今アメリカではユーチューブでも人気最大と言われ、登録者数1億4千6百万人というミスタービーストが話題に上っている。ミスタービーストは若い子になると8歳くらいから20代前半くらいの若い層に人気のあるチャンネルだ。私は彼のチャンネルを観たことはないが、子供に人気があるだけあって、色々「何々を試してみた」といった軽いノリのものが多いようだ。

彼には三人の仲間がいて、いつも四人で色々な冒険をして視聴者を楽しませてきた。彼等のチャンネルでは政治的なことは全くなく、親が子供に見せても特に悪影響はないだろうと思うような無害なチャンネルだったらしい。

ところが数か月前からミスタービーストの最も古い友達で同チャンネルにも最初から出演しているクリス・タイソンという男性の容姿が少しづつ変わってきていることに視聴者は気づいた。クリスはもともと南部特有の男らしい感じの人で短髪に口ひげを生やし、言葉使いもかなりラフなキャラで人気があった。2年くらい前に結婚して一児の父でもあり、自分のソーシャルメディアには若い奥さんと息子の写真が良く載せられていたが、最近妻子との写真がめっきりでなくなってきたのと、彼が結婚指輪を外したことなども話題になり、結果的に彼は奥さんとは離婚調停中であることを告白。それと同時に自分はトランスジェンダーとして女性ホルモン接種をしていることもカムアウトした。

この公表によりミスタービーストのファン達は壮絶となった。そしてミスタービーストには気の毒だが、批判的な意見のほうが支持的な意見を大きく上回っている。

トランスジェンダリズムは単なる性指向ではなく政治活動でもある。特に性転向中の人はその話ばかりし始めるし、チャンネルの中でも必然的にその話がでるだろう。クリスはすでに子供の性転換治療が子供の命を救うなどと言い始めていることもあり、これまで子供が観るのを安心して許可していた親たちの間から、今後ミスタービーストは子供に見せるべきではないのではないかという心配の声が上がっている。

ここで気の毒なのはミスタービースト本人である。彼は親友とファンとの間に挟まれて今は未だどうすべきか模索中と言った感じだ。今のところはクリスを擁護し、クリスへの批判を「トランスフォビック」などと言っている。しかしこれは賢いやり方ではないだろう。

ミスタービーストのチャンネルは政治色の全くないチャンネルとして人気を博して来た。ごくごく普通のお兄ちゃんたち4人が色々若い男性特有の馬鹿げたことをやって笑いを取ってきたのだ。それが突然ポリコレでも最たるものであるトランスジェンダリズムに冒されてしまった。ファンたちの落胆は相当なものである。

またクリスには小さい息子がいることも批判の的だ。2年前に結婚する前に自分がトランスだと気づかなかったのか?何故結婚して子供が生まれてからそんなことをするのだ?自分のことばかりで妻子の気持ちなどまるで無視ではないか。

明らかにクリスはミスタービーストにとって重荷になるだろう。とはいえ、今クリスを解雇すれば、トランス界隈からトランスフォーブと責め立てられて吊し上げを食うだろう。ではいったいミスタービーストはどうしたらいいのか。

私はトランスジェンダーたちの身勝手には本当に腹が立つ。妻子を捨てて、自分のビジネスパートナーに迷惑をかけて、それでも自分の変態的な性指向だけにのめりこむ。そして周りにもその身勝手さを正しいことであるかのように受け入れろと要求するのだ。


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