今年一月六日の議事堂乱入事件は、トランプ支持者の白人至上主義者たちによる陰謀だったという話は何度も聞かされている。何十人もの警察官が死傷し1500世帯が焼かれ二兆ドルの損害を出したBLM・ANTIFAによる暴動は「おおむね平和的」と民主党やメディアが奨励していたにもかかわらず、たった数時間で死傷者も出さず(抗議者の女性が一人警官に撃たれた以外は)平和的に終息した議事堂乱入のほうがアメリカの平和を脅かすもっとも危険なテロ行為だと我々はずっと聞かされてきた。FBIはBLM・ANTIFA暴動では全く見せなかった熱意をこの事件だけには積極的に注ぎ込み、何百人という人たちをどんどん逮捕し起訴もせずに拘束している。にも拘わらず、我々には、いったいこの事件の首謀者が誰で、この攻撃はどういうふうに計画され、どのように行動に移されたのかという情報が全く伝わってこない。また、あれだけの群衆が集まることが解っていた首都の警備が、どうしてあんなに手薄だったのか、それすらも明らかにされていない。

ところが最近になって、実はあの乱入者の中には数人のFBI覆面捜査官が含まれていたという話をリボルバー誌が暴露している。Unindicted Co-Conspirators in 1/6 Cases Raise Disturbing Questions of Federal Foreknowledge – Revolver

先ず、あの乱入事件には二つのグループが参加していた。最初のグループはすでに議事堂のバリケードも議事堂のドアも開けられ、招待されたと勘違いして議事堂に入ってしまったいわゆる観光客気分のトランプ支持者たち。彼らは何も破損していないし、誰も傷つけていない。せいぜい住居不法侵入という軽い罪に問われるべき人々。もう一つは重武装をして黒づくめの忍者装束で現れ、警備の警官に襲い掛かりバリケードを破り、棒などを使って議事堂の窓ガラスやドアを蹴破り乱入を扇動したグループだ。

なぜか、これまでに逮捕された人々のほとんどが最初のグループで、中年のおじさん・おばさんたちが起訴もされず保釈にもならず、独房で一日一時間程度の外出しか許されないという非人道的な扱いで何か月も拘束されている。明らかに彼らはテロリストなどではないのに、この扱いは酷すぎる。

だが気になるのは、ではいったいこの事件の首謀者たちに対してはどんな対処がされているのかということだ。

FBIは首謀者たちは主に、オースキーパース、プラウドボーイズ、そしてスリーパーセンターズという右翼民兵団のメンバーによるものだとしている。聞いた話によれば、彼らはフェイスブックを使って結構オープンに自分らの計画を練っていたという。世界最高の諜報能力を持つFBIがその計画を全く察知していなかったというのも変な話だ。オンラインで計画を練っていたグループへの潜入など天下のFBI様にとっては朝飯前ではなかったのか?

リボルバー誌はFBIの工作員は首謀者の幹部に潜入していたと主張する。FBI及び連邦政府の諜報部が、議事堂乱入計画を事前に把握していなかったというだけでも諜報失敗というかなり重大な失態を犯したことになるが、もしもFBI諜報部員が計画を事前に知っていたのみならず、その計画と実行に積極的に参加していたとしたら、これは由々しき事態である。なぜなら彼らは議事堂乱入を阻止することが出来たにも関わらず、阻止するどころかわざと乱入を起こさせたことになるからだ。

この事件において、なぜか何人もの共謀者とされる人々が起訴されていない。リボルバー誌はこの起訴されていない共謀者たちこそがFBIの捜査員たちなのではないかという。もしそうなのだとしたら、FBI工作員たちはこの計画と実行にあたり、どのような役目を果たしたのか、彼らがただの情報提供者なのか、それとも積極的に事件に関与したのか、そのへんがはっきりされなければならない。

リボルバー誌はこの「起訴されていない共謀者たち」の行動について語るためには、去年の10月に起きたミシガンのウィットマー知事誘拐未遂事件を見直す必要があるという。なぜなら、独裁者ウィットマー知事誘拐に関与した14人のうち少なくとも5人はFBI諜報部員で、議事堂事件の首謀者とされるスリーパセンターズのメンバーだったという。

しかもミシガンの誘拐未遂事件を担当していたFBIデトロイト支部署長はDC部長にと昇進し、今回の事件を担当していたというのだ。

ミシガンの事件を詳しく話す必要は特にないが、どうもこのFBIのやり方は陰謀を暴露し事件を未然に防いだというよりも、放っておいても誘拐など実行できないような情けない個人に色々と助言と援助をし、陰謀首謀者に仕立て上げて捕まえて手柄にするという、FBIによるやらせともいえる事件だった。

この誘拐事件の前にすでにミシガン州首都の議事堂乱入事件が起きていたが、その乱入事件でもスリーパセンターが関与しており、その首謀者の1/4がFBI諜報部員だったという。

こうなってくると、FBIはテロ陰謀を暴く立場というより、テロ行為を扇動する工作員という役目を果たしているようにみえる。

1・6の事件でも首謀者とされ起訴された人々の横で全く同じかもっと過激な行為をした匿名の人間たちが起訴されていない。彼らはどうやらFBI工作員のようである。

こうしてみると、FBIの目的は議事堂乱入を事前に防ぐことにあったのではなく、乱入事件を扇動してなるべく多くのトランプ支持者たちを国内テロリストにでっちあげて逮捕することにあったのではないか。だから、乱入事件をテロだ革命だクーデターだと騒ぎながら、その詳細に関する情報を公開しないのでは?

タッカー・カールソンの映像だが、それに関して張陽さんが詳しく日本語の解説をしてくれているビデオはこちら。

参考資料:

HUGE! Revolver News Breaks Report on Likely Deep State Plants Inside Jan. 6 Uprising — WAS IT ALL PLANNED? (thegatewaypundit.com)

What was FBI’s role in Jan. 6 ‘insurrection’? Reports raise new questions – World Tribune: U.S. Politics and Culture, Geopolitics, East Asia Intelligence, China, Geostrategy, Military, National security, Corporate Watch, Media Watch, North Korea, Iran, Columnists: Dennis Prager, Michelle Malkin, John Metzler, Jeffrey Kuhner, John McNabb, Joe Schaeffer, Bill Juneau, Alexander Maistrovoy, Donald Kirk


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