カリフォルニア州の学校区が次々と虹旗掲揚を禁止し始める

私が住むカリフォルニア州は言わずと知れた民主党支持州であるが、最近多々の郡の学校区でLGBTQ+関係の教育に関して保護者達から苦情が殺到しており、正常な学校区の教育委員会がどんどんと過激な虹色教育を辞める決議を通している。

その一つとしていくつかの学校で虹旗を禁止することが検討されているという。今週になって二つの学校区でいくつかの旗が禁止されることになり、その中に虹旗も含まれている。近年、全国的に学校における様々な旗の掲揚が禁止されているが、どれか一つを優遇しても問題であるため、軍隊と政府の旗以外はすべて禁止する傾向が強まっている。

しかしLGBTQ+活動家の間では、これは単に虹旗を禁止するための口実だと主張する。

ニューヨーク市のギルバート・ベイカー財団の共同設立者で、プライド旗の生みの親にちなんで命名されたLGBTQ擁護団体であるジェイ・ブロッチャー氏は、「少し分析すれば、彼らの真の目的がレインボーフラッグを禁止することであることが明らかになった」と語った。「彼らはレインボーフラッグを禁止するために、他のフラッグも禁止しようとしている」とブロッチャー氏はUSA TODAY誌に語った。

活動家の間では虹旗の禁止はLGBTQ+や批判的人種理論(CRT)を禁止するのと同時に行われていると語る。確かに虹旗はLGBTQ+のシンボルであり、子供たちの校内でBLMや虹旗が大々的に掲げてあるような学校ではそうした教育がされていると考えるのは自然である。

以前から何度かご紹介しているように、カリフォルニア各地の学校区で生徒が学校でトランスジェンダーであると意思表示をした場合には学校側で異性の名前を使ったり服装を指せたりする前に保護者に連絡する必要があるという方針を打ち出すところが増えている。ギャブン・ニューサム州知事は必死にその方針を覆そうとしているが、すでに潮目は変わった。今後虹旗を禁止しLGBTQ+教育やトランスジェンダー方針を変えていく学校が増えていくことだろう。

ニューサム知事、法廷判決に抵抗してホームレスキャンプの撤去を強行か

話は変わるが同じカリフォルニア州のニュースなのでちょっと付け加えておこう。サンフランシスコ市は去年から日に日に汚く危険になっていくサンフランシスコのホームレスによる違法野宿を一掃しようと試みてきたが、ホームレスの市民団体が法廷に訴え、連邦裁判所は一時的に政府による野宿撤去を停止する命令を出している。これに対処すべくニューサム知事はSF市を応援するアミカスブリーフという提訴を法廷に提出する予定だという。

サンフランシスコは膨れ上がるホームレスによって衛生面でも治安の面でも酷い状態となっており、ダウンタウンにオフィスのある人々は職場に出勤できず、ずっと在宅勤務の状態である。これによってビジネス街もショッピング街もまるでゴーストタウン。このままではサンフランシスコは崩壊してしまうだろう。


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カリフォルニア州知事ギャブン・ニューサム、州政府が強制する過激派左翼教育に反旗を翻す学校区や親たちを脅迫する

前回の続きでカリフォルニアの義務教育カリキュラムについてお話しよう。先日も150人からの父母がロサンゼルス教育委員会のビルの前で抗議デモを行ったという話はしたが、実は時を同じくしてカリフォルニアの首都サクラメントでも同じような抗議デモが起きていた。保護者達の要求は行き過ぎたLGBTQ+教育を辞めること、子供が性違和を言い出したら三日以内に親に知らせること、批判的人種理論を教えないことなどである。

こうした動きのなか、カリフォルニアのロブ・ボンタ司法局長はすでにこうした方針を決議したテメキュラ教育委員会を人権侵害の疑いで捜査し始めた。

「LGBTQ+の生徒をターゲットにした政策を採用する学区の増加は重大な懸念である。「私の事務所は状況を注意深く監視しており、トランスジェンダーや性別不適合の生徒の安全やプライバシーを損なう地区を容認するつもりはない。私たちは、学校の方針が生徒の市民権を侵害しないよう、引き続き尽力していく」

局長が言う「プライバシー」というのは、子供が学校で性違和を言い出し異性の代名詞や名前を使いだしたことを両親及び保護者に内緒にするという意味である。トランスジェンダー活動家(TRA)達は、トランスの子供たちは自殺願望傾向があると常に我々を脅かしているにもかかわらず、子供がそんな状況であることを親から隠すべきだとするのはどういうことだ?自分の子供が自殺の恐れがあるような危険な精神状態であるなら、先ず親が第一に知らされてしかるべきではないか。

州政府のLGBTQ+方針に反対している親や学校区はLGBTQ+当時者の生徒を敵視しているのではなく、その親たちの権利のために立ち上がっていると主張している。

火曜日のテメキュラ・バレー学区の会合で、ジョセフ・コムロスキー理事長は、ニューサム、ボンタ、トニー・サーモンド州教育長を、理事会メンバーを違法に脅し、脅迫しようとしていると非難した。

「もし(この方針が)違法であれば、今頃閉鎖されているはずです」と、コムロスキーは親権者通知について語った。「彼らは何もしていません。彼らは学区を荒らしたいだけなのです。」

テメキュラバレー学校区は去る7月、新しい教科書とカリキュラムを巡って州政府とやりあった。特にコムロスキー理事長は教科書に1978年にゲイとして初めて議員になったサンフランシスコ市議会委員ハービー・ミルクに関する供述があったことについて、30代で16歳の少年と関係を持っていた「ペドファイル・小児性愛者」について教えるのかと厳しく批判した。ニューサム知事はこうした批判を「攻撃的」であり「無知」であると批判。「ここはテキサスやフロリダじゃない。黄金の州だ我々の子供たちには学ぶ自由がある、おめでとうコムロスキーさん、あなたは私の注意をひいた」と脅迫ともとれる発言をした。

いや、テキサスやフロリダでないからといってカリフォルニアの父母たちが子どもたちへのLGBTQ+教育を支持しているというわけではない。知事は州が決めた教科書を使わないなら学校区に150万ドルの罰金を課すと脅した。学校区は折れて州規定の教科書を使うことにしたが、一部人権とゲイ人権運動に関してはさらに審議が済むまで延期すると発表。

しかし州知事はこれでは満足せず「歴史を「歴史を白紙に戻し、本を検閲し、偏見を永続させるデマゴーグは決して成功してはならない。「理事会の多数派のふざけた態度のせいで、テメキュラは公民権調査の責任を負うことになる。」と脅迫した。

知事の言う「歴史」とは批判的人種理論という、アメリカは奴隷制度の上に成り立った国だとか、白人は皆人種差別者だとか、ハービー・ミルクのようなゲイがアメリカにどれだけ貢献したかというような嘘ばかりである。また本を検閲しているというのも、子供たちに同性愛セックスのやり方を指南するような性的なものであり、凡そ子供が読むにふさわしくないもののことをさすのだ。

マンモス大学の世論調査(Monmouth University poll)によるとニュージャージー州の77%は子供が異性と自認し始めたら親に連絡すべきだと答えたと言う。NJ州も決して保守派の州ではない。親への連絡は共和民主双方とも過半数以上が支持している。 

保守派のNPOであるカリフォルニアポリシーセンター(California Policy Center)は州司法局は法を使って学校区に対して報復と威圧しようとしていると語る。ボンタ司法局長はチノ学校区に向けて親への通知を義務付けることは生徒のプライバシーの権利を損害するものだとする手紙を送った。

「生徒の許可なくトランスジェンダーであることを公表することは、生徒がハラスメントを受けやすくなることによってカリフォルニア州の差別禁止法に違反する可能性があり、生徒のプライバシー権を侵害する可能性がある。」

生徒が学校ですでに自分はトランスジェンダーだと公表して異性装をしたり異性の名前や代名詞を使っているのに何がプライバシーの侵害だ。学校中の人間が知っているのに親にだけ知らせないなんて馬鹿げた理屈があるものか。

父母の権利団体は、父母が子供に対して法的権限を行使する権利を制限しようとする動きは、100年にわたる連邦最高裁判所の判例に違反すると反論している。具体的には、1997年のワシントン対グラックスバーグ事件での高裁判決を引き合いに出し、憲法と憲法修正第14条のデュー・プロセス条項が、”子供の養育、養育、教育を指揮する両親の基本的権利 “を保護しているとしている。

一方カリフォルニアの民主党州議会は、今後学校区が州規定のカリキュラムを拒否するのが困難となる決議案を提案中だ。法案1078は地方学校区が州規定カリキュラムを拒否した場合、州が学校区に罰金を課せるようにすること、もうひとつSB 596は教育委員会メンバーや教師らに「真剣な警戒心をもたせること」「多大なる精神的打撃を与えること」を刑事犯罪とし最高一年の禁固刑と1000ドルの罰金を課すというもの。950ドルまでの万引きを軽犯罪と買い替え、毎日のように何万ドルという損害をだし州全体の治安が乱れに乱れていると言う時に、小学生に同性愛セックスを教えない学校区の人間を一年の禁固刑に処すだ?いったいカリフォルニア州議会と知事は州民を何だと思っているんだ!

このSB596の恐ろしいところは、学校のカリキュラムに異論を唱える父母たちが、学校区の会議などで意見を述べると法的に裁かれる可能性があることである。これは明らかに人びとの言論の自由を迫害するものだ。これでは誰も州の教育政策にクチを挟めなくなる。

提案者のアンソニー・ポタンティノ州上院議員はこれは教育委員会の委員や教師らが脅迫されないために必要なのだと語る。ポタンティノはLGBTQプライド月間だけですでに2022件もの脅迫状が学校関係者や教師らに送られてきていると語る。

「あまりにも多くの学校職員が、自分たちの仕事をするために脅迫され、嫌がらせを受けている」と述べた。「教育者は、カリフォルニア州の基準に従って教科指導を行うことを理由に、脅迫や嫌がらせを受けるべきではありません。SB596は、教育者が安全に教育者であり続け、生徒の成長を支援できるようにするものです。」

ポタンティノのいう「脅迫や嫌がらせ」というのは多分、父母からの正当な苦情のことをさすのだろう。彼等のいう脅迫だの嫌がらせが実際そんなものであったためしがないからだ。しかしながらそんな手紙が本当に2200件も届いていたというなら、カリフォルニア州の父母たちは行き過ぎなLGBTQ+教育に相当腹を立てているという証拠だ。学校職員や教師らが身の危険を感じるからという口実で父母たちを黙らせようという魂胆が見え見えである。なんという独裁政権なのだろう。

この問題は多分、州に反対する学校区や父母たちから州を訴えるという方向に進展するだろう。そしてそれは非常にいいことだと思う。これまで一般の父母たちは学校でどんな過激なことが教えられていたか知らなかった。だから盲目的に学校を信用していた。そんな親たちがニューサムの独裁政治によってだんだんと目を覚ますことになるだろう。

Newsom Ups Ante in Clash With School Boards (msn.com)


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ロサンゼルス、行き過ぎたLGBTQ+教育に抗議する親たちのデモ行進。ANTIFAも現れ逮捕者もでる

最近、カリフォルニア州のあちこちの教育委員会で義務教育(小1から高3まで)におけるLGBTQ+及び批判的人種理論を巡る子供たちの洗脳に反対する親たちによる抗議運動が高まっているが、何と昨日(8月22日)遂にロサンゼルスでも抗議デモが行われ、150人以上の保護者達が現れデモ行進。無論LGBTQ+支持のANTIFA暴力団も現れて小競り合いが起き、双方で3人の逮捕者が出た。(ロサンゼルスタイムス)

デモ参加者は、LGBTQ+コミュニティに関する議論や性教育を学校から排除することを要求した。また、子どもが学校で、生まれたときに割り当てられた性別と異なる方法で自認したいと申し出た場合、学区が保護者に通知することも求めている。

「私たちは、急進的な洗脳教育システムが学問の世界から浸透し、今や幼稚園から12歳まで浸透していると考えています。サンディエゴの親であり、SoCal Parent Advocatesの創設者であるベン・リチャーズ氏は、「私たちは、子供向けのポルノ・スマットブックを学校から排除しようとしてきました。「そして、私たちに内緒で、私たちに隠れて、子どもたちにセックスの話をさせたくないのです」。

デモの様子を見ていて気付いたのは、親たちがおそろいの”Leave Our Kids Alone”(子供たちに手を出すな)と書かれたTシャツを着ていたことだ。実はこのTシャツは以前に同じくカリフォルニアのグレンデール市での抗議デモでも見かけたものである。前もってこうしたTシャツまで用意しているところを見ると、この保護者運動は結構組織的なものであることがわかる。

参加した保護者達もロサンゼルス地区だけではなく、サンディエゴあたりから来た人もいたようだ。グレンデールのデモの時も外部の学校区から来た活動家たちが参加しているという話だったが、どうやらカリフォルニアには過激リベラル教育に反対するかなり資金のある組織が存在するようである。

ムリエタ(Murrieta)区のリベラル派教育委員の一人、ナンシー・ヤングによれば、最近ムリエタやチノ(Chino)やテマキュラ(Temecula)といった学校区で一斉に「反トランスジェンダー」の方針が決議されたのは偶然ではないと語る。これらの方針は最近新しく教育委員会の委員に選ばれたメンバーたちによる提案であり、ティム・トンプソン牧師のような「右翼組織」と強い関係があると語る。

そうだとすれば、これは非常に良い傾向である。長年にわたり組織的な根回しと言う点では保守派は左翼リベラルにずっと負けて来た。何十年にもわたる左翼の教育界乗っ取り運動のせいで大学はほぼ皆左翼に乗っ取られてしまったし、その影響はすでに小中高の教育委員会でも顕著になっていた。

しかし最近のあまりにも行き過ぎたLGBTQ+アジェンダには普段は比較的リベラルな親たちでさえ、何かおかしいと感じるようになっていた。それで心配した親たちが民主共和を問わず、団結して草の根運動を始めたのである。そして彼等が最初に実行したことは、地元の学校区教育委員会の委員に立候補し、地元の教育から少しづつ変えていくという作戦だ。その結果がムリエタでありチノでありテマキュラなのだ。しかしこれらの学校区はカリフォルニアでも比較的保守派の強い地区であるが、その運動をリベラル派の多いグレンデールやロサンゼルスにまで持ち込もうというのだから、彼等も結構行動力ある。

カリフォルニアのギャブン・ニューサム州知事は昨年、トランスジェンダーの子供に関して、子供の性転換を禁止する州からの子供たちに性転換治療を許可するという過激な法律に署名している。

「我々はジェンダー肯定治療も含め治療を必要としている誰もが罰せられるようなことがあってはならないと信じる。」とニューサム知事。

しかしカリフォルニアでも子供の性転換治療は決して支持を得ていない。

「この1年で、ここカリフォルニアでは、過激派やヘイト・グループによる反LGBTQの暴言が激増し、その結果、物理的な脅迫や嫌がらせ、暴力行為に発展しています」と、イクオリティ・カリフォルニアの渉外担当マネージング・ディレクター、トム・テンプラーノは語った。

「小学校の前でプライドフラッグが燃やされたり、グレンデール・ユニファイドの教育委員会で殴り合いの喧嘩が起きたり、フレズノのような場所では、オープンで肯定的な教会が窓ガラスを割られたりしています」と彼は付け加えた。

一般人が女性空間を守ろうとか、子供を過激なLGBTQ+思想から守ろうという運動をすると、かならず黒装束でやって来て暴力行為で運動を阻止しようとするLGBTQ+ANTIFAの連中の暴力行為を棚にあげて良く言うよと言いたい。

ロサンゼルス学校区は去る6月、学校区のすべての学校でLGBTQ+に関する授業をカリキュラムに含めるよう奨励する決議を全員一致で可決したばかりだが、それに反対して北ハリウッド小学校の父母数十人がデモを行った。(Los Angeles Unified School District unanimously passes resolution to bring LGBTQ education to all schools – ABC7 Los Angeles)すぐ近くの西ハリウッドはサンフランシスコの次に大きいと言われるLGB界隈であることを考えると、これは非常に興味深い。LA学校区に言わせると生徒の25%がLGBTQ+だと言い張る。しかもLGBTQ+生徒は他の生徒に比べて虐めの対象になりやすく自殺の危険性もあると主張する。

「本校を含むすべての学区は、LGBTQ+の青少年を支援する立場に立ち続け、すべての生徒が学校コミュニティの大切な一員として学業と社会的情緒の両面で成長するために必要なリソースを確保しなければならない。

この決議を承認することで、理事会は地区に対し、”すべてのLGBTQ+の生徒と職員が、安全で、意見を聞き、尊重されていると感じられるよう、また、精神的な問題を抱えるLGBTQ+の生徒のために利用可能なすべてのリソースを職員が知っているよう、私たちのコミットメントを新たにすること “を求めた。」

ロサンゼルス学校区の25%の生徒がLGBTQ+だなんてことがあるはずがない。もし生徒達が自分はその界隈の何かであると自認しているとしたら、それは学校における執拗なまでの洗脳によるものだ。本当にLGBTQ+の生徒がいじめの対象になるというなら、自分からそんなことを言い出す生徒がそんなにいると言うこと自体おかしな話である。

さて、ロサンゼルスでのデモに対してロサンゼルスの教師たちの労働組合(UTLA Union Teachers of Los Angeles)が声明文を出したが、その中でUTLAは保護者達のデモのことを「ホモフォビックなデモ」や「ファシスト運動」などと言って罵倒した。

(略)UTLAの35,000人以上の公立学校教育者は、LGBTQIA+コミュニティの権利と保護を剥奪しようとするあらゆる努力を非難する。

今日、市役所とLAUSDの前で行われた集会は、私たちのクィアやトランスの兄弟を脅し、威嚇しようとするものです。私たちは、LGBTQIA+コミュニティを狙う者を許さない。私たちは、LGBTQIA+個人とその教育関係者を脅し、Doxしようとする彼らの凶悪な試みには屈しない。

極右運動が “親の権利 “という旗印のもと、教育委員会の前で同性愛嫌悪の集会を開くことは、ロサンゼルス中の親に対する侮辱である。

何千人もの親たちが、クィア/トランスの子どもたちのために、それ以上のことをしている。当学区の保護者の多くは、自らもLGBTQIA+コミュニティのメンバーである。私たちの学校では、保護者の参加は大切にされ、高く評価されている。

この街のファシスト運動は、権利のために戦っているのではない。

彼らはLGBTQIA+コミュニティの抑圧を求めている。彼らは、クィアとトランスの歴史が抹消されることを望んでいる。LGBTQIA+の教育者、親、生徒を教室から追い出したいのだ。すべては、異なるものを恐れ、社会の進歩を後退させようと戦い、自分たちの歪んだ世界観に合わない者を服従させようとする憎悪に満ちたアジェンダのためである。

だからこそ、彼らは本を禁止し、カリキュラムから人種に関する正確な歴史を削除しようと戦ったのだ。サティコイ小学校やグレンデール統一校、その他の学校を攻撃したのもそのためだ。今日、彼らが市役所とLAUSD本部の前にいたのもそのためだ。

UTLAは、私たちのコミュニティを守り、多様なアイデンティティが認められる、教育者、生徒、家族のための聖域としての学校を守ることを約束します。私たちは、クィアとトランスの歴史と文化を中心に据えて闘います。私たちは、すべての人が歓迎され、すべての人が愛され、すべての人が安全な、解放された世界を築く。

繰り返すが教育委員会前でのデモで暴力を振るっているのは右翼保守のグループなどではない。デモをしている保護者達は単にビルの前で集会を開いただけであり、暴力を振るっているのは教育委員会が支持している左翼過激派のANTIFAやLGBTQ+活動家の暴力団たちである。

しかしこんなふうに教師の組合が子どもたちを心配する父母たちを敵視しているということ自体非常な問題だ。教師たちはデモをしているのは過激派右翼の団体で本当の保護者達ではないと言いたいようだが、グレンデール市でのデモを見る限り集まっていた多くは地元の父母たちである。何故それが解るのかというと、以前にも書いた通りグレンデールには大きなアルメニア人移民界隈があるからで、集まったひとたちの多くがアルメニア人だったことからである。確かに他所の地区から来た人もいただろうが、UTLAがいうような右翼団体は見られなかった。


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アメリカ高校生男子の65%が保守派寄り

Tag: 世論調査

本日拾ったニュース。High school boys are trending conservative | The Hill。これによるとアメリカ高校生男子の約65%が保守派寄りの傾向があり、これに対して女子の場合はたったの31%が保守派寄りだという。

普通若い子はリベラル寄りになると思いがちだが、最近は男の子に限っては比較的保守派の子が増えているという。

もともとリベラルな民主党支持には若い女性が多いことは知られているが、最近特に民主党からの男離れが酷くなっているらしく、特に男らしさが尊重される黒人やラテン系が民主党から共和党に移る率が女性よりも高くなっている。

ジョーダン・ピーターソンやプレーガ―大学のデニス・プレーガ―やスティーブン・クラウダ―など、何百万というフォロワーのいるユーチューブやランブルチャンネルでもその視聴者の大多数が若い男性である。またデイリーワイヤーのベン・シャピーロも視聴者の86%は男性で、18歳から44歳が一番多いという。

いや、面白い。私はベン・シャピーロが共同創設者のデイリーワイヤーのメンバーでシャピーロもピーターソンも愛聴しているし、またスティーブン・クラウダ―のメンバーでもある。プレーガ―U(プレーガ―大学)はあまり観てないが、昔はプレーガ―のトークラジオをよく聴いていた。こうしてみると、どうも私は男性が好きなものが好きな傾向があるようだ。

ヘリテージ基金(Heritage Foundation)のデラーノ・スクワイヤース(Delano Squires)はこれに関して保守派はもともと男らしさを受け入れる傾向にあるとし、リベラルの機動力はフェミニズムにあると語る。

男の子たちのリベラル離れは納得がいく。学校教育はそれに関わる人たちが圧倒的に女性だ。学校の先生もカウンセラーも女性ばかり。それで教育の場ではあたかも男性が男性らしくあることが悪いことであるかのように教えられる。「有害な男らしさ”toxic masculinity”」などと言って男の強さが忌み嫌われる傾向があるのだ。最近のリベラルは女みたいな男を奨励するので、自分は女だとか言い出す少年が出て来るのである。

男はもともと乱暴な生き物だ。だから暴力的なビデオゲームやアクション映画が好きなのであり、こうしたメディアむの愛好家は圧倒的に若い男たちなのだ。ところが最近のゲームや映画の世界でもやたらと強い女の存在が強調され、男たちは脇に追いやられている。最近崩壊したアニータ・先―シアンのフェミニストフリークエンシーなど、自分らはゲームなどしないくせに、ゲーム内の女性の描写が女性差別だのなんだのとクレームをつけ、危機に瀕する美女を格好いい男が救うというシナリオをことごとく書き換えさせたり、最近のスターウォーズやインディアナジョーンズなどでも、鼻持ちならない女性キャラクターが愛されてきた男性キャラクターをコケにする内容ばかりだ。それで結局何が起きたかと言えば、ブスの女性キャラが活躍するゲームや映画からファンがどっと去ってしまうという現象だ。最新のインディアナジョーンズのずっこけぶりは前代未聞である。

ここまで馬鹿にされれば、男の子たちが道を見失うのも無理はない。それで男は男らしく強くあるべきだと言ってくれる保守派に男の子たちが魅かれるのは当然の成り行きだろう。


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カリフォルニアの学校区でなにがおきているのか?

ちょっと前からカリフォルニア州各地の学校区で超リベラルな行き過ぎたLGBTQ+に関する教育が父母や学校区委員たちの間で色々と問題が起きており、時として州政府と学校区で揉める事態に発展している。

グレンデール市の問題については拙ブログでもお話したが、サンフランシスコお住まいの中村マコさんがツイッターでチノでの問題について詳しく説明してくれているので紹介したいとおもう。(スレッドはこちら。)しかしその前にやはりカリフォルニアのテメキュラバレーの教育委員会で起きたお話からしておこう。

こちらでは州が始めた小学校1年生から4年生までの社会科の授業で、同性愛の権利をめぐる活動の歴史について教えるかどうかという話で委員会が十分に保護者達の意見を聴いていないという理由で拒否したという話。ただ教師の間からも一部父母の間からも委員会の決断に不満の声があがり、議会での話し合いはかなり激しい争いとなった。

特に委員長のケネス・コムロスキー博士が悪名高いペドファイルの話を小学生に教えるのは不適切と言ったことで、ホモフォビアだのなんだのといった批判が飛び交った。博士が言うペドファイルとは1977年にサンフランシスコでゲイとして初めて政治家になったハービー・ミルク市会議員のことだ。ミルクは30代の時に未成年の少年としばらく同性していたことがある。少年は当時16歳だったのでこれが当時の法に触れたかどうかは微妙なところだ。

それはともかく、ミルクは有名なゲイ活動家で、サンフランシスコで同性愛者禁止の条令を強く推した人物である。しかしそれが仇となりミルクは市長のジョージ・マスコ―二と共に同じく市会議員だった保守派の男に暗殺されてしまった。

この争いがかなり激しくなったため、ギャブン・ニューサム市長が緊急にビデオ演説をして双方をなだめるまでになってしまったのだ。無論知事の姿勢は同性愛について教えるべきだというもので、テメキュラの教育委員会に罰金を課すとまで言って脅迫している。ではチノ市について。

引用はじめ:

𝕄𝕒𝕜𝕠 ℕ𝕒𝕜𝕒𝕞𝕦𝕣𝕒@Mak0Nakamura

今、カリフォルニアのいくつかの地方都市では子どもを極端なLGBT思想から守る運動が起きている。 大きくニュースになったものは、グレンデール(Glendale)次がテメキュラバレー(Temecula Valley) そして昨日のチノ(Chino) 以下、昨日のチノの件を解説します。

チノはサンバーナディーノ郡にある人口約90000人の都市。18歳未満人口は約25% チノバレー教育委員会(Chino Valley Unified School District)は 児童生徒が -トランスジェンダーであることを認識したり、暴力に巻き込まれる、自殺相談、があった場合3日以内に保護者に書面通知するよう学校に義務付け

名前や代名詞(HE/SHE)を変更したい、生物学上の性別と一致しない性別に基づいたスポーツ、トイレ、更衣室へのアクセスを求める場合、学校は保護者に通知 という至ってまともなポリシーを承認。

この件に関する会議に参加していたカリフォルニア州教育長のトニー・サーモンドの意見陳述がはじまって1分位でギャラリーからブーイングが入りつまみ出された (チノ側は話が長いから出てってもらったと言ってる) ってのがこのニュース。 でもこの記事で知れるのはこれだけじゃない。

この教育長はインタビューに(以下意訳) 「追い出されるのは仕事のうちで屁でもない」 「だけど児童生徒のプライバシーが奪われ、弱者である性的マイノリティの彼らが【虐待】されることは受け入れられない」 と応えている。要は↑の至ってマトモな保護者通達ポリシーを【虐待】って言ってんの

チノバレー教育委員会側は 「我々は彼(州教育長サーモンド)が児童生徒たちにとって危険な存在だと考えている。州教育長(及び州教育委員会)は子供の思想をねじまげるようなことを推進し続け、保護者を追い出し、家族間に亀裂を生む政策を続けている」 と断言。

チノバレー教育委員会は2021年にトランスジェンダーの学生が自身の性自認に応じたトイレや更衣室の使用を禁止しようとした。 ところが州司法長がこの提案は州の教育法に違反するため訴訟すると警告され断念。 その州司法長官ロブ・ボンタは今回の件も速攻警告 *問題のこいつです↓

カリフォルニアの子どもLGBT関連のあれこれに関して、今最もヤバい側にHOTな人物はカリフォルニア州司法長官Rob・Bonta /ロブ・ボンタ フィリピン系アメリカ人 言うまでもなく極左活動家

チノバレーの保護者通知ポリシーは -学生のプライバシー権と教育の機会を侵害する可能性がある -自分の性自認をいつどのように、誰と共有するかを選択する各児童生徒の権利は保護されなければならない 要は【 子供の性自認はプライバシーに関わることであり、親には言う必要ない】ってこと。

ロブ・ボンタはチノバレーのポリシーは児童生徒の同意なしに性同一性の開示し、生徒の自由を奪い自主性を侵害し有害な状況に子供を陥れる危険なものであり(長いから中略) あらゆる教育 課外活動に完全に参加 する権利など、全ての権利を保証しろと述べた。 これは言うまでもなくあらゆる教育 ↓ LGBT性教育 課外活動に完全に参加 ↓ トランス女性の女子スポーツ参加 ってこと。

更にロブ・ボンタは(意訳) 自分の事務所は、カリフォルニアの児童生徒の法的権利を保護し、トラウマや暴力にさらされることから守ることに多大な関心を持っており 【 生徒の公民権を守るために適切な行動をとることをためらわない】 とつけ加えた。 要は訴えるぞ?っていう脅し。

冒頭のテメキュラバレー内容が不適切だとテメキュラバレー教育委員会が判断したテキストを、州が州の予算で買い、教育委員会の承認なしに勝手に配布する計画があるそうです

引用おわり

私はトニー・サーモンド委員長の話を少しきいたが、性自認に悩んで自殺を考える子供が多くいると、またまた根拠のない死の切り札をだしてきた。はっきり言って子供が自殺したいと思うほどなやんでいるのなら先ず最初にその話をしるべきなのは保護者のはずである。

また学校内で異性を自認する生徒がトイレや更衣室を使ったり、スポーツに参加しているなどというしているなどという事実があるなら、そのほかの親たちにも知る権利があるはずである。

どうしてカリフォルニア州政府は、子供の教育を親抜きでしたがるのか。


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自由のために戦うママさんたち、注目を浴びつつある草の根運動マムスフォーリバティー

先日、学校において性や人種に関する過激な教育に抗議して生まれた草の根団体、マムスフォーリバティー(Moms for Liberty=自由のためのママさんたち)がフィラデルフィアで大会合を開いた。この団体は2021年に創設されたばかりだが、今や全国津々浦々に支部のある政治家たちも一目置く団体になりつつある。

ホテルの二つの階を貸し切って行われたこの大会の開場は多くの花で装飾され、ネットでしか話たことがなかったママさんたちが初めて会い、笑顔で抱擁する姿が観られた。初めて会った女性達は政治の話よりレシピ交換に忙しいような和やかな雰囲気だった。

しかし保守派団体が少しでも影響力を得てくると、決まって「ヘイトグループ」だの「極右翼ファシスト」だのという罵倒が左翼から聞こえてくるようになる。特に極左翼の自分らこそがヘイトグループのサザンポバティーローセンター(SPLC)が2022年にマムスフォーを「過激派集団」と決めつけ、PTA会議を乗っ取り教師や保護者たちがきちんと会議するのを阻止しているなどと嘘を報告してからは、左翼活動家たちから脅迫状も含めて多くの嫌がらせにあっている。

SPLCのスーザン・コーク局長はマムスフォーのゴールは「右翼のヒステリアを煽り、特定の生徒達の居心地を悪くし安全な場所を奪おうとしている。特に黒人やLGBTQやその家族たちに対して」などと言いがかりをつけている。

バイデン政権の司法省も教育の場で行き過ぎた人種差別や性教育に抗議する保護者団体のことを国内テロリストと呼ぶなどひどいものだ。

そして無論左翼リベラルメディア(つまりほとんどのメディア)もバイデン政権べったりで、何かとこれらの団体について嘘やデマの報道をしている。例えば7月のはじめに、マムスフォーのフロリダ地方支部の声明文にヒットラーの教訓を子供を洗脳することの危険性を示すために引用したところ、あたかもマムスフォーがナチスのモットーを信じているかのように報道した。今時まともな活動をしようという団体がヒットラーを崇拝するような声明文を出すはずがない。にもかかわらずメディアはそんなあからさまな嘘を平気でつくのである。左翼リベラルの姿勢は、特定の主題は話題に乗せることすらはばかられるというもの。それが人々の生活に多大なる影響を及ぼす政策であってもだ。だからおとなしく沈黙を守らずに口を開いたママさんたちのことは、何としてでも黙らせなければならないというわけである。

マムフォーリバティーはティナ・デスコビッチ(Tina Descovitch)とブリジット・ズィ―グラー(Bridget Zeigler)によって2年ほど前にコロナによる長期の学校閉鎖に抗議するために創設された。しかしそれが徐々に学校で子供たち教えられている授業の内容へと抗議の対象が変わっていった。

皮肉なことに二人のママさんが反対していたこの学校閉鎖には不思議な副作用があった。子供たちがリモート授業を受けることになり、親たちは今まで学校で子供たちにどんな教育がされていたのかを初めて知るところとなったのだ。例えば白人は生まれつき罪深い人種であるという黒人至上主義、白人蔑視の批判的人種理論や、性自認やトランスジェンダリズムといったような極端な授業が学校で行われていることを知り親たちは愕然としたのだ。

マムスフォーの大会に参加していた元教師というある女性は、教師の立場で内側からの改革は不可能だと悟ったと語る。問題は現場の教師ではなくもっと上部から命令が下っているからだ。そこでマムスフォーの多くのメンバーたちは地元の教育委員会役員に立候補した。地方支部はそれぞれ地元の小さい選挙に立候補し改革を始めているという。ママさんたちにとって2024年に誰が大統領の共和党候補になるかということよりも、もっと身近な場所での変化の方が大切なのである。

それで面白いことにマムスフォーよりも共和党候補者達の方がマムスフォーに興味を持ってきている。ほんの2年前に始まった草の根運動にしてはすこぶる成長ぶりである。

もちろん会場の外ではおなじみの左翼暴力団らが大声で三日間怒鳴り散らしていた。しかし常にそうであるように、こいつらはスローガンを繰り返してどなるだけで、マムスフォーのなにが気に入らないのかという質問には一切答えられない。

左翼メディアのメディア・マタースは覆面記者を参加者として潜入させたが、SPLCや司法省が言っていたような憎悪に満ちた危険なママさん達を見つけることが出来ず、記者のリポートは如何に彼女が大会に出された高級な料理に感心したかに終始してしまい、全然同団体を叩く記事になっていなかった。ABCニュースもマムスフォーを「愉快な戦士たち」とツイートし、超左翼俳優ジョージ・タケイに「ファシストをまともな人間扱いするとは何事だ!」と怒鳴られてツイートを削除する始末。

もし記者たちが正直にマススフォーのママさんたちが何を言っているのかを聞けば、左翼リベラルのやっていることは正当化できないはずである。何故小学校一年生がオーラルセックスのやり方などを学ぶ必要があるのか、左翼抗議者たちには説明などできない。だから彼等はきちんとした討論をするのではなく、反対派を黙らせることしかすべがないのである。だから彼等は常に「ノーディベイト(討論の必要はない)」と怒鳴り散らすのである。現に会場の外に居た抗議者の一人が「フィラデルフィアでそんな会話をする場所はない」と怒鳴っていたそうだ。まさにその通り、彼等に理屈に正当性はないのだから当然だ。

しかし大会の外側で反対派の抗議者が集まったとはいうものの、今ではおなじみになった反対派による暴動によって講演者たちが避難せざる負えないような状況にならなかったことは喜ばしい。イギリスの女性活動家たちのイベントのように野外で数十人集まってやるのとは違い、高級ホテルの二つの階を貸し切って何千人という参加者を集め、贅沢な料理まで出してニッキー・ヘイリーのような著名な政治家まで招いても危険にさらされないように警備体制もしっかりしていたというのはすごい。

草の根運動として始まったとはいうものの、経った二年でここまでの成果を上げるというのは凄いものだ。こう言っちゃなんだが左翼のフェミニストがやっていたら、とてもここまでは出来なかっただろう。

 参考:David Marcus | Fox News


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アファーマティブアクション違憲判決で明らかになった黒人活動家と左翼リベラルのアジア人差別

先日米最高裁は大学入試審査に人種を考慮にいれるアファーマティブアクションは違憲であるという判決を下して以来、黒人活動家たちは完全なヒステリー状態。そしてその表現があからさまな東洋人差別になっている。彼等はあまりのヒステリーのためもう建前さえも忘れて完全な東洋人差別発言を行っている。なにより笑っちゃうのは、アファーマティブアクションを支持しない東洋人は白人至上主義だという批判である。エリート大学の学生40%以上が東洋人で占めてしまうことのどこが白人に利益になるというのだ?本当に左翼リベラルの言うことには理論性がない。では黒人活動家や左翼リベラルがどんなひどい東洋人差別発言をしているか、フォックスニュースがまとめているので紹介しよう。

元CNN司会者のソレダッド・オブライアンは、アジアンウエーブアライアンスのイアティン・チュー会長の判決を喜ぶツイートに対して、「先生、有色人種に損害を与えておめでとう。(特に公民権運動で道を開き、あなた方家族がアメリカに来れるようにしてあげた人たちに対してね)」とツイート。

アトランティック紙のスポーツジャーナリスト、ジェミーレ・ヒル(黒人女性)は「あなたの娘が、あなたが白人至上主義者の提灯持ちをしてアジア系アメリカ人のために勤勉に戦った人々を裏切ったことを読むのが待ちきれないわ」ツイートした。

この黒人の公民権運動が何か東洋人差別を失くすことに役に立ったとする恩着せがましい理屈はどこから出てくるのだ?東洋人は昔から別に白人と同じレストランに入れないなんて規制はなかったし、日系人が収容所に入れられた賠償金は日系人活動家の運動によって1980年代に実現した。よもぎねこさんも書いておられるが、東洋人への差別が無くなったのは市民運動なんぞという派手なことをやったからではなく、移民一世が身を粉にして働いて二世以降の子供たちの学費に注いだからだ。東洋人は勉強が忙しくて市民運動なんぞしている暇はなかったのだ。だから、東洋人が黒人活動家のお世話になったことなど一度もない。東洋人は彼等に一つの借りもない!

アメリカ人の税金で成り立ってる公共ラジオ局NPRの記事はもっとひどい。意見としてではなくニュースとして書かれたこの記事ではアジア人が保守派白人の手先となってアファーマティブアクションを倒したことは恥ずべき行為だと書いている。

この記事では東洋人が「少数民族の鏡」と言われているのは神話だとし、アジア人は白人至上主義を隠しており、アファーマティブアクションがアジア人を傷つけているという神話の根源はアジア人による反黒人の感情だとさえ言う。

道行く老人をおもむろに殴ったり、地下鉄のホームで入ってくる電車の前に女性を突き落としたりしているのは東洋人ではない!何が反黒人感情だ!東洋人への憎悪をあからさまにしているのは黒人活動家の方ではないか!

無論東洋人のなかにも左翼は居るので、そうした人々はアファーマティブアクションを支持する傾向にある。フェミニストなのにトランスジェンダリズムを支持するアホが居るのと同じだ。

最高裁はハーバードとノースカロライナ大学の方針は憲法補正案第14条に違反すると判決を出した。スチューデントフォ-フェアアドミッション(公平な入学のための学生)のケニー・シュー理事はAA廃止に貢献した人々への個人攻撃に関して左翼は人種に拘り過ぎていると語る。

「一般的に左翼は実力を評価しません」と彼はFox News Digitalに語った。「だから、成功したグループを見ると、それを説明しなければならない。左翼は、アジア系アメリカ人は平均よりも高い教育率や収入など、わが国で不釣り合いに成功しているから、白人至上主義に同調しているに違いない、という説明を作り出した。左翼のパラダイムは白人至上主義だから、もしあなたが成功しているなら、金持ちの白人特権階級のエリートに関係しているに違いない。」という理屈だ。

黒人や左翼リベラルが東洋人をうっとおしく思うのは、黒人が成功できないのは差別のせいだという理論が同じく差別の歴史のある東洋人が成功していることによって崩れてしまうからなのだ。黒人は差別されてるから特別扱いされるべきだといっても、じゃあ特別扱いされてない東洋人は何故成功できるのかということになってしまう。

この訴訟を先導した保守派活動家のデイビッド・ブラムへの個人攻撃もかなりひどい。いまはBLMとTRAの手先と成り下がった市民団体ACLUなどはブラムのことを「人権攻撃を長年企てている人間」と称している。

「我が国はもう黒人と白人だけの国ではありません。」とブラム。アメリカのかなりの人口がラテン系になっており、ラテン系の多くはアファーマティブアクションを支持していないと語る。

ABCニュースの世論調査によると、アメリカ人の52%が人種を理由にした入試審査を覆す判決に同意しており、判決に反対と答えた人は32%だった。


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米最高裁ハーバード大学の人種を考慮する入試審査は違憲と判決、アファーマティブアクションは組織的な人種差別

本日(6/29/23)最高裁は大学入試の審査に人種を考慮するアファーマティブアクションは違憲であるという判決を下した。これは2014年に保守派活動家のエドワード・ブラムによって起こされた訴訟の判決だ。ブラムは2014年、Studens for Fair Admissions(公平な入試を支持する学生たちの意)という組織を創設。ハーバード大学とノースカロライナ大学(UNC)を相手取って、入試の際に人種を考慮にいれるのは違憲だとして訴えていた。これに関しては私も過去にエントリーを書いたことがある。(ハーバード大学入試審査に見る組織的な東洋人差別、訴訟で明らかになる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))ハーバード大学とノースカロライナ大学は、それぞれ全米最古の私立大学と公立大学である。

アファーマティブアクションは人口の割には学力の高い学生が極端に多い東洋人にとって非常に不公平なシステムである。それについて2018年に拙ブログでもこのように説明した。

(入学を)学力のみで審査した場合、東洋系学生の数が現在の18.7%から43.4%にまで増えてしまうという。レガシーと言われる推薦学生やスポーツ奨学生の枠を取っても、東洋系学生の割合は31.4%を占めてしまうことになる。この事実は2013年ハーバード内部のHarvard’s Office of Institutional Research (OIR)による調査結果によって同大学はすでに把握していたにも関わらず無視してきたのだ。

またデューク大学ピーター・アーチディアコーノ教授の調査によると、合格率25%の東洋系受験生が、その他のことが全く同一であった場合、白人なら35%にラテン系なら75%、そして黒人なら95%の確率で合格する計算になるという。同教授のリポートにはハーバードが「人格審査」において東洋系受験生の成績を低く審査することにより、いかにして学生の望ましい人種分布が起きるように操作していたかを如実に提示している。

ではAPの記事から今回の判決内容について読んでみよう。

ワシントン(AP通信) – 最高裁は木曜日、大学入試におけるアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)を否定し、人種を要因にすることはできないと宣言した。(略)

ジョン・ロバーツ最高裁長官は、大学があまりにも長い間、「個人のアイデンティティーの試金石は、挑戦やスキル、学んだことではなく、肌の色であるという誤った結論を下してきた。私たちの憲法の歴史は、そのような選択を容認していない」。(略)

ノースカロライナ州のケースは6対3、ハーバード大学のケースは6対2であった。エレナ・ケーガン判事がもう一人の反対者だった。

クレアランス・トーマス判事は自分がアファーマティブアクションの恩恵を受けたとしながら、ロバーツ判事と同意見を示している。もっともトーマス判事の頃のAAは単に入試の際に黒人を差別してはいけないという判決であり、黒人を特別扱いすべきという現在のAAとは全く別物であることを明記しておく。

アファーマティブアクションの当初の目的は、伝統的に差別されてきた黒人が大学入試で差別されないようにアウトリーチなどを行って黒人の大学進学を促進しようということで始まった。信じがたいことに、クレアランス・トーマス判事が若い頃は、黒人は黒人だというだけで有名大学に入学できないという事実があったのだ!

しかしもうそんな時代はとっくに過ぎてしまい、今や大学に行きたければ学力ある黒人はいくらでも入学が可能となった。にもかかわらずアファーマティブアクションはいつの間にかアウトリーチから一定数の人種枠を設けるクォータ制度へと変わってしまったのだ。

どの人種でも同じように学力があるというのであれば問題はない。志願者の人種配布がその土地の人種配布と同じであるというであれば成績順に取っていったとしても、学生の人種配分は世間のそれと変わらないだろう。しかし問題なのは人種によって学力にばらつきがあるということである。

学生の成績は家庭環境で大きく変わる。子供の勉学に熱心な家庭は必然的に子供の成績もよくなるが、子供のことなど全く無関心の過程では子供の成績は伸びない。黒人の場合、父親のいない母子家庭が70%という酷い数であり、母親自身も無学であるから子供の成績にも興味がない家庭が多い。その点東洋系の過程は伝統的に両親が揃っていて子供の勉学に非常に熱心である。だから大学入試にもその差が歴然と出てしまうのだ。

アファーマティブアクションの不公平さは1990年代から言われていることで、訴訟も何度か起きているが、その度ごとに人種のみが考慮に入れられるわけではない場合は違憲ではないとされてきた。しかし東洋人や白人の場合は人種のみで落とされるというのが普通の状態だった。以前にも書いたが、東洋人学生は入試の際になるべく自分が東洋人であることを隠すようにと、受験ガイドに書かれているくらいだ。

これによって左翼リベラルは発狂状態であるが、人種差別を失くすためという名目の人種差別というおかしな政策が違憲とされたのは喜ばしいことである。

関連エントリー:アメリカに存在する組織的差別とは何か?ヒント、黒人差別ではない! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


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ドラアグクィーン絵本読み聞かせ会の目的は子供のグルーミングだ

先週末はアメリカ全国各地でプライド行進イベントが行われたが、その中で半裸のプライド参加者の男女が集団で”We are here, we are queer, we are coming for your children.”と歌いながら歩いている動画がツイッターに上がってきた。卑猥な動画なので添付しないが、これは「俺たちはここにいる、俺たちはクィアーだ。お前たちの子供を迎えに来た」という意味だ。

卑猥な動画はこの動画だけでなく、各地のプライドイベントで全裸の男が歩き回り子供の前で股間を見せびらかせたり腰を振ったりする動画がいくつもツイッターに上がっていた。彼等は単に裸で歩き回るだけでなく、子供の前でわざわざ卑猥な踊りをしてみせたのだ。

昔のゲイパレードは子供を対象にしていなかった。同性愛者は子供を腐敗するという偏見を振り払うために、LGB当事者も異性愛者と同じで同性に性愛を感じる以外はごく普通の人びとであるというイメージをつくることに努力していた。だから子供の前で裸になったり、卑猥な恰好で子供向けのイベントなどやらなかったのである。そして小児性愛の団体がゲイプライドに参加するのを常に拒んでいた。

ところがLGBにTQ+が加わった途端、彼等は子供への性欲をあからさまに示し、自分らの小児性愛嗜好を堂々と正当化するようになった。そのあまりの過激さにLGBの人たちからも批判が生まれ抗議する当事者たちも現れたが、グルーミングに抗議するLGBたちはプライドイベントから次々に追い出され、今やプライドイベントはまっとうなLGBが参加できないイベントへと変化しつつあるのだ。

さて、そんななかで日本でもなんと子供の手懐け作戦第一歩であるドラアグクィーン絵本読み聞かせ会があちこちで開かれるようになった。アメリカでは図書館を使うことが多いが、日本では公立美術館や団地の公民館などで行われているようだ。

今朝橋本久美さんのスペースで、この話が取り上げられたが、彼女みたいな知識豊富な人でもまだまだドラアグクィーンストリーアワーの悪質な現状をあまりよくご存じないということを知って少し驚いている。もっともこういうことはアメリカ在住の人間でも直接自分の身に降りかかったり、特に興味をもって観察したりしていなければ気が付かないことなので、ましてやまだまだLGBTQ+活動が盛んではない日本の皆さまがさほどご存じないとしてもそれはもっともなことである。ただ私が何度も書いているように、活動家の有利な点は人々が知らないということにある。彼等は自分らについて勉強してくださいだの本を読めだの騒ぐのとは裏腹に、実は自分らが本当にやろうとしていることを一般の人びとに知られることを望まない。もし彼等が一般人の理解を得たいのであれば、もっと自分らがどんな内容の本を子供に読み聞かせようとしているのか、先ずは父母たちを招いて会を開くべきである。ところが上記の団体の宣伝ビラを読んでも解るように、子連れでない大人の参加はお断りとなっている。

さて、ではどうしてドラアグクィーンによる子供への読み聞かせがいけないのか、それには色々理由はあるが、アメリカで起きてることは日本でも起きるだろうと想定するならば、活動家は万国同じモデルで動いているので、ドラアグクィーンの活躍は絵本読み聞かせ程度では終わらないだろし、彼等のメッセージも子供が大人を性の対象として受け入れるための下準備となることは間違いないからだ。

先ず考えていただきたいのは、なぜ女装した男たちが3歳から8歳という幼児を対象に絵本など読みきかせなければならないのかということだ。同性愛を普通に受け入れる教育をそんな幼い頃からする必要はないし、よしんばそういう必要性があったとしても、単に人によってお父さんとお母さんの代わりにお父さんとお父さんやお母さんとお母さんという家族もある程度の話を普通の女性がすればいいだけの話で、わざわざけばけばしく化粧して卑猥な恰好をした男たちが出かけて行ってやるようなことではないはずだ。

私は女装してまで女子供に近づこうとする男には用心が必要だと常々思っている。こういう男たちは普通の身なりをした男たちよりも無害を装って相手を油断させるぶん、ずっと危険な存在だからである。

トランスジェンダーを自認する男性には二種類ある。ひとつは元々ゲイ男性で自分を女っぽくすることで男っぽい男性を惹きつけたいと思っている男たち。もうひとつは女装することで性的な欲求を満たそうというオートガイナフィリア(AG)と呼ばれる男たちだ。このAGの男たちは別のフェティシズムを同時に持っていることが多く、圧倒的に多いのが小児性愛(ペドフィリア)である。

(言ってる傍からこれ。上記の読み聞かせに出演する男性はこういうことやってます。(1) The Nuntius on Twitter: “レイチェル・ダムールは、日本の大きなフェティッシュクラブでもパフォーマンスを行っている この男性は、セクシュアル志向のプロレスイベントを行うクラブでもパフォーマンスを行っている これが、美術館が子供たちに読み聞かせをするのにいいと思った人たちだ 一体なぜ? 2/2 https://t.co/uUP6qPyYj0” / Twitter

現にイギリスやアメリカでは小児性犯罪者として登録しているような男たちが女装してドラアグクィーン絵本読み聞かせをやっていたという事実が何件かあった。また9歳の男児をドラアグとしてトレーニングしていた男が小児性愛前科者だったと言う事件も起きている。

普通女性は見知らぬ男性を本能的に警戒する。そして警戒心に欠ける子供たちには、見知らぬおじさんについて行っちゃだめよと常々教えているものだ。ところがドラアグによる読み聞かせ会になど参加させ、こんな恐ろしい恰好をしている男たちを「優しいおじさん」として子供に慣れさせたりすれば、こどもたちは女装男たちを恐れなくなる。それがどんなに危険なことかよくよく考えていただきたい。

子供の洗脳は絵本読み聞かせだけでは済まない。すでに日本の地方の学校では小学校や中学校で女装男やドラアグクィーンらが招かれて子供たちに講演をしているところがある。LGBT理解増進法が通った今、こうした講演はあちこちで起きるだろう。そのうち学校の体育館で女装男が半裸でおどりまくるドラアグクィーンショーが行われ、保護者がしらないうちに子供たちがその「演技」を強制的に見学する羽目になるのだ。

そして女装男たちは思春期前の子供たちをドラアグに仕立て上げ卑猥な踊りをさせ、大人の男たちがそれを観て興奮しながら声援をおくるという構図が出来上がるのである。これは私の妄想ではない。すでにアメリカで起きていることだ。こちらで家族向けとされるドラアグショーの様子観られるが観閲注意。

もし同じようなパフォーマンスを大人の女性のストリッパーが子どもの前でやったりしたら、ましてやそれを学校だの図書館でやったとしたら、間違いなく非難囂々であろう。だがそれを女装男がやる場合は許されると言うこと自体おかしな話ではないか?

どうか日本でもアメリカやイギリスのような状態になる前に、こうしたイベントは潰して欲しい。

参考記事:

The Real Story Behind Drag Queen Story Hour | City Journal (city-journal.org)

Full article: Drag pedagogy: The playful practice of queer imagination in early childhood (tandfonline.com)

After drag queens, pedophilia is next – American Thinker

Pedophilia advocate admits conservatives are right: Yes, kid drag shows are sexual – LifeSite (lifesitenews.com)

Houston Public Library admits registered child sex offender read to kids in Drag Queen Storytime | khou.com


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保護者を中心に北米で増える反LGBTQ+活動

数日前、カリフォルニアのグレンデール市の教育委員会の前で二度目の抗議デモがあった。ほんの一週間前にも子供を守ろうという保護者達と、親LGBTQ+ANTIFA連中との小競り合いがあったばかりだが、今回は学校区が6月をプライド月間として正式に学校区の教育プログラムに入れることへの抗議デモだった。抗議者の中には「子供に手を出すな”Leave Kids Alone”と印刷されたTシャツを着てる人々も多くいた。前回と比べて今回はLGBTQ+教育に反対する人々の数の方が親LGBTQ+よりも圧倒的に多かった。また100人以上のグレンデール警察が出動したこともあり、抗議デモは比較的平和に終わった。

グレンデール市はロサンゼルス郡の一部であり、民主党で反トランプのアダム・シフ下院議員の選挙区でもある。市民の多くが民主党支持者であるが、アルメニアからの移民が非常に多いことでも知られている。アルメニア人たちは敬虔なキリスト教徒が多く文化的に非常に保守的である。

一方、アメリカよりもずっと過激な親LGBTQ+法があるカナダでも、最近モスレム移民やキリスト教徒らが団結して子どものへのLGBTQ+教育を抗議するデモをおこなったり、高校で生徒達が学校のLGBTQ+教育に抗議して授業を放棄するウォークアウトを行ったりした。

ここ数年、反LGBTQ+運動はカナダでもアメリカでも徐々に広がってきているが、過去一年特にその数が増えたように感じる。 これはLGBTQ+活動家の間でも感じられているようで、今日読んだこの記事、過激派グループによるヘイトが煽るアンチLGBTQ+運動増加の傾向を調べた調査結果がそれを如実に表している。この記事は見出しからも解るように親LGBTQ+側から書かれたものであるが、過去一年間にわたって反LGBTQ+と思われる抗議運動について詳しく書かれていて興味深い。

この調査はADL(The Anti-Defamation League)とGLAADという超過激派左翼のLGBTQ+応援団体によって2021年4月から2022年6月にかけて起きた反LGBTQ+抗議に関してまとめられた調査である。同調査によるとこの間に365件にわたるアンチLGBTQ+事件が起きたが、そのうちの約三分の一がドラアグショーに反対するものだったという。そして半分近くの49%が過激派団体と関わりのある個人によって行われたものであり、ほとんどが口頭による嫌がらせだが、40件は器物破損、11件が傷害だった。 これらの事件はワシントンDCからカリフォルニア、フロリダなど全国46の州から集計されたものである。

調査によれば、こうしたアンチデモは子供を手名付ける「グルーミング」や小児性愛「ペドフィリア」といったものに結び付けられる傾向にあり、191件の嫌がらせや器物破損や暴力はこれらに反対するという名目で行われたものだった。

ADLとGLAADはその調査において、「反LGBTQ+の 『グルーミング 』陰謀論は、LGBTQ+コミュニティの真の目的が児童への性的虐待を助長することであると偽っている」と指摘している。(強調はカカシ)

この例として去年の12月にオハイオ州のコロンブス市でホーリードラアグストリータイムというイベント会場となったキリスト教会へ続く道で行われた抗議デモを挙げている。記事によれば50人からの武装した人々が集まったという。集まった抗議者たちの中には「グルーマーズは歓迎しない」と書かれたサインを掲げていた人もいたそうだ。調査書にはプラウドボーイズやペイトリアットフロントやホワイトライブスマターなどといった「過激派右翼グループ」のメンバーも混ざっていたとあるが、正直私はこの調査書の信ぴょう性をかなり疑う。

右翼保守のグループが本当に集まったのかどうか疑わしかったので、この事件の起きた当時の様子を報道したAPの記事読んでみたところ、やはり思った通り事実はかなり違っていた。この教会でのイベントは土壇場でキャンセルされてしまったのだが、それは反対派によるデモが原因ではなく、教会内でパフォーマンスをするはずだったドラアグクィーンたちと、イベントの警備にあたるはずだったボランティアとの間で警察を呼ぶ呼ばないで意見が割れたことが原因だった。パフォーマーたちは警察の警備が無ければ不安だと言い、ボランティアたちは警察が来るのに反対したのだ。

ここでちょっと考えてみよう。普通まっとうなイベント主催者ならイベントに反対する「暴力的な」過激派がやってくると考えた時、警察の警部に反対したりするだろうか?

私がこれまでみてきたLGBTQ+活動家とその反対派との衝突では、警察の存在が希薄なため、大抵の場合活動家による一方的な暴力に一般市民(特に女性達)が圧倒されるものがほとんどだった。それを考えると警察が出動して困るのはアンチの方ではなく活動家の方なのである。いったいこのボランティアたちはどういう種類の人間なのだ?この調査書ではアンチのことばかり過激派と呼んでいるが、活動家にも悪名高いANTIFAのような過激派暴力団が混ざっていたのではないのか?

同調査書によれば138件がドラアグショーに抗議するものだったが、33件は学校や教育に関するものだった。そして23件は医療関係の施設や保険会社や基金などに関するものだったという。

同記事では故意に隠しているが、アンチが抗議を行う場合すべてに共通するものがある。それは子供への影響である。調査書では単にドラアグショーとしているが、反対派が抗議をしたのはただのドラアグショーではなく子供向けのきわどく性的なパフォーマンスである。また教育現場における抗議は、行き過ぎたLGBT+教育や男女共同トイレや更衣室や男子の女子スポーツ参加などに対してだ。そして医療関係への抗議は、未成年の性転換治療や手術に対しての抗議である。

去年の8月、ボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているというTikTok動画がきっかけとなり、ボストン病院は無数の爆破予告を受けたと言う。しかし私はこれも信じない。なぜなら調査書はボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているとするTikTokの情報は偽情報だと決めつけているからである。これは読者諸氏もよくご存じのように嘘でもなんでもない。病院はTikTokの動画がアップされた後必死で削除したが、実は病院のウエッブサイトで子供の性転換治療を宣伝していたことが明るみに出ているのだ。だから私は病院側が爆破予告を受け取ったと言うのも全く信用していない。

調査書はオンラインにおいてもLGBTQ+の人びとへの中傷誹謗が増えているとしているが、我々ジェンダークリティカルへの(特に女性)に対する執拗なまでの嫌がらせや暴力や身元晒しなどを考えたら、彼等にどんな批判が集まろうと私には全く同情できない。もし彼等が受けたという誹謗中傷がヘイトスピーチだというなら、彼等が我々女性達にしてきた誹謗中傷も同時にヘイトとして批判すべきである。常に一方通行の批判になど私は耳を傾けるつもりはない。

ま、それはともかく、この調査書から学ぶべき大事な点は、一般市民は活動家達の一方的な活動を黙って指をくわえて見ているつもりはないということだ。調査書のいうような過激派右翼ではなく、ごく一般の市民が活動家の行き過ぎた子供への攻撃に反旗を翻したということだ。そしてその動きは活動家たちも脅威を感じるほど大きくなっているということなのである。

「子供に手を出すな!」

Leave Kids Alone!


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