今日の読売新聞でエンジンのない小型船で漂流していた北朝鮮軍の兵士二人が北朝鮮側に送還されたという記事を読んだのだが、記事の内容よりもついていた写真に驚いてしまった。
送還される北朝鮮兵の左右にアメリカ兵と韓国兵が一緒に付き添いで歩いているのだが、その体格の差はあまりにも劇的で、まるで大人と子供のようだ。アメリカ兵が北朝鮮兵より大きいのは人種が違うから仕方ないとしても、同じ民族の韓国兵の体格の良さに比べて北朝鮮兵の貧弱な体はなんだろう。よっぽど栄養が足りないのではないかと思ってしまう。
この朝鮮兵が特に小さいのかもしれないが、2005年の北韓人権市民連合の国際会議報告書によれば、脱北者の難民を対象にした調査によると、北朝鮮の17歳の男児の平均体重はたった42.6kgだという。
北朝鮮の最近の状態を考えると給料をもらっているはずの兵士ですら食料が十分に採れてないのではないかと判断できる。下記の写真は縮小版だが、元記事のリンクへいくと拡大判をみることができる。

北朝鮮の兵士

韓国側から送還される北朝鮮兵(中央)と、つきそいの米韓軍人

 【ソウル=福島恭二】聯合ニュースによると、在韓国連軍司令部は27日、北東部の江原道束草沖で韓国軍に救助された北朝鮮軍の兵士2人を板門店を通じて北朝鮮側に送還した

 2人は10代後半。9日夜、エンジンのない小型船で漂流していたところを韓国海軍に救助された。手足に凍傷などがあり、韓国軍の病院で治療を受けていた。板門店では、1人は担架で搬送されたが、残りの1人は歩いて北朝鮮側に渡った。


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