この頃、全く空気の読めてないバイデン大統領は、なんとこともあろうにホワイトハウスの庭先でプライド祝いを行い、悪名高いトランスジェンダー活動家やドラアグクィーンたちを招待して爺さんがまたまた訳の分からない演説をぶった。

しかも招待された数人のトランスジェンダーたちが上半身裸になって踊り出し、ひとりの男などは豊胸手術をした偽乳房を揉みしだくそぶりをし、それがソーシャルメディアなどで大々的に全国に報道されてしまった。これにはさすがにホワイトハウスも怒り、これらの連中はホワイトハウス出禁になったそうだ。とはいうものの、ホワイトハウスにしょっちゅう招かれる人などそうそうはいないから、すでにダメージはおきてしまったといえる。だいたい天下のホワイトハウスにこんな奴らを招待する方がおかしいだろうに。


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「子供に手を出すな」と言ったゲーマーのアバターがコールオブデューティーから消される、ファンたちは大激怒

先日アメリカで人気のあるコールオブデューティーというゲームの超人気ストリーマー、ファズィ・ニックマークスがトランスフォーブ的発言をしたとしてスキンを削除されるという記事を読んだ。実は私にはストリーマーとかスキンとか意味が解らなかったので調べてみた。

ストリーマーというのはゲームをしながらそれに関する感想をユーチューブで配信する人のことで、ニックマークスはFaZeというチャンネルでフォロワー4百万人という超人気ストリーマーだ。スキンというのは要するにゲーム内に登場するキャラクターのことで、コールオブデューティーの制作会社アクティビジョンは、ニックマークスのあまりの人気に彼独特のオペレータースキンを与えたほどだ。しかしながら、先日ニックマークスが反トランスジェンダーの発言をしたとしてアクティビジョンはニックマークスのスキンを削除してしまった。

ではいったいニックマークスはどんなことを言ったのだろうか?

先日お話したカリフォルニア州グレンデール市で起きた、教育委員会のLGBT教育に反対する父母たちをANTIFAが襲撃して混乱が起きた事件に関して、新生児を迎えたばかりのニックマークスは次のようなやり取りをした。

ブレノン・マーフィー:カリフォルニア州グレンデールの教育委員会の外で、反LGBTのデモ隊がPro-LGBTのデモ隊を攻撃している。教育委員会は6月を「プライド月間」と認定することを決議している。

パケット:僕のアパートから4ブロックで起きた事件だ。アメリカ人は今悲しい場所にいる。人々が愛する人を愛して自部自身の人生を生きられるようにしようよ。

ニックマークス:本来の問題は、小さい子供たちに手を出すなってことだよ。”leave little children alone. That’s the real issue.)

後になってニックマークスはこの発言は新しい父親として、子供の性教育をするのは親であるべきで学校ではないという意味だと説明している。彼は特にLGBTを批判する発言もトランスジェンダーに関することも言っていない。単に子供の教育の決断は親がすべきだという考えを表明しただけだ。今のところニックマークスは自分は何も悪いことは言っていないので謝る気はないと言っている。

このツイートはすでに1,130万回も読まれている。

以前にも私はゲーマーが大企業やメディアから叩かれるという話をしたことがある。(左翼ファシストジャーナリストたちによる言論弾圧の恐ろしさ – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))ゲーム会社も自分らのゲームが人気が出るのは大歓迎でありニックマークスのようなオタクゲーマーは無料宣伝にもなるわけで大いに重宝しているはずである。フォロワーが4百万もいるようなストリーマーなら、彼一人でこのゲームに引き込んだファン数はどれだけ居ることだろう。にもかかわらず、こんな大人気のストリーマーを、たった一言、しかも特に誰を攻撃しているわけでもない、でキャンセルしてしまうとは何とも非人情な話である。こいつらには義理人情という感情はひとかけらもないのか?

これに関してコールオブデューティーの説明はというと、

最近の出来事により、Modern Warfare IIとWarzoneのストアから「NICKMERCS Operator」バンドルが削除されました。私たちは、従業員や地域社会とともにPRIDEを祝うことに注力しています。

ニックマークスは特にプライドについて何か言っていたわけではないのに、彼の発言がLGBTQ+αへの攻撃だと勝手に解釈して彼のバンドルを全部削除してしまったというわけ。私はゲームのことは何も知らないが、これはニックマークスにとっては経済的にかなりの痛手になるようだ。

このアクティビジョンの理不尽なやり方に多くのファン達が大激怒している。以前にも書いた通り、ゲーマーたちはLGBTなどには全く興味がない。彼等のほとんどは政治には無関心な男性達だ。そして彼等は昨今のゲームの行き過ぎたポリコレにかなりうんざりしていたところに持ってきて、今回のこの騒ぎである。

同じくフォロワー数数百万というストリーマーのドクター・ディスリスペクトは自分の同動画内でゲームをアンインストールしてアクティビジョンが謝るまで戻らないと宣言した。ツイッタでもニックマークスを支持し、同ゲームをボイコットしよういう声が多く上がっている。ニックマークはトゥイッチにも6百万人のフォロワーがいるんだそうだ。これがバドライトやターゲットのような結果を生むかどうかは未だ分からないが、これは観察の価値ありである。


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思春期ブロッカーが子どもに与える不可逆的な恐ろしい弊害

ウォールストリートジャーナルに思春期ブロッカーの危険性に関する記事が載っていたのでご紹介しよう。

拙ブログをお読みの聡明なる読者諸氏はすでにご存じのことと思うが、欧米諸国で「トランスジェンダー」の子供たちの思春期を停止させるために使われているAbbVie社製造のルプロン(Lupron)という薬がある。しかしこの薬は元々性同一性違和を持つ子供の治療として作られたものではなく、米食品医薬品局(FDA)は、前立腺がん、子宮内膜症、ある種の不妊症、遺伝子変異による珍しい小児疾患の治療薬としてこれらの薬を承認しているものだ。

つまり思春期ブロッカーとしての使用は承認された使用目的とは異なるオフレイベイルの使用なのである。もう一つオフレイベル使用として、この薬が連続強姦犯の化学的去勢に使われていることは諸氏もご存じの通りだ。

このように正当な使用法ではない使用による弊害については、きちんとした調査がされておらず、思春期前の幼児たちに投与することは非常に危険だ。無論トランスジェンダー活動家(TRA)達はこの薬品が安全であり弊害はほとんどないと主張しルプロンの効果は可逆的であるとさえ言っている。

実際に薬の作用が可逆的であるかどうかを知ることは非常に難しい。何故ならば、イギリスの調査によると、ルプロンを投与された子供たちの96~98%が後に異性ホルモンの投与に移るからで、思春期ブロッカーを始めたら最後、性転換への道をまっしぐら進むことはほぼ確実だからである。私としては、思春期ブロッカーを受けながら途中でやめて本来の性別で生きることになった子供たちがどうなったのか是非知りたいところだ。

思春期ブロッカー推進者はすでにこの薬は1980年代後半から安全に使用されてきたと虚偽の発言をしているが、Center for Investigative Reportingによる2017年の調査結果によれば、FDAはすでに1万件以上の有害事象報告を受けていたことが明らかになっている。その有害な副反応とは、、

  • 骨が薄くなったりもろくなったりする
  • 歯のエナメル質が老化し、歯が抜けたり割れたりする
  • 変性脊椎ディスク
  • 関節の痛み
  • 過激な気分転換
  • 発作
  • 片頭痛
  • 自殺願望
  • 線維筋痛症
  • 不妊症
  • 認知症

これらの症状の多くは中高年女性が閉経に女性ホルモンの分泌がなくなった女性達が経験する更年期障害に酷似している。

FDAは2016年、AbbVie社に対し、ルプロンを投与された子どもたちが新たに、あるいは激化した精神医学的問題を発症するかもしれないという警告を追加するよう命じた。トランスジェンダーの子どもたちは、不安、うつ病、神経発達障害を持つ可能性が一般集団の少なくとも3倍ある。昨年、FDAは子ども向けに、脳の腫れや視力低下のリスクに関する警告を再度追加した。

こうした弊害がすでに知られているにもかかわらず、推進派は子供たちをまるで実験用モルモットのように扱っている。

思春期ブロッカーをいち早く取り入れたスエーデン、ノルウェー、イギリス、フィンランドといった欧州諸国で子供への思春期ブロッカー投与が禁止され、アメリカでも多々の州でその動きが広まっている。

イギリスの保険省(NHS)によれば、子供ジェンダークリニックでは単なる同性愛者や自閉症など他の精神疾患を持った子供たちを性同一性違和だと診断するよう上からの圧力があり、それに耐え切れずたった3年間で35人もの職員が辞任したという。思春期ブロッカーや異性ホルモンはこうした精神疾患のある子どもたちの症状を良くするどころか悪化させていると辞任した現場の職員たちは証言している。

TRAは子供が性違和の症状を見せ始めたら、社会的にも医療的にもすぐに性転換治療を始めなければいけないと主張する。さもないと子供たちが自殺してしまうと。しかし、この記事には書かれていないのだが、思春期ブロッカーや異性ホルモンを投与される少年・少女たちは別の精神疾患も持っていることが多いため、抗うつ剤などの精神安定剤も服用している。抗うつ剤による自殺願望の副反応は良く知られていることであり、これに加えて思春期ブロッカーなどを摂取したら頭のなかがどうなってしまうのか、考えただけでも恐ろしい。

抗うつ剤と自殺願望については実は私も実体験をしている。私は中学生一年の頃に諸々の事情で鬱状態になり、医者から色々な薬を処方されたが、今思うとその中に抗うつ剤が含まれていた。物を食べずに薬を飲むので何時も胃の調子が悪く日常的に吐き気がしていた。身体はどんどん衰弱し、鬱状態はどんどんひどくなり、三年生にもなるとかなりの自殺願望を持つようになっていた。

ある日、私はいつものように空腹なまま大量の処方薬を飲んだ後、通学の道端でものすごい吐き気に見舞われ、ピューと物凄い勢いで吐いてしまった。ところが胃には飲んだばかりの薬しか入っていなかったので吐き出したのは顆粒状の薬だけ。それが様々な色で二児のようなアークを作り何か異常にきれいだった。それを見た私はおかしくなって大笑いしてしまった。

その日私は家に帰るやいなや残りの薬を全部捨ててしまった。そしてそれっきり薬を飲むのを止めて医者に通うのも止めてしまった。数日後、私を三年間悩ませていた吐き気が消えて食欲が出て来た。きちんと物を食べるようになったら、身体を動かすことがおっくうではなくなり、いつの間にかうつ病も自殺願望も消えてしまった。

抗うつ剤には自殺願望をひきおこす副作用があると知ったのはつい最近のことだ。ものを食べられない少女に、あんな強い薬を処方した医者は完全にヤブである。

何度も言うようだが、私が今の時代に12歳でなくて本当によかった。今だったら抗うつ剤のみならず思春期ブロッカーだの異性ホルモンだのを投与されていたかもしれない。

ルプロンのこのようなオフレイベル使用は今すぐ禁止すべきだ。いったいこれから何人の子供を犠牲にすれば気が済むのだ?

トランスジェンダリズムというのは本当に凶悪なカルトである。

関連エントリー:

子供の性転換治療が性違和を持つ子供の命を救うという嘘 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2023年4月5日

子供のトランス、思春期を越せば80%が普通に育つというのは神話なのか? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2023年3月18日

子供の性転換治療禁止への方向転換は右翼も左翼もないという話 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) -2022年10月24日

信じられない、子供の性転換増える! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net) 2012年2月22日


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プライド月間、全国各地の学校区でおきる父母たちによる抗議デモ

数日前(6月3日)、ハリウッドの学校区でLGBT教育に抗議する父母たちがデモをし、ANTIFA連中が集まって大騒ぎになった話ロサンゼルス、小学校のLGBTQ+教育に抗議する親たち – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)だが、今度は同じロサンゼルス郡のグレンデールの教育委員会会議場の前で数百人という父母たちが集まり、またもやANTIFA暴徒が現れ、警察も出動して何人も逮捕されるという大騒ぎが昨晩起きた。またメリーランド州のモンゴメリー地区でもLGBTに関する授業への強制参加に反対する父母たちがやはり数百人集まってデモ無論ANTIF暴徒が暴力を振るうという何時もの構図。

これらのデモで共通している点は、デモの主催者は一般の父母たちであること、父母の多くが移民一世で宗教心の強い地域であることだ。ハリウッドの場合はメキシコ系のカトリック教徒たち、グレンデールの場合はアルメニア系オーソドックスキリスト教、モンゴメリーの場合はイスラム教である。興味深いのはこれらのデモが非常にリベラルなマリーランド州やカリフォルニア州でおきたということ。モンゴメリーは2020年に全国で初めてLGBT法を通した市でもある。

アメリカの公立学校では宗教と政治の分離とかで聖書の持ち込みを禁じているところも多いなか、LGBTQ+α教育を強制的に行うというのはそれころ違憲なはずだ。アメリカの憲法補正案第一条は言論の自由と共に宗教の自由も保障している。それは政府が国教を作って国民に強制してはならないという内容だ。にもかかわらずバイデン政権はLGBT宗教を設立しそれを学校や企業を通じて国民にごり押ししているのである。

プライド月間ということで、全国あちこちで家族向けという名目でプライドバレードだのドラアグショーだのといったイベントが開かれているが、その内容はおよそファミリーフレンドリーなどというものではない。幼児の前で裸同然の男たちがサドマゾ演技をしてみたり、同性愛行為を描写した歌を歌うなどやりたい放題である。

しかし私には希望が見えて来た。バドライトのボイコットが大成功だったこと、ターゲットはじめ多くの小売店がプライド商品を隠し始めたこと、アメリカ海軍や大リーグやその他の企業がプライド月間中にと虹色に変えたロゴを一日で元に戻してしまったこと、こういう時には積極的になるはずのグーグルですらプライド関係のロゴに変えていないこと(もともとグーグルロゴは虹色ではあるが)などから、多くの企業が人々の怒りに触れてバドライトやターゲットの二の舞を踏むまいと戦々恐々としているのだ。

これまでにも、WiSpaの件で抗議に数十人の人が集まるとか、イギリスの女性運動かポージー・パーカーが集会を開くとかということが小規模で行われては来たものの、今年に入ってからの反LGBTQ+α運動の勢いは、これまで見たことがない。

昨日マット・ウォルシのポッドキャストで、ペンシルベニア大学で悪名高い女性自認男リア・トーマスのチームメイトだったという女性が名乗り出てインタビューを受けていた。彼女は在学中、男子が女子チームに入るのなんておかしいと思いながらも、そう思っているのは自分ひとりなのではないか、そう思うこと自体自分がおかしいのではないかと、自分の観念を疑わせるような洗脳が行われたと証言んしていた。

ウォルシは、TRA側は我々を孤立させ、常識的判断を疑わせようとすると語っていた。まさにガスライティングである。

だから大事なのは多くに人々が自分は一人ではないと感じることだ。あちこちの州で行き過ぎたLGBT教育を禁止する法律が通ったり、男子の女子競技参加が禁止されたり、こうやって父母たちが団結して教育委員会に抗議する様子などを見ることは非常によいことだ。

私は一人ではない。おかしいのは私ではなく敵のほうなのだ。


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