J.K.ローリング女史への攻撃で明るみに出るトランスジェンダリズムの狂気

読者諸氏は驚かれるかもしれないが、これだけトランスジェンダー活動家(TRA)の活動が目立つ欧米でも、TRAの真実を知らない人が大勢いる。いや、多分、TRAがどんな人たちのなのか、どんな目的でどんな活動を行っており、それが人々の生活にどのように悪影響を与えているかなどということは、知らない人がほとんどだろう。

しかし彼らの狂気が少しづつ人々に伝わるようになってきた。それは女子スポーツにおける女装男子の活躍や、義務教育における異常なLGBT教育などで、一般市民にもその影響が少しづつ見え始めて来たからだ。そして最近とみに目立つハリーポッターシリーズの著者J.K.ローリング女史への執拗で悪質な嫌がらせや弾圧に関しても、世界中のファンが、いったい女史はどんな酷いことを言ったのだろうと自分なりに興味を示すようになったことも歓迎すべき傾向だ。

日本語でローリング女史を批判する記事を読んだのだが、もしあなたがトランスジェンダリズムのことを全く知らずに、女史の著書や映画をこよなく愛したファンであれば、この記事の矛盾に頭をかしげたに違いない。こちらはフロントロウのJ.K.ローリングが再び炎上「トランスフォビア的な発言」をしてハリポタファンやセレブから批判の声という記事。(強調はカカシ)

これまでに何度かトランスフォビア*的な発言をして炎上したことがある作家のJ.K.ローリング氏が、またしてもツイッターにトランスフォビアととれる発言をして波紋を呼んでいる。(*トランスジェンダー/トランセクシュアルに対するネガティブな感情・思想・行動。)

ローリング氏は、スコットランド警察がレイプ事件の被疑者が法的に性転換をしていなくても、本人が女性であると主張する場合はそれを認めると発表したことを伝える英The Timesの記事に、「戦争は平和である。自由は屈従である。無知は力である。あなたをレイプしたペニスのある人間は女性である」というコメントを添えて自身のツイッターでシェア。ジョージ・オーウェル氏の著書『1984年』の一節を用いてこのニュースを皮肉り、自身が以前から唱えていて、『ハリー・ポッター』の主演俳優からも反発を受けている“トランスジェンダー女性は女性ではない”という主張を繰り返した。

一般の読者がこれを読んだ時、いったいローリング女史の言ったことの何が悪いのかと不思議に思うだろう。女性を強姦した男が女として扱われるってどういうことだ?これは男性の犯罪が女性の犯罪として記録されるということ以外に、もっと恐ろしい事実がある。

フロントロウの記事には書かれていないが、別の記事によれば、スコットランドでは過去18か月で12人の強姦で受刑中の男たちが女性を自認して女子収容所に移されたと言う。しかもきちんと性転換治療を受けているのはそのうちのたった一人だと言うのだ。過去に女性を犯して受刑している凶悪強姦魔が自分は女だと言い張りさえすれば女子収容所に入れるというのである!そんなバカげた方針てあるか?しかもそれを批判したローリング女史がトランスフォビアとはどういうことだ?

私がローリング女史のファンなら、これまでの女史による「トランスフォビア的発言」というのにも興味を持つだろう。これについては拙ブログでも以前に紹介したが、フロントロウが親切にもリンクを付けているのでそちらも読んでみよう。(強調は原文)

J.K.ローリングの「トランスフォビア」発言とは?

 ローリング氏は、ツイッターを通じて米メディアDevexの『意見:新型コロナウイルス以降の世界を月経がある人々にとってより公平なものにするために』というタイトルの記事をシェア。

 新型コロナウイルスというパンデミックによって得た教訓をもとに、月経にまつわる健康への認識を高め、さまざまな理由により生理用品を入手するのが困難な人々をサポートするシステムを整えるべきだと論じたこの記事では、トランスジェンダー(※1)の男性(生まれ持った体は女性)やノンバイナリー(※2)の人たちも考慮に入れ、「月経がある=必ずしも女性ではない」ということを強調するため、タイトルでも「月経がある人々」という書き方が採用されたが、この表現にひっかかるものを感じた様子のローリング氏は、「“月経がある人”ね。以前はこの人たちを表す言葉があったと思うんだけど。なんだったっけ、誰か教えてくれない?ウンベン?ウィンパンド? それとも、ウーマッド?」と、あえて「女性(ウィメン)」と記載しなかったことに疑問を投じた。

生理があれば女性だ。それをあえて「月経がある人」などと表現すること自体女性をバカに仕切っている。普通の女性なら皆そう思うだろう。だから女性と書かずにわざわざ「月経がある人」などと書いたことに女史が疑問を抱くのは当然だ。普通の女性なら、『これのどこがトランスフォビアなんだ?私は女史の意見に全く賛成だが』と思うだろう。

女史自身はこの発言で受けた批判に対して、

「もし性別がリアルではないなら、同性同士が引かれることだってない。もし性別がリアルじゃないなら、これまで世界中の女性たちが生きてきた現実が消し去られてしまう。私はトランスジェンダーの人たちのことも知っているし、大好きだけど、性別の概念を取り除いてしまうのは、多くの人たちが自分の人生について有意義に議論をする可能性を奪ってしまう。真実を語るのは悪意ではない」

と説明している。しかしTRAやメディアや芸能界からの攻撃が止まないため、女史は2020年の6月に2万字に渡るエッセーを発表し、自分の考え方を説明した。しかしフロントロウによれば、考えを改めたり謝罪したりする文章ではなかったので批判は止まなかったとある。

6月下旬には、彼女の所属事務所であるザ・ブレア・パートナーシップに所属する4人の作家たちが、トランスジェンダーをはじめとするLGBTQ+の人々を傷つける発言をしながらも、反省の色は無く、自身の意見を曲げようとしないローリング氏の姿勢を疑問視し、事務所を離れることを発表

 さらに、これまでローリング氏を尊敬し、彼女が創り出す『ハリポタ』の世界観を愛していたファンたちも、『ハリポタ』にちなんで入れたタトゥーを除去、もしくは、ほかのモチーフへと変更したり、複数のファンサイトが、今後、ローリング氏の功績やパーソナルライフに関する情報の掲載を行なわないことや、ローリング氏の利益に繋がるリンクなどを貼らないことを宣言して距離を置くことを発表するなど、これまで盲目に彼女を崇拝してきた多くの人々からもそっぽを向かれることとなった。

そしてつい最近、ハリポタ内で書かれるクイディッチを実際にプレイしていた団体が、クイディッチと言う名前を改名することにしたと発表。まるで沈みかける船から逃げるネズミのように、臆病者たちがどんどんと去っていく。Fair weather friendsとはよく言ったものだ。(晴天の時だけの友達、都合の良い時だけの友達の意味)

もっともローリング女史のような大物作家でもこのような酷い目にあうのだから、大して売れてない作家や単なるハリポタファンではとても怖くてTRAに抵抗など出来ないだろう。

しかし私は女史のエッセーを読んで改めて彼女に尊敬の念を持つようになった。以前から書いているように、私はハリーポッターのファンでもなければ、ローリング女史自身も好きではなかった。それというのも彼女は移民政策など非常に左翼リベラル的な思想を臆面なく公言していたからだ。しかし、フェミニストという立場から彼女の発言は一貫している。

ローリング女史がトランスジェンダリズムに興味を持ち始め色々と調査を始めたのは人々が彼女の意見を知る何年も前の話である。女史がTRAの攻撃にあって仕事を失ったマヤ・フォスター女史を弁護した時、ローリング女史は自分も攻撃の対象になることは十分承知していたという。

彼女のエッセーは長いので追って回を改めて紹介していきたいと思うが、最後の方で何故彼女が執拗で悪質なTRAの圧力に屈しないのかについてこう述べる。ちゃんとした訳は難しいので意訳すると、

自分はこの延々と続くこの執拗な攻撃に屈っしないのは、政治的にも生物学的にも「女性」を消去しようとし、捕食者に隠れ蓑を与えるこの運動は女性に非常な危害を及ぼすと思うからだ。

しかし女史は、イギリスでも多くの女性達や善良な男性達が手を組んでTRAの横暴に立ち向かおうとしていることの希望を抱いているという。多くの女性たちが党を乗り越えてTRAの弾圧に抵抗している。皮肉なことに女たちを黙らせようとTERFなどという名で侮辱し始めたことが、かえって女たちを過激派フェミニストにしてしまっていると女史は語る。

私がお願いしたいのは、私が求めているのは、(トランスに向けられる)同情や理解を、(女性の安全を)心配しているというだけの女性達にも同じように差し伸べてほしいということ。

TRAに寛容な心などない。彼らは我々の絶対服従を求めるだけだ。ほんの少しの意見の違いも許さない。多様性などまるでないのだ。

それでもローリング女史が断固として怯まないその姿勢に、多くの女性達は勇気づけられている。そして彼女のおかげでTRAの狂気が一般人にも理解されつつある。

日本にとって幸いなのは、TRA活動が周回遅れで日本に上陸したため、こうした海外での問題点から学ぶことができるということだ。欧米のTRA運動は10年前くらいから地盤が作られてきて今花を咲かせているという状態だが、日本にはその地盤がない。にもかかわらずTRAはすべての要求を一遍に日本社会に押し付けようとしている。ある意味これは良いことだ。なぜなら日本人には彼らの本音がはっきり見えるからだ。

ローリング女史に応援の声を挙げよう。そして我々も勇気をもって女史と闘おう。TRAの横暴に屈したら、これまで得て来た女性の地位は以前よりずっと低いところへ落ちてしまうのだから。

アップデート:ローリング女史のエッセーを日本語訳してくれた人がいるので、リンクを張っておく。長いけれど一読の価値あり。ローリング女史のブログの最新記事. これを読むとどうしてローリング女史がこんなにも一生懸命に女性のために戦ってくれているのかが解る。


View comments (4)

キャンセルカルチャーに屈しない女性、J.K.ローリング女史の巻

先日のデイブ・シャペルに続き、現代の欧米におけるトランスジェンダーカルトに対して断じて屈しない勇気ある人に関して書こうと思う。拙ブログでも何回かお話したが、ハリー・ポッターで一躍イギリス一の人気作家となったJ.K.ローリング女史はここ1~2年、トランスジェンダリズムを批判したことがもとであらゆる方面から非常に理不尽な攻撃を受けている。

芸能界はよってたかってローリング女史を悪者扱い。ハリー・ポッター映画の出演者たちは次から次へと女史を糾弾。先日行われたハリー・ポッター映画20周年記念の式典に原作者である女史を招かないといったひどい仕打ち。トランス活動家たちは女史に何万と言う脅迫状を突き付け、その内容は読むに堪えないもばかり。挙句の果てに女史の自宅の前の住所が見える場所で「抗議デモ」という嫌がらせ写真を撮ってSNSで拡散するなど、本当に目に余る行為にでている。いったい彼女が何をしたと言うのか?

もとはと言えば、女史が人がどんな格好をしようと自由だし好きな代名詞で呼んでやってもいいが、性別を変えることはできない、といった内容のツイートをしたことがきっかけだ。しかし彼女は他の臆病者の有名人たちと違って、批判されたことに怯まなかった。それどころか、その後もTRAを批判するツイートをしている。先日紹介した女性を生理のある人と表現したTRAに対し、「たしか他に呼び名があったはずよね、、なんだったかしら、ウーバン?ウーハン?ウーマン?」というように。

そして今回、またまたローリング女史はスコットランド警察が自認女子の強姦魔を本人が望む女性として登録するという規則に対してジョージ・オーウェルの1984をもじって「戦争は平和。自由は奴隷制度。無知は強さ。ペニス持ちの強姦魔は女性」とツイート。言うまでもなくTRA界隈にヒステリー状態の狂気を巻き起こしている。

TRA達は、女史にたいして「トランスジェンダーを性犯罪者扱いしている」と批判するが、実際に性犯罪を犯した男が自分はトランスだと言い張り、しかも警察当局がその人間を女性として扱うと言っているのだから仕方ないではないか?

もしTRAがトランスジェンダーを犯罪者扱いしてほしくないなら、自称トランス女性の姓犯罪者をトランスと認めるなとスコットランド警察に抗議するのが本筋だろう。そしてトランスの名のもとで性犯罪を犯す男どもを徹底的に批判すればよいではないか。ローリング女史を叩いても、自称トランス女性による強姦の事実はぬぐえないのだ。

女史がここまでされてもこの問題について自分の意見を撤回しようとしないのは、彼女が若い頃夫の暴力にさらされ女性シェルターのお世話にもなったシングルマザーだったからだ。彼女にとって女性が安心していられる女性空間を守ることは非常に大事なことなのである。

なぜTRA達は女性の安全をないがしろにして、自分らの権利ばかりを主張するのか。挙句の果てに強姦魔の権利の方が女性の安全よりも大事だというのだ。

トランス活動家たちの常套手段は先ずはお惚け、そして事実が解ってくると今度は脅迫して相手を黙らせるというもの。彼らの脅しに屈服してはいけない。女性の安全空間は絶対に守らなければいけない。

ローリング女史を応援しよう!


View comments (6)

キャンセルカルチャーに屈しない男、デイブ・シャペルの反撃と朝日新聞のクソ記事

ことしの10月にネットフリックスで公開されたアメリカのコメディアン、デイブ、シャペルのスペシャル番組中に、シャペルがトランスジェンダーをおちょくるジョークを言ったとして、通常のトランス活動家らやそのアライ(一味)どもがシャペルをキャンセルしようと大騒ぎをしている。番組が公開された直後、ネットフリックス内部の一部TRAどもがオフィスの前でちょっとした抗議デモをやったが、メディアが大きく取り上げたのとは裏腹に、集まったのはほんの数人。一人「デイブが好きだ」というプラカードを持った男性がおとなしく立っていたところ、TRAの暴徒どもにサインを引きちぎられ、棒だけになった元サインを持っていた男性の指さし「奴は武器を持ってる!」と周りにいた警察官に訴えるアホどもの姿がビデオに撮られていた。

しかしTRAの執拗な攻撃にも関わらず、デイブ・シャペルのネットフリックス番組は取り下げられなかったし、来年もネットフリックス主催のハリウッドボウルにおけるジョークフェスティバルに主賓として出演することが決まっている。

いくらシャペルを攻撃しても、シャペルが一向にキャンセルされる気配を見せないので左翼どもは鼻息を鳴らして文句を言っている。そして、シャペルのキャリアが完全に破壊されていないことがキャンセルカルチャーなんか存在しない証拠なのだ、と喚き散らしている。ローリングストーン誌などが典型

実はシャペルはロックダウン中にドキュメンタリー映画を撮っており近く多々の映画フェスティバルで公開される予定だった。しかしネットフリックスの番組の後TRA暴徒らの大騒ぎが災いして、これらのフェスティバルが次々にシャペルの映画公開をキャンセルしてしまった。

ところがローリングストーンの記者は先日行われたサンフランシスコ球場満場完売ソロショーで、シャペルを歓迎したファンたちを忌々しそうに、「スペシャル番組放送後、正当な批判をうけたにも関わらず、この木曜日球場に登場した際に受けたスタンディングオベーションの歓迎ぶりから察するに、シャペルのキャリアは全く大丈夫なようだ。」などとシャペルが十分にキャンセルされていないと苛立ちを隠せない。

無論キャンセルカルチャーは存在する。そしてTRAやその一味の人権屋たちこそがその首謀者だ。シャペルが十分にキャンセルされていないのはシャペルにはそれだけのファン基盤があったからであり、キャンセルモブ(群衆)の努力がなかったからではない。

このような風潮は日本のメディアでもあるようで、朝日新聞に載った板垣麻衣子著のこの記事はクソ(生理がないのに女?ジョークが炎上 居直った私の好きなコメディアン)としか言いようがない(パードンマイフレンチ、言葉使いが汚くてごめんなさい)。強調はカカシ。

 シャペルは2019年に米国コメディー界最高の賞ともいわれるマーク・トウェイン賞を受賞した、当代きってのコメディアンだ。黒人男性である彼は元々、人種差別をテーマにした挑発的なジョークが売り。聴衆をざわつかせるのは彼の芸風だが、今回のスペシャルは悪い意味で鳥肌が立ちっぱなしの70分間だった。

いつものように不敵な笑みを浮かべながらステージに立つシャペル。自分は「TERF」(trans-exclusionary radical feminist)の一員だと宣言する。

 TERFは、「トランス女性を女性と認めないラジカルフェミニスト」という立場をとる人のことで、実体としては「トランス嫌悪的」な態度表明とされる。

 シャペルは、トランス女性の有名人ケイトリン・ジェンナーについて「女になって1年目に『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』を受賞した。生理も経験したことないのに!」と言い放つ。

 生理の有無にこだわるのはTERFの特徴で、「ハリー・ポッター」シリーズで知られる作家のJ・K・ローリングが数年前、「女性」のことを「生理がある人」とツイートし、炎上したこともある。

朝日新聞の読者が知らないと思って全くの出鱈目記事を書く稲垣。先ずTERFとはトランス概念に批判的な女性達をTRAが侮辱する目的で作った造語であり侮蔑語である。それをあたかも普通の言葉であるかのように何気なく記事に書く下品さ。次に女性のことを「生理のあるひと」と表現したのはローリング女史ではなくTRAの方だ。彼女は女性を「生理のある人」などと表現すべきではないと批判したのだ。まるで意味が逆である。このことは他からも指摘があったとみえて、朝日新聞は翌日訂正記事を発表した。

訂正記事:こちらの記事で「J・K・ローリングが数年前、『女性』のことをあえて『生理がある人』とツイートし、炎上したこともある」としていましたが、「『生理がある人』を『女性』と明言しなかった記事を揶揄するツイートで炎上したこともある」の誤りでした。お詫びして訂正します。

「生理の有無に拘る」のも「女性のことを生理がある人」と表現したのも稲垣の言う「TERF」ではなく、彼女のようなTRAなのだとしたら、この記事の主旨が完全に崩れるではないか、「お詫びして訂正」する程度では済まされない。

性別を「揺るがしがたい事実」と捉えて、生物学的性とは異なる性自認を持つ人をないがしろにしようとするTERFの立場は、各種人権団体から問題視されているだけでなく、米医師会も「性別についてのこのような狭隘(きょうあい)な定義は、トランスジェンダーの人々の健康を損ねる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 シャペルはさらに、女性とトランス女性の性器を比較して「肉と植物由来の肉くらい違う」とエスカレート。過去にもトランス女性をからかうことはあったが、ここまであからさまなのは私の知る限りない。「たかがジョーク」とは擁護しきれないのは、トランス当事者たちがこうした偏見から、暴行や殺人に遭っているからだ

稲垣はシャペルにはトランスジェンダーの親友が居たことを知っているのだろうか?もし彼女が実際にシャペルのショーを最後まで観たのなら知っているはずだ。私自身もすべては観ていないが、シャペルがダフネについて語る部分は抜粋で観た。ザ・サンの記事から読んでみる。

ダフネ・ドーマンとはだれか?Who is Daphne Dorman?

実はシャペルにはダフネ・ドーマンというトランスジェンダー(MtF)の親友が居た。ダフネもコメディアンでシャペルの前座を務めたのがきっかけで意気投合したと言う。ネットフリックスの四回目のコメディースペシャルでシャペルのトランスに関するジョークが行き過ぎだという批判が出た時、ダフネはシャペルを弁護するツイートをした。

殴り倒すということは自分たちが他のグループより優れていると考えるからだ。彼(シャペル)は自分のことを私より偉いとか思ってないわ。彼は殴り倒そうとか殴り上げようとかしていない。彼はオチを決めようとしてるのよ。それが彼の仕事であり、彼はその技術に長けているのよ

ダフネがそう書いたのは2019年の10月11日。ダフネが自ら命を絶つ数日前の出来事だった。

ダフネが何故自殺したのかは分からない。だがダフネがシャペルを弁護したことで、ダフネがTRAやその一味たちからかなり叩かれたことは事実である。シャペルのような大物になればその程度ではキャンセルされなくてもダフネ程度のコメディアンでは完全にキャンセルされてしまう可能性は高かった。もしかしてダフネはTRA界隈からの嫌がらせに耐え切れずに自殺したのでは?直接の原因ではないとしても自殺をする一因となったかもしれない。

ザ・サンの記事を読んでいて気付いたことは、シャペルはJRローリングのトランスジェンダーに関する意見についても語っている。そしてそれに同意すると言っている。もしそれがTERFということになるなら自分は完全にTERFだよとも。稲垣がシャペルのスペシャルをちゃんと観たなら上記のような間違いを犯したはずはないし、シャペルがいかにトランスジェンダーの親友を失ったことを悲しく思ったかもわかったはずである。稲垣はもともとシャペルのファンだったなどと言ってるが、自分の書いてる記事の元の番組もろくろく観ないでいい加減なことを言っているのだ。

稲垣はシャペルのジョークでトランス当事者たちが暴力に逢うかもしれないなどと心配する前に、TRA界隈による意見の違う当事者を情け容赦なく叩くキャンセルカルチャーにこそ警鐘を鳴らすべきなのではないか?


Comment

どんどん化けの皮が剝がれていくトランス活動家たちのお惚け作戦

“戸籍上の性別は男性 性自認は女性” トイレ利用でトラブル | NHKニュース 「女性スペースに入りたがる未手術のトランス女性はいない。松浦はトランスジェンダーについてよくわかっていない」と言っていたLGBT活動家の皆さん、わかっていなかったのはあなた方だったのでは? ー 松浦大悟

これは先日大阪の商業ビルで40代の男が女装して女子トイレに入り、自分はトランスジェンダーを自認していると言い張って警察も困っているというニュースについて松浦さんが描いた感想。理解増進法だの反差別法などが通れば、トランスを自称して女子施設に入ろうとする奴らが必ず出る、女性が通報しても警察が対処してくれない可能性が出てくるという我々の懸念を、「そんなことはない」「被害妄想だ」と遠藤まめたや仲岡しゅんや神原元といった活動家達が言い張っていたが、そんな法律が通ってもいないうちからすでに「警察は刑事事件として扱うべきかどうか慎重に検討し」ているというのだ!この男は普段は男性として会社員をやっており、週末だけ女装して女子トイレを使っていたという。ただの女装変態男ではないか、何故刑事事件として取り扱わないのだ?

トランスジェンダリズムを推してる活動家たち(TRA)の常套手段は現実逃避だ。どれだけ自分らの理屈が間違っている証拠を提示されても彼らは自分らの嘘を絶対に認めない。いやもしかしたら、この間よもぎねこさんがおっしゃていたように彼らは現実を認識する能力に欠けるのではないだろうか。

本日、笙野頼子さんという作家が Writers’ Association News Nov 2021 という同人誌に寄稿したエッセーを読んだが、それに関するツイッターでの反応も典型的なお惚けばかり。紙面だけでリンクはないのでこちらに全文を掲載しておくが、強調した部分は私自身がすでに知っている事実。

女性文学は発禁文学なのか?

日本文藝家ニュース Writers’ Association News Nov 2021

笙野頼子(しょうのよりこ 芥川賞作家)

新世紀20年今世界中で女という言葉が禁止にされつつある。デマではない。ネットに海外ニュースと動画がある。禁を破った先進国の女たちが魔女と怒鳴られ、デモで松明におわれ、殴られている。レズビアンの一家は皆殺しにされた。他、首糾弾、役職降板。不条理満載の世界になっている。まず、女子更衣室に入った男を咎めて警察に通報される(のは女の方)。女子格闘技では男が女の首を絞めスカルを割る女だけのデモや集会は妨害される。人権意識が高いはずの国も酷いことをする。

今、女と言う言葉、概念、主語や医学的事実は罪なのである。例、「女性に陰茎はない」といったら糾弾。レズビアンの陰茎不要宣言に「矯正」要求。間引き、慰安婦、女児性器切除を「無闇に」可哀そうと言うとヘイトスピーチ。月経妊娠の保護を訴えても同罪可能性。

海外では一つの法律が猛威を振るっている。性自認法、セルフID法という。どの国でも庶民が知らぬ間にこっそり通過させた。一見両方の平等法的なものに性自認、ジェンダーなどと入ると毒饅頭になる。この方の下、女という文字は次々と消え、文字が消えれば当然、除隊も女権も女の歴史もリセットである。女子スポーツ、女性博物館、女子更衣室、女子トイレ、無論日本なら女湯も女という存在自体、生まれ自体が差別者にされる社会が来る。で、女性作家は?

英国で女という言葉を忘れたと皮肉を言ったJKローリング。世界史上最悪のネットリンチにあった。英文学者ら60人が彼女に味方する声明をだしたけれど、殺人予告は引きも切らなかった。チママンダ・アデイーチェも糾弾だされた。超こものだが私も。

この6月、日本にこの新法が上陸しようとした。一位の女と保守系議員達が必死で止めた。危機一髪。でもまた来年の四月ごろに来る予定である。すでにマスコミの忖度も始まっている。

情けないことに、これは全てリベラル政治家(大物女性議員含む)の仕業。つまり野党全部と自民党リベラル派。和t氏は20年投票した共産をこれでうしなった。この件にかんshいてすでに本二冊分のボツを書いた。文学ばかりか、もし通れば憲法をはじめとするsべての放りtのおオンアと言う言葉に風穴があく。この「平凡な一語」を使われる会員の方、同かご注意を。

私は笙野さんと言う作家のことは知らないが、共産党を20年も支持していたというからかなりの左翼主義者なのだろう。彼女のことを書いていたツイッタラーさんたちによると結構なフェミニストでもあるらしい。彼女は本文から、結構TRAに関する外国の事情も知っているようだ。彼女の書いたことに嘘はない。太字にした部分は私自身が欧米で起きた事件を読んで知っている事実だ。しかし彼女のこのエッセーを紹介した池田香代子や畑野とまとやコミヤトモネなどは笙野さんが書いたことはすべてデマだと言い張る。

本当に怖い…。まず「そんな事実は無い」のに…たとえば、世界で最初にアルゼンチンモデルを導入したアルゼンチンに「女」という文字が消えたなんて事実があるのか?有るならぜひその証拠を示してほしい。本当トランスジェンダーに関してなんで平気でデマを流すかなぁ? ―畑野とまと

どう受け止めたらいいのか。笙野頼子の荒唐無稽のうちに独自のリアルを掘り下げる作品の創作メモだと言われれば納得しそうだけど、笙野が現実を映している(つもりの)文章なのですよね、―池田香代子

ひどい。笙野氏もやっぱり差別禁止法と法的性別変更手続きの区別がついてないレベルで混乱しながら(というか混乱したデマをそのまま真に受けながら)マイノリティへの偏見と憎悪をまき散らしている。ーKOMIYA Tomone

無論彼らは笙野さんの書いたどこがどうデマなのかなどという指摘はしない。若干畑野だけが「女」という文字が消えたなんて事実はないと言っている。しかしアルゼンチンではどうだか知らないが、欧米ではすでにそれは起きてることなので、その証拠を示すことは簡単だ。しかし、そんな証拠を見たところで畑野のような人間が事実を認めるとは思えない。彼は先日もトランスジェンダー水泳選手が女子競技で次々に記録更新している事実があるのに、トランスは数が少ないから心配いらないなどと馬鹿なことを言っていたから。

ところで笙野さんは出版業界でかなり弾圧されている模様。『質屋七回ワクチン二回』(笙野頼子)(「群像」2021年12月号掲載):馬場秀和ブログ:SSブログ (ss-blog.jp)

彼女の言ったことは被害妄想でもデマでもなかったのだ。


View comments (2)

トランス水泳選手、次々に女子の全国記録更新、二位との差38秒!

アメリカの名門大学ペンシルベニア大学で三年間男子として優秀な成績を収めていた男子生徒が、今年から女子選手として競技に参加。次々に女子の記録を破り、先日行われた1650ヤード自由形ではなんと二位との差38秒という速さで勝利。

この偽女の名前はリア・トーマス、本名ウイル・トーマス。ペン大学の規則では一年間ホルモン治療をしてホルモン値を特定レベルに下げれば女子競技参加資格が得られる。2020年はコロナ禍で選手権がキャンセルされていたので、その間に「治療」を行ったのだろう。

トーマスは身長190センチですごい体格のいい男だ。

See the source image
2019年当時のトーマス

トップレベルの水泳では、一位と二位の差が何十分の一秒単位というほどの接戦なのに、38秒なんて差をつけられたら、女子では絶対に追いつけない。この男が女子としてオリンピックに出場したら金メダルは総なめだが、それっていったい競技と言えるのか?

以前にマティーナ・ナブラチロワが、このままだと数年ホルモン治療して女子競技で賞金稼ぎした後男にもどって引退などということが出来るようになると言って批判されたが、まさしくそれが起きようとしている。フォックスの記事によれば、チームメイトもコーチも決してこの状況を好ましく思っていないが、その意思を表明すればすぐさまトランスフォブだとレッテルを張られ、学業や後の就職にも響くことを心配して女子たちは何も言えないでいるという。

実は私はトーマスはわざとやっているのではないかと勘ぐっている。彼は男子が女子競技に参加することが如何に不公平であるかを示すために、トランスでもなんでもないのに自認女だと言い張って女子競技に参加したのではないだろうか。よしんばトーマスが本当にトランスだったとしても、男子としてもまあまあの成績だったというから、あと一年男子として活躍後、卒業してからトランスしてもよかったはず。自分の成績が女子と比較にならないほど良いことは十分承知していたはずなのに、なんでわざわざこんなことをしたのか?

さてここでトーマスの「治療」前と後の記録を比べてみよう。単位は多分ヤード。Freeとは自由形のこと。

200 Free: 前 1:39.31 後1:41.93 

500 free: 前 4:34:06 後 4:18.72

1650 free: 前 14:54.76  後15:59.71

確かに多少は遅くはなっているが、大した違いがあるとは思えない。ちなみに現在の全国大学生運動協会(NCAA)での女子記録はこちら。

200 free: 1:39:10 (Missy Franklin)

500 free: 4:24:06 (Katie Ledecky)

1650 free: 15:03:31 (Katie Ledecky)

以前にも書いたようにトップレベルの運動選手の場合、ホルモン治療で失った筋力は訓練次第でほぼ元に戻せるという話なので、もしトーマスがこれからも訓練を積み元のレベルまで戻せれば全国大会での優勝も大いにあり得る。

ついでにNCAA男子の記録も書いておこう。

200 free: 1:29:15

500 free: 4:06.32

1650 free: 14:12.08

ところで女装男の「畑野とまと」という人がツイッターでこんなことを言っていた。

トランスジェンダーの話で「スポーツはどぉするんだぁあぁぁぁ!」と叫び出す人が多いけど、、、。正直言うと、競技スポーツのトップアスリートなトランスジェンダーってそこまでたくさんいない訳で、、。それをトランスジェンダー全体の話に混ぜる意味が正直解らない、、。

女子トップレベルの男子選手なんて掃いて捨てるほどいる。もしそのなかの10人でも女子競技に出場したら女子スポーツは終わりだ。それに本人が本当にトランスかどうかなど誰にも解らないので、本人がそうだと言えば実際にトランスでなくても参加は可能だ。オリンピックではすでにホルモン値を下げなくても良いという規則になったというから、男子が自認女子だと言い張って女子からスポンサーを乗っ取り賞金を乗っ取ったとしても誰にも文句は言えないのである。とまとさんは、これがどれほど問題なのか解ったかな?


View comments (3)

「デモで丸腰の黒人を射殺した未成年の白人が無罪」未だに続くカイル君への名誉棄損キャンペーン、ファクトチェック紹介

昨日ツイッターで誰かが「デモで丸腰の黒人を射殺した未成年の白人が無罪」とツイートしているのを見て、なんだ未だにそんなバカなことを言ってる人がいるのかと呆れた。しかしメディアが一年半にわたり嘘を言い続けてきた以上、最初の見出ししか読んでいなければそう思ってる人がいてもおかしくないだろう。

そこでTwitter仲間のBlahさんがこの事件に関してフェイクメディアの嘘を一つ一つ暴いているので、それを紹介したい。彼女がサイト先で紹介している元記事はカイル・リッテンハウス事件にまつわる10の嘘というワシントンポストの記事。今後カイル・リッテンハウス事件について人に説明するときの資料としても役に立つ記事だ。

ではこの10の嘘を並べてみよう。

  1. 彼はBLMデモ参加者の黒人2名を殺害した
  2. 彼は州境を越えた
  3. 彼はAR-15を州境を越えて持ち出した
  4. 彼の銃所持は違法だった
  5. 母親が運転して州を越え彼を暴動の現場へ連れて行った
  6. 彼は「銃撃のチャンスを求めて」わざわざ暴動に出向いて行った
  7. 彼は「白人至上主義者」である
  8. プラウド・ボーイズと一緒に「白人至上主義のサインをちらつかせた」
  9. 彼は 「指紋を隠すために」手術用の手袋をしていた
  10. 判事は弁護側に偏ったトランプ支持の人種差別主義者である

これらが真っ赤な嘘で真実はどうだったのかということはBlahさんのNoteを読んでいただくとして、8番のカイル君が白人至上主義だということの根拠に、彼が保釈されてからバーでプラウドボーイズのメンバーらしき人々と写真を撮った際にオーケーサインをしたというものがある。以前にこれについてツイッターで「これ以上どんな証拠が必要だというのだ」と言って来た人がいた。

カイル君はこの時点ですでに有名人だったので、地元の右翼が一緒に写真を撮りたいと思ったとしても不思議ではない。カイル君はひとなつこく良い人なのでファンの要望に応えただけ。それに私も何度も書いたようにプラウドボーイズは右翼だが白人至上主義のグループではないし、オーケーサインは誰でも使うジェスチャーで白人至上主義のシンボルでもない。よしんばPBがそんなけしからん団体だったとしても、たった一枚の写真だけでカイル君がPBのメンバーだったという証拠にはならない。現にカイル君が自主的に警察に渡した彼の携帯には右翼団体に関する情報はまるでなく、警察や消防隊で実験入隊した時の写真などが出て来ただけ。17歳少年なのにポルノ写真も出てこなかった!なんという優等生なんだカイル君は!

ところで昨日私とやりとりした男性は、自分が最初に言ったことがすべて間違いだったことを指摘された後でも、訂正するでもなく謝罪するでもなく、自分が無実の罪を未成年に擦り付けて名誉棄損のツイートを拡散したことに関して罪の意識を微塵も感じていないようだった。

よくミスター苺が言うことだが「左翼とは絶対にごめんなさいと言わないこと」だ。


View comments (2)

日本でも暗躍するジェンダー運動の黒幕たち

前回の日本の選挙前にも各党がやたらとLGBTに関する法案を提案した。ほんのつい最近まで日本では同性愛だのトランスジェンダーだのと言った話は、ごく一部の人たちがSNSなどでちまちま話していた程度の物だったのに、なぜか突然あちこちの自治体でLGBT差別禁止法のようなものが通り始め、男女共用トイレが建てられたりしている。特に厚労省が最近改悪した少人数職場での男女別トイレを不必要とする話をするにあたり、なぜ今まで黙認されてきた例外を公認する法律をわざわざ今の時期に通す必要があったのか非常に不思議だった。ところが女性専用施設を守ろうという話が何故かトランス排除だという無関係な話に乗っ取られてしまい、そうか、これは男女別トイレの話ではなく、トランスジェンダーの陰謀だったのだなと納得がいったのだ。

先日、アメリカにおけるトランス運動の資金繰りや権力に関する話をしたが、同じジェニファー・ビレック女史のブログで、チョウコ・イシカワさんという日本人女性が日本のトランス運動について書いている記事をみつけたので、そちらを紹介しようと思う。彼女の名前を日本語で検索してみたが見つからないので、これはイシカワさんの英語記事からの紹介になる。

題して「ジェンダー思想は日本をどこへ導くのか?

日本ではもともと同性愛は違法ではないし、歌舞伎や宝塚など女装も男装も芸術として普通に受け入れられてきた。それで日本にはセルフID(性自認)などという概念は全くなかった。ところがここ一年余り、突然として反LGBT差別法が提案され、トランスジェンダー問題が取りざたされるようになった。

日本では2003年に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が通り、役1万人の人が戸籍の性別を変えた。この法律をつくるのに非常に積極的だったのが自民党の南野知惠子元参議院議員。

この年、南野は医薬業界から2億円という献金を受け取っていた。当時医薬業界から自民党に献金された金額は7億円に上る。与党は南野を含む10人の議員を法案達成委員に任命。そのうちの6人が右翼の神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーである。

医学業界からのこの献金に関して日本で取りざたされることはほとんどなかった。ところが最近になってやたらと性別適合手術の話が話題に上るようになった。また、LGBT関係の団体があちこちに現れるようになった。下記はその一部。

  • Good Aging Yells(グッドエイジングエールズ)2010年に創設されたこの団体の創設者は松中権氏。彼はもと電通の職員だった。電通は政府とも深いつながりがある。
  • 東京レインボープライド2021 この団体は諸外国の外資系企業や投資会社から資金援助を受けている。そのなかにはフェイスブック、ファイザー、J&J, ViiVヘルスケア―、エリ・リリー日本、P&G, 日本ロリエール、日本ヒューレットパッカードなどが含まれる。J&Jは積極的にトランスジェンダー医療を手掛けており、カナダで女性の乳房除去を提供している。
  • LGBT法連合会(パートナーローネット) 日本で一番大きなLGBT団体で、彼らは性指向や性自認へのバリアーを取り除く法律をつくることを目指している。
  • 特別配偶者法全国ネットワーク 同性結婚合法化を目指す団体。
  • EMA日本 LGBTロビーグループ。戸籍性別変更に関わった自民党のはせ浩衆議院議員と近い。
  • いのちりすぺくとホワイトリボン・キャンペーン 同性結婚を推進するこのグループを支持している国会議員ははせ浩(神道政治連盟国会議員懇談会)、橋本岳(日本会議)、牧島かれん(神道政治連盟国会議員懇談会)
  • OUT IN JAPAN (アウトインジャパン)
  • 虹色ダイバーシティー 虹色ダイバーシティーの創設者は村木真紀(レズビアン)。この組織はファイザーがスポンサーであり地域の弁護士協会を深いつながりがある。またこの団体は電通とも深いつながりがある。
  • ダイバーシティー研究所 虹色ダイバーシティーの前衛となった研究所で笹川財団と日本財団と深いつながりがある。

うわっ!笹川財団!なんて名前が出てくるんだ。

アメリカでは左翼の民主党が推しているLGBT概念がどうして日本では保守派の与党が推しているのか。イシカワさんによると、これは憲法改正が関係あるのではないかという。つまり同性婚を合法にするために憲法改正が出来るのなら、憲法9条の改正も進めやすくなると言うわけである。

イシカワさんによると、こうしたLGBT団体と与党との共通点は電通や経団連といった日本の巨大な企業や外資系企業と深い関係があると言うことだ。経団連は軍事産業と深く関係があり憲法改正を訴えている。

しかし与党がトランス思想を推進したくても自民党の支持者たちはトランス思想を支持していない。そこでトランス活動家は欧米諸国でもやったように人々が注意していないうちに全国レベルではなく地方レベルで反LGBT差別法を秘密裡に通してしまっている。「性自認」に関する地方の法律を検索すると、なんと224件もヒットするという。

ここ数年、日本全国でプライドマーチが多くみられるようになった。主流メディアはこうしたパレードの宣伝に余念がない。しかし今のところ日本ではまだ全国的なLGBT反差別法や理解増進法は通っていない。

日本にとって幸運なことはトランス思想が欧米とは一周遅れて入ってきていることだろう。日本の女性達は欧米の女性達と違ってトランス政策が社会に及ぼしている悪影響をツイッターなどで事前にまなぶことができる。また2021年のオリンピックで自称女の男子選手が参加したことでトランス思想に対する警戒心も高まった。

今は未だ、自民党は時期尚早とトランス政策を無理やり推進するようなことはしないかもしれない。いまのところ自民党は女性の権利を迫害するようなことはしないと言っている。だがトランス推進の企業から多額の献金をもらっている以上いつかは自民党が女性達を裏切る日がくるのではないかという。

イシカワさんは明らかに左翼なので、与党は憲法9条のためにトランス思想を利用しているとして恐れているが、共産党や社民党などの野党は自民党よりもあからさまにトランス思想を推している。トランス活動家たちは右翼だろうと左翼だろうと、ともかく権力のある政治家たちに近づき、自分たちのゆがんだ思想を日本人に押し付けようとしているようだ。


View comment

トランスジェンダリズムは女性の敵、活動家たちの執拗な攻撃に立ち向かうJ.K.ローリング女史とハフポのお惚け記事

先日ハリー・ポッターの著者J.K.ローリング女史が自宅の前でトランスジェンダー活動家たちが集まり、住所をさらされるなど悪質な嫌がらせを受けたと公表した。

『ハリー・ポッター』シリーズで知られる英作家のJ.K.ローリングが11月22日(現地時間)、自身のSNSでTwitter上に自宅の住所をさらされ脅迫を受けたと明かしました。きっかけは19日に投稿された写真付きのツイート。ローリングの自宅前で、3人の活動家がトランスジェンダーの権利を訴えるパネルを撮影し、住所が確認できる形でアップしたものです。

 ローリングは写真が「住所が見えるよう慎重に調整し撮影された」とし、投稿について教えてくれたユーザーたちやTwitter運営、対応したスコットランド警察に謝辞を述べています。また投稿をリツイートした人は「たとえその行動を非難するためであっても」削除するよう懇願していますが、3人の活動家はすでにアカウントごと当該のツイートを削除しています。(略)

ローリングは今回の脅迫に関して、自身は守られているがそうではない女性たちもいると、近年トランスフォビアだと批判され職を失うなどした女性たちの名を列挙。そして彼女らは「社会政治的な概念である性自認が性に取って代わることを無批判に受け入れないという理由で」SNS上で追い詰められたり、彼女らの雇用主が狙われたり、さらしやレイプを含む脅迫を受けていると主張しました。

 さらに3人の活動家たちについては、「住所をSNSにさらすことで、私が女性の性の権利について発言しないよう脅すことができると考えたのだろう」とし、「私が壁紙になるほど多くの殺害予告を受けてること、それでも発言するのをやめないことを考慮すべきだった」とツイート。そして「あなたたちの運動が女性にとって脅威でないと証明する最良の方法は、ストーキングやハラスメント、脅迫をやめることかも」と忠告しました。

トランス活動家たちによるローリン叩きはひどいもので、メディアや芸能界も一緒になってローリング排除に躍起になっている。この間行われたハリー・ポッタ映画20周年記念式典にすら原作者であるローリング女史は招待されないというひどい扱いだった。

Dia Dipasupil
J.K.ローリング女史

以前にも書いた通り、ローリング女史は左翼リベラルで移民問題など私は全く同意できない立場の人なので、ずっと好きではなかった。しかし、ことトランスジェンダーに関してはまともなことを言っており、しかもこれだけひどい脅迫を受けながら、まるで怯む様子を見せずに戦っている姿は立派だと思う。ローリング女史のような著名人がトランス活動家たちの理不尽さを全世界に発信してくるのは非常に良いことだ。欧米でもトランス活動家たちの実態はまだまだ知られていない。今回のことでいかにトランス界隈が怪しげなカルト集団であるかが少しでも一般人にわかってもらえたら良いと思う。

==========

ローリング女史への執拗な嫌がらせや社会的弾圧を目の当たりにしながら、日本版のハフポに掲載された生田綾著のこの記事を読んだりすると本当に白ける。

この記事の内容は「トランスジェンダーが『女性の安全を脅かす』という言説は誤り」というもの。強調はカカシ。

ここ数年で、トランスジェンダーに対する偏見や不安を煽る投稿がSNSに増加しています。

「トランスジェンダーの権利保障が進むと、心は女性だと言えば、誰でも女子トイレに入れるようになってしまう」「トランスジェンダー女性と、女装した性犯罪者の見分けがつかなくて怖い」…。そんな言葉とともに、トランスジェンダーは女性トイレや女風呂などの「安全」を脅かす存在だ、という誤った情報が広がっています。

しかし、性暴力被害者の支援に携わる専門家からは、むしろ、「女性たちの安全を守る」ことを“名目”にしてトランスジェンダー女性を排除することはやめてほしい、という声が上がりはじめています。

これは9月下旬に行われた「女性の人権と安全を大義名分としたトランスジェンダーへのヘイト言論について考えるオンラインイベントからのレポートということだ。これには「性犯罪の被害者支援などに携わる団体代表者らが登壇」したという。イベントの名前からして「女性の人権と安全がトランスジェンダリズムによって脅かされているなどということはない」という主旨のイベントなわけで、ローリング女史への執拗なまでの攻撃や欧米諸国で起きている数々の自認女の女装男による数々の犯罪を見て来た私には、いったいどのような言い逃れをするのかちょっと興味はある。

まずのっけから「性犯罪者と見分けがつかないから怖い→両者は『別の人』です」ではじまる。「女装した性犯罪者と見分けがつかなくて怖い」という主張に関して話したのはNPO法人「全国女性シェルターネット」の共同代表、「性暴力被害者サポートひろしま」の代表を務める北仲千里女史。

北仲は女子施設で女装して盗撮をするような人間とトランスジェンダーとして日常生きてる人は別人だと主張。「ですから、『紛らわしいから』と言って関係ない人を攻撃するというのは、それはしてはいけないと思います」そして「性犯罪者と見分けがつかない」という理由でトランスジェンダー女性を女性専用スペースから排除しようとしたり、攻撃したりすることは、「ヘイト」であると指摘する。

「性暴力などの犯罪の加害者は、その加害者個人が批判されて、その人が責任を取らされるべきです。しかし、『カテゴリー』や『全体』を攻撃することになると、それはヘイトスピーチとか、ヘイトクライムと呼ばれることになります」

そもそも何故女性専用施設などというものが存在するのか。我々は男性全員が痴漢だとか性犯罪者だとか思っているわけではない。だが性犯罪者の99%は男性であり、その被害者は女性や女児だという現実がある。だから女性の安全を最低限確保するために男性の女子施設使用は禁じられているのだ。この制度を男性へのヘイトだなどという人はいない。自認がどうあれトランス女性は男性である。男性体である以上他の女性に及ぼす脅威もまた他の男性と同じである。男性体の人間を男性と扱うことはヘイトでも差別でもない。

女装男による女子施設における性犯罪は後を絶たない。カナダの女子シェルターで入居者をレイプした男、イギリスの女性病棟で女性患者をレイプした男、女子トイレで高校生をレイプした男子高生、女子刑務所で女性受刑者をレイプした男たち等々、数え上げたらきりがない。しかもこうした男たちは精神科医によってトランスジェンダーと診断された男たちなのだ。だから施設はこの男たちの立ち入りを拒否することができなかったのだ。

日本でも女子更衣室で自慰をしたり、女子トイレや女湯で自撮りをしたりしている自称トランスジェンダーたちがいくらもいる。SNSにはそういう男たちの写真であふれかえっている。この人たちも普段トランスジェンダーとして生きてる男たちである。こういう男たちによる犯罪はどうするのだ?

トランスジェンダーの犯す犯罪率が一般男性より極端に少なく女性並であるという統計もない。よって自認がどうあれ男性体の人間は男性と同じに扱われるべきであり、それはヘイトでもなんでもない。ただの警戒だ、自己防衛だ。

しかし、北仲さんはこう強調します。

たとえば、どこどこ出身だから、どういう肌の色だからとか、どういう職業だからという理由で、その人が所属するカテゴリー全員が問題だという風に攻撃したら、それは差別であり、ヘイトですよね。今トランスジェンダー女性に対して起きていることは、そういうことなんです。 

例えば、加害者が黄色い服を着ていた人だった。黄色い服を着ている人を見たら恐怖が蘇るということは、確かに被害者にとってはあります。だけど、じゃあ黄色い服を着ている人すべてを、別人であるにも関わらず犯罪者だとみなして、攻撃することはしてはいけませんよね」

いや、もし特定の属性の人たちの間で犯罪が極めて多い集団があったら、その属性全体が警戒されるのは当然のことだ。例えばヨーロッパにおいて北アフリカやアラブからの移民による女性への性犯罪があまりに頻繁に起き、しかもイスラム教の代表者たちが女性が被害にあうのは女性達がみだらな服装をしているからだなどと公言している。そんな社会に生きていたら女性達がイスラム教徒の移民たちを警戒するのは当然のことであり、これはヘイトでも差別でもなんでもない。

北仲のような人間が性被害者を収容するシェルターの責任者であるというのは非常に恐ろしい。

次は悪名高いトランス活動家の弁護士仲岡しゅん氏。彼の主張は「心は女性だと言えば女子トイレに入れるようになる?→そんなことにはなりません」というもの。

身体の外観が明らかに男性の人が女湯に入り、『自分の性自認は女である』と言い出しました。『ああそうでしたか、じゃあお入りください』。そうなるんでしょうか? なるわけがないんです」

 「盗撮などの犯罪行為を目的に女性専用スペースに入っているのであれば、トランスジェンダー女性であろうがシスジェンダー女性であろうが、男性であろうが、いずれの場合でも犯罪になります。犯罪になるかどうかというのは、違法性のある行為をしているかどうかという点で、個別具体的に判断されます。

温泉や公衆浴場の場合、管理者の意思がまず第一に尊重されます。管理者から何らかの合意を得ているなどの事情がない限り、管理者の意思に反する立ち入りは建造物侵入となるか、少なくとも立ち入りを拒否されると思われます。

最近、女装した男性がカツラをかぶって女湯に入ったというニュースがありました。あのケースで、『心は女です』といえば、直ちに無罪放免になるんでしょうか?なりません。『今日から俺は女だ』といえば、女湯に入れるようになるというのが、そもそも非現実的な話なんです。そんなことはいわゆるLGBT法案の条文からも読み取れません」(仲岡さん)

仲岡しゅんさん
トランス活動家弁護士仲岡しゅん氏

はあ、そうですか。じゃあ自分は女だと言い張る男性が女湯で勃起した一物を女児の前でひけらかした場合はどうなるんですか?すでにロサンゼルスではそういう事件が起きてますけどねえ。

仲岡だけではないが、トランス活動家の弁護士の議論は非常に卑怯である。今既存の法律では「管理者の意思」に反した使用は建造物侵入として判断されるが、もし法律が変わってトランスジェンダーを差別してはいけないとなった場合、管理者が「自認に関わらず、男性体の人の立ち入りはお断り」という規則を押し通してもトランス差別をしたと訴えられない保証はあるのか?問題はそこだ。我々は今の法律の話をしているのではなく、仲岡のような活動家が推してる反差別だの理解増進だのという法律が一般社会ひいては女性にどのように影響を及ぼすのかという話をしているのだ。

トランス許容法を通した諸外国ですでに起きてる問題について全く言及せず、そんなことが起こるわけがない、非現実的な話だなどと言われても全く説得力がない。

さて、仲岡がいうように今日女だと言い張ったら突然女子施設が使えるようになるというわけではないというのが本当なら、女子施設は女性体のみ使用可能という法律をきちんと作ってはどうかという話について、

第一に、日本には戸籍上の性別と合致するトイレを使わなければならない、という法律はありません。そのため、SNSにはこんな声も上がっています。

「女性専用スペースを守るために、戸籍上の性別と異なるトイレは使えなくなるように、法律を定めるべきでは?」 

そうすれば、犯罪を目的とした侵入者を防げるようになる、というのです。

戸籍上の性別にしたがったトイレしか使えないようにしたら、逆に、混乱が生じます」

どういうことなのでしょうか?

「戸籍上の性別と、その人の社会的に認知される性別というものは別で、必ずしも一致しません。もし、戸籍上の性別にしたがったトイレを必ず使うように振り分けたらどうなるでしょうか。 

一例ですが、髭の生えたトランスジェンダー男性が、戸籍上は女性だからということで、女子トイレを使うことになります。そうなった時、果たして、本当に混乱は生じないでしょうか?むしろ、その方が混乱が生じるんです」

これは典型的な藁人形論だ。戸籍云々ではなく男性体と女性体の人を分ければいいのであって、そうすることは差別にはならないという条項を反差別なり増進法なりに記載すれば済むことなのだ。トランスジェンダー男性はホルモン治療なども進んでいて男性に見えるひとは結構いる。そういう人は身体に合わせた方の施設を使えば混乱は起きない。わざと混乱が起きる規則を提案しておいて、それをなぎ倒すのは非常に不誠実なやり方だ。

しかし仲岡のような活動家は男性体と女性体の人を分けるやり方も、いまでも女性として女性施設を使ってるトランスジェンダーはいくらもいるので、そのような規則を設けることは彼らをも排除することになるからダメだと言い張る。男性体の人が女性施設に入り込むなどということはないと言っておきながら、こういう矛盾したことを平気で言うから活動家は信用できないのだ。

トランスジェンダーは昔から存在しており、彼らは自分らの体に合った方の施設を使って来た。そしてそれが社会的に問題視されるようなことはなかったと仲岡やユーチューバーの川上りえなどは言う。

「私は現段階における生涯のおよそ半分を今の性別で生きていますから、女性のスペースを長く利用していますし、当たり前にそのスペースが安全であってほしい。その場所が危うくなるということは望みません。それは、純粋に、女性のプライベートスペースの安全を願う一般の女性と同じように思うことです」

「本来、女性にとって安全な場所は、トランスジェンダー女性にとっても安全であるし、女性にとって安全でない場所は、トランスジェンダー女性にとっても安全ではありません」

「本来であれば、一緒になって、誰もが安心して利用できるトイレやお風呂にするために建設的な話ができるはずです。トランスジェンダー女性に関していえば、どちらの利用も難しい性別移行途中の人が、トイレなど外出先で困らないための資源拡充など、真面目に、具体的かつ建設的な話ができるはずです」(河上さん)

もし活動家達の主張が移行中のトランスでも使えるような多目的トイレの増設とかいう提案なら女性達は全く異存はない。それは我々が何度も提案してきたことだ。しかしそれを頑なに拒んで女性施設に入れろと要求しているのがトランス活動家たちなのである。

これまでにもニューハーフのように外見からは女性に見える人が女子施設を使っていたことは我々も知っている。見かけで判別がつかない人がこっそりと使って女性達も黙認していたという状況ならばそれでいい。だが活動家たちが要求しているのはそういう黙認を公認しろというものだ。黙認と公認では全く意味が異なる。

トランスジェンダー女性の女子施設使用を公認した場合、見かけが女に見える人だけは入ってもいいなどという規則を作ったら、それこそ混乱を招く。なぜなら見かけには主観が混じるからで、本人が自分は女性に見えると妄想していた場合、周りは彼が本当にそう信じていないと判断することなど不可能だ。医者の診断書にしてみても、問診30分程度でどんどん発行する藪医者もいる。そんなもの何の価値もない。

ニューハーフのような人たちがこっそり女子施設を使っていても大きな問題になってこなかった理由は、当事者が自分たちのことを弁えていたからということと、女性達が害がなさそうなニューハーフのことは見て見ぬふりをしてきたからだ。勃起した男性器を女児の前でひけらかすようなけしからん奴が居なかったからだ。しかしトランスを公認したらどうなる?

ロサンゼルスのWiSpa事件をみれば答えは明白だ。

さて、この記事の最後に生田はこう締めくくる。

SNSでは、トランスジェンダーがまるで「女性の安全を脅かす存在」であるかのようにみなす言説が広がっています。しかし、前述したように、それは誤解であり、実情と異なっています。「女性の人権や安全を理由に、別の人権侵害が起きてしまっている」イベントの登壇者からは、そんな声が上がりました。トランスジェンダーの人たちへのバッシングが激化しているのは、昨今のジェンダー平等施策に対する「バックラッシュ(反動)」である、という指摘もありました。

女性の安全を守ることと、トランスジェンダー女性の人権を守ることは、決して対立しません。

男性体の人に女性施設を使うなということがトランスジェンダーへの人権侵害になるというなら、トランスと女性との平和共存はありえない。「女性の安全を守ることと、トランスジェンダー女性の人権を守ることは」真っ向から対立するのだ。 


View comments (3)

カイル君の評決に驚いた人は自分の情報源を見直す必要がある

実はこの見出し、私のオリジナルではなくて、誰かがツイッターで書いていた言葉。以前にも書いたように、私はカイル・リッテンハウスの話は事件当初から追っており、今回の裁判で色々新しい情報が出て来たとはいうものの、私が事件当初から理解していた事実関係は概ね正しかった。事件の模様はプロのジャーナリストや一般人によるビデオなどで色々な角度からのビデが存在し、早期から事の次第は一般に知れ渡っていた、、はずだった。

しかし、それは正しい情報を掴みたいと思っている人たちに限られ、特にこの事件に興味がなく情報源はテレビや新聞のニュースだけという人たちは、実際とは全く違う情報を吹き込まれていた。未だにカイル君が違法のアサルトライフルを持って州を越境したとか、ケノーシャに黒人狩りに行ったなんて馬鹿げたことを信じてる人がいて本当に驚く。カイル君に撃たれた三人は全員黒人だと思っているひとまで居て(全員白人)、これだけ情報が豊富なのに、どうしてそんなことになるんだと思うほどだ。

アメリカ国内に居てすらそうなのだから、この話とは縁遠い日本にお住まいの方々が、この件について疎いのは仕方がない。だが、日本の人たちが知らないのをいいことに、在米著名人が日本に向けて嘘を垂れ流すのを見ると、つい黙ってはいられなくなる。

例えばこの町山智浩という男性。ツイッターのプロファイルには「町山智浩@TomoMachiカリフォルニア州在住の映画評論家。BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』毎週木曜よる10時30分から放送中。TBSラジオ『たまむすび』毎週火曜午後3時から生出演。週刊文春『言霊USA』連載中」とある。言っちゃなんだが、この人のいうアメリカに関する情報はほぼ全部嘘なので、こんなのを信用してたら完全にアメリカを誤解する。ともかく彼のこの事件に関する認識の甘さには本当に呆れる。

ウィスコンシンでブラックライブスマターのデモにライフルを持って飛び込み、デモ隊の3人を撃って2人を殺した17歳の少年に正当防衛で無罪の評決が出ました。政治的デモへの銃撃が正当化される危険な判決です。

リッテンハウスは、彼の銃を取り上げようと素手で近づいたローゼンバウム氏(一児の父)を4発撃って殺しました(一発は背中)、それでデモ隊に追われて転んだリッテンハウスから銃を取り上げようと近づいたスケートボーダー、ヒューバー氏の心臓を撃ち、拳銃を抜いたグロスクロイツ氏の腕を撃ちました。

リッテンハウスはローゼンバウム氏が何も持っていないことは認識していた、と証言しているので、これで正当防衛が成り立つと、今後、恐ろしいことになるでしょう。

町山氏の言いかただと、カイル君はBLMのデモをしていた集団に向けて銃を乱射し、それを止めようとしたローゼンバウム(一児の父)やヒューバーやグロスクロイツが撃たれたかのような印象を受けるが、事実は全く違うことは読者諸氏もよくご存じの通り。

まずローゼンバウムに関して話すなら、一児の父と言う前に9歳から11歳の子ども5人を強姦した小児性愛犯罪者であり、その日の朝に精神病院から退院したばかりで、ジェイコブ・ブレイクの抗議デモとは無関係な気違いだったという話を最初にすべきだ。はっきり言ってローゼンバウムはブレイクが誰かも知らなかったに違いない。

町山はローゼンバウムがカイル君を直前に脅迫していたことや、共謀者と一緒にカイル君を待ち伏せして駐車場の端まで追い詰めた事実については語らない。もちろん誰かの投げたコンクリートの破片が頭に当たって転んだカイル君をヒューバーが後ろからスケボで殴ったり、下の写真の男がカイル君を蹴ろうとしたなんてことも完全無視。

当然のことながら、きちんと情報を追っていた人たちから色々と突っ込みを入れられている。

Image
二人の暴徒に同時に攻撃されるカイル君。

ゲイジ・グロスクロイツが最初にカイル君に銃を向けた事実も、無論無視。


カバ(イモ大学生)シャニマス、デレステP兼業YP@hipo0872st
‥まさかアメリカに住んでいるのに、裁判で語られた証拠や背景を何も知らないって事は無いよね? 撃たれた人の1人は銃を向けたから撃たれたって証言してるよ?

PBSのkyle rittenhouse trial for kenosha shooting continues – day 5の2:45:00以降の証言がこの裁判のポイントではないのでしょうか? ここが最も正当防衛か微妙なところだったと思います またこの記事によると裁判中の発言で最初の銃撃は被害者だとされています

町山氏が好きそうなPBS(極左翼アメリカ公共放送)ですら裁判の模様を放映していたのに、彼はそれを全く見ていなかったようだ。

ケノーシャでの暴動はジェイコブ・ブレイクというDV男が元カノを強姦して逃げる際に警官に撃たれて半身不随になった事件がきっかけでおきたものだが、BLM/ANTIFAの「抗議デモ」は整然としたデモ行進などではなく、あちこちで暴徒がビジネスや学校や教会を焼き払い、略奪と暴行を繰り返していた大混乱状態だった。皆さんも下記の「燃えているが概ね平和的な抗議デモ」という映像をご覧になったことと思う。

「燃えているが、概ね平和的な抗議デモ」

幸いにして、町山氏のように知ったかぶりで間違った情報ばかり発信する人に対して、情報通の人たちから色々とコメントが来ているので、町山氏の言うことを鵜呑みにする人はいないだろう。

しかし、こんな人がアメリカについてテレビで語っているとは、全く情けない限りだ。


View comments (2)

カイル・リッテンハウス無罪!

本日11月19日の午後(アメリカ西海岸時間)カイル君の無罪評決が発表された。カイル君は去年の8月25日、ケノーシャで起きた暴動中に暴動に参加していた暴徒数人に襲われ、二人を射殺一人を負傷させ殺人罪を含む5つの罪に問われていた。ひとつひとつの罪が読み上げられ、それが次から次へと「無罪」「無罪」が続き、五つ目の「無罪」を聞いた時には私は思わず声を上げて泣いてしまった。

すべての無罪判決を聞いた時のカイル君の反応。

何度も書いたように、裁判の様子をずっと追っていた人々にしたら、カイル君の行為は完全なる正当防衛と解るのだが、今の世の中、陪審員の身元が晒される可能性は非常に大きい。そしてBLMやANTIFAの連中が、カイル君が無罪になったらケノーシャで暴れてやると脅迫していたし、裁判所の前にはすでにカイルを吊し上げろとばかりにBLM/ANTIFA連中が集まってきていた。そんななかで正しい評決を下すのはどれほど勇気のいることだっただろう。陪審員の皆さん、ご苦労さまでした。そして本当にありがとう!

この裁判はカイル君だけの裁判ではなかった。この裁判の結果によっては、アメリカ人に正当防衛の権利はないとされる可能性があったからだ。あんな状況で反撃することが許されないと言うなら、どんな反撃も許されはしない。正当防衛は全く認められないということになる。

ともかくよかった。


View comments (2)