節分と知らずに巻き寿司を作ってしまったの巻

おはようございます。立春の朝カリフォルニアの気温は11℃。1月よりだいぶ暖かくなった。先日も書いたようにガス代の高騰で暖房費がかさむので暖かくなってくれるのはとても助かる。

さて昨日、私がよく見ているKevin’s English Roomというユーチューブチャンネルでアメリカの巻きずしに挑戦という企画をやっているのを見て、そういえば最近巻きずしをつくってないなあ。今日あたり作ってみるか。と思い立ち、先日近所で開店したばかりのMITSUWA(ミツワ)日系マーケットで購入した海苔を戸棚から出してきた。すると大昔(少なくとも3年は経つ)に買ったかんぴょうが、乾物を入れてある箱の底から来てきた。お、これはちょうどいいと思い、久しぶりにかんぴょう巻でも作ろうということになった。

(どう考えても賞味期限は切れてるはずだが、なぜかXX/YYYYとだけあり日付が書いてない。気にせずに食べることにした。)

かんぴょう以外にも、沢庵やキュウリもあったし、シソ風味ふりかけなどもあったので、色々な種類の巻きずしを何本か作って、ついても海老の唐揚げも加えて結構なごちそうになった。そんな話をツイッターでしていたら、節分なので巻きずしですか、と聞かれて、へ?そうなの?と検索したら、2月3日は節分で、日本ではここしばらく恵方巻なるふと巻きずしを食べるのが習慣になっているとか。私が子供の頃はそんな習慣はなかったけどなあ。豆まきならあったけど。

ああ、それでユーチューブチャンネルで巻きずし企画をやっていたのか、と納得がいった。

アメリカではSUSHIといって子供の間でも人気なのが、日本では考えられないような具の入ったふと巻きずし。もしアメリカ人の観光客が自分はスシが好きだと言っていても、あんまり値段のはる本場の寿司屋に等連れて行かないほうがいい。彼らのいうスシと我々が考える寿司とではかなりの溝がある。

こちらがケビンさんたちが作っていたアメリカ風SUSHI。ちなみに私が作ったものとはまるで違うので悪しからず。


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家父長制度は男尊女卑なのか

先日杉田水脈議員が国会で2014年に発言した家父長制度と男女共同参画に関するビデオがツイッターで上がってきた。私は日本住まいではないし、日本国内の政治については非常に疎い。しかし私の限られた知識のなかの杉田水脈議員の発言は常に同意できるものばかりだ。これもそのひとつである。

本来日本は男女の役割をきちんとしたうえで女性が大切にされ、世界で一番女性が輝いていた国です。女性が輝けなくなったのは冷戦後、男女共同参画の名のもと伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想です。-杉田水脈議員

それで、左翼フェミニストのなかには家父長制度が悪の根源みたいに言う人が多いが、女性は男性が守るべきという社会のほうが、女も男も外で働け!女一人でも子供育てろ!という社会より生きやすいのではないだろうか。という内容のツイートをしたら、私のことを「男尊女卑が身にしみこんでる」と返してきた人がいた。この人と私は普段はトランスジェンダーのことなどで女性空間は守られなければならない、男と女は違うという意見で一致しているのだが、どうも夫婦に関する話題になると突然敵意を丸出しにしてくる。何故左翼フェミニストはこうも男を敵視するのであろうか?

これは非常に興味深い話題だ。家父長制度とは本当に男尊女卑の制度なのか考えてみよう。

家父長制度とは、父方の家系が長男によって受け継がれる制度であるが、日本の場合は婿養子も可能なため、事実上は長女が引き継ぐことも可能だ。確かに昔は長である父親の権限が最高であり最終であるとされており、女性は財産を持てなかったり、発言権がなかったりとかなり男尊女卑な時代もあった。

しかし、戦後の家父長制は単に父方の家系が引き継がれるというだけであり、父親はあくまで家族の代表であり、絶対的権限を持つ長ではなくなった。

フェミニズムが家父長制度を毛嫌いする理由は、これを単なる家族制度と考えず、「男性支配」「女性たちの抑圧」とほぼ同義語として使ってきたからだ。この解釈は明らかに杉田議員の解釈とは違っている。

まず一旦家父長制度という言葉は横に置いて、結婚制度について考えてみよう。

先ず大事なのは結婚は女子供を守る制度だということ。極端な話、男に女子供は必要ない。野生の世界では雄は雌の種付けをしたら、すぐ去っていく種族も多い。人の雄も自然に任せればそういう傾向がある。だから何の規制も無ければ、男は女に飽きたらさっさと去っていくように出来ているのだ。

しかしヒトはそういうわけにはいかない。なぜならヒト科の雌は男性にくらべ弱体で筋力も瞬発力も劣るため雄のように狩をして必要な食料を集めることができない。またヒト科の赤ん坊は他の動物にくらべて非常に未熟なまま生まれてくるため、一時でも目を話すことはできない。だからヒト科の雌と乳児は雄の庇護が無ければ生き延びられないのである。

いにしえの昔から人間社会はそのことに気付いていた。だから男が女を孕ませた後に無責任に逃げてしまわず子供がしっかり育つまで女子供の傍にとどまるために結婚制度というものが生まれたのだ。

確かに肉体的に強い男性が女性を弾圧した時代は長い。しかし現代の日本における家父長制度は男性による女性弾圧の制度ではない。これは男が女を守るというより、結婚制度が女子供を守るのだと言い換えた方がいいのかもしれない。

ところで先ほどの@maikokarino121さんがおもしろいことを言った。

なぜ男が”長”でないといけないのかわかりませんね。役割分担があっても女性が長で問題ありません。うちは世帯主は女ですけどね。安全を守るのは男ではなく警察です。

この「警察」というのは文字通りの「警察」というより政府の象徴と解した方が解りやすい。

以前にもシングルマザーを政府がもっと援助すべきだと言っていた女性がいたが、マイコさんもこうした女性達と同じで、女手一つで子育てをするのは非常に難しいことだと認めている。だが何故か男性の伴侶と一緒に子育てをするのではなく、夫の代わりに政府に面倒をみてもらいたいという考え方なのだ。

家族単位の制度を破壊して社会全体で子育てをするというのは社会主義の典型的な思想だ。

彼女たちは長である男性に決定権を与えたくないと言いながら、政府にその絶対的権力を委ねようというのである。しかも権力者の殆どは彼女達が嫌う男性であると言うことを無視して。

現在の日本における家父長制度の長(世帯主)は、絶対的権力を持ち家族を服従させる立場にある人を指すのではない。彼はあくまで家族の代表に過ぎない。家族がひとつのチームであるとしたら、チームリーダーが必ずしもチームメンバーたちを独裁できる立場ではないことからそれは容易に理解できるはずだ。

ただ長には最終的責任がある。家族で話あって決めたことでも最終的な責任は彼がとらなければならない。だから迂闊は判断はできないのである。私はこんな責任重大な立場になどボランティア(立候補)したくない。頼りになる夫にすべて任せられるならそれに越したことはないと思っている。

日本で男女共同参画なる不思議な制度が起用されるようになって、女性達はそれ以前よりも幸せになったのだろうか?女性の権利はより守られるようになったのだろうか?

私は2008年に、男女共同参画の基盤となっているジェンダ―フリーという思想は女性の権利をまもるどころか文明社会全体を破壊しかねないと警告した。思った通り、男女共同参画によって日本女性たちは女性専用トイレを失い、女湯に男性器付き人間が入ってくる危険にさらされている。男尊女卑だと言って家父長制度を弱体化して母子家庭を増やし、ジェンダ―フリーと言って男女の差を無視した結果がこれである。

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ところで家父長制に関して批判的で、私に敵意むき出しで喧嘩腰に話しかけてくる女性達は、私から見てとても幸せだとは思えない。自分の生活に満足していて幸せな人は他人の何気ない発言に牙をむき出しにして吠えて来たりはしないと思う。

反対に、私と和やかに話をしてくれる人達は、大抵の場合自分の生活に満足している人が多い。もちろん人生色々不満なところはあるに違いないが、自分の不幸せを男性のせいにしてばかりいる女性は幸せになれないような気がする。


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カリフォルニア、ガス代が一気に四倍!

数日前にうちで暖房につかっているガス暖炉が壊れた。我が家はもともと薪をくべる本物の暖炉があったのだが、煙突掃除が大変で、煙が部屋に充満するなど危険な状況になったので、思い切ってガスの偽暖炉を設置した。見た目は薪をくべた暖炉に見えるが、実際はガスストーブという代物である。

カリフォルニアは今年はすごい降雨に見舞われ気温も例年より数度低く、明け方には摂氏で4~5度という日が続いた。雪国に比べたら大したことはないが、室内でこの温度は結構寒い。それで私は朝目が覚めると暖炉の火をつけて、日中気温が上がるまでつけっぱなしにする日が続いた。

うちにはセントラルヒーティングがあるにはあるが、これまで電気代の方がガス代よりもずっと高かったので、私はなるべくガス暖炉を使っていたのである。例年であれば一日中暖炉をつけっぱなしにしていても、月のガス代はせいぜい4000円くらいだった。

その暖炉が壊れてしまったので、急遽修理屋さんを呼び修理してもらったが、その修理代なんと299ドル!日本円だと4万円近くになるのかもしれない。

それでもがセントラルヒーティングをつけっぱなしにしたら、電気代は多分月々2~3万にはなるので、ガス代のほうがずっとお得だと思って涙をのんで直してもらった。

ところが、次の日にガス会社からの口座引き落とし金額を見てびっくり仰天、なんと先月の4.5倍の値段!確かに1月は毎日つけていたから先月よりは高いのは覚悟していたが、4.5倍!これはちょっとおかしくないか?

それでツイッターでカリフォルニア住人に話を聞いてみると、皆さんのところも4倍以上の値段だったという。それでネットで検索してみると、全国的に天然ガスの値段は下がっているのに、何故かカリフォルニアのガス代だけは今月平均4倍の値上げになったそうだ。そんなべらぼうな!

なんでそんなことになったのか、原因は良く分からない。

せっかく直した暖炉だが、なるべく使わないようにしなければ。庶民の生活は厳しい。


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スコットランドの新しい刑務所方針はスタージョン首相の主張と真向から矛盾するのではないか?

アップデート:2/15/2023現在。スタージョン首相が辞任を発表。行き過ぎたトランスジェンダー政策が原因か?

スタージョン氏は、2014年に行われた独立住民投票でスコットランドが55%対45%で英国の一部にとどまることを決めた後、SNP党首となった。

ここ数カ月は、新たな独立住民投票の実施が英最高裁によって妨げられ、性別変更手続きの簡略化法案を巡っても、英政府に阻止された。

スタージョン氏はエディンバラでの記者会見で、スコットランドでは独立支持者が多数だと確信しているが、SNPはその支持を固め、拡大する必要があると訴え、「それを達成するためには、スコットランドの政治的分断を乗り越えて連携しなければならない。そして、新しいリーダーの方が、これを上手に行うことができるだろうと判断した」述べた。

2/1/23現在 先日、スコットランドのスタージョン首相(英語ではFirst MiniStor)が、連続強姦魔のアイラ・ブライソンを男子施設に収容することに決めたこと、スコットランド刑務所サービス(SPS)が女性自認男性囚人の女子施設収容について見直しをする方針であると発表したことが、これはスタージョン政権が主張していた「トランス女性は女性です」の方針と完全に矛盾するのではないかという声が上がっている。

スコットランドの新しい方針(イギリス政府によって阻止されたが)である性別認定改定案(GRR)によれば、誰でも自分が異性だと言えば法律的に異性と見なされると言うものだ。これまでのように医者の診断書も必要とされず、異性として暮らす時間も2年間から3か月に縮小された。

にもかかわらず、スコットランド刑務所は時と場合によってトランスジェンダー女性が女性収容所に収容されないことがあるというのである。そしてこれは1994年から起用されている方針であり、GRRは全く無関係だというのだ。そうであるならば、何故今になって男子の女子施設収容が一時停止されたり、スコットランドの副首相が今後は男性器のあるトランスジェンダーを女子収容所に送ることはなくなるだろうなどと発言しているのだ?

もし本当に男性器のある男子は、法律上の性別がどうあれ女子施設には収容されないというのであれば、これは非常に喜ばしい方針転換ではある。しかし我々ジェンダークリティカル(TRA批評家)にとっては納得のいかないことがある。

常に「トランス女性は女性です」と言っている人たちが、何故、刑務所に関してだけは、時と場合によってトランス女性は男性として扱われることがあるという事実を素直に受け入れることが出来るのであろうか?

繰り返すがGRR通過の審議が議会でされていた時、性犯罪者や殺人犯の性転換は例外とすべしという補正案を棄却したのはスタージョン政権である。犯罪者でも法律に沿って性別を変えることが出来るのであれば、その性別に沿った扱いをされないのは人権迫害ではないのか?差別ではないのか?

スポーツ界でも種目ごとの協会が、それぞれ男性体の選手を女子競技に参加させるかどうかを決めるべきだと主張するTRAが居る。これも全く変な話だ。トランスジェンダー女性が女性なら、何故時と場合によって男性体であることが問題視されるのだ?

それに、男性体の女子刑務所収容が問題なら、何故男性体の女子トイレや更衣室やお風呂は問題にならないのだ?女子刑務所に収容するには危険すぎると判断された個人でも、釈放されれば世の中に出て行くのだ。そういう人たちが女子専用空間に簡単に入れることは何故許されるのだ?

つまりトランスジェンダー活動家もアライも、男女が同じだなどとは信じていないのである。

真実でないことを真実だと主張するから、あちこちで歪が生じるのだ。

いま必要なのは刑務所の方針を変えるだけでなく、男女の性別が変えられるという概念そのものを排除することだ。

いますぐそれが出来ないというのであれば、せめて、犯罪者や犯罪歴のある人物の性転換は全面的に禁止するべき。そうでないとSPS方針は完全な法律違反になってしまう。


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スコットランド刑務所、法律的女性を女子収容所に収容しないのは差別ではないのか?(ラープ副首相トランス女性の女子収容を禁止を発表)

アップデート:2023年2月1日現在。ドミニク・ラーブ副首相は、政府は今後、「男性器」を持つトランス女性を女子刑務所に収容しないことを発表した。Trans prisoners with ‘male genitalia’ banned from women’s prisons (thepinknews.com)

2023年1月29日現在。先ほどもアップデートでちょっと話たが、スコットランド刑務所サービス(SPS)は29日、女性を自認する囚役者を女子収容所に収容することを一時停止すると発表した。SPSは女性自認囚人の女子施設配送について緊急な見直しをする意図を明らかにした。異性体の囚人を本人が望む方の収容所に収容する方針は2014年から行われてきたが、何故いまになって「緊急」な見直しが必要となったのだろうか?(DeepL翻訳)

スコットランド刑務所サービスの広報担当者は、次のように述べています。「私たちは、現在私たちの施設で管理されているすべてのトランスジェンダーのケースについて、緊急の見直しを開始しました。

「私たちの第一の関心事は、常に、そしてこれからも、私たちのケアを受けるすべての人々と職員の健康、安全、ウェルビーイングであります。

「私たちは、非常に強固なリスク評価プロセスを持ち、しばしば困難な状況においても、人々の安全を守ってきた実績があります。

「そのため、見直しが完了するまで、すべてのトランスジェンダーの移動を一時停止しています」。

広報担当者は、この見直しが「女性に対する暴力や性犯罪の履歴とそれに伴うリスクを考慮し、その人が収容される最も適切な場所を決定する」ことになると述べています。

「この見直しが完了するまで、女性に対する暴力の履歴があるトランスジェンダーの方々は、私たちのケアに初めて参加される際に、男性用の施設にのみ隔離して収容されます」と広報担当者は付け加えました。

この発表は、未成年への性犯罪と刑務所内部で職員を襲った罪とで終身刑を服役中のティファニー・スコット(本名アンドリュー・バーンズ)と二人の女性を強姦した連続強姦魔アイラ・ブライソン(Isla Bryson)が女子施設への配送許可が下りた後に起きた非難囂々の嵐に応えて起きたものだ。

ご存じのように連続強姦の罪で有罪判決を受けたばかりのブライソンの女子施設への配送はスタージョン首相によって差し止められた。しかしスコットの男子施設から女子施設への転送許可は取り消しにはなっておらず、このままいけば今年の終わりには女子施設に移転されることになっている。

スコットランド刑務所サービスはこれまで、女性を自認する男性囚人の女子施設転送はケースバイケースでその都度女子囚役者に与える危険度を十分に審議(リスクアセスメント)して決められていると言って来た。しかし女子施設への転送が許可されたスコットは13歳の少女にストーカー行為を行って就役中、男子収容所で椅子で看護師の背中を殴り、看守の一人の顔面にパンチを食らわせもう一人の職員に唾を吐きかけたうえ噛みつこうとした前歴のある。そんな危険人物が申請した女子施設への転送が許可されたのである。何がケースバイケースなリスクアセスメントだ、人をバカにするのもいい加減にしろ!

スタージョン首相は明らかに反対派議員からだけでなくJ.K.ローリング女史のような著名人や一般市民からの怒りを感じ取っている。性別認定改定案(GRR)はごり押ししたものの、一般市民の怒りはそう簡単には抑えられない。

スコットランドのキース・ブラウン司法長官は、次のように述べています。「トランス女性が暴力や性的犯罪で有罪判決を受けるという問題は、非常に感情的なテーマであり、国民の懸念は理解できるものです。

先週、第一大臣が指摘したように、トランス女性が女性にとって固有の脅威となるような示唆を根付かせてはならないのです。略奪的な男性こそ、女性にとってのリスクなのです。(略)

(前略)今回の措置が、トランスジェンダーの管理とすべての受刑者の安全を確保するための刑務所の継続的な能力について安心感を与えることを期待します。

また、これらの事件には被害者がいることを忘れてはなりません。私の思いは彼らとともにあります。

なにが「安心感を与える」だ。こんな緊急措置はただの気休めだ。「継続的な安心感」など程遠いわ。

だいたい男性体の囚役者が女性を名乗りさせすれば女子収容所への移転が考慮されるというシステムそのものに問題があるのだ。ケースバイケースだのリスクアセスメントだの言ってみたところで、今回のように誰かが声を挙げなければ連続強姦魔が女子収容所へ配送されるところだったではないか!こんなシステムが存在する以上、将来も誰も気が付かないうちに危険な男性体性犯罪者が女子施設へ配送されないという保証は全くないのだ。誰が安心感など持てるのだ、バカも休み休み言え!

しかしSPSがこの緊急な見直しを行った結果、男性体囚人を女子施設に収容しないという結論が出た場合のことを考えてみよう。

スコットランド及びイングランドとウェールスにはGRA(性別認定法)という所謂イギリス版特例法がある。一定の条件を満たした個人はこれにより性別を変更することが出来、認定された人はGRCという性別認定証を受け取ることが出来る。GRCがあれば、すべての面で異性として扱われるようになるはずである。にもかかわらず刑務所だけは例外というのはおかしくないか?

去年性別認定改定案(GRR)が審議された時、スコットランド議会は性犯罪者を例外とする補正案に圧倒的多数で反対した。もうこの時からすでに囚役中、もしくはこれから囚役される極悪性犯罪者が女性自認を言い出すことは十分に予測されていたことのはずである。にもかかわらず、議会は刑務所の方針がGRCとは直接関係がないので心配はいらないと、反対者の懸念を一笑に付していた。その結果がこれである。

今更あわてて強姦魔の女子施設収容は禁止するなどと騒いでみても遅い。トランス女性は女性ですと言ったのはお前たちではないのか?トランス女性が女性なら強姦魔であろうが殺人鬼であろうが本人が女性だと言い張れば女性として扱わないのは差別ではないか、トランスフォーブではないか!

問題なのは性別は変えられるという概念そのものだ。条件を満たせば性別は変えられるなどという法律をつくってしまうから、条件が厳しすぎるなどといい出す奴らが出てくるのだ。日本も全く同じだ。特例法の手術要件や子供の居る居ないや、既婚未婚など、絶対に緩和しろという声が出てくる。そしてその時もまた「この法律で影響が出るのはほんの一握りの人びとであり、一般市民は何の心配も要らない」と騙そうとするのである。

市民よ騙されるな!

TRAは嘘しか言わない。

今回のスコットランドの状況をよ~く脳裏に焼き付けておいて欲しい。日本も他人事ではない!


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