邪悪な思想は行動に移さなければ悪ではないのか?進むLGBTQ+αによる小児性愛正常化の動き

世の中には少なからず小児性愛傾向のある人がいるらしい。そして困ったことにこういう人たちは、それが邪悪な欲望であるという意識がないのである。彼等は、『小児性愛という性嗜好を持っていたとしても実際に存在する人間に危害を加えさえしなければ、そういう欲望があるということ自体は悪いことではない』と主張する。

だが果たしてそうだろうか?

ここではっきりさせておくが、邪悪な思想を持つこと自体は罪ではあるが違法ではない。頭の中で何を考えようが人の自由だ。性的にどんな猟奇的な欲望を持とうが、それを実行に移すことがなければ、その人間が他の人間から裁かれることはないし、また裁かれるべきでもない。だが、たとえそうだとしても自分が持っている欲望は邪悪であるという自覚は持つべきである。なぜなら、それが悪いことだという自覚がないといずれ困ったことになるからだ。

人が自分がこうしたいと思う気持ちを実行に移さない理由には二つの可能性がある。ひとつは自分の欲望は邪悪なものであるから実行に移すべきではないという自制心。もうひとつは実行に移すことによって自分に不都合が生じる可能性が高い場合である。ここでいう不都合とは違法行為として罰せられる、もしくは社会的に制裁されるなどである。

普通の人は、自分で悪いことだとおもっていることは、誰に見られていなくても実行には移さない。それは犯罪を冒したら警察に捕まって罰を受けるからではなく、その行為自体が悪いことだという自覚があるからだ。

しかし道徳的観念と法律は必ずしも一致しない。不道徳な行為は必ずしも違法ではないし、違法とされる行為が必ずしも悪い行為ではない。時の政権によって設立された理不尽な法律などどこの国にも存在する。しかし理不尽な法律は反対する市民の声が大きくなれば、いずれ覆される可能性は高い。

例えば姦通罪。日本では昔結婚していない男女の性行為は違法行為だった。お互い独身だったとしても駄目だったのである。イスラム圏では今も違法な国があり、極端なところでは強姦された女性までもが姦通罪で禁固刑に処された例もあるくらいだ。しかしほとんどの文明諸国でこの法律は理不尽であるという社会的通念が広まったため、こうした法律は撤廃された。

また同性愛にしてもそうだ。西洋社会では同性愛自体が邪悪な欲望であると考える人が多かった。だから多くのキリスト教圏では同性愛行為が違法だった(イスラム圏では未だ違法な国が多い)。アメリカ最後のソドミー禁止法が撤廃されたのはほんの20年くらい前のは話である。しかしこれも、大多数の人びとが同性愛を邪悪とはみなさなくなったことで、この時代遅れの法律は撤廃となったのだ。

つまり、自由社会では、市民の大多数がその法律が理不尽であると考えるようになれば、そうした法律が撤廃される可能性は高いのだ。であるから、ある種の欲望を持つことが悪いことではないと自分が思っている場合、そしてそれを社会の多くの人が同意した場合、その法律を撤廃しようという動きが出てくるのは時間の問題なのだ。

ここで小児性愛に話を戻そう。多くの小児性愛者は自分達の持つ欲望が邪悪であるという自覚がない。そして、そういう人々を変態者扱いしてスティグマを与えることは彼等への差別を助長することであるなどと本気で言うのである。いや、彼らには変態としてのスティグマを大いにに与えるべきなのだ。もし彼らの欲望が何かの精神疾患だというのであれば、先ずその疾患を治療することから始めるべきなのであって、彼らへのスティグマを取り除くなど論外である。

今欧米社会(日本でも)で何が起きているかを考えてほしい。すでに幼稚園児を対象に明らかな性行為を模写したドラアグショーなどが横行している。幼稚園から小学校低学年の教室でポルノ教材が使われ、子供と大人の性行為を奨励するような教育がされてい子供たちに性行為を教えている幼稚園や小学校があるのだ。

なぜこんなことが起きているのか、それはLGBTQ+α活動家の少なからぬ人々が小児性愛を悪いことだとは思っておらず、小児性愛を正常な性愛として社会に認めさせようという気持ちがあるからである。

悪い欲望でないならそれを実行に移して何が悪い?結局そういうことになるのだ。


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トランス思想が原因で自分の創設したダンスカンパニーを追い出された女性振付師

先日イギリスのダンサー・振付師のローズィー・ケイさんのインタビューを聴いた。彼女は若い頃からバレエを習い、プロダンサーとして長年海外やイギリス国内で活躍していたが、2004年に自分のダンスカンパニー、ローズィー・ケイ―・ダンスカンパニーを創設した。最初は彼女自身、そのうちに一人二人をメンバーが増え、だんだんと大きな組織になっていった。

そんな折、ローズィーは資金集めをするためにカンパニーを慈善事業にするべきだというアドバイスを受けた。しかしそうするためにはイギリスの法律で創設者がそのまま取締役をやることはできなかったため、彼女は自らその座を退き、信用できる人員を役員に選んだ。それで書面上ローズィーは自分の会社の社員の立場になった。しかしこれは彼女の会社であり、会社の資金繰りや運営には彼女は深くかかわっていたし、創作的決断はすべて彼女が行っていた。

ローズィーは2年ほど前、ロミオとジュリエットを現代のイギリスの下町を舞台にした作品の制作途中だった。コロナ禍で舞台はどこも苦しい状況にあったため、彼女は仕事にあぶれていたあまり経験のない若いダンサーたちにも機会を与えようと何人か採用した。ところがこの新人ダンサーたちのムードが彼女がこれまで出会ったダンサーたちと違っていた。

彼女はリーダーとして新人たちがうちとけてくれる方法を考えていたが、なにせコロナ禍真っ最中だったため、みんなが一緒に食事をすることも出来ず、彼女は彼女で父親が病気で末期状態ということもあり、なかなかうまくいかなかった。

しかしそれだけでなく、ローズィーにはこの新しい世代の若者たちの態度がどうもしっくりこなかった。それというのも、彼女がダンサーたちを指導しているとき、何か注意をするとダンサーたちは嫌な顔をした。ローズィーはこの道25年のベテラン。振付師に注意されて嫌な顔をするなんて考えられない。第一コロナ禍でダンサーは仕事に飢えていたはず。そんな時経験もない新人が一流プロダクションで踊れるなど感謝すべき立場のはずなのに、彼らは振付師でありディレクターでもあるローズィーに対して全く尊敬の念をみせなかった。

そんな時事件が起きた。ローズィーはある日、若者たちを自宅に招待してパーティを開いた。夜もだいぶ更けて来てみなそろそろ出来上がってきたころ、誰かが次の題目は何を考えているのかと質問した。

ローズィーは次の題目としてバージニア・ウルフ著の「オーランド」の舞台化を考えていると話した。オーランドは不思議な話で、オーランドは何世紀も生きる不老不死の人物。私は映画を見たが確か彼はエリザベス朝の貴族として生まれた男性。ところがある日突然何故か途中で女性になってしまう。話のなかで何故そうなったのかという説明がない。しかし女性となったオーランドはそのまま何百年も生き続け最後は20世紀で終わる。

ローズィーはそろそろオーディションの広告を出そうと思っていると話した。ところがこの募集広告における言葉使いを巡って、まだカンパニーに入ったばかりの新人からクレームがついた。オーランド役はトランスジェンダーであるべきだという話しになったのである。

しかし彼女は女性と男性は違うこと、女性の身体を無視して誰もが女性になれるという考えは危険だという話を始めた。オーランドの面白いところは、男性貴族として生まれたオーランドは何の苦労もなく生きていたが、女性になった途端に自分の父親の財産を相続できないなどの差別にあう。これは社会が男と女をどれほど区別して扱っているかという話でもある。それにウルフの時代にはトランスジェンダーなどという概念すらなかった。だから女になりたい男の話などという設定にしたら話はまるで意味をなさないのだ。

話がすすむにつれて、若い子たちがどんどん喧嘩腰になっていくのが感じられた。どれだけローズィーが説明しようとしても、もう新人たちは彼女を完全に敵視していることがわかった。ローズィーは次の公演に彼等を必要としていたので、なんとかその場を収めようとしたがうまくいかなかった。

翌日彼女は取り締まり役員たちから自分が捜査対象になっていることを告げられた。捜査の結果、ローズィーの無実は認められ、ローズィー自身もダンサーたちに謝罪し、すべては収まったかに見えた。

ところがその後、その結果を不服とした自称ノンバイナリーのダンサーが抗議。外部の捜査員や弁護士がローズィーが設立しローズィーによって利益を得た会社のお金を使って雇われ、ローズィーの二度目の捜査が始まった。そして信じられないような酷い罪を着せられた。

自称ノンバイナリーのダンサーたちはローズィーが頻繁に元の性の代名詞を使うことを不満とし、ローズィーが険悪な職場を作っていると訴えた。しかしローズィーからすれば、振り付けをしている忙しく集中している間に、個々の好む代名詞など思い出せないし、「ハイ、男子はこちらから、女子はこっち」などと言ってる時にいちいちノンバイナリーだなんだのと考えている余裕はなかったと言っている。

このまま会社に残って何も言えない状況で仕事をすることは出来ないと決心したローズィーは自らが設立した会社を辞めて、心機一転、新しい会社を設立。再びダンスカンパニーを一からやり直すことにした。

彼女の新しいカンパニーでは女性が女性であるがゆえの経験を正面に押し出した作品を作り上げていくつもりだという。

これはインタビューアーの一人が言っていたのだが、自分が20歳の新人で、仕事にあぶれている時に未経験の自分を雇ってくれた20年も先輩のしかも有名な振付師が、親切にも自分たちを自宅に招待してくれて、お酒までふるまってくれているのに、その彼女の政治的な意見がどれほど気に入らないにしろ、それを責めるようなこと本人に向かって言うなんて想像もできないと言っていた。

全くその通りだ。自分がどれほど強い気もちを持っていたにしろ、自分はただの新人。ダンサーとしての能力もまだまだ未熟。その時分が有名な振付師の元で修行をさせてもらい、しかも大舞台に立たせてもらえるという時に、恩を仇で返すようなことが出来るその神経は理解に苦しむ。

こういう若者たちは学校で自分らのいう我儘が常に許されてきたのかもしれない。特に左翼思想は何を言っても受け入れられてきたため、その思想に誰かが反論するなど考えてもみなかったのかもしれない。もしこれが正気の世の中であったら、職を追われるのは振付師の方ではなく新人ダンサーの方だったはず。

しかしこれらの若者にとって、トランスジェンダリズムという考えは絶対的な善なのである。これは共産主義政権下で共産主義に批判的な上司を告発するのと全く同じだ。絶対的力のあるトランスジェンダリズムに少しでも歯向かう人間は誰であろうと許されない。即座に沈黙させる必要があるのだ。

最近プロジェクトベリタスの創設者ジェイムス・オキーフが重役会議で委員たちの裏切りにあい、自らが創設してここまでにした会社を追い出されるという事件が起きたばかりだが、ローズィー・ケイにしてもジェイムス・オキーフしても、これらの会社のブランドは創設者その人だ。彼女たちを追い出してもその会社は成り立たない。

ローズィー・ケイの居ないローズィー・ケイカンパニーなんてありえないだろう。慈善事業の資金減は寄付金だ。寄付をするひとたちはローズィーに会社だから寄付をしてきたのであり、彼女が居なくなった会社に何故寄付をする必要があるだろう?

いったいローズィーを追い出した若いダンサーたちは今後どうするつもりなのだろうか?

ローズィーには才能がある。だから彼女は再び新しい会社を始めることが出来る。だが経験もなく口うるさいだけの無能なダンサーたちに将来はあるのだろうか?

もしローズィーがこのままキャンセルされずに新しいダンスカンパニーを成功させることが出来たなら、イギリスにもまだまだ希望は持てるかもしれない。


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礼儀正しくしてる時期はとっくに過ぎた。マット・ウォルシのディラン・モルベイニー批判が意地悪過ぎると批判する保守派たちに反撃するコメンター達

しょっとややこしい題名になってしまったのだが、解りやすく箇条書きにしよう。

  • 数日前マット・ウォルシが「女の子○○日目」動画で一躍スターダムにのし上がった女装男ディラン・モルベイニーの最新の整形後動画に対して、お前は美しくなどないと痛烈な批判をした
  • 対し、リベラルではなく右翼保守のインフルエンサーたちがこぞってウォルシの口調が厳しすぎると批判した。中でも私が愛聴しているイギリス人コメディアン二人のトリガーノメトリー(Trigernometry)がイギリス人特有の皮肉たっぷりの口調でマットを批判した。
  • ところがトリガーノメトリーの動画に寄せられた4000以上のコメントをいくつか拾って読んでみると、マット・ウォルシの意見に大賛成のものばかりだった。

さて、では事の最初からご説明しよう。読者諸氏はディラン・モルベイニーという女装男をご存じだろうか。彼はほんの一年前までは鳴かず飛ばずのブロードウェイ俳優だった。コロナ禍で劇場が閉まり、食い扶持に困ったのか、インスタグラムで「女の子1日目」などといって女性になるための日記を動画に挙げたところ、これが大ヒット。モルベイニーはもともと役者なのでぶりっ子の女の子を演じるのが非常に上手だった。私はそのやり方があまりにも大袈裟だったので、てっきりパロディーだと思っていたのだが、どうやらモルベイニーは本気らしく、すくなくとも本気で自分は女になろうとしているとして、動画上でタンポンの話をしたり化粧品の話をしたりして、いくつもの大手企業のスポンサーが付き、果てはホワイトハウスに招待されて大統領にインタビューするまでに至った。

そして最近彼は顔を女性らしくする整形手術を受けて、その結果をミュージックビデオよろしく発表。そして自分は普通の女性より美しい、女性達の旦那を乗っ取れるくらい美しいというビデオを公開。マット・ウォルシはその動画を観て怒りを隠せない様子で批判したのだ。

ディラン、それが君にとって最も美しい姿だというなら、君の最も醜い姿は想像したくもない。(略)君は男らしくないかもしれないが、決して女らしくもない。君は気味悪く、人工的で、製造され、生気がなく、地に足のついてない、奇形だ。君は何かの人間ディーブフェイクだ。(略)君が得られるものは最高でも良くてちゅうぶらりんだ。しかもそのちゅうぶらりんの状態ですら、君はしょせん男だ。単に誰からも尊敬されず真面目に取り合ってもらえないだけの男だ。

なんとこのマットの動画はツイッターだけでも2億回再生されたのだそうだ。それで無論LGBTQ+αやTRAからの批判がでたのは予想通りのことだが、何故か普段はマットと同意見の右翼保守派の間ですらも、マットの発言は厳しすぎる、意地悪過ぎる、下品だという批判が沸き上がって、日本語で言うところの大炎上である。マットを批判した保守派のなかには私が結構よく聞いているポッドキャスターたちもいたので個人的にはちょっと失望した。

私もよく聞いているユーチューバーのTheQuateringのジェラミーやティム・プールなどがマットの言ったことに間違いはないと認めながらも、言い方が意地悪だとかそんなやり方で相手の同意は得られないとか、特にトリガーノミトリ―の二人の皮肉を込めた批判には苛立ちを感じた。しかしながら、先ほども言ったように、トリガーノミトリ―のコメントセクションの殆どがマットの意見に賛成しているのだ。下記にいくつか拾ってみよう。

ディランは大人の「女の子」を気取る大人の男だ。マットはかなり遠慮しているわ。女性としてこの茶番はもう沢山。親切にしろとか言われたくないわ。

マットはこの馬鹿げたことを終わらるために、この先どうするかを示しているんだよ。彼ははっきりと正直に言えばどうなるかをみせているのだ。

ウォルシは無防備な見解に関して記帳な意見を十分礼儀正しいし優しくのべている。

もう俺たちは「誰かの気持ちを変えさせる」なんて時期はすぎちまったんだよ。奴らは我々の子どもたちを狙っているんだぞ。比喩的にも文字通りにも。

あなたたちはこれに関して完全な見直しをすることが必要だ。マットのあなたたちへの反応はドンピシャだよ。

あなたたちが解らないのは、もうこれはすでに行き過ぎてるんだよ。今更礼節なんて言ってる場合じゃない。もう戻れない地点まで来てしまったんだよ。

まだわからないの?奴らに1インチでも譲れば1マイルとられるんだってことが。マットの言い方は個人的だったかもしれないけど、これはディランみたいなやつらがどれだけ長いこと個人的になってきたかへの反応よ。ただ一つ言い方がまずかったとしたら、キャンセルと言う言葉かしら。人々はもうびくびくしながら歩くのにうんざりしてるのよ。

とまあこんな感じだ。もっともこれらのコメントのなかには、マットのファンもかなり混じっているから、トリガーノミトリ―のファンの本当の意見かどうかは分からない。

実は私もマットと同じ意見だ。私は昔からアメリカの右翼保守は左翼リベラルに遠慮しすぎると思って来た。特に言葉使いに関しては、リベラル達が気まぐれに始める新しい造語を、自分らは差別者とよばれたくないばっかりにすすんで使おうとするのが保守派である。例えば、生得的と言わずに生まれた時に割り当てられた性だの、女性と言わずにシスウーマンだの、ミスジェンダーだのターフだの、我々保守が受け入れるべきではない概念を表す言葉ですらあたかも当たり前のように使いはじめたりする。

その結果我々は何を得たというのだ?敵は少しでも我々の立場を理解しようとしたか?我々に歩み寄ろうとし方?事実はその真逆だ。奴らは余計にいい気になって自分らのより一層理不尽な要求を求めて来る。

あれだけ左翼リベラルとして性的マイノリティーの味方をしてきたJKRだって、ほんの少しの意見の違いでまるで今世紀最悪の魔女のように扱われている。マット・ウォルシがモルベイニーに理解をしめしたところで誰がウォルシを理解しようなどと思うだろうか?

いい加減に誰かが、もうたくさんだ、と声を上げる時なのだ。

ディラン・モルベイニーは女なんかじゃない。奴の整形した顔は美しくない。その厳しい現実を声高に述べることは意地悪でもなんでもない。

いや真実とは時として非常に意地悪なものなのだ。


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風向きが変わった気がするJ.K.ローリング女史への攻撃

トランスフォビックと呼ばれてトランスジェンダー活動家(TRA)から目の仇にされているJ.K.ローリング女史だが、最近になって彼女を擁護するコラムがニューヨークタイムスに掲載されたことが話題になっている。これは、来週公開される「J.K.ローリングの魔女裁判」というインタビューシリーズに先駆けてのものだ。

これはオピニオンなのでNYTの公式な姿勢ではないが、それでもこういう意見を掲載したというだけでも昨今の風潮からはちょっと外れた現象である。著者はパメラ・ポール。題してIn Defense of J.K. Rowling(J.K.ローリングを擁護するの意)。以後翻訳はDeepLを一部使用。

“トランスの人々は保護を必要とし、また保護に値する”

“トランスジェンダーの大半は他者への脅威がゼロであるばかりか、弱者であると信じています。”

“私は全てのトランスが自分にとって本物で快適だと感じる生き方をする権利を尊重します”

“男性に虐待されたトランス女性には共感と連帯感しかありません”

先ずポールはローリング女史がこれまでトランスジェンダーに関してひとことも批判的なことは言っていないこと、それどころか上記のようにトランスに同情的な発言を何度もしていることを記して、にもかかわらず煩いLGBT活動家らによってあることないこと虚偽の情報が拡散され、ハリポタの熱狂的ファンですら活動家の嘘を鵜呑みにして女史を責めるようになったことを指摘する。

ポールはこれまで女史が受けて来た理不尽な批判や脅迫などを挙げ、これがいかに馬鹿げており危険であるかを語る。

だが全くトランスジェンダーに批判的な発言をしていないローリング女史がこれほどまでにTRAから目の敵にされるのは何故であろうか?彼女もその責任の一旦を背負っているのではないか?

答えは簡単だとポールは言う。

答えは簡単だ。彼女は、家庭内虐待のためのシェルターや性差のある刑務所など、生物学的女性だけの空間の権利を主張しているからだ。その人の法的な性別を決定する際に、自己申告の性自認では不十分だと主張してきたからだ。生物学的な女性について「生理のある人」といった表現に懐疑的であるためだ。

なぜなら、彼女は自分自身を擁護し、さらに重要なこととして、トランス活動家から攻撃を受けている離脱者やフェミニスト学者を含む他の人々を支援してきたからである。そして、トランスジェンダーについて扇動的な発言をしたレズビアンのフェミニスト、マグダレン・バーンズの仕事をツイッターでフォローし、賞賛していたからだ。

ローリング女史は特にトランスが就職や家探しの際に差別されるべきだとも、トランスジェンダーが存在すべきではないとも言っていない。

例えば、先日拙ブログでも紹介したハッフィントンポストのE.J.ロゼッタ記者も、12週間にわたる調査の結果、JKRがトランスフォブである証拠はひとつも見つけることが出来なかったと女史へのそれまでの批判を謝罪したほどだ。「あなた方は間違った魔女を燃やしている。」

にも拘わらず、TRAたちは女史の発言がトランスジェンダー当事者を危険にさらしていると言い張る。先日起きた自認女子のティーンの殺人事件まで、女史のヘイトスピーチが原因だとまで言い出す始末だ。

ところで、今回のドキュメンタリーでローリング女史をインタビューする人の背景が興味深い。彼女の名前はメーガン・フェルプ・ロパー。メーガンはウエストボロ教会というキリスト教系の過激派カルトの家庭に育った。メーガン自身はハリポタのファンだったが、家族からハリポタのなかで黒魔術が奨励されていることや、同性愛者擁護の姿勢から、ローリングは地獄に落ちると言われ、自分もそれを信じていたという。ウエストボロ教会はアメリカでも悪名高い反同性愛主義の偏狭カルトである。

しかし後にメーガンは カルトから脱退しローリングについて考えを変えた。「JKローリングの魔女裁判」は9時間にわたる彼女によるローリング女史とのインタビューが題材となっている。そしてこの番組のなかで、なぜ女史がこんなにもTRAから嫌われ叩かれるのかを深く掘り下げて考える。

ローリング女史は自分は見せしめに使われているという。確かに彼女は金持ちだ。ボディガードを雇うことも出来る。だから彼女自身が沈黙させられているというわけではない。しかし、女史のような有名人でさえもこのような扱いを受けるのであれば、駆け出しの作家や市井の女性達など、どんな目に合わされるか解らない。女史はプライベートに何人もの女性たちから黙っていろと警告されたことがあると聞いているという。

例えば、レズビアンでフェミニストのスコットランド国民党のジョアンナ・チェリー議員は、性同一性障害の診断を受けることなく、トランスジェンダーの女性として3ヶ月間生活しただけで女性であることを申告だけで合法的に証明できるという「セルフID」法のスコットランドでの可決に公然と疑問を呈した後、職場でのいじめや殺害予告に直面し、国会での司法・内務審議官という前座のポジションからも外されたと報告している。

TRAがローリング女史を目の仇にするのは、彼女がトランス批判と解釈されるようなことを言ったからではない。活動家が断固許せないのは、ローリング女史は敬虔な左翼リベラルとして左翼の言いなりにならないことだ。それどころか女史は左翼活動家からの圧力に屈せず脅迫を恐れず、自分の主張を貫き通していることだ。ファシストが絶対に受け入れられないのは自分らの権力に屈しない個人なのだ。

ハリー・ポッターが多くの青少年の胸に感銘を与えたのは、ハリーやハーマイオニーやウィーズリーといった、普通では人気者になりそうもないような地味な子たちが魔法の力を使って悪者を退治していくといった弱者の立場に立った物語だったからだろう。ローリング女史はもともといじめっ子が嫌いなのである。

彼女が左翼リベラルなのは、声のない弱い人たちのために声を上げることこそが自分の責任だと思うからこそだろう。ところが本当の左翼リベラルは非常に弾圧的であり個人の意見を尊重しない全体主義だ。女史が目の仇にされるのは彼女がその全体主義の思想に100%従わず、彼らのどんな脅迫にも怯まないことにあるのだ。

さて、私(カカシ)が興味深いと思っているのはこの記事の内容ではない。ここに書かれているようなことは我々がもう何年も言い続けて来たことだ。興味深いのはニューヨークタイムスのような左翼主流メディアがこのようなオピニオン記事を掲載しても大丈夫だと判断したことである。

先のハフポの記事といい、NYTの記事といい、主流メディアがトランスジェンダー活動家の意図に真っ向から反抗する記事を掲載したのだ。

私は左翼メディアが突如として良心に目覚めたなどと思うほどナイーブ(お人よし)ではない。彼らがこのような記事を掲載しても大丈夫だと思ったほど、TRA及びLGBT活動家の権力が衰えているということが大事なのだ。

先日もBBCラジオでハリポタの世界を舞台にしたホグワーツのゲーム制作者がインタビュー中にローリング女史をトランスフォブと呼び、それに対して司会者が何の抗議もしなかったことで300近い苦情の電話が局に寄せられたという。そして局はツイッターを通じて自分らのバイアスについて公式に謝罪したのである!私から言わせたら300程度の苦情電話くらい無視すればいいと思うが、BBCが謝罪すべきであると判断したほど、世の中の風潮が変わってきているのだと考えることもできる。

先日のスコットランドの性別認定改定法(GRR)が世界的に批判されイギリス政府によって阻止されたことや、その後のスコットランド警察の方針転向など、人々はだんだんとトランスジェンダリズムの悪夢から目を覚ましつつあるのかもしれない。

そういう時に何故日本は差別禁止法なんてものが提案されているのか、ま、その話はまた次回に回そう。


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J.K.ローリング女史の勝利、スコットランドのスタージョン首相が辞任を発表

今日はJ.K.ローリング女史を巡る二つのお話をしたいと思う。先ずは非常に良いニュースから。性自認法を強く推進したスコットランドのスタージョン首相が本日辞任を発表した。

英スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は15日午前、辞任を発表した。与党・スコットランド国民党(SNP)が後任党首を選ぶまで、留任するという。スタージョン氏はSNPを率いて、2014年に自治政府の首相となった。スコットランド初の女性首相で、在任期間は最長だった。

イエーイ!

スタージョン首相はトランスジェンダー政策を強く推進し、市民の意見を無視して性別認定改訂案(GRR)を強行してイギリス連邦政府に拒否権を使われるという無様な状態になっていた。それが原因かどうかは分からないが、ともかく彼女がスコットランドの首相を辞めるというのは、GRRをめぐって彼女の辞任を強く訴えていたローリング女史や女性達の勝利と言えるだろう。

連続強姦魔でもう少しで女性刑務所送りになるところだったアイラ・ブライソンの前妻は「こうなることは時間の問題だった、彼女は行き過ぎだった、とてもうれしい」と語っている。

二つ目はこれと関連するのだが、本日ツイッターでJ.K.ローリング女史とやりあって彼女をナチスと呼んだり命を脅迫したドラアグクィーンがローリング女史から訴訟を起こすぞと警告されたのち、公に謝罪するというニュースを読んだ。誰かがその謝罪ツイートを紹介してくれたので、そこへ行ってスレッドを読んでいたら、JKRはお金にものをいわせて一個人を訴えて脅しているが、そういう行為はアメリカでは違法だと言ってるツイートがあった。

それで私は「名誉棄損も命の脅迫もアメリカでは違法だよ」とツイートを返すと、JKRのように常にトランスジェンダーの命を軽んじる発言をしている人間がどんな脅迫を受けても自業自得だというので、いったい彼女がどんな発言をしたのか一つでも言って見ろと挑戦してみた。彼女が女を自認する強姦魔を女子刑務所に入れるなと言ってるのはきいたことがあるがと付け加えると、その男の返事が信じられないものだった。

そいつらは囚人だ。犯罪者だ。犯罪者が普通に刑務所の体験をしていることを嘆いてるだけだ。トランスだろうとなんだろうと強姦魔が刑務所にいるのは当然。JKRは犯罪者の側に立ってるのだ。

犯罪者にも人権はある。犯罪を犯したからといって女性が男性から強姦される危険にさらされていいということにはならない。犯罪者を拷問するのはアメリカでもイギリスでも違法だ。例え戦争中の捕虜に対してですらそんな扱いをすることは許されない。にもかかわらず、この男性は犯罪者がどんな目に逢おうと自分は知ったことではない、犯罪を犯した以上、危険人物と同室になったからなんだというのだという姿勢を通した。そしてそんな犯罪者の肩を持つJKRこそが悪人なのだと主張した。

実はこういうことをいう人に私は他にも遭遇している。この会話は男性とのものであったが、JKRが女子囚人を守ろうとしている話をした時、左翼のエリートリベラル女性が「たかが囚人じゃないの」と本気で言っているのを聞いたことがあるのだ。

私はこれは階級差別の最たるものだなと感じる。実は多くのイギリス人はローリング女史を成り上がりものとしてバカにしている。イギリスは今でも階級社会だ。スコットランドの田舎者で暴力を振るう夫と別れてシングルマザーとして生活保護も受けたことのあるローリング女史のことをイギリスのエリートリベラル達は少なからず蔑んでいるのだ。

ローリング女史はお城に住んでいる大富豪である。刑務所にいる女性達のことなど放っておいても誰も何も言わないだろう。貧困のため売春に走ったり、悪い男に騙されて暴力を振るわれたり、麻薬に走ったり、追い詰められて犯罪を犯してしまった、そんな女たちのことなんか忘れていても誰も何とも思わなかっただろう。それなのに、彼女はこういう底辺に居る女たちのために声を挙げたのだ。彼女はGRRの問題がおきてから昨日今日たちあがったわけではない。もう25年も前から彼女は犯罪を犯した女性たちの更生のために自費を使って慈善事業を運営してきたのだ。政府から金だけもらって大した活動もしていない誰かさんとは大違いなのである。

そんなことも知らないでローリング女史が犯罪者の味方をしてるって?

だったら複数の女性を強姦して自分は女だと言い張ってる犯罪者たちを本人が希望しているからというだけで女子施設へ送り込もうというお前たちは何なんだ?お前たちこそなんで強姦魔の味方をするのだ?

トランスジェンダー活動家は人権を普段から振りかざしているくせに、実際に声もない市井の女性達の人権になど興味がない。ましてや女子刑務所にいるような底辺の女性達には同情心すら持たないのだ。それでいてトランスジョセーなるものが男子収容所に居ると他の男子囚人から危害を受ける可能性があるなどという。彼らの理屈でいくなら、犯罪を犯した以上凶悪犯と同室になろうが自業自得ではないか。

嬉しいことにスコットランドの刑務所は今後囚人は身体の性に合った方に収容する方針をあきらかにしたし、性自認のみで性別を変えられるという法律を推進したスタージョン首相は辞任に追い込まれた。すくなくともスコットランドにおいては、ローリング女史及び女性達の勝利である。


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コネチカット州、連邦控訴裁判所が男子の女子競技参加訴訟を見直しすると発表

私は以前からコネチカット州で三人の元女子高校陸上選手たちが男子生徒の女子競技参加を巡って起こした訴訟を追ってきている。この訴訟は去年の9月、一旦は棄却されたが、本日少し進展が見られた。(過去のエントリーはこちら、女子競技に男子が参加するのは不公平だと訴えた女子高選手の記事、新聞社が勝手に「男子」を「トランスジェンダー」と書き換える – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

先ずこちらロイターの記事から。翻訳はDeepL

トランスジェンダーの生徒が女子高のスポーツに参加することを認めるコネチカット州の政策を争った訴訟について、連邦控訴裁判所は1日、再検討に同意した。

昨年9月に3人の裁判官からなるパネルが審理していたこの訴訟について、ニューヨークを拠点とする第2連邦巡回控訴裁判所の全裁判官が今後、弁論を行うことになる。

同裁判所は12月、トランスジェンダーのスプリンター2人と競うことを義務付けたため、同ポリシーによって勝利とスポーツの機会が奪われたとするシスジェンダーの女子生徒4人の訴えを退けた。(略)

3人の裁判官で構成される委員会の議長を務めるデニー・チン巡回裁判官は9月、原告4人は全員が定期的に州のトラック選手権に出場し、何度も1位になったため、機会を奪われたとは言えないと述べた。

しかし、同裁判所では、裁判官の過半数が賛成票を投じたというだけで、再審理の理由は明らかにしなかった。

記事をそのまま訳してるので「シスジェンダー」などという侮蔑語が含まれているが、まあそれは無視するとして、これは言いニュースだ。何故裁判所が一旦棄却した訴訟を再審理することにしたのか、記事にもある通りその理由は明らかにされていない。

この訴訟が起きた当初、私は男子の女子スポーツ参加に抗議を高校生の女子たちだけに任せておいて良いのかと批判したが、最近になってやっと現役の女子アスリートたちがこの問題について声を上げるようになった。

男子選手リア・トーマスの水泳大会を批判する勇気ある女性

去年の水泳の全国大学大会の女子数種目で金メダルを取った男子リア・トーマスについて、彼との競争を余儀なくされたライバル選手の女性が、女子たちは男子と競争させられただけでなく、更衣室でトーマスの性器露出というセクハラにまで甘んじなければならなかったと涙で訴えている。

この勇気ある女性はライリー・ゲインズさん。彼女はケンタッキー大学で12回NCAAオールアメリカンに輝いた水泳選手である。

彼女は当初、リア・トーマスの件について誰かが抗議してくれるのを待っていたが、結局自分らが声を挙げなければ誰が挙げるのだと気がつき、今声を上げることにしたと言う。

ゲインズさんは去年、ペンシルベニア男子水泳部で三年間過ごした後、女子として競技に参加したリア・トーマスと対決させられたのだが、女子選手たちは男子が女子競技に参加し、更衣室も共有することになることについてどう思うかなどという質問は一切されなかったという。

私は、誰かが、例えばコーチとか他の選手とか全国大学競技協会の誰かが私たちのために何か言ってくれると思ってました。

ゲインズさんは現在 Independent Women’s Forum の代表として声を挙げている。

でもその時気が付いたのです。女子選手として、この不正を体験した者として、ガスライティングされ脅迫され沈黙に追い込まれた女性達のためにも、この壇上を使って声を上げることは私の義務だと。

ガスライティングとは以前にもお話したが、昔の映画「ガス灯」から来る言い回しで、妻の財産を横取りしようと夫が妻を狂気に陥れようとする行為を描いたもの。夫は出かけると称して家の屋根裏に隠れ、妻の持ち物の位置を変えるなどして、妻が自分の正気を疑うように仕向けた。当時の家は灯をガスで灯していたため、ガスを灯したり消したりする度にガス灯の炎が揺れることから、誰もいないはずの家で誰かがガスを灯していることに妻が気付くという設定。

今では誰もが異常である行為をあたかも正常であるかのようにふるまい、異常であると考えることこそ狂気であると相手に信じ込ませようとする行為を指す。

ゲインズさんによれば、もっともトラウマとなった体験はロッカールームでのことだという。女性達はトーマスと更衣室を共有するのは嫌だったが、苦情を言うのが怖くて言えなかった。この事実が女子たちの競技に悪影響を及ぼしたことは言うまでもない。更衣室の裸の男がいたことは彼女達の精神を乱しし競技に集中することが出来なくなった。

「ズボンを下げて男性器を晒した男が私たちが着替えるのを見てるんですよ、気が動転しますよ。」

バイデン爺はトランスジェンダー活動家らに迎合するために男女の平等を守るためのタイトルIXを書き換えて、自分が望む方の競技に参加できるようにしようとしている。

ところでゲインズさんは実はトーマスとは200メートル自由形で同点だった。にもかかわらず表彰式ではトーマスが壇上にたちメダルを受賞した。なぜなら協会はトーマスの姿を写真に撮りたかったからだ。

その時私は、女性として、女性はバカにされてると感じました。私たちは、ある男の感情やアイデンティティを確認するための写真撮影に還元されていたのです

こんなに女をバカにした話があるか?

ゲインズさんはケンタッキー大学から最優秀女子選手としてノミネートされたが、ペンシルベニア大学がリア・トーマスをノミネートしたことを知って大打撃を受けた。これでは他に頑張っている女子たちはどうなるのだ?

何故政治家たちはこんなことを許しているのだ?

私は神の居ない世界に生きているような気がする

と嘆く。


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幼児の息子をトランスジェンダーと言い張る母親が典型的すぎて呆れた件

さっき5才の息子がトランスジェンダージョセーだといいはる若いお母さんとちょっとだけ話をしたが、彼女のプロファイルをみたら案の定シングルマザー。そして元夫とは夫の暴力が原因で離婚している。

息子が自分は女の子だと言い張りだした(と母親が言う)のは2歳半の頃。幼稚園でも髪の毛を伸ばさせて女の子の恰好で通わせている。

しかし私がひっかかったのは去年4歳の時の息子との会話。

『子供が「息子」と「娘」の違いを認識した。何が違うの?って聞かれたから「男か女かだよ」って答えた。 「どっちで呼ばれたい?」って聞いたら即答で「娘」だった。 いいのかな? 私が娘と呼ぶことで本人が「自分は女の子」って意識が強くなったら・・・って怖さがある。 息子とも呼んでないけど。』

まだ息子と娘の違いも分からない子供に男と女の違いが分かるのか?ここでどうして母親としてあんたは男だから息子なんだよといってあげないのだ?なんで「どっちで呼ばれたい?」と子供に選択させるわけ?

この人の間違いはここだ。前にも息子をトランスとして育てたことが間違いだったという母親が言っていた、子供に誘導させてはダメだと。子供は親が導くものだ。子供が自分は女の子だと言い出したら、違うよ、あんたは男の子だよと言ってあげるべきなのだ。

彼女の父親は孫に向かって、お前は男の子だと言って息子が泣いてしまったというが、こどもなんて色々なことで泣くのだ。子供がスパイダーマンになりたいと言って、いや、それは無理だよと言われても泣く子もいるだろう。子供はそうやって大人になるのだ。

この母親には色々な人から、何故女の子っぽい男の子じゃいけないのかという質問をされているが、彼女の答えは次の通り。

『なぜ「可愛いのが好きな男の子」「かっこいいものが好きな女の子」じゃダメなの?」って聞いてくる人、逆になんでそれならありなの?トランスしてないって言いたいのは何故?性器があるから? それに親のジェンダー植え付け論もうんざり。 本人が生きたい生き方見つけたことを私は誇らしく思うよ。』

5歳の子どもに生きたい生き方なんてわかるわけないだろ!彼女は息子が可愛い恰好を従った時に、「別にそういう恰好をしてもいいけど、あんたは男の子だからね。女の子にはなれないのよ。」と教えてあげたのか?この言い分じゃそんなことはしてないだろう。

またある日息子は幼稚園に行くのを拒否するようになったという。それまで男の子の恰好をして通園していたのに、突然女の子の服を着せて登園させたことで、周りからからかわれたのが原因だという。

幼稚園児がからかうのは当然の話で、母親がそれを予測できなかったとは思えない。それに息子はそれまで女装などせずとも普通に幼稚園に通っていたわけだから、本当はからかわれるのが嫌というより、女装で幼稚園に行くが嫌だったのでは?でもそれを母親に言うと母親が悲しがると思ったのではないのか?

彼女は元夫から暴力を受けていたというトラウマがある。夫には自分の居場所を隠していて、容貌も変えて街ですれ違ってもわからないようにしているという。そこまで元夫を怖がっている母親を見て、小さな息子は母が恐れる男になりたいと思うだろうか?彼女が実際そういう言い方を子供の前でしたかどうかは分からないが、彼女のツイートを見てるとかなり精神不安定な感じがする。子供は母親の感情に敏感だ。だから母親と同じように女でありたいと思ったのかもしれない。

それと彼女はこんなことも言ってる。

『「かっこいいものが好きな女の子」も「可愛いものが好きな女の子」も、そういう子もいるよね!わかる! それに加えて「女の子に生まれたかった男の子」も「男の子に生まれたかった女の子」もいるよね!まで言えたらいいのに、それを頑なに言おうとしない人達が本当に残念。』

「女の子に生まれたかった」と「自分は女の子だ」と思うことは別だ。私だって男に生まれたかったと思ったことは何度もあるが、自分を男だと思ったことはない。しかし5才の子どもにその区別がつくだろうか?

息子が「女の子に生まれたかった」と言ったら、「ママは男の子のあんたが好きだよ」と言ってあげたのか?いや、もちろん彼女はそんなことは言わなかった。

『寝る前にお喋りしていたら「どうして女の子で生まれなかったの?女の子で生まれたかった」って言われた。ごめんね。』

ごめんねってなんだよ!ごめんねって!そんなこというから息子はやっぱり男の子でうまれてきてはいけなかったんだと確認してしまうじゃないか。それは母親が「男の子になんか産んじゃってごめんね」と言ってるのと同じだ。そんなこと男の子でいることが嬉しい子供がいるはずがない!この母親はこんな会話をいったい何度くりかえしたのだろう?

この母親はすでに子供の名前も女の子のものにし、ジェンダークリニックにも通わせている。トランスジェンダーへの道をまっしぐらに進んでいる。

以前にも書いたが、息子がトランスジェンダーだと言い張る家庭には、父親が居ないか、居ても子育てに参加していないか、どちらかが多い。そして不幸な離婚をした母親の描く男性像が良くない場合も多い。この親子はまさにその典型だ。


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文化戦争で巻き返す保守派、アメリカ各地で次々に可決される反トランスジェンダー法

ここ10年来、LGBT特にトランスジェンダー活動家らが射かけた文化戦争では、彼らの圧倒的な政治力によって常識社会が完全に圧倒されているかに見えたアメリカだが、去年から今年にかけてアメリカ各地の州でLGBT特権政索を巻き返す常識的な法律がいくつも通っているか発案されているかしている。特に最近になって子供の性転換治療を巡り、この野蛮な治療を禁止する動きがあちこちで見えて来た。

2022年は10州の州議会で反LGBT法が通った。主にトランスジェンダー自認男子の女子スポーツ参加の規制である。そのうちの二つの州では学校においてLGBTに関する教育を規制している。フロリダ州で「ゲイと言ってはいけない法」とTRAが大騒ぎした法律などがそれである。現実には小学校低学年にLGBT教育をしてはいけない、親に内緒で社交的性転換をしてはいけないという常識的なもの。

今年にはいってテネシー州では「性別肯定医療」の廃止を提案した。この法案は医療機関が子供の思春期ブロッカーの処方及びホルモンや手術を未成年に施すことを禁じるものだ。

テネシー州ではすでに2021年に、学校におけるLGBT教育に関して学校側は親の承認を得なければならないこと、女子自認男子の女子スポーツ参加を禁止する法律を通している。

サウスダコタ州でも未成年者(18歳未満)への性転換治療を全面的に禁止する法律が提案されている。(2/14/23, 法案は上院を通り今朝知事が署名。正式に法律となった)

バージニア州では今二つの法律が州議会下院を通過した、法案1387と2432である。1387は公立学校のスポーツ競技では生得的性別に沿った参加が強制される。3432では学校において子供が別の名前や代名詞で呼ばれたいと言った場合には親に連絡する義務がある。この二つの法律は共和党が多数を握る下院で共和と民主とできっぱり分かれて通過した。

実はバージニア州では2017年にも学校におけるトランスジェンダーに関する規制案が提案されたのだが通過しなかった。その年、この法案に強く反対したダニカ・A・ロエムという女性自認男性は法案の発案者を破ってトランスとして初めて州下院議員に選ばれたという歴史がある。

しかしその後、同州のラウデン郡で起きた女装男子による女子トイレでの強姦事件などもあり、多くの市民がLGBT一辺倒の学校教育に嫌気がさし、学校教育を正常に戻すと公約した共和党のグレン・ヤンキンに、多くの民主党支持の州民たちが越党して投票し知事に選んだ。同時に民主党が多数議席を握っていた議会も共和党多数議席にひっくり返ったことが、この変化をもたらしたのだ。

極端なLGBT押しに国民はうんざり

読者諸氏は先日行われたグラミー賞のサム・スミスのパフォーマンスをご覧になっただろうか。私はグラミー賞など全く興味がないから観ていなかったのだが、そのあまりのグロテスクさが話題になり、あちこちで放映されたので計らずも目にすることになった。

サム・スミスはイギリスの歌手だが、数年前にゲイとカムアウトし、最近になってノンバイナリだとかなんとか言い出し、中年太りの裸体をやたらとひけらかして何やら卑猥な踊りをしながら歌うことで話題を呼んでいる。賞ではサタンの恰好をしたスミスが地獄を描いた赤と黒のセットで半裸のダンサーに囲まれながらのパフォーマンス。キム・パトラスという女性自認歌手も参加しなにやら賞を獲得したようだ。

*余談だがスミスが自分をノンバイナリだと言い出したのは、若さと美しさに厳しいゲイ界隈では中年太りで容貌が劣化している自分が受け入れられなくなると感じたからではないか、と私は踏んでいる。

左翼リベラルメディアは、人々の批判を宗教右翼がいきりたっていると嘲笑しているが、自分らでキリスト教を冒涜して挑発しておいて、キリスト教徒らが怒ったからと驚くことはないはずだ。

もっともスミスらのパフォーマンスを批判している右翼保守も彼らのグロテスクな舞台にとりたててショックなど受けてはいない。最近のアメリカ芸能界におけるエログロぶりは、もう過激すぎて何一つ驚くようなものはないからだ。すでに超肥満の醜い黒人歌手が尻を出して腰振りダンスをするのも見飽きたし、あからさまなゲイセックスも悪魔崇拝も心を動かすことはない。やつらならやりそうなことだと我々は目を背けるだけだ。

堕落した左翼リベラル主義にドップリつかっている人々には気が付かないかもしれないが、この行き過ぎたLGBT押しには民主も共和もなく、常識人はみんないい加減うんざりしている。

元々LGBT界隈は一般人には無関心な話題だった。ほとんどの人は同性愛者と自分らとは特にこれといった接点があるとは思っていなかった。閉じられた扉の向こうで合意した大人同士がどんなセックスをしようと我々には関係ないと思っていた。

ところが同性婚が合法になった途端、LGBT界隈の傲慢は留まるところを知らない。幼稚園から始まる学校教育で髪の毛をピンクや紫に染めて鼻輪をしてるような教師が子供たちを性的に洗脳し始める。けばけばしい化粧の小児性愛趣味のあるドラアグクィーンが幼稚園児の前で性的な踊りをする。テレビやネットでは男女入り乱れての乱交映像が氾濫。挙句の果てに子供たちに性転換を推進。友達の居ない寂しい子供たちを誘惑して危険なホルモン投与を促進。抵抗する親たちから親権を奪う。

LGBTなんて一部の人達がこそこそやっていることだと思っていた一般の人びとの生活にも、彼らのごり押しは無視できない状況になっている。自分には関係ないなどとは言ってられない状況だ。しかもLGBTのごり押しは日に日にひどくなる一方。彼らのやっていることは常識人の価値観を根底から覆すものなのだ。こんなことを人々が何時までも甘受しているはずがない。

この先トランスジェンダーの横暴を規制する法律はどんどん通ることだろう。そしてもちろんそれは誰かによって「違憲だ」という訴訟が起きる。だが私はそういう訴訟を歓迎する。なぜならそれは最終的には最高裁で裁断されなければならないことだからだ。


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未成年のジェンダークリニックの恐ろしい実態、元職員女性の悲痛な内部告発

「こどもたちに起きていることは、道徳的にも医学的にも恐ろしいことなのです」

ジェイミー・リードさんはワシントン大学病院トランスジェンダーセンターで四年間働いていた。そしてそこで無防備な子供たちに不可逆的な損傷が行われているのを見て、もう見ていられないと告発することを決心した。下記はその全文。ツイッタラーの奥田幸雄さんによる翻訳。

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私は、トランスジェンダーの子供たちを救っているつもりだった。今、私は内部告発する。 アメリカには100以上の小児性病クリニックがあり、私はそのうちの1つで働いていました。 子どもたちに起きていることは、道徳的にも医学的にもぞっとするようなことです。

このセンターでは、「性別違和の子どもは、早期に治療すればするほど、後々の苦悩を防ぐことができる」という前提で活動していました。 この前提は、同センターの医師やセラピストも共有していました。 彼らの専門知識から、このコンセンサスは豊富な証拠に裏付けられていると私は考えていました。

私がケースマネージャーとしてクリニックに勤務し、患者の受け入れと管理を担当した4年間で、約1000人の悩める若者たちがクリニックの門を叩きました。 そのほとんどが、不妊症など人生を左右する可能性のあるホルモンの処方を受けていました。

私は昨年11月、このクリニックで起こっていることにもう参加できないと思い、クリニックを去りました。 その時、私はアメリカの医療制度が患者を治療する約束「害を与えない」とは正反対であることを確信しました。 それどころか、私たちのケアを受ける弱い立場の患者に永久に害を及ぼしているのです。

今日、私は声を上げています。 この非常に論争的な問題をめぐる世間の会話がいかに有害であるか、そして私の証言が悪用される可能性があることを承知の上で、そうしているのです。 そして、私の証言が悪用される可能性があることも承知しています。

トランスジェンダー・センターに到着して間もなく、私は治療に関する正式なプロトコルがないことに驚かされました。 センターの共同ディレクターである医師が、基本的に唯一の権威者だったのです。

当初は、性別違和を持つ子どもとして「伝統的」な例である、女の子になりたがっている、かなり幼い男の子が患者として含まれていました。

2015年頃までは、こうしたごく少数の男児が小児性性別違和症例の母集団を構成していました。

その後、欧米各地で、新たな母集団が激増し始めたのです。 10代の少女たち、その多くはこれまで性別に悩んだことがないのに、突然自分がトランスジェンダーであると宣言し、テストステロンによる治療をすぐに要求してきたのです。

私はこのことをセンターで目の当たりにしました。私の仕事のひとつに、新しい患者さんとそのご家族の受け入れ業務がありました。 私がセンターに入ったころは、月に10件程度だったのが、退社時には50件に増えました。 新患の7割は女の子でした。同じ高校から何人も集まってくることもありました。

しかし、その当時は、自分には警鐘を鳴らす立場にはないと思っていました。 8人ほどのチームで、私のような疑問を口にしたのは、他には1人しかいなかった。 疑問を呈すると、トランスフォビアと呼ばれる危険性があった。 ※言論の自由が消えてんだよね。トランスフォビアだと言われる危険性によって移行を開始するには、セラピスト(通常は私たちが推薦するセラピスト)からのサポートレターが必要で、1~2回の面会で許可が出るようになっていました。 セラピストにとってより効率的になるように、私たちは移行を支持する手紙の書き方のテンプレートを提供しました。

次に、内分泌学者を訪ね、テストステロンを処方してもらいました。 それだけです。

女性がテストステロンを摂取すると、数ヶ月のうちにホルモンの深遠かつ永続的な効果が現れることがあります。 声が低くなり、ひげが生え、体脂肪が再配分されます。 性的関心が爆発的に高まり、攻撃性が増し、気分は予測不可能になることがあります。

患者さんには、不妊症などの副作用があることも伝えられました。 しかし、センターで働くうちに、 未成年のうちに、生涯不妊になるという決断をすることの意味を、ティーンエイジャーは十分に理解できないのではないかと思うようになったのです。

患者さんとの出会いの中で、 若い人たちは、性別を変えることが自分の身体と心に大きな影響を与えることを、ほとんど理解していないことがよくわかりました。 しかし、同センターは、その悪影響を軽視し、移行することの必要性を強調しました。

同センターのホームページには、「性別違和を治療せずに放置すると、自傷行為から自殺まで、さまざまな結果を招きます」とあります。 しかし、子供がありのままの自分でいられるようにすることで、やがて性別違和がなくなることに私たちは気づいています。

テストステロンが投与されている17歳の生物学的女性患者から、2020年にセンターに入った電話で、患者がいかに自分が何をしているか理解していない事がわかった。 彼女は、膣から出血していると言いました。

1時間足らずで、彼女は超重量のパッドとジーンズ、そして腰に巻いたタオルを濡らしてしまったのです。 センターの看護婦は、彼女にすぐに救急治療室に行くように言いました。

後で、この少女が性行為をしたことがわかりました。 テストステロンが膣の組織を薄くするため、彼女の膣管が引き裂かれていました。 彼女は鎮静剤を投与され、損傷を修復するために手術を受けなければなりませんでした。 私たちが聞いた膣裂傷のケースは彼女だけではありませんでした。

テストステロンやエストロゲンを大量に投与され、体を異性に似せようとすると、体の他の部分にも影響が出ます。

自分の子供にテストステロンの生涯治療を与えることに同意した親が、自分の子供が血圧の薬、コレステロールの薬、そしておそらく睡眠時無呼吸症候群や糖尿病の薬にも署名している可能性があることを知らないのだろう。 ※前立腺癌の薬もあり得る。

私が目撃した最も悲しい脱トランスの事例のひとつは、10代の少女でした。 彼女は、私たちの患者の多くと同様に、不安定な家庭の出身で、生活環境も不安定で、薬物の使用歴がありました。 私たちの患者は圧倒的に白人が多いのですが、この少女は黒人でした。

彼女は16歳頃にセンターでホルモン剤を投与されました。 18歳の時、二重乳房切除術、いわゆる「トップ手術」を受けました。

3ヵ月後、彼女は外科医事務所に電話をかけ、出生時の名前に戻し、代名詞は「she and her」であると言った。 胸が張り裂けそうになりながら、彼女は看護師に 「私の胸を取り戻したい」と言った。 外科医は、この少女に何と言ったらいいかわからず、私たちの事務所に連絡してきました。

同僚と私は、手を差し伸べると言いました。 彼女を探し出すのにしばらく時間がかかりましたが、探し出せたときには、彼女がきちんとした精神状態であること、積極的に自殺を考えていないこと、薬物を使用していないことを確認しました。

最後に聞いたのは、彼女は妊娠しているということでした。 もちろん、彼女は自分の子供に母乳を与えることはできません。

そんな折、連邦厚生省の高官であるトランスジェンダーのレイチェル・レヴィン博士のコメントを目にしたのです。 記事にはこうありました。 「クリニックは慎重に進めており、性別違和の治療薬やホルモン剤を受けるべきではないアメリカの子どもはいないと述べた」と。

私は唖然とし、気分が悪くなった。 事実と違うのだ。 そして、私はそれを深い実体験から知っている。

全米の若者の性別移行を特徴づける厳格な基準が守られず、欠如していることを考えると、アメリカの子供たちの安全を確保するために、性別違和を持つ若者のホルモン療法や外科的治療を一時停止する必要があると私は信じています。

ロイター通信によれば、15年前に米国には小児科のジェンダークリニックがなかったが、今は100以上になっている。 小児科医が患者に何をしたのか、なぜしたのか、そして長期的にどうなるのか、 徹底的な分析が必要である。

私たちには明確な道筋があるのです。 イギリスでは昨年、国内唯一の青少年向けジェンダー・クリニックであるTavistockセンターが調査され、粗雑な診療と患者の粗末な扱いが明らかになり、閉鎖されたばかりである。

スウェーデンとフィンランドも小児性別移行を調査し、役に立つという証拠は不十分であり、大きな害を及ぼす危険性があると判断し、その実践を大幅に抑制している。

私が勤務していたトランスジェンダー・センターなどで行われている治療を、国家的な実験のようなものだと評する批評家もいます。 しかし、それは間違いです。 実験とは慎重に計画されるものです。 仮説は倫理的に検証されるはずです。

トランスジェンダー・センターで一緒に働いていた医師たちは、患者の治療についてよくこう言っていた。 「私たちは飛行機を作りながら、それを操縦している」 そのような飛行機に、子どもを乗せてはいけないのです。

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先日テネシー州でも18歳未満の性別肯定治療(性転換治療)を禁止する法案が提案され、元ジェンダー関係の医療に携わった人々や、専門家や、マット・ウォルシなどの有名人が州議会の公聴会で証言した。現在アメリカ各地の州で同じような法律がすでに通ったか、審議中である。


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トランスジェンダーによる犯罪を、トランスジェンダーを偽って女性を暴行したという不誠実な報道

よくトランスジェンダー活動家は「トランス女性が性犯罪者なのではない、性犯罪を犯すものが性犯罪者なのだ」という理屈をこねるが、では実際にトランス女性が性犯罪者だった場合はどうなるのか、それについてきちんと言及するTRAは先ずいない。スコットランドでの例でもわかるように、性犯罪を犯す自称トランス女性はいくらもいる。女性として女性施設に収容されている性犯罪者もいるくらいだ。彼らは女性なのか、女性ではないのか?

さて日本でも遂に「トランスジェンダージョセー」による性犯罪が起きてしまった。しかもこの男は立場を利用して数人の女性達を暴行していたことが解っている。しかしこの事件の報道の仕方が非常におかしい。どの記事でも彼がトランスジェンダーと偽っていたという書き方なのだ。強調はカカシ。

2023-02-07 17:41社会

トランスジェンダー偽り性的暴行=法人代表理事の男逮捕―大阪府警

 心と体の性が一致しないトランスジェンダーと偽り、女性に性的暴行を加えたなどとして、大阪府警が準強制性交容疑などで一般社団法人代表理事の渡辺和美容疑者(55)=大阪府高石市=を逮捕していたことが7日、府警への取材で分かった。容疑を否認しているという。
 府警高石署によると、渡辺容疑者は戸籍上の性別は男性だが、女装などをして「体は男性だが、心は女性」と周囲に振る舞っていた。「性同一性障害」とは確認できていないという。
 同署などによると、渡辺容疑者は、法人が運営する施設で、相談支援専門員として障害者の生活支援業務などに当たっていた。被害女性は施設で働く部下だったという。
 逮捕容疑は2021年4~5月、30代女性に性的暴行を加えたほか、50代女性の下半身を触った疑い。渡辺容疑者はこれまでに3回逮捕され、準強制わいせつ罪で7日起訴された。
 同署は、他にも被害を受けた女性がいるかどうか調べを進めている。 
[時事通信社]

この最初の「~トランスジェンダーと偽り」というのはどこから出て来たのだ?犯人は容疑を否定しているというから、女の振りをして女性をたぶらかしました、と白状したわけでもない。それにトランスジェンダーが必ずしも性同一性障害を患っているというわけでもない。トランスジェンダーのカテゴリーには女装趣味者で性指向は女性という人も少なくない。

これは裸の女性を盗撮しようと鬘を被って女風呂の脱衣場に忍び込んだ、と本人も認めている、バカげた事件とは話が違うのだ。下記の彼のフェイスブックの投稿でも解るように、この男性は常に女装をし職場でも女性の恰好で女性のようにふるまっていたという。名前も女性名で従業員や彼の運営する施設利用者にも女性として接していたというのだ。

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ここまでしている人がトランスジェンダーではないと断言できる根拠は何だ?

この事件はおこるべくして起きた事件だ。メディアは普段からトランスジェンダーのことを「心と体の性が一致しない可哀そうな人」という表現をして人々の同情を買うような報道ばかりしている。だから一般女性達は普段から女装して女性のようにふるまっている男性は、「心が女性」の人であり警戒してはいけないのだと思い込まされているのだ。

この記事には書かれていないが、他で読んだ記事によれば、男は女性達に「心は女性、女性に興味はない」などと巧みに女性の警戒を解きマッサージと称して女性の身体を愚弄したという。

実際、犯人の渡邊が自分で「心は女」だと思っていないという証拠はない。だいたい他人の心なんて誰にもわかりはしないのだから。

私は前々から言っているが、女性を自認していようと単なるなりすましであろうと、男性体の人間は女性に加害する可能性のある男性として扱うべきなのだ。女性を自認する人の犯罪率が女性並に低いという統計は存在しない。彼らの犯罪率は男性並みかそれ以上であるという統計なら存在するが。

だいたい女装してまで女性空間にはいってくるような奴に碌なのはいない。女性の警戒を解くという詐欺をしている分余計に危険なのだ。この男が証明しているように。

性犯罪を犯した途端にトランスジェンダーでなくなるなら、日本のトランス活動家は「トランスジェンダージョセーは性犯罪を犯さない」と言っている理屈がどれほど詭弁かが解る。

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ちょっと話は違うが、ツイッターで15万もフォロワーの居る男性がこんなことを言っていた。強調はカカシ。

トランス女性は女性トイレを問題なく使用できるべきなんですよね(差別禁止法を制定することが必須) 女性が性被害に遭う!とか言いますけどそれはトランスジェンダーのせいじゃなくて性犯罪者のせい。 トイレを使うことは犯罪ではないです。性自認を理由に他人のトイレへの使用を拒むことが犯罪だよ。ーしょご先生@shogosensei1

差別禁止法がいかに女性にとって危険な法律となりうるか、この人のツイートを見ればよく分かる。女性は女性を自認する男を女子施設に招き入れなければならず、それを拒んだら罰せられる。それが彼等の求める差別禁止法なのだ。先の事件と照らし合わせれば、いかにこれが女性にとって危険な法案であるかがわかると言うものだ。


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