先日歌舞伎町タワービルにある男女共同便所がトーヨコキッズと呼ばれる立ちんぼ娼婦たちのたまり場になっているという記事を読んで心が痛んだ。「未成年も」「8割はホストへ」歌舞伎町の「交縁女子」はなぜ合法店舗で働けないのか…広まる低年齢化。これらの少女たちは未成年が多く、しかも稼いだお金はホストやコンカフェ(ってなに?)や地下アイドルの男たちに貢ぐのがほとんどで、暮らしに困って道に立っているという悲惨な状況ではないらしい。この子たちは売春を卑しき行為とは思っていないようだ。

なぜかわからないが昨今左翼の『フェミニスト」とかトランスジェンダー活動家らがSex work is workとか言ってセックスワーク(売春)は立派な仕事だというのをよく聞くようになった。My body my choice(私の体、私の選択)でも同じだが、こういうスローガンをがなり立てる女たちは本当に馬鹿だと思う。彼女たちは何もかも自分の選択だと思ってるらしいが、結局稼いだ金は自分のことを屁とも思っていない男たちの手に渡ってしまうのだ。

女に売春させて稼ぎをピンハネする男のことを何と呼ぶか、そう、ヒモである。アニメキャラみたいな髪型をして趣味の悪い派手な背広をきてじゃらじゃらと宝石を付けた手を振り回すのは、どれだけ金を儲けていようがヒモに変わりはない。そうして若い子をたらしこんで風俗店に紹介する人間を何と呼ぶか、ブローカーなどとカタカナ英語つかっても、結局はただの女衒だ。娼婦より下の蔑むべき者たちだ。

私は仕事に貴賤はないという意見には賛成だが売春は仕事じゃない。少なくとも若い少女たちに、いざとなったら身を売ればいいのだなどと思わせてはいけない。あくまでも売春は卑しい行いであるというイメージを崩してはいけない。そうでないと、ホストや地下アイドルに貢ぐためなどと言ういい加減な理由で気軽に売春をする少女たちが減らないからだ。

売春自体は大昔からあるし立ちんぼも昔から居た。根絶は不可能だろう。しかし未成年の子が自分から進んで売春をするなどということは減らすことは出来ると思う。そのためには、ホストクラブやコンカフェへの未成年者の立ち入り禁止や、地下アイドル営業の規制といった法律も必要だが、それと同時に売春に対する少女たちの考え方を変えさせる必要がある。

私の若い頃(昭和50年代)の話をして、当時の女学生たちは結婚するまで純潔を守ることが当然だと思っており、高校生くらいですでに性行為経験のある女子たちのことを軽蔑していた。未婚の母などとんでもないと思われていた。ましてや売春をするなんて考えもつかない概念だった。私たちはいまやその時代に戻るべきだと思う。家庭でも学校でもそういう教育を再びすべきだ。

いやいや、カカシさん、そんなこと言ったって時代が違いますよ、いくら家庭や学校でそんなことを教えても子供たちは好き勝手なことをするのだから無理ですよ、とおっしゃるかもしれない。だがそうだろうか?今の子供たちがセックスに対して気軽な考えを持っているのは誰かに若い頃からの性行為は普通だと教え込まれたからではないのか?

家庭や学校での教育が子供たちの行動に全く影響を及ぼさないというのであれば、何故左翼教育界は子供たちにやたらとLGBTQ+教育をするのだ?何故教材に同性愛奨励のポルノ本を使ったりするのだ?学校でLGBTQ+教育が盛んになったのと同時に、自分はLGBTQ+のどれかに属していると考える10代の子供たちが極端に増え、アメリカでは自分がLGBTQ+だと自認する子が全体の過半数もいるという現状を考えてみてほしい。あきらかに子供たちは学校教育に強く感化されているのだ。

ここまで子供に影響力のある学校教育をもっと良い方向へむけたらどうだろうか?フリーセックスを奨励する教育ではなく、純潔の尊さを唱える教育をしたらどうなのか?

結婚はしない人もいるし晩婚の人もいるので、結婚するまで純潔を守れというのは無理な要求だろう。しかし少なくとも、セックスは一番大切な人のために取っておくべきであり、万が一妊娠した時に当事者二人で責任を取れる歳になるまではやたらに性行為に及んではならないということを教えることは大切だ。

もちろんそんな教育をしたからと言って全員が言うことを聞くわけではない。私の時代でもすでに性行為をしていた同級生も居たし、未婚のまま妊娠して子供を産んでしまった子もいた。大事なのはすべての子を救えなくとも、大多数の子供たちが大人になるまで純潔を守ることが理想だと理解することだ。男女共に自分の体は大切にすべきなのであり、むやみやたらに裸の写真を付き合っている子に送ったりしてはいけないこと、また相手にそれを求めるのは相手の尊厳を冒涜する行為なのだと理解することだ。

子供には既存の規則から多少外れたいと思う傾向はある。しかし基盤となっている道徳観念が非常に保守的であった場合、そこから多少外れたとしてもそこまで過激な行動には至らない。だがもしも基本の道徳観念が非常にリベラルだった場合、つまりフリーセックスもゲイセックスも普通であり何歳から始めても良いというようなものだったら、その基準よりもさらに過激な道に外れるとしたら売春に行きつくまでさほどの障害はない。ましていあセックスワークイズワークなどと言ってしまったら、もう子供たちが売春をしない理由がなくなってしまう。セックスワークイズワークなら、パパ活の何が悪いのか、たちんぼの何が悪いのか、という理屈になってしまう。

もちろん家庭や学校でいくら純潔を唱えても、ネットやメディアにはセックスが溢れている。昔と違って子供でもスマホですぐにそんな内容を観ることが出来てしまう。だから家族は余り小さい子にはスマホを持たせないなどの工夫が必要だ。

もし本気で未成年の売春を減らしたいのであれば、家庭や学校でともかく売春の悪について教えていくしかない。教育の場で奨励しておいて売春が増えていると嘆いてみてもしょうがない。

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昔の話と言えば、これはツイッターで誰かが言っていたのだが、日本社会は昔のように独身の女性の職業選択のなかに家事手伝いを取り戻すべきなのではないかという提案。男性と違って女性は必ずしもキャリアを目指す必要はない。学業にも仕事にも向かない女性もいるだろう。だったらそういう女性は実家で花嫁修業をして良い縁談を見つけてさっさと結婚してしまったほうがいいのではないか、とその人は言っていた。あまり頭のよくない女性が高卒でやたらに都会に出て一人暮らしなどするからおかしな男に捕まるのだ、というのがその人の理屈だった。ちょっと口は悪いが、その論にも一理あるなと思った。


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