トランス活動家が社会に信じ込ませようとしている嘘

ここ数年トランスジェンダー活動家(TRA)の話をツイッターやブログやユーチューブなどで観察してきて、私の彼らに対する考えはだいぶ変わってきた。これは彼らに対して理解を深めたとか、同情するようになったとかいう意味ではなく、TRAは私が当初考えていたよりも、ずっと危険で邪悪な思想である確信するに至ったという意味だ。それで今回はTRAが一般人に信じ込ませようとしているTRAの嘘をひとつひとつ覚書しておこうと思う。

トランス活動家が社会に信じ込ませようとしている

1)トランスジェンダーは皆性同一性障害を病む可哀そうな人々である

自称トランスジェンダー(TG)と言われる人たちの中には性同一性障害(GID)に悩む人々が含まれるというのは真実だが、TGを名乗る全ての人がGIDであるとは限らない。最近よく聞くアンブレラタームという言葉で表現されるように、TGには単なる女装趣味や女装した自分の姿に性的興奮を覚える性癖を持つ人なども含まれるため、一口にTGといってもそれがどんな人を指すのか、明確に判断することは困難である。

もしTGがすべてGID患者なら、何等かの治療を受けてその症状を和らげようとするはずだが、性別適合手術は愚かホルモン治療も受けていない人が、TGを名乗って活動しているのを見ると、TGは必ずしもGID患者ではないことが解る。

2)トランスジェンダーに元の性で生きる選択肢はない

よくトランスジェンダーは差別されて生きずらいと言う人に、「じゃあトランスジェンダーを辞めればいいじゃない」というと、自分にそんな選択肢はないと言い張る人がいる。TGは持って生まれた属性だから自分の意志で変えることは出来ないというのだ。

最近、それまで男として生きてきて職場でもそれ相当の地位につき妻子もいるという男性が中高年になって突然自分は女だと目覚めたとか言ってる記事を目にするようになった。

明らかにこの男性にとってトランスジェンダーリズムは先天的なものではない。生まれた時から決まっていて変えることができない属性なら、何故この人は60年も男として生きて来ることが出来たのだ?

それにこのTGに選択肢がないというのは「性別は本人が選べる」という最近のTRAの主張と完全に矛盾している。性別を選ぶことができるなら、TGかどうかも選ぶことができるはず。

3)トランスジェンダーは性犯罪を犯さない

どんな属性でも絶対に犯罪を犯さない属性など存在しない。性犯罪者は圧倒的に男性だが、では女性が性犯罪を犯さないのかと言えば無論そんなことはない。であるからトランスジェンダーだというだけで性犯罪を犯さないと断言することなど出来ないはずだ。

問題はトランスジェンダー(特に男性体のMtF)による犯罪率は一般男性に比べて多いのか少ないのか、それとも同じ程度なのかということだ。TGの犯罪率が女性並に低いということが客観的に証明できるというのであればまだしも、自称TGによる性犯罪は一般男性よりも多いのではないかと思われるようなTGによる事件が続発している。

私は以前に、TGの女子施設許容はTGと痴漢の区別がつかないからダメなのだと思っていた。しかし最近になって自分はTG当事者の性犯罪率は一般男性よりも高いのではないかと思うようになった。すくなくともTGの方が女性にとって一般男性よりも危険だと思うようになったのだ。

その理由は、イギリスなどでGRCと言って合法的に性別を変更したMtFが、やたらと少女や弱者女性が多い施設で働こうとすることにある。例えば少女の集まるガールスガイディングという団体の役員とか、レイプセンターやDVシェルターといった性被害や男性による暴力から逃れて来た弱者女性の施設や、女性病棟といったところに、やたらとMtFが責任ある職員の座に就くと言ったように。わざわざ無防備な少女や女性の多い場所を職場に選ぶ男性には何か下心があると考えるべきなのでは?

無論すでに女性への性犯罪を犯した犯罪者がトランスジェンダー女性を名乗って女子施設に移転され、その後女子収容所で女子受刑者を虐待した例はいくらもあるので、これだけみてもTGが性犯罪を犯さないという話がいかに虚偽であるかが解ると言うもの。

4)MtFが男性施設で加害被害にあっている

私はこれは全くの嘘だと思っている。その理由は、これだけトランス可哀そう、トランスは差別されている、という説がメディアで奨励されているなかで、もしMtFが男子トイレで加害されたという話があったなら、それをメディアが放っておくはずがない。にもかかわらず、女装男子が女子トイレや女湯で捕まったと言う話はしょっちゅう聞くのに、男子トイレでトランスジェンダーが被害にあったという事件は一度も聞いたことがない。

いや、自分が聞いたことがないから起きてないとは断言できないでしょ、と言われればそれまでだが、これまでツイッターなどでTG当事者と言われる人に直接どんな加害をされたことがあるのかと聞いた時も、女装していて変な目でみられたという以外の被害について具体的な話が出来たひとは一人もいなかった。

そして「トランスジェンダーへの暴力」とか「トランスジェンダーの殺人被害」などで検索してみても、実際男子トイレでの被害というのは出てこないのだ。MtFが女子トイレに入って女性達から襲われたという事件なら2~3件読んだことがあるが。

拙ブログでも何度か紹介したように、TGが犯罪の被害に遭った場合、それは彼・彼女がトランスだったから起きた事件なのか、単に危険な状況に身をさらしたために起きた事件なのかが全くはっきりしないことが普通だ。例えば売春や麻薬取引やギャング関係、もしくは愛人との痴話げんかなど。普通に男でも女でもそういう生き方をしていれば巻き込まれそうな犯罪ばかりなのだ。

それにもしMtFが男性トイレで加害されているのが事実なら、多目的トイレの増設には賛成なはず。ところがそういう人に限って多目的トイレでは嫌だ、女子トイレに入れろとうるさく要求してくる。やっぱり女子施設侵入こそが目的なのではないかと思われても仕方ないだろう。

トランスジェンダーとの共存はあり得るの

簡単な答えは否である。これまで私が観て来たなかで、TGと自称する人々の言い分は女性に我慢を強いることだけで、自分達が何か妥協しようとかいう姿勢は全く見受けられないからだ。

トランスセクシュアルといって、自分の性別は変えられないと自覚しつつも異性として埋没したいと思っている人は別として、トランスジェンダー活動家と一般社会の共存は不可能である。なぜなら彼らの要求は白を黒と認めろというもので、虚偽を真実であると社会に受け入れさせようという横暴だからだ。


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テキサス州、息子を無理やりトランスジェンダーに洗脳する前妻に親権を奪われた男性がテキサス州下院議員に立候補、大学での講演で暴力的な活動家たちに邪魔される

アップデート:2022年12月31日現在。残念ながらテキサス最高裁は父親の言い分を棄却。ジェームス君は母親と共にカリフォルニアに行き、思春期ブロッカー治療を受けることが可能となった。なんという悪判決。

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2019年に当時7歳だったジェームス・ヤンガーという少年が母親に洗脳されて女子として育てられていることに抗議した父親が、共同親権から単独親権を獲得しようと裁判を起こし敗訴した話は拙ブログで何度か紹介した。背景は下記を参照のこと。

7歳の息子のトランス化を強制される父親 - 単独親権を求めていた陪審員裁判で敗訴 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

息子はトランス女子だと言い張る母親の意志に反し、男子として学校に行く決意をした7歳児 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

最後にこの話を聞いた時、結果的に父親のジェフェリー・ヤンガーは親権を母親に取られたが、息子の性転換治療に関しては父親に拒否権があるということで一応決着がついたことになっている。

しかし未だに息子のジェームスはルナという名前で小学校でもドレスを着せられており、父親が面会の際にも子供を男子として扱うことが禁じられており、キリスト教の教えを説くことも出来ないという。かろうじてジェフェリーに可能なのは、不可逆的な化学的去勢とエストロジェン投与を防ぐことだけだ。

そのジェフェリー・ヤンガーが去年テキサス州の下院議員として共和党から立候補した。彼の一番の目標は児童へのトランス治療を違法とすることだが、家庭裁判所の改正も必要だとしている。テキサス州では先日アボット知事が、子供の化学去勢は児童虐待として扱うと宣言したばかりだが、実際法律上どのようになっているのかはちょっと複雑でわかりにくい。

昨日ヤンガー氏はテキサスのノーステキサス大学で、児童へのトランス治療に反対する講演をするはずだったが、会場に観客として潜入したトランスジェンダー活動家の学生たちが机を叩いたり「くたばれファシスト」と大声で叫んで講演を阻止。警備の警察によって退出したが、会場の外で主催者たちを待ち伏せして暴力行為に及んだ。主催者の一人の女子学生は物置に隠れて暴徒から逃れるという場面すらあった。

ヤンガー氏によれば、息子のジェームスは1歳半の時に女の子のおもちゃを好んだという理由で母親から自分は女の子なのだとずっと言われ続けたのだという。そしてたった一回の精神カウンセラーとの問診でジェンダークリニックを紹介され、そこですぐに性転換治療を始めるように勧められたのだという。

私は最近ユーチューブで2歳半の男の子がお爺ちゃんと夕飯時に話をしているチャンネルをよく観ているのだが、その会話はとてもかわいらしく愛らしい。しかしなにせ2歳半のいうことだから意味をなさないことも多い。この間も去年のクリスマスの時のビデオが上がっていて、お爺ちゃんが「サンタさんに何をお願いしたの?」と聞くと「森林パトロールカーとお、電池とお、、お月様!」と答えていた。そしてまだおむつもとれていない。

サンタさんにお月様をお願いするような子供に自分の「ジェンダー」が何かなど解るはずがない。そんなのは常識で考えれば誰にでも明白なはずだ。だが常識が通じないのがトランスジェンダリズムである。

甲南大学のトランスジェンダー映画

お話変わって日本での出来事。先日甲南大学で女子トイレに入った「トランスジェンダー女子」(女装男子学生)に関して、SNSで多くの苦情が上がったということに監視、同大学の活動家たちが差別をやめさせるという名目で15分ほどの映画を制作発表した。

こちらがNHKの記事。放送ビデオもついている

心と体の性が一致しないトランスジェンダーへの偏見やSNSでの悪質な投稿による人権侵害を防ごうと、県内の大学生が動画を制作しました。

トランスジェンダーに対する偏見をなくそうと、動画を制作したのは甲南大学の学生の有志5人です。
28日は、大学内の会場とオンラインで動画の披露試写会が開かれ、あわせておよそ70人が参加しました。
およそ15分の動画では、大学の女性用トイレを使用したトランスジェンダーの学生が「身体が男なのに女子トイレに入るな」などと投稿をされ、思い悩む様子が描かれています。
その上で、SNSでの誹謗中傷や差別的な書き込みは重大な人権侵害で、投稿前に傷つく人がいないかやどんな影響をもたらすかをよく考えるよう呼びかけています。
脚本などを担当した甲南大学4年の田中優奈さんは「トランスジェンダーの当事者とそうでない方がお互いを理解し合い、本人が望む性別で生きることができる世の中の促進につながればと思います」と話していました。

この映画もそしてそれを報道する記事でも、大学側は本人がトランスジェンダーだと名乗りさえすれば、女装男が女子トイレにはいても良いと言う姿勢なのかについて全く説明がない。

日本の法律では施設経営者の意図と反する理由で建造物を利用した場合には建造物侵入罪に問われることになっているが、もし学校側が女装男の女子トイレ使用を認めているというのであれば、女装男に遭遇した女子たちからの苦情をどのように対処しているのかはっきり学校側に問いただす必要がある。

女子学生から「体が大人のに女子トイレに入るな」と投稿されたということは、この学生は男性だと女子たちには明らかだったということになる。女装男がトランスが痴漢かが解らない以上、女子たちが苦情を言うのはあたりまえで、それをSNSで書いたからといって、それは差別でも誹謗中傷でもない。その女子たちの当たり前の反応を差別と言って、女子たちの言論を弾圧しようとするこの映画は全く非道である。

何が「お互いを理解し合い」だ!映画製作者たちは性被害に遭った女子たちの気持ちなどまるで理解しようとしていないではないか!

今の日本には男子が女子施設に入ってはいけないという法律がない。今後こういうことが起きないように、いまのうちに男子が経営者の許可(清掃、警備、修理など)なく女子専用施設に入ることは性犯罪とみなされるという法律を通した方がいい。今のように経営者の判断に任せておくと、それは差別だといって訴訟を起こす奴らが出てくるのは時間の問題だからだ。


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簡単に診断書がおりる性同一性障害、実験した女性の体験記

本日発見したこのエッセーは、日本のジェンダークリニックに実験訪問し、性同一性障害と診断されるまでにどのような経過が踏まれるのかを体験した人の話しをしよう。ネタバレ!ものすごく簡単。

こちらがNoteに書かれたエッセー、性同一性障害当事者になりました

著者のみーさんは、自身はレズビアンで、結婚歴もあり数人のお子さんの母親でもある。トランスジェンダーを自認のみで異性として受け入れるべきではないという考えで、特にトランス「女性」の女子空間侵入には大反対している。

愛知トリエンナーレの件で「言論の自由」についての運動に参加したというくらいなので、かなりの左翼らしいのだが、それでも性自認の話をした途端に手のひらを反すように仲間だと思っていた左翼運動家から叩かれ、個人情報をさらされ脅迫を受けるなどの嫌がらせにあったそうだ。左翼ってのは99.9%賛同してても最後の0.1%で意見が合わないと背徳者としてこき下ろすから恐ろしい。

さて肝心のジェンダークリニックでの体験だが、みーさんの話によれば、初回は受付で相談の内容を記入した後、院長と20分くらいの会話で終ったという。しかも問診中院長から、、

いきなり『○○歳?けっこういってるねぇ~!!どこまでやりたいの?胸なら今日でもすぐできるよ!』と言われた。

階段状の絵を描き、胸の上に診断、その上にホルモン治療、RLEと続き、一番上がSRS…といった説明をされる。

これまでの生活史を簡単に聞かれ、まずは問診票を書いてきて、と言われる。
「当院で手術を希望する方のみ診療します」という文書と戸籍変更マニュアルを渡され、20分ほどで終了。

女性にとって乳房除去は重大な手術。いやそれでなくても手術をするとなれば身体も心も十分な準備が必要なはず。それを「今日でもすぐできる」ってどういうことだ?

二回目の診察は一か月後で、もらった問診票をもって来院。別の精神科医との診察とはいえ、問診票に書かれた内容の確認のみで、これといった問診はなく、治療の話を盛んにされたという。乳房除去はホルモン治療より先でも後でも良いとのことで、ともかく家族と職場からの承諾をもらってきてくれと言われて、これも20分ほどで終了。

そして三回目の問診。

さらに1か月後。今日は問診票は、名前や生年月日、出生時の戸籍上の性別、婚姻歴やパートナー・子供の有無、学歴・職業、カミングアウトした人・理解者はいるか、普段の服装(男性・女性・両方)、家族構成、どんな家庭だったか、幼少期・思春期・成年後・現在の服装・恋愛対象など、身体の変化への気持ち、性生活、今後ホルモン治療・手術・戸籍変更どこまで希望するか…といった内容。どの質問も選択式か小さな欄。

待合で待っている時に、受付の方に「前回お胸の話があったと思いますが、そちらはどうされますか?」と聞かれ、「もう少し様子を見てからにしたいので、今日は大丈夫です。」と答える。

1時間ほど待ち、前回と同じ医師の診察。家族と職場の理解は大丈夫です、と言うと、すぐ治療の話に。治療もすべてがいいものなわけじゃなく、デメリットもあるので、説明も受けて下さいね、と言われる。

職場に説明するため診断書が欲しいです、というと、「診断書はすぐに出せるので、帰りに受付でもらって下さい」と言われる。10分ほどで終了。
帰りに受付で診断書を受け取る。発行手数料数千円…。少しお高め?

こうして私は2か月、3回の受診で性同一性障害者の証明をいただくことができました。

私たち反TRAは大昔から、性自認などというものを認めたら、女と自認していると偽ってトランスになりすました男たちによる性犯罪が増えると懸念してきた。だがそういうことを言うたびに、「トランス女性を性犯罪予備軍みたいに言うな」「トランスは性犯罪なんて犯さない」「男性器をもったまま女性施設に入ろうとする奴などいない」などと言われて散々叩かれてきた。

しかし、性同一性障害の診断書がたった三回のそれぞれ20分程度の問診で取得かのうであるなら、性違和を演じるなど朝飯前ではないか。だから性違和の診断書なんか何の価値もないと私たちはずっと言って来たのだ。

それとこの体験談で非常に危惧すべき点は、このクリニックに行った時点ですでに性転換をすることが決まっているかのような対応だ。みーさんの話によると、待合室には保護者と一緒の未成年らしき人達も居たと言う。まさかイギリスやカナダですでに起きているように、未成年へのホルモン治療や思春期ブロッカーなども処方しているのではないだろうな。

だいたいジェンダークリニックのなかに整形手術やホルモン治療が含まれるということ自体利権相反ではないか?クリニックにとっては性転換治療を売るのが目的であり、実際に本人に性違和があるかないかを確かめるなど興味がないようだ。

これは妊娠した女性の相談所という建前のプランドペアレントフッドが、実は中絶手術以外の選択肢など全くない施設であるのと酷似している。最近PPも性転換治療に手を出し始めて来たというが、ビジネスモデルは全く同じなので、さもあらんである。

学習すべきなのは、自分が本当に性違和を持っていると考えている人は、絶対にジェンダークリニックには行ってはいけないということだ。本気で自分の悩みの根本を知りたいと思っているなら、ジェンダーではなく普通の精神科医に診てもらうべきである。

すくなくとも日本ではまだ、性違和を訴える人をトランスジェンダーだと肯定以外してはいけないという法律は通っていない。イギリスやカナダでは精神科医が本人の訴えに疑いをもつことすら許されない段階まで行ってしまった。

どうか日本はそんな狂気じみた政策を追いかけないでほしい。どうかこの悪夢から早く目覚めてほしい。


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日本が欧米のLGBT差別禁止法を真似してはいけない理由

先日、日本のトランスジェンダー活動家(TRA)と、イギリスやアメリカのトランスジェンダーに関する法律について話をしたのだが、彼のいうことを鵜呑みにも出来ないので、自分なりにUK(イギリス、ウエールス、アイルランド、スコットランド)の法律と、このTRAが推進するアメリカのマサチューセッツ州の法律を調べてみた。

結論から言う。日本は断じてこれらの法律を真似してはならない。

イギリスのジェンダー確認法(GRA)

これは言ってみれば日本でいうところの戸籍変更特例法である。2004年に通り2005年から実施されているGRAは公的に正式に性別を変更するための条件を示すものだ。

  1. 18歳以上であること
  2. 性同一性障害であるという医者の診断書があること
  3. 二年以上異性として暮らしてきたという証拠があること
  4. 既婚者の場合は配偶者の同意があること

となっている。お気づきの通り性適合手術(SRS)は義務付けられていない。その理由は当初、手術を受けることは暗黙の了解であり手術もうけずに性別を変更したいなどという人は稀だろうと思われたからだという。しかし蓋を開けてみたら性別変更を求める70%が適合手術を受けておらず、受ける気もないことが解っている。

こんな緩い条件でもTRAたちは条件が厳しすぎるとその緩和を求めている。しかも彼らの要求は妥協でもなんでもなく、1を除けば、2,3,4全て必要なしとすることだ。2と3は本人だけの問題だが、4は配偶者の人生を大きく変える大問題である。男と結婚したと思っていたのに突然自称女と暮らさなければならなくなる妻の屈辱をまるで考えない自分勝手な要求だ。イギリスでは同性婚は合法であるため、夫が女になりたいと言ったからといって自動的に離婚の理由にはならないのだ。夫婦に子供が居て妻が専業主婦だったら、別れたくても別れられない人も多く居るだろう。せめて子供が育つまで妻が夫の性転換を認めない権利はあってしかるべきだ。

さて、GRAにより公式書類の性別変更が認められた人には、GRCという性別変更証明書が発行される。刑務所などで男子囚人の女子施設移転が認められるためには少なくともこのGRC所持が義務付けられている。しかしGRCがあっても、女子受刑者に多大なる危険を及ぼす可能性のあるトランスは女子施設に移転されない場合もある。今のところイギリスの刑務所ではそれぞれの事例でトランス審議会にかけ判断することになっている。とはいうものの、原則的にGRCを持つ男子囚人の女子施設移転が望ましいとされている以上、よっぽどのことがない限り移転は許可される。

女子に危険を及ぼさないと判断されたトランスが女子刑務所で女子受刑者を襲った事件はいくらもあるので、この審議会の判断もあてにならないのである。

*2018年、イギリスのウエストヨークシャー市、カレン・ホワイト(当時52歳)幼児性愛の罪で受刑中トランス女性として女子収容所に移転された。女装はしていたものの公式に性別変更はしておらずGRCも持っていなかった。移転後たった三か月の間に二人の女子囚人を強姦。現在はB級犯罪者として男子収容所の方で性転換治療を受けている。

*カカシ注:下記は昨日のエントリーを書く前にすでに下書きをしてしまっていたので、内容が重複している部分があります。

アメリカ、マサチューセッツ州の2016年発表のジェンダーアイデンティティーガイダンス

これは同州や連邦政府の反差別法に基づき、それをどのように施行するかというガイドラインを示したもの。これはトランスジェンダーが、就職、銀行ローン、住宅、教育の場で差別されてはならないと言うものだが、具体的にどんなことが差別とみなされるのか、proof is in the pudding is in the eating.

まず雇用だが、トランスジェンダーだというだけで雇用を拒否した場合は差別だとみなされるのは当然としても、実際にその人物がトランスジェンダーだということの証明は義務付けられていない。それどころか容貌と自認が一致していない人に関して、雇用側は志願者が自認する方の性別に合法的に移行したという証拠提示を要求することはできないのである。

このガイドラインには、本人がトランスだという証明書の提示を要求すること自体が差別とみなされるとある。例えばトイレなどの男女別施設の使用に関しても、このガイドラインによると性自認と一致する方の施設を使わせないことは法律違反とみなされる。しかし男女別施設を使用する際に施設の経営者や従業員が使用者にSRSや他の性転換治療を受けたという証明書の提示を要求するのは差別的偏見とみなされるとある。

アメリカは広いので州によって公式な性別変更ができる条件が違ってくる。適合手術(SRS)を必要条件にしているところもあれば、そうでないところもある。マサチューセッツ州ではSRSは必要とされていない。

ここで起きる問題はおのずと明らかだ。容貌と性自認が一致していない人でも、自分はトランスジェンダー女性だと言い張りさえすれば、雇用主はその人が本当にトランスジェンダーなのかを確かめるすべがない。この人と一緒にトイレを使ったり、職場によっては更衣室やシャワールームを共用しなければならない場合もある女子職員たちにも、この男の存在が気持ち悪いとか苦情を述べることすら許されないのである。

日本ではどうなるのか

松浦大悟さんが口を酸っぱくして、やたらな反差別法など通せば男性器を持ったままの女装男が女湯にはいってくるようになると警告しているのはこういうことなのだ。イギリスとマサチューセッツの例を見てもわかるように、一旦特例法を緩和して手術なしでも性別を変えられるなどということになったら、男性器のついたままの変態男が女子施設を侵略しても施設の経営者も施設を使う他の女性達も何も言えなくなるのである。小さな会社で女子職員がどれほど女装男との施設共用を嫌がっても雇用主には女装男を追い出す権限すらなくなるのだ。

どうりで日本のTRAたちは、差別禁止法に身体的男女別施設の設置は差別にならないと明記すべきだ、という我々の要求を受け入れないわけである。TRAの真の目的はトランスジェンダリズムに批判的に人々を黙らせることにあるのだから。そしてそれによって一番被害を被るのは例によって女子供である。


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日本でも暗躍するジェンダー運動の黒幕たち

前回の日本の選挙前にも各党がやたらとLGBTに関する法案を提案した。ほんのつい最近まで日本では同性愛だのトランスジェンダーだのと言った話は、ごく一部の人たちがSNSなどでちまちま話していた程度の物だったのに、なぜか突然あちこちの自治体でLGBT差別禁止法のようなものが通り始め、男女共用トイレが建てられたりしている。特に厚労省が最近改悪した少人数職場での男女別トイレを不必要とする話をするにあたり、なぜ今まで黙認されてきた例外を公認する法律をわざわざ今の時期に通す必要があったのか非常に不思議だった。ところが女性専用施設を守ろうという話が何故かトランス排除だという無関係な話に乗っ取られてしまい、そうか、これは男女別トイレの話ではなく、トランスジェンダーの陰謀だったのだなと納得がいったのだ。

先日、アメリカにおけるトランス運動の資金繰りや権力に関する話をしたが、同じジェニファー・ビレック女史のブログで、チョウコ・イシカワさんという日本人女性が日本のトランス運動について書いている記事をみつけたので、そちらを紹介しようと思う。彼女の名前を日本語で検索してみたが見つからないので、これはイシカワさんの英語記事からの紹介になる。

題して「ジェンダー思想は日本をどこへ導くのか?

日本ではもともと同性愛は違法ではないし、歌舞伎や宝塚など女装も男装も芸術として普通に受け入れられてきた。それで日本にはセルフID(性自認)などという概念は全くなかった。ところがここ一年余り、突然として反LGBT差別法が提案され、トランスジェンダー問題が取りざたされるようになった。

日本では2003年に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が通り、役1万人の人が戸籍の性別を変えた。この法律をつくるのに非常に積極的だったのが自民党の南野知惠子元参議院議員。

この年、南野は医薬業界から2億円という献金を受け取っていた。当時医薬業界から自民党に献金された金額は7億円に上る。与党は南野を含む10人の議員を法案達成委員に任命。そのうちの6人が右翼の神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーである。

医学業界からのこの献金に関して日本で取りざたされることはほとんどなかった。ところが最近になってやたらと性別適合手術の話が話題に上るようになった。また、LGBT関係の団体があちこちに現れるようになった。下記はその一部。

  • Good Aging Yells(グッドエイジングエールズ)2010年に創設されたこの団体の創設者は松中権氏。彼はもと電通の職員だった。電通は政府とも深いつながりがある。
  • 東京レインボープライド2021 この団体は諸外国の外資系企業や投資会社から資金援助を受けている。そのなかにはフェイスブック、ファイザー、J&J, ViiVヘルスケア―、エリ・リリー日本、P&G, 日本ロリエール、日本ヒューレットパッカードなどが含まれる。J&Jは積極的にトランスジェンダー医療を手掛けており、カナダで女性の乳房除去を提供している。
  • LGBT法連合会(パートナーローネット) 日本で一番大きなLGBT団体で、彼らは性指向や性自認へのバリアーを取り除く法律をつくることを目指している。
  • 特別配偶者法全国ネットワーク 同性結婚合法化を目指す団体。
  • EMA日本 LGBTロビーグループ。戸籍性別変更に関わった自民党のはせ浩衆議院議員と近い。
  • いのちりすぺくとホワイトリボン・キャンペーン 同性結婚を推進するこのグループを支持している国会議員ははせ浩(神道政治連盟国会議員懇談会)、橋本岳(日本会議)、牧島かれん(神道政治連盟国会議員懇談会)
  • OUT IN JAPAN (アウトインジャパン)
  • 虹色ダイバーシティー 虹色ダイバーシティーの創設者は村木真紀(レズビアン)。この組織はファイザーがスポンサーであり地域の弁護士協会を深いつながりがある。またこの団体は電通とも深いつながりがある。
  • ダイバーシティー研究所 虹色ダイバーシティーの前衛となった研究所で笹川財団と日本財団と深いつながりがある。

うわっ!笹川財団!なんて名前が出てくるんだ。

アメリカでは左翼の民主党が推しているLGBT概念がどうして日本では保守派の与党が推しているのか。イシカワさんによると、これは憲法改正が関係あるのではないかという。つまり同性婚を合法にするために憲法改正が出来るのなら、憲法9条の改正も進めやすくなると言うわけである。

イシカワさんによると、こうしたLGBT団体と与党との共通点は電通や経団連といった日本の巨大な企業や外資系企業と深い関係があると言うことだ。経団連は軍事産業と深く関係があり憲法改正を訴えている。

しかし与党がトランス思想を推進したくても自民党の支持者たちはトランス思想を支持していない。そこでトランス活動家は欧米諸国でもやったように人々が注意していないうちに全国レベルではなく地方レベルで反LGBT差別法を秘密裡に通してしまっている。「性自認」に関する地方の法律を検索すると、なんと224件もヒットするという。

ここ数年、日本全国でプライドマーチが多くみられるようになった。主流メディアはこうしたパレードの宣伝に余念がない。しかし今のところ日本ではまだ全国的なLGBT反差別法や理解増進法は通っていない。

日本にとって幸運なことはトランス思想が欧米とは一周遅れて入ってきていることだろう。日本の女性達は欧米の女性達と違ってトランス政策が社会に及ぼしている悪影響をツイッターなどで事前にまなぶことができる。また2021年のオリンピックで自称女の男子選手が参加したことでトランス思想に対する警戒心も高まった。

今は未だ、自民党は時期尚早とトランス政策を無理やり推進するようなことはしないかもしれない。いまのところ自民党は女性の権利を迫害するようなことはしないと言っている。だがトランス推進の企業から多額の献金をもらっている以上いつかは自民党が女性達を裏切る日がくるのではないかという。

イシカワさんは明らかに左翼なので、与党は憲法9条のためにトランス思想を利用しているとして恐れているが、共産党や社民党などの野党は自民党よりもあからさまにトランス思想を推している。トランス活動家たちは右翼だろうと左翼だろうと、ともかく権力のある政治家たちに近づき、自分たちのゆがんだ思想を日本人に押し付けようとしているようだ。


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トランスジェンダー活動を背後で操る億万長者たちの陰謀

ここ10年来、トランスジェンダー思想が物凄い勢いで欧米諸国及び日本にも広がってきているが、私はなぜこんなにも急速に、そして絶対的に色々な分野でこの思想が浸透していくのか不思議でしょうがなかった。普通ある種の思想というものは長年かけて少しづつ広まっていくものだ。LGBにTが加わる前までは、毎年ゲイプライドパレードが行われる程度で取沙汰されるほど目立ったものではなかった。確かに同性婚は合法となったが、それにしたところで何十年という議論がされ数々の州民投票や訴訟を繰り返しての結果である。ところがTが加わった途端に、あっという間になんでもかんでもLGBT。フェミニズムや黒人人権運動など何十年もかかって浸透してきたというのに、トランス思想はほんの数年で学校やメディアや政府機関にひろまり、政府の政策すらどんどん変わっていっている。

それで私はトランス思想の背後には何か巨大な権力が働いていると考えるようになった。先日Twitterでそんな話をしたら、それは陰謀論だという批判を浴びた。しかし去年にトランプ大統領の再選の際にもお話したように、陰謀と陰謀論は違う。実際に存在する陰謀を指摘することは陰謀論とは言わない。

ではTRAの背後には本当に巨大な権力があるのだろうか? 実はトランスジェンダー活動の背後には影で操る億万長者たちがいるのだという記事を紹介したい。この記事はThe Federalist(ザ・フェデラリスト)という保守派雑誌に2018年に掲載された記事で、著者はジェニファー・ビレック女史。Billionaires funding Transgender movement for profit

ビレックはもともと左翼フェミニストで環境問題活動家である。そんな人が何故保守派の雑誌になど寄稿しているのかといえば、それは彼女が2013年にトランスジェンダリズム思想を批判するという、左翼としてはあるまじき罪をおかしたため、背信者として破門されノンプラットフォーム(壇上剥奪)されてしまったからだ。

彼女はこの記事のなかで、TRAの資金源は少数の非常に豊かな男女であり、彼らは様々なTRA団体に投資することによって巨大な利権を築き上げているのだと話す。

ビレックは我々同様、女性専用空間や大学やスポーツがどんどんと女性を自認する男たちに門戸を開くのを目の当たりにしてきた。そして女性自認を称する男たちの声は大きいのに反し、男性自認の女達の声が小さいことにも気づいていた。

彼女は性別で区分けされてきた施設が女性や女児の安全を完全に無視したまま光速のような速さでトランス受け入れに変わっていくことに驚いた。それと同時に英語の代名詞の強制使用が物凄いスピードで進められ、ニューヨーク市など新しい法律が通ってしまい、このような変化に不満を述べようものなら自分たちの身のみならず家族や職まで危険にさらされる状況になっていることにも驚いている。

この猛烈克迅速な変化は本当に性違和障害を持ったごく一部の少数派による市民運動なのだろうかとビレックは疑うようになった。

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ジェニファー・プリツカー(女装実業家)


ビレックは一部の非常に裕福で社会的に影響力のある男たちがトランスジェンダーロビーやTRA団体に多額の資金を出していることを学んだ。その一部を紹介すると、ジェニファー・プリツカー(自称トランスの男)、ジョージ・ソロス(左翼過激派の億万長者)、マーティン・ロスブラット(自称トランスの男)、ティム・ギル(ゲイ男性)ドラモンド・パイク(実業家)、ウォレン・バフェット(投資家)、ピーター・バフェット、ジョン・ストライカー(ゲイ男性)、マーク・ボンハム(ゲイ男性)などがいる。彼らのほとんどが自分の組織やビジネスを通じてトランスジェンダーロビーに資金援助を出している。ジョージ・ソロスやウォレン・バフェットなど私でも知ってる蒼々たる億万長者たちが名を連ねている。

彼らは匿名で多々の事業や組織を使ってパイク運営のタイド基金(Tides Foundation)に莫大な寄付をしている。たしかタイド基金はソロスとも深いつながりがあるはずで、ここから過激派左翼思想を持つ人間が地方検察の検察官などになるよう援助資金が流れたりしている。

これらの男たちと共に、製薬会社やアメリカ政府までもが何百万ドルという金をLGBT運動に注ぎ込んでいる。この記事が書かれた当時すでに世界中で4億2千4百万ドルがLGBT活動に注ぎ込まれていたという。しかしこれは大金とはいっても、法律を変えたり言葉使いを変えたり、言うことを聞かない人を社会的に抹殺するなどに十分な金額とは思えない。

実はトランスジェンダリズムは非常に儲かるビジネスなのだ。トランスジェンダリズムにより多くの市場が生まれた。2007年に最初のジェンダークリニックが出来て以来、なんと2019年現在ではアメリカだけで30以上もの子供ジェンダークリニックが出現、多いところでは患者数725人にも及ぶ。

近年カウンセリングをするクリニックだけでなく、トランスを「治療」する医療インフラが爆発的に増大した。性転換手術やそれにまつわる多々の整形手術、そのアフターケアやホルモンやブロッカーなど、どれもこれも高額な治療費を要する。しかも一旦トランスジェンダーになったら、この「治療」は一生ついて回るのだ。健康体の人間を一生患者に出来るということは、医療関係者にとってはおいしい話である。患者が多ければ多いほどいいのは言うまでもない。

さてLGBTロビーにお金が流れていることも大事だが、一体誰がトランスジェンダー思想を政府政策の一貫として取り入れるよう働いているのだろうか?

ビレックはプリツカーファミリー(Pritzker Family)を例にとってそれを説明する。プリツカー家はハイエットホテルや介護施設などのビジネスで儲けた290億ドルの資産一家である。

ジェニファー・プリツカー(Jennifer Pritzker)

かつては夫であり父でもあり名誉ある軍人だった男性。何故か今では自称トランスジェンダー。今はタワニ基金を使ってトランスジェンダリズム推進に力を注いでいる。ジェニファーはトランス思想を社会機構に取り入れるために多大なる影響力を持つ男。

注目すべきはジェニファーが所持したり投資したりしているいくつかの組織は医療や法律や教育関係の機関に多大なる影響力があるということ。これはトランス思想がこれらの機関に迅速に広がったことの鍵となる。ジェニファーはスクワドロンキャピタルという企業買収法人を持っており、この法人は医療技術や医療機器及び整形インプラント企業を対象としている。またジェニファーが経営するタワニ基金はジェンダーやセクシュアリティー関係の慈善事業である。

ジェニファーはミネソタ大学の人間セクシュアリティー学部の指導委員会メンバーであり過去10年間で同大学に6.5百万㌦の寄付をしている。また彼が寄付をしたり役員を務める機関はこのほかにも、その患者数400人という子供専門ジェンダー病院ルーリー子供病院、ザ・プリツカー医学大学、シカゴのビクトリア大学とトロント大学のトランスジェンダースタディー学部の学長、左翼市民団体 American Civil Liberties Union(ACLU)、そして人工妊娠中絶専門クリニックチェーンであるプランドペアレントフッド Planned Parenthood。この二つの組織は最近「女性」という言葉を使わなくなったり、やたらトランスジェンダーに迎合する立場をとってきていたが、やはり金が目当てだったようだ。

特にプランドペアレントはどうやら最近トランスジェンダー市場にも手を伸ばそうとしているようだ。ジェニファー及びプリツカー一家は計画的に大学に多額の寄付をしてトランス思想を広めている。そして親トランスの論文を医学雑誌に投稿するなどしている。ジェニファーの叔父と叔母であるジョンとリサは2千5百マンドルをサンフランシスコ大学(UCSF)の子ども精神科に寄付したりしている。ジェニファーもまた病院や医学大学に多額の寄付をしトランスジェンダーやLGBT専門分野を設立したりしている。無論LGBに特別な医療など必要ないので、明らかにこれはトランスジェンダー専門ということになる。

プリツカーの基金で恩恵を受けて自らもトランス思想拡大のために動いている個人や組織は多数あるが、ちょっと数が多すぎるのでここでは省くが、ジェニファーはアメリカ軍内においても、トランスジェンダーが普通に受け入れられるよう働きかけている。彼はサンタバーバラ大学(UCSB)にシンクタンクに1.35百万の研究費を出し軍隊におけるトランスジェンダーの影響を研究させたり、バーモントの軍事大学に2500万の寄付をして海軍予備士官の訓練プログラムを発足されたりしている。

またプリツカーの資金援助はアメリカだけにとどまらず、WRAHという科学シンポジウムを通じて性別適合手術の勉強会を開いたり、世界中の大学に寄付をしたりしている。

ペニー・プリツカー(Penny Pritzker)

ジェニファー・プリツカーの従妹ペニー・プリツカーはバラク・オバマ大統領政権で商務長官を務めた女性。

ペニーはオバマとは2008年の大統領選の頃から資金繰りを担当しており、オバマ大統領が当選に多大なる貢献をした人。オバマ大統領の政策に相当な影響力を持っていた。彼女のおかげでオバマが大統領になれたと言っても過言ではないと関係者はいう。

商務長官としてペニーはthe National Institute for Innovation in Manufacturing Biopharmaceuticals (NIIMBL)という医薬製品生産部を設立し7千万ドルを商務局から融資した。オバマ大統領はトランスジェンダー拡大に積極的に政策をたてていたが、こういう背景があったわけだ。オバマはホワイトハウスで初めてのトランスジェンダー思想の会議を開いた。

オバマは大統領権限を使ってトランスジェンダーがパスポートの性別変更を簡単に出来るようにしたり、軍事病院で異性ホルモン治療を受けられるようにしたり、公立学校のトイレやスポーツに女装男子が入れるように大統領命令をだしたりした。(これは違憲であるとして裁判で施行停止命令がでた。後にトランプ大統領によって取り下げられた。)

ソロスとギルもオバマの選挙運動に多額の献金をしたが、彼らもまたトランス活動に巨額の資金を出している。

ペニーもジェニファー同様、ハーバード大学やボストン子供病院など、医学大学のトランスジェンダー部門や子供の性移行などに多額の寄付をしている。

J.B. プリツカー(J.B. Pritzker)

ペニーの兄弟でジェニファーの従弟。現イリノイ州知事。シカゴの孵卵器医療技術関係会社に資金援助をしたり、卵巣や子宮の移植を研究しているデューク大学の役員を務めていた。2018年にはオバマ政権の子どもの教育機関に2500万ドルを寄付。妻と共に一億ドルをノースウエスタン法律大学に寄付。一部は子供専門の法律部門に、一部は社会正義部門にあてがわれた。社会正義とは左翼思想のことを指す。

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もうこうなってくると、トランスジェンダー活動は人権運動などというものではなくソーシャルエンジニアリングだとブリックはいう。プリツカー家は子供の教育から医療関係から法律関係に至るまで、その手を伸ばしていないところがないくらいだ。この一家だけでもその影響力は多大だが、これにソロスやギルといった他の億万長者たちも加わってトランス思想を広めているのだ。

Viiv、ファイザー、アボット研究所など大手製薬会社や、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、インテル、デルなどのビッグテック企業もトランスジェンダーを推している。2017年の二月、これらの企業は連邦最高裁に学校が男女別施設を作ることを禁止するよう呼び掛けた。

しかし何故製薬会社やテック企業がトランス思想をこうも積極的に推し進めるのか、それは金だとブリックは言う。

先にも述べたように、性適合治療は非常に高値である。性転換は局所の手術を一回だけ受ければいいというものではなく、女性の場合は乳房除去卵巣除去などといった大手術が必要だし、男性の場合も顔立ちを女性に近くする整形など、手術だけでも何回も行わなければならない。手術がうまく行かずに問題が生じればその後の治療も必要になるし、ホルモンは一生接種し続けなければならないしで、これは一生ものなのである。

しかしいくら治療費が高いと言っても、ほんのわずかな人口のために、ここまで医療のインフラを変えていくというのもおかしな話だ。お金儲けをするためには人口の1%にも満たない性違和障害者だけを対象にしていては駄目である。患者の数はどんどん増やす必要があるのだ。

だから健康な子供たちを洗脳して自分は間違った体に生まれたと思い込ませる。間違っているなら直せばいい。大人にもトランス思想はファッショナブルな選択肢だと思わせる。身体はいくらも変えることが出来ると吹き込む。この薬を飲め、この手術をしろ、生まれたままの体を受け入れる必要はないのだと言い続けるのだ。

我々はほんの一部の変態的妄想を持った人々によって、医療インフラや法律や教育が狂った方向に向かっていくのを傍観していてはいけない。なぜならこの問題はごく一部の人たちだけの問題では済まされないからだ。TRAによって悪影響を受けるのは女性や女児だではない。トランスジェンダー活動は社会のすべての人々に多大なる悪影響を及ぼす思想なのだ。

ジェニファー・ビレック

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トランスジェンダー狂気から正気をとりもどしつつあるイギリス

今年の7月に、いち早くトランスジェンダーに迎合して男女共同トイレをあちこちに設置してしまったイギリスでは、公共施設において男女別トイレ設置を義務付ける法律が通ったという話を紹介したが、最近になってすでに設置されていた男女共用のユニセックストイレが次々と排除され、男女別トイレに取り換えられるようになった。イギリス政府は男女共用の公衆トイレから男女別トイレ設置に移行する計画を明らかにした。ツイッターで奥田幸雄@yukiookudaさんがデイリーメールのこの記事を紹介してくれていたので、彼の翻訳を引用させてもらう。

「ジェンダーニュートラル」な施設からの脱却を目指す政府の計画では、男性と女性は別々のトイレを使用することになります。この提案は、プライバシーを求めるすべての人のために独立したトイレを提供するというものです。 世論調査では、性別に関係なくトイレを設置することを支持する女性は20人に1人にも満たなかった。

関係者は法務省に次のように語っている。 「尊厳、安全、安心のために、男女別のトイレを適切に提供することは重要です。そのため、セパレートトイレが標準であり続けるためのオプションを検討しています」と述べています。

障がい者用のトイレだけでなく、プライバシーを求めるすべての人のために独立したトイレを提供することが提案されています。 性別を問わないトイレの問題は、トランスジェンダーの権利を主張する運動家と、女性に「不利益」をもたらすと主張するフェミニストとの間で争点となっています。

性別関係のないトイレ設置を支持した女性は5%どころか1%でも居たら私は驚く。しかしともかく女性の大半は男女共用トイレなど求めていなかったということがイギリス政府にもやっと理解できたということだろう。だいたいなんで最初からこれが良いアイディアだなどと思ったのだろうか?

以前に私はイギリスで男女共用トイレを強く推進していた人たちがことごとくペドフィリアで幼児ポルノ所持やわいせつ行為で捕まったという話を紹介したが、(男を女子施設に入れさせようとしてるのはどういう男たちなのか? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))問題なのは何故一部の変態男たちのごり押しに常識あるはずの他の政治家たちが同意して、一番影響のある女性達の声に耳を傾けないまま強行してしまったのかということだ。トイレや更衣室を男女共用にして女性達が喜ぶわけがない。そんなこと考えなくても解ったはずだ。どうして女性の意見を聞きもせずにおかしな政策を実行して、苦情が殺到してから元に戻すなどという無駄なことをやったのだ?

しかし最近のイギリスはトランスジェンダリズムの狂気から正気を取り戻してきているような気がする。トランスジェンダー政策で一番規模が大きく影響力のある政治ロビーイストのストーンウォールから政府機関や企業がどんどん距離を置いてきていることや、BBC内部からストーンウォールの異常な影響力を告発する報道があったり、先日の女装男たちによるレズビアン虐待記事など、だんだんと主流メディアがトランスジェンダリズムのおかしさに気付き始めているように思えるのだ。

トランスジェンダリズムは欧米諸国を襲った集団狂気だ。これは中性の魔女狩り同様理屈では説明がつかない。大多数の人間がこの狂気を受け入れたわけではないが、なぜか政治権力のある連中がこの狂気を奨励し、狂気を人々に押し付けることで自分らの権力をより強硬なものにしていく。

アメリカでも行き過ぎたトランスジェンダリズムが教育界に広がり、それに気が付いた親たちが中心になって大きな抗議運動が始まっている。これまでトランスジェンダー活動家(TRA)達が優勢だったのは、彼らの目的があまりにも奇想天外で一般人はそんなことを推進する人がいるなど信じられないと思っていたからだ。だからTRAは水面下でこっそりと色々訳の分からない政策を進めていくことが出来た。

しかし今や人々が彼らの陰謀に気が付き始めた。TRAは闇に隠れてのみ行動できるバンパイアのような奴らだ。太陽の光の元、人々がその正体に気付いたら、長くは生き残れない。

どうかこれがトランスジェンダリズム狂気の終焉の始まりであってほしい。

追記:昨日の日本の選挙で、ジェンダー平等だの選択的夫婦別姓だの同性愛結婚だのと騒いでいた野党がぼろ負けしたことから解るように、日本人はそういうくだらないことに全く興味がない。やたらと欧米のおかしな思想を日本に持ち込んだところで、日本人が受け入れると考える方が浅はかだ。このままLGBTなどという思想が日本で広がらないうちに、欧米諸国でこれらの問題が下火になり、日本では根がはらずに終わってしまうという結果になることを切に願う。


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レズビアンたちが女装男達から性交を無理強いされている!BBCが画期的な特集を報道

この間のストーンウォールによるBBCへの異常な影響に関する内部告発に続き、今度はレズビアンたちが自称女のトランスジェンダーたちから無理やり性交を迫られているという記事を報道した。’We’re being pressured into sex by some trans women’、 拙ブログをご愛読の読者諸氏は覚えておられることと思うが、以前から自称女の男性たちからレズビアンたちが虐待されているという話は何度か紹介したことがある。しかしBBCのような主流メディアがその事実を報道するということはかなり画期的なことだと言える。

この記事では女装男たちから虐待された女性達の体験談がいくつか掲載されている。

ジェニー(24歳):彼女は女性体の人間にのみ魅力を感じる女性だが、トランス「女性」とのセックスを拒んだことから、トランスジェンダー活動家(TRA)やその一味(アライ)たちからひどく暴力的な脅迫を受けたという。

ヒットラーより私を殺したいと言われたことがあります。もしヒットラーと私が同じ部屋に居たら、ベルトでわたしの首を絞めてやると。私がトランスウーマンとセックスしないというだけで、信じがたいほど暴力的です。

彼女がよく言われたことは、例えばバーで会った女性と意気投合してそういう雰囲気になった時に、相手がトランスウーマンだとわかったらどう思うかというものだった。しかし、ジェニーからしてみれば、相手が生得的女性ではないと解った時点で性欲は失せてしまうという。そりゃそうだろう。私も男だと思って付き合い始めた人が実は女だったとなれば、千年の恋も冷めてしまうだろうから。

記者のキャロリン・ローブリッジがこの記事を書くきっかけとなったのは、ローブリッジがsex, lies and legal consent(セックスと嘘と法律上の同意)という記事を書いた後、何人かの人たちから連絡があり、レズビアンにとってこれは非常に大きな問題になっていると伝えられたことだった。

ローブリッジはこの話題は実態を知るのが非常に難しいことを知っていた。それというのも、レズビアンがこれについて大っぴらに苦情をいったりすると、トランス界隈やアライ達からひどい嫌がらせを受けるからである。ローブリッジ自身も記事を書くにあたり、インタビューを募るツイートをした際にひどい嫌がらせを受けたという。

エイミー(24歳):彼女は自分の両性愛指向の恋人から虐待を受けた。恋人の未オペのトランスウーマンを含めた三人でセックスをしようという提案をエイミーが断ったのが原因。

「最初に彼女は私をトランスフォビックだと呼びました。そしてすぐ、私が誰かと寝たくないと思う気持ちに罪悪感を持たせようとしたのです。」

「その人に魅力を感じる可能性はゼロだとわかってました。男性の声が聞こえるし、男性の顎が見えます。服の下には男性器があるのです。これは物理的な現実です。女性が好きな女として、これは無視することは出来ません。」

「彼女が凄いショックを受けて怒ったことを覚えてます。そして私の考えは過激なプロパガンダでありトランス界隈に暴力をもたらすものだと言いました。そして私を過激派右翼と同じだとも言いました。」

しかしエイミーはたとえトランスウーマンが手術をしていたとしても気持ちは変わらないと語る。

コリー(26歳):彼女は大学で出会ったトランスウーマンから何度も言い寄られ、その度に断っていたが、あまりにもプレッシャーをかけられてついに男女のセックスをしてしまったという。二人の学生寮が近かったせいもあり、ある日お酒を飲んだ後の勢いで、うまく断れなかったという。

「とっても気持ち悪くて、一刻一刻が嫌でした。私たちが魅力を感じるのはセックスではなくジェンダーだという考えですが、私にはそうは感じられなかったからです。でもそう感じられないことが後ろめたかった」

コリーは恥かしくて、この体験を誰にも話さなかったという。

『トランス女性は女性であり、レズビアンはデートすべき』と言われてますが、トランスだという理由でその人を拒絶したら私は悪い人間なのだろうか、もうLGBT界隈には入れてもらえなくなるのだろうか、何か仕返しされるんじゃないか、そう思ったら誰にも言えませんでした。

実はこの女性、ツイッターで誰かが「こんな体験談の寄せ集めなんか、何の証拠にもならない」といったのに対して、自分はすくなくとも他に三人のレズビアンが大学でトランスウーマンから虐待されたのを知っていると答えていた。どうやら彼女の大学にはレズビアンを餌食にしている悪どい自称女の男がいるらしい。

アンジェラ・C・ワイルド:拙ブログでも以前に紹介した Get The L Out というレズビアン団体の創設者のひとり。この団体は現在のLGBT活動のなかでレズビアンの権利が無視されていると感じている人たちの集まり。彼女たちは以前にイギリスのプライドパレードで抗議したことがあるが、その時も同団体は「偏狭、無知、そして憎悪」だと攻撃された。

レズビアンたちは話すのをとても怖がっています。なぜなら信じてもらえないかもしれないと思ってるし、トランス概念がみんなを沈黙させてるからです。

アンジェラはソーシャルメディアを通してレズビアンたちにアンケートを配った。そのうち80人の女性が返答したが、回答者の56%の女性達がトランスウーマンからセックスを迫られたり、嫌々同意させられたりしたと答えている。(調査結果はこちら.

アンジェラはサンプル数はレズビアン全体からしたら少ないかもしれないとは認めながら、それでもこういう事実があるということを記録しておく必要があると感じた。

回答者の中には、トランスウーマンとヌードの写真を交換しないのはトランスフォーブと呼ばれるのではないかと思ったとか、若い女性はトランスウーマンと寝ることで、自分はターフではないと証明できると思っている節があるというものもあった。またある女性はオンラインで「同性愛など存在しない、トランスシスターズのために自分の性器混乱を捨て、トランスに性器を挿入させるべきだ」と言われたと答えている。

回答者の一人は、もしトランスウーマンんとセックスをすれば男性器を受け入れられるようになるのではないかと思ったという。欧米諸国ではコンバージョンセラピーと言って同性愛を「治す」という野蛮な治療法が施行されていた時代があった。トランス活動家によるレズビアンたちへの男性器を受け入れさせる圧力は、まさに現代版のコンバージョンセラピーである。

ある女性はトランスウーマンとデートをした際に無理矢理セックスを迫られ、断ったらターフとして世間にさらし、仕事も首なるようにしてやると脅迫されたという。

無論この調査結果を発表したことで、アンジェラはトランス界隈やその一味たちからトランスフォーブと批判されたことは言うまでもない。「トランスウーマンすべてが強姦魔であるかのように書いている」などが典型的だ。しかしアンジェラは一人でもこういう被害を受けた人がいるなら、それについて話す必要があると語る。しかも被害者は一人ではない。実態はもっと広域に広がっているものと思われる。

ローズ・オブ・ドーン(MtF):トランスジェンダーのなかでは珍しくまともなことを言ってるユーチューバー。ローズも自分のチャンネルで「レズビアンがトランスウーマンとデートしないのはトランスフォビックか」という動画を作ったことがある。かの悪名高い偽女のレイチェル・マッキノンは以前「性器による性指向はトランスフォビックだ」とツイートしていたことに関し、ローズはそういう考え方は非常に害毒であると言う。

ローズは自分の仲間うちのトランスジェンダーたちも、レズビアンは自分の好きな人たちとデートすべきであり、デートの相手にトランスウーマンを含まないのは差別でもなんでもないと考えているという。しかしトランスジェンダー達ですら、そのような発言をするのが憚られる状況があるという。

私のような者はトランス活動家やそのアライたちからかなりの虐待を受けます。トランス活動家は同意しないと思われる人たちに対して非常に攻撃的ですから。

デビ―・ヘイトン(MtF):科学の教師で2012年に性転換をし、トランスに関する情報を書いている。デビ―は多くのトランスが転換後の交際がどれほど大変か考えずに転換していると語る。きちんとした調査があるわけではないが、トランスウーマンと呼ばれる男性たちの殆どが女性に性愛を感じているとデビ―は言う。男子が女子に性愛を持つのは生物学的に自然な状態だからだ。

ですからトランスウーマンがパートナーを探す時、レズビアン女性達は「女性が欲しい」といい、異性愛者女性達が「異性愛男性が欲しい」というと、トランスウーマンは取り残されてしまいます。そして社会から失望させられたと感じ、怒り、感情的になり、社会が自分たちを攻撃していると感じるわけです。

生得的女性にしか性愛を感じない人々を恥かしめ、あたかもそれが悪い感情であるかのような攻撃は酷いものがあるとデビ―は語る。

リリー・ケイド:レズビアンポルノ専門のポルノ女優。写真を見て一旦は合意した相手役が実はトランスウーマンだとわかって共演を断ったことで批判された。彼女自身はツイッターで過激なひとに批判された程度だったと話しているが、これがきっかけでコットンシーリングという言葉が聞かれるようになった。これは人工妊娠中絶専門クリニックのプランドペアレントフッドで開かれたワークショップのタイトルに使われたことで広まった言葉だ。これはトランスウーマンが女性とセックスするために障害となっているものという意味で使われる。リリーに言わせれば、女性が社会的地位を得られない透明な障害があることをグラスシーリング(ガラスの天井)と言ったのを生理用ナプキンと比べるのは「気持ち悪い」。

ストーンウォールとLGB Alliance:LGBT団体でもっとも規模が大きく影響力のあるストーンウォールにインタビューを要請したが断られた。だが一応声明文だけは受け取ったと言う。ストーンウォールは誰もデートの相手を強制されるべきではないとしながらも、人種や障碍者や肥満の人やトランスといった、ひとつの属性全体を取り除くのであれば、それは社会による偏見がどのように人々の指向に影響を与えているのか考えるべきであるとし、まだまだLGBT内部でも偏見はあるので、そういうことはオープンに正直に話し合われなければならないという答えだった。

もともとストーンウォールはイギリスの同性愛者への差別に抵抗するために作られた団体だったのだが、最近はトランス一本やりで、LGBたちが無視されるようになってきた。そこで新しくLGBAlliance(LGB同盟)というグループが設立された。

LGB同盟の創設者のひとりは、まさか同性愛者が同性を愛する権利のために再び戦う日がくるとは思わなかったと語る。「もうこの戦いには勝ったとおもってたんですが、またこの戦いを始めなければならないと考えると恐ろしいです。」

ライリー・J・デニス:ローブリッジのインタビュー要請には応じなかった。こいつは自称トランス女性のユーチューバー。未オペでホルモン治療すらしていないただの偽女。普通にヘテロ男性で性愛は女性指向。私はこいつはトランスジェンダーなどではないと確信している。いつもタンクトップからいかつい肩まるだしで人にお説教ばかりする気持ち悪い奴。今は消してしまったらしいが、こいつはヘテロ男性やレズビアンがトランスウーマンとデートしないのはトランスフォビアだというビデオをアップしていた。ストーンウォール同様、ここでもこの偏見は人種や肥満の人への差別と同じだと主張していた。

アニ・オブライアン(30歳):ニュージーランドのSpeak Up For Women(女性のために発言せよ)というグループの創設者。ティックトックを使って若いレズビアン女性達に呼びかけている。

アニはまたレズビアンたちが昔のように「試しても居ないのに男性器がきらいだなんて何故わかるのだ」といわれていると語る。性器を通り越して人を受け入れろと、だがそれは同性愛とは言えない。

トランス男性がゲイ男性にそれほど興味がないので問題になりません。しかしトランスウーマンの多くが女性に興味があるため、我々が不公平に影響を受けているのです。(略)私はティーンエージャーで同性愛を隠していた時、なんとかストレートになろうと努力しました。それだけでも大変でした。(若い子が)やっと自分が同性愛者であることに納得してカムアウトしたら、男性体の人は男性ではなくレズビアンだから、それを受け入れろと言われたらどんな気がするでしょうか?

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当然のことながら、この記事に対してトランス界隈とそのアライたちからBBCに抗議する声明文が発表された。その内容についてはまたいずれ紹介するが、一応リンクだけ張っておこう。

Open letter signed by 16,000 calls for BBC apology over trans article – BBC News

トランスウーマンと名乗る男たちの大半は単なる女装男であり性指向も女性が相手だ。こんな男たちを女性として社会が受け入れることがどれだけ危険なことか、この記事を読んだだけでも解るはずだ。これまでに私は女装男たちによる性犯罪についても色々書いてきたが、自称女の男たちは一般の正常な男性たちよりも女性にとってはずっと危険な存在なのである。


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BBC,イギリスの強力なトランスロビー団体、ストーンウォールの本質を暴く

読者諸氏はイギリスのLGBT市民団体ストーンウォールのことはご存じだろう。拙ブログでも何回かお話したことがある。もともと彼らは同性愛者保護という趣旨で始まった団体だったのだが、近年はほぼトランスジェンダー政策一筋になっていた。さて、最近BBCのラジオDJスティーブン・ノーランがストーンウォールの多大なる影響力について、その本質を暴くポッドキャストを何回かのシリーズに分けて放送した。ちょっと中身がぐちゃぐちゃしすぎているため私は三話まで聞いて諦めた。しかしそれに関連する記事を見つけたので先ずそちらから読んでみよう。

ストーンウォールはダイバーシティー(多様性)専門家を自称する慈善事業ということになっているが、実は彼らは無益団体などではなく、諸企業に「ダイバーシティーチャンピオンズ」という多様性アドバイスを有料で提供している。要するに企業は自分らのやっていることがストーンウォールの言うLGBT多様性に従っているかどうかお金を払ってお伺いを立てているというわけである。そしてイギリスの公共放送であるBBCもストーンウォールに多額の金を払って指図を仰いでいた。

ところが最近になって風向きが変わってきた。イギリスには Ofcom と呼ばれる電気通信を管理する政府機関があるが、ここもストーンウォールの指図にずっと従って来た。ところが、最近になってOfcomおよび人権擁護委員会などが次々にストーンウォールとの契約更新を止めた。

そして最近BBCもストーンウォールと関わりすぎて中立性が失われていると考え、ストーンウォールとの契約を継続しない方向に向かっている。

何故このような傾向がみられるようになったのだろうか?きっかけとなったスティーブン・ノーランのポッドキャストに関するBBCの記事から読んでみよう。

先ほども書いた通り、ストーンウォールは英国全土で多大なる影響力を持つロビー団体だ。それが、この度のBBCの捜査により、この団体の怪しげなスキーム(企て)が暴露された。そのせいで多くの著名な組織が次々とストーンウォールと距離を置くようになったのだ。

最近問題になっているのはストーンウォールの二つのスキーム(企て)である。一つが先ほど紹介した有料の「ダイバーシティーチャンピオンズ」そしてもう一つが無料の Workplace Equality Index (WEI 職場平等指標)。

この指標はようするに職場がどれだけLGBTQに迎合しているかを採点する通知表のようなもの。ノーランの得た情報によれば、ストーンウォールは各組織にこの点数を挙げるように要請していた。その内容についてノーランは Freedom of Information (FOI) という法律に基づいて多々の組織から情報を取り寄せたが、BBCはじめいくつかの組織はストーンウォールの経営に悪影響を及ぼすという理由で情報提供を拒否した。

Ofcomはテレビやラジオの局に関する情報をWEIに提供していた。8月にチャンピオンズからは脱退したものの、WEIへの情報提供は未だ続けている。ストーンウォールはOfcomに対して、どのようにLGBTQに迎合した方針を取ってきたかを質問、Ofcomはその例として、ある局のラジオ放送内でDJがはなったトランス差別の発言を罰したと答えている。

トランス差別の発言というのは、とあるDJが自分の6歳の娘が性別で分けられていない更衣室で着替えるのは気が引けるとし、トランスジェンダーのことを「彼、彼女、それ」と表現したというもの。このDJは自分の番組で謝罪を強制された。他にも「妊娠した男」という題名の他所の局のドキュメンタリー番組をおちょくった番組を罰したなどの例がある。

Ofcomは放送基準はOfcom独自の方針であり、ストーンウォールの影響は受けていないと主張するが、もし影響がないなら何故金を払ってチャンピオンズに参加していたのか不思議だ。

BBCにおいては人事に関してもストーンウォールと密接なつながりがある。BBCはスタッフについて多様性や許容性に関してストーンウォールのアドバイスを仰いでいる。ということは、スタッフのなかに行き過ぎたLGBT方針に反対する人が居れば、解雇されたり左遷される可能性は大いにあったということだ。

問題なのは、BBCはストーンウォールのみがLGBTQの専門家であるとし、他にも色々と異論があるにもかかわらず、すべてストーンウォールの言いなりになっていたということだ。BBC内部でのLGBTトレーニングではストーンウォールのメンバーが講師としてやってきてストーンウォールの教材を使っていた。

BBCで25年勤め、最近退社したサム・スミス記者はBBC内ではストーンウォールに批判的なことを言うのを恐れている人が結構いたと証言している。そしてストーンウォールの方針はBBCの番組作りにも大きな影響を及ぼしていると語る。The Nolan Investigates podcast is available on BBC Sounds

私は昔からBBCの番組には良いものが多いので観ているのだが、確かに最近はあまりにもポリコレが行き過ぎで観られなくなったものもある。例えば超長寿番組のドクターWHOなどがいい例。この番組は1960年代から続いており、90年代に一旦中断したが、また2000年代から再開された。主役は何年かごとに入れ替わるが、ドクターは常に男性で、そのパートナーは若く美しい女性というのが定番だった。ところが最新のドクターは女性となり、彼女のアシスタントに黒人男性、パキスタン女性、白人男性、と三人。それだけならまだしも、筋があまりにもポリコレ過ぎてつまらないったらない。私は最初のシーズンだけ観てみるのを止めてしまった。そう思ったのは私だけではなく、視聴率がドクターシリーズ始まって以来の低さとなり、主人公の女優が自ら降板するという事態にまで発展。

また私たち夫婦が良く見ている警察シリーズでも、片田舎の保守的な村の設定なのに、やたらとゲイやレズビアンやトランスジェンダーが出てくる。人種も多種多様。それでも話の筋に必要性があるならいいが、まるで無関係にLGBTの人が出てくると話がややこしくなってしまう。このシリーズもいつまで観続けられるかわからない。

BBCは国営放送だ。イギリスにもニュースはテレビやラジオから得るという人も多いだろう。それがこうもLGBTにべったりの政策を取っているとしたら、いったいどんな偏向報道がされているのかわかったのものではない。しかし内部告発があって、それをちゃんとポッドキャストで放送したということは、BBCにも肝の据わった人が居る証拠だ。

イギリスやアメリカで父母たちが行き過ぎたLGBT教育に抗議するようになったことも含めて、もしかすると西側諸国はやっとこのLGBT狂気から目覚めつつあるのかもしれない。

その点日本は周期遅れで欧米の間違いを繰り返そうとしているのが歯がゆい。


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男を女子施設に入れさせようとしてるのはどういう男たちなのか?

以前にもアメリカやイギリスでトランスジェンダーを女子施設に入れるべきだと推してる人たちのなかに性犯罪歴のある男たちが何人か混じっていたという話はしたことがあるが、今日どんな人たちがこの政策を押しているのかというまとめリストを発見したので紹介しよう。

ツイッターでこの記事を紹介してくれたのはこの人。(1) ポルノ・買春問題研究会|国際情報サイト on Twitter: “男女別のトイレや更衣室をなくしてオールジェンダーにしろ、そうしても性犯罪は別に増えない、性犯罪が増えるというのはターフの嘘だ、と声高に主張していたトランスアライの男性活動家たちが、実際に児童性虐待の犯罪者であったという話。必読。ぜひDeepLでお読みください。 https://t.co/vs5UlpLhC5” / Twitter

元記事のリンクはこちら題名は「パターンがはっきりしてきた」というもの。男が女子施設にはいっても問題は起きないとか犯罪など誘発しないと熱弁を振るっていたやつらに限って全く信用できないという証拠がここにある。

この記事にはまずそれぞれの男たちがトランスジェンダーやクィア理論についてどんなことを言っていたかを紹介し、その後に男たちの犯罪が示されている。その何人かを紹介しよう。

ピーター・ブライト。この男はツイッターでトランスジェンダー女が女子トイレに入ってくるのは危険だなどという意見はまるで根拠のない戯言だと言っていた。それに関していくつもツイートがあるが、あまりにも下品な内容なのであえて訳さない。ただ、「女の子がペニスを見たからって、そんなに大変なことか?」などと言っていた。また女性がトイレで襲われるとかいう恐怖を持つのは全く根拠のない被害妄想だとも言っていた。そして去年未成年女子を誘い出して性行為をさせようとした罪で逮捕され有罪となっている。

エリック・ジョイス。イギリスの元議員、学校の男女共同トイレに抗議した女性議員のツイートに対して、生物学的な性は社会構造でありそういう考えはすでに賞味期限切れだと言っていた。数か月後ジョイスは児童へのわいせつ行為で逮捕され有罪になった。

デイビッド・スミス。イギリスの元議員。男女共同施設推進の熱心な活動家。彼の運動のおかげで地元議会のビルのトイレが男女共同トイレになってしまった。女性や女児への犯罪を誘発するという懸念に対して、共同トイレになればそんなことは起きない。犯罪を犯すようなものはどこでも犯すなどと言っていた。こいつも児童へのわいせつ行為で捕まった。

ゴードン・パイク。イギリスの刑務所職員。自称女が女子施設に移行するのを強く推していた男。彼の提案が認められた二年後、大量な児童ポルノ所持で捕まる。なんと45枚のディスクに2万以上のイメージが保存されていた。

リストはまだまだ続くのだが、ひとりアメリカの芸能人が混じっていて驚いた。私も昔よく見ていたミス・バスターという番組に出演していたアダム・サベージ。番組がキャンセルされてだいぶ経つが、彼も熱心なトランス活動家だったらしい。彼自身はトランスジェンダーではない。最近になって実の妹から子供の頃にサベージに何度も強姦されたとして訴えられている。

自分はLGBTでもないのに、やたらとトランスジェンダーを持ち出して女子施設に男を入れようとする奴は非常に危険だ。トランスジェンダーなどただの言い訳に過ぎない。彼らは女子を狙っているのだ。この記事は最後にロザ・ルクセンバーグ女史の言葉で締めくくられている。

女性はペドフォリアを見分けることが出来る。なぜなら少なからず影響を受けて来たからだ。彼らの風貌やしぐさやジェスチャーに気が付く。私は女性の安全を考える男しか信用しない。すぐに差別だと言い出す男は危険だ。私たちにはパターンが見える。だから彼らは私たちを憎むのだ。

ちなみにルクセンバーグのツイッターアカウントは凍結されている。きっと変態男たちの差し金だろう。


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