大事な同盟国を足蹴にするオバマ王

先日、オバマ王は来米したイスラエルのベンジャミン・ネタニエフ首相を会食場に通したままほったらかしにし、合同記者会見も行わないという前代未聞の態度をとったばかりだが、イスラエルのみならず、オバマ王における同盟国への無礼きわまりない態度は悪名高い。
チャールズ・クラウトハンマーが、最近のオバマ王政権による同盟国に対するそうした失礼な態度を特集している。
まずイギリス。イギリスと言えば、独立戦争後アメリカにとって最大の友となった同盟国である。ところが、オバマ王は大統領に就任早々、イギリスから友情の印として贈呈されていたチャーチル首相の胸像をイギリスに送り返した。そしてブラウン首相が来米した際も、ほぼ盲目の首相にリージョンも合わないアメリカ映画のDVDセットをみやげに持たすという子供でもしないような非常識な態度を示した。エリザベス女王に関してはオバマは自らの演説テープを送るという信じられないことをやっている。
ま、そのくらいは単にオバマが礼儀知らずの田舎者だというだけで済むかもしれないが、この間などは、国務長官のクリントン女史がフォークランド島の所有権についてイギリスはアルゼンチンと交渉すべきだなどと言ってイギリスの顔に泥を塗った。フォークランド島はもともとイギリスの植民地であり、それをアルゼンチンが武力で占領したため、1982年にマーガレット・サッチャー首相の命で、武力によって奪回され解決済みの問題である。それを今更交渉しろとはどういう意味だ? しかもクリントンは明らかにアルゼンチンの味方をしているのである。
イギリスは歴史的にもアメリカにとって大事な同盟国であるばかりでなく、イラクやアフガニスタンにおいても、アメリカ軍と共に命がけで闘っている国である。そういう大事な国に対してこの失礼な態度は一体なにを意味するのか?
オバマが無礼行為を示しているのはイギリスだけではない。
オバマは中国とインドネシアを訪問した際、この南アジアで最も大事な同盟国インドを飛ばした。インドは民主主義国家であり、英語も話すしジハーディストという共通な敵もいる。経済的にも技術的にも最近のインドの活躍は目覚ましい。にもかかわらず、オバマ王はインドを無視したのみならず、中国こそが南アジアの安定と平和にとって大事な国といわんばかりの態度をとった。中国とインドは経済面でも人口面でもライバル同士。その両国を並べて共産主義国の中国をひいきにするとはどういうつもりだ?
ポーランドとチェコ共和国におけるミサイル防衛プログラムの突然のキャンセル。ブッシュ大統領がせっかく両国と交渉しなしとげたプログラムをロシアの圧力に負けて撤廃してしまったオバマ王。東ヨーロッパにおいても、民主主義国家を裏切り共産主義復古をめざすロシアの方をもった。
ハンドラス。ベネズエラの独裁者、ヒューゴ・チャベズの息のかかった大統領の後押しをして、ハンドラスの正当な議会決議にいちゃもんをつけ続けるオバマ王。ここでも民主主義議会よりもファシスト独裁者の方を持った。
クラウトハンマーは書いていないが、日本の麻生前首相が訪米した際も外国の重要人物に提供するブレアハウスではなく、民営のホテルをあてがうとか、合同記者会見を行わないとか、失礼な態度をとったのは記憶に新しい。
オバマによるこうした同盟国を足蹴にし敵国に迎合する態度は、いったいどこから出てくるのだろうか? 外交的にも政治的にも全くアメリカの国益になっていない。いったいオバマ王は本当にアメリカの大統領なのか? 共産国やファシスト国の回し者なのではないのか?
オバマの態度をみていると、奴はアメリカを破壊したいという意志を持っているとしか思えない。


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『ティーパーティをぶっつぶせ!』反対側の暴力をでっちあげる米民主党

健康保険改悪案が通過した途端、オバマ王も民主党もそして大本営放送の主流メディアも、こぞってティーパーティー参加者たちからのヘイトメールだの脅迫状たらいうものを持ち出して来て、あたかもティーパーティーが極右翼の暴力的な過激派の集まりであるかのように報道し始めた。
特に、法案が下院で通った直後、勝ち誇ったペロシ議長は小槌を片手に黒人議員たちをはべらせてティーパーティーの抗議集団の中をにたにた顔で行進するという嫌らしいパフォーマンスを見せた。これは明らかに、抗議者の間からペロシ女史や民主党議員たちに寄せられる罵倒をけしかけるのが目的だった。ところが、左翼やリベラル連中と違って保守派の抗議者達は礼儀正しい。たとえ敵側と言えども失礼な罵倒など浴びせない。
だが、そんな事実にひるむペロシ女史ではない。翌日、女史は群衆から唾を吐きかけられたとか、一緒にいた黒人議員たちに黒人蔑視の言葉が15回も投げかけられたと大騒ぎし、主流メディアは裏も取らずにそのまま、あたかもそれが事実であるかのように報道した。
(オバマ王をナチだと呼んでる批評家がいるというのも左翼リベラルメディアがそういっているだけで、私は実際にそんなことを言ってる批判はきいたことがない。それに比べてブッシュ大統領をナチとかヒットラーとかいって侮辱したのはいくらでも聞いたことがある。)
しかし、アンドリュー・ブレイバートが指摘するように、何百と居たプロのジャーナリストの他に、携帯電話のカメラやらipodやら、個人が持っていたものを合わせた何千というビデオカメラのどのひとつにも、そういう映像も音声も録画されていないのである。
抗議者達の無礼ぶりを録画するのが目的でのペロシ女史と取り巻きの行進。もしそんなことが本当に起きていれば、主流メディアのビデオが見逃すはずがない。
民主党はティーパーティーの大多数が白人男性で人種差別者であるという印象を国民に与えようとしている。だが、実際には参加者の過半数は女性であり、参加者には黒人も東洋人も、それこそ多様な人種が含まれている。ティーパーティーは人種とは無関係なのであり、左翼による独裁政治から国を守りたい愛国者たちの集まりなのである。
左翼リベラルはティーパーティに参加する少数民族を裏切り者扱いし、それこそ脅迫に余念がない。ティーパーティーで暴力沙汰が起きているとしたら、それは左翼連中によるものなのである。
この間、上院の与党リーダーであるハリー・リードの選挙区にで行われたティーパーティ集会などがそのいい例だ。左翼プロ市民団体から雇われた暴力団員たちはティーパーティー集会に現れ、交通を間違った方角にわざと誘導したり、集まった人々に生卵を投げるなどの暴力的行為に出た。怒ったティーパーティヤーたちから暴力的な反応をけしかけ、それをビデオに撮るのが目的だった。
しかし、ティーパーティー参加者から思ったような反応が得られないとなると、民主党の党員は、その場に居たブレイバート達が卵を投げたと警察に通報したりした。無論ブレイバートとそのスタッフには左翼連中が卵を投げてる映像があったので、左翼の作戦は裏目に出た。
この左翼による暴力的な集会妨害は保守派ブロガーたちの間では注目を浴びたが、主流メディアは完全に無視した。
昨日も紹介したが、オバマ王はあたかもティーパーティー参加者が暴力的な運動をしているかのように言い、自粛をもとめる発言をした。本当はオバマ王のシカゴマフィア的な暴力団が保守派の運動を暴力的なものにしようとけしかけているにも関わらずである。
我々保守派は、この汚い左翼連中の策略に嵌っては行けない。ティーパーティーに人種差別的な看板を持って現れる参加者がいたら、それは左翼の回し者である可能性が多いにある。そういう連中には即座に退場を命じるべきだ。そしてそういう連中が現れたとメディアが報道したら、そういう人間は我々の仲間ではないと断固主張すべきだ。
メディアがティーパーティー参加者によって左翼が罵倒されたと報道したら、反対にそれは左翼の陰謀だと騒ぎ立ててやろう(実際にそうに違いないのだから)。事実もわからないうちに謝ったりなどしてはならない。
これは戦争だ。左翼民主党は国民に宣戦布告をしたのだ。我々はいかにしてもこの戦いに勝たねばならないのだ。それには相手側の汚い手口を充分に理解する必要がある。敵側はクチで何と言おうと会話等求めては居ない。党を超えた協力など求めては居ない。奴らが求めているのは保守派完全打倒である。ティーパーティー完全破壊である。我々保守派はそのことを充分に理解しなければならない。


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国民からの批判に耐えられないオバマ王、国民に黙れと説教

支持率が最低になっているオバマ王だが、先日CBSテレビの朝番組で、国民に自分への批判を自粛するようイ呼びかけた。
右よりのラジオトークショー等ではオバマ王を「社会主義」だと呼ぶのはまだおとなしいほうで、「ナチ」などという批判も多く聞かれるようになっている、というCBSの司会者の言葉に、オバマ王は、人々は中身も解っていないでそういう言葉をやたらに振り回しているだけだと語った。

「実際にはこうした批判は何を根拠にしているのでしょうか? たとえば『オバマは社会主義社だ』といったような。誰もそれが実際にどういう意味なのか(苦笑)きちんと答えられません。ましてや、その、、、」

「健康保険の加入を強制するとかいったことですね。」とスミス(司会者)

ほう〜、金融機関や自動車会社を国営化したり、国民の意志を無視して国民保険への第一歩を踏み出し、それは富の分配が目的だったと堂々と公表している大統領は、どう見ても社会主義者に見えるけどね。オバマ王がどうして社会主義(特にファシスト)であることの説明は、批評家の間ではあふれかえっている。人々はちゃんと答えられないどころか、きちんと理解した上でオバマ王を批判している。オバマ王の批判者たちがきちんと答えられないのではなくて、オバマ王がきちんとした批判に聞く耳もたずの姿勢を示しているだけだ。
国民には自分や民主党の提案した法案の内容が理解できていないと頭から決めつけている。非常に多くの人々によってこの法律の一部始終が分析され、国民がそれを理解した上で批判しているというのに、保険に入らない人間に罰金を課すという項目がるにも関わらず、この法律は国民に保険加入を強制したりしていないなどという大嘘をついて、それで国民を騙し仰せると思い込んでるオバマ王の傲慢さ!
オバマ王はそのうちに言論の自由も弾圧するようになるだろう。オバマ王を放っておけば、ラッシュ・リンボーだけでなく、ラジオのトークショーはほぼ全面的に放送禁止になり、メディアは大本営放送以外は違法となる。これが独裁でなくて何なのだ? 
社会主義者なんて甘い批判じゃ収まらないのは当たり前だ!


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国民の意志完全無視! 米医療保険制度改革法案僅差で可決

遂に、オバマ王が一年以上かかって取り組んで来たアメリカの健康保険改悪法が下院で通った。

アメリカ・オバマ政権の最重要課題の一つ、医療保険制度改革法案の採決が日本時間22日午前11時半過ぎ、議会下院で行われ、7票差で可決された。今後、大統領の署名などを経て医療保険制度改革は正式に実現することになり、オバマ大統領は最大の山場を乗り切ったといえる。

 「これは急進的ではないものの、非常に大きな改革だ。誰もが不可能と言っていたことを、我々は乗り越え、実現させた」-可決後、声明を読み上げたオバマ大統領は、懸案にメドがついたことでほっとしたのか、時折、笑顔を見せた。
 医療保険制度改革は歴代の政権が失敗し続けた難題で、オバマ大統領はこれを辛くも乗り切り、100年に及ぶ論争に終止符を打った。足かせになっていた課題を解決したことで、オバマ政権はイランや北朝鮮の核問題など外交の課題にも本格的に取り組む足場を得たことになる。

日テレの記事では、これで医療保険制度論争に終止符が打たれたと書いているが、これで終わると思ったら大間違いだ。お上が「ひかえいひかえい」と言ったからといって素直にきくようなアメリカ人ではない。アメリカは独立戦争によって勝ち取った国であることを忘れてはならない。
日本の新聞は外国人だから仕方ないとしても、オバマ王をはじめ民主党はそのことを忘れている。絶対多数議席を持っていることをいいことに、国民の意志を完全無視して国民が嫌がる法案をごり押しして、法律さえ通ってしまえばアメリカ国民がおとなしく言いなりになると思っているのだとしたら、今年末の11月の中間選挙では恐ろしい結果を迎えることになるだろう。
これまでのティーパーティ運動が激しいと思った輩は、これまでとは比べものにならないほどの激しい運動を目の当たりにするのだ。米国民は怒っている!


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医療保険改悪法案通過に憲法も無視するホワイトハウスと民主党

国民の過半数が反対している医療保険改悪法案(いわゆるオバマケア)は、下院が上院の提案を受け入れるかどうかで今もめにもめている。
当初のオバマ政権の策略は、国民があまり気を払わないうちに内緒にさっさと改悪案を通してしまおうというのが狙いだった。ところがリベラルメディアがずっとオバマをかばい通して来たにも関わらず、反対派はオバマによる政権の独裁化に早期から気がつき、オバマの陰謀を暴露し続けた。
それが功を成し、国民はことの重大さに気づき始めた。いわゆるティーパーティ運動などは、普段は政治に興味のなかった国民たちが、地元の議員が開催する市役所での会議などに参加して議会の休み中に地元に帰った議員たちにことの実態を詰問しだしたことからはじまった。
確かにアメリカの健康保険制度には問題点は多くある。だが、オバマケアが提案するような政府による保険の完全統括が好ましいやり方であると考える国民は少数だ。お役所仕事は何かと能率が悪い。医療保険を政府に預けたりすれば、税金が上がるだけでサービスが低下するなど目に見えている。
オバマ王のような左翼は、国民を馬鹿にしきっている。だから国民が個人でそれぞれ正しい判断など出来ないと決めつけているのだ。その国民がオバマケアの実態を知れば知るほどそれを拒絶し始めたことから、民主党は議会の絶対多数を握っていながら一年以上もオバマケア法案を通すことが出来ないでいる。
特に下院では、次回の選挙で当選が危ぶまれる新人議員が結構いる。国民に不人気な議案に賛成票を投じるのをしぶる議員も多い。また、上院で通った提案には妊娠人口中絶に保健がきくなどの理由で、中絶反対の保守派民主党議員からも反対の声が出ているため、ペロシ議長は法案通過に必要な票を獲得できていない。
医療保険改革に政治生命を賭けているオバマ王は、なんとしてでも復活祭の日曜日までにこの法案を通せとペロシ議長に圧力をかけ、予定していた東洋訪問まで延期するという熱の入れようだ。
切羽詰まったペロシ議長は、憲法完全違反の汚い手口を使ってこの法案を通す方法を考えだした。それは、下院議員が納得できない上院の提案に、補正案を合併させ、補正案に賛成するかどうかの投票をすることによって、原案が通ったものと見なすというもの。だが、憲法では補正案は原案が通った後でのみ投票が可能なのであって、法律は上院と下院の双方で意見の一致を得なければ立案されないということになっている。
こんなやり方で法律を無理矢理通せば、反対派から違憲であるとして訴訟が起きることは確実。オバマ政権ののこりの三年間はこの法律の撤回活動で明け暮れ、民主党は多数の議席を失い、与党の座をも失う危険がある。オバマ王の二期目など考えられなくなる。
先日フォックスニュースのインタビュー番組で、オバマ王はこのやり方を支持するのかという質問に対して、自分は上院や下院でのプロセスなどあまり気にしていないという返答をして国民をあきれかえらせている。透明度あるプロセスを強調する政権を目指すというのが、選挙運動中のうたい文句だったのではないのか?この間取り上げたコーヒーパーティでも、彼女らの一番の不満は反対派が政治のプロセスを妨害しているということだったはず。それが、大統領自ら憲法違反をそれほど気にしていないとは、いったいどういうことだ?
クリントン大統領も医療保険改革に取り組んだが、国民に非常な不人気であることがわかると、さっさと放り出してしまった。当時の私はクリントンの風見鶏風政治には感心しなかったが、すくなくともクリントンは空気の読める大統領だった。独裁者オバマ王にはそれが出来ない。『しもじもの考えなど取るにたらない、諚意(じょうい)でござる、控えい、控えい』ってなもんである。
ペロシ議長は今週末には法案を無理矢理にでも通すと宣言している。反対派はまだ意見の定まらない民主党下院議員に向けてメールや電話攻撃を行っているが、どうなるか、誰にも全く想像が付かない状態だ。


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記者会見を避けるオバマ王、ブッシュの記録を破る

オバマ王は選挙運動中、メディア嫌いだったブッシュ前大統領を批判して、自分が大統領になった暁には、もっと透明度の高い政治をしたいと主張していた。それが大統領になった途端、なにもかも秘密裏に閉ざされた扉の向こうで特別顧問だのなんだのを使って変な方針を次々に打ち出しているオバマ王。これだけアメリカの主流メディアからお手柔らかに扱われている大統領もいないだろうに、オバマ王は公式な記者会見を215日間も行っておらず、これはブッシュ大統領の2004年4月から11月にかけての214日を上回る記録となった。
2004年といえば、ブッシュ一期目の最後の年で、イラク戦争がうまくいってない時期だった。ファルージャの戦いなどもこの時期だったはず。もともと主流メディアは共和党のブッシュ大統領には手厳しかったし、ブッシュ大統領はかなり苦しい立場に置かれていた時期。
それに比べて、オバマ王はメディアからは大人気で、何をやっても多目にみてもらっている。ブッシュ大統領の時にくらべ、記者団からの質問も決して厳しくない。にもかかわらず、早くも初年の後半からすでに記者会見を避けるとは、いったい何故だろうか?
それは、オバマ王は政治家として素人だからだ。テレプロンプターというあんちょこがなければ自分で自分の意見などきちんと表現できない。下書きのない演説をしたりすると、つい考えのない本音を吐いて後で恥をかくはめになる。
オバマ王は決してメディアを避けているわけではない。公式記者会見をしていないこの間にも、20以上のテレビインタビューに応じている。だが質問の内容はあらかじめ番組側から提出され承認されたものだけであり、その答えがきちんと用意された上でのインタビューであり、その場の生放送で色々予想外の質問を受けるというようなものではない。
オバマ王が下書きなく記者会見を行ったのは去年の7月22日が最後。この時、オバマ王はハーバード大学の教授が自分の家の鍵を忘れて窓から入ろうとしているところを、泥棒と間違われて警官に取り押さえられた事件に関して、ことの詳細が全く明らかになっていないにもかかわらず、「警官の行動は愚かだった。」と批判し、後に当の警官に謝罪をするという恥をかいた。
今月初め、吹雪の真っ最中に、ホワイトハウスに居合わせた記者達の前に、突然なんの前ぶれもなく現れたオバマは質問の用意をしていなかった記者達から五つの質問に受けると、そそくさと出て行った。記者団は「あんなのは記者会見とは言えない」と不服を述べている。普通なら前もって記者会見の時間は記者団に報告され、テレビ中継の用意などもされたうえで、もっと公式に行われる。記者団も質問を用意する時間が必要だし、とつぜんホワイトハウスの端っこで吹雪で数人しか居ない記者達の前で五つの質問に答えてみても意味がない。
オバマ王ほどメディアに甘やかされてる大統領も居ないだろうに、オバマ王の記者達に対する仕打ちはひどく侮辱的だ。主流メディアはオバマ個人のファンではない。彼らはオバマ王のアジェンダが自分らのものと一致している間はオバマ王を支持するかもしれないが、オバマがメディアをあまりにも馬鹿にすれば、メディアは手のひらを返したようにオバマを攻撃するようになる。主流メディアはリベラルのエリート揃い。彼らはプライドは人一番プライドが高い。あまり足蹴にすると良くないことが起きると思うのだが。、


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反オバマお茶会の主役は保守派の人気者サラ・ペイリン女史

ナッシュビルにおいて第一回全国ティーパーティ(お茶会)大会が二月四日から六日にかけて行われている。今夜は保守派の人気者サラ・ペイリンの演説があるということで、かなりのお祭り騒ぎになっている。
ティーパーティ運動というのは、オバマ政権の政策に反対する意図で昨年の二月頃から始まった草の根運動だが、その後も勢いはどんどん増している。当ブログでも去年の三月(米国各地でオバマ王経済政策抗議のシカゴティーパーティー続発)と四月(反オバマ運動のティーパーティー、日本での報道は?)のエントリーで初期の模様を書いているのでご参照されたし。
この間のマサチューセッツ州での臨時上院議員選挙でも普段なら勝てるはずのない共和党候補が雪崩勝利を達成するなどして、国民の間ではかなり反オバマ政権への風潮が高まっているが、ティーパーティー運動はまさにその象徴とも言えるだろう。
この大会についての左翼リベラルの反応も面白い。彼らの反応は「ティーパーティー」で検索するよりも、彼らが侮蔑的に使っている「ティーバッガー」で検索した方があたりが多いだろうと思って検索してみたら、案の定、出てくる出てくる。
そのなかでも左翼リベラルの代表とも言える大御所ブログのデイリーコス(Daily Kos)に面白い文章があった。
デイリーコスがリンクしているワシントンポストの記事から。

大会の初日は近年の政治イベントに見られるような準備周到な舞台作りに欠けていた。大会の司会者はメモを失くしたとして、メモ無しでだらだらと演説をした。元下院議員のトム・タンクリド(共和、コロラド州)がユダヤ・キリスト教信仰とアメリカの道徳観について熱のは言った弁護を行ったが、開会式では祈祷も合衆国宣誓もなく、会場には星条旗ひとつ飾られていなかった。(主催者はホテル側の落ち度だと言い訳した。)

デイリーコスも、リポートしているワシントンポストも、ティーパーティ運動の段取りの悪さとその組織力のなさを批判しているわけだが、左翼リベラルがティーパーティ運動が一部の保守派金持ちらによって組織された「人口芝生運動」などと蔑んでいるのとは裏腹に、実はこのような失態はティーパーティ運動が本物の草の根運動であることの証明に他ならない。
ティーパーティー運動は全国あちこちで一般市民によって勃発した本当の草の根運動なのであり、いまはまだその幼年期で、そのリーダーすらもはっきりしていない。今回の大会もティーパーティーの一分の人たちによって主催されたものだが、他のティーパーティー団体からは、参加費が高過ぎるとか場所が辺鄙すぎるといった苦情も出ている。
つまり、デイリーコス大会のように大金持ちの左翼市民団体のプロが主催するような政治大会と違って、素人の運動家たちが、市役所の前や町役場の前で手作りの看板もって集まっていたような運動が、たったの一年たらずでナッシュビルのホテルを借りて大物政治家を集めて大会を開こうというのだから、あちこちで失態が起きるのは当たり前だ。
今夜演説が予定されているサラ・ペイリン人気については、カカシも以前に何度か書いているが、彼女の人気がどれほどのものかも、保守派からの言葉を聞くより反対派の左翼リベラルたちの慌てふためきようを見ていた方が解りやすい。

大会のウェッブサイトで明日のサラ・ペイリン演説のチケットがまだあるという記事を不思議に思った人もいるだろう。ティーバッガー女王は会場席を売り切れなかったってことだよ。たかが600人のバッガー達に感心している人がいるなら、二週間後におなじ会場で行われる全国野生七面鳥大会では四万人の参加者が予定されてるってことを念頭においてほしい。(略)これは野生七面鳥の生息地域保護者や狩猟家を代表する全国組織の大会だ。七面鳥愛好家に比べてペイリンの不人気はどうだ?

サラ・ペイリンの人気は400ドルからするような馬鹿高い食事券を何人の人が買えるかで決まるのではない。彼女の人気は本屋さんで行われたサイン会に本屋の回りに二重に取り巻くようなファンの数をみればわかる。ティーパーティは一般市民による草の根運動だ。全国各地で吹雪が起きているこのくそ寒い時期に、わざわざ飛行機代やホテル代払ってその上に何百ドルもする食事券まで買ってサラ・ペイリンの演説をききにいく時間やお金の余裕のある一般人が何人いるというのだ?我々一般人は左翼エリートたちと違って普通の仕事ってのがあるんだからね。
ティーパーティやサラ・ペイリンの人気が根強いことを証明するのは、このような大掛かりな大会ではなく、上院や下院議員らが地元で行うタウンホールミーティングで聞く市民からの声や、事務所への投書や電話、そして結果的には投票上での数なのだ。プロ市民が主催する準備周到な大会でどれだけの人が集まるかなどということが問題なのではない。
だいたい保守派というのは個人主義の人間が多い。そういう人たちが団体主義の左翼リベラルに対抗して組織を作ると言うのはなかなか難しい。なにせ我々は団体行動が嫌いだからね。(笑)
だが組織力がないからといってティーパーティー運動をティーバッガーとかいって馬鹿にしてると、2012年の中間選挙では大変なことになるかも、、である。


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ブッシュ前大統領も顔負け、オバマ王の恥じかしい読み間違え

ブッシュ大統領は言葉使いを間違えることが多く、反ブッシュの政治家や主流メディアはその都度、ブッシュは馬鹿だとあざ笑っていた。しかし彼らが愛するリベラルの象徴オバマ王が本日の演説中に、ブッシュ大統領顔負けの恥かしい読み間違えをしてしまった。隊とか団いう意味で”Corps”という言葉があるが、これは”ps”がサイレントで「コア」と発音する。例えば海兵隊は”Marine Corps”と書いて「マリンコア」と発音する。
それを、オバマ王は本日の演説中に隊員という意味の”corpsman”を「コープスマン」と二回も発音してしまった。このくらいのことは普通の教養あるアメリカ人なら誰でも知っていることだが、特にオバマ王は軍隊の総司令官でもあるのだから、最低このくらいの軍隊用語は知っていてほしいものだ。
悪いことに「コープス」と発音すると死体という意味の”corpse”を連想するので、主役が軍人であるだけに余計に始末が悪い。
リアルクリアポリティクスに寄せられたコメントには、オバマは外人だから英語が解らないのだとかいう批判の他に、いかにオバマが軍隊について無知であるかがあからさまになった、といった内容のものが多い。
しかし、オバマ王の教養に穴があること以上に明らかになったのは、オバマ王は演説のリハーサルをしないで、ぶっつけ本番でテレプロンプターを読んでいるということだ。もしスピーチライターや側近の前で練習していれば、こんな初歩的な読み間違えが気づかれずに素通りする訳がないからだ。
ちなみに、ブッシュ大統領の言い間違いはことごとく取り上げていたリベラルの大御所ブログのデイリーコスや主流メディアではこの話は全く取り上げられていない。当たり前かな、、、


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オバマのいう党派を超えた協力とは共和党の完全妥協のみ

昨日ボルティモアにおいて、オバマ王はテレビ中継で共和党下院議員らと議論を交わした。現役大統領が与党の議会に出席するのは異例だが、オバマ王ほど党派間の溝を深めた大統領も珍しいので、なんとかそのイメージを緩和したいという苦肉の策だったのかもしれない。それにしてもお気に入りの照れプロンプターも抜きで共和党議員達の質問に答えようとは、ちょっとした勇気だな。下記はウォールストリートジャーナルより。

オバマ大統領と共和党議員らの会談は1時間半近くに及んだ。同大統領は、財政赤字から医療保険や貿易問題に至るまで一連のテーマに関して時に激しい口調で時に自信に満ちた態度で共和党員からの質問に答えた。(略)

オバマ大統領は、米議会の「雰囲気悪化」の責任は「双方」にあるとし、民主・共和両党の協調を図るために、過去1年間にもっと多くのことができた可能性があるとの見方に同調。その上で、大統領は「それは私の側の失点だ」と認めた。
 同大統領は、「相手に対する発言には慎重を要することが間々ある」と強調し、「行き詰まりにつながる」と述べた。そして、民主党にも責任はあると付け加えた。

何が双方に責任があるだ!否決不可能な多数議席を持っていることをいいことに、共和党議員たちを討論から追い出して(文字通りドアを閉めて議事堂に共和党議員たちを閉め出したのだ)何百ページとある法案を誰も吟味する時間も与えずにすぐに投票に及ぶと言う卑怯な行為をしておきながら、共和党がそうした民主党の独裁に抗議をしたら、雰囲気悪化の責任は共和党にもあるだ? いい加減にしろ!
悪いのは一方的に民主党のほうではないか。オバマ王は経済活性案にしろ健康保険改正案にしろ、共和党の協力を一度でも呼びかけたことがあるか?ずっと完全無視しておきながら、自分の支持率が急降下し、多数議席を占める与党でありながら、何一つ達成できない今となって、共和党に協力を求めるなぞ、下心が見え見えだ。
しかし、ポリティコによると、このオバマ王の新作戦は効果があるかもしれないという。オバマ王はどうやら、党派の亀裂は自分にあるのではなく、民主党に全く妥協を示さない共和党に責任があるというイメージを市民に植え付けたいようである。

「アメリカ市民は我々が議席を保持することばかりに夢中になるのを望むとは思えません。… 国民はこれ以上の渋滞を望んではいないでしょう。国民がこれ以上の派閥争いを望むとは思えません。」と大統領は語った。「国民は金網檻マッチでどちらが生き残るかを見るために我々をワシントンに送り込んだのではないのです。」

ポリティコはこのオバマの新作戦の第一回の表でオバマはホームランを打ったと評価している。この成功に気を良くしたオバマは、これからもあちこちで支持者や批判者からの質疑に答えるつもりだと側近は語っている。こうやって自分は野党と歩み寄る姿勢がある、共和党が全く妥協しないことが問題の根源なのだというキャンペーン運動を繰り広げたいらしい。
ちょっと待ってよね、とカカシは言いたい。オバマ王は現職の大統領であって、大統領候補者じゃない。なんで大統領になって一年もたつ男がいまだに選挙運動やってるのだ?
共和党に歩み寄りを見せるのは無論大統領としては当然だろう。どのような法案も両党が納得が行くように大統領が働きかけるのは大統領の仕事だ。しかし、テレビカメラが回っているなか、大統領が全国各地を駆け回って共和党議員たちとの質疑応答を交わすというのは何か変じゃないか?
それに共和党が絶対に妥協できないような社会主義政策を次から次へと打ち出してきて、共和党が全く妥協を見せないといって責め立てるのも、それならいったい民主党は何を妥協してるんだってことになる。
オバマのやることってのはいつも演技ばかりで実質がない。だが、オバマはそういう点ではプロだ。何もしていないのに何かやってるような降りをするのは大得意。そして何も達成できないのはすべて共和党のせいだと主張したいのだ。この一連のキャンペーン旅行も目的はそれだけだ。
共和党はそのへんのところを国民に理解してもらうことが出来るだろうか?


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『平和な宗教』を侮辱したら殺す!

数年に渡ってこのブログでも、イスラム過激派によるテロ行為について色々紹介してきたが、911以後のイスラム過激派によるテロ行動を綿密に記録しているIsram: Religion of Peace(イスラム、平和宗教)というウェッブサイトは、イスラム過激派テロ組織から斬首写真入りの脅迫状をもらったそうだ。
「平和な宗教を暴力的だと書くな!これ以上やるとこんなふうに首をちょん切るぞ!」てなもんである。
911以後イスラム過激派によって起こされたテロは、なんと合計14,578件。
これを指摘しただけで、どっかのブロガーなどはカカシをイスラム恐怖症とでも呼ぶんだろうな。
平和な宗教が聞いて呆れる。


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