カリフォルニア、医師による武漢ウイルスに関する「偽情報」を禁止、言論の自由に反すると医師団が知事を訴える

本日フロリダ州のサラソタメモリアル病院の重役会議で、ジョン・リテル医師(Dr. John Littell)が武漢ウイルスの初期治療にイベルメクチンは効果があると証言した途端、なんと会議から警備員によって追い出されるという事件があった。まさか未だに初期治療の大切さを唱えられないなんてことがあるのかと驚いていたら、ツイッタラーさんのA.N.Mさんが、カリフォルニアではすでに今年1月1日付で、医師が武漢ウイルスについて加州政府の方針と違う意見を述べることを禁止する法律が通ってますよと教えてくれた。いやはやカリフォルニア州民として、こんなことも知らなかったとはお恥ずかしい限りである。

カリフォルニア法案AB2098は昨年の暮れにカリフォルニア州議会を通りギャブン・ニューサムによって署名され法律となった。

この法律によると、医師らがカリフォルニア州政府(州医学協会State Medical Board)が正しいとする情報以外の情報を発した場合、医師免許を剥奪するなどの征伐を与えるというものだ。これを不服とした医師たちはカリフォルニアを相手取って、これは言論の自由を保証する憲法第一条に違反するとして訴えている。

当初このカリフォルニア判事は訴訟の決着がつくまで法律の施行を停止することを棄却。法はすぐさま施行になったのだが、1月23日、法廷により法の思考は一時停止とされた。

California judge issues preliminary injunction blocking COVID ‘misinformation’ law: reports | Fox News

まだ裁判の行方はわからないので、施行が一時停止されたくらいでほっとしている場合ではない。医療情報というのは間違っていたとしても表に出してその都度その信ぴょう性を吟味する必要がある。政府が正しいとしていることだけが国民の耳に入る場合、もしも政府が間違っていたらどうなるのか。政府の役人が私服を肥やすために製薬会社と共謀して儲かる薬や治療方法だけを推進するなどということが起きてしまう。いや、もうそれが起きている。

つくづくカリフォルニア政権は腐ってると思う。


Comment

武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と薬品会社の陰謀 その3 ワクチン洗脳はじまる

2021年になると、全世界が同時にまるで示し合わせたようにワクチンを推進し始めた。初期治療は完全無視され、ワクチンだけが最後の望みであるというメッセージが積極的に広められた。当初の報道ではワクチンの副作用は過小評価され、その深刻な副反応については人々に告げられなかった。

しかしワクチン推進の空気のなかでも、コロナワクチンは危険であるという声も聞かれた。マイケル・イアドン(Michael Yeadon, PhD、アレルギー・呼吸器専門家。元ファイザー社代表取締役)は当時下記のような声明文を出した。翻訳は一部DeepL.

私たちは、ファイザー、モデナ、バイオテック、ヤンセン、アストラゼネカPhizer, Moderna, BioNTech, Janssen, AstraZene)とその支援者たちが、安全性と有効性に関する情報を患者や医師から隠蔽し、故意に省略したことを宣言し、詐欺罪で直ちに起訴すべきであると主張する。

これらの製品の投与後まもなく、何千人もの患者が死亡したことが分かっている。 相関関係は因果関係ではないが、注射と事象の関係を調べるために合理的な基準が適用されているが、これらの製品が死亡の原因であることは絶対に明らかである。

これらの製品の機構設計は、多くの点で故意に欠陥がある。第一に、有毒なウイルススパイクタンパク質を人体に発現させ、注射部位に留まると言われたのとは異なり、全身に広く分布していることである。 毒性スパイクがどのくらいの期間にどのくらいの量を作ることができるかという制限はなく、それが毒性の原因となっている。

臨床実験も十分ではなかった。ブラインドテストがされていなかった。多くの患者が統計調査のデータから外された。これは詐欺を意味する。私たちは何度もこれらの製品は安全であると保障された。しかし初期段階でこれらが安全でないことは、彼らも十分承知だったはずである。これらのワクチンはほとんどウイルス拡散阻止や病気予防に効果が無いように見える。またこれらの会社はこれが予測できない問題だと主張することはできない。なぜならこの製品が非常に毒素の高いものであることは周知の事実だからである。

アメリカ政府はそれまでかなりの成果をみせていた初期治療をすべて捨て去り、すべてをワクチン一本に賭けようと決めたのである。心臓外科医で初期治療を推進していたピーター・マカラ医師は、自分は医師だ、医師はすべての卵を同じ籠に入れるのは好まない、色々な可能性を残しておきたいものだ、と語る。マカラ医師は大事なアメリカ人の命をギャンブルに賭けようという政府のやり方に胸が悪くなったという。

ワクチンが広く打たれるようになった2021年3月までには、すでに1600人の死者が出ていた。しかしCDCの公式発表では、すべての死亡者を調査した結果、ワクチンによる死は一つもなかったと記された。

ロバート・F・ケネディー、ワクチン投与が始まって8か月間で、死亡率、過去30年間で打たれたすべてのワクチンで出た死者よりも多くの死者が出ていると語る。アメリカだけで17000人が記録されているが、本当はその40倍の死者が出ていると思われる。

私(カカシ)は当時、私の職場は何故かワクチン優先順位が高かったので、ワクチンが支給され始めた2021年の㋄にすぐにワクチンを接種した。主人は元々色々なアレルギーがあるためインフルエンザのワクチンを打ったことがなく、コロナワクチンも打ちたがらなかった。しかし私は副作用は最小限であるという主治医のお墨付きをもらって嫌がる主人を無理やり近所の薬局に連れて行きワクチンを打たせた。

大統領を始めテレビではニュースでもバラエティーショーでも子供番組ですらも、ワクチン打て打て運動が盛んだった。そしてバイデン政権はついにアメリカ国民にワクチンを義務化した。100人以上の従業員の居る企業は全員ワクチンを接種しなければならないとしたのである。(これに対抗してベン・シャピーロのデイリーワイヤーが政府を相手取って、ワクチンの義務化は違憲であると訴訟を起こし勝訴している。)

この頃から劇場や球場など、レストランなどでも、ワクチンパスポートを提示しないと何処へも入れないようになっていった。私の同僚で断固ワクチン接種を拒否した男性が居たが、彼は解雇こそされなかったが、それまで所属していた企画部から外され、なんの仕事も与えられないいわゆる窓際族になってしまった。

しかしこの頃から、それまで健康だった若者がワクチン接種後に急死するというニュースが多く聞かれるようになった。ワクチンを打たないと仕事が出来ないということになり、ワクチンを接種した旅客機のパイロットや、プロのスポーツ選手などが次々に不審な死を遂げ、後遺症で仕事が出来なくなる人も多く出て来た。

トランプ大統領がワクチン制作に力を入れたことは当時の考えとしては間違っていたとは思わない。トランプはファウチという似非医者を信用していたのだから仕方ない。それに2020年後半の選挙のために、なんとしてでも一期目にワクチンを完成させる必要があったというのは同意できないが理解はできる。

このビデオの後半20分は、いかにワクチン開発において、安全性を保つために踏まなければならない適切なプロトコルが守られていなかったかが語られている。


Comment

武漢ウイルス、最初から仕組まれていた政府と薬品会社の陰謀 その2,初期治療が阻止される

武漢ウイルス政府と薬品会社の陰謀その2は、初期治療の効果が観られたにもかかわらず、なぜか政府はそれをしなかったという話をしよう。

ユナイテッドメモリアルメディカルセンターの臨床医師のジョセフ・バロン医師は、初期患者にハイドロクロロキンを処方した結果すべての患者が回復したとテレビのインタビューで答えている。メンドアージェントケア救急病院の医師アンソニー・カーディロ医師もズィンク(Zink)とHCQを併用することで患者は完治するとローカルニュースのインタビューで答えている。

私の治療した患者のすべてが非常に重病でしたが、薬を処方して8時間から12時間で全く症状が失くなりました。

心臓外科医のピーターA.マカラ(Peter A. Mccullough)医師は2020年の11月に、COVIDの感染状況からワクチンに効果はないと確信していた。トランプ大統領もHCQの効果について何度も推薦したが、なぜかドクターファウチを中心とする医療機関はこの治療法に懸念をみせていた。それでもマカラ医師は患者に早期治療を施し成功していた。マカラ医師は数々の医師たちと協力して患者たちを入院させずに完治させていた。90歳を超える患者までもが入院せずに済んでいた。

マカラ医師の調査によれば、入院せざる負えなくなった患者は初期治療を受けなかった人たちだけであるという。先に紹介したエリンさんも騙る。ベントレーターは間違った治療法だった。ベントレーターを付けられた100%の患者が死亡していた。しかし、現場では他に選択肢がなかった。なぜならクォモがHCQなど初期治療に必要な薬品の使用を禁止したからだ。

ところが2020年10月初期、全米健康機関NIHが発表したCOVIDの治療にかんするガイドラインは初期治療を完全に無視したものだった。(下記は意訳)

そこにははっきりと示されていました。だれかがCOVID19に罹ったら、家に帰って謹慎する。そしてなにも、なにも、なにも、しない。日に日に悪くなっていくのに何の治療もしない。病院へ行くほどひどくなっても幾日も幾日も何の治療もされない。そしてついに酸素が必要になってやっと治療が始まる。レムデゼビアーというかなり毒素の強い抗ウイルス薬を与えるという。そんな末期にはウイルスはそんなに再生産されていません。待ってください、もっと前にウイルス再生産防止薬を使わず、酸素不足になってからそんな薬を使う? もうこれは血栓です、レムデゼビアの時じゃありません。もう末期です。

当時私(カカシ)は初期症状を訴えた患者が日本でもアメリカでも病院に受け入れられずに、そのまま自宅待機中に亡くなったという話をいくつも聞いた。そして現場の医師がベントレーターは正しい治療法ではないと言っているのも聞いていた。

末期症状になってから患者が慌ててウーバーや救急車で病院に行くとなれば、すでに自宅で家族に感染させ、途中でウーバー運転手や救急隊員を感染させる危険性が高まる。そしてその状況で入院した60万の患者たちが再び家族に会うことなく亡くなってしまったのだ。

マカラ医師は、これは後の歴史研究からによって、この時代が人類の歴史の中で、最も極悪非道で虚無的で無慈悲な時代として語り継がれるだろうと語る。一番無防備の人びとを孤立させ、感染させ、苦しめ、死なせたのか、「全くの犯罪だ」とマカラ医師は言う。


Comment

武漢ウイルス、早期治療よりもワクチン推進へ、最初から仕組まれていた薬品会社と政府の陰謀 その1、医療崩壊という嘘、ある看護婦の証言

アップデート:2023年9月23日現在、アメリカのFDAは武漢ウイルスの初期治療としてイベルマクチンとハイドロクロロキンの使用をこっそりと認可した。

===============================

本日、アメリカ及び世界中が巻き込まれた今世紀最大の医療ミス武漢ウイルス政策とmRNAワクチンについて非常に強烈なドキュメンタリーを観たのでそれをご紹介したい。多分誰かが日本語訳をしてくれると思うが、それに先駆けて、私の記憶が新しいうちにその内容を少しづつご紹介していこう。

このドキュメンタリーは大きく分けて2020年初期のアメリカ政府による大失策と、ワクチン発明後の悪政の二つに焦点を当てている。しかし、ドキュメンタリーの主旨は初期の政索も実は後のワクチン大量摂取にむけての準備だったのだというもの。あたかも薬品会社が金儲けをするために危険な病気が故意に蔓延させられたような気にさえなる報道である。

蔓延初期、医療崩壊という嘘、看護婦、エリン・オルシェスキさんの証言(Erin Olszweski)

エリンさんは看護婦でイラク戦争体験のある元軍人で三人の男児の母。エリンさんは武漢ウイルス蔓延初期、ニューヨークの病院の実態を内部告発したことで知られる。

アメリカ国内で最大の犠牲者数を出したのがニューヨーク。ニューヨーク知事による武漢ウイルス対策の失態については拙ブログでも当時いくつか紹介した。

武漢ウイルスで浮き彫りになった、高税を無駄にしてきた民主党ニューヨーク州の実態 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

武漢ウイルス対策でも無駄が多いニューヨーク州、クォモ知事の失態続く – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

ニューヨークの病院が武漢化している?最前線の看護婦が内部告発 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

エリンさんは看護婦という立場から感染病が蔓延した2020年の2月ごろからずっと状況を観察していたが、3月になって国中がロックダウンした時、これはおかしいと思った。ロックダウンは大勢の患者が出て医療崩壊が起きないようにするためだと言われていたが、エリンさんが勤めていた病院ではそのようなことは起きてなかった。

患者の急増もなく、患者の波も来ませんでした。反対に看護婦たちは(暇で)自宅待機させられていたくらいです。もうこの時点で私は何かおかしいと思っていました。私たちが忙しくないのに何故ロックダウンするのでしょうか?

ロックダウンのためにかえって病人や死人が増えていました。ロックダウンのせいで治療が必要な人まで家に閉じ込められてしまい病院に来ることができませんでした。それでその人たちは自宅で亡くなっていたのです。人々は家でどんどん病気になっていきました。

そのうちにエリンさんはニューヨークが悲惨な状況にあるという話を聞いた。戦地の前線で戦った体験もあるエリンさんは、ここは自分が何かの役に立てるのではないかと夫と子供たちに別れを告げてニューヨークに乗り込んだ。

彼女はタイムススクエアーのマリオットマーキーホテルに案内された。*ここは私(カカシ)も泊まったことがあるが、マンハッタンの真ん中にある高級ホテル。ブロードウェイは目と鼻の先。

ニューヨークに着いてすぐやる気満々だったエリンさんだが、何もしないまま2~3日待たされた。エリンさんはそこで待機中の他の看護婦たちに出会ったが、人に寄っては20日以上、長い人は4週間以上も待機中だった。

これは2020年4月初期のことだ。これはパンデミックの真っ最中で、医療器材が足りていないとか人手が足りていないと言われていた時期だ。

人手は足りていましたし、機材も足りていました。でもこれらはきちんと利用されていませんでした。これが私の最初の警鐘でした。

戦地では戦地に着いたらすぐ戦争です。すぐ仕事にかかるのが普通です。これはくじ引きのようなもので、私は震源地の震源地と言われるエルムハースト病院へ配置されました。そこはニュースで遺体の袋が冷凍庫に保存されているなどと大々的に報道されていた病院です。ああ、なんて運だろうと思いました。(略)この話はそこから始まります。

エリンさんは配置された病院で、人々はCOVIDで死んでいるのではなく、適切な治療がされていない。必要な薬品があたえられずに死んでいるのだということを知った。

患者たちはベントレーターを付けるために麻酔を与えられて身動きが取れなくなっているだけだ。誰も気にしていなかった。エリンさんが様子をみに行った患者の袋には少なくとも2~3週間は取り除かれていない便が貯まっていた、彼らは死ぬまで放置されていたのだ。全部が全部そうだったとは言わないが、それが普通になっていたとエリンさんは言う。

エリンさんが担当していた患者の一人はだいぶ回復して元気になっており、ズームで家族と話したりしていた。彼女はこの人は生き延びられると希望を持っていた。ところがある時、突然彼女はその患者の担当から外された。そして20分後に患者が亡くなったと聞かされた。あまりのショックの彼女は泣きながらその時の様子をビデオに撮った。

おかしいじゃないの、彼らは彼を殺したの?何かおかしい。あの人たちは彼になにをしたの?

病院は患者になにもせず、ただベントレーターを付けて放置したまま死なせていたという。そうしておいて家族には出来る限りのことをしたと伝えていたのだという。

彼女はその時、自分の話を証拠もなく信じる人はいないだろうと気づいた。そこで彼女はとある弁護士に相談し覆面捜査を始めることにした。

隠しカメラでとらえられた映像には、看護婦の一人が「ここに四人の患者がいるが、彼らはCOVID患者ではない。ここはCOVID専門病棟のはずだ。非COVID患者用の階が閉鎖され、皆ここへ運ばれてきた。ここはCOVID専用だ、非COVID患者はくるべきではない。」と語っている姿が映っている。

もう一人の看護婦もまた、別の階で担当していた心筋梗塞の患者もCOVID病棟に運ばれてきて、COVIDに感染してしまったと語る。「私たちがCOVIDを彼に与えてしまったのよ!」

エリンさんは音声録音用のソフトを携帯に設置して声を録音しだした。

一つの音声録音ではベントレーターを必要としない患者に無理矢理ベントレーターを付け、ベントレーターなしで回復に向かっていたその患者がベントレーターのせいで肺炎になり亡くなってしまったという37歳の患者についての会話が録音されている。

看護婦の一人は、ベントレーターを必要としない患者に無理矢理ベントレーターが与えられている状況を嘆いていた。

実は私(カカシ)は当時、どこかの病院に勤める看護婦の話をテレビで観た覚えがある。その時その看護婦は患者にベントレーターを付けようとすると、患者が「つけないでくれ、それを付けられたら死んでしまう」と必死に訴えた。その看護婦は泣きながら患者にベントレーターを付けた。確かにベントレーターを付けられて生き延びた患者は居なかったからだ。

その話を聞いた時、私は死の直前に居る患者のみがベントレーターを付けられ、なんとか呼吸できるようにして楽にさせてあげているのだと思っていた。まさか患者の男性が恐れていた通り、ベントレーターが患者を殺しているなどとは思いもよらなかった。

エルムハースト病院には呼吸器官専門の医者は2~3人しかおらず、他の医師たちはインターンや眼科医など何をやっているか解っていないような人たちばかりだった。それで彼らはベントレーターの正しい使い方を知らず、無茶苦茶なやり方で患者の肺を損傷して死なせてしまっていたのだ。

当時、一つの州でCOVIDで34人以上が亡くなると、その地域が非常地域と指定され政府から補助金をもらうことが出来た。そしてベントレーターが足りないと言って病院にベントレーターが送られてくることで病院は政府からさらに補助金を受け取ることが出来たのだ。

救急病院に運ばれてくる患者たちには入院以外の選択肢はなかった。患者たちは入院しなければ死んでしまうと言われた。

恐怖は非常に強い感情である。人は何が起きているか解らない時には私たちのような専門家を信頼します。しかし誰も真実を語っていなかったのです。

トランプ大統領はベッドが足りていないというクォモ知事の要請をうけて海軍病院船コンフォートをニューヨークに送り込んだ。コンフォートはCOVIDで一杯になっている病院の負担を緩和するために、非COVID患者を収容するために提供されたのだが、一度も使われることはなく、待機命令が出された。

患者たちはすべてエルムハースト病院に入院させられ、魚の缶詰のように詰め込まれた。それというのもこれには金銭的な動機があったからだ。

病院は入院患者ひとりにつき$1万3千ドルを請求で来た。ベントレーターを付ければ$3万9千$だ。死亡患者ひとりについき1万ドルの補助金が出る。病院では何が起きても医師も看護婦も誰も責任を負わされなかった。

この間看護婦たちは週に1万ドルの給料をもらっていた。医師になると5万から6万の給与が支払われた。そして、すべてのスタッフには沈黙命令が出ており、内部の状況を少しでも漏らしたら解雇された。

結局最後には私もそれで解雇され、私のニューヨークでの時間は終わりました。」

私(カカシ)は当時のことを結構覚えているが、クォモ知事はベッドが足りないと言って、大枚の税金をはたいて野外病院を建設したにもかかわらず、その病院は全く使われずにCOVID感染患者が介護施設に送り返されたという話を聞いた。私は当時クォモが無能の知事なのだと思っていたが、真実はもっと悪質なものだった。

私は去年心臓の手術で入院したが、麻酔から覚めた時、口にベントレーターを突っ込まれた。それが非常に苦痛だったので私は自由になる手でそれを引っ張り出そうとし、看護婦に腕を押さえつけられた。意識がもうろうしているなか、私はかなりの抵抗をしたのを覚えているが、その後再び意識を失ったので、多分私も強度の鎮静剤を打たれたのだろう。あんなもの意識がしっかりしていたら耐えられるものではない。

ところで私は当初から病院が患者で一杯になっていて医療崩壊状態にあるという話には懸念を抱いていた。なぜならカリフォルニアの病院でも患者数が減って看護婦や医師が無給自宅待機処分になっていたからだ。その時の説明は、COVID一色の病院体制のため、元来なら病院に来るはずの他の患者が自宅謹慎しているからだということだった。

看護婦たちが暇なことのもうひとつの証拠は、当時数々インスタグラムなどに看護婦や病院スタッフによるへたくそなダンス動画がアップされたことだ。患者が一杯で医療崩壊を起こしつつある病院で、呑気にダンスを踊っている暇があるのはおかしいだろ。マット・ウォルシも当時言っていたが、そのダンスというのも全員が同じ振り付けで踊っていることから、誰かが振り付けをし、練習し、ビデオを撮るという時間があったということになる。何故医療崩壊中の病院でスタッフがそんなことをしている余裕があるのだ?

それにしてもCOVID患者一人につき何万ドルという収入になるというなら、他の病気の患者もCOVIDということにして死なせてしまった方が病院としては儲かるという仕組みだったとは驚く。いくら多額のボーナスをもらっていたとはいえ、医師や看護婦たちがそれを受け入れていたということに、私は怒りで胸が壊れそうだ。


Comment

今世紀最悪の環境破壊事件がほとんど報道されないのは何故か、オハイオ貨物列車脱線事故、広域にわたり有毒薬品流出、空気や水源に多大なる被害を及ぼす

2月14日PST8:51現在:10日前にオハイオ州パレスチナ市での貨物船脱線事故で、有毒ガスが漏出。爆発を防ぐために来いにガスお燃やす対策をしているが、その有毒ガスによって付近の家畜や川の魚が大量に死ぬなどの被害が出ている。地元市民は一旦は避難命令が出たが、その後帰宅が許されている。

主流メディアがほぼ沈黙を保ち、取材中のリポーターが逮捕されるなど、おかしなことが起きているが、徐々に情報が漏れ始めている。今も現在進行中で色々な情報がツイッターなどにも上がっているので、ともかく情報を得次第更新していこうと思っている。下記はBlahさんが昨日(2・13)更新していた情報より。

同事故はパニックを防ぐためか全く報道されず10日経ってやっと騒がれ始めた。「オハイオ・チェルノブイリ」とも。バイデン政権や運輸長官からの発表も皆無。 空気や水への汚染、長期的な生態系や周辺農業などへの影響は深刻で、米国史上最悪の環境汚染事故とする見方もある。

ここ数日の間にオハイオ、テキサス、サウス・カロライナで同様の大規模列車脱線事故及び有害化学物質による周辺への環境被害が起きている。 周辺農業や畜産業へのダメージは深刻で、全米で起きている食品工場炎上多発と併せ、物価の高騰や食糧不足などは必至と思われる。

Image


Comment

文化戦争で巻き返す保守派、アメリカ各地で次々に可決される反トランスジェンダー法

ここ10年来、LGBT特にトランスジェンダー活動家らが射かけた文化戦争では、彼らの圧倒的な政治力によって常識社会が完全に圧倒されているかに見えたアメリカだが、去年から今年にかけてアメリカ各地の州でLGBT特権政索を巻き返す常識的な法律がいくつも通っているか発案されているかしている。特に最近になって子供の性転換治療を巡り、この野蛮な治療を禁止する動きがあちこちで見えて来た。

2022年は10州の州議会で反LGBT法が通った。主にトランスジェンダー自認男子の女子スポーツ参加の規制である。そのうちの二つの州では学校においてLGBTに関する教育を規制している。フロリダ州で「ゲイと言ってはいけない法」とTRAが大騒ぎした法律などがそれである。現実には小学校低学年にLGBT教育をしてはいけない、親に内緒で社交的性転換をしてはいけないという常識的なもの。

今年にはいってテネシー州では「性別肯定医療」の廃止を提案した。この法案は医療機関が子供の思春期ブロッカーの処方及びホルモンや手術を未成年に施すことを禁じるものだ。

テネシー州ではすでに2021年に、学校におけるLGBT教育に関して学校側は親の承認を得なければならないこと、女子自認男子の女子スポーツ参加を禁止する法律を通している。

サウスダコタ州でも未成年者(18歳未満)への性転換治療を全面的に禁止する法律が提案されている。(2/14/23, 法案は上院を通り今朝知事が署名。正式に法律となった)

バージニア州では今二つの法律が州議会下院を通過した、法案1387と2432である。1387は公立学校のスポーツ競技では生得的性別に沿った参加が強制される。3432では学校において子供が別の名前や代名詞で呼ばれたいと言った場合には親に連絡する義務がある。この二つの法律は共和党が多数を握る下院で共和と民主とできっぱり分かれて通過した。

実はバージニア州では2017年にも学校におけるトランスジェンダーに関する規制案が提案されたのだが通過しなかった。その年、この法案に強く反対したダニカ・A・ロエムという女性自認男性は法案の発案者を破ってトランスとして初めて州下院議員に選ばれたという歴史がある。

しかしその後、同州のラウデン郡で起きた女装男子による女子トイレでの強姦事件などもあり、多くの市民がLGBT一辺倒の学校教育に嫌気がさし、学校教育を正常に戻すと公約した共和党のグレン・ヤンキンに、多くの民主党支持の州民たちが越党して投票し知事に選んだ。同時に民主党が多数議席を握っていた議会も共和党多数議席にひっくり返ったことが、この変化をもたらしたのだ。

極端なLGBT押しに国民はうんざり

読者諸氏は先日行われたグラミー賞のサム・スミスのパフォーマンスをご覧になっただろうか。私はグラミー賞など全く興味がないから観ていなかったのだが、そのあまりのグロテスクさが話題になり、あちこちで放映されたので計らずも目にすることになった。

サム・スミスはイギリスの歌手だが、数年前にゲイとカムアウトし、最近になってノンバイナリだとかなんとか言い出し、中年太りの裸体をやたらとひけらかして何やら卑猥な踊りをしながら歌うことで話題を呼んでいる。賞ではサタンの恰好をしたスミスが地獄を描いた赤と黒のセットで半裸のダンサーに囲まれながらのパフォーマンス。キム・パトラスという女性自認歌手も参加しなにやら賞を獲得したようだ。

*余談だがスミスが自分をノンバイナリだと言い出したのは、若さと美しさに厳しいゲイ界隈では中年太りで容貌が劣化している自分が受け入れられなくなると感じたからではないか、と私は踏んでいる。

左翼リベラルメディアは、人々の批判を宗教右翼がいきりたっていると嘲笑しているが、自分らでキリスト教を冒涜して挑発しておいて、キリスト教徒らが怒ったからと驚くことはないはずだ。

もっともスミスらのパフォーマンスを批判している右翼保守も彼らのグロテスクな舞台にとりたててショックなど受けてはいない。最近のアメリカ芸能界におけるエログロぶりは、もう過激すぎて何一つ驚くようなものはないからだ。すでに超肥満の醜い黒人歌手が尻を出して腰振りダンスをするのも見飽きたし、あからさまなゲイセックスも悪魔崇拝も心を動かすことはない。やつらならやりそうなことだと我々は目を背けるだけだ。

堕落した左翼リベラル主義にドップリつかっている人々には気が付かないかもしれないが、この行き過ぎたLGBT押しには民主も共和もなく、常識人はみんないい加減うんざりしている。

元々LGBT界隈は一般人には無関心な話題だった。ほとんどの人は同性愛者と自分らとは特にこれといった接点があるとは思っていなかった。閉じられた扉の向こうで合意した大人同士がどんなセックスをしようと我々には関係ないと思っていた。

ところが同性婚が合法になった途端、LGBT界隈の傲慢は留まるところを知らない。幼稚園から始まる学校教育で髪の毛をピンクや紫に染めて鼻輪をしてるような教師が子供たちを性的に洗脳し始める。けばけばしい化粧の小児性愛趣味のあるドラアグクィーンが幼稚園児の前で性的な踊りをする。テレビやネットでは男女入り乱れての乱交映像が氾濫。挙句の果てに子供たちに性転換を推進。友達の居ない寂しい子供たちを誘惑して危険なホルモン投与を促進。抵抗する親たちから親権を奪う。

LGBTなんて一部の人達がこそこそやっていることだと思っていた一般の人びとの生活にも、彼らのごり押しは無視できない状況になっている。自分には関係ないなどとは言ってられない状況だ。しかもLGBTのごり押しは日に日にひどくなる一方。彼らのやっていることは常識人の価値観を根底から覆すものなのだ。こんなことを人々が何時までも甘受しているはずがない。

この先トランスジェンダーの横暴を規制する法律はどんどん通ることだろう。そしてもちろんそれは誰かによって「違憲だ」という訴訟が起きる。だが私はそういう訴訟を歓迎する。なぜならそれは最終的には最高裁で裁断されなければならないことだからだ。


View comment

カリフォルニア、ガス代が一気に四倍!

数日前にうちで暖房につかっているガス暖炉が壊れた。我が家はもともと薪をくべる本物の暖炉があったのだが、煙突掃除が大変で、煙が部屋に充満するなど危険な状況になったので、思い切ってガスの偽暖炉を設置した。見た目は薪をくべた暖炉に見えるが、実際はガスストーブという代物である。

カリフォルニアは今年はすごい降雨に見舞われ気温も例年より数度低く、明け方には摂氏で4~5度という日が続いた。雪国に比べたら大したことはないが、室内でこの温度は結構寒い。それで私は朝目が覚めると暖炉の火をつけて、日中気温が上がるまでつけっぱなしにする日が続いた。

うちにはセントラルヒーティングがあるにはあるが、これまで電気代の方がガス代よりもずっと高かったので、私はなるべくガス暖炉を使っていたのである。例年であれば一日中暖炉をつけっぱなしにしていても、月のガス代はせいぜい4000円くらいだった。

その暖炉が壊れてしまったので、急遽修理屋さんを呼び修理してもらったが、その修理代なんと299ドル!日本円だと4万円近くになるのかもしれない。

それでもがセントラルヒーティングをつけっぱなしにしたら、電気代は多分月々2~3万にはなるので、ガス代のほうがずっとお得だと思って涙をのんで直してもらった。

ところが、次の日にガス会社からの口座引き落とし金額を見てびっくり仰天、なんと先月の4.5倍の値段!確かに1月は毎日つけていたから先月よりは高いのは覚悟していたが、4.5倍!これはちょっとおかしくないか?

それでツイッターでカリフォルニア住人に話を聞いてみると、皆さんのところも4倍以上の値段だったという。それでネットで検索してみると、全国的に天然ガスの値段は下がっているのに、何故かカリフォルニアのガス代だけは今月平均4倍の値上げになったそうだ。そんなべらぼうな!

なんでそんなことになったのか、原因は良く分からない。

せっかく直した暖炉だが、なるべく使わないようにしなければ。庶民の生活は厳しい。


Comment

中間選挙直前、有権者が求めているのは何か?

いよいよ明日(アメリカ時間11月8日)は中間選挙である。わが苺畑家はすでに郵便投票をしてしまったので、後は結果を待つばかりである。郵便投票は不正に悪用される可能性が高いので当日投票が薦められていたが、うちは病人ばかりなので、二時間も並んで投票とか無理である。

さて、今回の選挙で有権者が一番になっている問題とは何なのか。先ず有権者が望んでいないトランスジェンダーの問題から。

大半の有権者は未成年のトランス治療を望んでいない。

先日のデイリーワイヤーの記事によると、最近の世論調査で70%のアメリカ人が来る7日の中間選挙で、子供の性転換治療に反対する候補者に投票すると回答した。この世論調査(survey)によれば、無所属の80%、民主党の43%、共和党の97%が子供の性転換治療に反対する候補者に投票する医師を表明。

私はトランスジェンダーリズムは、特に子供のトランス問題は、右も左もないとずっと思っていた。自分の子どもが5歳でトランスを表明したとして、そのまま思春期抑制剤を子供に投与させるなど、いくら民主党支持者でも普通にあることとは思えなかったからだ。

しかし左翼は常にやりすぎるのだ。左翼は自分らの意見しか聞かない。自分と違う意見を持っている人たちが居るということすら認めない。そのせいで普通の市民がどんな意見を持っているか知らないのだ。民主党だろうが共和党だろうが、どの親が子供を永久的に難病患者にしてしまうことを望むと思うのだ? しかもそれに反対したら国が親権を奪って子供を実の親たちから取り上げようと言うのである。そんな政策に誰が賛成する?

ザ・タラファルガーグループが去る10月に1000人の有権者、民主党39.3%、共和党35.6%、無所属25.1%をを対象に行った世論調査によれば、未成年の思春期抑制剤や異性ホルモン及び性転換手術を支持する候補者に投票するかという質問に対して、多分投票すると答えた人は全体の僅か9.4%だった。比べて79.2%の無所属有権者が多分投票しないと答えている。驚くべきことに民主党有権者の42.7%が多分投票しないと答え、そのうちの26.2%は絶対に投票しないと答えていることだ。これが共和党になると圧倒的多数の96.5%が投票しないと答えている。

平均的アメリカ市民は民主党のWOKE・お目覚め主義を支持していない。人種別にすると、91.1%のラテン系、72.8%のアジア系、87%の黒人、そして67.1%、その他の人種の86.5%が子供の性転換治療を支持する候補者に投票しないと答えている。

白人の数が一番少ないのは、トランスキッズを持っていると主張する女性が白人エリート層に多い傾向と一致している。

こうして考えると民主党はかなりの計算違いをしていると思われる。先月未成年の性転換に関して最近トランス界隈の新星として一斉を風靡しているティックトッカ―のディラン・マルべーニーがバイデン大統領にインタビューした時、バイデンが青少年の性転換治療を支持していると答えたことは決して民主党のためにはならないだろう。

また別の世論調査によれば、75%のアメリカ有権者がトランスジェンダー運動は行き過ぎていると答えている。また別の調査では80%のアメリカ有権差yが未成年は大人になるまで治療を待つべきだと答えている。

中流層を見放した民主党

拙ブログでも何度もお話しているが、今のアメリカのインフレはただものではない。40年来のインフレというが、多々の状況を考慮にいれると1930年代の大恐慌以来のインフレだと言う人も居る。アメリカは今や、この極度のインフレ、不況の波、治安悪化、無制御の移民問題、などなど深刻な問題を多く抱えている。今回の選挙で共和党はこうした問題に正面から取り組んでいる。

だが民主党はどうだろうか?本日のニュースウィークにいかにして民主党が中流層の支持を失ったかというコラムがあったのでそこから読んでみよう。How the Democrats Lost the Middle Class | Opinion by Douglas Schoen & Rober Green, Democrat Pollster and Pierrepoint consulting & analytics principal. 

コラムによれば、民主党はアメリカ有権者の大半を占める中流層の考えからかなりかけ離れてしまっているという。最近行われたアメリカ市民が今回の選挙で基本と考える道徳観念についての世論調査によると、70%の有権者が今市民に差し迫った問題に焦点を当ててほしいと望んでいることが解った。

市民にとって差し迫った問題というのは、上記に挙げた経済や治安及び移民問題であることは言うまでもない。

アメリカの有権者三分の二はポピュリストの傾向がある。ポピュリストとは個人の自由を尊重しアメリカ本来の価値観である勤勉を尊重している。少数民族のなかにもこの傾向は強く、お目覚め主義は社会を後退させていると考えている。これらの人々は共和党が多いとはいえ、ポピュリストの四人に一人は2020年にバイデンに投票している。

ポピュリストのなかでも比較的リベラルな人は、妊娠人工中絶の権利についてはロウ対ウエードを支持しているとはいうものの、中絶はそれほど大きな問題ではないと考えている。それよりも問題なのはコントロールの効かなくなっている国境と、それによる治安悪化である。

ポピュリストは石油や天然ガスや原子力発電といったエネルギーの国内生産を支持している。そして多くがアメリカの中国産業依存を終わらせるべきであり、製造業をアメリカに戻すべきだと考えている。

有権者の三分の一は自分らを反ポピュリストと自認しており、いわゆる民主党の基盤となっている。人種はまちまちだが、どちらかというと大学卒の白人が多い。彼らは他のグループより少し若く女性が多い。共和党支持はほとんどいない。しかしこれらの人々は2022年の選挙で一番投票する可能性の低いグループだ。

反ポピュリストはアメリカが特筆した国であるという考えを敢然に拒絶している。彼らは環境規制やコロナ禍のロックダウンは機能したと信じ込んでいる。そしてたとえ国民の負担になったとしてもソーラーや風力といった再燃エネルギーに頼るべきだという考えをもっている。

反ポピュリストは国境問題が起きているとは信じておらず、違法移民の入国を阻止すべきであるという考えにも反対している。そして治安問題を国家が瀕している重要問題の第十位にランクするなど、ほとんど気にかけていない。

問題なのは民主党のキャンペーンはこの有権者の三分の一の反ポピュリストしか対象にしていない。有権者の69%が真のポピュリストかポピュリスト傾向のある人であるにも関わらずである。そして共和党はこの69%を対象に政治政策を立てているのだ。

コラムの著者らは、だからといって共和党が今回の選挙で20ポイントの差をつけて圧勝すると言っているのではないという。しかしながら、このデータは如何に民主党が国民の気持ちを理解していないかを物語っている。民主党はかつて中流層の労働階級の味方だったはず、と著者らは言う。しかし2016年、2020年と、大卒でない労働層は民主党寄り4ポイントも多く共和党に投票している。この傾向が続けば2022年は共和党の圧勝も夢ではない。


Comment

アメリカ中間選挙直前、ペロシ下院議長の夫と共和党選挙運動員への暴力事件にみるメディアのダブルスタンダード

アメリカは11月4日の中間選挙を控えて、共和党も民主党もラストスパートに入っているが、そんな中で二つの暴力事件が起きた。ひとつはフロリダの共和党運動員が近所訪問をしていた際に民主党支持の男二人から殴る蹴るの暴行を受けた事件、もうひとつは民主党下院議長のサンフランシスコ自宅でナンシーの夫ポールがハンマーで襲われた事件この二つを巡るメディアの報道のダブルスタンダードぶりをご紹介しよう。

まずフロリダの事件。事件直後フロリダ代表共和党のマーク・ルビオ上院議員は自分のツイッターで「昨晩、我々の運動員が私とディサンティスの名前のついたTシャツを着ていたところ、4匹の畜生から『この#Hialeah #Florida地区には共和党は立ち入り禁止だ』といって暴力的に襲われた。彼は内臓出血、顎の骨折をし、顔の整形手術が必要となった。」

ルビオのツイートには無残にぼこぼこにされた被害者の男性クリストファー・モンゾンさんが病院のベッドに横たわっている写真がそえられていた。

これに関してフロリダのローカルテレビは、共和党がこの運動員に7千ドル払っていたこと、SPLCによればこの男性が白人至上主義思想を持っていたことなどを報道した。また、別のメディアでは運動員が襲われた理由が政治的なものであるということにも疑問視する報道もあった。これについて質問を受けたルビオ議員は怒りを隠しきれずに記者たちに怒鳴った。

ルビオ:あなた方が加害者のことではなく被害者に注目しているとは恥ずかしいことだ。加害者についての質問はないのか?彼らがキャリア犯罪者であることは?

記者:そのようなグループと繋がりのある人をスタッフにしておくことに抵抗はないのですか?

ルビオ:彼は犯罪の被害者だ。それに彼はそれらの思想を拒否した。我々は考えを変えてそういう思想から立ち去ることを奨励する。この若者が過去に何をしていたかは知らない。だが彼はそれを拒否した。これは言わせてもらう、我々が焦点をあてるべきなのは彼を襲った二人の暴徒にだ。

実際にこの被害者が白人至上主義グループと関係があったというソースが悪名高い左翼ヘイト団体のSPLCでは信用に価しない。しかしルビオ議員の言う通り、もし過去にそんな過激な思想を持っていたとしても改心して今は共和党支持になったというなら、それはそれで称賛されるべきことだ。この報道のしかたにルビオ議員は自身のツイッターで、

月曜日から南フロリダのローカルニュースは被害者がすでに拒絶して後悔している過去を引き合いに出し、共和党運動員への暴力を正当化しようとしているのはまったくもって遺憾である。

また犯人たちの動機についても、ディサンティス・ルビオのTしゃつを着て選挙ビラを配っていただけの男性が全く面識のなかった暴徒に襲われた理由が政治的ではないと結論付けるほうがおかしいだろう。

さて、二つ目の事件はサンフランシスコのナンシー・ペロシ邸宅でナンシー留守中一人で留守番していた夫のポールさんが襲われた事件。10月28日の深夜、ペロシ氏は警察に奇妙な電話をし、電話を切らずにそのままにしていた。オペレーターは何かが起きていると気づき警察官を派遣した。そこで警官たちはポールさんと犯人のデイビッド・デパぺが一つのハンマーを取り合っているところに遭遇。デパぺがポールさんからハンマーをとりあげポールさんに殴りかかったところで警官がデパぺにタックルして取り押さえたというもの。ポールさんと犯人は病院に運ばれた。

警察の記者会見ではこのデパぺという男がどんな男で、いったいどうやってペロシ邸宅に入ったのか、どういう事情でペロシ氏を襲い掛かるに至ったのかという話を全くしなかった。にも拘わらず、すでにメディアは犯人はトランプ支持者だの政治的な理由だのと根拠もないのに大騒ぎ。

しかしアンディー・ノーのリポートによれば、犯人は超リベラルなバークレー市にヒッピーが集まる共同住宅に住んでおり、その家の外側にはBLMの旗が掲げられていると言う。しかも本人は地元では知られたヌーディストで陰謀論者だという。ど~もMAGAトランプ支持者とは程遠いイメージだ。

共和党関係者が暴力事件の被害者になると、犯人像より被害者の過去に言及して、あたかも犯罪が正当であるかのように報道するメディアは、被害者が民主党関係者であると加害者の人物像がはっきりしないうちに保守派だの共和党支持だのMAGAだのとデマを平気で垂れ流す。

まあいつものことなので驚きはしないが。

ただペロシ邸宅の事件はちょっとおかしな点が多すぎる。ペロシ宅はサンフランシスコの高級住宅街にあるが、壁に囲まれ要塞のようになっている。そんなところに男が簡単に侵入できたというのも不思議な話である。それに警察はデパぺがペロシ宅に押し入ったとは言ってない。もし押し入ったなら二階の窓を壊してはいったとか、玄関をぶち破ったとか、もっと詳しい情報が表にでてきてもいいはずである。ペロシ宅に警報装置が付いていないとは思えないし。

ペロシ議長は大統領継承権三番目の非常に大事な地位にある人物だ。いくら留守宅とはいえ、家族が襲われるような大事件が起きたのである。事件に関するもっと詳しい情報が報道されてしかるべきだ。

アップデート 1:どうやらペロシ氏と犯人のデパぺは知り合いだった模様。ペロシ氏が警察に犯人にわからないように通報した時、氏は犯人を名前の「デイビッド」と呼び、友達だと言ったと言う。先の報道でデパぺは「老人への加害」の罪に問われているとあったが、これは老人と加害者との間に面識のある時のみの罪だそうだ。とすればこの話、ペロシ氏が政治的な理由で襲われたと言う話はだいぶおかしくなってきたな。

アップデート2:犯人のデパぺは自分はペロシ氏とは同性愛の愛人で麻薬の件で揉めて喧嘩になったと証言しているそうだ。ペロシ氏はちょっと前に飲酒運転で捕まっているので、私はもしかしてデぺパはペロシ氏の麻薬売人なのではないかと思っていたのだが、まさか愛人とは、、ベランダへ続く窓ガラスが内側から割られていたことからも、この男が外から侵入したのではないことは推測できたが、やっぱりそういうことか。


Comment

中間選挙間近、注目される文化戦争

先日、朝日新聞がアメリカの文化戦争について書いた朝日新聞、米国の過激な子供洗脳教育を取り上げる – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.netを紹介したが、11月4日の中間選挙を目の前に、全国各地で学校区教育委員会(スクールボード)をめぐって壮絶な戦いが繰り広げられている。

もうだいぶ前から保守派の親たちが中心になり、昨今行き過ぎたLGBTがらみの性教育に対する学校側の方針に対抗するために、保護者たち自らが教育委員会の委員になるべく立候補する動きが強まっている。

これに対抗してリベラルな親たちも組織を作り活動を始めたという記事を見つけたのでちょっと読んでみよう。元記事はNBCニュース。

リベラルな親たちはスクールボードの選挙が保守派に押されていることを懸念して、自分らも立候補をし始めたが、必要な資金集めがおいつかず、保守派に先を越されているというもの。この記事はあきらかにリベラル側に立った記事なので、教育界に文化戦争を射かけたのは保守派の方だと言わんばかりだが、実際に文化戦争を始めたのは過激な子供洗脳を始めた左翼教育委員界のほうである。

リベラルの親たちは、このままではスクールボードが保守派に乗っ取られる可能性があると、自分らも団結して戦いに挑んだというわけである。

ここで紹介されているのは、レッド・ワイン・ブルーという全国運動とフロリダフリーダムトゥリードプロジェクトというフロリダの二人の母親によってはじめられた二つのグループ。

フロリダの方はフロリダとニューヨークの母親たちが「キリスト教国粋主義者」が始めた禁書に懸念を抱き、ダイバーシティープログラム、トランスジェンダーや人種やLGBTQ関連の本を推進する候補者を応援し始めた。しかし保守派政治家や保守派テレビ司会者から大きな支持を得ている保守派グループと比べるとリベラルグループはあまり全国的な支持を得ていないという。それというのも、名の知れた民主党候補たちは最近とみに激しくなってきたジェンダーや人種に関する議論には頭を突っ込みたがらないからだ。

フロリダでフリーダムトゥリード(読む自由)という組織を創設したのはオーランド市にすむ二人のお母さんたち。彼女達は学校から特定の本を排除しようという動きに腹をたててこのプロジェクトを去年の11月に立ち上げた。共同創設者のジェン・カズンズさんはノンバイナリの子どもを持つ。

しかしながらカズンズさんは同じくフロリダで始まったマムスフォーリバティー(自由のためのママたち)の組織力に圧倒されていると不満を述べる。保守派のマムスフォーの方はすでに全国37州に195の支部を持つに巨大なグループで、保守派のロン・ディサントス知事の支持も得ている。マムスフォーはすでに30人のスクールボード候補者を支持しており、資金もネット広告に必要な21000ドルに加え、フロリダ州の56人の候補にそれぞれ$250ドルの献金に必要な資金を集めている。それに比べてリードトゥの方は一年で一万ドル集めただけである。選挙資金としては双方ともさほど高い金額ではないが、もともとスクールボードの選挙など合計5000ドルも使えばいいほうで、こんな金額は前代未聞だ。

カズンズさんはこの保守派の活動についてこう語る。

「もっと禁書がふえるでしょう。もっと強く推してきて、今まで以上にLGBTQ+の子どもたちを悪者扱いするようになるでしょう。まったくこれは右翼による教育の過激化です。彼らの使命は公立教育を失敗させることなのです。」

何言ってんだよ全く。極左翼のスクールボードが反人種差別を訴えるアラバマ物語やハックルベリーフィンの冒険を学校図書館から排除した時、あなた達は禁書は良くないと抗議したのか?数学や国語を教える代わりに性自認だの代名詞だので時間を無駄にしてこどもたちの学力を下げ公立教育を失敗に追い込んでるスクールボードを支援しているのはあなた方リベラル親たちのほうでだろうが。

無論フロリダ民主党はスクールボード候補者を支援しており、民主が支持表明した37人の候補者のうち10人が勝利、20人が11月の決勝に残った。しかしディサントス知事支持の候補者はすでに20人の勝利が決まっており、残る5人が決戦に残った。

元来スクールボードの選挙など人々は注意を払って来なかった。ほとんどの市民は学校はちゃんと経営されているものと信頼していた。しかしそれが変わったのは、フロリダやテキサスを含む共和党が多数議席を持つ州でスクールボードこそが戦いの場だとする動きが広まり、活動家たちが時間とお金を注ぐようになってきたからである。

ペイトリオットモービルというテキサス基盤の携帯電話会社は60万ドルというお金を注ぎ込んでスクールボードの保守派による大制覇を試みている。民主党が圧倒的多数議席を持つカリフォルニアのような州ですらも、リフォームカリフォルニア・アンド・インランドエンパイヤファミリーとキリスト教活動グループのアメリカンカウンシルという二つのグループがスクールボード委員候補者のリクルートと訓練を何か月も行って来た。

インランドエンパイヤというのはカリフォルニア中部の農業地域であり、このあたりはカリフォルニアといえども保守派の人が比較的多い地域である。

また作家であり共和党選挙運動コンサルタントのライアン・ガーダスキーが立ち上げた「ザ1776プロジェクトパック」という保守派グループは1.2百万ドルをつぎ込んで全国のスクールボードの保守派候補たち113人を支援している。

今回の選挙運動で保守派の活動が活発になってきたとはいえ、教育界は長年左翼リベラルによって独占されてきた。ガースキー氏も学校はこれまでにも学校内におけるお祈りや国に忠誠を誓う宣誓などを巡って色々な政治討論の場所となってきたと語る。しかし氏は保守派はこれまで公立学校で何が教えられているかということよりも、子供の教育にあった学校の選択の自由に焦点を当てていたという。今こそ、共和党がやってこなかった、保守派の信念に基づいて議論を親たちがする機会だとガースキー氏は語る。

保守派グループの共同創設者ティナ・デスコビッチさんはリベラル派が劣性だという解釈に反対する。なぜなら非常な権力を持つ教員組合は圧倒的にリベラル派だからである。

私たちはガライヤに対抗するデイビッドのようなものです。私たちには何百万ドルなんてお金はありません。全国の候補者に注ぎ込むようなお金はまだ持っていません。いつかそうなることを望みますが。

学校を巡る紛争が始まったのは2年前、コロナ禍において長期にわたって学校が閉鎖されたことで両親たちの不満が募っていた。しかし学校が始まると同時に、保守派保護者たちが、学校で教えられるダイバーシティーやトランスジェンダー生徒の特別扱やLGBTQ+関連の書籍に関して苦情を述べるようになった。

ジョン・バラント氏(director of the Brown Center on Education Policy at the Brookings Institution)曰く、

学校閉鎖について心配する正当な理由はたくさんあります。しかし共和党はこの不満を悪用し全く違う方向へと導こうとしています。そして民主党はそれに対抗出来ていないのです。

バラント氏は教育は民主党にとっては勝てる政策のはずだという。特に学校予算や教師の給料、学校の安全性など全て民主党が率先していた。ところが最近多くの世論調査で人々は学校に関して民主党より共和党を信用していると答えている。(found voters had more confidence in Republicans than Democrats

この調査結果は興味深い。コロナ禍の学校閉鎖で子供たちがネット授業に参加したことで、親たちは直接子供たちが何を学んでいるかを知るに至った。そして今まで一日何時間も信用して子供を預けていた学校で、女装男子が女子トイレや更衣室を使っていることや、親に内緒で子供の社会的性転換を奨励していることや、低学年生徒に同性愛セックスのやり方を教えていることなどを初めて知ったのだ。そして自ら学校に出向いてみると、図書館には年齢不相応なポルノ本がいくつもおかれていることを知った。

怒った親たちがスクールボードの会議に参加し、色々苦情を述べ始めたのが、今回の運動のはじまりである。

この記事では、あたかもこれらの運動を極右翼保守の宗教国粋主義者だけが参加しているように述べているが、学校教育には民主も共和もないはずだ。民主党支持の親たちでもこんな過激な子供洗脳教育を支持できるとは思えない。

バージニア州知事選挙でほぼ民主党候補が当選確実と言われていたのに、教育現場を改善すると公約したヤンキン氏が圧勝するという事実があったことを考えると、民主党支持者のなかにも、行き過ぎた極左翼教育に懸念を持つ親たちはいくらも居るということが解る。民主党政治家たちはそれを良く知っているからこそ、この問題に首を突っ込みたがらないのである。

リベラル活動家も無論負けてはいない。だいたい市民運動は左翼の方がずっと慣れている。前述のレッドワイン&ブルーは郊外の裕福層母親を対象に資金集めをし女性達の参加を募っている。郊外の母親たちは往々にして民主党支持でリベラルなので、これはよい作戦だろう。

しかし私は、この問題が大きく取り扱われれば扱われるほど、保守派支持の人々が増えるのではないかと思っている。民主党支持の保護者でも学校にドラアグストリッパーを招いたり、子供の同性愛セックスの手ほどきをするような教育を望んでいるとは思えないからだ。


View comments (3)