アメリカ今年三度目の豪雪、史上最大のインチキ科学を唱えたアル・ゴアは説明すべき

今年の冬アメリカは全国的に記録的な寒さと積雪量を体験しているが、東海岸は今年にはいって三度目の吹雪に見舞われている。先日までカリフォルニア州南部でカカシが参加していた我々の研究会でも、ニュージャージーやバージニア州から来ていた研究員が週末に地元へ帰る便が運行可能かどうか不安だと話していた。

2月27日 AFP】米北東部は26日、大雪に見舞われ、数十万世帯が停電となったほか、ニューヨーク(New York)のすべての学校が休校になるなどの影響が出た。

 ニューヨークでは27日までに最大50センチの積雪があるとみられ、幹線道路の除雪が夜通し行われている。
 地元テレビ局NY1は、マンハッタン(Manhattan)のセントラルパーク(Central Park)で早朝までにすでに43センチの雪が積もったと伝えた。
 マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長はすべての学校を休校にする異例の措置を命じ、110万人の児童・生徒が予想外の長い週末の休暇を過ごすことになった。コロンビア(Columbia University)などの市内の大学も休校となった。
 ジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)やニュージャージー(New Jersey)州のニューアーク国際空港(Newark Liberty International Airport)では大幅な遅れが出たほか、数百便が欠航となった。
 電力会社コン・エジソン(Con Edison)によると、ニューヨーク市内で約700世帯、その近郊で3万6500世帯が停電となるなど、広範囲で影響が出た。
 ニューハンプシャー(New Hampshire)州では嵐により33万世帯以上で停電となり、同州知事が非常事態を宣言した。バーモント(Vermont)州でも数千世帯が停電となった。
 米国立測候所(National Weather Service、NWS)は今回の荒天について、「非常に強い低気圧」が1日以上停滞しているが、27日には弱まる見通しとしている。(c)AFP/Sebastian Smith

過去三十年近く世界中を巻き込んだ地球温暖化説ヒステリーはクライメートゲートを皮切りに、ようやくその幕を閉じつつある。だが、このインチキ科学を元に世界中各国で実施された悪政策がもたらした経済及び政治的損害は膨大である。一旦法律が通ってしまうと、元になった科学が偽りであったことがわかっても、法律そのものを廃止することは非常にむずかしい。特にこの法律によって汚い金をぼろ儲けしたアル・ゴアのような政治家やIPCCの科学者のような奴らがごちゃまんといるとなればなおさらである。
南極の氷が溶けて日本沈没どころかアメリカ大陸沈没説まで唱えて世界中を脅かしたアル・ゴアは、いまこそ自分の立場をきちんと説明すべきである。


View comment

記者会見を避けるオバマ王、ブッシュの記録を破る

オバマ王は選挙運動中、メディア嫌いだったブッシュ前大統領を批判して、自分が大統領になった暁には、もっと透明度の高い政治をしたいと主張していた。それが大統領になった途端、なにもかも秘密裏に閉ざされた扉の向こうで特別顧問だのなんだのを使って変な方針を次々に打ち出しているオバマ王。これだけアメリカの主流メディアからお手柔らかに扱われている大統領もいないだろうに、オバマ王は公式な記者会見を215日間も行っておらず、これはブッシュ大統領の2004年4月から11月にかけての214日を上回る記録となった。
2004年といえば、ブッシュ一期目の最後の年で、イラク戦争がうまくいってない時期だった。ファルージャの戦いなどもこの時期だったはず。もともと主流メディアは共和党のブッシュ大統領には手厳しかったし、ブッシュ大統領はかなり苦しい立場に置かれていた時期。
それに比べて、オバマ王はメディアからは大人気で、何をやっても多目にみてもらっている。ブッシュ大統領の時にくらべ、記者団からの質問も決して厳しくない。にもかかわらず、早くも初年の後半からすでに記者会見を避けるとは、いったい何故だろうか?
それは、オバマ王は政治家として素人だからだ。テレプロンプターというあんちょこがなければ自分で自分の意見などきちんと表現できない。下書きのない演説をしたりすると、つい考えのない本音を吐いて後で恥をかくはめになる。
オバマ王は決してメディアを避けているわけではない。公式記者会見をしていないこの間にも、20以上のテレビインタビューに応じている。だが質問の内容はあらかじめ番組側から提出され承認されたものだけであり、その答えがきちんと用意された上でのインタビューであり、その場の生放送で色々予想外の質問を受けるというようなものではない。
オバマ王が下書きなく記者会見を行ったのは去年の7月22日が最後。この時、オバマ王はハーバード大学の教授が自分の家の鍵を忘れて窓から入ろうとしているところを、泥棒と間違われて警官に取り押さえられた事件に関して、ことの詳細が全く明らかになっていないにもかかわらず、「警官の行動は愚かだった。」と批判し、後に当の警官に謝罪をするという恥をかいた。
今月初め、吹雪の真っ最中に、ホワイトハウスに居合わせた記者達の前に、突然なんの前ぶれもなく現れたオバマは質問の用意をしていなかった記者達から五つの質問に受けると、そそくさと出て行った。記者団は「あんなのは記者会見とは言えない」と不服を述べている。普通なら前もって記者会見の時間は記者団に報告され、テレビ中継の用意などもされたうえで、もっと公式に行われる。記者団も質問を用意する時間が必要だし、とつぜんホワイトハウスの端っこで吹雪で数人しか居ない記者達の前で五つの質問に答えてみても意味がない。
オバマ王ほどメディアに甘やかされてる大統領も居ないだろうに、オバマ王の記者達に対する仕打ちはひどく侮辱的だ。主流メディアはオバマ個人のファンではない。彼らはオバマ王のアジェンダが自分らのものと一致している間はオバマ王を支持するかもしれないが、オバマがメディアをあまりにも馬鹿にすれば、メディアは手のひらを返したようにオバマを攻撃するようになる。主流メディアはリベラルのエリート揃い。彼らはプライドは人一番プライドが高い。あまり足蹴にすると良くないことが起きると思うのだが。、


Comment

アメリカ左翼がティーパーティーを恐れる理由

今年から職場の担当が変わって、これまでの長期出張と違い、月曜から金曜までといった短期の出張がずっと続いている。ひとつひとつは長期ではないが、こう移動が多いとかえって疲れる。今月だけですでに四つ目のホテル。
あまりの忙しさにオリンピックを見る暇もなく。ルージュとスキージャンプをちょっと観た程度。ニュースもホテルから支店までの間に聴くラジオニュースくらいしか聴いてない。支店の研究室ではネットアクセス厳禁なので、ブログ更新は週末しか出来ない。
そんなおり、テキサス州に住む気違い男が自分の家に火を放った後、小型飛行機を盗んで国税庁のビルに突っ込んで自殺するという事件が起きた。飛行機の突入角度から言って何百人という職員が働いている階を狙い、多くの犠牲者を出すつもりだったらしい。これによって犯人のジョー・スタックと税務署の職員一人が死亡、何十人という負傷者が出た。
これはどこかのテロ団体に属する者の仕業ではなく、単に政府に腹を立てた男の単独行動だったようだ。
しかし興味深いのは左翼リベラルたちの反応だ。彼らはこの男がオバマ王の増税に腹を立てていたということだけを取り上げて、『今アメリカ中で起きている反オバマ政権のティーパーティー活動が、こういう危険な人間を生み出したのだ』と主張し始めたのだ。リベラルの人気サイト、ハッフィントンポストに寄せられた2000近いコメントには犯人のスタックとティーパーティーを結びつけて侮辱するものがほとんどだった。

  • 奴はティーパーティの会員なのは間違いない、ついでにグレン・ベックのファンクラブの会員もね。
  • ティーバッグ爆弾
  • 自然選択が機能して良かったね。ティーパーティ団結せよ。
  • この男はティーバッガーみたいだ。
  • たのむよ、ティーバッグがしたたってるぜ。
  • やつらが思わせたよりずっと自由に対して危険だよ。恐れよ、奴はティーパーティーテロリストだ!

犯人のジョー・スタックはソフトウエアのエンジニアーだったが、どこかのウェッブサイトにどうして自分がこのような犯行に及ぶに至ったのかという**遺言**を残している。それによると、彼が憎んでいたのはオバマ政権や国税庁だけではなく、ブッシュ前大統領やカトリック教会などへも強い憎しみを持っていたようで、スタックは『共産主義はそれぞれがそれぞれの必要に見合ったと主張する思想であるのに対し、資本主義はそれぞれがそれぞれの汚い欲望に見合った社会をつくることだ』といった内容のことも書いていたという。ポリパンディットがスタックの憎む相手を箇条書きしている、下記はその一部。
**アップデート:ヤスの備忘録さんがほぼ全文を翻訳してくれているので、興味ある方はご参照のこと。

  • ジェネラルモータースの重役たち「考え難い悪行を犯した」
  • アメリカの医療システム「年間何千何万という人々を殺している」
  • 政治家「泥棒、嘘つき、自分勝手で汚い奴ら」
  • カトリック教会「下品、腐敗」
  • 宗教団体「化け物」
  • アメリカ庶民「信じられないほどの馬鹿」
  • ジョージ・ブッシュ 「操り人形の大統領」
  • 国税庁「ビッグ・ブラザー」

これだけ読んでみても、スタックはおよそリベラル政権を憎む右翼過激派とは思えない。単に自分が不幸なのはすべて世の中のせいだと思い込んだせこい人間のように思える。
にも関わらず左翼リベラルたちの熱狂ぶりはどうだろうか?
これについてカカシはミスター苺に「どうして左翼はこうもティーパーティーを憎むんだろうね。」と聞くと、「いや、左翼はティーパーティーを憎んじゃいないよ。ティーパーティーに恐れおののいているのさ。」という答えが返って来た。ミスター苺に言わせると、リベラル連中はエリート意識が高く一般市民を馬鹿にしているが、左翼は市民に対してもっと現実的な恐怖心を持っている。だから市民の間でわき起こる草の根運動の力強さを正しく把握し、それに脅威を感じているのだ。

左翼は恐れおののいている。なぜなら、他の政治団体に比べ彼らほどポピュラーフロントの恐ろしさを知っている団体はないからだ。そして彼らは今やまさに、その動きを目の当たりにしているのだ。

ポピュラーフロントとは非常に様々な政治力の共同体である。普段なら敵対し合うような団体のリーダー格が稀に同盟を結びはじめる。そうなると団体同士が同盟をむすぶ。結果は既存の体制のダムを押し流すような激しい動きとなるのだ。この動きにはすべての、いや過半数の市民でさえ含まれる必要はない。対抗する他の同盟を押しよけることのできる規模でさえあればいいのだ。つまり、フロントが求めるものをフロントは獲得する。
左翼はポピュラーフロントの止められない生の力を理解している。だから彼ら自身が国を制覇し「共産化」しようとする時の作戦は、かならず既存の体制に犯行するポピュラーフロントの結成であり、それを使って地方政府や植民地支配政府などに対して抗議運動を行う。

ポピュラーフロントが強大化すれば、それは革命につながる。だが革命を起こすのは左翼とは限らない。1979年の比較的資本主義だったシャー政権を倒したイラン宗教革命や、1930年代のナチスファシストらによる共産主義政権の打倒、それから1776年のイギリス帝国に対して行ったアメリカの革命運動などが、そのいい例だろう。
どの運動も、普段なら敵対し対抗しあうような政治団体が、この時だけは協力し合い、体勢に向かって立ち上がった。

愛国心旺盛で小さな政府を求める資本主義のティーパーティーは左翼にとっては最悪の悪夢なのだ。

ティーパーティーは特に共和党の動きというわけではない。だが、共和党の方がティーパーティとの共通点を多く持っていることは確かであり、ティーパーティーを味方につけるには民主党より有利な立場にあると言える。サラ・ペイリンなどの共和党リーダー達はこれまで自分たちが主張してきた政策をそのまま行動に移せばいいだけだからだ。しかし民主党はそういうわけにはいかない。ティーパーティーの要求と民主党が過去40年間に渡ってとなえて来た思想とは全く正反対だ。民主党がそれをすべて撤回し、しかも自分らが誠実であるとティーパーティーを説得するなどということは、そう簡単に出来ることではない。
ポピュラーフロントの力は、この間のマサチューセッツ上院議員特別選挙の時に顕著になった。選挙のほんの二週間前までは民主党の候補だったマーサー・コークリーが58対27で31%も優勢だった。それが二週間後の選挙では52対47でブラウンが圧勝してしまった。これは36%の逆転だ。こんなことは前代未聞である。
一年前に全国各地で細々と始まったティーパーティ運動は、リベラル達がティーバッガーなどといって馬鹿にしている間にも、どんどんその勢力を増している。マサチューセッツ州で起きたような保守派の逆転勝ちが、全国各地の地方選挙で徐々に起きれば、2012年の全国選挙では、民主党議員達が大敗する可能性が出てくるのだ。そうなれば2008年に絶対多数議席を獲得した民主党は、たった四年で全てを失うことになるのである!
リベラルは単に左翼にとって「役に立つ愚か者」でしかない。リベラル連中はティーパーティーの恐ろしさを理解できずにティーバッガーなどといっておちょくるくらいしか能がない。だが左翼は違う。左翼連中はティーパーティというポピュラーフロントのもたらす恐ろしい底力を理解し、それに恐れおののいているのだ。


Comment

ユタ州、昇進を拒絶され上司三人を射殺した大学教授の不思議な過去

アメリカのユタ州にある大学おいて、tenureと呼ばれる終身雇用が保証される教授の地位を拒絶された女性大学教授が、審査にあたった教授六人に発砲し三人を死なせ三人に重傷を負わせるという事件が起きた。
しかし、今話題になっているのは、今回の事件そのものよりも、24年前に始まった彼女の犯罪の過去である。ミスター苺が色々まとめてくれているので、そこから読んでみよう。
それは24年前の恐ろしい事件が発端だった。(まるで横溝正史風)当時20歳だったエイミー・ビショップは両親と弟の四人でマサチューセッツ州のベイントゥリー市に住んでいた。
20歳のエイミーは18歳の弟セスをショットガンで撃ち殺した。エイミーを逮捕した警察官はエイミーは三発撃っており、一発は寝室の壁に、一発は弟に、そして最後の一発は逃げる際に天井に向かって撃たれたと証言している。エイミーは後に建物の陰に隠れているところを逮捕された。しかし、エイミーの母親が警察に発砲は事故だったと主張し、当時バントゥリー市の警察所長だったジョン・ポリオ氏は担当者に捜査を取りやめを命じエイミーは釈放された という。
実際に、殺人とまではいかないまでも、過失致死くらいの罪に問われても良さそうなものなのだが、どうやらエイミーの母親は警察のお偉いさんとコネがあったようで、エイミーは全くなんの罪にも問われず、弟の死は事故死ということで片付けられてしまったようだ。
ミスター苺は、この1986年の体験が、自分は法の上に立つエリートだという意識をエイミーに植え付けるきっかけになったのではないかと指摘する。
その後1993年にも、エイミー・ビショップと夫のアンダーソンは殺人未遂事件の重要参考人として取り調べを受けたことがあった。これはエイミーの同僚のポール・ローセンバーグ教授の家にパイプ爆弾が送られた事件で、教授のとっさの判断で爆弾は爆破されずけが人は出なかったが、エイミーと夫は強力な容疑者として取り調べを受けた。しかし証拠不十分だったのか、逮捕にまでは及ばず、犯人はいまだに捕まっていない。
近年、自分らは特別階級だという意識は左翼活動家の間に集中されている。
あまり報道されていないが、(エイミー)ビショップ教授は熱烈なリベラルらしい:

ビショップ、彼女の4人の子供そして夫で時として彼女の研究の協力者でもあるジム・アンダーソンは大学から12マイルほど離れた二階建ての家に住居を構えていた。彼らは熱心な北東リベラルで、彼らの庭に立てられた政治関係の看板は、スカーレットオハラサークルと呼ばれる郊外のちいさな住宅街の中で目立っていた。

しかし、リベラルなロサンゼルスタイムスの記事では彼女がリベラルであることが一層乱射の動機として不可思議であるかのように書かれている、これがティーパーティー活動家とか言うなら別だが、といったところだろう。
トーマス・ソウル著の選ばれた者の見解(the Vision of the Anointed)、でもあるように、多くのリベラルは法律は「下々の者」のためだけにあり、世界を救うという大事な仕事を課せられている自分らのような特別な人間には当てはまらないと考える節がある。
事件当初、エイミーが昇進を拒絶されたことで感情的になっての犯行だったと報道されたが、 ハンツビルタイムスによると、エイミーが昇進を拒絶されたのは10ヶ月も前のことだったという。昇進の最終審査ですら何ヶ月も前のことだったそうだ。だからよくリベラルが凶悪犯の弁護につかう、極悪な(多分保守派の)審査員たちによる冷酷な扱いにカッとなって犯行に及んだ、ということでは説明がつかない。
ミスター苺は、リベラルたちが自分らはニーチェのいう「善悪を超えた」存在だと信じて、自分らのしていることは人間社会の「進歩」にあまりにも大事な仕事であるため、多少の過ちはは多めにみられて然るべし、という考えを持っていることが、今回の犯罪を誘発したのではないかと問いかける。
その答えは今はまだ出ていないが、リベラルのエリート意識が今回のような犯罪の根源になっているのだとしたら、これは深く考えてみる必要がある。だがリベラルエリートで占められている主流メディアがそんなことを掘り下げて考えるとも思えないが。


View comment

イラク勝利、オバマはブッシュに感謝すべきだ! チェイニーの怒り

何か悪いことを指摘されると、なんでもかんでもブッシュ政権の悪政策を引き継いだからだと言って、ブッシュが悪い、ブッシュのせいだ、を繰り返しているオバマ王だが、ことイラク戦争の勝利に関してだけは、自分らだけの業績にしたいらしい。
先日副大統領のジョー・バイデンはラリー・キングのインタビューで、「イラク(勝利)は(オバマ)政権の偉大なる功績である」と語った。
よくもまあ、いけしゃあしゃあとこんなことが言えたものだ。だいたいからして、上院議員時代のバイデンはイラク戦争に大反対で、イラクをみっつに分配すべきだなどと馬鹿げたことを言っておきながら、ブッシュ大統領の対抵抗軍作戦(COIN)が成功すると、その成果は全て自分らの手柄にしようというのである。
これを聞いた前副大統領のディック・チェイニーは黙っちゃいない。チェイニーはABCテレビの番組で

「(オバマ政権がイラク勝利)が自分らの功績だと言いたいならそれはそれでいいが、その前にかなりの量の『ありがとう、ジョージ・ブッシュ』があるべきだ。そして現政権が当初推薦した戦争施行が完全に間違っていた事実を認めてしかるべきだ。

「オバマとバイデンは二年間に渡って国中の端から端まで飛び回ってブッシュのイラク政策を批判しまくっていた。」「もしも彼らのやり方が通っていたら、もし我々が彼らが当初から主張していたやり方に従っていたなら、今でもサダム・フセインはバグダッドの権力を握っていただろう。」

まったくだ、悪いことはなにもかもブッシュのせい、良いことは何もかも自分らの手柄。あまりに見え透いていて呆れるよ。
チェイニー前副大統領は、オバマ王のアフガニスタン政策は評価している。それもそのはず、オバマ王は前政権のアフガニスタン政策をそのまま推薦したマッククリスタル将軍のやり方に従ったに過ぎないからだ。それにしたってすぐさま実行に移さず何ヶ月もぐずぐずして貴重な時間を無駄にした。
こと、個人的なテロリストの扱いについては、クリスマスの航空機爆破未遂犯人を一般の刑事犯として扱っていることなども例にあげ、チェイニーはオバマ政権は、テロを犯罪として扱い戦争として扱っていないと痛烈な批判をしている。
そしてチェイニーは、バイデンの911規模の攻撃が再び起きる可能性は低いという発言に関して、その考えは完全に間違っていると指摘。

「それは完全な間違いです」「今日のアメリカが面する最大の脅威は911並みの攻撃が核兵器や生物薬品などの武器を使ってあることなのです。アルカイダは、こうして私たちが話しているあいだにも、それをしようと企んでいるのです。」

「これは戦争だと考えなければいけません。」「明日にでも対抗するものだと考えなければなりません。合衆国の副大統領たるものが『ああ、そんなことはおこりそうもない』などと言って回ってもらいたくありません。」

第一回目の貿易センター爆破事件、護衛艦のコール爆破事件、アフリカでの二つの大使館爆破事件、度重なるアメリカ諜報部員やジャーナリストや政治家の誘拐虐殺事件、これらの事件を単なる個別の刑事犯罪として扱って来たことが911事件へと発展した。オバマ政権はあれから9年経った今も、2001年月10日の気持ちのままなのである。
おそろしや。


Comment

激化する左翼リベラルのペイリン攻撃

先日のナッシュビルにおけるティーパーティ大会で、その花形的存在を獲得したサラ・ペイリンだが、保守派の間で彼女の人気が上がるにつけ、左翼リベラルによるペイリン攻撃は激化の一途を辿っている。
先ず、ペイリン女史の演説中の写真が公開された時、彼女の手のひらにいくつかのキーワードが書かれていたことを取り上げて、左翼オンラインサイトのハッフィングトンポストなどは、サラ・ペイリンはオバマ大統領のテレプロンプター使用をさんざん批判しておきながら、自分は手のひらのあんちょこを見ながら演説しているじゃないか、などというくだらない批判から始まった。

「エネルギー」「税金」「アメリカ精神の向上」という言葉が明らかに見える。加えて「予算削減」という言葉の上に横線が引かれている。

はっきり言うが、このメモは多分演説のために使われたのではないだろう。演説は準備したものを使ったはずだから。それよりもこれは演説の後に続いた質疑応答の際に、質問の後ちらっと見るためのものだったのだろう。
だが私に言わせれば、それは一層悪い。
メモには詳細がない、単なる一般的な概念であり、しかも彼女が支持するものだ。
大統領候補になるかもしれない人にしては、自分が支持する根本的な信念すら暗記できずにあんちょこをみなければならないってことだ。

アホか!ペイリンのメモは確かに質疑応答中に書かれたものだろう。そしてそれは、自分の信念というより、質問内容の要点をメモったと考えた方が説明がつく。質問がいくつかの部分に別れていた場合、ひとつのことに答えている間に、別のことを忘れる可能性があるからだ。横線が引っ張ってあったのは、そのことについてはすでに済みだったからだろう。
ペイリンの演説を見る限り、彼女はテレプロンプターは使っていなかった。それよりも自分のメモを見ながら演説していたので、時として下を向き過ぎる傾向があったほどだ。あれは少し改める必要があるとしても、演説の練習もせず他人が書いたものを、内容も理解せずにただ読んで発音を間違えたりしてるオバマ王に比べ、自分の書いた下書きを見ながら演説したり、質問の内容をメモったりているペイリンとどっちが市民に好感を持たれるか、ハッフィントンポストの左翼エリートには理解できないのかもしれない。
次にペイリンへの攻撃に使われたのは、ティーパーティ大会でフォックスニュースのクリス・ワラスによるインタビューの際に、ワラスがペイリンの返答に呆れて白目を見せたという噂だ。
ワラス自身は、自分は白目を見せたりなどしていないと言っている
フォックスニュースのメーガン・ケリーの番組でケリーから、「本当に白目を見せたの?」と聞かれたワラスは

答えはノーだよ。サラ・ペイリンに対するインタビュー後の印象は賞賛以外のなにものでもない。ペイリンかく乱症候群とか人は言うが、彼女は第一級の仕事をしたよ。2008年選挙の共和党大会やその後の選挙運動中にあったような鹿にヘッドライト的な反応とはほど遠いね。

ペイリンかくらん症候群に陥っている左翼ブロガーニュースハウンドのエレンなどは、ワラスがペイリンのスタイルだけを賞賛してインタビューの内容について何も言わなかったと書いているが。そういうエレンこそ、ペイリンの演説内容やワラスとのインタビュー内容については何も触れず、ペイリンのスタイルだけを批判している。
本当に左翼リベラルってのはその偽善主義があまりにも明白でお話にならない。彼らは自分らの言ってることや書いてることをきちんと読んでいるのだろうか、そのうえで真顔でこういうことが言えるというのは、さすが左翼リベラルならではの恥知らずといったところだろう。
ともかく、彼らがペイリンの話している内容に反論できないのは当たり前だ。だが、ペイリンのスタイルだけをとってみても、左翼リベラルのエリート達は何故彼女のスタイルが人気があるのか理解できない。
ペイリンはハーバードやプリンストンといった一流大学の法科を出たような大学教授のような話し方はしない。彼女自身、自分はアラスカのアイスホッケーママ(子供をアイスホッケーの試合につれていくような母親)であると誇り高く自負している。そして彼女の、アメリカに必要なのは軍事総司令官でありテレプロンプターを見ながら格好いい演説をする大学教授ではない。というオバマ批判に我々一般庶民はかなり共感が持てる。
左翼リベラルは常に自分らこそが一般市民の味方だとしながら、彼らほど一般市民を軽蔑し見下している人種もいない。だから我々がオバマ王の国民を馬鹿にしきった話かたに怒りを覚え、逆にペイリンには親しみを感じるのだということが理解できないのだろう。
私個人としては、次の選挙でペイリンが大統領に出馬するのはまだ時期尚早だと思う。だが、彼女が左翼リベラルのエリート意識に脅威を及ぼすというなら、どんどん頑張ってほしいと思う。


Comment

911テロ犯人はやはり軍法会議にかける? 政策変更をほのめかすホルダー司法長官

去年(2009年)の10月に、911テロ犯人ハリド・シエイク・モハメド被告ら5人を当初予定されていた軍法会議ではなく、民間の連邦地裁にかける意図を発表したオバマ政権のホルダー司法長官だが、共和党ならびに地元のニューヨーク知事や市長らからも大反対が起き、国民からも批難の声が上がっていたことが影響してか、本日になってホルダー司法長官は本日、やはりテロ犯人たちを軍法会議にかける可能性をほのめかした。

「結果的に、どこでこの件が裁かれようと、どのような場であろうと、我々はすべての規則に従い、出来る限りの透明度を保証しなければなりません。」とホルダー長官は金曜日版のワシントンポストのインタビューで語った。「それさえできれば、世界からみた手続きにくらべ、地理や場は大した問題ではないと思います。」

だったらなんで最初から民間の裁判にかけるなんて馬鹿なことを発表したんだよ、このぼけなす!魚は頭から腐るとはよくいったもので、ホルダー司法長官の能天気ぶりは任命したオバマのそれより信じられない。テロ裁判においてアメリカが世界に知らしめなければならないのは、アメリカ政府がどういう手続きを踏んでテロリストに公平な裁判を行ったかなんてことではない!テロ裁判で透明度など、とんでもない!どうして世界のテロリストにアメリカの対テロ政策をひけらかす必要があるのだ? 
テロに関してアメリカが世界に知らしめるべきなのは、アメリカは断固テロリストを許さない、アメリカ国内でテロを行えば厳しい処罰が加えられる、アメリカに対するテロなど考えるな、そんなことをすれば、実行犯のみならずその背後の組織もその組織を幇助した政権も崩壊の憂き目を見る。タリバン政権をみよ!サダム・フセイン政権を見よ!である。
ああ、ブッシュ大統領、あんたは偉かった!
それにしてもオバマ政権は後先のことも考えずに行き当たりばったりの政策を立てているような気がする。そうやって愚かな政策を大々的に発表しては、その欠陥を共和党や国民から指摘されて、やむなく引っ込めるというパターンを繰り返している。これでは何もしないよりひどい。
ブッシュ大統領の時代には、主流メディアがブッシュのせいでアメリカの世界での評判が悪くなったと主張していたが、世界はブッシュアメリカを恐れていたかもしれないが、少なくともバカにされてはいかなった。
サラ・ペイリンも指摘していたが、オバマ王の敵への迎合は敵をおごらせ、味方との関係を悪くするだけで、何も良い結果を生み出していない。
オバマ王のおかげでアメリカは世界の笑いぐさとなっているのだ。


Comment

ナッシュビルのお茶会は日本でも報道されたよし、、かなり偏見に満ちているが、、

コメンターのsikibuさんが、NHKでもティーパーティの模様が報道されるようになったと教えてくれたので、ちょっと日本語でティーパーティを検索してみたら、結構色々な記事が出てきて参考になった。しかし中には日本の主流メディア同様、保守派への偏見と敵意丸出しの記事もある。
この日刊テラフォーというオンラインニュースなどがいい例だろう。ま、オンラインなので、これがどれだけきちんとしたニュースなのかは解らない。もっともアメリカは主流メディアがオバマべったりの偏向報道をしまくっているのだから、零細サイトのニュースだからといって馬鹿には出来ないが。
この記事はオバマと民主党が提案している健康保険改悪案について書かれているが、どうも著者の綾路すみ、にはアメリカ人を馬鹿にした高慢な姿勢が見られる。

米国人は往々にして国内問題にしか目を向けない。何においても米国がベストだと認識しているからだ。自国へ向ける関心の1パーセントでも海外に向ければ、先進国の大半は皆保険制度を導入しており、なおかつ医療費は無償か、無償でなくても償還などの制度を用いて低負担となっていることが分かるだろう。むろん、ここでいう先進国とは「社会主義国」ではない。

はっきり言って綾路はアメリカ人に関しても世界に関しても無知である。アメリカ人が海外に目を向けてないどころか、俗に言うオバマケアという保険改正案に反対している人々は、海外、特にカナダやイギリスの大失敗例を挙げてアメリカもああなっていいのかと批判している。これらの国々の政策は社会主義国とまでは行かないまでも、アメリカに比べればかなりの社会主義であることは確かなのだ。綾路がアメリカを批判する関心を1パーセントでも海外にむければ、ヨーロッパ各国の皆保険制度が破産寸前の状態で、患者に適切な医療を提供できず、アメリカなどに大量な数の患者が治療におとずれていることを知るだろう。

また、一部の保守派は皆保険制度を槍玉にあげ、「どうして自分たちが、貧乏人の保険の面倒までみなくてはならないのか」と難じる。おそらくこれは、皆保険反対者に共通する意識なのだろう。「金持ちは努力の成果で、貧困は怠惰の結果。貧乏人が病気になろうと知ったことではない」と。コラムニストの町山智浩氏も指摘するように、米国以外の先進国では、持てる者が持たざる者の分を補填する、すなわち「富の再分配」が常識となっているのだが。

「持てる者が持たざる者の分を補填する、すなわち「富の再分配」」することが先進国なのか? それこそ社会主義ではないか。綾路は解っていない。アメリカ人はそういうヨーロッパの先進国のようになどなりたくないのだ。アメリカ人は政府が健康保険制度をコントロールすることで、アメリカ人の受ける医療制度が改良されるとは考えていない。皆保険そのものが嫌なのではない。それが政府によって国民の選択力を奪われ自分に合わない保険を強制されることが嫌なのだ。
もうすこし、何故アメリカ人がオバマケアに反対なのか、きちんと勉強してから記事を書いてもらいたい。自分勝手な偏見や誤解だけで意見を述べたり、アメリカ左翼リベラルの報道をそのまま翻訳するだけが脳ではあるまい。
それから、このあいだマサチューセッツで上院議員に当選したスコット・ブラウンの写真も、ブラウンが下着のモデルをしていた頃の写真をわざわざ織り交ぜ、まんなかに「今でも売春夫」と書かれた、あきらかにブラウンのライバルが作ったポスターを使っている。綾路が英語が読めないとも思えないので、これは意図的だろう。だとしたらかなり悪趣味。
ま、ティーパーティー参加者をアメリカの左翼のように「ティーバッガー」などと呼ばないだけ、まだましではあるが。


View comments (2)

革命精神消えないアメリカの強さ

オバマ王政権と民主党によるアメリカのファシズム化が進む中、全国各地で勃発的に起き始めた反オバマ反民主党議会抗議運動のティーパーティー運動は、イギリス王国に立ち向かったアメリカの独立運動の発端となったボストンティーパーティよろしく、腐敗した体勢への革命運動にと変化している。ボストン茶会とは何か、ウィキの説明から引用すると、、

ボストン茶会事件(ボストンちゃかいじけん、Boston Tea Party)は、1773年12月16日に、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで、イギリス本国議会の植民地政策に憤慨した植民地人の組織が、アメリカ・インディアンに扮装して、港に停泊中のイギリス船に侵入、イギリス東インド会社の船荷の紅茶箱をボストン湾に投棄した事件。アメリカ独立革命の象徴的事件である。

市民らの最大の不満は「代表のない課税」にあった。つまりアメリカ市民には、イギリス本国から植民地にどれだけの課税がされるかということに関して、全く発言権がなかったのである。
今回のお茶会運動も原則は同じだ。政府が国民の声に耳を傾けずに無駄な政策で負債を激増させていること、そしてそれを補うためにこの不景気にさらなる増税を計画していることに、国民の怒りは頂点に達しつつある。
ボストンのお茶会事件も組織的な計画性はなく勃発的なものだった。これが革命のきっかけとなった事件ではあったが、事件を起こした市民は、それが本格的な革命につながるとは夢にも思っていなかったことだろう。
現在のお茶会運動も不満を持った市民の間から本当の意味での草の根運動として始まった。だから昨日もお話したように、この動きには組織性があまりない。また、特に誰がリーダーということもない。
確かにサラ・ペイリンやトム・タンクリートといった著名人が演説などをしてはいるが、彼らはこの動きの一部であって、まだまだ決してリーダーと言える立場ではない。
昨日苺畑夫婦はサラ・ペイリンの演説をきいたが、彼女自身、自分が率先してこの動きを進めめたいという意志は持っていない。自分が大統領になることがこの国にとって良いことだと思えば立候補する気はあるとは語っていたが、それよりもこの運動は、特定の政治家を後押しするものではなく、主役は市民なのであり市民による市民のための政治というアメリカ民主主義の原則を強調した。
この大会を取材していたグレン・レノルズもイグザミナー紙に書いているが、ティーパーティは今回の大会ひとつで決まるのではない。

お茶会運動は下から上への運動であり、上から下へのものではない。お茶会の多くの人がサラ・ペイリンに好感を持ってはいるが、今週末の参加者のなかですらも彼女の鶴の一声で行動に移すなどという人がいるとは思えない。私はこのイベントや別のイベントで多くの人々と話したが、誰もカリスマ的なリーダーを求めてなどいない。

それはバラク・オバマのモデルであり、それは最近うまくいってない。それよりも彼らは(他人に引かれるのは)もう沢山だという気持ちで自分らで手綱を握ろうとしているのだ。私は、お茶会以前には政治になど参加したことがないという人に何人もあった。彼らは、参加してみて政治は面白い、自分は一人ではないと学ぶことの楽しさを感じている。

お茶会はアメリカの伝統的な道徳観を持つ人々の集まりではあるが、決して共和党の集まりというわけではない。共和党が賢ければお茶会がお茶会党という第三政党にならないように、自分らの党に取り入れる、もしくはお茶会の支持を得られる党として成長する必要がある。
サラ・ペイリン自身、元共和党副大統領候補だったとはいうものの、既存の共和党議員の席を党予選で挑戦することも、競争は党を分裂させるのではなく強くさせるのだと推進しているくらいだ。(彼女自身腐敗した共和党知事の地位を予選で奪い取った実績がある。)
アメリカ市民はお上から言われたことを羊のようにおとなしく従うような国民ではない。権力を持った政権がそれを乱用すれば、国民は実際に立ち上がる。アメリカにはそういう歴史があるのであり、今回のお茶会運動をみるにつけ、アメリカ人の革命精神は今も健全だとつくづく感じた。
God bless America! アメリカに神の祝福あれ!


View comment

記録的な積雪、ホワイトハウス前で大雪合戦、崩れる温暖化説

今日はアメリカはスーパーボウルサンデーだが、アメリカ各地は雪で覆われている。特に1922年以来の大雪に見舞われたのがホワイトハウスのあるワシントンDC。このAFPの記事ではホワイトハウスの前で雪合戦をする人たちの姿がみられる。

普段は高級スーツと革靴が支配するこの街にあって、スノーシューズと保温コートが必須アイテムになっている。市内の一部には24時間で50センチという記録的な積雪を記録した場所もある。(略)

国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)で働いているというドイツ人女性は、赤いスキージャケットに黒いスキーパンツ、紫の毛糸の帽子にスノーシューズといういでたちでコーヒーをすすりながら歩いていた。
「アルプスみたいね。アルペンスキーも持ってるけど、ここは斜面がないから。昨日クロスカントリースキーを買おうとしたんですが、どの店も売り切れでした」と話すこの女性は以前ドイツでスキーのインストラクターをしていたという。(略)
ワシントンの観光名所には、この歴史的な風景を記録に残そうとアマチュアのカメラマンや画家が押し寄せた。デュポンサークル(Dupont Circle)地区では6日午後、約5000人が参加して大雪合戦大会が開かれた。
ホワイトハウス(White House)ではシャベルを持った職員が屋根の雪下ろしをしていた。ホワイトハウスに通じる道路の除雪は特に念入りに行われていた。
 
ワシントン(Washington)州から会議のために来ていたという男性は「雪がしばらくとけなければいいけど」と話したが、その心配はなさそうだ。予報では降雪は来週も続くとみられている。

普段から雪の多い州に住む人々からは、この程度の雪でDC全体が麻痺状態になってることをあきれられているが、普段は降らない地区での大雪はその対処策が存在しないからうまく機能しないのは仕方ない。
カカシの住むカリフォルニアでも台風並みの嵐がすでにいくつか訪れており、近所の山は土砂崩れなどが起きて住民は避難したりしている。
ここ数年、世界的に寒い冬が続いているが、今年の冬もかなり厳しいようだ。
さてそんなおり、大学のメールハッキングがきっかけとなり、次々とそのスキャンダルが暴露されている地球温暖化説だが、今日のドラッジリポートでも温暖化切崩壊に関する記事がいくつか載っていた。
ひとつは、「偉大なる地球温暖化説崩れる」The great global warming collapseというマーガレット・ウェンテのエッセー。
ウェンテは、ヒマラヤ氷河の完全解凍説がまったくのでっちあげであったことから始まって、他にも事実や科学的な調査に基づかない嘘だらけの説を指摘し、地球温暖化説は崩壊しつつあるとかたる。
先日行われたコペンハーゲンでの世界環境変化大会において提案された対策は、科学的な事実があってこそ行動に移せるものだったわけだが、実際に温暖化説が事実だったとしても、国際レベルでの協力を得ることは先ず無理な相談だった、とウェンテは外交専門家のウォルター・ラッセル・ミード(Walter Russell Mead)の言葉を借りて語る。

ミード氏曰く、「地球温暖化運動の提案は、膨大な資金の移譲を含め、地球上のほとんどの国々に対して、国内の経済に著しく介入する規制や国内の経済政策の大幅な変革を求めるという、複雑な国際間の同意だった。」

そんな同意が最初から得られる訳がない。そして今や、その根拠となっている科学説が次から次へと崩壊しているのである。
東アングリア大学のメールハッキングによって、反温暖化説隠滅の陰謀が明らかになった。反対意見を述べる科学者への脅迫も暴露された。科学調査は透明でなければならないはずなのに、温暖化説科学者たちは不都合な事実を隠蔽していた。
温暖化説者たちはクラいメートゲートのスキャンダルを過小評価しようと必死の努力をしているが、イギリスの新聞、ザ・ガーディアンの調査によって中国での温度測定のデータには深刻な誤りがあることが発見された。
温暖化説の主体である IPCCは日に日にその評判を落としている。ヒマラヤ氷河の件は例外だと切り捨てた IPCCだが、当局が唱える他の説にも根拠がないことが明らかになっている。
例えば、アマゾン密林は多少の雨量変化にも敏感に反応するため、温暖化がおきれば大規模な密林が破壊されるという説だが、この根拠となっているのは、サンデータイムスオブロンドン新聞に書かれたひとつの記事のみ。しかもその記事は環境変化説運動家二人によって書かれたものだった。密林環境専門の科学者によると、この記事の内容はめちゃくちゃだという。
しかも、ヒマラヤ氷河解凍説を熱心に押したIPCCのパチャウリ長官自身が経営するニューデリのエネルギー資源研究所は虚偽の氷河解凍説をもとに何百万ドルという研究費を受け取っていた。それでも長官は自分への攻撃は温暖化説で利益を失う企業による陰謀だといって強気だ。
これまでは、 IPCCを批判する科学者は環境懐疑者とか、もっとひどいことを言われたものだが、最近になって科学者の間でも風向きの変化が察せられ、多くの科学者が温暖化説から距離を起き始めている。そんな科学者のひとりアンドリュー・ウィーバー、ビクトリア大学気象環境学博士は、温暖化説は科学というより政策運動に変化してしまったと認める。イギリスのグリーンピースですらパチャウリ長官の辞任を訴えている。
著者ウェンテは、こうしたスキャンダルは地球温暖化やそれが人工的に起きたものであるという事実が間違いであるという意味ではないとしながらも、温暖化運動家たちのやり方には致命的な過ちがあったと語る。調査を誇張し、反対論者を悪者扱いし、偉大なる悲劇を唱えることによって地球温暖化運動は自分らの信用度を落としてしまったと。
温暖化を根拠にオバマ王が推進しているキャップアンドトレード(排出権取引の方法の一。温室効果ガスの総排出量を各主体(国や企業など)に割り当てたうえで,主体どうしで排出枠の一部を取引する)政策も終わりだ。
カカシは最初から地球温暖化説など信じていなかった。何故なら対策として提案されるものが、常に文明社会の技術を停滞させるという左翼的な陰謀で満たされていたからである。
我々スケプティックスは正しかった。我々は地球温暖化説の完全崩壊を目の当たりにしているのである。


Comment