最近のバドライトやターゲットのボイコットで、一般のアメリカ人が行き過ぎなLGBTQ+の活動を押し返す動きが見えて来たお話をしてきたが、昨日興味深い記事を読んだ。それはカリフォルニアはロサンゼルスの小学校教育を巡って父母たちがデモを行ったという話である。こちら朝日新聞の記事より。サイトには動画もある。写真はトルコのメディアTRTWorld@trtworldから引用。

アメリカ・ロサンゼルスの小学校で、幼いうちからLGBTQへの理解を深めるべきかを巡って保護者が衝突し、警察が出動する事態に発展しました。  LGBTQ早期教育の反対派:「市の教育委員会は子どもを性暴力に近付けるな!」  6月はプライド月間としてLGBTQへの理解を促進するイベントが世界中で行われ、ロサンゼルスでは性の多様性を描いた本を小学生に読ませる予定でした。  これに一部の保護者が「家庭で教えるべき」と反発し、LGBTQ運動を支持する保護者と衝突して、警察が出動しました。  アメリカでは共和党から大統領選へ出馬表明したデサンティス候補を筆頭に、LGBTQ運動に反対する動きが活発になっていて、対立が教育現場にまで波及した形です。

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記事には書かれていないが、暴力を振るったのはトランスジェンダー活動家の方であるのは先ず間違いはない。興味深いのはこのデモがカリフォルニアはロサンゼルスで起きたということだ。ご存じのようにフロリダと違ってカリフォルニアは超リベラルな州で知事はじめ議会はすべて民主党が牛耳っている。そんな地域ですら、保護者たちはこの行き過ぎたLGBT教育にいい加減嫌気がさしているのである。

こちらにローカルニュースのビデオがあった。これを見るとわかるが、子供にLGBT教育をするなと言ってる方のグループはどう見ても普通のお父さんやお母さんだが、LGBT側は親とは思えない人が多い。

前回もちょっとお話したが、昨日私はロサンゼルス近郊にあるショッピングモールまで出かけて行き、プライド月間を支持していると言われている小売店をいくつか回ってみた。問題のターゲットにしてもバーンズ&ノーブル(大型チェーン書店)にしても、申し訳程度のプライド関係の展示があるにはあったが、私のように探していた人以外は気が付かない程度の非常に地味なもので、多分一般の人の目にはとまらなかったと思われる。昨今のボイコットを恐れて自分らもバドライトやターゲットの二の舞を踏まないように小売店は気を付けているのではないかと思われる。

ところで日本で今話題の理解増進法だが、そのなかでも学校教育に関する項目がある。今取りざたされているのはトイレやお風呂のことばかりだが、実は学校教育への「理解増進」とはどういう内容なのか、日本の皆様もよくよく気を付ける必要がある。そうでないと今アメリカで起きていることは近い将来日本でも必ず起きる。


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