アファーマティブアクション違憲判決で明らかになった黒人活動家と左翼リベラルのアジア人差別

先日米最高裁は大学入試審査に人種を考慮にいれるアファーマティブアクションは違憲であるという判決を下して以来、黒人活動家たちは完全なヒステリー状態。そしてその表現があからさまな東洋人差別になっている。彼等はあまりのヒステリーのためもう建前さえも忘れて完全な東洋人差別発言を行っている。なにより笑っちゃうのは、アファーマティブアクションを支持しない東洋人は白人至上主義だという批判である。エリート大学の学生40%以上が東洋人で占めてしまうことのどこが白人に利益になるというのだ?本当に左翼リベラルの言うことには理論性がない。では黒人活動家や左翼リベラルがどんなひどい東洋人差別発言をしているか、フォックスニュースがまとめているので紹介しよう。

元CNN司会者のソレダッド・オブライアンは、アジアンウエーブアライアンスのイアティン・チュー会長の判決を喜ぶツイートに対して、「先生、有色人種に損害を与えておめでとう。(特に公民権運動で道を開き、あなた方家族がアメリカに来れるようにしてあげた人たちに対してね)」とツイート。

アトランティック紙のスポーツジャーナリスト、ジェミーレ・ヒル(黒人女性)は「あなたの娘が、あなたが白人至上主義者の提灯持ちをしてアジア系アメリカ人のために勤勉に戦った人々を裏切ったことを読むのが待ちきれないわ」ツイートした。

この黒人の公民権運動が何か東洋人差別を失くすことに役に立ったとする恩着せがましい理屈はどこから出てくるのだ?東洋人は昔から別に白人と同じレストランに入れないなんて規制はなかったし、日系人が収容所に入れられた賠償金は日系人活動家の運動によって1980年代に実現した。よもぎねこさんも書いておられるが、東洋人への差別が無くなったのは市民運動なんぞという派手なことをやったからではなく、移民一世が身を粉にして働いて二世以降の子供たちの学費に注いだからだ。東洋人は勉強が忙しくて市民運動なんぞしている暇はなかったのだ。だから、東洋人が黒人活動家のお世話になったことなど一度もない。東洋人は彼等に一つの借りもない!

アメリカ人の税金で成り立ってる公共ラジオ局NPRの記事はもっとひどい。意見としてではなくニュースとして書かれたこの記事ではアジア人が保守派白人の手先となってアファーマティブアクションを倒したことは恥ずべき行為だと書いている。

この記事では東洋人が「少数民族の鏡」と言われているのは神話だとし、アジア人は白人至上主義を隠しており、アファーマティブアクションがアジア人を傷つけているという神話の根源はアジア人による反黒人の感情だとさえ言う。

道行く老人をおもむろに殴ったり、地下鉄のホームで入ってくる電車の前に女性を突き落としたりしているのは東洋人ではない!何が反黒人感情だ!東洋人への憎悪をあからさまにしているのは黒人活動家の方ではないか!

無論東洋人のなかにも左翼は居るので、そうした人々はアファーマティブアクションを支持する傾向にある。フェミニストなのにトランスジェンダリズムを支持するアホが居るのと同じだ。

最高裁はハーバードとノースカロライナ大学の方針は憲法補正案第14条に違反すると判決を出した。スチューデントフォ-フェアアドミッション(公平な入学のための学生)のケニー・シュー理事はAA廃止に貢献した人々への個人攻撃に関して左翼は人種に拘り過ぎていると語る。

「一般的に左翼は実力を評価しません」と彼はFox News Digitalに語った。「だから、成功したグループを見ると、それを説明しなければならない。左翼は、アジア系アメリカ人は平均よりも高い教育率や収入など、わが国で不釣り合いに成功しているから、白人至上主義に同調しているに違いない、という説明を作り出した。左翼のパラダイムは白人至上主義だから、もしあなたが成功しているなら、金持ちの白人特権階級のエリートに関係しているに違いない。」という理屈だ。

黒人や左翼リベラルが東洋人をうっとおしく思うのは、黒人が成功できないのは差別のせいだという理論が同じく差別の歴史のある東洋人が成功していることによって崩れてしまうからなのだ。黒人は差別されてるから特別扱いされるべきだといっても、じゃあ特別扱いされてない東洋人は何故成功できるのかということになってしまう。

この訴訟を先導した保守派活動家のデイビッド・ブラムへの個人攻撃もかなりひどい。いまはBLMとTRAの手先と成り下がった市民団体ACLUなどはブラムのことを「人権攻撃を長年企てている人間」と称している。

「我が国はもう黒人と白人だけの国ではありません。」とブラム。アメリカのかなりの人口がラテン系になっており、ラテン系の多くはアファーマティブアクションを支持していないと語る。

ABCニュースの世論調査によると、アメリカ人の52%が人種を理由にした入試審査を覆す判決に同意しており、判決に反対と答えた人は32%だった。


Comment

米最高裁ハーバード大学の人種を考慮する入試審査は違憲と判決、アファーマティブアクションは組織的な人種差別

本日(6/29/23)最高裁は大学入試の審査に人種を考慮するアファーマティブアクションは違憲であるという判決を下した。これは2014年に保守派活動家のエドワード・ブラムによって起こされた訴訟の判決だ。ブラムは2014年、Studens for Fair Admissions(公平な入試を支持する学生たちの意)という組織を創設。ハーバード大学とノースカロライナ大学(UNC)を相手取って、入試の際に人種を考慮にいれるのは違憲だとして訴えていた。これに関しては私も過去にエントリーを書いたことがある。(ハーバード大学入試審査に見る組織的な東洋人差別、訴訟で明らかになる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))ハーバード大学とノースカロライナ大学は、それぞれ全米最古の私立大学と公立大学である。

アファーマティブアクションは人口の割には学力の高い学生が極端に多い東洋人にとって非常に不公平なシステムである。それについて2018年に拙ブログでもこのように説明した。

(入学を)学力のみで審査した場合、東洋系学生の数が現在の18.7%から43.4%にまで増えてしまうという。レガシーと言われる推薦学生やスポーツ奨学生の枠を取っても、東洋系学生の割合は31.4%を占めてしまうことになる。この事実は2013年ハーバード内部のHarvard’s Office of Institutional Research (OIR)による調査結果によって同大学はすでに把握していたにも関わらず無視してきたのだ。

またデューク大学ピーター・アーチディアコーノ教授の調査によると、合格率25%の東洋系受験生が、その他のことが全く同一であった場合、白人なら35%にラテン系なら75%、そして黒人なら95%の確率で合格する計算になるという。同教授のリポートにはハーバードが「人格審査」において東洋系受験生の成績を低く審査することにより、いかにして学生の望ましい人種分布が起きるように操作していたかを如実に提示している。

ではAPの記事から今回の判決内容について読んでみよう。

ワシントン(AP通信) – 最高裁は木曜日、大学入試におけるアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)を否定し、人種を要因にすることはできないと宣言した。(略)

ジョン・ロバーツ最高裁長官は、大学があまりにも長い間、「個人のアイデンティティーの試金石は、挑戦やスキル、学んだことではなく、肌の色であるという誤った結論を下してきた。私たちの憲法の歴史は、そのような選択を容認していない」。(略)

ノースカロライナ州のケースは6対3、ハーバード大学のケースは6対2であった。エレナ・ケーガン判事がもう一人の反対者だった。

クレアランス・トーマス判事は自分がアファーマティブアクションの恩恵を受けたとしながら、ロバーツ判事と同意見を示している。もっともトーマス判事の頃のAAは単に入試の際に黒人を差別してはいけないという判決であり、黒人を特別扱いすべきという現在のAAとは全く別物であることを明記しておく。

アファーマティブアクションの当初の目的は、伝統的に差別されてきた黒人が大学入試で差別されないようにアウトリーチなどを行って黒人の大学進学を促進しようということで始まった。信じがたいことに、クレアランス・トーマス判事が若い頃は、黒人は黒人だというだけで有名大学に入学できないという事実があったのだ!

しかしもうそんな時代はとっくに過ぎてしまい、今や大学に行きたければ学力ある黒人はいくらでも入学が可能となった。にもかかわらずアファーマティブアクションはいつの間にかアウトリーチから一定数の人種枠を設けるクォータ制度へと変わってしまったのだ。

どの人種でも同じように学力があるというのであれば問題はない。志願者の人種配布がその土地の人種配布と同じであるというであれば成績順に取っていったとしても、学生の人種配分は世間のそれと変わらないだろう。しかし問題なのは人種によって学力にばらつきがあるということである。

学生の成績は家庭環境で大きく変わる。子供の勉学に熱心な家庭は必然的に子供の成績もよくなるが、子供のことなど全く無関心の過程では子供の成績は伸びない。黒人の場合、父親のいない母子家庭が70%という酷い数であり、母親自身も無学であるから子供の成績にも興味がない家庭が多い。その点東洋系の過程は伝統的に両親が揃っていて子供の勉学に非常に熱心である。だから大学入試にもその差が歴然と出てしまうのだ。

アファーマティブアクションの不公平さは1990年代から言われていることで、訴訟も何度か起きているが、その度ごとに人種のみが考慮に入れられるわけではない場合は違憲ではないとされてきた。しかし東洋人や白人の場合は人種のみで落とされるというのが普通の状態だった。以前にも書いたが、東洋人学生は入試の際になるべく自分が東洋人であることを隠すようにと、受験ガイドに書かれているくらいだ。

これによって左翼リベラルは発狂状態であるが、人種差別を失くすためという名目の人種差別というおかしな政策が違憲とされたのは喜ばしいことである。

関連エントリー:アメリカに存在する組織的差別とは何か?ヒント、黒人差別ではない! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


Comment

ドラアグクィーン絵本読み聞かせ会の目的は子供のグルーミングだ

先週末はアメリカ全国各地でプライド行進イベントが行われたが、その中で半裸のプライド参加者の男女が集団で”We are here, we are queer, we are coming for your children.”と歌いながら歩いている動画がツイッターに上がってきた。卑猥な動画なので添付しないが、これは「俺たちはここにいる、俺たちはクィアーだ。お前たちの子供を迎えに来た」という意味だ。

卑猥な動画はこの動画だけでなく、各地のプライドイベントで全裸の男が歩き回り子供の前で股間を見せびらかせたり腰を振ったりする動画がいくつもツイッターに上がっていた。彼等は単に裸で歩き回るだけでなく、子供の前でわざわざ卑猥な踊りをしてみせたのだ。

昔のゲイパレードは子供を対象にしていなかった。同性愛者は子供を腐敗するという偏見を振り払うために、LGB当事者も異性愛者と同じで同性に性愛を感じる以外はごく普通の人びとであるというイメージをつくることに努力していた。だから子供の前で裸になったり、卑猥な恰好で子供向けのイベントなどやらなかったのである。そして小児性愛の団体がゲイプライドに参加するのを常に拒んでいた。

ところがLGBにTQ+が加わった途端、彼等は子供への性欲をあからさまに示し、自分らの小児性愛嗜好を堂々と正当化するようになった。そのあまりの過激さにLGBの人たちからも批判が生まれ抗議する当事者たちも現れたが、グルーミングに抗議するLGBたちはプライドイベントから次々に追い出され、今やプライドイベントはまっとうなLGBが参加できないイベントへと変化しつつあるのだ。

さて、そんななかで日本でもなんと子供の手懐け作戦第一歩であるドラアグクィーン絵本読み聞かせ会があちこちで開かれるようになった。アメリカでは図書館を使うことが多いが、日本では公立美術館や団地の公民館などで行われているようだ。

今朝橋本久美さんのスペースで、この話が取り上げられたが、彼女みたいな知識豊富な人でもまだまだドラアグクィーンストリーアワーの悪質な現状をあまりよくご存じないということを知って少し驚いている。もっともこういうことはアメリカ在住の人間でも直接自分の身に降りかかったり、特に興味をもって観察したりしていなければ気が付かないことなので、ましてやまだまだLGBTQ+活動が盛んではない日本の皆さまがさほどご存じないとしてもそれはもっともなことである。ただ私が何度も書いているように、活動家の有利な点は人々が知らないということにある。彼等は自分らについて勉強してくださいだの本を読めだの騒ぐのとは裏腹に、実は自分らが本当にやろうとしていることを一般の人びとに知られることを望まない。もし彼等が一般人の理解を得たいのであれば、もっと自分らがどんな内容の本を子供に読み聞かせようとしているのか、先ずは父母たちを招いて会を開くべきである。ところが上記の団体の宣伝ビラを読んでも解るように、子連れでない大人の参加はお断りとなっている。

さて、ではどうしてドラアグクィーンによる子供への読み聞かせがいけないのか、それには色々理由はあるが、アメリカで起きてることは日本でも起きるだろうと想定するならば、活動家は万国同じモデルで動いているので、ドラアグクィーンの活躍は絵本読み聞かせ程度では終わらないだろし、彼等のメッセージも子供が大人を性の対象として受け入れるための下準備となることは間違いないからだ。

先ず考えていただきたいのは、なぜ女装した男たちが3歳から8歳という幼児を対象に絵本など読みきかせなければならないのかということだ。同性愛を普通に受け入れる教育をそんな幼い頃からする必要はないし、よしんばそういう必要性があったとしても、単に人によってお父さんとお母さんの代わりにお父さんとお父さんやお母さんとお母さんという家族もある程度の話を普通の女性がすればいいだけの話で、わざわざけばけばしく化粧して卑猥な恰好をした男たちが出かけて行ってやるようなことではないはずだ。

私は女装してまで女子供に近づこうとする男には用心が必要だと常々思っている。こういう男たちは普通の身なりをした男たちよりも無害を装って相手を油断させるぶん、ずっと危険な存在だからである。

トランスジェンダーを自認する男性には二種類ある。ひとつは元々ゲイ男性で自分を女っぽくすることで男っぽい男性を惹きつけたいと思っている男たち。もうひとつは女装することで性的な欲求を満たそうというオートガイナフィリア(AG)と呼ばれる男たちだ。このAGの男たちは別のフェティシズムを同時に持っていることが多く、圧倒的に多いのが小児性愛(ペドフィリア)である。

(言ってる傍からこれ。上記の読み聞かせに出演する男性はこういうことやってます。(1) The Nuntius on Twitter: “レイチェル・ダムールは、日本の大きなフェティッシュクラブでもパフォーマンスを行っている この男性は、セクシュアル志向のプロレスイベントを行うクラブでもパフォーマンスを行っている これが、美術館が子供たちに読み聞かせをするのにいいと思った人たちだ 一体なぜ? 2/2 https://t.co/uUP6qPyYj0” / Twitter

現にイギリスやアメリカでは小児性犯罪者として登録しているような男たちが女装してドラアグクィーン絵本読み聞かせをやっていたという事実が何件かあった。また9歳の男児をドラアグとしてトレーニングしていた男が小児性愛前科者だったと言う事件も起きている。

普通女性は見知らぬ男性を本能的に警戒する。そして警戒心に欠ける子供たちには、見知らぬおじさんについて行っちゃだめよと常々教えているものだ。ところがドラアグによる読み聞かせ会になど参加させ、こんな恐ろしい恰好をしている男たちを「優しいおじさん」として子供に慣れさせたりすれば、こどもたちは女装男たちを恐れなくなる。それがどんなに危険なことかよくよく考えていただきたい。

子供の洗脳は絵本読み聞かせだけでは済まない。すでに日本の地方の学校では小学校や中学校で女装男やドラアグクィーンらが招かれて子供たちに講演をしているところがある。LGBT理解増進法が通った今、こうした講演はあちこちで起きるだろう。そのうち学校の体育館で女装男が半裸でおどりまくるドラアグクィーンショーが行われ、保護者がしらないうちに子供たちがその「演技」を強制的に見学する羽目になるのだ。

そして女装男たちは思春期前の子供たちをドラアグに仕立て上げ卑猥な踊りをさせ、大人の男たちがそれを観て興奮しながら声援をおくるという構図が出来上がるのである。これは私の妄想ではない。すでにアメリカで起きていることだ。こちらで家族向けとされるドラアグショーの様子観られるが観閲注意。

もし同じようなパフォーマンスを大人の女性のストリッパーが子どもの前でやったりしたら、ましてやそれを学校だの図書館でやったとしたら、間違いなく非難囂々であろう。だがそれを女装男がやる場合は許されると言うこと自体おかしな話ではないか?

どうか日本でもアメリカやイギリスのような状態になる前に、こうしたイベントは潰して欲しい。

参考記事:

The Real Story Behind Drag Queen Story Hour | City Journal (city-journal.org)

Full article: Drag pedagogy: The playful practice of queer imagination in early childhood (tandfonline.com)

After drag queens, pedophilia is next – American Thinker

Pedophilia advocate admits conservatives are right: Yes, kid drag shows are sexual – LifeSite (lifesitenews.com)

Houston Public Library admits registered child sex offender read to kids in Drag Queen Storytime | khou.com


View comments (2)

保護者を中心に北米で増える反LGBTQ+活動

数日前、カリフォルニアのグレンデール市の教育委員会の前で二度目の抗議デモがあった。ほんの一週間前にも子供を守ろうという保護者達と、親LGBTQ+ANTIFA連中との小競り合いがあったばかりだが、今回は学校区が6月をプライド月間として正式に学校区の教育プログラムに入れることへの抗議デモだった。抗議者の中には「子供に手を出すな”Leave Kids Alone”と印刷されたTシャツを着てる人々も多くいた。前回と比べて今回はLGBTQ+教育に反対する人々の数の方が親LGBTQ+よりも圧倒的に多かった。また100人以上のグレンデール警察が出動したこともあり、抗議デモは比較的平和に終わった。

グレンデール市はロサンゼルス郡の一部であり、民主党で反トランプのアダム・シフ下院議員の選挙区でもある。市民の多くが民主党支持者であるが、アルメニアからの移民が非常に多いことでも知られている。アルメニア人たちは敬虔なキリスト教徒が多く文化的に非常に保守的である。

一方、アメリカよりもずっと過激な親LGBTQ+法があるカナダでも、最近モスレム移民やキリスト教徒らが団結して子どものへのLGBTQ+教育を抗議するデモをおこなったり、高校で生徒達が学校のLGBTQ+教育に抗議して授業を放棄するウォークアウトを行ったりした。

ここ数年、反LGBTQ+運動はカナダでもアメリカでも徐々に広がってきているが、過去一年特にその数が増えたように感じる。 これはLGBTQ+活動家の間でも感じられているようで、今日読んだこの記事、過激派グループによるヘイトが煽るアンチLGBTQ+運動増加の傾向を調べた調査結果がそれを如実に表している。この記事は見出しからも解るように親LGBTQ+側から書かれたものであるが、過去一年間にわたって反LGBTQ+と思われる抗議運動について詳しく書かれていて興味深い。

この調査はADL(The Anti-Defamation League)とGLAADという超過激派左翼のLGBTQ+応援団体によって2021年4月から2022年6月にかけて起きた反LGBTQ+抗議に関してまとめられた調査である。同調査によるとこの間に365件にわたるアンチLGBTQ+事件が起きたが、そのうちの約三分の一がドラアグショーに反対するものだったという。そして半分近くの49%が過激派団体と関わりのある個人によって行われたものであり、ほとんどが口頭による嫌がらせだが、40件は器物破損、11件が傷害だった。 これらの事件はワシントンDCからカリフォルニア、フロリダなど全国46の州から集計されたものである。

調査によれば、こうしたアンチデモは子供を手名付ける「グルーミング」や小児性愛「ペドフィリア」といったものに結び付けられる傾向にあり、191件の嫌がらせや器物破損や暴力はこれらに反対するという名目で行われたものだった。

ADLとGLAADはその調査において、「反LGBTQ+の 『グルーミング 』陰謀論は、LGBTQ+コミュニティの真の目的が児童への性的虐待を助長することであると偽っている」と指摘している。(強調はカカシ)

この例として去年の12月にオハイオ州のコロンブス市でホーリードラアグストリータイムというイベント会場となったキリスト教会へ続く道で行われた抗議デモを挙げている。記事によれば50人からの武装した人々が集まったという。集まった抗議者たちの中には「グルーマーズは歓迎しない」と書かれたサインを掲げていた人もいたそうだ。調査書にはプラウドボーイズやペイトリアットフロントやホワイトライブスマターなどといった「過激派右翼グループ」のメンバーも混ざっていたとあるが、正直私はこの調査書の信ぴょう性をかなり疑う。

右翼保守のグループが本当に集まったのかどうか疑わしかったので、この事件の起きた当時の様子を報道したAPの記事読んでみたところ、やはり思った通り事実はかなり違っていた。この教会でのイベントは土壇場でキャンセルされてしまったのだが、それは反対派によるデモが原因ではなく、教会内でパフォーマンスをするはずだったドラアグクィーンたちと、イベントの警備にあたるはずだったボランティアとの間で警察を呼ぶ呼ばないで意見が割れたことが原因だった。パフォーマーたちは警察の警備が無ければ不安だと言い、ボランティアたちは警察が来るのに反対したのだ。

ここでちょっと考えてみよう。普通まっとうなイベント主催者ならイベントに反対する「暴力的な」過激派がやってくると考えた時、警察の警部に反対したりするだろうか?

私がこれまでみてきたLGBTQ+活動家とその反対派との衝突では、警察の存在が希薄なため、大抵の場合活動家による一方的な暴力に一般市民(特に女性達)が圧倒されるものがほとんどだった。それを考えると警察が出動して困るのはアンチの方ではなく活動家の方なのである。いったいこのボランティアたちはどういう種類の人間なのだ?この調査書ではアンチのことばかり過激派と呼んでいるが、活動家にも悪名高いANTIFAのような過激派暴力団が混ざっていたのではないのか?

同調査書によれば138件がドラアグショーに抗議するものだったが、33件は学校や教育に関するものだった。そして23件は医療関係の施設や保険会社や基金などに関するものだったという。

同記事では故意に隠しているが、アンチが抗議を行う場合すべてに共通するものがある。それは子供への影響である。調査書では単にドラアグショーとしているが、反対派が抗議をしたのはただのドラアグショーではなく子供向けのきわどく性的なパフォーマンスである。また教育現場における抗議は、行き過ぎたLGBT+教育や男女共同トイレや更衣室や男子の女子スポーツ参加などに対してだ。そして医療関係への抗議は、未成年の性転換治療や手術に対しての抗議である。

去年の8月、ボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているというTikTok動画がきっかけとなり、ボストン病院は無数の爆破予告を受けたと言う。しかし私はこれも信じない。なぜなら調査書はボストン子供病院で子供の性転換治療が行われているとするTikTokの情報は偽情報だと決めつけているからである。これは読者諸氏もよくご存じのように嘘でもなんでもない。病院はTikTokの動画がアップされた後必死で削除したが、実は病院のウエッブサイトで子供の性転換治療を宣伝していたことが明るみに出ているのだ。だから私は病院側が爆破予告を受け取ったと言うのも全く信用していない。

調査書はオンラインにおいてもLGBTQ+の人びとへの中傷誹謗が増えているとしているが、我々ジェンダークリティカルへの(特に女性)に対する執拗なまでの嫌がらせや暴力や身元晒しなどを考えたら、彼等にどんな批判が集まろうと私には全く同情できない。もし彼等が受けたという誹謗中傷がヘイトスピーチだというなら、彼等が我々女性達にしてきた誹謗中傷も同時にヘイトとして批判すべきである。常に一方通行の批判になど私は耳を傾けるつもりはない。

ま、それはともかく、この調査書から学ぶべき大事な点は、一般市民は活動家達の一方的な活動を黙って指をくわえて見ているつもりはないということだ。調査書のいうような過激派右翼ではなく、ごく一般の市民が活動家の行き過ぎた子供への攻撃に反旗を翻したということだ。そしてその動きは活動家たちも脅威を感じるほど大きくなっているということなのである。

「子供に手を出すな!」

Leave Kids Alone!


Comment

LGBTQ+押し付け教育に反旗を翻すアメリカの若い世代

Tag:世論調査

「代名詞はUSAだ!」学校のプライドイベントに反抗する中学生たち、PTAが緊急会議

マサチューセッツ州バーリントン市教育委員会において先日の13日の夜、LGBTQ+界隈への支持に関して緊急会議が開かれた。それというのも、数日前に同学校区のマーシャル・シグモンド中学校で行われたプライドイベントにおいて、一部の生徒達が自分の代名詞はUSAだと叫びながらレインボー旗を引き下ろすなどプライド展示物を破壊したからである。‘USA are my pronouns’: Middle schoolers protest Pride decorations in Massachusetts school district | KOMO (komonews.com)

この事件が起きたのはプライド月間二日目のことで、同学校のスペクトラムクラブは学校の許可を得て校内にプライド旗をかざったが、一部の生徒たちがこれに抗議をして旗を引き下ろしたり展示物を破損したりしたという。

当日生徒たちはレインボーの服を着ることが奨励されていたにもかかわらず、赤白青の星条旗を彩った服や黒い服を着て登校。学校中を「私たちの代名詞はUSA!」と叫びながら練り歩いたという。

バーリントン教育委員会はこの「不寛容」な行為に対処するため父母らを集めて緊急会議をひらいたのである。

学校側は生徒達の行動が一方的に「不寛容」であるとか「ホモフォーブ」であると決めつけているが、なぜ生徒達が自分の代名詞はUSAだなどと言いたい気持ちになったのか、そこのところをよく考えるべきではないのか。確かに学校の許可を取った飾り付けを破損する行為はよくないが、同学校では先日の戦没者追悼の日に特別な展示物を飾ったであろうか?もし生徒達がその日に星条旗で構内をかざろうと提案したら学校側は許可しただろうか。

それにしても学校で普段から散々LGBT洗脳教育を受けているにもかかわらず、子供たちがそれに応じずに抗議をしたというのは非常に興味深い現象である。

ミシガン州の市議会全員一致で公共施設におけるプライド旗掲揚を全面的に禁止

市の住民の50%がイスラム教徒であるミシガン州のハムトラムック市議会は、木曜日3時間にわたる審議の末、全員一致で宗教の中立をまもるため市内の公共施設におけるプライド旗の掲揚を全面的に禁止する条例を通した。これはプライド旗に限らず、国旗や軍旗以外の宗教的な旗の掲揚を全面的に禁止するものだ。City votes unanimously to ban Pride flag to “respect the religious rights of our citizens” (msn.com)

左翼リベラル連中は普段は宗教と政治は別にすべきだと言っておきながら、LGBTカルトだけは特別扱いしろと要求する。プライド旗を許すなら南部軍の旗も許されなければならないはずだ。ことLGBTに関してはキリスト教徒よりイスラム教徒のほうがしっかり抗議している。

余談だが、先日プライドに完全に迎合していたキリスト教会に落雷があり、教会が全焼するという事故があった。神の怒りに触れたのかな?Pro-LGBT Church Destroyed After Act of God – Not Even Fact-Checkers Can Deny This One (ijr.com)

アメリカ世論、69%が女装男子の女子スポーツ参加に反対、2年前から5%増加

USAトゥデイ紙によると、最近行われた電話世論調査で、女子を自認する男子による女子競技参加に反対するアメリカ人が2年前にくらべて5%増えて69%となったという。Americans less supportive of transgender athletes playing for teams of their choice, poll finds (msn.com)

「ギャラップ社の年次調査「Values and Beliefs」から得られたこの結果は、アメリカ人がこの問題をトランスジェンダーの市民権というよりも、競技の公平性の問題として捉えていることを示唆している、と世論調査会社のシニアエディター、Jeff Jonesは述べた。

トランスジェンダーの選手が自分の性自認に沿ったチームでプレーできるようになることについては、トランスジェンダーの人を知っていると答えた人の間でも支持率が下がったとジョーンズは述べている。

同様に、トランスジェンダーの選手が自分の性自認に合ったチームでプレーすることを支持するアメリカ人は、2年前の34%から、わずか26%であることが調査結果で示された。」

いまやアメリカ人の1.6百万人がトランスを自認していると言われており、18歳未満ではなんと5人に一人がトランスだと自認しているという。この数はどう考えても異常だろう。やはり学校で子供たちに洗脳教育が行われていることの現れとしか思えない。

悪名高いLGBT団体のHuman Rights Campaign によると、共和党は次の選挙に先駆け、すでに各地の州議会で500以上の「反LGBT法」を提案しているが、そのうちのおよそ40が学校におけるトランス自認男子の女子競技参加を禁止するものだという。(トランスジェンダーが女子選手より有利であるという科学的根拠はないにもかかわらず、、と記事にはある)

女子自認男子の女子競技参不支持率のうちわけは、共和党(93%)無所属(67%)民主党(48%)となっており、支持率は全体的に下がっている。直接トランスジェンダーの知り合いがいると答えた人でも、トランスの女子競技参加を支持すると答えたのは30%で、2年前の40%よりも10%減っている。

ただひとつ支持率が増えた層は19歳から29歳の若い大人で、こちらは35%から41%へと増えている。このグループはトランスジェンダーを道徳的に受け入れられると答えた率が一番高い60%だった。

しかし全般的に性別を変えられるということが道徳的に受け入れられないと答えた率は55%で道徳的に受け入れられると答えた43%を大きく上回った。

20代の若者がトランスジェンダリズムを受け入れていることは将来非常に心配ではある。しかし同性愛結婚の時と違ってトランスジェンダリズムの悪影響は人々の生活に密接にかかわっている。昔はよく「マリーとベティーが結婚したからといってあなたにどんな悪影響があるの?」などと言われたが、ジョンがマリーになって女子スポーツに参加したらどんな悪影響があるかは一目瞭然である。スポーツに興味のない人たちは自分らには関係がないと思っているかもしれない。だが、エリート競技のキャリアを目指している若い少女や女性達にとってこれは全く他人事ではない。自分と無関係な人たちが結婚するとかしないとかとは全く度合いの違う問題である。

この世論調査には10代の子供たちの声は反映されていないので、彼等がどう思っているのかは分からないが、最初にあげた話のように、ジェンZと呼ばれる世代はミレニアムと呼ばれる20代よりも保守的な傾向があると言われている。なんといっても女子スポーツで一番の悪影響を受けるのはこの世代であるからそれも納得がいくというものだ。

付け足し:同じ世論調査のなかで同性愛を受け入れる感情がかなり減ったことも記されている。

2022年には71%だった同性間の関係が2023年には64%のアメリカ人が受け入れられると信じていることがわかりました。ゲイとレズビアンの関係に対する見解が7ポイント低下したことは、世論調査の対象となったすべての社会問題の中で最も急な低下となります。同性関係を道徳的に受け入れることは、63%の回答者が同性関係を “道徳的に受け入れられる “と答えた2019年以来の低水準に落ち込んでいます。

それでも、この世論調査は、同性関係が過去数十年に比べてはるかに好意的に捉えられていることを示しています。2012年には、54%のアメリカ人がゲイやレズビアンの関係を容認すると回答しました。2002年には、38%のアメリカ人が受け入れていました。同様に、6月5日のギャラップ社の世論調査によると、アメリカ人の71%が同性婚を支持しており、過去最高となりました。

関連エントリー:アメリカ人の大半はトランスジェンダー概念を拒絶している – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


View comments (4)

アメリカに存在する組織的差別とは何か?ヒント、黒人差別ではない!

私は何度か組織的差別とは何かという話をしてきたが、これは個人による差別ではなく、組織として一定の属性を持つ人々を差別することを指す。その定義でいえば、アメリカ社会で一番差別されている人種と言えば何と言っても東洋人である。

本日目にとまった記事、Asian-American student with 1590 SAT score rejected by 6 elite colleges, blames affirmative action (msn.com)「SATで1590点取ったアジア系アメリカ人、エリート大学6校の受験に落ちる、アファーマティブアクションが原因か」

SATというのは大学に行くための全国学力テストのこと。日本でいう共通テストだ。昔は1400点満点だったはずだが今は1600点満点になったらしい。この受験生はフロリダ在住のジョン・ウォング君18歳。彼の成績平均は4.65。Aが4点だから4.65ということは全科目オールAの上に更になにか別のことをやって加点されたということになる。もう高校生でこのレベルだったら、日本でいう偏差値72とかのレベルで、東大も楽勝ってところだろう。にもかかわらずジョン君は MIT, CalTech, Princeton, Harvard, Carnegie-Mellon そして U.C. Berkeleyすべてで落ちてしまった。そんなバカな。一体どんな点数取らなきゃ入れないんだ?

しかしジョン君は、もしかしてこういうことになるのではないかという警告はされていた。高校の進学指導の先生から東洋系アメリカ人は受験に不利だと言われていたのだ。調査によれば、ジョン君の成績だとこれらのエリート校に入れる確率は20%。しかしもし彼が黒人だったら95%の合格率だと言う。幸いにしてジョン君はジョージアテック大学に入ることができたので、一応満足しているという。

しかしアジア系の学生がエリート大学に入るのは非常に難しいというのはすでに何十年も前から言われていることだ。それというのもアジア系受験生は成績優秀な子が多いため、成績の良い順に入学させると学生の40~50%がアジア系で埋まってしまう。後は40%ぐらいが白人で残りの10%が黒人やラテン系といった構成になってしまう。大学側は学生の人種分布が人口分布を反映した者でなければならないと考え、それぞれの人種枠を作ってしまった。しかし人種によって文化が違うため人種枠で得をする人種と損をする人種が出来てしまった。そして損をするのは圧倒的に成績優秀な東洋系というわけだ。

現在にアメリカで東洋系の人口は僅か7.1%で、黒人の14.2%の1/2である。ラテン系となるとその差はもっと開く。しかし伝統的に東洋系の進学率は黒人やラテン系に比べて圧倒的に多い。いくらアファーマティブアクションで黒人やラテン系の志願者を募ってもその枠すら埋まらないというのが現状なのだ。だからこの人種枠がいかに東洋系や白人に対して不公平なシステムであるかがわかるというもの。

それで公平な大学入学システムを目指して、Students for Fair Admissionsという組織が出来た。この組織の目的は一つ、人種による入学審査をやめさせることだ。そしていままさに人種別入学審査の違憲性を巡って最高裁で審議が行われている。

この問題に関しては過去にもいくつか訴訟が起きている。そして2003年Grutter v. Bollinger裁判で入学審査に人種を考慮することは違憲ではないという裁断が下っている。

しかし20年後の今日、東洋系アメリカ人が大学に入るのはどんどん難しくなっている。プリンストンレビューという大学受験生に受験に関するアドバイスをしている会社によると、多くの大学は学生に東洋人が「多すぎる」ことに懸念を抱いているのだという。同社の発行した受験の手引きの本において、東洋系アメリカ人は明らかに不利であるため、受験の際に気を付けることとして、受験申し込み書に写真を張らないこと、人種に関する質問に答えないこと、受験に必要な作文のなかで東洋系文化とアメリカ文化などという二つの文化の話をしないといった注意事項を記載している。

以前にサンフランシスコ在住の邦人の方が言っていたが、就職の際にも、名前も苗字も東洋系だと不利になるため、ファーストネームは英語名に変えている人が多いそうだ。確かに東洋系の人は名前が英語の人が非常に多い。

昔は同じようなことがユダヤ系の学生でもあり、ユダヤ人移民は子供の名前をイギリス風の名前や新約聖書の中から選ぶことが多かったそうだ。


Comment

プライド月間、全国各地の学校区でおきる父母たちによる抗議デモ

数日前(6月3日)、ハリウッドの学校区でLGBT教育に抗議する父母たちがデモをし、ANTIFA連中が集まって大騒ぎになった話ロサンゼルス、小学校のLGBTQ+教育に抗議する親たち – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)だが、今度は同じロサンゼルス郡のグレンデールの教育委員会会議場の前で数百人という父母たちが集まり、またもやANTIFA暴徒が現れ、警察も出動して何人も逮捕されるという大騒ぎが昨晩起きた。またメリーランド州のモンゴメリー地区でもLGBTに関する授業への強制参加に反対する父母たちがやはり数百人集まってデモ無論ANTIF暴徒が暴力を振るうという何時もの構図。

これらのデモで共通している点は、デモの主催者は一般の父母たちであること、父母の多くが移民一世で宗教心の強い地域であることだ。ハリウッドの場合はメキシコ系のカトリック教徒たち、グレンデールの場合はアルメニア系オーソドックスキリスト教、モンゴメリーの場合はイスラム教である。興味深いのはこれらのデモが非常にリベラルなマリーランド州やカリフォルニア州でおきたということ。モンゴメリーは2020年に全国で初めてLGBT法を通した市でもある。

アメリカの公立学校では宗教と政治の分離とかで聖書の持ち込みを禁じているところも多いなか、LGBTQ+α教育を強制的に行うというのはそれころ違憲なはずだ。アメリカの憲法補正案第一条は言論の自由と共に宗教の自由も保障している。それは政府が国教を作って国民に強制してはならないという内容だ。にもかかわらずバイデン政権はLGBT宗教を設立しそれを学校や企業を通じて国民にごり押ししているのである。

プライド月間ということで、全国あちこちで家族向けという名目でプライドバレードだのドラアグショーだのといったイベントが開かれているが、その内容はおよそファミリーフレンドリーなどというものではない。幼児の前で裸同然の男たちがサドマゾ演技をしてみたり、同性愛行為を描写した歌を歌うなどやりたい放題である。

しかし私には希望が見えて来た。バドライトのボイコットが大成功だったこと、ターゲットはじめ多くの小売店がプライド商品を隠し始めたこと、アメリカ海軍や大リーグやその他の企業がプライド月間中にと虹色に変えたロゴを一日で元に戻してしまったこと、こういう時には積極的になるはずのグーグルですらプライド関係のロゴに変えていないこと(もともとグーグルロゴは虹色ではあるが)などから、多くの企業が人々の怒りに触れてバドライトやターゲットの二の舞を踏むまいと戦々恐々としているのだ。

これまでにも、WiSpaの件で抗議に数十人の人が集まるとか、イギリスの女性運動かポージー・パーカーが集会を開くとかということが小規模で行われては来たものの、今年に入ってからの反LGBTQ+α運動の勢いは、これまで見たことがない。

昨日マット・ウォルシのポッドキャストで、ペンシルベニア大学で悪名高い女性自認男リア・トーマスのチームメイトだったという女性が名乗り出てインタビューを受けていた。彼女は在学中、男子が女子チームに入るのなんておかしいと思いながらも、そう思っているのは自分ひとりなのではないか、そう思うこと自体自分がおかしいのではないかと、自分の観念を疑わせるような洗脳が行われたと証言んしていた。

ウォルシは、TRA側は我々を孤立させ、常識的判断を疑わせようとすると語っていた。まさにガスライティングである。

だから大事なのは多くに人々が自分は一人ではないと感じることだ。あちこちの州で行き過ぎたLGBT教育を禁止する法律が通ったり、男子の女子競技参加が禁止されたり、こうやって父母たちが団結して教育委員会に抗議する様子などを見ることは非常によいことだ。

私は一人ではない。おかしいのは私ではなく敵のほうなのだ。


Comment

ロサンゼルス、小学校のLGBTQ+教育に抗議する親たち

最近のバドライトやターゲットのボイコットで、一般のアメリカ人が行き過ぎなLGBTQ+の活動を押し返す動きが見えて来たお話をしてきたが、昨日興味深い記事を読んだ。それはカリフォルニアはロサンゼルスの小学校教育を巡って父母たちがデモを行ったという話である。こちら朝日新聞の記事より。サイトには動画もある。写真はトルコのメディアTRTWorld@trtworldから引用。

アメリカ・ロサンゼルスの小学校で、幼いうちからLGBTQへの理解を深めるべきかを巡って保護者が衝突し、警察が出動する事態に発展しました。  LGBTQ早期教育の反対派:「市の教育委員会は子どもを性暴力に近付けるな!」  6月はプライド月間としてLGBTQへの理解を促進するイベントが世界中で行われ、ロサンゼルスでは性の多様性を描いた本を小学生に読ませる予定でした。  これに一部の保護者が「家庭で教えるべき」と反発し、LGBTQ運動を支持する保護者と衝突して、警察が出動しました。  アメリカでは共和党から大統領選へ出馬表明したデサンティス候補を筆頭に、LGBTQ運動に反対する動きが活発になっていて、対立が教育現場にまで波及した形です。

Image

Image

Image

Image

記事には書かれていないが、暴力を振るったのはトランスジェンダー活動家の方であるのは先ず間違いはない。興味深いのはこのデモがカリフォルニアはロサンゼルスで起きたということだ。ご存じのようにフロリダと違ってカリフォルニアは超リベラルな州で知事はじめ議会はすべて民主党が牛耳っている。そんな地域ですら、保護者たちはこの行き過ぎたLGBT教育にいい加減嫌気がさしているのである。

こちらにローカルニュースのビデオがあった。これを見るとわかるが、子供にLGBT教育をするなと言ってる方のグループはどう見ても普通のお父さんやお母さんだが、LGBT側は親とは思えない人が多い。

前回もちょっとお話したが、昨日私はロサンゼルス近郊にあるショッピングモールまで出かけて行き、プライド月間を支持していると言われている小売店をいくつか回ってみた。問題のターゲットにしてもバーンズ&ノーブル(大型チェーン書店)にしても、申し訳程度のプライド関係の展示があるにはあったが、私のように探していた人以外は気が付かない程度の非常に地味なもので、多分一般の人の目にはとまらなかったと思われる。昨今のボイコットを恐れて自分らもバドライトやターゲットの二の舞を踏まないように小売店は気を付けているのではないかと思われる。

ところで日本で今話題の理解増進法だが、そのなかでも学校教育に関する項目がある。今取りざたされているのはトイレやお風呂のことばかりだが、実は学校教育への「理解増進」とはどういう内容なのか、日本の皆様もよくよく気を付ける必要がある。そうでないと今アメリカで起きていることは近い将来日本でも必ず起きる。


Comment

セックスワーク(売春)は仕事じゃない

先日歌舞伎町タワービルにある男女共同便所がトーヨコキッズと呼ばれる立ちんぼ娼婦たちのたまり場になっているという記事を読んで心が痛んだ。「未成年も」「8割はホストへ」歌舞伎町の「交縁女子」はなぜ合法店舗で働けないのか…広まる低年齢化。これらの少女たちは未成年が多く、しかも稼いだお金はホストやコンカフェ(ってなに?)や地下アイドルの男たちに貢ぐのがほとんどで、暮らしに困って道に立っているという悲惨な状況ではないらしい。この子たちは売春を卑しき行為とは思っていないようだ。

なぜかわからないが昨今左翼の『フェミニスト」とかトランスジェンダー活動家らがSex work is workとか言ってセックスワーク(売春)は立派な仕事だというのをよく聞くようになった。My body my choice(私の体、私の選択)でも同じだが、こういうスローガンをがなり立てる女たちは本当に馬鹿だと思う。彼女たちは何もかも自分の選択だと思ってるらしいが、結局稼いだ金は自分のことを屁とも思っていない男たちの手に渡ってしまうのだ。

女に売春させて稼ぎをピンハネする男のことを何と呼ぶか、そう、ヒモである。アニメキャラみたいな髪型をして趣味の悪い派手な背広をきてじゃらじゃらと宝石を付けた手を振り回すのは、どれだけ金を儲けていようがヒモに変わりはない。そうして若い子をたらしこんで風俗店に紹介する人間を何と呼ぶか、ブローカーなどとカタカナ英語つかっても、結局はただの女衒だ。娼婦より下の蔑むべき者たちだ。

私は仕事に貴賤はないという意見には賛成だが売春は仕事じゃない。少なくとも若い少女たちに、いざとなったら身を売ればいいのだなどと思わせてはいけない。あくまでも売春は卑しい行いであるというイメージを崩してはいけない。そうでないと、ホストや地下アイドルに貢ぐためなどと言ういい加減な理由で気軽に売春をする少女たちが減らないからだ。

売春自体は大昔からあるし立ちんぼも昔から居た。根絶は不可能だろう。しかし未成年の子が自分から進んで売春をするなどということは減らすことは出来ると思う。そのためには、ホストクラブやコンカフェへの未成年者の立ち入り禁止や、地下アイドル営業の規制といった法律も必要だが、それと同時に売春に対する少女たちの考え方を変えさせる必要がある。

私の若い頃(昭和50年代)の話をして、当時の女学生たちは結婚するまで純潔を守ることが当然だと思っており、高校生くらいですでに性行為経験のある女子たちのことを軽蔑していた。未婚の母などとんでもないと思われていた。ましてや売春をするなんて考えもつかない概念だった。私たちはいまやその時代に戻るべきだと思う。家庭でも学校でもそういう教育を再びすべきだ。

いやいや、カカシさん、そんなこと言ったって時代が違いますよ、いくら家庭や学校でそんなことを教えても子供たちは好き勝手なことをするのだから無理ですよ、とおっしゃるかもしれない。だがそうだろうか?今の子供たちがセックスに対して気軽な考えを持っているのは誰かに若い頃からの性行為は普通だと教え込まれたからではないのか?

家庭や学校での教育が子供たちの行動に全く影響を及ぼさないというのであれば、何故左翼教育界は子供たちにやたらとLGBTQ+教育をするのだ?何故教材に同性愛奨励のポルノ本を使ったりするのだ?学校でLGBTQ+教育が盛んになったのと同時に、自分はLGBTQ+のどれかに属していると考える10代の子供たちが極端に増え、アメリカでは自分がLGBTQ+だと自認する子が全体の過半数もいるという現状を考えてみてほしい。あきらかに子供たちは学校教育に強く感化されているのだ。

ここまで子供に影響力のある学校教育をもっと良い方向へむけたらどうだろうか?フリーセックスを奨励する教育ではなく、純潔の尊さを唱える教育をしたらどうなのか?

結婚はしない人もいるし晩婚の人もいるので、結婚するまで純潔を守れというのは無理な要求だろう。しかし少なくとも、セックスは一番大切な人のために取っておくべきであり、万が一妊娠した時に当事者二人で責任を取れる歳になるまではやたらに性行為に及んではならないということを教えることは大切だ。

もちろんそんな教育をしたからと言って全員が言うことを聞くわけではない。私の時代でもすでに性行為をしていた同級生も居たし、未婚のまま妊娠して子供を産んでしまった子もいた。大事なのはすべての子を救えなくとも、大多数の子供たちが大人になるまで純潔を守ることが理想だと理解することだ。男女共に自分の体は大切にすべきなのであり、むやみやたらに裸の写真を付き合っている子に送ったりしてはいけないこと、また相手にそれを求めるのは相手の尊厳を冒涜する行為なのだと理解することだ。

子供には既存の規則から多少外れたいと思う傾向はある。しかし基盤となっている道徳観念が非常に保守的であった場合、そこから多少外れたとしてもそこまで過激な行動には至らない。だがもしも基本の道徳観念が非常にリベラルだった場合、つまりフリーセックスもゲイセックスも普通であり何歳から始めても良いというようなものだったら、その基準よりもさらに過激な道に外れるとしたら売春に行きつくまでさほどの障害はない。ましていあセックスワークイズワークなどと言ってしまったら、もう子供たちが売春をしない理由がなくなってしまう。セックスワークイズワークなら、パパ活の何が悪いのか、たちんぼの何が悪いのか、という理屈になってしまう。

もちろん家庭や学校でいくら純潔を唱えても、ネットやメディアにはセックスが溢れている。昔と違って子供でもスマホですぐにそんな内容を観ることが出来てしまう。だから家族は余り小さい子にはスマホを持たせないなどの工夫が必要だ。

もし本気で未成年の売春を減らしたいのであれば、家庭や学校でともかく売春の悪について教えていくしかない。教育の場で奨励しておいて売春が増えていると嘆いてみてもしょうがない。

*******************

昔の話と言えば、これはツイッターで誰かが言っていたのだが、日本社会は昔のように独身の女性の職業選択のなかに家事手伝いを取り戻すべきなのではないかという提案。男性と違って女性は必ずしもキャリアを目指す必要はない。学業にも仕事にも向かない女性もいるだろう。だったらそういう女性は実家で花嫁修業をして良い縁談を見つけてさっさと結婚してしまったほうがいいのではないか、とその人は言っていた。あまり頭のよくない女性が高卒でやたらに都会に出て一人暮らしなどするからおかしな男に捕まるのだ、というのがその人の理屈だった。ちょっと口は悪いが、その論にも一理あるなと思った。


Comment

ネットにはびこる恐ろしいトランスポルノに娘たちを洗脳された親たちの苦悩

私は最近、当事者の生きずらさだの、女子トイレを使えない苦しさだのといった話を読むと吐き気がする。何故ならこの人たちの話はいつも自分中心であり、自分の気持ちが傷つかないように周りが腫物でも触るかのようにふるまわなければいけないという勝手な理屈だからである。この人たちは自分の決断が周りの人間をどれだけ傷つけているか解ってない。思春期の子供たちが突如としてトランスジェンダーだと言い出した親たちの苦悩などまるで解っていないのだ。

本日はトランスジェンダリズムに子供を奪われた二組の親たちの話をしよう。以前にもこうした話は紹介しているが、これは非常に大事なことなので読者諸氏にも知っておいてもらいたい。さっきツイッターでこの話をちょっとしたら、日本の方から私の周りでそんな話は聞かないし、日本では心配ないと思うといって居る人がいた。しかしどうか解ってほしい。そんな考えは甘いのだ。トランスジェンダーを理由にLGBT差別など全くない日本で女子専用トイレがどんどん消されている現実を考えてほしい。インターネットに国境はない。油断をしていると日本でも絶対に同じことが起きる!

疑う余地のないトランスジェンダーとポルノの深い関係

最初の話は、インターネットにはびこるトランスジェンダーポルノに思春期の娘を洗脳されたという女性の話。彼女の娘は思春期女子の間で流行している急進性性同一性障害[Rapid Onset of Gender Dysphoria (ROGD)]を患っている。母親にしてみれば娘のROGDは青天の霹靂だった。ある日突然娘は男の名前を名乗り、少女の服をすべて捨て、髪を短くし、チェストバインダー(バストを平らにするさらしのようなもの)なしで外出しなくなった。しかし娘が自分はトランスだと言い出すまでには二年間にわたる綿密な洗脳があったのだと母親は語る。

ROGDの少女たちは幼い頃から自分を異性だと思っているわけではない。そしてこれは少女たちが自ら選んでそうなるわけでもない。

「むしろ、インターネットや仲間内で、手入れされた植物のように、慎重に製造され、育てられるのです。きれいな鉢を置き、土を入れ、種を植え、丁寧に水を注ぎ、鉢を日光に当てて、強く大きく成長させます。彼女の性格は、不機嫌で、闘争的で、無関心なものに変化します。彼女はもはや陽気ではなく、トランスであることに関連しない限り、何事にも興味を示さなくなります。」

母親は娘がどのように洗脳(グルーミング)されていったかを詳しく説明する。

始まったのは娘が13歳の頃だった。これはROGD患者には珍しいことではない。娘はよく友達と遊ぶ時にリーダーシップを取ることから友達から男の子っぽいとからかわれたことから始まった。娘の生理が始まったのもこの頃だ。特に彼女の生理は重く、大人の女性へと変わっていく自分のに不快感をもっていた。昔ならこのような思春期の不快感はごく普通のこととして扱われたが、インターネットではトランスジェンダーの始まりと扱われる。

7年生(中学一年)の時、学校の性教育授業の後、十数人の女生徒たちは彼女の家に集まり、自分がどのLGBTQ+αのカテゴリーに属するかと話始めた。それぞれの子が自分はレズだのパンセクシュアルだの言い出したが、娘はレズかパンセクシュアルだと言った。自分はシスだと言った5人の少女たちは、他の少女たちから「ベイシック」と言ってバカにされたという。

この会話を心配した母親は学校主催の「セックストーク」というセミナーに参加した。その中でジェンダーは流動的だが不動である、ジェンダーには46種類ある、自己紹介の時には代名詞をはっきりさせるべきなどといったもので、母親はこの矛盾だらけのセミナーで色々質問したが、他に誰も質問する人はなく、雰囲気で黙らされた。

娘は8年生(中二)になると成績が落ち始めた。娘は自分は少年だと自称する年上の女の子に執着しはじめた。母親の心配は募った。それで母親は娘の持っている携帯やiPadなどを調べ始めた。だが最初は特におかしなものは見つからなかった。しかしある晩、娘がパニックに陥り、娘は母親に悩みを打ち明けてくれた。その時娘は母親に自分が参加しているすべてのソーシャルメディアのパスワードを母に教えた。

母親はこれらのサイトを検索するにあたり、胸が悪くなるほど気色の悪いものばかりで、肉体的に病気になっていくほどショックを受けた。

娘の好きな子は娘より3歳年上の男子自認の少女で、彼女は娘にディルドを使って自慰をしている10分間のビデオを送っていた。その子は娘にフィスティングを含む多々のセックスのしかたについて数人の13歳少女たちとオンラインチャットをしていた。この子は子供の頃に性虐待を受けたという話もしており、公演で出会った見知らぬ人と大麻を吸ったり性行為に及んだことなども話していた。

幼い少女たちはこの年上の少女を聖人のようにあがめていた。そして彼女の言葉に一語一句聞き入り果てしなくつづく麻薬に酔って踊ったり、英雄のコスプレをして股間を誇張したり、麻薬の話をするティックトックビデオに見入っていた。娘は年上の子の好むものはすべて好むようになった。

どうりで娘は別人のようになってしまったわけだ。娘のすべての機器にはどれも暴力的なゲイポルノやアニメポルノが保存されていた。またポルノ書籍のサイトではSM書籍の記録があった。

13歳の娘はこんな恐ろしい蜘蛛の巣に囚われてしまっていたのだ。

娘はペニスの絵を壁や靴などあちこちに描くようになった。

母親は娘のチャットグループにアクセスしてみた。そこでは国中あちこちから聞いている若い少女たちに裸の写真をネットにアップするように促されていた。「心は男の子なんだから女の子の身体はあなたのものじゃない。お金のために売ったからってどうってことはない」などとアドバイスを受けた女の子たちが裸の写真を晒し、大人の男のパパを探して欲しいものをアマゾンから買ってもらうようにとまで示唆されていた。ただ、顔を出すと身元がばれるので身体だけにするよう気を付けるようにというアドバイスまであった。

母親は娘がティックトックでフォローしている子たちをすべて観てみた。そこにはMtFyaFtMや14歳くらに若い女の子たちが乳房振ったり舌でオーラルセックスの真似をしたりしていた。ネットで人気を得たい少女たちはどんどん過激な映像をあげ、大人の男たちや捕食者たちのフォロワーを増やしていった。

娘の携帯には大人の男たちの名前もあり、どこの誰ともわからない州外の人たちの名前が沢山はいっていた。

ついに母親は子供から携帯を奪い、インターネットへのアクセスを禁じた。ネットに繋がらない新しい携帯を娘に買い与えたが、娘は親の目を盗んで友達から古い携帯をもらったりして反抗した。

今15歳になる娘のトランスアイデンティティーが自然に起きたものだと言えるだろうか、と母親は問いかける。

教えてほしい。今15歳の娘のトランスアイデンティティは自然に発生したものでしょうか?トランスジェンダーとしてのアイデンティティは、正真正銘、本当の自分なのでしょうか?自分が本当は男の子であるという彼女の自己実現は、祝福されるべきものなのでしょうか?あなたも私も良く知っているように、彼女は、幼い弱い子どもを食い物にする人たちによって、意図的にゆっくりと、計画的に変容させられたのです。

母親はまた娘の部屋に隠されていた携帯を発見した。娘はインターネットにアクセスさせてくれるなら、普通の女の子に戻ると言っている。娘は単に18歳まで時間稼ぎをしているだけなのか、本気で脱トランスする気なのか母親には解らない。今後どうしたものなのかもまだわからない。ただはっきりしていることは、ROGDは自然になるものでも真実でもない。誰かが種を植え、誰かが水をまき、誰かが太陽にあてて注意深く育て上げたのだ。

そして子供たちは不慮の犠牲者たちなのだ。

我が子の性転換を親に隠した学校

二つ目の話は17歳の娘が、学校で自分の名前を男の子に変えて呼ばれるようになり、代名詞も彼を使うようになっていたのを、学校が母親に知らせていなかったという話。

突然学校から電話がかかって来て娘の社交的性転換を聞かされた母親は、学校へ赴き、娘のトランスアイデンティティーを肯定することはできないという話をしたが、すでに学校側は親を説得するムードだったという。

母親は娘には自閉症の毛があり、このような扱いは娘にとって良くないことだと思っていた。

この子も最初の話と同じで幼い頃に性違和など全く持ち合わせていなかった。親は思春期についても娘に話、娘は特に不快感を見せなかった。しかし娘には色々と複雑な精神疾患があった。

娘が12歳の頃、母親と娘はそれまで住んでいた家を出て新しい地域に引っ越した。これによって娘は親に反抗的になり、時々暴力を振るったりもした。この手記で母親は語らないが、多分離婚して母親が娘を引き取ったのだろう。

娘は部屋に引きこもり自分の電子端末に釘付けになっていった。母親は四苦八苦して娘を部屋からだそうとした。一時はワイヤーレスのラウターを車に隠したりした。

娘は13歳ごろから自分の性指向の話を始め、特に誰を好きになったこともないので、自分はバイセクシュアルかエイセクシュアルなのではないかと言い始めた。母親は何であっても構わない、そのうち分かることだから急いで決めることはないと宥めた。

14歳になると、今度は自分はジェンダーフルーイドだとか、そしてノンバイナリーとか言い出した。そしてそのうち他の中性的な名前で呼んでほしいといいだした。しかしそれにはすぐに飽きて、そのうち男の子の名前を考え出した。

母親は娘のジェンダー混乱について理解を示そうとはしたが、男の子の名前で呼ぶことはしなかった。娘がそれに怒ったので、名前ではないハニーと言った言い方に変え代名詞は使わないようにした。

高校2年生の時、娘は友達に自分はトランス男だとカムアウトしたと告げ、学校における自分の名前を正式に変えてもいいかと聞いた。しかし未成年でそのようなことをするのは娘のためにならないと思った母親は大人になってから変えるならよいと言った。

しかし娘が学校で名前を変えるのは18歳以上の証人が居ればすむことだった。母親は大学に行くようになったらどんな名前で呼ぼうとかまわないが、今は未だしないでくれと嘆願した。

母親は学校にも相談に行ったが、学校側は子供の意思を尊重すべきだといって母親の心配をとりあわなかった。それだけでなく、なんと学校側はソーシャルサービスに母親を通報したりした。

そして娘は母親をトランスフォーブだ偏狭者だと呼び、トランスジェノサイドに加担しているなどといってなじった。

母親は娘がどのように自分を表現するかは自由であり、それを支持すると言った。しかし「あなたが男の子だという振りはできない。私はそこで線を引くわ」と言った。

ソーシャルサービスは、これは所が口を出す事件ではないと判断したが、一応マーメイドのガイドラインには外れていると学校に連絡した。マーメイドはすでに学校のガイドラインでは使わないことになっているにもかかわらずである。

二週間ほど前、母親は学校から彼女が学校に述べた苦情をすべて却下するという連絡をうけ、娘のトランスアイデンティティーを肯定し続けると告げられた。学校は母親と娘の関係を悪くしようとしているように思えた。

学校は、この子にとって唯一安全で幸せな場所だと言われました。私は悪夢のような日々を送っており、何をするにしても、子供を失敗させるか、私たちの関係を壊してしまうかのどちらかのリスクがあると感じています。この状況を打破し、彼女が本当に必要としている助けを得ることができることを願っています。そうすることで、彼女は自分が何者であるか、何を望んでいるのか、納得できるようになると思います。

 

子供をトランスジェンダリズムに奪われた親の話はどれも似たようなものだ。自分の子供だけは大丈夫だと思っていたとしても、12~3歳の子供が外へもでずに部屋に閉じこもってスマホばかりいじくりまわしていたら、大人は非常な警戒をすべきである。この小さな端末から恐ろしい魔の手が伸びてきて、子供の心を虜にしているかもしれないからだ。


Comment