遂に、オバマ王が一年以上かかって取り組んで来たアメリカの健康保険改悪法が下院で通った。

アメリカ・オバマ政権の最重要課題の一つ、医療保険制度改革法案の採決が日本時間22日午前11時半過ぎ、議会下院で行われ、7票差で可決された。今後、大統領の署名などを経て医療保険制度改革は正式に実現することになり、オバマ大統領は最大の山場を乗り切ったといえる。

 「これは急進的ではないものの、非常に大きな改革だ。誰もが不可能と言っていたことを、我々は乗り越え、実現させた」-可決後、声明を読み上げたオバマ大統領は、懸案にメドがついたことでほっとしたのか、時折、笑顔を見せた。
 医療保険制度改革は歴代の政権が失敗し続けた難題で、オバマ大統領はこれを辛くも乗り切り、100年に及ぶ論争に終止符を打った。足かせになっていた課題を解決したことで、オバマ政権はイランや北朝鮮の核問題など外交の課題にも本格的に取り組む足場を得たことになる。

日テレの記事では、これで医療保険制度論争に終止符が打たれたと書いているが、これで終わると思ったら大間違いだ。お上が「ひかえいひかえい」と言ったからといって素直にきくようなアメリカ人ではない。アメリカは独立戦争によって勝ち取った国であることを忘れてはならない。
日本の新聞は外国人だから仕方ないとしても、オバマ王をはじめ民主党はそのことを忘れている。絶対多数議席を持っていることをいいことに、国民の意志を完全無視して国民が嫌がる法案をごり押しして、法律さえ通ってしまえばアメリカ国民がおとなしく言いなりになると思っているのだとしたら、今年末の11月の中間選挙では恐ろしい結果を迎えることになるだろう。
これまでのティーパーティ運動が激しいと思った輩は、これまでとは比べものにならないほどの激しい運動を目の当たりにするのだ。米国民は怒っている!


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