温暖化説、説明するほど信じる人が減るって、当たり前じゃん!

人為的な地球温暖化説というのは、もう大分前からその信憑性がかなり疑われて来た。カカシは最初っから信じていなかったが、最近は信じてる人より信じていない人の方がずっと多いのではないかと思われる。しかもアル・ゴアのような温暖化説信者が躍起になってその非科学的根拠を「証明」しようとすればするほど、そして科学的事実を学べば学ぶほど、人々は温暖化説への猜疑心をますます深まる一方だという統計調査が発表された。
温暖化説論者たちは、人々が人為的地球温暖化説を信じないのは、一般人は科学的知識が浅いからであり、温暖化説をよく理解していないからだと主張する。よって人々のより深い理解を仰ぐためには市民を教育する必要があるという考えから、世界各国の政府や民間企業によって莫大な金額が温暖化説教育のための宣伝に使われて来た。
にも関わらず、人々は温暖化説を信じるどころか、説明しよとすればするほど猜疑心を強めるという完全に矛盾した態度に出ている。いったこれはどうしたことなのだろう?
エール大学で1540人の大人を対象としたThe Tragedy of the Risk-Perception Commons: Culture Conflict, Rationality Conflict, and Climate Changeという調査で、科学的な教養があり温暖化説に詳しければ詳しい人ほど、温暖化説への猜疑心を深めるという結果がでた。
それってつまり、温暖化説には科学的根拠による説得力が全くないってことではないか!
これが単なるどっかのカルトでアホな信者が似非教祖の口車に乗せられて身上を潰したとかいう程度のことで済んでいるならまだしもだ、地球温暖化説は無数に渡る国際諸国をペテンにかけ、これらの国々が嘘出鱈目を基盤にした似非科学によって種々の法律を通し、それによってあらゆる国で、それでなくても低迷する経済をより悲惨な状態にしてしまったという損害はどうしてくれるんだ、と私は問いたい!
この調査を紹介したパワーラインも書いているが、温暖化説で世界中の人々を騙しておきたいのであれば、アル・ゴアらの温暖化宣教師たちに「黙ってろ」と助言したほうが良いのではないかな?


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福島第一原発で何が起きたのか?

今回の地震による福島第一原発の溶解はメディアや原発反対派が騒ぎ立てるほどひどい状態ではないようだ。いやそれどころか、今回のことで、きちんと設計され建築された原子炉は史上まれにみる強大な地震にも津波にも立派に耐えうるということが明らかになった。
パワーラインが科学記者のケニス・ハーパラによる福島第一原子力発電所に関するリポートを紹介している。福島第一原発において、いったい何が起きたのか、詳しい書かれているので、その一部から読んでみよう。ところどころウィキの説明からも引用する。(引用文は『』で示す。)
福島第一原発の六つの原子炉はすべてGE(ジェネラルエレクトリック)の二世代目デザイン、沸騰水型軽水炉である。一番古い軽水炉は1971年操業開始なので、すでに40年になる。チェルノーブルの原子炉と違って、福島原発は事故が起きた時に放射能を内部で隔離するデザインになっており、分厚い鉄の壁が圧力容器を覆っていることと、さらにその容器がもう一つの壁に囲われ、その上に外部からの天候から容器を守る防御壁で覆われるという三重の守りになっている。
この型の原子炉は『核分裂反応によって生じた熱エネルギーで軽水を沸騰させ、高温・高圧の蒸気として取り出す原子炉であり、発電炉として広く用いられている。炉心で取り出された汽水混合流の蒸気は汽水分離器、蒸気乾燥機を経てタービン発電機に送られ電力を生ずる。』
『原子炉の出力制御のためには原子炉内の中性子数を調整して反応度を制御することが必要である。停止状態の原子炉には中性子を吸収する制御材でできている制御棒が差しこまれており、核分裂反応に伴なう中性子を吸収して臨界状態にならない様にしている。原子炉の起動時、制御棒を徐々に引きぬく事で炉内の中性子数を増加させ、臨界から定格出力になるまで反応を上げてゆく。緊急時には全て挿入され、原子炉を停止(原子炉スクラム)させる。』
『沸騰水型原子炉 (BWR) は、冷却水の水量の増減による炉内蒸気ボイド(泡)の量によって短期的な出力調整が行えるため、制御棒は主に長期的な反応度の調整に用いられる。BWRは圧力容器上部に主蒸気系配管が通っているため、圧力容器の下方から水圧動作の制御棒駆動装置 (CRD) で炉心内に挿入される。緊急時には蓄圧タンクからのガス圧で炉心に全挿入される。』
ただ、原子炉が遮断された後でも燃料棒内での核反応は続いており熱を発し続ける。そのため燃料器具は水や冷却液に浸されていなければならない。この冷却機能が失われると燃料棒の温度は上がり続け溶解という結果を生む。
加えて、燃料棒が空気や蒸気にさらされた場合、棒に塗られたジルコニウムと酸素が強く反応して酸素をはがし水素のみがのこされる。水素は大気圏には自然に存在せず大気に触れると極端な化学反応を起こし急速に燃えるため、爆破したかのような印象を与える。
みっつの原子炉は燃料補給のため閉鎖されていた。原子炉には燃料棒が入れられていたか燃料棒の冷却液の中で貯蔵されていた。後になって解ったことだが、この冷却液貯蔵タンクが圧力容器の上に位地していたことが問題だった。
この間の地震は記録が取られるようになった1900年から、1960年のチリの地震に次いで史上二番目に激しい地震だった。(チリの地震でも日本は津波に襲われている。)
しかし、このような大地震であったにも関わらず、地震は原子炉を接続する電気グリッドを破壊したが、原子炉そのものに損害は与えず、加熱を防ぐ制御棒は適切に挿入され原子炉の核反応を停止させた。安全システムは完璧に機能したのである。
だが、その一時間後、津波がおしよせ冷却水を供給する電力システムが破壊された。冷却水は急速に加熱され蒸気となり燃料棒と科学反応を起こし水素が発生し圧力容器溶解となったわけだ。
原子炉の職員が容器の圧力を逃すためバルブを開けたとき、中の水素が外に逃げ猛烈な燃焼をおこした。これが容器の外壁を破損させた。水素の燃焼が容器の上部にあった冷却水貯蔵タンクにどのような影響を及ぼしたのかは定かではない。圧力が抜けたとき、多少の放射能が大気に放たれた。
津波によって原子炉の現場と本社との連絡がとだえたため、オーバーヒートしている原子炉に海水を挿入する決断を下すのが遅れた。この遅れがもとで原子炉は将来使用不可となった。
今回の事故で一番の問題は冷却水貯蔵タンクの水が加熱しすぎて蒸発してしまったことにある。それによって燃料棒が大気と蒸気に節食し水素と放射性ガスを発生させた。しかし、いまのところ冷却タンクの温度は安定しているという。
まだ詳細は解らないが、今解っていることだけで今回の事故を分析してみると、一部の原発反対派や政治家がいうほどひどい状態ではないということだ。

  1. 原子炉は設計で予期していたよりずっと強大な地震に耐えた。
  2. 当初の地震で第一電気システムは故障したが、予備システムは機能した。
  3. 原子炉は予期された波より高い津波に耐えた。
  4. 津波は予備電気システムのディーゼル発電機を破壊し、電池システムは機能しなかったか不十分だった。
  5. 原子炉現場と本社の経営側との連絡が途絶え適切な処置の決断が遅れ、原子炉の破壊につながった。
  6. 当初「爆発」と思われたのは水素の燃焼だった。
  7. 原子炉内で一部溶解が起きた。
  8. 冷却水貯蔵タンクの温度が上がり過ぎ燃料棒を露出させ水素と放射がスの発生にいたった。
  9. いまのところ、直下以外の場所における放射能被爆は極わずかである。

今回の大災害で我々が学んだ事は、きちんと設計され建設された原子炉は強大な地震にも津波にも耐えうるということである。しかし当初の地震には耐えても、冷却水貯蔵タンクが圧力容器付近にあると、予備システムが地震後の種々の影響を受け破損され機能不可になることも解った。冷却水貯蔵タンクは原子炉から離れた場所に設置されるべきである。また現場と本社との通信システムも今回のような大災害という非常時でも、きちんとつながるよう予備システムを確保をしておくことが必要だ。
ところで、冒頭で述べた通り、福島原発のデザインは二世代目だが、いまは第四世代の時代である。海水を挿入させたことで福島原発は完全に破壊されたわけだが、はっきり言って時代送れの原発をいつまでも使っているより、この際だから完全に新型の原発として新しく建て直すことが必要だろう。ただ、日本において原発に対する政治的な姿勢がどのようなものなのかアメリカ住まいの私には解らない。
少なくともカリフォルニアでは環境保全団体や左翼リベラルの連中の反対にあって、原発建設は完全に不可能な状態にある。中東の紛争で原油の値段は上がる一方であり、資源のない日本では原発による発電は必要不可欠なものだ。どうにかこの災害を糧にして新しい型の原子炉建設に努めて欲しい。


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恥知らず、東北大震災を地球温暖化に結びつける活動家たち

「緊急事態を無駄にしてはいけない」というのがオバマ大統領の前側近ラーム・エマニュエルのモットーだが、地球温暖化説者たちも日本の大震災を無駄にせず、24時間もたたないうちに悲劇を利用して自分らのプロパガンダをひろめようと躍起である。

インフォワーズ(情報戦争)のポール・ジョセフ・ワトソン記者は、自然災害というのは文字通り自然によって起こされたもので人為的なものではないと書いている。

イギリスのBBC局はすでに渦巻きのニュースを報道中にリポーターのハンフリー・ホウクスリー が南太平洋のトゥバルという小国の島が温暖化による海面上昇ですでに住めない状態になっているという何の関係もない話を持ち出して来て、日本の津波も温暖化が原因だとか頓珍漢な話を始めたそうだ。

だが、実際にはトゥバル国の島々は面積が減っているどころか増えているくらいで、海面に沈みつつあるというのはまったくの嘘だという。トゥバル国は西側諸国のアホらを利用して救援金をもらってほくそえんでいるというわけ。もっともそんな「不都合な事実」に落胆するような温暖仮説論者ではない。今回の地震を多いに悪用してツイッターなども使い、温暖化警戒説を説こうと必死である。

それにしても他人の悲劇を政治的プロパガンダに悪用するとは、本当に左翼リベラルのやることは汚い。


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あれ?溶けてるはずじゃあ、、、進行するヒマラヤの氷河

ヒマラヤの氷河が地球温暖化のせいで溶けているというのは嘘で、溶けてるどころかところによっては拡大しているという研究結果が発表された。これは25年以内にヒマラヤの氷河はすべて溶けてなくなるという数年前に発表された国連の調査とは正反対の調査結果である。
調査団によると、ヒマラヤのカラコルム山脈の氷河は減っているどころか増えているという。この調査によって2035年までにヒマラヤの氷河が消滅するという2007年の国連IPCCの発表がさらに挑戦される結果となった。ラジェンドラ・パチャウリ博士は、氷河がなくなるというもともとの調査に誤りがあったことは認めたものの、それでも氷河は溶けていると主張してきた。
カリフォルニア大学とポツダム大学の科学者たちが行った新しい調査によると、ヒマラヤの北西にあるカラコルム地区では氷河が進行しているとことが発見された。地球温暖化が起きていようといまいと、氷河の進退には影響がないというのが調査団の結論だ。
調査団の、Bodo Bookhagen博士、 Dirk Scherler そしてManfred Streckerの三人はアフガニスタン・パキスタン国境からブータンにかけて286に渡るヒンドゥークシュの氷河を六つの地域で研究を行った。
ネイチャーサイエンス科学誌で発表されたこの調査結果によると、氷河が後退するか進行するかは岩や泥といった岩屑(がんせつ)の量に左右されるのであって、気象の変化とは関係がないという。高い山脈に囲まれ2cm以上岩屑に覆われている氷河は氷解から守られているのだという。
ヒマラヤでは岩屑に覆われている氷河は普通だが、氷河が後退しているチベット平地地域では稀だという。これと比較してヒマラヤの北西にあるカラコルム地域の氷河は進行が安定している。

「我々の調査によると、ヒマラヤ氷河は気象変化に対して一律の反応は示さないということ、氷河の後退には岩屑の量が重大な要素となることを示している。これは、これまで水量や地球の海抜を予測するうえで無視されてきた。」

調査書の著者であるブックへーガン博士は、ヒマラヤの氷河はこれといった一律のものはなく、国連の調査の問題点はそれを一緒くたにしていたことにあると語っている。
この調査に関して国連のIPCCのパチャウリ博士は沈黙を守っている。パチャウリ博士は、地球温暖化がヒマラヤ氷河を凍解し後退させていると発表し、それに疑問を示すインドの科学者らを「ブードゥー科学」だなどといって批判して顰蹙を買っていた。
この新しい調査では、地球温暖化が起きていないとは結論付けていないが、氷河が後退するしないは、気象や気温の変化とは関係がないのだという結論を出していることから、氷河が後退していようといまいと、地球温暖化の証拠として使うことは出来ないという結果が出たわけだ。
地球温暖化のためにヒマラヤ氷河が溶けている、後退している、というクレームは最初から眉唾だったわけだが、今回それこそ本当の「ブードゥー科学」であることが立証されたわけである。


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似非医学、ワクチン恐怖症が生んだ数知れない悲劇

この間、カカシは毎年一回の健康診断を受けに行った。そのとき主治医のおなごせんせから破傷風の予防注射を推薦された。破傷風なんて、まちがって釘を打ち抜いたとかナイフでさされたとかいう深い傷でも負わない限り特に心配するような病気ではない。不思議に思って首をかしげていると、おなごせんせは「最近百日咳が流行ってるのよ。破傷風のワクチンは百日咳にもよく効くのよ。」とおっしゃた。せんせはこの間赤ちゃんを産んだばかりなので早速予防摂取を受けたとのこと。百日咳なんて今日日(きょうび)かかる人なんているのか、乳児への予防注射が出来てからほぼ絶滅した病気ではないのだろうかと思ったのだが、ここでふと思い当たることがあった。
読者諸君は最近、麻疹やおたふく風邪や風疹の予防注射が自閉症の原因となるという話が嘘でたらめであるとブリティッシュ・メディカル・ジャーナルが発表したニュースを聴いているだろうか?

ワクチンで自閉症はでっちあげ 英医学誌に報告(2011.1.06)

 【ワシントン共同】麻疹、おたふくかぜ、風疹の新3種混合(MMR)ワクチンの接種と自閉症との関連性を指摘した1998年の論文は(アンドリュー・ウェイクフィールド)医師のでっちあげだったとの報告を、英国のジャーナリストが英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル電子版に5日発表した。
 ジャーナリストのブライアン・ディアー氏は今回、論文の対象となった患者の親への聞き取りや診療記録の調査を実施。接種後に自閉症の症状が出たとされる12人のうち、5人は以前から症状があり、3人は自閉症ではなかったと結論付けた。
 欧米では論文発表後にワクチン接種が減って、はしかが流行。今も副作用を疑う人が少なくないという。

このようなでっちあげ論によって被害を受けたのはインフルエンザのワクチンだけではない。子供から命を奪い、生存者は一生後遺症を患うポリオや、乳児や幼児には命取りになる百日咳なども、嘘でまかせワクチン恐怖症のために、現代社会では信じられないような巻き返しをおこしているのだ。
上記の1998年の調査結果がランセットで発表されて以来、小児予防接種の危険性を唱えるウェブサイトはあちこちに生まれ、メディアも医学的な証拠もきちんと提示しないまま、センセーショナリズムを取り上げて大々的にワクチンの危険性を唱え始めた。(別処珠樹著のこれなんかいい例)
この話は1990年代に起きた豊胸整形に使用されるシリコンが身体に害を及ぼすという似非理論が幅を利かせたヒステリーを思い出す。整形手術などは危険ならば受けなければいいだけの話だが、乳幼児の予防注射は受けなければ後々ひどいことになる。いや、10年以上にわたるでっちあげ医学のために、イギリスやアメリカでは予防接種を受ける乳幼児が激減し、それと共にほぼ絶滅状態にあった病気が激増した。たったひとりのでっちあげ論文のため、何十年に渡って勧めてきた予防接種運動は大幅に後もどりしてしまったのである。
科学ジャーナリストのマイケル・フメントによると、このワクチン自閉症論でっちあげ事件は氷山の一角だという
最初からランセット医学誌に発表されたウェイクフィールド医師の説はつじつまが合わなかった。近年確かに自閉症患者の数は増加しているが、それは患者数が増えているというより、医学の発達と共に正しく診断される患者が増えたというだけにすぎない。
自閉症は多種のワクチンに使われる防腐剤のチメロサールが原因だとされ、アメリカでは2001年からチメロサールの使用は禁止されたが、その後自閉症患者の数は全く減っていない。スエーデン、デンマーク、カナダなどでもチメロサールの使用は禁止されたが、これらの国々でも自閉症患者の数は増え続ける一方である。
しかも、自閉症を起こすといわれたMMRワクチンにはもともとチメロサールは使われていなかった。MMRに関してはその後も色々な事実が明らかになっている。

  • 2004年、合衆国メディスンリポートはMRRもしくはチメロサールの関連性は発見できなかったと発表。
  • 2005年の日本の調査では、MRRワクチン使用を差し止めた横浜市において、自閉症患者の増加比率は差し止め前と全くかわらなかった。
  • 同年、コチランライブラリーが139の調査結果を見直した結果、MMRと自閉症を結びつける証拠は全く発見されなかった。

ところで、元の調査書を発表したウェイクフィールド医師に関しても、数々のスキャンダルがうかびあがってきた。

  • ロンドンのサンデイタイムスのブライアン・ディアフィールド記者はウェイクフィールド医師に関する膨大な資料を集めた。なかでも、医師は調査結果発表の2年も前にワクチン製作の製薬会社に訴訟を計画していた弁護士グループから70万ドルの謝礼金を受け取っていた。また、医師の調査対象となった12人の患者はあらかじめ医師が選んだ患者であり、患者や家族らも医師が肝心な要点で事実を歪曲していると証言している。
  • 2004年にはウェイクフィールド調査の共著者の12人のうち10人までもが記事を取り下げている。
  • 2010年1月、英国医師会は、ウェイクフィールドは調査において不誠実で無責任は行動をとったと批判。翌月、ザ・ランセットは元記事を取り下げた。三ヵ月後、ウェイクフィールドは医師免許を失った。

ウェイクフィールドの処分云々もだが、このけしからん藪医者の調査を信じて子供に予防注射をうけさせなかった親たちはどうなるのだ?いや、それをいうなら嘘でまかせのために現代社会において簡単に予防できる病気にかかって死んだ子供や後遺症で苦しむこどもたちのことはどうしてくれるのだ?
冒頭で書いた百日咳だが、1980年にはほんの一握りの件数しかみられなかったのに、去年2010年のカリフォルニアでは1947年以来最高の8000件が記録されている。入院する患者の60%が乳児でそのうちの10人が命を失った。
百日咳のワクチンはランセット調査には含まれていなかったが、予防注射のワクチン恐怖症が、多くの親たちにワクチン全体に対する疑惑を生んでしまったのではないだろうかと、カリフォルニア、オハイオ市のアクロン小児病院、百日咳専門医Blaise Congeni医師は語る。カリフォルニアはアメリカでもワクチン拒絶症の「震源地」なのだそうだ。
フメントも指摘しているが、薬でも何でも大病の原因になるというニュースは大々的に報道されるが、その研究や調査には怪しい点が多いという話はめったに取り上げられない。何かが危ないというニュースは即座に広まっても、特に問題はないという医学的な証明には何年もかかる。その間に、この嘘でっちあげ論は信じられないような膨大な被害を生み出す。
先に述べた豊胸手術に使われたシリコンインプラントにしても、たかが整形手術だと思うかもしれないが、訴訟に告ぐ訴訟で倒産に追い込まれたインプラントを製作したダウコウニング社はシリコンインプラントだけでなく、心臓につけるペースメーカーや腰の人口関節なども製造していた。こうした医学用品製造では第一といわれたダウコウニングの倒産は医療社会に大打撃を与えた。(何も悪いことをしていないのに訴訟をおこされた整形外科医たちや、すでにインプラントを受けていた女性患者たちの苦悩も無視できない。)
そして近年のこのワクチン恐怖症ヒステリー。
はっきり言って、私は親たちにも非常な責任があると思う。予防注射の副作用がニュースで大々的にとりあげられているからといって、安易に子供の予防接種をやめてしまうのは考え物だ。いったい副作用とはどういうものなのか、その危険性はどのくらいのものなのか、予防接種を受けないことによる弊害と比べてどちらがもっとも危険なのか、親としてきちんと学ぶべきである。
子供の命と将来がかかっているのだ。メディアのハイプに惑わされてはいけない。


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寒くても暑くても地球温暖化のせいだって? いい加減にしろ!

アップデートあり、下記参照:
今日のニュースで米国のアトランタでは1882年以来初めてクリスマスに雪が降ったという見出しが目についた。ヨーロッパ各地の空港で航空便が欠航し、クリスマスを空港で過ごした旅行客も多かった。ニューヨークでは地下鉄が7時間も立ち往生したとか、ニュージャージーでは50センチ以上雪がつもっているとか、フロリダでも記録的寒さだとか、とにかく寒い寒いというニュースばっかり。
そんななかで、ニューヨークタイムスは冗談抜きでこの寒波は地球温暖化が原因だと真顔で主張している。

(この一連の寒い冬は)タイミングがまずいことに、世界気象機関の2010年は記録上おそらくここ何年かで一番暖かい年であり、2001年から2010年は記録上最高に暖かい10年だったという調査結果の発表と重なってしまった。


ここ二十何年の間に地球の気温が上がったことによって解けた南極の氷が蒸発し、それが雪となって降ってくる。それが原因でシベリア全般の降雪量が増加した。

この雪で覆われたシベリアが太陽光線を反射させてそのエネルギーが宇宙に返っていくことによって気温が下がり、それが気流の方角を変更させているという。地球の気候が気流によって左右されることは既知のことなのだが、気流の通路が変わると気象は大幅な変化をとげる。つまりNYTは、今年の異常な気流の方向転換は地球温暖化が原因だといいたいらしい。であるから、結論としてこの一連の寒い冬と降雪量の増加は温暖化にも関わらずではなく、温暖化ゆえなのだと、主張する。
南極の氷が解けているということ自体がかなり疑わしいのだが、私にはどうして太陽光線が雪で反射したエネルギーが地球の気温を下げることになるのか理解できない。これに関して、なんでもかんでも地球温暖化のせいにするのは馬鹿げているという意見がインベスターズに掲載されている。
我々はここ何年も、社会の工業化が進むに釣れ、二酸化炭素排出量が増えた事によって地球は温暖化の道をまっしぐらに進んでいると言われ続けて来た。

— そして今年最初に発表された公式天気予報によれば、今年の冬は暖かく乾燥した冬になるとのことだった。ところが実際はその正反対でヨーロッパも北アメリカも氷と雪に覆われ、史上最も寒い12月となった。

2007年に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した予報によれば、この先二十年の地球の温度は極端な上昇のみで、上がることはあっても下がることはありえないというものであり、今年のような寒い冬はその可能性さえ全く予測されていなかった。
実際には1998年以来、地球は特に温暖化の傾向にない。IPCCが使った24のモデルのどれも、今年の気候を正確に予測できていないのである。全く事実と折り合わないのだ。
科学を少しでも勉強したことがある人なら誰でも知っている事だが、何かの説が科学的に正しいと証明されるためには、先ずその説が間違っているかどうかを試す必要がある。つまりだ、『私の気象モデルによれば来年の気温は5度上昇する』と宣言した以上、次の年の温度が5度上がっていなかったら、何かが間違っていたと認める必要がある。その可能性として、、
1)気温の計り方が間違っている。
2)気象モデルに間違いがある。
3)私の説が間違っている。
の三つのどれかか全てが原因なのだ。

ところが、気象絶望予言者たちはこの(科学的)考えに違反する。何が起ころうとも、常に世界が暑くなっている証拠だと主張する。気候が寒く湿ったって? 地球温暖化だと彼らは言う。気温が暑くなった? 温暖化だ。気候に変化がない? 地球温暖化だ。ハリケーンが増えた? 温暖化だ。ハリケーンが来ないって? そ、ご想像どおり。

彼らにとって何が起きても地球温暖化説そのものが間違っているという証拠にはならないのである。だから現在北半球全体を襲っている寒波すらも彼らの説を揺るがすことができないのだ。
以前にも書いたが、カカシの住む南カリフォルニアは今年の夏は非常な冷夏で、例年7月頃から9月半ばまで37〜8度の日が何日も続くのに、ことしは30度を越した日が一週間くらいしかなく、いつになったら夏が来るのかと思っているうちに冬の雨期がきてしまった。南加の雨期は普通1月の終わりから2月くらいに一ヶ月ちょっとある程度なのに、今年はすでに12月にはいってからほぼ毎日雨ばかり。気温も夜は摂氏8度くらまで下がり、昼でも20度行かない日がほとんどだ。
それについて、地元新聞のロサンゼルスタイムスで、JPLのビル・パツァート博士は「地球が暖まると、極端でもろい気象がおきるものです。」と説明している。
彼らは何が起きても地球温暖化のせいだと言い張る。「こんなの科学と言えない。いってみりゃ一種の信仰だ。」とインベスターズの記者は言う。
では何故、人々はこんなペテン師らの言う事をいつまでも聞いているのだろうか? それは温暖化説者の本当の目的は地球を温暖化とは無関係なところにあるからだ。
この間メキシコのカンクーンで行われた温暖化議会では、温暖化の害から貧困な国々を守るために、2020年までに豊かな国々からの10兆ドルの援助の必要があると結論が出された。
社会主義の真髄、富の分配、それこそが温暖化説論者たちの本当の目的なのである。地球の気象など本当はどうでもいいのである。いや、私に言わせれば、それは社会主義を進めるための口実に過ぎない。
本当に将来の天気予報に興味があるのであれば、あまり知られていないイギリスの気象学者で天体物理学者のピアース・コービン博士の研究に耳を傾けるべきだとインベスターズは言う。ロンドンのジョンソン市長によると、コービン博士の予測は85%がた当たるという。
博士は太陽黒点周期に強く注目している。どうやら太陽黒点の変化が地球の温度変化に深い関係がありそうなのだ。そしてコービン博士によると、地球はディケンズがクリスマスカロルを書いた1450年から1850年の頃のように、小氷河期にはいっているという。
無論、コービン博士の説が正しいかどうかはまだ不明だ。これからもきちんとした研究が必要とされる。だが、地球温暖化対策といって、世界各国の経済を破壊するような政策変更をする前に、地球冷却化にも温暖化と同じように注意が払われるべきだと、インベスターズは結論づけている。
アップデート: 先のエントリーでコービン博士のファーストネームを誤ってピエールを書いてしまったが、実際の名前はピアースだったので訂正しておく。博士がフォックスニュースで温暖化説は似非科学である、政治権力に左右されたカルトのようなものだと厳しい批判をしている。コービン博士は、今年の欧州の冬は100年ぶり来最高の寒さになることや、アメリカの北東部が豪雪に見舞われることなども予測していた。
コービン博士によると、地球は冷却化しており、今後も10年くらいは毎年どんどん寒くなっていくだろうと予測している。


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世界各地に寒波到来。米国各地で吹雪警報。英国や仏国100年間で最も寒い12月、豪州は真夏に雪

クリスマスが近づくと、苺畑家ではクリスマスカロルの映画を観るのが習慣になっているのだが、何度かリメイクされているとはいえ、どの映画を観ても冒頭で必ずクリスマスイブのロンドンで雪が降り積もっている光景が映る事に気がつかれた読者も多い事だろう。
現代のロンドンを知っている人なら誰でも不思議に思うことだが、ロンドンの気候は東京と似ていて、冬は寒いが年の開けた二月くらいにならなければ雪など降らない。
では何故クリスマスカロルのロンドンでは雪が降っているのか。これはディケンズがホワイトクリスマスを演出したわけでもなんでもなく、ディケンズの時代のロンドンは小氷河期の末期で、地球は現代よりもずっと寒かったのである。
ところが、今年のロンドンときたら、ディケンズ時代のクリスマスカロルさながらの大雪に見舞われ、ここ100年間で最も寒い12月だったという。
寒いのはイギリスに限らない。世界各地がもの凄い寒波に見舞われている。
イギリス、フランス
フォトニュース】欧州寒波襲う 英気象庁「100年で最も寒い12月になる恐れ」

【大紀元日本12月20日】ヨーロッパ北部は先週末から寒波に覆われ、各地で記録的な大雪が観測されている。この影響で空の便などが混乱し、クリスマス休暇を前に旅行客の足に影響が出ている。今年はじめにも零下の日々が続いたイギリスでは、「今の寒さが続けばこの100年で最も寒い12月となる」と同国気象庁が予測している。

 今週末、ロンドンのヒースロー空港では悪天候のため多数の便がキャンセルとなり、乗客たちは空港での寝泊りを余儀なくされた。独フランクフルト空港と仏シャルル・ドゴール空港では約4割が欠便となった。
 仏パリでは、一部道路を大型トラックが走行することを禁止されたため、コンサート用の器材を積んだ大型トラックが会場へ行くことができず、18日に予定されていたアイドル、レディー・ガガのコンサートが中止となった。AP通信によると、コンサートは22日に開かれる予定。

オーストラリア
南半球のオーストラリアで季節外れの雪、ホワイトクリスマスも

南半球のオーストラリアで19日から20日にかけて、季節外れの雪が降った。南洋から寒風が吹き付けたためで、南東沿岸のニューサウスウェールズ(New South Wales)州やビクトリア(Victoria)州では、通常、この時期には雪のないスキー場で10センチの積雪があった。オーストラリアの12月は真夏にあたるが、今年はオーストラリアの人々もホワイトクリスマスを楽しめるかもしれない。

アメリカ
Snow storm bears down on Mid-Atlantic, Northeast吹雪吹き荒れる大西洋側中部及び北東
ニューヨークやニューイングランド州など、大吹雪の影響であちこちで交通事故が続発しており、北東の州のいくつかですでに緊急状態の発令がでている。
ニューヨークのケネディ空港とニューアーク空港でも航空便がいくつもキャンセルになっており、吹雪が続けばこの先も、もっと多くのキャンセルが見込まれるという。
ロードアイランド州では吹雪警報が発令、30から40センチの降雪が予測されており、視界ゼロ。ボストン市を含むマサチューセッツ州では、ボストンでは38から50センチの降雪が予測されており、風速時速65メートルの吹雪警報が発令されている。
その他ニュージャージー、マリーランド、バージニア、ノースカロライナといった州で吹雪が予測されているが、バージニアでは時速80メートルの大風が予測されるため、運転には細心の注意が必要だとのこと。吹雪注意報は南部のジョージアやニューイングランドにまで及んでいる。
比較的冬の気候がおだやかな南カリフォルニアですら、12月に入って雨ばかり。しかも冷たい雨が朝から晩まで降りまくり、カカシ家の裏庭はまるで湿地帯になっており、植えたばかりのサボテンが水浸し。この冬を乗り切れるかどうかかなり不安。
ここ数年、毎年のように欧米では記録やぶりの寒い冬が続いているが、今年はさらに寒さの厳しい年となった。反対に何時もなら寒いはずのグリーンランドが比較的暖冬なのだそうだ。その原因は気流の関係にあるという。
気流は大気圏の高度で西から東へ吹く高速の風だが、この気流の道筋が変わると気象に大幅な影響を及ぼす。今年の異常気象はどうやらこの気流の方角変化が原因らしい。
それにしても、こう毎年記録破りの寒い冬が続くと、完全に信憑性が薄れている温暖化説がますます馬鹿馬鹿しく聞こえてくる。
関連記事:米国にもクリスマス寒波、北東部に吹雪警報 欠航便相次ぐ


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反日本捕鯨運動が仲間割れ、わざと船を沈めて日本のせいにしたと元運動家船長が内部告発

シーシェパード環境保全協界(SSCS、the Sea Shepherd Conservation Society)と言えば、反捕鯨を中心に活動しているエコテロリストである。彼らは日本の捕鯨船の回りに船を乗り出して嫌がらせをしたり、時には捕鯨船にわざと衝突してみたり、違法に日本漁船に乗り込んでみたりと、海賊さながらの行為を繰り返している。
その元メンバーだったニュージーランド出身のピート・ベチューン船長は現在のSSCSについて、幹部は「道義的に倒産状態」と非難し、特にグループのリーダーであるアメリカ人のポール・ワトソン船長に対しては、事実を歪曲し世界を騙していると辛辣な批判をしている。
特にベチューン船長とSSCSの亀裂をつくるきっかけとなったのは、今年の1月南極海でベチューン船長操縦の、アディギル号と日本の捕鯨船、第二昭南丸が衝突しアディ・ギル号が沈没した事件だ。下の動画はボブ・バーカー号と昭南丸の双方がそれぞれで撮影したものを並べている。面白いのは、昭南丸で撮影を行っている男性は事故を冷静沈着に報告しているのに対し、ボブ・バーカーの方は「ウォー、すげ〜!」の繰り返し。

衝突自体は双方がお互い相手が故意にぶつかって来たと主張しているが、圧倒的に日本側が悪いと感じたベチューンは衝突に激怒し、直接抗議するため捕鯨船に乗り込んだが、反対に捕鯨船の乗組員に保護され、後に逮捕された。その後ベチューンは日本で五ヶ月間拘束され、二ヶ月の禁固刑を命じられたが、後に五年間の執行猶予となり釈放後即座に強制送還された。
問題なのは、ベチューン船長は取調中、自分の罰を軽くするためにワトソン船長が捕鯨船乗り込み作戦に加担していたと証言し、それが後にワトソン船長の逮捕一時拘束へとつながったことにある。そのことに関してはベチューン船長は自分の非を認めている。
ザ・ブレーズにあてたEメールでベチューン船長は、ワトソン船長からの命令で捕鯨船に乗り込んだという虚偽の証言をしたことを認め、「あれは私ひとりの考えだった。ワトソン船長は賛成した。(虚偽の証言をしたのは)私の愚かな判断だった、そのことについてはポール(ワトソン)に謝りたい。だが、結果的に私はシーシェパードが雇った弁護士の助言に従っただけだ。」
シーシェパードとベチューンの関係が険悪になったのは、シーシェパードがベチューンを日本の監獄に置き去りにしたことにあるという。釈放されたベチューンはワトソンに、もっとボランティアを大切にし、世界に嘘をつくのは止めるべきだと抗議したという。
ベチューンとワトソンの仲違いはそれだけでは済まなかったらしく、ベチューンはついにシーセパードの汚いやり方について内部告発をするに至った。
ベチューンによると、アディ・ギルは第二昭南丸に撃沈されたのではなく、ベチューンがワトソンの命令によって故意に沈めたのだという。ワトソン船長は破損した船を修理するため港まで引っ張って行く時間を惜しんだのだという。

「私は6−12時間でボートが沈むよう細工しろと言われました。「翌日になって船が沈んで行くのを放置されたように見えるシーンはやらせです。あたかも私がその場にいたように見せたのです。「私たちは故意に船を沈め、嘘をついたのです。「まったく道徳に反する行為です。」

この作戦にはアニマルプラネットも関与していたとベチューンは示唆する。
また、ベチューンは他に色々隠蔽があったと書いている。
アディ・ギルが沈むんだ後、海上で昭南丸の乗組員は四本の弓矢を見つけた。シーシェパードは当初弓矢については何も知らないと声明文を出している。今時捕鯨船が弓矢で捕鯨などしているわけはないので、何でこんなところに矢が落ちているのか不思議だが、これには意味がある。
2009年にベチューンがワトソンに最初に会った時、ワトソンはベチューンに毒矢を使うトリックについて説明された。ハープーン船が捕鯨した後、鯨を母船に持って行く際に偽の毒を塗った矢を死んだ鯨の身体に撃ち込むというもの。ベチューンは何故そんなことをするのかについては説明していないが、カカシの想像では矢のつきささった鯨の姿をドラマチックに撮影するのが目的だったのだろう。
また、ワトソン船長が以前に捕鯨船の乗組員から撃たれたという事件もやらせだった可能性が強いとベチューンは言う。自分はその場にいたわけではないから知らないとしながらも、やらせだったという話は聞いているというのだ。
仲違いをした元仲間の証言なので、どれだけ信用できるのかは解らないが、別にやらせなどしなくても、上記の動画を観るだけで、シーシェパードがエコテロリストであることは明白。
これだけでなくシーシェパードは今年二月には「酪酸入りの瓶を発射するなどの妨害活動を行い、監視船「第2昭南丸」の乗組員3人が顔に軽いけがを負」わせるなどの暴力行為をしている。
捕鯨という行為そのものには賛否両論あるだろう。だが、それを阻止したいのであれば合法に国際社会に訴えて廃止を求めるべきなのであり、合法な捕鯨を暴力で阻止しようなど言語道断だ。今は単に小舟をぶつける程度のことで済んでいるかもしれないが、すでに酪酸入りの瓶を投げつけるなどしているところからして、この次は銃弾を使うかもしれない。毒矢も鯨ではなく乗組員にめがけて撃たれるかもしれない。そうなったら捕鯨船はどのように自分らの身を守ればいいのだろうか。
私は今や普通の商船も漁船も武装しておくべきだと思う。インド洋の海賊はすでにおとぎ話ではないし、南極のエコテロリストも現実だ。攻撃されたら反撃する権利はあるはず。奴らがやらせをするのを待つまでもなく、こんな奴らはどんどん撃沈してしまえばいいのだ。


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子供を爆殺する悪趣味ビデオに見た地球温暖化説者たちの残虐な本質

今年の始めに明るみに出たクライメートゲートに始まって、最近地球温暖化説はかなりその信憑性が疑われている。今年の夏は日本は近年でも稀に見る猛暑だったため、多くの日本人は「やはり地球温暖化は起きている」と思ったかもしれないが、日本だけが暑くても地球温暖化とはいえない。現に、カカシの住む南カリフォルニアは非常な冷夏で、果物が育たないという問題がおきたほどだ。
地球温暖化が起きているという科学的根拠がどんどん崩れている中、温暖化説を唱える英国の環境保全団体は、二~三日前、10:10という個人で出来る二酸化炭素排出規制キャンペーンを始めた。この10:10という団体はブラックアダーやノッティングヒルなどでも有名なコメディ作家を雇っていくつかの広告ビデオを制作、それらをユートゥーブで公開した。
ところが、その広告ビデオの内容があまりにも残虐だったため、公開するや否や非難轟々。これらの批判のあまりの激しさに10:10はビデオを取り下げ、そのホームページに謝罪文を掲載せざる負えなくなった。
元々のビデオは取り下げられてしまったが、すでにブロガーやテレビニュースが取り上げて何度も公開されている。興味のある人はこちらのサイトからリンクがつながる。
ビデオの内容は、教室で女教師が中学一年生くらいの生徒達に10:10という二酸化炭素排出を規制する運動について説明している。「最後に参考として何人ぐらい実行するか手をあげて、、ああほぼ全員ね」とほぼ満足な教師だが、ふと手を挙げない男の子と女の子に気づく。「いいのよ、自主的にやれば、プレッシャーはかけないわ。」そういいながら教師は赤いボタンのついた箱を机からとりだし、そのボタンを押す。すると手を挙げなかった男の子と女の子の身体が爆破され、その肉片と血液がそこいらじゅうに吹き飛び回りにいた子供達に降り掛かる。クラスメートの血と肉に覆われて恐怖におののく子供達。にっこりと満足げな女教師。
実を言うと、私は最初にこのビデオを観た時に、これは温暖化説論に猜疑心を持つ誰かが、過激な環境保全運動を批判して作ったパロディなのだと思った。環境保全運動家の間では反対意見を持つ人間をぶっ殺すという過激な思想は普通だというのが、批評家たちの主な意見だからである。
ところが、このビデオを作ったのが当の運動家たちだと知ってカカシはあきれかえった。
速やか且つ激しい批判に驚いてビデオを取り下げた10:10は、ホームページに次のような言い訳を掲載している。

ごめんなさい、

本日、私たちは10:10と環境変化に関する「ノープレッシャー」という短編映画を掲載しました。環境変化がどんどん脅威的になるなか、メディアからの注目が薄れて行っています。私たちはなんとかこの大事な問題を人々を笑わせることによって、第一面に持って行こうと考えました。(略)
ほとんどの人はこの映画をものすごく面白いと感じたのですが、そうは思わない人が何人かいました。そこで私たちは気を悪くした人がいたことについて心からお詫びします。
考えた結果、私たちは映画をウェッブサイトから取り下げました。(略)
やれやれ、生きて学べ。
前進、上進

こういうふうに「気に障った人がいたなら、ごめんなさい」というのは謝罪でもなんでもない。あんたが気を悪くしたのが悪いんだ、俺たちが悪いんじゃない、という本心がみえみえだからである。
もうすでに多くの人々が指摘しているが、ほんとうにおかしいのは、『反対意見を述べる人間はぶっ殺すべき』という考えが笑いを誘うおかしいことだ、と考えている運動家たちの本心のほうだ。そういう事が異常ではない、ごくごく普通の観念だと普段から考えているから、こういうビデオを平気で作る。そして現実社会からあまりにもかけ離れているため、普通の人は冗談でも子供を爆破して肉片や血液が飛び散るような映像など観たくないのだということが理解できない。
以前にもアメリカで、環境保全に協力しない人たちがグリーンポリースという環境警察に逮捕されるというコマーシャルが公開されたことがある。(ユートゥーブビデオはこちら
スーパーで紙袋を選ばずビニール袋を選んだり、電池をゴミ箱に捨てたり、スタイロフォームカップでコーヒーを飲んだりしているごく普通の人がスワットチームさながらの環境警察にタックルされるという内容。
これもはっきり言って、環境保全に神経質な運動家をおちょくるパロディかと思いきや、電気自動車のアウディの宣伝だったのだからしょうがない。環境保全を訴えるなら、ささいな汚染に過剰反応するグリーンポリースなど出して来ては逆効果ではないか。こんなちょっとしたことでも逮捕されるような社会は、はっきりいってユーモアでは済まされない。
ノープレッシャーにしてもグリーンポリースにしても、環境保全運動家たちは自分たちの思想がどれほど過激なものか全く理解できていない。だから普通の人がそういう思想に脅威を抱くということが予測できない。
欧米ではエコテロリストなるものが存在している。彼らは実際に爆弾などを使って自分らの気に入らない企業施設を破壊したり、個人の家に爆弾を仕掛けるなどのテロ行為に及んでいる。日本でも捕鯨船やイルカ漁師などがこうしたエコテロリストによって暴力的な攻撃を受けているからご存知の読者も多い事だろう。
普段、こういうテログループは、普通の環境保全団体とは別個のもので、自分らはそんな過激派ではないという振りをしている団体も、一皮むけば反対派を政治力や暴力を使って弾圧したいと考える過激派そのものなのだ。
今回の「ノープレッシャー」ビデオは、環境保全運動家たちが計らずも自らの残虐な本質を暴く結果となった。完全な自爆である。


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うだる東海岸震える西海岸、ヒューストンに夏が来ない年

日本はかなりの猛暑に見舞われているという話だが、アメリカでも東海岸は記録的な暑さに襲われている。摂氏35度以上、湿度100%なんていう蒸し風呂みたいなひどいことになってるらしい。
ところが、それとは裏腹に、カカシが居るカリフォルニアは今年にはいって夏日和は一日もない。カカシは今年はほぼずっとサンディエゴで勤務していたが、朝晩の気温は14〜5度で、海岸沿いにいたせいもあるが、暖房をつけないと寒いくらいだった。
ちょっと内陸にはいった普段は35度は超える暑さになるロサンゼルスでも、今年は30度になる日すらない。同じようなことが数年前その暑さで苺畑夫婦が死にそうになったアリゾナ州でもおきており、フィニックスですら最高気温はせいぜい32〜3度だとか。(アリゾナでは40度なんて普通)
そして本日のニュースだと、やはり普段は猛烈な暑さになるテキサス州のヒューストンでも、今年は異例な冷夏を体験しているという。
ヒューストンでは今週末、なんとか今年最高気温の華氏99度(摂氏37度)を回ったと言うが、普段は45度以上があたりまえの州で8月中旬になっても華氏で100度を超えないというのは珍しい。
もしこのままヒューストンの気温が100度に達しずに夏が終わった場合、ヒューストンでは1997年以来、久しぶりで、華氏三桁台に達しなかった年ということになる。
もっともヒューストンで100度を超えなかった年は昔は結構あったらしい。1890年から1990年までは、10年のうち五年は100度を超えない年があった。それが1900年台の終わりから、毎年100度を超えるのが普通になっていた。
テキサスの気温がここ10年来上がっていたのが地球温暖化によるものなら、今年の寒さは同説明するのかな?
一部の土地で暑く、一部の土地で寒い場合、単純に地球温暖化などとはいえないはず。ま、最近では地球温暖化説は絶えつつあるが。


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