数日前にうちで暖房につかっているガス暖炉が壊れた。我が家はもともと薪をくべる本物の暖炉があったのだが、煙突掃除が大変で、煙が部屋に充満するなど危険な状況になったので、思い切ってガスの偽暖炉を設置した。見た目は薪をくべた暖炉に見えるが、実際はガスストーブという代物である。

カリフォルニアは今年はすごい降雨に見舞われ気温も例年より数度低く、明け方には摂氏で4~5度という日が続いた。雪国に比べたら大したことはないが、室内でこの温度は結構寒い。それで私は朝目が覚めると暖炉の火をつけて、日中気温が上がるまでつけっぱなしにする日が続いた。

うちにはセントラルヒーティングがあるにはあるが、これまで電気代の方がガス代よりもずっと高かったので、私はなるべくガス暖炉を使っていたのである。例年であれば一日中暖炉をつけっぱなしにしていても、月のガス代はせいぜい4000円くらいだった。

その暖炉が壊れてしまったので、急遽修理屋さんを呼び修理してもらったが、その修理代なんと299ドル!日本円だと4万円近くになるのかもしれない。

それでもがセントラルヒーティングをつけっぱなしにしたら、電気代は多分月々2~3万にはなるので、ガス代のほうがずっとお得だと思って涙をのんで直してもらった。

ところが、次の日にガス会社からの口座引き落とし金額を見てびっくり仰天、なんと先月の4.5倍の値段!確かに1月は毎日つけていたから先月よりは高いのは覚悟していたが、4.5倍!これはちょっとおかしくないか?

それでツイッターでカリフォルニア住人に話を聞いてみると、皆さんのところも4倍以上の値段だったという。それでネットで検索してみると、全国的に天然ガスの値段は下がっているのに、何故かカリフォルニアのガス代だけは今月平均4倍の値上げになったそうだ。そんなべらぼうな!

なんでそんなことになったのか、原因は良く分からない。

せっかく直した暖炉だが、なるべく使わないようにしなければ。庶民の生活は厳しい。


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