風向きが変わった?トランスジェンダーリズムの狂気から正気を取り戻しつつあるイギリス、その2

数か月前に私は拙ブログでイギリスがトランスジェンダーリズムの狂気から正気をとりもどしつつあるのではないかというエントリーを書いた。今回はその続編。

先日イギリスのボリス・ジョンソン首相がトランス女性は女子競技に出るべきではないいう発言をした。それにこたえるかのようにイギリスのサイクリング協会、ブリティッシュサイクリングがトランス「女性」やノンバイナリを名乗る男子の女子競技参加方針を一時停止する旨を明らかにした。先月男子競技で優勝したエミリー・ブリジスによる女子競技参加資格を巡って、国際サイクリング協会のUnion Cycliste International [UCI]と方針が違っていることが問題視されたためだ。ブリジスが女子競技に参加できるかどうかの決断はまだ下っていないが、BCもUCIも今後トランスジェンダー選手をむやみやたらに迎え入れてはいけないと気が付いたようだ。

今月アメリカの大學水泳競技大会の200メートルで女子競技で優勝したリア・トーマスの件で、世の中の人々は男子が女子競技に参加することの理不尽さを目の当たりにした。トーマスは身長190センチ近く、体型も仕草も声も完全に男だ。彼の場合女性に見せようと言う努力すらしていない。「トランス女性は女性です」を認めることは、こういう男を女性として受け入れるということなのだ。そのことに多くの人がやっと気づいたのではないだろうか?

実は私はトーマスはもしかしたら世の中の人にトランスジェンダーリズムがどれほど狂気じみた概念であるかを知らしめるためにわざとやっているのではないかとさえ考えたことがある。多分彼は単に注目を浴びたいだけの偽女なのだろうが、トーマスやブリジスのおかげで人々が正気に目覚めるというのであれば、それに越したことはない。

ジョンソン首相の発言で、反トランスのフェミニストの間から、J.K.ローリング女史が同じことを言ったら散々叩かれているのに、ジョンソン首相が言ったら「よくぞ言ってくれた」となるのは何故なんだ。やっぱり男が言うと皆いうことをきくのか、と批判の声が聞こえた。

デイリーワイヤーのマット・ウォルシが人気テレビ番組に出演して「女性とはなんぞや?」という質問をして話題になった時も(ウォルシ制作の同名のドキュメンタリー映画は5月に公開予定)、イギリスのフェミニストが私は何年も同じことを言ってきて誰も注目してくれなかったのに、男のウォルシが言ったら一気に注目されるのは何故なんだ、女性差別だ!と息巻いているを聴いた。

しかしフェミニスト諸君、この問題が女性だけの問題だとされている間は何も変わらないのだということに気付くべきだ。フェミニズムが欧米で広く受け入れられない理由はフェミニズムが女性だけの問題だとして男性を敵に回して来たことにある。もしトランスジェンダーリズムによる女性差別から女性の人権を守りたいなら男性を味方につけなければ勝ち目はないのだ。女子トイレに女装男がはいってくるとか、さほど人気のない女子スポーツで女装男子が活躍するとか言ったことだけだったら、多くの男性は、フェミニストとトランスジェンダーの間で解決してくれと思って興味をもたないかもしれない。だから、この問題はトイレやスポーツだけの問題ではない、世の中全体の問題なのだと世の男性達に理解してもらう必要があるのだ。

男子を女子と認めろということは、四角を円と呼べと言うのに等しい。つまり男子は女子ではないという基本的な真実を否定できるのであれば、世の中どんな嘘もまかり通ってしまうことになる。三つしかない電灯を四つあると白状させられるウィンストンのように、トランスジェンダーリズムの最大の問題は、すべて偽りを基盤にしているということなのだ。

一方アメリカでは、現在共和党が多数議席を握る12の州で男子学生の女子競技参加を禁じており、ルイジアナを含む複数の州で同じような法律が提案されている。共和党を含む数人の知事が署名を拒否しているが、議会の三分の二を占める票が集まれば知事の拒否権を覆すことが可能なので、これらの州でもいずれは法案は通るものと思われる。

またテキサスを含む12以上の州で先日フロリダで通った「反子供手懐け法」が提案されている。これはLGBT活動家の間で「ゲイと言ってはいけない法」といって忌み嫌われている法律である。前回も紹介したが、これは幼稚園を含む幼い子供達に性行為や性自認に関する教育をして子供を洗脳するのを禁じる法律である。

遅ればせながら、イギリスもアメリカも正気を取り戻しつつあるようだ。まだまだ足並みは遅いが、、


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フロリダの「反子供手懐け法」で明るみに出た教師たちの変態ぶり

先日フロリダで知事が署名し晴れて法律となった「教育における保護者の権利法(下院法案1557)」のことが、法律反対派の間では「ゲイと言ってはいけない法」などと誤解を生む解釈で呼ばれていることは先日拙ブログでご紹介した。この誤解を招く悪質な呼び名に対抗すべく法律奨励派の保守派たちの間ではこの法律を「反子供手懐け法”Anti Grooming Bill”」と呼ぶようになり、その呼び方が反対派の神経を逆なでしているようである。

フロリダのディサントス知事のクリスティーナ・プシャウ報道官はこの法律についてこんなツイートをした。

リベラルによって「ゲイと言ってはいけない」などと誤って呼ばれているこの法律は、正確にいうならば「反手懐け法」と説明されるべきです。この反てなずけ法に反対する人は多分手なずけ者か、でなければ4歳から8歳の子どもを手なずけることに反対していない人たちです。沈黙は同意ですよね、民主党の皆さん。私が作った規則ではありません。

私は”grooming”のことを「手懐けること」と訳しているが、この場合の手懐けには「性的に」という意味あいが含まれる。つまり子供が幼いうちから大人たちの性的対象となることへの訓練という意味で使われている。

この表現に怒ったのがLGBTQ+αの活動家達である。今後省略してLGBTと呼ばせてもらうが、彼らは自分らがあたかも小児性愛者であるかのように呼ばれたことに激しい怒りを感じているらしい。こちらアトランティックの記事から読んでみよう。著者はコナー・フリーダードーフ(Conor Friedersdorf)例によって意訳なので細かいことはいいっこなし。

右翼はこの法律に反対する人が皆、子供に性的に過激な内容のものを見せて虐待に備えようとしているかのように言う。小児性愛の秘密組織が主流になったかのような、まるでQアノンの陰謀論だ。ーミッシェル・ゴールドバーク。

保守派とは名ばかりのリベラル評論家デイビッド・フレンチも「グルーマー(手懐け者)」という言葉使いはQアノン陰謀論もどきであると批判。

同記事の著者フリーダードーフは、もしディサンティスが学校で行われている教育が幼年児にふさわしくないと言いたのであればそう言えばいいのであって、あたかも教育者たちが小児性愛犯罪者であるかのような表現は議論として適切ではないと言う。

ハッ!

この法律を、文章のどこにも書かれていない「ゲイと言ってはいけない法」などと表現し、反LGBT法だと大騒ぎしてる連中がグルーマーと言われて傷ついただあ?知るかそんなもん!子供たちの安否を気遣って教育委員会で意見を述べる親たちをテロリスト扱いしていたお前たちにそんなことを言う権利はない。グルーマーと呼ばれたくなければ、自分らはそんなものではないと、はっきり根拠を示して反論してはどうなのだ?

反対派にとって問題なのは、反対派がこの法律に反対すればするほどLGBTの本音があちこちから燻りだされていることだ。

例えばこの法案に公式に抗議したディズニーだが、この間紹介したディズニーの重役会議ビデオで、一人の女性プロデューサーは、ディズニーの上部は彼女がもつ「およそ秘密とは言えない私のゲイアジェンダ」を全面的に受け入れてくれたと発言していたり、もう一人の女性重役は自分の二人の子どものうち一人はトランスジェンダーでありもう一人はパンセクシュアルだと公言し、ディズニー映画やテレビ番組のキャラクターをもっとLGBTにしなければならないと語ったりしていた。

実はついさっき知ったのだが、AMZEと呼ばれる幼児を対象にポルノ教材を作っている会社がある。さっきちらっと観たのだが、子供を対象にセックスや性自認といった、とても子供には適さないボルノ漫画を作成してることが解った。しかもこうしたビデオが学校などで「教材」として使われているというのだから驚く。実はこの会社はすでに日本ではピルコンと呼ばれていて、その内容を日本語で拡散している。ユーチューブのリンクはこちら

フロリダの反子供手懐け法が通ってから、TikTokなどで髪の毛紫顔中ピアスで入れ墨の男だか女だかわからない(自分自身も解ってないらしい)人たちが、今後ジェンダーやセックスについて子供たちと話合えない、トランスキッズが守れないなどといって続々辞任している。

非常に良いことだ!

クラスルームはセックスだの性自認だのといった話をするところではない。教師の私生活など子供たちは知らなくていい。それにしてもこうやって見ていると、この法律が出来たのは遅すぎるくらいだし、小学校三年までなどと言わずに高校生まで適用してもらいたい。

ともかくこれ以上変態教師を子供たちに近づけてはいけない。

下記は三歳児に性自認教育をすべきという教師のTikTok動画。


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どんな些細な違いも許さないトランス活動家の不寛容, それに驚くナイーブなフェミニスト学者

なぜか私のツイッターフィードに上がってきた*千田有紀という人のツイートが面白かったので、今日は彼女の身に降りかかった火の粉についてちょっとお話してみたい。彼女についてウィキによると、、

*(せんだ ゆき、1968年12月- )は、日本の社会学者、武蔵大学社会学部教授。専門は家族社会学、ジェンダー論、フェミニズム論。
日本のフェミニスト、上野千鶴子の弟子 。大阪府生まれ。

だそうなので、完全な左翼フェミニストと考えられる。どうしてこんな人のツイートが私のフィードに上がってきたのか不思議だったのだが、どうやらトランスジェンダーに関して彼女が発した何気ないツイートが反トランスだとして炎上してしまったというのが理由らしい。ツイッターのアルゴリズムは私が話題にしていることを見張っていて興味がありそうだと思うテーマのツイートを紹介するようだ。

さて、では千田さんの炎上したとされるツイートの内容はというと、、

トランス問題はかなり複雑で、マイノリティ動詞が対立させられてしまう構造に、観ていて胸が痛いですね。

というもの。これの何が問題なのか。彼女がリンクした少年ブレンダという人のNoteにその理由が記載されていた。

実は前段階で千田さんは「性同一性障害のMtF」を自称するアカウントから「漫湖臭い」と中傷を受けていて、「マイノリティ同士の対立」とはその流れの中でぽろっと言ってしまった言葉です。

つまり千田さんとしてはトランス女性を差別したくない、擁護したい、それなのに酷い攻撃を当事者から受ける。これでは擁護したくても出来ない。2chなどで定着した女性に対する「性器呼び」は性差別であり、それは社会構造に問題がある。この性差別を生むシステムによって「シス女性」と「トランス女性」は対立させられているのだ!それが私には悲しい…と、流れから言うとそういうことなのです。まあ、分かり易いですね。

この少年ブレンダというのは悪名高い男性から女性へのトランスジェンダー活動家で、私はとっくの昔にブロックされている。

千田は自分は「トランスジェンダーは女性でないなどとは言ってない。トランス女性は女子トイレに入るなとも言ってない」それなのに何故攻撃されるのか理解できないと言っている。

ブレンダは千田が攻撃される理由をこう説明している。強調は原文のまま。

しかし「女性は男性から性暴力を受ける、そのことで被害者もいる。私も被害を受けた」だから「トランス女性を差別したくないけど排除しなければならない」というのは、TERFsの人たちがよく使うヘイトスピーチの「テンプレ」なのです。(略)

「トランス女性」と「シス女性」を分けてはいけない時、排除して議論してはならない、という時があるのです。それはどんな時でしょうか。(略)

千田さんは明らかに「性暴力」を前提に「トランス女性」と「シス女性」を分けているのです。ここが第一のポイントです。

・千田さんは、「性暴力」を前提にした時「トランス女性」と「シス女性」を分けて考えている。

そして「対立させられてしまう社会構造がある」「それは性差別のせいだ」というわけですが、その説明がなぜ批判されるのかは「判らない」のです。これが第二のポイントです。(略)

しかし、我々「トランス女性」から見ると「現実にはあり得ない事を言っている」のです。

なぜならば、「トランス女性」が受ける「性暴力」というのは、「トランス女性」が「女性だと見なされるから受ける暴力」だからです。

ここで言う「トランス女性」とは「女性として暮らしている人」です。

要するに千田が自分が性被害に遭った体験から言って、「シス女性」の体験と「トランス女性」の体験は違うはずだと言ったことが「トランス女性」たちの勘に触ったというわけである。

実は私は千田がトランス活動家たちの反応に驚いているということ自体に驚いている。千田は昔気質のフェミニストで専門は家族社会学、ジェンダー論、フェミニズム論」でしかも上野千鶴子の弟子だという。そんな人がフェミニズムを長年かけて乗っ取ろうとしてきた(もしくはすでに乗っ取ってしまった)トランス活動家たちについて何も知らなかったというのは、あまりにも無知すぎないか?はっきり言ってジェンダー専門の学者としては完全に失格だ。

だいたいトランス活動家の使う「シス女性」などという言葉を受け入れてしまった時点ですでに千田の宿命は決まっていた。シス女性など存在しない。なぜならトランス「女性」は男性の一種であり、女性ではないからだ。女性の表現は女性性器でもなければ生理だの子宮だのを出産といった女性の身体の機能で表されるべきではない。女性のことをいいたいなら単に女性と言えばいいのである。

千田の間違いは自分が左翼でトランスにも理解を示して来たので批判からは免疫があるという甘い考えを持っていたことだ。左翼フェミニストとして神格化されていたJ.K.ローリング女史が、女性の安全を自称女の男性から守らなければならないと言った途端に袋叩きにあった事実を知らなかったのだろうか?

ところでブレンダは千田の言っていることがTERFの使うヘイトスピーチのテンプレだと言い張るが、反TRAの人々が自称女の性犯罪について議論していることに対して、きちんとした反論をしていない。批評家の言うことに対してターフだのヘイトだのと言い続けることは何の反論にもなっていない。

ブレンダはトランス女性による女性への加害は「現実にはあり得ない事」だと言っているが、拙ブログで何度も紹介したように、ブレンダのいう「女性として暮らしている人」による女性への性加害は諸外国では頻発している。いや、それをいうなら日本でも自称女性の女装男達による痴漢行為は後を絶たない。その事実について何の反論もせずに、そんなことはあり得ないといくら繰り返してみても、なかったことには出来ない。

また、「『トランス女性』が受ける『性暴力』というのは、『トランス女』が『女性だと見なされる』から受ける暴力』」というのも正しくない。

先ず私はトランス「女性」が受けているという性暴力というのが現実にあるのかどうかさえ疑わしいと思っている。しかしよしんばそういうことがあったとしても、トランス「女性」は性適合手術を受けていようがいまいが男性としての筋力は失っていない。であるから、たとえ女性と間違えられて暴行を受けたとしても、同体格の男性からの脅威は女性が瀕する脅威とは全く違うのである。

ブレンダが外見からどんなふうに見えるのか私は知らない。もしかしたら彼はいわゆる女性として通用する人なのかもしれない。しかし世の中には自称女でもどうみても男に見える女装男がいくらでもいる。そうした人たちが女子トイレだの女湯などに堂々と入ってきたら、普通の女性なら誰でも脅威を感じるはずである。その脅威を理解できないということが、ブレンダが女性ではないことの証拠だ。

もし千田が本気でトランスジェンダリズムを理解したいと思っているのなら、今回のこの教訓を生かし、トランス活動家たちが如何に不寛容で暴力的であるかを学ぶことだろう。


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ディズニーの重役会議内容が漏洩、今後登場人物の半分以上をLGBT+αと少数人種にする方針を話し合う

最近見始めたスタートレックの新しい番組ディスカバリー。主役の黒人女性はじめ主要な登場人物の半分以上が黒人か女性かその両方。唯一の白人男性はゲイで恋人はもちろん、そうその通り黒人。スタートレックなので異星人も登場するが、なぜかボルカンもロミュランもクリンゴンでさえも、人間と同じく白人や黒人が居て、人種の違いの方が異星人としての違いより目立ってしまうと言う不思議な設定だ。

このように、やたら黒人や他の有色人種が出てくるのはテレビ番組に限らない。コマーシャルでもそうだ。苺畑家にはテレビがないので普通にテレビのコマーシャルを見る機会はないのだが、それでもユーチューブを観ていると時々出てくるコマーシャルを観ることはある。それで最近気が付いたのは、コマーシャルにやたら黒人やラティーノや東洋人がでてくることや、意味もなくトランスジェンダーだのゲイやレズのカップルが出てくることだ。そしてとんと見かけないのが普通の白人の俳優。特にお父さんとお母さんがそろった健全な白人家族の描写は皆無である。

いくら最近は人口配分で少数民族の割が増えているとはいっても、白人は未だ多数派である。それなのに人口の10%も占めない黒人がコマーシャルの50%以上を占めるのはどう考えても不自然だ。

私は白人ではないが、アメリカの娯楽番組の登場人物がほぼ全員白人でも全く違和感を覚えない。自分と同じような顔の人間が登場しないからと言って傷つくこともない。いやむしろ半数以上黒人とか意味もなく東洋人が出てきてカンフーやったりする方が違和感を覚える。

なんでこんな話をしたのかというと、じつは先日、ディズニーの重役ズーム会議の内容が何故か漏洩してしまった。その中で重役たちは、今後どれだけディズニー映画の内容をWOKEにしていくかという話しあいをしていた。

ディズニーの重役にはLGBT活動家がかなり多いらしく、一人の女性は自分の二人の子どもはトランスとパンセクシュアルだとか自慢げに言っていた。彼女の年齢から言って子供はまだ小さいはず。そんなことどもが自分からトランスだのパンセクシュアルだの言い出すわけはないので、明らかに自分で子供を洗脳しているのだろう。

最近になってディズニー映画にはLGBTの登場人物がやたら登場するようになったが、それでも彼らに言わせるとまだ少なすぎるという。LGBTのキャラはどちらかというとわき役が多く、主人公ではない。もっとLGBTキャラを主要な役で登場させるべきだと話し合われていた。それで今後ディズニーの作品では登場人物の半分以上をLGBT+αと少数人種で埋めることで意見が一致した。

すでに「淑女紳士の皆さま、お嬢ちゃん、お坊ちゃん」という挨拶で始まるディズニーランドの乗り物や催しも、「皆さんこんにちは」というような中性的な挨拶に変わったそうだ。

私とミスター苺は若い頃ディズニーランドの一年中使える定期を毎年買っていた。近所に住んでいたこともあるが、休日など朝早く混まないうちに行って、すべての乗り物を乗り回し、お昼ご飯を食べて帰るということを結構何度もやった。しかし近年入場料が馬鹿高くなり、毎年の会員更新は難しくなり、年に一回でも行かれないくらいになっていた。それでディズニーに関してはもう10年以上前にフロリダのディズニーワールドへ行ったのが最後である。

機会があればまた行きたいと思っていたが、こういう話を聞いてしまうと、もうディズニーランドにも行きたくないし、ディズニーの映画もテレビ番組も一切見る気がしない。子供を相手に商品を作っている会社が、子供を性的に見るような作品をたくさん作るのは問題ではないのか?

保守派の間ではGet WOKE, go brokeと言うのが定説になっている。あまりにもポリコレが過ぎるのは商売に良くないという意味である。


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着々と進む、女装男による女子スポーツ乗っ取り作戦、イギリスの状況から考える

アメリカでは、大學水泳競技女子200メートルで優勝した女装男リア・トーマスが話題になっているが、実はイギリスでは続々とトランスジェンダーを名乗る女装男たちが女子スポーツを侵略しつつある。先日もこんな記事を目にした。

身長180センチ、元男子サッカー選手、イギリスの女子サッカーチームに入部が認められる。ブレア・ハミルトン(32歳)はタビストック・トランスジェンダー・アスレチック調査団の調査主任で、現在ブライトン大学で博士号取得中。彼は兵ステインングユナイテッドフットボールクラブ(略してUs)の女子チームに参加することになった。タビストックはイギリス政府公認のトランスジェンダークリニックである。

ハミルトンの専門はテスタストロン値と運動能力の関連性に関する調査だ。非常に利害相反だと思うけどね。しかし彼自身が女子チームで目覚ましい活躍をすれば、それはホルモン値を下げても男子の運動能力には効果がないことを証明することになるのでは?

さて、これはほんの一例だが、イギリスではすでにアマチュアの女子競技における女装男の進出で若い女性達がスポーツを諦めているという状況が起きているという。

こちら奥田幸雄さんが紹介してくれてるのでその一部をお借りする。アマチュア女性たちが男性体の相手と対抗させらてスポーツをやめているという記事

女性のスポーツを守ろうという団体、フェアプレイフォーウイメン(FPFW)によると、イギリス各地で女性や少女たちが「トランスジェンダー女性」と対抗させられてスポーツを諦めてしまっているという。すでにエリートスポーツへの女装男の参加は問題になっているが、実はリクリエーションのためのアマチュアの競技でも女装男の侵攻はかなり進んでいる。しかも多くの女性たちは沈黙を守るよう圧力をかけられている。それで男子と競うのが嫌でスポーツを完全に諦めてしまう女性や少女たちが続出しているというのだ。

特に10代の少女たちは所属するクラブにTG女性がいると知ると、更衣室やトイレなどで遭遇することを恐れてスポーツそのものを諦めることが少なくない。

FPFWの調査団は色々な女性達からの証言を集めているが、ロンドンのアマチュアフィールドホッケーリーグのある女子選手は、TG選手をみてその場から立ち去ったと語る。

「その人は身長が190センチはあり、のどぼとけもありました。私がボールに向かう度にTG女性の方がずっと速く、数分後には競技から去りました。私は涙を流しました。女性の相手と対戦するために来たのに、ピッチに男性がいたんです。公平感がないなと思ったんです。 トランスフォビアの烙印を押されたらと思うと、文句も言えません。」

南イングランドのある親とクリケットのコーチは、トランス女性を含むチームと対戦するよう頼まれた12歳の少女たちの安全性を心配しているとFPFWに語っている。 「この少女たち(14歳と16歳)の父親として、道徳的にも身体的にも受け入れがたい、不快で危険なことだと思います」と書いている。

サイクリストのBo Novakは、南西イングランドで参加した女性だけのロードサイクリングセッションで、トランス女性がリーダーを務めていることを知って参加しなくなったと語った。「そのセッションは、女性が引率する少人数制の女性向けレジャーライドと宣伝されていたんです」とBo Novakさんは言う。 「でも、男性の体格の人が、参加するだけでなく、グループを率いていたんです。彼は他の人よりずっと強くて、スピードも出るんです。」

また、高齢で運動能力の低い選手が参加する、走ることを禁止された女子「歩くサッカー」クラブのメンバーも、トランス女性の加入に狼狽したことを明かしている。 ランカシャーのクラブの内部告発者は、「ショックを受けたが、何も言ってはいけないと思った者もいた」と語った。

「その後、クラブを運営するチャリティ団体は、 トランスジェンダーのプレーヤーを受け入れるか、退会するか をグループに告げたのです。」

以前ミスター苺と二人で団体ハイキングに参加したことがある。このハイキングは中高年夫婦向きのもので参加者も50代以上の人ばかり。夫婦対象なので半分が女性だった。ところがこのハイキングを引率していたのが20代の若い男性で、そのペースのあまりの速さに我々女性陣はとても追いつくことができなかった。無論男性達も若くはないのでそれなりに苦労はしていたが、女性達ほどではなかった。せっかく楽しいはずのハイキングがマラソンになってしまい、ちっとも楽しくなかった。もし最初からあんな風になると知っていたら、我々も参加しなかっただろう。

多額の賞金や栄誉のあるエリートスポーツならばともかく、趣味のスポーツをやるのに、たとえ不公平だと思っても参加者は運営側に強いことが言えないというのは理解できる。トランスジェンダー活動家の狙いはそこにあるのだ。

最初から目立つエリートスポーツに侵略しては人々からの反感をすぐに買ってしまう。だが地方のアマチュアスポーツや小さな運動クラブなどでちまちまとTG女性を侵入させていくことで、女子スポーツは徐々に女装男たちに乗っ取られていくようになる。そして時期が熟した頃にエリートスポーツへと侵攻を進めていくのだ。


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元オリンピック男子十種競技金メダリストでトランスジェンダーのケイトリン・ジェナ―のフォックスニュース参加を批判するトランス活動家たちの偽善

なんだか知らないが、LGBT界隈では何かとLGBT特別の日や月がある。なんで彼らばっかり一年中お祝いをしてるのかは知らないが、昨日はトランスジェンダーが目立つ日とかだったらしい。にも拘わらず、トランスジェンダーとして世界的に多分一番有名なはずの元オリンピック金メダリストのケイトリン・ジェナ―がフォックスニュースの準レギュラーになることで、トランス活動家たちはジェナ―を一斉に叩き始めている。

私はトランスジェンダリズムという概念自体を否定している立場なので、ジェナ―が保守的な考えを持っていても、ジェナ―を女性と認めることはできない。彼はあくまでも自称女性の男性である。

とはいうものの、ジェナ―は自分がエリートアスリートであった経験から、男性体のMtFは女子競技に参加すべきではない、とまともなことを言ってる事実は評価されるべきだろう。

そのジェナ―が、自分がフォックスニュースのレギュラーになることについて、TRA界隈から批判が出るのは偽善だと自身のツイッターで発言した。以下は私の適当な意訳。

一方で私は多分世界中で一番目立つトランスだと思う。左翼のお目覚め連中(WOKE)には呆れてものが言えない。皮肉というより偽善と言った方がいいのかもしれないけど、本当に呆れるわ。

LGBT活動家のシャーロッテ・クライマー(Charlotte Clymer)はニュースウィークのインタビューでジェナ―のことを悪質でナルシシストだと罵りながら、ジェナ―は自分のキャリアのためにトランスやノンバイナリーの人々を見捨てていると語る。

彼女(ジェナ―)はドナルド・トランプが反トランスなのを知っていてずっとトランプ支持者と一緒に活動してるし、トランスの子どもたちのスポーツ参加にも反対しています。

トランスの人々の間でも色々な意見はありますが、大多数のトランスやノンバイナリー界隈はケイトリン・ジェナ―を支持していません。彼女は私たちを代表しません。

彼女は私たちの考えを反映していないし、私たちにとって、とても危険な存在になっています。

左翼活動家というのは、同じ属性に属する人はすべて同じ考えを持っていなければいけないという非常に偏狭な心の持ち主が多い。トランスジェンダーだったら誰もが民主党支持で誰もがトランスジェンダー活動に全く同じ形で参加すべきだというのである。ジェナ―がトランスを代表しないように、クライマーもトランスを代表しない。だいたい自分の性自認が自分の考えを決めるという考えこそおかしいではないか?

まあ左翼は女性なら皆反トランプであるべきとか思い込んでるので、決して驚きはしないが。

TRAがフォックスを敵視するのは、タッカー・カールソンはじめフォックスの人気キャスターたちはこぞってTRAに批判的であり、全国大学水泳大会の200メートル女子の部で優勝したリア・トーマスについても散々批判していたことなどがある。

ジェナ―自身もトーマスの女子競技参加には非常に批判的で、何度もその意見をフォックスニュースにゲスト出演して語っていた。

クライマーはジェナ―のような有名人がトランスジェンダーの代表のような顔でテレビに出るのは危険だとし、今後は色々なメディアでトランスジェンダーが活躍する必要があると語っている。単にトランスにも色々な人がいるという意見はどうしても受け入れられないのだろう。

しかしクライマーが認めるように、ジェナ―がトランスジェンダーという立場から、男子の女子競技参加に強く反対しているということは、男子の女子競技参加反対派の我々としては助かることではある。

これは公平の問題です。私は生得的少年が学校の女子スポーツで競争するのには反対です。公平ではありません。私たちは学校における女子スポーツを守らなければなりません。

クライマーは, どのマイノリティーにも内部にその属性の利益に反する運動をする人がいると言う。しかしクライマーのような活動家がやっていることが、実際にトランス界隈の当事者の利益になっているとは到底思えない。

実は先日、私はJKRの件でイギリス人のツイッタラーさんたちと色々やり取りをしたが、その際彼女たちのこの問題に関する無知さと無理解には非常に驚いた。イギリスは日本と違ってTRAの横暴が横行していることでもあり、イギリス人は日本人よりこの問題について、もっと色々知っているものと思っていたからである。しかし実際には彼女達も結構TRAについて無知だった。JKRを批判している人たちですら、トランスジェンダーはニューハーフのような綺麗でか弱そうに見える人たちだと思い込んでおり、彼らは女性に対して全く脅威ではないと思っているようだった。イギリス国内ですでにトランスを名乗る自称女の性犯罪者が女性に危害を加える事件が頻発しているというのに、その事実を彼女たちは全くしらないのである。

つまり一般人はトランスジェンダーになど興味がない。自分達とは全く関係のない人たちだと思っているだろう。ところが一般人が最初にみるトランスジェンダーが、トーマスのように女子用水着を着ている以外は完全な筋骨たくましい女装男で、それが女子だと言い張って女子スポーツに参加する姿だとしたら、これはトランスジェンダーにとってよいイメージになるだろうか?

この間ツイッターで話したイギリス人女性達は、私が髭面胸毛すね毛男がミニスカートを履いて女子トイレに入ってきても平気なのかと聞いた時、そんな人は女子トイレにはいってきたりしないと断言していた。もし彼女たちが実際にそういう男にトイレで遭遇したら、いったいどんな気持ちがするだろうか?そしてそれに苦情を言ったら、自分達が差別者として反対に警察に通報されると知ったら、トランスジェンダーについてよい印象を持つだろうか?

ところで先日お話した長距離サイクリングのトランスジェンダー選手、エミリー・ブリジスについて、私は新しい発見をした。ブリジスはつい最近まで男子競技に参加していたという話はしたが、一番最近は先月で、その際ブリジスは全国大学生大会で優勝していたのである。ここで読者の諸氏に立ち止まって考えていただきたいことがある。

ブリジスは一年間女性ホルモンを接種し男性ホルモンのテスタストロン値を下げる「治療」を行っていた。そして今月に入って女子競技参加に必要な低いホルモン値に達成できたため、今回の全国オムニウムチャンピオンシップの女子の部への参加が一旦は許可されたのである。

ということはブリジスはホルモン治療を11か月も受けていたにもかかわらず、男子競技で優勝できるほどの運動神経を保持出来ていたということになり、ホルモン値を下げることは彼のパフォーマンスにはなんの影響も及ぼさなかったか、悪影響があったとしても、その悪影響を克服することが可能だったということになる。

以前に私はホルモン治療で失う運動能力はエリートレベルの選手であれば訓練次第で克復することが出来るという話をしたことがあるが、ブリジスはまさにそれを証明しているのである。

参考:男性ホルモン値を抑えても男性体は圧倒的に有利という調査結果 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

それにしてもブリジスは、女性ホルモンを接種しながら男子競技で優勝できる能力があるなら、何故そのまま男子として競い、正々堂々とオリンピックメダル獲得を目指さないのか、本当に不思議である。


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オリンピック女子記録より2分も速い記録を持つ男子全国ジュニアチャンピオンが女子競技に参加決定

アップデートあり:この土曜日(4/1/22)に予定されている全国オムニアムレースへのブリジスの出場は見送られることとなった。

トランスジェンダーのエミリー・ブリジス(21)はこの土曜日に行われるイギリスのthe National Omnium Championships in Derbyという25マイルのサイクリング競技に女子として参加し、5回連続オリンピック金メダリストのローラ・ケニーと対決することになった。ブリジスは男子だが、1年間の女性ホルモン治療を受け、女子競技への参加資格を得たという。

ブリジスはグレートブリテンアカデミーの競技で先月まで男子として競技に参加していた。彼は2018年、全国ジュニアチャンピオンになったこともあり、その時の記録は現女子オリンピック最速記録より2分も速かった。

2018年全国男子ジュニアチャンピオンになった頃のブリジス

数年前にレイチェル・マッキノンという女装男が、マウンテンバイクの女子シニアの部で優勝した時、人々が抗議の声を上げたが、当時マッキノンは、オリンピックでも同じ規則を起用しているがオリンピックでメダルを取ったトランスは一人もいない、トランスは数も少ないのでエリートスポーツには影響を及ぼさないと言っていた。

しかし私は当時から、いずれマイナーな競技にピークを越えた男子選手や三流選手が参加などというおとなしいものではなく、女子のエリート競技に男子としても高位の選手が参加しだすのは時間の問題だと言って来た。

女子競技を守るために訴え続けている元オリンピックメダリストの水泳選手シャロン・デイビスは、何人もの女子サイクリストから相談の連絡を受けていると語る。そしてほとんどの選手は制裁を恐れて声をあげられないという。

「イギリスサイクリングは恥を知るべきです。何人もの女子たちから心配する電話をもらいました。彼女達は不満と失望を感じています。」

いや、不満とか失望とか言ってる場合じゃないだろ。これには激しい怒りを感じるべきだ。そして声を上げるのが怖いとか言ってないで実際に声を上げるべきだ。自分らが何年も努力してきた競技が女装インチキ野郎に乗っ取られようとしているのだぞ。当事者の彼女達が声をあげずに誰があげるのだ!

ブリジスはこのままいけば2028年のオリンピック参加も可能である。

ブリジスは男子としてもエリート選手である。このまま男子として競争して正々堂々とオリンピックを目指すことも、様々な競技大会で優勝することも夢ではない。だが、男子の部には彼と同等の選手は何人もいる。国内では優秀でも世界を相手にした場合には、いくら彼が優秀でも必ずしも毎回優勝できるという保証はない。しかし、彼の能力をもってすれば、故障でもしていない限り、女子競技を圧倒することは間違いない。ブリジスはこの優勝間違いなしの座を手に入れたいのだ。

これまで女子競技に参加してきた男たちは、ピークを過ぎた中年男性だったり、男子としては下位の三流選手だったりで目立った活動はしてこなかった。参加する競技も地方の高校や大学のみの競技がせいぜいだった。リア・トーマスの件が評判になったのは、全国大学大会という比較的メジャーな競技会への参加だったからだ。

しかしこれがもっとメジャーなスポーツになったらどうなる?サイクリングだけでなく、ゴルフやテニスと言った女子の活躍が目覚ましい競技で、賞金やスポンサーから半端じゃない多額の収益金を得られる女子競技にエリート男子たちが参加したらどうなるのだ?

女子選手たちはその時まで黙っているつもりなのか?

確かに今声を挙げれば自分の選手生命が絶たれる可能性はある。だが今声を挙げなければ自分だけでなく競技そのものの命が絶たれてしまうのだ。怖いのは解る。彼女達だけにこの試練を与えるのは酷な話だ。しかし当事者である彼女達が声を挙げなければ外野がどれほど騒ごうが何も変わらない。

先ず我々はトランス女性は女性ですという間違った概念を捨て去ろう。彼らは女性ではない。彼らは男性だ。男子である。

男子は女子競技には参加できない。そのことをはっきりさせよう。


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LGBT活動に関するロシアが広めた陰謀論とは何か?

今日kazukazu88@kazukazu881という「エキセントリックなポストモダン新左翼ラディカル・フェミニスト・クィア」と自称する人が、私が言うトランスジェンダー活動家の裏には億万長者の陰謀がある説を、それロシアが広めた陰謀論に過ぎないと言って来た。これはロシアのプーチンがJKR女史を引き合いに出して西洋社会のキャンセルカルチャーを批判したことから始まった議論だ。確かにプーチンは反LGBTだが、JKR女史は単にトランス活動(TRA)の横暴を批判しているのであり、彼女自身は反LGBTなどではない。プーチンが女史を引き合いに出したからといって、彼女をプーチンと同列に並べるのには無理があるだろう。

私はLGBT活動の裏には強大な権力があるという考え方はロシアの陰謀だという考えは初めて聞いたので、それなりに分析する価値はあると思う。すくなくとも反対派が持ち出す議論には一応目を通しておいた方が、今後の討論に役に立つというものだ。

この論文は欧州同盟の役員によるもの。著者はCecilia STRAND, Jakob SVENSSON
European Parliament coordinator:Policy Department for External RelationsDirectorate General for External Policies of the UnionPE 653.644 – July 2021.題名は”Disinformation campaigns about LGBTI+ people in the EU and foreign influence.” (欧州同盟内におけるLGBTI+に関する間違った虚偽情報を広める活動と、外国からの影響)。この論文の目的は、LGBTI+に関した誤ったもしくは虚偽の情報がどのようにEU以外の国によって広められているかを存在する情報を元に説明することにあるというもの。

ではロシアが広めている「偽情報プロパガンダ」が広めようとしているアイデアとはどのようなものかひとつづつ吟味してみよう。

ロシア及び東圏が広めるLGBTI+に関するプロパガンダ

1)LGBTI+許容は西洋リベラルによる「植民地政策」である。

LGBTI+の権利を奨励するのは西洋による「植民地政策」だという主張。これは道徳的に腐敗した西洋が中央および東欧を堕落させるものだと言う説。こうした考えは東欧のいくつかの著述にみられるとしてロシアを含む東圏の論文がいくつか紹介されている。

またよく言われるのが、LGBTI+活動はグローバライゼーションの一貫であるということ。西洋リベラルによるグローバル化は普通一般の人々の価値観から全くはずれるものであると言う考え。西洋リベラルは資本主義で反家族で反宗教で神を信じない人々であるのに比べ、特にロシアはこそが救済への道であるとする説。

2)LGBTI+許容は子供の安全への脅威である。

子どもへの性教育において、にペドフィリアや性自認表現や不自然な性行為を奨励する教育は子供を危険にさらすと言う説。西欧の捕食者的教育のなかには、子供を変態的性指向に変えようとするものだとし、ひいては社会全体にその変態的性指向を広めようというものだいうもの。ロシアはこのような邪悪な性教育から世界を救うものだと主張。その例として西洋の学校では自慰のやり方を教えるなどの授業があるとしている。

3)LGBTI+の人々を否定的な言葉で表す

東圏の書物にはLGBTI+の人々を否定的に表す言葉が散漫している。LGBTI+は道徳的に腐敗しているとか、社会に脅威をもたらすなど。また侮蔑的な表現、英語の‘faggot’ フランス語の ‘pédé’ (French), スペイン語の‘maricón’そしてドイツ語の ‘Tunte’ 等がそれにあたる。こうした書物にはLGBTI+をバカにした理蔑むような表現がいくらも出てくると言う。

また他人を侮辱するときにLGBTI+を持ち出し、「女々しい奴」と言ったヘイトスピーチが普通に行われている。最近はコロナ蔓延がLGBTI+のせいだなどと言い出す人も出ている。

4)ジェンダーイデオロギーは男性の覇権を脅かす

東欧の著者Kuhar and Paternotteは、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、アイルランドポーランド、ロシア、スロべニア、スペインなどの研究で、「ジェンダーイデオロギー(ジェンダー概念)」に抵抗する団結した動きがあると語る。この「ジェンダーイデオロギーー」は西側諸国にはびこるもので特に欧州同盟国で顕著である。 男女平等やLGBTI+権利への探求は男性覇権を脅かすものである。

この反ジェンダーイデオロギーは、女性の権利や人工中絶や同性愛結婚に反対する様々な右翼組織との連帯を成功させている。

この「ジェンダーイデオロギー」は最近では「LGBT イデオロジー」と言う言葉が侮辱的な意味合いでポーランドの書籍で使われるようになった。これはLGBTI+を非人間化するために使われている。「ジェンダーイデオロギー」はジェンダーやLGBTI+平等に対抗するために、一般人を騙すために意図的に作られた言葉である。

5)異性愛と自然な家族制度を守る権利

リベラルのいうジェンダーは人間の種族保存に脅威をもたらすものであるという考え。ジェンダー概念は男女の性別の違いを完全に無視するものであり、よって一人の男と一人の女が結婚して子供を産み家族をはぐくむという結婚を否定するものである。この「自然な家族」という考えが、ジェンダーやLGBTI+へに向けられるヘイトスピーチによく使われている。

6)神が定めた「自然な」秩序を取り戻す

この誤った情報とヘイトスピーチのなかで宗教は大事な役割を果たす。カトリック教会などは、もともと性指向は個人の選択によるという非科学的な説を信じていた。それで以前は同性愛を治す治療などというものが存在していた。

現在でも宗教に汚染された説で、反LGBT側は神や神の計画などいってLGBTI+許容と闘っている。神の計画は結婚や家族の自然な形を守るためという考えが中心にある。そしてこのような考えがLGBTI+の人々への不公平な差別にと繋がっている。

反LGBTI+プロパガンダを広めているのは誰なのかなんてどうでもいい件

さて、この論文の第三章は上記にあげた5項目のプロパガンダを広めているのはどういう団体なのかという話になるのだが、実をいうと私はそれには全く興味がない。何故かと言うと、ロシア及び東欧圏がこのような考えを持っていることなど周知の事実であり、そうした考えを彼らが世界的に訴えていたとして、その行為そのものがプロパガンダだという理由にはならない。

プロパガンダというのは全く事実に基づかないことを不特定多数の人々を騙すために拡散することをいうのであり自分たちの考えを発表すること自体はプロパガンダとは言わない。

例えば中国政府がヨーロッパ系外国人ユーチューバーを使って「ウイグル人が虐待されている事実はない」という動画を拡散すれば、これはプロパガンダと言えるが、単に我々はLGBT思想は伝統的社会を腐敗させるものだと信じると宣言することは、自分の意見を述べているだけであり、それをいうならLGBT思想こそが自由の基盤だと言い張るLGBT活動家たちのやっていることとなんら変わりはない。

だいたいkazukazu88@kazukazu881は、「トランスジェンダリズムの背後には巨大な組織がある」という説そのものがロシアが広めた陰謀論だということを証明するためにこの論文を提示したはずなのに、ここに書かれているのはロシアがLGBTについてどういう見解を持っているかということだけだ。

それにここでロシアが挙げている考えには一理も二理もあると思う。それに関してひとつひとつ書いていくのは時間がかかると思うので、またそれは次回に回すことにする。





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フロリダ、幼児へのLGBT教育を禁止する法律が成立し、発狂するLGBT活動家たち「ゲイと言ってはいけない法律」と言って抗議

ついこの間ツイッターで、J.K.ローリング女史の話がまた出て「ローリングが子宮のない人は女性ではないと言ったと聞いてから彼女が嫌いになった」というようなことを言ってる人が居たので、いや、それは逆。女史は女性のことを「生理のある人」と表現するのはおかしいと言ったのだ、いったいどこでそんな話を聞いてきたのだろうかと不思議に思った。ところが他にも同じようなことを言ってる人が結構いて、女史がそういったというデマは私が考えていたよりずっと広く信じられているらしいことを知った。女史が実際何を言ったのかは、ちょっと検索すればすぐに出てくるので、彼女を批判するなら、批判することの内容くらいちょっと調べてみてはどうなのだろうか?

それと全く同じことがフロリダの法案「*教育における保護者の権利法(下院法案1557)」について起きている。

この法案が下院で通った時から、LGBT+α活動家の間では、「ゲイ(同性愛者)と言ってはいけない法律”Don’t say gay bill”」と批判され、フロリダにあるディズニー社では社員たちの大がかりな抗議運動が行われたり、民主党議員達が「ゲイ、ゲイ、ゲイ!」と言いながら歩き回ったり、スターウォーズで有名なマーク・ハミルら芸能人たちがツイッターなどで「ゲイ、ゲイ、ゲイ」と書き連ねるなどして抗議し、挙句の果てにはバイデン耄碌爺まで一緒になって批判するという始末。

ところが先ほども書いたように、この法案を批判している人たちのどれだけが実際に法案を読んだのか、はなはだ疑わしい。なぜなら法案の中には一度も「ゲイ」という言葉が出てこないからだ。

*Parental Rights in Education bill

House Bill 1557: “Requires [Florida] district school boards to adopt procedures that comport with certain provisions of law for notifying student’s parent of specified information; requires such procedures to reinforce fundamental right of parents to make decisions regarding upbringing & control of their children; prohibits school district from adopting procedures or student support forms that prohibit school district personnel from notifying parent about specified information or that encourage student to withhold from parent such information; prohibits school district personnel from discouraging or prohibiting parental notification & involvement in critical decisions affecting student’s mental, emotional, or physical well-being; prohibits classroom discussion about sexual orientation or gender identity in certain grade levels; requires school districts to notify parents of healthcare services; authorizes parent to bring action against school district to obtain declaratory judgment; provides for additional award of injunctive relief, damages, & reasonable attorney fees & court costs to certain parents.”

この全文を”gay”で検索してみると、全く該当する単語が出てこないことが解る。つまり、この法案のなかにゲイという言葉は一度も使われていないのだ。では一体何がそんなにいけないのか。

法律なのでちょっとややこしい言い回しが多いのだが、要するに箇条書きにすると、

  1. 学校内における子どもの教育について、子供の親に隠し事をするような規則をつくってはならない。
  2. 子供が親に隠し事をするように奨励してはならない。
  3. 学校側は子供の精神や感情や健康に関する決断の情報を親に隠してはならない。
  4. 特定の学年における授業で性指向や性自認についての話をしてはならない。
  5. 子供が受ける医療に関して学校側は親に通知しなければならない。
  6. 学校側が親に子供の情報を隠すことによって子供の弊害が起きた場合には親は学校側を訴えることができる。

この特定の学年というのは幼稚園から小学校三年生という低学年のみだと聞いたのだが、法案のなかに学年の指定はない。なぜ低学年のみなのかは分からないが、ともかく幼い子供に性指向だの性自認だのを教えるべきではないという法案なのである。

批評家たちは文章にゲイという言葉が出てなくても性指向や性自認について話てはいけないとあるので同じことだと言っているが、積極的に教師が子供に指導する行為と、生徒が自分の親や兄弟に同性愛者がいるという話を自発的にする行為とでは全く話が違う。はっきり言って幼稚園児が進んでそんな話をするとは思えない。

なぜフロリダの議会がこのような法律が必要だと思ったのか。それは最近アメリカの教育の場で積極的なLGBTQ+α洗脳が行われているからだ。学校では自分がどの性を自認するかとか、自分が好む代名詞は何かとかいう話が幼稚園から教えられている。自分の好きな活動を男と女にわけて、もし女の子がサッカーやモデルカーが好きだと言えば、君は本当は男の子かもしれないなどと子供をいいくるめ、男の名前で呼んだり、男の子の服を着せるなどして子供を男の子だと洗脳するのである。そしてそのことを、家に帰ってパパやママに言ってはいけないよ、君がありのままで生きるのをパパやママはとめようとするかもしれないからね、と釘をさすのだ。

TikTokなどで幼稚園の保母だと言う女が、髪の毛をピンクに染め、体中入れ墨をして、鼻輪をつけて、私はノンバイナリーだとか、子供たちの前でカミングアウトしたとか自慢げに話してる動画がいくらもある。

この法律はこうしたLGBTQ+αの活動家が学校を子供の洗脳に使わないように阻止することが目的なのである。であるから「ゲイと言ってはいけない法」というより「子供のアンタイグルーミング(手なづけ禁止)法」と言った方が正しい。

LGBT活動家は、保守派はいつもLGBTが子供を勧誘しようとしていると言うが、そんなことは全くない、と言い張っている。しかし彼らのやっていることはまさに勧誘であり洗脳だ。小学校の図書館に教材として大の大人が子供にオーラルセックスの手ほどきをする本が置かれているなど、彼らに任せていたら子供たちがどんな目にあうか解ったものではない。もうすでに子供たちが、こうした教師からわいせつ行為の被害にあっていたとしても私は驚かない。

私はこの法律は低学年だけでなく、高校生まで当てはまるようにしてもらいたい。特に思春期の子どもは周りに感化されておかしな方向に行きかねない。最近はネットで異性ホルモンを取り寄せて自分勝手に飲む子供たちまで出てきている。もし子供がそんな話を学校でしていたのなら、親には即それを知る権利がある。そうしないと取り返しのつかないことになる可能性があるからだ。


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男女を身体で分けるのは差別なのか?

今行われている全米大学水泳選手権、昨日自称女の男子であるリア・トーマスが500ヤード自由形で優勝した。

【ニューヨーク共同】米競泳女子で出生時の性別と自認する性が異なるトランスジェンダーのリア・トーマス(ペンシルベニア大)が17日、アトランタで行われた全米大学体育協会(NCAA)選手権の500ヤード(約457メートル)自由形を制した。スポーツ専門局ESPNによると、トランスジェンダー選手の同選手権優勝は初めて。称賛や公平性を懸念する声など賛否両論が起きている。

 トーマスは過去に男子チームで活動した経歴を持つ。ホルモン治療を経て昨年、女子チームに移った。

トーマスが優勝することは期待されていたので今更驚くべきことではない。男なんだから当然だ。

ツイッターではこの件に関して多くの人が意見を述べているが、私と先日からやり取りしている紗耶@1LWNcCuDgvBbGKbという, 自称男から女へのトランスジェンダーが、男女を身体で分けるのは雇用の際に女子の賃金が低いとか、黒人は怖いから避けるというのと同じで差別だと言い張るので、なぜ男女を身体で分けることは差別ではなく、男女差別や人種差別とは違うのかを考えてみた。

紗耶は先ず差別の定義を「差別とは『個人または集団が、その集団に属することのみを理由として、不利益になるようは扱いを受けること』と私は認識している。」と語っている。この定義自体には特に問題はないと思ったのだが、ひとつ言葉が足りていないことに気が付いた。それは「不当な」と言う言葉だ。

なぜこの言葉が必要なのかといえば、もしこの個人や集団がイスラム国のようなテログループだったら、そのメンバーや集団が彼等に不利益になるような扱いを受けたとしても、それは差別とはいえないからだ。だから私の考える差別とは、、

個人または集団が、その集団に属することのみを理由として、不利益になるよう『不当な』扱いを受けること

だと考える。具体例を出すと、トイレやお風呂を男女で区別することは身体に合わせた合理的な区別であり差別ではない。なぜならプライバシーや安全の立場から、男女の区分けは男女ともに望むことであり納得のいく区別だ。もしこれが男性施設の方が数が多いとか、設備が女子施設よりも整っているとなれば、これは差別である。しかし、数の上でも設備の上でも平等であるなら、この区別は差別ではない。

では人種で区別することは何故不当なのか?紗耶は男性全員が痴漢をするわけではないのに、男性全員を痴漢扱いして女子施設から排除できるなら、黒人の犯罪率は高いから黒人全員を犯罪者扱いして白人施設から排除してもよいという理屈になるのではないかという。

先ず、男女の区分けは女性の安全を守るためだけのものではない。男子もプライバシーを守るために男女の区別を望んでいる。つまりこの区分けは双方が納得した上でのしくみであり、これによって誰かの人権が損なわれるなどということはない。

では人種で分けることが何故不当なのか?

昔、アメリカでは黒人が白人施設に入れないという法律があり、学校やレストランやホテルやトイレや水飲み場に至るまで、黒人と白人が区別されていた時代があった。当時人種別区分けを正当化していた民主党の議員たちは「分離しているが平等」と言っていた。つまり施設は分かれているが、それぞれの施設に差はないから差別ではないという屁理屈。

しかし実際には黒人が入れる場所は非常に限られていたし、黒人施設は白人用と比べて劣悪であることがほとんどだった。それに黒人は白人の方に入れないのに、白人が黒人の施設を使うことは許されていた。だからハーレムにある黒人のナイトクラブに黒人音楽を聴きたい白人たちが入ってきても、誰も文句は言えなかったのだ。まったく平等なんてものではなかった。

いくら分離しているが平等とか言ってみても、黒人だけが使う施設に投資する白人は居ない。必然的に数の少ない黒人は不利になった。それで黒人は才能があっても程度の高い学校に行かれなかったり、高級レストランやホテルに入れなかったりと、この分離では黒人の人権が著しく損なわれたのだ。

こうした差別と男女施設の区別を一緒にすることが、いかにおかしなものであるかがこれでお分かりいただけたのではないかと思う。

ただ、組織的な差別と個人による好みは区別して考えられるべきだ。

私は個人的に特定の人種を差別する権利は守られるべきだと考えている。最近東洋系の中高年女性を狙った黒人による暴行が頻発している。私が一人で道を歩いていて黒人男性とすれ違いそうになったら、多分距離を置こうとするだろう。すべての黒人男性がすれ違いざまの東洋人女性を殴るわけではないから、こういう態度が人種差別だと言われればそうかもしれない。しかし殴られてからでは手遅れなので、この程度の防犯は仕方ないと思う。

民間企業による差別も、その企業がどれだけ公共性があるかによると思う。例えば電話会社やガス会社やSNSなど、いくら民営でもその規模が大きく、その設備を使わないと日常生活に支障を来すような企業による差別は容認されるべきではない。しかし個人営業のレストランや貸家などで、外国人お断り方針を持つ権利は許容されるべきだと思う。無論これは差別ではあり、差別される方にはかなり迷惑な話ではあるが、経験上外国人客に酷い目に合わされている個人営業のビジネスには同情できるからだ。

さて話を元に戻して、トランスジェンダー「女性」が女性として女子競技に参加したり、女性専用施設を使うべきではない理由は単純に男性体だからだ。男性体の人は男性として扱うのは当然の話であり、これは差別でもなんでもない。むしろ男性体を女性として扱うことで女性の権利が損なわれるのであるから、これは女性差別であると言うことができる。

はっきり言ってトランスジェンダーの問題を男女差別や人種差別と比べることのほうが実際に差別を受けて来た人たちへに失礼だと思うね。


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