アメリカの大手企業取締役たち、ハマス支持の声明文を発表したハーバード大学生たちの名前を公表するよう大学側に要請、彼等を将来雇わないため

さっきツイッター(X)を読んでいたら、昨日、ハーバード大学の学生たちが今回のハマスの卑怯で残忍な奇襲攻撃の責任は全面的にイスラエルにあるという声明文に連名していたひとつのグループがこの声明文から名前を取り下げたいと書いているのも見かけた。それに対してニュースキャスターのメーガン・ケリーが「お金を損するとわかったら突然引き下げるの?臆病者」と言った内容のツイートをしていた。一体何のことなんだろうと思ったら、なんと億万長者のヘッジファンドの取締役CEOのビル・アックマン及び数人の指導者たちがハーバード大学にこの声明文に連名している31の団体に所属する学生の名前を公表しろと要請しているという。CEO達は将来この学生たちを雇わないようブラックリストに載せるつもりだというのだ。

「テロリストの行動を支持する声明を発表する際に、企業の盾の後ろに隠れることはできない」と、アックマンは以前ツイッターとして知られていたXへの投稿で述べた。

「もしメンバーがこの書簡を支持するのであれば、署名者の名前を公表し、彼らの意見が公になるようにすべきだ」とアックマンは述べた。パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのCEOであるアックマンは、この書簡に署名したハーバード大学のグループに属する学生を、自分の会社や他の会社が「うっかり雇わない」ようにしたいと述べた。

アックマン氏の他にもFabFitFun、EasyHealth、Dovehill Capital Managementといった大企業のCEOたちも学生たちの名前を公表するよう要請している。

「今後絶対に雇わないためにもこの人たちの名前を知りたいです」とレストランチェーンのSweetgreenのCEOはXに書いている。

しかしこうした批判のなかにも、これらのグループ内でも意見の違いはあり、内容を理解せずに安易に連盟を許可してしまったグループもあるのではないか、名前を公開したら彼等の身に危険が及ぶのではないかと心配する人もいる。ハーバード大学の元学長であり、米財務長官のサマーズ氏は「個人を悪者扱いするのは建設的ではない。」と語っている。また当初は名前の公表に賛成だったというローレンス・トライブ

「この見当違いのキャンペーンに巻き込まれた学生の何人かは、おそらく声明の存在すら知らなかっただろう。また、自分が何に署名しているのかに目を向けず、ましてや理解していなかった学生もいたに違いない。「私は今、彼らの名前を公表し、テロリストが罪のないイスラエル人に行ったことを彼らが実際に支持したとほのめかすことで、彼らに永久的なペナルティを科すのは過剰反応だと思う。

うんにゃ、そうはいかんね。これまでどれだけの人たちが些細なことでキャンセルされてきたのだ?その時これらの学生たちはキャンセルされた人たちに少しでも同情したか?いやいやこれらの左翼団体の学生たちは率先して他人のキャンセルを煽ってきたWOKE連中だ。キャンセルカルチャーを始めた奴らが自分らの行為だけはお咎めなしなんてそうは問屋が卸すものか。

ハーバードのようなエリート校に通う学生は世間知らずの金持ちのボンボンばかりなのだろう。有名校に通いながらハマスが何かもしらないとは情けない。ところで今や共産主義の手先となっているユダヤ人差別に反対するADLは、さすがに今回は全面的にイスラエルを支持しており、ハマス支持の学生たちを糾弾している。

ここで多くの左翼の反ユダヤ主義者達はちょっと考えるべきである。アメリカはイスラエルの次にユダヤ人の多い国だ。しかもアメリカのユダヤ系には権力者や企業のCEOなどが多くいることも覚えておくべきである。

ところでブラックライブスマターのBLMもハマスを全面支持すると声明文を出した。これらの多くのユダヤ系がCEOをしている大手企業はこれまでどれだけBLMに寄付して来たことだろう?BLM自体がテロ軍団だからハマスを支持するのは当然だが、ユダヤ系左翼たちは左翼にはびこる反ユダヤ主義とどう折り合いをつけるつもりだろうか?


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道徳の羅針盤を見失うな!ベン・シャピーロの訴え

デイリーワイヤーの共同編集長でありポッドキャスターのベン・シャピーロの今日のポッドキャストは非常に重たいものだった。彼はハマスが自慢のためにソーシャルメディアに上げた数々の悪行をそのままツイッターで報道した。あまりにも残酷なので目をそむけたくなる。だが我々はこれらの映像を見るべきだ。そして心に焼き付けろ。これがハマスの悪だ。これを見ても未だイスラエルとハマスを同列に並べられるのか?

シャピーロはオーソドックスジューといって、ユダヤ教の中でも特に伝統的な宗派の敬虔なる信者である。9月の終わりからヨン・キプールというユダヤ教にとっては聖なる祝日だったことから、シャピーロ一家はイスラエルに居る親戚を訪ねており、金曜日にフロリダに帰宅したそうだ。次の日の土曜日にハマスによるガザ襲撃が始まったのだが、オーソドックス教徒のしきたりで土曜日はサバスといい、金曜日の日没から土曜日一杯文明の利器を使うことは禁止されているため、オーソドックスの信者たちはテレビもインターネットもスマホも使っていなかった。それで彼等がガザの悲劇を知ったのは、ユダヤ教徒ではない周りのひとたちからの口伝えである。

ポッドキャストは一時間半もあるのでまとめることはちょっと無理だが、デイリーワイヤーに彼のコラムがあったのでこちらで紹介しておこう。翻訳はDeepLに多少私が手を加えた。

引用はじめ =================

道徳の羅針盤を失い、赤ん坊の首をはねることにニュアンスや複雑さがあると信じる社会は、生きる運命にある社会ではない。そのような社会は、いかなる圧力にも耐えることができない。CNNやMSNBCのインタビューでは、イスラエル人と、自宅で家族を惨殺し赤ん坊の首をはねたハマスのテロリストとの間に道徳的同等性があると主張する人々がいた。

ああ、洗練されたニュアンス。灰色の影が見えないのか?

メディアにはうんざりだ。本当にうんざりだ。真実を求める者もいる。求めていなくても、時折つまずく者もいる。でも中には自分らの似非洗練さと道徳的同率にしか興味がなく、それが他の何より大事だという動機で動く奴らがいる。

テロリズムとは定義上、民間人を巻き込む残虐行為である。民間人の後ろに隠れれば、その民間人の死に責任がある。それがハマスのやり方だ。ハマスが軍事司令部を置いたのは、文字通り病院の地下だった。これが彼らの正体だ。彼らはモスクの中に司令部を置く。武器庫を教会やモスクに隠すことで、イスラエルがそれらを爆破しなければならなくなったときに、ある種の人権侵害だと主張できるようにしている。

これが彼らのやり方だ。彼らは、西側のマスコミがどのようにこのゴミを流すかを理解している。彼らは、欧米のマスコミがハマスとイスラエルの間にある種の道徳的同等性があるように装っていることを理解している。

ハマスには、民間人が犠牲になった双方の責任がある。ハマスが、これらの地域から移動しないよう積極的に働きかけているのだ。私はこの事実を知っている:イスラエルは過去30年間、数え切れないほどの空爆を中止してきた。

イスラエルがガザを空爆したとき、ビデオには二次爆発が映っていた。二次爆発は、イスラエルが攻撃した建物の下に武器庫がある場合にのみ発生する。二次爆発は、武器を地面の下に隠した結果であり、パレスチナ自治政府、ハマス、イスラム聖戦がやっていることだ。

イスラエルはガザ地区の支配権をエジプトに渡そうとしたがエジプトは興味を示さなかった。イスラエルはユダヤとサマリアのパレスチナ・アラブ地域の支配権をヨルダンに渡そうとしたがヨルダンは「とんでもない」と言った。

アメリカは、ハマスが犯したような大虐殺には決して耐えられないだろう。今、南の国境を越えている人たちが全員武装していて、無差別に村々を訪れ、3万人のアメリカ人を殺害していると想像してみてほしい。メキシコとの国境は現在、誰にも管理されていないと思うか、アメリカ軍がそこにいると思うか?メキシコ政府が機能していると思うか?

イスラエルはなすべきことをし、メディア(すでに道徳的な臆病者である)が、自分たちの赤ん坊がテロリスト集団に斬首されるのを目撃した人々に銃口を向けるのを見守るしかないだろう。

この時点で道徳的な明確さが見えないと主張する人を私は信じない。赤ん坊を斬首する人々と、赤ん坊を守ろうとする人々との区別がつかないのであれば、それがあなた自身の似非詭弁であろうと、もっと卑しく暗い下心があろうと、あなたには下心があるのだ。

ひとつ言えることは、西側が勝つということだ。そして今、イスラエルは西側の使者として、人間の破片に立ち向かっている。

=========================引用終わり

ハマスにしろシリアのヒズボラにしろイスラムテロリストたちは西洋社会の偽善的なメディアをどう利用できるか熟知している。欧米にもすくなからず反ユダヤ思想は根強くある。だからどれだけイスラムテロリストによる悪行を見せつけられても、欧米メディアは何とかイスラエルにも非があるはずだと考え公平を理由にどっちもどっちだと報道するのである。だから双方平和を目指せとか、イスラエルに自制しろとか、いい加減なことばかり言うのだ。

繰り返す、ハマステロリスト対イスラエルではハマスが一方的に悪い。ガザでパレスチナの一般市民が犠牲になったらそれはすべてハマスに責任があるのだ。


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ゲイ男性、トランス、二つの座談会を見て感じたこと

ユーチューブでJubileeというチャンネルがあり、ここでは色々な討論を企画しているが、私がたまに観ているトランスセクシュアルのブレア・ホワイトというMtFポッドキャスターが出演していたので、リベラルトランス対保守派トランスという四人づつで色々な主題について討論するのを観た。その後でYTのお薦めに上がってきたのでゲイ男性四人づつのリベラル対保守派の討論もちょっと見た。この二つはどちらもリベラル対保守派という討論だったのに、全く異質なものだった。

まずトランスジェンダーの方だが、はっきり言って全く討論になどなっていなかった。この討論は主題がいくつかあって、トランスは見かけの性別に合った方のトイレをつかうべき、とかトランスは軍隊にはいるべきではないとか、賛成派と反対派で議論するのだが、すべての主題で保守派とリベラルは意見が常に真っ二つに割れており、全く接点が感じられなかった。リベラルチームは男から女のトランスが一人、女から男のトランスが二人、何故か一人リベラル側に髭面で厚化粧をして明らかに身体を全くいじっていない男が混じっていた。保守派側は男から女が三人、女から男が一人いた。

保守派のブレアが最初に、これはトランスに関する討論のはずなのに何故ノンバイナリーが混じっているのか、おかしいのではないかと聞くと、髭面男は非常に馬鹿にした態度で「もっと勉強すべきよ」と言い返した。ブレアはMtF歴10年以上でいくつもの整形手術を繰り返し、今や女性として十分通用する。その彼に異性に見せようという努力を全くせず昨日今日ノンバイナリーを言い出して化粧してドレスを着ただけの男が「勉強しろ」だ?良く言うよ。

面白いと思ったのは、どちらのチームもMtF(男性)の方が積極的に発言をし、FtM(女性)はただ座っているだけであまり何も言わなかったことだ。しかも保守派の小柄なFtMが何か言おうとしたとき、図体のでかいリベラルMtFが小柄女性を威圧するように声を荒げ大きなジェスチャーをして彼女を遮った。このFtMは明らかにこの男に圧倒されていた。このでかい男は豊胸手術などもして女性に見えなくもないが、この態度のでかさと威圧的な話かたはどう見ても女とは思えなかった。ま、黒人なのでそういう女性が居ないとは言わないが、ともかく討論中ひとりでいかに自分は犠牲者で他の白人トランスがどれだけ恵まれているかという話ばかりしていた。そしてリベラル側のトランスたちは誰もが非常に無礼で相手側への個人攻撃ばかりしていて全く討論になっていなかった。比べて保守派側のトランスは皆声を荒げるでもなく理論的な話をしていた。中身は煮えくり返るほど腹が立っていたはずだが。保守派のMtFの一人が、昔は女の子の友達が一緒に行こうと言って女子トイレを使えていたが、今はトランスを名乗って女子トイレでけしからんことをする男が増えたので、自分は女性としてパスしないことは十分承知しているから女子トイレは使わないと言っていたのが印象的だ。昔はトランスは怖いひとたちだというイメージはなかったのに、最近のトランス活動家たちのおかげでトランスの立場は悪くなっていると彼は感じていたようだ。

さて、次に見た討論会はゲイ男性8人でリベラル対保守だったのだが、それぞれの主題でお互い同意する人が結構多く、リベラルも保守も意見は違っても非常に礼儀正しく、トランスの時のような喧嘩腰の人は一人もいなかった。私は討論の内容よりも、彼等の紳士的な態度に感心した。リベラルゲイたちは、明らかにリベラルトランスたちとは別の人種である。誰一人として女装をしておらず、一人だけ派手な髪の毛とズボンをはいてるのにハイヒールという出で立ちの人がいたが、彼はなんと一番保守的だった。

やはり同性愛者とトランスジェンダーは一緒にすべきではないと改めて思った。

ところで保守派トランスの人たちは自分らには性違和{GID)という精神疾患があると自覚している人たちばかりで、自分らのことをトランスジェンダーではなくトランスセクシュアルと呼んでいる。性違和もないのに異性を自認しているというトランスジェンダーとは中身が全く違うと思っているようだった。そしてトランスジェンダーと名前を変えて性違和を持たないひとまで混ぜるべきではないと考えているようだった。


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ユダヤ人が一方的に強姦され誘拐され殺されているにもかかわらずイスラエルにも非があるとするのはまさにユダヤ人差別

ウクライナがロシアから侵略された時、人々は全面的にウクライナに同情し、一方的にロシアが悪いと批判した。確かに軍事的に侵略したのはロシアだからそう思って当然だろう。でもだとしたら、なぜ戦争中でもないのに突然イスラエルに攻め入って、軍事拠点ではなく故意に民間人を標的に無差別殺戮をおこない女子供を凌辱し誘拐し男女構わずその遺体を引きずり回して雄たけびを上げている野蛮人たちに対して、世界の人びとはロシア人に対してしたような一方的な非難の声を上げないのだ?パレスチナ人だけでなく、それどころか欧米に住むイスラム教徒たちが歓喜の声をあげ街中に繰り出している姿を黙認しているだけだ。ウクライナ侵攻の際に欧米のロシア人たちが徒党を組んで繰り出したなんて話は聞いたことがないし、もしそんなことをしていたら、ロシア移民たち全員がひどい反感を買ったことだろう。だが欧米の政府からもメディアからもそんな批判の声は上がらない。犠牲者がユダヤ人ならどんなことが起きても構わないとでもいうように。

ことイスラエルとパレスチナの問題に関しては私は全面的にイスラエルの味方だ。パレスチナには一ミリも同情しないし彼らには正義など全くないと考える。よく中東紛争などと言って、これは単なる領土問題でどちらにも非はあるという人がいるが、それは間違っている。イスラエルに非はない。いますぐアラブ人がユダヤ人を殺すのを止めれば中東問題など一瞬にして収まるのだ。イスラエルはパレスチナ側の攻撃無しにパレスチナ領内を攻撃したことは一度もない。そのことが今回の件でも理解できないのであれば、ハマステロリストによる誘拐や強姦や虐殺を見てもまだイスラエルにも責任があるとおもなら、そういう人はよっぽどの馬鹿なのかユダヤ人差別者だ。申し訳ないがそれ以外に言いようがない。

イスラエル建国にまつわる話は、コメント欄でかんぱちさんが教えてくれた上念司さんの動画が非常に簡単にまとめてくれているので是非ご覧になって頂きたい。

ところで今日及川幸久さんがイスラエルにも挑発行為はあったという動画をあげていて非常に失望した。イスラエルの兵士がパレスチナの子供を射撃練習に使ってるとか、ガザは監獄だとか、アメリカのパレスチナ活動家の言い分をそのまま鵜呑みにしている。私がこのブログを始めた当初、イスラエルによるガザへの空襲に関してかなりの嘘情報が流れているのを沢山見た。

たしかにイスラエル兵がパレスチナ人の子供を撃ったことはあるが、パレスチナ人は子供を人間の盾に使うのなんか普通にやっている。また行進するイスラエル兵の頭にレンガより大きいコンクリートの塊を落とすとか、子供達にやらせているのだ。及川さんともあろう人がそんなことも知らないとは思えないんだが。

彼はどうしてもどちらかだけが善でどちらかだけが悪なんてことはないという公平でありたいと思う心が先走って、本当の悪が存在することを見失っているのではないだろうか?イスラエルとパレスチナは絶対に同列に並べることはできない。同列にして公平であろうと努力しすぎると、それがイスラエルへの偏見となってしまうのだ。


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棚からぼた餅、一年以上前の医療費返金!

最近郵便で受け取るものは広告と請求書だけだったので、昨日病院からの手紙が二通届いた時も、また何かの請求書なんだろうと思い、開封せず今朝まで机の上においたままになっていた。しかしいつまでも無視は出来ないので思い切って開封してみると、なんと20万円相当の小切手が入っていた!え?私 夢見てる?去年の7月に手術してからというもの、前払いで何十万円というお金を払ったにもかかわらず、なんだかんだと一年以上も色々未払い分の請求書がこっちで2千円、あっちで3千円という具合に届いていたので、今回はいくら請求されるんだろうとびくびくしながら開封したらこの金額、信じられない。で、もう一通の封筒も開けてみると、そちらもなんと15万円相当の小切手!え~ほんと~?

というわけで日本円にしたら35万円相当の小切手を受け取ったのだ。その理由は去年の手術と入院費を私が払い過ぎていたことによる返金だとのこと。

あ、やっぱり。

実は私は去年の7月に手術をすることになった際、最初はとある方法でやることになりそのための手術費を払ったのだが、その後になってその手術では駄目だということになり別の手術をすることになった。そして新しい手術の代金を払った時に「前に払った分はどうなるんですか?」と聞くと「大丈夫ですよ。ちゃんと調節しますから」と言われた。それでわたしは二回目の料金は一回目としてすでには払った分を差し引いたものなのかもしれないと思った。しかしそれにしては高額だったので、もしかすると二重に払っているのではと思い問い合わせのメールを送ったのが一年と三か月前である。その後この病院とは色々やり取りはあったが追加料金を請求される以外にはまったく通知はなかったので、結局あんなもんだったのかと諦めていたのである。

それが最初の手術費と入院費としてはらったお金が全額返ってきたのだ!やっぱり二重にはらってたんじゃないか!なんであの場で私が問い合わせた時に清算してくれなかったんだ、なんで一年三か月も経ってからの返金なんだよ!いい加減過ぎるだろ。人によっては生きるか死ぬかの金額じゃないか。

とは思ったが戻ってこないと思っていたお金が戻ってきたのは嬉しい。せっかくだから今まで欲しいと思っていて我慢していたものを買いに行こう。コンピューターが古くなっていることでもあるし買い替えようかな。


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リベラルなカリフォルニア州各地で虹旗が排除されている

先ほどよもぎねこさんのサイトでイギリスではトランスジェンダリズムに関する空気が変わってきているというエントリーを読んだ。しかしイギリスだけでなく、相当リベラルなカリフォルニア州でさえも行き過ぎたLGBTQ+教育が次々に拒絶されている。

本日読んだのはピンクニュースのこの記事“Taking Down a Pride Flag Is Telling People They’re Not Wanted”: School District Bans Flags – LGBTQ+ Community Feels Targeted (プライド旗を降ろすことは彼等は拒絶されているという意味だ、学校区の旗禁止にLGBTGQ+界隈は標的にされていると感じている)という見出しである。

まあピンクニュースの記事だし、この見出しを読むだけで内容がかなり偏ったものであろうことは想像がつくが、まあ読んでみよう。

最近南カリフォルニアのテメキュラ学校区は3:2の投票で学校内に掲揚できる旗はカリフォルニア州旗と国旗のみと決定した。北部のサンフランシスコ地域のサノル(Sunol)市では2:1でプライド旗掲揚を禁止した。テメキュラ区の決定は子供がトランスだと言い出したら学校側は即座に親に知らせる義務を課した後に続くものだった。無論LGBTQ+界隈はこの「アウティング規則」に大激怒している。活動家は「トランスキッズ」は自殺願望率が高いと常々言っているくせに、そんな大事なことを親に隠しておくべきだとか良く言うよと思う。

左翼活動家らはこの学校の決定は民主主義を脅かすものだと批判んしている。記事内で元軍人という男性はインタビューに「プライド旗くらいで脅かされるなんてどれだけ過敏な民主主義神経してんだよ、プライド旗を降ろすってことはお前らはここで求められていないとい言ってるようなものだ。そんな非国民なことがあるか?彼等はお前たちはクロゼットに戻れ、黙ってろと言ってるんだ。俺たちはお前らを見たくない。お前らの存在を認めなくないと言ってるんだよ」

ちょっと待てよ。「プライド旗くらいで」と言っておいてそれを降ろしたら他人の存在を認めないことになるってのは矛盾してないか?本当にプライド旗くらいでと思っているのなら、そんなものが降ろされたからと言って「過敏」に反応する必要はないではないか。

学校は公共の場であり、特定の宗教や政治見解を奨励していはいけないことになっている。そうやって聖書や聖書研究会をことごとく公立学校から排除してきたのは左翼活動家たちのほうではないか?もしこれが十字軍の旗だったり、いや南北戦争の南部の旗だったりしたら、真っ先に排除しろと言い張るのは左翼の方だ。南軍の将軍の名前のついた学校名を変えようなどと言い出すのも左翼のほうである。虹色旗はトランスジェンダリズムというカルトの旗であり特定の政治見解を象徴する旗だ。そんなものが公立学校の校舎内に属さないのは当然のことだ。何が民主主義を脅かすだ、冗談も休み休みいえ!

ギルバートベイカー財団という団体はこれを「物騒な傾向」と呼んでいる。(記事内でギルバート・ベイカーなる人物が1978年にLGBTQ+プライド旗をデザインしたと書かれているが、1978年当時、T以降の概念など存在していないのでこれは誤りだ)

同財団のチャーリー・ビール氏は「右翼がLGBTQ+の権利を後退させようとしている。虹旗は小手調べだ。これはアメリカ全土で少数派の権利を規制しようという巨大な保守派の陰謀だ」と語る。ビールによればアメリカ全土で2022年9月だけで10件にわたる虹旗廃止運動があったそうだ。ギルバートベイカー財団はアメリカ全土の学校区で起きている虹旗掲揚廃止の傾向を2022年からずっと監視してきている。

虹旗禁止規則を通した学校区はニューヨーク州のコールドスプリング区、マサチューセッツ州のスタウトン区(Stoughton)、ユタ州のデイビス区、カリフォルニア州のハンティントンビーチ区などが含まれる。ユタ州を除けば皆リベラルな州であることが興味深い。

虹旗禁止は学校区だけにとどまらない。ミシガン州のデトロイト地区のハムトラック市議会は議会全員一致で市内の公共施設における虹旗の掲揚を宗教の自由を理由に禁止した。(この市は市議会全員がイスラム教徒で占めらている)

ビール氏が言うように、もしこれが単なる右翼の陰謀だったとしたらLGBTQ+界隈は何も恐れることはない。左翼の陰謀と違って右翼の陰謀は往々にして貧弱で情けないものだからだ。しかしもしこれが右翼保守などではなく、ごくごく普通の一般市民の気持ちを反映しているものだったとしたら彼等は十分に脅威を持つ必要がある。なにしろ彼等は文字どおり圧倒的多数派なのだから。


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ハマステロリスト、イスラエルを奇襲攻撃、戦闘員も民間人も無差別殺戮と誘拐、犠牲者はすでに六百人を超える

二日前にガザのパレスチナ領を統治するテロリスト軍団ハマスがイスラエル領内に潜入し、イスラエル軍の基地及び民家を無差別襲撃した。襲撃の様子はあちこちのソーシャルメディアに上げられており、ハマス暴徒たちが女子供も容赦なく射殺したり誘拐し、殺した兵士や半裸の女性の遺体を引きずり回すという蛮行に及んでいる。ハマスは兵士や民間人を何百人と誘拐し人質に取っている。ハマスの野蛮人共がこれらの人質を非人道的に虐待することは明らかなので、イスラエル軍は迅速に彼等を救出しなければならない。

イスラエル、1973年以来の宣戦布告を閣議決定 フォックスニュース(10/8/2023)
イスラエルの安全保障内閣は今週末、1973年のヨム・キプール戦争以来初めて、正式に戦争を開始することを決議した。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相はすでに土曜日にイスラエルが「戦争状態にある」と宣言していたが、ハイレベルの安全保障閣議決定によって「重要な軍事活動」が解禁された、とネタニヤフ首相の事務所は『タイムズ・オブ・イスラエル』紙に発表した。

ハマスのテロリストは、今週末の奇襲ロケット攻撃で少なくとも600人のイスラエル人を殺害し、少なくとも2000人以上を負傷させた。同グループはまた、ガザ内で数十人の人質を取っており、イスラエル軍は交戦の準備を進めている。

パレスチナによるイスラエルへのロケット攻撃は珍しいことではないが、実際に国境を越えてイスラエル領内に侵入して多数のイスラエル市民を虐殺するという攻撃は珍しい。それに国境沿いの警備は特に厳しくゴキブリが入り込む隙も無いと言われていたのに、なぜまるで前触れもなくハマス暴徒が何百人とイスラエル側のインテルに気付かれずに国境を侵害できたのであろうか?

イスラエル軍の発表によると、ハマスは軍事基地ではなく民間人を主に標的にしたという。確かに民間人は易しい標的ではあるが、それだけに卑劣である。地上での戦闘と同時にガザからは何百というロケット弾が撃ち込まれている。イスラエル軍も迎撃を始め、すでにパレスチナ人側にも200人近い死亡者が出ているという。

実はヨム・キプールの戦争もほぼ今と同時期に勃発した。イスラム教徒は記念日が好きなので、10月6日を選んだのは偶然とは思えない。それにしてもなぜ今のタイミングでハマスはイスラエルを攻撃したのか。

実はちょっと前にバイデン政権はイランが拘束していたアメリカ市民数人の釈放の報酬として凍結されていたイランの資金60億ドルを解除した。イランはイスラエルの宿敵であり、常にイスラエルの撲滅を目指している。イランがヒズボラやハマスを使ってイスラエル攻撃をしていることは周知の事実だ。テロ行為には金が必要だ。ミサイルもただではない。ハマスはイランからまとまった資金援助を得たと考えるのが自然だろう。

G.O.P.候補者、バイデン大統領のイラン取引批判にイスラエル攻撃を利用 ニューヨークタイムス
共和党は、バイデン大統領が最近の人質解放交渉の一環として人道的目的のために60億ドルの凍結解除を決定したことに改めて反対した。

共和党の大統領候補者たちは、土曜日にイスラエルで起きたハマスの襲撃事件を取り上げ、バイデン大統領に責任をなすりつけようとし、この奇襲事件と、ハマスの長年の支援者であるイランとアメリカとの間の最近の人質解放取引との間に関連性を引き出そうとした。

ドナルド・J・トランプ前大統領は、自らをイスラエルの揺るぎない盟友として示し、2018年にアメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転させたが、バイデン氏を非難した。

土曜日にアイオワ州ウォータールーで選挙運動をしていたとき、彼は攻撃が起きたのは 「我々が弱く、非力で、本当に弱い指導者だと思われているからだ 」と述べた。

トランプ氏はさらに何度か、人質取引が攻撃のきっかけになったと述べた。「戦争が起きた理由は2つある。「アメリカはイランに60億ドルを人質のために与えている。

バイデン政権は8月、テヘランで拘束されていた5人のアメリカ人を解放する代わりに、凍結されていたイランの石油収入資金60億ドルを人道的目的のために解放することに合意した。同政権は、この資金は「軍事的な二重用途に使用されることのない食糧、医薬品、医療機器」にのみ使用されることを強調している。

バイデンがトランプから何を言われても言い訳はできない。トランプ大統領の頃は中東でイスラエルに表立って盾をつく国はなかった。パレスチナの連中も大人しくしていた。ところが2021年のミサイル大攻撃に始まってトランプが居なくなった途端に、にわかにパレスチナのイスラエル攻撃は激化したのだ。バイデンがイスラエル軍に援助などするはずがないと鷹をくくられているのである。

しかもイスラエルの宿敵イランに60億ドルも手渡している。これではイスラエル攻撃へのグリーンライトが付いたものと解釈されても不思議ではない。

さてCNNは今後バイデン政権が直面するいくつかの問題点についてあげている。

  • バイデンとイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は数十年来の友人だが、イスラエルではネタニヤフ首相の極右連立政権によって緊張状態にある。
  • パレスチナ人の政治環境が分裂しているため、アメリカ政府関係者が信頼できる交渉相手を見極めるのは難しいだろう。
  • アメリカでは、すでに活発化している共和党の大統領予備選挙キャンペーンが、イランとの最近の取引を通じてイスラエルへの攻撃を助長したバイデンに非難を浴びせる運命にあるようだ。
  • その背景には、バイデンがゴールが近いと期待していたイスラエルとサウジアラビアの歴史的な国交正常化合意が迫っている。

昨日カナダ人ニュースさんでも聴いたのだが、イスラエルのネタニヤフ政権はいまかなり鷹派の右翼が勢力を握っているとのことで、今回のハマスからの攻撃にはハマス壊滅を目指してかなりの強硬手段に出るのではないかと考えられている。


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近所で見つけた小さな無料図書館

我々苺畑夫婦は元々本好きである。大学のサークルが一緒だったのも同じジャンルの本が好きという理由で仲間になった。よって二人が何十年にもわたって集めた本の数は半端ではない。しかしミスター苺は家に本が貯まらないようにと度々古本を古本屋に売りに行っていた。もっとも、売ったお金で処分した本の数より多い数を買ってきてしまうので、売ると言うより単に古本を別の古本と交換してくるというわけの分からないことを長年繰り返していた。

だから友人のLほどではないにしろ、我が家にはともかく本が多くあった。しかし情けないことに私も主人も元々ひどい近眼に加えて老眼となり、長い間集中して本を読むということは出来なくなってしまった。それにこの家もそろそろ売りに出さねばならないと真剣に考えていることでもあり、ともかく余分な荷物はどんどん処分してしまわなければならない。

私が五年計画で断捨離を始めたのは2021年 先ずはガラージから始めようと書いたが、はっきり言って我ながらガラージはかなり片付いたと思う。特に10箱以上はあったバンカーズボックスという段ボール箱や大きなふたつのファイリングキャビネットに詰まっていた何十年分の書類をすべて処分したのは快挙である(全部私一人でやった。肩を叩いてやりたい)。↓バンカーズボックス

Bankers Box STOR/FILE Storage Box, Letter/Legal Files, 12.5" x 16.25" x 10.5", White, 6/Pack -FEL5703604

もともとうちにあった本棚は全部で七つ。それでも入りきらずに二重になっていたり本と棚の隙間に横にして詰まっていたり、それでも溢れて床に積んであったりと凄いことになっていた。それでともかく床に積んであるものから処分。本を詰め込み過ぎて棚がへしまがり今にも崩れそうな本棚が次。2021年から少しづつ処分していたとはいうものの、本好きの人間が本を処分するというのはかなり心が痛む。しかし先日の友人のマンションを見て以来、心を鬼にして処分せねばとここ数日でなんと段ボール箱五つ分の本を処分した。

先日も書いた通り最初に行ったGoodWillではきちんと箱に入れて行った本を雑に大きな籠にばらまかれたのでかなり傷ついた。そこでどこに本を引き取ってもらおうかと悩み色々探してみた。数年前までは近所に古本屋が二軒あったのだが、一軒目は90近い爺さんが一人でやっており、その爺さんが亡くなってから店は閉まってしまった。もう一軒はSF本専門店で、そちらのオーナーとは主人は懇意にしていたのだが経営不振で閉店してしまった。

そんな折も折、お爺ちゃんと散歩中に民家の庭に小さな本棚が立っているのを見かけた。下記はネットから借りたものだが、こんな感じの本箱である。下の方に「本を持って来て、本を持って行って」と書いてある。

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    私は知らなかったのだが、実はこれは一般人が本箱を購入して登録しておくと、自分の箱に番号が付き、その住所がリストに載る。うちには青少年(12~17歳くらい)向けのクラシック本が結構あったので、こういうところに寄付するにはちょうどいいのではないかと思い何軒か回って寄付して来た。一つの箱はほぼ空っぽだったので10冊くらい寄付できた。

    もっともこんな小さな箱では私の持っている本の数は全く裁けない。英語でいうところのバケツに一滴である。他に本を引き取ってくれるところも見つからなかったので、仕方なくまた先日のGoodWillへ行った。しかし今度は別の人が仕事をしており「箱から出してその籠に入れてください」と言われた。そして籠を見ると、前の時と違って籠のなかに本が綺麗に整頓されて積まれていた。前に来たひとがきちんと整理して置いて行ったんだなとほっとした。そりゃそうだ。本を寄付しようなんて人が本を雑に扱うはずはない。それで今回は安心して主人と手分けして籠のなかに本を積んで帰ってきた。

    というわけで今にも自然解体しそうだったので粗大ごみとして捨てた本箱を含め四つの棚分の本を処分した。しかし床に山積みになっていたDVDや箱に入れっぱなしだったレコードなどを空いた棚に入れたらまた二つの本棚が一杯になってしまった。

    今度は溢れかえるCDとDVDの整理である。やれやれ。


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    トランスジェンダリズムの悪夢から目を覚ましつつあるアメリカの学校

    本日は主流メディアが伝えた一般市民による反トランスジェンダリズムの記事をいくつかご紹介しよう。

    まずはペンシルべニアの学校で起きた出来事。Pennsylvania school district reverses trans bathroom policy after student walkout, parent outrage (yahoo.com)

    PA州のパーキオメンバレー学校区ではトイレ使用を自分の性自認に合った方を使っていいことになっていたが、度重なる保護者達からの苦情や生徒らによる授業放棄デモなどの運動が功を成し、10月2日、トイレ使用は身体の性別で分けるという正常な方針に戻った。

    フォックスのインタビューに答えた保護者代表の男性は、SNSなどで多くのヘイトメールを受け取ったと言う。本当にトランスジェンダー活動家の暴力性は異常である。

    次は(Appeals Court Rules School Staff, Students Do Not Have to ‘Respect’ Gender Pronouns (msn.com))連邦控訴裁判所が、アイオワ州の学区が、生徒が好む性別の代名詞を他の生徒が尊重しなければ退学させるという方針を言論の自由に反するとして施行を差し止めたという判決。

    第8連邦巡回控訴裁判所は、この方針は憲法修正第1条に抵触すると判断。これによって代名詞の押し付けは洗脳だとして訴えていた非営利団体「教育を守る親たち」(Parents Defending Education)の異議申し立てが通った。

    三つ目は二年前に(Mother sued and won against school district that refused to follow her request that they refer to her daughter by her given name and pronouns (yahoo.com))ウィスコンシン州の学校区で、うつ病の娘が言い出した性違和に関して、母親は学校では娘を男子名で呼んだり男子の代名詞を使ったりしないでほしいと要請した。母親は娘に必要なのはきちんとしたカウンセリングであり性転向ではないと考えたからだ。しかし学校側は母親の要請を拒否し娘を男子として扱ったため、母親はすぐに娘を別の学校に移し、学校区を訴えていた裁判で、法廷は母親側の言い分を全面的に認めた。これは保護者の権利が尊重されたという意味で非常に意義のある判決である。ちなみにこの娘はネットから離れ元の学校区からも引っ越し別の学校へ通い始めてから性違和を言い出さないようになり、今は普通に女の子として幸せに暮らしているとのこと。

    最後はバージニア州の大学水泳チームに女子自認男子が入部したことに対して他の女子選手たちが団結して抗議をしていると言うニュース。(Virginia swimmers unite, speak out after biological male pulls Lia Thomas, tries to join team | Fox News

    バージニア州セーラム市にある全学生1700人というロアノクカレッジ(The Roanoke College) では女子自認男子の女子チーム入部に他のメンバー10人が保護者らとも団結して男子参加に抗議した。

    二年まえのペンシルべニア州大学水泳競技ではペン大学の女子チームメイトたちも他の大学の女子選手たちも抗議の声を上げることが出来なかった。しかし国際水泳連盟は思春期を男子として迎えた個人の女子競技参加を禁止しており、また国内でも特に水泳の場合、リア・トーマスの前例もあり、トーマスと現役時代競い合ったライリー・ゲインズやトーマスのチームメイトだったポーラ・スキャンラン( Riley Gaines and Paula Scanlan)らの活動に勇気づけられ、現役選手たちの間からも抗議の声が聴かれるようになっていた。それでこの女子選手たちも勇気づけられたのだろう。

    自分らの意見が少数派だと思っている間は皆声を上げにくい。だが女子空間に男子が入り込むことや女子スポーツに男子が参加することが良いことだなどと本気で思っている人はごく一部の過激派活動家だけなのである。本当は我々こそが多数派なのだ。だから勇気を出して声を上げていかなければならないのだ。


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    本人も気づいていた異常な貯め込み癖

    先日入院した友達のLが、やっと重病人扱いではなく軽病人というか、緊急事態は済み、後はリハビリで体力を回復するという段階になりトランジッション施設というものに移された。日本の病院はどうなっているのか分からないが、アメリカの場合、ICU(集中治療室)→アイソレーション(隔離病棟)→トランジッション(軽症状)となり、その後は退院か介護施設となる。もし治る見込みが全くなく余命短しという人はホスピスというところへいく。

    Lは持病があり、ここを退院しても一人暮らしは不可能なので、多分介護施設かアシステドケアという介護士付きアパート入りとなる予定だ。

    さて、昨日ミスター苺と私はLのお見舞いに行って来た。先々週あった時に比べてだいぶ顔色がよくなっており、話し方も力強くなったように思う。まだ自分で起き上がることは出来ないが、少しづつ元気を取り戻しているようだ。

    そんな彼と彼のマンションの状態についてちょっと話をした。「どうしてあんなに洋服があるの」と聞くと、彼は実際には10着ぐらいの服を着まわしており、他の服は着ていないという。ただ、古くなった服を捨てずに貯めこんでしまったため、自然と服が増えてしまったのだという。「僕は捨てるということが苦手でね。」

    服の多さは私も他人を批判できない。とはいっても私の服は自分で買ったものはほとんどなく、ほぼすべて実母が日本から送ってくれたものだ。今はもう母も年老いて昔のように買い物には出なくなったが、昔は母の買い物癖は凄いものだった。それで母は実家に入りきらなくなった古着はすべて私に送ってきたのである。母と私が同じサイズだったこともあり、私は何十年も母のおさがりを着て来たのだ。しかし母は毎年物凄い量の服を送ってきたので、私は年末に要らない服をまとめて大き目のゴミ袋に詰めて三袋くらい近所の寺院に寄付してきた。そうやって毎年処分していなかったら、今頃うちも母のお古で一杯になっていたことだろう。

    Lは自分のコレクター癖は子供の頃からあったと語る。最初は野球のカードとかミニチュアの車とかだったが、そのうちに本やレコードやCDと興味が移り、映画も好きなのでVHSやDVDの数もどんどん増えて行ってしまったという。「一生かかっても観きれないほどの数になっても、止められなかったんだ。駄目なのはわかってたんだけど、集めたいという衝動を止められなかったんだ」という。

    Lは未だ自分があのマンションに帰れる可能性があるように思っているが、私が「あの状態では危険だ。戻るなら、全部処分してからじゃないと」と言うとLは突然声を荒げて「駄目だ!全部は処分できない!」と言った。私は少し驚いたが、ここに至ってもLの貯め込み癖は直ってないんだなと悟った。

    私はもっと早い時期にLを説得して部屋を片付けさせるべきだったのではないかと色々考えていたのだが、それは多分不可能だっただろうと改めて思う。貯め込み癖とは一種の精神病だ。だから他人がどれだけ理屈を言って説得しようと、本人が心の底から納得しなければ無理に片づけることなど出来ないのである。

    彼は一人暮らしをすべきではないと私も彼の後見人となった女性も前々から言っていた。だが助けが必要だと思っていない人を他人が助けることは出来ないのである。

    ともかくLのことはもう心配は要らないので、私とミスター苺はまだまだ終わっていない本の処分を再開した。私は捨てるのは忍びないので近所のGoodWillに寄付しているが、この間本を段ボール箱二箱分もっていったところ、段ボールを逆さにして大きな籠にどさっと投げ捨てるように入れるのを見て絶望した。私はカテゴリーごとに区分けして大事に箱に詰めて来たのに、なにもかも一緒くたに籠に投げ入れるなんて、第一あんなことをしたら本が傷むじゃないか。とても本好きの人のやることとは思えない。もうあそこには本を寄付すまいと思った。

    とはいえ、そうなったらどこへ寄付していいものか。近所の図書館を当たってみようと思っている。


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