オバマケアによって個人で健康保険に入っていた何百万というアメリカ人が保険会社から契約破棄の通知を受け取っている中、難病にかかっているがん患者など、今必要な治療を受けられなくなって困っている人の話を続けて二件ほど聞いた。
病院か専門医か、二つに一つを迫られる女性
エディ・リトルフィールド・サンドビーさん、ステージ4膀胱癌患者。診断後5年の生存率はたったの2%と言われるこの難病と7年間闘って来たサンドビーさんは、オバマケアのおかげで大事な医療保険を失った。彼女の治療は非常に複雑で、癌専門の医者と癌治療専門の病院が必要だった。ところが、オバマケアのエクスチェンジといわれるシステムで提供されている保険プランでは、彼女が必要としている両方を同時に覆うプランがない。つまりA保険では医者はカバーするが、病院は駄目。B保険では病院はいいが医者は駄目、というふうに、両方必要な人には非常に困った状況がおきてしまったのだ。
彼女の保険を扱っていたユナイテッドヘルスケア保険会社は、今年の一月、オバマケアのおかげで馬鹿高くなった税金や個人保険扱い経費に悲鳴をあげて、カリフォルニアの個人保険市場から撤退すると宣言した。
オバマ支持の左翼リベラルサイト、シンクプログレス誌は、サンドビーが保険を失った本当の理由はユナイテッドヘルスケアがカリフォルニアの保険市場の競争に負けたからであって、こはユナイテッドの経営方針の問題でありオバマケアとは関係がない、サンドビーがオバマケアを責めるのは筋違いだとサンドビーを攻撃した。
無論ユナイテッド、、がカリフォルニア市場で競争できなくなったのも、オバマケアがブルークロス・ブルーシールドをエクスチェンジ参加を許可し、他の民営保険会社を市場から閉め出したことが本当の理由。だから確かにユナイテッドが個人市場から撤退したのはユナイテッドの決断でも、そうせざるおえなくなったのはオバマケアのせいなのだから、サンドビーがオバマケアを責めるのは妥当である。シンクプログレスのような左翼リベラルの子供騙しの屁理屈は人を馬鹿に仕切っている。
高額な保険料を払えず死を選んだ男性
ビル・エリオットさんもオバマケアで保険を失った癌患者のひとり。オバマケアのエクスチェンジで提供されている保険に入った場合、エリオットさんはこれまでより約13万円以上の保険料を毎月支払わなければならなくなるだけでなく、年間約百三十五万円の自己負担が強制される。
エリオットさんは、そんな経済的負担を家族に負わせるくらいなら、(保険に加入しないことで課される)年間95ドルの罰金を払って後は自然に運命を任せることにしたとテレビのインタビューで答えた。
エリオットさんは2009年にオバマの「気に入った保険に入っている人は、そのまま保険を保持する事が出来る」と言うオバマ候補の言葉を信じてオバマに投票したという。
「オバマには完全に騙されました」と悔しそうなエリオットさん。
最近になってやっと、オバマは嘘を突き通せないことに気がついたのか、保険を失った人には気の毒に思う、という謝罪になっていない言いいわけをした。
「まったく人を馬鹿にしてますね。気に入った医師は失わずに済むと41回も繰り返して約束したくせに」
オバマの嘘を信じてオバマケアが国民の医療保険制度を改善すると本気で信じた人たちがナイーブだったのは確かだが、悪いのは騙された方ではなく騙したほうだ。
全国でサンドビーさんやエリオットさんのような立場に居る人はどれだけいるのだろうか?にもかかわらずオバマ王は「保険を失った人々には気の毒だが、そういう人は人口の5%にも満たない。」と取るに足らないことでつべこべ言うなという姿勢。
5%の国民の苦悩などどうでもいいというのか?少数民族の人権を唱える人にしては冷たい言い分ではないか?だが、この5%という数字も眉唾である。気に入った保険や医者は失わなくて済むといった約束が大嘘だったことを考慮に入れると、この5%という数字がどこから出て来たのかよくよく考える必要がある。
実は影響を受けるのは国民の5%という提言が、大嘘であるという事実はすでに証明済み。その話はまた次回に回そう。


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