銃でBLMから自宅を守ったマコウスキー夫妻が体験した二度目の攻撃

去年の6月にBLM暴徒に囲まれて銃で武装して家を守ったマクロスキー夫妻のことは皆さんもよく覚えておいでだろう。そのマーク・マコウスキー Mark McCloskey氏が最近演説を行ったのをツイッタラーのリッキーさんが紹介してくれているので、こちらでも紹介したい。(マークさんのビデオはこちら。McCloskey, who waved guns at BLM protesters in St. Louis last summer, says he was almost killed | The Kansas City Star

マコウスキー 夫妻は何の罪も犯していないのに、ソロスの息のかかったミズーリ州の検察から起訴され、二人とも有罪を認めて罰金を払ったのだが、約束通りミズーリ州知事が彼らに恩赦を与えたため、この罪は取り消しとなっていた。

さて、我々は評判になった最初の攻撃についてはよく知っているが、実はこれにはもっと恐ろしい後日談がある。一回目の攻撃があった後、マコウスキー夫妻の行動はネットやメディアで評判になったが、そのことに怒ったBLMは後に民主党の下院議員となったコーリー・ブッシュを筆頭に数日後の7月3日に1000人の暴徒が徒党を組んで夫妻の家の前に集まったのだ。その時の様子はテレビでも報道されたが、前回と違って暴徒たちは垣根の向こう側で大声を張り上げただけで中に入ろうとはしなかった。しかしこれは彼らが自制心を働かせたからではない。実際に何が起きたのか、マコウスキー氏自身の話を聞いてみよう。(下記はリッキーさんによる翻訳。太字の部分は翻訳がちょっと変だったので私が書き換えた)


その出来事(6月28日の襲撃)は皆さん全員がご存知ですね。何故ならテレビでもネットでも我々が銃を構えた写真がどこにでもあったからね。でもあれは2つあった出来事のうちまだイージーな方だった。もう一つの皆さんが多分ご存じない出来事は『暴徒達が7月3日に戻ってきた』という件。

私達の顧客(マコウスキーは弁護士)の中にコリー・ブッシュ下院議員その人に率いられた『Expect Us』と呼ばれるAntifa組織のメンバーがいてね、その顧客はその組織内部の人間なんだけど電話をかけてきて『アンタ達のやった事は許しがたい。我々は7月3日にアンタの家に行く。アンタ達を殺さなければならないし家も焼き払う。君達に出来る事は何も無いんだ』と言うんだよ。

言うまでも無い事だが我々は少し心配になってきた。何故なら奴らは真剣だったからね。だから我々は物をベッドの下や壁の中に隠して、貴重品を守る為に出来る事は全てやった。そして我々は警官を副業で雇おうと仕事の合間にら動き始めた。でも誰もその仕事をしたがらないんだよ。みんな悪く言われる事を恐れてた。

そこで我々は企業に対して世界レベルのハイテク警備をしている会社に行ったし、特殊部隊のような仕事をしてる男たちのもとにも行った。でも彼らは『ファーガソンのマイケル・ブラウン射殺事件の時に悪く書かれた。もうああいうのはやりたく無いんだ』と言うんだよ。そこで私はその男に言った。『じゃあ私は何をしたらいいんだ?これでは我々は金曜日には死んでしまう』とね。すると彼は言うんだ。『私が貴方にお勧めするのはこれが無くちゃ生きていけない、ってものを何でもいいからクルマに詰め込むんだ。その上で貴方の家を放棄するって事だね』とね。『ファック!そんな事はしたくない。たとえ船と共に沈むとしても我々はここを離れるつもりはない』とね。

実は私はその週の初めにホワイトハウスの人から電話を貰ってたんだよ。彼は『トランプ大統領がサポートしたいと言ってる、もし私に出来る事があったら知らせてくれ』と言ってくれてたんだ。そこで私は彼に電話をして言った。『やあ今がまさにその時なんだよ』ってね。そしたら彼はマーク・メドウス大統領主席補佐官の携帯番号を教えてくれたので私はマーク・メドウスに電話をしてみた。だが彼は忙しかったので次に私はタッカー・カールソンに電話した。

私は家のキッチンに座って、妻のパティはすすり泣きながら私の隣りにいた。私はタッカーに語りかけ、タッカーは我々の姿を放送に流しながら『私は先程皆さんにお話をしたストーリーについてマーク・マコウスキーと話をしています。マコウスキー夫人が後ろでむせび泣いている声が聞こえます。

警察は警備しないように言われています。彼らAntifaは金曜日に彼らの家にやって来て彼ら(マコウスキー家の人々)を殺害しようとしています』と言った。そして彼は人材を求めてあちこちに電話をかけてくれたが我々はまだ自分達は死んでしまうんじゃないかと考えていた。

そして時は木曜日の夜。その週は31歳になる私達の娘が我々と一緒に家にいたんだ。6月28日の最初の襲撃のあった日曜日には彼女は夕食を食べに来てたんだね。だが彼女は私達と一緒に死にたく無かったんだよ。(場内笑う)彼女は階下に降りて自分が子供の頃に好きだった動物のぬいぐるみを持ってきた。娘は私達2人にハグとキスをすると『さようなら』と言った。(客席ゲラゲラ笑う)我々が死んでしまって二度と会えなくなると思ったんだな。

だが金曜日。起きたんだよ、奇跡が起きたんだ。全部いっしょにやって来たんだ。テキサスから6人のネイビーシールズがやって来た。(場内歓声)カンサスで酪農業四代目のネービーシールが装具をトラックの荷台に乗せてやって来た。

その日の夜7時に事は始まると思っていた。彼は6時30分に来たな。さらに我々は12人ほどの警官をバイトで雇う事が出来た。タッカー・カールソンの電話アドバイスを心に留め置いた。彼らはもし仕事上で必要があるならば泥をかぶる事を厭わない人々なのだと。

かつて我々はロナルド・レーガン政権を『超絶的武器を通しての平和』と呼んだだろ?(拍手)そして皆さん、暴徒たちがこんどは1000人くらいやって来て、我々を殺害しようと決意していたんだ。だが我々は生き残った。(この時に作った)ポストカードがあるんだよ。家の玄関先で撮ったんだけど、6月28日の時の銃を構えた写真を前に置いて、その後ろ側に我々がアメリカの国旗と共に立っているやつさ。7月4日(独立記念日)だね。我々はあの襲撃を生き残ったって訳だ。

カールソンの呼びかけに応えたネイビーシールズの6人と他の警視庁からやってきた警察官たちのおかげでマコウスキー夫妻は命を取り留めた。もし彼らが来てくれなかったら、マコウスキー夫妻は虐殺され家は焼かれて家財道具はすべて略奪されていただろう。そしてセントルイスの警察はそうなるかもしれないと十分知ったうえで夫妻を守ろうとはしなかったのだ。

夫妻の助っ人として来てくれた人たちは本当に勇気がある。彼らは命を落とす可能性があっただけでなく、たとえ正当防衛でもBLMの一人でも死んでいたら、どんな罪に問われたかわからない。そんな危険を犯してでも赤の他人を守るために遠いところから来てくれたのだ。これがアメリカ精神ってものだろう。

マコウスキー氏は次の選挙で上院議員に出馬すると表明している。

夫妻に関する過去エントリーはこちら。


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バイデン「違憲でも強硬する」家賃滞納者の強制立ち退き禁止条例

アメリカの病気管理センターCDCは去年、武漢ウイルス禍において借家の家賃を払えない借用者の立ち退きを一時停止せよという条令を出した。その期限が7月一杯で切れるはずだったのだが、民主党議員らが延長を求めたため、CDCはその期間を延長すると発表した。

問題なのはCDCのような役所にそのような条令を発令する権限はない。これはすでに最高裁も判断していることだ。立法は議会の権限であり、役所が勝手に法律など作ってはいけないのである。バイデン政権はそのことを承知のうえで今回の延長を決定した。バイデンはこの条令は多分憲法違反で裁判になれば違憲と判断されるだろうが、それまで時間がかかるので、ともかく実行すると本音を明かした。

これに抗議した不動産会社やアパート経営者らがバイデン政権相手に訴訟を起こしている。だが、バイデンも言っている通り、裁判所が判決を下すまでには時間がかかる。その間大家さんたちは収入ゼロである。

民主党議員たちや人権屋の連中は、家賃を据え置きにすることで一般庶民を助けているかのように言うが、アパートの大家さんたちも庶民である。多くの大家さんたちは、アパートの家賃を生活の糧にしている。その家賃で自分の家の住宅ローンを払ってる人もいるし、引退してアパートの家賃と年金で暮らしているお年寄りもいる。自分たちの収入はなくなっても、銀行がローンの支払いを見送ってくれるわけでもなければ、光熱費などの出費が減るわけでもない。つまりバイデン政権は大家たちにただ働きを強制しているということになる。

現在アメリカでは、ロックダウンが終わってやっとビジネスが再開できることになったレストランなどで深刻な人手不足が起きている。私と主人の行きつけのカフェでは、未だに週四日夕飯だけの営業だ。私たち夫婦は去年のロックダウン以前までは毎土曜日このカフェで朝食をとるのが習慣になっていたのだが、朝働いてくれるシェフが見つからないのだと言う。シェフやウエイトレスの数が足りないのはこの店だけではない。スタバやファストフードや小売店の窓には、あちこちで求人募集のサインが見られる。

何故こんなことになっているのかというと、バイデン政権が失業手当の期間を延長したり、低所得者に給付金を配ったり、家賃を免除したりしているため、最低賃金で働くよりも家にいて生活保護を受けていたほうが儲かるという仕組みを作ってしまったからだ。

民主党は資本主義を理解していない。大家を締め付けることで低所得者たちを助けられると思うなら話は逆である。市場を無視して無理やり値段を下げたり上げたりすれば、必ずどこかに歪が生じる。

すでに多くの家屋所有者は、長期の貸家ではなくAirBnbのような短期のホテルへとビジネスを移行している。また中小規模の大家は大手の賃貸業者に所有地を売り賃貸業を引退する人も出ている。大手業者はこうした家を改装したり、マンションを建てたりして立ち退き禁止の枠に嵌らない高値の貸家として市場に出すようになり、安価なアパートがどんどん減るだろう。そうなって困るのは都市部で働く低所得者たちである。

民主党は常に自分らは庶民の味方だというていを作っているが、実際はその逆だ。民主党が何よりも嫌いなのは家族でやってるような中小企業。ロックダウンで一番打撃を受けたのは小さなレストランや小売店で、大手スーパーやファーストフードのチェーン店やホームセンターやアマゾンのような大企業はその分大儲けをした。社会主義政権にとっては大手企業が市場を独占する方が都合がいい。

CDCは病気を悪用して自分らの権力を拡大し国民を弾圧しようとしている。彼らのやっていることは病気管理などではない。本当の目的は中小企業を潰して大企業をのさばらせ、政治家たちは大企業からの賄賂でぼろもうけしようという魂胆なのだ。

バイデン政権は至上最悪の政権だ。2022年の中間選挙で共和党が両議会を取り戻してくれることを望むが、共和党もあまりあてにはならない。やはりトランプのようなカリスマのある指導者が大統領にならなければだめだ。

余談だが、私はトランプ大統領に出馬してほしいとは思っていない。彼は2024年には78歳になるので大統領としては歳が行き過ぎている。それにトランプ大統領は良い面もあるが、かなりまずい面もあり、敵が多すぎる。できればもっと若くて才能のある人に大統領をやってもらいたいものだ。


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謎が深まる国会議事堂乱入とFBIの関係

一月六日のトランプ支持者らによる国会議事堂乱入事件には解らないことが沢山ある。民主党のナンシー・ペロシ下院議長は民主と共和の共同で調査委員会を作り特別調査を始めるなどと言っているが、共和党のメンバーをペロシ議長が決めると言い出し共和党が反対したため調査委員会は民主党だけとなってしまった。

しかし、特別委員会など作るまでもなく、いったいFBIは今まで何をやっているんだろうか?何百人と言う人たちがすでに逮捕されているにも関わらず、この乱入事件の首謀者やその計画過程に関する情報が全く明らかにされていない。逮捕された人々も、単に議事堂内に入ったというだけの人や、建物の中にははいらず敷地内に居ただけというような人々が起訴もされずに保釈にもならずに過酷な環境で拘束され続けているのだ。

以前、議事堂乱入はFBIのやらせだった? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)でも書いたが、議事堂乱入はFBIがその場にいたトランプ支持者たちを煽ってわざと違法行為をさせたのではないかという疑いがある。タッカー・カールソンが、一月六日の抗議デモに参加した元連邦政府麻薬取締部(DEA)の職員の事件を取り上げていた

この元DEA職員はマーク・イブラハムという元軍人でイラクに出動していたこともある。彼は当日現在FBI工作員で戦友の男性に誘われてトランプ応援のデモに参加していた。彼はDEA職員だったので合法に銃携帯をしていた。彼は抗議デモに参加するというより、その場の状況が暴動に発展しないようにその場にいる人や警官たちの安全を守りたいという意志で出かけて行ったのだという。DEAは警察の一種なので、犯罪が起きた場合には彼には犯罪者を逮捕する権限があった。それでイブラハムは議事堂付近を警備していた警察官たちとも話をし電話番号を交換するなどしていたという。

カールソンによると、友人のFBI工作員はイブラハムに自分と一緒に議事堂に入ろうと何度も誘ったという。しかしイブラハムはそれは違法だと知っていたため拒否。イブラハムは議事堂には入らなかったし、何も破損しなかったし、携帯していた銃をホールスターから出しもしなかった。それどころか、警官に暴力を振るったり議事堂に乱入している人々を批判するビデオをその場で撮っていたくらいだ。

ところが数日後、イブラハムは議事堂デモに参加したとしてDEAから解雇された。しかも司法庁はなんと彼を議事堂に近づきすぎたという理由で逮捕。議事堂敷地内にある建物や銅像や木などに登ってはいけないという法律に触れるというのである。もし有罪になれば最高15年の懲役刑となる。しかしイブラハムはこの法律に触れるようなことは一切していないと主張。当日イブラハムが写っている写真のどれも、イブラハムが議事堂敷地内に居るものはない。かえって警備用フェンスの外側に立っているものがあるくらいだ。

mark ibrahim
議事堂フェンスの外にいるマーク・イブラハム

イブラハムは当日FBI情報提供者のイラク戦友とFBI諜報部員の兄と一緒だったが逮捕されたのは彼だけだ。カールソンは、その戦友から、イブラハムを誘ったことは事実だが、違法行為を促すようなことはしていないと言われたという。

ところがインサイダーのこの記事ではその同じ戦友というのが全く違うことを言ってる。この戦友にFBI諜報部員がインタビューしたところ、その友達はイブラハムは保身のために嘘をついているという。イブラハムはDEAを辞めた後に自分のポッドキャスト番組を始めるため、その宣伝となる足がかりを作るために自分で議事堂デモに参加したのだと証言したという。

だが私には腑に落ちないことがある。イブラハムが自らのアイディアでデモに参加したとしても、それ自体は違法ではない。なにしろ大統領自らが主催し前々から計画も立てられていたデモにDEA職員といえども一市民が参加する権利はあるのだから。では彼が議事堂内に入ったかどうか、または議事堂敷地内の階段やら噴水やら木に登ったのかどうか、そして誰かや何かを傷つけるようなことをしたのかどうか、この確認は容易にできるはずだ。なぜならイブラハムにはFBI諜報部員の兄とFBI情報提供者の友人という立派な証人が居るからだ。事情聴取をしたFBI諜報部員はイブラハムこの二人に、イブラハムのその日の行動について質問しなかったのか?

イブラハムと一緒にいた戦友は、イブラハムが嘘をついていると言っているが、この男もなにかおかしい。カールソンと話をした時は自分が議事堂デモに参加していたことはFBIも承知のことだったと言っていたのに、インサイダーの記事によれば、自分は公式な任務で議事堂デモ現場にいたわけではないと語っている。ではいったいこの男はなんのためにその場に居たのだ?デモに参加するため?それともただ観察するため?一緒にいて同じ行動をとっていたこの戦友と兄は逮捕されていないのに何故イブラハムだけが逮捕されたのか、そのへんも非常におかしくないか?

この戦友は明らかにイブラハムになにかしらの敵意を持っているようなのであまり信用できないが、兄はどうだ?FBI諜報部員なら何が違法で何が合法か十分に承知だったはずで、それを弟がやろうとしたらその場で止めたはず。もし止めずに一緒に行動していたなら、いくらFBI諜報部員でもその行動の説明をする必要があるはずだ。

イブラハムが持っていた旗から察するに、イブラハムはトランプ支持者であることは間違いない。

どう考えても非常に胡散臭い事件である。

追記:

議事堂乱入の前日に、明日は議事堂に乱入しようと煽る男性の姿が映されているが、周りの人たちは「何言ってるんだ、そんなことはダメだ」というのと同時に、「こいつ役人だ!」という意味の”Fed”と叫ぶ声が飛び交う動画。このスレッドの後のほうで、この男がBLMメンバーでありCNNの情報提供者と一緒に移っている姿もある。


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「星条旗よ永遠なれ」歌詞の意味と歴史

7月4日の本日はアメリカ独立記念日である。今回は祝日が日曜日と重なったので明日は振り替え休日。先日女子ハンマー投げのオリンピック出場資格決定選で第三位となり出場資格を得たグエン・ベリーという選手が、授賞式で国歌が流れた時に後ろを向いて変な顔をして国旗に対して不敬な態度を取ったとして非難を浴びるという事件が起きた。ベリーは後で言い訳としてアメリカの国歌「星条旗よ永遠なれ」は奴隷を奨励する歌詞があり、自分たちの人々(黒人)を代表する歌ではないと屁理屈を述べた。彼女は歴史を知っていればそのことは明白なはずだ、などと開き直っていた。

もし歴史を知っていれば、国歌の詞を全部知っていれば、第三章節に殺されたアメリカの奴隷の血が床中に広がっているとあります。これは黒人に対して不敬であり、この歌は黒人のためのものではありません。疑いの余地がありません。

何が疑いないだ。歴史を知らないのはベリーの方である。

「星条旗よ永遠なれ」は米英戦争という史実を元にした誌で作詞者はフランシス・スコット・キーという弁護士。華氏は4番まであるが、普段は一番しか歌われない。普通のアメリカ人でも最後まで歌詞を歌えるひとはほぼいないだろう。この詩について詳しく説明してくれてるサイトがあったので引用する。

アメリカ国歌『星条旗』(The Star-Spangled Banner/スター・スパングルド・バナー)の歌詞は、1812年に勃発した米英戦争における史実が元になっている。

米英戦争において優勢にあったイギリス軍は、首都ワシントンD.C.を陥落させ、さらにイギリス海軍がアメリカ・ボルティモア港のマクヘンリー砦を包囲していた。

ここで大事なのは作詞者のキーはこの時どこに居たのかということだ。実はこの頃、イギリス海軍はアメリカの船を次々に拿捕し、乗組員や乗客を捕虜として拘束していた。時にはアメリカ人乗組員をイギリス艦の奴隷労力として使っていた。キーはイギリス艦に捕虜として拘束されていたウィリアム・ディーンズ医師の釈放を交渉するためイギリス軍の捕虜交換職員のジョン・スチュワート・スキナー大佐と一緒にボルティモア湾のイギリス船に乗っていた。交渉は成功しディーンズ医師の釈放は決まったのだが、戦闘中だったため三人はイギリス船から降りて岸に向かうことは許されなかったのである。それでキーたちは一晩中イギリス軍によるマクヘンリー砦への砲撃を聞かされることとなったのだ。

砲撃が止んだのは1814年9月14日の朝のことだった。25時間にも及ぶ1,500発以上の砲弾にも関わらず、マクヘンリー砦の上には、星15個、縞15本が表わされた特大サイズのアメリカの国旗・星条旗が翻っていた。

この星条旗を目にした弁護士のフランシス・スコット・キーは大変感銘を受け、集中砲火を耐え抜いた国旗を讃える詩「マクヘンリー砦の防衛 The Defence of Fort McHenry」を直ちに書き上げた。

そして出来たのがこの歌詞。

おお、見えるだろうか、
夜明けの薄明かりの中
我々は誇り高く声高に叫ぶ
危難の中、城壁の上に
雄々しく翻(ひるがえ)る
太き縞に輝く星々を我々は目にした

砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中
我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか?
自由の地 勇者の故郷の上に!

さてそれではベリーが言っている第三章には何が書かれているのだろうか?こちらがその部分。強調は彼女が言っている部分。

戦争による破壊と混乱を
自慢げに断言した奴等は何処へ
家も国もこれ以上我々を見捨てはしない
彼等の邪悪な足跡は
彼等自らの血で贖(あがな)われたのだ

敗走の恐怖と死の闇の前では
どんな慰めも傭兵や奴隷達の救いたりえず
勝利の歓喜の中、星条旗は翻る
自由の地 勇者の故郷の上に!

確かに「血」とか「奴隷達」という言葉は出てくるが、殺された奴隷の血が床中に広がっているなどという表現はない。ここでいう「彼らの血」とはアメリカに侵略してきてアメリカ人に殺されて果てたイギリス兵たちの血であり奴隷とは無関係。

それでは次の「傭兵や奴隷達」とは誰を指すのか?イギリス軍の部隊はすべて志願兵だけで成り立っていたわけではなく、外部からの傭兵や戦争などで捕虜になった奴隷などが含まれていた。つまり、ここでいう奴隷とはアメリカ人奴隷のことではなく、イギリス人が奴隷労力として使っていた人々を指す。この中にはアメリカの船に乗っていてイギリス軍につかまった白人アメリカ人も含まれている。つまり、アメリカのアフリカ人奴隷とは全く無関係な人々である。しかも、キーはそれを奨励しているわけではなく、かえってイギリス軍は傭兵や奴隷といった強制労働者を使わなければやっていけない情けない軍隊だとあざ笑っているのだ。

こうして読んでいけば、アメリカ国歌が黒人奴隷制度を奨励していただの、黒人を虐待していただのという歌ではないことは明白。

無論グエン・ベリーの誤解は彼女だけのせいではない。きちんとアメリカが義務教育で独立戦争のことや独立記念日の意味や国歌の意味だのをきちんと教えていれば彼女のような無知蒙昧な発言をする人間は出てこないはず。

独立記念日の今日、アメリカ人たるもの、全部は歌えないにしろ、その歌の意味くらいはきちんと把握してもらいたいものだ。


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議事堂乱入はFBIのやらせだった?

今年一月六日の議事堂乱入事件は、トランプ支持者の白人至上主義者たちによる陰謀だったという話は何度も聞かされている。何十人もの警察官が死傷し1500世帯が焼かれ二兆ドルの損害を出したBLM・ANTIFAによる暴動は「おおむね平和的」と民主党やメディアが奨励していたにもかかわらず、たった数時間で死傷者も出さず(抗議者の女性が一人警官に撃たれた以外は)平和的に終息した議事堂乱入のほうがアメリカの平和を脅かすもっとも危険なテロ行為だと我々はずっと聞かされてきた。FBIはBLM・ANTIFA暴動では全く見せなかった熱意をこの事件だけには積極的に注ぎ込み、何百人という人たちをどんどん逮捕し起訴もせずに拘束している。にも拘わらず、我々には、いったいこの事件の首謀者が誰で、この攻撃はどういうふうに計画され、どのように行動に移されたのかという情報が全く伝わってこない。また、あれだけの群衆が集まることが解っていた首都の警備が、どうしてあんなに手薄だったのか、それすらも明らかにされていない。

ところが最近になって、実はあの乱入者の中には数人のFBI覆面捜査官が含まれていたという話をリボルバー誌が暴露している。Unindicted Co-Conspirators in 1/6 Cases Raise Disturbing Questions of Federal Foreknowledge – Revolver

先ず、あの乱入事件には二つのグループが参加していた。最初のグループはすでに議事堂のバリケードも議事堂のドアも開けられ、招待されたと勘違いして議事堂に入ってしまったいわゆる観光客気分のトランプ支持者たち。彼らは何も破損していないし、誰も傷つけていない。せいぜい住居不法侵入という軽い罪に問われるべき人々。もう一つは重武装をして黒づくめの忍者装束で現れ、警備の警官に襲い掛かりバリケードを破り、棒などを使って議事堂の窓ガラスやドアを蹴破り乱入を扇動したグループだ。

なぜか、これまでに逮捕された人々のほとんどが最初のグループで、中年のおじさん・おばさんたちが起訴もされず保釈にもならず、独房で一日一時間程度の外出しか許されないという非人道的な扱いで何か月も拘束されている。明らかに彼らはテロリストなどではないのに、この扱いは酷すぎる。

だが気になるのは、ではいったいこの事件の首謀者たちに対してはどんな対処がされているのかということだ。

FBIは首謀者たちは主に、オースキーパース、プラウドボーイズ、そしてスリーパーセンターズという右翼民兵団のメンバーによるものだとしている。聞いた話によれば、彼らはフェイスブックを使って結構オープンに自分らの計画を練っていたという。世界最高の諜報能力を持つFBIがその計画を全く察知していなかったというのも変な話だ。オンラインで計画を練っていたグループへの潜入など天下のFBI様にとっては朝飯前ではなかったのか?

リボルバー誌はFBIの工作員は首謀者の幹部に潜入していたと主張する。FBI及び連邦政府の諜報部が、議事堂乱入計画を事前に把握していなかったというだけでも諜報失敗というかなり重大な失態を犯したことになるが、もしもFBI諜報部員が計画を事前に知っていたのみならず、その計画と実行に積極的に参加していたとしたら、これは由々しき事態である。なぜなら彼らは議事堂乱入を阻止することが出来たにも関わらず、阻止するどころかわざと乱入を起こさせたことになるからだ。

この事件において、なぜか何人もの共謀者とされる人々が起訴されていない。リボルバー誌はこの起訴されていない共謀者たちこそがFBIの捜査員たちなのではないかという。もしそうなのだとしたら、FBI工作員たちはこの計画と実行にあたり、どのような役目を果たしたのか、彼らがただの情報提供者なのか、それとも積極的に事件に関与したのか、そのへんがはっきりされなければならない。

リボルバー誌はこの「起訴されていない共謀者たち」の行動について語るためには、去年の10月に起きたミシガンのウィットマー知事誘拐未遂事件を見直す必要があるという。なぜなら、独裁者ウィットマー知事誘拐に関与した14人のうち少なくとも5人はFBI諜報部員で、議事堂事件の首謀者とされるスリーパセンターズのメンバーだったという。

しかもミシガンの誘拐未遂事件を担当していたFBIデトロイト支部署長はDC部長にと昇進し、今回の事件を担当していたというのだ。

ミシガンの事件を詳しく話す必要は特にないが、どうもこのFBIのやり方は陰謀を暴露し事件を未然に防いだというよりも、放っておいても誘拐など実行できないような情けない個人に色々と助言と援助をし、陰謀首謀者に仕立て上げて捕まえて手柄にするという、FBIによるやらせともいえる事件だった。

この誘拐事件の前にすでにミシガン州首都の議事堂乱入事件が起きていたが、その乱入事件でもスリーパセンターが関与しており、その首謀者の1/4がFBI諜報部員だったという。

こうなってくると、FBIはテロ陰謀を暴く立場というより、テロ行為を扇動する工作員という役目を果たしているようにみえる。

1・6の事件でも首謀者とされ起訴された人々の横で全く同じかもっと過激な行為をした匿名の人間たちが起訴されていない。彼らはどうやらFBI工作員のようである。

こうしてみると、FBIの目的は議事堂乱入を事前に防ぐことにあったのではなく、乱入事件を扇動してなるべく多くのトランプ支持者たちを国内テロリストにでっちあげて逮捕することにあったのではないか。だから、乱入事件をテロだ革命だクーデターだと騒ぎながら、その詳細に関する情報を公開しないのでは?

タッカー・カールソンの映像だが、それに関して張陽さんが詳しく日本語の解説をしてくれているビデオはこちら。

参考資料:

HUGE! Revolver News Breaks Report on Likely Deep State Plants Inside Jan. 6 Uprising — WAS IT ALL PLANNED? (thegatewaypundit.com)

What was FBI’s role in Jan. 6 ‘insurrection’? Reports raise new questions – World Tribune: U.S. Politics and Culture, Geopolitics, East Asia Intelligence, China, Geostrategy, Military, National security, Corporate Watch, Media Watch, North Korea, Iran, Columnists: Dennis Prager, Michelle Malkin, John Metzler, Jeffrey Kuhner, John McNabb, Joe Schaeffer, Bill Juneau, Alexander Maistrovoy, Donald Kirk


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ウイルス武漢研究所漏洩説を隠蔽したアメリカの科学者たち その一

普段はくだらない記事ばかり掲載するバニティーフェアが、なんとウイルスの武漢研究所漏洩説がいかにしてファウチを代表とするアメリカの科学者たちによって隠蔽されたか、その陰謀に関する記事を掲載したのでご紹介しよう。The Lab-Leak Theory: Inside the Fight to Uncover COVID-19’s Origins、著者はキャサリーン・エバンBY KATHERINE EBAN JUNE 3, 2021。

The LabLeak Theory Inside the Fight to Uncover COVID19s Origins
ILLUSTRATION BY MAX LÖFFLER.

I. 武漢ウイルス研究クラブ、ドラスティック誕生

武漢ウイルスが武漢生物学研究所から漏れた可能性については、すでに去年(2020年)の初期に色々な科学者たちの間で話題になっていた。その遺伝子組み合わせから自然発生は不可能だとした科学者も何人かいた。ところが、2020年2月19日、ザ・ランセットという権威ある医学誌が研究所漏洩説を完全に拒絶する声明文を発表。声明文は27人の米科学者の署名入りで、彼らは中国の科学者と団結して自然発生以外の説を断じて段丘すると言い放った。これによって研究所漏洩説は陰謀論説として闇へと葬られることとなった。

武漢ウイルスが武漢生物学研究所から漏れた可能性については、すでに去年(2020年)の初期に色々な科学者たちの間で話題になっていた。その遺伝子組み合わせから自然発生は不可能だとした科学者も何人かいた。ところが、2020年2月19日、ザ・ランセットという権威ある医学誌が研究所漏洩説を完全に拒絶する声明文を発表。声明文は27人の米科学者の署名入りで、彼らは中国の科学者と団結して自然発生以外の説を断じて否定すると言い放った。これによって研究所漏洩説は陰謀論説として闇へと葬られることとなった。

しかしそれに疑問を持ったのがジャイルス・デマノー(Gilles Demaneuf)というニュージーランドのデータサイエンティストだった。ザ・ランセットの声明文にはウイルス自然発生説の根拠となるデータが全く掲載されていなかったため、彼は自らデータを集めようと決めた。

デマネフは集めた資料の傾向を調べていくと、すぐに一つのパターンがあることを発見した。中国の研究所は安全整備に全く不備がないという話であったにも関わらず、2004年に北京の研究所で二回も漏洩があったことが解った。当時世界的蔓延を引き起こしたSARSウイルスは北京研究所でウイルスの入った冷蔵庫を廊下に移し、それを研究員学生が整備の整っていない研究室に移して顕微鏡で調査したことで漏洩した。

デマネフは自分のこの発見を “The Good, the Bad and the Ugly: a review of SARS Lab Escapes.” というタイトルで発表した。その頃デマネフはフランスを本拠にするロドルフ・ドュ・マイストレ(Rodolphe de Maistre)とオンラインで出会っていた。マイストレは研究室監督として中国で働いた経験があり、武漢にある生物学研究所の安全整備は研究所などと呼べた代物ではないと常々感じていた。

二人はオンラインでツイッターなどを通じて、権威ある科学者や科学ファンなどと繋がってドラスティックDRASTICというクラブを結成。武漢ウイルスの起源について研究し始めた。

当時研究室漏洩説を唱えていたのは右翼保守のメディアやトランプ大統領だけだった。そのため左翼からの抵抗は強く、政府内での公正な調査は困難となり、政府機関よりドラスティックの方がきちんとした調査が出来るという不思議な状況になった。

II. 藪蛇

世界中で3百50万人もの人を殺した武漢ウイルスが、どのようにして人々の間で広がったのかを知るためには、ウイルスがどこから来たのかを追求する必要がある。発祥地が解らなければ今後同じことを防ぐための処置がとれないからである。

しかしザ・ランセットの声明文でも解るように武漢研究所漏洩説を追求することは2021年の春まで科学界でも政府機関でもご法度となっていた。この記事には書かれていないが、トランプ大統領は最初から武漢研漏洩説を信じていた。それでトランプ政権は調査を進めていたのだが、今になって分かったことはトランプが信頼していたファウチをはじめ多くの科学者たちがこの調査の進行を阻止していたということだ。

バニティーフェアは数か月にわたり40人以上にインタビューをし何百ページという公式書類を調査した。その結果米国政府内でも研究所漏洩説を調査するなという圧力があちこちであったことが判明。同誌が調べれば調べるほどアメリカ政府内における利益相反の事実がはっきりしてきた。国務省の会議において中国政府による透明性を要求した職員たちは上部から、それ以上追求しないように圧力をかけられた。それというのも武漢研究所のゲインオブファンクション研究にアメリカ政府が資金援助をしていたという不都合な事実が浮き彫りになってしまう可能性があったからだ。

それで去年中、武漢研漏洩説はあり得ない陰謀論という扱いが普通となった。元CDC(疾病管理センター)のロバート・レッドフィールド局長は武漢ウイルスの発症は研究所であるとCNNのインタビューで答えた後、同胞の科学者たちから脅迫状を突き付けられたという。政治家から批判されるのならまだしも、同じ科学者たちから脅迫を受けるなど思いもよらなかったとレッドフィール氏は語る。

ラトガーズ大学の科学生物学のリチャード・エブライト博士は、武漢研究所とウイルスの関係を察知するのにピコセカンドもかからなかったと言う。それというのも、同じような研究をしている研究所は世界広しと言えども三か所しかなかったからだ。

ザ・ランセット声明文の署名を組織したピーター・ダスザックは、政府からの資金をゲインオブファンクション研究にあてがっていた。つまりアメリカ政府内にGOF研究組織が存在していたのである。

何か月経ってもCOVID-19ウイルスを持っている動物を発見することが出来ないとなると、自然発生説はかなり疑わしくなっていった。第一アメリカが資金を出したGOF研究をやっていた研究所のある町からウイルスが発見されている以上、研究所漏洩の可能性を考えないのは科学的に誠実とはいえない。

しかも中国があれだけ頑なに調査を拒んだことや、過去の中共による度重なる嘘を考えると武漢研究所の石正麗(Shi Zhengli)博士が真実を述べたくても述べられなかった可能性は高い。

2021年5月26日、政権交代後、トランプの武漢ウイルス源の調査を打ち切っていたバイデン大統領は強くなる圧力に屈して、中断していた調査を再開し90日以内に結論を出すと発表した。その際、初期の段階でCOVID-19の発生源について調査を怠ったのは間違いだったと認めた。

しかし問題なのは、何故その調査がもっと初期の段階で積極的に行われなかったのかということだ。

III. 隠蔽の臭い

2020年12月、世界保健機関が調査を始めた際、アメリカから四つの組織から代表者が十数人集まった。調査団は中国に透明性を求めてかなりの圧力をかける必要があるということで、海鮮市場はもとより、武漢研究所の調査も必要だと同意していた。すでにこの時、2019年の秋、武漢研究所の職員三人が病気になっていたことが解っていたからだ。

しかしこの会議において国務省生物学政策スタッフのクリストファー・パークはこの研究にアメリカがかかわっていたことは公表すべきではないと発言した。一部の参加者は国民の健康にかかわることであるのに、このあからさまな不透明さに驚いたという。

実はパークこそが中断されていたGOF研究への資金援助を解禁した張本人だった。国務省調査団に圧力をかけたのはパークだけではない。調査団が武漢研漏洩説を調べようとすればするほど、調査団には上部からパンドラの箱を開けるなと多々の圧力がかかったという。

IV. トランプが悪い!

この記事の著者が過激なネバートランパーなのはこの記事のあちこちに現れている。著者は武漢研漏洩説がアメリカ国内で隠蔽され真実追及の調査がことごとく邪魔されたことに関して書きたいにも関わらず、最初から武漢研漏洩説を信じて疑わなかったトランプ大統領をどう扱っていいか分からないのだ。

片一方で調査の邪魔をした科学者たちの実態を暴きたい、だが、一方で人種差別者で外国人嫌いで国粋主義者のトランプ大統領が正しかったと認めたくない。それで著者のキャサリーン・エバンはトランプ大統領がウイルスの起源は武漢研究所だと、事前に誰とも相談せずに記者会見で言い放ったことが、かえって調査の進行を遅らせることになったという苦しい説明をしている。

だが実際にはトランプ大統領は、国務省のなかに真実を追求したくない派閥があることを理解したうえで、調査を進行させるために科学者や役人たちが後戻りできないところまで追い込もうとしたのではないだろうか?

国務省の中国政策担当者マイルス・ユーは北京語に通じており、自ら調査をし、その結果をポンぺオ国務長官に報告した。トランプが得た情報はここから来るのかもしれないとエバンは言う。

V. 追及は危険

武漢研漏洩説はトランプが言い始めたことではないとエバンはしつこく繰り返す。実はこの噂はすでに20年の1月の段階で中国のSNSで噂になっていたとエバン。中国のSNSのみならず、そんな話は西村幸祐さんのツイッターですでに私もすでに読んでいた。その話はここでもした。下記は2020年1月26日の拙ブログのエントリーより。

実は前回のサーズも上海の生物研究所から漏れたものだという話で、どうも中国では危険な細菌兵器研究がされている危険性がある。このツイッターに「1月15日に中国科学院武漢病毒所が “バイオセーフティレベル4科学技術イノベーション推進方針” の元、武漢のBSL4の施設活用で実験、またはBSL4病原菌を扱う研究プロジェクトを公募しています」というコメントがついていた。「タイミング、場所、内容がたいへん興味ふかいです」とあるが本当に興味深い話だ。

そしてその2月、武漢大学の二人の中国人科学者が, いったいどうすれば野生の蝙蝠の病気が人口一千万を超える大都市で流行るのか、しかも蝙蝠が冬眠しているはずの真冬に、という疑問を投げかけた。この中国人科学者たちの結論はウイルスは武漢研究所から漏れたものだったというものだった。しかし彼らのリポートはすぐに消えてしまった。

その頃国家安全委員会(NSC)のマシュー・ポッティンガー率いる調査団は研究所漏洩説を追っていた。調査団は2015年の石正麗博士の研究論文を発見した。調査団はアメリカでGOF研究が中止されたこと、それが中国武漢研究所に移されたこと、そして武漢研究所の安全整備はかなり怪しいことなどを発見した。またGOF研究は中国の軍部が生物兵器として開発していた可能性があることも発見した。研究所漏洩説にはかなりの証拠があると確信した調査団はアメリカ内部の各署にその結果を報告したが、おどろいたことに誰もその結果を知りたがらなかった。それどころか、調査団はどこからも門前払いを食らったのである。

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この記事は長いので全部読むのは大変なので、続きはまたこの次にする。


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批判的人種理論は次の公民権運動ではない!

拙ブログでも何度かお話してきている批判的人種理論、英語ではクリティカルレースセオリー(CRT)と呼ばれている理論について、また言及していきたい。アメリカでは過激派左翼によってこの理論があちこちで推進されている。もっとも質が悪いのが義務教育機関における子供たちの洗脳である。これはトランスジェンダーリズムと同等に非常に悪質で危険な思想だ。危険を察した保守的な州のあちこちで、学校や職場でCRTを強要していはいけないという法律が通り始めている。過激派左翼はCRTを次の公民権運動だと言い出しているが、絶対にそうではない、それどころかその正反対だというエッセーを見つけたので紹介したい。

題して「否!批判的人種理論は新しい公民権運動ではない。(実はその正反対である)」ケニー・シュー&クリスチャン・ワトソン共著。No, Critical Race Theory Isn’t a New Civil Rights Movement. (Just the Opposite)written by Kenny Xu and Christian Watson

CRTは人々を「特権」と「弾圧されている」という二つの階級にきっぱりと分けた思想だ。わかりやすく日本語で言うなら支配階級と被支配階級と言ったところだろう。こういう考え方は非常に人種差別的であるとして多くの公立学校でこの理論を教えることが禁止されるようになった。しかしCRT推進者たちは人種差別を排除するためには必要不可欠な理論なのだと主張する。人種差別が蔓延するアメリカ社会においては、生活の隅々に至るまで人種に関する政策を作り続けていくことこそが人種差別を排除する唯一の方法だというのである。

この記事によると、アメリカでも最大の弁護士協会であるアメリカンバーアソシエーション(ABA)がこの理論を公民権運動となぞらえて強く推しているのだという。1964年の公民権法成立までの過程は確かに法律家にとっては非常に興味深い歴史的な判例である。弁護士たるもの当時のことを勉強するのは当然である。だが、今のCRTと公民権運動を結びつけるのは無理がある。

何故なら人々が肌の色に関係なく個人の人格や才能で判断されるべきという人種色盲社会を目指した公民権運動と、すべての人々が肌の色によって判断されるというCRTとでは根本的に相いれない正反対な思想だからだ。

公民権運動は希望と楽観に満ちた見識で、現代アメリカ社会を理想社会に近づけようという思想だった。一方CRTのほうは、アメリカが醜い偏狭心と弾圧に満ちたディストピア(暗黒郷)だと定義づける思想だ。

米弁護士協会は弁護士による分析能力を使って「社会における人種と人種差別の役割」を分析すると主張するが、実際には彼らは漠然とアメリカには不均衡が存在するといいながら、それが人種差別によるものだという確たる証拠を全く提示していない。

トランプ大統領が大統領命令で連邦政府によるCRT取り入れを禁止した時、120以上の人権団体がトランプ批判の声明文に署名した。左翼はずっとトランプを人種差別と言い続けてきたことでもあり、これはまさにその証明だと言う理屈である。しかし、トランプ支持者でなくとも、CRTのあからさまな人種差別に気付くのは容易である。

CRTは肌の色を前面に押し出し中心としているだけでなく、人々の人格は潜在的に肌の色で決まっているというのだ。白人は「白さ」という悪の思想をもともと持って生まれた弾圧者であり、非白人は犠牲者としての階級を授かって生まれたと言い張るのだ。

これってまるで宗教だな。人間は生まれながらにどんな人間になるかという運命を背負っているというわけか。記事の著者たちもCRTの思想は神話的な陰謀論の領域に入ると語る。CRT理論家のリチャード・デルガドとジーン・ステファニスィックは人種差別は白人エリートたちが労働階級の非白人たちを弾圧するために使っている道具だという。

CRT理論家たちによれば、人種差別とは個人が持っている偏見ではなく、支配階級が自分らの独裁的政治力及び経済力という利権を守るための手段に使われているというもの。しかしながら、著者らは言う。そんな漠然とした思想をどうやって弁護士たちが証明することが出来るのかと。

公民権運動の父と言われるマーティン・ルーサー・キング牧師は、黒人だけの方針や白人だけの方針というものはなく、どちらも協力しあってこそ人間の尊厳と自由は得られるという思想を持っていた。キング牧師は愛と道徳を通じて誰でも平等を獲得することが出来ると信じていた。無論キング牧師もアメリカが常に理想に届いていなかったことは理解していた。だが彼はそれはアメリカが基本的に人種差別の国だからだなどとは思っていなかった。キング牧師はアメリカの憲法を信じていた。そして実際に1964年公民権法は成立したのだ。

しかしCRTはその考えを真っ向から拒絶するものだ。CRTによれば、白人は人種差別意識を持って生まれており、それを克服できる白人は「同盟者」と呼ばれる特権階級の白人エリートだけなのである。このようなエリート主義が公民権運動の成れの果てTだとしたら今頃キング牧師も草葉の陰で嘆いておられることだろう。

生まれながらにして肌の色で人々の正確が決まっているとするCRTと、人種色盲を目指した公民権運動とでは根本から考えが対抗する、まったく折り合いのつかない思想だ。それをあたかも同じ運動であるかのように言う左翼たちのやり方は汚い。

左翼民主党は何かと右翼保守や共和党こそが人種差別の思想を持っていると主張するが、人種差別を根本としているのは左翼たちの方である。民主党は奴隷制度を固持するために生まれた政党であり、KKKの政党であり、黒人をセカンドクラス市民として弾圧したジム・クロー法の政党なのである。その政党が人種差別を根本としたCRT政策を推進するのも、全く納得のいく話である。


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カリフォルニア、何百という自称女の男子服役者が女子施設への移転を希望

さて、前回ちょっとご紹介したカリフォルニアの刑務所の状況をお話しよう。カリフォルニアでは今年一月から、自称トランスジェンダーが自分の性別に合っていると主張する方の収容所に移転が可能となった。それで何百人という自称トランスによる女子収容所への移転要請が殺到しているという。性同一性障害を持つ人は全人口の0.03%とか言われているが、なぜかカリフォルニアで服役中の1%の男子が自分はトランスジェンダーだと言い出した。彼らが本当にトランスジェンダーだというなら、トランスジェンダーが犯罪を犯す割合は一般人よりずっと多いということになってしまうが、トランスジェンダー活動家はそれでいいのかな。

さて、今年一月から始まった自称トランスの女子施設への移転がどのような問題を巻き起こしたか、今回はアメリカンシンカーのアンドレア・ウィッドバーグのエッセイから読んでみよう。題して予測通り、自称『トランスジェンダー女性』は女子囚役者を危険にさらす

確かに自分が女だと思い込み、多々の手術などを施して女性っぽく見える男性が男子刑務所で服役するというのは危険である。彼らは常に他の囚役者からの性的暴力の対象となるからだ。しかし、だからと言って彼らを女子収容所に移転するのは解決法として好ましくない。

トランスジェンダーによる女性や女児への暴力について、これまでにも色々書いている作家アビゲイル・シュライアー(Abigail Shrier)は、カリフォルニアのこの新法がどのように女子囚人を危険にさらしているかを書いている。この問題はカリフォルニア州だけのものとして片付けることは出来ない。なぜなら、日本と同じようにアメリカでも民主党は平等法という連邦政府単位で自認のみの自称女の女性施設使用を全面的に許可する法律を提案しており、もし民主党が上院2/3以上の同意がなければ通らないという法律を単純過半数で通るように変更することに成功すれば、この恐ろしい法律が通ってしまう可能性は非常に高いのだ。

シュライアーはカリフォルニアで服役経験者及び現在服役中の5人の女性にインタビューを行った。

シュライアーによるとカリフォルニアでは自分が女だと言う男を女として扱わなければならないのだという。ということはこれらの男たちが未オペであろうがホルモン治療がどのくらい進んでいようが無差別に女子施設へと移転される。問題なのはこれらの男たちが普通に男性体で普通に男性としての性欲を持ち、普通の男性の筋力や体格を持っていることだ。そして大半の自称トランスジェンダーはもともと男性同性愛者ではなく女性を性対象としており、自分らはレズビアンだと言い張るのだ。

タイラ・グリフィンさん(チャウチヤ収容所で20年囚役)

「彼らは完全な勃起をしてます」彼女は言う。「そういう男たちと毎日一日中拘束されるんです。そして何もできない。男と一緒にいたくないとか怖いとか言えば反対に私たちが罰せられる。つまり恐怖を感じることで罰せられるのです。」

グリフィンによれば女子囚役者の中には男たちからの暴力から身を守るため武装する人たちも出てきているという。

恐怖を感じているのは女子囚人だけではない。警護に当たっている女子看守たちもまた男子囚人を恐れている。当たり前のことだが、男子囚人は女子よりも暴力的である。自称トランスと言えどその性質は変わらない。女子看守の武器はこん棒とペパースプレーだけである。また女子受刑者の身体検査は女子看守がすることになっているが、自称トランスの検査も女子看守が駆り出される。これは完全にセクハラではないのか?

前回紹介した仲岡弁護士のエッセーでは、本当のトランスジェンダーは身を弁えているので男性体のまま女子施設に入ろうなどとはしないととぼけたことを言っていたが、現実にカリフォルニアではこういうことが起きている。男性体の人間は本人が自分をどう思っているかに関わらず、特別な理由(清掃や防犯や管理といった)がない限り、女子施設への立ち入りは一切違法という法律を先ず通して欲しい。トランスジェンダー受け入れなんちゃらといった法律はその後である。

まず女性の安全を守ること。そこから始めないのならトランスジェンダーの言い分など聞く耳持てない。

写真:アンドレ・パターソン。自称トランスの男性体囚人。イリノイの収容所で女子囚役者を強姦。

関連記事:Female Inmate Claims She Was Raped by Transgender Inmate Who Was Placed in Illinois Women’s Prison | National Review

California prisons consider gender-identity housing requests – Los Angeles Times (latimes.com)

As predicted, so-called ‘transgender women’ prisoners endanger women – American Thinker

Male Inmates in Women’s Prisons – WSJ


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武漢ウイルスの発祥地が武研だった可能性を故意に隠していた藪医者ファウチの電子メールが暴露される!

我ながら結構情報通だな、などと感心したのが去年(2020年)の5月に書いたこのエントリー、エイズから武漢ウイルスまで、ファウチ博士が沈黙させてきた感染病の真実 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)だ。この内容が最近になって主流メディアでも取り上げられるようになった。私がずっとファウチを信用していなかったのは、こうした事実を知っていたからだ。去年の記事の大事な部分を再掲すると、、

実はオバマ政権時代の2014年まで、アメリカ国内ではウイルス研究がされていたが、国内での研究は危険ということで、武漢に研究が移されアメリカが資金援助をしていたという話が浮上している。そしてこの武漢での研究を承認したのが誰あろうアンソニー・ファウチ博士だったというのだ! 武漢の研究所で蝙蝠オバサンとして活躍していた石正麗(せきせいれい)もアメリカの研究所が閉鎖される2014年までアメリカで研究していたという話だから時系列的に話は合う。

イギリスのデイリーメイルによるとアメリカの保険省(The US National Institutes of Health (NIH) )は武漢ウイルス研究所に3.7百万ドルの資金を払って新型ウイルスの研究をさせていたという。

以前にも紹介したが、アメリカでは2014年までゲインオブファンクション(GOF)調査というのがあり、自然発生のウイルスをもっと危険な人工的な感染ウイルスにする研究が行われていた。しかし、この研究は非常に危険であるため、2014年の10月にすべてのリサーチが一時的に中止された。これは同年7月に国内の研究所で起きたある事故が原因だった。

この事故というのは非常に危険な感染媒体がきちんとした安全対処がされないまま誤って別の研究所に送られてしまったというもの。これをもってしてNIHはこれに関するすべての研究の予算を停止した。

ところがアメリカでは危険すぎるとされたこの研究は武漢研究所に移され、アメリカが資金援助までして研究を続行させていたというのは非常に問題ではないか?しかもその外注を指示したのが武漢ウイルス対策部隊のファウチ博士というのもかなり問題。

ファウチはアメリカが武漢の研究所に資金援助した事実はないとか、GOF研究を手助けしたこともない、武漢ウイルスは自然発祥と言いながら、実は裏で中国の科学者たちとつながっていたのだ。そのことが今回暴露されたファウチの電子メール記録で明らかになった。こちらリバティーウェッブから引用。

米紙ワシントン・ポストは1日、情報公開法(FOIA)に基づき入手した米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長の2020年1月~4月までに送受信したメールの一部を報じた。新型コロナウィルスの情報が、アメリカ政府の感染対策の責任者であるファウチ氏によって故意に隠蔽されていたことが明らかになり、アメリカ中に激震が走っている。

ファウチ氏らが2020年1月末、「コロナにはHIVの遺伝子構造を持つタンパク質が(人工的に)挿入されている」と発表したインド人科学者らの論文を撤回させようとしていたことが、今回のメール文書で明らかになった。

そのやり取りの中には、AFP通信のイサム・アフメド氏や国立感染症研究所(NIH)の免疫学者であるバーニー・グラム氏、フランシス・コリンズ氏なども名を連ねており、科学者やメディア関係者が多く関わっている。

同じく20年1月末には、科学者のクリスティアン・アンダーソン氏が、ファウチ氏宛てに「コロナは人為的に開発されたと思われる箇所がある」と指摘するメールを送っており、コロナのゲノム配列の調査を求めた。その他にも、コロナは中国の研究所から漏れたとする連絡も受けていた。

さらに、コロナは生物兵器として開発されたとし、「コロナはこうすれば作れる」と報告する研究者のメールも見つかっており、ファウチ氏が意図的に、これらのコロナ人工説を隠蔽したことは明らかだ。

もしもファウチが当時から武漢研究所論を認めていたら、トランプの中国渡航者の制限など人種差別だなんだと責められることはなかったかもしれない。私はファウチ博士自身を責めるとともに、真実を追求しようとしなかった左翼メディアも同罪だと考えている。ファウチが否定しようがどうしようが、プロの記者なら自分らで独自の調査をすべきだったのだ。トランプが言っているから嘘に違いないという決めつけなら素人でもできる。先入観にとらわれずに真実を追求するのがジャーナリストというものではないのか?

ともかく、こんな恐ろしいウイルスを製造し漏洩した中国共産党を我々は決して許してはならない。


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何故か日本在住日本人にアメリカからコロナ救済金が送られてくる!

普段私はアメリカの出来事を書いていて、あまり日本のことは書いてこなかったが、本日はバイデン政権の間違いから、なぜか日本在住の日本人15万人に一人当たり約15万円分のコロナ救済金が送られてきたという話を読んだので紹介したい。日本語の記事はこちら。サイトから日本語のビデオニュースを観ることが出来るのでご参照のこと。(アメリカではこのビデオは見られないが、日本からならアクセス可能なはず)

アメリカから日本人に1400ドル、日本円で約15万円の小切手が、次々に届いていることが分かりました。一体、どういうことなのでしょうか。  今、日本の高齢者などに、アメリカから小切手が、次々と届いています。一体、どういうことなのでしょうか。“新手の詐欺”でしょうか。  “アメリカの象徴”自由の女神や1400ドル(約15万円)の文字が印刷されています。  実は、この小切手は、アメリカのバイデン政権が今年3月に、新型コロナの経済対策の柱として打ち出した“給付金”だったのです。  受給資格があるのはアメリカ国民か、アメリカ在住者です。神奈川県に住むアメリカ国籍の女性にも、小切手は届きました。  

小切手が届いた女性(アメリカ国籍):「今回の給付金は、海外在住のアメリカ国籍の人たちにも給付するというものだそうです。合法的にもらえます」  ただ、どういうわけか、小切手は、アメリカ国籍を持たない日本人にも届いているというのです。アメリカの年金問題に詳しい、海外年金相談センターの市川俊治代表は…。  

市川代表:「アメリカで駐在して、その結果、日本に戻って、アメリカの年金を受け取っていらっしゃる方が大体、その配偶者の方も含めて7万人くらいいる。その年金額が一定以下の方に一斉にチェック(小切手)を配信してしまった」  アメリカで働き、社会保障税を払っていた人は、その分の年金をアメリカ政府から受け取ることができます。

バイデン政権は誰が救済金をもらうべきかという調査を全くせずに、年収が何万ドル以下の人という一律で救済金を配ってしまったため、もらう必要がない人だけでなく権利のない人にまで給付してしまったということだ。

いくらアメリカ国籍があっても、アメリカのロックダウンで全く影響を受けていない人が救援金をもらう必要はないし、ましてやアメリカ国籍もなくアメリカ在住でもない人に給付するとはいったいどういうことだ?

うちの家族は皆アメリカ市民でアメリカで仕事をしているとはいうものの、ロックダウン中に失業したわけではないので厳密には給付金を受け取るいわれはない。くれるというものを断る気はないが、はっきり言ってロックダウン中に失業したり、収入が極端に減った中小企業などを対象に給付すべきだったのではないか?

バイデンの給付金は生活保護受給者や受刑者などにも送られたという。生活保護者が多く住む政府経営住宅街では、ごみ収集の人々が高級食品の包装などが沢山捨てられているのを目撃したそうだ。彼らはもともと仕事などしているわけではないので、ロックダウンで経済的打撃は受けていない。そんな人にまで救済金を送るのはおかしいだろう。

バイデン政権のやることは本当に滅茶苦茶で杜撰極まりない。これで税金が上げられるというのだから全くやってられないよ。


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