「女子専用施設をトランス許容に変えたからって犯罪が増えるなんて神話」という真っ赤な嘘

前回のエントリーで鴉の爪と言うブロガーが女性専用施設をトランス許容にしても性犯罪が増えるなどということはないと言う根拠として2016年のメディアマタースの記事を提供した話はしたが、メディアマタースの記事はあてにならないと一笑に付すだけでは反論にならないので、今日はきちんと反論してみようと思う。

前にも書いた通りこの記事は古いので、例え2016年の時点でまるで問題が起きていなかったとしても、すでに5年以上経っていることでもあり、現状で問題が起きていないと結論づけることはできない。

しかし、この記事が書かれた2016年の5月の時点でも、トランス許容施設での事件はすでに起きていた。記事内のビデオでもトランス許容施設での事件は一件も起きていないと何度も主張しているが、これは全くの偽りである。

この記事が書かれた時、トランスジェンダー女性許容をしていた女性施設では、すでに下記のような事件が起きていた。

3/14/14 カナダ、トロント市 トランスジェンダーと称する強姦魔女性シェルターに入り込み4人の女性を強姦

10/8/15 カナダ、トロント市  昨日トロントの大学10・で男女共同シャワー室で男子生徒が携帯電話のカメラを使って入浴中の女子生徒を隠し撮りするという事件

2/17/16 ワシントン州、シアトル市。市営プールの女子更衣室で裸の男が居座る男は州の法律で自分は女子更衣室に入る権利があると言い張る。女装もしていない普通の男だった。

4/11/16 バージニア州、ウッドブリッジ市、女子トイレで女子や女児三人を盗撮した30歳の女装男が逮捕される

最初の二つの事件はカナダの事件なのでアメリカ国内だけの話をしていると言われればそれまでだが、では次の二つはどうなるのか。このビデオが作られた2016年にすでに二つの事件が報道されていたのだ。最後の事件はメディアマタース(MM)のビデオが発表された前日の出来事である。

にも拘わらず、なぜMMはそんな事件は一つも起きていないなどと断言したのか。いったい彼らは何を根拠にそんなことを言っていたのか。それはMMの調査の仕方に問題がある。MMの調査は関係者へのインタビューで成り立っている。その時私が書いたのがこれ。

メディアマタースが調査したという学校区の関係者たちの証言も当てにならない。彼らはこの法律を完全支持している人々であり、実際に問題が起きているなどということを公表するはずがない。実際に警察沙汰にでもならない限り、問題が起きても学校側や教育委員会がもみ消す可能性が大である。すでに被害を受けている女子生徒や父母たちが脅迫されて沈黙を強いられているとも考えられる。10/10/2015

読者諸氏の記憶にも新しい、今年の10月に報道されたこの事件。バージニア州、ラウドン郡。高校の女子トイレで女装男子が女性徒を暴力的に強姦。学校側は当初事件を穏便に済ませようと隠蔽しようとして警察も呼ばなかったが、女性徒の父親が苦情を述べたため学校側がこの父親を逮捕させるために警察に通報。警察が出向いたことで男子生徒の犯罪が公になり、男子生徒は有罪となったが未成年だったため、単に転校になり転校先でも女性徒に性的乱暴を働いた。

この事件でも解るように、トランスジェンダリズムにどっぷり浸かっている学校区の関係者たちが、トランス許容方針で起きた問題を報告するはずはない。事件が起きても警察に通報しなければ警察の記録にも残らない。これがMMのいう事件は一件も起きていないという「理屈」なのである。

ではこのMMの記事が書かれて以来、トランス許容施設でどんなことが起きているか、そのほんの一部をちょっとご紹介しよう。

更衣室やトイレでの犯罪

6/19/18 先ずは2016年から性自認に一致する方のトイレや試着室の使用を許容しているターゲット小売店で、女子試着室で男性が女性の裸を隠し撮りする事件が後を絶たないと言う記事。

9/2/18 イギリス、更衣室における90%以上の性犯罪が男女共用更衣室で起きているという調査結果が発表された。

10/4/19 スコットランド、ケイティ・ドラトウスキー(Katie Dolatowski)女装男18歳。女子トイレで10歳の少女にわいせつ行為以前にも女子トイレで盗撮の前科あり。

6/24/21 アメリカ、ロサンゼルス。LAにある韓国式スパ施設に訪れた女性が女性エリアにて男性器を露出した人物に遭遇 驚いて受付スタッフとやり取り→その内容がネットで大注目→被害女性らによる抗議デモとトランス擁護派のANTIFAらが衝突→各メディアは女性の訴えを「トランスフォビアによるやらせ」と一方的に断罪しフェイクニュースを拡散→2ヶ月以上の騒乱の後、被害女性の訴え通り問題の男は性犯罪歴のある自称トランス女性だった。男は露出狂で常習犯だった。

12/10/21 日本、大阪 大阪の商業施設で戸籍上の性別は男性で性自認は女性の客が、女性用トイレに入り、警察に通報される

女性シェルターや病院での事件

8/2/18 カナダ、オンタリオ市 女性シェルターで未オペのトランス「女性」と同室になった女性がシェルター相手に訴訟を起こす。

12/6/19 カナダ、お尋ね者の男、女性シェルターに女装して警察から逃れるためにトランスジェンダーと称して潜入。シェルターの居住者からは苦情が殺到しているが経営側は追い出すことが出来ない。男はシェルターの女性にセクハラを続け、居住者女性をナンパしたりしている。このシェルターには他にもトランス「女性」居住者がおり、なりすましトランスにはカノジョたちも怒っている。

9/15/19 これから女性用避難シェルターに向かうと言ってる変態男の自撮り写真がこれ(観閲注意)。シェルターはなんとしてもこの男の入居を禁じてほしい

10/5/21 イギリス、女性専用病棟に入院していたトランス女性が、2人の女性患者に性的暴行を加えたことを英国の医師が明らかにしました。スタッフは、「ヘイトクライム」を犯したとして警察に通報される危険性があるにもかかわらず、TWが病棟にいることに懸念を示しましたが、これらの懸念は聞き入れられませんでした。

女子刑務所での事件:

5/27/19 イギリス、ダニエル・リーブス。二児の父で離婚歴あり。幼女を拷問するエロ写真を所持していたとして2016年だけで12回も逮捕されている幼児性愛変態男。こいつが自認女だとして女子刑務所への移転を申請している

11/3/19 スコットランド。強姦の罪で受刑中の自称トランスが女子収容所に移され女子受刑者を暴行。被害者は別の収容所に移されたが、なんとそこで自分を襲った女装男と同室に!被害者女性は国相手に訴訟を起こしている。

11/23/21 アメリカ、ワシントン州オリンピア市。12歳の少女をレイプしたトランス女性は、女子刑務所で再び女性をレイプした

次々に性犯罪行為で逮捕されるトランス権利活動家たち

このような事件が次々に起きているにもかかわらず、なぜトランス活動家たちとそのアライたちは、女子施設に男子を招き入れようとするのか。実はこうした活動家たちこそ性犯罪者の集まりなのだという説がる。

こちらの記事「性犯罪をおこし逮捕される”トランスライツ活動家”たち – What is transgender? (xdomain.jp)は男女別のトイレや更衣室をなくしてオールジェンダーにしろ、そうしても性犯罪は別に増えない、性犯罪が増えるというのはターフの嘘だ、と声高に主張していたトランスアライの男性活動家たちが、実際に児童性虐待の犯罪者であったという話。

結論:

ちなみに先程のブログを書かれた人にこのデータを示したところ、「プロパガンダ」と一蹴されてしまいました。都合の悪いデータはとにかく見ない姿勢が窺えます。‐ 鴉の爪

私がこの記事は単なるプロパガンダだと言った理由は、私にとって都合が悪いからではなく、その内容が偽りと誤魔化しに満ちていたからなのだ。


View comments (2)

TRAなんて存在しない?左翼人権屋の典型的お惚け理論

アップデート:自称トランス女性の性犯罪率について最後に書き加えておく。

私は別にフォローしているわけではない誰かのツイートが上がってきた。なんだかおかしなことを書いてるなと思っていたら、自分のブログにまとめてあるから読め、と誰かに言ってたのでちょっと読んでみたら、なんか見覚えのある文章がいくつか引用されていた?あれ?これって私の文章?と思ったらやっぱりそうで、しかもそれが、トランスフォーブ(トランス恐怖症)達の本音」として紹介されていて笑ってしまった。

本音というからには普段はそれを隠していると取れるが、私のトランスジェンダリズムに関する思想は昔からさほど変わっていないし、ブログでもツイッターでもずっと「本音」しか書いてない。だからこの言いかたは非常におかしいと思う。まあ自分が常に嘘ばかり書いてるから他人も本音と建て前は違うと思うのも解る気はするが。

この鴉の爪というブロガーの主張は、

  • トランスジェンダリズムなどという思想は存在しない
  • TRA(トランス人権活動家)などという人たちも存在しない
  • 女子専用施設に自称女の男性を許容しても女性達に危害は及ばない
  • であるから外見が女性に見えるトランスは女子施設を使えるべき

というもの。

現実に自称トランス「女性」という女装男による凶悪な犯罪を何件も読んで来た私から言わせると、こういう発言は英語でいうところのガスライティングとしか思えない。ガスライティングとは昔のイギリスの戯曲で、妻の資産を横領しようと企む夫が、出かけると称して屋根裏に隠れ、妻の所持品を隠したり置き場所を変えたりして妻を狂気に追い込もうとする話から来る。戯曲の題名は昔の家はガスで明かりを灯していたが、一つのライトで火を灯すと他のライトの火もかすかに揺れることから、自分と使用人しかいないはずの家でライトが揺れることに妻が気付くシーンから来ている。イングリッド・バーグマン主演の映画が有名だが、私は別のイギリスのプロダクションでも観たことがある。なんてことは余談だが。

要するに鴉の爪は現実に起きている女装男による性犯罪は我々による被害妄想であり、そんな存在しない犯罪を恐れてトランスジェンダーを「排除」しようとするのは差別だあ~というものだ。

さて、鴉の爪が特に問題だとしている私の主張を簡単に説明すると。

  • 性犯罪を犯す90%以上が男性であり、性犯罪者=男性という構図は統計上事実である。男性を女子空間から締め出すことは差別ではなく最低限の防犯である。
  • 既存の法律で男性の女子専用施設への立ち入りは違法であるが、それを合法とすればLAのWiSp事件のように現状の性犯罪が犯罪として取り扱われなくなる。
  • トランス女性は女性ではなく、ただの女装男性である。彼らを女性と認めろと要求する行為そのものが男尊女卑以外のなにものでもない。もしトランス女性が自分らが本当に女性だと思っているなら、男性が女子専用施設に入りやすくなる法律を歓迎するはずがない。

それに関して鴉の爪は「彼ら彼女らが求めているのは『風紀を撹乱する性犯罪者の取り締まり』に近いものであり、女性への性犯罪対策であるから、当然に議論の余地無く「正義」であると確信していることがわかります。念のため書いておきますが、筆者も性犯罪対策は議論の余地無く正義だと思っています。当たり前ですが、このような論理は二重三重に事実に反しており、完全に誤っています。」という。

私が示した上記の三つの項目のうち二つは事実に基づくものなので、誤りであると言われても困るのだが、その根拠として鴉はこんなことを言う。

第一に、性犯罪者の90%以上が男性なのは事実ですが、このような議論は「全男性の何%が性犯罪者であるか」を(意図してかしないでか)無視しています。こちらの記事によれば、2019年に検挙された男性性犯罪者は約6000名であり、これは日本の総成人男性人口(約5000万人)の0.012%に当たります。仮に暗数が膨大で、実数がこの10倍あったとしても、0.12%です。これは貴方が男性で、1000回ランダムなトイレに入ったら、一度顔を合わせるか合わせないか程度の確率ということです。

誰も男性すべてが痴漢だなどとは言っていない。男性のすべてが痴漢ではないが、痴漢のほとんどは男性だと言ってるだけ。中学生から20歳まで日本の電車で毎日のように痴漢にあった私にそんなことを言われても空しいとしか言いようがない。じゃあ私のあの体験は私の幻覚だったとでもいうのか?痴漢には一度でもあったら問題じゃないか。なにを頓珍漢なことを言ってるんだ。

対策として必要なのは、徹底した検挙と厳罰・精神医療による再発防止、そして何よりも、性犯罪者が犯罪を犯しにくい社会環境を整備することでしょう。勿論、トランスを排除しても解決出来ません。

犯罪は起きてしまってからでは遅い。ともかく防犯を厳格にするのが大事なのだ。我々は特別にトランス女性を排除しろと言っているのではなく、男性体の立ち入りを許してはならないと言っているだけだ。そうでないと、この間大阪の商業ビルで起きたような女装趣味の男が女子トイレに毎週末出没するなどという事件が増えるのは火を見るよりも明らかだ。すでに日本で女装男による女子施設侵入は何件も起きている。今は彼らの行為は犯罪として取り締まられるが、トランス許容を公認すればこういう奴らが堂々と入ってきても誰にも何もいえなくなるのだ、鴉はそういう当たり前の現状を故意に無視している。

第二に、トイレなどの施設をトランスジェンダー男女が利用出来るように開放したところで、犯罪が増加したエビデンスはないと言うことです。

こちらの記事では、アメリカのファクトチェック機関MediaMattersによる、「トランスジェンダーのトイレ利用を許可すると(シスジェンダー男性のものも含む)性犯罪が増加し、治安が悪化する」という「神話」が偽りであり、実際に法施行したアメリカではそのような事態になっていないことが明らかとなっています。

大型デパートのターゲットがトイレや更衣室へのトランス許容を始めた途端に覗きや盗撮事件が増発した事実は私の妄想だったとでもいうのか?だいたいメディアマタースなどという極左翼メディアの「ファクトチェック」なんて全く当てにならない。それにこの記事は2016年のものであり、その後自称トランスによる事件はいくらも起きている。

また、「トランスジェンダリズム反対派」は世界中に存在しますが、彼ら彼女らから「恐ろしく高いトランスジェンダー女性の性犯罪率!」などのデータが示されたことは過去一度もありません。最初のツイート主が言うように、実際に多数の性犯罪が起きているならば、その増加がデータとして表れるはずですが、そういった報道は一度も無く、代わりにTwitterでの真偽不明な痴漢発生事例などが何度も何度もピックアップされ、限られたクラスターの中でのみ繰り返し流通しています。

ローリング女史叩きでも解るように、今の欧米リベラルメディアが自認トランス女性の性犯罪など公表するわけがない。第一自認女性の犯罪はたとえ男性器を使った強姦であっても女性の犯罪として登録されるなどという気違い沙汰が起きている以上、実際にトランスによってどれだけの犯罪が起きているのかなどというデータを集めることは容易ではない。また鴉は私が集めた自認女の男による数々の性犯罪事件についても、「真偽不明」などと言って全く取り合わない。

イギリスでは自分はトランス女性だと主張して女子施設への移転を求める男のなんと60%が性犯罪で受刑中という恐ろしいデータがある。普通の男子受刑者の性犯罪者率は18%とかなので、もし移転を希望する受刑者たちの言葉を信じるならば、トランス女性は一般男性よりずっと性犯罪を犯す確率が高いということになってしまう。もし彼らが本当のトランスではなくただのなりすましだったとしても、我々がずっと言ってきているように、トランス許容方針を取り入れると悪用する人間が増えるというのは真実だということになる。こうした頻発するトランスによる強姦に対処するため、あるイギリス刑務所はトランス用収容所を作ったほどだ。

またいち早く男女共用トイレを起用したイギリスでは、今度新しく公共の場のトイレは男女別々にしなければならないという法律が通ったほど。いかに男女共用トイレが不人気だったかが解ると言うものだ。

カリフォルニアでも女子収容所に自称女の男たちが移転された途端に強姦が頻発し、妊娠する受刑者まで出ている。それで刑務所は女子受刑者たちにコンドームを配るなどという対策を取っているというのだから呆れる。

こういうふうであるからトランス許容方針を取り入れても犯罪が増えないから安心しろなどと言われても、目の前で起きている事件を無視しろと言われているだけで、被害にあっている当事者の女性達からしたら空しい戯言に過ぎない。

鴉は長々と記事を書いているが、彼がトランスジェンダリズムもTRAも存在しないとしている根拠はまるで書かれていなかった。存在しないも何も、トランスジェンダリズムとはトランスジェンダー思想のことであり、トランスジェンダーは存在すると信じることだ。だから鴉自身がトランスジェンダリズム信者なのだ。またTRAも我々が言い出した言葉ではなく、単にトランス人権活動家という意味であり、活動家たちが自分らで使ってる言葉だ。

鴉は「何故トランスフォーブとの対話は不可能なのか」と書いているが、先ず相手をトランスフォーブなどと侮辱してしまうのでは、最初から対話をする気がないのは鴉本人だと言わせてもらう。

アップデート:以前にも紹介したが、ここでも改めて自称トランス女性による性犯罪率について紹介しておく。元記事はこちら。イギリス、公共施設での男女別トイレ設置を義務付ける

トランスジェンダーを名乗る男性の犯罪パターンは一般男性と同じか、性犯罪に限っては一般男性よりも高いという調査結果がある。こちらがそのpdf版。この調査のなかで述べられている、ウェールズとイングランドの刑務所収監者のうち性犯罪者の割合について2020年4月の数字をみてみると、

  • トランス女性 79/129人(58.9%)
  • 女性 125/3812人(3.3%)
  • 男性 13234/78781人(16.8%)

この数字だけを見ても、自称トランスが如何に女性にとって危険な存在であるかがわかる。こんな人間を女子施設に移してもいいなどという裁断をする裁判所って何なんだ?


View comments (2)

J.K.ローリング女史への攻撃で明るみに出るトランスジェンダリズムの狂気

読者諸氏は驚かれるかもしれないが、これだけトランスジェンダー活動家(TRA)の活動が目立つ欧米でも、TRAの真実を知らない人が大勢いる。いや、多分、TRAがどんな人たちのなのか、どんな目的でどんな活動を行っており、それが人々の生活にどのように悪影響を与えているかなどということは、知らない人がほとんどだろう。

しかし彼らの狂気が少しづつ人々に伝わるようになってきた。それは女子スポーツにおける女装男子の活躍や、義務教育における異常なLGBT教育などで、一般市民にもその影響が少しづつ見え始めて来たからだ。そして最近とみに目立つハリーポッターシリーズの著者J.K.ローリング女史への執拗で悪質な嫌がらせや弾圧に関しても、世界中のファンが、いったい女史はどんな酷いことを言ったのだろうと自分なりに興味を示すようになったことも歓迎すべき傾向だ。

日本語でローリング女史を批判する記事を読んだのだが、もしあなたがトランスジェンダリズムのことを全く知らずに、女史の著書や映画をこよなく愛したファンであれば、この記事の矛盾に頭をかしげたに違いない。こちらはフロントロウのJ.K.ローリングが再び炎上「トランスフォビア的な発言」をしてハリポタファンやセレブから批判の声という記事。(強調はカカシ)

これまでに何度かトランスフォビア*的な発言をして炎上したことがある作家のJ.K.ローリング氏が、またしてもツイッターにトランスフォビアととれる発言をして波紋を呼んでいる。(*トランスジェンダー/トランセクシュアルに対するネガティブな感情・思想・行動。)

ローリング氏は、スコットランド警察がレイプ事件の被疑者が法的に性転換をしていなくても、本人が女性であると主張する場合はそれを認めると発表したことを伝える英The Timesの記事に、「戦争は平和である。自由は屈従である。無知は力である。あなたをレイプしたペニスのある人間は女性である」というコメントを添えて自身のツイッターでシェア。ジョージ・オーウェル氏の著書『1984年』の一節を用いてこのニュースを皮肉り、自身が以前から唱えていて、『ハリー・ポッター』の主演俳優からも反発を受けている“トランスジェンダー女性は女性ではない”という主張を繰り返した。

一般の読者がこれを読んだ時、いったいローリング女史の言ったことの何が悪いのかと不思議に思うだろう。女性を強姦した男が女として扱われるってどういうことだ?これは男性の犯罪が女性の犯罪として記録されるということ以外に、もっと恐ろしい事実がある。

フロントロウの記事には書かれていないが、別の記事によれば、スコットランドでは過去18か月で12人の強姦で受刑中の男たちが女性を自認して女子収容所に移されたと言う。しかもきちんと性転換治療を受けているのはそのうちのたった一人だと言うのだ。過去に女性を犯して受刑している凶悪強姦魔が自分は女だと言い張りさえすれば女子収容所に入れるというのである!そんなバカげた方針てあるか?しかもそれを批判したローリング女史がトランスフォビアとはどういうことだ?

私がローリング女史のファンなら、これまでの女史による「トランスフォビア的発言」というのにも興味を持つだろう。これについては拙ブログでも以前に紹介したが、フロントロウが親切にもリンクを付けているのでそちらも読んでみよう。(強調は原文)

J.K.ローリングの「トランスフォビア」発言とは?

 ローリング氏は、ツイッターを通じて米メディアDevexの『意見:新型コロナウイルス以降の世界を月経がある人々にとってより公平なものにするために』というタイトルの記事をシェア。

 新型コロナウイルスというパンデミックによって得た教訓をもとに、月経にまつわる健康への認識を高め、さまざまな理由により生理用品を入手するのが困難な人々をサポートするシステムを整えるべきだと論じたこの記事では、トランスジェンダー(※1)の男性(生まれ持った体は女性)やノンバイナリー(※2)の人たちも考慮に入れ、「月経がある=必ずしも女性ではない」ということを強調するため、タイトルでも「月経がある人々」という書き方が採用されたが、この表現にひっかかるものを感じた様子のローリング氏は、「“月経がある人”ね。以前はこの人たちを表す言葉があったと思うんだけど。なんだったっけ、誰か教えてくれない?ウンベン?ウィンパンド? それとも、ウーマッド?」と、あえて「女性(ウィメン)」と記載しなかったことに疑問を投じた。

生理があれば女性だ。それをあえて「月経がある人」などと表現すること自体女性をバカに仕切っている。普通の女性なら皆そう思うだろう。だから女性と書かずにわざわざ「月経がある人」などと書いたことに女史が疑問を抱くのは当然だ。普通の女性なら、『これのどこがトランスフォビアなんだ?私は女史の意見に全く賛成だが』と思うだろう。

女史自身はこの発言で受けた批判に対して、

「もし性別がリアルではないなら、同性同士が引かれることだってない。もし性別がリアルじゃないなら、これまで世界中の女性たちが生きてきた現実が消し去られてしまう。私はトランスジェンダーの人たちのことも知っているし、大好きだけど、性別の概念を取り除いてしまうのは、多くの人たちが自分の人生について有意義に議論をする可能性を奪ってしまう。真実を語るのは悪意ではない」

と説明している。しかしTRAやメディアや芸能界からの攻撃が止まないため、女史は2020年の6月に2万字に渡るエッセーを発表し、自分の考え方を説明した。しかしフロントロウによれば、考えを改めたり謝罪したりする文章ではなかったので批判は止まなかったとある。

6月下旬には、彼女の所属事務所であるザ・ブレア・パートナーシップに所属する4人の作家たちが、トランスジェンダーをはじめとするLGBTQ+の人々を傷つける発言をしながらも、反省の色は無く、自身の意見を曲げようとしないローリング氏の姿勢を疑問視し、事務所を離れることを発表

 さらに、これまでローリング氏を尊敬し、彼女が創り出す『ハリポタ』の世界観を愛していたファンたちも、『ハリポタ』にちなんで入れたタトゥーを除去、もしくは、ほかのモチーフへと変更したり、複数のファンサイトが、今後、ローリング氏の功績やパーソナルライフに関する情報の掲載を行なわないことや、ローリング氏の利益に繋がるリンクなどを貼らないことを宣言して距離を置くことを発表するなど、これまで盲目に彼女を崇拝してきた多くの人々からもそっぽを向かれることとなった。

そしてつい最近、ハリポタ内で書かれるクイディッチを実際にプレイしていた団体が、クイディッチと言う名前を改名することにしたと発表。まるで沈みかける船から逃げるネズミのように、臆病者たちがどんどんと去っていく。Fair weather friendsとはよく言ったものだ。(晴天の時だけの友達、都合の良い時だけの友達の意味)

もっともローリング女史のような大物作家でもこのような酷い目にあうのだから、大して売れてない作家や単なるハリポタファンではとても怖くてTRAに抵抗など出来ないだろう。

しかし私は女史のエッセーを読んで改めて彼女に尊敬の念を持つようになった。以前から書いているように、私はハリーポッターのファンでもなければ、ローリング女史自身も好きではなかった。それというのも彼女は移民政策など非常に左翼リベラル的な思想を臆面なく公言していたからだ。しかし、フェミニストという立場から彼女の発言は一貫している。

ローリング女史がトランスジェンダリズムに興味を持ち始め色々と調査を始めたのは人々が彼女の意見を知る何年も前の話である。女史がTRAの攻撃にあって仕事を失ったマヤ・フォスター女史を弁護した時、ローリング女史は自分も攻撃の対象になることは十分承知していたという。

彼女のエッセーは長いので追って回を改めて紹介していきたいと思うが、最後の方で何故彼女が執拗で悪質なTRAの圧力に屈しないのかについてこう述べる。ちゃんとした訳は難しいので意訳すると、

自分はこの延々と続くこの執拗な攻撃に屈っしないのは、政治的にも生物学的にも「女性」を消去しようとし、捕食者に隠れ蓑を与えるこの運動は女性に非常な危害を及ぼすと思うからだ。

しかし女史は、イギリスでも多くの女性達や善良な男性達が手を組んでTRAの横暴に立ち向かおうとしていることの希望を抱いているという。多くの女性たちが党を乗り越えてTRAの弾圧に抵抗している。皮肉なことに女たちを黙らせようとTERFなどという名で侮辱し始めたことが、かえって女たちを過激派フェミニストにしてしまっていると女史は語る。

私がお願いしたいのは、私が求めているのは、(トランスに向けられる)同情や理解を、(女性の安全を)心配しているというだけの女性達にも同じように差し伸べてほしいということ。

TRAに寛容な心などない。彼らは我々の絶対服従を求めるだけだ。ほんの少しの意見の違いも許さない。多様性などまるでないのだ。

それでもローリング女史が断固として怯まないその姿勢に、多くの女性達は勇気づけられている。そして彼女のおかげでTRAの狂気が一般人にも理解されつつある。

日本にとって幸いなのは、TRA活動が周回遅れで日本に上陸したため、こうした海外での問題点から学ぶことができるということだ。欧米のTRA運動は10年前くらいから地盤が作られてきて今花を咲かせているという状態だが、日本にはその地盤がない。にもかかわらずTRAはすべての要求を一遍に日本社会に押し付けようとしている。ある意味これは良いことだ。なぜなら日本人には彼らの本音がはっきり見えるからだ。

ローリング女史に応援の声を挙げよう。そして我々も勇気をもって女史と闘おう。TRAの横暴に屈したら、これまで得て来た女性の地位は以前よりずっと低いところへ落ちてしまうのだから。

アップデート:ローリング女史のエッセーを日本語訳してくれた人がいるので、リンクを張っておく。長いけれど一読の価値あり。ローリング女史のブログの最新記事. これを読むとどうしてローリング女史がこんなにも一生懸命に女性のために戦ってくれているのかが解る。


View comments (4)

キャンセルカルチャーに屈しない女性、J.K.ローリング女史の巻

先日のデイブ・シャペルに続き、現代の欧米におけるトランスジェンダーカルトに対して断じて屈しない勇気ある人に関して書こうと思う。拙ブログでも何回かお話したが、ハリー・ポッターで一躍イギリス一の人気作家となったJ.K.ローリング女史はここ1~2年、トランスジェンダリズムを批判したことがもとであらゆる方面から非常に理不尽な攻撃を受けている。

芸能界はよってたかってローリング女史を悪者扱い。ハリー・ポッター映画の出演者たちは次から次へと女史を糾弾。先日行われたハリー・ポッター映画20周年記念の式典に原作者である女史を招かないといったひどい仕打ち。トランス活動家たちは女史に何万と言う脅迫状を突き付け、その内容は読むに堪えないもばかり。挙句の果てに女史の自宅の前の住所が見える場所で「抗議デモ」という嫌がらせ写真を撮ってSNSで拡散するなど、本当に目に余る行為にでている。いったい彼女が何をしたと言うのか?

もとはと言えば、女史が人がどんな格好をしようと自由だし好きな代名詞で呼んでやってもいいが、性別を変えることはできない、といった内容のツイートをしたことがきっかけだ。しかし彼女は他の臆病者の有名人たちと違って、批判されたことに怯まなかった。それどころか、その後もTRAを批判するツイートをしている。先日紹介した女性を生理のある人と表現したTRAに対し、「たしか他に呼び名があったはずよね、、なんだったかしら、ウーバン?ウーハン?ウーマン?」というように。

そして今回、またまたローリング女史はスコットランド警察が自認女子の強姦魔を本人が望む女性として登録するという規則に対してジョージ・オーウェルの1984をもじって「戦争は平和。自由は奴隷制度。無知は強さ。ペニス持ちの強姦魔は女性」とツイート。言うまでもなくTRA界隈にヒステリー状態の狂気を巻き起こしている。

TRA達は、女史にたいして「トランスジェンダーを性犯罪者扱いしている」と批判するが、実際に性犯罪を犯した男が自分はトランスだと言い張り、しかも警察当局がその人間を女性として扱うと言っているのだから仕方ないではないか?

もしTRAがトランスジェンダーを犯罪者扱いしてほしくないなら、自称トランス女性の姓犯罪者をトランスと認めるなとスコットランド警察に抗議するのが本筋だろう。そしてトランスの名のもとで性犯罪を犯す男どもを徹底的に批判すればよいではないか。ローリング女史を叩いても、自称トランス女性による強姦の事実はぬぐえないのだ。

女史がここまでされてもこの問題について自分の意見を撤回しようとしないのは、彼女が若い頃夫の暴力にさらされ女性シェルターのお世話にもなったシングルマザーだったからだ。彼女にとって女性が安心していられる女性空間を守ることは非常に大事なことなのである。

なぜTRA達は女性の安全をないがしろにして、自分らの権利ばかりを主張するのか。挙句の果てに強姦魔の権利の方が女性の安全よりも大事だというのだ。

トランス活動家たちの常套手段は先ずはお惚け、そして事実が解ってくると今度は脅迫して相手を黙らせるというもの。彼らの脅しに屈服してはいけない。女性の安全空間は絶対に守らなければいけない。

ローリング女史を応援しよう!


View comments (6)

キャンセルカルチャーに屈しない男、デイブ・シャペルの反撃と朝日新聞のクソ記事

ことしの10月にネットフリックスで公開されたアメリカのコメディアン、デイブ、シャペルのスペシャル番組中に、シャペルがトランスジェンダーをおちょくるジョークを言ったとして、通常のトランス活動家らやそのアライ(一味)どもがシャペルをキャンセルしようと大騒ぎをしている。番組が公開された直後、ネットフリックス内部の一部TRAどもがオフィスの前でちょっとした抗議デモをやったが、メディアが大きく取り上げたのとは裏腹に、集まったのはほんの数人。一人「デイブが好きだ」というプラカードを持った男性がおとなしく立っていたところ、TRAの暴徒どもにサインを引きちぎられ、棒だけになった元サインを持っていた男性の指さし「奴は武器を持ってる!」と周りにいた警察官に訴えるアホどもの姿がビデオに撮られていた。

しかしTRAの執拗な攻撃にも関わらず、デイブ・シャペルのネットフリックス番組は取り下げられなかったし、来年もネットフリックス主催のハリウッドボウルにおけるジョークフェスティバルに主賓として出演することが決まっている。

いくらシャペルを攻撃しても、シャペルが一向にキャンセルされる気配を見せないので左翼どもは鼻息を鳴らして文句を言っている。そして、シャペルのキャリアが完全に破壊されていないことがキャンセルカルチャーなんか存在しない証拠なのだ、と喚き散らしている。ローリングストーン誌などが典型

実はシャペルはロックダウン中にドキュメンタリー映画を撮っており近く多々の映画フェスティバルで公開される予定だった。しかしネットフリックスの番組の後TRA暴徒らの大騒ぎが災いして、これらのフェスティバルが次々にシャペルの映画公開をキャンセルしてしまった。

ところがローリングストーンの記者は先日行われたサンフランシスコ球場満場完売ソロショーで、シャペルを歓迎したファンたちを忌々しそうに、「スペシャル番組放送後、正当な批判をうけたにも関わらず、この木曜日球場に登場した際に受けたスタンディングオベーションの歓迎ぶりから察するに、シャペルのキャリアは全く大丈夫なようだ。」などとシャペルが十分にキャンセルされていないと苛立ちを隠せない。

無論キャンセルカルチャーは存在する。そしてTRAやその一味の人権屋たちこそがその首謀者だ。シャペルが十分にキャンセルされていないのはシャペルにはそれだけのファン基盤があったからであり、キャンセルモブ(群衆)の努力がなかったからではない。

このような風潮は日本のメディアでもあるようで、朝日新聞に載った板垣麻衣子著のこの記事はクソ(生理がないのに女?ジョークが炎上 居直った私の好きなコメディアン)としか言いようがない(パードンマイフレンチ、言葉使いが汚くてごめんなさい)。強調はカカシ。

 シャペルは2019年に米国コメディー界最高の賞ともいわれるマーク・トウェイン賞を受賞した、当代きってのコメディアンだ。黒人男性である彼は元々、人種差別をテーマにした挑発的なジョークが売り。聴衆をざわつかせるのは彼の芸風だが、今回のスペシャルは悪い意味で鳥肌が立ちっぱなしの70分間だった。

いつものように不敵な笑みを浮かべながらステージに立つシャペル。自分は「TERF」(trans-exclusionary radical feminist)の一員だと宣言する。

 TERFは、「トランス女性を女性と認めないラジカルフェミニスト」という立場をとる人のことで、実体としては「トランス嫌悪的」な態度表明とされる。

 シャペルは、トランス女性の有名人ケイトリン・ジェンナーについて「女になって1年目に『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』を受賞した。生理も経験したことないのに!」と言い放つ。

 生理の有無にこだわるのはTERFの特徴で、「ハリー・ポッター」シリーズで知られる作家のJ・K・ローリングが数年前、「女性」のことを「生理がある人」とツイートし、炎上したこともある。

朝日新聞の読者が知らないと思って全くの出鱈目記事を書く稲垣。先ずTERFとはトランス概念に批判的な女性達をTRAが侮辱する目的で作った造語であり侮蔑語である。それをあたかも普通の言葉であるかのように何気なく記事に書く下品さ。次に女性のことを「生理のあるひと」と表現したのはローリング女史ではなくTRAの方だ。彼女は女性を「生理のある人」などと表現すべきではないと批判したのだ。まるで意味が逆である。このことは他からも指摘があったとみえて、朝日新聞は翌日訂正記事を発表した。

訂正記事:こちらの記事で「J・K・ローリングが数年前、『女性』のことをあえて『生理がある人』とツイートし、炎上したこともある」としていましたが、「『生理がある人』を『女性』と明言しなかった記事を揶揄するツイートで炎上したこともある」の誤りでした。お詫びして訂正します。

「生理の有無に拘る」のも「女性のことを生理がある人」と表現したのも稲垣の言う「TERF」ではなく、彼女のようなTRAなのだとしたら、この記事の主旨が完全に崩れるではないか、「お詫びして訂正」する程度では済まされない。

性別を「揺るがしがたい事実」と捉えて、生物学的性とは異なる性自認を持つ人をないがしろにしようとするTERFの立場は、各種人権団体から問題視されているだけでなく、米医師会も「性別についてのこのような狭隘(きょうあい)な定義は、トランスジェンダーの人々の健康を損ねる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 シャペルはさらに、女性とトランス女性の性器を比較して「肉と植物由来の肉くらい違う」とエスカレート。過去にもトランス女性をからかうことはあったが、ここまであからさまなのは私の知る限りない。「たかがジョーク」とは擁護しきれないのは、トランス当事者たちがこうした偏見から、暴行や殺人に遭っているからだ

稲垣はシャペルにはトランスジェンダーの親友が居たことを知っているのだろうか?もし彼女が実際にシャペルのショーを最後まで観たのなら知っているはずだ。私自身もすべては観ていないが、シャペルがダフネについて語る部分は抜粋で観た。ザ・サンの記事から読んでみる。

ダフネ・ドーマンとはだれか?Who is Daphne Dorman?

実はシャペルにはダフネ・ドーマンというトランスジェンダー(MtF)の親友が居た。ダフネもコメディアンでシャペルの前座を務めたのがきっかけで意気投合したと言う。ネットフリックスの四回目のコメディースペシャルでシャペルのトランスに関するジョークが行き過ぎだという批判が出た時、ダフネはシャペルを弁護するツイートをした。

殴り倒すということは自分たちが他のグループより優れていると考えるからだ。彼(シャペル)は自分のことを私より偉いとか思ってないわ。彼は殴り倒そうとか殴り上げようとかしていない。彼はオチを決めようとしてるのよ。それが彼の仕事であり、彼はその技術に長けているのよ

ダフネがそう書いたのは2019年の10月11日。ダフネが自ら命を絶つ数日前の出来事だった。

ダフネが何故自殺したのかは分からない。だがダフネがシャペルを弁護したことで、ダフネがTRAやその一味たちからかなり叩かれたことは事実である。シャペルのような大物になればその程度ではキャンセルされなくてもダフネ程度のコメディアンでは完全にキャンセルされてしまう可能性は高かった。もしかしてダフネはTRA界隈からの嫌がらせに耐え切れずに自殺したのでは?直接の原因ではないとしても自殺をする一因となったかもしれない。

ザ・サンの記事を読んでいて気付いたことは、シャペルはJRローリングのトランスジェンダーに関する意見についても語っている。そしてそれに同意すると言っている。もしそれがTERFということになるなら自分は完全にTERFだよとも。稲垣がシャペルのスペシャルをちゃんと観たなら上記のような間違いを犯したはずはないし、シャペルがいかにトランスジェンダーの親友を失ったことを悲しく思ったかもわかったはずである。稲垣はもともとシャペルのファンだったなどと言ってるが、自分の書いてる記事の元の番組もろくろく観ないでいい加減なことを言っているのだ。

稲垣はシャペルのジョークでトランス当事者たちが暴力に逢うかもしれないなどと心配する前に、TRA界隈による意見の違う当事者を情け容赦なく叩くキャンセルカルチャーにこそ警鐘を鳴らすべきなのではないか?


Comment

どんどん化けの皮が剝がれていくトランス活動家たちのお惚け作戦

“戸籍上の性別は男性 性自認は女性” トイレ利用でトラブル | NHKニュース 「女性スペースに入りたがる未手術のトランス女性はいない。松浦はトランスジェンダーについてよくわかっていない」と言っていたLGBT活動家の皆さん、わかっていなかったのはあなた方だったのでは? ー 松浦大悟

これは先日大阪の商業ビルで40代の男が女装して女子トイレに入り、自分はトランスジェンダーを自認していると言い張って警察も困っているというニュースについて松浦さんが描いた感想。理解増進法だの反差別法などが通れば、トランスを自称して女子施設に入ろうとする奴らが必ず出る、女性が通報しても警察が対処してくれない可能性が出てくるという我々の懸念を、「そんなことはない」「被害妄想だ」と遠藤まめたや仲岡しゅんや神原元といった活動家達が言い張っていたが、そんな法律が通ってもいないうちからすでに「警察は刑事事件として扱うべきかどうか慎重に検討し」ているというのだ!この男は普段は男性として会社員をやっており、週末だけ女装して女子トイレを使っていたという。ただの女装変態男ではないか、何故刑事事件として取り扱わないのだ?

トランスジェンダリズムを推してる活動家たち(TRA)の常套手段は現実逃避だ。どれだけ自分らの理屈が間違っている証拠を提示されても彼らは自分らの嘘を絶対に認めない。いやもしかしたら、この間よもぎねこさんがおっしゃていたように彼らは現実を認識する能力に欠けるのではないだろうか。

本日、笙野頼子さんという作家が Writers’ Association News Nov 2021 という同人誌に寄稿したエッセーを読んだが、それに関するツイッターでの反応も典型的なお惚けばかり。紙面だけでリンクはないのでこちらに全文を掲載しておくが、強調した部分は私自身がすでに知っている事実。

女性文学は発禁文学なのか?

日本文藝家ニュース Writers’ Association News Nov 2021

笙野頼子(しょうのよりこ 芥川賞作家)

新世紀20年今世界中で女という言葉が禁止にされつつある。デマではない。ネットに海外ニュースと動画がある。禁を破った先進国の女たちが魔女と怒鳴られ、デモで松明におわれ、殴られている。レズビアンの一家は皆殺しにされた。他、首糾弾、役職降板。不条理満載の世界になっている。まず、女子更衣室に入った男を咎めて警察に通報される(のは女の方)。女子格闘技では男が女の首を絞めスカルを割る女だけのデモや集会は妨害される。人権意識が高いはずの国も酷いことをする。

今、女と言う言葉、概念、主語や医学的事実は罪なのである。例、「女性に陰茎はない」といったら糾弾。レズビアンの陰茎不要宣言に「矯正」要求。間引き、慰安婦、女児性器切除を「無闇に」可哀そうと言うとヘイトスピーチ。月経妊娠の保護を訴えても同罪可能性。

海外では一つの法律が猛威を振るっている。性自認法、セルフID法という。どの国でも庶民が知らぬ間にこっそり通過させた。一見両方の平等法的なものに性自認、ジェンダーなどと入ると毒饅頭になる。この方の下、女という文字は次々と消え、文字が消えれば当然、除隊も女権も女の歴史もリセットである。女子スポーツ、女性博物館、女子更衣室、女子トイレ、無論日本なら女湯も女という存在自体、生まれ自体が差別者にされる社会が来る。で、女性作家は?

英国で女という言葉を忘れたと皮肉を言ったJKローリング。世界史上最悪のネットリンチにあった。英文学者ら60人が彼女に味方する声明をだしたけれど、殺人予告は引きも切らなかった。チママンダ・アデイーチェも糾弾だされた。超こものだが私も。

この6月、日本にこの新法が上陸しようとした。一位の女と保守系議員達が必死で止めた。危機一髪。でもまた来年の四月ごろに来る予定である。すでにマスコミの忖度も始まっている。

情けないことに、これは全てリベラル政治家(大物女性議員含む)の仕業。つまり野党全部と自民党リベラル派。和t氏は20年投票した共産をこれでうしなった。この件にかんshいてすでに本二冊分のボツを書いた。文学ばかりか、もし通れば憲法をはじめとするsべての放りtのおオンアと言う言葉に風穴があく。この「平凡な一語」を使われる会員の方、同かご注意を。

私は笙野さんと言う作家のことは知らないが、共産党を20年も支持していたというからかなりの左翼主義者なのだろう。彼女のことを書いていたツイッタラーさんたちによると結構なフェミニストでもあるらしい。彼女は本文から、結構TRAに関する外国の事情も知っているようだ。彼女の書いたことに嘘はない。太字にした部分は私自身が欧米で起きた事件を読んで知っている事実だ。しかし彼女のこのエッセーを紹介した池田香代子や畑野とまとやコミヤトモネなどは笙野さんが書いたことはすべてデマだと言い張る。

本当に怖い…。まず「そんな事実は無い」のに…たとえば、世界で最初にアルゼンチンモデルを導入したアルゼンチンに「女」という文字が消えたなんて事実があるのか?有るならぜひその証拠を示してほしい。本当トランスジェンダーに関してなんで平気でデマを流すかなぁ? ―畑野とまと

どう受け止めたらいいのか。笙野頼子の荒唐無稽のうちに独自のリアルを掘り下げる作品の創作メモだと言われれば納得しそうだけど、笙野が現実を映している(つもりの)文章なのですよね、―池田香代子

ひどい。笙野氏もやっぱり差別禁止法と法的性別変更手続きの区別がついてないレベルで混乱しながら(というか混乱したデマをそのまま真に受けながら)マイノリティへの偏見と憎悪をまき散らしている。ーKOMIYA Tomone

無論彼らは笙野さんの書いたどこがどうデマなのかなどという指摘はしない。若干畑野だけが「女」という文字が消えたなんて事実はないと言っている。しかしアルゼンチンではどうだか知らないが、欧米ではすでにそれは起きてることなので、その証拠を示すことは簡単だ。しかし、そんな証拠を見たところで畑野のような人間が事実を認めるとは思えない。彼は先日もトランスジェンダー水泳選手が女子競技で次々に記録更新している事実があるのに、トランスは数が少ないから心配いらないなどと馬鹿なことを言っていたから。

ところで笙野さんは出版業界でかなり弾圧されている模様。『質屋七回ワクチン二回』(笙野頼子)(「群像」2021年12月号掲載):馬場秀和ブログ:SSブログ (ss-blog.jp)

彼女の言ったことは被害妄想でもデマでもなかったのだ。


View comments (2)

トランス水泳選手、次々に女子の全国記録更新、二位との差38秒!

アメリカの名門大学ペンシルベニア大学で三年間男子として優秀な成績を収めていた男子生徒が、今年から女子選手として競技に参加。次々に女子の記録を破り、先日行われた1650ヤード自由形ではなんと二位との差38秒という速さで勝利。

この偽女の名前はリア・トーマス、本名ウイル・トーマス。ペン大学の規則では一年間ホルモン治療をしてホルモン値を特定レベルに下げれば女子競技参加資格が得られる。2020年はコロナ禍で選手権がキャンセルされていたので、その間に「治療」を行ったのだろう。

トーマスは身長190センチですごい体格のいい男だ。

See the source image
2019年当時のトーマス

トップレベルの水泳では、一位と二位の差が何十分の一秒単位というほどの接戦なのに、38秒なんて差をつけられたら、女子では絶対に追いつけない。この男が女子としてオリンピックに出場したら金メダルは総なめだが、それっていったい競技と言えるのか?

以前にマティーナ・ナブラチロワが、このままだと数年ホルモン治療して女子競技で賞金稼ぎした後男にもどって引退などということが出来るようになると言って批判されたが、まさしくそれが起きようとしている。フォックスの記事によれば、チームメイトもコーチも決してこの状況を好ましく思っていないが、その意思を表明すればすぐさまトランスフォブだとレッテルを張られ、学業や後の就職にも響くことを心配して女子たちは何も言えないでいるという。

実は私はトーマスはわざとやっているのではないかと勘ぐっている。彼は男子が女子競技に参加することが如何に不公平であるかを示すために、トランスでもなんでもないのに自認女だと言い張って女子競技に参加したのではないだろうか。よしんばトーマスが本当にトランスだったとしても、男子としてもまあまあの成績だったというから、あと一年男子として活躍後、卒業してからトランスしてもよかったはず。自分の成績が女子と比較にならないほど良いことは十分承知していたはずなのに、なんでわざわざこんなことをしたのか?

さてここでトーマスの「治療」前と後の記録を比べてみよう。単位は多分ヤード。Freeとは自由形のこと。

200 Free: 前 1:39.31 後1:41.93 

500 free: 前 4:34:06 後 4:18.72

1650 free: 前 14:54.76  後15:59.71

確かに多少は遅くはなっているが、大した違いがあるとは思えない。ちなみに現在の全国大学生運動協会(NCAA)での女子記録はこちら。

200 free: 1:39:10 (Missy Franklin)

500 free: 4:24:06 (Katie Ledecky)

1650 free: 15:03:31 (Katie Ledecky)

以前にも書いたようにトップレベルの運動選手の場合、ホルモン治療で失った筋力は訓練次第でほぼ元に戻せるという話なので、もしトーマスがこれからも訓練を積み元のレベルまで戻せれば全国大会での優勝も大いにあり得る。

ついでにNCAA男子の記録も書いておこう。

200 free: 1:29:15

500 free: 4:06.32

1650 free: 14:12.08

ところで女装男の「畑野とまと」という人がツイッターでこんなことを言っていた。

トランスジェンダーの話で「スポーツはどぉするんだぁあぁぁぁ!」と叫び出す人が多いけど、、、。正直言うと、競技スポーツのトップアスリートなトランスジェンダーってそこまでたくさんいない訳で、、。それをトランスジェンダー全体の話に混ぜる意味が正直解らない、、。

女子トップレベルの男子選手なんて掃いて捨てるほどいる。もしそのなかの10人でも女子競技に出場したら女子スポーツは終わりだ。それに本人が本当にトランスかどうかなど誰にも解らないので、本人がそうだと言えば実際にトランスでなくても参加は可能だ。オリンピックではすでにホルモン値を下げなくても良いという規則になったというから、男子が自認女子だと言い張って女子からスポンサーを乗っ取り賞金を乗っ取ったとしても誰にも文句は言えないのである。とまとさんは、これがどれほど問題なのか解ったかな?


View comments (3)

人工妊娠中絶の合法性を巡る訴訟を最高裁が審議中、アメリカで中絶は違法になる?

今アメリカでは、ミシシッピ州で2018年に通った厳しい人工妊娠中絶法の巡ってその訴訟が最高裁で審議されて話題になっている。アメリカでは1973年にロー対ウエイドという訴訟によって、アメリカ全土で妊娠中絶が合法となった。その後プランドペアレントフッド対ケイシーで、母体外で生存可能になる前の胎児の中絶を政府が規制してはならないと判決を下した。

現在審議が行われているのはダボス対ジャクソンウィメンズヘルスオーガニゼーション。これはミシシッピ州の妊娠15週以後の中絶をほぼ全面的に禁止する法律に挑戦したもの。

crowd of people holding "Repro Freedom for All" banner in front of Supreme Court building

中絶支持者たち Nov. 1, 2021. (Katie Barlow)

この H.B. 1510 という法律は胎児に極度の異常がある時のみ例外が認められるが強姦や近親相姦の場合の妊娠は例外とならない。

ジャクソンウィメンズヘルスオーガニゼーションは、ミシシッピ州で唯一つ中絶を認可されている医療機関。ジャクソン、、はこれはロー対ウエイドで保証されている憲法に違反するものだとして州を訴えている。

PP対ケイシーでは母体外での生存不可能とされていた24週目未満の中絶規制を禁じたものだが、ミシシッピの法律は15週未満というケイシーの判決よりずっと初期の規制となる。

ミシシッピ州としては、ローにしろケイシーにしろ覆されるべきで、中絶規制の判断は各州の決断に戻されるべきだという考え。

1973年のロー対ウエイドが決まってから、プロライフ呼ばれる中絶反対派はずっとこの悪法を撤回すべきだと運動を続けて来た。現在最高裁は一応建前上は保守派判事が多数を占めるため、もしローとケイシーが覆されるとしたら、今は絶好のチャンスかもしれない。

ところでローとケイシーが覆されたとしても、それはアメリカで中絶が完全に違法になるという意味ではない。もともとこれに関する法律は各州独自の判断で決められるべきものであり、連邦政府が一律に決めるべきことではなかったというのが保守派たちの考えだ。明らかに左翼リベラルが幅を利かせるニューヨーク州やカリフォルニア州で厳しい中絶規制など起きるはずはない。それに厳しい規制のある州ですら、中絶を全面的に禁止しているのではなく、中絶が可能な時期が早いか遅いか、何を例外とするのか、といった違いがあるだけで、母体に極度の悪影響を及ぼす場合は例外として認められるということはどこでも変わらない。

プロライフ(中絶反対派)とプロチョイス(中絶推進派)との歩み寄りはあるのか?

もし両派で歩み寄りがあるとするなら、まず人間が人間となるのは何時なのかという点で合意する必要がある。宗教保守派の考えでは人は受精時から人間としてみなされる。過激左翼は生まれた数時間後まで人間とみなさない。これら両極端の人々の歩み寄りは不可能だろう。だが大抵の人は受精と出産のどこかで線引きをすべきだと考えているはず。

次の問題点はどのような例外を認めるべきかということ。中絶は原則的には反対だが場合によっては中絶もやむ負えないと考える人は多く居るが、その場合とはどんな場合なのかで意見も分かれる。保守派は母体の命が危険にさらされる時のみが普通だが、中庸な人はレイプや近親相姦や胎児に極端な障碍がある場合などを例外として認めるべきと考える。

アメリカのような広い国で様々な価値観を持った人々が集まっている社会では、この線引きが全国で一律に出来ると思う方がおかしい。だからこそ創設の父たちはアメリカを中央集権の国とせずに連邦制にしたのである。州の法律が気に食わない人は、もっと自分の性に合った州に移るという選択肢があるからだ。

PPにしろジャクソンにしろ、中絶は大ビジネス。この審議は非常に興味深いものである。

ところで、日本の中絶法制はどうなっているのか興味があったのでちょっと調べてみた。下記はこちらのサイトから引用:強調はカカシ。

日本の人工妊娠中絶に関する法律

日本での妊娠中絶は、基本的には、刑法堕胎罪で禁止されていますが、母体保護法に定める中絶の要件を満たしている場合に限り、配偶者の同意を得た上で、合法的に中絶手術を受けることができます。母体保護法指定の病院、あるいはクリニックで行われます。合法的に人工妊娠中絶手術を受けられるのは、22週未満、つまり21週6日までです。中絶手術は、健康保険の適用外で、費用は10−15万円です。

日本で合法的に中絶をできる要件とは、第一に、「妊娠の継続または、分娩が身体的または、経済的理由により母性の健康を著しく害する恐れのあるもの」、第二に「暴行もしくは脅迫によってまたは抵抗もしくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの」です。配偶者(つまり胎児の父親)の同意は、配偶者が知れない時、もしくは、その意思を表示することがでいない、または、妊娠後に配偶者が亡くなった時には、本人の同意だけで足ります。日本の中絶のほとんどのケースが、経済的理由適用の下で行われています。

妊娠12週以後の中絶手術を受けた場合は、役所に死産届けを出し、胎児の埋葬許可証をもらう必要があります。

つまり、22週未満の中絶は経済的理由であるとし配偶者が知れないということにすれば、お金さえ出せれば合法に中絶は可能ということだ。で、もし22週目以降の中絶が行われた場合にはどうなるのか。自分で堕胎した場合や他人に依頼した場合や医師や助産師に依頼した場合などで3か月から7年の懲役という結構厳格な罰則がある。しかしそれにしたところで、例外がある。それについてはこちらから引用

医療上の理由で母体救命のために中絶手術が必要でも、胎児が生存可能な早産時期なら胎児救出を優先してから母体救命すべきとされています。

ただし指定の医師が胎児の生存の見込みが無いと判断した場合は、分娩途中で中絶をして母体救命の緊急措置がとられます(母体保護法第14条)。

この母体保護法第14条に基づく後期中絶手術を「胎児縮小術」「回生術」「部分出産中絶」などと言います。

ここでも医師が母体救命のために必要だとすれば例外は簡単に認められてしまう。

中絶はビッグビジネス

日本でもアメリカでも中絶はビッグビジネスである。日本では費用は10-15万円というから決して安い金額ではない。アメリカでも1500ドルくらいというから同じようなものだ。プランドペアレントフッドなど全国津々浦々にある大企業。建前は女性の健康管理だの産児制限だのと言ってるが、本業は中絶だけで他のことはほとんど何もしていない。最近は金になるということでトランスジェンダ手術にも手掛けるようになった。

私は日本で避妊ピルが普及しないのも、日本の医療業界が中絶での金儲けの邪魔になるのを恐れてのことだと思っている。何故か日本では避妊ピルが敬遠されているが、中絶で身体を危険にさらすくらいなら、多少の副作用があってもピルをお勧めする。副作用というが医者の処方で定期的に検査を受けていれば特に問題はない。私は10年以上服用したが何の問題もなかったから。また日本ではピルが手に入りにくいというのも嘘で、普通に産婦人科医に相談すれば処方してくれる。私は日本でも二年間服用したから証言できる。

カカシとミスター苺がプロライフになった瞬間

ここでちょっと個人的な話をしよう。実は格いう私も20代のころは中絶賛成派で所謂プロチョイスだった。ミスター苺もそうで、中絶規制反対デモに参加したことがあるくらいだ。(家にプロチョイスのプラカードまであった!)その二人が敬虔なプロライフ派になったのにはきっかけがある。

二人が付き合い始めて2~3年経ったころ、私の生理がちょっと遅れたことがあった。私は避妊はしていたが、避妊は100%完璧ではないので、もしかしてと思ってミスター苺に話すと、「出来てたらもちろん堕ろすんだよね」と言われて「なんでそう簡単にいうのよ!」と激怒したことがある。そして自分でも何故そんなに怒ったのか驚いた。

結婚する気もましてや子供を産む気もなかったから避妊していたわけで、万が一妊娠したら中絶は仕方ないと思っていたはずなのに、いざその可能性を考えたら絶対ありえないと思った。しかもミスター苺が当然のように言ったことにも腹が立った。

しばらくしてお互い落ち着いてから「さっきは怒鳴ってごめん」「こっちこそ軽はずみなことを言ってごめん」とお互い謝ってから「もし出来てたら結婚しよう」と合意した。二人の頭に中絶という選択肢はもうなかった。(結局妊娠はしていなかったが、妊娠を待つまでもないと思い結婚した。)

今思うと、あの時が我々二人がプロライフになった瞬間なんじゃないかと思う。


Comment

日本でも暗躍するジェンダー運動の黒幕たち

前回の日本の選挙前にも各党がやたらとLGBTに関する法案を提案した。ほんのつい最近まで日本では同性愛だのトランスジェンダーだのと言った話は、ごく一部の人たちがSNSなどでちまちま話していた程度の物だったのに、なぜか突然あちこちの自治体でLGBT差別禁止法のようなものが通り始め、男女共用トイレが建てられたりしている。特に厚労省が最近改悪した少人数職場での男女別トイレを不必要とする話をするにあたり、なぜ今まで黙認されてきた例外を公認する法律をわざわざ今の時期に通す必要があったのか非常に不思議だった。ところが女性専用施設を守ろうという話が何故かトランス排除だという無関係な話に乗っ取られてしまい、そうか、これは男女別トイレの話ではなく、トランスジェンダーの陰謀だったのだなと納得がいったのだ。

先日、アメリカにおけるトランス運動の資金繰りや権力に関する話をしたが、同じジェニファー・ビレック女史のブログで、チョウコ・イシカワさんという日本人女性が日本のトランス運動について書いている記事をみつけたので、そちらを紹介しようと思う。彼女の名前を日本語で検索してみたが見つからないので、これはイシカワさんの英語記事からの紹介になる。

題して「ジェンダー思想は日本をどこへ導くのか?

日本ではもともと同性愛は違法ではないし、歌舞伎や宝塚など女装も男装も芸術として普通に受け入れられてきた。それで日本にはセルフID(性自認)などという概念は全くなかった。ところがここ一年余り、突然として反LGBT差別法が提案され、トランスジェンダー問題が取りざたされるようになった。

日本では2003年に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が通り、役1万人の人が戸籍の性別を変えた。この法律をつくるのに非常に積極的だったのが自民党の南野知惠子元参議院議員。

この年、南野は医薬業界から2億円という献金を受け取っていた。当時医薬業界から自民党に献金された金額は7億円に上る。与党は南野を含む10人の議員を法案達成委員に任命。そのうちの6人が右翼の神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーである。

医学業界からのこの献金に関して日本で取りざたされることはほとんどなかった。ところが最近になってやたらと性別適合手術の話が話題に上るようになった。また、LGBT関係の団体があちこちに現れるようになった。下記はその一部。

  • Good Aging Yells(グッドエイジングエールズ)2010年に創設されたこの団体の創設者は松中権氏。彼はもと電通の職員だった。電通は政府とも深いつながりがある。
  • 東京レインボープライド2021 この団体は諸外国の外資系企業や投資会社から資金援助を受けている。そのなかにはフェイスブック、ファイザー、J&J, ViiVヘルスケア―、エリ・リリー日本、P&G, 日本ロリエール、日本ヒューレットパッカードなどが含まれる。J&Jは積極的にトランスジェンダー医療を手掛けており、カナダで女性の乳房除去を提供している。
  • LGBT法連合会(パートナーローネット) 日本で一番大きなLGBT団体で、彼らは性指向や性自認へのバリアーを取り除く法律をつくることを目指している。
  • 特別配偶者法全国ネットワーク 同性結婚合法化を目指す団体。
  • EMA日本 LGBTロビーグループ。戸籍性別変更に関わった自民党のはせ浩衆議院議員と近い。
  • いのちりすぺくとホワイトリボン・キャンペーン 同性結婚を推進するこのグループを支持している国会議員ははせ浩(神道政治連盟国会議員懇談会)、橋本岳(日本会議)、牧島かれん(神道政治連盟国会議員懇談会)
  • OUT IN JAPAN (アウトインジャパン)
  • 虹色ダイバーシティー 虹色ダイバーシティーの創設者は村木真紀(レズビアン)。この組織はファイザーがスポンサーであり地域の弁護士協会を深いつながりがある。またこの団体は電通とも深いつながりがある。
  • ダイバーシティー研究所 虹色ダイバーシティーの前衛となった研究所で笹川財団と日本財団と深いつながりがある。

うわっ!笹川財団!なんて名前が出てくるんだ。

アメリカでは左翼の民主党が推しているLGBT概念がどうして日本では保守派の与党が推しているのか。イシカワさんによると、これは憲法改正が関係あるのではないかという。つまり同性婚を合法にするために憲法改正が出来るのなら、憲法9条の改正も進めやすくなると言うわけである。

イシカワさんによると、こうしたLGBT団体と与党との共通点は電通や経団連といった日本の巨大な企業や外資系企業と深い関係があると言うことだ。経団連は軍事産業と深く関係があり憲法改正を訴えている。

しかし与党がトランス思想を推進したくても自民党の支持者たちはトランス思想を支持していない。そこでトランス活動家は欧米諸国でもやったように人々が注意していないうちに全国レベルではなく地方レベルで反LGBT差別法を秘密裡に通してしまっている。「性自認」に関する地方の法律を検索すると、なんと224件もヒットするという。

ここ数年、日本全国でプライドマーチが多くみられるようになった。主流メディアはこうしたパレードの宣伝に余念がない。しかし今のところ日本ではまだ全国的なLGBT反差別法や理解増進法は通っていない。

日本にとって幸運なことはトランス思想が欧米とは一周遅れて入ってきていることだろう。日本の女性達は欧米の女性達と違ってトランス政策が社会に及ぼしている悪影響をツイッターなどで事前にまなぶことができる。また2021年のオリンピックで自称女の男子選手が参加したことでトランス思想に対する警戒心も高まった。

今は未だ、自民党は時期尚早とトランス政策を無理やり推進するようなことはしないかもしれない。いまのところ自民党は女性の権利を迫害するようなことはしないと言っている。だがトランス推進の企業から多額の献金をもらっている以上いつかは自民党が女性達を裏切る日がくるのではないかという。

イシカワさんは明らかに左翼なので、与党は憲法9条のためにトランス思想を利用しているとして恐れているが、共産党や社民党などの野党は自民党よりもあからさまにトランス思想を推している。トランス活動家たちは右翼だろうと左翼だろうと、ともかく権力のある政治家たちに近づき、自分たちのゆがんだ思想を日本人に押し付けようとしているようだ。


View comment

トランスジェンダー活動を背後で操る億万長者たちの陰謀

ここ10年来、トランスジェンダー思想が物凄い勢いで欧米諸国及び日本にも広がってきているが、私はなぜこんなにも急速に、そして絶対的に色々な分野でこの思想が浸透していくのか不思議でしょうがなかった。普通ある種の思想というものは長年かけて少しづつ広まっていくものだ。LGBにTが加わる前までは、毎年ゲイプライドパレードが行われる程度で取沙汰されるほど目立ったものではなかった。確かに同性婚は合法となったが、それにしたところで何十年という議論がされ数々の州民投票や訴訟を繰り返しての結果である。ところがTが加わった途端に、あっという間になんでもかんでもLGBT。フェミニズムや黒人人権運動など何十年もかかって浸透してきたというのに、トランス思想はほんの数年で学校やメディアや政府機関にひろまり、政府の政策すらどんどん変わっていっている。

それで私はトランス思想の背後には何か巨大な権力が働いていると考えるようになった。先日Twitterでそんな話をしたら、それは陰謀論だという批判を浴びた。しかし去年にトランプ大統領の再選の際にもお話したように、陰謀と陰謀論は違う。実際に存在する陰謀を指摘することは陰謀論とは言わない。

ではTRAの背後には本当に巨大な権力があるのだろうか? 実はトランスジェンダー活動の背後には影で操る億万長者たちがいるのだという記事を紹介したい。この記事はThe Federalist(ザ・フェデラリスト)という保守派雑誌に2018年に掲載された記事で、著者はジェニファー・ビレック女史。Billionaires funding Transgender movement for profit

ビレックはもともと左翼フェミニストで環境問題活動家である。そんな人が何故保守派の雑誌になど寄稿しているのかといえば、それは彼女が2013年にトランスジェンダリズム思想を批判するという、左翼としてはあるまじき罪をおかしたため、背信者として破門されノンプラットフォーム(壇上剥奪)されてしまったからだ。

彼女はこの記事のなかで、TRAの資金源は少数の非常に豊かな男女であり、彼らは様々なTRA団体に投資することによって巨大な利権を築き上げているのだと話す。

ビレックは我々同様、女性専用空間や大学やスポーツがどんどんと女性を自認する男たちに門戸を開くのを目の当たりにしてきた。そして女性自認を称する男たちの声は大きいのに反し、男性自認の女達の声が小さいことにも気づいていた。

彼女は性別で区分けされてきた施設が女性や女児の安全を完全に無視したまま光速のような速さでトランス受け入れに変わっていくことに驚いた。それと同時に英語の代名詞の強制使用が物凄いスピードで進められ、ニューヨーク市など新しい法律が通ってしまい、このような変化に不満を述べようものなら自分たちの身のみならず家族や職まで危険にさらされる状況になっていることにも驚いている。

この猛烈克迅速な変化は本当に性違和障害を持ったごく一部の少数派による市民運動なのだろうかとビレックは疑うようになった。

.

ジェニファー・プリツカー(女装実業家)


ビレックは一部の非常に裕福で社会的に影響力のある男たちがトランスジェンダーロビーやTRA団体に多額の資金を出していることを学んだ。その一部を紹介すると、ジェニファー・プリツカー(自称トランスの男)、ジョージ・ソロス(左翼過激派の億万長者)、マーティン・ロスブラット(自称トランスの男)、ティム・ギル(ゲイ男性)ドラモンド・パイク(実業家)、ウォレン・バフェット(投資家)、ピーター・バフェット、ジョン・ストライカー(ゲイ男性)、マーク・ボンハム(ゲイ男性)などがいる。彼らのほとんどが自分の組織やビジネスを通じてトランスジェンダーロビーに資金援助を出している。ジョージ・ソロスやウォレン・バフェットなど私でも知ってる蒼々たる億万長者たちが名を連ねている。

彼らは匿名で多々の事業や組織を使ってパイク運営のタイド基金(Tides Foundation)に莫大な寄付をしている。たしかタイド基金はソロスとも深いつながりがあるはずで、ここから過激派左翼思想を持つ人間が地方検察の検察官などになるよう援助資金が流れたりしている。

これらの男たちと共に、製薬会社やアメリカ政府までもが何百万ドルという金をLGBT運動に注ぎ込んでいる。この記事が書かれた当時すでに世界中で4億2千4百万ドルがLGBT活動に注ぎ込まれていたという。しかしこれは大金とはいっても、法律を変えたり言葉使いを変えたり、言うことを聞かない人を社会的に抹殺するなどに十分な金額とは思えない。

実はトランスジェンダリズムは非常に儲かるビジネスなのだ。トランスジェンダリズムにより多くの市場が生まれた。2007年に最初のジェンダークリニックが出来て以来、なんと2019年現在ではアメリカだけで30以上もの子供ジェンダークリニックが出現、多いところでは患者数725人にも及ぶ。

近年カウンセリングをするクリニックだけでなく、トランスを「治療」する医療インフラが爆発的に増大した。性転換手術やそれにまつわる多々の整形手術、そのアフターケアやホルモンやブロッカーなど、どれもこれも高額な治療費を要する。しかも一旦トランスジェンダーになったら、この「治療」は一生ついて回るのだ。健康体の人間を一生患者に出来るということは、医療関係者にとってはおいしい話である。患者が多ければ多いほどいいのは言うまでもない。

さてLGBTロビーにお金が流れていることも大事だが、一体誰がトランスジェンダー思想を政府政策の一貫として取り入れるよう働いているのだろうか?

ビレックはプリツカーファミリー(Pritzker Family)を例にとってそれを説明する。プリツカー家はハイエットホテルや介護施設などのビジネスで儲けた290億ドルの資産一家である。

ジェニファー・プリツカー(Jennifer Pritzker)

かつては夫であり父でもあり名誉ある軍人だった男性。何故か今では自称トランスジェンダー。今はタワニ基金を使ってトランスジェンダリズム推進に力を注いでいる。ジェニファーはトランス思想を社会機構に取り入れるために多大なる影響力を持つ男。

注目すべきはジェニファーが所持したり投資したりしているいくつかの組織は医療や法律や教育関係の機関に多大なる影響力があるということ。これはトランス思想がこれらの機関に迅速に広がったことの鍵となる。ジェニファーはスクワドロンキャピタルという企業買収法人を持っており、この法人は医療技術や医療機器及び整形インプラント企業を対象としている。またジェニファーが経営するタワニ基金はジェンダーやセクシュアリティー関係の慈善事業である。

ジェニファーはミネソタ大学の人間セクシュアリティー学部の指導委員会メンバーであり過去10年間で同大学に6.5百万㌦の寄付をしている。また彼が寄付をしたり役員を務める機関はこのほかにも、その患者数400人という子供専門ジェンダー病院ルーリー子供病院、ザ・プリツカー医学大学、シカゴのビクトリア大学とトロント大学のトランスジェンダースタディー学部の学長、左翼市民団体 American Civil Liberties Union(ACLU)、そして人工妊娠中絶専門クリニックチェーンであるプランドペアレントフッド Planned Parenthood。この二つの組織は最近「女性」という言葉を使わなくなったり、やたらトランスジェンダーに迎合する立場をとってきていたが、やはり金が目当てだったようだ。

特にプランドペアレントはどうやら最近トランスジェンダー市場にも手を伸ばそうとしているようだ。ジェニファー及びプリツカー一家は計画的に大学に多額の寄付をしてトランス思想を広めている。そして親トランスの論文を医学雑誌に投稿するなどしている。ジェニファーの叔父と叔母であるジョンとリサは2千5百マンドルをサンフランシスコ大学(UCSF)の子ども精神科に寄付したりしている。ジェニファーもまた病院や医学大学に多額の寄付をしトランスジェンダーやLGBT専門分野を設立したりしている。無論LGBに特別な医療など必要ないので、明らかにこれはトランスジェンダー専門ということになる。

プリツカーの基金で恩恵を受けて自らもトランス思想拡大のために動いている個人や組織は多数あるが、ちょっと数が多すぎるのでここでは省くが、ジェニファーはアメリカ軍内においても、トランスジェンダーが普通に受け入れられるよう働きかけている。彼はサンタバーバラ大学(UCSB)にシンクタンクに1.35百万の研究費を出し軍隊におけるトランスジェンダーの影響を研究させたり、バーモントの軍事大学に2500万の寄付をして海軍予備士官の訓練プログラムを発足されたりしている。

またプリツカーの資金援助はアメリカだけにとどまらず、WRAHという科学シンポジウムを通じて性別適合手術の勉強会を開いたり、世界中の大学に寄付をしたりしている。

ペニー・プリツカー(Penny Pritzker)

ジェニファー・プリツカーの従妹ペニー・プリツカーはバラク・オバマ大統領政権で商務長官を務めた女性。

ペニーはオバマとは2008年の大統領選の頃から資金繰りを担当しており、オバマ大統領が当選に多大なる貢献をした人。オバマ大統領の政策に相当な影響力を持っていた。彼女のおかげでオバマが大統領になれたと言っても過言ではないと関係者はいう。

商務長官としてペニーはthe National Institute for Innovation in Manufacturing Biopharmaceuticals (NIIMBL)という医薬製品生産部を設立し7千万ドルを商務局から融資した。オバマ大統領はトランスジェンダー拡大に積極的に政策をたてていたが、こういう背景があったわけだ。オバマはホワイトハウスで初めてのトランスジェンダー思想の会議を開いた。

オバマは大統領権限を使ってトランスジェンダーがパスポートの性別変更を簡単に出来るようにしたり、軍事病院で異性ホルモン治療を受けられるようにしたり、公立学校のトイレやスポーツに女装男子が入れるように大統領命令をだしたりした。(これは違憲であるとして裁判で施行停止命令がでた。後にトランプ大統領によって取り下げられた。)

ソロスとギルもオバマの選挙運動に多額の献金をしたが、彼らもまたトランス活動に巨額の資金を出している。

ペニーもジェニファー同様、ハーバード大学やボストン子供病院など、医学大学のトランスジェンダー部門や子供の性移行などに多額の寄付をしている。

J.B. プリツカー(J.B. Pritzker)

ペニーの兄弟でジェニファーの従弟。現イリノイ州知事。シカゴの孵卵器医療技術関係会社に資金援助をしたり、卵巣や子宮の移植を研究しているデューク大学の役員を務めていた。2018年にはオバマ政権の子どもの教育機関に2500万ドルを寄付。妻と共に一億ドルをノースウエスタン法律大学に寄付。一部は子供専門の法律部門に、一部は社会正義部門にあてがわれた。社会正義とは左翼思想のことを指す。

==============

もうこうなってくると、トランスジェンダー活動は人権運動などというものではなくソーシャルエンジニアリングだとブリックはいう。プリツカー家は子供の教育から医療関係から法律関係に至るまで、その手を伸ばしていないところがないくらいだ。この一家だけでもその影響力は多大だが、これにソロスやギルといった他の億万長者たちも加わってトランス思想を広めているのだ。

Viiv、ファイザー、アボット研究所など大手製薬会社や、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、インテル、デルなどのビッグテック企業もトランスジェンダーを推している。2017年の二月、これらの企業は連邦最高裁に学校が男女別施設を作ることを禁止するよう呼び掛けた。

しかし何故製薬会社やテック企業がトランス思想をこうも積極的に推し進めるのか、それは金だとブリックは言う。

先にも述べたように、性適合治療は非常に高値である。性転換は局所の手術を一回だけ受ければいいというものではなく、女性の場合は乳房除去卵巣除去などといった大手術が必要だし、男性の場合も顔立ちを女性に近くする整形など、手術だけでも何回も行わなければならない。手術がうまく行かずに問題が生じればその後の治療も必要になるし、ホルモンは一生接種し続けなければならないしで、これは一生ものなのである。

しかしいくら治療費が高いと言っても、ほんのわずかな人口のために、ここまで医療のインフラを変えていくというのもおかしな話だ。お金儲けをするためには人口の1%にも満たない性違和障害者だけを対象にしていては駄目である。患者の数はどんどん増やす必要があるのだ。

だから健康な子供たちを洗脳して自分は間違った体に生まれたと思い込ませる。間違っているなら直せばいい。大人にもトランス思想はファッショナブルな選択肢だと思わせる。身体はいくらも変えることが出来ると吹き込む。この薬を飲め、この手術をしろ、生まれたままの体を受け入れる必要はないのだと言い続けるのだ。

我々はほんの一部の変態的妄想を持った人々によって、医療インフラや法律や教育が狂った方向に向かっていくのを傍観していてはいけない。なぜならこの問題はごく一部の人たちだけの問題では済まされないからだ。TRAによって悪影響を受けるのは女性や女児だではない。トランスジェンダー活動は社会のすべての人々に多大なる悪影響を及ぼす思想なのだ。

ジェニファー・ビレック

View comments (2)