LGBTQ+押し付け教育に反旗を翻すアメリカの若い世代

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「代名詞はUSAだ!」学校のプライドイベントに反抗する中学生たち、PTAが緊急会議

マサチューセッツ州バーリントン市教育委員会において先日の13日の夜、LGBTQ+界隈への支持に関して緊急会議が開かれた。それというのも、数日前に同学校区のマーシャル・シグモンド中学校で行われたプライドイベントにおいて、一部の生徒達が自分の代名詞はUSAだと叫びながらレインボー旗を引き下ろすなどプライド展示物を破壊したからである。‘USA are my pronouns’: Middle schoolers protest Pride decorations in Massachusetts school district | KOMO (komonews.com)

この事件が起きたのはプライド月間二日目のことで、同学校のスペクトラムクラブは学校の許可を得て校内にプライド旗をかざったが、一部の生徒たちがこれに抗議をして旗を引き下ろしたり展示物を破損したりしたという。

当日生徒たちはレインボーの服を着ることが奨励されていたにもかかわらず、赤白青の星条旗を彩った服や黒い服を着て登校。学校中を「私たちの代名詞はUSA!」と叫びながら練り歩いたという。

バーリントン教育委員会はこの「不寛容」な行為に対処するため父母らを集めて緊急会議をひらいたのである。

学校側は生徒達の行動が一方的に「不寛容」であるとか「ホモフォーブ」であると決めつけているが、なぜ生徒達が自分の代名詞はUSAだなどと言いたい気持ちになったのか、そこのところをよく考えるべきではないのか。確かに学校の許可を取った飾り付けを破損する行為はよくないが、同学校では先日の戦没者追悼の日に特別な展示物を飾ったであろうか?もし生徒達がその日に星条旗で構内をかざろうと提案したら学校側は許可しただろうか。

それにしても学校で普段から散々LGBT洗脳教育を受けているにもかかわらず、子供たちがそれに応じずに抗議をしたというのは非常に興味深い現象である。

ミシガン州の市議会全員一致で公共施設におけるプライド旗掲揚を全面的に禁止

市の住民の50%がイスラム教徒であるミシガン州のハムトラムック市議会は、木曜日3時間にわたる審議の末、全員一致で宗教の中立をまもるため市内の公共施設におけるプライド旗の掲揚を全面的に禁止する条例を通した。これはプライド旗に限らず、国旗や軍旗以外の宗教的な旗の掲揚を全面的に禁止するものだ。City votes unanimously to ban Pride flag to “respect the religious rights of our citizens” (msn.com)

左翼リベラル連中は普段は宗教と政治は別にすべきだと言っておきながら、LGBTカルトだけは特別扱いしろと要求する。プライド旗を許すなら南部軍の旗も許されなければならないはずだ。ことLGBTに関してはキリスト教徒よりイスラム教徒のほうがしっかり抗議している。

余談だが、先日プライドに完全に迎合していたキリスト教会に落雷があり、教会が全焼するという事故があった。神の怒りに触れたのかな?Pro-LGBT Church Destroyed After Act of God – Not Even Fact-Checkers Can Deny This One (ijr.com)

アメリカ世論、69%が女装男子の女子スポーツ参加に反対、2年前から5%増加

USAトゥデイ紙によると、最近行われた電話世論調査で、女子を自認する男子による女子競技参加に反対するアメリカ人が2年前にくらべて5%増えて69%となったという。Americans less supportive of transgender athletes playing for teams of their choice, poll finds (msn.com)

「ギャラップ社の年次調査「Values and Beliefs」から得られたこの結果は、アメリカ人がこの問題をトランスジェンダーの市民権というよりも、競技の公平性の問題として捉えていることを示唆している、と世論調査会社のシニアエディター、Jeff Jonesは述べた。

トランスジェンダーの選手が自分の性自認に沿ったチームでプレーできるようになることについては、トランスジェンダーの人を知っていると答えた人の間でも支持率が下がったとジョーンズは述べている。

同様に、トランスジェンダーの選手が自分の性自認に合ったチームでプレーすることを支持するアメリカ人は、2年前の34%から、わずか26%であることが調査結果で示された。」

いまやアメリカ人の1.6百万人がトランスを自認していると言われており、18歳未満ではなんと5人に一人がトランスだと自認しているという。この数はどう考えても異常だろう。やはり学校で子供たちに洗脳教育が行われていることの現れとしか思えない。

悪名高いLGBT団体のHuman Rights Campaign によると、共和党は次の選挙に先駆け、すでに各地の州議会で500以上の「反LGBT法」を提案しているが、そのうちのおよそ40が学校におけるトランス自認男子の女子競技参加を禁止するものだという。(トランスジェンダーが女子選手より有利であるという科学的根拠はないにもかかわらず、、と記事にはある)

女子自認男子の女子競技参不支持率のうちわけは、共和党(93%)無所属(67%)民主党(48%)となっており、支持率は全体的に下がっている。直接トランスジェンダーの知り合いがいると答えた人でも、トランスの女子競技参加を支持すると答えたのは30%で、2年前の40%よりも10%減っている。

ただひとつ支持率が増えた層は19歳から29歳の若い大人で、こちらは35%から41%へと増えている。このグループはトランスジェンダーを道徳的に受け入れられると答えた率が一番高い60%だった。

しかし全般的に性別を変えられるということが道徳的に受け入れられないと答えた率は55%で道徳的に受け入れられると答えた43%を大きく上回った。

20代の若者がトランスジェンダリズムを受け入れていることは将来非常に心配ではある。しかし同性愛結婚の時と違ってトランスジェンダリズムの悪影響は人々の生活に密接にかかわっている。昔はよく「マリーとベティーが結婚したからといってあなたにどんな悪影響があるの?」などと言われたが、ジョンがマリーになって女子スポーツに参加したらどんな悪影響があるかは一目瞭然である。スポーツに興味のない人たちは自分らには関係がないと思っているかもしれない。だが、エリート競技のキャリアを目指している若い少女や女性達にとってこれは全く他人事ではない。自分と無関係な人たちが結婚するとかしないとかとは全く度合いの違う問題である。

この世論調査には10代の子供たちの声は反映されていないので、彼等がどう思っているのかは分からないが、最初にあげた話のように、ジェンZと呼ばれる世代はミレニアムと呼ばれる20代よりも保守的な傾向があると言われている。なんといっても女子スポーツで一番の悪影響を受けるのはこの世代であるからそれも納得がいくというものだ。

付け足し:同じ世論調査のなかで同性愛を受け入れる感情がかなり減ったことも記されている。

2022年には71%だった同性間の関係が2023年には64%のアメリカ人が受け入れられると信じていることがわかりました。ゲイとレズビアンの関係に対する見解が7ポイント低下したことは、世論調査の対象となったすべての社会問題の中で最も急な低下となります。同性関係を道徳的に受け入れることは、63%の回答者が同性関係を “道徳的に受け入れられる “と答えた2019年以来の低水準に落ち込んでいます。

それでも、この世論調査は、同性関係が過去数十年に比べてはるかに好意的に捉えられていることを示しています。2012年には、54%のアメリカ人がゲイやレズビアンの関係を容認すると回答しました。2002年には、38%のアメリカ人が受け入れていました。同様に、6月5日のギャラップ社の世論調査によると、アメリカ人の71%が同性婚を支持しており、過去最高となりました。

関連エントリー:アメリカ人の大半はトランスジェンダー概念を拒絶している – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


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アメリカに存在する組織的差別とは何か?ヒント、黒人差別ではない!

私は何度か組織的差別とは何かという話をしてきたが、これは個人による差別ではなく、組織として一定の属性を持つ人々を差別することを指す。その定義でいえば、アメリカ社会で一番差別されている人種と言えば何と言っても東洋人である。

本日目にとまった記事、Asian-American student with 1590 SAT score rejected by 6 elite colleges, blames affirmative action (msn.com)「SATで1590点取ったアジア系アメリカ人、エリート大学6校の受験に落ちる、アファーマティブアクションが原因か」

SATというのは大学に行くための全国学力テストのこと。日本でいう共通テストだ。昔は1400点満点だったはずだが今は1600点満点になったらしい。この受験生はフロリダ在住のジョン・ウォング君18歳。彼の成績平均は4.65。Aが4点だから4.65ということは全科目オールAの上に更になにか別のことをやって加点されたということになる。もう高校生でこのレベルだったら、日本でいう偏差値72とかのレベルで、東大も楽勝ってところだろう。にもかかわらずジョン君は MIT, CalTech, Princeton, Harvard, Carnegie-Mellon そして U.C. Berkeleyすべてで落ちてしまった。そんなバカな。一体どんな点数取らなきゃ入れないんだ?

しかしジョン君は、もしかしてこういうことになるのではないかという警告はされていた。高校の進学指導の先生から東洋系アメリカ人は受験に不利だと言われていたのだ。調査によれば、ジョン君の成績だとこれらのエリート校に入れる確率は20%。しかしもし彼が黒人だったら95%の合格率だと言う。幸いにしてジョン君はジョージアテック大学に入ることができたので、一応満足しているという。

しかしアジア系の学生がエリート大学に入るのは非常に難しいというのはすでに何十年も前から言われていることだ。それというのもアジア系受験生は成績優秀な子が多いため、成績の良い順に入学させると学生の40~50%がアジア系で埋まってしまう。後は40%ぐらいが白人で残りの10%が黒人やラテン系といった構成になってしまう。大学側は学生の人種分布が人口分布を反映した者でなければならないと考え、それぞれの人種枠を作ってしまった。しかし人種によって文化が違うため人種枠で得をする人種と損をする人種が出来てしまった。そして損をするのは圧倒的に成績優秀な東洋系というわけだ。

現在にアメリカで東洋系の人口は僅か7.1%で、黒人の14.2%の1/2である。ラテン系となるとその差はもっと開く。しかし伝統的に東洋系の進学率は黒人やラテン系に比べて圧倒的に多い。いくらアファーマティブアクションで黒人やラテン系の志願者を募ってもその枠すら埋まらないというのが現状なのだ。だからこの人種枠がいかに東洋系や白人に対して不公平なシステムであるかがわかるというもの。

それで公平な大学入学システムを目指して、Students for Fair Admissionsという組織が出来た。この組織の目的は一つ、人種による入学審査をやめさせることだ。そしていままさに人種別入学審査の違憲性を巡って最高裁で審議が行われている。

この問題に関しては過去にもいくつか訴訟が起きている。そして2003年Grutter v. Bollinger裁判で入学審査に人種を考慮することは違憲ではないという裁断が下っている。

しかし20年後の今日、東洋系アメリカ人が大学に入るのはどんどん難しくなっている。プリンストンレビューという大学受験生に受験に関するアドバイスをしている会社によると、多くの大学は学生に東洋人が「多すぎる」ことに懸念を抱いているのだという。同社の発行した受験の手引きの本において、東洋系アメリカ人は明らかに不利であるため、受験の際に気を付けることとして、受験申し込み書に写真を張らないこと、人種に関する質問に答えないこと、受験に必要な作文のなかで東洋系文化とアメリカ文化などという二つの文化の話をしないといった注意事項を記載している。

以前にサンフランシスコ在住の邦人の方が言っていたが、就職の際にも、名前も苗字も東洋系だと不利になるため、ファーストネームは英語名に変えている人が多いそうだ。確かに東洋系の人は名前が英語の人が非常に多い。

昔は同じようなことがユダヤ系の学生でもあり、ユダヤ人移民は子供の名前をイギリス風の名前や新約聖書の中から選ぶことが多かったそうだ。


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プライド月間、全国各地の学校区でおきる父母たちによる抗議デモ

数日前(6月3日)、ハリウッドの学校区でLGBT教育に抗議する父母たちがデモをし、ANTIFA連中が集まって大騒ぎになった話ロサンゼルス、小学校のLGBTQ+教育に抗議する親たち – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)だが、今度は同じロサンゼルス郡のグレンデールの教育委員会会議場の前で数百人という父母たちが集まり、またもやANTIFA暴徒が現れ、警察も出動して何人も逮捕されるという大騒ぎが昨晩起きた。またメリーランド州のモンゴメリー地区でもLGBTに関する授業への強制参加に反対する父母たちがやはり数百人集まってデモ無論ANTIF暴徒が暴力を振るうという何時もの構図。

これらのデモで共通している点は、デモの主催者は一般の父母たちであること、父母の多くが移民一世で宗教心の強い地域であることだ。ハリウッドの場合はメキシコ系のカトリック教徒たち、グレンデールの場合はアルメニア系オーソドックスキリスト教、モンゴメリーの場合はイスラム教である。興味深いのはこれらのデモが非常にリベラルなマリーランド州やカリフォルニア州でおきたということ。モンゴメリーは2020年に全国で初めてLGBT法を通した市でもある。

アメリカの公立学校では宗教と政治の分離とかで聖書の持ち込みを禁じているところも多いなか、LGBTQ+α教育を強制的に行うというのはそれころ違憲なはずだ。アメリカの憲法補正案第一条は言論の自由と共に宗教の自由も保障している。それは政府が国教を作って国民に強制してはならないという内容だ。にもかかわらずバイデン政権はLGBT宗教を設立しそれを学校や企業を通じて国民にごり押ししているのである。

プライド月間ということで、全国あちこちで家族向けという名目でプライドバレードだのドラアグショーだのといったイベントが開かれているが、その内容はおよそファミリーフレンドリーなどというものではない。幼児の前で裸同然の男たちがサドマゾ演技をしてみたり、同性愛行為を描写した歌を歌うなどやりたい放題である。

しかし私には希望が見えて来た。バドライトのボイコットが大成功だったこと、ターゲットはじめ多くの小売店がプライド商品を隠し始めたこと、アメリカ海軍や大リーグやその他の企業がプライド月間中にと虹色に変えたロゴを一日で元に戻してしまったこと、こういう時には積極的になるはずのグーグルですらプライド関係のロゴに変えていないこと(もともとグーグルロゴは虹色ではあるが)などから、多くの企業が人々の怒りに触れてバドライトやターゲットの二の舞を踏むまいと戦々恐々としているのだ。

これまでにも、WiSpaの件で抗議に数十人の人が集まるとか、イギリスの女性運動かポージー・パーカーが集会を開くとかということが小規模で行われては来たものの、今年に入ってからの反LGBTQ+α運動の勢いは、これまで見たことがない。

昨日マット・ウォルシのポッドキャストで、ペンシルベニア大学で悪名高い女性自認男リア・トーマスのチームメイトだったという女性が名乗り出てインタビューを受けていた。彼女は在学中、男子が女子チームに入るのなんておかしいと思いながらも、そう思っているのは自分ひとりなのではないか、そう思うこと自体自分がおかしいのではないかと、自分の観念を疑わせるような洗脳が行われたと証言んしていた。

ウォルシは、TRA側は我々を孤立させ、常識的判断を疑わせようとすると語っていた。まさにガスライティングである。

だから大事なのは多くに人々が自分は一人ではないと感じることだ。あちこちの州で行き過ぎたLGBT教育を禁止する法律が通ったり、男子の女子競技参加が禁止されたり、こうやって父母たちが団結して教育委員会に抗議する様子などを見ることは非常によいことだ。

私は一人ではない。おかしいのは私ではなく敵のほうなのだ。


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ロサンゼルス、小学校のLGBTQ+教育に抗議する親たち

最近のバドライトやターゲットのボイコットで、一般のアメリカ人が行き過ぎなLGBTQ+の活動を押し返す動きが見えて来たお話をしてきたが、昨日興味深い記事を読んだ。それはカリフォルニアはロサンゼルスの小学校教育を巡って父母たちがデモを行ったという話である。こちら朝日新聞の記事より。サイトには動画もある。写真はトルコのメディアTRTWorld@trtworldから引用。

アメリカ・ロサンゼルスの小学校で、幼いうちからLGBTQへの理解を深めるべきかを巡って保護者が衝突し、警察が出動する事態に発展しました。  LGBTQ早期教育の反対派:「市の教育委員会は子どもを性暴力に近付けるな!」  6月はプライド月間としてLGBTQへの理解を促進するイベントが世界中で行われ、ロサンゼルスでは性の多様性を描いた本を小学生に読ませる予定でした。  これに一部の保護者が「家庭で教えるべき」と反発し、LGBTQ運動を支持する保護者と衝突して、警察が出動しました。  アメリカでは共和党から大統領選へ出馬表明したデサンティス候補を筆頭に、LGBTQ運動に反対する動きが活発になっていて、対立が教育現場にまで波及した形です。

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記事には書かれていないが、暴力を振るったのはトランスジェンダー活動家の方であるのは先ず間違いはない。興味深いのはこのデモがカリフォルニアはロサンゼルスで起きたということだ。ご存じのようにフロリダと違ってカリフォルニアは超リベラルな州で知事はじめ議会はすべて民主党が牛耳っている。そんな地域ですら、保護者たちはこの行き過ぎたLGBT教育にいい加減嫌気がさしているのである。

こちらにローカルニュースのビデオがあった。これを見るとわかるが、子供にLGBT教育をするなと言ってる方のグループはどう見ても普通のお父さんやお母さんだが、LGBT側は親とは思えない人が多い。

前回もちょっとお話したが、昨日私はロサンゼルス近郊にあるショッピングモールまで出かけて行き、プライド月間を支持していると言われている小売店をいくつか回ってみた。問題のターゲットにしてもバーンズ&ノーブル(大型チェーン書店)にしても、申し訳程度のプライド関係の展示があるにはあったが、私のように探していた人以外は気が付かない程度の非常に地味なもので、多分一般の人の目にはとまらなかったと思われる。昨今のボイコットを恐れて自分らもバドライトやターゲットの二の舞を踏まないように小売店は気を付けているのではないかと思われる。

ところで日本で今話題の理解増進法だが、そのなかでも学校教育に関する項目がある。今取りざたされているのはトイレやお風呂のことばかりだが、実は学校教育への「理解増進」とはどういう内容なのか、日本の皆様もよくよく気を付ける必要がある。そうでないと今アメリカで起きていることは近い将来日本でも必ず起きる。


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セックスワーク(売春)は仕事じゃない

先日歌舞伎町タワービルにある男女共同便所がトーヨコキッズと呼ばれる立ちんぼ娼婦たちのたまり場になっているという記事を読んで心が痛んだ。「未成年も」「8割はホストへ」歌舞伎町の「交縁女子」はなぜ合法店舗で働けないのか…広まる低年齢化。これらの少女たちは未成年が多く、しかも稼いだお金はホストやコンカフェ(ってなに?)や地下アイドルの男たちに貢ぐのがほとんどで、暮らしに困って道に立っているという悲惨な状況ではないらしい。この子たちは売春を卑しき行為とは思っていないようだ。

なぜかわからないが昨今左翼の『フェミニスト」とかトランスジェンダー活動家らがSex work is workとか言ってセックスワーク(売春)は立派な仕事だというのをよく聞くようになった。My body my choice(私の体、私の選択)でも同じだが、こういうスローガンをがなり立てる女たちは本当に馬鹿だと思う。彼女たちは何もかも自分の選択だと思ってるらしいが、結局稼いだ金は自分のことを屁とも思っていない男たちの手に渡ってしまうのだ。

女に売春させて稼ぎをピンハネする男のことを何と呼ぶか、そう、ヒモである。アニメキャラみたいな髪型をして趣味の悪い派手な背広をきてじゃらじゃらと宝石を付けた手を振り回すのは、どれだけ金を儲けていようがヒモに変わりはない。そうして若い子をたらしこんで風俗店に紹介する人間を何と呼ぶか、ブローカーなどとカタカナ英語つかっても、結局はただの女衒だ。娼婦より下の蔑むべき者たちだ。

私は仕事に貴賤はないという意見には賛成だが売春は仕事じゃない。少なくとも若い少女たちに、いざとなったら身を売ればいいのだなどと思わせてはいけない。あくまでも売春は卑しい行いであるというイメージを崩してはいけない。そうでないと、ホストや地下アイドルに貢ぐためなどと言ういい加減な理由で気軽に売春をする少女たちが減らないからだ。

売春自体は大昔からあるし立ちんぼも昔から居た。根絶は不可能だろう。しかし未成年の子が自分から進んで売春をするなどということは減らすことは出来ると思う。そのためには、ホストクラブやコンカフェへの未成年者の立ち入り禁止や、地下アイドル営業の規制といった法律も必要だが、それと同時に売春に対する少女たちの考え方を変えさせる必要がある。

私の若い頃(昭和50年代)の話をして、当時の女学生たちは結婚するまで純潔を守ることが当然だと思っており、高校生くらいですでに性行為経験のある女子たちのことを軽蔑していた。未婚の母などとんでもないと思われていた。ましてや売春をするなんて考えもつかない概念だった。私たちはいまやその時代に戻るべきだと思う。家庭でも学校でもそういう教育を再びすべきだ。

いやいや、カカシさん、そんなこと言ったって時代が違いますよ、いくら家庭や学校でそんなことを教えても子供たちは好き勝手なことをするのだから無理ですよ、とおっしゃるかもしれない。だがそうだろうか?今の子供たちがセックスに対して気軽な考えを持っているのは誰かに若い頃からの性行為は普通だと教え込まれたからではないのか?

家庭や学校での教育が子供たちの行動に全く影響を及ぼさないというのであれば、何故左翼教育界は子供たちにやたらとLGBTQ+教育をするのだ?何故教材に同性愛奨励のポルノ本を使ったりするのだ?学校でLGBTQ+教育が盛んになったのと同時に、自分はLGBTQ+のどれかに属していると考える10代の子供たちが極端に増え、アメリカでは自分がLGBTQ+だと自認する子が全体の過半数もいるという現状を考えてみてほしい。あきらかに子供たちは学校教育に強く感化されているのだ。

ここまで子供に影響力のある学校教育をもっと良い方向へむけたらどうだろうか?フリーセックスを奨励する教育ではなく、純潔の尊さを唱える教育をしたらどうなのか?

結婚はしない人もいるし晩婚の人もいるので、結婚するまで純潔を守れというのは無理な要求だろう。しかし少なくとも、セックスは一番大切な人のために取っておくべきであり、万が一妊娠した時に当事者二人で責任を取れる歳になるまではやたらに性行為に及んではならないということを教えることは大切だ。

もちろんそんな教育をしたからと言って全員が言うことを聞くわけではない。私の時代でもすでに性行為をしていた同級生も居たし、未婚のまま妊娠して子供を産んでしまった子もいた。大事なのはすべての子を救えなくとも、大多数の子供たちが大人になるまで純潔を守ることが理想だと理解することだ。男女共に自分の体は大切にすべきなのであり、むやみやたらに裸の写真を付き合っている子に送ったりしてはいけないこと、また相手にそれを求めるのは相手の尊厳を冒涜する行為なのだと理解することだ。

子供には既存の規則から多少外れたいと思う傾向はある。しかし基盤となっている道徳観念が非常に保守的であった場合、そこから多少外れたとしてもそこまで過激な行動には至らない。だがもしも基本の道徳観念が非常にリベラルだった場合、つまりフリーセックスもゲイセックスも普通であり何歳から始めても良いというようなものだったら、その基準よりもさらに過激な道に外れるとしたら売春に行きつくまでさほどの障害はない。ましていあセックスワークイズワークなどと言ってしまったら、もう子供たちが売春をしない理由がなくなってしまう。セックスワークイズワークなら、パパ活の何が悪いのか、たちんぼの何が悪いのか、という理屈になってしまう。

もちろん家庭や学校でいくら純潔を唱えても、ネットやメディアにはセックスが溢れている。昔と違って子供でもスマホですぐにそんな内容を観ることが出来てしまう。だから家族は余り小さい子にはスマホを持たせないなどの工夫が必要だ。

もし本気で未成年の売春を減らしたいのであれば、家庭や学校でともかく売春の悪について教えていくしかない。教育の場で奨励しておいて売春が増えていると嘆いてみてもしょうがない。

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昔の話と言えば、これはツイッターで誰かが言っていたのだが、日本社会は昔のように独身の女性の職業選択のなかに家事手伝いを取り戻すべきなのではないかという提案。男性と違って女性は必ずしもキャリアを目指す必要はない。学業にも仕事にも向かない女性もいるだろう。だったらそういう女性は実家で花嫁修業をして良い縁談を見つけてさっさと結婚してしまったほうがいいのではないか、とその人は言っていた。あまり頭のよくない女性が高卒でやたらに都会に出て一人暮らしなどするからおかしな男に捕まるのだ、というのがその人の理屈だった。ちょっと口は悪いが、その論にも一理あるなと思った。


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ネットにはびこる恐ろしいトランスポルノに娘たちを洗脳された親たちの苦悩

私は最近、当事者の生きずらさだの、女子トイレを使えない苦しさだのといった話を読むと吐き気がする。何故ならこの人たちの話はいつも自分中心であり、自分の気持ちが傷つかないように周りが腫物でも触るかのようにふるまわなければいけないという勝手な理屈だからである。この人たちは自分の決断が周りの人間をどれだけ傷つけているか解ってない。思春期の子供たちが突如としてトランスジェンダーだと言い出した親たちの苦悩などまるで解っていないのだ。

本日はトランスジェンダリズムに子供を奪われた二組の親たちの話をしよう。以前にもこうした話は紹介しているが、これは非常に大事なことなので読者諸氏にも知っておいてもらいたい。さっきツイッターでこの話をちょっとしたら、日本の方から私の周りでそんな話は聞かないし、日本では心配ないと思うといって居る人がいた。しかしどうか解ってほしい。そんな考えは甘いのだ。トランスジェンダーを理由にLGBT差別など全くない日本で女子専用トイレがどんどん消されている現実を考えてほしい。インターネットに国境はない。油断をしていると日本でも絶対に同じことが起きる!

疑う余地のないトランスジェンダーとポルノの深い関係

最初の話は、インターネットにはびこるトランスジェンダーポルノに思春期の娘を洗脳されたという女性の話。彼女の娘は思春期女子の間で流行している急進性性同一性障害[Rapid Onset of Gender Dysphoria (ROGD)]を患っている。母親にしてみれば娘のROGDは青天の霹靂だった。ある日突然娘は男の名前を名乗り、少女の服をすべて捨て、髪を短くし、チェストバインダー(バストを平らにするさらしのようなもの)なしで外出しなくなった。しかし娘が自分はトランスだと言い出すまでには二年間にわたる綿密な洗脳があったのだと母親は語る。

ROGDの少女たちは幼い頃から自分を異性だと思っているわけではない。そしてこれは少女たちが自ら選んでそうなるわけでもない。

「むしろ、インターネットや仲間内で、手入れされた植物のように、慎重に製造され、育てられるのです。きれいな鉢を置き、土を入れ、種を植え、丁寧に水を注ぎ、鉢を日光に当てて、強く大きく成長させます。彼女の性格は、不機嫌で、闘争的で、無関心なものに変化します。彼女はもはや陽気ではなく、トランスであることに関連しない限り、何事にも興味を示さなくなります。」

母親は娘がどのように洗脳(グルーミング)されていったかを詳しく説明する。

始まったのは娘が13歳の頃だった。これはROGD患者には珍しいことではない。娘はよく友達と遊ぶ時にリーダーシップを取ることから友達から男の子っぽいとからかわれたことから始まった。娘の生理が始まったのもこの頃だ。特に彼女の生理は重く、大人の女性へと変わっていく自分のに不快感をもっていた。昔ならこのような思春期の不快感はごく普通のこととして扱われたが、インターネットではトランスジェンダーの始まりと扱われる。

7年生(中学一年)の時、学校の性教育授業の後、十数人の女生徒たちは彼女の家に集まり、自分がどのLGBTQ+αのカテゴリーに属するかと話始めた。それぞれの子が自分はレズだのパンセクシュアルだの言い出したが、娘はレズかパンセクシュアルだと言った。自分はシスだと言った5人の少女たちは、他の少女たちから「ベイシック」と言ってバカにされたという。

この会話を心配した母親は学校主催の「セックストーク」というセミナーに参加した。その中でジェンダーは流動的だが不動である、ジェンダーには46種類ある、自己紹介の時には代名詞をはっきりさせるべきなどといったもので、母親はこの矛盾だらけのセミナーで色々質問したが、他に誰も質問する人はなく、雰囲気で黙らされた。

娘は8年生(中二)になると成績が落ち始めた。娘は自分は少年だと自称する年上の女の子に執着しはじめた。母親の心配は募った。それで母親は娘の持っている携帯やiPadなどを調べ始めた。だが最初は特におかしなものは見つからなかった。しかしある晩、娘がパニックに陥り、娘は母親に悩みを打ち明けてくれた。その時娘は母親に自分が参加しているすべてのソーシャルメディアのパスワードを母に教えた。

母親はこれらのサイトを検索するにあたり、胸が悪くなるほど気色の悪いものばかりで、肉体的に病気になっていくほどショックを受けた。

娘の好きな子は娘より3歳年上の男子自認の少女で、彼女は娘にディルドを使って自慰をしている10分間のビデオを送っていた。その子は娘にフィスティングを含む多々のセックスのしかたについて数人の13歳少女たちとオンラインチャットをしていた。この子は子供の頃に性虐待を受けたという話もしており、公演で出会った見知らぬ人と大麻を吸ったり性行為に及んだことなども話していた。

幼い少女たちはこの年上の少女を聖人のようにあがめていた。そして彼女の言葉に一語一句聞き入り果てしなくつづく麻薬に酔って踊ったり、英雄のコスプレをして股間を誇張したり、麻薬の話をするティックトックビデオに見入っていた。娘は年上の子の好むものはすべて好むようになった。

どうりで娘は別人のようになってしまったわけだ。娘のすべての機器にはどれも暴力的なゲイポルノやアニメポルノが保存されていた。またポルノ書籍のサイトではSM書籍の記録があった。

13歳の娘はこんな恐ろしい蜘蛛の巣に囚われてしまっていたのだ。

娘はペニスの絵を壁や靴などあちこちに描くようになった。

母親は娘のチャットグループにアクセスしてみた。そこでは国中あちこちから聞いている若い少女たちに裸の写真をネットにアップするように促されていた。「心は男の子なんだから女の子の身体はあなたのものじゃない。お金のために売ったからってどうってことはない」などとアドバイスを受けた女の子たちが裸の写真を晒し、大人の男のパパを探して欲しいものをアマゾンから買ってもらうようにとまで示唆されていた。ただ、顔を出すと身元がばれるので身体だけにするよう気を付けるようにというアドバイスまであった。

母親は娘がティックトックでフォローしている子たちをすべて観てみた。そこにはMtFyaFtMや14歳くらに若い女の子たちが乳房振ったり舌でオーラルセックスの真似をしたりしていた。ネットで人気を得たい少女たちはどんどん過激な映像をあげ、大人の男たちや捕食者たちのフォロワーを増やしていった。

娘の携帯には大人の男たちの名前もあり、どこの誰ともわからない州外の人たちの名前が沢山はいっていた。

ついに母親は子供から携帯を奪い、インターネットへのアクセスを禁じた。ネットに繋がらない新しい携帯を娘に買い与えたが、娘は親の目を盗んで友達から古い携帯をもらったりして反抗した。

今15歳になる娘のトランスアイデンティティーが自然に起きたものだと言えるだろうか、と母親は問いかける。

教えてほしい。今15歳の娘のトランスアイデンティティは自然に発生したものでしょうか?トランスジェンダーとしてのアイデンティティは、正真正銘、本当の自分なのでしょうか?自分が本当は男の子であるという彼女の自己実現は、祝福されるべきものなのでしょうか?あなたも私も良く知っているように、彼女は、幼い弱い子どもを食い物にする人たちによって、意図的にゆっくりと、計画的に変容させられたのです。

母親はまた娘の部屋に隠されていた携帯を発見した。娘はインターネットにアクセスさせてくれるなら、普通の女の子に戻ると言っている。娘は単に18歳まで時間稼ぎをしているだけなのか、本気で脱トランスする気なのか母親には解らない。今後どうしたものなのかもまだわからない。ただはっきりしていることは、ROGDは自然になるものでも真実でもない。誰かが種を植え、誰かが水をまき、誰かが太陽にあてて注意深く育て上げたのだ。

そして子供たちは不慮の犠牲者たちなのだ。

我が子の性転換を親に隠した学校

二つ目の話は17歳の娘が、学校で自分の名前を男の子に変えて呼ばれるようになり、代名詞も彼を使うようになっていたのを、学校が母親に知らせていなかったという話。

突然学校から電話がかかって来て娘の社交的性転換を聞かされた母親は、学校へ赴き、娘のトランスアイデンティティーを肯定することはできないという話をしたが、すでに学校側は親を説得するムードだったという。

母親は娘には自閉症の毛があり、このような扱いは娘にとって良くないことだと思っていた。

この子も最初の話と同じで幼い頃に性違和など全く持ち合わせていなかった。親は思春期についても娘に話、娘は特に不快感を見せなかった。しかし娘には色々と複雑な精神疾患があった。

娘が12歳の頃、母親と娘はそれまで住んでいた家を出て新しい地域に引っ越した。これによって娘は親に反抗的になり、時々暴力を振るったりもした。この手記で母親は語らないが、多分離婚して母親が娘を引き取ったのだろう。

娘は部屋に引きこもり自分の電子端末に釘付けになっていった。母親は四苦八苦して娘を部屋からだそうとした。一時はワイヤーレスのラウターを車に隠したりした。

娘は13歳ごろから自分の性指向の話を始め、特に誰を好きになったこともないので、自分はバイセクシュアルかエイセクシュアルなのではないかと言い始めた。母親は何であっても構わない、そのうち分かることだから急いで決めることはないと宥めた。

14歳になると、今度は自分はジェンダーフルーイドだとか、そしてノンバイナリーとか言い出した。そしてそのうち他の中性的な名前で呼んでほしいといいだした。しかしそれにはすぐに飽きて、そのうち男の子の名前を考え出した。

母親は娘のジェンダー混乱について理解を示そうとはしたが、男の子の名前で呼ぶことはしなかった。娘がそれに怒ったので、名前ではないハニーと言った言い方に変え代名詞は使わないようにした。

高校2年生の時、娘は友達に自分はトランス男だとカムアウトしたと告げ、学校における自分の名前を正式に変えてもいいかと聞いた。しかし未成年でそのようなことをするのは娘のためにならないと思った母親は大人になってから変えるならよいと言った。

しかし娘が学校で名前を変えるのは18歳以上の証人が居ればすむことだった。母親は大学に行くようになったらどんな名前で呼ぼうとかまわないが、今は未だしないでくれと嘆願した。

母親は学校にも相談に行ったが、学校側は子供の意思を尊重すべきだといって母親の心配をとりあわなかった。それだけでなく、なんと学校側はソーシャルサービスに母親を通報したりした。

そして娘は母親をトランスフォーブだ偏狭者だと呼び、トランスジェノサイドに加担しているなどといってなじった。

母親は娘がどのように自分を表現するかは自由であり、それを支持すると言った。しかし「あなたが男の子だという振りはできない。私はそこで線を引くわ」と言った。

ソーシャルサービスは、これは所が口を出す事件ではないと判断したが、一応マーメイドのガイドラインには外れていると学校に連絡した。マーメイドはすでに学校のガイドラインでは使わないことになっているにもかかわらずである。

二週間ほど前、母親は学校から彼女が学校に述べた苦情をすべて却下するという連絡をうけ、娘のトランスアイデンティティーを肯定し続けると告げられた。学校は母親と娘の関係を悪くしようとしているように思えた。

学校は、この子にとって唯一安全で幸せな場所だと言われました。私は悪夢のような日々を送っており、何をするにしても、子供を失敗させるか、私たちの関係を壊してしまうかのどちらかのリスクがあると感じています。この状況を打破し、彼女が本当に必要としている助けを得ることができることを願っています。そうすることで、彼女は自分が何者であるか、何を望んでいるのか、納得できるようになると思います。

 

子供をトランスジェンダリズムに奪われた親の話はどれも似たようなものだ。自分の子供だけは大丈夫だと思っていたとしても、12~3歳の子供が外へもでずに部屋に閉じこもってスマホばかりいじくりまわしていたら、大人は非常な警戒をすべきである。この小さな端末から恐ろしい魔の手が伸びてきて、子供の心を虜にしているかもしれないからだ。


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中間選挙間近、注目される文化戦争

先日、朝日新聞がアメリカの文化戦争について書いた朝日新聞、米国の過激な子供洗脳教育を取り上げる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.netを紹介したが、11月4日の中間選挙を目の前に、全国各地で学校区教育委員会(スクールボード)をめぐって壮絶な戦いが繰り広げられている。

もうだいぶ前から保守派の親たちが中心になり、昨今行き過ぎたLGBTがらみの性教育に対する学校側の方針に対抗するために、保護者たち自らが教育委員会の委員になるべく立候補する動きが強まっている。

これに対抗してリベラルな親たちも組織を作り活動を始めたという記事を見つけたのでちょっと読んでみよう。元記事はNBCニュース。

リベラルな親たちはスクールボードの選挙が保守派に押されていることを懸念して、自分らも立候補をし始めたが、必要な資金集めがおいつかず、保守派に先を越されているというもの。この記事はあきらかにリベラル側に立った記事なので、教育界に文化戦争を射かけたのは保守派の方だと言わんばかりだが、実際に文化戦争を始めたのは過激な子供洗脳を始めた左翼教育委員界のほうである。

リベラルの親たちは、このままではスクールボードが保守派に乗っ取られる可能性があると、自分らも団結して戦いに挑んだというわけである。

ここで紹介されているのは、レッド・ワイン・ブルーという全国運動とフロリダフリーダムトゥリードプロジェクトというフロリダの二人の母親によってはじめられた二つのグループ。

フロリダの方はフロリダとニューヨークの母親たちが「キリスト教国粋主義者」が始めた禁書に懸念を抱き、ダイバーシティープログラム、トランスジェンダーや人種やLGBTQ関連の本を推進する候補者を応援し始めた。しかし保守派政治家や保守派テレビ司会者から大きな支持を得ている保守派グループと比べるとリベラルグループはあまり全国的な支持を得ていないという。それというのも、名の知れた民主党候補たちは最近とみに激しくなってきたジェンダーや人種に関する議論には頭を突っ込みたがらないからだ。

フロリダでフリーダムトゥリード(読む自由)という組織を創設したのはオーランド市にすむ二人のお母さんたち。彼女達は学校から特定の本を排除しようという動きに腹をたててこのプロジェクトを去年の11月に立ち上げた。共同創設者のジェン・カズンズさんはノンバイナリの子どもを持つ。

しかしながらカズンズさんは同じくフロリダで始まったマムスフォーリバティー(自由のためのママたち)の組織力に圧倒されていると不満を述べる。保守派のマムスフォーの方はすでに全国37州に195の支部を持つに巨大なグループで、保守派のロン・ディサントス知事の支持も得ている。マムスフォーはすでに30人のスクールボード候補者を支持しており、資金もネット広告に必要な21000ドルに加え、フロリダ州の56人の候補にそれぞれ$250ドルの献金に必要な資金を集めている。それに比べてリードトゥの方は一年で一万ドル集めただけである。選挙資金としては双方ともさほど高い金額ではないが、もともとスクールボードの選挙など合計5000ドルも使えばいいほうで、こんな金額は前代未聞だ。

カズンズさんはこの保守派の活動についてこう語る。

「もっと禁書がふえるでしょう。もっと強く推してきて、今まで以上にLGBTQ+の子どもたちを悪者扱いするようになるでしょう。まったくこれは右翼による教育の過激化です。彼らの使命は公立教育を失敗させることなのです。」

何言ってんだよ全く。極左翼のスクールボードが反人種差別を訴えるアラバマ物語やハックルベリーフィンの冒険を学校図書館から排除した時、あなた達は禁書は良くないと抗議したのか?数学や国語を教える代わりに性自認だの代名詞だので時間を無駄にしてこどもたちの学力を下げ公立教育を失敗に追い込んでるスクールボードを支援しているのはあなた方リベラル親たちのほうでだろうが。

無論フロリダ民主党はスクールボード候補者を支援しており、民主が支持表明した37人の候補者のうち10人が勝利、20人が11月の決勝に残った。しかしディサントス知事支持の候補者はすでに20人の勝利が決まっており、残る5人が決戦に残った。

元来スクールボードの選挙など人々は注意を払って来なかった。ほとんどの市民は学校はちゃんと経営されているものと信頼していた。しかしそれが変わったのは、フロリダやテキサスを含む共和党が多数議席を持つ州でスクールボードこそが戦いの場だとする動きが広まり、活動家たちが時間とお金を注ぐようになってきたからである。

ペイトリオットモービルというテキサス基盤の携帯電話会社は60万ドルというお金を注ぎ込んでスクールボードの保守派による大制覇を試みている。民主党が圧倒的多数議席を持つカリフォルニアのような州ですらも、リフォームカリフォルニア・アンド・インランドエンパイヤファミリーとキリスト教活動グループのアメリカンカウンシルという二つのグループがスクールボード委員候補者のリクルートと訓練を何か月も行って来た。

インランドエンパイヤというのはカリフォルニア中部の農業地域であり、このあたりはカリフォルニアといえども保守派の人が比較的多い地域である。

また作家であり共和党選挙運動コンサルタントのライアン・ガーダスキーが立ち上げた「ザ1776プロジェクトパック」という保守派グループは1.2百万ドルをつぎ込んで全国のスクールボードの保守派候補たち113人を支援している。

今回の選挙運動で保守派の活動が活発になってきたとはいえ、教育界は長年左翼リベラルによって独占されてきた。ガースキー氏も学校はこれまでにも学校内におけるお祈りや国に忠誠を誓う宣誓などを巡って色々な政治討論の場所となってきたと語る。しかし氏は保守派はこれまで公立学校で何が教えられているかということよりも、子供の教育にあった学校の選択の自由に焦点を当てていたという。今こそ、共和党がやってこなかった、保守派の信念に基づいて議論を親たちがする機会だとガースキー氏は語る。

保守派グループの共同創設者ティナ・デスコビッチさんはリベラル派が劣性だという解釈に反対する。なぜなら非常な権力を持つ教員組合は圧倒的にリベラル派だからである。

私たちはガライヤに対抗するデイビッドのようなものです。私たちには何百万ドルなんてお金はありません。全国の候補者に注ぎ込むようなお金はまだ持っていません。いつかそうなることを望みますが。

学校を巡る紛争が始まったのは2年前、コロナ禍において長期にわたって学校が閉鎖されたことで両親たちの不満が募っていた。しかし学校が始まると同時に、保守派保護者たちが、学校で教えられるダイバーシティーやトランスジェンダー生徒の特別扱やLGBTQ+関連の書籍に関して苦情を述べるようになった。

ジョン・バラント氏(director of the Brown Center on Education Policy at the Brookings Institution)曰く、

学校閉鎖について心配する正当な理由はたくさんあります。しかし共和党はこの不満を悪用し全く違う方向へと導こうとしています。そして民主党はそれに対抗出来ていないのです。

バラント氏は教育は民主党にとっては勝てる政策のはずだという。特に学校予算や教師の給料、学校の安全性など全て民主党が率先していた。ところが最近多くの世論調査で人々は学校に関して民主党より共和党を信用していると答えている。(found voters had more confidence in Republicans than Democrats

この調査結果は興味深い。コロナ禍の学校閉鎖で子供たちがネット授業に参加したことで、親たちは直接子供たちが何を学んでいるかを知るに至った。そして今まで一日何時間も信用して子供を預けていた学校で、女装男子が女子トイレや更衣室を使っていることや、親に内緒で子供の社会的性転換を奨励していることや、低学年生徒に同性愛セックスのやり方を教えていることなどを初めて知ったのだ。そして自ら学校に出向いてみると、図書館には年齢不相応なポルノ本がいくつもおかれていることを知った。

怒った親たちがスクールボードの会議に参加し、色々苦情を述べ始めたのが、今回の運動のはじまりである。

この記事では、あたかもこれらの運動を極右翼保守の宗教国粋主義者だけが参加しているように述べているが、学校教育には民主も共和もないはずだ。民主党支持の親たちでもこんな過激な子供洗脳教育を支持できるとは思えない。

バージニア州知事選挙でほぼ民主党候補が当選確実と言われていたのに、教育現場を改善すると公約したヤンキン氏が圧勝するという事実があったことを考えると、民主党支持者のなかにも、行き過ぎた極左翼教育に懸念を持つ親たちはいくらも居るということが解る。民主党政治家たちはそれを良く知っているからこそ、この問題に首を突っ込みたがらないのである。

リベラル活動家も無論負けてはいない。だいたい市民運動は左翼の方がずっと慣れている。前述のレッドワイン&ブルーは郊外の裕福層母親を対象に資金集めをし女性達の参加を募っている。郊外の母親たちは往々にして民主党支持でリベラルなので、これはよい作戦だろう。

しかし私は、この問題が大きく取り扱われれば扱われるほど、保守派支持の人々が増えるのではないかと思っている。民主党支持の保護者でも学校にドラアグストリッパーを招いたり、子供の同性愛セックスの手ほどきをするような教育を望んでいるとは思えないからだ。


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政府は結婚出産する女性より単身女性への支援をすべきなのか?

この話のきっかけは私がこの人のツイートに返答したことから始まる。

竹取の翁@q83341178

単身女性がスーパーウーマンじゃなくても、貧困に苦しまず生きていける社会になって欲しい。別に全女性が『結婚やパートナーと過ごす=幸せ』であるとは限らない、単身の方が過ごしやすい女性も居る、にも関わらず現状の女性支援は結婚出産子育てする女性前提のものばかりだ。

それに対する私の返答はこちら。

苺畑カカシ

少子化の日本で独身女性を支援したら、余計に結婚しない人が増えて少子化が進む。国の対策として結婚して子供を産む人を支援するのは当然だと思う。

この何気ない私の返答にものすごい数の批判の嵐。特に若いフェミニストと思われる人たちからの批判が集中した。

  • まるで女性個人がもう自由も自立も手に入れたかのような言い分だけど、単身女性は貧困で苦んでいますよ あなたの支持する考えにのっとって。   女性個人の自由を奪い自立させないように抑え込み、男にあてがい産ませるシステムの維持強化への加担 あなたの主張は、女性差別への加担
  • いや、女性支援をすれば出産する女性が減る…すなわち女性を貧困に貶めて男とつがって出産しなければ生きていけない社会がいいと言っているのは立派な女性差別です。
  • 少子化対策と独身女性への支援は別のレイヤーで考えるべき。まるで「産まない罰」みたいじゃないですか……「生きられないから結婚して子供産む」は生存権とのバーター。男性はそんなこと求められないのに。少子化は「子供が欲しいのに産めない」方にフォーカスすべき。第二子以降の堕胎数とか。
  • 子供産みたい人は結婚の選択取るだろうから問題なくない?結婚しない人が増えるって事は裏を返せばしたくないのに結婚する人を増やすことになるけど。
  • なんで独身女性を支援したら少子化が進むの???あ、もしかしてやっぱり結婚って人身売買制度…ってコト?!
  • それって女性を兵糧攻めにしたら、子供産む人増えるって事ですよね。人権侵害ってレベルじゃねーぞ
  • 控除なしの税金を払い続けていてもこんな言われよう。単身者は国の支援を当たり前に受けるべきなんですよ。
  • 世の中には、経済力が許すなら何人でも子供欲しかったし生みたかったけど家計と子供の将来すり合わせた結果1~2人が限界という人や、結婚はするけど経済的に厳しいから子供は作らないという人もいる。 欲しくない人を追い込んで生ませるよりそっちに支援した方がいい。産んで終わりじゃないんだから。

これらのツイートに共通している点は、女性が結婚出産することは女性にとって一番不幸な生き方でああり、単身女性を国が支援しないということは、女性にその一番不幸な人生を強制するようなものであるという考えだ。

もし日本の若い女性達が結婚生活は地獄だと本気で思っているとしたら、それは非常に由々しき問題だ。種の存続はあらゆる社会で最優先されるべきものだから。

この単身者への支援というのは、要するに生活保護である。そしてあまりにも生活保護が手厚くなれば世の中働かない連中が増えるというのは、いまのアメリカを見ていれば明白なはずだ。これについて的確な感想があった。

黒酢ニンニクきぬよ@RafikoinLA

この議論て、トランプが黒人貧困コミュニティに雇用を増やすためにした政策と、黒人貧困層にはどんどん生活保護を与えておけばいいと福祉漬けにして立ち上がらせなくしたオバマ政権の構図の対比と似てる。

そう、私が言いたいのはまさにこれ。もし単身女性だからというだけで国から金銭的な支援が受けられるとなった場合、この女性達は政府にべったり頼るようになり政府の言いなりになる。自分で努力して自立しようという考えもなくなり、だらだらニート生活を続ける人が増えるだろう。そんなことが日本社会にとって良いことだろうか?そしてそれは女性の地位向上につながるだろうか?

アメリカでは黒人層の未婚の母率がなんと70%である。そしてこれは彼らの間で非常に多い生活保護受給と無関係ではない。アメリカの生活保護は未婚の母への支援金が手厚いため、女性達は未婚のまま父親の違う子供を産み続ける。そうやって父親のいない子供たちがどんどん育ち、育った子供たちによる犯罪が増える。

黒人層に貧困家庭が多いのは、こうして何の努力もせずに生活保護に頼っている家庭が多すぎるからなのだ。もし黒人層がきちんと結婚して子供を両親で育て上げ自立の道を選んでいたなら、アメリカ社会における黒人層の地位はもっと上がっていたことだろう。黒人といえば貧乏で犯罪者だというイメージが定着してしまったのも、黒人層を生活保護に依存させた民主党の政策が原因なのだ。にもかかわらず生活保護を受け続けたい怠惰な人たちが、民主党に投票し続けるから、民主党が権力を握っている州の腐敗は進むばかりだ。

さて日本に話を戻そう。もし私に反論してきた人たちの意見が日本のフェミニスト達の普通の意見だったとしたら、日本で女性の地位が上がらないのはもっともだと言わざる負えない。女性の社会的地位の向上を目指すなら、女性も男性と同等に社会に貢献していることを証明する必要がある。確かに女性というだけで賃金が低かったり出世できなかったりといった理不尽はあるかもしれない。だが、そういう不公平な女性差別と闘うのであれば、政府からの支援金を求めるなどもってのほかだ。独身女は社会の重荷になると思われることで女性の地位を上げることなど無理な相談だからだ。

また、ブロガー仲間のよもぎねこさんも指摘しておられるように、女性だから自立できないという考えはすでに独身でキャリアを持って成功している女性達に対して失礼ではないか?

ところで男女の賃金の格差について、これは日本でもアメリカでも同様に言えることなのだが、職業を自由に選べる社会では女性と男性では選択のしかたが違う。特に日本の場合、仕事をしている多くの人がそれで生活しようというのではなく、夫の給料の足しになり、育児や家事になるべく影響をもたらさない程度の仕事をしていることが多い。だから正規社員で残業も多い男性の賃金よりも低くなるのは当然のことだ。

こちらよもぎねこさんが提供してくれた資料。

よもぎねこ on Twitter: “男女賃金格差があるから単身女性は貧困とか言ってるけど、でも女性の平均賃金を算出場合は、主婦のパートなど生活費は原則夫が稼ぎ、妻は家事に差し支えない程度に働く、扶養控除の範囲内で働く女性が多数含まれているからね。 一生独身を覚悟して働いてきた女性の賃金を考えないと意味ないよ。

(7) 竹取の翁🎍 on Twitter: “厚生労働省 『男女間の賃金格差解消のためのガイドライン』より 事実を述べることは差別にはならない。 https://t.co/lbcmboZ4KM” / Twitter

キャリアウーマンが多いと思われるアメリカでも、女性は家庭を優先させる傾向があるため、機会があっても出張や残業の多い職務を選ばない人や、子育てのために一旦離職する人も多い。そのため女性のキャリアは同年代の男性よりも進んでいないということが多々ある。

また女性は男性のように危険で体力が必要な仕事に就きたがらない。アメリカだと軍隊は志願者のみで女性の志願者も大いに奨励されている。しかし現在米軍に所属する女性は全体の27%である。また比較的給料のよい理系の仕事に就く女性の割合も全体の10%程度だ。辛うじて医者や看護婦や薬剤師に女性が多いことが救いだが、それにしたってアメリカ人だけでは足りずにインドやフィリピンからの移民に頼る有様である。

大学でジェンダースタディーだのフェミニストスタディーだの何の役にもたたない似非学問を学び、全く価値のない学歴を得て高収入の仕事に就けないと嘆いてみても仕方ない。一人で生きて行こうというなら、それなりのキャリアに繋がる学問を勉強し、男と対等に競争し合う術を身に付けるべきである。

私のことを女性蔑視してるだの女性差別だのと批判する女性達は、自分のキャリアのためにどんな努力をしてきたのか胸に手を当てて考えてもらいたい。低賃金の将来のない会社勤めをずっとして、何か資格を取るとか芸を身に着けるとかと言う努力を少しでもしたのか?

そして職場で女性が女性であるというだけで不当な扱いを受けた時、その理不尽さを誰かに訴えたのか?場合によっては訴訟にもっていくくらいの覚悟はあるのか?そういう努力をしてこそ女性の立場の向上につながるのだ。それを奨励し応援するのが真のフェミニズムというものではないのか?

政府からの支援金をあてにしてるようでは何時まで経っても女性の地位など向上しない。世の中のお荷物になる人を尊重する世の中などないからだ。


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いかにして学校は子供を性的に手懐けているか?トランスジェンダーリズムと批判的人種理論との密接なかかわり

先日下記のドキュメンタリーを見た。英語なので自身のある諸氏はご覧になって頂きたい。約20分程度のビデオである。題名は「手懐けられる。いかにして学校が子供たちを性的にしているか」といった意味。

拙ブログでも何度か、アメリカやイギリスの義務教育の場で、なぜかやたらにポルノまがいの性教育がされているという話は紹介してきた。昔の性教育は中学生くらいからで、主に男女の生殖機能について、および避妊や性病対予防対策などといった常識的なものだった。ところがいつの頃からか、小学生に自慰の仕方を教えたり、同性愛セックスだのトランスジェンダーだのといった訳の分からないものが紹介されるようになった。いったい何故英米の教育界は子供たちにこんな変態的な性教育を行うのだろうか?しかも、子供たちの親には内緒で。

英米でも日本でも最近ドラアグクィーンストーリーアワーなるものが幼稚園や小学校、そして図書館なので行われるようになった。けばけばしい化粧をしたホラー映画のピエロみたいな恰好の男たちが子供たちに卑猥な内容の話をするイベントである。しかもこれらのイベントは保護者に内緒で行われることが多い。こうやって年端もいかない子供たちに、到底理解できないような性的な話をするのである。

子供たちに本を読んでいたドラアグクィーンの一人のSNS投稿写真が公になり、それがおよそ子供たちに近づけてよいような内容ではない性的なものに満ちていたことから、保護者たちの間で怒りの声があがった。しかしこのイベントに参加していたイギリス地方議員のマーリ・ブロックはこれはみな「ホモフォビア」だと批判を退けた。

アメリカではニューヨーク市は20万ドルという予算を使ってニューヨーク市の学校区でドラアグイベントを行っている。

イギリスではPSHE Personal Social Health Educationというプログラムがあり、これによって小学生に自慰を教えるなどということをやっている。中学校では顔への射精やアナルセックスまで教えているというから驚く。そうして、このような授業材料は親たちには秘密なのだ。学校側は著作権の問題があるため保護者には見せられないなどという出鱈目を言って、親たちに子供たちがどんな教育を去れているかを隠すことに必死である。

すでにイギリスの学校ではPSHEによって、性の二元性は否定され、トランスジェンダーだのLGBTQの押し付けが平然と行われている。そしてそれに疑問を持ったり反対意見を述べたりするのは徹底的に弾圧される。学校の教師はもとより、スタッフも事務員に至るまで、この教育を受けており、学校内で「少年少女諸君」などという言い方は禁止されている。

なぜ学校はほんの一握りの少数派のために学校全体の教育制度を変えてしまったのか。実はこれには批判的人種理論が関連している。

以前にも述べた通り、批判的人種理論とは、人々は生まれた時から人種によって階級が決まっているというもので、白人がその底辺にある。白人に生まれた人間は生まれた時から人種差別者としての罪を背負っており、一生その罪の償いをしながら生きなければならないという理論だ。特に一番虐げられる存在は白人で性違和もない健全な異性愛男子、トランス活動家のいうところの「白人シスヘテロ男子」だ。しかし彼らが唯一マイノリティーとしての特権を得る方法がある。それがトランスジェンダーだ。健全な白人男子が自分はトランスジェンダー女子だといい張れば、一気に階級を駆け上り、最上階に着くことが出来るのだ。トランスジェンダーを名乗りだす子供たちの多くが中流の白人家庭出身なのは偶然ではない。

ところが不思議なことに、色々な性指向のなかで、トランスジェンダーを名乗る人たちの幸せ度は他の誰よりも低い。なんとトランスジェンダー若者の40%が自殺未遂をしたことがあるというのだ。そしてトランスを後悔して脱トランスをめざそうとすると、LGBTQ界隈は手を平を返したように彼らを責め立てる。

学校におけるトランス許容プログラムとは、男子生徒を女子トイレや更衣室に入れることを意味する。そしてこのようなことが起きているのを多くの親たちはまるで知らされていない。

ところでトランスジェンダーリズムは非常に儲かるビジネスでもある。英国のトランスジェンダー市民団体Allsorts Youth Projectsの収入は去年だけで50万9千ポンド。そのうちの28万7千ポンドは政府支援、つまり税金が使われているのだ。トランスジェンダー団体のマーメイドの収入は1.85百万ポンド。プラウドトラストは21万8千ポンドの支援を受け取っている。

何故これらの団体はこうも子供たちを性的に洗脳するのであろうか。このドキュメンタリーでは、左翼には、子供たちを核家族というユニットから引き離すことによって、親たちからの影響下から奪い取ろうという動機があるのだという。子供たちを複雑な性的知識で手懐け、左翼活動家の思い通りの歩兵を作ることが目的なのだ。

しかし私は英米のCRTやTRAは成功しないと思う。なぜなら一足先にトランスジェンダリズムに染まった英国では、最近多くの訴訟などによって、ストーンウォールという多大なる力を持つLGBT団体から政府機関や企業が距離を置こうとしている傾向がある。また、子供のトランスジェンダー「治療」専門のTarvistock診療所が門戸を閉じるなど、だんだんと人々の目が覚めつつあるように思えるからだ。

アメリカでも多々の州で、子供のトランス治療を禁止するところが出ており、また学校内のカリキュラムについても親たちが積極にPTA会合などに参加し、行き過ぎたLGBTQ教育に抗議する傾向がみられるからだ。

これまでTRAやCRTが比較的抵抗なしに成功してきた理由は、一般市民がそのことに気付かないうちに内々にやられてきたことだ。しかし、こうしたドキュメンタリーや、マット・ウォルシの「女性とはなんぞや」という映画などで、一般人がトランスジェンダリズムやCRTに気付き始めている。

彼らの独裁は絶対に許してはならない、我々はいま文化戦争の真っただ中にいるのだ。


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最高裁、フットボールコーチのフィールドでのお祈りを阻止するのは違憲と判決

次々に保守派には嬉しい判決を発表しているアメリカの最高裁だが、先日も高校のフットボールのコーチが試合後にフィールドでお祈りすることを巡って起きていた訴訟で、最高裁はコーチがお祈りをする権利があることを認める裁決を下した

最高裁は6対3で元高校のフットボールコーチだったジョー・ケネディー氏がフットボールフィールドで祈る権利は憲法補正案第一条で守られているとして氏の権利を認めた。

ケネディー氏は2016年、Bremerton教育委員会の方針に反するため止めるように警告されていたにも関わらず試合後のお祈りを続けたため、停職処分に処されていた。

学校側はケネディーに生徒と一緒に祈ってはいけないこと、宗教的な行動を生徒に奨励すると思われることはしてはいけないと警告していた。

Bremerton High School assistant football coach Joe Kennedy kneels in the center of a prayer circle before a game.
ケネディーコーチと一緒に祈るチームのメンバーたち。

ケネディー氏は2008年に一人でお祈りを始めたが、徐々に生徒達の参加も認めた。氏はチームの参加を強制したことはなく、プレッシャーもかけていない、子供たちは自発的に参加したのだという。しかし、2015年にお祈りを止めるように言われてからは、自分一人でフィールドで祈るのを続けていた。何故自分だけで誰にも見えないことろで祈らないのかと聞かれると、ケネディーは怒って、

私が何であるか何を信じているかを隠さなければならないなんて、どんなメッセージを送るでしょうか?ブレメントンはこの地区では最も多様で許容的な学校です。誰もが自分らしく自由で居られるべきです。それがなんであろうとも。

これがケネディー氏が女装して生徒の前で踊ったとかいうことだったら、学校側も教育委員会も大歓迎したのだろうな。ドラアグショーはいいのにお祈りはいけないという不思議な時代だから。

もともと教育委員会がケネディー氏のお祈りを禁止した背後には「政教分離原則」の誤った解釈がある。

アメリカの憲法補正案第一条の訳文はこちら。

合衆国議会は、国教を制定する法律もしくは自由な宗教活動を禁止する法律、または言論・出版の自由もしくは人民が平穏に集会して不満の解消を求めて政府に請願する権利を奪う法律を制定してはならない。

Congress shall make no law respecting an establishment of religion, or prohibiting the free exercise thereof; or abridging the freedom of speech, or of the press; or the right of the people peaceably to assemble, and to petition the Government for a redress of grievances.

ネット検索で見つけた解釈の一部を引用するとこうなる。

アメリカ合衆国憲法では、『信教(宗教)の自由』が認められており、法律で特定の宗教を『国教』として定めたり強制したりすることはできない。

アメリカでは言論・出版・平穏な集会(政治結社の結成)の自由が認められており、アメリカ国民は国家に対する『不満の解消を求めるための請願権』を保障されている。

このサイトではこれを政教分離の原則とすると書かれているが、アメリカ憲法の中にはどこにも政教分離という言葉は出てこない。トーマス・ジェファーソンの手紙のなかに”separation of church and state”と書かれていたのが、憲法のどこかに書かれていると勘違いしている人が多くいるのだ。

ともかく、第一条には国が国教を制定してはいけないとは書かれているが、政府機関やその施設の中でお祈りをしてはいけないとも、学校で聖書の勉強会を開いてはいけないとも書かれていない。公立学校において、生徒達が特定の宗教のお祈りを強制されたら無論それは憲法に反する。この訴訟の鍵となったのは、ケネディー氏が生徒達に強制的にお祈りをさせていたのかどうかと言う点だ。明らかに最高裁はそんな事実はなかったと判断したのだろう。

この件に限らないが、左翼が圧倒的権力を持つ学校組織では、なにかとアメリカの伝統的な宗教であるユダヤ・キリスト教が迫害される傾向にある。すでに20年以上前に生徒達が放課後自発的に集まって聖書勉強会をやろうとするのを阻止した学校が訴えられ、最高裁が生徒達の権利を認める裁決をしている。Good News Club v. Milford Central School

このほかにも、卒業式で卒業生の演説のなかに「神のご加護を」という言葉を使ってはいけないとか、休み時間に生徒達が同級生に聖書を配ってはいけないとか、リモート授業中に生徒達が自宅で祈ったのもいけないなどなど、学校によるキリスト教弾圧は後を絶たない。

それでいてイスラム教徒の多いミシガン州のディアボーン市の学校区では、学校側がイスラム祈祷のために特別に教室をあてがって、一日四回の祈祷を許可するなど至れり尽くせりなところもある。

先にもちょっと述べたが、最近多くの公立学校で、学校主催のLGBTQ+教育が熱心に行われている。学校にストリッパーさながらの卑猥な恰好をしてケバケバしい化粧のドラアグクィーンが招かれて、未成年の生徒たちの前で腰振りダンスをやるなど日常茶飯事になっている。

私が学校でLGBTQ思想が奨励され、半ば強制的に子供たちに押し付けられているのに、コーチや生徒たちが自主的に祈ることが許されないのはおかしくないかとツイッターに書いたら、LGBTは宗教ではないので問題ないと応えたアホがいた。

男が女になれるとか性別が二元性ではないとか、全く科学に基づかない出鱈目思想がカルト以外の何だというのだ?それにLGBTQ+のQに当たるクィアと悪魔崇拝思想には深いつながりがある。ドラアグたちの衣装や化粧がサタンをかたどったものであるのはよくあることだ。

ともかく、最高裁が宗教の自由を保証する判決を下したことは喜ばしいことである。今後も左翼たちが「政教分離の原則はどうなったんだあ~」と叫び続けることは間違いないが、その度に、アメリカ憲法にはそんな原則はないとはっきり言ってやろう。


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