March 15, 2007

イスラム教スーパー店員ベーコンの販売を拒否!

この間ミネアポリス空港で酒類を持った乗客を拒否するイスラム教タクシー運転手たちの特別扱い要求が拒絶されたことに対応してか、同じミネソタ州に住むサマリア系イスラム教徒移民たちの中で今度はスーパーなどに勤める店員が豚肉製品の販売を拒否するという作戦に打って出た。

パンベリル・デスーザさんは二週間前にターゲット(スーパーの名前)に牛乳とパンとベーコンを買いに寄ったとき、すでに遅刻しそうだった。スーパーでぐずぐずしているような気分ではなかったデスーザさんはレジ係の店員の態度にびっくり。店員は頭に伝統的なヒジャブと呼ばれるスカーフをしているイスラム教女性で、ベーコンをスキャナーにかけるのを拒んだのである。

「彼女は私にスキャンをさせたのです。そして私に袋をあけて袋のなかに入れさせました」(アメリカのスーパーでは店員が袋に入れるのが普通)とデスーザさん(53歳)は言う。「どうしてこの人はレジの仕事についたのだろうと不思議に思いました。」

豚製品の取り扱いを禁じるコーランの教えを厳格に守ろうとするツィンシティ(ミネアポリスの別名)の一部のイスラム教徒の信仰が職場での緊張感を高めている最近の例である。彼等は自分でするかわりに客自身にスキャンをさせるか、イスラム教徒でない他の従業員にやらせるなどしている。

まったく冗談じゃない。私が店長ならこういう店員は即座に首だね。与えられた仕事がどんな理由があるにしろ出来ないというのであれば、そういう人には働いて欲しくない。コーシャーというユダヤ教の教えを守っている人はいくらもいるが、ユダヤ教徒の店員が豚肉を扱うのを拒んだ例など聞いたことがない。

イスラム教徒の間でも、自分が食べてはいけないという豚肉を扱っていけないという規則があるかどうか意見が別れるようで、特にあつかってはいけないとコーランに書いてあるわけではないらしい。はっきり言ってこれもタクシーの運ちゃんの例と同じでイスラム教徒でない人々にイスラム教徒を特別扱いさせようという企みだと私は思う。

サマリア系イスラム教徒の多くはアフリカでの弾圧から逃れてきた難民である。本国での堪え難い人権迫害を逃れて来た彼等が、彼等を大手を広げて受け入れてくれたアメリカという国に対して、自分達からあわせようとせず、ホストカントリーのアメリカに特別扱いを要求するなど言語道断だ。アメリカのやり方が気に入らないなら本国へ帰ってもう一度本当の弾圧を経験するがいい。そうすればベーコンをスキャンにかけることくら耐えられるようになるだろう。

March 15, 2007, 現時間 5:42 PM

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コメント

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下記投稿者名: Emmanuel Chanel

ソマリア(Somalia) and not サマリア(Samaria).
I wondered if you meant Palestinian by サマリア系 .

上記投稿者名: Emmanuel Chanel Author Profile Page 日付 March 15, 2007 10:49 PM

下記投稿者名: scarecrowstrawberryfield

エマニュエルさん、

ここは一応日本語のブログなので、あなたが私の日本語力をどうお思いになろうと、やはり日本語でのコメントをお願いします。

私が話している移民とはアフリカ東北部からの難民のことですから、Somalia人のことです。ウエストバンクのSamaria人のことではありません。第一、今時あのあたりのパレスチナ人をサマリア人と呼ぶ人も少ないでしょう。

ま、日本語の場合aとoという母音とか、子音のlとrの区別はカタカナ表記では難かしいので、カタカナ表示だけでなく文脈でご理解いただくしかありません。

カカシ

上記投稿者名: scarecrowstrawberryfield Author Profile Page 日付 March 15, 2007 11:09 PM

下記投稿者名: popper

大人しい正直者がバカを見るという意味では、もの凄いアメリカ的だと思いますが。弁護士をつければ勝てる可能性もあると思いますし、イスラム系が一定の人数を占めれば立法もありうると思います。アメリカのブログを見ても、こういう現象に将来的な脅威を感じている人がいるようで、それはこういうのがまかり通りそうな社会だからでしょう。

上記投稿者名: popper Author Profile Page 日付 March 16, 2007 10:39 AM

下記投稿者名: scarecrowstrawberryfield

popperさん、

>弁護士をつければ勝てる可能性もあると思いますし、イスラム系が一定の人数を占めれば立法もありうると思います。

そんなことになったら大変ですね。シャリア法の立法は憲法違反ですから、難かしいと思いますが、人権だとか宗教の自由とか言い出して通ってしまう可能性も無視できませんね。

おおこわ〜!

カカシ

上記投稿者名: scarecrowstrawberryfield Author Profile Page 日付 March 16, 2007 3:53 PM

下記投稿者名: honey cat

タクシー事件が
治まったかと思ったら
今度は豚肉事件ですか。。

>>
権だとか宗教の自由とか言い出して通ってしまう可能性も無視できませんね。

本とに恐ろしいです。
この国は一体どうなるのでしょう。。。

上記投稿者名: honey cat Author Profile Page 日付 March 20, 2007 11:48 AM

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