私が住むカリフォルニア州は言わずと知れた民主党支持州であるが、最近多々の郡の学校区でLGBTQ+関係の教育に関して保護者達から苦情が殺到しており、正常な学校区の教育委員会がどんどんと過激な虹色教育を辞める決議を通している。

その一つとしていくつかの学校で虹旗を禁止することが検討されているという。今週になって二つの学校区でいくつかの旗が禁止されることになり、その中に虹旗も含まれている。近年、全国的に学校における様々な旗の掲揚が禁止されているが、どれか一つを優遇しても問題であるため、軍隊と政府の旗以外はすべて禁止する傾向が強まっている。

しかしLGBTQ+活動家の間では、これは単に虹旗を禁止するための口実だと主張する。

ニューヨーク市のギルバート・ベイカー財団の共同設立者で、プライド旗の生みの親にちなんで命名されたLGBTQ擁護団体であるジェイ・ブロッチャー氏は、「少し分析すれば、彼らの真の目的がレインボーフラッグを禁止することであることが明らかになった」と語った。「彼らはレインボーフラッグを禁止するために、他のフラッグも禁止しようとしている」とブロッチャー氏はUSA TODAY誌に語った。

活動家の間では虹旗の禁止はLGBTQ+や批判的人種理論(CRT)を禁止するのと同時に行われていると語る。確かに虹旗はLGBTQ+のシンボルであり、子供たちの校内でBLMや虹旗が大々的に掲げてあるような学校ではそうした教育がされていると考えるのは自然である。

以前から何度かご紹介しているように、カリフォルニア各地の学校区で生徒が学校でトランスジェンダーであると意思表示をした場合には学校側で異性の名前を使ったり服装を指せたりする前に保護者に連絡する必要があるという方針を打ち出すところが増えている。ギャブン・ニューサム州知事は必死にその方針を覆そうとしているが、すでに潮目は変わった。今後虹旗を禁止しLGBTQ+教育やトランスジェンダー方針を変えていく学校が増えていくことだろう。

ニューサム知事、法廷判決に抵抗してホームレスキャンプの撤去を強行か

話は変わるが同じカリフォルニア州のニュースなのでちょっと付け加えておこう。サンフランシスコ市は去年から日に日に汚く危険になっていくサンフランシスコのホームレスによる違法野宿を一掃しようと試みてきたが、ホームレスの市民団体が法廷に訴え、連邦裁判所は一時的に政府による野宿撤去を停止する命令を出している。これに対処すべくニューサム知事はSF市を応援するアミカスブリーフという提訴を法廷に提出する予定だという。

サンフランシスコは膨れ上がるホームレスによって衛生面でも治安の面でも酷い状態となっており、ダウンタウンにオフィスのある人々は職場に出勤できず、ずっと在宅勤務の状態である。これによってビジネス街もショッピング街もまるでゴーストタウン。このままではサンフランシスコは崩壊してしまうだろう。


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