レインボーライク、トランスジェンダリズムという独裁主義

どの政党にも共通するのは男による女を統括したいという欲望だ。この女への憎悪と独占こそが男性社会を団結させるものだ。

といって始まるのが ドクターエムのこの記事 。ドクターエム(DrEm)はこれまでにもトランスジェンダーの横暴について色々書いてきているが、このオプエドに書かれているイギリスの状態を観ていると、いったいこれまで女性たちが勝ち取って来たかに思えたフェミニズムはどうなってしまったんだろうと思う。100年余りにおける女性の人権運動が女装変態男たちによってこんなにも簡単に覆されてしまうとは、女性の人権なんてこんなにも脆いものだったとは情けなくて涙が出る。

イギリスは欧州同盟によって移民や経済問題といった数々の問題を抱えているが、歴史的にこういう時代こそ独裁主義が台頭する。最初は弱者救済という名目で左翼から革命的思想として起こるこうした運動は、いずれは一般市民を完全統括する独裁政権へと進んでいく。そしてその第一歩は必ず女性弾圧からはじまる。トランスジェンダリズムはその変形に過ぎない。

政権による市民弾圧は男性の権力と見なされるため、革命派は女性の権利を守るためという大義名分を使って革命を起こすが、自分らが権力を握ると、かならずや女性弾圧から始める。これは左翼革命の定番である。

さてそれではトランスジェンダリズム行きすぎのイギリスではいったいどういうことになっているのか、改めて考えてみよう。

まずは労働党。少なくとも300人の女性が自ら政治参加の場所から身を引いた。十代の男子が長年勤めて来た女性職員を追い出し、労働党女性部の部長になった。このヘザー・ペトというティーンエージャーは「女性と感じている」というだけの女装男。 ジョー・コックス市の労働党女性指導者プログラムでも、二人の女装男が指導権を女性から奪った。

自由民主党も負けてはいない。同等の元大臣リン・フェザーストーンは生物学的性は真実ではなく人々の生活に影響を与えないという考えを支持しない人は同等に歓迎できないと宣言。サラ・ブラウンという女装男は女性の人権を称えるパンフレットは「ヘイトパンフレット」だと糾弾した。

下記のイメージは女装男サラ・ブラウンのツイート。自認のみで性別を公式に変えられるGRA改正案に反対するパンフレットを配っている人が居るとし、これは「ヘイトパンフレット」だと書いている。

グリーン党はもっとひどい。女児を誘拐して監禁し拷問強姦を繰り返した実父を自分の選挙運動員に雇っていた女装男エイミー・チャレノアーを持ち上げていたグリーン党は、いまや女性のことを「男性ではない人間」と呼び、「トランス女性は女性です」主張に抗議したレズビアン活動家のオリビア・パルマーを追放した。また同党はトランスジェンダリズムに猜疑心を示した党員、ルパート・リードとジェニー・ジョーンズにその意見の撤回を強制した。

またグリーン党はエイミー・チャレノアーは男だと主張した党員のアンディー・ヒーリーを沈黙させるべく訴訟を起こしたりしていた。(のちにチャレノアーは実父の有罪判決を受けて同党を離党した。)

グリーン党の副議長だったキャロリーン・ルーカスはWPUKなどの女性市民団体の女性たちと会合をしようとしたことをトランス活動家から批判されて辞任に追い込まれた。グリーン党は女性たちが女性の人権について話し合いをすることすら許さないようである。

これらの党はイギリスの左派であるが、それではトランス批判主義者たちは保守党に助けを求められるのかというととんでもない。

保守党はどんな男でも女性と宣言しさえすれば女子専門の地位や女子専用施設への立ち入りを許可するという立場を取り始めている。ということはこれまで女性が勤めていた議会の地位が自称女子の男子によって乗っ取られるという状況が生じるわけだ。

女性の平等党(the Women’s Equality Party)などは同党から一人も女性代表が出ないことに喜びを隠せない。2018年7月18日、ケンブリッジ大学で性別による基礎収入の運動をしているコリー・ハルパニー(Chloe Halpenny)は, イギリス議会が男子とトランス女子という全員男性によって占められるという考えを奨励した。

下記がハルペニーのツイート。『イギリス議会の半分がトランス女性が占めることはうれしいかという問に対し、サル・ブリントンは「もちろん。トランス女性は女性です。私たちは彼女たちを支持します。」と言って観客から絶賛の拍手を受ける。』と書かれている。

女性の平等のために戦うはずの女性の平等党(WEP)は女性の定義すらはっきりさせることが出来ない。同党はジェンダーのステレオタイプに属さない子供は「間違った身体に生まれた」などという思想を支持し、それに疑問を提示した学者ヘザー・ブルスケル・エバンス博士を追放したりしている。女装男が女性として議会に出馬することにより、女性は全く政治に参加できないという状況が作られつつあるのだ。

イギリスではトランスジェンダリズムの名の元に女性の人権が次々に奪われつつある。イギリスの憲法では人々が自由に集まり交流する権利が保証されているが、近年その女性の権利が迫害されている。

リーズ市の市議会は女性団体が性自認法改正案が(GRA)がどのように女性に影響を与えるかを討論する会合を開くことを許可しなかった。イギリスにはさまざまな法律によって国民が思想や宗教で差別されないことが保証されているにも拘わらず、男と女の違いは個人の信心やステレオタイプで決まるのではないと考える女性にはそれらの権利が保証されていない。男女の違いは生物学で定められているという現実を主張することさえ社会的には許されない行為となり、そんな主張をすれば仕事を失う危機に瀕する。

例えばマヤ・フォーステーター。彼女はセルフIDで性別を決めることがどれほど女性や子供にとって危険かという話を話をしただけで仕事を首になった。彼女の他にもカカシはツイッターでそういう目に会った女性の話をいくつか取り上げているが、彼女の話は左翼主義で有名なハリー・ポッターの著者J.K.ローリングですらマヤを擁護してツイッターで炎上するなど激しい口論となった。

いまや女性の性を基本とした話は「トランスフォビア」としてヘイトだなんだと弾圧される世の中となった。女性専用施設やシステムはすべてヘイトだと言われる。女装男が「排除された」「差別だ!」と言っただけでこれまで守られてきた女性専用空間が瞬時にして撤廃されてしまう。

トップショップという衣服店では、たった一人のジェンダー流動体を主張する男の苦情で全国チェーン店から女子更衣室が消えてしまった。

学校では男子の前で着替えるのが恥かしいという女子生徒が女子更衣室を求める権利がはく奪されている。例えばイーストサセックス市やケント市の学校ではトランス生徒は本人が自認する方の更衣室を使えるという規則が出来てしまった。たった一人の男子生徒が自分は女子だと言っただけで学校全体の規則が変わってしまったのだ。これによって女子生徒たちは女子全体の希望や意見よりたったひとりの男子生徒の希望の方が優先されると学んだのだ。

イギリスのLGB市民慈善団体としてはじまったストーンウォールは、いまやトランス活動団体と化して、LGBのことなどおざなりにトランス推進運動をあちこちでやっている。彼らは「トランス女性は女性です」をモットーとし、従来女性を守るために出来た女性専用空間に危険な男たちを侵入させることに成功している。女子スポーツしかり、女子刑務所しかりである。

特に男性性犯罪者を女子収容所に移す方針がどれだけ邪悪であるかは説明の必要はないだろう。ドクターエムは強姦を使って女性をコントロールするのは独裁政権の典型的なやり方だという。

英国でもてはやされた騎士道も、もとはと言えば女性が他の男性から強姦されないように男性が女性を守るという立場から始まったものとドクターエム。女性を守るという名目で女性の行動は規制されてきた。女性は危ないから夜遅くや朝早くに一人歩きをするなとか、明るい場所に居ろとか、沢山お酒を飲むなとか、これらは女性を守るという名目で女性の行動を規制するために使われてきた口実だとドクターエムは言う。だとすれば、男女共同トイレによって、このリストに女性は一人で公衆トイレに行くなという項目が加わってしまう。

国連アムネスティーによいれば難民キャンプで女性の安全を保障できるのは女性専用空間だとはっきり提言している。にも拘わらず、イギリスではすべての施設を男女共同にしようという動きがすさまじい速さで行われているのだ。いったころえは誰のためなのか。明らかに女性のためではない。

男女共同トイレは女性が痴漢を恐れて公衆トイレに行きにくくするシステムであり、それは女性が長時間に渡って外出できないことを意味する。ドクターエムはこれは意図的に行われているものだとする。女性がトイレを心配して外出できなくなれば女性の社会進出が著しく滞る。女性の独立が不可能になる。

女子施設にトランスジェンダーを入れてはいけないという話をすると、男女分かれていよういまいと犯罪を犯すひとは犯すのだから、犯罪者を告発すればいいのであって、をれを理由にトランス全体を犯罪者扱いして排除すべきではないと言い張る人がいる。自称女のローラ・フィーニックスなどがそのいい例。彼は今のシステムでも女子施設に侵入する人間はいるので、トランスを排除してもその事実は変わらないと主張。

ドクターエムに言わせれば、こういう言い分は、トランスジェンダリズム遂行の上には女性が強姦の犠牲になることくらい甘受すべきだと言うも同然だ。どうせ女は強姦されるのだから、そんなことでトランスジェンダーの気持ちをないがしろにすべきではないというのである。

またストーンウォールは、女性の振りをして女性に近づきレズビアンに性交を迫る行為すらトランスジェンダーのプライバシーを守るために合法にすべきだと主張している。相手を騙して性交を迫る行為はすでに違法だ。しかし活動家はこの行為すらも合法にしようとしているのだ。あたかも変態による強姦を容易にしたいかのような運動である。

またストーンウォールは男性による性転換を妻が拒否する権利をも奪おうとしている。英国の現状では配偶者が合法に性転換手続きを始めてから六か月後に結婚が自然消滅するようになっているが、運動家はこれすらも阻止しようとしている。女装趣味の変態男たちの多くは、それまでにも妻たちを性的にまた精神的に虐待してきている。 こういう男たちは妻たちから、あなたは性嗜好は変態だと言われると、お前こそが変態だと言って責め立て暴力を振るったりする。 こういう男たちとはっきり縁を切れなくなる女性たちがどれほど苦しむか、考えただけでも恐ろしい。

これは女装趣味変態男性が女性を自分の性奴隷として常に虐待できる立場に置いておきたいという願望があるからである。何が女性のように感じるだ。女性を支配下に置きたいという本能丸出しの雄の行為ではないか。

ドクターエムは多分左翼リベラルなのだと思う。それで男尊女卑は右翼保守の専売特許だと思い込んでいたのだろうが、トランスジェンダーの台頭によって左翼の男たちも右翼と全く変わらず男尊女卑だと書いている。トランスジェンダリズムが左翼の隠された独裁政権願望を表面に出したのだと。

無論右翼保守の私から言わせれば、左翼思想そのものが独裁者の思想だ。ヒットラーにしろムッソリーニにしろ元々彼らは社会主義者だ。世界中にある独裁主義はすべて社会主義か共産主義。ヒットラーも全く例外ではない。

それにしてもトランスジェンダリズムの恐ろしさは、私が考えていた以上に深刻なものであるとドクターエムは私に解らせてくれた。

関連記事:“LGBT先進国”は狂ってるだけ、日本は絶対に真似するな! 社会を崩壊させるトランスジェンダーの未手術性別変更(東大教授寄稿)


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LGBT活動家たちがイスラム教の脅威に無頓着なわけ

アイデンティティーポリティクス(IP)という言葉がある。これは左翼連中がよく使う手だが、人をある属性にはめ込み、その属性に所属する人は誰でも一律の考えを持っているべきという概念だ。しかし人それぞれ色々な考えがあるわけだから、例えその属性に所属していたとしても、別な考えを持つ人も居る。だがIPはそれを完全否定するのだ。

例えば私は女性だが、女性はすべて左翼リベラルであるべきという考えから、私がそうは思わないと言えば、「女性のくせに」とか「自虐的」とか言って批判するのだ。

最近LGB Alliance(LGB同盟)というグループが出来た。このグループはトランス活動家たちと自分たちを切り離したいという考えで発足された。まだフォロワー2000人足らずの零細団体で大して騒ぎ立てるほどではない。しかしながら、もうすでにT活動家から猛烈な攻撃を受けている。活動家たちからすれば、離脱は絶対に許せないといったところだろう。

私がこのグループに関して同情的なツイートをしたところ、アメリカの右翼として誇りを持っている、と自負している私のような人間が何故LGBに同情するのかというコメントが来た。右翼保守は反LGBに違いないという勝手な思い込みである。実はトランスジェンダー方針に関しては、オバマ前大統領が全国の学校区にトランス許容条令を大統領命令で出し、トランプ大統領が即座にその命令を撤回したという展開がある。つまり、トランプ大統領は少なくともこの件に関しては女性の味方をしてくれたわけだ。

LGBTの多くは共和党は反同性愛主義だと思い込んでいるが、そんなことはない。確かにアメリカの右翼保守はユダヤ・キリスト教信者が多く、同性愛は罪と信じている人が多い。しかしだからと言って同性愛行為を違法にしようとか、同性愛者を逮捕して拘留すべきだなどと唱えるような方針は取っていない。無論なかには同性愛行為を違法としたテキサスの法律を取り戻そうと言う人も居るが、誰もそんな法案が再び通るなどと信じていないし、そんなことを選挙運動で掲げたら、まあ先ず支持を得ることは出来ないだろう。保守といえども共和党はそこまで時代遅れではない。

しかしLGBT活動家にそんなことを言っても無駄だ。個人的にホモフォブ(同性愛恐怖症)の保守派を持ち出してきて、これをみろ、あれをみろ、と言ってくる。彼らは共和党や右翼保守はLGBTの共通の敵だということにして、LGBTをまとめる必要があるからである。

この「我々」対「奴ら」の考えが行きすぎるあまり、活動家たちは本当の敵を見ようとしない。いくら福音書キリスト教徒らが同性愛は罪だと思っていても、彼らは同性愛者をすべて狩りたてようなどとは言っていないが、同性愛者は死刑になるべきと言ってはばからない宗教が存在する。しかもこの宗教は政治と宗教は分けるべきという近代文明国の概念とは真っ向から対立し、宗教こそが法律だと主張している。もしこの宗教が政権を握れば、どんなにLGBTが迫害されるか火を見るよりあきらかなはず。本当にLGBTの安全を思慮するのであれば、このような宗教こそ脅威であるとして攻撃すべきだが、活動家たちはそれをしない。何故か?それはこの宗教が彼らが忌み嫌う共和党や右翼保守やユダヤ・キリスト教の敵だからである。

今や民主党の顔となったザ・スクワッドと呼ばれる女性四人組新人下院議員, アレキサンドリア・オカジオ・コーテズ、イルハム・オマル、アヤナ・プレスリー、ラシダ・ティラブのうち三人までが敬虔な平和の宗教家で、四人とも反ユダヤ主義まるだし。にも拘わらず彼女たちの人種差別的発言を下院議長のナンシー・ペロシは批判すら出来ずにいる。

トランプ大統領が就任早々、同性愛者と見なされれば即刻絞首刑にされるような、テロリスト温床国家からの移民を制限すべきとした大統領命令に真っ向から反対したのも民主党。本当にLGBTの安全が大事ならLGBT活動家こそ民主党を糾弾すべきなのだが、このことを指摘すると、イスラム教は反LGBTではない、などと平気な顔をして言う奴が居るから信じられない。しかもイスラム教ギャングに乗っ取られたロンドン住まいだという人間がそういうことを言うのだから驚きである。

今、私はダグラス・マレー著の「ヨーロッパの自死」という本を読み返している。1990年代後半にオランダでイスラム教移民が及ぼす危険をとなえた政治家や映画監督らが、ことごとく被害妄想の人種差別者として糾弾され、主流政治家たちはイスラム教移民の脅威から目を背けた。イスラム批判者たひが次々と左翼やイスラム教徒に暗殺されたりしても目を覚まさなかった。

ロンドンではイスラム教市長の見守るなか、イスラム教ギャングによる単車でのひったくりや、酸攻撃や、ナイフ攻撃でロンドン市民が脅かされている。イギリスにはいくつものシャリア法廷があり、イギリス市民が理不尽な裁断で苦しめられている。にもかかわらず、イギリス住まいのLGBTが彼らの最強の敵はトランプだとか米共和党だと思ってるのだから笑ってしまう。(笑いごとではないが)

もっともこれも当然と言えば当然の成り行きだ。LGBT活動家は実はLGBTのことなどどうでもいいのだ。トランス活動家によるLGB弾圧を見ていればそれは明らかである。彼らの目的は独裁だ。完全なる異論の弾圧だ。だから絶対服従を解くイスラム教に同調しているのだ。

今はいいかもしれない。馬鹿サヨはイスラム教を利用して自分らの独裁政権を実現できると思っているのかもしれない。だがこれまでの状況からみてイスラム教の方がずっと優勢だと思うがね。そうなってから最初の犠牲になるのはLGBT活動家たちなんだが、それが全く分かってないってところが何とも奇妙である。


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「シアトルは死にかけている」ホームレスを放置するとどうなるかという典型例から学ぶ

本日アメリカの西海岸ワシントン州にあるシアトルの悲惨な状況を描いた「シアトルは死にかけている」というドキュメンタリーを観た。同じ西海岸の南方、サンフランシスコやロサンゼルスでも同じような状況が起きているので、これは全く他人事とは思えない。

シアトル市と言えば、美しい海岸沿いの豊かな都市で観光客にも人気だった。私も10数年前に2~3回行ったことがある。そうそうシアトルからアラスカ旅行のクルーズ船に乗ったんだった。

ところが近年、市会議員たちのリベラルな政策によって、シアトルは麻薬中毒者のホームレスが占拠する肥溜め都市へと豹変してしまった。町のいたるところに汚らしい乞食が寝そべり、ヘロインを打ち万引きをし大声でわめき排泄する。乞食たちは住宅街だろうと墓地だろうと公園だろうと所かまわず青色のテントを張って住み始める。周り中にごみをまき散らし、使用済みの注射器が散漫する。こうしたことが一般の家や商店の前などで平気で行われているのだ。

普通だったら市民が警察を呼んで何とかしてもらうはずだと思うだろう。ところがシアトルではそれが出来ない。警察が悪いのではない。警察は市の政策によって身動きできない状況にあるのだ。

シアトル市議会は「人道的」な立場からという理由でホームレスに厳しい対処をしないことに決めた。それでも最初のうちは警察も何とか街を安全にしようと頑張っていた。しかし警察官がいくら苦労して犯罪者を取り押さえても、検察は起訴すらせずに一日二日、いや、ひどい時は24時間以内に釈放してしまう。例え起訴にまでいきついても、リベラル裁判官による裁断で刑期は信じられないほどの短期。犯罪者はすぐにまた同じ街角にもどって麻薬売買をしてる。

シアトルの犯罪常習犯100人の統計を取った人によると、100人中100人が麻薬中毒患者でそのうちの50%が精神異常者であると診断されており、100%がホームレスだった。100人の平均犯罪回数は36件。これらの犯罪者が一回の犯罪で刑務所に入っている期間はゼロから数週間。この100人が少なくとも2~3年は刑務所に入っていたら、街の治安はどれだけよくなっていることか。

シアトルに予算がないわけではない。それどころか同市は2017年に5.6億ドルの予算をホームレス問題につぎ込んでいるのだ。このお金は一体何に使われているのか?

シアトルのことは解らないが、同じようなことがサンフランシスコやロサンゼルスでも起きているので想像は付く。リベラル市議会はホームレスシェルターを作ったり、病気が蔓延しないようにと清潔な注射器を配ったり、ホームレスによって汚れた街の清掃員を雇ったりして金を浪費しているのだ。

結局シェルターには中毒患者が集まって無料注射器でヤクを打ち、その辺でねそべって、清掃員が掃除する傍から汚していく。何の解決にもなっていない。

ここ4~5年、シアトルでは軽犯罪の取り締まりを一切諦めてしまい、麻薬所持も少量なら放置という方針を取るようになった。で、シアトルはどうなったか?町中が肥溜めとなり、軽犯罪どころか重犯罪も日常茶飯事になったのだ。商店は万引きによりひどい被害を受けているが、警察を呼んでも犯人は翌日には舞い戻ってくる。だから犯罪者たちは堂々と盗みを繰り返す。

以前にニューヨークの治安向上を実現させたジュリアーニ市長は、先ず道端での排尿といった軽犯罪から厳しく取り締まることから始めた。すると街の犯罪が激減した。何故かと言えば、重犯罪を犯すような人間なら軽犯罪を犯すなど日常的にやっているからで、軽犯罪で捕まった人間を取り調べると未解決だった重犯罪の犯人だったなどということがいくらでもあったからだ。以前に何かで読んだのだが、上位2%くらいの犯罪者がほぼ80%の犯罪を犯しているという。だから、シアトルでも常習犯のトップ100人を拘束したなら、街はどれだけよくなるか想像がつくというもの。

ではいったいシアトル市がこの状態から抜けきるにはどうしたらよいのか?

  • 軽犯罪も重犯罪も厳しく取り締まること。道端での排泄や無法野宿は即禁固刑のうえ罰金を課す。
  • ホームレスは違法とする。
  • 一旦逮捕された犯罪者を起訴猶予などにせずきちんとした裁きを下し最長の刑に処すこと。
  • 麻薬売買や所持は量に拘わらず厳格に処罰する。
  • 犯罪者が麻薬中毒の場合は刑務所で治療を行い社会復帰のためのカウンセリングを長期にわたって行う

そして何よりも先ず最初にしなければならないことは、今いる能無しの民主党市議会を全員首にすること!これは何もシアトルに限ったことではない。サンフランシスコでもロサンゼルスでも全く同じことが言える。奴らが君臨している限り、これらの都市は衰退の一途をたどるだけだ。

特に南カリフォルニアは南米からの違法移民が波のように押し寄せてくる。カリフォルニアはこれらの違法移民を取り締まるどころか、連邦政府の取り締まりに盾をつく始末。カリフォルニア州民より違法移民を重視する本末転倒な政権なのだ。どうしてこんな奴らに毎回投票するのか私は我が同胞カリフォルニア有権者が情けない。

このままでは私の住む町もシアトルのようになるのは時間の問題である。


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激化する左翼の暴力、無視する主流メディア

先日、アンティファ暴力団員数人に暴行を加えられ大けがをしたアンディー・ノーの話をしたが、これに関して主流メディアはほとんどどこも報道していない。FoxNewsを除けば、かろうじてCNNのジェイク・タッパーやNBCのウィリー・ガイストが個人的に批判した程度である。

右翼保守による暴力行為が起きた場合には、普通の右翼保守政治家やコメンテーターは数分の後にその暴力行為を徹底的に糾弾するが、左翼過激派による暴力は左翼政治家もメディアも良くて無視、悪いのになると正当化や奨励する奴らまで出てくる。下記などがそのいい例。

「アンディー・ノーは相手が不相応な反応を示すよう相手を挑発するような人間だ。これは起こるべきして起きた事件だ。誰もがそれを知っている。”Andy Ngo is someone who antagonizes those he knows will react in a disproportionate way and this exact outcome was inevitable. Everyone knew it,” Alheli Picazo

「執拗にアンティファを挑発し嫌がらせをしていた極右翼扇動家アンディー・ノーは遂に望が叶いミルクシェイク攻撃を受けた。ティム・プールみたいな極右翼単細胞はこの話から最低数週間は搾り取るんだろうな」‐ ネイサン・バーナード“After relentlessly baiting and harassing antifa, far-right provocateur Andy Ngo finally got his wish of being milkshaked. Far-right simpletons like Tim Pool will milk this “victim” story for the next week at least,” Nathan Bernard

アンディー・ノーは先日も書いたように右翼でも左翼でもない独立ジャーナリストだが、アンティファの悪行を特集していたこともあり、多くのメディアが「保守派ブロガー」とか「保守派ジャーナリスト」と書いている。あたかも保守派であれば攻撃されても仕方ないと言わんばかりである。しかしアンディにしてもティム・プールにしてもおよそ右翼とは言い難い存在だ。ましてや過激派右翼などとんでもない。

二年くらい前に左翼連中は「ナチを殴れ!」キャンペーンを始めた。ナチス思想はあまりにも凶悪であるから、彼らの言論は暴力で応戦しても良いという理屈からだった。無論左翼の標的がナチスだけでおさまるはずはない。いや、それを言うなら、無知蒙昧な左翼過激派に何がナチスなのかなどという判定が出来るはずがない。結局ナチスとは自分らと同じ意見を持たない人間ということになり、反対意見を持つものは誰でも殴っていいという理屈へとつながったのだ。

ベトナム難民の子供でゲイであるアンディー・ノーがナチスであるはずはない。だが、そんなことはどうでもいいのだ。アンディーは明らかにアンティファの活動を邪魔している敵なのであり、敵は誰でも殴っていいのである。であるから今回のアンディーへの攻撃は完全に正当化されるのだ。

何故主流メディアや左翼政治家たちがこの攻撃を糾弾しないのかといえば、彼らはアンティファの思想にも暴力的手段にも100%同調しているからである。これまでにも民主党のマキシーン・ウォーターズ議員などは保守派にあったら道端だろうがレストランだろうが立ち向かって抗議しろと言ってきた。すでに保守派政治家やコメンテーターなどが公共の場で唾を吐かれたり、飲み物を投げつけられたり、左翼暴徒らの嫌がらせによってレストランやバーから追い出されるという事件がいくつも起きている。

アンディが襲われる数日前にも、Voxというオンラインメディアの記者カーロス・マザは、自分のツイッターに「ミルクシェイクを投げつけろ、どこでも屈辱を味合わせろ、公共集会主催することに怖気づかせるのだ!

この明らかな暴力扇動ツイートは未だに削除されておらず、マザのアカウントも健在である。フェミニストのメーガン・マーフィーが「トランス女性は男だ」といっただけで口座が永久凍結されたのとは大違いである。

左翼政治家や主流メディアが糾弾するどころか奨励している以上、保守派及び中庸派への暴力は激化する一方だろう。誰かがこれを止めなければナチス党のように、アンティファ・ファシスト党はアメリカを支配するようになるのだ。左翼に自浄が望めない以上、我々右翼保守が立ち向かう他はない。共和党政治家たちにその覚悟は出来ているのだろうか?


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アンティファこそファシストテロ軍団だ!

昨日、米国はオレゴン州のポートランド市で、左翼過激派テロ軍団の「アンティファ」のデモ行進を取材していたベトナム系でゲイの独立記者アンディ・ノーが数人のアンティファ暴徒に襲われて負傷し救急病院に一日入院するという事件が起きた。怪我の様子は下記の写真を見ただけでもかなり深刻。

これについてスペクテイター誌でトビー・ヤングが記事を書いているのでそれを読みながら考えてみたい。

アンディー・ノーに関しては拙ブログでも以前に色々紹介したことがある。彼はフリーランスの記者で特に右翼でも左翼でもない公平な立場から報道するという今では稀なジャーナリストの一人。彼の地元のポートランドが昨今左翼暴力団のアンティファに乗っ取られて無法地帯になっている様子を嘆いて、二年くらい前から同市の様子をまじめに報道している。問題なのは警察署長でもある同市の市長がバリバリ左翼でアンティファにぞっこん入れ込んでいること。よってアンティファの暴挙を同市の警察も黙認しているということにある。

ポートランド市のアンティファ暴力団は過去に移民局の方針に反対して同市の中心街を占拠し、連邦政府移民局員をビルに幽閉したり、近づく市民を暴力で威嚇するなどという暴挙を繰り返している。そして奴らはそれについて報道しているアンディー・ノーを日ごろから目の仇にしている。アンディや家族の住所は何度もネットで公開され、以前にも飲み物や汚物を投げつけられるなどの暴行を受けていた。

左翼が気に入らない政治家や活動家にミルクシェイクを投げつけるやり方は、拙ブログでも以前にトミー・ロビンソンが攻撃を受けた際に紹介したが、それがアメリカの左翼の間でもすぐに導入された。昨日は小型トラックの上からミルクシェイクを参加者に配っている暴力団の姿が目撃されたが、暑いデモの際に冷たくおいしいミルクシェイクを配っているなどというほほえましい図ではないのだ。このミルクシェイク、単なる飲み物ではない。中に即席に固まるセメント剤という皮膚などに当たると炎症を起こす悪質な薬品が含まれていたのだ。

この攻撃によってアンディは顔や頭に切り傷や打ち身などの怪我を負ったが、同時に何十万円もするカメラやその他の器具を奪われり破損されたりした。彼は近くの病院に運ばれ、様子を見るために一日入院したが、その際に脳への出血が発見された。友人のミッシェル・モルキンが医療費や器具代にとゴーファンドミーで募金運動を始めた。

イギリスでミルクシェイク攻撃が始まった数か月前から、我々はこれはもっとひどい行為へとエスカレートするに違いないと懸念していた。特に酸攻撃が頻繁になっているイギリスからの輸入とあれば、いずれ誰かがミルクシェイクなどという無害なものだけで我慢できるはずがないことは容易に予測できたからだ。

なにかと右翼保守による言論をヘイトスピーチだといって検閲に口煩いイギリス公共放送のBBCだが、左翼コメディアンのジョー・ブランドがミルクシェイクなんて言ってないでバッテリーアセッド(電池用酸)でも投げつけるべきなどと「冗談」を言った時には制裁しないどころか彼女の言論を擁護したりしていた。

しかしアンティファ連中の激化する暴力を援助しているのは、CNNのクリス・コモや地元政府といった主流メディアや地元政治家の連中なのだ。現にアンディーは先月自分の通うジムで暴行を受けたり、取材中に腹部を殴られるなどの暴行を受けていたにも拘わらずポートランド警察はなにもしていない。

政府に盾突くジャーナリストに暴行を加えるやりかたこそ、まさにファシストのやり方だとトビー・ヤングは言う。

自分の政治見解を批判するジャーナリストを殴り倒すやり方こそ1930年代にナチス党がドイツでやったことだ。アンディーはゲイで有色人種(ベトナム人との白人のハーフ)、もし右翼暴徒が左翼記者で同じ属性の記者に暴行を加えたりしたら主流メディアは今頃制裁をもとめて躍起になり、民主党の大統領候補の誰もが口で泡を吹くながらこの先の討論会で話題に取り上げていただろう。

保守派ジャーナリストのロッド・ドレーヤー(Rod Dreher)曰く、 「あたかも1960年代にバーミングハムをクークラックスクラン(KKK)がしていたように、アンティファがポートランドを統括しているかのようだ。ポートランドには本当に警察はあるのか?機能する政府はあるのか?我々はそれを見極めつつある。」


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懐疑派に押された欧州連合議会選挙

5月24日(2019)、イギリスの欧州連合(EU)離脱を巡り二年間による無様な外交により、テレサ・メイ首相は辞任を発表した。彼女はイギリス近代史のなかで最悪な首相だった。イギリス国民は二年前の国民投票でEU離脱を支持した。メイは元々在留派だったが、首相に就任した際、国民の意志は守り通すと断言した。しかし彼女が過去2二年間やってきたことは、なんとかしてイギリスをEUに在留させるかという策略ばかりだった。メイは離脱への道に脚を引きずることによって、世論を変えさせようと思ったのかもしれないが、これは完全に失敗した。今もしまた第二回目の国民投票をやったら、前回よりももっと多数差で離脱派が圧勝することは先ず間違いない。

多々の世論調査によると在留派の方が多数だという意見もある。だがこういう世論調査というのは非常に眉唾だと私は思っている。前回の投票の前も在留派が圧倒的に優勢と言われていたのに、離脱派の勝利に終わった。主流メディアの報道する世論調査には意図的な印象操作が感じられる。

そのような世論調査よりも、イギリス国民の意思がもっとはっきりしたのが、この間行われたEU選挙である。EUには参加国からその人口に合わせて何人かづつ代表者が選ばれるが、イギリス代表ではナイジェル・ファラージ率いるBrexit Party、EU離脱党が30.8%という票を獲得し圧倒的多数で第一位を飾った。離脱党はトミー・ロビンソンの加入などを巡って脱退した元UKIP(イギリス独立党)のメンバーたちで急遽設立された党だった。ちなみにUKIPから出馬したトミー・ロビンソンは選挙運動をことごとく邪魔され僅か2.2%の票で大敗した。これについてはまた後で話そう。

反欧州連合派が優勢だったのはイギリスだけではない。全体で反EU派はなんと30%の議席を獲得したのだ。

ヨーロッパ議会によりますと日本時間の午前9時現在、議会の会派ごとの獲得議席の予測は、EUの統合を支持する中道の2つの会派が全751議席のうち、合わせて329議席で、今の選挙制度が始まった1979年以来初めて、両会派を合わせても過半数に届かない見通しです。

これに対してEUに懐疑的な勢力は、イギリスでEUからの「合意なき離脱」を求める「離脱党」が首位になったほか、フランスで極右政党の「国民連合」が、イタリアで右派政党の「同盟」が、それぞれ首位になりヨーロッパ議会全体でも議席を増やす見通しです。

ヨーロッパでは左翼でない思想はなんでも極右とされてしまうが、フランスではマクロン首相率いる与党がマリーヌ・レペン率いる 国民連合(旧国民戦線)に敗北した。そのほかイタリア、スペイン、ハンガリー、ギリシャなどもEU懐疑派の勝利がめだった。

イギリスによるEU離脱の新しい目標は10月。メイ首相が辞任した今、次の首相が離脱を成功させなければ与党であるトリー党は持たないだろう。離脱党のファラージはすでに国内選挙に出馬する意欲を見せているので、もしかすると長年による与党支配も終わりを告げるかもしれない。イギリスは根底から改革する必要があるからそれはかえって良い結果を生むかもしれない。

それにしてもEUの未来はあまり長くないという感じのする選挙だった。



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言論と暴力を混同すると、かえって暴力を煽ることになる

最近アメリカでも日本でも「言葉の暴力」といった概念が後退派左翼の間で流行って。ごく普通のことを言っただけで、「それは差別だ!ご暴力だ!」と言い出す輩がやたら多い。ある人などは「言葉で人は死にます」とまで言い張った。いったい私がどんな呪文を唱えればそういう奴を殺すことが出来るのか、是非とも教えてほしいものだ。

聡明な読者諸氏はもうすでにご承知のことと思うが、そうやって相手の言論を暴力だとか暴力を煽る行為だとか言う奴らに限って自分たちは平気で暴力を振るう。平和平和とがなり立てながら、辺野古基地前で基地に出入りする人々の車を囲って車を叩いてる奴らなんぞは、その典型である。

先日も極左翼で悪名高いカリフォルニアのUCバークレー大学で、保守派活動家が左翼暴徒に殴られるという事件が起きた。上記はその時の模様。被害者はハイデン・ウイリアムスという男性でターニングポイントUSAという保守派団体への勧誘活動を手伝っていた。ブースには「ヘイトクライムのやらせは真の犠牲者を傷つける」 ( “Hate Crime Hoaxes Hurt Real Victims”)といったサインが掲げられていたという。これは先日二人の保守派白人に襲われたという自作自演の犯罪を訴えて問題になっている黒人俳優のことを比喩している。

さて、このサインに怒った二人の男がウィリアムスに近づきウィリアムスに罵声を浴びせかけた。ウィリアムスによると男たちはウィリアムスを「レイシスト」と呼び「撃ってやる!」といって脅したという。私が見たビデオの中でも黒い服を来た男が「お前は暴力を煽っている」と言いながらウィリアムスを殴っている姿が写っている。

最近の大学キャンパスは保守派にとって非常に危険な場所になっている。とターニングポイントUSAの創設者、チャーリー・カーク氏はいう。保守派は単に意見が違うというだけで罵倒され暴力を振るわれるのが普通になっている。もしこれが反対にマガハット(トランプ支持の象徴)を被った保守派学生による暴行であったら、メディアは「ヘイトクライム」だと言って大騒ぎしたに違いない。なにせマガハットをかぶって微笑んでいただけの高校生をあれだけ吊し上げたメディアであるから。

なぜ左翼連中は保守派というだけで殴ってもいいと思うのか。それは「言論は暴力だ」という危険な思想を信じ込んでいるからだ。言論は言論だ、言論で誰も怪我をさせることなど出来ない。だがそれを「暴力だ」と言ってしまえばどうなるか。暴力なら暴力で応戦しなければならないという理屈になる。だから後退派左翼にとって保守派の言論は暴力なのであり、暴力によって対抗するのは正当防衛なのだという考えなのである。私が口を酸っぱくして言論と暴力を混同してはいけないと言っているのはこれが理由だ。

そしてこれはヘイトスピーチは暴力だとするならば、政府による暴力で弾圧されて当然という理屈になる。

先日イギリスでは38歳の母親がフェイスブックで「トランス女性は男だ」と書いただけで警察に連行されて何時間も拘束されるという事件が起きた。イギリスではこういうことがもうすでに何度も起きている。その話を上記のようにツイッターでしたら、「ミスジェンダーはヘイトスピーチだから規制されて当然」と答えて来た人が居た。

この人は自分が言っていることがどれほど恐ろしい言論弾圧であるかわかっているのだろうか?SNSで何気なしに言ったこと、しかもトランス女は男だ、などという明確な事実を言っただけで逮捕されるような世の中に本当に生きたいと思っているのだろうか?こういう人は自分は常に権力者側に居ると錯覚している。自分の意見が多数派だから自分は安全だと思っているのだろう。だが、ほんの10年くらい前ですら、男を男と呼んだらヘイトだと言われる時代が来るなんて、誰が予測しただろう?ということはいつ何時、今はポリコレな言論が明日はヘイトになるか解らないのだ。ずっとリベラル派だといってバージニア州の知事にまでなった人が30年以上も前に冗談でやった黒塗りで辞任を迫られるなんて世の中だからね。

余談だが、バージニア州の知事の黒塗り写真を検索していたら下記のようなツイートを見つけてしまった。ここまで来ると黒塗りというより変装だね。


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元後退派左翼運動家の告白、「私は昔モブだった、自分がモブに襲われるまでは」

元後退派左翼が左翼連中の暴挙に嫌気がさして立ち去るウォークアウェイという運動については何度か書いてきたが、今回は元左翼ネットモブの一員だった男性の体験談を紹介しよう。彼はついこの間まで社会正義運動家という名目の後退派左翼ネットモブの一員だった。しかしちょっとしたことから仲間から睨まれ、突然村八分になっただけでなく、仕事も追われ、本名で活動すると攻撃の対象になるため、この告白記事も偽名で書かざる負えなくなったという。

私がネットモブとしたのは、本当の暴力を振るうモブと区別するためだ。モブという英語は群衆と言う意味で、主に好ましくないことをする群衆のことを指す。著者のバーレット・ウイルソン(仮名)がやっていたことは、有名人にしろ一般人にしろ、自分が社会正義に反すると判断した人間に対して、ネット上で「それは差別だ!」「ヘイトだ!」と決めつけて仲間を煽る行為だ。それに扇動されて他のユーザーたちが「そうだ、そうだ、お前はレイシストだ!」とよってたかって犠牲者をいじめまくる。ウイルソンは自分のツイートやコメントに他人から「いいね」をたくさんもらったり「君は勇敢だ」「そんなヘイターを指摘してくれてありがとう」などと言われると非常な興奮を覚えたという。

しかしその彼がひょんなことから攻撃の対象となってしまった。彼が何を言ったのかは問題ではない。実際この記事にも彼の行為自体は書かれていない。問題なのは彼が告発されたということだけだ。無論彼は有罪だった、告発された人間はすべて有罪なのだ。モブの攻撃に公正な裁判などない。一旦悪者と指摘されると、人々は彼の過去のコメントやツイートを掘り出してきて、過去にも同じようなことを言っていたと指摘する。結果ウイルソンは職場でも有害な環境を何年も前から作っていたとか、彼のマイクロアグレッション(些細な攻撃性)で回りに非安全な空間を作って来たと責められた。

社会正義というのは偵察文化だ、告げ口文化だ。同僚や友達による執拗な警戒が私を失業に追い込んだ。それで私はスシやピザの配達をしている。いや、文句を言っているじゃない。これはまっとうな仕事だ。この仕事は現実社会で他人とどうやって付き合うべきかを再発見させてくれた。以前のようにSNSで他人のことを「親切」じゃないとか「敬意」を示さないと責めるようなことをしなくなったことで、 今の私は以前より親切で他人に敬意を払える人間になった。

私は以前から後退派左翼の中に居る人達の方が我々保守派より不安定な状況にいるのではないかなと思っていた。もともと私はツイッターなどで自分はネトウヨです!とか極右翼です!とか言ってるので、今更私が同性婚反対!とかトランスジェンダーに屈するな!などと言ったからと言って誰も驚かないし興味も持たれない。だが普段から自分は敬虔なリベラルだと自称している人間が、すこしでも同性愛者を馬鹿にした(と取られる)言動を取ったとか、セクハラの冤罪を着せられたりしたら、彼/彼女らの左翼としてのキャリアは終わりである。

他人の人生をネット攻撃で台無しにしてしまうことは、それ自体自分に何かすごい力があるような錯覚を持たせる。ウイルソンが感じていた興奮というのはその力なのだろう。だが、それは何時か自分にも牙をむく。そしていままでトモダチだった人たちは一斉に自分に襲い掛かってくるのだ。



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アメリカのアンティファ指導者の正体は民主党役員だった!

デイリーコーラーによれば、アメリカで暴力を扇動している共産主義暴力団「アンティファ」のリーダーは実は民主党議会に勤める職員だったことが判明。

この男の名前はジョセフ・「ジョー」・アルコフといい、民主党議会の職員で、昼間はワシントンDC基盤の市民団体の幹部として働いている。しかし彼はホセ・マーティンという名前で社会主義及び共産主旨プロパガンダを広めている。

チェペというあだ名で知られるアルコフは暴力的な政府打倒や金持ちの殺害を唱えている。彼はトランプ時代になってアンティファによる、より暴力的な手段を取り入れるようになった。

2017年にに書かれた本のなかで、チェペはスマッシュレイシズムDC (人種差別を破壊する会)というアンティファグループの主導者であることが記されている。この団体はフォックスニュースのタッカー・カールソンの自宅を襲ったり、共和党上院議員のテッド・クルーズをレストランから追い出したりしたのと同じグループ。

アルコフは本名のジョセフ・アルコフ(36歳)の名で民主党職員として働いているが、ジョセフ・マーティンという名前で社会主義思想を広め、チェペの名前で過激な共産主義思想を広めている。その運動はSNSなどを使って2004年くらいから続いている。特にチェペの思想は暴力を使って資本主義を打開しアメリカ現政権を打倒するという非常に過激なものである。

チェペは@sabokittyというハンドルで「我々は正直に金儲けをした金持ちから金を奪おうなどとは思っていない。アプリルフール!正直に金儲けした資本主義者なんかいねんだ。金持ちはぶっ殺せ!」などとツイートしている。デイリーコーラーからのインタビュー要請を受けて、アルコフはツイッター口座をプライベートに変えてしまった。いわゆる鍵垢ってやつだな。はっきり言って暴力を扇動するツイートはツイッター規約に反するはずなのだが、何故それが放置されていたのかは不明(でもないが)。これを期にアルコフの弟で真っ赤か左翼のデモクラシー・ナウいう独立番組のプロデューサーをしてるサム・アルコフも、母親のリンダもそれぞれのフェイスブックをプライベートに変えた。

デモクラシーナウなんて久しぶりに聞いたなあ。まだあったんだ、あの共産主義プロパガンダ番組。アルコフの共産主義活動はもう何十年も続いており、2011年の「ウォール街を占拠せよ」運動でその主導者としての権力を確保したという。

アルコフのやり方は自分らがファシストと決めた人々(要するに共産主義者ではない人々)に関しては彼らのプライベートな情報を拡散し、個人的に嫌がらせや暴力的な攻撃をするべきというもの。アルコフ自身も暴力的なデモに参加するなどして何度か逮捕されている。

問題なのはアルコフは権力のある民主党議員たちとも深いつながりがある。カリフォルニア州代表ダイアン・ファインスタイン上院議員、同州マキシーン・ウォーターズ下院議員、ウイスコンシン州のタミー・バルドウィン上院議員、バージニア州のドン・ベイヤー下院議員、オハイオ州のシェロッド・ブラウン上院議員などなどのイベントで主賓として参加したり一緒に写真を取ったりしていることだ。

「アンティファ」共産主義暴力団はすでに国内テロリスト集団として国家安全保障局が認めている暴力集団である。そういうグループのリーダーと民主党の権力者たちが親密な関係にあるというのは由々しきことだ。もしも共和党の議員たちが白人至上主義暴力団と多少でもつながりがあると解ったら、左翼後退派メディアはその話でもちきりになるはず。それが民主党だと完全無視というのが今の状況。

アンティファ共産主義者たちのテロ行為は日に日に過激化している。民主党議員たちは彼らとの関係を断ち切る勇気があるだろうか、それとも彼らと一緒に過激化を共にするのか?注目に値する。






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左翼白人は有色人種を馬鹿にしてるという調査結果

私は時々白人をものすごく嫌っている有色人種に出会う。ネットなどで日本人と話していても、アメリカの白人はどんなに善良に見える人でも本心は人種差別者だと言い張る人がいる。そしてそういう人たちは必ずと言っていいほど左翼リベラルと自称する。

昔、ニューヨークで数か月暮らしたことがあるという日本人男性とネットで議論したことがある。彼は大の反米(特に反白人)だった。どうやら数か月間のアメリカ暮らしで散々差別されて嫌な思い出だけを持って帰国したらしい。にも拘わらず、彼のアメリカ論は完全にアメリカ左翼メディアの受け売りだった。それで私はよく、君はアメリカの悪口ばかり言いながら、何故アメリカメディアの言うことを鵜呑みにするんだね、と聞いたものだ。

私はその当時から考えていたのだが、アメリカにおける後退派左翼有色人種は付き合う白人も後退派左翼だけだというのが問題なのではないだろうか?つまり、後退派左翼の白人は口で何と言おうと、無意識のうちに人種差別的な行動を取っている。そして決して馬鹿ではない有色人種はその表面下にある白人達の偽善や欺瞞に少なからぬ反感を持ってしまうのではないだろうかと。

それを証明するような記事を読んだので紹介しよう。Study: White Leftists Simplify Their Language For Minorities (左翼白人は少数民族には簡単な言葉使いをする)

エールとプリンストン大学の二人の調査員は過去25年間に渡り、白人民主党の政治候補者の演説を調べたところ、少数派に対しての演説ではその内容を簡素化し難しい言葉遣いを避けて話していることが解った。同じ期間で保守派候補者の演説では白人に対しても少数派に対しても言葉使いに全く違いはなかったという。

これはエールとプリストンの助教授二人が白人が有色人種い対しどういう行動を取るかを調査したもので、よかれと思って接している白人でも左翼だと不思議と人を見下した言い方になっているという結果が出た。

政治家だけではない。一般人でも左翼白人は明らかに白人と解る名前の人へのメールと明らかに黒人の名前の人のメールとでは、書く時の語彙が違っていたという。ところが保守派白人は相手が誰でも全く違いがなかったという。

この調査結果には全く驚かない。私が長年持っていた考えと完全に一致している。私が出会った左翼有色人種たちは左翼白人としか付き合いがないから、左翼白人連中が持っている人種差別意識を薄々感づいていたのだろう。だがそうした白人から保守派白人はすべて白人至上主義だと言われていたことを鵜呑みにしているため、保守派白人との付き合いは全くない。それで事実は保守派白人は全く差別意識など持ち合わせていないということすら知らず、白人は口で何を言おうと本心は人種差別者なんだと思い込んでしまう。

それでも頭のいい少数派はそれに気づいて、本当の白人至上主義者は後退派左翼の方なのだとして徐々に民主党を離れて言っている。トランプ支持の黒人やラテン系が増えているのもそうしたことからだろう。


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