先週の日曜日に豪華客船タイタニック号の残骸を見物するために海底に潜水したタイタン号の行方がわからなくなったとして木曜日まで数日間にわたってメディアもSNSも大騒ぎしていた。艇内の空気が何日持つとか持たないとか、30分おきにSOSのような音を察知したとか、広域にわたりアメリカ海軍だけでなくカナダや他の国も協力して捜索活動が行われていると報道されていた。しかし木曜日の朝、アメリカの湾岸警備隊はタイタン号の破片を発見したと発表。人々の注目を集めたこの遭難事件は悲劇的な終わりを遂げた。しかし、この話はどうも胡散臭いという話が上がってきている。映画タイタニックのジェームス・キャメロン監督が、潜水艇が海水の圧力で内側に潰れる、いわゆる爆縮した事実は潜水艇と連絡が取れなくなって数時間後には関係者の誰もが知っていたとテレビのインタビューで話したのである。

タイタン号はイギリスの大富豪ストクトン・ラッシュ氏が始めたオーシャンゲートという会社による製造だが、デザインの段階からその安全性を危惧する批判が潜水艇専門家の間から上がっていた。特に胴体を作る材料について、これは海底の高水圧に耐久できるものではないという指摘が上がっていたのだ。

また問題とされたのはラッシュ氏の雇用方針で、潜水艇の専門家は元軍人の中年の白人男性ばかりで夢がない、若者に意欲を持たせるためには若い技術者を雇う必要があると言っていたインタビュー動画が拡散され、経験あるエンジニアを雇わなかったことで、安全性に関する十分な措置がとられていなかったのではないかという批判も上がっていた。

ではキャメロン監督の話にもどろう。私は知らなかったのだが、キャメロン監督は映画監督であると同時に潜水艇については専門家で自分も潜水艇の設計をしており、タイタニックにも何度も他の潜水艇で潜った経験がある。

「私は現場に何度もいっています」キャメロン氏は木曜日ABCニュースで語った。「33回も潜っているのです。多分(タイタンの)キャプテンよりも多く潜っている計算になります」

キャメロン自身、タイタニック号の残骸を33回訪れているが、潜水艇が客船の残骸を見るために潜水し始めてから1時間45分後に連絡が途絶えたと聞いたとき、潜水艇が 「消えた」ことを「疑わなかった」と語った。

ジェームズ・キャメロンは、オーシャンゲートのタイタン潜水艇の危険性に警鐘を鳴らしていればと後悔している。「私にとって、疑う余地はありませんでした。私は、あの潜水艇が最後に確認された深度と位置の真下にあることを知っていました。捜索は行われなかったのです」

キャメロン氏は潜水艇との連絡が途絶えたと聞いた時点ですでに何がおきたか察知していたと語り、関係者に連絡をしたところ、そうに違ないと確認を取ったと言う。其れに関してすぐに何も言わなかったのは、公式には捜索が続けられているという発表だったため、家族の心情などを思って沈黙を守っていたのだそうだ。事実海軍は潜水艇との連絡が途絶えた時間に爆縮と一致する音響信号を検知していたのである。つまり関係者は潜水艇に何が起きたか日曜日の段階ですでに知っており、潜水艇の残骸がどのあたりにあるかも十分承知していたのである。キャメロン氏がいうように「捜索は行われなかった」のだ。

実は私も火曜日の段階で潜水艇は多分爆縮したのだろうという話を潜水艦の専門家のユーチューブチャンネルで聴いていた。つまり関係者でなくとも専門家は何がおきたのかだいたい想像がついていたということだ。

しかしそうだとすると、月曜日から木曜日までの「酸素が、あと何時間持つか」だの「艇内からと思われる音がした」だのという報道は一体なんだったんだ?何のために数か国の軍隊の協力を得て「捜索」などする必要があったのだ?最初からアメリカ海軍も湾岸警備隊も何が起きたか解っていたなら、連絡が途絶えた時の場所付近に無人潜水艇を潜らせて探せば済んだだけの話ではないか?いったい四日間にわたる「捜索」は何のためだったのだ?

実はここ数日、司法局が5年にわたって捜査をしている、現大統領のドラ息子ハンター・バイデン(53歳)の汚職・脱税事件に関する重大な進展があったのだ。ハンターは罪状への有罪を認めることで減刑されることが決まったのだ。これによってハンターは多分一日も刑務所の臭い飯をくうこともなく、たんなる執行猶予程度で済まされてしまうことになる。

この重大発表の数時間後、なんとハンターはジョー・バイデン主催のインディア首相歓迎パーティに出席し、メイリック・ガーランド司法長官とその夫人と談笑していた写真が公開されている。

この事件はハンターのみならず、父親のジョー・バイデンがハンターのウクライナや中国との汚い商談にジョー爺さんが関わっていたという密告者の証言もあり、公平な世の中ならバイデン大統領は弾劾どころか背信罪で逮捕されてもいい位の出来事なのだ。そんな重大なことが起きてる時に、アメリカメディアは何をしていた?

潜水艇が行方不明だ?酸素が足りないだ?

すでに何が起きたか解っていた事件を、あたかも遭難しているかのように四日も一日中報道しまくって、もっと大事な捜査の話を一切しなかったメディア。

この話は確実にハンターバイデンから人々の関心をそらすための煙幕だったのだ。


1 response to 最初から解っていた潜水艇タイタン号の悲劇、なぜ遭難事件のように報道したのか?バイデン息子有罪示談の煙幕だった?

苺畑カカシ10 months ago

https://youtu.be/LEBCc-Qpilw
こちらジェームス・キャメロン氏のユーチューブでの話。

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