自称保守ブロガーの偽り

この間からカカシが拘っている自称保守派のmaximam357なる男(通称マキシム)、私のコメントに長々と返答をくれたのだが、相変わらず自分は保守派だと言い張って引かない様子。しかし、カカシに言わせれば、犬の尻尾を足と呼んでも尻尾は尻尾。いくら保守派と言い張っても、その議論の仕方はリベラルそのもの。そこでどうしてカカシがマキシムがアメリカでいうところのConservative(コンサーバティブ、保守)ではないと思うのか、列記させてもらおうと思う。
私は以前に左翼やリベラルと右翼や保守派の違いとしてこのようなことを書いた事がある。

これは読者の皆様もすでにお気付きのことだろうと思うが、保守派や右翼の人たちは自分達の政治思想を隠したりしない。それどころか「私は極右翼です!」などと誇り高く宣言するくらいで、こうした人たちを間違って「あなたは左翼でしょう」などといった日には何時間にも渡ってどういう理由で自分が右翼であり左翼ではないのか延々とお説教を受けること間違いなしである。

保守派の人にはリベラルと違って信念がある。そして保守派の人々はその信念に誇りを持っているので、それを隠すどころか、機会があれば長々と他人にお説教するというやっかいな癖もある。ところが、マキシムはカカシが何度となくマキシムをリベラルだと「レッテル張り」して「侮辱」しているにもかかわらず、保守派の信念を列記して自分がそれにどのように当てはまるのかという説明をしていない。マキシムによる自分が保守である証拠とは、、

レッテル貼りと言えば、小生をいきなりリベラル呼ぱわりもレッテル貼りといえばそうですよ?そこらの似非ホシュなんかよりずっと保守派のつもりなんですから(苦笑)

ちなみに、米国版ポリティカルコンパスをやってみたら『y軸上でど真ん中からひとコマだけ保守寄り』と言う結果が出ました(笑)どうも小生は米国においては「きわめてニュートラルなノンポリ」になるらしいですね。
が、大抵の日本人はあれをやると左派リベラルになるらしい(笑)いわゆる保守的発言をする人間ですら大抵は。と言う事は小生がいかに「日本においては保守的価値観の持ち主か」と言う事がわかろうと言う物です(笑)

マキシムの言う事が本当なら、マキシムはアメリカでいうところのモデラート(中庸)だということになり、コンサーバティブとは言えないという私の判断は間違っていないことになる。だが、本人は、

確かに小生は右翼でしょう。そして残念ながら、まごうかなたきコンサバティスト、ですよ。

と言っている。アメリカの保守からみれば、日本の保守はリベラルに見えるとしても、それならば日本の保守はアメリカのコンサーバティブとはどう違うのか、日本の保守派とはどういう信念の持ち主なのかという話をするべきである。くだらないポリティカルコンパスなど持ち出して来ても意味がない。(ちなみに私は日本のポリティカルコンパスでは中庸と出た。かなりいい加減!)
このように、ベストエビデンス、つまりもっと適切な証拠があるのに、二次的な証拠を持ってくるやり方は相手をはぐらかしているようにしか見えない。ここで、また以前にカカシが左翼の二枚舌として紹介した左翼の議論の仕方(C)限りなき漠然とした複雑な言い方を思い出していただきたい。

左翼連中は絶対に自分の考えていることをはっきりと他人が理解できるように表現しない。何故ならば、彼等の目的は自分の考えていることを正しく相手に伝えることではなく、相手を限りなく混乱させることにあるからだ。

左翼連中は非常に簡単な質問の答えでも長々と複雑な文章で答える。しかしよくよく読んでいるとのらりくらりと答えを避けただけで何の答えにもなっていない。

私はマキシムに私の書いた事のどこが人種差別なのか具体例を出して提示してほしいと書いた。無論私はマキシムがきちんとそんなことをするとは期待していなかった。どうせ『お前の書いてる文章の全体から人種差別が湧き出ている』とかなんとか言ってごまかすに違いないと踏んでいたのだが、案の定、、、

あきれ果てて物も言えないってのが本音なんですよ(苦笑)

自分が全力でダブルスタンダードでありレイシストである事を表現なさっている方が、自分では其れに全く気づかず、過去に他人に其れを指摘されても全く聞く耳を持たず相手に対する誹謗や因縁で突っ走って来られたとしたら、苦笑する以外にどんな反応をしろと仰るのでしょう(くっくっく…苦笑)
貴女に理性的な議論を期待するほど小生もナイーブでは無いんですよ。
むしろ、これこそ小生にとっての「貴女への至誠」(苦笑)

ヤフーの掲示板の政治トピでこういう輩には何百人と出会ったので、彼がこういう返事をすることは充分に予測していた。相手と真面目な議論をしようとせず、『お前のような馬鹿と議論をしても無駄だ。』といって絶対に事の本随を議論せず、とにかく相手の性格を侮辱するやりかた。リベラルの典型例!

むき出しのアラブの人々への憎悪、劣等民族・犯罪者予備軍と言う決め付け一つとってみても到底「レイシストじゃない」なんて射えませんよねえ。こういえば貴女は、多分更なるアラブ民族への罵詈雑言と「あんな奴等は皆殺しにすべき列島民族、悪党だ!事実なのだ!其れも判らないのか!』と言う憎悪の主観論をぶたれるでしょう。いつものように。そして、アラブ人の「悪行」を並べ立てて、其れを理由に断定なさるのでしょう(嘲)

私はテロリストへの憎悪はむき出しにしているが、一度でも『アラブ民族を皆殺しにすべきだ』などと書いたことはない。他人が言ってないことを言ったといって侮辱するのもリベラルの常套手段。テロリストとアラブ人を混同している自分の方こそ人種差別者なのでは?
さて、前後してしまったが、この話はもともと人種差別という話題から始まったので、ここでも左翼の議論の仕方(B)を復習してみよう。

(B) 既存する言葉の定義の書き換える(Law of tendentious redifinition)

左翼連中はすでに存在している言葉の意味を自分勝手に都合のいいように書き換えるのが得意だ。これにはもともと衝撃的な意味のある言葉の定義を拡大し、元の意味で解釈した一般人に間違った印象を与えるやり方と、言葉の提言を縮小し元の意味で話をしている論敵の説がその言葉にはあてはまらないというやり方や、ごく普通に使われてきた言葉を突然差別用語だと勝手に指定したりするやり方がある。

マキシムは私が特定のグループに所属する過激派の悪行を列記する行為を人種差別と呼んでいる。何度も言うが、ある悪行が特定のグループに所属する人の仕業であると指摘することは人種差別でもなんでもない。列記している悪行が事実である以上、それは事実の紹介でしかない。それに、、

そんな「レッテル貼り」はあらゆる民族があらゆる民族に対して、あらゆる時代に行ってきた愚行に過ぎない(苦笑)悪行を並べ立てて、其れを理由に民族や人種全体を「悪・劣等」と言うレッテル貼りをすることは実に簡単であり、故にその行為、考え方自体が「レイシズム」としていましめられて居るんですよ(苦笑)

私は一度も一部の人間の悪行をもって、その民族や人種全体を「悪、劣等」というレッテルを張った覚えはない。もちろん私がそうしたという証拠があるなら提示しろなんていってみても時間の無駄だからしない。
さて、ここまでは、私はマキシムの議論のスタイルがリベラル的であると語っているだけで、マキシムの思想のどういう面がリベラルなのかという話をしてこなかった。これだけでは、単にマキシムが卑怯な議論をする保守派なだけかもしれないという疑問が残る。だが、思想の面でもマキシムは自分がリベラルであること、いや少なくとも保守派ではないことを証明することを書いている。

人権擁護法とやらについて言及するのを忘れてましたね(笑)

あんなものは所詮「毒にも薬にもならない」ハリボテでしょうに(苦笑)何の意味も無いが故に「恐れるほどの実害も無い」。サヨクの様に「人権」と言う単語を盲目的に有難がるのも馬鹿げているとは思いますが、欧米でネオナチ紛いの連中が一々排斥の一環として「危機」を演出しているのを真に受けて「日本も危ない!」と本気で信じ込むほど御目出度くもありません(苦笑)
妙なアメリカ流リベラルが下品な新自由主義者とつるんで幅を利かせた90年代ならば、
「ラディカルフェミニストや少年刑法犯擁護論者ばかりを利する物になるのではあるまいな?」と言う警戒感も在ったかもしれませんが、幸い、日本人は其処までアホじゃなかった様ですので(苦笑)妥当な所でバランスを取れるものとおもってますよ(苦笑)
大体…反対論者の論を見れば見るほど馬鹿馬鹿しく感じる様では、ある種の特殊な嗜好(重度の人種憎悪や小児性愛等)を持つが故に危機感を感じる人々以外、誰も関心などもちゃあしなくなりますよ(苦笑)
昔のサヨクが連発した「軍靴の足音」並に「全くといって良いほどリアリティの感じられない机上の空論」ではねえ…

人権擁護法で被害を得ているのが「欧米のネオナチ紛いの連中」だけであり、日本のリベラルは欧米のリベラルのように質が悪くないから日本は大丈夫、なんてことを本当に信じている保守派なら、馬鹿がつくほどお人好しだと言うしかない。
イギリスやカナダではすでにこの悪法によって、極一般の市民が外国人の暴力沙汰を指摘したというだけで人権迫害の疑いで裁かれたりしているというのに。日本だけは大丈夫だなんてよくそんな暢気なことを言っていられるものだ。日本には権力を悪用する左翼は存在しないというのか? 仮に現在の日本にはそんな悪どいリベラル役人が存在しないとしても、一旦役人に多大なる権力を与えてしまえば、後にあくどい奴が出て来てこの法律を悪用しないと誰が言えるのだ? これは机上の空論などではない。すでに外国で起きている出来事なのである。
だが、私はマキシムがそこまでナイーブな人間だとは思えない。とすればマキシムは、人権擁護法が役人に多大なる権力を与えることを承知の上で、それは良い事だ思っていると解釈できる。政府の力が強力になることを望む人間は日本でも保守派とは言い難いのではないか?
ましてやアメリカでいうコンサーバティブでは断じてない!
カカシが最初に指摘したように、犬の尻尾を足を呼ぼうが尻尾はしょせん尻尾なのである。


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ジョージ・ケーシー、イスラム過激派の脅威を認める勇気がない腰抜け陸軍参謀総長

このあいだもプロファイリングは必要だで書いたように、アメリカ軍隊ではPC(ポリティカルコレクトネス)が行き過ぎで、イスラム過激派による脅威による適切な対処がされていないという話をしたばかりだが、先日数局のテレビインタビューにおける陸軍参謀総長のジョージ・ケーシー将軍の供述は聞いてて腹が立つというより呆れてしまった。この将軍は2006年までイラク戦争の総司令官として働いていたが、対反乱分子政策(いわゆるイラク増派)に反対し、昇進という形でペトラエウス将軍に総司令官の座を追われたあのケーシー将軍である。
詳しいことはミスター苺が書いているが、ここでいくつか引用させてもらう。

陸軍参謀総長ジョージ・ケーシーJr将軍は、日曜日、フォート・フッドにおいて12人の同胞兵と何十人のけが人を出す大量射殺事件を起こしたマジ・マリキ・ハサンの宗教についての憶測が「我が軍の他のモスレム兵士らへのバックラッシュ(反感)につながる」ことを心配していると語った。
「私はその件について我が陸軍の司令官たちに注意するよう告げた」とケーシー将軍はCNNのテレビ番組「ステートオブザユニオン」でのインタビューで語った。「これが非常な悲劇であるとはいえ、このことによって多様化が犠牲になってしまっては恥というものです。」
ケーシー将軍は日曜日に三つのニュース番組に出演し、ほとんど同じ言葉使いをし、ABC局の「ディスウィークウィズ ジョージ・ステファノポロス」でも陸軍の各ランクに所属する3000人を超すモスラム兵に対する偏見を防ぐ努力をしていることを語った。
「多様性のある陸軍は我が軍の強さです、、、」と金曜日にフォート・フッドを訪れたケーシー将軍は「ディスウィーク、、、」で続けた。。
「憶測はバックラッシュを促進します。」「フォート・フッドで起きた事は悲劇ではありますが、多様化が犠牲になることはそれ以上にひどい悲劇です。」

陸軍の多様性を守る事の方が、アメリカ兵の命を守る事より大事だというのか?いったいあんたはどこの国の陸軍将軍なのだ?いい加減にしろ!
今日フォート・フッドでは13人の犠牲者を弔う追悼式が行われ、オバマ王も妃と一緒に参加した。 偶然だが、今日アメリカは軍人の日で、現役退役軍人に敬意を表する祝日である。
オバマ王も連日「結論を急いでは行けない」といい続け、今度の事件がテロ事件であったことを認めようとしない。だが、その後犯人のハサン少佐が911事件の犯人達が通っていた聖廟に事件当時通っていた事実や、イエメンなどアルカエダの支部に積極的に連絡を取ろうとしていた事実が明らかにされている。はっきり言って、この人間がキリスト教徒でも、彼の普段の言動から怪しげな人物として捜査されているべきだった。
学校の同級生や同じ隊の上官など、前々からハサン少佐の異様な行動を心配していたというが、やたらな通報をして人種差別者だと判断されるのが怖くて公式な苦情を提出できなかったという。陸軍の参謀総長が人命より多様性を尊重するような風潮があっては、下の者が自分の肩書きに傷をつけるのを恐れて明らかな危険人物を通報できなかったとしても理解はできるというもの。
私が何度となくマキシムなる似非保守ブロガーにこだわる理由は、彼のやり方があまりにもアメリカの国防を脅かすリベラルのやり方にそっくりだからである。マキシムはカカシがイスラム過激派という一部のイスラム教徒を批判することが、イスラム教徒全体を差別する行為であると主張する。
例えば、日本人の学生がイギリス人の英語教師を惨殺した事件で、もしイギリス人がそれだけを見て「日本人は野蛮だ」と言ったら人種偏見だといえるが、「イギリス人女性を殺害したのは日本人だった」と指摘すること自体は差別でもなんでもない。日本にしろイギリスにしろ殺人を犯す悪い奴が存在するというだけの話だからだ。
それと同じでテロリストの多くがイスラム過激派であると指摘する事自体はイスラム教への侮辱でも何でもない。むしろテロリストへの批判をイスラム全体への批判と取ることこそイスラム教への冒涜と言える。
マキシムがリベラルでないとしても、一部を全体と混同する全体主義者であることに変わりはない。残念なことに、マキシムのような考えを持った人間がアメリカのリベラルには多くいる。その全体主義の思想がアメリカをどれだけ蝕んでいるか、今回のフォート・フッドの事件で明らかになったといえる。


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イスラエル危機! ヒズボラ戦闘目指して新体制確立

さっき、イランからヒズボラに向けての武器輸送をイスラエル海軍が途中で阻止した記事を書いたばかりだったのだが、喜多龍之介さんが、ヒズボラが対イスラエル攻撃に備えて準備態勢を固めているという記事を紹介してくれているので、こちらに転載させてもらうことにした。

ヒズボラは、新たなイスラエルとの戦いに備えて急速に再武装を進めている。ベンジャミン・ネタニヤフ政権がイランの核施設攻撃の前に、再びレバノンを攻撃することを懸念しているのだ。

イスラエル軍特殊部隊は先週、400トン近いロケット弾や小火器を積載した船舶を、地中海で拿捕した。イスラエル側は、イランからヒズボラの仲間の所へ送られる途中だった、と主張した。緊張感が高まっている、との更に劇的な証拠として、オブザーバー紙は、ヒズボラ戦闘員がリタニ川の北側の防衛線を慌しく再強化している、と知るに至った。(略)
ヒズボラは先週、件の兵器は自分達の物ではないと否定したが、司令官等は再武装の規模を殆ど隠そうともしていない。「その通り、我々は再武装を進めている。2006年よりも遥かに沢山のロケット弾やミサイルを保有している、とまで発言した」とヒズボラの某司令官は匿名を条件に語った。(略)
「(2006年の闘いで)我々は一部のバンカーや戦闘ポジションを、破壊するか放置するかしなければならなかったが、未だ南部にも豊富な戦闘能力がある。間もなく、イスラエル軍はやってくるだろう。今冬に来なければ、春まで待つ。その頃には地面が柔らかくなり過ぎて、連中の戦車が使い物にならなくなる」(略)
イスラエルと米国は以前から、イランの核開発への軍事攻撃は仲間のヒズボラから激しい反撃をもたらすことになるだろう、と推測している。イスラエル軍と情報アナリストによれば、イランに攻撃する前に、先ずイスラエル北部にロケット弾攻撃を行うヒズボラの戦闘力を攻撃しなければならないだろう。

なんだかかなりきな臭くなって来たな。


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イスラエル、ネタニヤフ首相の怒り

まずは、この記事から読んでもらおう。
イスラエル:地中海で貨物船を拿捕 武器数百トンを積載

 

【エルサレム前田英司】イスラエル軍は4日、キプロス島近くの地中海で、ロケット弾など武器数百トンを積載した貨物船を拿捕(だほ)したと発表した。武器は、イランからレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに供与されたものとみられている。

 発表によると、3日深夜、イスラエルから約180キロ沖合の地中海で貨物船を発見、拿捕した。貨物船はドイツの船会社所有で、カリブ海の島国アンティグア・バーブーダの国旗を掲げていた。積んでいた約400個のコンテナのうち、36個からロケット弾や迫撃弾、対戦車砲などが見つかった。一般貨物を装っていたという。
 コンテナはエジプトで荷積みされたが、書類から出港元はイラン国内と判明。ロイター通信は運航関係者の話として、貨物船がエジプトからキプロス、レバノン、トルコに寄港して再びエジプトに戻る予定だったと伝えた。軍によると、乗組員は積荷の内容を知らなかったという。
 イスラエルのネタニヤフ首相は「イスラエル市民を標的にする武器の供与だ」と非難、摘発された事例はイランが支援する武器密輸の一部にすぎないと指摘した。イスラエル軍は02年、イランがパレスチナを支援しているとして、武器約50トンを積載した船を紅海沖で拿捕した。今回押収した武器の量はこの約10倍ともいわれている。

これについて、イスラエルのネタニヤフ首相は先日記者会見を行い声明を発表した。下記はその一部をカカシなりの意訳したものである。

我が海軍は大量の武器を運んでいる船を拿捕しました。これはイラン政権によってシリアのバンダー・アバスから送られた物です。そこからヘズボラに送られるはずでした。主な物品は戦争用の何十というロケット弾で、女子供年寄りといった民間人をより多く殺す目的のみのものです。

これは戦争犯罪です。これは国連が本日の集会で捜査し討論し糾弾すべき犯罪です。これは、国連の安全保障理事会が特別会議を開くべき犯罪です。特にこれは国連安保理の条約に頭から違反するものだからです。これはイラン政権が今後も繰り返すと誰もが知っている、すでに我が社会に何千と発砲してきたヒズボラをさらに武装させるという戦争犯罪です。
これこそ国際社会が常に神経を集中させるべき問題ですが、特に今日はそうです。しかし国連は、そのかわりにイスラエル軍を批判しイスラエル国を批判することを選びました。そしてイスラエルの存在を否定し、我々の正当防衛を邪魔しようとしました。
私はここではっきり申し上げておく。このような行為は我々がイスラエル市民を守り続けることを妨ぐことも阻止することもできない。なぜなら、イスラエル市民は真実を知っているからだ。イスラエル軍は質の上でも道徳の上で類い稀なる正義の軍隊であることをイスラエル市民は知っているからです。我々はイスラエル軍とイスラエル政府の警備隊がイスラエル市民に対して犯される犯罪と立ち向かうことをしっているからです。
私は国際社会が少なくとも、どの国に、より責任があるのか真実を認識する時が来たと考えます。いつまでも嘘を促進するかわりに。

なぜ国際社会は、イスラエルの存在だけを否定するのだろうか? ユダヤ民族があの土地に帰還する権利が聖書で保証されているという事実を信じないとしても、すでにイスラエルという国家は存在しているのだ。国の存在権利は常にその土地を守り通したものに所属すると私は考える。イスラエルほど国の存在権利を長年にわたり何回も証明した国はない。国際社会はイスラエルを好きになる必要はない。イスラエルと同盟を結ぶ必要もない。ただ、イスラエルの存在を認め、イスラエルを放っておいてくれればそれでいいのだ。
長年敵対関係にあったエジプトもヨルダンもイスラエルとはずっと停戦条約を守っている。彼らはいまでもイスラエルを心底嫌っているだろう。だが、お互いに永久に続く戦争は害あって益なしと悟っている。
なぜ、ヒズボラやパレスチナやイランにはそれが出来ないのだ? 何故イスラエルの滅亡にそれほどまでに熱を入れなければならないのだ?そしてそれをどうして国際社会は奨励するのだ?
ユダヤ人嫌いのオバマ王が大統領では、イスラエルはアメリカの援助も期待できない。イスラエルはひとりだ。だが、どうせ国際社会はイスラエルが何をやっても批判するのだから、この際イラン政府などイスラエルの手で崩壊してしまえばいい。イラン市民も内心ではそれを望んでいるかもしれない。
がんばれ、ネタニヤフ! 国際社会の人種差別に負けるな!


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自由を愛するイラン市民の抵抗をよそに独裁政権に迎合するオバマ王

ジョージ・W・ブッシュ前大統領がイランを悪の枢軸のひとつとして指摘した時、アメリカのリベラルはこぞってあざ笑った。あたかもイランの脅威がブッシュの妄想ででもあるかのように。だが、ブッシュ大統領はイランが1979年以来30年に渡りアメリカの宿敵である事実を常に忘れてず、イランに対して断固たる姿勢をとっていた。
30年前の1979年、当時学生だったアフメディネジャドを含む暴徒はテヘランのアメリカ大使館を襲撃。護衛の海兵隊員を殺害し、館内にいた軍人民間人を含む52人を拘束。以後444日間に渡って拷問監禁した。
その輝かしき日を祝うため、昨日4日、イラン政権は反アメリカ大ラリーを行った。しかし、政権の独裁に抵抗する自由を愛する市民たちは、このラリーに反対して大デモ抗議を行い、政府側の軍隊と激しく衝突した。

11月4日 AFP】イラン首都テヘラン(Tehran)中心部で4日、米大使館人質事件発生から30年を記念する反米デモ行進が行われるなか、数百人規模の反イラン政府抗議デモも行われ、機動隊と反政府デモ隊が衝突、機動隊は警棒や催涙ガスで反政府デモ隊を解散させた。
 目撃者によると、衝突はハフテ・ティール広場(Haft-e Tir Square)で起きた。デモ隊は「独裁者に死を!」とスローガンを叫び、解散を拒否したため、数十人が機動隊から暴行を受けて拘束されたという。

先のインチキ選挙に不満を抱いているイラン市民達は現政権にその不満をぶつけ、イラン政府も政府主催の反米ラリーが抵抗者たちによって邪魔されたことを認めざる負えなかった。興味深いのは、ニューヨークタイムスの記事によると、反政府抵抗側の市民からオバマ王に対する不満の声が多く聞かれたということである。

公営 IRNAニュースは、午後反政府を象徴する緑色のスカーフをつけた多くの「暴徒たち」がValiasr 通りにある政府ビルの前に集まり、「独裁者に死を」などと反政府スローガンを叫び始めた。

同時に、あたらしいテーマも現れた。抵抗者たちはオバマ大統領に対し「我々と一緒でないならば、敵側と一緒であると見なす。」と叫ぶ声も多く聞かれ、オバマ王のイラン政府との交渉政策に対する憤りをあらわにした。と目撃者は語っている。

このイラン市民の自由への闘いについて、オバマ王はホワイトハウスのウェッブページで公式声明を発表している。オバマは30年前に起きた大使館襲撃について、アメリカ人人質の犠牲について感謝していると述べた後、この事件をきっかけにアメリカとイランとの間で猜疑心と不審と対立の道が始まったのだと書いている。
イランは最初からアメリカに猜疑心と不審と対立の感情があったからアメリカ人を攻撃したのだ。一方被害者のアメリカ側が加害者に対して猜疑心と不審と対立心をもったとしてもそれは当たり前だ。アメリカとイランの対立はあの事件がきっかけだったというより、アメリカとイランの対立は、あの事件によって顕著になったと言った方がいい。

私は、アメリカ合衆国はこの過去を乗り越えイランイスラム共和国と共通する利益と敬意を持った関係を求めたいことを明確にしてきました。私たちはイランの内政干渉はしません。私たちはイランに対するテロ攻撃を糾弾してきました。 私たちはイランに平和的な核開発の権利を国際的な権利として認めて来ました。私たちは他の国際社会の面々と共に自信つくりに踏み出す意志を表して来ました。私たちは国際エネルギー庁(the International Atomic Energy Agency)のイランの人々に必要な医療援助のリクエストに応じる提案を受け入れました。私たちはイランが他の国々同様(国際社会における)責任を果たしさえすれば、イランも国際社会のなかで繁栄と生産的な道を歩む事が出来ると主張してきました。
イランは選ばなければなりません。私たちは30年に渡ってイラン政府が何に対抗しているのかを聞いて来ました。今問題なのは、イランにはどのような未来があるのかということです。アメリカの国民はイラン市民とその豊富な歴史に多大なる尊敬心をもっています。世界はイランの人々の正裁に対する強い呼びかけと普遍な権利への勇気ある追求を目撃しています。イラン政府は過去だけに注目するのか、それともより繁栄する機会と人々への正裁への扉をあけるのか、今や決断の時です。

なんじゃ、この意味のない声明は。過去は水に流して未来をもとめようなどとアメリカ市民は思っていない。イランがアメリカへの攻撃を反省もせず謝罪もしていないのに、どうしてアメリカ市民が過去を忘れて今後のイランとの関係を良くしたいなどと思うのだ?勝手なことをいうな。
だいたいイラン政府に対して、最初から内政干渉をしないなどと言ってしまったら、いくら国際社会が目撃してるとか、求めているとか、期待しているとか言ってみてもイラン政府には痛くも痒くもない。反対にイランの人々の勇気を讃えるとか言ってみても、イラン市民よ独裁に対抗してがんばれ、アメリカも応援するぞよとは一言もいってない。これではイラン市民は自分らの抵抗運動にオバマの支持があるとはとうてい思えない。
はっきり言って、どうしてイランから一方的な攻撃を受けているアメリカがイランに譲歩しなければならないのだ? イランが30年間横暴の限りをつくした結果が、アメリカによる歩み寄りなら、イラン政府はどうしてこれまでの政策を変更する必要があるのだ?今後も今まで通りアメリカを攻撃しつづければ、もっと譲歩してもらえると判断するのが普通ではないか。オバマの声明はイランの暴虐を阻止するどころか、これからもその調子でがんばれや、と応援しているようなものだ。
さて、これとほぼ時を同じくして、イスラエルはイランからのロケット弾がハマスに届けられるのを、途中で発見し押収した。これは明かにイランによる国際協定違反のはずである。それに対して国連は断固たる抗議をしたか、オバマ王は?
イスラエル嫌いの国連やオバマ王がイランのあからさまな違反に興味がないのはあたりまえ。それについてイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相のすばらしい声明があるので、それは次回に紹介する。


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人種差別とは人種で差別することを言うのではないのか?

先日、カカシがひょんなことから見つけた自称保守派のブログで、カカシは人種差別者であるという誹謗があったので、今回はこのブロガーに反論するというより、いったい人種差別とは何なのだろうかという定義について考えてみたい。
人種差別というからには、個人を個人として判断せず、その個人が所属する人種のみで差別するという意味であるはず。となると、もしもカカシがアラブ人に対して差別意識を持っているとするならば、そのアラブ人がどんなに善良な人であっても、アラブ人だというだけで差別しなければならないはずだ。
だが、カカシは一度でもアラブ人全体が悪者だと言った覚えはないし、そう考えた事すらない。
今回のイラク戦争が始まった頃から、私はイラクで「イラクザモデル」というブログを書いている三人兄弟のイラク人達と知り合いになった。イラク人はアラブ人種だ。彼らはイラクの民主主義を信じ、ブッシュアメリカの善意を評価していた。私は彼らを通じて勇気あるイラク人を何人も知った。アルカエダによる自爆テロに何度も脅かされながら民主主義のために立ち上がったイラク人たちに私は何度も尊敬の意を表した。
私がアラブ人に対して差別意識を持っているなら、明らかにイラク人である彼らに敬意など表すだろうか?
ではカカシがイスラモフォビアであるというのはどうか? 確かにカカシはこのブログで何度もイスラム教過激派の悪行を指摘し批判してきた。だが、私はイスラム教徒全体が悪いと書いたことはない。いや、それどころか、むしろイスラム教全体を敵にまわしてはいけないと何度も主張してきた。
イスラモフォビアというからには、どんなイスラム教徒であろうとも、イスラム教徒であるということだけで差別するというのがその定義のはずだ。イスラム教徒にも色々いるのだからイスラム教こそがテロの根源だなどという考えは建設的ではないと指摘しているカカシがどうしてイスラモフォビアということになるのだ?
はっきり言ってマキシムのような輩は言葉の意味も理解せず、単に他人を人種差別者と呼ぶ事によって特定の集団への批判を免れようとしているだけだ。そういう点でマキシムはアメリカで言うところの「リベラル」だ。彼がもし本当に日本の保守派の典型だとしたら、日本語でいう「保守」とは英語の”Conservative”とはかけ離れたものだと判断するしかない。
アメリカでConservativeといえば、個人の自由を尊重する思想であり、個人が個人として評価されるべきという思想だ。アメリカのConservativeに人種差別を許容する余裕はない。
悪を悪として認識することは人種差別ではない。
はっきり言って日本の保守はマキシムのような人種差別者を拒絶すべきである。あのような人間が本当に保守派を代表するとしたら、リベラル連中に人権擁護法を押し付けられても文句は言えない。
だが、私は信じない。日本にも個人の自由を愛する市民が存在すると確信する。日本の保守はマキシムのように自らを人種差別者と呼んではばからないような人間に保守派のラベルを乗っ取られないように頑張ってほしい。


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テキサス陸軍基地射殺事件、ガンマンに一人で立ち向かった婦人警官

昨日テキサスのフォート・フッド陸軍基地でおきた大量射殺事件において、イギリスの新聞ザ・サン紙によると、犯人のニダル・マリキ・ハサン少佐を射ってそれ以上の犯行を阻止したのは、交通違反取り締まりパトロール中の婦人警官のキンバリー・マンリー巡査だったという。
ひとりの人間が何故数分間に、しかも二人の民間人を除いて軍人ばかり40人以上も射てるのか不思議に思うかもしれない。だが、事件が起きたのは戦場ではなく国内の基地内で、ガンフリーゾーンという銃砲携帯禁止地区だった。これは以前にバージニア工科大学での乱射事件の時にも話たように、ガンフリーゾーンほど殺人犯に都合のよい場所はない。

事実小銃携帯許可の普及を唱えるフロリダ大学の統計学者、ジョン・ロット教授によると、いわゆる銃砲携帯禁止地区と呼ばれる地区とそうでない地区を比べた場合、前者のほうが断然殺人事件の割合が高いのだという


犯行現場に最初に駆けつけたのがマンリー巡査だった。変な話だが、アメリカの基地の警備は軍人ではなく民間の警察が行っている。基地の門に立っている門番も通常は民間の警備会社から雇われてる警備員であることが多い。軍基地内で武装しているのは特別な場所を守っている兵士以外は民間警察及び警備員だけということになる。
犯行現場に最初に駆けつけたキンバリーさんは、後方援護の他の警察官を待たず一人で犯人に立ち向かい、自分も脚を撃たれながら犯人に四発撃ち込んで犯行の継続を阻止した。
ハサンは銃を2丁もっていた。キンバリーさん、お手柄!
関連記事としてカカシの過去のエントリーを二つ張っておく。
銃が多いと犯罪が減る!え〜ほんとう?
銃が多いと犯罪が減る! その2


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プロファイリングは必要だ!

アメリカ軍隊についてよく知らない人は、軍隊というところは非常に保守的で男尊女卑や人種差別が横行していると思うかもしれない。特にリベラルの反軍隊のアホどものなかには、いまだに米軍は黒人ばかりを戦場に出動させているなどと馬鹿なことをいう奴がいる。
だが、実際に軍隊ほど一般にポリティカルコレクトネス(PC)と言われる人権擁護に敏感な組織もない。末端の兵士たちの間で全く差別意識がないかといえばそんなことはないが、組織全体として、幹部の方で軍隊が少しでも差別的な組織であると思われたくない心配が行き過ぎて、差別しなければいけない人間でも差別出来ないという実態がある。
例えば今回テキサスのフォート・フッド陸軍基地で起きた大量殺人事件にしても、犯人は敬虔なイスラム教徒で普段から米軍のイラクやアフガニスタン政策に反感を持っていることを回りの人間は気がついていた。アメリカはイスラム過激派と戦争中である。そういうなかで敵に不自然な同情心を持ち味方の政策に批判的な人間を国家警備に携わる大事な職につかせたまま監視もしていなかったというのはおかしくないか? しかもこの男は近々アフガニスタンに出動することになっていた。
以前にも2003年にクエートでイスラム教徒の米軍兵がアメリカ兵のテントに手榴弾を投げ込んで数人の同胞を殺害する事件があった。あの時も犯人の米兵は普段からイスラム過激派に同情的な態度をとり、それで度々上官ともぶつかっていたという事実が後で明らかにされた。にも関わらず犯人はイラクに出動する部隊に含まれていたのだ。
アメリカには第二次世界大戦中に民主党のルーズベルト大統領の命令で敵国の日本と血縁関係があるというだけで、日系人が強制収容されるという歴史上の汚点があるため、このような人種差別的人権迫害を二度と繰り返すまいという反省心がある。
無論単に人種が同じだというだけで差別されるような行為は許されるべきではないが、あからさまに敵に同情しているような人間を人権迫害になるからとか人種差別になるからとかいって国家機密を扱う軍隊で身元調査もせず監視もしていないというのはどう考えてもおかしい。ポリティカルコレクトネスもここまで来たら行き過ぎだ。
カカシは仕事柄しょっちゅう飛行機に乗るが、その度に脇に引かれて特別な取り調べを受ける。せっかくプレミアメンバーになって搭乗順番が先のほうでも、こうやっていつも時間を無駄にされるので全く意味がない。「なんで私が調査されるんですか」と聞くと「ランダムサーチです。」と言われる。ランダムとは無作為という意味だが、なんで無作為捜査にカカシがいつも選ばれるのか不思議でしょうがない。
しかし、カカシのようなどうみてもテロリストに見えない人間をランダムに調査するのは正直言って時間の無駄遣いだ。この間など警備員が開けろといった箱にはカカシのハイヒールが三足はいっていただけ。こんな私が調査を受けている間にイスラム系の名前で変な目つきの若い男達が素通りするのはおかしくないか? 
だが、アメリカの空港で警備を担当するTSP職員には、特定のグループだけを捜査するというプロファイリングは人権迫害になるという理由で禁止されている。以前にも空港で不審な行為をしていたイスラム教のイマーム達を当局に通報した乗客が反対にイマーム達から人権迫害だかなんだかで訴えられた事件があったが、(最近あの訴訟は示談になった)明らかに怪しげな行為をしている人間ですらも、ポリティカルコレクトネスが邪魔をして通報もできない、捜査対象にもならないとなったら、アメリカは国家警備をどうやって施行するのだ?そしてそんなアメリカの馬鹿げたPC方針をテロリストが悪用しないなどと誰が信じる?
今回の事件が独立したものであったのかどうかまだ詳細は解らない。だが、アメリカ各地の基地で、テロリストたちにそそのかされた若者が次の大量殺人を目指してテロの機会を伺っていないと誰が言えるだろう?いや、敵がアメリカのPCをいいことに現役兵をリクルートしていないと考える方が不自然だ。
本来ならば、これを機に基地内に出入りするイスラム教徒や過激派思想に同情的な人員の調査や監視を厳しくすべきだ。だが、事なかれ主義のオバマ王が大統領ではそれも望めたものではない。
アメリカでテロを防ぎたいならば、プロファイリングは必要だ!


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苺畑カカシは人種差別者、という汚名を拭うために

昨日私は日本の保守派の間に存在する人種差別について書いたばっかりだった。それが偶然なことに、「苺畑より」のリファーラルを辿っていたら、リンクもつけずにカカシを「真性なレイシスト(人種差別者)」と批判しているブログを見つけてしまった。
Gaspard de la nuitというブログの著者maximam357(略してマキシムと呼ばせてもらう)は、カカシを無関係なところで、しかもカカシが書いてもいない内容を鍵括弧に入れて、あたかもカカシが生粋の人種差別者であるかのように書いている。ミスター苺は、リベラルの連中は保守派を人種差別者扱いするくらいしか能がないんだから放っておけというが、ちょっときになることがあるので書いておこう。
マキシムのエントリーでカカシが引き合いに出されたのは、オーストラリアでフィリピン人が日本人と間違われて白人のオーストラリア人に殴り殺されたという事件について、それに怒る日本の保守派は彼ら自身が人種差別者なのだから批判する権利などないだろうという主旨のもの。
そこで、マキシムはユアーストゥルーリー苺畑カカシが人種差別者でアンチ移民の保守派の典型的な例ということで引き合いに出している。

確かに酷いしあらゆる意味で「オージー馬鹿じゃないの?」と言う話に違いは無いが、此処で、我が国のネット雀連中が「それを言う資格」があったか・・・と言うと実は微妙な気もするんだよね。

…そのオージーの低脳な人種差別っぷりの代名詞とも言えるクロナラ暴動(ヨルダン系移民の人々を極右白人集団が襲撃して回った)はネットで紹介されて有名だけど、古森のオッサン御推奨ブロガーの苺畑カカシ姉さんなんかは、このクロナラ暴動全面支持で、「アラブ移民をブチ殺して清浄な白人のオーストラリアを取り戻そうとする愛国者」と言うトーンでオージーを礼賛してた訳なんだけどね(苦笑)
そして、移民・ガイコクジン参政権反対の絡みで、その苺畑女史のヒステリックな「反移民」論をさんざん援用してたのもネット雀の皆さんじゃあなかったのかいな?(苦笑)
そりゃまあ、確かに日本に「大量移民」とか「ガイコクジン参政権」が良いかっていやあ、「少なくとも現状の日本では時期尚早」と言う意見は解るし、内容に関しては納得する事も多い。
けど、苺畑さんみたいな真性レイシストを援用してどーするのよ、そこで(苦笑)

他人をレイシスト呼ばわりする割には、マキシムのオーストラリア人に対する人種差別偏見が満ち満ちているこの文章は読んでてかなり気色悪い。
クロナラビーチでの暴動は「ヨルダン系移民の人々を極右白人集団が襲撃して回った」という説明は正しくない。当ブログでも何度となく紹介しているように、イスラム系移民(特にレバノンやヨルダン経由のパレスチナ人)による暴挙は他のヨーロッパ諸国でも深刻な問題になっている。オーストラリアでもイスラム系移民による犯罪は手の付けられない状態となっている。イスラム系移民に集団暴行を受けた女性に対し、悪名高いオーストラリアのイスラム師教がバーカを着ていない女は、布巾のかかっていない肉のようなもので強姦されても自業自得だなどと平気で言うような背景がすでにあった。
特にクロナラビーチではこの暴動が起きる以前にも何度も地元の人々がイスラム暴徒によって暴行を受けていた。浜辺には「ここは俺たちのビーチだ、オーストラリア人は来るな」というような看板まで張られていた。ついに度重なる暴挙に耐えきれなくなった地元白人達の怒りが爆発した形であのような暴動が起きたのだ。単に平和に浜辺で甲羅干しをしていた移民が白人崇拝主義の白人達に一方的に暴行を受けたというような単純な事件ではない。
カカシがクロナラビーチの暴動について書いたのは、2006年の12月、オーストラリアのクロナラビーチで行われるはずだったビキニマーチが、イスラム教過激派の脅迫にあって中止されてしまったという話をする際、その背景にあった一年前の暴動について説明する必要があったからである。

このビキニマーチの執行日はもともと12月9日に予定されていたが、これはシドニーのCronulla海岸でおきた暴動からちょうど一年目にあたる週末だったのである。一般にCronulla riot と呼ばれる暴動のきっかけとなったのは去年12月に浜辺を歩いていたカップルがイスラム系の十数人に襲われたことから始まる。その数日後、同じ砂浜でサッカーをしていたイスラム系青年数人に注意をした救命隊員がやはり十数人のイスラム系若者に襲われるという事件があった。それまでにも何度かイスラム系の若者によって海岸を訪れる人々が嫌がらせを受けていたようだが、この二つの事件で地元白人の堪忍袋の緒が切れたのかもしれない。

トークラジオのDJやブロガーなどが浜辺を取り戻そうと呼びかけたことから、12月11日、Cronulla海岸には5000人の白人の若者が集まった。 最初のうちは単にお祭り騒ぎをしていただけだった若者たちは、一人のアラブ系男性が数人の白人男性に追いかけられて近くのホテルに逃げこんだのを皮切りに浜辺にいたアラブ系と見られる人々を次々に襲った。若者たちは駆け付けた警察官や救急隊員などにもビールの空き缶を投げ付けるなどの暴行を行い、数人が逮捕された。
その晩から数日後の15日にいたるまで、今度はイスラム系の若者が復讐のため町にくり出し、商店を破損させたり行き交う人々に襲いかかったりした。キリスト教の小学校に銃弾が打ち込まれ、最後にはキリスト協会が4つも焼かれてしまった。

私は暴動という行為自体を正当化するつもりはない。そういうことを意識してこの話を書いたわけでもない。ただ、このような暴動が起きるまでにはそれなりの理由があった。オーストラリア政府がイスラム移民の犯罪をきちんと取り締まり、地元市民の安全を保証していれば、このような暴動は防げただろう。フランスで何週間も続いたイスラム系移民たちによる大暴動を考えると、クロナラビーチの地元民の不満が爆発した理由も理解できる。そういう面では私がこの暴動を正当化したといわれれば、それはそうかもしれない。
だが、犯罪を起こす移民の行為を批判し、政府がそれらの人々を厳しく取り締まるべきだという主張と、移民は全面的に排斥すべきだと言う主張は全く別だ。当ブログを長年ご愛読くださっている読者諸君ならご存知のことだが、カカシは移民に反対などころか、日本にしろアメリカにしろ移民は多いに受け入れるべきだと主張してきた。但し、移民の受け入れ態勢をしっかり整えた上でのことで、という条件付きで。国籍法改正についてのこのエントリーなどがそのいい例。

実を言うと移民問題はカカシにとっては他人ごとではない。何故ならば、カカシ自身が1980年代にアメリカに移住し、その10年後にアメリカ国籍を取得した移民だからである。カカシのアメリカにおける移民法に関する意見は以前移民問題を装う人種差別移民法改正案阻止が共和党の崩壊へとつながる可能性でも述べているが、カカシは移民に対して非常に同情的な立場にあるということを読者の皆様にご理解願いたい。(中略)
しかし私は、国籍法などという末端のことを議論する前に、日本社会は今後移民の受け入れをどのように行って行くつもりなのか、その方針をはっきりさせことの方が大切だと考える。
本人達が意識していなくても移民の受け入れを拒絶する保守派の間には、アメリカでも日本でも他人種迫害の差別意識が少なからず働いている。彼らが明らかな人種差別者であると言っているのではない。だがよそ者には近所に住んでほしくないという気持ちがあることは否定出来ない。
かといって、外国人が無制限に入ってくる事実は治安上も文化上も決して好ましい状態ではない。現に外国人による犯罪は日本でもアメリカでも地元民の犯す犯罪よりも凶悪で頻度は高い。また地元の文化を尊重せず外国の野蛮な文化を身勝手に持ち込む外国人移民による文化の粗悪化も決して無視できない事実である。
しかし、少子化の進む日本において、外国人労働者は必要不可欠。日本人だけでは日本社会はもう成り立たない状態である以上、外国人をやたらに閉め出すやり方では違法移民を増やすだけで何の解決にもならない。
大切なのは、日本の文化を保ちつつ外国人を受け入れる均衡の取れた移民法を作り出すことだ。それには、移住してくる外国人がなるべく早く日本社会に融合してもらえるような体制を日本は整える必要がある。
外人は嫌いだという阻害的な姿勢で、移民を一定地域に隔離して、一般市民とは異なった扱いをしたりすると、今、ヨーロッパ諸国で起きているモスレム移民問題のようなことが起きてしまう。ホストカントリーが自分たちの面倒を見てくれないから、自分たちで仲間を守るという気持ちから、かえって過激な思想が生まれてしまう。

マキシムの口ぶりから言って、彼は私のブログを一度も読んだことはなく、他の人たちが私の書いたエントリーの一部を引用して意見を述べているものを、私の主張と勘違いしたものと思われる。私は人権擁護法には反対だし、外国人参政権にも反対だ。だからそういう意見の保守派の人が私のブログから引用したとしても不思議でもなんでもない。ただ、私の文章を引用した人の意見は必ずしも私の意見と全面的に一致するとは限らないので、その辺を間違えないでもらいたい。
マキシムの読者は多分リベラルだろうから、保守派の私が何を言おうと興味はないだろうが、ま、一応間違いはただしておきたかった。
アップデート:マキシムから返答があったので張っておく。

イラッシャイマセ(笑)御高名はかねがね(苦笑)
自覚なきことは恐ろしい、と言う教訓を改めて頂きました。
貴女ほど優れた反面教師を小生は他にそうは存じ上げません(平伏)
本当、勉強させて頂いてますよ(笑)コモリ氏と言い、貴女と言い…
レッテル貼りと言えば、小生をいきなりリベラル呼ぱわりもレッテル貼りといえばそうですよ?そこらの似非ホシュなんかよりずっと保守派のつもりなんですから(苦笑)
まあ、おきばりやす。ぶぶ漬けでもいかがどすか?(笑)
ま、「人種差別主義者が反移民とは限らず」「移民反対論者が人種差別主義者とも限らない」って事でしょう(苦笑)
カカシ女史は前者、と言う事でよろしいんじゃあないでしょうかしら(苦笑)
日本における『移民反対論』にレイシズム的面が存在することは確かですが、しかし「移民に反対する事」自体は別に人種差別でもなんでもないですよ。制度的・文化的にお互い敬意を払いたいけど国の実情にあわないからお互い「親しき仲にも礼儀あり」で「ホモじゃないんだし男(女)同士で同衾するのはやめましょうよ?」と言ってるだけ、って事もありますしね(苦笑)
小生も「今の日本に移民は時期尚早」と言う立場ですしね。
逆に、一方的にヨルダン移民の人々・モスリム移民に対するネガティブな印象操作に狂奔なさる人こそ、「移民賛成であろうが人種差別・イスラムフォビア」と言われてもシャー無いんじゃないっすかぁ?(苦笑)
大抵の人種差別主義者は「あいつらの方が悪いんだ!俺達は悪くない」って言いますしね。と言うより「汚名」だと言う認識がおありとは驚きですよ(嘲)それだけコテコテの民族憎悪にとりつかれてらっしゃるヒトがぁ(笑)
世界の驚異ですね(笑)
あ、小生は「移民反対論者でメールショーでレイシスト」ですよ?多分ね(笑)
そこ等のひ弱な根性の自称ホシュよりずっと日本保守!を自認してますし(苦笑)


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テキサス陸軍基地での大量殺人がテロだったらどうする?

本日テキサス州のフォート・フッド陸軍基地で乱射事件が発生。12人が死亡31人が怪我を負うという大事件が発生した。当初射殺されたと報道された犯人はどうやら生き残ったようで、その犯人像がはっきりしてくるにつれ、非常に戸惑う事件展開となっている。

11月6日10時12分配信 CNN.co.jp
捜査当局がCNNに語ったところによると、容疑者は精神科医の資格を持つニダル・マリク・ハサン少佐(39)と特定された。

軍報道官らによると、ハサン少佐は同日午後1時半(日本時間6日午前4時半)ごろ、イラク派遣兵士らの手続き、訓練センターとなっているスポーツ施設で、けん銃2丁を乱射した。施設内では、派遣予定の兵士らが書類記入などを行っていた。警察は共犯の疑いで兵士2人を拘束したが、その後釈放。さらに別の1人を拘束して事情を聴いているという。
ハサン少佐は同基地内の軍病院で精神科医を務めていた。地元CNN系列局が同州選出のハチソン上院議員の話として伝えたところによると、同少佐は近くイラクへ派遣されることが決まり、動揺していたとされる。
フォート・フッド基地は兵士4万人を擁する国内最大の陸軍基地。オバマ大統領は事件の知らせを受け、「恐ろしい悲劇だ」との声明を発表。犠牲者らに哀悼の意を表した。

少佐のハサンという名前からも察しがつくように、この兵士はイスラム教徒。しかもAPニュースによると、6ヶ月くらい前からインターネットのサイトに自爆テロ行為は自らを犠牲にして手榴弾の前に身を投げて同胞を救う兵士と同等だというような内容も含め、親イスラム反米的な意見を書き連ねていたらしく、捜査当局の注意を引いていたという。だが、まだ正式な捜査対象にはなっていなかったようだ。
ハサン少佐と一緒に働いたことのある退役軍人テリー・リー氏がフォックスニュースで語ったところに寄ると、ハサンはオバマ大統領がアフガニスタンとイラクから撤退することを望んでおり、よく戦争を支持する他の兵士達と口争いをしていたという。そして自分のアフガニスタンへの出動をなんとか阻止しようとしていたそうだ。
ハサンはまた陸軍制服のままで聖廟によく通っていたという。メリーランド州のシルバースプリングの聖廟のファイズル・カーン師によると、ハサンは昔からの敬虔なイスラム教徒だったが、兵士としての責務にも忠実だったという。
同聖廟において妻を求める書類には、ハサンは生まれはバージニア州アーリントン市としながらも、国籍はパレスチナと記入したという。
「なぜパレスチナ人と書いたのか解りません。彼はパレスチナ生まれではありません。」カーン師はハサンが過激派イスラム教という印象はなかったとし、聖廟でも問題になるような話はしなかったという。ハサンは2008年の4月に少佐に昇進する前、8年間下士官として陸軍で努めている。またバージニアテック大学時代にはROTCという陸軍学生予備軍にも所属しており、1997年に生物化学の学士を取得している。
この背景を聞いているだけでも、このハサンという男、かなり問題がある兵士だと言える。今現在アメリカはイスラム過激派と戦争状態にある。そういう時にイスラム国家に派遣される兵士のなかに敵に新派的な同情心を持っている人間を放置しておいていいはずがない。何故陸軍はもっと積極的にこの男の身元を調べなかったのだろう?
もっともアメリカではプロファイリングといって怪しげな人間の捜査などやたらに行うと、人権迫害だのなんだのといってイスラム市民団体や人権団体と称する左翼過激派から訴訟を起こされかねない。軍隊は結構保守的な場所だという印象があるかもしれないが、軍隊ほど回りからの批判に敏感に反応する組織もないのではないかと思う。だから軍ではハサン少佐の行動はおかしいと気がついていても何も出来なかったのかもしれない。
この事件の詳細がまだはっきりしていないなか、オバマ政権の高官はこれはテロ行為ではないと発表した。はっきり言ってこれがテロか単なる気違いの犯罪行為なのか今の段階で判断することなど出来ないはずだ。それをいちはやくテロではないと断言するところをみると、オバマ王はなんとしてもこの事件を国内に置けるテロ行為であるとは認めたくないとみえる。
それもそのはず、911以後、ブッシュ時代にアメリカ国内でテロ行為は一度も起きなかった。計画が途中で暴露され未遂に終わった事件はいくつもあったが、実際にアメリカ人の殺害に成功したこと事件は一度もなかったのである。それがオバマの代になったらテロ行為が起きたとなればこれは大問題。
だが、もし本当にこれがテロ行為だったとしたら、そしてこれが単にハサン単独の行為ではなく、アメリカ各地の基地で次々に計画されている大掛かりな陰謀だったとしたら、オバマ王はいったいどうするつもりなのだろうか?
カカシはちょっと前にアメリカの公共施設での警備が薄くなったように思えると書いた。今回の事件とあの施設での警備の薄さは、偶然ではないと感じるのはカカシの被害妄想だろうか?


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