トルドー首相が緊急事態法を撤回した本当の理由

昨日カナダ人ニュースさんがトルドーが緊急事態法を撤回したという話をしていて、その理由として下院の決定を上院が承認しない可能性があるからだと説明していた。それというのもカナダの議会は下院は選挙で選ばれた議員たちだが、上院はトルドー首相の任命よって議員が構成されているが、普段ならトルドーの意志通りに動くはずの上院で緊急事態法に反対する動きが目立ち始めていたからだ。トルドーのいうことを聞くはずの上院が法律を棄却した場合、トルドーは大恥をかくことになる。

しかし、実はもうひとつ非常に申告な問題が持ち上がった。こちらがそれ。

信頼できる情報源によると、カナダの銀行から莫大な額の資金が流出したため、トルドー首相は緊急事態法を断念せざるを得なくなったという。カナダ人は、トルドー首相が裁判所の命令なしに銀行口座を凍結したことで、何万人もの人々が米国に口座を移し、クレジットカードも含まれるようになった。カナダ人は銀行口座から全財産を引き出し始め、ほとんどの人は現金に、他の人は金に、そして一部の人はビットコインに切り替えた。米ドルの需要は、この1週間で3倍以上になった。

カナダの銀行では、大量の資金が引き出された。この24時間で500%もの増加があったようである。これが政治家の問題点である。彼らにはこのような決定を下す資格がない。口座の凍結が銀行システムへの信頼を損なうことを知らないのである。 Trudeau氏は非常に深刻な危機を生み出しており、緊急事態法を取り消すだけではすべてが解決するわけではない。トルドーはカナダ経済の中枢に杭を打ち込んだのだから、国際資本はトルドーが政権を握っている限り、カナダを信用することに懐疑的になるだろう。

これは当然と言えば当然の結果だ。実は私も、もし自分がフリーダムコンボイを支持していて一銭でも寄付していたら、口座が凍結されないうちにスイス銀行にでも全財産を送金しておくべきだろうと思っていたのだが、そう思ったのは私だけではなかったようだ。

アームストロング氏も書いているが、トルドーが緊急事態法を撤回したからといって、カナダドルの流出に歯止めがつくとは思えない。なぜなら、ほんのちょっとトルドー政権の政策を批判したというだけで、何の罪も犯していないのに突然トルドーの一存で全財産が凍結されるというなら、今後もそのようなことが起きる可能性は多いにある。そんなところに全財産を置いておくのは危険だと市民の誰もが思ったことだろう。

トルドーは本当に馬鹿だ。カナダで前代未聞の大規模抗議デモが何週間にもわたって起きたのに、その指導者と対話して妥協案を練るどころか、指導者たちをバンバン逮捕して、生活の糧を奪い銀行口座まで凍結などという過激な方針に出た。普段から少数派の人権がとか労働者の味方とか言いながら、彼らがちょっとでもトルドーに歯向かったと思ったら、ナチスドイツさながらの独裁政策。今回フリーダムコンボイを支持した国民は、もう2度とトルドーを信用しないだろう。

緊急事態が撤回されたとなると、その間に凍結された口座はどうなるのか、逮捕された人々の身柄はどうなるのか、今後も油断は許されない。

フリーダムコンボイは終わりをつげ、抗議者たちは家に帰った。しかし戦いは終わったわけではない。第一ラウンドはトルドーが獲った。だが第二ラウンドはトルドーの負け。次はワクチン強制をどうするかにかかってくる。


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独裁政策へ猛突進のカナダのトルドー首相

いまViva Freiというカナダ人ユーチューバーのオタワ市からの生中継を観てる。ワクチン強制制作および種々の反自由政策に抗議して続いていたトラック運転手たちによる抗議デモフリーダムコンボイが終焉を迎えつつある。トラッカーたちが警察にエスコートされて撤退をしている。今回はトルドーの勝利かもしれない。しかし戦いは今始まったばかりだ。

カナダ人は政府から言われることを素直に受け入れる国民だ。アメリカ人のように何かと政府の政策に抗議してデモをやる国民性ではない。だからよっぽどのことがない限り、カナダ人は政府の命令におとなしく従って来た。

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二年半にわたるロックダウン、マスク規制、自発的なワクチン接種。そのカナダ人がこんなに大量にデモを始めるということは、本当に今回のトルドー政策はよっぽどのことなのである。

トラッカーたちが何故撤退する羽目になったのかと言えば、それは先日トルドーがごり押ししてしまった緊急事態令発動が原因だ。以下バンクーバー新報より

ジャスティン・トルドー首相が2月14日、緊急事態法(Emergencies Act)を発動した。アメリカとの国境を越えて移動するトラック運転手への連邦政府によるワクチン接種義務化に対する、大規模な抗議運動「Freedom Convoy(フリーダム・コンボイ)」が長期化、拡大しているため。

 緊急事態法は戦時措置法(War Measures Act)に代わって1988年に制定された法律で、国家の緊急時に安全とセキュリティを確保するための一時的な措置を行い、そのほかの法律に優先される。88年の制定以来、これまでに発動されたことはなかった。

 同法律にしたがいDeclaration(宣言)を出す前に、連邦政府は州・準州政府と相談するほか、カナダ議会が7日以内に承認する必要がある。

 クリスティア・フリーランド副首相兼財務大臣も14日、「(Freedom Convoyの)違法な道路封鎖により、カナダ経済は大きな打撃を受けている」と会見で語った。 オンタリオ州とアメリカ・ミシガン州を結ぶアンバサダーブリッジの遮断では1日あたり3億9000万ドルの影響が出ているという。

 緊急事態法発動を受けて、金融機関は違法な道路封鎖や道路占拠との関係が疑われる団体や個人への金融サービスを一時停止することが求められる。また、道路封鎖に参加している大型トラックの保険も停止される。

 カナダでは現在、クラウドファンディング募金サイトと決済サービスは、「Financial Transactions and Reports Analysis Centre of Canada (FINTRAC)」への登録が必要となっている。「GoFundMe」のウェブサイトではFreedom Convoyに1000万カナダドルを調達したが、その後、資金を凍結した。

二年半も強行なコロナ政策でカナダ経済を完全に破壊し、人々の自由を弾圧し続けて来たトルドー政権が、トラック運転手たちの行動がカナダ経済に打撃を与えているとか、どの口が言うのだと言いたい。

政府がすべての武器を持ち軍隊や警察をコントロールしている限り、国民は政府に従うしかない。しかも銀行口座を凍結する権限まで行使しているのだからひどい。

トルドーはトラックドライバーたちの言い分を聞いて、ほんの少しコロナ政策を緩和するだけで事を無事に収めることが出来たのに、この強硬手段をとったことにより、今後の政治生命に多大なる損傷を与えたと思われる。これによってカナダの与党がトルドーに強く挑戦してくれればいいのだが、それに危機を感じたトルドーがさらに強硬手段に出る可能性は高い。

いったいカナダはどうなってしまうのか。

このまま中国や北朝鮮のような独裁社会へと進むのか?それとも今回を機にカナダ人が立ち上がるのか?

私はカナダ人の自由精神に賭けたい。


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アメリカ国内の武漢ウイルス規制が次々と緩和されているわけ、ヒント:科学とは無関係

最近アメリカ国内で次々に武漢ウイルスの規制が緩和されてきている。二年以上も続いてきたマスク強制があちこちの州で終わることになった。また先日の最高裁での判決で民間企業へのワクチン接種強制は違法ということになり、多くの企業がワクチン強制を止めている。先日ワクチン二回接種ほぼ100%の我が職場でもブースターの強制はしないことになった。厳しい規制がどんどん緩和されている州はブルーステートと言われる民主党が実権を握る州である。

なぜこんなことが起きているのか?アメリカではオミクロンの感染が減って武漢ウイルスは終息を迎えたから?バイデンのコロナ政策が功を成したから?

ビー!間違い!

規制緩和は科学とはまるで関係ない。これはすべて政治が理由。具体的に言うなら今年11月の中間選挙が原因だ。

今バイデン政権の支持率は40%を切っている。この時期に40%の支持率を切った大統領の政党は中間選挙でぼろ負けするというのが通例だ。さっき見てたNBC局のニュースでは、アメリカ国民の58%がバイデンが国民のために何かやってくれたかという質問に「なにもしてもらっていない」と答えたというアンケート調査結果を離していた。これは共和党支持者だけの回答ではなく民主党支持者も含んだ数である。つまり民主党は今物凄いパニック状態になっているのだ。

バイデンの政策はことごとく失敗した。就任当日に出した大統領命令のキーストーン原油パイプライン建設中止のおかげでアメリカ国内のガソリンの値段が高騰。コロナ救済金を配りすぎて人々が働かなくなり物流が滞っての品不足。インフレは40年来最悪の高さで、一般家庭の出費が月平均300ドル近く増えているという。無論アフガニスタン撤退の大失態で、アメリカ人や味方を置き去りにした無様な姿、国境警備の破綻で何十万という不法移民がどんどん入ってくる。警察予算削減で治安悪化のすさまじさ。

そんな中、誰が見ても明らかなバイデンの耄碌ぶりで諸外国から馬鹿にされてプーチンや北朝鮮からも中国からもコケにされている。こんなんでまだバイデン政権を支持する人が39%もいることの方が信じられないくらいだ。

というわけなので、民主党の議員たちは戦々恐々としているわけだ。それでなんとかして国民の支持を取り戻そうと国民から大不人気なマスクやワクチンの強制や、学校のリモート授業などをやめにして、元の生活に戻ろうという動きが出て来たのである。

しかし今更そんなことをやっても民主党は人々の信頼を取り戻すことができるだろうか?病気による感染者数も死亡率も減ってないのに、規制を緩和するということは、これまで二年半やってきたことは全く無意味だったと認めることになる。多くのアメリカ市民が民主党やその広報部と化した主流メディアの言うことなど信用するだろうか。

ところで民主党が焦っているのはバイデンの低支持率だけではない。お隣のカナダで起きているフリーダムコンボイもアメリカに多大なる影響を及ぼしている。カナダのトラック運転手に課されているワクチン強制はアメリカのトラック運転手にも当てはまる。アメリカでも三月からカリフォルニアを起点として国を横断し首都のワシントンDCまでコンボイが出発するという。

常に庶民の味方だと言ってる民主党が労働者層のトラック運転手を敵に回すのは非常にまずい。トルドーはファシストとしての本性を現し、労働階級のトラック運転手たちの声をきこうともせずに強硬手段に出ようとしているが、アメリカでそれをやったらどういうことになるか、民主党は恐れているのである。


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議事堂乱入事件で政治犯扱いされて起訴された保守派活動家ブランドン・ストラカが沈黙を破る

以前に私はイギリスでパキスタン人移民たちによる未成年少女グルーミングギャングの裁判の際に、裁判所の前でリポートしていたトミー・ロビンソンが逮捕された事件を紹介したことがある。ロビンソンはイギリス警察が隠蔽してきたギャングたちの行動をことごとく暴露してきたため、裁判所の敷地内でリポートしたという口実で逮捕され数か月投獄された。彼が実際どんな犯罪を犯したかなどということはどうでもよく、真実は彼が政権に対して恥になるようなリポートをしたことが問題だった。つまりロビンソンは政治犯だったのだ。

あの事件が起きた時、まさかアメリカでも現政権と反対意見を持っているというだけの善良な一般市民が逮捕され起訴もされず裁判も行われないまま一年以上も牢獄に閉じ込められるなどということがおきるとは思いもよらなかった。だが実際にそれがおき、まだ裁判を待って拘束されている人が100人以上いる。

ブランドン・ストラカも議事堂乱入事件当日に議事堂付近に居たことで逮捕され起訴された中の一人である。彼は去年罪を認め、最近三か月の自宅軟禁と三年の執行猶予という刑に処されると判決がくだった。

ストラカはトランプ政権設立当時にウォークアウェイという運動を始めた保守派の活動家だ。ゲイで美容師という典型的ステレオタイプの民主党リベラルだったストラカは、なにかの拍子に自分が信じている党は自分の価値観を反映しないと気が付いた。そこで彼はたった一人でウォークアウェイ(立ち去る)という民主党から立ち去ろうという運動を始めたのだ。

近年の民主党の過激化は目に余るものがあり、多くの保守派民主党登録者たちの間でも懸念されるようになっていた。それでストラカのもう民主党は見放そうという運動は人気を得て、ストラカは一躍保守派活動家として重要な人物となった。

あの運命の日、2021年1月6日、トランプ応援ラリーがワシントンDCで開かれた時、ストラカも一人のスピーカーとして演説。「絶対にあきらめない、最後まで戦おう」と観衆を沸かせた。トランプ大統領がみんなで平和的に議事堂まで行進しようと呼びかけた後、ストラカは地下鉄を使って議事堂の東側に近づいた。彼が議事堂に着いた頃にはすでに何千という群衆がひしめいており、議事堂付近に囲いもなく警官の姿もなかった。ストラカはその場に10分くらい居て、様子をビデオに撮った後ホテルに戻った。

問題はここからだった。ストラカによると、そしてストラカのビデオからも明らかなのだが、議事堂の東側に居た群衆は全く暴力的ではなく、壁によじ登ったり窓ガラスを割ったりしている人は一人も居なかった。その時ストラカは西側でそのような暴力行為が起きていたことを全く知らなかったという。

ストラカがホテルに戻ってテレビをつけると、議事堂付近で暴動が起きているというニュースが入ってきたため、ストラカは自分達の行動は暴動などではないことを証明するために、自分が撮ったビデオを諦めるなといったメッセ―ジと共にツイッターに上げた。ところがだんだんと、西側の暴動の様子がテレビで報道されるようになり、これはまずいと思ったストラカはすぐにツイッターのメッセージを削除したが、時すでに遅し。

二週間後、ストラカは夜明けにスワットチームに叩き起こされ手錠をかけられて連行され、二日間留置場に入れられたという。

私は彼が逮捕されたと聞いた時、結構楽観的に考えていた。ストラカによれば彼は議事堂の外側に居ただけで、別に乱暴行為を働いたわけでもないし暴力を煽ったわけでもないので、すぐ保釈され、せいぜい罰金程度で終るだろうと思っていたのだ。2020年夏中繰り広げられたもっと暴力的な暴動でも、逮捕されたほとんどがすぐ保釈されて軽い刑で済んでいたからだ。多分ストラカもそう思ったことだろう。

だが現実はもっと厳しいものだった。ストラカのスタッフが弁護士を雇い、なんとか保釈はされたものの、ストラカに課された罪は非常に重いものだった。トランプを憎むバイデン政権はトランプ支持者に対して物凄い復讐をし始めたのである。ストラカは有名であったがために見せしめとされたことは間違いない。

ストラカは知らなかったのだが、議事堂の階段に立つこと自体がすでに建築物不法侵入とみなされるのだそうだ。しかしそれが本当なら、何故首都警察は当日議事堂の周りには柵を張って警察官を待機していなかったのか。首都警察が「議事堂の階段に登るのは違法行為です。議事堂の階段に登らないで下さい」と放送していたら、ほとんどの人は言うことを聞いたはずだ。右翼保守はたいていの場合左翼過激派のような行為には出ないからだ。

ともかく階段に登っていたくらいで手錠をかけて逮捕とかやりすぎだろうと思うが、ストラカの罪状はテロ行為誘発、警官への暴行、器物破損、などなどあり得ない刑事犯罪が羅列されていた。しかしストラカの撮ったビデオには、ストラカがそのような行為をしている映像が全く映っていない。

だったら何故ストラカは罪を認めたのか、裁判をやって無実を貫き通せばよいではないか、と思われるかもしれないが、ことはそう簡単には行かない。裁判となれば時間もお金もかかる。裁判に勝てるという保証はない。もし起訴罪状がすべて有罪になれば数年の禁固刑は免れない。これは検察が良く使う手だが、最初に重罪で起訴をし、罪を軽減する代わりに容疑者に罪を認めさせるというもの。検察側も裁判などやりたくないので、大抵の犯罪はこの示談で終るのである。容疑者が罪を認めたからといって、実際本人が自分を有罪だと信じているとは限らない。しかし裁判になってお金と時間と労力をついやして禁固刑になる危険をおかすより、軽い罪を認めて執行猶予にしてもらった方がよいと判断する人は少なくない。

私はマーク・レビンによるストラカのインタビューを観た。ストラカが罪を認めたのは群衆を煽ったこと、警官から盾を奪う行為に加担したことなどだが、ストラカのビデオを観る限り、彼がそのようなことをしている映像はない。

無論ビデオを撮っているのはストラカ自身なので、彼の顔は一瞬しか映ってないが、カメラのこちら側で「ゴー、ゴー」と言っている彼の声は聞こえてくる。ストラカによると自分の前に立っていた若い女性がその場から立ち去ろうとしていたが、後ろからどんどん人が集まってきたため身動きが取れなくなっていたのを助け、道が開いた時に「いけ、いけ」と彼女に促したのだという。無論罪状を認めているので自分が群衆を煽らなかったとテレビインタビューで発言は出来ないので、そうはっきりと言ったわけではない。だがビデオを観る限り、それは明らかである。

警官の盾についても、その映像は写っているが、ストラカが居た場所からはずっと遠くの方で起きており、彼は警官から盾を取り上げろとも言っていない。議事堂のドアが何者かによって開けられた時も、ストラカは議事堂の警備員がドアを開けたのだと思ったという。しかし誰かが「中には入るな、戻れ」とメガホンで言い始めたので、ストラカを含めほとんどの人が議事堂から離れ始めた。

検察はストラカが無罪なのは重々承知だっただろう。だが、トランプ支持のインフルエンサーとしての彼を罰することはバイデン政権にとって非常に大事なことだったのだ。だからわざとあり得ない重罪を覆いかぶせ、示談で有罪を認めさせたのである。

さて、アメリカのビッグテックが一様に左翼なのはもう何度となく書いてきたが、ストラカは弁護に必要な経費の資金調達にも非常に苦労した。なぜならアメリカで募金活動をする企業がことごとくストラカとの関係を断ち切ったからである。また、ストラカは左翼やメディアの攻撃は予測範囲だったとしながらも、それまで一緒にトランプ支持活動をしてきた右翼保守の人たちからも一斉に見放されたと語る。

これは私も含め、もしトランプが結果的に負けてバイデンが大統領になったとしても、共和党支持者たちは街に繰り出して暴動を起こすなどということは絶対にしないと信じていた。だから1月6日の騒動は我々保守派にとっても非常な汚点となったのである。それで保守派の間では、あの事件から距離を置こうとする傾向が強くあった。民主党がBLM・ANTIFAの略奪放火行為を全く恥じないどころか誇りとさえ思っているのと違って共和党は議事堂乱入事件を非常に恥べき行為だと思っているからだ。それで、あの事件に少しでも加担したと思われる人たちとは一緒にされたくないという気持ちが働いたのだろう。

共和党議員や保守派の悪いところはこういうところだ。何故自分らを応援してくれた人たちを守らない?何故主流メディアや民主党のいう「謀反」などという言葉をそのまま受け入れるのだ?

議事堂乱入は良くない行為だった。窓ガラスを割ったり壁をよじ登ったりするのは良くなかった。しかし、その場の雰囲気に飲まれて、ちょっと行き過ぎな行為をしたとはいうものの、2016年のトランプ大統領就任式の日に起きた左翼たちの暴動や、その後に起きたBLM/ANTIFAの暴動に比べたら、ほんの数時間議事堂内を歩き回った程度のことで共和党や保守派はビビるべきではないのだ。

カマラ・ハリスを筆頭にBLM/ANTIFAの逮捕者の保釈金を払ってやってる民主党議員を見習って、共和党も議事堂乱入容疑者たちの保釈金集めくらいすべきである。一年以上も独房に拘束されてる人もまだ何人もいるのだ。あの事件は恥かしい行為だったかもしれない。だが、ここまで虐待されるほどの罪なのか?

私は今、議事堂事件容疑者に手を差し伸べない共和党議員にも保守派団体にも非常に腹を立てている。


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民間企業による検閲は言論弾圧ではない?よく考えてみよう

ここ数年、TwitterやフェイスブックやユーチューブといったSNSプラットフォームが、自分らの会社の方針に従わない使用者の投稿を削除したり口座を完全凍結するなどということをしてきた。そして凍結される使用者はほぼ例外なく体制派の意見とは異なる見解を持った右翼や保守系の人々である。

しかしリバタリアンや保守系の人々はよく、これらの会社は民間企業なので、自分らの判断で顧客を選ぶことが出来ると言っていた。気に入らないなら自分らのでSNSを作れと。我々がこれは我々の言論の自由の権利を迫害するものだと言っても、言論の自由とは政府が国民の意見を弾圧することであり、民間企業の検閲は言論弾圧ではないという人もいた。

しかしここで考え直さなければならないのは、もしもこれらの民間大企業が政府と結託し、政府の意向に歯向かう人々の意見や情報を検閲しているとしたらどうなるのか?これらの企業は民営でも、結局公営のように機能してるとしたら、これは政府による言論弾圧ということにはならないだろうか?

それを踏まえて最近起きたジョー・ローガンのキャンセルとカナダのフリーダムコンボイについてお話したい。

私は拙ブログで何度かキャンセルカルチャーについて書いてきた。社会正義活動家の怒りに触れた人たちが仕事を失ったり社会的な地位から引きずり降ろされる傾向のことだ。今アメリカのメディアでその対象となっているのは、ジョー・ローガンというコメディアンでCNNの10倍以上の登録者を持つ人気ポッドキャスターである。

ローガンがどのくらいの人気もので影響力があるかをBluhさんの言葉を借りて説明すると、、。[1] Joe Rogan Speaks(ジョー・ローガンはかく語りき):プロフィール|Blah|not

2009年からスタートさせた自身のポッドキャスト『ジョー・ローガン・エクスペリエンス(Joe Rogan Experience)』では司会・プロデューサーを務め、全米で最も稼ぐポッドキャスター、そして世界一ダウンロードされているポッドキャストとして不動の地位を獲得している。

スポーツ、エンタメ、政治、時事問題、食、医学、LSDから狩猟まで、何事にも興味を持ち幅広く学び、有名無名を問わず人々との出会いを楽しみ、シガーを燻らせながらゲストと一対一で対談。(イーロン・マスクと合法的にではあるがマリファナを吸いながら収録し、その後テスラの株価が下がったこともあった。)(略)

ジョー・ローガンの絶大な人気と影響力は、その経歴や多彩なタレントから、日本で言うところの松本人志やビートたけしを想像させるが、米国の大きさと英語圏プラットフォームというアドヴァンテージを鑑みると、彼らですら小さく見えてしまう。

モンスター級の存在であるのに、本人が決して「御意見番」を気取らないのもローガンの魅力である。

ローガンのポッドキャストはSpotifyというプラットフォームからダウンロードできるが、最近往年のフォークシンガーのニール・ヤングやジョニー・ミッチェルと言った歌手たちが、ローガンがコロナワクチンの害に関してローバート・マローン博士をインタビューした内容が、社会に害を与える誤った情報だとして怒り、ローガンをSpotifyに留めるなら自分の曲をSpotifyから撤退すると脅迫した。

ヤングは昔は確かに人気のある歌手ではあったが、いまや70を超す過去の人。ローガンの絶大な人気には及ばない。それでSpotifyはヤングの曲を撤退させローガンを選んだ。しかしことはそれでは収まらなかった。

今度は誰かがローガンの古いポッドキャストからローガンが黒人を侮蔑する「ニガー(黒んぼ)」という言葉を使った過去の動画を文脈を無視して切り張りしてつなぎ合わせたビデオを公開。それによって他の音楽家や芸能人たちが一斉にローガンは人種差別者だSpotifyから追い出せと騒ぎ始めた。当初はローガンを応援していた俳優のドウェイン・ジョンソンなどは、この動画の登場で尻尾を巻いて逃げてしまった。

残念なことにローガンはこの動画については謝罪を余儀なくされた。このことについて大人気ユーチューバなのにユーチューブの理不尽な圧力で動画をすべて無収益にされたスティーブン・クラウダ―は、たとえ自分に非があると思ったとしても、モブには決して謝罪すべきではなかったと批判している。

ローガンがこの件で謝罪をしたから、これでローガンはSpotifyで生き延びられるかと言えば、彼への攻撃がこのままで済むとは到底思えない。彼が謝罪したことは、かえって敵の思う壺だ。謝罪は弱みとみなされるからである。

Spotifyは民営企業なので、彼らが誰と契約しようがそれは彼らの自由だ。しかしSpotifyは明らかにバイデン政権から圧力を受けている。ローガンが攻撃の対象になったのは、コロナワクチンは安全でありすべての人が摂取すべきと言うバイデン政権の方針に疑問を投げかけたからである。ローガンがゲストに呼んだマローン博士はワクチンの専門家であり、自分でもいくつか特許を持っているくらいの人だが、それでも今のコロナワクチンはリスクが高いという見解を持っている。政府の見解と異なる見解を述べる博士自身もツイッターやフェイスブックなどからは、とっくの昔に追放されてしまっている。

となるとこれらのSNSは一体誰の命令で動いているのかという疑問が生まれる。

つい先日も、GoFundMeという募金運動会社が、カナダのフリーダムコンボイが集めた記録最高の何億ドルという金額を集めた募金活動を一方的に閉鎖してしまい、募金の主催者には一セントも渡らず、しかも集めた資金を左翼市民団体に寄付(横領)するという発表をした。自分が寄付した活動に資金がいかないのなら返して欲しいと寄付者からの苦情が殺到し、結局GoFundMeは自動的に寄付金を寄付者の元に返すことになった。

だがいったいGoFundMeはどういう理由でフリーダムコンボイの資金集めを阻止したのか。多分反政府のテロ活動に加担できないからとかいった理由にならない理由だろう。実はGFMが自分らの思想に同意しない団体や個人の募金活動を妨害したのはこれが最初ではない。一夏で20億ドルの被害を出したBLM暴動で、放火や略奪や殺人で逮捕されたメンバーの保釈金の資金集めには全面的に協力したGFMだが、その暴動中に正当防衛で暴徒を殺害した人たち(カイル・リッテンハウス君も含め)が、裁判費用を集めようとGFMで募金を始めると彼らの口座を即閉鎖した。刑事裁判の被告のための募金活動には加担しないという口実だったが、BLMメンバーの時はそんなことは全く言っていなかった。ダブスタもいいところである。

さて、ここでもGFMは民営企業だから好き勝手に顧客を選べると言えばそうだ。しかしもしもFGMがカナダ政府やアメリカ政府からの圧力で動いていたとしたらどうなるのか?直接フリーダムコンボイの募金集めを阻止しているのはFGMではあるが、彼らは政府の手先として動いているわけだから、政府による言論の自由の迫害ということになる。

ところでアメリカ側でもフリーダムコンボイは立ち上がったが、その呼びかけをしようとしたフェイスブックページは即座に閉鎖された。

もう皆さんもご存じの通り、アメリカのビッグテックと呼ばれるSNSのプラットフォームはバイデン政権べったりである。バイデン政権はあからさまにビッグテックに反政府思想の検閲を要求している。特にコロナに関する情報統制は酷いものがある。本来左翼リベラルは体制派の権力を危惧したものだが、いざ自分らの側が権力を握ると反対派の言論弾圧に余念がない。左翼リベラルが言論の自由を信じていたなどというのは、ハナから嘘だったのである。

政府が大企業と結託して国民を弾圧し、市場を独占するシステムのことを何と呼ぶか?

聡明な読者諸氏にはお分かりだろう。そうその通り。

ファシズムだ。


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男子の女子スポーツ参加を批判するなら、男を彼女と呼ぶな!

私は昔からアメリカの保守派に対して強い不満を持っている。それは保守派は相手の気持ちをおもんばかり、なんでも円満に片付けようとするあまりに、必要以上に左翼リベラルに迎合する傾向があるということだ。例えば、昔は黒人のことを普通にブラックと呼んでいたのに、それは差別的だからアフリカンアメリカンにしろ、それもだめだからピープルオブカラーにしろ、とリベラルが次々に掲げる条件を保守派と言われるひとたちが素直に受け入れて来た。比較的保守派と言われるフォックスニュースですらも例外ではなく、例えばトランスジェンダーに関しても、彼らのことを批判しながらも、本人が好む彼・彼女といった代名詞を臆面もなく使っている。

それを批判すると、保守派の人たちは言う。「いや、そんな小さいことにいちいちこだわっていたら、もっと大事な会話が出来なくなる、適当に妥協して、もっと大事な話に焦点を当てよう」。最近よく言われる「その丘で死にたいのか?」なんてのがその典型。

しかし保守派が何時まで経っても学ばないのは、左翼は絶対妥協しないということだ。左翼の求める条件を一つでも飲んでしまったら、それ以後も相手の思うように話が進められてしまい、大事な要点などには決してたどり着かない。今この丘を取られたら、次の丘を取るのがより困難になるということを多くの保守派は理解していない。

先日保守派トークショーホストのマット・ウォルシがそれについて、男子でありながら女子競技に参加しているリア・トーマスのことを批判している記事ですら、トーマスが好む「彼女」という代名詞を使っているが、トーマスは女ではない。先ずそこから話を始めなければ、彼のことをどれだけ批判してみてもお話にならないと語っていた。まったくその通りだ。

まず保守派がしなければならないのは、トランスジェンダーなどというものは存在しないと断言することだ。性別が何かしらの行為によって変えられるというのであれば、最終的に女性となった男性を女性扱いしないのは差別になる。言うまでもないが性違和という精神病で悩み、その治療のひとつとして異性に近い身体に改造していくことを選ぶ人がいることは事実であり、彼らの人権をないがしろにしてもよいというわけではない。しかし、彼らは異性になったのではなく異性っぽい風貌になったに過ぎないのであり、中身は元のままの男であり女なのだ。彼らはあくまでトランスセクシュアルでありニューハーフでありオネエなのであり女ではない。

保守派ではないが、今日のピアース・モーガンのオプエドでも、モーガンはトランス「女性」の女子競技参加を批判する記事で、先ずこのような断り書きをしている。Trans athletes like Lia Thomas are destroying women’s sports (nypost.com)

まず明確にしておくが、私は「トランスフォビック」ではない。

私は全てのトランスジェンダーの人々のために(社会が)寛容と公平と平等であることを求める。

真に間違った体と性指向に閉じ込められていると感じなければ、誰も肉体的にも精神的にも長く苦しい道を歩んだりしないだろう。であるからトランス界隈の人々が受け入れられ平等な人権を得る運動を全面的に支持する。

無論その後に、「し、か、し、、、」と言って何故男子の女子競技参加が不公平なのかという話が延々を続くわけだが、はっきり言ってもうこの時点でモーガンの理論は破綻している。なぜならモーガンはトランスジェンダーという概念そのものが正当であると認めてしまっているからだ。

もちろん格いう私も先に性違和の話をしているわけではないと断り書きをしてるくらい、この話は気を付けて言葉を選ばないとトランス活動家に言葉尻を掴まれて、どんな酷い目に合わされるか解ったものではない。あれだけ左翼リベラルでずっとトランスジェンダーの人権を擁護してきたJ.K.ローリング女史ですら、生まれながらの性別は変えられないと言っただけで自分が書いたハリーポッターの20周年記念番組に出演できないという目に合わされたくらいだから。

しかしいくら自分はトランスジェンダーの味方だとかトランスフォビックではないとか言ってみても、すこしでもトランスジェンダーに不利になるようなことを言えば、すぐにトランスフォーブだターフだと言われることは間違いない。だからそんな断り書きは無駄なのである。

根本的な問題は、自分が異性だと主張しさえすれば異性として扱われるという気違いじみた風潮にある。だから先ずそこから拒絶しなければ何の進展も得られない。

モーガンが求めるトランスジェンダーへの寛容だの平等な人権とはどのようなものだ?もし「トランスジェンダー女性は女性」というのが本当なら、彼らが完全に女性として受け入れられないのは寛容でも平等でもないではないか?それは彼らの「女性」としての人権を踏みにじることになるではないか?

だから最初から人が性別を変えられるという概念から挑戦していかなければならないのだ。リア・トーマスは男だから女子競技には参加できない。それだけのことなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。ホルモンがどうのこうのなんて話はナンセンスなのだ。

どうしてこんな当たり前のことが言えなくなったのか。世界中が集団ヒステリーにかかっているようだ。


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カナダのトラック運転手たち、反ワクチン義務化ストライキ

欧米諸国で武漢ウイルスワクチン義務化への反対運動が起きているが、カナダでは国境を超えるトラックの運転手たちへのワクチン義務化に抗議した運転手たちによる大規模なストライキが起きており、日曜日にバンクーバーから出発したトラック行進フリーダムコンボイはゆっくりと首都のオタワに向かっている。

Protesters and supporters for a COVID-19 vaccine mandate for cross-border truckers cheer as a parade of trucks and vehicles pass through Kakabeka Falls outside of Thunder Bay, Ontario, on Wednesday, Jan. 26, 2022. 
フリーダムコンボイと沿道で応援する人々

カナダのワクチン規制はアメリカや日本よりかなり厳しく、ワクチンパスポートがないと何処にも行けずワクチンを打ってないと仕事を首になったりする。今年の一月中旬からトランク運転手へのワクチン義務化が決まったが、運転手たちはほぼ一日中一人でトラックを運転しており、ほとんど人に会わないためワクチンは必要ないと抗議している。

フリーダムコンボイの代表者ベンジャミン・ディクター氏によると、参加数は5万台で行列の長さは70キロメートルにも及ぶと言う。カナダ人ニュースさんによると、1月15日から、アメリカとカナダ間を行き来する運転手はワクチンが義務化され、ワクチンを打っていない場合は国境を超えて帰国する度に二週間の隔離をしなければいけなくなった。アメリカ側も同じ規則を1月22日から始めたとのこと。

実はカナダのトラック運転手の15%約16000人がワクチン未接種者と言われている。ということは85%の人はすでに接種済みであるにもかかわらず、このコンボイに参加しているということになる。これがただのワクチン義務化への抗議だと考えるのは甘いとカナダ人ニュースさんは言っている。

上記の写真でも解る通り、氷点下の気温のなか沿道には運転手たちを支持する人々が声援を送っている。コンボイが通る先々でこのような市民からの応援がみられるが、いい加減カナダ人はトルドー首相の独裁政権に堪忍袋の緒が切れているのだ。トルドーは武漢ウイルスを口実に、次から次へと独裁的な政治を決行。今度のことはラクダの上に乗った最後の一藁ということだ。

ツイッターでは毎日いくつもトラックの行列や応援する市民たちの動画が上がっている。詳しいことはカナダ人ニュースさんが説明してくれているので、こちらにリンクを張っておく

ともかくこんな大量なトラックの行列は至上最大だろう。

こちら上空からの映像。


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ノンバイナリーカップル、テレビ討論で保守派評論家に恥をかかされたと激怒!発狂するLGBT活動家達

きょうはちょっと軽い話題。先日私が毎日聴いているポッドキャストのホストであるマット・ウォルシがドクターフィルという昼間の人気TVトークショー番組に出演した。話の内容は「性別と代名詞」についての討論。

番組ではアディソンとネイソンという二人のノンバイナリーカップルが登場。男の方は髭面のまま女装してハイヒールまで履いてる。女の方は明らかに男性ホルモンの影響でこれもまた髭面で声も思春期の男の子みたいにガラガラ声。自分らのSNSで女の方は切除した乳房の後の傷を自慢げに晒している。

英語では他人の話をするときには「彼・彼女」と言った代名詞を使うが、自分が特に性別をはっきりさせたくない人たちの間で、最近はTheyという中性的な複数形を使いたがる人がいる。これは文法的に誤りであるため、文章で使われると非常に混乱を招く。しかしアディソン曰く、

「誰でも代名詞を持っています。あなたのは彼、彼の、かもしれませんが、私はThey(彼ら), them(彼らの)です。」

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アディソン・ローズ・ビンセント(自称ノンバイナリー)

アディソンとネイソンは最初二人だけの独壇場で自分たちの主張を説明した。しかし二人の期待に反して、次に紹介されたのがジェンダー理論に批判的なマット・ウォルシ。マットは最近「セイウチのジョニー」という児童本を出版して、それがアマゾンでベストセラーに輝くという功績を持つ。セイウチのジョニーは想像力多感なジョニーが自分はセイウチだと言い張るようになり、母親がネットの意見に感化されてジョニーのセイウチ自認を尊重しなければとジョニーにセイウチ転換治療を行おうとするという話。最終的に動物園の飼育係に説得されて、ジョニーは単に想像力豊かな男の子なのだと納得する話。幼児の性自認を尊重しろというLGBT界隈の傾向を批判する本であることは言うまでもない。

なぜかこのウォルシの著書が、最初LGBT関連の本としてアマゾンで売られていたため、ウォルシは毎回ポッドキャストで「ベストセラーLGBT作家のマットです」と言って同本の宣伝をしている。

それはともかく、ウォルシは個人が代名詞を選ぶことなど出来ない。個人が自分の好きな形容詞を選べないように。例えばウォルシが自分のことを「頭脳明晰なマットウォルシだ」と主張して他人に自分のことをそう表現するように要求したとしても、それは真実ではないのと同じように。

「私は自分はトマトだと感じると言ったとしても、私が実際にトマトだということにはならない。「(性自認)は妄想であり病気だ。

ここで男の方の髭面化粧のアディソンが大袈裟に「えー!」と呆れたような反応を示した。その後ウォルシはジェンダー理論の押し付けは子供たちを混乱させているだけだ、自分は子供たちのことを案じている、女性のことを案じているとつづけた。ここでマットは「あなた方はトランス女性は女性ですというが、では女性とは何か定義できますか?」とカップルに質問した。すると彼らは「それは出来ない」と答えたなぜなら

「それは人によって違うからです。「個の女性、個の男性、個の人間が皆それぞれ性自認とは別な関係を持っているからです。「私は女性と自認していないので、女性が何であるかを定義することはできません」

と、まあ答えになっていない答えを返して来た。

アディソンとネイソン

さて、この番組が放送された翌日、当のアディソンとネイソンがSNSでこんなことを発表した。その内容を簡単に意訳すると、

この番組の収録があってから、ネイソンも私も非常な不安に駆られ一か月間毎晩のように悪夢と鬱の渦巻きのなかにいます。特に今週はひどかった。

私たちが期待していたのとは全然違う内容で、他のゲストから攻撃を受けプロジューサーからは騙されたように感じた。

どうか激励の言葉を送ってほしい。今私たちはそれをとても必要としている。ドクターフィルの番組は私たちに内緒で計画をしていたため、私たちにはそれに対応する十分な用意ができなかった。

要するに、LGBTフレンドリーな番組に招待されて、自分らの主張だけが出来る番組に出演すると思っていたのに、よくも自分らと反対意見を持っているゲストが自分らに難しい質問をするような形にしたな。というわけである。

ウォルシによれば、最初から「性別とその代名詞についての討論ですが出演しませんか」と依頼があったという。この番組にはカップルとウォルシの他にも、LGBT活動家の精神科医や子供をノンバイナリー的に育てている母親や、学校でのトランスジェンダリズム教育に反対する父母なども参加していたが、すべての人が同じ内容の説明を受けていたのである。LGBT界隈の活動家たちは、何かと相手をトランスフォーブだターフだと罵って相手を黙らせることしかしないから、討論の意味もそのやり方も知らないのだろう。

それにしても自分たちが常に推進している思想について、こんな基本的で簡単な質問に答えられないというほうが情けないではないか。番組の後に不安に駆られたり鬱になったり悪夢に悩まされるほどのやわな精神力しかないことこそ、いかに彼らの思想にはまるで根拠がないことの証明だ。

番組中ドクターフィルは最初から最後までどちらの肩も持たず中立な立場で司会の役目を果たしたが、こういう問題で中立であるということがどういうことなのか、翌日のLGBT界隈の反応から伺うことができる。

下記はツイッターに上げられたドクターフィルへの罵倒の一部。

「まったくドクターフィルはF***だ!わざわざノンバイナリーの人を全国ネットテレビに招待してトランスフォビアで有名な男に恥をかかさせるなんて、何のためだ、誰の役に立つと言うのだ、F***ユー!」

「ドクターフィルはいつも話をかき回しているが、これは不謹慎だ。なんでこんな男がまだ番組もってるんだ。実際にクィアーに発言させる代わりに、フィルは精神の算数をやりながらやっと文章を終わらせている。俺は怒ってる。」

「ドクターフィル、こんな奴に偏狭心を広める場を与えるなんて、お前は下劣人間だ。」

「お前の番組なんか終わるべきだ。視聴率稼ぎのために悪いと解っていて話をかき混ぜドラマを作っているんだ!」

ツイッター上だけでなく、LGBT関連の雑誌などでもこの番組への批判が載った。LGBTQネイションの見出しは

ドクターフィルはアンチトランスジェンダー活動家を招いてヘイトをテレビで広めた。観ていて苦痛だった。

こうした反応について当のウォルシは、これこそが彼等がウォルシとの討論に敗北したことを認めている証拠だと自分のポッドキャストで語った。確かにそうだ。もしノンバイナリーカップルがウォルシを論破し、こてんぱんにやっつけたと感じていたら、ドクターフィルにそういう場を与えてくれたことに感謝しこそすれ、批判などしなかっただろう。自分らの側が完全に負かされ恥をかかされたと理解しているからこんな反応をしているのだ。

LGBTQ活動家たちは、彼らの活動に疑問を呈する人々に向かって「勉強しろ」とか「学習しろ」と偉そうにお説教をする割りには、自分達の提唱する立場さえきちんと説明できない連中なのだ。だから彼らは相手側との討論などせず、相手をとことん黙らせる手段を用いるのである。


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トランプ支持派1月6日の反逆?未だに人気あるトランプに焦る左翼メディア

本日は1月6日、去年一部のトランプ支持者たちが議事堂に乱入して議事堂内を2~3時間歩き回るという事件が起きた日からちょうど一年。民主党やメディアはこの情けない抗議デモを「反逆だ!謀反だ!」と大騒ぎし、FBIも2020年の夏中暴動を繰り返したBLM/ANTIFAの暴徒たちには見せなかった執念で、議事堂に乱入した人々をかたっぱしから逮捕した。しかし未だにその中の一人も反逆罪で起訴されていない。結局FBIはあの事件は計画的な反逆ではなかったと結論づけている。

ミスター苺がよく見てるスティーブ・ターリー教授によれば、民主党が本当に恐れているのは去年のような「反逆」ではなく、この一年をかけて共和党のトランプ派が地味にやっているスローモーションの反撃である。

2020年の選挙でトランプ大統領の勝利が民主党の陰謀によって奪われた最大の理由はドミニオン集計機を外国から操作したとかいうハイテックなものではなく、民主党活動家による地道な根回しの成果だった民主党活動家たちは武漢ウイルスを口実に多々の州で大規模な郵便投票を起用し、投票用紙受取日の締め切りを延長した。また選挙委員会に民主党支持の人間を集め、共和党の監査官を締め出し多くの選挙違反を実現させた。情けないことに、共和党が州議会の多数を占めていた州で、この不正は公然と行われてしまったのだ。

しかし共和党もそういつまでも民主党の違反行為を見逃しておくわけにはいかない。騙されても一度目は騙した方が悪い、しかし二度騙されたらこっちが悪い。というわけで共和党もこの一年をかけて徐々に民主党が不正しにくいように、あちこちの選挙委員会にトランプ支持者を送り込んだり、多々の州で選挙に関する厳しい規制を作ったりしている。

しかし何と言っても特筆すべきなのは、去年の1月6日以降トランプ大統領の人気は下がるどころか上がる一方だということ。共和党でもトランプ派は以前より勢力を増しているということである。

過激派左翼誌のサローンの記事クーデターは失敗したが、1月6日は成功したは何故共和党内部でトランプが未だに人気があるのかを分析している。あの事件の後共和党はトランプ支持派と反対派で内部分裂するのではないかと思われていたが、反対に共和党はトランプを中心にまとまってしまったのは何故か。

左翼たちはあの事件でトランプは行き過ぎだと感じた共和党議員やその支持者たちがトランプを見捨てると踏んでいた。しかし記事の著者アマンダ・マーコッテに言わせると、まるでカルトの信者たちが教祖の行為がどれだけ恥かしく不道徳な行為であっても、教祖の言う通りにせざる負えないほど深入りしている姿を見るようだったという。

党のリーダーがファシスト暴動を扇動したことは共和党の投票者と政治家にファシストか民主党かという否定できない選択を迫った。そして彼らの大多数が民主党より悪いものはないと考えたのだ。

トランプの就任式から4年間暴動をし続けた過激派左翼たちを批判するどころか、20億ドルの被害を出した2020年夏のBLM/ANTIFAの暴動を「概ね平和的な抗議運動」と言って散々応援し、暴動に加わった犯罪者たちの保釈金を払うような奴の居る民主党やその支持者に、共和党をファシストなどと言う資格があるのか?左翼メディアこそ根拠もないのに警官が黒人犯罪者を射殺する度に大騒ぎしてそれこそ暴力を煽っておきながら、トランプ大統領の「平和的に行進しよう」という発言を暴動を扇動したなどと良くも言えたものだ。

という共和党支持者たちの気持ちが全く理解できなマーコッテのような者には、なぜトランプ大統領が共和党支持者の間で未だに人気があるのか、いや当時よりもずっと人気があるという理由が理解できないようだ。それで彼女の出した結論は共和党は民主主義を破戒してファシズム独裁政権をもとめているのだというもの。

まあトランプはファシストだという前提から話を始めているわけだから話がそっちの方へ行ってしまうのはしょうがない。しかし彼女がそれを嘆いているということは、トランプ大統領がもし2024年に出馬したならばトランプが勝つ可能性は高いとマーコッテ自身が考えているということだ。

私個人としてはトランプには出馬してもらいたくない。理由は二つある。ひとつはトランプが高齢であるということ。2024年にはトランプも今のバイデンの年になってしまう。無論人によって認知度は違うので、もしかしたらトランプは100歳になっても頭脳明晰かもしれない。しかし老齢化による認知症はじわじわと起きるもので、気が付いたら大統領が認知症だったでは済まされない。今のバイデンを見ていればそれは明白だ。

二つ目の理由は、トランプには敵が多すぎると言う点。トランプの人格から、仲間となりうるひとも敵に回してしまう可能性があること。無論トランプが出馬したら共和党は彼を全面的に支持するだろうし、民主党大統領などごめんなので私も応援はするつもりだ。

この一年間のバイデン政権を見ていれば、本当のファシストが誰かは明白だからだ。

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「女子専用施設をトランス許容に変えたからって犯罪が増えるなんて神話」という真っ赤な嘘

前回のエントリーで鴉の爪と言うブロガーが女性専用施設をトランス許容にしても性犯罪が増えるなどということはないと言う根拠として2016年のメディアマタースの記事を提供した話はしたが、メディアマタースの記事はあてにならないと一笑に付すだけでは反論にならないので、今日はきちんと反論してみようと思う。

前にも書いた通りこの記事は古いので、例え2016年の時点でまるで問題が起きていなかったとしても、すでに5年以上経っていることでもあり、現状で問題が起きていないと結論づけることはできない。

しかし、この記事が書かれた2016年の5月の時点でも、トランス許容施設での事件はすでに起きていた。記事内のビデオでもトランス許容施設での事件は一件も起きていないと何度も主張しているが、これは全くの偽りである。

この記事が書かれた時、トランスジェンダー女性許容をしていた女性施設では、すでに下記のような事件が起きていた。

3/14/14 カナダ、トロント市 トランスジェンダーと称する強姦魔女性シェルターに入り込み4人の女性を強姦

10/8/15 カナダ、トロント市  昨日トロントの大学10・で男女共同シャワー室で男子生徒が携帯電話のカメラを使って入浴中の女子生徒を隠し撮りするという事件

2/17/16 ワシントン州、シアトル市。市営プールの女子更衣室で裸の男が居座る男は州の法律で自分は女子更衣室に入る権利があると言い張る。女装もしていない普通の男だった。

4/11/16 バージニア州、ウッドブリッジ市、女子トイレで女子や女児三人を盗撮した30歳の女装男が逮捕される

最初の二つの事件はカナダの事件なのでアメリカ国内だけの話をしていると言われればそれまでだが、では次の二つはどうなるのか。このビデオが作られた2016年にすでに二つの事件が報道されていたのだ。最後の事件はメディアマタース(MM)のビデオが発表された前日の出来事である。

にも拘わらず、なぜMMはそんな事件は一つも起きていないなどと断言したのか。いったい彼らは何を根拠にそんなことを言っていたのか。それはMMの調査の仕方に問題がある。MMの調査は関係者へのインタビューで成り立っている。その時私が書いたのがこれ。

メディアマタースが調査したという学校区の関係者たちの証言も当てにならない。彼らはこの法律を完全支持している人々であり、実際に問題が起きているなどということを公表するはずがない。実際に警察沙汰にでもならない限り、問題が起きても学校側や教育委員会がもみ消す可能性が大である。すでに被害を受けている女子生徒や父母たちが脅迫されて沈黙を強いられているとも考えられる。10/10/2015

読者諸氏の記憶にも新しい、今年の10月に報道されたこの事件。バージニア州、ラウドン郡。高校の女子トイレで女装男子が女性徒を暴力的に強姦。学校側は当初事件を穏便に済ませようと隠蔽しようとして警察も呼ばなかったが、女性徒の父親が苦情を述べたため学校側がこの父親を逮捕させるために警察に通報。警察が出向いたことで男子生徒の犯罪が公になり、男子生徒は有罪となったが未成年だったため、単に転校になり転校先でも女性徒に性的乱暴を働いた。

この事件でも解るように、トランスジェンダリズムにどっぷり浸かっている学校区の関係者たちが、トランス許容方針で起きた問題を報告するはずはない。事件が起きても警察に通報しなければ警察の記録にも残らない。これがMMのいう事件は一件も起きていないという「理屈」なのである。

ではこのMMの記事が書かれて以来、トランス許容施設でどんなことが起きているか、そのほんの一部をちょっとご紹介しよう。

更衣室やトイレでの犯罪

6/19/18 先ずは2016年から性自認に一致する方のトイレや試着室の使用を許容しているターゲット小売店で、女子試着室で男性が女性の裸を隠し撮りする事件が後を絶たないと言う記事。

9/2/18 イギリス、更衣室における90%以上の性犯罪が男女共用更衣室で起きているという調査結果が発表された。

10/4/19 スコットランド、ケイティ・ドラトウスキー(Katie Dolatowski)女装男18歳。女子トイレで10歳の少女にわいせつ行為以前にも女子トイレで盗撮の前科あり。

6/24/21 アメリカ、ロサンゼルス。LAにある韓国式スパ施設に訪れた女性が女性エリアにて男性器を露出した人物に遭遇 驚いて受付スタッフとやり取り→その内容がネットで大注目→被害女性らによる抗議デモとトランス擁護派のANTIFAらが衝突→各メディアは女性の訴えを「トランスフォビアによるやらせ」と一方的に断罪しフェイクニュースを拡散→2ヶ月以上の騒乱の後、被害女性の訴え通り問題の男は性犯罪歴のある自称トランス女性だった。男は露出狂で常習犯だった。

12/10/21 日本、大阪 大阪の商業施設で戸籍上の性別は男性で性自認は女性の客が、女性用トイレに入り、警察に通報される

女性シェルターや病院での事件

8/2/18 カナダ、オンタリオ市 女性シェルターで未オペのトランス「女性」と同室になった女性がシェルター相手に訴訟を起こす。

12/6/19 カナダ、お尋ね者の男、女性シェルターに女装して警察から逃れるためにトランスジェンダーと称して潜入。シェルターの居住者からは苦情が殺到しているが経営側は追い出すことが出来ない。男はシェルターの女性にセクハラを続け、居住者女性をナンパしたりしている。このシェルターには他にもトランス「女性」居住者がおり、なりすましトランスにはカノジョたちも怒っている。

9/15/19 これから女性用避難シェルターに向かうと言ってる変態男の自撮り写真がこれ(観閲注意)。シェルターはなんとしてもこの男の入居を禁じてほしい

10/5/21 イギリス、女性専用病棟に入院していたトランス女性が、2人の女性患者に性的暴行を加えたことを英国の医師が明らかにしました。スタッフは、「ヘイトクライム」を犯したとして警察に通報される危険性があるにもかかわらず、TWが病棟にいることに懸念を示しましたが、これらの懸念は聞き入れられませんでした。

女子刑務所での事件:

5/27/19 イギリス、ダニエル・リーブス。二児の父で離婚歴あり。幼女を拷問するエロ写真を所持していたとして2016年だけで12回も逮捕されている幼児性愛変態男。こいつが自認女だとして女子刑務所への移転を申請している

11/3/19 スコットランド。強姦の罪で受刑中の自称トランスが女子収容所に移され女子受刑者を暴行。被害者は別の収容所に移されたが、なんとそこで自分を襲った女装男と同室に!被害者女性は国相手に訴訟を起こしている。

11/23/21 アメリカ、ワシントン州オリンピア市。12歳の少女をレイプしたトランス女性は、女子刑務所で再び女性をレイプした

次々に性犯罪行為で逮捕されるトランス権利活動家たち

このような事件が次々に起きているにもかかわらず、なぜトランス活動家たちとそのアライたちは、女子施設に男子を招き入れようとするのか。実はこうした活動家たちこそ性犯罪者の集まりなのだという説がる。

こちらの記事「性犯罪をおこし逮捕される”トランスライツ活動家”たち – What is transgender? (xdomain.jp)は男女別のトイレや更衣室をなくしてオールジェンダーにしろ、そうしても性犯罪は別に増えない、性犯罪が増えるというのはターフの嘘だ、と声高に主張していたトランスアライの男性活動家たちが、実際に児童性虐待の犯罪者であったという話。

結論:

ちなみに先程のブログを書かれた人にこのデータを示したところ、「プロパガンダ」と一蹴されてしまいました。都合の悪いデータはとにかく見ない姿勢が窺えます。‐ 鴉の爪

私がこの記事は単なるプロパガンダだと言った理由は、私にとって都合が悪いからではなく、その内容が偽りと誤魔化しに満ちていたからなのだ。


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