民主党よ、トランスジェンダリズムの丘で死にたいのか?

いつもいつもトランスジェンダーの話ばかりするのは嫌なのだが、次から次へと色々な話題が溢れて来て無視することが出来ない。とはいえ最近私は、このトランスジェンダー活動(TRA)に関しては、アメリカでもかなり風向きが変わってきた気がする。それというのもTRA達の活動が最近とみに過激で暴力的になってきており、彼等は世論の変化にかなりの危機感を持っているのではないかと思われるのだ。

先日も女子自認男子による女子競技スポーツを禁止しようと大学を巡る講演ツアーをしているライリー・ゲインズさんがサンフランシスコ大学の教室に閉じ込められたという話はしたが、ここ数日、デイリー・ワイヤーのマット・ウォルシやマイケル・ノールズの講演でも同じようにTRA学生たちが暴れて、ノールズの講演後、外では放火があったりして講堂に居た観客が数時間外に出られないという状況が生じた。ウォルシに至ってはツイッター口座が乗っ取られ、スマホの情報が何者かによって抜かれ、広域に渡る個人情報が盗まれたという。ウォルシはすでに「女とは何ぞや」の映画の影響で家族も脅迫されており、自宅に46時中警備員を付けるなどの警戒を余儀なくされている。

すでにここ数件起きた乱射事件や乱射未遂事件の犯人のうち四人はトランスジェンダーであり、ネットにも武器を持った女装男がTERF(反TRA)はぶっ殺すという動画を挙げていたり、今日も今日とて、女子トイレから自分を追い出そうとする女はぶっ殺す、トランスはみんな武装してその準備をすべき、などといってる中年女装男のビデオが上がってきた。

女性達が集まって女性達だけの講演をやろうとすると、必ず黒装束のTRA/ANTIFAが集まって女性に暴力を振るうのは、すでに日常茶飯事になっている。

イギリスでのTRA/ANTIFA暴徒の暴力的な行為は私も長年追って来たが、アメリカ国内ではこんなにひどいことはなかった。彼等の行動は最近とみに過激になり悪質になっている。しかし裏を返せば、彼等も必死なのではないだろうか。聖書で言うところの壁に書かれた文字を察しているのでは?

各地で次々に通る反TRA法

もうすでに拙ブログでも色々紹介しているが、共和党が多数議席を持つ州を中心に、男子の女子競技参加禁止、未成年のトランス治療禁止、未成年相手のドラアグクィーンショーや子供相手のドラアグ読書会の禁止、といった反TRAの法律がどんどん通り始めている。また小学校でLGBTQ+α関係の授業を禁止する州も増えている。

そしてついに本日、アメリカ連邦政府下院は、男子による女子競技参加を禁止する法案を通した。法案は共和党と民主党ではっきり問われており、越党して賛成票を投じた民主党議員は皆無だった。この案は上院へ行くが、上院は民主党が多数派なので、この法案が通る可能性はまずない。よしんば通ったとしてもTRAをごり押ししているバイデン爺さんが署名する可能性はゼロである。

変わりつつある世論

この見出しには弊害があるかもしれない。世論が変わりつつあるというよりも、今までトランスジェンダーは気の毒なひとたちだと同情していた人々や、自分には関係ないし面倒臭いことには巻き込まれたくないと思っていた人たちまでもが、おい、お前らちょっといい加減にしろよ、という気持ちになってきたように思うのだ。

二週間くらい前から始まったバドライトビールのボイコットなどがいい例だ。バドライトは労働層の共和党男子が好んで飲むビール。そのビールがディラン・モルベイニーという女装男と提携したことで多くの男たちが腹を立て一斉にボイコットを始めた。ほんの一時的なものかとも思われたが、他にいくらも同質で同党値段のビールはあるせいか、このボイコットはちょっとやそっとでは収まりそうにない。

また超リベラルのユーチューブチャネルのヤングタークスの副司会をしているアナ・キャスピアンがツイッターで「女性のことを『子を産む人』などというのは女性を冒涜するものだ」と発言したことで、TRAやそのアライたちから一斉に叩かれたが、彼女は謝罪を断固拒否、「私は決して謝らない。特に性別学的女性だから劣ると言われ続けて来た身としては。私は女性だ謝罪などしない」

私は彼女の最初のツイートより、彼女が散々叩かれた後でも絶対に謝罪しないと断言したことの方に興味がある。なぜなら、これまでなら左翼リベラルの人が口をすべらせて、うっかりトランスジェンダーを批判しようものなら迅速かつ猛烈な批判の嵐に見舞われ、それに耐え切れず、数日後にはひれ伏さんばかりの謝罪をする姿を何度もみてきたからだ。キャスピアンは何故謝罪しないのか。それは彼女に信念があるからというより、そろそろ本音を言っても大丈夫な時期が来たと判断したからではないのか?私はキャスピアンに同情する気は毛頭ない。なぜなら同じことを言って叩かれたJ.K.ローリング女史のことをキャスピアンが擁護するのを聴いたことがないからだ。

ニュースキャスターのメーガン・ケリーも同じようなことを言っていた。スカイニュースオーストラリアでゲスト出演した時の彼女の爆発ぶりは凄かった。

彼女曰く、自分も最初はトランスジェンダー女性のことを理解しようと思っていた。女性とは言わないがトランス女性と呼び、代名詞も尊重しようと思っていた。だがそういうことはすべて序の口だったと気づいた。それは出産や授乳や生理や女子スポーツといったものを破壊するための手段だった。もうたくさん、男に生まれた人間が女になれるなんてことは絶対にない!と物凄い勢いでまくし立てた。そして最後に彼女は「私は何と呼ばれても構わない。真実のために戦う」と叫んだのだ。

これは非常に大事な点だ。多くの人たちが「トランスフォーブ」だ「ターフだ」と呼ばれてプラットフォームを失い、職を失い、ウォルシのように命を狙われてきた。TRAは我々を経済的に社会的に暴力的に脅迫することで我々を黙らせてきた。にもかかわらず、女たちは「私はお前たちを恐れていない!」と言い出したのだ。TRAにとってこんな恐ろしいことがあるだろうか?

民主党はこの丘で死にたいのか?

さてここで私は民主党に聞きたい。この活動は党の生命をかけてまで支持すべき活動なのか?俗に言われる英語的言い回しをするならば、民主党はこのトランスジェンダリズムという丘で死にたいのか?

トランスジェンダリズムによる子供虐待や女性差別は民主党も共和党も関係ないはずだ。民主党の女性なら女装男たちとお風呂やトイレに一緒に入ってもいいなどと思っているわけではない。民主党支持者だからと言って自分の息子や娘が自分のしらないうちにトランスジェンダーにされてしまうのを支持できるわけでもない。民主党なら女性スポーツが女装男に奪われてもよいなどとおもっているわけではない。数日前も息子をトランスジェンダリズムに奪われた男性が、ずっと民主党を支持していたが、もう二度と民主党には入れないと言って居る手記を読んだばかりだ。ではいったい民主党は何故こんなにも躍起になってTRAを奨励するのだろうか?

共和党が賢ければ、どんどん反TRAに関する法案を提案し、反対する民主党にそれを弁護させればいい。どんどん民主党に詰めよって、なぜ彼等が女性や子供を虐待し差別したいのかを言わさればいい。

もうすでにアメリカの世論は反TRAに傾いている。


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ネットにはびこる恐ろしいトランスポルノに娘たちを洗脳された親たちの苦悩

私は最近、当事者の生きずらさだの、女子トイレを使えない苦しさだのといった話を読むと吐き気がする。何故ならこの人たちの話はいつも自分中心であり、自分の気持ちが傷つかないように周りが腫物でも触るかのようにふるまわなければいけないという勝手な理屈だからである。この人たちは自分の決断が周りの人間をどれだけ傷つけているか解ってない。思春期の子供たちが突如としてトランスジェンダーだと言い出した親たちの苦悩などまるで解っていないのだ。

本日はトランスジェンダリズムに子供を奪われた二組の親たちの話をしよう。以前にもこうした話は紹介しているが、これは非常に大事なことなので読者諸氏にも知っておいてもらいたい。さっきツイッターでこの話をちょっとしたら、日本の方から私の周りでそんな話は聞かないし、日本では心配ないと思うといって居る人がいた。しかしどうか解ってほしい。そんな考えは甘いのだ。トランスジェンダーを理由にLGBT差別など全くない日本で女子専用トイレがどんどん消されている現実を考えてほしい。インターネットに国境はない。油断をしていると日本でも絶対に同じことが起きる!

疑う余地のないトランスジェンダーとポルノの深い関係

最初の話は、インターネットにはびこるトランスジェンダーポルノに思春期の娘を洗脳されたという女性の話。彼女の娘は思春期女子の間で流行している急進性性同一性障害[Rapid Onset of Gender Dysphoria (ROGD)]を患っている。母親にしてみれば娘のROGDは青天の霹靂だった。ある日突然娘は男の名前を名乗り、少女の服をすべて捨て、髪を短くし、チェストバインダー(バストを平らにするさらしのようなもの)なしで外出しなくなった。しかし娘が自分はトランスだと言い出すまでには二年間にわたる綿密な洗脳があったのだと母親は語る。

ROGDの少女たちは幼い頃から自分を異性だと思っているわけではない。そしてこれは少女たちが自ら選んでそうなるわけでもない。

「むしろ、インターネットや仲間内で、手入れされた植物のように、慎重に製造され、育てられるのです。きれいな鉢を置き、土を入れ、種を植え、丁寧に水を注ぎ、鉢を日光に当てて、強く大きく成長させます。彼女の性格は、不機嫌で、闘争的で、無関心なものに変化します。彼女はもはや陽気ではなく、トランスであることに関連しない限り、何事にも興味を示さなくなります。」

母親は娘がどのように洗脳(グルーミング)されていったかを詳しく説明する。

始まったのは娘が13歳の頃だった。これはROGD患者には珍しいことではない。娘はよく友達と遊ぶ時にリーダーシップを取ることから友達から男の子っぽいとからかわれたことから始まった。娘の生理が始まったのもこの頃だ。特に彼女の生理は重く、大人の女性へと変わっていく自分のに不快感をもっていた。昔ならこのような思春期の不快感はごく普通のこととして扱われたが、インターネットではトランスジェンダーの始まりと扱われる。

7年生(中学一年)の時、学校の性教育授業の後、十数人の女生徒たちは彼女の家に集まり、自分がどのLGBTQ+αのカテゴリーに属するかと話始めた。それぞれの子が自分はレズだのパンセクシュアルだの言い出したが、娘はレズかパンセクシュアルだと言った。自分はシスだと言った5人の少女たちは、他の少女たちから「ベイシック」と言ってバカにされたという。

この会話を心配した母親は学校主催の「セックストーク」というセミナーに参加した。その中でジェンダーは流動的だが不動である、ジェンダーには46種類ある、自己紹介の時には代名詞をはっきりさせるべきなどといったもので、母親はこの矛盾だらけのセミナーで色々質問したが、他に誰も質問する人はなく、雰囲気で黙らされた。

娘は8年生(中二)になると成績が落ち始めた。娘は自分は少年だと自称する年上の女の子に執着しはじめた。母親の心配は募った。それで母親は娘の持っている携帯やiPadなどを調べ始めた。だが最初は特におかしなものは見つからなかった。しかしある晩、娘がパニックに陥り、娘は母親に悩みを打ち明けてくれた。その時娘は母親に自分が参加しているすべてのソーシャルメディアのパスワードを母に教えた。

母親はこれらのサイトを検索するにあたり、胸が悪くなるほど気色の悪いものばかりで、肉体的に病気になっていくほどショックを受けた。

娘の好きな子は娘より3歳年上の男子自認の少女で、彼女は娘にディルドを使って自慰をしている10分間のビデオを送っていた。その子は娘にフィスティングを含む多々のセックスのしかたについて数人の13歳少女たちとオンラインチャットをしていた。この子は子供の頃に性虐待を受けたという話もしており、公演で出会った見知らぬ人と大麻を吸ったり性行為に及んだことなども話していた。

幼い少女たちはこの年上の少女を聖人のようにあがめていた。そして彼女の言葉に一語一句聞き入り果てしなくつづく麻薬に酔って踊ったり、英雄のコスプレをして股間を誇張したり、麻薬の話をするティックトックビデオに見入っていた。娘は年上の子の好むものはすべて好むようになった。

どうりで娘は別人のようになってしまったわけだ。娘のすべての機器にはどれも暴力的なゲイポルノやアニメポルノが保存されていた。またポルノ書籍のサイトではSM書籍の記録があった。

13歳の娘はこんな恐ろしい蜘蛛の巣に囚われてしまっていたのだ。

娘はペニスの絵を壁や靴などあちこちに描くようになった。

母親は娘のチャットグループにアクセスしてみた。そこでは国中あちこちから聞いている若い少女たちに裸の写真をネットにアップするように促されていた。「心は男の子なんだから女の子の身体はあなたのものじゃない。お金のために売ったからってどうってことはない」などとアドバイスを受けた女の子たちが裸の写真を晒し、大人の男のパパを探して欲しいものをアマゾンから買ってもらうようにとまで示唆されていた。ただ、顔を出すと身元がばれるので身体だけにするよう気を付けるようにというアドバイスまであった。

母親は娘がティックトックでフォローしている子たちをすべて観てみた。そこにはMtFyaFtMや14歳くらに若い女の子たちが乳房振ったり舌でオーラルセックスの真似をしたりしていた。ネットで人気を得たい少女たちはどんどん過激な映像をあげ、大人の男たちや捕食者たちのフォロワーを増やしていった。

娘の携帯には大人の男たちの名前もあり、どこの誰ともわからない州外の人たちの名前が沢山はいっていた。

ついに母親は子供から携帯を奪い、インターネットへのアクセスを禁じた。ネットに繋がらない新しい携帯を娘に買い与えたが、娘は親の目を盗んで友達から古い携帯をもらったりして反抗した。

今15歳になる娘のトランスアイデンティティーが自然に起きたものだと言えるだろうか、と母親は問いかける。

教えてほしい。今15歳の娘のトランスアイデンティティは自然に発生したものでしょうか?トランスジェンダーとしてのアイデンティティは、正真正銘、本当の自分なのでしょうか?自分が本当は男の子であるという彼女の自己実現は、祝福されるべきものなのでしょうか?あなたも私も良く知っているように、彼女は、幼い弱い子どもを食い物にする人たちによって、意図的にゆっくりと、計画的に変容させられたのです。

母親はまた娘の部屋に隠されていた携帯を発見した。娘はインターネットにアクセスさせてくれるなら、普通の女の子に戻ると言っている。娘は単に18歳まで時間稼ぎをしているだけなのか、本気で脱トランスする気なのか母親には解らない。今後どうしたものなのかもまだわからない。ただはっきりしていることは、ROGDは自然になるものでも真実でもない。誰かが種を植え、誰かが水をまき、誰かが太陽にあてて注意深く育て上げたのだ。

そして子供たちは不慮の犠牲者たちなのだ。

我が子の性転換を親に隠した学校

二つ目の話は17歳の娘が、学校で自分の名前を男の子に変えて呼ばれるようになり、代名詞も彼を使うようになっていたのを、学校が母親に知らせていなかったという話。

突然学校から電話がかかって来て娘の社交的性転換を聞かされた母親は、学校へ赴き、娘のトランスアイデンティティーを肯定することはできないという話をしたが、すでに学校側は親を説得するムードだったという。

母親は娘には自閉症の毛があり、このような扱いは娘にとって良くないことだと思っていた。

この子も最初の話と同じで幼い頃に性違和など全く持ち合わせていなかった。親は思春期についても娘に話、娘は特に不快感を見せなかった。しかし娘には色々と複雑な精神疾患があった。

娘が12歳の頃、母親と娘はそれまで住んでいた家を出て新しい地域に引っ越した。これによって娘は親に反抗的になり、時々暴力を振るったりもした。この手記で母親は語らないが、多分離婚して母親が娘を引き取ったのだろう。

娘は部屋に引きこもり自分の電子端末に釘付けになっていった。母親は四苦八苦して娘を部屋からだそうとした。一時はワイヤーレスのラウターを車に隠したりした。

娘は13歳ごろから自分の性指向の話を始め、特に誰を好きになったこともないので、自分はバイセクシュアルかエイセクシュアルなのではないかと言い始めた。母親は何であっても構わない、そのうち分かることだから急いで決めることはないと宥めた。

14歳になると、今度は自分はジェンダーフルーイドだとか、そしてノンバイナリーとか言い出した。そしてそのうち他の中性的な名前で呼んでほしいといいだした。しかしそれにはすぐに飽きて、そのうち男の子の名前を考え出した。

母親は娘のジェンダー混乱について理解を示そうとはしたが、男の子の名前で呼ぶことはしなかった。娘がそれに怒ったので、名前ではないハニーと言った言い方に変え代名詞は使わないようにした。

高校2年生の時、娘は友達に自分はトランス男だとカムアウトしたと告げ、学校における自分の名前を正式に変えてもいいかと聞いた。しかし未成年でそのようなことをするのは娘のためにならないと思った母親は大人になってから変えるならよいと言った。

しかし娘が学校で名前を変えるのは18歳以上の証人が居ればすむことだった。母親は大学に行くようになったらどんな名前で呼ぼうとかまわないが、今は未だしないでくれと嘆願した。

母親は学校にも相談に行ったが、学校側は子供の意思を尊重すべきだといって母親の心配をとりあわなかった。それだけでなく、なんと学校側はソーシャルサービスに母親を通報したりした。

そして娘は母親をトランスフォーブだ偏狭者だと呼び、トランスジェノサイドに加担しているなどといってなじった。

母親は娘がどのように自分を表現するかは自由であり、それを支持すると言った。しかし「あなたが男の子だという振りはできない。私はそこで線を引くわ」と言った。

ソーシャルサービスは、これは所が口を出す事件ではないと判断したが、一応マーメイドのガイドラインには外れていると学校に連絡した。マーメイドはすでに学校のガイドラインでは使わないことになっているにもかかわらずである。

二週間ほど前、母親は学校から彼女が学校に述べた苦情をすべて却下するという連絡をうけ、娘のトランスアイデンティティーを肯定し続けると告げられた。学校は母親と娘の関係を悪くしようとしているように思えた。

学校は、この子にとって唯一安全で幸せな場所だと言われました。私は悪夢のような日々を送っており、何をするにしても、子供を失敗させるか、私たちの関係を壊してしまうかのどちらかのリスクがあると感じています。この状況を打破し、彼女が本当に必要としている助けを得ることができることを願っています。そうすることで、彼女は自分が何者であるか、何を望んでいるのか、納得できるようになると思います。

 

子供をトランスジェンダリズムに奪われた親の話はどれも似たようなものだ。自分の子供だけは大丈夫だと思っていたとしても、12~3歳の子供が外へもでずに部屋に閉じこもってスマホばかりいじくりまわしていたら、大人は非常な警戒をすべきである。この小さな端末から恐ろしい魔の手が伸びてきて、子供の心を虜にしているかもしれないからだ。


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トランスジェンダリズムにビジネスパートナーを奪われた人気ユーチューバーのジレンマ

今アメリカではユーチューブでも人気最大と言われ、登録者数1億4千6百万人というミスタービーストが話題に上っている。ミスタービーストは若い子になると8歳くらいから20代前半くらいの若い層に人気のあるチャンネルだ。私は彼のチャンネルを観たことはないが、子供に人気があるだけあって、色々「何々を試してみた」といった軽いノリのものが多いようだ。

彼には三人の仲間がいて、いつも四人で色々な冒険をして視聴者を楽しませてきた。彼等のチャンネルでは政治的なことは全くなく、親が子供に見せても特に悪影響はないだろうと思うような無害なチャンネルだったらしい。

ところが数か月前からミスタービーストの最も古い友達で同チャンネルにも最初から出演しているクリス・タイソンという男性の容姿が少しづつ変わってきていることに視聴者は気づいた。クリスはもともと南部特有の男らしい感じの人で短髪に口ひげを生やし、言葉使いもかなりラフなキャラで人気があった。2年くらい前に結婚して一児の父でもあり、自分のソーシャルメディアには若い奥さんと息子の写真が良く載せられていたが、最近妻子との写真がめっきりでなくなってきたのと、彼が結婚指輪を外したことなども話題になり、結果的に彼は奥さんとは離婚調停中であることを告白。それと同時に自分はトランスジェンダーとして女性ホルモン接種をしていることもカムアウトした。

この公表によりミスタービーストのファン達は壮絶となった。そしてミスタービーストには気の毒だが、批判的な意見のほうが支持的な意見を大きく上回っている。

トランスジェンダリズムは単なる性指向ではなく政治活動でもある。特に性転向中の人はその話ばかりし始めるし、チャンネルの中でも必然的にその話がでるだろう。クリスはすでに子供の性転換治療が子供の命を救うなどと言い始めていることもあり、これまで子供が観るのを安心して許可していた親たちの間から、今後ミスタービーストは子供に見せるべきではないのではないかという心配の声が上がっている。

ここで気の毒なのはミスタービースト本人である。彼は親友とファンとの間に挟まれて今は未だどうすべきか模索中と言った感じだ。今のところはクリスを擁護し、クリスへの批判を「トランスフォビック」などと言っている。しかしこれは賢いやり方ではないだろう。

ミスタービーストのチャンネルは政治色の全くないチャンネルとして人気を博して来た。ごくごく普通のお兄ちゃんたち4人が色々若い男性特有の馬鹿げたことをやって笑いを取ってきたのだ。それが突然ポリコレでも最たるものであるトランスジェンダリズムに冒されてしまった。ファンたちの落胆は相当なものである。

またクリスには小さい息子がいることも批判の的だ。2年前に結婚する前に自分がトランスだと気づかなかったのか?何故結婚して子供が生まれてからそんなことをするのだ?自分のことばかりで妻子の気持ちなどまるで無視ではないか。

明らかにクリスはミスタービーストにとって重荷になるだろう。とはいえ、今クリスを解雇すれば、トランス界隈からトランスフォーブと責め立てられて吊し上げを食うだろう。ではいったいミスタービーストはどうしたらいいのか。

私はトランスジェンダーたちの身勝手には本当に腹が立つ。妻子を捨てて、自分のビジネスパートナーに迷惑をかけて、それでも自分の変態的な性指向だけにのめりこむ。そして周りにもその身勝手さを正しいことであるかのように受け入れろと要求するのだ。


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女性自認男への特別扱いは真実への冒涜

数日前からイギリスのロイヤルアカデミーオブダンス(RAD)というバレエ学校に、33歳からバレエを始めたという身長190cm体重は裕に120キロはあると思われる熊のような大男が受け入れられたというツイートが上がって来て話題になっている。

当初元ツイの人が間違えて彼がロイヤルバレエアカデミーに入学したと書いてしまい、まさか、そんなと誰もが息をのんだのだが、コメント欄に、いやいや、これはバレエ団付属の学校ではなく、民間のバレエ教室のことだと訂正する人があり、なんだ単に素人がお稽古事でやっているだけなのかとホットしたのもつかの間、実はこの大男はその後あちこちのイベントに招かれてプロダンサーとして踊っているという話を聞いて全く呆れてしまった。

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Mr.ソフィア・レベッカ

男の名前はソフィア・レベッカ(明らかに本名ではない)。厳密にいうとレベッカ氏は2017年にRADの初中級試験(大人が受けられる最低のレベル)に合格したということらしい。このRADにおける検定試験の様子を、普通の女子とソフィアと並べたビデオを誰かがアップしてくれたのでご覧いただきたい。こちらがそのリンク。左側の子は明らかにダンサーの卵だが、右側の男はどうみても子供のお遊戯レベル。私は5歳児のバレエコンクールの動画をいくつか観たが、どの子もこの男よりずっと上手だった。この男の踊り(と言えるのかどうか)はまるで熊がドスドス歩き回っているようである。なんでこんなんで検定試験に受かってしまうのだ?

その後レベッカ氏はプロダンサーとしてアメリカでツアーまで行ったというからあきれてものがいえない。彼が自慢げに自分のユーチューブチャンネルで上げている何かの発表会で踊っている時の動画もみたが目も当てられない。引き立て役の女の子たちのほうが数十倍も上手なので彼の下手さが余計に目立つ。それでいて舞台に置かれた花束は女の子たちが拾い上げてこの熊に渡している。そして絶賛の声援を送る観客。多くのコメンターが彼はつま先で立ってもおらず(あの体重でそれをやったら足の指が折れるだろうという批判もある)これはバレエと言えるレベルではないと辛辣な批評。まあ、あたりまえだが。

いったいこれはどういう茶番だ?パロディーなのか?

これを観て読者諸氏も数週間前に行われたヨーロッパフィギアスケート選手権の開会式で、女装した中年のおっさんがよろよろとリンクを滑り、途中で転んで立ち上がれず、女の子のスケーターたちに助けられた動画を思い出されたのではないだろうか。その時の動画がこれ

そしてもうひとつ、ミスアメリカ主催の地方コンテストでこの19歳男子が優勝したのも記憶に新しい。

これらの話で共通しているのは、彼等に課せられた基準は一般の競技者に課せられた基準よりも遥かに低く、もしも彼等が普通の女性であったなら、このようなレベルでは各競技で最初から相手にもされず門前払いを食ったのは間違いがないという事実である。

普通なら非常に厳しい訓練を受け、厳選された人のみがトップに行ける競技でも、心が女だと言い張れば熊のように醜い男がバレリーナになれるというのはどういうことなのだ?

ミスコンの肥満男やスケートおっさんを観た時も、そして今回の熊ダンサーの時も思ったのだが、女装男子にはそれなりに特別の場がある。トランスジェンダーだけの美人コンテストもあるし、女装男子のフィギアスケートもプロバレエ団も存在する。自認女子がこうした競技に参加したいのなら、そういうところで実力を発揮したらいいはずだ。それなのに、なぜこの醜い男たちはわざわざ女子枠に割り込んで調和を乱すのだ?

と書いていて、自分で自分の質問に答えてしまった。

これらの男性は普通に男子競技に参加するだけの実力を持ち合わせていない。だから生得的男子だけのトランスジェンダー専門の競技でも到底レベルが及ばない。そういう奴らがわざわざ女子枠に入り込むのは、まさにそれ、女性空間の調和を乱すこと、女性を冒涜することが目的だからである。

女性達を冒涜するためには、女装男達の実力は酷ければ酷いほど良い。醜ければ醜いほど良いのだ。そしてこの醜く無能な男たちを、「美しい!勇敢だ!胸を打たれる!」と言って誰もに称賛を強制することにこそ意義があるのだ。人々に明らかな虚偽を真実と認めさせることこそが独裁者の真の目的だ。なぜならそれは市民の完全服従を意味するからである。これは女性達だけへの冒涜ではない。真実への冒涜だ。

悪なのだ。

それにしても、周りからちやほやされて、何の才能もないのに自分は才能があると思い込んでる男たちも、考えてみれば惨めである。彼等の妄想を周りが持ち上げて影で彼等を物笑いの種にするのは残酷な行為だ。

私は最初にレベッカ氏を熊に例えたがそれには意味がある。

我々が動物の曲芸をみて面白いと思うのは、動物はしょせん人間並みの芸などできないという前提があるからで、動物が何か演技をして称賛するのは、動物にしては良く出来たと言って喜んでいるに過ぎない。熊がフリフリを着て二の足で立ち上がって一回転すれば、人々は「お上手、お上手」と手を叩くだろう。

あの舞台を観てレベッカ氏に拍手を送っている観客のように。


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顧客を理解できないバドライトビールのお目覚め主義、ボイコット始まる

昨日はイースターサンデー(復活祭の日曜日)。アメリカも各地暖かくなり、家族やご近所さんを集めて裏庭バーベキューをするには絶好の日よりだ。裏庭バーベキューといえば欠かせないのがビール。イースターはどこのお店も閉まっているので、開いてる店といえば大型スーパーのウォールマートくらいだが、ビールの棚はほぼ空っぽ。ただ一つの銘柄だけは何故かしっかり棚にびっしりならんでいる。それがアナハイザ―ブッシュの人気商品バドライト(Bud Light)ビール。

私はビール飲みではないが、バドライトははっきり言ってそれほど美味しいビールではない。ただ他の銘柄より多少値段も安く、ブルーカラーの男たちには愛されているビールである。ではなぜそんな人気ビールがビールの日ともいえるイースターサンデーに売り切れもせずに棚に残ったままなのか、実はこれ、トランスジェンダーが関係している。

は?なんでブルーカラーに人気のビールとトランスジェンダーが関係あるの?そう、その通り、まるで関係ない。そこが問題。

実は数日前、バッドライトは「女の子の日何日目!」で人気を博したディラン・モルベイニーをバッドライトのスポークスマンにすることになり、なんとディランの顔がついたバッドライト缶ビールを売りに出したのだ!ティックトックでは「アタシ、スポーツとか全然わからないけど、乾杯!」とかいってディランが厚化粧の女装姿でビールを飲む動画が挙げられた。

Bud Light; Dylan Mulvaney

INSTAGRAM (@DYLANMULVANEY); SHUTTERSTOCK

これに腹を立てたのがバドワイザーライトの愛好家たち。彼らは政治的には保守派が多く、身体を使う労働の後、家に帰ると安楽椅子にどっかりと腰を下ろしてビールを飲みながらスポーツを観るような男たちである。彼等にとってトランスカルトなど異次元の世界だし、女装男などが彼等に混じったらどれだけヤジが飛ぶことか。そんな顧客層が愛好しているビールのコマーシャルを女装男のディランにやらせるとは彼等に対する侮辱である。それでポリコレ政治とビールを混同するな!とばかりに客たちがボイコットを始めたのだ。

もっともボイコットなどというものはちょっとやそっとでは効き目がない。アナハイザーブッシュは大手企業だし、少数の地方ブルカラーワーカーが短期間ボイコットしたからといってさほどの影響はないだろう。だからもしやるのであれば、徹底的にやらなければだめである。

マット・ウォルシも先日Twitterで言っていたが、WOKE企業はいくらもあるので、それらの商品をすべてボイコットなどしていたら生活はできない。だからもしやるなら、一つの商品だけをピンポイントで徹底的に見せしめとして攻撃する必要がある。そうでないとWOKE企業はどうせ保守派は口だけだと高を括り、また同じことを繰り返すだろう。

それにしてもなぜバドライトは自社製品の愛好家たちをコケにするような宣伝を始めたのだろうか。バドライトのマーケティング責任者アリーサ・ハイナーシード(Alissa Heinerscheid)女史は、バドライトの売り上げは年々下がっており、柄の悪い大学生男子が飲むビールというイメージから脱却して、もっと包括的なイメージをつくり、新しい顧客を得る必要があると話している。新しい顧客層を掴むというのはマーケティング責任者として当然のことではあるが、だからといって現存する顧客を排除するというのは賢いマーケティングと言えるだろうか?

幸いにして、ビールはなにもバドライトだけではない。前にも書いたようにバドライトは特に美味しいビールでもないし、同質で同じような値段ならミラーもミカロブもある。この際だから地元のマイクロブルーリーのビールを試してみるのも悪くないだろう。バドライトの代わりになるものはいくらでもあるのだから、永久的にバドライトをボイコットするのは簡単なはずだ。ウォルシも言うように、このボイコットは徹底的に長期にわたって続けなければならない。そしてアナハイザ―ブッシュが完全にバドライと製造を辞めるところまで追い込まなければならないのだ。

SNS上では近所のバーや小売店で誰もバドライトを買っていないという話がどんどんあがっているが、これは続けてほしいものだ。

Get Woke, Go Broke, を実現させてほしい。


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子供時代にトランスした男児の悲劇的な現在

私が子供の性転換措置を取る大人が増えているという話を最初に聞いたのは2015年のことである。あれからすでに8年という年月が経ってしまった。あの頃、周りの大人たちに「トランスキッズ」としてもてはやされた子供たちは、いったいどんな大人になったのだろうか?幸せに異性として人生を満喫しているのか?それとも、、

そんな私の疑問に答えるように、昨日衝撃的な動画をツイッターで見てしまった。すでに動画自体は削除されているが、10代くらいに見える乳房のある子が男性器をいじって自慰をしている姿だったのだ。どうやらこの子は元々男の子でホルモン治療で乳房は育ったが、思春期ブロッカーで未発達の男性器のある中性的な身体を使ってポルノ動画を作っているらしい。

その子の名前はコーリー・メイソン、現在22歳。メイソン家の5人の子供の長男として生まれ、彼以外は全員女子で四人の姉妹がいる。母親によると2歳の頃からトランスの予兆があったそうで、コーリーは10歳のころから女子の恰好を始め、13歳からホルモン治療を始めた。彼はおとなしい子供で学校ではよくいじめられたという。特に男の子とも女の子とも馴染めず毎日泣いていたそうだ。しかしトランスしてからは皆から愛されるようになり今は幸せだ、と 14歳の頃のビデオで語っている。コーリーが14歳くらいの時の写真を見ると解るが、確かにとても可愛かった。当時彼は将来はファッションモデルになりたいと話していた。

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ところが自分の息子をトランスジェンダーに仕立て上げたこの母親エリカというのが曲者で、コーリーがトランスだとカムアウトした一年後、実は自分もトランスジェンダーだと言い出し、男性ホルモン治療をしたり乳房除去手術を受けたりしてしまった。このトランス親子は物珍し気に多々のメディアで取り上げられた。

コーリーは自分がトランスして幸せになったと言っていたが、実際はそうでもなかったようだ。彼はきちんと高校を卒業していないようだし、モデルとして活躍しているわけでもなく、キャリアと言えるものはソーシャルメディアのいわゆるインフルエンサーというものだけ。それにしたところで人気がある割には収入にはつながっていないようだ。それというのも、コーリーは大邸宅に住んでいたわけでもなく、去年まで母親と二人の妹と一緒にトレーラーで暮らしていたというのだから。

そして去年の8月、コーリーは突然そのトレーラーから追い出されてしまった。その時の手記を読んだが、メディアに出る華やかなイメージとは裏腹に、コーリーの私生活はそれほど幸せとは言えなかったようだ。コーリーは突然追い出されて行くところもなく、母親からも他の家族からもなんの援助も受けられなかったと書いている。ソーシャルメディアでは母親はとても子供を愛しているようにふるまっていたが、現実は全然違っていたという。ところでこの手記でコーリーは母親のことを「ママ」と通して呼んでおり、最後の方で思い出したように「ママ/パパ」とわざとらしく書き足している。彼自身母親のトランスを認めていたわけではないようだ。

そして現在22歳のコーリーはソーシャルメディアでポルノ動画を撮っているというわけ。下記が現在の写真だが、その道に詳しい人の話によると、この顔は薬物をやってる顔なんだそう。目元が座っているし、口元がおかしいということだ。

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私は以前から指摘しているが、なぜか男子から女子へトランスした子の行きつくところは生産業が多い。そして薬物中毒も全く珍しくない。

5歳の時にトランスしたジャズ・ジェニングにしてもそうなのだが、子供の頃からトランスキッズとしてもてはやされてあちこちに連れまわされ、メディアで大々的に取り上げられる子どもたちは、独立した大人としての知識も技術も身に付けていない。

ジェニングの番組の中でも、ハーバード大学に通うジャズが両親に学校をやめたいと話す場面があった。父親が学校を辞めてどうするんだ、と聞くと、これまでのようにLGBTQ+αの活動家としてのキャリアを進めたいとジャズは答えた。活動家はキャリアなのか?

大人になってポルノ動画を撮って生計を立てているコーリーにしても、情緒不安定で暴飲暴食に走り50キロ以上も肥満になってしまったジャズにしても、とうていトランスキッズのお手本とは言い難い。この子たちは周りの奨励を受けて差別などされずに育ったはずなのに、なぜこんな大人になってしまったのだ?トランスキッズとしてトランスした子が大人になって、ビジネスマンとして成功している例があるのなら是非お目にかかりたい。トランスをして命を救われたという立派な大人に会ってみたい。

だがなぜか、そんな人はいないのではないかという気がする。

こんな大人を大量生産しようというバイデン政権は本当にクズである。


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これぞファシズム、バイデン政権トランスジェンダー暴徒をけしかけ保守派への暴力を奨励

昨日、サンフランシスコ大学で女子スポーツを女性自認男子から守ろうと講演ツアーをしている、元大学水泳選手ライリー・ゲインズさんが、講演後大学構内で暴徒に襲われ女装男に二回も殴られ、集団の暴徒に追い回されて構内の一室に警官に守られながら監禁されるという事件が起きた。部屋の前に集まったLGBTQ+αの暴徒たちはドアの前で陣取り、彼女を安全に解放する気はないようであった。本日のライリー自身のツイートから察するに、なんとか無事に帰宅することが出来たようだが。

過激な暴徒に襲われたのはゲインズだけではない。この間から私はトランスジェンダリズムに抗議する、特に女性に対して、トランスジェンダー活動家(TRA)暴徒らからどんな酷い暴力行為や脅迫をしているかという話をしてきているが、本日なんとバイデン政権のホワイトハウスのジャン・ピエール報道官は、TRAによるこうした暴力を批判するどころか、彼等の暴力を奨励し扇動する発言をした。下記はフォックスニュースから。翻訳はDeepL。

トランスジェンダーがキリスト教学校で児童や教職員を殺害した事件から2週間も経たないうちに、ジャン=ピエールはトランスジェンダーの思想を支持する激しいレトリックを披露する多くの指導者の一人となった。彼女は、未成年者に対するトランスジェンダーの医療行為を阻止することを目的とした共和党の法案を非難し、それは単なる「性別の確認」のための医療行為であると主張した。

ジャン=ピエールは、このような法案を 「自分の子供のために最善の医療を決定する親の権利に対する危険な攻撃 」と評した。さらに彼女はこう宣言した。「LGBTQI+の子どもたちは回復力がある。彼らは獰猛です。彼らは反撃する。彼らはどこにも行きません。そして、私たちは彼らの背中を押しています。この政権は彼らの背中を押しているのです。」

続いて、「この立法によるいじめを止めるよう、各州の政治家に伝えるために抗議行動や学校のウォークアウトを組織した全米の子供たち」を賞賛した。

TRA/ANTIFA達は反TRAや右翼保守のことをファシストだと言って責め立てる。ANTIFAなどまさに「反ファシスト」という意味だ。だが、いったいファシストはどちらのほうだろうか?

政権も警察も司法もメディアも大企業も、すべてが同じ党派であり、その政策に声を上げる一般市民を政府お墨付きの暴力団が暴力で弾圧する社会こそ、ファシズム社会の最たるものではないか。BLMにしろTRAにしろANTIFAにしても、彼等は悪政に抗議をする市民団体などではなく、政権の意向通りに反対派を弾圧するための暴力団である。

先日のトランプ前大統領の起訴でもわかるように、アメリカはもはや民主主義の自由国家ではない。2021年1月6日事件で、国会議事堂の中を10数分歩き回っただけの平和的な抗議者を何年も独房に閉じ込め裁判も行わない社会。人殺しをしてもその日のうちに釈放されるような国なのに、右翼保守市民は政治犯として裁判もなしに何年も拘束される社会。これが民主主義の国の在り方か?

今の状況はアメリカ最大の危機といえる。1930年代の金融大恐慌よりも、第二次世界大戦よりも、911同時多発テロよりも、南北戦争よりも、アメリカがアメリカとして生存できるかどうかのぎりぎりである。この独裁を許したら、アメリカはアメリカではなくなってしまう。アメリカという名前の国は残っても、自由の国アメリカは永遠に消えてしまうのだ。

追記:テネシーの乱射事件に続いて、コロラドスプリングスでも女性自認の男が乱射事件未遂で逮捕された。Transgender Teenager Accused Of Planning School Shootings in Colorado, Had Also Listed Churches As “Targets” – Reduxx


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子供の性転換治療が性違和を持つ子供の命を救うという嘘

「トランスして命を救われた」と言う子供のトランス活動家の声を聴くことがおおくなった。アメリカ各地の州で未成年の性転換手術を違法にするところが増えている。この間トランスジェンダーによる乱射事件が起きたテネシー州でも最近子供の性転換手術が禁止されたばかりだった。こうした動きに対抗してトランスジェンダー活動家たちは、未成年の活動家を表に出して、思春期ブロッカーや異性ホルモン投与が子供たちの命を救っていると宣伝し始めた。しかし、性違和を持つ未成年者が性転換をしないと自殺する子供が増えるという説には全く根拠がないだけでなく、性別適合手術(SRS)を受けた10年後ぐらいに自殺をする人も多い。実際SRSを受けた人の自殺率及び自殺願望率は一般人のそれよりずっと高いという調査結果もある。だからホルモン治療やSRSが性同一性障害(GID)の治療として適切であるという医学的根拠はまるでないのである。これに関する多々の調査結果は拙ブログの過去エントリーでも紹介しているのでご参照のこと。

性同一性障害の治療は手術よりもカウンセリングが望ましい – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

子供の性転換治療をいち早く始めたスエーデンでは、すでに未成年の性転換治療を禁止している。以前に見たスエーデンのドキュメンタリー「トランス列車」(ユーチューブ動画、日本語字幕あり)子供のうちに性転換をしないと18歳までに子供が自殺してしまうというのは全く根拠のない出鱈目であったと言っていた。

最近よく聞くようになった脱トランスの体験談でも、ジェンダークリニックに精神カウンセリングを受けに行った未成年が早々に思春期ブロッカーやホルモン治療を推進され、女の子には早く乳房を取ってしまわないと自殺してしまうなどと本人や親が脅かされることもしばしばで、自分には自殺願望など全くなかったのに手術をせかされたという少女たちの話も何件か聞いたことがある。

最近早期にホルモン治療や性器除去手術を受けた未成年の子供たちが、州議会の公聴会で「性転換治療によって命を救われた」などと証言する映像をよくみかけるようになったが、そんなこと、この子たちにわかるはずがない。早い子では2歳児から親やカウンセラーや幼稚園の先生などから自分はトランスジェンダーであり極端な治療をしなければ死んでしまうと言われ続けたら、年端も行かない子供たちがそれを信じ切ってしまったとしても不思議ではない。よくGIDを小児性癌などと比べて、子供が癌だと解っているのに手術させない親などいるかと聞く人があるが、癌は身体の病気であり放っておいたら100%死亡するのに対し、GIDは精神の病気であり放っておいても90%完治するのである。まるで比較にならない。

今朝ツイッターにも5歳の時に母親からトランスを強制されたジャズ・ジェニング(20歳)が、自分はトランスしたことを後悔していないと演説していたが、トランスジェンダーとしてしか生きたことのない彼にその生き方が間違っていたかどうかなどどうしてわかるというのか?彼が出演しているリアリティーショーでもジャズは凡そ幸せな20歳の大学生には見えない。

私は彼がまだ10歳くらいの時のビデオを見たことがあるが、ジャズは当時からなんらかの精神安定剤を常飲していた。健康な子供が抗うつ剤を飲むなどありえないだろう。そしてSRSを受けた今でも、彼は激しいムードスイングに悩まされているのだ。彼の精神病の原因が何かは分からないが、明らかにSRSはこの問題を解決することには全く役に立っていない。

上記のリンクでも書いた通り、性違和だと診断される子供の大半が別の精神疾患を併合していることが多い。自殺願望はそちらの病気のせいである可能性も高い。女の子が乳房を取りたいなどと思うのは、よく精神疾患を持つ子供がする自傷行為の延長かもしれない。だとしたら、不可逆的な極端で危険な治療を始める前に、先ずそちらの精神治療から始めるというのが筋のはずだ。ともかくそうした治療を成人するまで続け、大人になっても性違和が消えない個人に関してだけ、性転換治療を始めるべきだろう。それにしたって私は性転換治療などと言う物自体が非科学的であると信じてはいるが。

以前にも話た通り、私も思春期の頃は非常な悩みを抱えていて、心配した親が神経内科に通わせたほどである。かなりの自殺願望もあったし、自分の体が嫌いで拒食症になったりもした。あの頃今のようなトランスカルトが精神科を乗っ取っていたら、私も間違いなくトランスジェンダーにされていただろう。しかし私の命を救ったのは抗うつ剤でもトランスカルトでもない。神様だ。いや、神への信仰だというべきだろうか。

私は信心深い人間ではない。特にこれといった宗教に所属しているわけでもない。今でも特にどの教会にも通っていない。ただ当時の私は非常な読書家で特にドイツとかフランスの文学を良く読んでいた。またよくお芝居も観ていた。そんな中であるお芝居で誰かが歌った歌の歌詞に「神様は越えられない試練を与えない」というものがあった。

その時なぜかその言葉が心に突き刺さった。さらにお芝居をみていて、お芝居の中の登場人物には無駄はないことに気付いた。誰にもその役割はある。たとえそれが悪役でもちょい役でも。もしこの世の中が神様の作った台本通りに回っているのだとしたら、その中の登場人物である私の存在にもなにかしらの意味があるはず。私の存在は間違いではないのだ!

とまあそんな具合に自分なりに悟りをひらいた。私の命を救ったのはその悟りだ。

最近発表されたアメリカの世論調査では定期的に教会に通っているという人の数がすでに40%くらいになっているという話を聞いた。アメリカはもともと非常に宗教的な国だったのだが、最近の世俗主義は子供たちの心のよりどころを奪っているのではないだろうか。

「神を信じなくなると何も信じなくなるのではない。何でも信じてしまうのだ。」とは誰かが言っていたがまさにその通りだ。子供たちに必要なのは、性違和のある子どもの命を救うのは手術や薬ではない。あなた達がその身体で生まれて来たことは間違いではない。神様は間違いなどおかさない。と誰かが子供たちに諭して揚げることが必要なのだ。


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トランスジェンダーを抹殺せずにトランスジェンダリズムを駆除する方法

先日のてテネシー州の小学校でおきた乱射事件のショックが冷めやらぬうちに、ライフルを構えた女装男の姿が「トランスジェンダー復讐の日」と書かれたポスターともにツイッターで上がってきた。もともと4月1日は「トランスジェンダー可視化の日」とからしいが、トランスジェンダー活動家の暴力的な過激派が復讐の日と銘打って4月1日に集会を開くという計画だというのは前回もお話した通りだ。彼等はテネシーでの乱射事件後もその計画を中止にするでもなく、名前を「可視化の日」と直すでもなく、本気で暴力的なテロ行為を強行するらしい。(このエントリーを書いている間にキャンセルがきまったそう。その理由が多くの脅迫にあったからだとさ。)

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子供三人を含む六人の尊い命がトランス活動家に奪われたばかりだというのに、このような映像をツイッターにあげるなど不謹慎この上ない。誰かが「FBIは国内テロ集団としてこのグループを取り調べるべきではないのか」というツイートをしたが、何人かのTRAらしき人達から保守派は常に市民が銃を持つ権利を訴えているくせにトランスが武装したら文句を言うのかなどと頓珍漢なことを言っていた。

しかし彼のあげたこの動画が不謹慎であるというだけでなく、今こういうことをやるべきだろうか?トランスジェンダーによる乱射事件の翌日にこんな動画を挙げれば、トランスジェンダーは攻撃的な犯罪者の集まりだという印象をより強くしてしまうだけではないか。人々にトランスジェンダーを恐れさせることが彼等の目的なのか?

そして本日、乱射事件のあったテネシー州をはじめケンタッキー州そしてテキサス州で、州による性転換規制法に抗議してトランスジェンダー活動家たちがそれぞれの州議事堂占拠を行った。この人たちは本当に空気が読めないようだ。これではあたかもTRAは先日の乱射事件で勢いづいたようにすらみえる。

しかし我々は何時までもトランスジェンダー概念(トランスジェンダリズム)を悪だと騒いでいてもしょうがない。この文明社会を破壊する悪を駆除するためにはどうしたらいいのか、それを考える必要がある。もちろん「駆除」などという言葉を使うと、TRAたちは「トランスジェンダーの人びとを抹殺しようというのか、ジェノサイドだあ!」と大騒ぎをするが、我々はトランスジェンダーを自認する人々を全て抹殺しろと言っているのではない。トランスジェンダリズムという概念を世の中から駆除すべきだと言っているのだ。

ではトランス自認の人びとを抹殺せずに概念のみを駆除するためにはどうしたらいいのだろうか。

虹色の旗を学校から取り除け

先日、突然自分は女子だと言い出した中学生の甥に付き添って学校まで行ったという女性の話を聞いたのだが、彼女が言うに、学校内では星条旗はないのに虹色の旗がそこら中に飾ってあったという。甥っ子が唯一人信用しているという担任の女性教師は紫色の髪の鼻輪付きという典型的なジェンダー教師。学校によっては親に内緒で女の子に乳房を押し付けるバインダーや、男の子にパッド付のブラジャーを配布するようなところもあるという。パッド付ブラ程度なら身体に危害は与えないが、乳房バインダーは肋骨や内臓に多大なり支障をきたす危険なものである。

こんな学校で教えられたのでは元々内気で友達の少ないような精神的に弱い子供たちに勝ち目はない。トランスジェンダーになりさえすればディラン・モルベイニーみたいに一挙に人気者になれると思い込まされておかしな道へどんどん進まされてしまうのだ。

私が学校から虹色旗を取り除くべきだというのは、文字通り旗を取り除くと同時に、旗に象徴されるこうしたLGBTQ+α教育を義務教育の場から取り除くべきだという意味だ。これはすでにフロリダ州など各地の小学校で行われていることだが、

  • 先ず義務教育学校で教師は親に内緒で年不相応な性教育をさせたり、子供を異性の名で呼んだり異性の服装をさせるなど社会的に性転換させることを禁じること。
  • 親に内緒でジェンダーカウンセリングをさせないこと。
  • 年不相応な性教育をやめさせること。はっきり言って小学校での性教育は女子には生理があること、男子は射精できること、それがいずれ生殖に繋がるのだということを男女に分けて教える程度で十分だ。
  • 学校でLGBTQ+α関係の教育を一切しない。特にトランスジェンダーに関する話は一切タブー。他所からLGBT講師を呼ばない。ドラアグショーなど言語同断である。金髪で女子制服を着てるような変態中年男は絶対学校に入れてはならない!
  • 図書館からLGBT関係の本及び異性愛に関しても18禁のポルノ本は一切排除すること。図書館にある書籍リストは簡単に父母や保護者が調べることが出来るようにデーターベースを用意すること。
  • 子供向けテレビ番組においてLGBTを奨励する内容は一切禁止する。同性愛者の登場人物がいるのはいいとしても、積極的に子供に押し付ける内容は不可。

子供向けジェンダークリニックをすべて閉鎖する

  • 性違和を訴える子供がいたら、そういう子供は普通の小児専門の精神科医にてきちんと診察を受けさせる。間違ってもジェンダークリニックになど連れて行ってはいけない。
  • 性別違和肯定治療を一切禁止する。欧米では子供が性違和を訴えたら絶対に疑問を投げかけてはいけないなどという法律のあるところもある。これは全く逆さまだ。医者の役目は子供の妄想を奨励することではなく治療することにあるのだ。
  • 性転換のための未成年(18歳未満)への思春期ブロッカーや異性ホルモン投与、性転換整形手術は一切禁止する。
  • 大人の性転換医療に保険は不可とする。大人が自分の体をどうしようと国がどうこう言えた義理ではないのでやむ負えないが、これは自分で選んでする手術であり医療として必要ではないものなので保険外とする。ただし性違和に関する精神カウンセリングは保険内とする。

法律で性別を正式に変えることを出来なくする

  • 欧米諸国でも日本でも、合法に性別を変えるための厳しい項目を設けても、いずれその規則を緩和せよという運動が出て来てきて、最終的にはスコットランドで起きたように、自分で自分は異性だと言い張るだけの所謂性自認のみで性別を変えられるようになってしまう。だから最初から性別を変えることが可能だという概念そのものを法律から省く必要がある。
  • スポーツは全面的にXXとXYにわかる。インターセックスの人も男性思春期を迎えた人は残念ながら女子スポーツ参加は禁止だ。DSDのホルモン値は自然な状態で一定値以上の人は不可とし、女性ホルモンによって下げることはドーピングと見なすこと。
  • 女性のプライバシーと安全を守るために、トイレや風呂や更衣室など、公共施設や一定数の男女が居る場合の職場における身体性での区別を義務化する。また民営施設でも男女別施設の設備は差別と見なされないことを法的に定める。

一番大事なのは家族

多分これが一番先にくるべきだったのだろうが、先ずは親がLGBTQ+α思想が子供に与える危険性を学ぶべきだ。先ほど話した知り合いの女性の話だが、甥っ子の母親、つまり女性の姉は自分の息子が自分は女だと言い出した時に何が起きているのか分からなかったという。それで学校が薦めるままに素直に従ってしまったというのだ。何か言ったら子供を取り上げられてしまうという恐れもあった。

もし子供が四六時中スマホとにらめっこして、おかしなソーシャルメディアばかり見ていたら、親は子供が他のことに熱中できるような気晴らしを薦めるべきだろう。子供の居ない私が言うのはたやすいが、学校でみんなが観ているSNSに一人だけ参加できないとなれば子供も抵抗するだろうから、そう簡単にはいかないかもしれない。でも本当に親は子供が誰と話をしているのか知っておく必要がある。世の中には非常に恐ろしい変態がうようよいるのだから。

トランスジェンダリズムはダサいという考えを広めよう

トランスジェンダーカルトに嵌りきっているひとに外野が何を言っても無駄だ。しかし私はこれも一種の流行だと思っている。今はトランスであることがヒップ(格好いい)だということになっているから、本当は性違和などないのに、LGBTQ+αのなにかのアルファベットに自分が属していると言い張る人が多くいる。そういうことで何かの仲間に属せると思い込んでる人も多い。実際ほんの数年前までパッとしない異性愛者の男性だったのに、突如女性だと言い出して女性の恰好をするようなったら人気者なんて人もいるので責められない。しかしこういうなりすましはトランスジェンダーが廃れれば、すぐに辞めてシレっと男に戻ること間違いなし。

つまり我々はトランスジェンダリズムは恰好の悪い異常な概念なのだという考えを広めていくことが大切なのだ。

先日全米ホッケー協会NHLは、LGBTプライドの日に選手にレインボーのジャージーを着るように要請したが、一人の選手が宗教上の理由から拒否した。するとその選手のゼッケンのついたジャージーがファンの間で大人気になった。そうなると他にも拒否をする選手が数人現れ、結局NHLプライドの日をキャンセルしようかと真剣に考えるまでになった。

今メディアや民主党や大企業が煽るからLGBTQ+α界隈の考えが普通であるかのような印象を持つが、実際には嫌だと思っている人は結構居るのだ。だが口に出すと差別者だのトランスフォーブだのターフだの言われるので皆口を噤んでいる。しかし一人でも勇気をもって、それはおかしい、と言える人が出てくると、他にも自分もそう思うという人が出てくる。

最近現役の女性スポーツ選手が次から次へと自認男子の女子競技参加に抗議し始めたように、そんなにたくさんの人が声を挙げずとも数人でもおかしいと言える人がいれば、人々の意見は変わる。そしてトランスジェンダリズムという概念そのものがダサいという考えが人々の中で広まれば、流行だからと迎合していたメディアも大企業も俄か女装家もどんどんTRAを見放すだろう。

そうやってトランスジェンダリズムは過去の異常な狂気として葬り去られるのだ。私はそうなる日は結構近いと信じている。


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なぜ女性の代弁者であるはずのフェミニストがトランスアライとなってしまったのか

先日Blah@yousayblahさんのスペースで橋本久美@hashimotokumiさんから、なぜ女性人権の代弁者であるはずのフェミニストの多くが女性の権利に真向から対抗するトランスジェンダーのアライ(同盟者)となってしまったのかというご質問を受けた。それについて書くにあたり、以前にも色々書いていたことを見直していたのだが、2021年の8月に私が捻じ曲げられた「ジェンダー」江原由美子著に関して書いたエントリーを見つけたのでそれを読みながらお話しよう。

今を遡ること24年前、1999年に「男女共同参画社会基本法」が発表された。この頃日本では「ジェンダーフリー」という言葉がよくつかわれるようになった。このジェンダ―フリーという概念は、男女は皆同じであり、男性に出来ることは女性にも出来るというものだった。ここでいうジェンダ―フリーとはジェンダーを失くすとか性役割から解放されるという意味で使われている。学校の出席番号なども男女を分けずに混合するなど男女の性差を無視する運動が起きたのもこの頃である。

当時このジェンダ―フリー概念を批判する保守派も多くいた。江原はこの批判者たちのことを「バックラッシュ派」と呼んでいる。あの頃上野千鶴子及び小山エミも含む何人かのフェミニスト共著のバックラッシュという本まで出版されたくらいだ。

それで江原がいうバックラッシュ派がどのような理由でジェンダ―フリー理論に反対していたか江原はk下記のように書いている。強調はカカシ。

ジョン・マネーとフェミニズムでは、ジェンダー概念の定義が違うのです。性差についての考え方も、ジョン・マネーとフェミニズムでは異なりますし。そもそもフェミニズム内部でも大きく異なるのです。おそらくバックラッシュ派は、フェミニズムの混合名簿など男女平等に向けた施策実施の主張を、「ブレンダと呼ばれた少年」に対して行ったマネーの治療と同じく、「男を無理やり女にすること」「男と女の区別をなくすこと」として同一視し、否定しようと思ったのだと思いますが、このような同一視は、どう考えてもこじつけでしかなく、無理があります。

そして江原は、バックラッシュ派がフェミニストを攻撃するために捏造したという下記のような「言い掛かり」を羅列している。

  • 小学校での着替えは男女同室でなければならない
  • トイレも一緒にしろ
  • 風呂も一緒に入れろ
  • 性教育で児童を洗脳

もう聡明なる読者諸氏は床に転がって笑っておられるのではあるまいか。

1999年の男女共同参画が唱えたジェンダ―フリー論は、今トランスジェンダー達が唱えているものとそっくりそのままだ。そもそも男女に差はないと言い出したのはフェミニスト達だ。男に出来ることは女にも出来ると言ったのはフェミニスト達なのだ。だから今更男女は身体の作りが違うから男が女子スポーツに参加してはいけないとか女の体は男に比べて弱体だなどと認めるわけにはいかない。男が女になれると言って女性空間を侵略しはじめてもフェミニストには彼等を拒絶する議論がないのだ。

もう一つ問題なのは、「バックラッシュ派」が指摘していたように、フェミニストたちはフェミニストであることよりも先ず左翼なのだということだ。敬虔なる左翼戦士であるフェミニストたちは時の左翼勢力が唱える思想と女性の権利が衝突した場合、女性権利を犠牲にすることになど何のためらいもないのである。

もっと同情的な言い方をするならば、リベラルの女性達は弱い人たちの味方でありたいという自分らの自己満足を満たすために、社会の新しい犠牲者の味方であろうとしているともいえる。彼女達が本心からの同情でそういう態度をしめしているのか、単なる道徳観アピールをしているのかは分からないが、「すべての差別を許さない」という左翼プロパガンダんにうまく乗っかっていると言ってもいい。

ではフェミニストの中にも完全にトランスジェンダリズムを拒絶できる過激派フェミニストが居るのは何故なのか?彼女達の思想は左翼リベラルとは矛盾しないのだろうか?

トランスジェンダーがTERF/ターフ(トランス排除的過激派フェミニスト)と呼んでいる女性達は、あくまでも女尊男卑の思想を持ったラディフェミと言われるひとたちだ。女性の人権を男性を虐げることによって勝ち取ったと誇っている彼女達が女装男に道を明け渡す言われはない。女装男たちをシスターと呼ぶために我々は戦って来たのではないと彼女達はいうのだ。

繰り返すが、この問題がラディフェミ対トランスジェンダーである限りは、ラディフェミに勝ち目はない。

世の中の男性陣には、ラディフェミによって男性がコケにされてきたという感じている人が多くいる。ラディフェミたちがパッとしない男性をオタクと言ったりキモイと言ったりして蔑んで来たのは事実であり、そんなラディフェミたちが女装男たちに虐待されているからなんだというのだ、俺たちには関係ねえよ、お前らの自業自得だよ、と思っている男性が少なからずいるのである。

しかし残念なことに、ラディフェミの間では保守派男性たちの力を借りるぐらいなら自分らだけで戦っていくと頑張ってしまう人が多すぎる。この問題では勇気ある行動をしているJ.K.ローリング女史ですら、マット・ウォルシの差し伸べた手を振り払ってしまったくらいだから。

現在アメリカ各地でトランスジェンダリズムに対抗する政治的な方針を作り出しているのは保守派男性達である。無論女性達も一緒に戦っているが、対トランスで実際に効果を上げ始めたのはマット・ウォルシやロン・ディサンティス知事のような男性が戦いに参加し始めてからである。

今トランスジェンダリズムに迎合しているリベラルフェミ達は、どれだけ自分らがトランスアライであるかを証明するかのように、自分らの子供たちをトランス洗脳し始めている。いつかこの西側諸国のトランス熱が冷めて人々が正気に戻った時、トランスの波におされて大人たちから異性だと洗脳された子供たちの将来はどうなるのだろうか?

次世代の子供たちをこの狂気の犠牲にしないためにも、フェミニストも我々と一緒にトランスジェンダリズムと戦ってほしいものだ。

おまけ:2008年に私が初めてジェンダ―フリーなる言葉を知った時のエントリー。ジェンダ―フリーをトランスジェンダリズムに置き換えると今書いたものかと間違えるくらいタイムリーなエントリーなのでご参照のこと。後で重要な部分だけ抜粋して紹介するつもり。

変態たちが押し進めるジェンダーフリーという神話 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


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